【付録レビュー】「VOCE」毛穴埋めファンデブラシ/「InRed」時短コスメセット/他7雑誌【10月下旬~11月上旬まとめ】

いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューした「付録レビュー」から、10月下旬~11月上旬までに発売された雑誌をまとめました。まだ購入できますよ~!

「&Rosy(アンドロージー)」 12月号「ロクシタン 秋のビューティーセット」

&Rosy(アンドロージー) 2019年12月号と付録「ロクシタン 秋のビューティーセット」

 「&Rosy」(宝島社)12月号の付録は、「ロクシタン 秋のビューティーセット」です。“ベストセラーアイテムの魅力を堪能できるスペシャルセット!!”とのことで、3つのアイテムとなっています。

・ロゴ入りパドルブラシ
・シア ハンドクリーム10mL
・ファイブハーブスバランシング シャンプー&コンディショナー各6mL

&Rosy(アンドロージー) 2019年12月号

「美的」12月号「小田切ヒロ・小顔コントゥアリングパレット」

美的12月号と付録「小顔コントゥアリングパレット」

 「美的」(小学館)12月号の付録は「小顔コントゥアリングパレット」です。小顔コントゥアリングパレットは、人気ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん監修。「いつでもどこでも、ふんわりソフトな凹凸感の美人顔をつくれるスグレものです」とのことで、シェーディングとハイライトがひとつのパレットにセットで入っています。

美的12月号付録「小顔コントゥアリングパレット」

 寸法は直径4.7cmで丸型の小さめサイズ。ポーチの中に入れても邪魔にならない大きさなので、個人的には化粧直し用に持ち歩きたいですね♪ 色味は、シェーディングはマットブラウン、ハイライトは細かいラメが入ったパーリィベージュです。

「MAQUIA(マキア)」12月号 「ふわもこコスメポーチ」「ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント」ほか

MAQUIAマキア 2019年12月と付録

 マキア12月号の付録は、内容盛りだくさん。合計4つのアイテムです。

・石井美保さんカラー監修 ふわもこコスメポーチ
・ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント(1回分×3種セット)
・エスト 新ファンデーション(約1回分×2色)
・ランコム ジェニフィックアドバンスト N(約1回分)

 まず、目玉アイテムのポーチのサイズはタテ12.5cm×ヨコ18.5cm×マチ11cm(開いた時)。ミルクティーのような優しい色味とふわふわな質感に温もりが感じられます。そして、「マキア」の2019年上半期ベストコスメ ヘアケア部門第1位を受賞した「ザ パブリック オーガニック」の人気シャンプー&トリートメントは、「スーパーリフレッシュ」「スーパーポジティブ」「スーパーリラックス」が3種類全てついています。

「GLOW(グロー) 」12月「TATRAS & STRADA EST キルティングBIGトート」

 「GLOW」(宝島社)12月号の付録は「TATRAS」のフラッグシップショップが入るセレクトショップ「TATRAS & STRADA EST」とのコラボ第2弾! 今年3月号の付録で大好評だったというキルティングバッグがバージョンアップして登場です☆ 「TATRAS」は、イタリアのミラノを拠点としたファッションブランドで、ダウンジャケットが有名ですよね♪

 トートの色は秋冬のトレンドでもあるブラウンで、おしゃれです。厚みのあるレザー調素材のタグに、ブランド名がゴールドで刻印されているのが、高級感がありますね♪

 サイズは、タテ37×ヨコ42×マチ13cmの大きめサイズで、マチもしっかりありました。鞄本体の重さは計ってみたら166gでとても軽め!

「サンキュ!」12月号「2020 あなたを幸せにするカレンダー」「豆腐 さば缶 全73レシピ」ほか

 「サンキュ!」(ベネッセコーポレーション)12月号の付録は、年に一度のスペシャル付録として、素敵な写真を使ったカレンダーのほか、とじ込み付録を含め、全部で4つの冊子がついています!

・2020 あなたを幸せにするカレンダー(別冊付録1)
・藤井恵さんの毎日豆腐レシピ/大庭英子さんの絶品さば缶レシピ(別冊付録2)
・冬野菜で栄養UPおかず(とじ込み付録1)
・この年末、絶対トクする!キャッシュレス決済START BOOK(とじ込み付録2)

 別冊付録の一つめは、月毎にインテリアやキッチン雑貨の名品が並ぶ、素敵な写真付きの壁掛けカレンダー、「2020 あなたを幸せにするカレンダー」です。別冊付録二つめは、小冊子のレシピ集。シンプルでわかりやすい料理が人気で『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)などテレビ出演も多数ある料理研究家、藤井恵さんによる「豆腐」を利用する41レシピと、ボリュームがあるおかずで人気の料理研究家、大庭英子さんによる「さば缶」を利用する32レシピが紹介されており、充実の内容です。

「ちゃお」12月号「メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ」ほか

 人気少女マンガ誌「ちゃお」(小学館)12月号の付録は、とってもゴージャス! すでにネット上ではその内容が話題になっているようですが、その詳細をチェックしてみましょう。

・メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ
・すみっコぐらし ほかほかパンメモ
・『12歳。』ヒロインファンブック

 メロと恋の魔法ブレスレットウォッチは、連載中の作品『メロと恋の魔法』をイメージしたデザインの時計。この腕時計について、SNS上では「今月号のちゃおの付録はここ20年で1番の豪華さかもなぁ」「驚異的なクオリティだぞ」と、大人から驚きの声が上がっています。

「InRed」12月号「菊地美香子監修 アダム エ ロペ 洒落顔を作る 時短コスメセット」

「InRed」(宝島社)12月号の付録は、とにかく大満足の内容! 5つのアイテムが付いています。

・時短メイクパレット
・リップカラーバーム
・スティックチーク
・リップおさえペーパー
・「時短が叶う!メイクブック」(別冊付録)

 全てヘア&メイクアップアーティストの菊池美香子さんが監修している時短コスメセットと、そのコスメの使用方法などが書かれたブックが付いています。「『時短』を徹底的に追及して完成した」というコスメセットのメインアイテム「時短メイクパレット」は、アイシャドウやチーク、リップからコンシーラーまでが一つのパレットに収まっています。時短だけでなく、「使うだけで今っぽいお洒落顔が手早く完成」するというから期待が高まります!

「LEE」12月号 栗原はるみさんの「定番中華」&「ごちそう中華」

「LEE」2019年12月号

 「LEE」(集英社)1月号の付録は、「栗原はるみさんのレシピ本、『定番中華』&『ごちそう中華』」です。栗原はるみさんといえば、パーソナルマガジン「㏊ru_mi」(扶桑社)が有名で、著書発行部数は3000万部を超えている人気の料理家です。私も栗原さんのレシピ、よく参考にしています♪

「LEE」2019年12月号付録

「LEE」12月号付録、栗原はるみ「中華レシピ」52ページで活躍間違いナシ!【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「LEE」2019年12月号 栗原はるみさんの「定番中華」&「ごちそう中華」

デザイン:★★★★★(写真が多めで見やすくて、わかりやすい☆)
クオリティ:★★★★★(52ページの大ボリューム!)
使い勝手:★★★★☆(中華料理はこれ1冊あればメインからスイーツまで♪)

「LEE」2019年12月号

 「LEE」(集英社)1月号の付録は、「栗原はるみさんのレシピ本、『定番中華』&『ごちそう中華』」です。栗原はるみさんといえば、パーソナルマガジン「㏊ru_mi」(扶桑社)が有名で、著書発行部数は3000万部を超えている人気の料理家です。私も栗原さんのレシピ、よく参考にしています♪

「LEE」2019年12月号付録

 付録のレシピ本の表紙は、「㏊ru_mi」秋vol.29に似た雰囲気で、栗原さんの柔らかで優しい感じが伝わってきますね。(「㏊ru_mi」はライター私物)

「LEE」2019年12月号

 52ページもある盛り沢山な内容のレシピ本で、味も編集長のお墨付きです!

 大きさはA4サイズのノートより少し小さめサイズです。料理を作りながら本を見る時に大きすぎず小さすぎず、ちょうどよい大きさですね☆背表紙もしっかりしているので、持ち歩いて買い物する時の参考するのも良さそうです。

LEE12月号付録の大きさ

 裏表紙はレシピ本の内容の目次で、「人気定番7品で学ぶ中華の基本」「栗原さん家の中華鍋&スープ」「点心あれこれと人気のスイーツ」「おつまみ&おかずセレクション」「家族が喜ぶごはん&麵」の5つのパートに分かれた構成になっています。

 寒くなるこれからの季節には中華鍋やスープがおいしそうです。甘い物好きの私は、点心あれこれと人気のスイーツも気になります。

 しっかりした作りで、写真がたくさんあり、見やすくわかりやすいレシピ本です。さらにエビのチリソースやチャーハン、麻婆豆腐などの「定番」の作り方から、レンジで作れる中華おこわやフライパンで作れるチャーシュまで、雑誌の付録とは思えないほど沢山のレシピが載っています。中華料理のレパートリーが増えますよ♪

 家族や友人が集まる年末年始のお料理作りに活躍すること間違いなしのレシピ本です!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。
(tukki)

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【付録レビュー】「InRed」12月号、「時短コスメセット」のクオリティがスゴい!【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「InRed」2019年12月号「菊地美香子監修 アダム エ ロペ 洒落顔を作る 時短コスメセット」

使い勝手:★★★★★(色々な使い方ができる!)
お得度:★★★★★(付録としては大満足の内容)
高級感:★★★★☆(黒を基調としていて高級感◎)

「InRed」(宝島社)12月号の付録は、とにかく大満足の内容! 5つのアイテムが付いています。

時短メイクパレット
・リップカラーバーム
・スティックチーク
・リップおさえペーパー
・「時短が叶う!メイクブック」(別冊付録)

 全てヘア&メイクアップアーティストの菊池美香子さんが監修している時短コスメセットと、そのコスメの使用方法などが書かれたブックが付いています。「『時短』を徹底的に追及して完成した」というコスメセットのメインアイテム「時短メイクパレット」は、アイシャドウやチーク、リップからコンシーラーまでが一つのパレットに収まっています。時短だけでなく、「使うだけで今っぽいお洒落顔が手早く完成」するというから期待が高まります!

 メイクパレットの寸法は、タテ6.5cm×ヨコ8cmとコンパクト。リップカラーとスティックチークは、7.3cmで一般的なサイズ感。

 とりあえず雑誌1冊に付いている付録の数とは思えない量ですよね! 大満足の内容でしたので順番に紹介していきます。

 これ、ただの6色のパレットじゃないのです。ベースから色モノまで揃っていて、“今どき洒落顔”を作れるというワクワクするメイクパレットなんです!

【カラー説明】

1.マルチに使えるハイライトカラー
ツヤのあるハイライトです。みずみずしいジューシーな質感でツヤUP♪

2.ブラウンアイシャドウ&アイブロウ
目元に使えば深みが出るし、眉毛に使って今時顔を作るのも◎

3.赤みを目立たなくするコンシーラー
オレンジ寄りの濃い色のコンシーラーなので赤みを消すのに最適! アイカラーのベースとしても使えます。

4.リップ&チーク&アイカラー
トレンドのダークレッド。色が濃いので気になる人は薄く伸ばせば◎

5.ベージュアイシャドウ
オレンジを帯びたマットなベージュ。くすみカラーでまぶたにのせるだけでお洒落に見えます。

6.くすみを目立たなくするコンシーラー
こちらはクマやくすみカバーに役立つイエロー寄りのコンシーラーです。

 パレットに付いているのは大小のチップと眉用のブラシ。これだけの色があるのでブラシが2本付いているのはうれしいですよね。

 まさに時短コスメ! このパレットを持ち歩くだけでメイク直しに困ることはなさそうです♪

 リップカラーバームは、テラコッタにローズをプラスしたくすみカラーです。

 くすみカラーなのですが、季節を選ばずつけられそうだなと思いました。リップカラーバームなので保湿もできるのかな? と思ったのですが、つけてみるとそうでもなかったのが少し残念でした。下地でしっかり保湿してからつけると大丈夫でした◎

 スティックチークはマイルドなピンクに少し黄みが入っていて、肌馴染みが◎

 写真は色がわかりやすいようにグルグルと濃いめにつけてみたのですが、普通に肌にのせると薄く色づきます。主張しずぎない色なのでどんなアイメイクにも合わせやすいチークだなと個人的に思いました。

 リップおさえペーパーは、リップの上からおさえて色持ちをよくするのはもちろん、額の皮脂を抑えるのにも使えるとのこと。使い心地はよくあるあぶらとり紙と似ています。枚数は30枚程度入っているので、2週間~1カ月はもちそうです。

 メイクブックには付録コスメの使い方の解説が書かれています。今回はアパレルブランド「アダム エ ロペ 」とのコラボレーションということもあり、アダムエロペの服に合わせたメイク方法なども紹介されています。

 今回の付録だけで、ベースメイク以外は完成してしまうのがすごくうれしいなと思いました。また、どのアイテムもトレンドカラーを基本に使っているので今時顔を作れるのは間違いなしですね♪

 買って損はない!と思った付録の内容でした。

(amimeko)

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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炎上した『あいちトリエンナーレ表現の不自由展』の裏側で、参加作家が対応する「コールセンター」が見た希望

 今年開催された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』に出店された『表現の不自由展・その後』(以下、不自由展)は、国民的な議論を呼んだ。

 各地の美術館で展示拒否の憂き目にあった作品を集めたこの展示。中でも、「昭和天皇の肖像写真を燃やした」映像を使った大浦信行の『遠近を抱えて part2』や、従軍慰安婦をモチーフにした『平和の少女像』に対しては、日本への「ヘイト作品」として非難の声が上がった。

 では、この騒動に巻き込まれる形となった他の参加アーティストは、どんな目線で、現場を見ていたのだろうか。

 今回のあいちトリエンナーレに参加作家としてクレジットされていた演出家の高山明氏は、これまで、宗教施設、モニュメント、難民収容施設跡地などをめぐりアジアと東京との知られざる関係を可視化する『東京ヘテロトピア』、そして、シリアを始めとする各地から逃れてきた難民たちを「教授」にした講義をマクドナルドで開催する『マクドナルド放送大学』など、普通は劇場で行われる既存の演劇の枠組みを逸脱する作品を生み出してきた人物。

 いったい、彼はどのような視線から、この騒動を見ていたのか。そして『不自由展』の一時閉鎖を受けて彼が開設した、アーティストが電話応対をするコールセンター『Jアートコールセンター』には、いったいどんな声が寄せられたのだろうか。

大村知事も政治利用をしている

──高山さんは、今回のあいちトリエンナーレにアーティストとして参加しただけでなく、『不自由展』をめぐる騒動を受け、アーティストが開設するコールセンター『Jアートコールセンター』を開設しました。まず、発端となった『不自由展』についてはどのように考えられていたのでしょうか?

高山:不自由展に関しては、あの枠組み自体が「検閲」をしているように感じました。今回、たとえば、東京都現代美術館から撤去を要請された会田誠さんの『檄』は、芸術監督の津田大介さんから展示してほしいと要望していたにも関わらず、『不自由展』実行委員会からの反対によって断られている。また、『不自由展』には美術館による検閲の対象とされがちなエログロも含まれていません。その意味で「政治的なプロパガンダ」が目指されているように感じたことも事実です。

 実際に『不自由展』も目にしましたが、これをやっても社会の分断はより深まるだけだし、断絶を煽るだけなのではないか。作品を見た後に自分の考えが変わったり、対話の可能性が広がることもないのではないか。『不自由展』に対しては、そんな疑問を持ちましたね。そしたら案の定炎上した。あれじゃ炎上するに決まってます。

──高山さんとしては決して賛成できる展示ではなかった、と。しかしその一方で、展示再開に向けた活動を積極的に展開していましたよね。いったいなぜ、疑問を持った『不自由展』の再開を訴えたんでしょうか?

高山:『不自由展』をあいちトリエンナーレがピックアップすることの是非はともかく、一回オープンした以上、作品を守り切るのが展覧会でしょう。外からの圧力で閉じてしまうことは許されません。だから、僕もアーティスト有志による「ReFreedom_Aichi」の運動に参加し、展示再開に向けて動いたんです。

──高山さんにとって、『不自由展』の評価と、展示を閉鎖することとは全く別なんですね。

高山:はい。自分の価値観や好みによってあの展示に賛成できなくても、それを内容が問題だからといって閉鎖することは許されない。だから、展示を再開させたいと心から思いました。

──この問題はアートの問題から、官邸を含めた行政の問題へと広がり、国民的な議論を巻き起こしました。こうした動きについてはいかがでしょうか?

高山:「補助金交付の決定にあたっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したい」と発言した菅義偉官房長官、座り込みのパフォーマンスをした河村たかし名古屋市長はもちろん、大村秀章愛知県知事だって政治利用をしていると思います。

──政治利用……。菅官房長官や河村市長はトリエンナーレに対して敵対的な立場でしたが、あくまでもトリエンナーレ側だった大村知事の「政治利用」とは?

高山:彼だって政治家であり、各国政府や世界に対して表現の自由をアピールする「あいち宣言(プロトコル)」も知事の名においてつくられようとしています。今回の動きは彼にとっての政治に直結するものであり、アーティストは自分たちの言動が政治利用されないように注意をしていました。また、「ReFreedom_Aichi」のアーティストは、津田さんとサポートし合ういい関係を築けましたが、「不自由展を閉じる」という判断を下したことで、批判的な考え方をするアーティストも多かったんです。

 そもそも、個々のアーティストの間でも、意見は異なっています。『不自由展』について「あの状況では閉鎖は仕方ない」という人もいるし「つっぱねてやるべき」という人もいる。アーティストごとに考えが異なるという意味では、現に「ReFreedom_Aichi」に加わった日本人作家の中でも、藤井光さんは展示再開に向けた圧力をかけるためにボイコットをしています。

──この騒動を受け、高山さんは設立した「Jアートコールセンター」を設立しました。どのようにして、アーティストが電話を受けるコールセンターという取り組みに至ったのでしょうか?

高山:今回、あいちトリエンナーレにおいて『不自由展』が一時的に閉鎖された理由が、電凸による攻撃でした。あいちトリエンナーレだけでなく、スポンサーや他の関連施設などにも多くの脅迫電話が来て、それを受ける県の職員が疲弊してしまった。そこで、この展示を閉じざるを得ないという判断が下されたんです。僕自身、かつて電話による脅迫を受けていたことがあり、その大変さはよくイメージできます。

『不自由展』の展示再開を目指していくにあたって、何をやればいいのかと考えた時に「参加アーティストが展示に対する抗議の電話に電話応対をできないか」という発想が浮かんできました。そもそも、抗議の電話を受けていた県の職員は当事者ではありません。彼らがアーティストの撒いた種を全部引き受けて、長い人は3時間も罵倒されっぱなし。電話口では自分の意見を言えないし、名前を言わなきゃいけない、そして自分からは電話を切ることもできません。これは暴力以外の何者でもないですよね。

 そこで、県の職員に「電話応対をしたい」と相談したところ、ありがたい申し出だけれども、職員でないと電話応対はできないという回答でした。

──そもそもは、県にかかってくる講義の電話を、本当にアーティストが受けるという構想だったわけですね。

高山:はい。そこで、現実として電話応対をすることは不可能でも「作品」としてコールセンターをやることは可能だろう、と考えました。ただし、作品として発表した場合、それは「遊び」のように受け取られてしまい、誰も電話をかけてこないことも考えられる。そこで、「合同会社Jアートコールセンター」を設立し、「作品」でもあり、会社が行う「事業」でもあるという意味を与えたんです。作品にしないことによって、相手もこちらも本気度が上がります。

──ところで、『Jアートコールセンター』は、一見すると「高山明の作品」とは見えない形になっていますよね。いったい、なぜこのような形を選んだのでしょうか?

高山:フランクフルトで初演し、六本木アートナイトでも行った、難民の講義をラジオで受講できる「マクドナルドラジオ大学」もそうですが、半分作品でありつつも、本当に都市の一機能になる。そのような方向に自分のプロジェクトを展開していきたいという欲望があります。しかし、作家性や作品性を保ち続けると、アートの範囲内にとどまってしまい、社会のリアルな機能にはなりづらいですよね。

今回、多くの作家がボイコットをして作品を引き下げましたが、それを撤回することが県や事務局にプレッシャーになると思っているからボイコットをしたのだと思います。もちろん、それが一定の効果を果たした側面もありますが、僕はそもそも「作品」という枠組みを信じていない。というと嘘になりますが、作品であることに甘んじたくない。そこで、「作品」から外れた形で「コールセンター」をつくったんです。

怒りのあまり電話口で泣く人々

──では今回、このコールセンターは、どのように運営されたのでしょうか?

高山:まず、「Jアートコールセンター」の場合、県の職員ではないので個人の責任で電話を取ることができるし、意見を言うこともできるし、途中で切ってもいい。電凸に対する「サンドバッグ」になる必要はないという取り決めを作りました。

 オペレーターとして参加したのは、あいちトリエンナーレの参加アーティストを中心に、キュレーター、ギャラリストといった人たち、総勢29人。一番多く電話を受けたのは、キュンチョメのナブチくんでしたね。『不自由展』の出展者からも、チン↑ポム、白川昌生さん、大橋藍さん、小泉明郎さんが参加してくれました。

──そこには、実際にはどのような声が寄せられたのでしょうか?

高山:数としては1週間の活動期間で、717件の電話がかかってきました。ただし、1日3~5人で応対して、また1件の電話が1~2時間に及ぶのも珍しくないことから、実際に取れたのは350件程度でした。

 寄せられた抗議の中でも、いちばん多かったのが「昭和天皇の肖像写真を燃やした」映像を含む大浦信行さんの『遠近を抱えて part2』についてでした。「天皇の肖像写真を燃やす」という行為に対して、ひたすら怒っている電話が多かった。中には、怒りのために泣いていたり、声を震わせていたりする電話もありました。

 一方、いわゆる「ネトウヨ」のような人からもかかってきました。しかし、彼らはこちらの意見を言うと、すぐに切ってしまったり、ネットに転がってる言葉を繰り返すだけだったり、「薄っぺら」というのが正直な印象。だから、何も感じなかったんです。ただ、本当に怒っている人の声は、聞いているこちらも痛いし向き合わなければいけないと感じさせられました。

──今回のあいちトリエンナーレは『情の時代』というテーマでしたが、まさに電話に応対するアーティストを刺激するような「情」があったんですね。では、そのように、本当に怒っている人に対して、どのように向き合ったのでしょうか?

高山:大した人数を受けたわけじゃありませんが、話を聞くしかありません。最初の30分くらいは、こちらの意見も述べずにひたすら聞く。相手の言葉は感情的な怒りなので、話は繰り返していきます。すると、だんだんとトーンが変わってきて、こちらの意見を話せる雰囲気が出てくる。もちろん、そうやって話しても、全く意見を聞かず、ここまでコミュニケーションができないのか……と絶望してしまうような人もいます。しかし、中には聞いてくれるひともいるんです。その結果、「屁理屈」と言われたり、「違う」と否定されたりするのですが、少なくとも僕が話す時間はくれました。

 そこには、何の意見の一致もありません。しかし、自分の意見を言えて、相手の意見も受け止められたことに対して僕自身は「快感」といったらおかしいかも知れませんが、心から「話ができてよかった」と思えたんです。僕が受けた中では、だいたい、3割くらいの人は、こちらの話にも耳を傾けてくれましたね。

──高山さんにとっては、意見が一致することが重要ではなかった?

高山:当初は、「議論」をして、意見の一致を目指していくためにコールセンターをつくった部分もあります。でもそうじゃなかった。意見が異なる相手を「説得しなくていい」と思うと、意見の交換が成り立つ。同じテーブルに乗せられる。

 意見が一致することは、実は重要ではない。それよりも、異なる意見が同じテーブルに乗ること、それこそが救いであり希望なのではないか。もしかしたら、このようなあり方を「公共」と言うのではないかと感じました。

──今回の騒動によって、多くの人々から、『不自由展』に対して「税金を使う」という部分に大きな疑問の声が集まりました。そのような声に対して、アーティストとしては、どのように感じているのでしょうか?

高山:とても線引きが難しい問題ですよね……。

 僕個人としては、社会は一個の身体であると思っています。それを健全に保っていくためには、マイノリティに向けた表現、あるいはマジョリティの基準では不快なものも必要になる。それが、時に毒のように、時に薬のように作用するのが芸術だと考えています。

 無菌室に入れ、不快なものを排除していくと社会は弱くなっていく。それは歴史が証明しており、いちばんのいい例がファシズムです。マイノリティや不快なものを排除していくことによって、最後は社会全体が崩壊する。排除されていた側はもちろん、排除していた側もみんな不幸になってしまう。社会の健全さを保つためには、毒もいれなければならない。だから、たとえ多くの人に不快を与える芸術であっても、公金を使って社会の中に育んでいく必要があると考えています。

──社会という身体を維持していく上では、マジョリティにとっては不快で毒にもなる芸術が必要である、と。

高山:そう。それに「公共の利益になるかどうか」を判断するには、時間的な問題もあります。短期的には「毒」のように感じられても、長期的には「薬」になるものはたくさんある。長期的な視野に立って見ていかなければ、芸術作品は成り立たないんです。その意味で、この件を受けて助成要綱を改正し「公益性で不適当なら助成取り消し」とした文化庁の決定に対しては真っ向から反対します。

──今回、多くの海外から招聘された作家が自作をボイコットしました。国際的な目線から見て、日本のアートはどうなっていくと思いますか?

高山:最初にボイコットをしたのは、韓国や南米など、海外の作家たちでしたよね。日本のアーティストは「なぜボイコットをしないのか?」という批判を受け、「失望した」とも言われました。海外のアーティストは「検閲は絶対に反対」という考えのもと、よくも悪くも原理主義的で純粋な方向がスピーディに推し進められていった。

 彼らの行動は最大限尊重します。しかし、そんなに単純な話には思えなかったし、今回のような「日本的な検閲」に対しては、国際的なスタンダードは通用しない。その中で、日本のアーティストの多くは対話をし、連帯が生まれ、つながりを待ちながら粘り強い交渉をしていきました。過去、展覧会において、一度閉鎖されたものが空いたことはありません。それなのに、不自由展の再開が達成された。こんなドラマはないですよね。

──原理主義的になるのではなく、交渉し、対話を重ねたからこそ再開が可能になった。

高山:もちろん、アーティストだけではなく、大村知事、津田芸術監督、県職員、事務局、キュレーター、アーティスト、全部が展示再開に向けて動き、粘り強く活動した。ボイコットによるプレッシャーも、うまく機能した。対立し、断絶を深めるのではなく、対話と交渉を重ねる。

 そんな発想は、欧米が中心となっているアートの世界で理解されるのには時間がかかりますが、この強みを理解してほしいと思います。異なった考えの人々が互いを排除せずにやっていけること、そんな日本的あるいはアジア的な発想は、日本のアートが持つ、とても大きな魅力なんです。

 ただし、そんな姿勢が現実の政治に対してどこまで有効かはわからないし、有効でない可能性の方が高い。それは今後、あいちトリエンナーレという場所から離れて日本のアート全体が考えていくべき課題であると考えています。

高山 明(たかやま・あきら)
1969年生まれ。2002年、演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、建築、都市リサーチといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。

「ちゃお」12月号付録、「驚異的」「豪華!」と話題の腕時計のクオリティは?【雑誌付録レビュー】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「ちゃお」2019年12月号「メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ」ほか

お得度:★★★★★(この金額で時計が付いてくる◎)
可愛い度:★★★★★(全部可愛くて癒される)
使い勝手:★★★★☆(時計は軽いつけ心地)

 人気少女マンガ誌「ちゃお」(小学館)12月号の付録は、とってもゴージャス! すでにネット上ではその内容が話題になっているようですが、その詳細をチェックしてみましょう。

・メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ
・すみっコぐらし ほかほかパンメモ
・『12歳。』ヒロインファンブック

 メロと恋の魔法ブレスレットウォッチは、連載中の作品『メロと恋の魔法』をイメージしたデザインの時計。この腕時計について、SNS上では「今月号のちゃおの付録はここ20年で1番の豪華さかもなぁ」「驚異的なクオリティだぞ」と、大人から驚きの声が上がっています。

 実際の寸法は15cmで、ブレスレット部分のサイズは調節はできないタイプ。

 そして、もう一つの付録は明日8日から劇場版アニメーションが公開される、大人気作『すみっコぐらし』の「ほかほかパンメモ」! 切り取って使える8枚のメモで、とにかく可愛い♪

 さらに、まいた菜穂先生『12歳。』最終回記念の付録第2弾ということで書き下ろしヒロインファンブックも付いています。

 少女まんが雑誌の付録につく時計って、安っぽくないのかな? と心配でしたが、まったくそのようなことはありません! メタリック素材でとってもゴージャス。文字盤はトランプをイメージしたような柄で、とってもキュートです。

 つけ心地はとても軽いのですが、見た目はチープじゃないのがうれしいポイント! 電池も入っているので、時間を合わせるだけですぐに使用することができます。

 ベルト部分は同じメタリック素材で、ハート型のチェーンです。恋がかなうブレスレットウォッチということなので、このデザインにも納得です。そして、誌面には時計を使ったおまじない記事もあるんです! 付録と関連したおまじないだなんて、読者の少女の心をくすぐる素敵な企画ですよね。大人の私もワクワクしちゃいます♪ 

 綴じ込み付録の「すみっコぐらしほかほかパンメモ」は、自分で切り取るタイプのメモです。ハサミを使わずとも手で切れるようにあらかじめ線が入っています。

 裏はこのような感じで文字が書ける仕様。パステルの色味や、ボーダーやドットの柄がかわいくて癒やされますね。仕事でカリカリしてるときでも、これを見つめればホッと心が緩みそう!

 

 全て切り取ってみると全部で8枚のメモが出来上がります! おいしそうなパンとすみっコぐらしのキャラクターのコラボレーションは、少女のみならず大人の心までとろけさせますよ。

 最後に紹介するのは、まいた菜穂先生描きおろしまんがが読めるヒロインファンブック『12歳。~結衣~』。『12歳』はアニメ化もされている大人気作品で、ファンブックの中には『番犬ハニー』の如月ゆきの先生とのコラボまんがや、スペシャル描きおろし小説も詰め込まれたファン必見の一冊です。カラーページもあって見応えがありましたよ♪

 話題になっているブレスウォッチだけでなく、メモや別冊ファンブックまでついている「ちゃお」。読者世代の少女が喜ぶのは間違いありませんね!
(amimeko)

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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「ちゃお」12月号付録、「驚異的」「豪華!」と話題の腕時計のクオリティは?【雑誌付録レビュー】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「ちゃお」2019年12月号「メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ」ほか

お得度:★★★★★(この金額で時計が付いてくる◎)
可愛い度:★★★★★(全部可愛くて癒される)
使い勝手:★★★★☆(時計は軽いつけ心地)

 人気少女マンガ誌「ちゃお」(小学館)12月号の付録は、とってもゴージャス! すでにネット上ではその内容が話題になっているようですが、その詳細をチェックしてみましょう。

・メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ
・すみっコぐらし ほかほかパンメモ
・『12歳。』ヒロインファンブック

 メロと恋の魔法ブレスレットウォッチは、連載中の作品『メロと恋の魔法』をイメージしたデザインの時計。この腕時計について、SNS上では「今月号のちゃおの付録はここ20年で1番の豪華さかもなぁ」「驚異的なクオリティだぞ」と、大人から驚きの声が上がっています。

 実際の寸法は15cmで、ブレスレット部分のサイズは調節はできないタイプ。

 そして、もう一つの付録は明日8日から劇場版アニメーションが公開される、大人気作『すみっコぐらし』の「ほかほかパンメモ」! 切り取って使える8枚のメモで、とにかく可愛い♪

 さらに、まいた菜穂先生『12歳。』最終回記念の付録第2弾ということで書き下ろしヒロインファンブックも付いています。

 少女まんが雑誌の付録につく時計って、安っぽくないのかな? と心配でしたが、まったくそのようなことはありません! メタリック素材でとってもゴージャス。文字盤はトランプをイメージしたような柄で、とってもキュートです。

 つけ心地はとても軽いのですが、見た目はチープじゃないのがうれしいポイント! 電池も入っているので、時間を合わせるだけですぐに使用することができます。

 ベルト部分は同じメタリック素材で、ハート型のチェーンです。恋がかなうブレスレットウォッチということなので、このデザインにも納得です。そして、誌面には時計を使ったおまじない記事もあるんです! 付録と関連したおまじないだなんて、読者の少女の心をくすぐる素敵な企画ですよね。大人の私もワクワクしちゃいます♪ 

 綴じ込み付録の「すみっコぐらしほかほかパンメモ」は、自分で切り取るタイプのメモです。ハサミを使わずとも手で切れるようにあらかじめ線が入っています。

 裏はこのような感じで文字が書ける仕様。パステルの色味や、ボーダーやドットの柄がかわいくて癒やされますね。仕事でカリカリしてるときでも、これを見つめればホッと心が緩みそう!

 

 全て切り取ってみると全部で8枚のメモが出来上がります! おいしそうなパンとすみっコぐらしのキャラクターのコラボレーションは、少女のみならず大人の心までとろけさせますよ。

 最後に紹介するのは、まいた菜穂先生描きおろしまんがが読めるヒロインファンブック『12歳。~結衣~』。『12歳』はアニメ化もされている大人気作品で、ファンブックの中には『番犬ハニー』の如月ゆきの先生とのコラボまんがや、スペシャル描きおろし小説も詰め込まれたファン必見の一冊です。カラーページもあって見応えがありましたよ♪

 話題になっているブレスウォッチだけでなく、メモや別冊ファンブックまでついている「ちゃお」。読者世代の少女が喜ぶのは間違いありませんね!
(amimeko)

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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【雑誌付録レビュー】「サンキュ!」12月号、あの料理研究家のサバ缶&豆腐レシピの実用度は?【女性誌】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「サンキュ!」2019年12月号「2020 あなたを幸せにするカレンダー」「豆腐 さば缶 全73レシピ」ほか

使い勝手:★★★★☆(予定が書き込みやすいカレンダー◎)
癒やし度:★★☆☆☆(人による?)
お得度:★★★☆☆(4つの付録はお得かも)

 「サンキュ!」(ベネッセコーポレーション)12月号の付録は、年に一度のスペシャル付録として、素敵な写真を使ったカレンダーのほか、とじ込み付録を含め、全部で4つの冊子がついています!

・2020 あなたを幸せにするカレンダー(別冊付録1)
・藤井恵さんの毎日豆腐レシピ/大庭英子さんの絶品さば缶レシピ(別冊付録2)
・冬野菜で栄養UPおかず(とじ込み付録1)
・この年末、絶対トクする!キャッシュレス決済START BOOK(とじ込み付録2)

 別冊付録の一つめは、月毎にインテリアやキッチン雑貨の名品が並ぶ、素敵な写真付きの壁掛けカレンダー、「2020 あなたを幸せにするカレンダー」です。別冊付録二つめは、小冊子のレシピ集。シンプルでわかりやすい料理が人気で『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)などテレビ出演も多数ある料理研究家、藤井恵さんによる「豆腐」を利用する41レシピと、ボリュームがあるおかずで人気の料理研究家、大庭英子さんによる「さば缶」を利用する32レシピが紹介されており、充実の内容です。

 さらに、とじ込み付録として冬野菜を使用した14の料理のレシピ集と、増税後ますます注目度が上がっているキャッシュレス決済を活用するためのガイドがついてきます。

 別冊付録の「2020 あなたを幸せにするカレンダー」の写真には、各月すてきなインテリアの写真が載っています。おしゃれな写真でインテリアの勉強にもなり、センスアップにもつながりそう! カレンダーの日毎の欄は、予定を書き込みやすい大きさで使いやすそうです。

 裏表紙には、カレンダー内に登場したインテリアや生活雑貨の名品について、購入可能なお店や金額がまとめて紹介されているので、チェックしやすいですね。

 次にチェックしたのは「藤井恵さんの毎日豆腐レシピ/大庭英子さんの絶品さば缶レシピ」。脇役的なポジションが多い豆腐が、ボリューミーなおかずに! 豆腐料理の極意として「水切り」の方法が説明してあり勉強になりました! メインおかずや冷やっこレシピも充実。作ってみたい豆腐料理が満載ですよ♪

 豆腐レシピの冊子を裏表紙にすると、「さば缶レシピ」になっています。「さば缶」を使用することで調理時間が短縮し、手軽に魚料理がいただけます。栄養満点で、やせホルモンと言われる栄養素も含まれているとか♪ さば缶の匂いが苦手な人のためのアドバイスもあるのが便利ですね。缶詰なら消費期限が長いので、ぜひストックしておきたい! 

 こちらも試してみたくなる、おいしそうな料理がたっぷり紹介されていました! 冊子はキッチンに持ち運びやすいサイズもうれしいところです。

 こちらは、夕ご飯にぴったりの冬野菜を使用した14レシピ集。調理時間もそれぞれ記載されています。冬野菜を活用したレシピはもちろん、栄養ポイントとして含まれる栄養素や期待できる効果が料理ごとに記載されているので、作る料理を決定するのに役立ちそうです♪

 増税でさらに注目を集める「キャッシュレス」をまんがで紹介しています。キャッシュレス生活でお得をした人の声や裏ワザも載っていて、勉強になりました! すぐに活用できる情報満載の付録でした!
(satomi)

「ZOZOTOWN」のサービスに不満続出!? 「対応が悪い」「送料が高い」100人に本音アンケート

 7,000を超えるブランドの最新ファッションアイテムが揃う、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」。年間3,000円もしくは月額500円(ともに税別)を支払うことで、常時10%割引で商品を購入できる有料会員サービス「ZOZOARIGATO」や、「あなたの身体を瞬時に採寸することのできるボディースーツ」という伸縮センサー内蔵のZOZOSUITを無料配布するなど、他社にはない独自のサービスを展開することでも注目を集めている。(いずれもサービス終了)今年9月には、ヤフーがZOZOに対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、ZOZO創業者である前澤友作氏が保有株を売却、そして社長を退任するなど大きな転機を迎えただけに、サイト運営の今後も気になるところ。これから新時代を迎えることになる「ZOZOTOWN」へ向け、愛用者男女100人から「もっとこうしてほしい」といった要望の声を集めた。

ZOZOTOWNで取り扱うメーカーやアイテムを増やしてほしい

 日本最大級のファッションECサイトといわれるZOZOでも、お目当てのブランドや商品が見つからないことがある様子。

・アウトドアブランドの商品の取り扱いが少ないので、もっと増やしてほしい(40代/女性/パート・アルバイト)
・ビジネス小物などの商品を今よりも充実させてくれたら使用頻度が上がると思う(40代/男性/派遣社員)
・もっと最新のブランドを取り扱ってもらえればいいと思います(20代/女性/正社員)
・最近はプチプラブランドが多く入っていることで、ほかの通販サイトと変わらない印象です。以前のようにショッピングモールなどで扱われているブランド中心の方が良かったように感じます(30代/女性/正社員)
・衣料品だけでなくアクセサリーや雑貨なども取り扱ってほしいと思います(50代/男性/正社員)
・ブランドの数はすでにかなりあると思うのですが、もっと安価なものも扱ってほしいです(30代/女性/専業主婦)

ZOZOTOWNの在庫に不満の声

 思い立った時にすぐに購入できる点が魅力な通販。「欲しい!」と思った商品が“品切れ”だった時の落胆は大きいかもしれない。

・小さいサイズがすぐに売り切れるので、在庫を多くしてほしいです(30代/男性/正社員)
・日本人の標準体形と言われるサイズは、ほかのサイズよりも多めに在庫を確保してほしい(20代/男性/パート・アルバイト)
・人気商品はすぐに品薄になるので、在庫をもう少し確保してほしいです(60代/女性/専業主婦)

ZOZOTOWNの商品説明では素材の様子がわからない

 現物を確認できないネット通販だけに、文字の説明だけではなく、生地の質感をイメージしやすい写真があるとありがたいもの。

・コーディネートのイメージは湧きやすい写真ですが、生地の素材感がわかる拡大写真、一定時間圧縮した際の戻り画像があるといいと思います(40代/女性/正社員)
・かなりのヘビーユーザーと自負しています。デザインはかわいいものでも、生地の薄さと安っぽさが不満。生地感を正確に伝えてほしい(50代/女性/個人事業主)
・特に肌に触れる衣服に関しては、生地のアップ画像を見たいと感じることが多々あります。質感がわかりにくく、イメージと違うことがたまにある(40代/女性/個人事業主)

 コーディネートに悩む人も多い様子。年齢や体形、シチュエーションに応じたコーディネート機能を望む声も聞かれた。

・子どもがいるので、親子コーデできる服を季節と年齢別に紹介してほしいです。欲を言えば、イベントや行事別にオススメなども特集してもらえるとうれしいです(40代/女性/個人事業主)
・販売されている服に年齢が合わなくなってきたので、体形もしくは年齢別のコーデをカテゴリーとして作ってほしい(50代/女性/個人事業主)
・大きいサイズの展開をもっと増やしてほしいです (30代/女性/正社員)
・希望のアイテムを選ぶと自動で全身コーディネートをしてくれて、一式購入できるサービス(30代/男性/無職)

ZOZOTOWNにもっとお得感がほしい

 タイムセールやクーポンなど、お得に買えるサービスが提供されているZOZO。しかし、もっとお得感のあるシステムを望む声は後を絶たない。

・以前のように購入後にUSEDにも使えるクーポンがもらえる仕組みをやってほしい(30代/女性/パート・アルバイト)
・他社の「5が付く日はポイント5倍」のように、お得に買い物ができる日があるとうれしいです(20代/女性/専業主婦)
・お得感がいまいち感じられないので、「本日の相場は◯円で、この商品は◯円安い」のように他社サイトと価格比較ができるようにしてほしい(40代/女性/専業主婦)
・いつも革新的なZOZOなので、時流に合ったサービスをしてほしい。プラスティック包装を減らすとポイントが貯まるとか。あとは、返品商品やB級品をアウトレットとして安く再販してほしい(30代/女性/専業主婦)
・お得感を出してほしい。ポイント還元や値引きなど、お得に買い物したい(20代/女性/派遣社員)

ZOZOTOWNのサポート対応や発送に不満

 困ったときの対応は迅速丁寧であってほしいのが利用者の本音。即日発送のECサイトが増える中、ZOZOの発送期間に不満を覚える利用者もチラホラ。

・最近の通販サイトは発送や問い合わせの対応が素早くなっているものの、ZOZOはほかと比べ少し遅いように感じます。多くのショップが集まるため大変かとは思いますが、不満につながるので、迅速な対応をしてもらいたいです(30代/女性/パート・アルバイト)
・返品時などの対応をスムーズにしてほしいです。現場の対応が不誠実に感じます(60代/女性/個人事業主)
・クーポンを使用できないことが多くあり、問い合わせをしても「システムエラーです」とバッサリな回答だったことがあります。改善してもらいたいですね(40代/男性/公務員)
・手数料を取らずに、購入から配送までのスピードを早めてほしい(30代/男性/正社員)
・発送がとても遅く1週間後になるため、もう少し速くしてほしいです(30代/男性/個人事業主)

ZOZOTOWNのホームページや仕組みが複雑……

 取り扱いブランド数の多さがZOZOのウリの1つだが、見にくい、探しにくいなど、アダになっている面も……。選びやすさを求める声と同時に、スムーズなページ移動を望む意見が寄せられている。

・頻繁に新しいサービスが生まれては消えていくので、ついていけないときがあります。「毎月の利用額に応じて定額のクーポン支給」など、仕組みをシンプルにしてほしいです(30代/女性/専業主婦)
・どんなブランドがあるのかひと目でわかるようにしてほしい。服からブランドがわかるのではなく、ブランドから服を選びたい(20代/女性/正社員)
・洋服の柄などのカテゴリーをもう少し細かくして、商品を探しやすくしてほしい(10代/女性/正社員)
・カテゴリーによってはレディースジャンルでメンズ商品が掲載されていることも多く、ほしいものを見つけにくいと感じるので、改善していただけると助かります(20代/女性/無職)
・タイムセールなどの表示が見にくい (30代/女性/専業主婦)
・写真が多くてわかりやすい一方、全体的にサイトが重い気がします。もう少しサイトを軽くするか、ユーザーが写真表示を設定できる機能があればいいです(40代/男性/正社員)

商品の寸法が記載されていても、サイズ感や着心地まではわからないネット通販。試着などのサービスを希望する声は少なくない。

・購入前にチャットなどで簡単な質問ができる機能があるといいなと思います(40代/女性/専業主婦)
・ネットだけだと不安な気がするので、1日お試しというサービスやプランがあればいいと思います(20代/女性/学生)
・自分に似合いそうな商品が画面上に表示されるサービスは気に入っていますが、やはり送られてきた実物を着てみると、自分のイメージに合わないこともあります。自宅で試着できるサービスがもっともっと充実すればいいのにと感じます(30代/女性/パート・アルバイト)
・他社のように自宅で試着可能なサービスをZOZOでも展開してほしいです(30代/男性/正社員)

ZOZOTOWNの配送料金に疑問の声

 2012年10月19日に一般ユーザーが「送料が高い」といった内容をTwitterに投稿し、前澤氏が激怒。「ただで商品が届くと思うんじゃねぇよ。お前ん家まで汗水たらしてヤマトの宅配会社の人がわざわざ運んでくれてんだよ。お前みたいな感謝のない奴は二度と注文しなくていいわ」と暴言を吐き、批判が噴出。この一件以降、無料化やユーザーが送料を決める「自由送料」などさまざまな取り組みをしている「ZOZOTOWN」だが、現在、通常の配送料金は210円(税込)となっており、その値段に不満を覚えるユーザーも。

・送料がかかるとちょっと悔しいので、無料になったらうれしいです(30代/女性/専業主婦)
・送料を無料にしてほしい。あとは、ダンボールではなく、かさばらない袋で梱包してほしいことです(40代/男性/正社員)
・昔のように一定金額以上購入したら送料無料にしてほしいです(30代/女性/正社員)
・商品自体は安いが、何より送料が高いと思います(20代/女性/無職)

ZOZOTOWN の姉妹サイト・ZOZOUSEDの買い取り金額が安すぎる

 9,000近くのブランドを取り扱っているという、ブランド古着を中心としたファッションモール「ZOZOUSED」。こちらに対しても、サービス面の改善を希望する声が散見されることに。

・古着の買い取りサービスについて、もう少し買い取りブランドの幅を広げてほしい。査定期間をもう少し短くしてほしい(50代/男性/個人事業主)
・売っている額と買い取る額との差が激しいので、買い取り金額をもっと高くしてほしい(40代/女性/パート・アルバイト)
・ZOZOUSEDの買取・販売のアイテムを拡大してほしいです。例えば、ブランドは不明でも “50~60年代のレトロファッション”など扱ってもらえるとありがたいです(40代/女性/正社員)
・中古商品の管理をもっとしっかりしてほしいと思います。以前購入したブーツのソールに石が挟まっていました。些細なことですが少し気になりました(40代/男性/正社員)

ZOZOTOWN へのその他要望

 上記のほかにも、ラッピングデザインや支払制度、表記などにも希望の声が寄せられた。

・プレゼント用のラッピングの種類を増やしてほしいです。色が黒と白しかないのはなんだかシンプルすぎる気がします……(20代/女性/学生)
・梱包されてくる黒いダンボールが壁に当たると、ダンボールの染料が壁に付いて汚れてしまう。塗料を改善してほしいです(30代/女性/無職)
・ツケ払い制度です。お金がない若い世代がファッションを楽しめるのでいいと思いますが、手数料を支払う必要があるので、ツケではなく貸付のように感じます。若者が気軽に借金して、服を買うのは恐ろしいです(30代/女性/専業主婦)
・コンビニ前払いでも時間指定をできるようにしてほしい。着日指定ができないのはわかるが、時間の指定だけでもさせてほしい(30代/女性/個人事業主)
・モデルの身長と体重の表記があればもっと参考になると思う(30代/女性/正社員)
・まれに税抜き価格が表示されていることがあるので、全て税込み価格の表記に統一してほしいです(40代/男性/正社員)
・セール品は返品対象外というのがつらい。着てみないとわからないものもあるので、全商品返品オーケーになればいいのにと思います(40代/女性/パート・アルバイト)

【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2019年07月30日~2019年08月13日
■有効回答数:100サンプル

集英社「ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人……」Twitter投稿に、ネット上で議論 

【おたぽるより】

 日本赤十字社の献血ポスターを発端に、近頃何かと騒動に発展している表現の自由と女性蔑視に関する問題。先日は10月28日発売の「週刊少年ジャンプ」48号にて、ミウラタダヒロの『ゆらぎ荘の幽奈さん』のセンターカラーイラストで露骨な“ポルノ描写”があったと炎上したばかりだが、現在ネット上では、あるTwitterユーザーの投稿によって、そのジャンプを発行する集英社のある“発言”が注目を集めている。

 投稿されたのは、「令和1年、都内私立K大学にて行われた企業説明会での出来事」という内容。投稿者が、「女性はジャンプ漫画の編集にはなれませんか?」と質問をしたところ、「前例が無い訳ではありませんが週刊少年ジャンプの編集には『少年の心』が分かる人でないと……」と言われてしまったそうだ。

 この投稿者は、「『女に少年漫画は理解できない』と集英社の代表から直接言われたの一生引き摺るな」「それでも私は毎週本誌を買って単行本もグッズも買って週刊少年ジャンプにお金を落とし続けるよ 少年漫画を理解出来ない女として」と怒りを露わにした(現在、アカウントは非公開)。

 真偽の定かではない、いちTwitterユーザーの発言にもかかわらず、この発言はネットの大きな話題に。一時「少年の心」というワードがトレンド入りするほどだった。

 ついには、ウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で『ロッキンニュー!!!』を連載していた漫画家・石川香織がこの投稿に反応。「『女でも採用されるくらい頑張ればいい』じゃなくて『女である限りジャンプ編集部には採用されない』んですが理由はよく分かんないです」「自分は一生偽物の少年漫画を描き続けますので偽物の少年漫画が好きな人はぜひ読んでくださいね」と皮肉たっぷりに綴ったことで、よりネット民たちからの注目を集めることに……。

「女性は雇いたくないという編集部の事情がよく伝わってくる返答」「ジャンプって腐女子向けっぽい要素結構多いし、普通に女性編集者いっぱいいそうと思ってた……」「女性のジャンプ編集者がいてもいいと思う」「でも少年の需要を読むセンスは必要」「そもそも 女性編集がダメなんて一言も言ってない」「『少年の心』があれば女子でもなれるよ、って意味に見えるんだが」「ゆらぎ荘に便乗したんじゃねーのか」などとさまざまな議論がなされ、企業説明会自体の真偽を問う声や臆測も広がっているようだ。

 なお、現時点(5日17時)では、今回の件について特に集英社からの説明はなされていない。

性暴力被害者が救われず、加害者に有利に働く法律を変えたい。全国に広がる当事者の声

 毎月11日に開催されているフラワーデモーーそれは多くの人のなかにある「デモ」のイメージとはかけ離れているかもしれません。恥ずかしながら私が思い描いていたのも、沿道を歩きながらシュプレヒコールを叫ぶもの、あるいは映画『共犯者たち』で観たように、どこか施設の前などに詰めかけ、やはりシュプレヒコールを叫ぶもの。

 しかしフラワーデモは、静かなデモでした。そこにいたのは、今年3月に性犯罪に対する理不尽な無罪判決が相次いだことに抗議しようと、花や手書きのプラカードを手に集まった人たちです。

誰のための法律?
 ようやく声を振り絞って自身の被害を明かす人、声を振るわせながら「こんな判決につながる法律がおかしい」と怒りを示す人。集まった人たちは輪になり、ひと言ひと言を聞き漏らすまいと耳を傾け、なかにはそっと涙をぬぐう人の姿もありました。長年抱えてきた傷つきと、そんな状態を強いる社会への静かな怒りと、お互いに心を寄せ合うたしかなあたたかさが、そこにはありました。

 刑法性犯罪。フラワーデモに集まる人たちのなかには、これによって自身の受けた暴力が“犯罪”とみなされない経験をしている人が少なくありません。2017年「刑法改正」という文字が新聞や各種ニュースに踊りました。ひとつの前進だったことは間違いないにしても、議論にあがっていながら改正されないまま課題となって残ったものがあります。

[wezzy_blogcard 65114]

 たとえば、子どものときに被害を受け大人になって加害者を罪に問いたくともすでに時効が成立しているケース(強制性交等罪の公訴時効は10年、強制わいせつ罪は7年)。

 性行為をすることに同意していなかった相手に襲われ恐怖のあまりフリーズしてしまったがために「同意していた」と相手が思い込み、「暴行や脅迫はなかった」として無罪判決が出るケース(暴行脅迫要件)……。

 いったい誰のための法律なんだろう。フラワーデモに居合わせている多くの胸にその想いがあるように思います。いまの刑法には、被害者の実態がほとんど反映されていない。だから救われない被害者がいまだに多く、むしろ加害者に有利に働いているのではないか。

[wezzy_blogcard 64420]

 私のような法律の“ほ”の字も学んだことがないような者にとって、法律を変えるというのは、難攻不落の山に挑むのと等しいことに見えていました。だってすごく頭がよくて、すごくエラい人たちが考えたのが法律でしょ? それは間違いありません。

 ただ、そこに「被害と被害者の実態を知る人がいない」からこんなことになっている。刑法が作られた約110年前、女性は“男性の付属物”でしかなく、女性が政治や法律に関わることはありませんでした。

大きなうねりに
 だったら、いま刑法に携わる人たちが被害者の声に耳を傾け、実情を知ってくれればいいだけでは? と思われるかもしれませんが、残念ながら2017年の刑法改正のときも、そのための環境が整っていたとはいい難い状況でした。

 でも、もう黙っていたくない、自分たちの声を知ってほしいという声がフラワーデモには集まっています。20代のある女性がこんなことをいっていました。

 「おばあちゃんの世代も、お母さんの世代も被害に遭っていて、私も被害に遭った。このままだと私に娘ができたら同じ被害に遭い、孫もやっぱり同じ被害に遭う」ーーそんな社会にはしたくない、という声がうねりとなって広がっています。

 毎月11日に開催されるフラワーデモは現在、全国20カ所以上で開催されるようになりました。ここに集まる声に後押しされれば、難攻不落に見えた山の頂きにいつかたどり着けるのではないかと思えてくるのです。

Information
被害者が生きやすい社会を作るため一般社団法人Springが、この秋フラワーデモと協力してイベントを開催します。

ひとつの言葉 ひとつの想い 刑法を変えよう。
OneVoiceフェス!

これまで誰にも言えなくて、ずっとひとりで抱え続けてきた「声」、
あなたが社会を変えるために毎日毎月訴えつづけてきた「声」、
大切な人に・自分の味方を力づけるために出したい「声」……。

そんな声・想い【OneVoice】を、もっと社会に響かせ、刑法性犯罪改正につなげましょう。あなたの声が性暴力のない社会を作ります。

日   時:11/10(日)14:00~16:30 (開場13:45)
場   所:丸の内vacans https://vacans.tokyo/
参 加 費:通常料金 2,000円、学割 500円 ※当日に学生証をご提示ください。
プログラム:
オープニング:志万田さをりLIVE「魂のOneVoice」
第1部/山本潤×北原みのりトークセッション「声あげるふたりのOneVoice」
    司会:薮本雅子(元日テレアナウンサー)
第2部/全国フラワーデモ中継「つながれ! OneVoiceの輪」
第3部/アート企画「みんなで創ろう! 大きなFLOWER」

さらなる詳細&お申込みは、
https://peatix.com/event/1347076/