ジャニーズ・俳優とヒミツのプレイ、「はとバス」が風俗斡旋!? 吉原ソープ嬢対談

 ほとんどの女性が足を踏み入れることのない世界、吉原遊廓。男のあこがれの場所とされる一方、女性にとってもどこか魅力を惹かれる町ではないだろうか。そこで今回、ソープ嬢歴28年のゆかさんと、サイゾーウーマンで「おちぶれ続けるアラフォー風俗嬢と男たち」を連載中の曼荼羅さんに、その面白くも不思議な吉原事情と、風俗の世界について語ってもらった。

<プロフィール>
・曼荼羅さん
30代でデリヘルで風俗嬢デビュー。出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などセックスに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを展開。

・ゆかさん(55)
20歳のとき、吉原の高級店で風俗嬢デビュー。48歳で上がるまでソープ嬢歴28年。これまで2万人の男性を相手にし、稼いだお金は約3億円。ソープを上がって初めて就いた昼職はお弁当屋さん。しかし、人間関係がうまくいかず現在は無職。36歳と35歳の娘も風俗嬢である。

――お二人が風俗業界に入ったきっかけを教えてください。

曼荼羅さん(以下、曼) 20代は昼職の仕事をしてたんですけど、30代に入ってから借金がきっかけでデリヘルデビュー。稼げないといわれる時代に風俗業界に入って、熟女ホテヘル、出稼ぎ、吉原激安ソープを経て、今年セックスレッスンの店を開業しました。

ゆかさん(以下、ゆか) 私は18歳で結婚したら、旦那に商売やってた時の借金があることがわかって。それで、自分の旦那に吉原に連れて行かれたの。旦那がよく行く店に。

曼 旦那さんに!? デビューは高級店ですよね?

ゆか 「グランド宝石」っていうお店。高校卒業時にはおなかが大きくて、子どもを生んじゃってたけど、まだ若くてかわいいから高級店でって。月300万円稼いで、1年で3000万円くらい返したんですよ。それでも、まだ1億くらい借金ある人で。もうダメだと思って、裁判所に子どもを連れて「協議離婚してください」って駆け込んだ。

曼 風俗を上がったのは?

ゆか 48歳。20歳から28年間ソープ一本で働いて。最初は1本6万5000円の高級店で、手取りは4万円くらい。だんだん年齢とともに格安店に移動して、最後の3年間にいた店は、手取り1万2000円くらいで。それでも、お茶引きそうな日(※客が来ない日)がいっぱいあって、屈辱的だったんですよね。

――その28年間で何人くらい接客したんですか?

ゆか 2万人とヤったからね。指名がかぶるから正確な人数は2万人じゃないけど、2万人を接客して、それが×2回だと4万回使ったんだと思って。

曼 2万人ってあんまりいないですね。風俗を上がって、マットの講師をやってる50歳すぎの方でも、1万人とか。2万人だったら、バックが3万円だったとしても軽く6億円いきますね。

ゆか でも最後はバックが1万円だったりしたから。計算してないけど3~4億くらい? でも、月々の生活費だけで、「なんでなくなっちゃうんだろう」って思っちゃう。日々の生活費、親の家や自分のマンション買ったり、子どもを学校に入れたり、あとお墓と車。私、おしゃれしないけど、見栄っ張りだから車だけはベンツかBMWしか乗らなかった。それが自分の名刺代わりだったの。

――風俗嬢が40歳になると働く場所も少なくなり、給料も下がる。いわゆる「風俗嬢40歳限界説」といわれていますが、お二人も40代で引退、アラフォーで開業と新しい道を選ばれてますよね。

曼 同業の同世代女性に会うと、「40代の壁は大きいよ」って何度も聞きますね。働ける店がまず限られてきちゃうので。

ゆか 限られてくるね。単価も安くなってくるし。

曼 特にソープは若い人を採りたがっているので。今、ざらに風俗歴20年っていう人が増えてきていて、風俗嬢も高齢化しているんですよね。20歳で風俗デビューしてから20年だと、もう40歳ですもんね。30歳以上になると、固定客を持っているか、相当ハードなことができないと雇ってもらえないし。

ゆか 「信長」っていう、超熟女店があるんです。70年くらいの歴史がある老舗なんだけど、そこは50代60代もいて、みんなノースキンで総額1万円、手取り6千円。

曼 ゆかさんが、風俗を上がられた理由は?

ゆか 私の場合は、「膝が限界」で正座ができなくなっちゃった。それが一番致命的でね。無理して座ればできるけれど、痛い表情になって「こいつ俺のこと嫌なのかな」と思われたらダメだって。

曼 ソープ嬢あるあるですね。膝小僧真っ黒の人はソープ嬢、っていうのがバレやすいというか。それくらい真っ黒になるんですよね。

ゆか 浴槽での膝歩きはキツい。お医者さんには「なんのスポーツで、そんなに膝を痛めたんですか?」って聞かれたけど、「ソープ嬢で膝歩きしてました」とか言えないし。

曼 私は、なぜかネットで特定されて、晒されてしまうんですね。私のTwitterのアカウントとブログを、在籍するお店のスレッドに全部書かれてしまうので、ブログに「半年で3回も性病もらった」と書くと、お店から「あなたが書いたブログを読んで、店の女の子が怖くて出勤できないって言う」って注意されて。お店を変えても、特定されてアンチに晒されたので、だったらもう自分でやろうって……。ネットに晒されることで、お店を辞めなきゃいけない女の子って今は少なくないと思いますね。

――稼げた時代から稼げない時代へ……。風俗業界も時代とともに変化していますが、昔はどうだったんでしょう?

ゆか 私が風俗業界に入った1983年の頃は、バブルの始まりですごい時代だったから。お客さんは降って湧く状態だった。もうひっきりなし。待合室には常にお客さんが20人くらいいたし、立って待ってる人もいるくらい。

曼 最高月収とか覚えています?

ゆか 最高月収は320万。1ドル365円の時代。生理休暇はみんな海外だったけど、私はちっちゃい子どもが2人いるから、行けないんですよ。だから、そのお金を貯めてきた。毎日、車で出勤していたんだけど、当時、吉原の駐車料金は1カ月7万円。家の駐車場が3万円で、それだけでも10万円。

曼 時代が違う。吉原で働いている人はタクシーをすぐ使うんですけど、今は不景気で儲からないから歩いている人も多いです。私は原付で通っていた(笑)。

ゆか あとは「はとバス」が来てたこともある! 男性限定のツアーで、浅草とか観光した後に、吉原に来るっていう。第一目的はそれ(笑)。

曼 すごい。今昔話ですね。お店の人が言うんですか? 「今日はとバスの団体さんが来る」とか。

ゆか そうそう。「今日は、はとバスの何名様だから、みんなこの時間入って」って。田舎のお客さんは、みんな靴下の中やベルトの中にお金を隠してたの。東京は危険な場所だと警戒してたのね。

曼 芸能人も来てました?

ゆか ええ。ジャニーズグループのS。

曼 えーーーーー!!!!

ゆか 私じゃなくて「C」で働いてた女の子から聞いた話だけど、Sの5人が貸し切りで、ほかのお客様を一切入れない状態で来てて。8部屋あるんだけど、女の子が8人待機していて、1人終わったら次の部屋の女の子に行って、みたいに、たらいまわししながら遊んでたって。

曼 あー。あそこジャニーズ御用達なんですよね。今もありますよね。

ゆか 終わったら、下の待合室で「こうだったよ」「ああだったよ」ってメンバー同士で話してたらしいよ。私が接客したのは、昔、お笑いブームの時によく来ていたYさん。面白い人だった。あと、最近テレビに出てないけどTのKくん。あの人は性格が出てた。「疲れることはやらなくていいからね」って言ってくれる、いい人だった。

曼 優しい!

ゆか あと、俳優のIくん。

曼 今、話題ですよね!

ゆか 私が30歳くらいの頃だったかな。ドラマの打ち上げで、ジャニーズのKと俳優のSだったかな、一緒に来てて。Iくんは副乳なの。初めて見たんだけど、4つ乳首があって。でも言えなかったし、さすがに4つは舐められなかった。

曼 私だったら実験する。「こっちも気持ちいい?」とか言いたいかも。全部舐めてみる? みたいな(笑)。Iのプレイはどうだったんですか?

ゆか イチャコラ的な感じ。お風呂入っていたら「早くぅーー」みたいに、手をつないで甘えてきた。マザコンっていうか、ロリコンっていうか、イチャコラ。

曼 今の嫁とも、そうですよね。でも、ドラマの打ち上げで高級ソープとはバブルですね。今はあんまり聞いたことないですね。

――後編は、仕事を通して変化した男性観やセックス観、風俗嬢のセカンドキャリアに迫ります。

アパレルの「過剰接客」がなくならないワケ――やたらと声を掛けるのは“時代遅れ”?

 アパレルショップが苦手。ちょっと気になる服を手に取ったが最後、ものすごいスピードで近づいてきた店員さんに「それかわいいですよね~」「私も色違い持っているんですよ~」などと張り付いたような笑顔で話しかけられ、こちらも気を使って、あまり買う気もない洋服を褒めたり、互いの乾いた笑いが続く。あの時間が、ドッと疲れてしまう。

 できれば実物を見て生地やサイズ感をじっくり確かめたいが、店員さんに話しかけられることの煩わしさを考えると、だんだんと足が遠のくようになり、最近は通販で購入することも多くなってしまった。そんな人は少なくないのではないだろうか?

 女優の石田ゆり子もアパレル店員に対し、Instagramで次のように綴っていた。

「あの、わたしいつも思うんですが 用事があるときは呼びますから どうかどうか 放っておいてください…ゆっくり見たいんです 黙って見たいんです 自分と対話しながら見たいんです (中略)でも、手に取るものすべてを、それは~です それ、わたしも持ってます それは素材が~~…と それはやはりちょっと疲れてしまうんですね。つかずはなれず。距離を保つ。察する。というのはやはり必要かと思うのです。ふぅ~」(原文ママ)

 この投稿はネットを中心に炎上し、現在は削除されてしまったが、石田が苦言を呈したように、アパレル業界では「過剰」ともいえる接客術がまん延している。過剰に接客されるほど購入意欲は削がれて、むしろ逆効果なのではと思えるが、この手法が一向になくならないのはなぜなのだろうか?

 その背景には、ファッション業界の“旧態依然”とした販売マニュアルがいまだ継承され続けている現実があるという。

「『お客様にはできるだけ早く声を掛けましょう』と促す販売マニュアルは、百貨店などを中心にいまでも多く存在します。戦後の高度成長期などは、極端に言えば、在庫がそろっていて声を掛けさえすれば売れた時代。その成功体験を引きずって、現在のお客様の買い方の変化に対応しきれていないところが、ファッション業界には見られると思います」

 こう教えてくれたのは「『売れる販売員』と『ダメ販売員』の習慣」(アスカビジネス)など、接客に関する著作を多数持つ、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)コンサルタントの内藤加奈子さん。内藤さんによると、ファッション業界では、「売るために積極的に声掛けを」という空気感が昔から存在しているのだという。

「ブランドの売り上げが下がると『なぜ売れないのか?』という社内会議が行われ、スタッフの販売力不足が指摘される場面があります。そこで販売マニュアルを見直せばいいのですが、やみくもに『よりお客様に声掛けを』という方針になってしまう。そのような追い詰められた状況でスタッフが話し掛けると、お客様にそのプレッシャーを伝染させるようになって、より嫌悪感を抱かせてしまうという負のスパイラルに陥ることがあります」

 一方で、近年、台頭してきたファストファッションの代表格といえるユニクロやH&Mなどでは、店員から声を掛けるということは基本的にない。ネットでの買い物に慣れてしまうと、放っておいてくれる接客スタイルは非常に心地よいのだが、ブランドによってこのような接客姿勢の違いが見られるのは、なぜなのか?

「ファストファッションは、トレンドのものがメインですので、特に説明がなくてもお客様が欲しければ買う商品です。メディアで目にする機会も多く、お客様自身もすでにその商品の着方をわかっていることが多いので、提案型の接客をする必要がないのです。逆に目新しいものやデザイン性の強い洋服は、販売員が説明することで魅力も増し、売り上げにつながると考えられます」

 確かにユニクロで「この服って、何に合わせればいいんだろう……」などと思い悩んだ記憶は一切ない。逆にいえば、特定のブランドや店舗、そして店員を目当てにやってくる客の中には、当然、話し掛けてほしいと思っている人も少なくないということだ。しかも、販売員が話し掛けないことで「接客態度が悪い!」とクレームを入れてくる客もいるのだというから、客と店員の適切な距離感は測りにくい。

 「話し掛けられたい」客と「話し掛けられたくない」客が混在する中で、販売員はどう対応することが正解なのだろうか?

「いきなり声を掛けず、まずは離れた場所からお客様を観察することが重要です。さまざまなお客様に対応するためには、『何かお困りの時にはすぐに参りますので、ごゆっくりご覧ください』という意味合いのお声掛けをして、必要な時には目が合うようにしておく。そうすると『気がついてくれるお店』としてリピートされる可能性が高くなります」

 まさに接客の基本であり、極意だ。さらにその「声掛け」の内容も重要だという。

「私は『どんな内容でお話し掛けをするか』を重要視しており、その内容としては商品の売り込みではなく『挨拶』や『会話』として成立するものを大切にしています」

 ちなみに、筆者が店員に言われて一番困ってしまうのは、「これ人気ですよ」というセリフ。それだけ売れているのであれば、人とカブる率が高くなるような気がして、購買欲が薄れてしまう。

「その場合、販売員は『これ人気ですよ』ではなく、『これを選ばれるお客様は、おしゃれな方が多いんですよ』などと表現すれば角が立たないと思います」

 接客で重要なのは「人と人」として関われているかどうかであって、とにかく声を掛ければいいというものではない。過剰な接客で満たされるのは、店員の「仕事した感」だけなのではないだろうか。ネット通販に押されて百貨店など実店舗の売り上げが落ちているというが、こうした商売優先で旧態依然とした接客方法が、その原因の1つなのかもしれない。
(ジョージ山田/清談社)

「渋谷テロ予言」で大炎上! 元モデル占い師の“問題点”を弁護士&同業者がぶった斬り!!

 「ノストラダムスの大予言」など、この世には、古今東西さまざまな“予言”が飛び交っている。奇奇怪怪な予言をエンターテインメントとして楽しむ文化が広がっている一方で、予言の具体性やタイミング、また伝達方法によって、炎上を巻き起こしてしまう場合もある。元モデルの霊感占い師・鈴木えりか氏が6月24日、Twitter上で「テロ予言」と取れる内容のツイートを行い、一部ネットユーザーが騒然となった。

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「わたしがいる限り好きな事はさせない
6月25日0時。ワールドカップとともに何かが始まる

ファブリックビューイング
渋谷
国立競技場、大江戸線地下

警報がなる。ガス。上からなんか降ってくる。触れれないで。
絶対いかないで。リツイート。お願い。」

「黒い格好、マスク、帽子、気をつけて。バイカラーが目印」

「もし出逢ってしまったら、前屈みになり顔を下にむけて低い姿勢で。」
(全て原文ママ)

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 6月25日0時は、『2018FIFAワールドカップ ロシア』グループステージ「日本対セネガル戦」がキックオフする時間。実際、この日時に、大規模なテロが起こることはなく、ネット上では、鈴木氏に対して「不謹慎な予言だとは思いませんか?」「本当に怖がっている子もいたと思う」「恐怖心を煽って脅迫してるみたい。腹立たしい」といった怒りの声が飛び交ったのだ。

 「占い師」を自称する者が、地震やテロなど、大規模な被害を伴うであろう災害・事件を予言することは少なくない。鈴木氏も以前から地震の予言を行っており、6月17日には、自身のブログで、関西を中心とした地震が発生すると指摘。すると、翌18日朝に最大震度6弱の大阪北部地震が起こり、世間を驚愕させたこともあるのだ。しかし一方で、23日もしくは24日に起こると予言していた大地震は起きず。この際は、関西在住の人を中心に「無駄に不安がらせるのはやめろ」と抗議の声が上がっていた。

 大阪北部地震を“当てた”ことにより、世間の注目を集めたものの、その後は立て続けに予言を外した鈴木氏。ネット上では、彼女が人々の恐怖心を煽るような言動をすることを“脅迫”のように捉え、批判する向きもあるが、実際に罪に問わることはあるのだろうか。弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士は、次のように語る。

「自分の力だけではどうにもならないような出来事を、直接相手方に対し、または、複数の人に吹聴しても、『脅迫罪』などの罪にはなりません。例えば、先の戦争の後、『人民政府が成立したら、お前は投獄されるぞ』と脅かした人がおり、それが『脅迫罪』に問われるか否かという裁判が行われたことがあるのですが、この場合、脅かした人がどうこうできるわけではないので、『無罪』となりました。また、『知り合いのヤクザに頼んで、腕をへし折ってやる』と脅かしたような場合には、その人がヤクザと付き合いがあるか、真実性があるかどうかを検討し、脅迫罪となるかどうか判断します」

 「地震が起きる」「テロが起きる」といった言葉が、たとえ人の恐怖を呼び起こしても、実際に予言で指摘した地域や施設を閉鎖させたり、また交通機関をマヒさせたりしない限り、「これだけでは罪にはなりません」(同)とのことだ。

 占い師がその予言で、人の恐怖心を煽ったとしても罪に問われることはないというが、占い師の“倫理観”的にはどうなのだろうか。鈴木氏の予言を、同業者である占い師に意見を聞いた。

 霊感タロット占い師である稗田おんまゆら氏は、「前提として、鈴木先生は名前を明かしておっしゃってるわけですから、言論の自由というものは尊重されるべきです。また、この方の能力云々は脇に置いてお話します」と述べ、持論を語ってくれた。

「昔、国家事業として災害などを占う時代がありました。卑弥呼もそうですよね。今でもそういったことを行っている神社もあります。しかし現代においての占い師は、依頼があった方に対して行うべきものだと思っています。メディアの依頼であれば、その予言を載せたメディアも責任を負います。不特定多数に対して、依頼もないのにそういったことを占うのは、かなりリスキーなのではないでしょうか」

 稗田氏は「言論の自由はあれど、そこには責任が伴います。能力があるとされる人が、予言を行うとどういった影響があるのかを考えなければいけません」と言う。

「鈴木先生は、予言を行うことについて『人を救いたいから』『悪い予言を外すために』と言っていますが、私も占いはそのように使われるべきだと思います。ただ、不特定多数の人に向けて発信すると、それを酒の肴にするだけの人もいれば、本気で怖がる人もいますし、また便乗して炎上させようとする人もいるかもしれません。そういったことを十分に考えて発言するべきだと思います」

 とりわけ、地震が来ると予言して、実際に起こった際にそれを誇るようなことは「個人的にはどうかと思います。災害は毎年起きています。予言よりも、地震への備えや地震後の行動などを啓蒙して、不安を取り除くことの方がよっぽど大事です」と語る稗田氏。その言葉の背景には、かつて稗田氏も雑誌で「大地震が起こる」と予言し、実際に大きな地震が発生してしまったことがあるといい、「それ以来、私は災害の予言はしないことにしました。流言飛語になりかねないことはやはり言ってはいけないと思います」。

テロ予言は地震予言より責任が重大

 一方で、今回問題となったのは「テロ予言」だが、稗田氏いわく「テロは災害と違って、“人為的”に起こすものであり、地震予言よりも問題だと思います」と厳しい目を向ける。

「例えば、予言の場所で『黒い格好、マスク、帽子、バイカラー』の人物を偶然見かけた人が、写真を撮ってTwitterで拡散したり、『あいつが犯人だ』と思い込んで危害を加えたりするなどの危険性が出てきます。関東大震災の時、『朝鮮人(当時の呼称)が井戸に毒を入れている』という情報が飛び交い、一般市民が無実の朝鮮人やそれと誤認した人々を暴行・殺害した事件がありました。そのような事態を招く可能性もあり得るのです。まったくの無実の人を犯人に仕立て上げて、冤罪事件を生んでしまったらどうするのでしょうか」

 さらに、愉快犯を生んでしまう可能性も捨て置けない。わざと黒い衣服に身を包んで予言の場所を訪れる人が出てくる、また、「最悪なのは、テロ予言を現実に実行する人が現れる可能性があることです。オウム真理教の信者は、教祖の『この世は終わる』といった予言を当てるために、サリン等一連の事件を起こしたという面もあるのではないかと言われています」。

 稗田氏の話を聞くに、占い師の予言には、大きな責任が伴い、軽い気持ちで行ってはいけないものだということがわかるが、そもそも彼女にどれだけの能力があるのかも定かではない。

「鈴木先生がそうだとは言いませんが、“テクニックによる予言”というのもあります。これはある作家の先生の受け売りですが、『尾翼に赤いマークのある飛行機が、落ちてゆく様子が見えます。1年以内に起きます』といった予言は、大概当たります。というのも、飛行機事故というのは毎年起きますし、尾翼に赤や赤を含むマークをつけている飛行機は結構あるんですよ」

 鈴木氏は、こうした予言について「予言を公開して広まれば広まるほど的中率は下がると思う」といった発言をしており、ネット上では「外れた時の言い訳をしているのではないか」「占い師の間で、本当にそんなこと言われているのか?」などと疑惑の目を向けられているが……。

「少なくとも私は寡聞にして存じませんし、『的中率が下がる』という意味はよくわかりません。ただし、このようにおっしゃいたかったのかもしれませんね。『予言を公開して、広まれば広がるほど、警戒をする人が増えて被害が少なくなる』と」

 最後に稗田氏は、「鈴木先生がそうだとは言いませんし、言論の自由がある」とことわった上で、人が不幸になる予言を行う占い師について、「何か起きたときに、『私は予言していた』と後出しする人もいますが、卑しくも人の不幸を、自分の承認欲求を満たすために使ってはいけません。占いは不安をあおるためではなく、取り除くためにあります」という力強く語ってくれた。

 今後もさまざまな予言が飛び出すだろうが、それを聞く側も、いま一度「信じるのも信じないのも自分次第である」という意識を持って、「どう受け取るべきか」を考える必要があるのかもしれない。

稗田おんまゆら(ひえだ・おんまゆら)
現代の卑弥呼と称される霊感タロット占い師。幼少時から神秘世界に興味を持ち、大学では心理学・宗教学・神話学を専攻。卒業後は出版社に勤務する傍ら、鑑定活動を始め、評判を呼ぶようになり、天命により鑑定を職業とする。
公式サイト

「週刊誌=おばさん認定」は本当か? 現役美容師が「お客様に渡す雑誌」の裏側を暴露

biyouinbiyouin「先日から通ってる美容院が雑誌廃止してiPad Proでdマガジンを読ませてくれるようになったんだけど、美容師さん側も気遣わなくてよくなったし、お客さんも200誌以上の中から好きなものを読めるって喜んでるからdマガジンにしてよかった…って美容師さん言ってた」

 先日Twitter上で、“美容院で渡される雑誌”に関するツイートが話題を集めた。ほとんどの美容院では、お客さんが施術中に暇をしないようにという配慮からか、ファッション誌やグルメ誌、週刊誌といった雑誌が渡される。自分とは趣味趣向の合わない雑誌、読者層が違う雑誌を渡されると、モヤッとしてしまうことも少なくないが、このツイート主によると、通っている美容院が雑誌を廃止して、200誌以上の最新号が読み放題のサービス「dマガジン」を導入、お客さん側が自分の好きな雑誌を選べるようになったという。事実、数年前から、「dマガジン」に移行しているサロンも少なくないだろう。

 このツイートが話題になった背景には、多くの人が「美容院で渡された雑誌」に関して、腑に落ちない思いをした経験があるからなのではないだろうか。地方のサロンで美容師をしているAさんは「カウンセリングの際に、『普段読んでいる雑誌は何ですか?』と質問している美容院も多いですが、そうでなければ、お客様の服装や雰囲気、メイクから判断して、その系統のファッション雑誌を、美容師が選んで渡しています」とのこと。つまり、見た目によって「この人はこういう雑誌を読みそう」とジャッジされているというわけだ。

 ネット上には「自分より上の世代向けのファッション誌を渡されてショック」「席に、ファッション誌ではなく週刊誌が置いてあったのを見たときは、『あぁ私もババアになったんだ』と痛感した」「独身なのに主婦向け雑誌を持ってこられてムカッとした」などのエピソードも散見されるが、今回、現役の美容師たちに、お客さんに対する雑誌選びの基準や工夫、そして普段は言えない“本音”を明かしてもらった。

 前出のAさんいわく、「独身なのに主婦向けの雑誌を渡す、そのお客様より上の年代の雑誌を渡すといったことは、完全に美容師のミス」と指摘する。

「美容師が、雑誌のジャンル、読者層の年代を把握していない、またお客様のことを覚えていないために起きた失敗だと思います。新人だとたまにやってしまうかもしれませんが、実際にお客様からクレームを受けたというのは、ないかなぁ。そんなことしたら、お客様の前に先輩にど叱られるので、『先輩から説教されたことがある』という美容師はいるかも。あと、気をつけないといけないのは、お客様より下の世代の雑誌を渡してしまうこと。以前、40~50代、言い方は悪いですが“普通のおばさん”といった感じのお客様に、赤文字系のファッション誌を渡そうとした美容師がいて、『ちゃんと見て!』と。『若く見られてうれしい』と好意的に受け取ってくれる人もいるかもしれませんが、不快に思われる人もいますから、注意が必要です」

 また、新規のお客さんの場合、見た目に加えて、会話の中で「独身か既婚か」「子持ちかキャリアウーマンか」などを聞き出し、それによってその人に合った雑誌を決めるというAさん。2回目以降のお客さんに関しては、朝礼で「お客様情報」の申し送りを行い、「その際には、結婚しているかどうか、といったことも伝えます。もしそのお客様が大好きな雑誌があれば、『絶対にそれを渡してください!』と共有する」そう。施術中、話を振られるがままにプライベートについての話をする人も多いだろうが、意外にも美容師はしっかりとその話を把握しているようだ。

「週刊誌を渡されたら、それで即『おばさん認定』というわけではないです。会話をしている中で、そのお客様がニュースで話題になっている芸能人の話をしたとか? 美容師が『このお客様はゴシップが好き』と思ったら、若い方でも週刊誌を渡す可能性はありますね。見た目だけでなく、会話からも判断していると思ってくれるとうれしいです。あと、私の場合、その人の年齢層に合ったファッション誌を3冊、あとグルメ誌やカルチャー誌などを1冊、計4冊持っていって、選んでもらうようにしています。そうすれば、嫌な思いはさせないかなって」

服装に気を使ってなさそうな30~40代に渡すのは……

 都内で美容師をしているBさんも、Aさん同様に「見た目だけでなく、会話の内容も重要」と語るが、新規のお客さんに受付で待ってもらう際に渡す雑誌は、「完全に見た目だけで判断しています」という。

「ただ、うちの場合ですが、お客様と会話をする前に渡す雑誌に関しては、主婦向け雑誌を外すようにしています。失礼に当たるといけないからという配慮で、そういった点に関しては、どの店も気を使っているんじゃないでしょうか。『独身なのに主婦向け雑誌を渡された』という場合は、かなり落ち着いた雰囲気が出てたってことだと思いますけどね」

 またBさんは「言い方は悪いですが……」とことわった上で、「私は30~40代で、服装に気を使ってなさそうなお客様には、無難に『東京ウォーカー』(KADOKAWA)とかの情報誌をベースに、そこにその方の年代のファッション誌を加えて持っていくことはあります」と本音を覗かせる。

「逆に『美容院=オシャレ』な場所と思って、背伸びしたファッションで来るお客様も多いんですが、それは避けた方がいいかも。一番好きなジャンル&等身大のファッションでご来店してもらった方が、雑誌だけじゃなくて、髪形やヘアケアの提案までまるで違ってきます。普段通りの格好で来てほしいなと思います」

 ネット上には「この雑誌を渡されてショックだった!」というエピソードが数々飛び交っているが、「むしろ新人でもないのに、雑誌選びを間違える美容師はヤバい!」と語るのは、都内近郊のサロンに勤めるCさん。

「美容院ごとにそのお店の雰囲気というものがあります。幅広い雑誌を置いているところもあると思いますが、それなりにお店の雰囲気に合った雑誌を置いているのでは。お客様側も、最近は、美容院のホームページや美容師のSNSを見て、お店の雰囲気を知った上で来店する方が多いですから、それで雑誌を外すっていうのは、あまり起こらないと思うんですよね。なのに間違えるのは、美容師がどうかしてると思っちゃう(笑)」

 話題になったツイートでは、dマガジンに移行したことで、「美容師さん側も気遣わなくてよくなった」とあったが、Cさんは「雑誌選びが面倒くさいなぁとは思わないですよ、少なくとも僕は」と語る。美容師は、お客さんの雰囲気を読み取ってヘアスタイルを提案していくというのも仕事の1つだけに、どんな雑誌が好まれるのかを見抜くのも美容師としての“目”が問われるのかもしれない。

 来店する側からすると、「どの雑誌を渡されるか」「自分は他人にどう見えているのか」は気にしてしまうところだが、「それは違う」という雑誌だったとしても、美容師が間違えただけと軽く受け流した方がいいのかもしれない。

結婚式場選びで“雰囲気”より重要かも? 専門家に聞いた「夫婦になっても得する」裏技

 「結婚式場を決定するとき、もっとも重視したポイントは?」 ブライダルサイトを運営する『みんなのウェディング』の調査によると、この質問に対して、34.7%と最も多い回答を集めたのが「会場の雰囲気」。そして「ロケーション」(18.1%)「コストパフォーマンス」(15.2%)と続く。カップルが思い描く理想の式を実現するために、式場の雰囲気が第一にくるのは、当然といえば当然だ。

 しかし、結婚式はあくまでスタートにすぎない。いよいよ始まる夫婦生活のことを考えると、式場の雰囲気同様に見過ごせない条件がある。それが、“支払い方法”だ。なぜ、これが夫婦生活に重要な要素となるのか。クレジットカード評論家の岩田昭男氏に聞いた。

■ウェディングもキャッシュレスの時代

 岩田氏いわく、「今や、ウェディングもキャッシュレスの時代です。結婚式のような大きな支出ならば、現金払いよりもカード払いのほうが、断然おトクです」とのこと。

 一般的に、結婚式場の費用は、現金や口座振込で支払うことがほとんどだが、「それはもったいない」と言い切る。

「クレジットカード払いなら、支払った金額だけポイントがつきます。カードの還元率が1%だった場合、300万円の支払いで3万円分のポイントがつきます。現金払いだと、支払ったらそれで終わり。何も残りません」

 こういうと、「ポイントのために結婚式を挙げるのか」という反対意見も聞こえてきそうだ。しかし、考えてみてほしい。結婚式はゴールではなく、スタートラインにすぎない。式のあとには“生活”という本番が地続きで待っている。つつがなくその本番を始めるためにも、金銭的なメリットは最大限考えておくべきなのだ。

「カードのポイントの使い道にもいろいろあります。ネットショッピングの会計や商品券に換えることもできるので、新生活に必要な家具や家電を買うのに役立ちます。JALやANAなどのカードであれば、マイルにしてためることができるので、新婚旅行の費用に充てられます。結婚式をして、ついでに新生活のためのプラスαにもなるのがカード払いのメリットです」

 大きな金額をしっかり支払うことは、クレジットヒストリー(利用履歴)にも深く関わってくる。一回きりの高額支払いでカードのランクが上がるということはないが、カードの信頼度は着実に上がる。

「イオンのゴールドカードやエポスのゴールドカードは、ランクアップの条件が比較的緩いので、将来的にゴールドカードの特典を使いたいという目的があるのなら、あらかじめ、これらのカードを選ぶといいかもしれません」

 ゴールドになると、ポイントが通常の倍ついたり、旅行や高級レストランの優待など、夫婦で楽しめる特典が色々とついたりする。持っていて損はないのだ。

 しかし、残念ながらカード払いができる式場は、意外と限られている。特に小規模なゲストハウスや専門式場の場合はカード払いが不可で、現金払いのみという場合が多い。その理由は、手数料にあるという。

「クレジットカード支払いは、店舗側がカード会社に手数料として4%前後の金額を支払わなければなりません。小規模な式場の場合、この手数料が大きな負担となるため、カード支払いを導入できないのです」

 また、仮に式場がカード払い可能であっても、支払うほうが条件を満たしていないということもある。結婚式費用を支払う場合、一時的にカードの使用上限額を300万円くらいまで増額する必要があり、カード会社の審査を受けなければならない。この審査に通らなければ、そもそもクレジットカードでの支払いはできないのだ。ただし、岩田氏は「よっぽど信頼性のない顧客でない限り問題なし」という。

「結婚式のための増額で拒否されることは、そうないので安心していいと思います。とはいえ、どこの式場で、どれくらいの規模かなど、式場への電話確認はきっちり行われるので、ある程度の手間はかかると思っておいてください」

 日本はまだまだ現金主義の国であるが、そんな中、キャッシュレス・ウェディングを選択している賢い花嫁もいる。式場選びの際は、雰囲気とともに、支払い方法も意識してみてはいかがだろうか。
(島野美穂/清談社)

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
※リピート放送:毎週火曜15時30分~/毎週金曜7時30分~

公式HP:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/inuganekikaku
公式Facebook:https://www.facebook.com/animebsg/

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

「ただの“出オチ”じゃない!」作者が語る、極道×アイドルマンガ『Back Street Girls』の魅力とは

 今、アイドル界では、ありとあらゆるものとの組み合わせが考えられている。プロレスアイドル、元自衛隊アイドル、女医アイドルなど、挙げていけばきりがないほどだ。

 そんな中、「極道」と「アイドル」というありえない設定で人気となったマンガがある。2015年から「ヤングマガジン」(講談社)に連載されている『Back Street Girls』だ。

 主人公は、「犬金組」という組織に属する若手極道の男3人。彼らは性転換&全身整形を施し、アイドルグループ「ゴクドルズ」としてデビューすることになる。極道ならではの特訓でアイドルのスキルを身につけた彼らは、アイドルヲタクから人気となり、その中で様々な出来事が起こっていく――。

 この奇想天外な設定が、ネットを中心に話題となり、今回ついにアニメ化されることとなった。

 一体、どんな発想からこの作品は生まれたのか? そしてアニメの見どころを、作者のジャスミン・ギュさんにお話を伺った。

* * *

 

――作品のアイデアは、どのような形で生まれたのでしょう?

ジャスミン・ギュ(以下、ジャスミン) 一言で言うと“究極のギャップ”を描きたかったんです。もともと極道モノを描きたいという気持ちがあって、“極道”と対称的なものを考えたときに頭に浮かんだのが“アイドル”でした。

――極道モノを描きたかったというのは、何か理由があるのですか?

ジャスミン 私、おじさんを描くのが好きなんですよ(笑)。それで、極道を描いていたら、担当さんから「可愛い女の子も出してよ」と言われて、女の子を描いてみました。

 自分では、今でも女の子を描くのは下手だと思っています。あまり描きたくなかったですし(笑)。でもいい機会なので、思い切ってこの作品は女の子を主人公にして、上手くなりたいなとは思いました。

――作品を描くにあたって、モデルとした人物や、参考にしたものは?

ジャスミン キャラクターなどで参考にしたものは全くないですね。衣装を参考にさせてもらった程度です。

 取材でとあるグループのライブを何度か見に行きましたが、ファンの幅広さには驚きました。年齢層もさまざまだし、女性もいますし。 

――好きなアイドルはいますか?

ジャスミン テレビなどで見ることはありますけど、「ファン」と言えるほど好きになった人はいないですね。私は、いろんなことにハマりやすいタイプなんですよ。なので、もし本気でファンになってしまったらどうなるかが怖いです。作品に出てくる人たちみたいに、実際CD何百枚も買ってしまいかねないです(笑)。

――マンガ作品では、どのようなものが好きでしたか?

ジャスミン 子供の頃は、鳥山明先生の『ドラゴンボール』(集英社)などが好きでした。一番好きなマンガ家さんは、伊藤潤二先生。楳図かずお先生の作品も好きです。ホラーマンガがとにかく好きなんですよ。

 なので、影響されないように意識しています。それでも影響されてしまっている部分はあると思いますね。

――今作を描くときは、ストーリーから作られたんですか? それともキャラクターから?

ジャスミン まずは設定を作って、その後がキャラクターですね。ただ、組長のキャラクターについては、ずっとこういう人を描きたいと思っていたんです。“ヤクザがアイドルになる”という設定が話題になりがちですが、彼らのキャラクターにも注目してもらいたいです。

――ストーリーやギャグのアイデアは、どのようにして考えられているのでしょう?

ジャスミン 何か方法があるわけではなく、単純に絞り出す感じです。

――ゴクドルズが歌う曲の詞も、先生が考えられているんですよね?

ジャスミン はい、私が考えています。ぼんやりとイメージはあるんですが、なるべくポップな感じにしようと思っていますね。

 音楽は大好きで、私自身、バンドもやっていたくらいなんです。よく聴くのはレゲエとかですね。

――連載は、今年3月発売の「ヤングマガジン」16号で一旦休止されていましたが、6月18日発売の29号から再開されましたね。今後の展開はどのようになりそうですか?

ジャスミン 今までのストーリーは、いろんな人が不幸になっていたので、その人たちを幸せにさせてあげたいなと思っています。まぁ、実際描いてみないとそのとおりになるかどうかはわからないですが。もしかしたら、もっと不幸になるかもしれない……。たまに、「ゴクドルズ」の生みの親である組長が暴走しがちで(笑)。

――やはり組長にも幸せになってもらいたい?

ジャスミン 組長はひどいことをやってるじゃないですか。だから、「この人こそひどい目に遭ってほしい」とはよく言われますね。悪い人間なんですけど、かっこよさは保ってあげたいと思っています。

――今回の作品以外で、今後描いてみたいテーマなどはありますか?

ジャスミン いろいろありますね。具体的なところまでは決まっていませんが、スケールの大きな作品を描いてみたいです。もちろんギャグマンガで。

――この作品もギャグ要素がありますが、時折ヒューマンストーリー的なシーンも出てきますよね。

ジャスミン 私は、ドラマや映画でもヒューマンストーリーの方が好きなんですよ。小説も恋愛小説が好きですし。なので、いろいろ挑戦していきたい気持ちはあります。

――ちなみに、原作のファンの方は、どのような層が多いと思われますか?

ジャスミン 20~30代の男性で、マンガ好きな人かなと思っているんですが、担当からは、結構女性ファンも多いと聞いています。たまにやりすぎる下ネタがあったりするので、ドン引きされない程度にとどめていこうとは思っています(笑)。

――この作品が話題になった一番の要因は、何だと思われますか?

ジャスミン やはり、最初の設定が大きいと思います。でも、それだけだと思われると悔しい部分もあります。「“出オチ”じゃなくて、その後のストーリーも、ギャグも、ちゃんと面白いよ!」と言いたいです。

――ここからはアニメについてお聞きしたいのですが、アニメ化の話は、いつ頃決まったのでしょう?

ジャスミン 話自体はかなり前からあったのですが、正式に決定したのはわりと最近です。決まってからはバタバタと具体化していきましたね。原作の雰囲気のまま作ってくださるということだったので嬉しい反面、過激な描写もあるので、大丈夫なのかなという心配もありました。

――ネットでの反響も大きいですが、SNSなどはチェックされていますか?

ジャスミン ネガティブなことが書かれている掲示板などは見ないようにしていますね(笑)。

――声優さんのアフレコ現場にも立ち会われたそうですが、先生から「こうしてほしい」など要望を出されたりはしたのですか?

ジャスミン 私はほとんど何も言わずに、アニメのスタッフの方におまかせしました。ただ、1話でアイリが「ちくしょう!! 売れちゃったよ!!」と言うシーンがあるのですが、それだけは「思い切って叫んでほしい」とお願いしましたね。

 現在PVも公開されていますが、一視聴者として見て、普通に面白かったです。インパクトがあって(笑)。

――7月3日からいよいよ放送が始まりますが、「ここは注目してもらいたい」という点は?

ジャスミン もちろん、“極道”であり“アイドル”でもあるメインキャラたちのギャップは面白いので見てほしいですが、個人的には脇役にも注目してもらいたいです。マンガを描く段階では、それほど作り込んでいなかったキャラでも、声優さんたちが声をあてることで本当に面白くしてくれているんです。実は、メインキャラ以外にも豪華な声優さん方が出演してくださるので、そこも楽しみにしていただきたいですね。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

ジャスミン アニメもマンガも、これからもっともっと面白くなりますので、ぜひ期待していてください!

* * *

 一見、突飛な設定に思われがちだが、先生のお話を伺って、それだけにとどまらない魅力と見どころのある作品であることを再認識した。アニメ放送後も、必ずやネットで話題になることだろう。ギャグ漫画好き、極道もの好き、アイドル好き、それぞれの見方で楽しむことができる作品だと思う。まずは、今夜放送の第1話に注目だ。

(取材・文=プレヤード)

■TVアニメ『Back Street Girls-ゴクドルズ-』
原作:ジャスミン・ギュ(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:今 千秋

BS11 7月3日より毎週火曜深夜1時~
TOKYO MX 7月3日より毎週火曜深夜1時40分~
MBS 7月3日より毎週火曜深夜3時~
AT-X 7月7日より、毎週土曜23時30分~
※リピート放送:毎週火曜15時30分~/毎週金曜7時30分~

公式HP:http://backstreetgirls-anime.toeiad.co.jp/ 
公式Twitter:https://twitter.com/inuganekikaku
公式Facebook:https://www.facebook.com/animebsg/

©ジャスミン・ギュ・講談社/犬金企画

■マンガ『Back Street Girls』
講談社「ヤングマガジン」にて連載中
単行本 1~11巻発売中

W杯「日本対ベルギー戦」直前! 渋谷で大騒ぎするサッカーファンの心理を、臨床心理士が解説

mozaikugazou702 現在、開催中の『2018FIFAワールドカップ ロシア』で、2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本代表。初の準々決勝進出がかかったベルギー戦(日本時間3日午前3時キックオフ)に向け、日本代表を応援する人々は徐々にボルテージを高めているようだ。そんな中、話題になっているのが、東京・渋谷に集結するサッカーファンの“熱狂ぶり”だ。日本戦開催日、駅前のスクランブル交差点周辺がユニフォームに身を包んだサッカーファンで埋め尽くされる光景は、いまやW杯の風物詩となっている。

 彼らは試合開始前から徐々に集まり出し、声だしをしたり、仲間同士で円陣を組んだりなどして、士気を高めながらキックオフの時を待つ。試合自体は、おのおのスマートフォンや近場のスポーツバーなどで鑑賞しているが、渋谷に集った人々はある種の“一体感”を抱きながら試合展開を見守るのだ。そして日本の勝利が決まると盛り上がりは最高潮に達し、大勢のファンがハイタッチをしながら交差点を渡り、ハグをし合い、「ニッポンコール」が飛び交う“お祭り状態”に。警視庁はそんなサッカーファンによる混乱やトラブルを防ぐため、機動隊員ら数百人を動員して警備に当たっており、29日のポーランド戦後には、「機動隊員の帽子を奪った」として男子大学生が現行犯逮捕されるという事件も起こった。

 こうした渋谷のサッカーファンの様子がニュースなどで報じられるたびに、ネット上では「日本が勝ってうれしいのはわかるけど、はしゃぎすぎ」「ただ騒ぎたいだけなんじゃない?」と冷ややかな声が少なくない。確かに外から見ると異様に見えるのかもしれないあの熱狂ぶりだが、今回は、そんな“渋谷で大騒ぎするサッカーファンの心理”を、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏に解説してもらった。

 2002年の日韓W杯の際、「私もハイタッチしていました(笑)」と言う杉山氏は、最初に日本人は“お祭り好きの民族”である点を指摘する。

「日本の農村では、もともと月に一度はお祭りがあったんです。というのも、彼らは日々単調な農作業をしていて、これと言った娯楽もなく、ひもじい思いをしていただけに、月に一度はパーッと騒ごうと、お祭りを開いていたわけです。そうやってリフレッシュをして、日々の暮らしに耐えていた面があります。しかし、都市化して農村がなくなると、無理やりお祭りに巻き込まれることもなくなり、自分でお祭りをプロデュースしなければいけなくなりました。それをサッカーに見いだした人たちが、W杯日本戦の日に、渋谷に集まっているのかなと思います」

 人にはそれぞれ“その人にとってのお祭り”があり、例えば「好きなアーティストのコンサートに行く」「ハロウィンパーティーを楽しむ」というのもまた、お祭りの一種であると言えるそうだ。そんなさまざまなお祭りの中でも、特にW杯に熱狂する人が多いのは、サッカーという競技の特性に起因しているという。

「人は、頭を使っていると、感情的になりにくいという面があります。サッカーはボールをゴールに蹴り込むという単純明快なルールかつ、攻守の切り替えが速いスポーツだけに、熱くなりやすく、かつアドレナリンが分泌されやすいんです。サッカーは、“ルールが厳密”“攻守の入れ替えがゆっくりしている”野球とは違って、頭を使わずに見ることができるわけです。まさに、お祭りにもってこいのスポーツだと思います」

 また、W杯は、人間の持つ2つの本能的な欲求を満たしてくれる面もあるという。

「実は人間というのは、本能的に『仲間意識に酔いしれたい』という思い、また外集団(自分と競争し対立していると感じる集団)に対して、攻撃的な気持ちを向けたいという思いを持っています。W杯の『日本対○○』という構図は、帰属意識によって『日本人=仲間』と思えますし、対戦国チームに遠慮なくブーイングをするなど、敵意を向けることが許されるんです」

 日常生活では、たとえ同じ職場の仲間だとしても「実は利害関係があるなど、仲間意識に酔いしれられないことが多い。一方で、『みんな仲良くしましょう』と言われ、誰かに敵意を抱くことがよしとされない風潮もあります」とのこと。W杯は、そんな抑圧された思いの発散場となっているようだ。

「仲間意識への欲求に関して付け加えるならば、“仲間とのバンド活動に没頭している人”などは、W杯のようなお祭りが不必要というケースもあるかもしれません。ただし、やはりどうしても日常生活にはさまざまなしがらみがあるだけに、早々満たされるものではない。親子間でも『子どもには、親には、こうあってほしい』といった思いを抱いてしまうものですし、シンプルなマインドでの仲間意識は、なかなか抱けないのかもしれませんね」

 ちなみにサッカーファンたちが一斉に声を出して「ニッポンコール」をするのも、仲間意識をより強める行為だと言い、「帰属意識に飢えている人は、『みんなが1つになっている』と感動するんですね」と語る。

 恐らく、ベルギー戦のキックオフに合わせて、渋谷にはまた大勢のサッカーファンが押し寄せることだろうが、事故や事件を起こすことなく、節度を持って仲間意識への欲求を満たしてほしいものだ。

遊女の初体験、男娼との3Pや性病まで! 吉原遊廓の“お江戸性事情”座談会

 吉原遊廓の誕生から400年がたった今年、『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』(辰巳出版)を刊行した永井義男氏と、『風俗嬢という生き方』(光文社)をはじめ風俗の現場に迫るルポルタージュを執筆している中塩智恵子氏、そして吉原でのソープ嬢経験もある現役風俗嬢の曼荼羅氏による、吉原と日本の風俗をめぐる座談会。前編では、現代にも色濃く残る“吉原観”の文化的背景などを語り合ったが、後編は、遊女たちの初体験から引退後、性病や男娼など、“江戸時代の性事情”を詳しく掘り下げる。

<出席者>
永井義男(ながい・よしお)
1949年生まれ。『算学奇人伝』(祥伝社文庫)で第6回開高健賞を受賞。時代小説家として100作以上の著作を持ち、最近では江戸の性風俗を研究した著作を多数刊行している。著書に『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』(同)、『本当はブラックな江戸時代』(辰巳出版)、『江戸の売春』(河出書房新社)など。

曼荼羅(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンをしているアラフォー風俗嬢。

中塩智恵子(なかしお・ちえこ)
1974年生まれ。宮城県石巻市出身。アダルト系出版社を経てフリーランスのライターに。現在は主に週刊誌で執筆。政治家、文化人、芸能人、風俗嬢、ウリセンボーイ等と幅広い取材活動を行う。近著に『男娼』(光文社)、『風俗嬢という生き方』(同)。

 遊郭、男娼、3Pまでも……差別的目線はなかった江戸時代

中塩智恵子(以下、中塩) 最近、『男娼』(光文社)というルポルタージュ本を出させていただいたんですけど、江戸時代に「陰間茶屋(男娼が売春する場所)」はあったんですよね。働くのはもちろん男性なわけですが、お客さんも男性のみだったのでしょうか? 女性も利用していたようですが。

永井義男(以下、永井) 女性のお客さんはかなり少なかったと思いますよ。というのも、倫理的な問題より、当時の女性はとにかく経済力がなかったから。陰間茶屋は非常に高額で、当時の女性にはとても無理だったんです。

中塩 身分の高い武士の奥さんが内緒で遊びにいった、という話は文献に残っていますよね。それは経済的に余裕があったからなんですね。

永井 それも、よっぽどお金の自由が利く人じゃないと無理でしょうね。当時、お金を使って自分の好きなことができるという女性は、本当にごくごくわずかだった。

中塩 現在でも同性愛者を差別的な目で見る人はいますけど、当時はどういった状況だったのでしょうか?

永井 江戸時代の場合はそういう白い目で見られるようなことはなかったと思いますよ。そもそも男色を差別する感覚自体がなかったんです。だから、男が陰間茶屋に行くのもコソコソ行っていたわけじゃないらしいですね。

中塩 そういう感覚、いいですね。春画を見ると、男同士のもののほかに、陰間茶屋の子と、お客さん、それに遊廓の女の子が戯れる、いわゆる3Pが描かれたものもありますよね。

曼荼羅 え! その頃から3Pってあったんですか? 春画にまで残っているということは、否定的な反応はなかったんですね。

永井 春画は男の憧れ、あるいは妄想を代弁していますからね。もちろん、実行している男もいたと思いますが、かなり金がかかった。逆からいえば、金さえ出せば、陰間と芸者を呼んで3Pプレイをすることもできたでしょうね。

曼荼羅 へぇ~! 今とは違う考え方というか、倫理観というか……。そういう部分もやっぱりあるんですね。勉強になります。

中塩 男娼つながりで、最近、江戸時代を舞台にした『のみとり侍』という映画を見まして……。猫のノミ取りで収入を得るという建前なんですけど、要は男娼の話なんですよ。ああいう男性は本当にいたんでしょうか?

永井 いや、フィクションだと思いますよ。ただし、盛りを過ぎた陰間が転向して、女を相手にする男娼になる例はあったようです。原作『蚤とり侍』(光文社)の作者・小松重男さん(故人)は、「皆が思い描いているようなカッコいい武士ばっかりじゃなかったんだよ」という観点から武士を描くユニークな方でした。僕はあの人の書くものは好きでしたね。

中塩 フィクションなんですね、ちょっと残念です(笑)。でも、映画は楽しめましたよ。阿部寛さんと豊川悦司さんがいい演技で。

 遊女の初体験――お赤飯を配る意味とは?

中塩 ところで、江戸時代から残っている言葉なのかわからないのですが、「水揚げ」という言葉は当時ありましたか? 今だと、お客さんがホストやキャバクラ、風俗を辞めさせる時に使うんですが。

永井 江戸時代にも水揚げという言葉自体はありましたけど、今とは意味が違いますね。江戸時代の水揚げは、いわゆる“初体験”の意味。男は“筆おろし”、女は“水揚げ”と言いました。

曼荼羅 えー!! なんだか逆の意味ですね。遊女の水揚げはどんな感じだったんでしょうか?

永井 大体10歳前後で吉原に売られた女の子は禿(かむろ)として育てられるのですが、数年はお客をとりません。というのも、まだ初潮を迎えていないですから。初潮を迎えると、いよいよ水揚げとなります。今でも聞いたことがあるかもしれませんが、“お赤飯”を炊いて周りに配るんです。「もういつでも(セックス)できますよ」という意味を込めてね。

中塩 水揚げは、どんな人にお願いしたんでしょう?

永井 大体ベテランのお客さんにお願いしたみたいですよ。お得意様で、性格が良くてガツガツしない、年齢が少しいっている人。「今度○○ちゃんが水揚げなので、お願いしますよ」とコッソリ頼まれるんだとか。

曼荼羅 吉原で働いている男性が手ほどきをするわけじゃないんですね!

永井 働いている人は決して手を出してはいけないというルールがありましたからね。内部で性関係ができると経営が成り立たないから。

中塩 遊び慣れているお客さんに水揚げしてもらうんですね~。現代とは意味が全く違うなんて驚きでした。

――江戸時代、遊郭が栄えていたのと同時に“性病”もあったと思うのですが。

曼荼羅 ほとんどの人が性病だったって聞いたことがあります……。

永井 性病検査をするようになったのは明治以降。江戸時代、性病そのものに対して無知だったのです。梅毒は初期症状のあと、潜伏期間に入って一見、症状がなくなりますが、当時の人はそれを治ったと考えていたらしいんです。それくらい性病に対する理解が低かったんですね。

曼荼羅 永井さんの書かれた『図説吉原事典』(朝日新聞出版)で知ってビックリしたんですけど、性病の治療薬として“陰毛を煎じて飲ませていた”って。すごい話!

永井 迷信ですよね。当時は本当に、それくらい性病の治療について無知だったんですよ。

中塩 毛はさすがに飲めませんね(笑)。

永井 当時、人数は少ないですが、長崎に西洋人が来航していました。例えば医者のシーボルトは、日本と日本人を愛していただけに、性病が蔓延している実態を知って、憂えていますね。

――当時、避妊の方法はどういったものがありましたか?

永井 一応は避妊策として、紙を噛んで濡らして膣の中に入れるとか……その程度はあったみたいですけど、万全ではないですからね。

曼荼羅 生理中はどうしていたんでしょうかね? さすがに吉原での勤めは休めたんでしょうか? 現代では生理中でも膣に海綿をいれて出勤する子もいますが……。

永井 “月役七日(つきやくなのか)”と言って、一般的には生理になると7日はセックスを慎む、という風習はあったみたいですよ。ただ、吉原で7日も休むのは許されないと思うから、休めてもせいぜい3日くらい。このあたりのハッキリした資料はないんですが、商売だから仕方ない、と店側もそんな感じだったみたいですね。

 引退後の遊女はどうなる? すぐに結婚できないワケ

中塩 遊女の引退後のサポートはあったのでしょうか? 当時は結婚するのがゴールだったんですかね?

永井 それが希望でしょうけどね。遊女と結婚するというのは、庶民にはなかなかハードルが高かったみたいです。10歳前後で売られて吉原で生きてきた遊女たちは、炊事洗濯裁縫などの家事は何もできませんから。“庶民の女房”としては、やっていけないんです。よっぽどのお金持ちで、家に女中や下女がいるような人しか無理だったんです。

曼荼羅 でも、皆が皆お金持ちと結婚できるわけじゃないですよね……。結婚できなかった遊女たちはどうなるんでしょう?

永井 ほかの岡場所(吉原以外の、非公認の私娼街)に行く女性もいたようですし、多かったのは、今で言う小料理屋だとか茶屋とかのおかみさんになる人です。男扱いは上手だし、なにより美人だからね。

中塩 今作で、遊女は「3回目で肌を許す」のは本当か考察されていましたが、これはまったくのデタラメだったとか。

永井 考えれば、江戸時代でも現代でも、1回目、2回目と高いお金を払ったのに、体にすら触らせてもらえないなんて、まかりとおるわけがない、とわかりそうなものなんですが(笑)。“吉原伝説”とでも言いましょうか、なぜかそんな話が残っている。昔に誰かが言ったことが、また聞きなどになって現代にもなんとなく残っているんですね。

曼荼羅 確かに現代でも「3回目のデートで体を許す」みたいな話、なんとなく聞いたことありますよね。起源は江戸時代だったなんて、驚きです!

中塩 今の吉原では、もちろんそんなことないですよね?

曼荼羅 もちろん、初回からしっかりしています(笑)。ただ、“3回”と聞くと私は「3回で来なくなる人が多い」ということを思い出しますね。なぜなんだろう? って思って、以前お客さんに聞いたら、「3回以上会うと“情”が出てしまうから」って言っていました。3回まではなんとかリピートさせられるけど、そこからが難しい――というのは“風俗嬢あるある”かもしれません(笑)。

 セックスだけじゃない――吉原に求める恋愛遊戯

――永井さんの本では、江戸時代のセックスには恋愛が介在してなかった、といった旨が書かれていますが、では当時、夫が吉原に行くことを妻はどう思っていたんでしょうか?

永井 内心は嫉妬して、腹立たしく思っていたでしょうね。女性心理は現代と同じです。しかし江戸時代は、嫉妬を表に出すと「あの女は悋気が強い」と言われるから、女性が我慢していた。「恋愛してからセックス」という考え方は、歴史からするとそんなに長くなく、近代的な考えだと言えますよ。武士階級や上級の町人では結婚は親同士で決め、当人同士は祝言の時まで顔も見たことがなかったという例は、珍しくなかったですから。でも、ちゃんとセックスして子どもを作っている。恋愛しなきゃセックスできない、という概念はなかったんですね。

曼荼羅 恋愛自体、あまりしてなかったんですかね?

永井 そう。だからこそ、男は遊廓に今でいう“青春”を求めたわけです。皆、吉原に恋愛しに行っていたんですよ。甘酸っぱい恋愛体験をね。奥さんとは恋愛をしていないから余計ですよね。

中塩 吉原は、いろんな側面を持っていたんですね。吉原と同じくらい歴史があって今も残っているようなところはありますか?

永井 今はもう“遊廓”としては残ってないですね。一応、昭和33年に売春防止法が完全に施行されて、建前として遊郭はなくなっていますから。最近までだと、渡鹿野島(わたかのじま)という、かつて“売春島”と呼ばれた島はありましたが、すでに廃れてしまったようですし……。

中塩 ところで、2020年に開催予定の“東京オリンピック”で吉原をはじめ、風俗業界の取り締まりが強化されるのではと、以前から噂になっていますよね。性的なものって、目を付けられやすいというか……。政治活動に利用されやすい感は否めないですね。

永井 例えば、学校の近くで営業してはいけないとか、そういうルールさえきちんと守っていれば、僕は風俗店の存在意義は大きいと思うんですけどね。まさに「おもてなし」のサービス業ですよ。風俗店に直接落ちるお金はもちろんのこと、周辺の飲食店などに落ちるお金も大きい。そういった間接的な消費も街を支えていたと思うのです。風俗店をなくすなら、そのあとどうするかも同時に考えなければいけない問題だなと思いますよ。
(ヨコシマリンコ)

「1日400錠」「ドス黒腸」女性に多い下剤依存の実態は!? 便秘の医師が「自律神経を整える」食事術を伝授

gezai01 「便秘を解消したい」「少しでも痩せたい」――こう願って“下剤”を服用する女性は、少なくないのかもしれない。中には毎日大量の下剤を服用する“下剤依存”の女性もいるというが、医療関係者などからは、危険性を指摘する声が上がり、依存状態の当事者からも「できればやめたい」といった悲痛な声が漏れているようだ。下剤依存の女性の実態、また下剤に頼らず生きることはできるのか? 『自律神経を整える最高の食事術』(宝島社)の著者で、大学病院として日本で初めて便秘外来を開設した、順天堂大学医学部付属 順天堂医院の教授・小林弘幸先生に話を伺った。

「下剤1日400錠」という依存者も

――世間には、下剤依存の女性がいるようなのですが、なぜそのような状態に陥ってしまうのでしょうか?

小林弘幸先生(以下、小林) 確かに下剤依存の女性はザラにいます。ベースにあるのは、やはり排便できなくなること、また排便できずに太ることへの“恐怖心”ですね。下剤を飲み始めるきっかけは、痩せたいとか便秘を解消したいといったことなのですが、飲み続けていくうちに、「下剤を飲まないと排便しない」「下剤を飲んでいないと太ってしまうのではないか」といったような強迫観念に駆られて、手放せなくなっていくようです。

 ただ実際には、下剤ですでに排出されて、腸内に出るものが残っていないから排便がないだけ。にもかかわらず、「出ないのは下剤の量が足りていないからだ」との思考に至って、服用量が増えていく傾向があります。私のところへ訪れる患者の方でも、たくさんいますよ。ダイエット目的で下剤を服用するようになった20~30代の女性では、1日100錠なんてザラ。中には1日400錠服用しているという人もいました。

――ちなみに、どの程度下剤に頼っていると“下剤依存”と言えるのでしょうか?

小林 たとえ2~3錠でも、毎日飲んでいる時点で依存しているといえるでしょうね。下剤は市販品で簡単に手に入りますが、本来は便秘の症状があるときだけ服用するものです。使用量も、説明書などに書かれた量で留めなければなりません。もしそれでも改善しないときは、飲み続けたり量を増やしたりするのではなく、医療機関を受診するようにしてください。

――下剤を毎日飲むことで起こるリスクを教えてください。

小林 下剤にも種類があり、“大腸を刺激して排便を促すタイプ”のものがあるのですが、これを大量に服用すると、大腸が炎症を起こし、水膨れを経て、やがて真っ黒に変色します。やけどのあとの“かさぶた”と似た状態ですね。腸の働きも悪くなるので、太りやすくなったり便秘になったりして、逆効果になってしまいます。肌荒れや疲労感など、さまざまな症状も出てきますし、依存しているメンタル面も見逃せません。また、下剤の刺激は大腸がんの引き金にもなります。大腸がんは女性の死因第1位で、30~40代の患者さんも多いです。

――間違った方法で薬を飲むことで、体により深刻な悪影響を与えるのは恐ろしい話です。

小林 この“大腸を刺激して排便を促すタイプ”の下剤は、ドラッグストアなどで簡単に購入することができるだけに、依存を深めてしまうという面もあります。病院では、下剤を大量に処方することはありませんから。下剤に依存しているようなら1日も早く受診してください。一度真っ黒に変色した大腸でも、下剤をやめれば元に戻ります。依存期間が短いほど、また、年齢が若いほど、より早いですよ。

――下剤に頼らずに、便秘解消やダイエットにつながるには、どうしたらいいのでしょうか?

小林 自律神経を整えること、そのために重要な役割を果たす腸内の環境をよくすることです。となると、やはり食事が大切です。中でも朝食は大事。朝しっかり食べると、副交感神経優位から交感神経優位に変わり、ホルモンバランスや腸内環境が整うので、カラダもちゃんと目覚めるし、リズムも整って、下剤に頼らなくても排便できるようになります。旅館で食べる朝ごはんくらいの量や内容がベスト。あと、牛丼チェーンの朝定食もいいですね。私もよく朝に食べています。

――朝はそこまで食欲がわかないという人も多いと思うんのですが……。

小林 それは、夜遅くに夕食を食べているから、おなかが空かないんです。理想的な夕食の時間は、午後6~7時くらい。それで12時くらいまでに就寝すると、朝起きたときに、ものすごくおなかが空いているので、無理なく量を食べられると思います。

 夕食は、やはり早い時間にとってほしいですね。遅くとも8時くらいまでに済ませれば、たくさん食べても太る心配はありません。逆に午後9時以降はNG。例えば、5時に焼肉10人前食べても太らないですが、午後9時以降だったら、焼肉1人前でも太る……くらいのことが言えるかもしれません。

――ちなみに、夕食は量を減らした方がいいのでしょうか?

小林 そんなことはありません。私は、朝昼夜の食事量を「4:2:4」くらいの比率にすることをおすすめしています。昼食を食べ過ぎると、胃腸に負担がかかり、副交感神経が優位になって、眠くなってしまうんです。この比率を実践するためにも、やはり朝食が肝心になってきます。

 朝食をしっかり食べていれば、昼時はそんなにおなかが空かないので、昼食を控えめに済ませられます。すると、夕方にはおなかが空いてきて、おのずと夕食を食べる時間も早くなり、翌朝もおなかが空いてしっかり朝食を食べられるようになります。私はこの食事時間とバランスで高校時代から体形をキープしていますよ!

――ちなみに、「便秘にはヨーグルトがいい」というイメージがあるんですが、やはりいいのでしょうか?

小林 はい。ただ、ヨーグルトには、その人自身の腸内環境によって合う/合わないがあるので注意が必要です。ヨーグルトは、メーカーによって含まれる菌が異なるんですよ。ヨーグルトに含まれる菌自体の作用云々ではなく、既存の腸内細菌が刺激されて、活性化するかどうかがポイントになります。たとえるなら、ヨーグルトに含まれる菌って“転校生”みたいなもの。その転校生が、クラス(腸内細菌)をざわつかせるようなイケメンなのか、そうではないのかといったイメージですね。自身の腸にとってイケメンの転校生となる菌の入ったヨーグルトが、合っている種類というわけです。合うヨーグルトであれば、便がバナナ状になったり、肌が明るくなったりします。2~3種ほどのメーカーを食べ比べれば、すぐに合うヨーグルトが見つかると思いますよ。

――低炭水化物ダイエットがはやっていますが、そのような食事法はいかがですか?

小林 炭水化物にも食物繊維が入っているし、抜くと肝臓に大きな負担もかかってしまうので、適度に摂取するべきだと思います。朝食は普通に摂って昼夜は減らすなど、全体的なバランスで調整すれば食べても太りませんよ。そもそも、何かを抜くような食事法は、自律神経を乱れさせて、かえって太ったり健康を害したりするので、健康的に痩せるには、毎日3食バランスよく、「楽しく」食べることが大切です。

『自律神経を整える最高の食事術』(宝島社)著:小林弘幸先生
自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部の小林弘幸教授が解説する、肥満や疲労、体の不調で悩む人に向けた食事メソッド集。「休日の夕食は2時間かけてゆっくりと」「間食は必ずしも絶対悪ではない」「好きなものを食べるのはOK」など、今日からすぐに実行にできる食事術が目白押し。レシピ集ではなく“食事のとり方”がテーマの1冊なので、「料理は苦手」という人にも最適な1冊となっている。