松田聖子40周年イヤー! “芸能界屈指の大ファン”山咲トオルが選ぶ「聖子ちゃんの魅力ベスト3」

 ついに幕を開けた2020年――今年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催年ということで、人々が盛り上がりを見せているが、実は「松田聖子デビュー40周年イヤー」でもあることを忘れてはいけない。この40年間、芸能界の荒波にもまれながら、それを一切感じさせない凛とした“アイドル”としてステージに存在し続ける松田聖子に、心酔しきっている人は数知れず。すでに「40周年スペシャルサイト」では、デビュー日である4月1日に向けてカウントダウンが始まっている中、今回サイゾーウーマンでは、記念すべき40周年を前に、芸能界屈指の“聖子ちゃんファン”である山咲トオルさんに「聖子ちゃんの魅力ベスト3」をお聞きした。

山咲トオルが選ぶ! 「聖子ちゃんのここが魅力!」ベスト3

【1位】
「裸足の季節」声質の魅力

理由:1980年の4月に、 この曲でデビューなさった聖子ちゃん。何より驚いたのが圧倒的な声の魅力です。頼りなさそうで幼いイメージの聖子ちゃんが、 生放送の歌謡番組で「裸足の季節」を堂々と歌い始め、そして、 歌い終えた後――後ろでスタンバイをしている、ベテラン歌手の皆さんの顔つきが明らかに変わっていたのです。「この子は天下を取る」「時代は変わるかも」「私は(僕は) 負けた」などなどの一種独特な雰囲気が織り混ざったのよ。ちなみに、その番組名は『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)です。

【2位】
「アンチ聖子」を巻き込む

理由:セカンドシングル「青い珊瑚礁」 が出荷枚数100万枚を超え、日本中が一気に聖子ちゃんブームに。すると、どうでしょう。ファン拡大に伴い「ブリッ子」「ウソ泣き」「わざとらしい」と、アンチが急増し繁殖。それは世間だけでは収まらず、芸能界でも漫才のネタや、モノマネのネタとして大きく扱われました。しかし、そのアンチの多くは聖子ちゃんカット(レイヤードカット)をしつつ、密かにアルバム(LP) を聞いて、時代に逆らわないようにしていたのです。実際、私の周りのアンチ聖子からも、なぜか学校の下駄箱でコソコソと「聖子の歌、 カセットテープに録音してくれない?」と、よく頼まれたものです。しめたもんだわ! と私はニヤニヤし、引き受けておりましたよ。

【3位】
「楽曲」の良さ

理由:黄金期の聖子ちゃんを取り巻く作曲家陣は、松任谷由実、 財津和夫、細野晴臣、尾崎亜美、大瀧詠一、来生たかお、 佐野元春、タケカワユキヒデ……当時は、彼らのようなニューミュージックと歌謡曲の間には、ひとつ「壁」があったような気がするのね。それをアッサリと乗り越えて、Jポップというジャンルを確立したのが松田聖子という歌手だと思うの。そして、類い稀な声質と表現力で、例えば70点の歌でも90点にしてしまう。100点の歌は140点にしてしまう力量がありました。

 何度か共演をさせていただき、いち人間としても、素晴らしく飾らない松田聖子さんを垣間見ることができました。「思い出」と言うより、私の聖子さんに対する「思い」ですが、それは「ステージと観客席の関係でありたい」。本物のファンとしては、それにつきますね。

40周年に向けて、聖子ちゃんに期待することは?

 常にサービス精神が旺盛な、聖子さんのステージ。ファンの大多数の方が、そのサービスぶりに感激し浸る前に、「聖子ちゃん! もうわかったから体を休めてっ! ステージを右から左まで何度も走らないでいいわよっ!」と心配するほど。満腹感いっぱいのパフォーマンスを披露してくださる方なので、特別、期待はしておりません。例年通りでも、かなりレアでありスペシャルなので。

聖子ちゃん初心者にオススメの「この1曲」

 そうね、入り口って大切だわ。「天国のキッス」 という大ヒット曲の映像を御覧いただきたいわ。可愛いという形容詞が全て詰まっているのよ。きっと、ノックアウトされることでしょう。

山咲トオル(やまざき・とおる)
漫画家、タレント。松田聖子、岡田有希子、天地真理、岩崎良美、河合奈保子、柏原芳恵をはじめとする70~80年代のアイドルをこよなく愛す。著書に『戦慄!!タコ少女』(リイド社)などがある。最新情報は、「公式サイトほか、Amebaブログ、インスタグラムをご覧いただければ幸いです」(山咲さん)。

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松田聖子40周年イヤー! “芸能界屈指の大ファン”山咲トオルが選ぶ「聖子ちゃんの魅力ベスト3」

 ついに幕を開けた2020年――今年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催年ということで、人々が盛り上がりを見せているが、実は「松田聖子デビュー40周年イヤー」でもあることを忘れてはいけない。この40年間、芸能界の荒波にもまれながら、それを一切感じさせない凛とした“アイドル”としてステージに存在し続ける松田聖子に、心酔しきっている人は数知れず。すでに「40周年スペシャルサイト」では、デビュー日である4月1日に向けてカウントダウンが始まっている中、今回サイゾーウーマンでは、記念すべき40周年を前に、芸能界屈指の“聖子ちゃんファン”である山咲トオルさんに「聖子ちゃんの魅力ベスト3」をお聞きした。

山咲トオルが選ぶ! 「聖子ちゃんのここが魅力!」ベスト3

【1位】
「裸足の季節」声質の魅力

理由:1980年の4月に、 この曲でデビューなさった聖子ちゃん。何より驚いたのが圧倒的な声の魅力です。頼りなさそうで幼いイメージの聖子ちゃんが、 生放送の歌謡番組で「裸足の季節」を堂々と歌い始め、そして、 歌い終えた後――後ろでスタンバイをしている、ベテラン歌手の皆さんの顔つきが明らかに変わっていたのです。「この子は天下を取る」「時代は変わるかも」「私は(僕は) 負けた」などなどの一種独特な雰囲気が織り混ざったのよ。ちなみに、その番組名は『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)です。

【2位】
「アンチ聖子」を巻き込む

理由:セカンドシングル「青い珊瑚礁」 が出荷枚数100万枚を超え、日本中が一気に聖子ちゃんブームに。すると、どうでしょう。ファン拡大に伴い「ブリッ子」「ウソ泣き」「わざとらしい」と、アンチが急増し繁殖。それは世間だけでは収まらず、芸能界でも漫才のネタや、モノマネのネタとして大きく扱われました。しかし、そのアンチの多くは聖子ちゃんカット(レイヤードカット)をしつつ、密かにアルバム(LP) を聞いて、時代に逆らわないようにしていたのです。実際、私の周りのアンチ聖子からも、なぜか学校の下駄箱でコソコソと「聖子の歌、 カセットテープに録音してくれない?」と、よく頼まれたものです。しめたもんだわ! と私はニヤニヤし、引き受けておりましたよ。

【3位】
「楽曲」の良さ

理由:黄金期の聖子ちゃんを取り巻く作曲家陣は、松任谷由実、 財津和夫、細野晴臣、尾崎亜美、大瀧詠一、来生たかお、 佐野元春、タケカワユキヒデ……当時は、彼らのようなニューミュージックと歌謡曲の間には、ひとつ「壁」があったような気がするのね。それをアッサリと乗り越えて、Jポップというジャンルを確立したのが松田聖子という歌手だと思うの。そして、類い稀な声質と表現力で、例えば70点の歌でも90点にしてしまう。100点の歌は140点にしてしまう力量がありました。

 何度か共演をさせていただき、いち人間としても、素晴らしく飾らない松田聖子さんを垣間見ることができました。「思い出」と言うより、私の聖子さんに対する「思い」ですが、それは「ステージと観客席の関係でありたい」。本物のファンとしては、それにつきますね。

40周年に向けて、聖子ちゃんに期待することは?

 常にサービス精神が旺盛な、聖子さんのステージ。ファンの大多数の方が、そのサービスぶりに感激し浸る前に、「聖子ちゃん! もうわかったから体を休めてっ! ステージを右から左まで何度も走らないでいいわよっ!」と心配するほど。満腹感いっぱいのパフォーマンスを披露してくださる方なので、特別、期待はしておりません。例年通りでも、かなりレアでありスペシャルなので。

聖子ちゃん初心者にオススメの「この1曲」

 そうね、入り口って大切だわ。「天国のキッス」 という大ヒット曲の映像を御覧いただきたいわ。可愛いという形容詞が全て詰まっているのよ。きっと、ノックアウトされることでしょう。

山咲トオル(やまざき・とおる)
漫画家、タレント。松田聖子、岡田有希子、天地真理、岩崎良美、河合奈保子、柏原芳恵をはじめとする70~80年代のアイドルをこよなく愛す。著書に『戦慄!!タコ少女』(リイド社)などがある。最新情報は、「公式サイトほか、Amebaブログ、インスタグラムをご覧いただければ幸いです」(山咲さん)。

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小顔、鼻が高くなるマッサージで肌ボロボロ!? 上原恵理先生が斬る【その美容法は意味がない!】

 雑誌やテレビ番組、インターネットで数多く紹介される“美容法”。その中には、医学的な根拠が証明されていないものや、「むしろ逆効果」というものまで存在しているようだ。
 
自身のSNSで、ちまたに広がる真偽不明の美容法に“鋭く”切り込み話題になっている、「表参道スキンクリニック」表参道院の医師・上原恵理先生に、5回に分けて“美容法のウワサ”を斬っていただく当連載。第2回目は「鼻が高くなる方法」と「小顔マッサージ」について。果たして、これらの美容法に意味はあるのか!?

第1回:形成外科医・上原恵理医師が「おっぱい」のウワサをジャッジ!【その美容法は意味がない!】)

軟骨矯正で鼻は本当に高くなる?

――鼻をつまんだり、マッサージやノーズクリップ、あるいは鼻の骨を叩くと、鼻が高くなるというウワサを雑誌やインターネットでよく見かけるのですが、この方法で本当に高くなりますか?

上原恵理先生(以下、上原) そんなんで、高くなるわけないでしょ(笑)! 私たち医師は手術をする時にノミをハンマーで叩いて削るくらい、鼻の骨は硬いんです。指で押したり叩いたりしたくらいで、どうにかなるはずがない。むしろ、マッサージなど刺激を与えることで、鼻が高くなるより前に、肌が摩擦や衝撃でボロボロになるでしょうね。

――「鼻の軟骨は、一生成長し続けるため、セルフケアによっては美容整形なしで高くなる」といったネットの記事は真っ赤なウソなんですね……。

上原 ウソなので、鵜呑みにしない方がいい。鼻の軟骨組織は、成長とともに完全な骨になっていきます。成長途中の赤ちゃんや小さな子どもであれば、まだ骨が固まりきっていないので、クリップなどで挟み続けることで“多少”形が変わることはあるかもしれませんね。ただ、大人になってから、鼻の形が変わるなんてことはあり得ない。

 少し話はそれますが、頭蓋骨っていくつもの骨がつなぎ合わさっていて、赤ちゃんのうち“だけ”は柔らかく隙間があるんです。なので、頭の形が“絶壁”の赤ちゃんを、ドーナツ型の枕で寝かせることや、ヘルメットをかぶらせて、頭の形を丸く整えるということは一般的に行われています。しかし、大人の頭蓋骨はもう完成されており、隙間はないので、そのような治療をしても、頭の形は変えられません。鼻もそれと同じです。

――では、鼻を高くしたい場合は、どうすればいいでしょうか?

上原 ヒアルロン酸を入れるとかぐらいですかね。高い理想を持ちすぎず、ある程度の高さで我慢してください。

――では「小顔」はどうなんでしょうか。「頭蓋骨の歪みを整えて小顔にする」と謳った美容サロンなどが、ちまたに溢れています。

上原 それも大ウソ。小顔にする施術は、骨をノコギリで切って取り出して、最後はネジで留めるという大掛かりな手術なんです。そこまでする必要があるのに、指で押したくらいで簡単に動いたらビックリ! 実際、2016年6月30日に頭蓋骨の矯正で小顔になり、効果が持続するかのような広告を掲載した9業者に対して、消費者庁が「根拠がない」とし、景品表示法違反(優良誤認表示)で措置命令を下しています。つまり、効果はないということです。

――小顔矯正にかけた時間とお金はムダっていうことですね……。そのほかに、マッサージで血流を良くし、顔のむくみを解消することで小顔になるといった方法もよく見かけますが。

上原 確かに、マッサージ直後から数時間は、むくみは取れるし、肌の張りが良くなることも。でも、そもそも肌をこするのがNG! こすること、つまり刺激を与えてしまうと、シミやくすみ、シワ、たるみの原因になるんです。「こすらない」はスキンケアの基本中の基本。洗顔もメイクも、とにかくこすっちゃダメ。だから、マッサージなんてもってのほか!

――「小顔マッサージ」は女性誌のテッパンネタですよね。「マッサージで血行を良くしてからメイク」なんて言葉がかなりの頻度で出てきますし、「美肌=マッサージ」というイメージを持っている女性も多いかもしれません。

上原 「マッサージはダメ」「こすらない」などSNSに投稿するたびに、全国から絶望の声が寄せられるのですが、そのような雑誌のせいでしょうね。まぁ、花嫁さんが結婚式の“その時だけ”キレイな姿を求めるといった場合には、血行を良くするマッサージぐらいは良いと思います。ただ、毎日続けていたら、刺激がどんどん蓄積されて、10年20年あとにはシミとたるみだらけになってしまいます。雑誌は“今”が良くなる方法を取り上げているだけで、“未来”のことには触れていない。シミやたるみがなく、そんな悩みを抱えていないティーン向けの雑誌であれば、「ほら、むくみが取れて小顔になった!」というアドバイスを伝えるのもありなんでしょうけど、「その方法は間違ってる! 将来、困るわよ」って指摘したい(笑)。

――それにしても、モデルやテレビに出ている芸能人って本当に小顔です。少しでも近づく方法はないのでしょうか。

上原 芸能人の顔の小ささは生まれつき。先日、テレビ番組の収録にお呼びいただいて、芸能人を生で拝見したのですが「この方たちは人種が違う……」って思いました。それぐらい小顔なので、一般人が頑張って目指せるレベルじゃない。目指す方が失礼という感じなので、あきらめろと言いたいです。自分の目指せる範囲の小顔で満足してください。

上原恵理(うえはら・えり)
2006年群馬大学医学部医学科卒業後、同年東京大学医学部附属病院研修医として勤務。08年に東京大学形成外科医局、10年帝京大学医学部附属病院を経て、18年より表参道スキンクリニック勤務。豊胸や乳房再建の最先端術式を数多く手掛けており、美容外科医の目線から、症例や美容法に切り込んだSNSが話題に。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)をはじめ多数メディアに出演するなど、活動の場を広げている。

表参道スキンクリニック表参道院
Twitter:@dr_uehara
Instagram:スキンケア・痩身専門 @eri.uehara
Instagram:外科専門 @aesthetic_surgeon_dr.uehara

【ユーチューバー炎上まとめ2019】ゆたぼん、ジョーブログ、わかにゃん……“炎上弁護士”唐澤貴洋氏が物申す!

 藤田ニコル、辻希美、速水もこみち……彼らは全員、2019年にYouTubeで公式チャンネルを開設した、“芸能人YouTuber”である。Webサイト「ユーチューバーNEXT」の調査によると、現在芸能人が開設したYouTubeチャンネル数は350に上ると見られ、そのうち3分の1にあたる118チャンネルが、19年に開設されたものだという。同調査では、17年が32チャンネル、18年が47チャンネルの開設だったというから、19年にどれだけ芸能人YouTuberが増えたかよくわかる。

 数字だけを見ると、活気のある明るい業界のように思えるが、その半面で問題も多い。19年9月には、人気YouTuberグループ「東海オンエア」が、約1カ月間宿泊し“ゴミだらけ”になったホテルの部屋を動画で公開し、「迷惑行為!」「調子に乗ってる」とネット上で批判を浴び、大炎上した(既報)。最近活動を始めたばかりのYouTuberならば、「注目されたいがための軽率な行動」と言えるかもしれないが、彼らは13年から動画投稿を始めたベテランな上に、HIKAKINらが所属する大手YouTuber事務所「UUUM」の一員。言い逃れが許される立場ではないだろう。

 「東海オンエア」の一件以外にも、19年はYouTuberの“炎上案件”が相次いだ。なぜ彼らは、ここまで頻繁に燃えてしまうのだろうか? 現在もネット上で誹謗中傷を受け続け、殺害予告を受けた数は日本人最多だという、“炎上弁護士”こと唐澤貴洋氏に、その理由を聞く。自身もYouTubeの動画をよく視聴しており、「弁護士唐澤貴洋の CALL IN SHOW」というチャンネルを運営している唐澤氏は、YouTuberの炎上をどう見たのか。特に大きな話題となった案件をピックアップし、月ごとに振り返っていく。

わかにゃん騒動・所属事務所からの給料未払い、所属メンバーからのいじめを告発|1月

 メイク動画などで人気のわかにゃんが、所属事務所・株式会社VAZから給料が支払われておらず、一部家賃のサポートも滞っていると動画で告発。さらに、事務所所属のメンバーからいじめを受けているとも明かし、『めざましテレビ』(フジテレビ系)や「デイリー新潮」がこの問題を取り上げるまでの騒動に発展した。

 わかにゃんからの告発を受け、VAZは公式サイトに「所属YouTuberに関する発信・報道について」と題した“声明”を発表。しかし、給料の未払いについては「事実ではありません」、家賃サポートについても「合意書の締結がなされておりません」と、わかにゃん側に不備があったとしている。

――唐澤弁護士は、この一件をご存じでしたか?

唐澤弁護士(以下、唐澤) はい、リアルタイムで見ていました。最も興味深い点は、本来だったら内輪かつ密室で話し合われるような内容を、YouTubeの告発動画とVAZの“公式文書”を通して、誰にでもわかる形でやりとりが行われたところです。見る人にとっては面白いんだけど、問題を解決する方法としてはよくなかったんじゃないか、と思います。

――これって、結局誰が一番悪かったんですか?

唐澤 うわっ、危ない質問。それを僕に答えさせようとするなんて……。そもそも、「何が本当か」がわからないんですよね。問題は大まかに、「報酬不払い」「家賃負担によるゴタゴタ」「いじめ」の三つで、どれもわかにゃんさんがVAZ側に対応を求めていることです。

 わかにゃんさんの弁護士が出したプレスリリースから経緯を追うと、結果的に報酬は支払われているけれど、その支払いは遅れていたとか。また家賃については、お互いの主張が食い違っており、真相はわかりません。「誰が一番悪い」というより、当事者間のコミュニケーションがしっかり取れておらず、話が噛み合っていないのがよくなかったと思います。

――企業の対応として見た時に、気になる点はありますか?

唐澤 わかにゃんさんの告発動画に対し、VAZが“公式文書”でアンサーを出していたことですね。これは過去にあまり例がないように思います。というのも、公式文書は「結果」が出てから公開するのが一般的だと思いますが、この場合は「途中経過」が全部出てしまっているんです。わかにゃんさんに動画を作られたから、VAZとしては反応せざるを得なかったんでしょうけど、公式文書を出す前に、まずは時間をかけて本人と話すべきではないのかなと。会社にとって、損な行動だと思いましたね。

――ちなみに、唐澤弁護士はYouTubeをよくご覧になるとのことですが、わかにゃんさんのことはお好きですか?

唐澤 世代的に見る動画が違うので、この件で初めて知りましたよ。最近見ているYouTubeチャンネルといえば、競馬予想を取り上げる「キングスポーツカリスマ」、競馬予想をされている星野瑠利さんのチャンネル、水上学さんの「KEIBA大学」くらいなので。これを聞きながら眠りにつくんです。競馬チャンネルはみんな馬と向き合っていて、平和ですよ(笑)。

 旅系YouTuber「ジョーブログ」のジョーが、渋谷スクランブル交差点の真ん中にベッドを持ち込んで寝転がり、その様子を撮影・投稿したとして、協力者も含む7人が書類送検された。スポーツ紙やワイドショーでも扱われるほどのニュースとなったが、ネット上では「面白い!」「誰も傷つけてないし、いいのでは?」とジョーを支持する声も。本人もこの動画のコメント欄に「炎ジョーブログ!!」と投稿しており、“炎上”を歓迎するかのような態度をとっていた。

――炎上案件は数多ありますが、なぜジョーさんは書類送検までされてしまったのでしょうか。

唐澤 彼は「道路交通法違反」(交通妨害物件放置)で書類送検されましたが、基本的に刑事手続は、「警察が捜査したら送検する」というルールがあります。特に今回は渋谷のど真ん中ということもあり、いろいろな人がその現場を見ていて、警察に通報される確率が高かったと思います。人が少ない場所で同じことをしても、警察が認識すれば送検されるレベルの案件です。

 こういった「面白ければいい」というスタンスには、「誰かが被害を受けたわけじゃないし、いいでしょ?」といったニュアンスも含まれるのだと思いますが、道路には「道路交通法」という“ルール”がありますからね。それを認識していなかったのが、一番の問題だったのではないでしょうか。

――渋谷のスクランブル交差点といえば、サッカー日本代表の試合後やハロウィンの際、もはや“公式イベント会場”と言っても過言ではない様相を呈しています。そういったカオス状態の時に、ジョーさんがベッドを持ち込んだなら、書類送検はされなかったでしょうか?

唐澤 いいえ、やはり交通を妨害すると思いますし、より多くの目撃者がいるわけですから、誰かが警察に通報して、同じような展開になるんじゃないでしょうか。基本的に、人に迷惑がかかるようなことはやっちゃダメなんですよ。

――ちなみに「面白ければいい」とは言いますが、実際ジョーさんのこれ、面白いと思いましたか?

唐澤 いや、これはマズい質問です(苦笑)。感想を言うならば、立場上少し引いてしまいましたね。個人的に、興味は引かれませんでした。でも、人がやってないことというのは、とても刺激的なんですよね。今って、みんなが脳に刺激的な情報を浴びせたい社会だと思うんです。だから、ジョーさんのこうした刺激的な動画がウケるんでしょうね。

 “少年革命家”を名乗る小学生YouTuber・ゆたぼんが、大きな話題に。宿題を拒否したにもかかわらず、無理矢理やらされたことから学校へ不満を抱いたというゆたぼん。担任の言うことを聞く同級生がロボットに見えるとも語り、「俺までロボットになってしまう」と感じたことから、“自由登校”するようになったそう。「学校には行きたい時に行く」と豪語し、ゆたぼんの地元の新聞でも彼の主張が紹介されていた。「学校だけが学びの場ではない」とゆたぼんを支持する著名人やネットの声もあったが、「ただのわがまま」といった批判も続出。また、「義務教育とは何か?」と学校の在り方にまで話が及んだ。

――唐澤弁護士は、ゆたぼんさんを知らなかったそうですね。今回、初めてご覧になっていかがですか?

唐澤 別にいいんじゃないか、と思います。ゆたぼんさんが「学校に行きたい」と言っているのに、親が「おまえはYouTubeをやらなきゃダメだ!」と強制していたら問題ですけど、そうではないんですよね?

――ネット上では、判断能力がまだ未熟な子どもに、保護者が「学校に行かなくていい」と“洗脳”めいた思い込みをさせているのでは……といった論調もあります。

唐澤 なるほど、世間が反応しそうな視点ですね(笑)。義務教育の“義務”って、子どもが「教育を受ける義務」ではないんですよ。子どもにあるのは「教育を受ける権利」だけで、国や親に「教育を受けさせる義務」があるんです。子どもが教育を受けたいと思っているのに親が学校に行かせないという場合、教育委員会から「それはダメですよ。学校に行かせないと」と出席を求める督促が行われます。この“義務履行の督促”を受けた上でも学校に行かせないとなると、罰金が科されます。

――もしも親による“洗脳”が立証されたら、罰金刑に該当するのでしょうか?

唐澤 義務履行の督促を教育委員会から受けたあとでも、無理にYouTuberを続けさせているとなると、その可能性はありますね。でも“洗脳”って、第三者からは自発的にやっているように見えるので、判断は難しいところです。教育の機会を与えた上で、最終的に子どもが「YouTuberをやりたい」と言うなら、それは“子どもの自発的な判断”なんでしょうけど……。子どもの言い分を鵜呑みにして「学校に行かなくていいよ!」と言うのではなく、親ならば慎重に対応するべきじゃないですかね。

――例えば、学校側から保護者に「YouTuberをやめさせてください」と注意して、更新を止めることってできるんでしょうか?

唐澤 これは学校の外で行われている活動なので、学校側から何か働きかけをするのは難しいんじゃないでしょうか。

――ちなみに、ゆたぼんさんは最近、著名人とのコラボ動画をアップしています。唐澤弁護士にオファーが来たら受けますか?

唐澤 いやあ……うーん……そう、ですね~……。私はまだ、ゆたぼんさんのレベルじゃないので。そこはもう、ねえ……恐れ多い話です(真顔)。

――なるほど、やりたくないことは伝わりました。唐澤弁護士にお子さんがいたとして、「YouTuberをやりたい!」と言われたらどうしますか?

唐澤 (深刻な顔で)そういう未来があればですが……僕のYouTubeチャンネルのコメント欄を見せますね。「こんな恐ろしいことがあるんだぞ!」って。

※後編は1月2日18時公開

2019年コスメ「ベスト・ワースト3」! プロが選ぶ「コスパ良すぎ」なプチプラ商品

――あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返っていただくコーナー「あの人が2019年を振り返る」。

 毎週のように新製品が生まれる、変化の激しいコスメ業界。アイテム数が多すぎて、何を使えば良いのか迷う人も多いのでは。そこで今回は、テレビ番組やCMといった映像制作の現場を中心に、モデル・芸人・スポーツ選手まで幅広くヘアメイクを担当する篠原奈緒子氏に、19年に発売されたコスメ商品の中から、ファンデーション・マスカラ・口紅の「ベスト3」と、アイテムを絞らない「総合ワースト3」をそれぞれお聞きした。

2019年発売の「ファンデーション」ベスト3

【1位】インテグレート「プロフィニッシュリキッド」/1,760円(税込)

 パッケージに「PRO FINISHI」と大きく書いてあるのを見て、「すっごく強気だなー!」と感じたのが第一印象。実際使ってみると、確かにPRO FINISH! ヘアメイクの仕事をしている私たちがベースメイクで出したい質感、ツヤ、透け感はまさにコレ。 厚塗り感のなさ、毛穴のカバー力も優秀で、プチプラでこの仕上がりはコスパ良すぎです! さらに、美容成分の効果で崩れにくく乾燥しにくい。買ってよかった商品です。

 また、伸びがいいので、手でバーっと伸ばすだけで美肌に。時短になってありがたいです。今、私自身の顔にもちょうどこのファンデを使っています。「肌きれいですね!」って、タレントさんたちからほめてもらえることも多いです。

【2位】コスメデコルテ「AQスキンフォルミングリキッドファンデーション」/13,200 円(税込)

 伸びがよく、仕上がりのツヤ感が上品なので、大人の女性におすすめです。ファンデをクレンジングで落としたあとの、しっとり感にも感動! 一日中美容液を肌にのせていたんじゃないかと思うような、スキンケア効果の高いファンデーションだと思います。さすが、お値段がお高いだけあります(笑)。

 下地も同じブランドのものを購入し、ライン使いしたほうがよりモチがいいです。でも、そちらもお高いです(笑)。今っぽいツヤ感かつ薄付き感が気に入っていますが、カバー力重視の方には少し物足りないかもしれません。コンシーラーとの併用で気になるところをカバーするのがおすすめ。「もとから素肌がきれいです」感を出せるファンデで、冬場の乾燥時期にもしっとり潤うので、安心して使えます。

【3位】NARS「ナチュラルラディアントロングウェア クッションファンデーション」/レフィル:5,500円 (税込)

 クッションファンデは大好きで、プライベートでも使用しているのですが、カバー力はほぼ皆無なものばかり。そこは諦めていたのですが、NARSのクッションはカバー力がしっかりあって、なのに厚塗り・ケバケバ感なし! みずみずしいしっとりした肌に仕上がる、すごいクッションファンデです。

 化粧崩れも全然せず、クッションファンデにありがちな「数時間たつとテッカテカ」という現象も起きません。19年発売のクッションファンデの中で、ダントツ一番です。使うときはスポンジでしっかり叩くようにすると◎。叩き込めば気になる毛穴も、すっかり消えてしまいますよ。


【1位】キャンメイク「クイックラッシュカーラー ブラウン」/748円(税込)

 もともと、キャンメイクのクイックラッシュカーラーの大ファンで、何本もリピート買い&仕事でも超スタメンなのですが、新作のブラウンも文句なしに良かったです。相変わらずのカールキープ力で、ビューラーをしてからこのマスカラを使えば、絶対にカールが落ちてこない。コームタイプで根元からまつげをグイッと立ち上げることも、1本1本をパラパラとらせん状に仕上げることも簡単です。

 ブラウンだと、優しくナチュラルな印象の目元に仕上がるのも良いですね。絶対パンダ目にならないし、期待を裏切らないコスパが良すぎるマスカラです。

【2位】SUQQU「アイラッシュ マスカラウォータープルーフ」/4,730円(税込)

 ウォータープルーフのマスカラは、液が重たくまつげに付きすぎてしまう商品が多い中、SUQQUの新作は繊細なセパレートまつげがつくれて、カールも落ちてこない。“ひじき感”は皆無で、ナチュラルかつ目力バッチリに仕上げることができます。

 ブラシの形状も、まつげの根元や短い毛にもしっかり付くような形で、アイラインをしっかり入れなくても、十分な目力に! まつげにツヤが出て、オシャレな感じになるのも気に入ってます。

【3位】デジャヴュ「ラッシュアップ ブラック」/1,320円(税込)

 総合的なバランスが最高で、自分の中で「殿堂入り」しているデジャヴュのマスカラの新作。形状の細いブラシが大好きなので、「待ってました!」という感じでした。ブラシが細いので短い毛にも塗りやすく、まぶたや目頭など、液が肌についてしまう悩みもなくなります。一重や奥二重の方も塗りやすいと思いますよ。

 そして相変わらず、ナチュラルかつロングなまつげを表現できるし、にじまない。ただ、カールキープ力がもう少しあると最高なんだけどな〜と思います。とはいえ、お湯で落ちるタイプは、落とすのも楽でいいですよね。下まつげが少なくて悩んでる方は特に、このマスカラを使えば産毛が際立って、本物の下まつげに見えるはず。


【1位】RMK「リップスティックコンフォート マットフィット 07」/3,850円(税込)

 タレントさんからオレンジのリップをリクエストされることが多くなった19年、一番活躍した商品です。オレンジリップって、特にマットなタイプは絵の具を塗ったような印象になってしまい、自然に見せるのが難しいと感じていたのですが、これは少しベージュを感じるカラーで、大人でも安心して使えるカラー。マットなのに乾燥しないところも◎。肌が明るく、ヘルシーに見えますよ!

【2位】イヴ・サンローラン「ヴォリュプテプランプインカラー 08」/4,730円(税込)

 「口紅とプランパーが1本になっているって、めちゃめちゃ新しい!」と、発売したときに感じました。パープル系のリップでは、これが一番お気に入りです。スースー感が気持ちよく、ぷっくり感のある女性らしい唇に仕上がるので、とっても気に入っています。ツヤ感がかわいくて、縦シワをカバーしてくれるのも高ポイント。黒のハートがリップ配されたデザインもかわいくて、テンションが上がるコスメです!

 1度塗りでもしっかり発色しますが、重ね塗りすると唇が強調されて、リップを主役にしたメイクが楽しめます。細かいパールが入っていて、パープルにありがちな“オバケ感”が出ない。使用感はリップクリームみたいな軽さです。

【3位】メークソリューション「リッププランパー ミント」/1,320円(税込)



 プチプラのリッププランパーの中でも唇ぷっくり効果が高く、つけてからずっと潤うところが気に入っています。唇が薄いピンクに発色してぷるぷるになるので、“若見え”の効果もあると思います。口紅の上に塗るとほのかなブルー味がのって、今っぽい印象にもなりますよ。個人的には、メイク前にこれを塗っておいて、仕上げに口紅をのせるという使い方もよくしています。

 ティント効果もあるので、なかなか口紅を塗り直せない環境でも活躍してくれます。口紅が取れてしまっても、ティントの色が残るので、途端に顔色が悪くなる……といった悲しいことも起きません。また、細菌の繁殖が特に気になるアイテムであるリップは、この商品のようにヘラで塗るようなタイプだと、使用後に液をきれいに拭き取ることができて、清潔な状態で使用できるのも高評価です。


【1位】ラブ・ライナー「ペンシル 限定ディズニーデザイン」/1,320円(税込)

 ディズニーアニメ『アラジン』とのコラボパッケージがかわいかったのと、同ブランドのリキッドアイライナーが好きなので、ペンシルタイプを購入。店頭でテスターを試した際、描きやすくとても気に入ったのですが、実際使用してみると、とにかく落ちてしまう……。目の下が真っ黒のパンダ目になり、とても残念でした。

 ペンシルタイプで描きやすい、かつ落ちにくいアイライナーを探していますが、19年もなかなかしっくりくるコスメに出会えなかった気がします。私がわがまますぎるのかなあ〜(泣)。

【2位】エクセル「リアルクローズシャドウ CS06」(限定色)/1,650円(税込)



 お店のテスターで試したときはかわいいと思ったのですが、実際に使ってみると、どうも顔が疲れたような印象になってしまうアイシャドーパレットでした。おそらく、ブルー味やグレー味のせいでそう見えるのだと思います。ちょっとゾンビっぽい顔になってしまいました。

 この商品はピンク系の色味が中心ですが、やっぱり、ピンクを付ける時はヘルシーで若々しい印象になりたいもの。右上のシルバーも、光り方が一昔前な印象で、“バブリー感”が出てしまいました。ピンク系をお求めなら、新色のCS07がおすすめですよ。

【3位】UZU「モテマスカラ クリアー」/1,980円(税込)



 モテマスカラシリーズは大好きで、ずっと愛用させてもらっています。19年にブランドがリニューアルし、クリアタイプも新たに出て、使うのを楽しみにしていました。

 ほかのブランドのクリアマスカラは、クリアと言いつつ少し白っぽさがあって微妙なのですが、これは本当にクリア。でも、期待して使用したところ、繊維が重たくてカールがキープできない……。クリアマスカラには一番「キープ力」を求めている私にとって、がっかりなコスメになってしまいました。ブラックのマスカラは、相変わらず良かったのですが。

2020年、注目のメイクグッズやブームの予感がするスタイルは?

 
“高機能”を備えたコスメがもっともっと出てくると思います。例えば、「塗るだけでリフトアップ」「カバーと同時にシミ自体もケア」など。また、ナチュラル系コスメの品質の進化が止まらないので、デパコスとの境目がなくなりそうですね。高発色で肌にやさしい成分のナチュラルコスメは、もっと定番になっていきそうです。

 また、“肌づくり”にこだわる方が増えてくると思います。アイメイクやリップメイクを一生懸命やっても、肌の見え方がイマイチだと、どうしても決まらない。そこに気づく方が増えているので、“肌づくりブーム”が来るかもしれませんね。スポンジやブラシなどのベースメイク用道具も、プロユースだったものを一般の方がこだわって使うようになる気がします。

 スタイルでいうと、近年は「モテ系メイク」がずっと主流でしたが、もう少し「かっこいいメイク」がはやってくると思います。海外では、今まさに人気になっているメイクで、東京オリンピックと一緒に日本にもやってきそう! また、男性がメイクをすることも普通になるのでは。男性用のBBクリームやスキンケアが、今どんどん売り上げを伸ばしているんです。男性がメイクすることへの拒否反応も、次第に薄れていくと思います。

“整形男子”アレン、ボトックスでとんでもないことに? 2019年「美容整形の反省ベスト3」を発表!

――2019年もあとわずかで終了。芸能界、政界、スポーツ界、あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、美容整形にかけた費用の総額は9500万円以上という「整形男子」アレンさんが登場。“究極の美”を追い求め続ける姿に多くのファンが魅了され、ブログやSNSで発信される美容情報も注目の的なっていますが、今回は“年末の大反省会”と称し、ご本人に2019年「美容整形の反省点ベスト3」をお聞きしました。

アレンが振り返る、2019年「美容整形の反省点」ベスト3

【1位】
眉のキワへの「額ボトックス」で、ゴリラっぽい表情に!?

理由:人間誰しも、眉を上げると額にしわが寄りますけど、額ボトックスは、それが徐々に“刻まれていく”のを予防するために打つもの。僕は彫りを深く見せるため、眉毛のところにプロテーゼを入れるというかなりイレギュラーな手術をしている都合上、額に変なしわの寄り方がしてしまい、それがどうしても気になっていたんです。

 そこで、医師に「しわができる額の眉に近い部分にボトックスを打ってほしい!」とお願いしたところ、「額の下側に打つと、筋肉が落ちて、目つきが悪く見えたり、二重幅がおかしくなったりして、ゴリラっぽくなるかもしれません」と言われてしまい……でもそのリスクも加味した上で、ギリギリのラインで打っていただきました。そうしたら、案の定がっつり額が下がってしまって! 今、二重幅が左右非対称になっていて、番組収録の際、メイクさんにアイプチをしてもらいましたよ。ファンの子や周囲の方からは「男らしくなりましたね」「アレンの男っぽい表情が見られてうれしい」なんて声をかけていただきましたが、「先生の言うことはもっとしっかり聞くべきだった!」と反省していますね。ボトックスは3~4カ月で吸収されるので、それまで我慢です。

【2位】
「唇ヒアルロン酸」でガッサガサ! とんでもないことに!!

理由:僕は唇に強いこだわりがあって、日本の男性の中で一番美しくセクシーな唇をしているんじゃないかなって思っています。日本は唇が薄い方がいいという価値観が根強いですけど、唇は顔の中で唯一のセクシーポイント。海外のセレブリティは、みんな唇が分厚くてセクシーですし、僕はこの唇は、相当な時間とお金をかけて作り込んでいるんです。ついこの前も、ヒアルロン酸を注入したんですが、医師からカウンセリングの時点で「まだパンパンにヒアルロン酸が入っているから、これ以上やると、ビューッと出てきちゃうかも。ただ、無理くり入れればできないこともないから、入れてみる?」と言われ、お願いしました。内心「『入れてみる?』じゃなくて、入れなきゃダメでしょ!」なんて思っていましたけどね(笑)。

 そうして注入してもらったわけですが、その後、唇が想像を絶するくらいガッサガサになってしまったんです! なんでも、粘膜である唇は水分の保持量が多い部位なのですが、ヒアルロン酸が唇内の水分を閉じ込めてしまうらしく……表面がひどく乾燥してカチコチになり、皮はめくれるは血は出るはで、もうとんでもないことになりましたよ! ただ、こうした状態になるのは、本来の唇の厚さに対し、倍以上もの多量のヒアルロン酸を注入した場合だそうです。ちゃんとケアしないと、2~3週間その状態が続くそうで、ずっとワセリンを塗っていました。もう到底リップでは補いきれないような乾燥でしたね。無理くりヒアルロン酸を入れるのはダメ、ほどほどにしなきゃと反省しました。

【3位】
どハマりして莫大な金額を投入した「脂肪冷却」、数回で劇的に痩せるのは難しそう!?

理由:今年一番どハマりして、莫大な金額を使った脂肪冷却。これは、脂肪を凍らせて脂肪細胞を減少させるという痩身治療なんですが、結構、個人差があるのかなと……。というのも、ぶっちゃけた話、僕の場合は、1回の費用が高額だけど、その割に脂肪が減る量が少なく感じ、「数回で劇的に痩せるのは難しそう……」と思いました。照射する部位やサイズによって異なるものの、大きいサイズ2カ所に照射してもらうと、平均的に8~10万円くらいかかる印象。ファンの方からは「これだったら脂肪吸引の方が早いのでは?」なんて声も届きましたね。

 脂肪吸引は、死亡事故が報告されているほか、ダウンタイムが1カ月以上かかったり、皮膚がデコボコする危険があったり、金額が100万円以上かかることもザラ。加えて、医師の技術力によって治療後に差が出やすいとも言われています。しかし、脂肪冷却に比べ、「やった瞬間から劇的に細くなる」のは事実なんですよ! 先ほども触れたように、「脂肪冷却1回でものすごく変わった」と言っていたファンの方もいたので個人差はあるのでしょうし、女性は男性に比べて、脂肪が柔らかいと聞くので、それで効果が出やすいというのもあるかもしれませんね。「この施術は、自分に合うものかどうか」もしっかり見極めていければと思います。

ファンの方に「新しい自分」を見せられるようになったこと
 僕は20歳でデビューさせていただいたんですが、「整形男子」として、ビジュアルで売り出していたんです。なので、「キレイ売り」から抜け出せず、美しく作り込まれた自分しか表に出す勇気がなかった。具体的に言うと、「アレンってトイレとかいかなさそう」「下ネタなんて言わなさそう」みたいなイメージが売りで、「大笑いしない」などのルールを自分に課していたわけです。でも、それを払しょくして、ありのままの自分――“面白い自分”を出せるようなったのが、2019年。

 しかもそれを、多くの人に楽しんでもらえたのがうれしかったですね。自分のありのままの体験談を語った動画をTwitterに載せたところ、20万回再生を記録したり、「SPA!」(扶桑社)の「裏 流行語大賞」の「二丁目編」で、僕の「見くびらないで!」が1位に輝いたり。幅広い層の方に僕のことを見ていただけました。

2020年、チャレンジしたい整形は?

鼻をビックリする高さにしたい!
 ずっと鼻の高さがコンプレックスで、いまシリコンを2枚重ねにして入れるという、かなり“あり得ないこと”をしているんですが、個人的にはまだ満足できていません。前々から「もっともっと高くしたい!」「再手術したい!」と思い続けているものの、整形を繰り返すことで鼻が壊死してしまったというニュースを見かけ、なかなか挑戦できずにいたんです。でも来年、もう一回先生にお願いして、もっと鼻が高くなるシリコンに入れ替えたいなと思っています。“ビックリする高さ”にしたいですね。あと、26歳になったので、アンチエイジング。リフトアップに力を入れたいですね。もう糸は大量に入れていますけど(笑)、もう一回入れて、引き上げたい! これから年を重ねて27、28歳になっていくと、老化してくるじゃないですか……アラサーって自分には関係ないと思ってたんですけど、アラサーの皆さんに勇気と希望を与えられる存在になりたいですね。

アレン(あれん)
「全身の整形総額1500万円以上」「ミステリアスな私生活」が話題となり、『私の何がイケないの?』(TBS系)で特集を組まれ、【日本一の謎の整形男子】としてデビュー、タレント活動をスタートする。現在では、さまざまなメディアで、自身の実体験に基づいたさまざまな美容情報を発信。【究極の美の先駆者】としての美意識は、多くのファンを魅了している。
公式ブログ
公式Twitter
公式インスタグラム

“整形男子”アレン、ボトックスでとんでもないことに? 2019年「美容整形の反省ベスト3」を発表!

――2019年もあとわずかで終了。芸能界、政界、スポーツ界、あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、美容整形にかけた費用の総額は9500万円以上という「整形男子」アレンさんが登場。“究極の美”を追い求め続ける姿に多くのファンが魅了され、ブログやSNSで発信される美容情報も注目の的なっていますが、今回は“年末の大反省会”と称し、ご本人に2019年「美容整形の反省点ベスト3」をお聞きしました。

アレンが振り返る、2019年「美容整形の反省点」ベスト3

【1位】
眉のキワへの「額ボトックス」で、ゴリラっぽい表情に!?

理由:人間誰しも、眉を上げると額にしわが寄りますけど、額ボトックスは、それが徐々に“刻まれていく”のを予防するために打つもの。僕は彫りを深く見せるため、眉毛のところにプロテーゼを入れるというかなりイレギュラーな手術をしている都合上、額に変なしわの寄り方がしてしまい、それがどうしても気になっていたんです。

 そこで、医師に「しわができる額の眉に近い部分にボトックスを打ってほしい!」とお願いしたところ、「額の下側に打つと、筋肉が落ちて、目つきが悪く見えたり、二重幅がおかしくなったりして、ゴリラっぽくなるかもしれません」と言われてしまい……でもそのリスクも加味した上で、ギリギリのラインで打っていただきました。そうしたら、案の定がっつり額が下がってしまって! 今、二重幅が左右非対称になっていて、番組収録の際、メイクさんにアイプチをしてもらいましたよ。ファンの子や周囲の方からは「男らしくなりましたね」「アレンの男っぽい表情が見られてうれしい」なんて声をかけていただきましたが、「先生の言うことはもっとしっかり聞くべきだった!」と反省していますね。ボトックスは3~4カ月で吸収されるので、それまで我慢です。

【2位】
「唇ヒアルロン酸」でガッサガサ! とんでもないことに!!

理由:僕は唇に強いこだわりがあって、日本の男性の中で一番美しくセクシーな唇をしているんじゃないかなって思っています。日本は唇が薄い方がいいという価値観が根強いですけど、唇は顔の中で唯一のセクシーポイント。海外のセレブリティは、みんな唇が分厚くてセクシーですし、僕はこの唇は、相当な時間とお金をかけて作り込んでいるんです。ついこの前も、ヒアルロン酸を注入したんですが、医師からカウンセリングの時点で「まだパンパンにヒアルロン酸が入っているから、これ以上やると、ビューッと出てきちゃうかも。ただ、無理くり入れればできないこともないから、入れてみる?」と言われ、お願いしました。内心「『入れてみる?』じゃなくて、入れなきゃダメでしょ!」なんて思っていましたけどね(笑)。

 そうして注入してもらったわけですが、その後、唇が想像を絶するくらいガッサガサになってしまったんです! なんでも、粘膜である唇は水分の保持量が多い部位なのですが、ヒアルロン酸が唇内の水分を閉じ込めてしまうらしく……表面がひどく乾燥してカチコチになり、皮はめくれるは血は出るはで、もうとんでもないことになりましたよ! ただ、こうした状態になるのは、本来の唇の厚さに対し、倍以上もの多量のヒアルロン酸を注入した場合だそうです。ちゃんとケアしないと、2~3週間その状態が続くそうで、ずっとワセリンを塗っていました。もう到底リップでは補いきれないような乾燥でしたね。無理くりヒアルロン酸を入れるのはダメ、ほどほどにしなきゃと反省しました。

【3位】
どハマりして莫大な金額を投入した「脂肪冷却」、数回で劇的に痩せるのは難しそう!?

理由:今年一番どハマりして、莫大な金額を使った脂肪冷却。これは、脂肪を凍らせて脂肪細胞を減少させるという痩身治療なんですが、結構、個人差があるのかなと……。というのも、ぶっちゃけた話、僕の場合は、1回の費用が高額だけど、その割に脂肪が減る量が少なく感じ、「数回で劇的に痩せるのは難しそう……」と思いました。照射する部位やサイズによって異なるものの、大きいサイズ2カ所に照射してもらうと、平均的に8~10万円くらいかかる印象。ファンの方からは「これだったら脂肪吸引の方が早いのでは?」なんて声も届きましたね。

 脂肪吸引は、死亡事故が報告されているほか、ダウンタイムが1カ月以上かかったり、皮膚がデコボコする危険があったり、金額が100万円以上かかることもザラ。加えて、医師の技術力によって治療後に差が出やすいとも言われています。しかし、脂肪冷却に比べ、「やった瞬間から劇的に細くなる」のは事実なんですよ! 先ほども触れたように、「脂肪冷却1回でものすごく変わった」と言っていたファンの方もいたので個人差はあるのでしょうし、女性は男性に比べて、脂肪が柔らかいと聞くので、それで効果が出やすいというのもあるかもしれませんね。「この施術は、自分に合うものかどうか」もしっかり見極めていければと思います。

ファンの方に「新しい自分」を見せられるようになったこと
 僕は20歳でデビューさせていただいたんですが、「整形男子」として、ビジュアルで売り出していたんです。なので、「キレイ売り」から抜け出せず、美しく作り込まれた自分しか表に出す勇気がなかった。具体的に言うと、「アレンってトイレとかいかなさそう」「下ネタなんて言わなさそう」みたいなイメージが売りで、「大笑いしない」などのルールを自分に課していたわけです。でも、それを払しょくして、ありのままの自分――“面白い自分”を出せるようなったのが、2019年。

 しかもそれを、多くの人に楽しんでもらえたのがうれしかったですね。自分のありのままの体験談を語った動画をTwitterに載せたところ、20万回再生を記録したり、「SPA!」(扶桑社)の「裏 流行語大賞」の「二丁目編」で、僕の「見くびらないで!」が1位に輝いたり。幅広い層の方に僕のことを見ていただけました。

2020年、チャレンジしたい整形は?

鼻をビックリする高さにしたい!
 ずっと鼻の高さがコンプレックスで、いまシリコンを2枚重ねにして入れるという、かなり“あり得ないこと”をしているんですが、個人的にはまだ満足できていません。前々から「もっともっと高くしたい!」「再手術したい!」と思い続けているものの、整形を繰り返すことで鼻が壊死してしまったというニュースを見かけ、なかなか挑戦できずにいたんです。でも来年、もう一回先生にお願いして、もっと鼻が高くなるシリコンに入れ替えたいなと思っています。“ビックリする高さ”にしたいですね。あと、26歳になったので、アンチエイジング。リフトアップに力を入れたいですね。もう糸は大量に入れていますけど(笑)、もう一回入れて、引き上げたい! これから年を重ねて27、28歳になっていくと、老化してくるじゃないですか……アラサーって自分には関係ないと思ってたんですけど、アラサーの皆さんに勇気と希望を与えられる存在になりたいですね。

アレン(あれん)
「全身の整形総額1500万円以上」「ミステリアスな私生活」が話題となり、『私の何がイケないの?』(TBS系)で特集を組まれ、【日本一の謎の整形男子】としてデビュー、タレント活動をスタートする。現在では、さまざまなメディアで、自身の実体験に基づいたさまざまな美容情報を発信。【究極の美の先駆者】としての美意識は、多くのファンを魅了している。
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CUBERS・末吉9太郎が自ら選ぶ! お気に入りの「オタクあるある動画」ベスト3発表!!

――2019年もあとわずかで終了。芸能界、政界、スポーツ界、あらゆる世界で激動続きだったこの1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、「オタクあるある動画」がSNSで累計1.5億回以上再生されるなど、いま大注目を浴びている5人組ボーイズグループ・CUBERSの末吉9太郎さんが登場。アイドルオタク「よしえ」に扮した9太郎さんが、さまざまなシチュエーションでの「オタクあるある」を表現する動画は、今年多くの人々の爆笑と共感をかっさらい、「よしえ」の決め台詞「それなー!」もブームになっている中、果たしてご本人が選ぶお気に入り動画ベスト3とは?

■末吉9太郎が選ぶ! お気に入り“オタクあるある動画”ベスト3
【1位】
「MCで推しが昔の話題を出した時に大袈裟に笑って周りにマウントを取る古参オタク」

理由:そんなに言わなきゃいけない台詞もなく、撮ってる最中もただ楽しんで撮れました。撮り終えて、自分で動画を確認した時もゲラゲラ笑っちゃって、つられ笑いもしたし、こういうオタクいるし、一番お気に入りですね。定期的に見ます。

【2位】
「推しグループのMVが公開されて優勝するオタク」

理由:スクショ祭はオタクなら全員やる! 僕もやる! MVが公開されたら全オタクが優勝するので、この動画は我ながらお気に入りです! スクショの音がちゃんと入ってるのも可愛い。

【3位】
「ツイッターで繋がってるオタクに現場で初めて会ったオタク」

理由:とにかく数字が伸びた(笑)。「11万いいね」はとってもびっくりしました! 沸いたー! 指原(莉乃)さんがリツイートしてくれたのもこの動画で、通知欄に指原さんの名前を見つけた時は手が震えました。ライブハウスでお馴染みのLIQUIDROOM前っていうのもポイントです。

まだ世に出していない「よしえ」のマル秘設定は?
 CDもめちゃめちゃ積むし、いつも強気でマウントも取るし、現場ではオタクたちのお姉さん的存在だけど、推しに干されてこっそり家で1人泣いてることもあります。

■2019年のベストニュースは?
◎世間のニュース
カントリー・ガールズ活動休止
 嗣永桃子さんが愛を持って育ててきたグループが活動休止してしまう、こんな寂しく切なく悲しいことはないなと。この発表がされてから、数日間「VIVA!!薔薇色の人生」をずっと聞いていたんですが、カントリーのメンバーの皆さん、卒業されていったメンバーの皆さんには1人残らず全員、幸せになってほしいなと思います。

◎個人のニュース
ほぼほぼモーニング娘。としてメジャーデビュー!!
 つんくさんの楽曲、夏まゆみ先生の振り付けでメジャーデビュー。ほぼほぼモーニング娘。としてデビューできて、とてもうれしいです。

■2020年に制作してみたい“動画”は?
 最近、マウントを取る系の動画をあまり上げていなくて、やったにしてもソフトなマウントなんで、がっつりこてこてにマウントを取る動画は撮りたいですねぇ(笑)。

末吉9太郎(すえよし・きゅうたろう)
5人組ボーイズグループ・CUBERSメンバー。ハロー!プロジェクトの大ファンで、アイドルにあこがれ続けたものの、オーディションに 8 年間落選、しかし、ついに念願かなって合格し、CUBERSとして活動を開始。特技はピアノ弾き語り、自撮り、お絵かき。2020年の予定は「企画でMVPを獲って、ソロ曲を制作してもらえるになりました! お楽しみにー! それなー!」(9太郎さん)とのことで、今後も目が離せない。

CUBERS公式サイト(http://cubers.jp/)
末吉9太郎公式Twitter(https://twitter.com/9taro_cubers)
YouTubeチャンネル「9太郎の9ちゃん動画」(https://www.youtube.com/channel/UC-gb0FmFMDjNT17XXEPOC-Q/featured)

「一線越えたら即逮捕」「チケットで熱意が試される」!? 海外遠征で知っておきたい“オタク知識”

 “推し”のために何度も海外遠征をしている、K-POPファンとサッカーファンを招き行われた“オタク談義”。前編では、オタ活ならではの旅トラブルや、「わざわざ行く」からこそ得られる経験について語っていただいた。後編では、さらに具体的なオタ活事情、日本と海外の違いが話題となった。

【出席者】
カナコさん……アラフォー、既婚。K-POPアイドルにハマり、韓国に数えきれないほどの渡航歴アリ。2009年頃、洋楽好きな友達の勧めでK-POPを聴くようになり、その後、現在の推しが韓国でデビュー。13年頃に「この子しかいないっ!」と開眼してから、頻繁に遠征するようになった。なお、“推し”の名前は非公開。
しんいちさん……1974年生まれの45歳、既婚。サッカー日本代表や、Jリーグチーム・FC東京のサポーターとして海外に遠征。95年に「アンブロ・カップ」という国際親善大会のため、“聖地”と呼ばれるイギリスのウェンブリー・スタジアムに行ったのが初めての海外遠征。アニメやゲームも好きで、海外で行われる「アニメコンベンション」に参加することもある。

「言葉を間違えたら恥ずかしい」とは思わなくていい!

――海外遠征に行こうと思っても、なかなか一歩踏み出せない理由として、「言葉の壁」は大きいのではないかと思います。お二人はその点、どう克服しましたか?

カナコさん 私はK-POPにハマってから、韓国語を勉強しています。週に1回、先生のレッスンを受ける程度ですけどね。最初は「推しを見ているうちに自然と覚えちゃった!」って時期もあったんですが、それでは飽き足らず……。というか、言葉がわからないと、現場で“交渉”できないんですよ。

――何を交渉するんですか?

カナコさん 参加するイベントが毎回ちゃんとした運営だとは限らないという事情もあり(笑)、その場で概要が説明されるとか、列に並ばされたはいいけど、その後どうなるかわからないとか、結構あるんです。説明が理解できないとスタッフさんも困るし、何より自分が損をしちゃう。私の場合、韓国語がわかったから、足を運べるようになったというイベントもあります。

――しんいちさんは、英語圏に遠征することが多そうですが、言葉について不自由はないですか?

しんいちさん 最初に行ったイギリスでは、しばらく滞在するうちに耳が英語に慣れて、だんだん聞き取れるようになったんです。「よっしゃ~、だいぶ慣れたぞ~!」と安心していた頃にリヴァプールへ行ったら、もう、同じ英語とは思えないぐらい訛ってて(笑)。ちっとも聞き取れなかった経験がありますね。

 でもひとつ言っておきたいのは、向こうからしたら「外国語を話してるだけエライ!」「コミュニケーションをとろうとしてるだけでスゴイ!」って感じなので、「間違えたら恥ずかしい」とかは、本当に考えなくていい(笑)。物おじしないで話してみると案外通じますし、自然と度胸もつきますよ。

カナコさん 最初のうちは、言葉が通じなくて四苦八苦するのも、いい思い出になるんじゃないでしょうか。そこは覚悟してトライしてほしいですね。

――日本でも海外でも、オタ活に必要なものといえば、やっぱり“チケット”です。お二人は、どのように手配しているんですか?

しんいちさん サッカーの場合は、クラブチームから直接買うのが一番確実ですね。海外の試合であれば、オフィシャルツアーも組まれるはずなので、航空券・ホテル・試合のチケットがすべて一括で手配できるし、周りも日本人サポーターばかりなので、初心者にはオススメです。あとは国にもよるんですけど、オフィシャルツアーじゃないと入国できないパターンもあります。中東は特に大変で、入国するためのビザがなかなか下りないこともありますね。

 だけど、トーナメント戦の場合は、勝ち進んでみないと、どこで試合があるかわからないんですよ。トーナメントで当たった国によって、試合の開催国が変わったりするので。だからもう、先に「この日に日本とこの国が試合をやるハズだから、会場は多分ここになるだろう」とか予想して、航空券やホテルの情報を先に調べたり……。

――それってもはや“賭け”じゃないですか。

しんいちさん とはいえ海外試合の場合だと、チケットが完売しちゃうことって、そうそうないです。ワールドカップなんかはもちろん別ですが、よほどのビッグマッチじゃない限り、普通は売り切れないんですよ。もちろん海外まで行くんですから、なるべく事前に手配できるものは手配したほうが安心ですけど、会場に入るチケットだけなら、結構なんとかなっちゃうんじゃないかな? 海外出張のついでに現地でサッカー観戦、みたいなことをしている友達もいますよ。

――K-POPのチケット事情はどうですか?

カナコさん 韓国は今、“本人確認ブーム”の嵐が吹き荒れていて……。今回のミュージカルも結構、本人確認のルールが厳しいんです。昔は当日券でなんとかなることもあったんですけど、今は難しいですね。外国人がチケットを買う場合、パスポートの確認が必要ってこともあるし。そもそも、「外国人は買えません」っていうチケットもあります。韓国って住民登録番号(RNN)と携帯電話の番号などが全部ひもづいていて、外国人っていうだけですごく購入のハードルが上がるんですよね。

――今回のミュージカルのチケットは、どうやって手配したんですか?

カナコさん 外国人向けのグローバルサイトがあるので、そこで買いました。韓国って座席は“早い者勝ち”のものが多いので、チケットの発売日には、熱心なファンがネットカフェの高速回線を使って買ったりするんです(笑)。そういう点では、ある程度努力すればいい席を取れる可能性があるので、日本の抽選式よりは、熱意が試されてるかもしれませんね。

――海外の現場に行ってみてわかる、「日本のここが好き」「海外ってすごい」というポイントはありますか?

しんいちさん 僕が感じるのは、日本のホスピタリティの良さ。海外のスタジアムに行くとわかるんですけど、スタジアムのホスピタリティって、圧倒的に日本が良いんですよ。そりゃもう、ズバ抜けて良いんです(笑)。海外はほったらかしというか、自由にしていられるんだけど、越えちゃいけない一線がそれぞれの場所であって。それを越えたらもう、注意じゃなくて「即、逮捕!」みたいな感じなんです。スタジアムに入ってから、大勢の警察官に囲まれた中で応援する……みたいな国もありました。

――怖っ! “一発レッドカード”ってことですか!?

しんいちさん もちろん、普通にしていれば怖い目に遭うことなんてないですよ。でも、調子に乗っているとヤバイ。国によっては、警察官が一般市民に本当に銃向けますからね。あとアジア圏だと、スポーツと政治を絡めたがる人たちがいます。一目で国がわかるユニフォームを着て街を歩いていると、ちょっかい出されることとか……。そういう時は、「日本ってやっぱり平和なんだな」と思いますね。

カナコさん 私は、日本では体験できないことや知り得ないことを知る、違う文化に触れられるのが、単純に楽しいです。K-POPは韓国のアイドルと言いつつ、香港や台湾にアジアツアーもするし、コンサートやイベント会場には、世界各国からファンが集まるんですよ。あと最近は、中国のエンターテインメントがすごい勢いだなって思います。K-POPファンの中でも、感覚の鋭い人はもう、中国のアイドルに移っていたり。

――そういうファンの方って、アジア圏のアイドルをどんどん深めていく感覚なんですか?

カナコさん というよりも、今一番“新しいもの”が好きなんじゃないかな? K-POPって、昔はマニアックな趣味というか、アジアのちょっと珍しい面白いもの・キッチュなもの、っていう感じで受け取られていたと思うんですけど、今はむしろトレンドの最先端になっているじゃないですか。K-POPのファンは、K-POPがどんどん発展して、洗練されていくのをずっと目の当たりにしてきたんです。そうやって、韓国や中国のエンターテインメントが恐ろしい勢いで発達しているのを見て、ファンは楽しんでいるんだと思います。それと同時に、日本の文化やエンターテインメントがどんどん古く・つまらなくなっているのを、かなり前から肌で感じていたんじゃないでしょうか。

しんいちさん “新しいもの好き”な人が国内のエンタメに満足できなくなっているというのは、正直すごく感じます。

カナコさん これからグローバル化が進んでいくことを考えると、日本の中で一生懸命に新しいことや楽しいものを探さなくてもいいのでは、と思います。世界中を見渡しながら、「今は何が一番新しくて、面白いのかな?」という視点で、“推し”を探す人が増えるかもしれませんね。

「一線越えたら即逮捕」「チケットで熱意が試される」!? 海外遠征で知っておきたい“オタク知識”

 “推し”のために何度も海外遠征をしている、K-POPファンとサッカーファンを招き行われた“オタク談義”。前編では、オタ活ならではの旅トラブルや、「わざわざ行く」からこそ得られる経験について語っていただいた。後編では、さらに具体的なオタ活事情、日本と海外の違いが話題となった。

【出席者】
カナコさん……アラフォー、既婚。K-POPアイドルにハマり、韓国に数えきれないほどの渡航歴アリ。2009年頃、洋楽好きな友達の勧めでK-POPを聴くようになり、その後、現在の推しが韓国でデビュー。13年頃に「この子しかいないっ!」と開眼してから、頻繁に遠征するようになった。なお、“推し”の名前は非公開。
しんいちさん……1974年生まれの45歳、既婚。サッカー日本代表や、Jリーグチーム・FC東京のサポーターとして海外に遠征。95年に「アンブロ・カップ」という国際親善大会のため、“聖地”と呼ばれるイギリスのウェンブリー・スタジアムに行ったのが初めての海外遠征。アニメやゲームも好きで、海外で行われる「アニメコンベンション」に参加することもある。

「言葉を間違えたら恥ずかしい」とは思わなくていい!

――海外遠征に行こうと思っても、なかなか一歩踏み出せない理由として、「言葉の壁」は大きいのではないかと思います。お二人はその点、どう克服しましたか?

カナコさん 私はK-POPにハマってから、韓国語を勉強しています。週に1回、先生のレッスンを受ける程度ですけどね。最初は「推しを見ているうちに自然と覚えちゃった!」って時期もあったんですが、それでは飽き足らず……。というか、言葉がわからないと、現場で“交渉”できないんですよ。

――何を交渉するんですか?

カナコさん 参加するイベントが毎回ちゃんとした運営だとは限らないという事情もあり(笑)、その場で概要が説明されるとか、列に並ばされたはいいけど、その後どうなるかわからないとか、結構あるんです。説明が理解できないとスタッフさんも困るし、何より自分が損をしちゃう。私の場合、韓国語がわかったから、足を運べるようになったというイベントもあります。

――しんいちさんは、英語圏に遠征することが多そうですが、言葉について不自由はないですか?

しんいちさん 最初に行ったイギリスでは、しばらく滞在するうちに耳が英語に慣れて、だんだん聞き取れるようになったんです。「よっしゃ~、だいぶ慣れたぞ~!」と安心していた頃にリヴァプールへ行ったら、もう、同じ英語とは思えないぐらい訛ってて(笑)。ちっとも聞き取れなかった経験がありますね。

 でもひとつ言っておきたいのは、向こうからしたら「外国語を話してるだけエライ!」「コミュニケーションをとろうとしてるだけでスゴイ!」って感じなので、「間違えたら恥ずかしい」とかは、本当に考えなくていい(笑)。物おじしないで話してみると案外通じますし、自然と度胸もつきますよ。

カナコさん 最初のうちは、言葉が通じなくて四苦八苦するのも、いい思い出になるんじゃないでしょうか。そこは覚悟してトライしてほしいですね。

――日本でも海外でも、オタ活に必要なものといえば、やっぱり“チケット”です。お二人は、どのように手配しているんですか?

しんいちさん サッカーの場合は、クラブチームから直接買うのが一番確実ですね。海外の試合であれば、オフィシャルツアーも組まれるはずなので、航空券・ホテル・試合のチケットがすべて一括で手配できるし、周りも日本人サポーターばかりなので、初心者にはオススメです。あとは国にもよるんですけど、オフィシャルツアーじゃないと入国できないパターンもあります。中東は特に大変で、入国するためのビザがなかなか下りないこともありますね。

 だけど、トーナメント戦の場合は、勝ち進んでみないと、どこで試合があるかわからないんですよ。トーナメントで当たった国によって、試合の開催国が変わったりするので。だからもう、先に「この日に日本とこの国が試合をやるハズだから、会場は多分ここになるだろう」とか予想して、航空券やホテルの情報を先に調べたり……。

――それってもはや“賭け”じゃないですか。

しんいちさん とはいえ海外試合の場合だと、チケットが完売しちゃうことって、そうそうないです。ワールドカップなんかはもちろん別ですが、よほどのビッグマッチじゃない限り、普通は売り切れないんですよ。もちろん海外まで行くんですから、なるべく事前に手配できるものは手配したほうが安心ですけど、会場に入るチケットだけなら、結構なんとかなっちゃうんじゃないかな? 海外出張のついでに現地でサッカー観戦、みたいなことをしている友達もいますよ。

――K-POPのチケット事情はどうですか?

カナコさん 韓国は今、“本人確認ブーム”の嵐が吹き荒れていて……。今回のミュージカルも結構、本人確認のルールが厳しいんです。昔は当日券でなんとかなることもあったんですけど、今は難しいですね。外国人がチケットを買う場合、パスポートの確認が必要ってこともあるし。そもそも、「外国人は買えません」っていうチケットもあります。韓国って住民登録番号(RNN)と携帯電話の番号などが全部ひもづいていて、外国人っていうだけですごく購入のハードルが上がるんですよね。

――今回のミュージカルのチケットは、どうやって手配したんですか?

カナコさん 外国人向けのグローバルサイトがあるので、そこで買いました。韓国って座席は“早い者勝ち”のものが多いので、チケットの発売日には、熱心なファンがネットカフェの高速回線を使って買ったりするんです(笑)。そういう点では、ある程度努力すればいい席を取れる可能性があるので、日本の抽選式よりは、熱意が試されてるかもしれませんね。

――海外の現場に行ってみてわかる、「日本のここが好き」「海外ってすごい」というポイントはありますか?

しんいちさん 僕が感じるのは、日本のホスピタリティの良さ。海外のスタジアムに行くとわかるんですけど、スタジアムのホスピタリティって、圧倒的に日本が良いんですよ。そりゃもう、ズバ抜けて良いんです(笑)。海外はほったらかしというか、自由にしていられるんだけど、越えちゃいけない一線がそれぞれの場所であって。それを越えたらもう、注意じゃなくて「即、逮捕!」みたいな感じなんです。スタジアムに入ってから、大勢の警察官に囲まれた中で応援する……みたいな国もありました。

――怖っ! “一発レッドカード”ってことですか!?

しんいちさん もちろん、普通にしていれば怖い目に遭うことなんてないですよ。でも、調子に乗っているとヤバイ。国によっては、警察官が一般市民に本当に銃向けますからね。あとアジア圏だと、スポーツと政治を絡めたがる人たちがいます。一目で国がわかるユニフォームを着て街を歩いていると、ちょっかい出されることとか……。そういう時は、「日本ってやっぱり平和なんだな」と思いますね。

カナコさん 私は、日本では体験できないことや知り得ないことを知る、違う文化に触れられるのが、単純に楽しいです。K-POPは韓国のアイドルと言いつつ、香港や台湾にアジアツアーもするし、コンサートやイベント会場には、世界各国からファンが集まるんですよ。あと最近は、中国のエンターテインメントがすごい勢いだなって思います。K-POPファンの中でも、感覚の鋭い人はもう、中国のアイドルに移っていたり。

――そういうファンの方って、アジア圏のアイドルをどんどん深めていく感覚なんですか?

カナコさん というよりも、今一番“新しいもの”が好きなんじゃないかな? K-POPって、昔はマニアックな趣味というか、アジアのちょっと珍しい面白いもの・キッチュなもの、っていう感じで受け取られていたと思うんですけど、今はむしろトレンドの最先端になっているじゃないですか。K-POPのファンは、K-POPがどんどん発展して、洗練されていくのをずっと目の当たりにしてきたんです。そうやって、韓国や中国のエンターテインメントが恐ろしい勢いで発達しているのを見て、ファンは楽しんでいるんだと思います。それと同時に、日本の文化やエンターテインメントがどんどん古く・つまらなくなっているのを、かなり前から肌で感じていたんじゃないでしょうか。

しんいちさん “新しいもの好き”な人が国内のエンタメに満足できなくなっているというのは、正直すごく感じます。

カナコさん これからグローバル化が進んでいくことを考えると、日本の中で一生懸命に新しいことや楽しいものを探さなくてもいいのでは、と思います。世界中を見渡しながら、「今は何が一番新しくて、面白いのかな?」という視点で、“推し”を探す人が増えるかもしれませんね。