危険な三角関係を描く青春映画『ひらいて』で気づく山田杏奈の「目力」が、その演技の「総決算」になった理由

 2021年10月22日より、映画『ひらいて』が公開されている。

 本作は芥川賞作家・綿矢りさが2012年に発表した小説の映画化作品だ。結論から申し上げれば、本作は少女の「どうしても傷つけてしまう」心理を綴った、「こじらせ」系の青春映画の秀作だった。さらなる魅力を紹介していこう。

「モヤモヤ」が根底にある、自分も周りも傷つけてしまう物語…

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グレタ・トゥーンベリは折り合いがつけられない―世間からアンチを受けてもむき出しなワケ

 グレタ・トゥーンベリ。弱冠18歳、スウェーデンの環境活動家。彼女の言動に苛立つ、あるいは彼女の名前が話題に出た途端、無言で冷笑する中年男性は少なくない。世界にも、筆者の周りにも。

 そんなグレタの活動を追いかけたドキュメンタリーである『グレタ ひとりぼっちの挑戦』にも、彼女に批判的な各国の指導者やテレビのキャスター(すべて中年以上の男性)が登場する。例えば、こんな感じだ。続きを読む

瀕死状態の洋楽雑誌、にわかにメタルブーム到来?「背に腹は変えられない」厳しい裏事情

 いまやすっかり斜陽産業となった洋楽界に異変が起きている。老舗の音楽雑誌が次々と特集テーマとしてヘビーメタルをピックアップ。“にわかメタルブーム”が到来しているのだ。

 先陣を切ったのは、1982年創刊の『レコード・コレクターズ』(ミュージック・マガジン)だ。これまで幅広くロックを取り上げてきた同誌の2021年8月号の企画に洋楽ロックファンはどよめいた。特集の内容は「70年代ハ…

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ヒカルをディスったあのユーチューバーが「日本一のインフルエンサー」ネタをパクり物議

 YouTubeに参入する芸能人が激増し、一気に競争過多なレッドオーシャンになりつつあるなか、これまで隆盛を誇っていた人気ユーチューバーたちもこのところ苦戦が伝えられている。

「一時、テレビ進出が目立った男女ユーチューバーの『ヴァン・ゆん』は先日、ゆんのスウィムウェア動画を投稿したものの、1年前の同じ動画に比べて再生回数は10分の1に落ち込んでいます。逆に、ジャニーズからユーチ…

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『鬼滅の刃』でフジが週間視聴率二冠達成も、悔やんでも悔やみきれない「見る目のなさ」

 いまだ収まらない「鬼滅ブーム」。フジテレビのアニメ担当者の胸中は喜び半分、悔しさ半分…いや、もしかしたら悔しさ10割かもしれない。

 9月24日、フジテレビ・金光修社長の定例会見が行われ、12月5日に新シリーズ「遊郭編」が始まる人気漫画原作のアニメ『鬼滅の刃』についてコメントした。

「フジは9月の土日、祝日の夜にアニメ『鬼滅の刃』を第一夜~五夜まで放送。いずれも…

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俳優・窪田正孝の“凄さ”とは――映画で振り返る「憑依型」の資質と新たな領域

 窪田正孝が、帰ってくる――。独自のゾーンを持つ人気実力派俳優の新作を、待ち望んでいた方も多かったことだろう。実は2021年はここまで、映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』での回想出演くらいしか、窪田の出演作がなかった。2020年はNHK連続テレビ小説『エール』に映画『ファンシー』『初恋』『映画 えんとつ町のプペル』と出演作ラッシュだったため、ファンは…

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