内田有紀は「整形してるよ!」と言っていた? 語り継がれる“整形宣言”をラジオから検証

 タレントや役者などに整形疑惑がつきまとうのは今に始まったことではないが、一部のバラエティアイドルや中年の女性タレントなどは「埋没法で二重にした」「ほうれい線にヒアルロン酸を打ってる」などの美容施術を告白することもある。しかし一線で活躍する女優で美容医療についてコメントするケースは非常に稀だ。美容医療をおすすめしまくる雑誌『美STORY』(光文社)の表紙を飾り雑誌インタビューに応じても、女優は「私は毎月これだけ××してますよ」とは言わない。10代~20代の若い女優ならなおさら、天然であると言い張る以外にない。しかし1人だけ「カミングアウトしたよね」と言われている女優がいる。内田有紀(42)だ。

 内田有紀はショートカットがトレードマークだった10代の頃にアイドル女優として大ブレイク。くっきりした目鼻立ちの美人だが、まさに人気絶頂のアイドル女優だった頃に、ラジオ番組で「整形してるよ」と告白したとの話がネット上では浸透している。この話を信じている人も少なくないのではないだろうか。ためしにgoogleの検索窓に「内田有紀 整形」と打ち込んでみると、彼女がラジオ番組で自ら「整形してるに決まってるじゃん」と告白したとの記述を含むページが上位にずらっと表示される。

 しかし、にわかには信じがたい。現在よりもずっとアイドルや女優が身近でない、遠い雲の上の女神のような存在だった時代に、そのような自由な発言をする女優がいたというのだろうか。内田有紀はその当時、パーソナリティを務めていたラジオ番組『内田有紀 夜空にYOU KISS!』(ニッポン放送)の内容をまとめた書籍(タイトルは番組名と同じ、版元は扶桑社)をリリースしていた。そこに答えが書いてあるだろうか。検証してみたい。

月に一回、女の子の何かが来るような感じであたしの顔も変わっていくんだよね。
 内田有紀といえばショートヘアの似合う爽やかで健康的な美人だった。また、芸能界のドンと恐れられる人物が取り仕切るバーニングプロダクションの所属であり、もし仮にラジオでぽろりと「整形してるよ」などと発言しても、書籍に収録するわけがない。というかラジオでもそのような発言は当然カットするだろうと考えていた。しかし『内田有紀 夜空にYOU KISS!』は、想像よりもずっと赤裸々で、驚いた。

 なにしろプロローグの文章が「鼻毛」の話である。「あたしだって人間だから鼻毛が生えてるわけよ。だから鼻毛を切るわけ」。すごい。このプロローグのシメの文章は「ハハハハハハハハハ 鼻毛ビロ~ン!」だ。

 そして第一章の一発めで、整形トーク。ページタイトルも直球に「整形女」とある。リスナーのお便りに内田有紀が応じるというラジオの流れがそのまま書き起こされた内容だが、このリスナーは「整形したって本当ですか? クラスの9割がこの話を信じ込んでいます」と投げ込んでおり、よくこれを採用したなと思う。

 この整形質問に内田有紀がどう答えているかというと、こうだ。

<……アナタ! なに言ってるんですか!(怒りの顔マーク)
してるに決まってるでしょう! 有紀は芸能人だよ!
みんな整形してるんだからっ!
ハハハハ……ヤバイヤバイ。違うって! あたしは整形していません。こんなに早くバラすつもりはなかった(舌をぺろりと出すマーク)んだけど。
うーん、まだ当分整形してると思わせておきたかった(舌をぺろりと出すマーク)んだけどな。
でも、自分でもびっくりするぐらい『そのときハートは盗まれた』のドラマの頃から今にいたるまで、かなり、顔変わってるんだよね。
だからヘタすれば、月に一回、女の子の何かが来るような感じであたしの顔も変わっていくんだよね。
やせたんだよね、なんていうのかな……、つまり、やせちゃって顔が変わっちゃったのが正解!>

 次のページでも別のリスナーからのお便りで「内田有紀の目の下のふくらみはシリコン注入で人工的に作られているという噂、本当ですか?」という質問。これにも内田有紀は<本当だよ!>と言った後で<って、オイオイ! ホントじゃないぞお、これはぁ!>と否定。涙袋はコンプレックスだと話し、シリコンを入れるなら胸にするとも言っている。

 その流れで今度は「豊胸してるんですか?」というリスナーのお便りを紹介。これに内田有紀は最後までノリノリで否定せず<まあとにかく、シリコン入れてるからデカイのよ>ととばしまくる。<もめばもっとデカくなるんだけどサ、ひとりでもむのもちょっと寂しいし……誰かもんでくれる人いないかなあ……。>とまで。自由だ。

 このようにギャグ全開でお送りしていた内田有紀のラジオ。あくまでもすべて「ひとりボケツッコミ」であり、最終的には“整形神話”をすべて否定していた。つまり、内田有紀が「整形していると告白した」という話は、事実ではない。

 そのほか、同書からは内田有紀が「キスが好き」「ファーストキスは中2のとき」「付き合ったらベタベタする」等、プライベートの恋愛についてもラジオで自由に発言しているように見える。しかも最終章ではまた毛の話ばかりしている。水着撮影なのにワキ毛処理を怠っていたとか、<自分はさ、毛が背中に生えてんのよ。>とか。さらに<この前>(18歳当時)のドラマの打ち上げで「18歳なんだからもう飲めるんでしょう」とスタッフに勧められて<向こうも酔ってるし怒られそうだから、怖いから>ちょっとだけ酒を飲んだという、何かと鈍感だった時代の空気を感じる話も収録されている。

 ともかく内田有紀は、整形を公言してはいなかった。いくら訂正しようとも、一度拡散されたデマがなかなか消えないことは承知しているが、彼女自身は「していない」と否定していたというのが事実だ。

日曜午前を騒がすトレンドワード「圭一郎」って誰だ!? BLクラスタ熱狂の“赤”とは……

 毎週日曜午前、Twitterを賑わし、トレンド入りする言葉がある。それは「圭一郎」だ。

 誰のことか、ピンとこない人は多いだろう。

 これは、テレビ朝日系のニチアサキッズタイム内「スーパーヒーロータイム」枠で現在放送中の特撮ドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の登場人物の名前である。

「正義のアウトロー、絶対のヒーロー」をキャッチコピーとし、2つの戦隊が登場。

 アルセーヌ・ルパンの残した「ルパンコレクション」を「ギャングラー」に奪われ、取り戻すために戦う怪盗たちと、世界の平和を守ろうとする警察とが、明確な敵同士として戦うという斬新なストーリーだ。

 今作は、モーニング娘。を卒業したばかりの“元アイドル”工藤遥が「ルパンイエロー」として出演していることや、物語の内容的にルパン側が中心に描かれるであろうこともあって、放送開始前には、ネット上で「圧倒的にルパン有利だろ」「ルパン側ばかり人気になりそう」などと予想する声が多かった。

 ところが、フタをあけてみると、意外にも毎週話題を独占しているのは「圭一郎」。結木滉星が演じる「パトレン1号」こと、朝加圭一郎だった。

 メイン視聴者層である子どものお母さんたちにも「可愛い」と言われているが、特にネット上で熱い視線を送っているのは、BL好きの女性たちと、ネット掲示板に集うゲイたちのよう。

 それも、特撮モノ出身で人気が出た松坂桃李、菅田将暉、佐藤健などのように最初に「中の人」のルックスの人気ではない(佐藤健の場合、『仮面ライダー電王』の頃は、むしろモモタロスのほうが、より人気だったが)。

 もちろん俳優・結木滉星の魅力もあってのものだが、何より「朝加圭一郎」というキャラクターと、圭一郎と周りの人々の関係性のほうに、盛り上がっている声が多いのだ。

 なぜ「圭一郎」人気が、こうも過熱しているのだろうか? 特撮好きで、同番組の大ファンという、ある漫画編集者は言う。

「朝加圭一郎の魅力は、正義感の強さと真っすぐさ、バカがつくほどの真面目さ、熱血漢であることが最初に挙げられます。ただし、それだけでは、一般的な戦隊ヒーローもののエースポジションにある『赤レンジャー(レッド)』キャラにすぎないですよね。圭一郎をより奥の深い魅力的なキャラにしている理由には、まさに今作の特徴である2つの戦隊、ルパンとの対立構造があると思うんです」

 今作の場合、ルパンレンジャーと、パトレンジャーの2つが登場する対立構造になっている。

「2つの戦隊が対立するというのはレアケースですが、それによって『ルパンレッド』と『パトレン1号』という、2人の『赤』キャラができました。2人の『赤』の差別化を図るために、ルパンレッドの夜野魁利(伊藤あさひ)は『一見チャラいが頭の回転が速く、大胆不敵』というキャラになり、一方の圭一郎には『ルパンに対する警察』イメージが付加されているのだと思います」(同)

 ルパンに対する警察といってイメージされるのは、もちろん「銭形警部」だろう。確かに、朝加圭一郎は、制服以外のときには「銭形のとっつぁん」のような刑事風のコートを着ている。

 それに、店に入ってきておしぼりで顔を堂々と拭いたり、仲間の恋愛に関する軟派な発言に対して「ふしだらな!」と本気で怒ったりするような堅物さ、恋愛に対する奥手さ、オッサンくささや渋さも持ち合わせている。

「加えて、仕事がデキて優秀で、ストイックで、なおかつ仲間や民間人への気遣いも意外とできるという点は、一般的なレッドのキャラよりも、クールでデキる『青』や、作品の途中から登場するハイスペックな黒や金などに近い印象すらあります」(同)

「圭一郎」の人気を番組制作サイドは知ってか知らずか、4月22日放送分では、女装するシーンも登場。黒髪ストレートのカツラをかぶった姿が似ているというだけの理由で、Twitterのトレンドには「江角マキコ」がランクインするという珍現象も起こっていた。

 ちなみに、「圭一郎」の中の人・結木滉星は、『くりぃむクイズ ミラクル9 2時間スペシャル』に登場。アンケートクイズの「防水仕様になっていると便利だと思う家電製品」という問題に対し、どういうわけか自信満々に「冷蔵庫」と回答。有田哲平に盛大にツッコまれるというオイシイ天然ぶりを披露してもいる。

 キャラクターの魅力と、中の人の魅力とによって「圭一郎沼」にハマる人が、ますます増えてしまいそうだ。

田村正和に引退報道、『古畑任三郎』『男の家庭科』…色褪せない名作を振り返る

 4月20日発売の「FRIDAY」(講談社)が、田村正和(74)が引退する意向を示していると報じた。同誌が田村正和に直撃したところ、今年2月に放送された『眠狂四郎 The Final』(フジテレビ系)の試写を見て、「これじゃダメだな」と痛感したそう。さらに25日には「女性自身」(光文社)が、「FRIDAY」の報道を受けて【田村正和 声聞こえない… 引退宣言の陰で囁かれていた体調不安】という記事を掲載。たしかに近年の田村正和には“体調不良説”が飛び交っていた。

 正式に発表されたわけではないが、数々の名作ドラマに出演してきた田村正和の引退となれば、ひとつの時代の終わりと言っても過言ではないだろう。それほどに日本のドラマ史に大きな影響を与え、数多くの名作を作り上げた俳優だ。

 言わずと知れた人気コンテンツ『古畑任三郎シリーズ』(フジテレビ系)に、『パパはニュースキャスター』(TBS系)、『ニューヨーク恋物語』(フジテレビ系)、『オヤジぃ。』(TBS系)、『カミさんの悪口シリーズ』(TBS系)、『じんべえ』(フジテレビ系)、『協奏曲』(TBS系)、『眠狂四郎シリーズ』(フジテレビ系)、『パパとなっちゃん』(TBS系)などなど、数多くの作品でメインを張ってきた田村正和。

 1972年から1973年にかけて放送された連続ドラマ『眠狂四郎シリーズ』では、過去に何人もの俳優が演じてきた柴田錬三郎の豪剣小説の主人公・眠狂四郎役を演じ、セクシーな田村正和の演技と“円月殺法”が視聴者を魅了した。

 二枚目なのに、コメディで三枚目ふうの男を演じると抜群に面白い。たとえば1985年のドラマ『男の家庭科』(フジテレビ系)では、職を点々とする冴えない専業主夫役を熱演。同作はコミカルなホームドラマで、現在でも「『男の家庭科』の田村正和が一番ハマっていた!」「再放送してほしい!」と懐かしがるファンがいる名作だ。

 あだち充のコメディ漫画を原作にしたラブストーリー『じんべえ』も良かった。田村正和の演じる海洋生物学の教授・高梨陣平と、松たか子(40)演じる娘の美久は血の繋がらない親子で、美久は陣平に恋心を抱いているが……という切ない恋を描いた作品だ。当時の田村正和は55歳だったが、若かりし頃と変わらぬ端正な容姿で、ラブストーリーなのにサマになっていた。当時から”永遠のイケメン”と話題になったものだ。

 イケメンぶりがもっとも発揮されるのは、キザな男を演じるとき。『ニューヨーク恋物語』は、ニューヨークに暮らす8人の男女のふれ合いを描いた恋愛ドラマだったが、田村正和はキザでワイルドなバーテンダーを演じ、女性たちを虜にした。ちなみに同ドラマは「第26回ギャラクシー賞」の優秀賞に輝いている。

 スキャンダルや悪評も一切ないまま、芸歴57年を迎える74歳の田村正和。会社員なら定年退職している年齢だが、テレビや映画の世界に定年はなく、80代でも現役の役者はいる。しかし、引退の決断は当然の権利であり選択肢だ。「これじゃダメだな」と自身の納得のいく演技が出来なくなった、という田村の美学。引き際まで我々を魅了する。

 田村正和の新作を見られなくなることは、多くのファンにとってものすごく淋しい。しかし上にあげたように、数多くの名作が残っている。幼い頃に見たコンテンツを見直すも良し、自分が生まれていない頃の作品を見てみるも良し。田村正和の魅力は色褪せない。

(ボンゾ)

山口達也の謹慎期間はどのくらいの長さになるか

 TOKIOの山口達也(46)が強制わいせつ事件を起こし書類送検された事件で、芸能活動を無期限謹慎することになった。自宅マンションで女子高生に飲酒を勧め、無理矢理キスするなどした容疑で、本人はこれを認め謝罪。被害者とは和解しているものの、まだ検察の取り調べはこれからであり、4月26日に開いた謝罪会見では記者の質問に「今は話せない」とする点も多かった。

 山口達也は会見で涙ぐみ言葉に詰まりながら質疑応答をしたが、今後について聞かれると、「待っていてくれる席があるなら、またTOKIOとしてやっていけたら」「ファンがいる限り、山口達也で、そして、TOKIOでありたいなという気がしています」とも述べた。

 まず「無期限謹慎とありますが今後は?」という質問には、こう答えている。

山口<謹慎が開けるというところまで、今そこまで考えは至っておりません。それは私が決めることではなくて、やっぱり被害者の女性、そのご友人、そのご家族の心が穏やかになって、以前のような生活ができることを願い、一番に。>

そしてTOKIOメンバーにどういう想いでいるかと問われると、長い沈黙を経て次のように言葉を絞り出した。

山口<一言で言えないですが…………城嶋茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也というメンバーで23年間同じ方向を向いて走っておりました。もう人生の半分彼らと一緒に戦ってきて、助けて助けられてTOKIOはここまで来ました。
しかし今回私のこういう身勝手な件で彼らがどれだけ辛い思いをしているか、今彼らがどういう想いで過ごしているかを考えると、どうしていいかわからないですけど………
彼らがいて私がいるので、甘い考えかもしませんが、怒ってくれるのも彼らしかいない歳にもなったので、彼らを信じて、もし、待っていてくれる席があるなら、またTOKIOとしてやっていけたらなって……本当にすみません。>

また、最後にファンに向けてのメッセージを求められた際も、謝罪とともに「TOKIOでありたい」と述べた。

山口<それでも支えてくれる人がいるかもしれないし、それこそ、怒鳴りつけてくれてもかまわないし、いまファンの人、この会見を見ているすべての人がいろいろな感情でわたしのことを見ていると思いますけれども………
これから……どうしていくっていうのは、わたしには言う権利はないですけれども、あの………
ファンがいる限り、山口達也で、そしてTOKIOでありたいなという気がしています>

 山口達也がTOKIOというグループにひとかたならぬ想いを持っていることは、ファンのみならずとも彼の出演番組を見ていた視聴者なら容易に想像できるだろう。しかしだからこそ、TOKIOというグループそのものを崩壊させるような非常識な行動を取ってはならなかった。そして、被害者への謝罪を繰り返し、1人の児童をどれだけ傷つけたかを思い知ったと発言しつつも、まだ検察の取調べが始まってもいない現段階で、将来的な復帰を口にするのは早すぎるだろう。

 国分太一(43)は、4月27日放送の『ビビット』(TBS系)で、会見後の山口達也と面会したことを話した。スケジュールの都合上、面会できたのはリーダーの城島茂(47)と国分だけだったが、山口は憔悴しきった様子で二人に謝罪したという。

 そうした山口の状態を説明したうえで、国分は「TOKIOにまだ席があるのであれば、戻りたい」といった山口のコメントを、「そのコメントに関しましては、23年間、一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は、山口からは聞きたくなかったです」と厳しく批判。「それよりも、被害に遭った人、そしてその家族が、普段の生活に戻れる、そこに関してもっともっと語って欲しかった。率直にそう思っています」と、会見で被害者への配慮が足りなかったことにも言及した。

復帰の見通しは現時点でまったく立たない。
 すでに山口の復帰について、想像をはたからせた記事を掲載するメディアも出ている。スポーツ報知は、<ジャニーズ事務所は山口達也に「無期限謹慎」という重い処分を下した。同事務所は過去にも何度か不祥事を起こしたタレントを処分したことがあるが、無期限謹慎は異例><ジャニーズでは過去、活動自粛となったタレントが復帰する場合、期間は半年に満たない数か月程度。また、無期限謹慎処分が下された例は未成年タレントの喫煙、飲酒などがある。いずれも1年以上の謹慎の後にグループ脱退や事務所を退社することになった。山口の場合、そこまで展開することは考えにくいが、やはり早期復帰は難しい。半年間を超える長期間に及ぶと見られる>と予想した。

 しかし半年や一年そこらの謹慎での復帰は、ありえないだろう。すでに示談は成立し被害者側は被害届を取り下げられているが、強制わいせつ罪は起訴されれば6月以上10年以下の懲役刑となる重い罪で、告訴がなくても起訴される非親告罪だ。また、たとえ不起訴になったとしても、山口が無罪・冤罪というわけではない。

 例にあげることが出来るのは、2006年に極楽とんぼ山本圭壱(50)が、未成年の女子児童に酒を飲ませ性行為に及んだ事件だ。山本は参加する社会人野球チームの遠征で北海道を訪れた際に知り合った女子児童を、宿泊していたホテルの部屋に呼び飲酒させ性的暴行に及んだとして、少女が被害届を警察署に提出。山本は強姦容疑で書類送検され、所属していた吉本興業は専属マネジメント契約を解除した。この件も示談が成立しており、被害者側が告訴を取り下げて不起訴処分となったが、これも無罪・冤罪と同じではなく、被害者の傷がなかったことになるわけではない。

 12年が経過する今もなお、山本圭壱が事件前のようにテレビに登場することはほぼない。山本圭壱の場合は、清潔感など売り物にしていない、非常識なキャラクター性のお笑い芸人という立場だった。それでも、なのか、だからこそ、なのか、ネットテレビならばともかく、今の地上波テレビ業界で彼を必要とする側面はないのだ。

 他方、山口達也のケースはどうか。清潔感、信頼性、安心感……タレントとして売りにしていたもののすべてが、この事件を起こしたことで崩れた。二度とこれまでのような地上波テレビ出演は出来ない、と考えてもおかしくはない。少なくともこの先のまったく展望は見えないし、まだ捜査段階にあり被害者のいる事件である以上、現時点で見通そうとしてはいけないのではないだろうか。

「傷ついたオレ」を飲み屋で演出! 二股をかけて悦に入る“時代遅れトレンディ男”の生態

(前回はこちら) 

どうも、紫帆です。都内の某飲み屋街で小さなバーを経営している私が、夜毎の営業中に目撃したクソ客・変な客・珍事件について、お話させていただきますね。さて、今宵のお客さまは――


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「雨だけがオレを慰めてくれる……」ドラマティックな自己陶酔男に天誅!

「たった今、付き合ってた子と別れてきたんだ……」

そう言って彼はハイボールの氷を見つめていました――小雨そぼ降る夜、初来店の彼は30代半ば。正直、初対面でそんなことを言われても困惑するしかありませんが、彼はドラマの、いや、カラオケ映像の主人公のようにわかりやすく「傷ついたオレ、そして彼女を傷つけてしまったオレ」を演じています。よく見ると、整った目鼻立ちをしていて10~20代の頃にはそこそこモテたであろうことがうかがわれます。が、持って生まれたものに頼り過ぎた結果、時代遅れなサラサラヘアとラブサムバディトゥナイトなモッズコートを身にまとった残念ムッチリ30代が出来上がってしまっていました。

 次はどんなドラマティックな発言が出てくるのかと胸躍らせていましたが、彼はすぐにお会計をして出て行ってしまいます。ガッカリしたのもつかの間、小一時間で彼は戻ってきて再びハイボールを注文。心なしか目が赤くなっています。どうしたのかと尋ねると

「雑踏で、泣いてきた……」

 ク―――ッ、トレンディ!! 私の脳内に雨のスクランブル交差点と傘を差した人の波……その中にただ1人、傘もささず天を仰ぐ彼の姿が浮かびました。とても2010年代の世界観とは思えません。

 その夜から、彼は週1~2回のペースで飲みに来るようになりました。わたしは衝撃の初来店で「こいつはヤバい」と思っていましたが、そのエピソードを知らないお客さま、特に年上の女性の中には彼を可愛いと思う人もいるらしく、連絡先を交換してほかの店に飲みに行くことも。

 ある時、常連客の女性Aさんが「実は、彼とヤッたんだけど……」と耳打ちをしてきました。当初は乗り気でなかったものの、LINEやプレゼントなど熱烈なアプローチを繰り返され「一回くらいなら」とほだされてしまったそう。ホテルでの彼もやはりドラマティックで、1ピストンごとに「好きだ!」と繰り返し、「付き合ってくれ!」と叫びながら絶頂を迎えたそうです。なんの儀式だ。

 以降まんまと彼氏面するようになり、Aさんの元には毎晩のようにポエムめいたメールが送られてきたり、ほかの男性と飲んでるのを見かけると怒り狂った文面が届いたりとなかなか大変なご様子。お客さま同士のあれこれを調整するのもバーテンダーの仕事のうち。どうしたものかと頭を悩ませていたところ、別の常連女性Bさんも彼からモーションをかけられていることが発覚しました。付き合ってもいないのに好きな女を束縛しつつ、一方では別の女に言い寄る……イケメンであっても反感を買う所業です。目鼻立ちは整っていても輪郭の肉付きが良過ぎる彼には、決して許されることではありません。

 

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 わたしはAさん・Bさんと結託して、彼にお灸を据えることに。まずはBさんから、彼をデートに誘い出してもらいます。向かう先はとある焼肉店。そこにわたしとAさんが待っていてご対面という寸法です。彼は、わたしとAさんの姿に驚きながらも平静を装って席に着きました。しばらくは和やかに飲んでいましたが、徐々に牙をむくAさん。

「へえ、Bちゃんと仲良いんだ」

「わたしのこと、好きだって言ってたよね?」

「ほかの男と飲みに行ったら怒ってたけど、自分は女の子と飲みに行くんだ」

 そこにBさんも加わっていきます。

「どういうこと? わたしにもAさんにも好きって言ってたの?」

「簡単にヤレそうって思われてたのかな、わたし」

 はじめこそキ○タク風に「……ちっがうよ」などと格好つける余裕があった彼もだんだん青ざめていき、しまいには唇を噛んでうつむいたまま、涙声で「ごめん……」と呟いていました。

 こうして存分に飲み食いしたお会計と、彼一人を残してわたしたちは店を後に。外に出るとまたしても小雨。きっと、この夜のことも彼の都合のいいように脚色されて、どこかの酒場でドラマティックに語られることでしょう……。

 

(隔週金曜日・次回は5月11日更新)

プロフィール
浮川紫帆(うきがわ・しほ)
東京都内の繁華街の一角でバーを経営する30代バツイチ女性。ママ歴は6年。好きなお酒はマカストロングのお湯割り。

(イラスト=ドルショック竹下)

「傷ついたオレ」を飲み屋で演出! 二股をかけて悦に入る“時代遅れトレンディ男”の生態

(前回はこちら) 

どうも、紫帆です。都内の某飲み屋街で小さなバーを経営している私が、夜毎の営業中に目撃したクソ客・変な客・珍事件について、お話させていただきますね。さて、今宵のお客さまは――


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「雨だけがオレを慰めてくれる……」ドラマティックな自己陶酔男に天誅!

「たった今、付き合ってた子と別れてきたんだ……」

そう言って彼はハイボールの氷を見つめていました――小雨そぼ降る夜、初来店の彼は30代半ば。正直、初対面でそんなことを言われても困惑するしかありませんが、彼はドラマの、いや、カラオケ映像の主人公のようにわかりやすく「傷ついたオレ、そして彼女を傷つけてしまったオレ」を演じています。よく見ると、整った目鼻立ちをしていて10~20代の頃にはそこそこモテたであろうことがうかがわれます。が、持って生まれたものに頼り過ぎた結果、時代遅れなサラサラヘアとラブサムバディトゥナイトなモッズコートを身にまとった残念ムッチリ30代が出来上がってしまっていました。

 次はどんなドラマティックな発言が出てくるのかと胸躍らせていましたが、彼はすぐにお会計をして出て行ってしまいます。ガッカリしたのもつかの間、小一時間で彼は戻ってきて再びハイボールを注文。心なしか目が赤くなっています。どうしたのかと尋ねると

「雑踏で、泣いてきた……」

 ク―――ッ、トレンディ!! 私の脳内に雨のスクランブル交差点と傘を差した人の波……その中にただ1人、傘もささず天を仰ぐ彼の姿が浮かびました。とても2010年代の世界観とは思えません。

 その夜から、彼は週1~2回のペースで飲みに来るようになりました。わたしは衝撃の初来店で「こいつはヤバい」と思っていましたが、そのエピソードを知らないお客さま、特に年上の女性の中には彼を可愛いと思う人もいるらしく、連絡先を交換してほかの店に飲みに行くことも。

 ある時、常連客の女性Aさんが「実は、彼とヤッたんだけど……」と耳打ちをしてきました。当初は乗り気でなかったものの、LINEやプレゼントなど熱烈なアプローチを繰り返され「一回くらいなら」とほだされてしまったそう。ホテルでの彼もやはりドラマティックで、1ピストンごとに「好きだ!」と繰り返し、「付き合ってくれ!」と叫びながら絶頂を迎えたそうです。なんの儀式だ。

 以降まんまと彼氏面するようになり、Aさんの元には毎晩のようにポエムめいたメールが送られてきたり、ほかの男性と飲んでるのを見かけると怒り狂った文面が届いたりとなかなか大変なご様子。お客さま同士のあれこれを調整するのもバーテンダーの仕事のうち。どうしたものかと頭を悩ませていたところ、別の常連女性Bさんも彼からモーションをかけられていることが発覚しました。付き合ってもいないのに好きな女を束縛しつつ、一方では別の女に言い寄る……イケメンであっても反感を買う所業です。目鼻立ちは整っていても輪郭の肉付きが良過ぎる彼には、決して許されることではありません。

 

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 わたしはAさん・Bさんと結託して、彼にお灸を据えることに。まずはBさんから、彼をデートに誘い出してもらいます。向かう先はとある焼肉店。そこにわたしとAさんが待っていてご対面という寸法です。彼は、わたしとAさんの姿に驚きながらも平静を装って席に着きました。しばらくは和やかに飲んでいましたが、徐々に牙をむくAさん。

「へえ、Bちゃんと仲良いんだ」

「わたしのこと、好きだって言ってたよね?」

「ほかの男と飲みに行ったら怒ってたけど、自分は女の子と飲みに行くんだ」

 そこにBさんも加わっていきます。

「どういうこと? わたしにもAさんにも好きって言ってたの?」

「簡単にヤレそうって思われてたのかな、わたし」

 はじめこそキ○タク風に「……ちっがうよ」などと格好つける余裕があった彼もだんだん青ざめていき、しまいには唇を噛んでうつむいたまま、涙声で「ごめん……」と呟いていました。

 こうして存分に飲み食いしたお会計と、彼一人を残してわたしたちは店を後に。外に出るとまたしても小雨。きっと、この夜のことも彼の都合のいいように脚色されて、どこかの酒場でドラマティックに語られることでしょう……。

 

(隔週金曜日・次回は5月11日更新)

プロフィール
浮川紫帆(うきがわ・しほ)
東京都内の繁華街の一角でバーを経営する30代バツイチ女性。ママ歴は6年。好きなお酒はマカストロングのお湯割り。

(イラスト=ドルショック竹下)

夏目三久もセクハラ被害を告白、50代芸人たちからは次々飛び出す無理解発言

 福田淳一元事務次官のセクハラ報道を端緒として、ようやく日本でも社会的議論となったセクハラ問題。今回声をあげたのはテレビ朝日の女性記者だが、メディアではこういったセクハラは常態化しており、業界内でのセクハラ被害を訴える声が日増しに増えている。そのひとりが、フリーアナウンサーの夏目三久(33)である。

 夏目三久アナは4月25日放送『あさチャン!』(TBS)で、「かつて、取材相手からセクハラとも取れる言葉を受けたことはたびたびありました。その人については、取材する側も皆がもうそういう人なんだなぁと諦めて、私自身も声を上げるということが、イコール、“仕事が出来ない”“心が弱いヤツ”だと思われるのが怖くて、その時は皆が黙認しているという空気ができあがっていたんですね」と、セクハラ被害に遭っていたうえ、社内の「空気」からその被害を我慢していたことがあると告白した。

 そのうえで夏目アナは、「今回の報道をきっかけに思ったのは、この黙認こそが、セクハラをはびこらせている一番の大きな要因になっているのではないかと思いました。ですので、女性男性ともに、一人一人がセクハラ問題を考えて、根本から意識を変える、そういう時代にきているのかなと強く思いました」と提言。元日本テレビアナウンサーから飛び出したこの告白は、社会的議論の巻き起こっている渦中において、非常に勇気ある行動であるといえる。

 しかしその一方、芸能界でのセクハラに関する認識は惨憺たるものであるようだ。さまぁ〜ずの三村マサカズ(50)は4月23日に更新したツイッターでセクハラ問題について持論を展開している。

 三村マサカズは、まず〈セクハラ問題。触れられないぐらい過熱しています。女性が嫌な思いをしています。でもパワハラが大部分入っている案件な気がします。全てに笑いが入ってない。そこにも問題点が。。。パワハラは、最悪です。。。パセハラにしますか。そろそろ〉と投稿。

 さらに続けて、〈私も昔。MCハラを受けました。それは、作家さんや、番組ディレクターなど面白半分で、台本に司会として出来てない、噛んでる、進行が出来ない、という内容が。これは、ゲストの方から見たら格好の餌食です。当時。先輩方のゲストが沢山いましたから。台本で植え付けたらいかんな。。〉ともツイート。自分もかつて、番組スタッフによるパワハラを受けてつらい思いをしたと綴った。

 これに対し、ツイートを見た人々からは「お前が言うな!」の声が殺到した。〈ご自分がセクハラ、パワハラしてることには気づいてない?〉〈三村さんが番組内でグラビアアイドルの胸を触っているセクハラ映像を何度も見ています。自信が過去に行ったセクハラに関する反省や謝罪はないのでしょうか〉といったリプライが多く寄せられたのだ。

 多くの人が指摘しているように、三村はカメラの前で共演者のアイドルやアナウンサーに公然とセクハラを行ってきた。

 たとえば、元アイドリング!!!メンバーのタレント・谷澤恵里香(27)は、2015年3月10日放送『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(フジテレビ)で胸を揉まれた。そのとき、彼女は笑いながら「いま触った!」と反応。カメラの前で胸を触ったそのくだりはカットされずにお茶の間に流れ、公衆の面前で堂々とセクハラ行為におよんだその模様は話題となった。

 谷澤恵里香はその直後に更新したブログで〈番組が盛り上がるなら体を張ります!信頼してますから!〉と書いているが、この行為をめぐる構図こそパワハラそのものである。前述の番組で胸を触られた後、谷澤は笑いながら「あ〜、恥ずかしい。ありがとうございます」と返しているが、収録現場の雰囲気を壊さないようため、彼女はそのようにするしか選択肢がなかったことは容易に想像できる。さらに、谷澤とさまぁ〜ずは同じホリプロの所属タレントで、事務所の先輩後輩関係でもある。さまぁ~ずの冠番組に彼女が呼ばれたのも、その力関係が無縁ではないはずで、そうであれば、より一層セクハラを拒むことは難しかっただろう。

 また、数多くいる被害者のなかで、最も三村によるセクハラの餌食となったのが、2007年の番組開始から2013年まで『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京)で旅を共にしてきた大江麻理子アナウンサー(39)だろう。

 大江アナは長きにわたる共演のなかで、数多くのセクハラ被害に遭っている。谷澤が被害に遭ったような胸を揉まれる行為以外にも、大江アナがまたがった自転車を彼女に密着する姿勢で三村が後ろから押す、どさくさに紛れて尻を触る、真夏のロケで大江アナのワキ汗を指摘しイジる……など、セクハラをギャグとして使ってきた。

 三村は先ほど引用したツイートで〈全てに笑いが入ってない。そこにも問題点が。。。〉と書いている。しかし、わざわざ指摘するまでもなく、そもそもセクハラをすること自体が許されない行為だ。そこに「笑い」が入っていようといまいと、そんなことは何の関係もない。そもそも、女性タレントの胸を触ったり、女性アナウンサーの尻を触ったりすることの何が面白いのか? 前述した谷澤恵里香の一件のとき、同じスタジオにいたハライチの澤部佑(31)は、一連の胸を触るくだりを見て、笑うどころか、「頭おかしいんじゃねえの!?」とツッコミを入れていたが、それが真っ当な感覚だろう。

 しかし、芸能界のなかでセクハラに関する意識がどこかズレていると認識させる言動はこれだけではなかった。

 4月24日深夜放送『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)にて、爆笑問題の太田光(52)は、福田元事務次官の報道の話題のなかで、女性記者たちのいわゆる「女を武器にする」という行為を称賛した。

 太田は「あのケースがそうだっていうわけじゃないけども」とエクスキューズを置きながら、「記者っていうのは、スクープをとるために女を武器にするっていうことだって、したたかにやっていいと思うんですよ。それは、男社会に対するカウンターだからね。そういうケースも絶対あるんですよ。会社がそういう綺麗な娘をわざと行かせて、口を割らせるみたいな、軽くさせるみたいなことは実際にあるし、それをわかっててやってる女性記者も、したたかで俺は立派だと思う」と意見を述べた。

 一応、太田自身も「問題は、日本の政治家に、特に、重要なポジションについている政治家が男ばっかり」とは指摘しているが、しかし、そもそも、「女を武器にしてスクープをとる」ことを褒めそやすような女性蔑視の社会構造が残っているからこそ、テレビ朝日の女性記者のような被害者が生まれる。差別的な環境に過剰適応して「女を武器」にしながらスクープをとることは「男社会に対するカウンター」でもなんでもない。今回被害を告白したテレビ朝日の女性記者以外にも、多くのマスコミ関係者が続々とセクハラ被害を告白し始めている状況での「したたかで俺は立派だと思う」は、今回の問題を理解しているとは言い難い。

 現在のテレビ界で中心にいる三村マサカズや太田光のような芸人がこのような認識では、芸能界のセクハラ被害は確実に消えないだろう。「根本から意識を変える、そういう時代にきている」のは、報道セクションだけではなくバラエティ班も同じである。

(倉野尾 実)

夏目三久もセクハラ被害を告白、50代芸人たちからは次々飛び出す無理解発言

 福田淳一元事務次官のセクハラ報道を端緒として、ようやく日本でも社会的議論となったセクハラ問題。今回声をあげたのはテレビ朝日の女性記者だが、メディアではこういったセクハラは常態化しており、業界内でのセクハラ被害を訴える声が日増しに増えている。そのひとりが、フリーアナウンサーの夏目三久(33)である。

 夏目三久アナは4月25日放送『あさチャン!』(TBS)で、「かつて、取材相手からセクハラとも取れる言葉を受けたことはたびたびありました。その人については、取材する側も皆がもうそういう人なんだなぁと諦めて、私自身も声を上げるということが、イコール、“仕事が出来ない”“心が弱いヤツ”だと思われるのが怖くて、その時は皆が黙認しているという空気ができあがっていたんですね」と、セクハラ被害に遭っていたうえ、社内の「空気」からその被害を我慢していたことがあると告白した。

 そのうえで夏目アナは、「今回の報道をきっかけに思ったのは、この黙認こそが、セクハラをはびこらせている一番の大きな要因になっているのではないかと思いました。ですので、女性男性ともに、一人一人がセクハラ問題を考えて、根本から意識を変える、そういう時代にきているのかなと強く思いました」と提言。元日本テレビアナウンサーから飛び出したこの告白は、社会的議論の巻き起こっている渦中において、非常に勇気ある行動であるといえる。

 しかしその一方、芸能界でのセクハラに関する認識は惨憺たるものであるようだ。さまぁ〜ずの三村マサカズ(50)は4月23日に更新したツイッターでセクハラ問題について持論を展開している。

 三村マサカズは、まず〈セクハラ問題。触れられないぐらい過熱しています。女性が嫌な思いをしています。でもパワハラが大部分入っている案件な気がします。全てに笑いが入ってない。そこにも問題点が。。。パワハラは、最悪です。。。パセハラにしますか。そろそろ〉と投稿。

 さらに続けて、〈私も昔。MCハラを受けました。それは、作家さんや、番組ディレクターなど面白半分で、台本に司会として出来てない、噛んでる、進行が出来ない、という内容が。これは、ゲストの方から見たら格好の餌食です。当時。先輩方のゲストが沢山いましたから。台本で植え付けたらいかんな。。〉ともツイート。自分もかつて、番組スタッフによるパワハラを受けてつらい思いをしたと綴った。

 これに対し、ツイートを見た人々からは「お前が言うな!」の声が殺到した。〈ご自分がセクハラ、パワハラしてることには気づいてない?〉〈三村さんが番組内でグラビアアイドルの胸を触っているセクハラ映像を何度も見ています。自信が過去に行ったセクハラに関する反省や謝罪はないのでしょうか〉といったリプライが多く寄せられたのだ。

 多くの人が指摘しているように、三村はカメラの前で共演者のアイドルやアナウンサーに公然とセクハラを行ってきた。

 たとえば、元アイドリング!!!メンバーのタレント・谷澤恵里香(27)は、2015年3月10日放送『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(フジテレビ)で胸を揉まれた。そのとき、彼女は笑いながら「いま触った!」と反応。カメラの前で胸を触ったそのくだりはカットされずにお茶の間に流れ、公衆の面前で堂々とセクハラ行為におよんだその模様は話題となった。

 谷澤恵里香はその直後に更新したブログで〈番組が盛り上がるなら体を張ります!信頼してますから!〉と書いているが、この行為をめぐる構図こそパワハラそのものである。前述の番組で胸を触られた後、谷澤は笑いながら「あ〜、恥ずかしい。ありがとうございます」と返しているが、収録現場の雰囲気を壊さないようため、彼女はそのようにするしか選択肢がなかったことは容易に想像できる。さらに、谷澤とさまぁ〜ずは同じホリプロの所属タレントで、事務所の先輩後輩関係でもある。さまぁ~ずの冠番組に彼女が呼ばれたのも、その力関係が無縁ではないはずで、そうであれば、より一層セクハラを拒むことは難しかっただろう。

 また、数多くいる被害者のなかで、最も三村によるセクハラの餌食となったのが、2007年の番組開始から2013年まで『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京)で旅を共にしてきた大江麻理子アナウンサー(39)だろう。

 大江アナは長きにわたる共演のなかで、数多くのセクハラ被害に遭っている。谷澤が被害に遭ったような胸を揉まれる行為以外にも、大江アナがまたがった自転車を彼女に密着する姿勢で三村が後ろから押す、どさくさに紛れて尻を触る、真夏のロケで大江アナのワキ汗を指摘しイジる……など、セクハラをギャグとして使ってきた。

 三村は先ほど引用したツイートで〈全てに笑いが入ってない。そこにも問題点が。。。〉と書いている。しかし、わざわざ指摘するまでもなく、そもそもセクハラをすること自体が許されない行為だ。そこに「笑い」が入っていようといまいと、そんなことは何の関係もない。そもそも、女性タレントの胸を触ったり、女性アナウンサーの尻を触ったりすることの何が面白いのか? 前述した谷澤恵里香の一件のとき、同じスタジオにいたハライチの澤部佑(31)は、一連の胸を触るくだりを見て、笑うどころか、「頭おかしいんじゃねえの!?」とツッコミを入れていたが、それが真っ当な感覚だろう。

 しかし、芸能界のなかでセクハラに関する意識がどこかズレていると認識させる言動はこれだけではなかった。

 4月24日深夜放送『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)にて、爆笑問題の太田光(52)は、福田元事務次官の報道の話題のなかで、女性記者たちのいわゆる「女を武器にする」という行為を称賛した。

 太田は「あのケースがそうだっていうわけじゃないけども」とエクスキューズを置きながら、「記者っていうのは、スクープをとるために女を武器にするっていうことだって、したたかにやっていいと思うんですよ。それは、男社会に対するカウンターだからね。そういうケースも絶対あるんですよ。会社がそういう綺麗な娘をわざと行かせて、口を割らせるみたいな、軽くさせるみたいなことは実際にあるし、それをわかっててやってる女性記者も、したたかで俺は立派だと思う」と意見を述べた。

 一応、太田自身も「問題は、日本の政治家に、特に、重要なポジションについている政治家が男ばっかり」とは指摘しているが、しかし、そもそも、「女を武器にしてスクープをとる」ことを褒めそやすような女性蔑視の社会構造が残っているからこそ、テレビ朝日の女性記者のような被害者が生まれる。差別的な環境に過剰適応して「女を武器」にしながらスクープをとることは「男社会に対するカウンター」でもなんでもない。今回被害を告白したテレビ朝日の女性記者以外にも、多くのマスコミ関係者が続々とセクハラ被害を告白し始めている状況での「したたかで俺は立派だと思う」は、今回の問題を理解しているとは言い難い。

 現在のテレビ界で中心にいる三村マサカズや太田光のような芸人がこのような認識では、芸能界のセクハラ被害は確実に消えないだろう。「根本から意識を変える、そういう時代にきている」のは、報道セクションだけではなくバラエティ班も同じである。

(倉野尾 実)

柳原可奈子は「セクハラに慣れてきちゃっているのかな」と明かした…働きながら「エッチなからかい」のかわしかたを覚えていく現状

 「週刊新潮」(新潮社)が報じた元?財務相・福田淳一事務次官のセクハラ問題を端緒に、日本でもようやく「#metoo」の動きが表面化してきたように見える。インターネット上の議論だけでない広がりを見せ、テレビなどのメディアでも「セクシャルハラスメントとはどういうことなのか」「根底にあるのは女性蔑視ではないか」と問う論調は増えている。一方で、「いやいや、こんなのセクハラじゃないでしょう」と発言する著名人も少なくなかった。

 福田氏のセクハラ疑惑はテレビニュースやワイドショーで大きく取り扱われ、多くの司会者やコメンテーターは、web新潮に公開された音声データの内容を「セクハラだ」と見て批判的だったが、4月17日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で火曜レギュラーの柳原可奈子(32)が述べた「これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」という率直な感想が印象深い。

 公表されている録音データの一部を聞いた後、同じくMCの坂上忍(50)から「女性記者からすると、事務次官から何か情報を得られるってとんでもないことなわけじゃない。そうすると、何か一つでも新情報が知りたいとなって、普通の会話の中にああいう言葉(セクハラ)を放り込まれたら、それはある程度は受け止めざるを得ない環境になっちゃうだよね」と話を振られた柳原は、次のようにコメントした。

「本当に女性側のニュアンスが伝わらないっていうので(※公表された録音データでは女性記者の声は消されている)、感じ方によってセクハラと感じてしまうのかもわからないですけど、これは、なんか……うーん……かわして、すこしかわして、うーん……情報を貰いに行ってほしいかなぁ……何ていうんだろうなぁ……そこまで……うーん……」

「私がこの流れで『おっぱい触っていい?』って言われたら『さあ、どこがおっぱいでしょう?』とか言って『それより森友の件どうなっていますか?』とかって。切り返し、切り返しを学んで働いて来たのかなって思うから、これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」

 言葉を選んでいる様子だったが、どうやら柳原としては、男性からこの程度の発言をされたとしても“うまくかわしたり、切り返したりすればよかったのに”という感想を持ったようだ。言うまでもなく、セクハラの根本には権力の非対称があり、「される側」は「する側」に抗議しにくい構造になっている。そのうえで、角が立たぬように気を回し、たとえば「『さあ、どこがおっぱいでしょう?』とか言って」切り返す役目を「される側」が負うことで、セクハラは“些末なこと”であり“気にして大声で喚くほうが変”とする文化が形成されてきた。柳原が「これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」と言うように、彼女が働く芸能界、テレビ業界には、その文化がきっちり現存し、彼女自身は「慣れて」しまっているのだろう。

セクハラを上手にかわす方法がなぜ必要とされているのか
 同じように芸能界を職場とするタレントの壇蜜(37)が、セクハラの“上手なかわし方”を伝授して物議を醸したことがある。

 2016年、朝日新聞紙面の<悩んで読むか、読んで悩むか>というコーナーに、12歳の女子中学生から「毎日のように、特定のクラスメイト男子から『今日のブラジャー何色?』『胸をもませるかパンツを見せて』等と言われて困っている」という相談が寄せられた(紙面での見出しは『中学校で男子からセクハラ、イライラ』)。

 「お悩み相談への回答」を行った壇蜜は、これを「セクハラ」ではなく「悪ふざけ」と表現し、次のようにアドバイスした。

「悪ふざけには貴女の『大人』を見せるのが一番だと考えます。次に見せて触らせてと言ってきたら、思いきってその手をぎゅっと握り『好きな人にしか見せないし触らせないの。ごめんね』とかすかに微笑(ほほえ)んでみてはどうでしょうか」

「ちなみにその困った君はきっと貴女が好きで、ちょっかいを出すしか愛情を示せないのでしょう」

 壇蜜は、相談を寄せた女子中学生に対して“大人になりなさい”“うまくかわしなさい”という処世術、あるいは“他人を変えたければまず自分を変えよう”とエールを送ったつもりだったのかもしれない。彼女自身はそうやって、かわしてきたのだろう。しかし、男子のセクハラによって困ったりイライラしている女子中学生は、いわばセクハラの被害者だ。被害者に大人になろう、うまくかわそう、変わろう、とアドバイスするのは、問題の責任を被害者に押し付けているのと同義ではないだろうか。

 では芸能界において表立ってセクハラする側の認識はどうか。さまぁ~ずの三村マサカズ(50)は、バラエティ番組などで女性芸能人や女性アナウンサーに対して幾度となくセクハラとしか言いようがない言動を繰り返していることで有名だ。たとえば2016年に始まったラジオ番組『みむこじラジオ』(ニッポン放送)で、同じホリプロに所属する小島瑠璃子(24)に「恋人はいるの?」「人にブラのホック、外されたことある?」といった質問を続けた。小島は「ひどーい!」と返したのだが、三村は「それぐらい良いだろうよ。『女子に(外されたこと)ありますよ』とか、軽く答えればいいじゃない」と意に介さないどころか、セクハラを“うまくかわせばいいんだよ”と言わんばかりのアドバイスをしたのだった。やはりセクハラする側にも、「これは冗談なのだから、うまくかわして笑いにしてほしい」という意識があるのだろう。そしてその空気が、テレビに蔓延している。

 セクハラ被害を受けた側が、うまくかわしたり、意に介さなければセクハラは減るか。減りはしない。むしろ、その行動が問題であると意識されないまま、「そういうものだ」と容認され続けるだろう。これまでがそうだった。しかし、これからは違う。

 そもそも、セクハラをうまくかわせるのが大人ということもない。どちらかといえば、セクハラを「しない」ことが大人の態度として正しい。つまり、相手の立場を慮り、セクハラやパワハラにあたる可能性がある言動を意識的に避けるのが成熟した大人の態度といえるのではないか。そうした大人の態度をとらず、被害者に責任を押し付け、「上手にかわす」ことを覚えこませてきた“文化”の側に、問題はある。

柳原可奈子は「セクハラに慣れてきちゃっているのかな」と明かした…働きながら「エッチなからかい」のかわしかたを覚えていく現状

 「週刊新潮」(新潮社)が報じた元?財務相・福田淳一事務次官のセクハラ問題を端緒に、日本でもようやく「#metoo」の動きが表面化してきたように見える。インターネット上の議論だけでない広がりを見せ、テレビなどのメディアでも「セクシャルハラスメントとはどういうことなのか」「根底にあるのは女性蔑視ではないか」と問う論調は増えている。一方で、「いやいや、こんなのセクハラじゃないでしょう」と発言する著名人も少なくなかった。

 福田氏のセクハラ疑惑はテレビニュースやワイドショーで大きく取り扱われ、多くの司会者やコメンテーターは、web新潮に公開された音声データの内容を「セクハラだ」と見て批判的だったが、4月17日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で火曜レギュラーの柳原可奈子(32)が述べた「これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」という率直な感想が印象深い。

 公表されている録音データの一部を聞いた後、同じくMCの坂上忍(50)から「女性記者からすると、事務次官から何か情報を得られるってとんでもないことなわけじゃない。そうすると、何か一つでも新情報が知りたいとなって、普通の会話の中にああいう言葉(セクハラ)を放り込まれたら、それはある程度は受け止めざるを得ない環境になっちゃうだよね」と話を振られた柳原は、次のようにコメントした。

「本当に女性側のニュアンスが伝わらないっていうので(※公表された録音データでは女性記者の声は消されている)、感じ方によってセクハラと感じてしまうのかもわからないですけど、これは、なんか……うーん……かわして、すこしかわして、うーん……情報を貰いに行ってほしいかなぁ……何ていうんだろうなぁ……そこまで……うーん……」

「私がこの流れで『おっぱい触っていい?』って言われたら『さあ、どこがおっぱいでしょう?』とか言って『それより森友の件どうなっていますか?』とかって。切り返し、切り返しを学んで働いて来たのかなって思うから、これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」

 言葉を選んでいる様子だったが、どうやら柳原としては、男性からこの程度の発言をされたとしても“うまくかわしたり、切り返したりすればよかったのに”という感想を持ったようだ。言うまでもなく、セクハラの根本には権力の非対称があり、「される側」は「する側」に抗議しにくい構造になっている。そのうえで、角が立たぬように気を回し、たとえば「『さあ、どこがおっぱいでしょう?』とか言って」切り返す役目を「される側」が負うことで、セクハラは“些末なこと”であり“気にして大声で喚くほうが変”とする文化が形成されてきた。柳原が「これをすっごい大変なセクハラだと感じなかった私も慣れてきちゃっているのかな」と言うように、彼女が働く芸能界、テレビ業界には、その文化がきっちり現存し、彼女自身は「慣れて」しまっているのだろう。

セクハラを上手にかわす方法がなぜ必要とされているのか
 同じように芸能界を職場とするタレントの壇蜜(37)が、セクハラの“上手なかわし方”を伝授して物議を醸したことがある。

 2016年、朝日新聞紙面の<悩んで読むか、読んで悩むか>というコーナーに、12歳の女子中学生から「毎日のように、特定のクラスメイト男子から『今日のブラジャー何色?』『胸をもませるかパンツを見せて』等と言われて困っている」という相談が寄せられた(紙面での見出しは『中学校で男子からセクハラ、イライラ』)。

 「お悩み相談への回答」を行った壇蜜は、これを「セクハラ」ではなく「悪ふざけ」と表現し、次のようにアドバイスした。

「悪ふざけには貴女の『大人』を見せるのが一番だと考えます。次に見せて触らせてと言ってきたら、思いきってその手をぎゅっと握り『好きな人にしか見せないし触らせないの。ごめんね』とかすかに微笑(ほほえ)んでみてはどうでしょうか」

「ちなみにその困った君はきっと貴女が好きで、ちょっかいを出すしか愛情を示せないのでしょう」

 壇蜜は、相談を寄せた女子中学生に対して“大人になりなさい”“うまくかわしなさい”という処世術、あるいは“他人を変えたければまず自分を変えよう”とエールを送ったつもりだったのかもしれない。彼女自身はそうやって、かわしてきたのだろう。しかし、男子のセクハラによって困ったりイライラしている女子中学生は、いわばセクハラの被害者だ。被害者に大人になろう、うまくかわそう、変わろう、とアドバイスするのは、問題の責任を被害者に押し付けているのと同義ではないだろうか。

 では芸能界において表立ってセクハラする側の認識はどうか。さまぁ~ずの三村マサカズ(50)は、バラエティ番組などで女性芸能人や女性アナウンサーに対して幾度となくセクハラとしか言いようがない言動を繰り返していることで有名だ。たとえば2016年に始まったラジオ番組『みむこじラジオ』(ニッポン放送)で、同じホリプロに所属する小島瑠璃子(24)に「恋人はいるの?」「人にブラのホック、外されたことある?」といった質問を続けた。小島は「ひどーい!」と返したのだが、三村は「それぐらい良いだろうよ。『女子に(外されたこと)ありますよ』とか、軽く答えればいいじゃない」と意に介さないどころか、セクハラを“うまくかわせばいいんだよ”と言わんばかりのアドバイスをしたのだった。やはりセクハラする側にも、「これは冗談なのだから、うまくかわして笑いにしてほしい」という意識があるのだろう。そしてその空気が、テレビに蔓延している。

 セクハラ被害を受けた側が、うまくかわしたり、意に介さなければセクハラは減るか。減りはしない。むしろ、その行動が問題であると意識されないまま、「そういうものだ」と容認され続けるだろう。これまでがそうだった。しかし、これからは違う。

 そもそも、セクハラをうまくかわせるのが大人ということもない。どちらかといえば、セクハラを「しない」ことが大人の態度として正しい。つまり、相手の立場を慮り、セクハラやパワハラにあたる可能性がある言動を意識的に避けるのが成熟した大人の態度といえるのではないか。そうした大人の態度をとらず、被害者に責任を押し付け、「上手にかわす」ことを覚えこませてきた“文化”の側に、問題はある。