これまでは壮大なフリ? 『町でうわさの天狗の子』最新刊で「萌え」が大爆発

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『町でうわさの天狗の子』1巻(小学館)

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
岩本ナオ『町でうわさの天狗の子』1~7巻
小学館/各410~420円

 壮大な前フリを経て、ついに『町でうわさの天狗の子』がそのポテンシャルを発揮し始めました。先ごろ発売された最新巻、7巻から溢れ出す「萌え」の奔流ときたら! 本作は岩本ナオ先生初の長編作品。2007年の夏に連載が始まってすでに3年と数カ月、2009年の『このマンガがすごい! オンナ編』(宝島社)では5位にランクインもした、堂々たるヒット作であります。

ファッション界に異変? ギャルブランドがファッションウィーク参戦!

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ニコニコ動画とのコラボもユーザーからの反応は薄い?

 モードの祭典「ジャパンファッションウィーク」(以下JFW)が現在東京ミッドタウンなどで開催中です。中でも18日からの一週間「東京コレクション・ウィーク」はミラノ・パリ・ロンドン・ニューヨーク世界4大コレクションと並ぶ世界的にも重要なコレクションです。

「笑い」という推進力を持つ"ネオ少女漫画"『海月姫』

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『海月姫』1巻/講談社

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
東村アキコ『海月姫』1~5巻
講談社/各440円

1割の嘘と9割の真実で作り上げられた『路地恋花』の揺るぎない世界観

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『路地恋花』1巻(講談社)

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

「すこし不思議」な世界での友情が味わい深い『第七女子会彷徨』

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『第七女子会彷徨』1巻/徳間書店

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
つばな『第七女子会彷徨』1~2巻
徳間書店/1巻590円・2巻620円

 舞台は多分、近未来の日本。学校の「友達選定」システムによって「友達」とされた女子高生「金やん」と「高木さん」のシュールな日常を、まるで漫才のように描くのが『第七女子会彷徨』です。

 例えば『聖☆おにいさん』(中村光著)においては、イエスとブッダというかなり特殊な"キャラクター"が、現代日本のごく標準的な郊外都市・立川市に暮らしていることで「おかしみ」が生み出されていきます。本作ではそれとは逆に、主人公は基本的にはフツーの女子高生。ボケ担当の高木さんはやや常軌を逸しているフシもありますが、金やんは非常に真っ当なツッコミ担当の優等生。ごく一般的なの女子高生が、「すこし不思議」な近未来に暮らすことによって「おかしみ」が生み出されます。

カラオケに、DVD鑑賞に、ヲタ談義♪ ジャニーズファンのラブホ活用術に密着

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「国立盛り上がってるか~!?」と本人たちになりきってしまうのはヲタの性

 夏は海、花火大会、海外旅行など、楽しい思い出を作るチャンスがいっぱい。でも、サイゾーウーマン読者の中の多くの人が絶対外せないのが、ジャニーズコンサートです。夏の折り返し地点を過ぎたように思えるけど、まだまだSMAP、嵐、NEWS、Hey!Say!JUMP(SUMMARY)などのコンサートや舞台が目白押し! ただ近場ならともかく、遠征ともなると、チケット代の他に、交通費、宿泊費など思いのほか出費がかさむもの。

 そんな中、宿泊費を1人1泊2,000円台に押さえる、ツワモノどもがいるらしい。それが、近年増加中という、「ラブホ女子」。特にジャニーズコンサートなどで遠征する際に、4、5人のグループでラブホのパーティールームを利用し、一人あたりの宿泊費を下げることに成功しているのだとか。出費以外にも、いいことづくめだというラブホ利用術を伺うべく、8月21日からの『ARASHI 10-11 Tour』に参加するという嵐ファンの方々に集まってもらい、レクチャーしてもらいました。

二人の最後の儀式に密着! 新たな門出を祝う離婚式に参加してみました

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え!? あの二人がいよいよ離婚?

 日本の離婚率が30%を軽く超えた昨今、"バツイチ"はマイナスではなく、人生の辛酸をなめた大人の勲章ともなりつつある。そんな中、新しいタイプの式が人気を博しているのをご存じだろうか? 別離を決意した男女が、新たなる道を歩むためのケジメとして挙げる――それが"離婚式"である。かつて愛し合った二人がいかにして離婚を選択し、この式を挙げるに至ったのか? どんなことをするのか? そんな疑問を解消すべく、とあるカップルの離婚式ツアーに参加させてもらった。


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大名行列がごとく、参列者が続きます

 今回の式の主役は清楚な美人タイプの旧婦(仮名・27歳)とガッチリした体型の旧郎(仮名28歳)。参列者である旧郎の同僚とともに、待ち合わせ場所の浅草寺のベンチに、実に微妙な間隔で座っていた。離婚式場への移動は、浅草らしく人力車。夫婦別々の人力車に乗り、その後を参列者が追随する。2台の人力車と参列者の一行が、浅草の喧騒を抜けて静かな住宅街へ。事情を知らない外国人が「JINRIKISHA!」とカメラを向けるが、この時点では旧郎旧婦にも参列者にも笑顔はゼロ。

『ハチクロ』よりも"敗者"にフォーカスした意欲作『3月のライオン』

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3月のライオン1巻/白泉社

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
羽海野チカ『3月のライオン』1~4巻
白泉社/各510円(1巻のみ490円)

 すでに各方面で話題のこの作品ですが、本作によって『ハチミツとクローバー』(集英社、以下『ハチクロ』)のヒットがまぐれでないことを、羽海野チカ先生はその圧倒的な筆力で証明してみせました。今後『ハチクロ』を超えるかもしれない大傑作、それが『3月のライオン』です。

 テーマは将棋。東京・月島と思しき下町を舞台に、15歳でプロになった天才棋士・桐山零の成長と、そして主に挫折とを描きます。そう、この作品が描くのは「敗北」。勝負事がテーマとは言え、羽海野先生は安易にスポ根路線に走ることを選ばなかったのです。

新條まゆが監修! BL、声優好きの心をくすぐる携帯コミック「声マン」とは?

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『こころ』(C)声マン製作委員会

 すっかり一般的に定着した携帯電話向けのマンガ(以下、携帯コミック)。"携帯の小さな画面でマンガのコマを追うなんて......"などと最初は馴染めなくても、携帯コミックはオリジナルのBL(ボーイズラブ)やTL(ティーンズラブ)が充実しているので、今やその虜になっちゃってる乙女も多いはず。そんな中、声つきの携帯コミック「声マン」プロジェクトが始動しているのはご存じ? 

「声マン」とは、描き下ろしのオリジナル・高品質マンガに、人気声優が声をあて、さらにストーリーを盛り上げる音楽や効果音がプラスされた携帯コミックのこと。『快感 フレーズ』や『ラブセレブ』(いずれも小学館)、『愛俺!』(角川グループパブリッシング)などでカリスマ的人気を誇る漫画家・新條まゆが全面監修を手がけているということでも、配信前から話題を呼んでいる。でもなぜ、新條先生全面監修で「声マン」プロジェクトを立ち上げたの? 

切なさとユーモアを交えながら、「死」を描いた『夏雪ランデブー』

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『夏雪ランデブー』1巻

――幼いころに夢中になって読んでいた少女まんが。一時期離れてしまったがゆえに、今さら読むべき作品すら分からないまんが難民たちに、女子まんが研究家・小田真琴が"正しき女子まんが道"を指南します!

<今回紹介する女子まんが>
河内遙『夏雪ランデブー』1巻(以下続巻)
祥伝社/980円

 恋人、もしくは配偶者の死を起点として立ち上がる物語があります。たとえば一条ゆかり先生の名作『砂の城』(集英社)。最近作ではいくえみ綾先生の『潔く柔く』(同)。やや外れますが、くらもちふさこ先生『おばけたんご』(同)は、私の大好きな作品のひとつです。

 河内遙先生の初めての本格長編まんが『夏雪ランデブー』も、その系譜に属する作品のひとつです。生花店で働くフリーター青年・葉月。そもそもは店長の六花に一目惚れしたのが、アルバイトに応募したきっかけでした。秘めたる想いを抱えたまま淡々と働く日々の中で、葉月は遂に六花の部屋へと上がりこむチャンスを得ます。ところがそこには見慣れぬ半裸の男が! 「男いるじゃん」と、すねた葉月は部屋を出ますが、どうも六花のリアクションが不可解。数日後、半裸の男と再会した葉月は、彼が六花の亡き夫・島尾篤の幽霊だと知るのでした。