【付録レビュー】「&Rosy」1月号、「カバーマーク」美肌ファンデが30日分も使える!【女性誌コスメ】

 いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「&Rosy」2020年1月号「超豪華2大付録 大人気デザインメイクポーチ&ベストセラーファンデーション」

デザイン:★★★★★(黒地にリップ柄が映えます♪)
クオリティ:★★★★★(付録と思えない高級感のあるポーチ☆)
使い勝手:★★★★★(ポーチは勿論、ファンデも使い勝手◎)

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 「&Rosy」(宝島社)2020年1月号の付録は、アルティザン・アンド・アーティストメイクポーチバッグとカバーマーク フローレスフィット(パフつきトライアルサイズ)です。

・アルティザン・アンド・アーティストメイクポーチバッグ
・カバーマーク フローレスフィット(パフつきトライアルサイズ)

 まずはポーチから見ていきましょう。アルティザン・アンド・アーティストといえば、コスメポーチが有名で「抜群の機能性と実用性」にこだわったジャパンクオリティブランド! 今回はお店でも大人気だという、DUTEL社デザインのジャガード織りリップ柄をプリントで再現したポーチです。昨年の4月号でも同ブランドのポーチが付録になっていましたが、今回は過去のコラボ付録史上、最大サイズなんだとか。そのサイズはタテ13×ヨコ23×マチ8.5㎝。ヘアブラシや長財布も収納できちゃう大きさです!

 持ち手もついており、マチもしっかりとありますね。

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 アルティザン・アンド・アーティストのブランドロゴがゴールドで刻印されており、高級感があります♪

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 しっかりしたチャックで、ポーチの口はかなり大きく開くことができます。

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 ポーチの中には、大きな2つのメインスペースがあります。中の生地は紫で黒とのコントラストが素敵です☆間の仕切りやミニポケットもリップ柄で、付録とは思えないクオリティの高さです!

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 メインスペースの仕切りにはコンパクトを入れるポケットが2つあります。

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 リップやパレットがはいるサイドのミニポケットがあります。

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 中身がみえるファスナー付きメッシュポケットもあります。常備薬など細かいものをいれるのに良さそうです。

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 先月号の付録だったロクシタンのブラシがすっぽりと入り、収納力は抜群。中にも細かく仕切りがついているのでとても使いやすそうですね。

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 もう1つの付録、カバーマークのフローレスフィットファンデは、「ひと塗りで、シミが消える。美しい人肌を再現するクリームコンパクトファンデーション」。トライアルサイズですが、約30日使用できるそうです。細かい塗り方の説明書もついていました。

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 付録の色味は標準色のFR20のみ。パーソナルカラーが「イエベ春」の私には合いましたが、ブルべさんや色白な方は少し濃く感じる色かもしれません。

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 誌面にはシミが実際に消えるbefore afterも載っていました。綺麗に消えていますね。

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 実際どれくらいカバー力があるのか? 試してみたいと思います。腕にシミに似せたものをアイブロウで作ってみました。

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 上から塗ってみると……なんとびっくり、ひと塗りで綺麗に隠れて、ツヤ肌になりました! かなりのカバー力です。

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 テクスチャーはしっとりとしており、乾燥する季節に良さそうです。

 今回の付録は、ポーチにファンデと大満足な内容でした。ポーチは高級感あるデザインで旅行や温泉、ジムにも安心な大きめサイズで、これから大活躍間違いなしのアイテムです。ファンデーションは、持ち歩きコスメとして活躍しそうです。
(tukki)

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。

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宇垣美里アナの柔軟剤CMは「下ネタ」なのか? P&Gの見解を聞いた

 フリーアナウンサーとして活躍する宇垣美里さんが出演するP&Gの柔軟剤「レノアビーズ メンズセレクション」のCMに、「下ネタで不快」という声が一部ネット上で出ている。どんなCMなのか。

 まずこのCMの背景には、柔軟剤「レノアビーズ」を男性たちにも利用してもらいたいというP&Gの意図があると考えられる。柔軟剤で良い香りのする「ビーズ男子」についての特設ページはこちらだ。

 11月1日から公開している「レノアビーズ メンズセレクション」の新CM「ビーズでモテキ」。映像では宇垣さんが「会社の先輩」という設定で、カメラに向かって話しかける。カメラは宇垣さんの「後輩」である男性の視点だ。

 CM冒頭で宇垣さんは「しよう、ビーズ男子」と言う。CMは2パターンあり、 1つは会社のオフィスで宇垣さん演じる先輩社員が後輩から資料を受け取り、目を通しながら「ん? どれ? 悪くないと思うよ」と評してから、「……その香り」とささやく。

 2つめは、仕事帰りらしきワンシーンで、雨の中を宇垣さんが「入れて~」と走ってきて後輩男性のビニル傘に入る。宇垣さんは何かに気づいたように「あ……好きかも……その香り」と笑顔を見せる。

 このCMで宇垣さんに割り振られたセリフが性的な表現を彷彿させるとして、「家族でみるのが気まずい」「CMで下ネタを流すのは止めてほしい」など、批判的な意見が一部から出ている。

 レノアビーズを販売するP&Gジャパンは、どのような意図でCMを製作したのだろうか。広報部の担当者に取材をしたところ、指摘されているような性的な意図はないという。

<弊社の調査では、男性の印象に対して、「香り」についても重要視する女性が多く、その中でも特に、「柔軟剤の香り」への支持が高いことが分かっております。柔軟剤は男女関わらずお使いいただける製品ですので、本CMではその調査結果をベースに、より多くの男性のお客様にも柔軟剤をお試しいただきたいと考え、制作いたしました。そのため、性的な意図は、本CMにはございません>

 確かにこのCMには確信犯的な「性的表現」があるわけではなく、いささか過敏とも言える今回の反応。しかし過去の事例の積み重ねが、消費者の不信感につながっていることは無視できないだろう。

過去には卑猥だとして公開中止になったCMも
 出演者のセリフが性的な表現に聞こえるとして批判、そして同時に「いいね」という評価の両方を受けたCMは少なくない。たとえば、2015年に放送された広瀬すずさんが出演する明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」のCM。これもカメラに向かって広瀬さんが会話をするというもので、広瀬さんはカップ焼きそばに付いているマヨネーズをかけた後、カメラに向かって「全部出たと?」と博多弁で疑問を投げかける。

 この「全部出たと?」というセリフが話の流れからは不自然であり、「わざと下ネタを入れた」という指摘が多くあった。その後、同CMは問題のセリフを「好きな人おると?」に差し替えている。前述のように、不適切ではないかと指摘する声だけでなく、このCMを「エッチで可愛くて良い」と表する声もあったことを記しておきたい。これは好評価があったから良いCMなのだという意味ではない。良くも悪くも幅広い消費者層に「下ネタ」だと解釈されたということだからだ。

 2017年に公開されたサントリーのビール「頂」のCMも、わざわざ卑猥なセリフを言わせているとして批判を浴び、公開を中止している。このCMも女性たちがビールを飲みながらカメラに向かって喋りかけるというもので、「肉汁いっぱい出ました」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」「コックゥ~ん! しちゃった」などといったセリフが登場した。

 なお、明星食品もサントリーも、そういった意図はなかったという。

 また壇蜜さんを起用した仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会によるPR動画も炎上した。2017年7月に仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会が観光キャンペーン「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」の一環として制作したPR動画広告で、秋田県出身のタレントである壇蜜さん(役名:お蜜)を起用し、夏の暑さにバテたゆるキャラ(むすび丸)を「涼しい宮城へお連れいたしましょう」と宮城名物を紹介する内容だった。

 壇蜜さんはずんだ餅を放り投げて「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」、牛タンをあ~んして「肉汁トロットロ、牛のし・た」、「え、おかわり? もう~、欲しがりなんですから」といったセリフがあった。動画の視聴者からは、PR動画として適切かとの指摘が相次いだ。

 前述したように、CMのセリフが性的な表現を彷彿させることに対して「面白い」「攻めている」と評価する声もある。しかし、男性をターゲットにした商品やキャンペーンは、美しい女性によるセクシーなアピールが有効だという戦略があるとしたら、その手法は男性消費者も女性消費者もバカにしていないだろうか。

 また、「レノア」CMに関して言えば、先輩女性社員が後輩男性社員の「匂い」に言及することがセクハラではないかという観点もあっていい。別の企業の男性向けスキンケア商品で、女性秘書が「モテる男は肌が違う」といった指南をするCMもあるが、これも同様だ。こういったCMを見て特におかしいと思わないという人たちも、性別が逆だったら強い違和感を覚えないだろうか? 女性から男性へのセクハラはOK、などという歪な線引きはあってはならないだろう。

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 フリーアナウンサーとして活躍する宇垣美里さんが出演するP&Gの柔軟剤「レノアビーズ メンズセレクション」のCMに、「下ネタで不快」という声が一部ネット上で出ている。どんなCMなのか。

 まずこのCMの背景には、柔軟剤「レノアビーズ」を男性たちにも利用してもらいたいというP&Gの意図があると考えられる。柔軟剤で良い香りのする「ビーズ男子」についての特設ページはこちらだ。

 11月1日から公開している「レノアビーズ メンズセレクション」の新CM「ビーズでモテキ」。映像では宇垣さんが「会社の先輩」という設定で、カメラに向かって話しかける。カメラは宇垣さんの「後輩」である男性の視点だ。

 CM冒頭で宇垣さんは「しよう、ビーズ男子」と言う。CMは2パターンあり、 1つは会社のオフィスで宇垣さん演じる先輩社員が後輩から資料を受け取り、目を通しながら「ん? どれ? 悪くないと思うよ」と評してから、「……その香り」とささやく。

 2つめは、仕事帰りらしきワンシーンで、雨の中を宇垣さんが「入れて~」と走ってきて後輩男性のビニル傘に入る。宇垣さんは何かに気づいたように「あ……好きかも……その香り」と笑顔を見せる。

 このCMで宇垣さんに割り振られたセリフが性的な表現を彷彿させるとして、「家族でみるのが気まずい」「CMで下ネタを流すのは止めてほしい」など、批判的な意見が一部から出ている。

 レノアビーズを販売するP&Gジャパンは、どのような意図でCMを製作したのだろうか。広報部の担当者に取材をしたところ、指摘されているような性的な意図はないという。

<弊社の調査では、男性の印象に対して、「香り」についても重要視する女性が多く、その中でも特に、「柔軟剤の香り」への支持が高いことが分かっております。柔軟剤は男女関わらずお使いいただける製品ですので、本CMではその調査結果をベースに、より多くの男性のお客様にも柔軟剤をお試しいただきたいと考え、制作いたしました。そのため、性的な意図は、本CMにはございません>

 確かにこのCMには確信犯的な「性的表現」があるわけではなく、いささか過敏とも言える今回の反応。しかし過去の事例の積み重ねが、消費者の不信感につながっていることは無視できないだろう。

過去には卑猥だとして公開中止になったCMも
 出演者のセリフが性的な表現に聞こえるとして批判、そして同時に「いいね」という評価の両方を受けたCMは少なくない。たとえば、2015年に放送された広瀬すずさんが出演する明星食品「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」のCM。これもカメラに向かって広瀬さんが会話をするというもので、広瀬さんはカップ焼きそばに付いているマヨネーズをかけた後、カメラに向かって「全部出たと?」と博多弁で疑問を投げかける。

 この「全部出たと?」というセリフが話の流れからは不自然であり、「わざと下ネタを入れた」という指摘が多くあった。その後、同CMは問題のセリフを「好きな人おると?」に差し替えている。前述のように、不適切ではないかと指摘する声だけでなく、このCMを「エッチで可愛くて良い」と表する声もあったことを記しておきたい。これは好評価があったから良いCMなのだという意味ではない。良くも悪くも幅広い消費者層に「下ネタ」だと解釈されたということだからだ。

 2017年に公開されたサントリーのビール「頂」のCMも、わざわざ卑猥なセリフを言わせているとして批判を浴び、公開を中止している。このCMも女性たちがビールを飲みながらカメラに向かって喋りかけるというもので、「肉汁いっぱい出ました」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」「コックゥ~ん! しちゃった」などといったセリフが登場した。

 なお、明星食品もサントリーも、そういった意図はなかったという。

 また壇蜜さんを起用した仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会によるPR動画も炎上した。2017年7月に仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会が観光キャンペーン「仙台・宮城【伊達な旅】夏キャンペーン2017」の一環として制作したPR動画広告で、秋田県出身のタレントである壇蜜さん(役名:お蜜)を起用し、夏の暑さにバテたゆるキャラ(むすび丸)を「涼しい宮城へお連れいたしましょう」と宮城名物を紹介する内容だった。

 壇蜜さんはずんだ餅を放り投げて「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」、牛タンをあ~んして「肉汁トロットロ、牛のし・た」、「え、おかわり? もう~、欲しがりなんですから」といったセリフがあった。動画の視聴者からは、PR動画として適切かとの指摘が相次いだ。

 前述したように、CMのセリフが性的な表現を彷彿させることに対して「面白い」「攻めている」と評価する声もある。しかし、男性をターゲットにした商品やキャンペーンは、美しい女性によるセクシーなアピールが有効だという戦略があるとしたら、その手法は男性消費者も女性消費者もバカにしていないだろうか。

 また、「レノア」CMに関して言えば、先輩女性社員が後輩男性社員の「匂い」に言及することがセクハラではないかという観点もあっていい。別の企業の男性向けスキンケア商品で、女性秘書が「モテる男は肌が違う」といった指南をするCMもあるが、これも同様だ。こういったCMを見て特におかしいと思わないという人たちも、性別が逆だったら強い違和感を覚えないだろうか? 女性から男性へのセクハラはOK、などという歪な線引きはあってはならないだろう。

【付録レビュー】「リンネル」1月号、ふわふわボアトートバックは“汚れ対策”も安心?【女性誌】

いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。しかし、本当に使えるのかどうかは「開けてみないとわからない」のが付録の悩ましいところ。「これ本当に付録!?」と驚くほど良くできたものから、「コレはちょっと……」というものまで、そのクオリティは千差万別。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューします!

今日の付録:「リンネル」2020年1月号「ふわふわボアトートバッグ」「白くまがかわいいミニポーチ」ほか

デザイン:★★★★☆(白くまがポイント♪ふわふわでキュート♪)
クオリティ:★★★★☆(しっかりとした作り!)
使い勝手:★★★★☆(大容量で普段使いに◎)

 「リンネル」(宝島社)1月号、新年特大号の付録は「スペシャル3大付録」として、ボアトートバッグとミニポーチ、とじ込み付録としてカレンダーが付いています!

・ふわふわボアトートバッグ
・白くまがかわいいミニポーチ
・花を飾る12か月 2020年フラワーカレンダー(とじ込み付録)

 「ボアトートバッグ」と「ミニポーチ」は「kippis(キッピス)」とのコラボアイテム。「kippis」は、北欧のライフスタイルをベースに、温かみのあるテキスタイルデザインを展開しているブランドです。

 トートバックのサイズは、H26×W37(最大)×D14cmと大容量! 白くまをイメージしたふわもこのトートは、優しい色味と質感で、これからの季節にぴったりです。ポーチはH9.5×W13cm。小物入れとして丁度よい大きさですね。

 そしてとじ込み付録は、今注目のフローリスト、花と緑のアトリエ「malta」の布山 瞳さんによる「花を飾る12か月カレンダー」。身近にある小物と、美しい花を布山さんがスタイリングしたすてきな写真が12月分楽しめますよ。

 まずは、こだわりのトートから。これからの季節にぴったりのふわもこがキュート。手触りも良く、おしゃれで優しい印象です。ホワイトボアでナチュラルなスタイルに似合いますね。

 トートの内側はかわいい白くまのデザインが! ツルツルで汚れても拭き取りやすい素材です。内ポケットが付いているのもうれしいですね。

 雑誌もすっぽり入る大容量! トートの底は汚れに強いレザー調素材です。財布やポーチ、タオル、飲み物などを入れても余裕の大きさなので普段使いにおすすめですよ。

 白くまロゴがポイント!

 こちらも「kippis」とコラボしたミニポーチ。カードを入れたり、リップなどのコスメを入れたり、目薬や絆創膏などの薬入れとしても使いやすそうです。何と言っても、前面の白くまがシンプルでかわいい!

 最後にご紹介するのは、とじ込み付録の「花を飾る12か月 2020年フラワーカレンダー」です。ひと月ごと違ったテイストの花の写真がとてもおしゃれ。布山さんがスタイリングした花の飾り方は、お手本になりますよ!

 さすが新年の特大号! 充実の内容でした!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。
(satomi)

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今日の付録:「リンネル」2020年1月号「ふわふわボアトートバッグ」「白くまがかわいいミニポーチ」ほか

デザイン:★★★★☆(白くまがポイント♪ふわふわでキュート♪)
クオリティ:★★★★☆(しっかりとした作り!)
使い勝手:★★★★☆(大容量で普段使いに◎)

 「リンネル」(宝島社)1月号、新年特大号の付録は「スペシャル3大付録」として、ボアトートバッグとミニポーチ、とじ込み付録としてカレンダーが付いています!

・ふわふわボアトートバッグ
・白くまがかわいいミニポーチ
・花を飾る12か月 2020年フラワーカレンダー(とじ込み付録)

 「ボアトートバッグ」と「ミニポーチ」は「kippis(キッピス)」とのコラボアイテム。「kippis」は、北欧のライフスタイルをベースに、温かみのあるテキスタイルデザインを展開しているブランドです。

 トートバックのサイズは、H26×W37(最大)×D14cmと大容量! 白くまをイメージしたふわもこのトートは、優しい色味と質感で、これからの季節にぴったりです。ポーチはH9.5×W13cm。小物入れとして丁度よい大きさですね。

 そしてとじ込み付録は、今注目のフローリスト、花と緑のアトリエ「malta」の布山 瞳さんによる「花を飾る12か月カレンダー」。身近にある小物と、美しい花を布山さんがスタイリングしたすてきな写真が12月分楽しめますよ。

 まずは、こだわりのトートから。これからの季節にぴったりのふわもこがキュート。手触りも良く、おしゃれで優しい印象です。ホワイトボアでナチュラルなスタイルに似合いますね。

 トートの内側はかわいい白くまのデザインが! ツルツルで汚れても拭き取りやすい素材です。内ポケットが付いているのもうれしいですね。

 雑誌もすっぽり入る大容量! トートの底は汚れに強いレザー調素材です。財布やポーチ、タオル、飲み物などを入れても余裕の大きさなので普段使いにおすすめですよ。

 白くまロゴがポイント!

 こちらも「kippis」とコラボしたミニポーチ。カードを入れたり、リップなどのコスメを入れたり、目薬や絆創膏などの薬入れとしても使いやすそうです。何と言っても、前面の白くまがシンプルでかわいい!

 最後にご紹介するのは、とじ込み付録の「花を飾る12か月 2020年フラワーカレンダー」です。ひと月ごと違ったテイストの花の写真がとてもおしゃれ。布山さんがスタイリングした花の飾り方は、お手本になりますよ!

 さすが新年の特大号! 充実の内容でした!

※サイズはライターが測っているため、実際とは異なる場合があります。
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日本の「絶景」動画がスゴい! 荘厳な自然美に心打たれる、注目の“離島”動画とは?

 美しい絶景の動画って、心が疲れたときに見ると癒やされますよね。動画サイトでも絶景動画は人気のジャンルの一つで、それらのコメント欄には「100年後も1000年後もこの風景が見られますように」「日本は、こんなに綺麗だったのか」「世界屈指の景観美」など、感動に胸を震わすコメントが見られます。

 

 『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景 日本編』(三才ブックス)を始めとする“絶景ガイド本”も根強い人気を集めていますが、そんな中、意外なスポットを見つけました。九州と韓国の間に浮かぶ長崎県の離島、対馬です。福岡空港から30分、長崎空港から35分で到着するアクセスの良さがありながら、非日常的を存分に感じられるんだとか。島の89%は森林で、神秘的な逸話も数多くあるんです。

 古くから竜宮伝説が残されている和多都美(わたつみ)神社は、鳥居が海中に佇むため、潮の干満で様相が変化。神話の時代を偲ばせる雰囲気なんだそう。また、「日本三大墓地」の一つといわれる万松院(ばんしょういん)は、132段の石段を上った先に巨大な墓がずらりと荘厳に立ち並んでいるんだとか。

 また、豊かな森林も大きな魅力です。国定公園である壱岐対馬公園や、九州百名山の一つで国の天然記念物でもある霊峰・白嶽では自然の雄大さを存分に感じられそう。そして対馬といえば、「ツシマヤマネコ」。「つしにゃん」という猫のキャラクターが対馬大使を務めているだけあって、ツシマヤマネコへの愛情は本物です。対馬野生生物保護センターでは、マジックミラー越しにツシマヤマネコを観察できるんだそう。

 ご当地グルメも見逃せません。風味が強い独特の味わいが蕎麦好きに好まれているという「対州そば」、水揚げ量が全国1位の「真あなご(黄金あなご)」、ほかにもイカを使った「対馬バーガー」や、豚肉の炒めもの「対馬とんちゃん」なども。ご当地色豊かな味わいを楽しめそうですね。

 そんな対馬へ旅行に行くなら今がチャンス。対馬市内での宿泊料金が1人1泊につき3,000円安くなる「行っ得!つしま 宿泊割引キャンペーン」と、クーポン付き往復乗船券「長崎しま旅 わくわく乗船券」の2つのキャンペーンを実施中なんだとか。宿泊と乗船、両方お得なこの機会に遊びに行きたいですね。

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 古くから竜宮伝説が残されている和多都美(わたつみ)神社は、鳥居が海中に佇むため、潮の干満で様相が変化。神話の時代を偲ばせる雰囲気なんだそう。また、「日本三大墓地」の一つといわれる万松院(ばんしょういん)は、132段の石段を上った先に巨大な墓がずらりと荘厳に立ち並んでいるんだとか。

 また、豊かな森林も大きな魅力です。国定公園である壱岐対馬公園や、九州百名山の一つで国の天然記念物でもある霊峰・白嶽では自然の雄大さを存分に感じられそう。そして対馬といえば、「ツシマヤマネコ」。「つしにゃん」という猫のキャラクターが対馬大使を務めているだけあって、ツシマヤマネコへの愛情は本物です。対馬野生生物保護センターでは、マジックミラー越しにツシマヤマネコを観察できるんだそう。

 ご当地グルメも見逃せません。風味が強い独特の味わいが蕎麦好きに好まれているという「対州そば」、水揚げ量が全国1位の「真あなご(黄金あなご)」、ほかにもイカを使った「対馬バーガー」や、豚肉の炒めもの「対馬とんちゃん」なども。ご当地色豊かな味わいを楽しめそうですね。

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映画『i-新聞記者ドキュメント-』森友、加計学園から辺野古基地移設まで? 望月衣塑子 × 森達也が、同調圧力や忖度の正体に迫る!

【おたぽるより】

 東京新聞社会部の望月衣塑子記者の取材活動を通して、日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫り、辺野古基地移設問題、伊藤詩織 準強姦事件、森友問題、加計学園問題など、世間を騒がせた社会問題が続々と描かれる前代未聞のドキュメンタリー。

『A』『A2』『FAKE』に続く、森達也監督待望の新作『i-新聞記者ドキュメント-』が遂に完成した。

 森達也が描くドキュメンタリー作品の鈍く不透明な煌めきは、いったいどこからやって来るのだろう?

 その謎を解き明かそうと、森が発表する映像や文章、講演やトークライブに幾多の時間を費やしてきた。そんな中、交流を前提としたイベントに集う、筆者のような一介の表現者に、森はいつも優しく実直に接してくれるのだった。

 8月3日の午後、『鈴木邦男生誕100年祭』が「阿佐ヶ谷ロフトA 」で開催された。れいわ新撰組の山本太郎代表とともに、森がゲストとして出演する恒例のイベントに、過去に何度か登壇させて頂いた筆者も駆けつけ、トークライブを拝聴した。

 その打ち上げの際、偶然にもロフト席亭の平野悠、ミュージシャンのPANTA、そして森と同じテーブルに座ることになったのだ。

 早速、向かい合わせになった森から近況を訊ねられたので、筆者が企画から携わり、2017年の劇場公開後も上映イベントなどに精力を注いだ映画『パーフェクト・レボリューション』(監督:松本准平)について報告させて頂くと、森は瞬時に興味を示してくれた。

 身体障害者の男性を題材にしたドキュメンタリーは多々あれど、そのようなテーマを劇映画として製作するのは至難の業で、電動車椅子で活動する主人公を熱演した稀代のアーティスト、リリー・フランキーの配役なしには、劇場公開も考えられなかったという制作事情をお伝えした。

 興味深く頷いていた森が、劇映画における主演俳優のリアルな表現力という部分に同調してくれて、筆者は感嘆した。モデルとなった熊篠慶彦と筆者の関係や、筆者と松本准平が考える障害者差別への疑問符、そしてリリー・フランキーと熊篠の10年余りに渡る友情、それらすべてが結実し、主人公のクマに血が通った瞬間を実感したことなど、一通りの経過を説明させて頂いた。

 ところが、森から驚きの事実を打ち明けられた。

 近年、とある劇映画の演出を依頼された際、思い入れの強い主人公を演じる俳優が一向に決まらず、配役の遅れから諸々の準備が滞ってしまい、クランクインを待たずして自ら監督を降板してしまったと言うのだ。

 森のあっけらかんとした告白に、相応のショックを受けたのは確かだったが、それとは別にある想いが筆者の脳裏をかすめていった。そして、森を見据えながら意を決して、「森さんは俳優業がスタートですから。その部分だけは譲れませんよね」と伝えた。

 一瞬、はにかんだような表情を浮かべた森だったが、なぜ主演俳優の表現力に固執するのかを、具体的な例を挙げて熱心に語ってくれた。

 森のドキュメンタリー映画に登場した数多くの人間たちに触れてきた筆者は、 『A』における荒木浩の苦悩や、『A2』の地域住民たちの憤怒と緩み、『FAKE』では佐村河内守とその妻、そして佐村河内と対立する新垣隆が織りなす奇妙な人間模様を、即興で演出してしまう手腕を高く評価しているだけに、森が主演俳優に求める表現力が、表層的な演技を指す言葉ではないことは容易に想像できてしまう。

 若き日の森は、俳優として劇映画や舞台演劇に出演しつつ、職業を転々とした後、ドキュメンタリー番組のディレクターとして頭角を現してきた人物だった。

 当然、そんな過去の自分と重なり合うであろう被写体に様々な感情を投影しつつ、その背景を冷徹に見据える演出家であることは今や周知の事実である。

 かつて筆者も俳優業では食べていけず、ロフトプロジェクトの映像部門で制作を担当し、仕事仲間と設立した映像制作会社では企画から演出、配給から宣伝までの業務を日々、手探りで実践していった。そんな、慌ただしい日常の合間を縫うようにして俳優を続けてきた身としては、森の心情が痛いほど理解できるのだ。

 森と意気投合した筆者は流れに身を任せ、二次会へと参加した。途中、『あいちトリエンナーレ2019 表現の不自由展・その後』を巡る取材で駆けずり回っていたルポライターの昼間たかしから、「どうしても特集記事に森さんのコメントが必要なので、直ぐに伺います」との連絡があり、二次会で森の取材が始まった。

 一連の騒動に対してシャープな分析を加えつつ、どこか奔放な発言が飛び出したりもして、森の褌で相撲を取る昼間も満足そうな様子だった。

 取材後、意外なことに昼間の著作『コミックばかり読まないで』の話題に移り、森はその書籍タイトルや、取材内容を手放しで褒めてくれたのだ。タイトルを命名した筆者と、著者の昼間が感極まった状態のまま、その晩は森と表現の自由について遅くまで語り明かした。

 別れ際、改めて森に近況を伺ったところ、「秋に新作ドキュメンタリーのマスコミ試写があるので、その頃になったら試写状を発送します」と約束をしてくれたのだった。

 10月15日の夜、 新宿歌舞伎町の「ROCK CAFE LOFT is your room」で開催された、『音楽航路Vol.3 ~ 森達也監督と蓮池透さんと一緒にニールヤングを語る』の出演者として来店する森を、筆者はタピオカミルクティーを飲みながら、客席の片隅で待っていた。

 しばらくして現れた森に、約束通り『i-新聞記者ドキュメント-』のマスコミ試写状を送って頂いたお礼を述べ、開演前の楽屋で雑談に応じたのだが、その時点で最も重要なラストシーンの編集がまだ終わってないことを告げられた。

 イベントは盛況のうちに終了したが、打ち上げの席に座る間もなく、森は急ぎ足で編集スタジオへと駆け戻っていった。

 その晩は、出番を終えたロフトプロジェクト社長の加藤梅造が、店で飲んでいた筆者と昼間を歌舞伎町へと誘い出し、森達也作品の影響力について夜遅くまで語ってくれたのだった。

 このような過程を経て、筆者は113分にも及ぶ『i-新聞記者ドキュメント-』の完成作を、10月24日のマスコミ試写初日に鑑賞した。

 ところが、100分を過ぎた辺りからうるうるとし、不覚にもラストシーンの、とある人物が語りかけるナレーションを聴いた途端に涙があふれてしまった。試写室に明かりが灯ると、周辺のマスコミ関係者からは賞賛と同時に険しい表情が見て取れた。

 近くの座席にいた昼間が憮然とした表情で近寄ってきて、語気を強めたアジテーションを耳元で連呼したが、ハンカチで涙を拭う筆者を一目見て、話しかける相手を間違えてしまったというようなバツの悪い表情を浮かべ、即座に立ち去ってしまった。

 まさか、本作で涙を流そうとは想定外もいいところで、一呼吸おいて試写室を退出しようと考え、もう一度涙を拭った。

 ロビーに出ると、辺りを見回していた昼間が、「森さんがいない、森さんがいないぞ」と狼狽していた。『A2』『FAKE』のマスコミ試写の際には、参加者一人一人に丁寧に挨拶する森の姿を知っているだけに少々残念だった。

「敵は試写に潜り込んでいる、配給会社も危険な場面に森さんを……」と昼間が呟いた瞬間、
受付カウンターの奥の方で、うつむきかげんにキーボードを叩く森らしき人物を見つけた。

 伏し目がちに筆者を見据えた森は、立ち上がってはくれたものの、「どうも有難う。えっ、なんで泣いてるの?」と訝しんだ。言葉に詰まった筆者は、とりとめもなく「いや、ラストシーンの映像とナレーション、あの演出に涙があふれてしまって……」と伝えるのがやっとだった。昼間がそんなやりとりを眺めつつ、透かさず写真に収めてくれた。

映画『i-新聞記者ドキュメント-』森友、加計学園から辺野古基地移設まで? 望月衣塑子 × 森達也が、同調圧力や忖度の正体に迫る!の画像2

 今作はメディアに対して問題提起をする作品であって、決して人々の涙を誘うような映画ではないはずだと森は語ったが、その眼差しは、想定外の感想に涙で潤んでいるようにも感じられた。

 かつて、森のドキュメンタリー映画の主要人物たちは、ある事件をきっかけとしてマスコミから一斉にバッシングを浴びせられたり、負のレッテルを貼られたまま人々の記憶から消し去られてしまった者たちばかりだった。

 そんな者たちが森の取材動機に共鳴し、対話の過程でメディアには決して見せなかったであろう素顔や本音を吐露するシーンが、映画的には最大の見せ場になっていたはずだ。

 新聞社や出版社、テレビ局といったメディア側からの激しいバッシングを受けた一個人に、森という一人の表現者がカメラを抱えて寄り添い、メディアが報道していない事柄を細やかに記録して、最終的に映画というメディアの力で問題の本質を世に問う手法から、筆者を含む幾多の表現者たちは数多くのことを学んでいった。

 ところが、『i-新聞記者ドキュメント-』では、過去作の揺るぎない構造に捻じれが生じてしまったかのような錯覚と、戸惑いを覚えずにはいられない……。

 それは、手負いの強敵として描かれてきたメディア側の新聞記者が、本作ではヒロインとして登場するからだ。

 しかしながら、この程度のことで森に対する作家性の変節を唱える人はセンスがない。

 映画の冒頭から在京の大手新聞社ではなく、中日新聞社が発行する『東京新聞』の望月と連呼する姿が効果的に描かれており、さらには、否が応にも男性記者が大多数を占める分野で、夫と子育てや家事を分担し、共働きで新聞記者を続ける女性像が共感を誘い、序盤から終始一貫したヒロイン像が提示されるのだ。

 そして、この明確なヒロイン像こそが、新聞社というメジャーな報道機関に身を置きつつも、取材現場でマイナーな扱いを甘受してしまう望月と、フリーランスという極めてマイナーな地点に立脚しながらも、メジャー級の問題作を次々と発表してきた森の取材姿勢との対比を、鮮明に打ち出してくれるのだった。

 望月が様々な取材先で、「納得のできる答えを頂いていないので、繰り返しています」と追及し、目立てば目立つほど、それらの特異点から排除される様子が執拗に描かれていく。その一方、森は望月の真骨頂とでも呼ぶべき、首相官邸で行われる官房長官の記者会見に狙いを定め、必ずや映画のキャメラで記録しようと奔走するのだが……。

 本作を例えるならば、ノンフィクション作家・沢木耕太郎の大宅壮一ノンフィクション賞受賞作『テロルの決算』の読書時に感じた、61歳の野党政治家と17歳のテロリストの、人生の一瞬の交差にも連なる、とてもスリリングな結末を想起せてくれる作品なのだ。

 実のところ、筆者は映画評論を執筆するつもりなど微塵もなかったが、数多の映画ファンに本作の魅力を上手く伝える方法はないものかと、この数日余り頭を悩ませていた。なので、この先はとても個人的で映画ファン特有の独りよがりな文章で締めくくらせて頂ければと考えている。

 その昔、松竹ヌーヴェルヴァーグの旗手と呼ばれた映画監督・大島渚は、1961年の松竹退社後にATGや海外資本と提携して『絞死刑』『儀式』『愛のコリーダ』などの問題作を発表。
佐藤慶、戸浦六宏、小松方正、さらには藤竜也といった、どちらかといえば印象の暗い、個性派俳優たちを好んで配役していた。

 ところが、1983年に『戦場のメリークリスマス』という大作映画を監督した際には、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしといった、いわゆる同時代的なカリスマをメインキャストに抜擢して、作品もロングランヒットを記録した。

 地元の名画座で背伸びして鑑賞した大島の特集上映で、ATG時代の作品などを鑑賞して大島のファンになっていた筆者は、『戦メリ』の配役を知って驚いてしまった。

 今回、『i-新聞記者ドキュメント-』の試写後に、ふと想い出したのが、大島渚監督の『戦メリ』なのだ。

 佐村河内守や新垣隆のスクリーンから受けるイメージが、佐藤慶や戸浦六宏の陰鬱さや怪しさを多分に含んだキャラクターだったとするならば、本作のヒロインとも呼べる望月衣塑子からは、しなやかで美しく、それでいて芯の強い、『戦メリ』のデヴィッド・ボウイにも似た風情を感じとってしまった。

 大島が少年時代に体験した、第二次世界大戦の悲惨な傷跡や、学生運動を通して実感した反戦への誓いを、作品に昇華させて世界へと発信する際、映画や演劇の世界で実績を積んだプロの俳優よりも、時代を左右するほどのパワーを秘めた、ロック、テクノ、お笑いといった突出したジャンルから見事に飛躍したアーティストたちを、敢えて軍人役にキャスティングして、数多の若者たちに戦場の酷さや滑稽さを訴えたかったのではないかと推測する。

 そして、森も同じような動機から、望月衣塑子という同時代的なヒロインを得て、「この国ではジャーナリズムが機能していない」という危機感を共有し、ドキュメンタリー映画の制作に賭けた心情は、限りなく大島に近い感覚なのだろう。

『i-新聞記者ドキュメント-』 に登場する生身のヒロインは、いつも美しいメーキャップとオシャレな装いのまま、タクシーに乗って取材先を目指す。緊急時ともなれば、社会部との通話は最新装備で対応(端末を手に持たない)、その状態で歩行しては所構わず感情を発露させている。

 そして、望月衣塑子という同時代的な名前を最大限に活用し、社会部のデスク要員と密に連携するスタイルで、日々の慌ただしい取材を消化していく。時には訪問先のアポイントメントや遠方取材の段取りまで、鉄壁のフォローで取材活動を後押しして、高額な報酬を支払う東京新聞。ジェームズ・ボンドは実在しているのではないかという錯覚に陥ってしまうような、リアリティーとカッコよさなのだ。

 逆に、筆者が関係するフリーランスの実例を挙げると、バーゲンで洋服をまとめ買いしては何年も着回し、移動は一番交通費の安いルートを検索するか、もしくはチャリ……。見栄を張り、持っていないと拙いと感じるOA機器などは、PCマニアの後輩に頼んで秋葉原で中古品を捜してもらう……。

 フリーランスの宿命で、放送局の孫請けやら、出版社からの面倒な依頼の際は、番組名や媒体名を執拗に連呼する……。時間が切迫した際は、同業者を頼ると不利な交換条件を出されるので、一呼吸おいてグーグルと交信。未払いや請求無視が度重なって今では人間不信……。

 同等のモチベーションで取材現場へと邁進しているはずなのに、昨今では会社員とフリーランスの収入格差が相当にシビアな問題となっている。

 そんなことを漠然と考えつつも、筆者が最も注視する登場人物について記したい。

 劇中、その人物は無精髭が伸びたままの状態で、いつも大きなリュックサックを背負っている。華やかでファッショナブルな女性記者の傍らで、時々スクリーンに映り込むこの無精髭の男性は、どこか場違いな雰囲気を身にまとっていた。

 官邸前の公道で意味不明な停止を警官から強要されたり、独自のネットワークを駆使して撮影を決行しようとするのだが、閉塞状況に風穴を空けることはできない。

 女性記者が執拗に訴え続ける、現政権への問題意識が顕在化していく渦中で、どこか運の悪さばかりが目立ってしまう。その後も、無精髭の男性の承認欲求はどうにも満たされないまま、無残なエンディングへと向かってしまうのだった。

 しかし、そのような不運の連続を映像というフィルターを通して体感する時、いったいどのような化学反応が起きるのだろうか? 読者のみなさんには、本作の後半部分を注意深く鑑賞して頂きたい。

 骨太なドキュメンタリー作品を細腕でグイグイと引っ張ってきたはずの女性記者の取材活動に、中盤以降は何故か既視感を覚えてしまい、どことなく凡庸な女性に見えてしまうことが多かったのは、筆者一人だけなのだろうのか?

 結果的に、『テロルの決算』や『タクシードライバー』、または『ジョーカー』に象徴されるような、活劇的カタルシスは終ぞ訪れなかった……。

 ところが、本作のラストシーンは、絶妙な劇伴と大胆な編集を得て、時代や国家を超越する飛躍的なエピソードへと突入する。

 そんな意欲的なシーンの中で、ヒロインの引き立て役のような存在でしかなかった無精髭の男性が、突如として風貌、生業、性差、貧富、宗教、民族、肌の色への謂れなき偏見に逆行し、全人類共存への堂々たるメッセージを放つのだ。

 その、大胆で豊穣な表現力に筆者は一瞬で魅了されてしまった。この大団円で見せる不屈の反骨精神こそが、年季の入った表現者ならではの深い味わいとなり、本作の主演が誰なのかを知らしめるに相応しい、秘めたるパワーを発揮するのだ。

 ラストシーンの、胸を突き動かされるようなモノローグが、無精髭の男性の本心なのだと気づかされた時、その感動から涙があふれ出てくるのだった……。

 筆者は敢えて、この作品の主演俳優の名を記さない。

(構成=昼間たかし事務所/取材・執筆=増田俊樹)

『i-新聞記者ドキュメント-』
11月15日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開

企画・製作:河村光康
エクゼクティヴ・プロデューサー:河村光康
監督:森達也
出演:望月衣塑子
制作・配給:スターサンズ

http://www.i-shimbunkisha.jp/sp/

「#KuToo」石川優実さんはなぜTwitterのクソリプに反応し続けるのか

 2019年10月、グラビア女優でライターの石川優実さんが、英BBCが選ぶ世界の人々に影響を与えた「100人の女性」に選出された。きっかけは今年1月、石川さんがTwitterで、女性が仕事中にヒールやパンプスを強要されることへの疑問をつぶやいたことだった。そのツイートは多くの女性たちの共感と「いいね!」を集め、「#KuToo」運動(「靴」と「苦痛」と「#MeToo」をかけ合わせた造語)が始まった。 

 6月、石川さんは1万8800の署名とともに「職場における女性に対するヒール・パンプスの着用指示に関する要望書」を厚生労働省へ提出。10月にはKDDIが社員の服装規定を廃止したことが報じられ、ソフトバンクやNTTドコモもパンプス以外の靴を認めるようになった。石川さんが発起人となった「#KuToo」は大きなうねりとなり、世の中を変えつつある。

 しかし一方で、石川さんのTwitterには「#KuToo」へのバッシングや、個人攻撃まがいのリプライ――いわゆる”クソリプ”が後を絶たない。「#MeToo」でも見られたようなフェミニズムへのバックラッシュともいえるが、石川さんは根気強く”クソリプ”に返答し続けている。Twitterのブロック機能を使って無視する、という選択肢もあるが、石川さんが立ち向かうのはなぜなのか。

『#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム』(石川優実著/現代書館)
 11月12日、その軌跡が記録された『#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム』(石川優実著/現代書館)が上梓された。同書には、石川さんとクソリプの闘いが100ページにもわたって収められていてまさに圧巻。石川さんはいったいどんな思いで、どんな理由で、この大量のクソリプに言葉を返してきたのだろう? ご本人に話を聞いた。

石川 優実(いしかわ・ゆみ)
1987 年生まれ。グラビア女優・フェミニスト。2005 年芸能界入り。2014 年映画『女の穴』で初主演。2017 年末に芸能界で経験した性暴力を#MeTooし、話題に。それ以降ジェンダー平等を目指し活動。2019 年、職場でのパンプス義務付け反対運動「#KuToo」を展開、世界中のメディアで取り上げられ、英BBC「100 人の女性」に選出される。

Twitterが可視化した「物言う女」への批判
――新刊『#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム』を上梓された経緯をお話いただけますか。

石川:版元の現代書館さんとは以前からお付き合いがあって、「女性向けのヌードがもっとあってもいいと思う」とお話したことをきっかけに、11月7日に発売された『シモーヌ(Les Simones)Vol.1』 で「ヌードになりませんか?」とお声がけいただいたんです。その撮影日が「#KuToo」の署名を厚労省に提出した直後くらいで、担当編集さんに「ブログやnoteなどとは違って収益につながらないのに、クソリプに返信して大変ですね」と声をかけていただき、その流れで「本を出しませんか?」というお話をいただきました。

――同書には膨大なクソリプが収録されていますが、クソリプへの応酬が起点となった本だったんですね。

石川:私が「女性にだけヒールのある靴を規定するのは女性差別だからやめて下さい」という活動を始めた時のTwitterの反応には、まさに女性差別が現れていて、それをクソリプたちが可視化してくれたなと思いますね。

――石川さんのTwitterを見ていると、まさに「#KuToo」がバックラッシュ(=男女平等や男女共同参画、ジェンダー運動などの流れに反対する運動・勢力)に遭っている状況がよく分かります。

石川:足を引っ張ろうとする人たちがたくさんいますよね。クソリプに書かれていることは、現状が変化しないでほしい、変わっていくのが怖いという人たちの気持ちでもあるのかなとも思うんですけれども。

――「ハッキリと物言う女」への批判が、石川さんにも向けられているように見えます。

石川:2017年に「#MeToo」にからめてグラビア時代の性接待の強要のことなどをnoteに書いた頃は、私もまだ自分のことを責めるような気持ちがあって、「私も悪かったんです」という感じで、謙虚に書いていたんです。ただ、今年になって「#KuToo」を始めたときは、それから時間が経っていたこともあって、態度が結構大きくなっていたんですよ(笑)。

 「#MeToo」の後、フェミニストの先輩たちに「被害者が悪いんじゃなくて、加害者が完全に悪いんだよ」と教えていただいて、私もフェミニズムについて勉強をしているうちに、これからも活動をしていくならいつまでも「自分が悪い」と思っていちゃだめだなと気づいたんです。それでTwitterでも度胸が据わったんです。

 「#KuToo」のきっかけとなったツイートに対しても、「男だって大変な思いをしている」「なぜわざわざ男の人の靴を比較対象に出すのか」とか言われたりしたので、私が「うるせえな」みたいな感じでリプライをしていたら、今度は「性格悪い奴が運動を始めた」「社会運動はそういう態度でやるものじゃない」みたいなことも言われましたね。でも、その態度は誰が決めるんだって話なんですよね。

「女性の足は大人になるとヒールを履ける形になる」というクソリプ

クソリプにも真っ向勝負
――新刊では、100ページにも渡って実際に石川さんが受けたクソリプを紹介していて、さらに石川さんがそのひとつひとつを分析したうえで解説やコメントを入れているのがとても面白かったです。アカウントごと引用している点が画期的だなと思いました。

石川:クソリプはスクリーンショットに撮って保存しているんですが、本に載せるにあたっては約50種類のクソリプを厳選しました。推敲の時点では、倍の100種類近くはありましたね(笑)。

 公表された著作物は、引用して利用することができるという著作権法第32条を担当編集さんに教えてもらいました。今回の書籍はクソリプを飛ばす人たちのメンタリティを研究するという正当な範囲内で引用しています。最初は相手のアカウント名まで載せるのはどうなんだろうって話にもなったんですけど、引用のルールに則ると出典を明示することが必須なのでアカウント名を入れました。書籍からの引用も、著者を明記しますよね。私としては「責任を持って書き込みしないとこうやって使われることもあるぞ」と示したい気持ちもあって、最終的にはアカウント名も載せました。URLも載せていて、きちんと法に則って引用しているので、もし変に絡まれたとしても問題はありません。

――これまで有名人・芸能人の方は、バッシングや誹謗中傷され放題なのに、一般人相手だとアカウント名までは明かしにくいし、遠慮してしまうという空気があったと思うんですけど、もしかしたら今後、石川さんのようにアカウントを引用して反論する人も出てくるんじゃないかと思いました。

石川:ぜひそうしてほしいと思います。クソリプを送ってくる人は気軽に発しているかも知れませんが、当たり前ですけど何でもかんでも言っていいわけではないんです。クソリプの先には受け取る人間がいるということを、きちんと分かってほしいなと思います。

――石川さんが特に印象に残っているクソリプはどれですか?

石川:「女性の足は大人になるとヒールを履ける形になる」とか主張していたクソリプには参りましたね。このトンデモツイートは「何言ってんのw」って感じで反響も大きかったので、ベスト・オブ・クソリプとして認定させていただきました。

「女性の足は大人になるとヒールを履ける形になる」と主張したベスト・オブ・クソリプ(『#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム』より、以下同)

石川さんの解説&コメント
 ほかにも、「女性にはペニスがないため突起物であるハイヒールを身に纏いたいという潜在的な願望がある」と主張する男根至上主義的なクソリプもインパクトが強かったです。突起物って……(笑)。

 あと、私は葬儀場で働いていたので「故人様をお見送りするときにはパンプスを履くのが当たり前です」みたいなのもいくつかありました。男性はパンプスなんて履いてないし、私は失礼とされることに性差があるのがおかしいって言っているのに、勘違いされちゃってるんだなって。

 今でも見返していてイヤだなと思うのは、「石川優実じゃなくてもっと誠実な人がこの運動していたらもっと署名が集まったのではないかと思います」というクソリプ。 ほかにも「こんな運動しなければあなたが脱いでいたことは知られずにいたのに、親がかわいそう」というのもムカつきました。この人はきっと、私や私の親が脱ぐことを恥じていると勝手に思っているようですけど、それはこちらが決めること。勝手に決めつけられるのは本当にイヤだなと思います。

――「#KuToo」に対して「女尊男卑が目的なのか」と言っているのに対して、石川さんが<女性が平等を訴えるとなぜか女性優遇を求めていると解釈する人はとても多い。それは男女平等でない現状を理解できていないからじゃないのかなぁ>とコメントされていたのも印象的でした。もしかしたら、このように誤解している方も多いのかなと思います。

「女尊男卑が目的だ」と主張するクソリプ

石川さんの解説&コメント
石川:そう思います。女性専用車両について文句を言う人も同じなのかなと思うんですけど、女性専用車両は実際に痴漢問題があるから必要とされているものですよね。一部の人は、それを単に女性が楽するためにあるものだと思っているようなんですが、なぜ女性専用車両ができたのかってことが全然見えてなくて、「フェミニスト=女尊男卑や女性優遇を求めている人たち」と誤解しているんだと思います。

 また、「ヒールを履きたい女性の邪魔をするな」ということを言われたこともありました。でも、私はヒールを履きたい人にはもちろん履いてほしいし、履くか履かないかを選べるようにしたい、ということをずっと言ってきたんですけどね。クソリプの多くは私の主張への誤解からくるものですが、話を聞かない、聞けない人もたくさんいるんだなと思います。

クソリプに返信し続ける理由
――それにしても、日々これほど膨大なクソリプに返信し続けるのは容易なことではないですよね。石川さんは、なぜクソリプに返信し続けるんですか?

石川:グラビアの仕事をやってきて、これまで2ちゃんねるやAmazonのレビューにクソリプと同じような人格攻撃や侮辱の言葉をたくさん書かれてきたからです。以前は「私がグラビアの仕事をしているからだ」「売れないから仕方ない」「私が悪いんだ」と思い、黙って見過ごしていました。グラビアをやっていたけれど、誹謗中傷に傷ついて辞めちゃった子も見てきました。

 ただ、芸能人だからといって何を言われても我慢しなきゃいけないとか、言い返すのはみっともないとか言われたりするのは絶対おかしいとずっと思っていたんです。Twitterって、2ちゃんねるやAmazonレビューとは違って、やり取りができるじゃないですか。それもあって、今はちゃんと言い返していこうと思っています。

――精神的に辛い時はありませんでしたか?

石川:誹謗中傷まがいの言葉はグラビアの頃から受けていたのでそんなに辛くはなかったんですけど、「#KuToo」の運動が大きくなるにつれて、私の勤務先の葬儀場を特定しようという動きもありました。勤務先に迷惑がかかるといけないので、そのお仕事は辞めたんですが、その時は本当に辛かったです。

 ただ、クソリプと闘っているといいこともあって。たとえば、やっぱり最初は穏やかに物事を解決しようとして下手に出ちゃうんですけと、その時点で自らの立場を下げているようなものなんだということに気がついて、それからは自分のためにもきちんとブチギレていこうと決めることができました。あとは、こうしてインタビューなどでスラスラと回答できるようになったのは、クソリプに言葉を返すために自分の気持ちや疑問を言語化するトレーニングが生きているのかも。

――クソリプとのやり取りのおかげで、言葉の引き出しが増えた?

石川:そうなんです。たとえば「グラビアをやっているくせに」とクソリプを飛ばされた時、相手は私がグラビアをやっていることについて何がおかしいと言いたいのか、そして自分はその言葉の何に怒っているのか、すぐには分からなかったんです。でも、クソリプについてじっくり考えると、この人は「グラビアを仕事にしている人は社会運動しちゃいけないと思っている=グラビアを仕事にしている人は女性差別にあっても仕方がないと思っている=グラビアを仕事にしている人を差別している」ということになるのか……と分かったんです。

――石川さんが返答を続けることで、誤解が解けたり相手の考え方が変わったりした例はありましたか?

石川:うーん、匿名のクソリプで絡んでくる人にはいないですね。きっと、わかろうって気持ちもないんだと思います。

 ただ、悪意なくクソリプを飛ばすようなタイプの男性の友人から、「ヒステリーな言い方はよくないよ」と言われた時に、私もすぐには言い返せなかったんですけど、ちゃんと考えたうえで「前にそういうこと言ってたけど、よくないよ」って怒ったんです。彼は自分の母親に対しても「ヒステリーだから話を聞かない」と言うこともあったそうなんですが、私が怒った理由を理解してからは、「これも女性差別だったんだね」と改めてくれました。ただし、これは大前提として、友人としての関係性をつくっていく気持ちが互いにあったからこそ成立したのかも知れません。

 私もリアルでは、たとえば会話の中で誰かが差別的な発言をして「んん?」って感じても、やっぱり咄嗟に怒ることはまだできません。あと、これは昔のクセなんですが、相手を立てるような話を提供してしまったりすることもあります。

――石川さんのクソリプ対応を見ていると、一見すると言葉や態度は悪いのかもしれませんが、じつはとても真摯で丁寧な行動だなあと思います。

石川:ありがとうございます(笑)。ただ、相手に対して真摯でいたいというよりは、ただ自分のために、モヤモヤを解き明かしているという感じです。丁寧に説明したところでクソリプしてくる人には伝わらないかもしれないんですけど、自分が納得できることが一番大事なんです。

怒ること、楽しいことは両立する
――今回の著書で石川さんが、「怒るのがめっちゃ楽しい」と仰っていたのもとても印象的でした。

石川:怒ることによって自分の感情を表現できるので、気持ちが安定するんですよね。ストレス解消にもなりますし、健康にも良いと思う(笑)。

 あとは、女性はステレオタイプな女性像、たとえばおしとやかであることを求められているので、喜怒哀楽のなかでもとくに怒るという感情を表出することは良しとされていないと感じていて、違和感があります。

――石川さんを見ていると、イヤな言葉を浴びせられたり、軽んじられたりしたときは、ちゃんと怒ったほうがいいし、怒ってもいいんだよなって思えます。

石川:怒っているロールモデルを見せたいという気持ちはありますね。Twitterで酷いこと言ってくる相手には、わざと強く出たり、言葉遣いを相手に合わせて私もあえて悪くしたりしている側面もあります。もちろん、怒っているだけでは終われないので、きちんと結果を出していきたいとも思っていますね。

――石川さんのその姿に勇気づけられる女性は多いと思います。自分の怒りという感情をないがしろにしていた女性も多いと思います。

石川:私もこれまでは、自分の怒りという感情をちゃんと見てこなかったんですけど、こうやって怒ってみると意外と冷静な自分もいて、楽しいと感じている。この感覚を言語化するのは難しいんですが、怒ることと楽しいことは両立するんじゃないかなと思っているんです。私自身、怒ることができるようになった今の方が幸せなんですよ。

 もちろん、怒りたくない人は怒らなくていいんです。ただ、我慢をしている人には、怒るという選択肢もあるし、怒りを表明するこちら側にきても楽しいよ、と伝えたいです。

 あと、怒っていたら女性はモテない、というのは幻想だと思っています(笑)。私は怒るようになってからの方が男性ともうまくいくようになりましたし、そもそも女性が怒っているだけでイヤだなんていうようなつまらない男性にはモテなくてもいいって思えるようになりましたから。

――私も、怒ってもいい時は、怒れるようになりたいです。

石川:一番大切なのは、自分のために行動するということなんです。「自分を大事にする」という言葉は昔から言われてきたし、上辺だけの言葉は知っていましたけど、私が本当の意味を理解したのは30歳を超えてからなんです。もしどこかモヤモヤした思いを感じている方がいるなら、ジェンダーやフェミニズムのことについて自分なりに調べてみると、もしかしたら解決していくかもしれません。

 「#KuToo」を発信したことでクソリプもたくさん頂戴しましたが、私がすごく心強いなと思っているのは、「#KuToo」の運動を説明する場に呼ばれて行くと、いつも年上のフェミニストの方々がアドバイスをくださったり、優しく応援してくださったりすることなんです。フェミニスト同士が世代を隔てずにつながって、上の世代のフェミニストの先輩たちからもっと学んでいけるようになったらいいなと思いますね。

 怒ることも、フェミニズムについて勉強することも、自分が心地よく生きていくためには何をしたらいいのかという視点で考えてもらえたら嬉しいです。自分を本当に大切にするってどういうことなんだろうと考え始めてから、私は変わりました。

(取材・構成=雪代すみれ)

【付録レビュー】「VOCE」毛穴埋めファンデブラシ/「InRed」時短コスメセット/他7雑誌【10月下旬~11月上旬まとめ】

いまや付録で雑誌を選ぶのは当たり前。毎月魅力的な付録が登場し、どれにしようか迷いますよね。そこで、付録を実際に手にして、見た目や使い勝手を徹底レビューした「付録レビュー」から、10月下旬~11月上旬までに発売された雑誌をまとめました。まだ購入できますよ~!

「&Rosy(アンドロージー)」 12月号「ロクシタン 秋のビューティーセット」

&Rosy(アンドロージー) 2019年12月号と付録「ロクシタン 秋のビューティーセット」

 「&Rosy」(宝島社)12月号の付録は、「ロクシタン 秋のビューティーセット」です。“ベストセラーアイテムの魅力を堪能できるスペシャルセット!!”とのことで、3つのアイテムとなっています。

・ロゴ入りパドルブラシ
・シア ハンドクリーム10mL
・ファイブハーブスバランシング シャンプー&コンディショナー各6mL

&Rosy(アンドロージー) 2019年12月号

「美的」12月号「小田切ヒロ・小顔コントゥアリングパレット」

美的12月号と付録「小顔コントゥアリングパレット」

 「美的」(小学館)12月号の付録は「小顔コントゥアリングパレット」です。小顔コントゥアリングパレットは、人気ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさん監修。「いつでもどこでも、ふんわりソフトな凹凸感の美人顔をつくれるスグレものです」とのことで、シェーディングとハイライトがひとつのパレットにセットで入っています。

美的12月号付録「小顔コントゥアリングパレット」

 寸法は直径4.7cmで丸型の小さめサイズ。ポーチの中に入れても邪魔にならない大きさなので、個人的には化粧直し用に持ち歩きたいですね♪ 色味は、シェーディングはマットブラウン、ハイライトは細かいラメが入ったパーリィベージュです。

「MAQUIA(マキア)」12月号 「ふわもこコスメポーチ」「ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント」ほか

MAQUIAマキア 2019年12月と付録

 マキア12月号の付録は、内容盛りだくさん。合計4つのアイテムです。

・石井美保さんカラー監修 ふわもこコスメポーチ
・ザ パブリック オーガニック シャンプー&トリートメント(1回分×3種セット)
・エスト 新ファンデーション(約1回分×2色)
・ランコム ジェニフィックアドバンスト N(約1回分)

 まず、目玉アイテムのポーチのサイズはタテ12.5cm×ヨコ18.5cm×マチ11cm(開いた時)。ミルクティーのような優しい色味とふわふわな質感に温もりが感じられます。そして、「マキア」の2019年上半期ベストコスメ ヘアケア部門第1位を受賞した「ザ パブリック オーガニック」の人気シャンプー&トリートメントは、「スーパーリフレッシュ」「スーパーポジティブ」「スーパーリラックス」が3種類全てついています。

「GLOW(グロー) 」12月「TATRAS & STRADA EST キルティングBIGトート」

 「GLOW」(宝島社)12月号の付録は「TATRAS」のフラッグシップショップが入るセレクトショップ「TATRAS & STRADA EST」とのコラボ第2弾! 今年3月号の付録で大好評だったというキルティングバッグがバージョンアップして登場です☆ 「TATRAS」は、イタリアのミラノを拠点としたファッションブランドで、ダウンジャケットが有名ですよね♪

 トートの色は秋冬のトレンドでもあるブラウンで、おしゃれです。厚みのあるレザー調素材のタグに、ブランド名がゴールドで刻印されているのが、高級感がありますね♪

 サイズは、タテ37×ヨコ42×マチ13cmの大きめサイズで、マチもしっかりありました。鞄本体の重さは計ってみたら166gでとても軽め!

「サンキュ!」12月号「2020 あなたを幸せにするカレンダー」「豆腐 さば缶 全73レシピ」ほか

 「サンキュ!」(ベネッセコーポレーション)12月号の付録は、年に一度のスペシャル付録として、素敵な写真を使ったカレンダーのほか、とじ込み付録を含め、全部で4つの冊子がついています!

・2020 あなたを幸せにするカレンダー(別冊付録1)
・藤井恵さんの毎日豆腐レシピ/大庭英子さんの絶品さば缶レシピ(別冊付録2)
・冬野菜で栄養UPおかず(とじ込み付録1)
・この年末、絶対トクする!キャッシュレス決済START BOOK(とじ込み付録2)

 別冊付録の一つめは、月毎にインテリアやキッチン雑貨の名品が並ぶ、素敵な写真付きの壁掛けカレンダー、「2020 あなたを幸せにするカレンダー」です。別冊付録二つめは、小冊子のレシピ集。シンプルでわかりやすい料理が人気で『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)などテレビ出演も多数ある料理研究家、藤井恵さんによる「豆腐」を利用する41レシピと、ボリュームがあるおかずで人気の料理研究家、大庭英子さんによる「さば缶」を利用する32レシピが紹介されており、充実の内容です。

「ちゃお」12月号「メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ」ほか

 人気少女マンガ誌「ちゃお」(小学館)12月号の付録は、とってもゴージャス! すでにネット上ではその内容が話題になっているようですが、その詳細をチェックしてみましょう。

・メロと恋の魔法ブレスレットウォッチ
・すみっコぐらし ほかほかパンメモ
・『12歳。』ヒロインファンブック

 メロと恋の魔法ブレスレットウォッチは、連載中の作品『メロと恋の魔法』をイメージしたデザインの時計。この腕時計について、SNS上では「今月号のちゃおの付録はここ20年で1番の豪華さかもなぁ」「驚異的なクオリティだぞ」と、大人から驚きの声が上がっています。

「InRed」12月号「菊地美香子監修 アダム エ ロペ 洒落顔を作る 時短コスメセット」

「InRed」(宝島社)12月号の付録は、とにかく大満足の内容! 5つのアイテムが付いています。

・時短メイクパレット
・リップカラーバーム
・スティックチーク
・リップおさえペーパー
・「時短が叶う!メイクブック」(別冊付録)

 全てヘア&メイクアップアーティストの菊池美香子さんが監修している時短コスメセットと、そのコスメの使用方法などが書かれたブックが付いています。「『時短』を徹底的に追及して完成した」というコスメセットのメインアイテム「時短メイクパレット」は、アイシャドウやチーク、リップからコンシーラーまでが一つのパレットに収まっています。時短だけでなく、「使うだけで今っぽいお洒落顔が手早く完成」するというから期待が高まります!

「LEE」12月号 栗原はるみさんの「定番中華」&「ごちそう中華」

「LEE」2019年12月号

 「LEE」(集英社)1月号の付録は、「栗原はるみさんのレシピ本、『定番中華』&『ごちそう中華』」です。栗原はるみさんといえば、パーソナルマガジン「㏊ru_mi」(扶桑社)が有名で、著書発行部数は3000万部を超えている人気の料理家です。私も栗原さんのレシピ、よく参考にしています♪

「LEE」2019年12月号付録