「調教されて風俗入り」は意外と多い? “家畜部屋”で暮らした女性の“リアル”な過去とは

 そのスマホ広告は、誰でも1度は見たことがあるはずだ。可愛らしくポップでライトなテイストの、風俗嬢が主人公の漫画広告を。引き込まれるように思わずクリックした人も少なくはないだろう。

 どこにでもいる地味女子の、風俗嬢としての日常を描いたコミックエッセイ『リアル風俗嬢日記〜彼氏の命令でヘルス始めました』(竹書房)。

 リリースされるや、電子コミックサイト「めちゃコミック」の総合週間ランキングでナンバー1にランクインし、現在も高順位をキープ。5月17日には単行本第2弾も発売される同作は、作者であるΩ子さんの実体験がベースとなっている。

 「彼氏の命令」という、聞けば聞くほど理解しがたい“風俗入りしたきっかけ”や、世間一般のイメージにある“やさぐれて闇を抱えた風俗嬢像”を塗り替える、仕事に対する思いなど、リアルな本音をΩ子さんにうかがった。realdiary_0007-500――同作が漫画化された経緯を教えてください。

Ω子さん(以下、Ω) 働き始めた当初、風俗店特有のシステムや、変わった性癖のお客様と触れ合うなかで、「こういうことを漫画にしたら面白いのになあ」と思っていました。もともと漫画を描くのが趣味だったので、そうした、自分が面白いと思った日常を反映した4コマ漫画をTwitterアカウントにアップするようになったのが、2016年の春頃でした。そうしたら、それから2カ月足らずで現担当編集さんから「連載しませんか」と声をかけていただき、びっくりしました。まさか仕事につながるとは思っていなかったので。

担当編集 その頃、数人の風俗嬢の方のTwitterアカウントをフォローしていたんです。あるときを境に、みんな同じ漫画を「あるある!」「わかる!」なんて言いながらリツイートしだして。それが、Ω子さんの漫画でした。何度も流れてくるんですよ。風俗嬢の方々に、かなり刺さったんだろうなあ、と。

<プレイ中、感じていないのがバレるから目を開けられない>

<目は口ほどにモノを言う>

 などの“風俗嬢あるある”を、わかりやすくユーモアたっぷりに描写した4コマが、瞬く間にバズった。『リアル〜』でも、嫌な客を満足させなきゃいけないときは、「『チンコ頑張れ! チンコ頑張れ!』とチンコと会話するようにしている」や、クリトリスと入り口をこねこねとする男に対し、「うどんか!!」とツッコミを入れるなど、ライトな下ネタは同業者でなくともくすりと笑ってしまうはずだ。

――同業者からの共感は、うれしかったですか?

Ω そうですね。当時は同業者や元同業者の友人が1人もおらず、1人で考えて1人で描いていたので、同業者の方に「面白い」と言っていただけたのはうれしかったし安心しました。

――電子コミックサイトのレビューを読むと、「こんな世界があるんだと、知らない世界を面白く知れてよかった」など、一般読者からも好評を博しています。

Ω それは意識して描かせていただきました。風俗を舞台にした漫画って、お客様をひどく描いたり、風俗嬢がやさぐれていたりする作風が多いな、という印象が強いですよね。でも実際に働いている身としては、「わりと楽しいこともあるのになあ」と。そういったことを伝えたくて、漫画にしたかったという側面もありますね。

――フラットで等身大で、作中の至る所にユーモアが散りばめられ、これまでの“風俗=闇”といった印象が払拭されるのが、Ω子さんの作風の特徴ですよね。一方、唯一、不穏な雰囲気を醸し出しているのが、風俗入りしたきっかけです。

realdiary_0022-500 サブタイトルにもなっている通り、「彼氏の命令」が、風俗界に足を踏み入れたきっかけだ。が、第1話開始早々、「入店のきっかけは――…まあこういう暗い話は後ほど」と濁し、まずは入店面接をポップに回想する。そして数ページ後、「暗い話は後ほど」の約束通り、Ω子さんは明かすのだ。

『なぜ風俗嬢になったのか事情は様々だと思います

「借金」

「単純にお金が欲しい」

「夢のため」

「好きな人のため」』

 Ω子さんは、「好きな人」という名の、“M奴隷”として主従関係を結んだ“ご主人様”のためだった。彼の命令で働き始め、売り上げも渡していた。しかし報われることなく、徐々に精神を病んでゆく。当時はそうした働き方に「何の疑問も持たなかった」と、Ω子さんは述懐する。

――ご主人様の描写は、少し触れただけでも異常さが際立っていました。“ご主人様”って、何者なんでしょうか? 「なんなんだこいつは!?」と、イチ読者としてつい腹が立ってしまいました。

Ω 読者の方からも、「この男、許せない!」といったご主人様への怒りのメールをいただきます(笑)。

――ご主人様とは、どういった経緯で出会ったのでしょうか?

Ω とある学校に通っていたときの臨時講師として、月に何度か講義を受けていました。そのときは普通に“講師と生徒”でしたが、卒業後、私含めて何人かが、個人的に先生の元で直接指導を受けるためのグループに引き抜かれたんです。

――それが世にも恐ろしき“奴隷グループ”だった……と!?

Ω いえ(笑)。男子生徒もいましたし、その時点で「女子をはべらすため」という印象はありませんでした。ですが次第に、男子含め数人が抜けたり、代わりに新たな女子が入ってきたり、グループがぐちゃぐちゃになってきた頃から、異変を感じるようになりました。そのひとつが、もともと、地味でおとなしかった女子が、みるみる派手になってゆき、垢抜けていったこと。そのときはまったく知りませんでしたが、実は彼女、在学中から調教され始めていたんです。最終的に、そのときいた4人が全員調教され、奴隷グループになってしまって。

――ちょ、ちょっと待ってください。さきほどから「調教」とサラッと言いますけど、いきなり「調教」するんですか? もともとSM愛好家の集まりなどなら理解できますが、Ω子さんたちはそうした趣旨で集まったのではないんですよね? 「調教」ってそんな日常的なものでしたっけ……?

Ω 私にとっては当たり前のことすぎるんですが、担当編集さんからも、いつも同じように突っ込まれています(笑)。

 ご主人様は、人の心をつかむのが抜群にうまい、頭の良い人でした。思えば、引き抜かれてグループに入った当初から、徐々にマインドコントロールされていたんだと思います。ささいな失敗でも、「お前はダメな人間だ」と、ひどい言葉で責められる。私が原因ではなくとも悪い結果を招けば「おまえのせいだ」と、やっぱり責められる。そんなふうに罵倒され続け、「おまえはクズだから、俺がいないと生きていけない」と刻み込まれて、本当にそうなってしまいました。

――ささいな失敗とは、たとえばどんなことですか?

Ω 本当に細かいことです。「作業がもたついた」とか、「ご主人様の知人への事務メールの返信がちょっと遅かった」とか。

――そんなことで責められることに、疑問を抱かなかったのでしょうか。

Ω 疑問を持たせないようにしていたんだと思います。その手口のひとつが、グループ以外との接触を断つこと。バイトを辞めさせられたし、「ネット環境を切れ」と言われ、毎日ずっと閉鎖されたグループにいました。そういったごく狭い世界で「おまえは間違っている」と言われ続けると、「私が全部悪いんだな」と思い込んでしまって、「先生がいないと生きていけない」という心情になっていました。それが、調教序盤で、そうした日々が3〜4年続きました。

――それでまだ序盤……。

realdiary_0024-500 彼女たちは共同生活を送っていた。みな、Ω子さんと同じようにご主人様の命令で風俗店に勤め、売り上げを渡していた。作中、『私たちの存在価値は「常にご主人様の為に尽くすこと」風俗で働くこともその1つだった』と、彼女たちの勤務動機が描かれている。

――4人で一緒に住んでいたんですね。

Ω 実際には私は1人暮らししていて、ある日からもう1人が同居するようになり、それとは別に他2人が住む家畜部屋があって、そこでみんなでSMプレイをしていました。

――“家畜部屋”って、なんなのでしょうか……。そこでは何が行われていたんですか?

Ω SMプレイをするようになったのは終わりの1年ほどなんですが、私が初めてご主人様と体の関係を持ったのもそこでした。2人でいい雰囲気になっていると、ほかの子たちが帰ってきて。ぎょっとしていると彼が「おいで」と言い、彼女たちとおっぱじめたんです。で、「こいつらは、お前よりずっと前から調教済みなんだよ」とカミングアウトしてきて、さらにびっくり。「こいつらはおまえにとって先輩なんだから、おまえは俺とこいつらにも尽くさなきゃいけないんだぞ」と言いながら、乱交になりました。

――乱交の内容は、どんなものですか?

Ω ご主人様を含めた3〜4Pが主でした。ご主人様の命令で奴隷同士の女性器を舐め合ったり、ご主人様と代わる代わるセックスしたり。

――最初からそんなプレイをすることになるなんて、普通はドン引きしそうですが……。

Ω あ、でも、肉体関係を持つ以前から、「常に装着してすごすように」と命令されてアナルジュエリーや乳首クリップをしていて、M奴隷としてだいぶ調教されていたから、びっくりする程度でした。むしろうれしかったです。ちなみに、そういう器具って痛いじゃないですか。でもそれも、「ご主人様が私のために与えてくださった痛みなんだ」と脳内変換されていましたね。

――完全に仕上がっていたんですね。

Ω 私以外の3人は、もっとすごいんですよ。ご主人様が「おまえは、『3・2・1』と言われたら、イクんだからな? はい、3・2・1、イケ」と言った瞬間、指1本触れてないのに興奮しだしてイクんですよ。“脳イキ”というそうなんですが、あれを見たときは衝撃でしたね。

――魔法使いじゃないですか!

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 知らずに“奴隷ヒエラルキー”の最底辺に位置付けられてしまったΩ子さん。毎日働いたが指名は増えず、比例してご主人様にむげに扱われ、嫉妬ゆえほかの女性とも衝突し、精神はみるみる疲弊してゆくのだった。

――彼の風俗勤務命令の目的は、なんだったのでしょうか? みなさんの売り上げが目的ですか? それとも「人間を思い通り動かす」ことの一環だったのでしょうか。

Ω SMプレイの一環としては、珍しくないようです。私の店にも同じような境遇の子がいましたし。でも、ご主人様はいいパソコンに買い換えたりしていたので、金銭搾取目的もあったのかもしれませんが(笑)。奴隷のなかの1人がタフで、朝から夕方までヘルスで働き、夕方から夜まではソープで働いていました。休みは4人とも生理中と週1回。売り上げはすべて渡し、そこから生活費だけをもらっていました。でもそれも、「これにいくら使いました」という申告制でしたね。

――「同じような境遇の子」について、作中では、暴力を振るわれていたような描写もあります。暴力って、普通に嫌というか、警察沙汰ではないかと思うのですが。

Ω ですよね。でも、調教やマインドコントロールされているときは、痛みを感じなくなっていました。今でも覚えているのが、私が落ち込んでいるのを態度に出したら、「被害者ぶるのか」と、ご主人様の怒りを買ったときのことです。つらい言葉で責められ続け、張り手をされました。そういったことが毎日続いていたので病んでいた私は、路上でヒステリーを起こし、「もう無理です」と泣き叫んだんです。「全部やめるのか」「やめます」というやりとりのあと、家まで送られ部屋に入った瞬間、抱きしめられ、こう言われました。「おまえはやめると言うが、俺から離れられるのか」。私は泣きながら、「無理です」と言いました。するとご主人様は、「そうだ、俺がいないと生きていけないよな。だから俺にご奉仕し続けろ」と。手を上げられた直後は、そうした“アメ”がありました。

――そこまでされても、なお離れられなかったご主人様への思いは、どんなものだったのでしょうか?

Ω 「とにかく愛されたい」に尽きます。「愛されたい」もおこがましい表現ですが。にもかかわらず、構われない日々が続き、病み、ずっと泣いていました。末期は、泣くことすらおこがましいと感じて、涙も出ず……何をしていたんだろう……ひたすら風俗で働いていましたね。泣けるようになったきっかけは、ゴールデンボンバーです。

――え?

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Ω 『元カレ殺ス』という曲をたまたま聞き、最初は「みっともない嫉妬をさらけ出して、なんて恥ずかしい歌詞なんだろう」と思っていたんですが、毎日聞くうちに「醜い部分があっても、生きていていいんだ」と衝撃を受け始め、ゴールデンボンバーにハマって毎日泣きながら聞きました。

――まさか鬼龍院翔さんも、ひとりの奴隷が解放されることになるとは思わなかったでしょうね。

Ω 笑っちゃいますよね(笑)。音楽を聞くことがこんなに楽しいのかと。こんなに楽しい世界があるのに、「もしご主人様といる時間が永遠に続くなら……」、それは、地獄だな、と。「捨てられたら生きていけないと思っていたけど、こんなに楽しいものがあるなら、捨てられても生きていけるのでは」という考え方に変われたんです。最終的に、あれだけ一緒にいたのに、メールで「やめます」「わかった」で、おしまい。マインドコントロールが解けた瞬間でした。

――今、ご主人様に対してどんな感情を持っていますか?

Ω 憎くもないけど、平和に生きていきたいから関わりたくないです。今ちょうど、こうしたご主人様とのエピソードを執筆中で、『リアル〜』と同じく「めちゃコミック」で先行配信される予定です。夏〜秋頃にはみなさまに読んでいただけるようになっていればと思います。

 指名も少ない“お茶っぴき嬢”だったΩ子さんだが、マインドコントロールが解けたことで仕事へのやりがいが見え始める。仕事の楽しさを見いだした一方、“身バレ”攻防戦も勃発し……楽しみながらも波乱含みの風俗嬢ライフは、後編へ続く。

(文=有山千春)

 

(後編は5月13日配信予定)

アラサー女性は生命保険に入ってはいけない!? 「保険は幻想」と専門家が忠告のワケ

 独身でも既婚でも、アラサーに近づくにつれて、なんとなく気になり始めるのが「生命保険」。がんになったら100万円の一時金、死亡したら遺族に500万円の保険金、満期を迎えたら払込料よりも多いお金が戻ってくる……など、一人ひとりの目的に合わせて保障内容をカスタマイズできるのが今の保険の主流となっている。

 あなたの身の回りにも、「老後資金を蓄えるために個人年金に入った」「女性疾病が手厚い医療保険に入った」「お金が増えやすい外貨建ての積立保険に入った」などと言い始める人がいないだろうか。「もしかして、保険について何も考えていないのは私だけ!?」そんな焦りを感じているかもしれないが、「生命保険は、“お金を用意する手段”として考えた場合、損をしやすい仕組みになっています。お金に関する知識のない人が、うかつに保険に入るのはオススメしません」と言うのは、『「保険のプロ」が生命保険に入らない もっともな理由』(青春出版社)の著者である保険コンサルタントの後田亨氏。なぜ、うかつに保険に入ってはいけないのか。その理由を後田氏に聞いた。

■1万円の保険料のうち、3000円超が手数料として保険会社に

 後田氏によると、万が一のため、もしものときのお守りというイメージが強い生命保険だが、そうした前提が人々の判断力を鈍らせる。困ったときに役に立つものというイメージを植え付けられるほど、手数料などのコストや確率論を不問にしがちになるのだという。

「保険専用ATMを想像してみてください。保険料から保険会社が手数料を引いた残りのお金が、いざという時に支払われるわけです。手数料がいくらかわからなかったら、使いたくないですよね?」

 たとえば、日本人の2人に1人はがんになるというキャッチコピーがあるが、がん情報サービスのデータでは、30歳から40歳までに罹患する確率は1%、向こう10年間で10%を超えるのは61歳以降だ。保険会社による調査などでは、がんの治療等に必要なお金は50万円程度であることが多い。確率論で考えると貯蓄での対応が基本で、手数料がわからない生命保険に頼るのは疑問だ。

「複数の専門家によると、売れ筋の『医療保険』で、1万円の保険料を払った場合、3000円超の手数料が引かれるイメージです。ほとんど暴利だと感じます。貯蓄性が語られる保険でも手数料が高いので、10年超、元本割れが続くことが珍しくありません。お金の心配をしている人が、金融機関や代理店の取り分が大きく、お金が減りやすい仕組みに頼るのは、ヘンですよね?」

 この説明をしても、多くの人は、にわかには納得しないという。いざというときの安心料と思えば、手数料が多少高くても仕方ない。貯蓄代わりに入る保険も、頑張って満期まで加入し続ければいいだけの話と、自分を納得させる人が圧倒的に多いそうだ。後田氏はこれを「お金の使い道に縛られている」と言う。

「入院時のお金、老後のお金など、お金の使い道によって最適な保険があるというのは幻想です。入院費は自腹が合理的だし、満期時のお金の増え方より、契約当初のお金の減り方が、断然、重要です。満期が来るまでに増税が行われたりすると、少々お金が増えても仕方がないからです。元本割れが続く手段が、有利なはずがないと、常識で考えましょう」

 生命保険は、契約期間が少なくとも10年、長いと老後までの数十年続くのが一般的。にもかかわらず、ほとんどの人が長期間の固定支出を軽視しすぎているというのが現状のようだ。特に、将来を考え始めたアラサー女性は、不安をあおる言葉に弱いのではないだろうか。「もしも、病気になったら」「働けなくなったら」「一生独身だったら」「夫に何かあったら」など、心配事が増えれば増えるほど、生命保険に依存しやすくなる。しかし、保険が便利なのは、30代が急死に備えるようなレアケースだけだ。「30代女性にピッタリの生命保険」などを探すのではなく、自力では対応不可能な大金が絡む事態に限定して利用すべきなのだ。

「お金を増やしたい、老後資金の蓄えを作りたいのであれば、生命保険よりも確定拠出年金や、積立NISAがオススメです。いずれもメリット・デメリットはありますが、生命保険よりも安い手数料で、お金を増やしていくことができます」

 とはいえ、「手数料がどれくらいかかっているかわからないものは買わない。理解できないものには近づかない」ことが何より大事だと、後田氏は強調する。

 女性誌等で組まれるマネー特集にしても、広告宣伝が絡んでいる場合や、業界寄りの有識者が重宝される傾向もあるという。賢くお金を運用したいのであれば、勉強すること。あるいは、お金を払って専門家に相談する。それも面倒なら、いっそ近づかないに限るだろう。保険に限らず、お金に関するうまい話は怪しむべきと、いま一度心に刻んでおこう。
(島野美穂/清談社)

TOKIO・山口達也、「謝罪会見からジャニーズ退所まで」を不祥事対応のプロがダメ出し!

180509yamaguchi 5月6日、ジャニーズ事務所が、TOKIOのメンバー・山口達也の契約を解除したと発表した。4月25日、未成年への強制わいせつ容疑で書類送検されたとNHKが報じてから契約解除の発表があるまで、山口本人とTOKIOメンバーがそれぞれ謝罪会見を行い、また並行して、事務所、ジャニー喜多川社長もマスコミ各社に謝罪FAXを送付した。

 この一連の謝罪劇には、世間からさまざまな反響があったが、果たして、不祥事対応のプロの目には、どのように映ったのだろうか。企業不祥事発覚時の記者会見対応などの“クライシスマネジメント(危機管理)サポート”を行う会社ブライト・ウェイ代表で、レピュテイション(※評判)・コンサルタントの高祖智明氏に話を聞いた。

【1】事務所からの謝罪FAX「一般企業とはまるで違う」

 TOKIOの『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)を毎週楽しみにしているという高祖氏。まず、第一報後、ジャニーズ事務所からマスコミ各社に送付された謝罪FAXをどのように見たのだろう。「お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させて頂きました」という文面には、ネット上で「小学生の作文」「企業の謝罪文としてはあり得ない」といった声が飛び交っていたが、高祖氏も、「びっくりしました。マスコミが、文面の一部分だけ抜き取って報じているのかと思ったら、あれが全文だったなんて」と振り返る。

「あのFAXもそうですが、TOKIOのメンバーが謝罪会見を行う前までのジャニーズ事務所の対応は、一般的な企業が行う不祥事対応とはまるで違うと感じました。普通の企業であれば、不祥事が起こったら、すぐにどのような対応を取るか準備をし始めるものですが、時間は十分すぎるほど有ったにもかかわらず、ジャニーズ事務所は明らかに“準備不足”だったと思います。脇が甘いのか、今回の件をそんなに真剣に考えていなかったのか……これまでのジャニーズ事務所とメディアの関係性から、ああいった対応になってしまったのかもしれません」

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 ジャニーズ事務所としては、示談が成立したため“報道されない”と踏んでいたとも考えられるが、こうした不祥事には、“最悪の事態”を考えて対策を取らなければいけないという。「隠していても『週刊文春』(文藝春秋)や『週刊新潮』(新潮社)がいずれ嗅ぎつけて取材に来ることも想定できた」と語る高祖氏は、山口の謝罪会見も同様に、準備された会見ではなかったと感じたそうで、「事務所としては、あの弁護士の方をつけたことで、安心しきってしまったのかもしれない」と言及する。山口とともに会見に登場した弁護士は、元東京地検特捜部検事などを歴任したジャニーズ事務所の顧問弁護士で、主にコンプライアンス、危機管理に長けた人物と伝えられる。しかし、事務所はそれ以前に、謝罪会見ではあり得ない対応を行っていたという。

「『文春オンライン』で配信された記事(TOKIO山口達也の謝罪会見 ジャニーズ幹部との“異常な”やりとり)で、ジャニーズの幹部が『文春』の記者に対して、高飛車な態度を取ったと書かれていましたが、普通の企業の謝罪会見ではそんなこと絶対にあり得ないですからね」

 高祖氏いわく、会見場のセッティングや進行自体も「慣れた人が仕切っているとは思えなかった」という。会見場には、山口と弁護士の席、またマスコミの席も用意されていなかったというが、「一般的な企業の謝罪会見では、それぞれ席が用意され、企業側とマスコミ側に(心理的な)境を作り、ある程度の距離を持たせて向き合います。しかし、山口さんの会見では、囲み取材の形でした」。

 さらに山口が弁護士とともに登場し、その後、弁護士が事件の経緯を説明、山口の質疑応答に移るといった流れも、「子どもが親と一緒に謝りに来たような印象。記者から、『可能な範囲で経緯を自分の言葉で説明してほしい』といわれ、山口さんがあらためて説明を行っていましたが、最初から山口さんがすべきだったのではと感じますし、質疑応答の際も記者の方が一斉に質問するような形になってしまうなど、会見の進行がうまくいっていないように思いました」。

 また、山口の発言についても、高祖氏は厳しい目線を向ける。

「山口さんは、まず謝罪からではなく、メディアに対して『私の起こしてしまった件について、個人的なことでお集まりいただき、ありがとうございます』とお礼を言ったんです。謝罪会見とは、マスコミにではなく、被害者やファンに謝罪をする場なわけですから、まずは謝罪から入るべき。それに、“ポジションペーパー(見解を示した書類、方針書、声明書)”を作成していなかったのではないかとも感じます。普通は事前に、事件の経緯といった事実関係を整理し、『なぜこういうことが起こったか』『今後どうするのか』などをまとめたもの、また想定される質問とその回答をまとめたものを準備するのですが、あの会見は、どう見てもそういったものを作成している様子がありませんでした」

 世間だけでなくメンバーからも猛批判を浴びた「もし待ってくれる場所、私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたら」という発言に関しても、高祖氏は「普通、ポジションペーパー同様、口にしてはいけないことを事前に確認する“ネガティブリスト”というものも作るのですが、それもなかったのでは。企業の謝罪会見では、必ず経営の責任問題とTOPの進退について問われますから、回答を準備して臨みます」と指摘。今後の本人の進退についてやメンバーに対しての思いは、記者から聞かれるであろうことは想定できるだけに、やはり準備不足が露呈してしまったようだ。

「あと、泣いて会見しちゃいけないですよね。被害者の親御さんの言葉を聞いて涙を流すなど、他者から見て、“感情があふれて涙が出た”と理解できればいいのですが、山口さんの場合、会場に入って来たときから、ずっと鼻をすすって泣いていたんです。恐らくですが、会見について何も整理されていなかったから、不安もあって涙が出てしまったのではないかなと。事前の準備ができていれば、自分の中で頭の中を整理して話そうとするでしょうし、もう少し冷静でいられたような気がします」

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 5月1日、山口に不起訴処分が下されると、ジャニー社長がマスコミ各社にFAXを送付。「本日、山口達也に不起訴処分が下されましたが、山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さに変わりございません。弊社としましては、ことの重大さを真摯に受け止め、全員がそれぞれの立場で信頼回復に全力を尽くす覚悟です」と謝罪を述べた。物議を醸した、第一報後の謝罪FAXからは一転、その内容自体が批判を呼ぶことはなかったものの、「いまさら遅い」「もっと早く社長が対応すべきだった」とネット上には厳しい意見も散見された。

「確かに遅ればせながらではあるものの、翌日のTOKIOメンバーの謝罪会見を控え、“彼らをほったらかしにしていない”“自分も気にかけている”というのを表明する意図があったのでは」

【4】TOKIOメンバー謝罪会見「入念な下準備を感じさせた」

 翌2日に行われたTOKIOメンバーの謝罪会見について、山口の会見とは一転、高祖氏は「非常によく準備ができていた。PR会社など、プロの方を入れたのでは」と見解を述べる。メンバーの席とマスコミの席が明確に分かれている会場のセッティング、メンバーの入場・退出、冒頭で25秒間90度のおじぎをする、記者の挙手制による質疑応答といった進行などに、“入念な下準備”があったことを感じさせたそうだ。

「それは、会見が行われたホテルスタッフの対応にも表れていました。メンバーが座るときと立つときに、4人のスタッフがイスを引くサポートをしていたのですが、会見が終わりメンバーが立ち上がる際にもすっと現れ、すぐに去りました。そのタイミングで、4人がおじぎをしたんです。会見を見ていて見事だなと感じました。これができるのは、事前に打ち合わせをしていたからです。また、メンバーの足元が見えないようにテーブルの前を布で覆っていたのもきちんと考えられた証拠です。人は緊張すると、テーブルの下で足を組んだり、手をもじもじさせたりするなどしてしまい、そこに心理状態が表れてしまうのです。記者の方にそういったものを見せない工夫がされていました」

 メンバーは会見で、それぞれ山口に対する思いや考えを語ったが、その発言内容に関しても、「事前に5人の関係性がわかるように役割分担をしていたのではないでしょうか。あくまで、“許してはいけない”けれども、厳しく言うメンバー、多少フォローするメンバーとがいる……という。厳しさはありますが、その裏にある山口さんへの愛情を感じる内容だったと思います」と高祖氏は評する。

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 TOKIOメンバーの謝罪会見の4日後である5月6日、事務所が山口の契約解除を発表した。山口自らの希望によって、この対応が取られることになったという。

「もし“全面的に自分が悪い”ということを認めるのであれば、最初に“これ以上はないだろう”という対応を考えるんです。例えば、製品に何かが混入していたという問題を起こした企業であれば、『工場を閉鎖する』『商品を回収する』など、まずは会社にとって負担は大きいけれど、消費者にとって最善の策を考え、その後、世の中の反応などを見て、どこが一番の落としどころかを見つけていきます。今回の件でいうと、山口さん自身が責任を取って、自らTOKIO、ジャニーズ事務所から離れることを望み、それを事務所が認めたというのが、ファンにとっては苦しいものの、世間にとって“最も抵抗のない”落としどころだったような気がします」

 山口の進退を保留にせず、すぐに契約解除を発表した点についても、「これ以上、世間は責めようがない。現時点では、最良の選択だったのでは」と高祖氏は語る。

 こうして、山口は退所に至ったものの、ジャニーズ事務所が「(山口に)必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行う」と明言しているため、世間では再契約の可能性も浮上している。果たして山口自身は今後、被害者とその家族、そして自らとどう向き合っていくのだろうか。

高祖智明(こうそ・ともあき)
ブライト・ウェイ代表、レピュテイション(※評判)・コンサルタント。1981年、リクルートに入社し、「ケイコとマナブ」など、数々の情報誌の編集・創刊に携わる。95~98年福岡ドーム広報宣伝部長を経て99年より現職。九州大学大学院芸術工学府 デザインストラテジー専攻 非常勤講師(マーケティング・デザイン)も務める。
ブライト・ウェイ公式サイト

ナンパセミナーの恐るべき実態――酩酊女性に乱暴容疑事件、「ナンパ塾」代表が怒りの訴え!!

 5月9日、女性に酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁新宿署が、準強制性交容疑で2人の男性を逮捕した。この2人は、「ナンパ師」と呼ばれる男性が開催する有料セミナーの受講生で、女性を同セミナーの管理するマンションの一室に連れ込み、泥酔させて乱暴したとみられており、被害者は、以前男性がナンパした女性の知人だったという。組織的かつ悪質な犯行内容が伝えられると、ネット上では「ナンパセミナーで一体何を教えていたの?」「部屋まで用意してるって怖い」といった声が飛び交っている状況だ。

 このナンパセミナーでは、「レイプまがいの内容を教えているのではないか?」と、以前からマスコミ関係者の間でウワサされていたという。以前、同セミナーのテキストを見たことがあるという人物が、その驚愕の内容を教えてくれた。

「今とは内容が違うかもしれませんが、例えば、上級編として『ナンパした女の子をハメ撮りするためにはどうすればいいのか?』なんて項目があって、驚きました。『女の子に「なんでそんなことするの?」と聞かれたら、「僕たちが初めて親しくなった思い出を残しておきたい」と返す』などと、事細かなシミュレーションが書いてあり、さらには『撮影中にバッテリーがなくなるからコンセントに差し込め』とか『カメラは何がいい』とかまで。あと、『ヒモしてくれやすい女の子』がパターン分けされて解説されていましたね。例えば、『精神を病んでる女の子にはどう攻めればいいか』といった感じです。本当に気持ち悪いですよね。セミナーの主宰者がこういった内容を教えているだけに、今回の事件を知ったときに、『あの主宰者がやったのでは?』と思いあたりました」

 ナンパを学びたいという男性の間でも、悪評はよくささやかれていたという同セミナーだけに、今回の逮捕を「起こるべくして起こった」と感じている人も少なくないのかもしれない。

「ナンパ塾」代表が怒りの抗議

 そんな中、ナンパセミナー受講生による凶行が盛んに報じられる中、また別の騒動が起こっていた。当初、テレビ各局や新聞各社は、容疑者2人を「ナンパ塾の受講生」と伝えていたが、「ナンパ塾」の名称を商標登録し、ナンパに関する講義を行っている「共同企画デタント」が「報道関係者・マスコミ各位」と題した文書をサイト上で公表。

 同社代表の草加大介氏が、「本日、新宿区内で女性にウォッカを飲ませて『ナンパ塾』を受講していた東京メトロの社員ら2人が逮捕されたとの報道が流れました。『塾が管理していた新宿のマンション』と報じられています。公言しますが、この件に関して弊社は無関係です。弊社では新宿区内にマンション等は借りてません。と同時に非常に憤っています。『ナンパ塾』は弊社の登録商標です。ゆえに、報道でこの名称を絶対に使わないで下さい。今年で創業20年になりますが、弊社の努力や実績が台無しになってしまいます」と強く訴えたのだ。

 これを受け、サイゾーウーマンでは、草加氏に緊急取材を敢行。「事件を起こしたナンパセミナーが、誤って『ナンパ塾』と報じられていますが」と問い合わせたところ、「いろんな人から『あの事件とは関係しているの?』とメールが来ました。犯行内容があまりにも悪質だけに、そうやって勘違いされていること自体、現実味がなかったのですが、メールがどんどん送られてきて……」と、草加氏はため息を漏らす。そして、今回の事件についても、憤りを隠せない様子だ。

「今回逮捕された男性は、準強制性交容疑がかけられています。以前は、準強姦といわれていましたが、これはお酒や薬などにより、女性を“抵抗できない状態”にして姦淫することを指します。“準”とつくと、強姦より悪質ではないと勘違いされるかもしれませんが、そんなことはありません」

 草加氏が、一連の報道で最も驚いたのが、同セミナーが部屋を用意していたという点だったという。この部屋は“ハウス”と呼ばれ、3時間3,000円で貸し出されていたそうで、「これまでにもこういったことがあったのではないか、今回の事件は氷山の一角ではないかと感じます。被害に遭っても、誰にも言えないままだという女性もいるでしょうし……」と沈痛な声を漏らした。

 また、事件を受け、“ナンパ”自体のイメージが悪くなることも、草加氏は危惧しているという。ナンパを取り扱うセミナーや講習会、塾には3種類あると言い、一口にナンパといっても、その内容はまったくの別物だそうだ。

「1つめは、今回の事件の容疑者が受講していた、レイプまがいの内容を教えるところです。こういったセミナーの目的は、性欲を満たすこと。男性は喜ぶけれど女性は喜ばないという特徴があるんです。2つめは、我々『ナンパ塾』のような、婚活のためのツールになるコミュニケーション術、また自信をつける方法を教えるところです。女性が喜ぶから男性も喜ぶという考えの元、『女性を喜ばせろ、そうでなければ、男性も楽しくない』と受講生に伝えています。合コンで、女性陣が不機嫌になってしまったら、男性もつまらないのは当然ですよね。そして3つめは、先の2つとは少し違うのですが、詐欺同然の情報商材を売り、たまにセミナーを開催していることもある……というところです」

 レイプまがいの内容を教えるナンパセミナーと、婚活にも生かせる内容を教える「ナンパ塾」――その内容の違いは歴然で、受講者層も異なるそう。ナンパ塾の受講生は年齢層が高め、高学歴で医師や大手企業に勤めている人も多い一方で、「悪質なナンパセミナーの受講生は、年齢層が低く、高学歴の方が多いといった特徴もありません」と草加氏は指摘する。

「『ナンパ塾』には、例えば、気になる女性に声をかけたいのだがどうしていいかわからない、結婚パーティーに行っても全然ダメだった、という悩みを抱えている男性が、“自分を変えたい”“殻を破りたい”という思いを持ってやって来ます。性欲を満たしたい男性が来る場所ではない。そもそも性欲を満たしたいのであれば、風俗に行けよという話です」

 最後に草加氏は、女性に対してぜひ伝えたいと、悪質なナンパ師の特徴を教えてくれた。

「彼らは、酒を異様に飲ませたがるという特徴があります。事件の報道では、女性に多量のウォッカを飲ませて昏睡状態にさせたといわれていますが、最初は別の飲み物を勧め、途中からウォッカに移ったのではないかと思います。徐々に強いお酒に切り替えるというやり口なんですよ。というか、ナンパ関係なく、一緒に飲んでいてとにかく酒を飲ませよう飲ませようとする男性には気をつけた方がいいと思います」

 女性側が自衛せずとも、危険な目に遭わない世の中になってほしいと願わずにはいられないが、今回の逮捕を受け、悪質ナンパセミナーの撲滅が進むことを信じたい。

草加大介(そうか・だいすけ)
1998年に日本で初めてナンパを指導するセミナー「ナンパ塾」、また99年に日本で初めて婚活を指導するセミナー「結婚対策塾」を開業。2003年には、「結婚対策塾」を「恋愛駆け引き、口説き塾」と名称を変更し、より幅広い受講者が集うようになる。08年、男女共通講座「恋愛塾」もスタート。『「ナンパ塾」究極デートマニュアル』『新・「ナンパ塾」完全極秘マニュアル 最新最強の口説き術』(ともに河出書房新社)、『強烈に惚れさせる方法: 斜陽の季節の恋愛論』(ベストブック)など著書多数。

草加大介のナンパ塾、及び恋愛駆け引き、口説き塾公式サイト

専門医に聞いた「ホクロ」の真実! 知らないと恐い、ホクロを生む“生活習慣”

 鏡を見ているときに「あれ? こんなところにホクロなんてあったっけ?」と、驚いた経験はないだろうか。特に顔にできてしまったホクロは、悩みのタネになることも。なぜこんな所に……と悩んでいるだけではホクロは増える一方なので、今回はホクロができるメカニズムや最新治療法を専門医に聞いてみた。

■ホクロには「先天性」と「後天性」のものがある

 東京イセアクリニック総院長の吉種克之医師によれば、ホクロには「先天性」と「後天性」のものがあるという。

「先天性のホクロは胎児期、つまりお母さんのおなかの中にいるときにできます。先天性のホクロには遺伝性と非遺伝性のものがありますが、どちらも生まれたときにはすでにあるものなので、予防することはできません」

 先天性のものと後天性のホクロを見分けるのは難しいが、赤ちゃんの頃からあるホクロは、先天性の可能性が高いという。一方、後天性の場合はホクロができてしまう原因があるため、防ぐことも可能、と吉種医師。

「後天性ホクロの主な原因となるのは『紫外線』。肌が紫外線を浴びることで、メラニンという色素が皮膚の内側で生成されます。通常ならば、皮膚の生まれ変わりを意味する『ターンオーバー』によって、メラニンは体の外に排出されます。しかし、メラニンがたくさん生成されたにもかかわらず、排出がうまくいかずに皮膚に残ったものがホクロになってしまうのです」

 ホクロを生み出すメラニンを増やす要因は、紫外線のほかにもホルモンバランスの乱れや加齢、ストレス、食生活など、日常のありとあらゆる事柄が関係しているという。

「特に女性は洗顔やメイク時など、外からの刺激を受ける機会が多いので、ホクロができる可能性が高いといえます。ホクロのできやすさは、もともとの体質も関係していますが、これ以上ホクロを増やさないためには、生活習慣を改善するに越したことはないですね」

 食生活からメイクの方法に至るまで、さまざまな原因が絡み合って後天性のホクロはできてしまうようだ。さらにホクロの種類によっては皮膚の悪性腫瘍、いわゆる皮膚がんなど手術が必要な重い皮膚病を患っていることもあるそう。危険なホクロの特徴とは、どういうものだろうか?

「急に大きくなったり、形や硬さが変わったりしたホクロや、痛みやかゆみを感じたり、出血を伴うホクロがある場合は、早めに皮膚科を受診することをオススメします」

 たかがホクロと軽視せず、その変化にも気を配る必要がありそうだ。

 生活習慣や体質が原因とはいえ、一度できてしまったホクロを自然に消すことは困難。どうしても気になる場合は、どうしたらよいのだろう?

「医療機関で除去するのが確実ですね。代表的な施術方法は『レーザー焼却法』と『切除法』の2つ。レーザー焼却法は、レーザーの熱を1分ほどホクロに当てて焼く治療法です。比較的浅いところにあるホクロであれば肌への負担も軽く、ダウンタイム(回復までに要する期間)もほとんどありません。傷痕も気にならない程度なので、肌トラブルがなければ再診の必要もないのがレーザー焼却法の特徴ですね」

 もう一方の「切除法」は、その名の通りメスを使ってホクロの周りを切り取り、丁寧に縫合する手術だ。手術は約30分で完了し、抜糸と術後の経過を見る必要があるので、3回ほどの通院が必要とのこと。

「隆起したホクロや、レーザー焼却法でキレイに取り切れない大きさのホクロは、切除法で治療します。どちらの手術法も局所麻酔を使用するので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません」

 切除法の場合は術後「細いライン状の傷」が残るが、2〜3カ月ほどで傷の色が赤色から白に変わり、目立たなくなるそう。

「ただ、ホクロの根が深いところにあると、再発する可能性や、ホクロを取りきった部分に新たなホクロができることもあります。同じ場所にできたホクロを除去することは可能ですが、ホクロを増やしたくないという方は、日に当たりすぎず、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策が必須です」

 また、晴れの日はもちろんのこと、曇りの日も紫外線は降り注いでいるとのこと。曇りの多くなる梅雨時も、油断は禁物だ。

「ホクロにコンプレックスを抱えている方は多いと思います。今はさまざまな方法でホクロを取り除くことができるので、気になっている方は、ぜひ近くの医療機関に相談してみてください」

 特に顔面にあるホクロは、除去するだけで驚くほど印象が変わってくるという。鏡を見てため息をついているなら、早めに除去したほうが心の健康にもつながってくるはずだ。
(真島加代/清談社)

吉種克之(よしたね・かつゆき)
美容外科「東京イセアクリニック」総院長 兼 銀座院院長。東京医科大学卒業後、昭和大学形成外科で研修、専門医を取得。大手美容外科クリニックの理事を経て、2010年に東京イセアクリニック診療部長に就任、現在に至る。

東京イセアクリニック

神戸の近隣トラブル「砂かけババア」が逮捕! それでも「解決は難しい理由」を弁護士が解説

 ネット上で「神戸の砂かけババア」と呼ばれている人物を知っているだろうか。この“砂かけババア”とは、神戸市北区にあるマンションの2階ベランダから、1階の住人に砂を投げつけるなどの暴行を加えた疑いで逮捕された、島田八千代容疑者を指す。報道によると、島田容疑者は、長年にわたって近隣トラブルを巻き起こしていた“モンスター住民”で、周辺住民に砂だけでなく暴言やツバを吐きかけ、洗濯物に水や尿を撒くなどの悪質な行為まで確認されている。さらに何かを叩きつけるような金属音を出すといった騒音問題まで起こしていたという証言もある。

 こうした事件は、これまでにも世間を騒がせてきた。有名なところでは、奈良県の“騒音おばさん”。CDラジカセからユーロビートやヒップホップなどの音楽を大音量で流し続け、また「引っ越し、引っ越し」などと絶叫しながら布団を叩くという騒音トラブルを巻き起こし、2005年4月に傷害罪の容疑で奈良県警に逮捕された。また、昨年には、神奈川県の“サバ味噌ぶちまけ女”も大きな話題に。早朝から大音量でテレビ番組や音楽を流し、それを注意した住民の玄関に、サバの味噌煮をぶちまけるといった嫌がらせを行ったのだ。女性は、こうした行為を咎めようとした男性に車で衝突、さらにボンネットに乗せたまま運転を続け、殺害しようとした疑いで逮捕された。

証拠がなければ、警察は動かない

 こうした近隣トラブルに遭遇した人の心境を考えれば、モンスター住民の一刻も早い逮捕を願わずにいられないだろう。しかし、報道によると、島田容疑者は実に15年以上にわたってこうした行為を繰り返していたとされている。なぜ近隣トラブルは長期化してしまったのか。弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。

「近隣トラブルは、通行の問題、隣地との壁の問題、隣の家が見える窓の問題、隣地から伸びてきた枝の問題など、さまざまな要素があります。そこで民法では、第209条から第238条にかけて、例えば『(隣地の使用請求)第二〇九条 土地の所有者は、境界又はその付近において障壁又は建物を築造し又は修繕するため必要な範囲内で、隣地の使用を請求することができる。ただし、隣人の承諾がなければ、その住家に立ち入ることはできない』『(雨水を隣地に注ぐ工作物の設置の禁止)第二一八条 土地の所有者は、直接に雨水を隣地に注ぐ構造の屋根その他の工作物を設けてはならない』など、ある程度の“目安”が規定されています」

 近隣トラブルは、たいていの場合“民事の話”として捉えられることから、「“民事不介入”の原則の下、警察もなかなか解決に身を乗り出せない(乗り出したくない)」とのこと。また、「映像などによる証拠を確保しなければ、警察は動かない」ため、逮捕までに時間がかかったという点も否定できず、今回の件では、住人が“島田容疑者から砂を投げつけられる映像”を入手できたため、逮捕に至ったと考えられるという。

 「暴言・騒音は、その“映像・録音”がないと、なかなか立件(事件にすることが)できません」という山岸氏。「暴言があったとしても、侮辱罪や名誉毀損罪を構成する言動に至るのは、なかなか難しく、また、騒音は、騒音が原因で心因反応などの精神的傷害を被った、というあたりが立証できないといけません」という。また、「逮捕される/逮捕されない」の線引きに関しては、「物を投げて、それが人にぶつかり、ケガを負ったという事実があれば、警察も動きやすいのでは、というところでしょうか」。

 では、逮捕された島田容疑者は今後どうなるのだろうか。先述の奈良県の“騒音おばさん”は07年に最高裁で実刑判決が確定。一方、神奈川の“サバ味噌ぶちまけ女”は、不起訴になった後、再び元の家に戻っていると報じられたが……。

「示談が済めば、そもそも起訴されず事件としては終了でしょう。示談が成立せず、起訴された場合であっても、懲役刑は選択されないでしょうから、恐らく、『30万円以下の罰金または科料』となります。近隣住民としては、島田容疑者に“どこかに引っ越してほしい”というのが本音だと思いますが、裁判手続きをもって、別の場所に転居するよう請求することはできません」

 山岸氏の見解は、島田容疑者が舞い戻り、再び砂かけババアと化す不吉な未来を大いに感じさせるだけに、近隣住民にとっては“絶望的”といえるだろう。

「これまで、“狂った隣人”に遭遇してしまった人は、その人自身が引っ越すか、泣き寝入りがほとんど。今回のように逮捕までこぎつけるためには、何よりも証拠としての“映像”が必須です。島田容疑者が転居しないのであれば、映像でもって、継続的にしっかりと監視しなければなりません」

 殺人事件に発展という最悪の事態も想定できる近隣トラブル。そうなる前に、何らかの解決の糸口が見つかってほしいものだが――。

“週末起業女子”の絶望的な現実! 経営コンサルタントが驚愕、お粗末な「セミナー」実態

 本業はOLだけど、自分にしかできない何かをしたい。もっと周りから注目されたい……。そんな自己実現を求める女性たちが増えている。彼女たちの憧れのひとつが、SNSでシェアされる“キラキラ起業女子”たちの華やかなライフスタイル。セミナーやコンサルティングなどのさまざまなビジネスを展開する起業女子たちの活躍を見て、「自分も起業すればこんな生活ができるかも」と、夢見るようになるのだ。

 とはいえ、会社を辞めてしまうのは不安。そこで、平日は会社員として今まで通りに働き、週末だけ「自分にしかできないこと」をビジネスにしようと考える。これならあくまでも副業なので、たとえ収益につながらなくても生活に困ることはない。そんな週末起業を目指して、まずはセミナーに参加したことから、彼女たちの転落は始まっていく。

「週末起業するために30万円かけて起業塾に通った女性を知っていますが、かなり悲惨な状況でしたね……」

 そう語るのは、経営コンサルタントとして活躍する田辺英理子さん(仮名)。名前を出さないことを条件に、週末起業を目指す女性たちの実態を語ってもらった。

■講座の最終日に「起業には向いていない」と通告される

 都内でOLをするA美さん(30歳)は、田辺さんにコンサルティングを依頼してきた。

「A美さんの相談は、『起業塾に通ったあとにビジネスを始めたが、成果が上がらない』というもの。切羽詰まった様子で、かなり不安を感じているようでした」

 A美さんが入った起業塾は、SNSでも名の知られているキラキラ起業女子が主催しており、A美さんはその女性を“コーチ”と呼んで崇拝していた。コーチから3カ月30万円の講座を勧められたA美さんは、ちょっと躊躇したものの『3カ月後には30万円稼げるようになっているから、実質タダみたいなものよ』との謳い文句に誘われ、入塾することを決めたという。

 ところが、その塾で教える起業の方法というのが、メルカリで不用品を販売したり、起業女子が出版した本の読み合わせをするお茶会の開催といった、どう考えても30万円もの収益が得られるとは思えない内容だった。

「さらに講座の最終日に、コーチから『あなたは起業するにはまだ早い』と言われたそうなんです。コンサルタントをする立場からしてみると、確かにお客様の中には起業、独立に向いていないタイプはいます。ですが、本当の起業コンサルタントであれば、最初のヒアリングの時点でそれを見極め、お客様に伝えるべき。お金だけ取って、最後の最後に『あなたは起業に向いていない』というのは、もはやプロの仕事ではありません」

 田辺さんがそのことを伝えると、A美さんはかなり動揺した様子だったという。その後、しばらく連絡を取り合っていたが、あるときからA美さんの連絡がプツリと途絶えた。気になってA美さんのブログを見てみると、体調不良で寝込んでいたこと、体調が戻ったのち、コーチと個別で面談したことが書かれていたという。そのブログから察するに、A美さんは、最終的に例のコーチの元へ戻ったようだった。残念に思いながらも、本人の意志で決めたことならば仕方ないと田辺さんは思っていたが、数日後、思いがけないトラブルが発生する。

「ある日突然、私のブログの記事が、運営元に通報され削除されてしまったんです。起業に関する、至って普通の記事ばかりで、問題のある内容ではありませんでした。配信しているメルマガにも、明らかにイタズラだとわかるような名前でいくつも登録があり、これは誰かの嫌がらせなのだと気がつきました」

 IPアドレスをたどって追えるところまで追った結果、都内からの接続だったことがわかった。結局、それ以上の追跡はできなかったが、タイミングを考えても、思い当たるのは、A美さんのコーチしかいなかった。

「恐らくですが、私がA美さんに入れ知恵したことが面白くなかったのでしょう。セミナーを開催している起業女子たちは、客の取り合いに必死です。少しでも邪魔だと判断したら、すぐに排除します。コーチが直接手を下していなくとも、信者のような取り巻きが何十人もいるので、そのうちの誰かがやったとしてもおかしくはありません」

 それ以降、嫌がらせを受けることはなくなったが、田辺さんの元には今でもたびたび起業を目指して挫折した女性たちが相談に訪れるという。共通するのは、やはり、お粗末な塾の内容だ。

「内容を聞くと、印象に残る自己紹介の仕方や、かわいく映る自撮り練習、起業家マインドの伝授など、セミナー内容が自己演出ばかりに偏っていて、具体的な商品開発や資金の使い方などを教えないケースもあるようです。言うまでもないですが、ビジネスで最も重要なのは、何を売るかです。それがない状態では、いくら集客に力を入れたところで成功しないでしょう」

 本気で起業したいのであれば、まずはやるべきことを自分でリサーチするのが重要だと田辺さんはアドバイスする。

「昨今の週末起業ブームの中で、こうした実のない塾があふれ返っているのも事実です。でも、真剣に起業を考えているのであれば、自分でリサーチするところから始めるべきです。何も調べないまま塾やセミナーに行って『とにかく教えてもらおう』という受け身の姿勢では、起業で成功することなどできません」

 「結果的に起業はできなかったけど、満足できたからいいや」と思えるのなら構わないが、起業塾に投じたお金には、もっと有意義な使い道があったはずだ。起業することと、起業女子に憧れることは似て非なる行為。キラキラだけに目を奪われていると、ただ搾取されるだけで終わってしまうだろう。
(島野美穂/清談社)

「港区女子」を目指した原点は高校時代の出会い!? 現役港区女子・ひとみんの波乱万丈な生い立ちに迫る!【後編】 

 港区女子の生態について明かしてくれたひとみん(@htm_192)。多種多様な人物たちと出会ってきたことで、目が肥えている彼女だが、一体どういう人生を歩んできたのだろうか?

 今回はひとみんの人並み外れた華麗なる生い立ちをクローズアップしてみたい。

(インタビュー前編はこちらから)

――話は変わるんですが、そんなに知的で美しい佇まいで、鋭いことを言うなんて、聞けば聞くほどひとみんさんのパーソナリティに興味が湧いてきました。生い立ちを聞いてもいいですか?

ひとみん 小学校から高校まで、先生以外とは誰とも、ひとこともしゃべらない人生。教室では本ばかり読んでいました。友達や彼氏もおらず、ずっと浮いていましたね。

――親御さんも社長だったんですか?

ひとみん 父親は開業医です。家族仲はよくて、家にいるのは楽しかったですね。中学は受験をして全寮制の私立校に入学しましたが、厳しすぎるのが嫌で2カ月で辞めました。で、公立に転入して。高校は2年のときに中退しました。進学校だったから大学受験対策はもうほぼ終わっていたし、友達もいないし、いいや、と。

――中退後から大学入学まではどうやってすごしていたんでしょうか?

ひとみん まずは予備校に、テストの点数が良かったのでほぼ無料で入り、浪人生と同じクラスに通っていました。そこで頭がいいのにヤンキーの3〜4浪していた子と仲良くなって、毎晩歓楽街で遊んでいました。楽しかったですね。

――それまで友達と遊ぶことはおろか、夜の街で遊ぶこともなかったのに、突然そんなことに。遊ぶ金はバイト代から捻出したり?

ひとみん いや。バイトはしたことがありません。パチスロばっか行ってた。

――パ、パチスロ?

ひとみん スロットのセンスがあったから、それで生活できていました。食事代は男が払うし、家には帰っていなかったけど誰かの家に泊まったり、勝った金でネットカフェやホテルに泊まることもありました。でも遊び呆けちゃって、その年の願書を取り寄せ忘れ、センター試験を受けられなかったんですよ。周りの友達もみんな落ちて、また浪人して。翌年は地元の大学の薬学部に入学しましたが、行きたくない大学だし早々に留年が決まったから辞めました。

――で、その翌年に、現在の大学に入学するわけですね?

ひとみん 一足先に東京の大学に行った子たちのTwitterを見ると、毎日「六本木なう」とか言って港区で楽しそうに遊んでいたんです。それで「港区がいいらしい」ということを知り、港区に近い大学の薬学部を受験し合格して、上京。で、私も友達がいる港区に行くようになりました。

――それがひとみんさんと港区の出会いだったんですね。当時は港区で何をしていたんですか?

ひとみん 友達が学生イベント団体をやっていて、私は集客をやることになりました。クラブを貸し切った千人規模のイベントが主で、Twitterで集めたり、路上でナンパしたり。当時でフォロワー数が7,000人くらいいたので、「Twitterのひとみんです」と話しかければだいたい大丈夫でした。そこでかわいい友達が増えていきましたね。

――その頃から有名だったんですね。いち大学生が、どうやってそんなにフォロワーを増やせるんでしょうか?

ひとみん 最初はフォローして、外して、を繰り返して、最終的に1,000人くらいのフォロワーになると、あとはその1,000人が勝手に動いてくれるんです。

 

――なるほど、リツイートをしてくれるようになるんですね。ひとみんの発信力の賜物ですね。現在の基盤は、その頃にできたものだったんですね。何事にも動じないクールな印象のひとみんさんですが、人のために動くエネルギーは半端なものではないと思います。原動力はどこから来るのでしょうか?

ひとみん 特にないです。ただ単に、人をまとめるのが楽しいから、かな。あと、かわいい年下から好かれたり頼られたりするのはうれしいですね。

――ひとこともしゃべらなかった時代と比較すると、同一人物とは思えないほどです。今、幸せですか?

ひとみん まあまあ、幸せかな。

――そんなひとみんさんのようには、まあなれないと確信しましたが……“ひとみん女子”を目指す女性にアドバイスを。

ひとみん 知り合った人とは、取りこぼしなく仲良くなること。そして次につなげること。「顔がタイプじゃない」という理由でLINE交換もしない子が多いんですよ。すごい社長さんなのに。たとえ彼に興味がなくても、彼の人脈ってすごいから。……などと説教をしても、「でも、顔がぁ〜」とか言うんですよね。

――視野が目の前にしかない、ということですね。一方ひとみんさんは先々の未来まで見据えているところが、堀江貴文さんや落合陽一さんを彷彿とさせます。

ひとみん 彼らの著作、すごく共感しながら読んでいます(笑)。

――また、ちょいちょい切れ味鋭い発言が多いですが、となるとアンチもいるかと思います。

ひとみん 私をディスってくる奴は、「ひとみんが自分より上」だと思うから妬んでいるんだと思います。ひとみんよりかわいければ、私なんて眼中にないはずですから。だから、アンチの発言は気になりません。

――現時点で、どのような将来像を抱いていますか?

ひとみん ある程度お金があってのんびり暮らして、早く死にたいです。

――……ありがとうございました!

港区女子が憧れる港区女子・ひとみん。凡人の想像の範疇を超えるであろう未来を予感させる彼女の今後から、目が離せそうにない。

●ひとみん (Twitterアカウント:@htm_192)

 現役大学生でありながらも、現役港区女子として活動中。港区女子界隈で“アイドル的存在”であり、女子たちからの支持はアツい。また、Twitterでは“フォロワーからの質問に本音で答える”というスタンスが好評。現在はブログも開設し、活動の場を広げている。

親が企業説明会に乗り込むことも……なぜイマドキの父母は“わが子の就活”に精を出すのか?

(前編はこちら)

 わが子の就職活動に首を突っ込む親が珍しくなくなった時代。就職予備校「内定塾」東京校の就職コンサルタント・齋藤弘透氏のインタビュー前編では、子どもの就活に介入する親の思いや、今の就活を勘違いしている親が多いという実情が浮かび上がってきた。しかし、子どもの就活が心配になるという親心は、今も昔も変わらないはず。にもかかわらず、なぜ今、傍から見ると“過保護”に受け取られるほど、就活に介入する親が増えているのだろうか?

保護者が“サポートせざるを得ない”就活の現状

――就活事情が、以前とは一変したことはわかりました。ただ、それは、子ども自身が把握していればいい話では? とも思ってしまいます。

齋藤弘透氏(以下、齋藤) 選考基準が変わったことで、学生は学業や校外活動などのあらゆる面で、しっかり結果を出さなければならなくなりました。大学側もきちんと学ばせようというスタンスを取り始めたので、結果として、試験やレポートで手一杯になって、就活準備もままならないというのが今の大学生の現状なんです。通常より早い時期から選考をスタートする企業も出てきたこともあって、学生は、正しく情報収集しなければ出遅れてしまう危険性も高まっています。そうすると、どうしても保護者のサポートが必要になってきてしまうんですね。

 大学には、キャリアセンターもありますが、学生自身で調べて入手できる以上の情報を聞けることは、そうありません。新卒でキャリアセンターに入って、そこでずっと仕事をしているという職員は、今の就活事情に疎いケースも多く、そのため、学生もあまり頼りにしていないようです。また、志願者確保に向けて内定率を高めようと手厚い就活サポートをする大学がある一方で、自主性を育てるとして積極的なサポートをしない大学もあります。就活のスタイルも多様化しているため、最終的に頼りになるのは本人の情報力。ただ、学業で忙しい合間を縫ってとなると限界があると思います。

――具体的に、保護者はどんなサポートをしているんですか?

齋藤 企業や就活スケジュールなどの情報収集のほか、説明会の申込み代行も多いですね。企業説明会は予約開始から5分足らずで満席になることも少なくありません。また、一部企業では説明会に参加しないと本選考を受験できなくなってしまう企業も存在します。そのため、予約開始時間はほかの企業説明会に参加しているなど、子どもが即座に申込みできない状況のときに保護者の方が手続きを行っているようです。

 昨今の就活は、学生1人ではやりづらい環境になってきています。なので、保護者の方のサポートは、親離れ子離れできていないというよりも、情報や就活自体の多様化で、難易度が上がった結果なのではないかと感じます。保護者の方が相談されたときに「おまえが一番わかっているだろ」と突き放したら、実は学生自身よくわかっていなかったということもありますから。

親の就活サポート「やっていいこと」「悪いこと」

――齋藤さんご自身は、保護者の就活介入には賛成でしょうか? 反対でしょうか?

齋藤 賛成でもあり、反対でもあり……といったところです。お子様の後方支援をするスタンスであれば、サポートは必要だと思うのですが、親が望む方向へ導いたり、押し付け的なアドバイスをしたりするのはよくないと思います。サポートで重要なのは、子どもの自主性を尊重することと、選択肢を与えて自発性を促すことなのですが、できていない親御さんは、正直言って多いです。

――よくない保護者の介入の仕方とは、具体的にどんな感じですか?

藤 企業説明会に保護者の方が乗り込んでいく……なんて話も聞きますが、印象が悪くなるだけなので絶対辞めた方がいいですね。また、よく見受けられるのが、やることを全て指図したり、本人の意向を無視してエントリー企業を決めてしまったりと、首を突っ込みすぎてしまうケース。少しでもいい企業に入ってほしいという気持ちはわかりますが、本人に行きたい気持ちがなければ、結局は面接で熱意が伝えられずに落ちてしまいます。

 それから、行かせたくない企業に関しては、悪い面しか伝えないなど、情報が偏っていたり、また、伸び盛りの企業を知らず、保護者の方の定義での“いい企業”を勧めたりするのもよくないですね。あともう1つ、面接のアドバイスをする際、マナーや常識に沿いすぎることを言って、子どもの個性を失わせてしまったり、ダメ出しをしすぎて、子どもが自分の考えを述べられなくなってしまったりというケースもあります。それで就活が難航したら元も子もないです。

――逆に、どのような介入が適切なのでしょうか?

齋藤 私がいつもお伝えしているのは、時代が変わったことを理解して、固定概念でのアドバイスは避けてくださいということですね。親御さんはついひとつの企業に固執しやすいのですが、いくつかの企業をフェアな状態で見させ、実際に見たあとで感想をヒアリングするなど、子どもが自ら行きたいと思えるようにすることが大切だと思います。また、就活中はマイナス思考に陥りやすく、同じく就活をしている友達には悩みを打ち明けにくいとふさぎ込んでしまう子も多いので、話を聞いてあげてほしいです。内にあるものを引き出すような関与の仕方を意識して、余計な一言は言わないように(笑)。親の適切なサポートは、子どもの気持ちを楽にして、前を向けたり、本領を発揮できたりと、いい結果へ導くことにもつながるんですよ。

――親のサポートに関して、子どもたちは実際どう感じているのでしょうか?

齋藤 2割の学生は、適切なサポートに感謝していると言っています。ただ、残りの8割は反対しています(笑)。アレしろコレしろと必要以上に首を突っ込まれて、「ウザい」と感じてしまっているようですね。つまりは、介入しすぎな保護者の方が多いということです。就活時期になって、突然口を出してくるのも「ウザい」と思われる原因の1つなので、日ごろから会話を大切にしてほしいなと思います。とはいえ、反対している8割の子どもたちも、うっとおしがってはいるものの、親が心配している気持ちはちゃんとわかっているようですよ。

内定塾公式サイト

巷で話題「港区女子」の実態とは!? 彼女たちを取り仕切るTwitterで話題の美女・ひとみんにインタビュー!【前編】

 ここ数年、まるでバブルのような存在感でその名を轟かせている「港区女子」。生息地は主に港区は六本木や西麻布。社長や外資系サラリーマンなど、高収入ハイスペックの「港区おじさん」と夜な夜なバブリーにおデートをし、人脈作りや玉の輿を狙う若い女性のことである。

 そんな港区女子の憧れを一身に集めるのが、通称・ひとみん(Twitterアカウント:@htm_192)だ。薬学部に通う現役大学生ながら起業家でもあり、さらに港区女子を集める“トップ”的存在である彼女は、女子大生ならば一度はその名を聞いたことがあるほどの知名度を誇る。

 彼女は一体何者なのか? どれほど派手な生活を送っているのか? 収入源は? 破廉恥すぎる港区の性事情って……!?  気になりまくりな港区女子の生態に迫る。

――ひとみんさんは「港区女子」としてTwitterを中心に有名ですが、そもそもどういったきっかけで、いつ、どのようにして「港区女子」界隈に足を踏み入れたんでしょうか?

ひとみん 今から約2年前、大学2年生のとき、電車内で私の前にブサイクな女の子が立っていて、後ろから彼女のスマホが目に入ったんです。彼女はマッチングアプリをやっていて、デートに誘われまくっていました。で、私もすぐに登録してみると、一瞬にして「いいね」数が3,000くらいきて、1位になりました。

――ブサイクがやっているなら、私のほうが……と?

ひとみん 私は「社長」や「年収○○円以上」などで検索して、マッチングした社長と会いまくり、毎晩デートしていました。ランチ→ディナーで1日2人と会ったこともあったなあ。

――社長のハシゴをした、と。

ひとみん テスト期間中以外は、ほぼ毎日会いました。

――目的はなんだったんですか?

ひとみん 社長と知り合いたかったのと、おいしいご飯が食べたかったから。

――自分のお金は一切使わずに?

ひとみん ですね。むしろこちらが何も言わなくても、タクシー代を1〜3万円くれますし。

――今までもらったもので、一番高いものはなんでしたか?

ひとみん うーん……指輪とかもらったことあるけど、忘れちゃった。たぶん150万円はあるかも。

――すごい! ちなみにどんな贅沢体験をしましたか?

ひとみん いっぱいあります。強いて言うなら、リッツ・カールトンの最上階のスイートルームで、1本100万円のワインをあけたり、とか。最初にご飯に行って、何度か会って仲良くなってからじゃないと、お泊まりデートはしませんけど。

――何者なんですか、その男性は。

ひとみん 元スポーツ選手の会社経営者でした。上場企業の社長とかも結構登録しているんですよ。普通に婚活していたり。でも、彼氏ができたのがきっかけで、マッチングアプリを辞めたんですよ。彼氏も社長で、今まで会ってきた人と違って、「ひとみんを超える女はいないと思うから、もうやらない」って、登録していたマッチングアプリ全部を辞めてくれました。でも、彼に出会う前はほとんどが既婚者でしたね。

――既婚者も登録しているんですか。彼らとは、おいしいご飯を食べられればOK、と?

ひとみん あとは、仕事をくれたりもするし。「船を売ってきてくれ」とか。

――ふ、船?

ひとみん あと飛行機もありますね。お金が余っている会社の社長って、節税対策で船や飛行機を買いたがるんですよ。それをマッチングアプリで会ったほかの社長に軽く言ってみたら、ポンと買ってくれたり。

――もはや女子大生の範疇を超えていますね。そんなに毎日膨大な人数の社長に会い、疲れませんでしたか? 中には嫌な奴がいたり。

ひとみん いや、ないですね。会ってみたい人としか会ってないから、変な人はいなかったです。だってマッチングアプリの登録情報以外に、会社概要やFacebookの「友人」までチェックするから。社長のレベルって、その人の付き合っている人のレベルで決まるんですよ。

――就活の企業研究のようですね。

ひとみん で、そうやって社長人脈ができてきて、さらにTwitterのフォロワー数も多かったことから、今から半年前、ずっと「これは、お金になるのでは」と考えていたことを形にし始めました。私自身がマッチングアプリを使い、研究してきた成果として、社長と、彼らと出会いたい女の子の出会いの場を作ろう、と。

――自らが仲介人の立場になったんですね。

ひとみん そう。最初はTwitter上で女の子を募集することから始めました。「金持ちと結婚したい子、LINEください」と、QRコードを載せて。すると、一瞬で数百人から応募がありました。

――主に、どんな女性でしたか?

ひとみん 私より年下が多く、大学生がほとんど。目的は、パパを探している子や、社長人脈がほしい子が多いですね。

――いわゆる“パパ活”ですね。その子たちは、社長たちからどれほどの“おこづかい”がもらえるんでしょうか?

ひとみん 金額は容姿レベルで変動しますが、1〜5万円。モデル級の子は5万円、その辺にいるような並な子は1万円程度です。

――社長に紹介するのですから、素性も需要ですよね。

ひとみん 素性はなんでもいいです。顔と年齢が最重要。でも、会話していて面白くないと2回目以降はありませんけど。

――そうして女性が集まると、社長に紹介をするんですか?

ひとみん 社長側から「いつどこで、こんな飲み会があるから」というオファーが来るので、そこに来てもらいます。で、そのときに社長が連れてきた別の社長から、またオファーがあり……と、どんどん枝が広がっていく感じですね。

――それはいわゆる、女性にギャラを支払って飲み会に来てもらう「ギャラ飲み」でしょうか?

ひとみん 「ギャラが出る」とは言いませんから、厳密に言うと違いますね。そういう世界は別にあって、たとえば、港区界隈で遊んでいるギャラ飲み目的の子が登録している、何百人規模のグループラインがいくつかあるんです。

――聞いたことがあります。「ギャラ飲み」の斡旋料で生活している「ギャラ飲みおばさん」が存在する、とか。

ひとみん そういった類いの人は、会ったこともないし会いたくもないですね。ウワサによると、すっごいババアしか集めないから、男性陣から不評なんだって。基本的に、そういったグループラインはブサイクとババアしかいないそうです。私のところにもコンタクトしてくるんですよね、「35歳、元ミス○○です」みたいな人が。そういう人は、なし、です。

――年齢制限があるんですか?

ひとみん 綺麗な女性なら32歳までならOKかな。そもそも、グループラインの中で女性を探すのは限界があります。すでに出回ってる女性たちだし、社長から紹介料を取ってまで紹介するほどじゃないですよね。

――たしかに。その点、ひとみんさんは手垢のついていない新たな顔ぶれを集めるわけですね。

ひとみん そうですね。女性は全部いちから自分で集めるし、男性側もみんな知り合いだし、その辺は決定的に違います。女性たちは、北から南まで、すっごい田舎からはるばるやって来るんですよ。「ひとみんに会いたいから」「ひとみんのように社長の知り合いがほしいから」と。

――ひとみんさんのようになれそうな子はいますか?

ひとみん 全然いない。みんな連絡が遅いし、まずそこがダメ。あと、たまにすごいダメな子がいて、ギャラ飲みに慣れているブサイクは、「男がしょぼい」とか文句を言ったり、社長に面と向かって「タクシー代出るの?」と聞いたりするんですよ。「いや、その顔じゃもらえないでしょ、帰れよ」って感じですけどね。

――斬れ味鋭いですね……。やぱり容姿は重要なんですね。

ひとみん ですね。募集した中で、直接飲み会で会い、実際にかわいい子だけはLINEを交換して、そういった子を130人くらい集めたグループLINEを作っています。

――1軍、といったところでしょうか。2軍、3軍などもあるんでしょうか?

ひとみん 2軍は欠点が1、2つあるような子で、3軍はそもそもLINE交換しません。

――これまでの応募総数は、どれほどなんでしょうか?

ひとみん 900人くらいですね。たまにかわいい子がいるレベルです。

――かわいい子を社長に紹介したり、もしかして芸能人にも紹介したりしますか?

ひとみん ありますね。社長経由で、芸能人やスポーツ選手との飲み会セッティングを頼まれることもあります。私自身、これまでに会ってテンションが上がったのは、●●●●●(某ミュージシャン)。酒が強くて、一緒にポーカーをして、金の話をしながら飲みました。

――すごいイメージ通りです。他に港区界隈の芸能人といえば、ダレノガレ明美さんが今年1月21日放送の『ウチくる!?』(フジテレビ系)で、港区女子について言及していました。招待されていないバーベキューに港区女子が白いワンピースにハイヒール姿で現れ、気安く「ちゃんづけ」で話しかけられたことなどから、「港区女子が許せない」としていました。3月23日放送の『必殺!バカリズム地獄』(AbemaTV)でも怒っていて、そのとき彼女が話した港区女子の定義は、「インスタグラマーじゃ食べていけないから、港区の男の人たちと遊んでお金を稼いでいる子たち」とのことでした。

ひとみん たしかにダレノガレさん、よく港区で見ますね。一般人を寄せ付けない雰囲気でお店にいます(笑)。でもその定義は違うんじゃないかな。っていうか、港区で遊んでいるインスタグラマーの子はちゃんと稼いでいる子もいるし。みんな「社長になりたい」などの野心があって、港区の男の人に会っているんですよね。

――なるほど! 「港区女子」とはしっかりとした目標を持っている女性のことなんですね!

 知れば知るほど、奥が深い「港区女子」。しかし、彼女たちにも野心があり、金持ちの男性とただ遊んでいるわけではないようだ。もしかしたら、これからの日本を支えるのは彼女たちなのかもしれない。

(後編に続く)

●ひとみん (Twitterアカウント:@htm_192)

 現役大学生でありながらも、現役港区女子として活動中。港区女子界隈で“アイドル的存在”であり、女子たちからの支持はアツい。また、Twitterでは“フォロワーからの質問に本音で答える”というスタンスが好評。現在はブログも開設し、活動の場を広げている。