ジャニーズJr.の“年齢制限”、「なんで急に?」と波紋……企業コンサルタントが滝沢秀明氏の「戦略」に助言

 ジャニーズ事務所は1月16日、ジャニーズJr.に関する制度の一部改定を公式サイトで発表。Jr.としての活動に年齢制限を設けるといい、「満22歳到達後の最初の3月31日までに、ジャニーズJr.としての活動継続についてジャニーズ事務所との合意に至らない場合は、ジャニーズJr.の活動としては同日をもちまして終了とさせていただく」とのこと。なお、この改定は2023年3月31日より適用されるという。

 Jr.にこうした明確な年齢制限が設けられるのは、これが初めて。ネット上では「別の道も考えるきっかけになるし、いいと思う」「Jr.本人だけじゃなく、会社のためにもなる」などと支持を集めているが、ジャニーズファンからは「なかなかデビューさせないくせに、いきなり年齢制限設けるの?」「今まで22歳以上でデビューした人もいるのに、なんで急に?」といった疑問の声も多く、波紋が広がっている。

 また、昨年1月にデビューしたSnow ManとSixTONESは、大半のメンバーが22歳を超えていたため、「諦めないで頑張ったスノストがデビューして売れてるの見ると、年齢制限がいいこととは思えない」など、異を唱えるファンも。「Jr.より人気ないデビュー組もどうにかしてよ」「デビュー組も飽和状態だし、そっちのテコ入れが先」といった意見も出ており、“Jr.だけの問題”ではないと考えている人も少なくないようだ。

 この判断に大きく関わっているとファンの間で思われているのが、ジャニーズ事務所の副社長であり、子会社のジャニーズアイランド社長・滝沢秀明氏。19年に現在のポジションに就いてから、主にJr.の売り出しを積極的に行っている滝沢氏だが、その手腕は常に賛否両論を呼んでいる。

 サイゾーウーマンでは、滝沢氏の就任直後に企業コンサルタント・大関暁夫氏へインタビューを行い、「事務所発展のためにやるべきこと」について質問。まさに今議論されている「Jr.ユニットの進退」「デビュー組のフォロー」といった問題も語られた同記事を、あらためて掲載する。
(編集部)


(初出:2019年8月3日)

SixTONES、SnowMan……ジャニー氏亡き今考える、滝沢社長「ジャニーズJr.戦略」は正しいのか?

 7月9日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、87年の人生に幕を下ろした。戦後の日本で、「男性アイドルビジネス」を確立したという偉大な功績は広く知られるだけに、所属タレントや関係者だけでなく、多くの人々がジャニー氏の死を悼んでいる。

 一方で、ジャニー氏というカリスマトップを失ったジャニーズ事務所の今後は、世間の関心事であるらしい。ジャニー氏の姪にあたる藤島ジュリー景子副社長の次期社長としての資質、また、昨年いっぱいで芸能活動を引退し、ジャニーズJr.の育成やプロデュースを行う滝沢秀明氏の手腕など、各メディアのこうした報道は大きな反響を呼んでいるのだ。とりわけ、滝沢氏は、「ジャニー氏の後を継げるほどの才能の持ち主なのか」といった視線を集めている様子も見受けられるが、ジャニー氏亡き今、事務所の発展のため滝沢氏は何をすべきなのだろうか。今回、企業コンサルタントの大関暁夫氏に話を聞いた。

カリスマトップの後継者は意地悪な目で見られる

――滝沢氏は現在、ジャニーズアイランドの社長として、ジャニーズJr.の育成を行っており、公式エンタメサイト「ISLAND TV」を開設してネットに進出したり、興行のプロデュース、さらにはメディアへの売り込みなどを行っています。

大関暁夫氏(以下、大関) 滝沢さんが後継者として指名されていたことは、救いだったと思います。もし後継者がいない状態で、突然ジャニーさんが亡くなられた場合、ジャニーズ事務所はさらに混乱していたのではないでしょうか。

 一般的な企業において、カリスマ創業者が亡くなった場合、そのままの流れで引き継ぐのではなく、「第二創業」を行うという戦略があります。ベースは創業者が作ったものではあっても、後継者が自分のカラーを出して新たな手を打っていくのです。滝沢さんは、今複数のJr.ユニットを手掛けて、育成・プロデュースを行っているとのことで、間違っていない、非常にいいことだと感じますね。守りに入れば入るほど、ジリ貧になったり、これまで見えてこなかった問題が噴出しがちなんですが、滝沢さんのように新しい流れを作ることに尽力していると、そういった問題も見えにくくなります。

――「これまで見えてこなかった問題が噴出する」というのは、どういったことなのでしょうか。

大関 ジャニーさんの管理下であれば問題にならなかったことが、問題になってくるという意味です。周りが「ジャニーさんなりの考えがあるのだろう」と納得していたことが、通らなくなるとも言えます。一般的に、カリスマトップの後継者というのは「どれほどの能力があるの?」などと比較にさらされ、意地悪な目で見られがちなので、前から同じ問題はあったにもかかわらず、「後継者の管理がなってないからだ」とみなされ、問題が表に出てくる面もあると思います。それが、先代の手法を踏襲することのリスクとなるわけです。

 滝沢さんが今行っているJr.のプロジェクトが、ジャニーさんのご存命中から動き出したものであるという点も、よかったと思います。周りは「きっとジャニーさんも承認していたことだろう」と受け取るはずです。また、滝沢さんの事務所内での存在感やジャニーさんからの信頼度は、関係者はもとよりファンも十分認知しているでしょうし、であれば、「彼のやることなら納得できる」と思う人は多いのではないでしょうか。もしJr.育成を、滝沢さんではなくジュリーさんが行うことになっていたら、反感が高まっていた可能性もあると感じます。

――滝沢氏は今、SixTONESやSnowManら、複数のJr.ユニットを積極的に売り出しています。その中ですべきことや注意しなければいけないことなどはありますか。

大関 複数の若手ユニットを仕掛けていこうとする場合、「続けるか/辞めるか」の見極めを重視しなければいけません。例えば、売り上げやファンの反応を見て、あまりうまくいっていないと思うユニットは早めに撤退、そしてうまくいっているユニットにさらなる投資を行うべきです。

――取捨選択するというのは、なかなか残酷ですね。

大関 全てのユニットを育て上るのは非常に難しいと思います。「売れない」と判断したら、一度解散させて、個々のタレントの別の使い方を考える。ユニットに新メンバーを投入したり、メンバーを入れ替えたりして、リニューアルをかけるというのも手です。すでに滝沢さんは、SnowManというユニットでこうした采配を振るっていると聞きますが、戦略としては正しいと思います。ジャニーさんを間近で見てきただけに、応用力が非常に高いのかもしれませんね。

 一方、タレントは「製品」としてだけでなく、「スタッフ」としての見方もできると思います。製品としては「売れない」と判断したタレントでも、裏方や自身のサポート役など、スタッフとしての才能を見いだせたら、声をかけてみる。スタッフになるにしても、タレントとしての現場経験があることはプラスに働きます。痒いところに手が届く優秀なスタッフになれますから。まとめると、滝沢さんが今後行っていくべきなのは「複数の若手ユニットを仕掛ける」「取捨選択を早める」「その中で零れ落ちた人に新たな道を与える」「彼のチームをつくり、会社の強化につなげる」というのがポイントだろうと思っています。

――6人体制だったSnowManに、新メンバーのラウール、向井康二、目黒蓮が加入したときは、一部ファンから猛反発されていました。

大関 この先、SnowManをうまく成功に導けるかは、一つの試金石でしょう。何事もそうですが、うまくいけば人は黙ります。後継者がこうした批判を受けるのはやむを得ないですから、それを気にしていては新しいことに手が出せませんから。

――最近のJrユニットは、デビュー組を追い越すような活躍を見せています。連続ドラマやCM、また『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)などの大型音楽特番にも出演しているのですが、滝沢氏……ひいては事務所がJr.の売り出しに注力すればするほど、ファンの間では「デビュー組のベテラン勢の心が事務所から離れていかないか」「ジャニーさんが亡くなったことで、より不安になった」といった声が出てくるようになりました。

大関 滝沢さんは今、どんどん新しいことをしていかなければいけない時期ですから、それはやむを得ないことだと思います。極論、ジャニー氏がつくったグループのタレントに関しては、辞める人も出てくるでしょう。「後継者である滝沢が頑張っているなら、全力で協力したい」という人もいれば、「滝沢が新しいことをしたいなら、邪魔にならないようにしたい」という人もいるはずです。ただこちらに関しては、滝沢さんというより、現状デビュー組の統括を行っているジュリー氏がいかにフォローしていくかの問題のようにも感じますね。

 一方で、ベテラン勢のことに関しては、もう流れに任せるしかない。それに、デビュー15年を超えたグループというのは、いろいろな問題が浮上し、ある意味「終わりに近づいている」状態になります。グループでの活動をどうするのか――活動休止して個々の活動をメインにするのか、はたまた解散するのかは彼ら自身に任せるべきでしょう。なお一般的な企業では、会社の規模にもよりましが、カリスマトップが亡き後の後継者と「方針が違う」という理由から、優秀な社員が辞めることは珍しくありません。ただ、滝沢さんにとってジャニーズのタレントたちは、もともと一緒に仕事をしてきた仲間。敵は少ないタイプなのではないかと思います。

――インタビュー後編「嵐活動休止後の2021年以降が勝負――滝沢社長の『ジャニーズJr.戦略』が見据えるべきモノ」に続く

取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。

綾瀬はるか、『天国と地獄』で初の刑事役! かつて演じた「元特殊工作員」は元公安の目にどう映ったか?

 1月17日からスタートする綾瀬はるか主演の連続ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS系)。正義感の強い刑事とサイコパスな殺人者の“魂”が入れ替わるという異色のエンターテインメント作品だという。

 綾瀬演じる警視庁捜査一課の刑事・望月彩子は、努力家で、正義感が強く、それに加えて上昇志向も強い一方、慌てん坊という性格で、周囲から煙たがられる存在。そんな彩子が、殺人事件の容疑者となる男・日高陽斗(高橋一生)を、自らの手で逮捕する大チャンスが到来したものの、なんとその男と魂が入れ替わってしまうという。

 綾瀬は今回、初の刑事役を演じるといい、アクションシーンにも期待が高まるが、実は彼女、2017年に『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)という連続ドラマで元特殊工作員・菜美という役柄を演じていたのだ。

 サイゾーウーマンでは過去に、リアル工作員である元公安の北芝健氏の目に、綾瀬演じる菜美はどう映るのかを聞くインタビュー記事を掲載していた。なんでも公安関係者の間で、綾瀬のアクションシーンは好評だったそうだが、「幼少期から体を鍛え続けていた」という設定に菜美の関しては、大人になったとき、綾瀬のようなスラッとした体形にはならないと疑問を呈していた。

 今回、『天国と地獄』のスタートに際し、北芝氏のインタビューを再掲する。刑事や工作員が登場するドラマは、本職の人たちの視聴率も高いそうだが、果たしてどんな視点からドラマを考察し、味わっているのか、ぜひ参考にしてみてほしい。
(編集部)


(初出:2017年12月6日)

元公安が語る『奥様は、取り扱い注意』――綾瀬はるかの「元特殊工作員の主婦」は結構リアル!?

 主演ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)の演技が好評を博している女優・綾瀬はるか。彼女が演じる元特殊工作員・菜美の手法は、リアル工作員の目にどう映るのか。

 元・警視庁公安部に勤務、引退後は警察と裏社会について多数の著書を執筆し、最近『迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング』(双葉社)を上梓した北芝健氏にその解説をお願いした。

公安の人は『奥様は、取り扱い注意』を大体見ている

――北芝さんは、『奥様は、取り扱い注意』を見ているそうですね。

北芝健氏(以下、北芝) はい、見てます。結構リアルでいいですよね。公安の人は大体見ているんじゃないでしょうか。現役の捜査官も、暇さえあれば見ていると聞いてます。

――現役の方もですか?

北芝 話している私自身が信じられないほど、関係者の視聴率は高いです。綾瀬さんの別のドラマ『精霊の守り人』(NHK)も同時に見ているようですが、こちらは槍を使っている。『奥様は、取り扱い注意』では、素手で戦っているので、より親近感が湧くんでしょうね。実際、良いアクションだと好評です。

――日本には実際に、特殊工作員のような組織に属する女性はいるのですか?

北芝 綾瀬さん演じる菜美のような戦闘をする、“エージェントの公務員”だと、内閣情報調査室や公安調査庁、警察の公安部外事課の女性がそれに当たります。内閣情報調査室は、生え抜きではなく、防衛省や警視庁などからの出向組の組織。菜美は“某国の特殊工作員”という設定ですが、警護もしていますし、逮捕術のようなものも駆使していますから、逮捕権があって、日常的に実践を積める公安外事警察に所属していたようにも見えました。あそこは気性の激しさがないと訓練段階で脱落してしまうので、とてもハイレベルなことをやっているんですよ。

――ちなみに菜美は、親に捨てられて養護施設育ちという設定でもあります。

北芝 菜美の境遇はまさに理想的です。親がいないか捨てられた人間は戻る家がないので、後腐れなく危険な任務に就かせられます。女も男もない、現場では、まさに戦闘員なのです。

――子どもの頃の養護施設のシーンで、菜美が飛んできたボールを素手で受け止めているシーンがあるのですが、身体的に恵まれているからこそエージェントになれたのでしょうか。

北芝 一見、無茶な設定と思われるかもしれないですが、あれはできないことではないんです。全身が繊細な人だと、後ろで風が動いただけで反応できる人もいます。ですが、幼少期からそれだけ体を鍛えると、成長が止まって背が低くなってしまうんです。だから菜美のようにスラッとした体形にはならないでしょうね。

――菜美は特殊工作員から足を洗って主婦になりました。実際に、菜美のような戦闘員として活動している女性が、引退後に普通の主婦として暮らすことはできるのでしょうか?

北芝 本当の最前線にいる特殊工作員は、普通の暮らしは絶対ダメですね。主婦をしていると命を狙われます。相手は、主婦仲間といるときでもお構いなしでしょうから、巻き添えも出るでしょう。拉致されて情報を引き出そうとしてきます。

 実際に暮らすならば、イスラエルぐらいの住宅の防備と、防弾と爆弾を想定した底の厚い車で移動する。また、常に命を守る防刃防弾のベストを着て、日常生活を送らないとダメです。菜美ぐらいの格闘技の技術があれば襲われても生き残れますけど、遠くから体の自由を奪う吹き矢とかで撃たれたら、アウトですから。

――まさに「最前線で活動している」というわけではない女性工作員の場合はどうでしょうか? 北芝さんの周りにはいますか?

北芝 現実にも女性工作員はいっぱいますし、結婚して主婦をしている女性も大勢いますよ。時折、関係者で集まることがありますけど、普通の乗用車で来ていますね。

――そこまで私生活を縛られているわけではないのですね。

北芝 工作員をやっているときは、対象者や敵対組織に把握されないように、メガネをかけたりして変装をするなど、彼女たちは自分で防衛する技術がありますから。

――引退後の女性工作員から「昔の癖がつい出ちゃった」といった話を聞いたことはありますか?

北芝 癖が出たというのは聞かないですが、「エレベーターに乗ったら、抱きついてきた男がいたから、そのままの状態で、片目に指を突っ込んでやった」と話している女性はいましたね。普通の女性なら、恐怖心で体が固まってしまうでしょうが、彼女たちは慣れたもので、咄嗟の時に動じずに反撃できるんです。

 ちなみに、右翼担当の公安第二課の女性職員は、暴力団が相手であろうが全然怖がらないです。街宣車に乗っているのは99%暴力団員なんですが、「彼らが降りてきて殴り合いになっても、私は絶対負けません」と言い切るぐらいに強気ですね。

――菜美は、IT企業の経営者・勇輝(西島秀俊)と結婚しました。後に勇輝も「実は工作員ではないか?」といった疑惑が浮上するのですが、現実の女性工作員は、どういった相手を伴侶にしているのでしょうか?

北芝 IT企業の男性との結婚はほとんどいないですね。そもそも、IT系の頭脳派、飲食店経営やアパレルなど手広く手がける実業家に見初められても、飽き足らない女性が多いです。「街でヤンキーが絡んできたら一撃で倒してくれる旦那じゃなきゃ嫌だ」なんて言ってます(笑)。

――そうなると、相手は同僚ではないと、なかなか難しい気がします。

北芝 なので、職場結婚です。公安外事で捜査員やっている女性はほぼ100%職場結婚。普通の社会の男たちは面白くないらしいです。刺激的じゃないと。危険と隣り合わせの商売をやっている方が、自分の旦那としてはいいそうです。

 そう考えると、菜美があの旦那さんに惹かれたのは、最高の流れですよね。昔あったブラッド・ピッドとアンジェリーナ・ジョリーの『Mr.&Mrs. スミス』(2005年)を思い出します。

――ドラマ内には、菜美が勇輝を尾行するシーンがあります。近しい人を尾行するのはかなりの困難だと思うのですが……。

北芝 難しいですね。振り向かれて、そこで目撃されるだけでアウトですから。ですが訓練していれば別です。1人ではかなり難しいのですが、2人であれば無線で連携することで、どんな相手でも追跡できます。

菜美の尾行時の服装は、目立たない色でしたし、結構いいと思います。実際は、帽子なども被るほか、体形を誤魔化すのに、肩パッドを入れたシャツを着たりします。人間は初めに上半身に目がいきますから、顔がはっきり見えなくて体形が違えばバレないです。服は全てリバーシブルにして、曲がり角でさっと着替えます。

――対象者に振り向かれるといったシーンもありましたが、北芝さんならどう対応しますか?

北芝 昔ならタバコを取り出して火をつける、靴紐を結ぶというのが定番でした。実際にモノを落として拾うといった手もありますね。多少変に思われても、しゃがんでいるので顔は見えませんし、実際に拾っているわけですから、相手も「尾行されていると思ったのは気のせいかな」となります。最近は道具がすごいので、数百メートル先からカメラではっきり撮れます。そういった道具を揃えることができるなら、もう相手は尾行に気づけないですね。

――逆に、もし尾行されていることに気がついたら、どうやって撒くのでしょうか?

北芝 電車のホームを使いますね。電車に乗って、ドアが閉まる直前に降りるんです。コンマ数秒だと相手は反応できないので撒くことができます。それでもついてくる相手はバスですね。バスは視界が狭く、身動きが取れない、そこで電車のように突然降りる。すると何がなんでも追尾したい相手は、バスを無理やり止めて降りて来ることがあるんです。そうなればバレバレですね。

――ドラマ内では、菜美が勇輝を電車内でも尾行していました。

北芝 ドラマのように、電車内でちらちら様子を窺うような尾行はしませんね。同じ車両内で視界に常に対象が見える位置を取ります。

公安時代、グリコ・森永事件を振り返る

――「勇輝は公安の人間で、菜美を調べるために、潜入捜査をしているのではないか?」という説も、ドラマ初回から流れていました。公安ではこうした仕事もするのでしょうか。

北芝 公安外事にいたときに、同僚の女性とカップルを装ってパーティーに潜入したりはしました。人前ではイチャイチャして、人目がなくなったらパッと離れています。仕事を忘れてしまいそうになることもありました、ほんの一瞬ですがね。

 夫婦を装って、ターゲットの近所に引っ越すといったこともありました。グリコ・森永事件のときです。公安外事警察と刑事警察が別々に捜査していたのですが、公安は予算があったので、犯人と思われる家族のマンションの隣に引っ越して調べていたんです。犯人が子どもの声で脅迫電話をかけてきたじゃないですか? だから子どものいる人間がホシだろうと睨んだわけです。日本では昔からやっていますよ。

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北芝健(きたしば・けん)
早稲田大学卒業後、商社に勤務するも一念発起して警視庁入庁し、交番勤務の後、私服刑事となる。一方で鑑識技能検定にもパスし、警視庁の語学課程で優等賞をもらい、公安警察に転属したが、巡査部長昇任試験を拒否し、巡査のまま退職。ロス市警の捜査に協力したことから、アジア特別捜査隊と懇意になり、犯罪捜査をネイティブの英語で伝える語学力を身につける。現在は現場捜査の経験を活かし、複数の学校の講師として犯罪学を教える。プロファイリングの第一人者としてテレビのコメンテーターとしても活躍。

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『迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング』(北芝健 著、双葉社)
科学捜査の発達した現代でも尚、絶えず起こる未解決事件。その現場を訪れて、はじめて解き明かされる事件の深層、そして真犯人―。迷宮事件の霧をすべて晴らす「北芝プロファイリング」完全版事件現場の現在。

嵐・二宮和也の“生き霊状態”はジャニーズトップクラス!? 話題の霊視芸人・シークエンスはやともが視た、芸能人と霊の不思議な関係

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 『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』(ともにフジテレビ系)、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)など、人気番組に多数出演し、芸能人たちを“霊視”して注目を集めているピン芸人・シークエンスはやとも氏。小学校3年生のときに殺人現場を目撃したことがきっかけで、幽霊や生き霊が視える特殊な能力があることを自覚したという彼は、2020年8月に自身の心霊体験をポップにつづった初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)を上梓。同年12月には早くも2冊目となる『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)を発売した。

 今回はそんなシークエンスはやとも氏にインタビューを行い、新刊のみどころや2020年に霊視した芸能人たちの意外な素顔について話を聞いた。

マツコ・デラックスは、人間的な欲求が欠落している!?

――芸人になった当初は、霊感があることを売りにしていなかったそうですね。「霊視芸人」として活動するようになってから、悪い霊が寄ってきた、霊の影響を受けるようになったということはありますか?

シークエンスはやとも氏(以下、はやとも) 今のところは特にありません。結局、霊の影響を受けるかどうかは、考え方次第なのかもしれないなと思っているんです。ビクビクして心霊スポットに行ったり、怪談系の番組に出て、実際に体調崩しちゃう人ってやっぱりいるんですよ。でも、それとは逆で、例えば、先輩のケンドーコバヤシさんは、ある心霊スポットに行ったとき、霊能者さんから「ここはやばいところだから、絶対何にも触れないでください」と言われたにもかかわらず、バーンと部屋の中の物を壊してしまって(笑)。それでもピンピンしているじゃないですか。そういった先輩の姿を見て、霊の影響を受けない人って、何が違うんだろうなと思ったときに、まず「怖がっているか、怖がっていないか」というのと、「仕事への意識が強いか、強くないか」が、すごく大事なのかもしれないなと気づきました。

――芸能人のように、ルックスが整っている、性格がいい、自分に芯があるなど、人間として魅力的な人は霊にもモテるそうですが、2020年に霊視した中で一番印象に残っている人は誰ですか?

はやとも マツコ・デラックスさんですね。マツコさんの霊体は空洞なので、霊もその中をすり抜けてしまうんです。自我とか欲求みたいなものを全部殺している人だとも思っていて、恐ろしいぐらい、いやらしさというか欲求みたいなものを感じませんでした。食欲、睡眠欲、性欲の3大欲求は、どの人間からも感じないと変なんですが、マツコさんはご飯食べている時、すごくおいしそうに食べているけれど、食欲を満たしているわけではなく、ずっと視聴者目線を意識しながらコメントしているし、どんなにいやらしいことを言っても、性欲を感じさせないから、老若男女が嫌な気持ちにならず、面白く聞くことができる。マツコさんが眠っているところも、あんまり想像できないじゃないですか。

 おそらくマツコさんは、自分がミッキーとかキティちゃんとかピカチュウみたいな、キャラクターのように見られていることを、芸能生活のどこかで気がついたんだと思うんです。世間は“マツコ・デラックス”というキャラクターを求めているから、少しでも見ている人が嫌悪感を抱かないように、欲を殺した。だから芸能人って、売れていれば売れているほど、人間的な欲求が欠落しているともいえます。

――ジャニーズタレントともよくお仕事をされている印象ですが、霊視をして「この人はすごい!」と思った方は誰ですか?

はやとも 霊が関係しているのかどうかはわからないんですが……。嵐の二宮(和也)さんがMCを務める『ニノさん』(日本テレビ系)に出演させていただいたときに、二宮さんが「おはようございます」ってスタジオに入って来て、席にポンと座っただけで、“番組が成り立つ”ぐらいの華というか、オーラがありました。それは単に「かっこいい」とかそういう単純な理由じゃなくて、「この人がいれば安心してしゃべることができる。この人がいてくれるだけで番組になるんだもん」と、緊張している僕ら若手に安心感を与えてくれるオーラのようなものを感じました。

 そのぐらいの度量とか華がある人の中には、逆に僕たちに緊張感を与えてくる人もいるんですよ。スタジオ入って来ただけで、空気がピリッとして、思わず背筋がピンと伸びてしまうような(笑)。僕たちに安心感を与えつつ、番組をちゃんと成り立たせる。僕が今年お会いしたジャニーズの方々の中で、二宮さんはダントツで度量が大きかったですね。

――霊視をしてわかった、二宮さんの素顔はありますか?

はやとも ナチュラルに頭のいい方なんだろうなと思いました。二宮さんの“中身”ともいうべき生き霊の意識が、出演者全員に向いているんですよ。「今この人に話を聞かなきゃ」と思っているんじゃなくて、「全員に気を配るのが当たり前」の精神状態というか、生き霊状態だったので、本当に当たり前のように全体を見ることができる人なんだなぁと感じました。

 その時にご一緒したある出演者の方は、1年ぶりぐらいに『ニノさん』に呼ばれたそうなんですが、二宮さんにメイクルームで会った時に、「あ! また来たんだ! また面白くしてくれるんじゃないの?」と話しかけられた、と。番組でたった1回しか会っていない “1年ぶり”の人に対して、そんなフランクに話せる人ってあまりいないじゃないですか。本当にすごい人なんだなと思いました。

 そういえば、ゲストの1人として、Hey!Say!JUMPの山田(涼介)くんもいました。顔が小さくてスタイルも良く、「うわ~かっこいいな~、アイドルだな~!」って思っていたら、僕らひな壇芸人にも、にっこり笑って「よろしくお願いします」って挨拶をしてくださって。「こんな人いるんだ! いい人だな」って思っていたんですが……でもやっぱり、二宮さんのオーラには敵いませんでしたね。

――番組出演時、芸能人の方から、個人的に「霊視してください」とお願いされることはあるんですか?

はやとも ありますよ。特に興味がおありだったのは、KAT-TUNの亀梨(和也)さんですね。『アウト×デラックス』(フジテレビ系)でご一緒したんですが、映画『事故物件 恐い間取り』の撮影をしていた時に、亀梨さんの身の回りに、良くないことが結構起きたらしいんですよ。そのタイミングにはきまって、松原タニシさんという、映画のモデルになった事故物件芸人の方がいらしたと聞きました。それで、実際に霊視したところ、亀梨さんに「なんだこれ!?」っていう数の女性の死霊が憑いていたんです。

 ここからは僕の仮説ですが、タニシさんに取り憑いていた霊が、亀梨さんに乗り移ったんじゃないかと思っています。というのも、実際に映画を見たところ、亀梨さんの役作りは完璧で、髪形、雰囲気、しゃべり方全てが「タニシさんになりきっているな」と感じました。そこで、タニシさんに取り憑いた事故物件の霊の気持ちになってみたんですが、「タニシさんに似ているかっこいい人がいたら、そっちいくよな」と(笑)。

――霊も、かっこいい人が好きということですか?

はやとも 霊とはいえ女の人ですから、そりゃあ絶対イケメンのほうがいいじゃないですか。しかも亀梨さんは昔から売れているから、亡くなった人たちもその存在を記憶していると思うんですよ。だから、「あ! 亀梨くんだ!」「しかも私が好きで憑りついているタニシさんに雰囲気も近い!」となれば、亀梨さんに乗り換えると思うので、多分その影響じゃないかとお話しました(笑)。

――イメージ的に、心霊などスピリチュアル系のお話は、男性より女性のほうが関心が高いように思います。

はやとも 確かに、亀梨さんは真剣に話を聞いてくださいましたが、ほかの男性芸能人は、「俺も視てよ!」「俺なんか憑いてる?」みたいな軽いノリの方が多かったかもしれません。女性芸能人の場合は、楽屋を訪ねて来て「ちょっと見ていただきたいんですけど……」と、結構本気の相談をされるケースが多いですね(笑)。

* * *

 インタビュー後編では、さまざまな芸能人を霊視してきたはやとも氏に、2021年にスキャンダル噴出が懸念される人物について語っていただく。

シークエンスはやとも
1991年7月8日生まれ、東京都出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。NSC東京20期生。“霊がよく見えるピン芸人”として、『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』などのテレビ番組で数々の有名芸能人たちを霊視して話題に。16年12月より「女性自身」にてコラム『ポップな心霊論』を連載中。著書に『ヤバい生き霊』(光文社)、『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)

公式Twitter :@HayaTaka78
公式インスタグラム:@takahayatomo
公式YouTubeチャンネル:「シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。〜」

嵐・二宮和也の“生き霊状態”はジャニーズトップクラス!? 話題の霊視芸人・シークエンスはやともが視た、芸能人と霊の不思議な関係

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 『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』(ともにフジテレビ系)、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)など、人気番組に多数出演し、芸能人たちを“霊視”して注目を集めているピン芸人・シークエンスはやとも氏。小学校3年生のときに殺人現場を目撃したことがきっかけで、幽霊や生き霊が視える特殊な能力があることを自覚したという彼は、2020年8月に自身の心霊体験をポップにつづった初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)を上梓。同年12月には早くも2冊目となる『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)を発売した。

 今回はそんなシークエンスはやとも氏にインタビューを行い、新刊のみどころや2020年に霊視した芸能人たちの意外な素顔について話を聞いた。

マツコ・デラックスは、人間的な欲求が欠落している!?

――芸人になった当初は、霊感があることを売りにしていなかったそうですね。「霊視芸人」として活動するようになってから、悪い霊が寄ってきた、霊の影響を受けるようになったということはありますか?

シークエンスはやとも氏(以下、はやとも) 今のところは特にありません。結局、霊の影響を受けるかどうかは、考え方次第なのかもしれないなと思っているんです。ビクビクして心霊スポットに行ったり、怪談系の番組に出て、実際に体調崩しちゃう人ってやっぱりいるんですよ。でも、それとは逆で、例えば、先輩のケンドーコバヤシさんは、ある心霊スポットに行ったとき、霊能者さんから「ここはやばいところだから、絶対何にも触れないでください」と言われたにもかかわらず、バーンと部屋の中の物を壊してしまって(笑)。それでもピンピンしているじゃないですか。そういった先輩の姿を見て、霊の影響を受けない人って、何が違うんだろうなと思ったときに、まず「怖がっているか、怖がっていないか」というのと、「仕事への意識が強いか、強くないか」が、すごく大事なのかもしれないなと気づきました。

――芸能人のように、ルックスが整っている、性格がいい、自分に芯があるなど、人間として魅力的な人は霊にもモテるそうですが、2020年に霊視した中で一番印象に残っている人は誰ですか?

はやとも マツコ・デラックスさんですね。マツコさんの霊体は空洞なので、霊もその中をすり抜けてしまうんです。自我とか欲求みたいなものを全部殺している人だとも思っていて、恐ろしいぐらい、いやらしさというか欲求みたいなものを感じませんでした。食欲、睡眠欲、性欲の3大欲求は、どの人間からも感じないと変なんですが、マツコさんはご飯食べている時、すごくおいしそうに食べているけれど、食欲を満たしているわけではなく、ずっと視聴者目線を意識しながらコメントしているし、どんなにいやらしいことを言っても、性欲を感じさせないから、老若男女が嫌な気持ちにならず、面白く聞くことができる。マツコさんが眠っているところも、あんまり想像できないじゃないですか。

 おそらくマツコさんは、自分がミッキーとかキティちゃんとかピカチュウみたいな、キャラクターのように見られていることを、芸能生活のどこかで気がついたんだと思うんです。世間は“マツコ・デラックス”というキャラクターを求めているから、少しでも見ている人が嫌悪感を抱かないように、欲を殺した。だから芸能人って、売れていれば売れているほど、人間的な欲求が欠落しているともいえます。

――ジャニーズタレントともよくお仕事をされている印象ですが、霊視をして「この人はすごい!」と思った方は誰ですか?

はやとも 霊が関係しているのかどうかはわからないんですが……。嵐の二宮(和也)さんがMCを務める『ニノさん』(日本テレビ系)に出演させていただいたときに、二宮さんが「おはようございます」ってスタジオに入って来て、席にポンと座っただけで、“番組が成り立つ”ぐらいの華というか、オーラがありました。それは単に「かっこいい」とかそういう単純な理由じゃなくて、「この人がいれば安心してしゃべることができる。この人がいてくれるだけで番組になるんだもん」と、緊張している僕ら若手に安心感を与えてくれるオーラのようなものを感じました。

 そのぐらいの度量とか華がある人の中には、逆に僕たちに緊張感を与えてくる人もいるんですよ。スタジオ入って来ただけで、空気がピリッとして、思わず背筋がピンと伸びてしまうような(笑)。僕たちに安心感を与えつつ、番組をちゃんと成り立たせる。僕が今年お会いしたジャニーズの方々の中で、二宮さんはダントツで度量が大きかったですね。

――霊視をしてわかった、二宮さんの素顔はありますか?

はやとも ナチュラルに頭のいい方なんだろうなと思いました。二宮さんの“中身”ともいうべき生き霊の意識が、出演者全員に向いているんですよ。「今この人に話を聞かなきゃ」と思っているんじゃなくて、「全員に気を配るのが当たり前」の精神状態というか、生き霊状態だったので、本当に当たり前のように全体を見ることができる人なんだなぁと感じました。

 その時にご一緒したある出演者の方は、1年ぶりぐらいに『ニノさん』に呼ばれたそうなんですが、二宮さんにメイクルームで会った時に、「あ! また来たんだ! また面白くしてくれるんじゃないの?」と話しかけられた、と。番組でたった1回しか会っていない “1年ぶり”の人に対して、そんなフランクに話せる人ってあまりいないじゃないですか。本当にすごい人なんだなと思いました。

 そういえば、ゲストの1人として、Hey!Say!JUMPの山田(涼介)くんもいました。顔が小さくてスタイルも良く、「うわ~かっこいいな~、アイドルだな~!」って思っていたら、僕らひな壇芸人にも、にっこり笑って「よろしくお願いします」って挨拶をしてくださって。「こんな人いるんだ! いい人だな」って思っていたんですが……でもやっぱり、二宮さんのオーラには敵いませんでしたね。

――番組出演時、芸能人の方から、個人的に「霊視してください」とお願いされることはあるんですか?

はやとも ありますよ。特に興味がおありだったのは、KAT-TUNの亀梨(和也)さんですね。『アウト×デラックス』(フジテレビ系)でご一緒したんですが、映画『事故物件 恐い間取り』の撮影をしていた時に、亀梨さんの身の回りに、良くないことが結構起きたらしいんですよ。そのタイミングにはきまって、松原タニシさんという、映画のモデルになった事故物件芸人の方がいらしたと聞きました。それで、実際に霊視したところ、亀梨さんに「なんだこれ!?」っていう数の女性の死霊が憑いていたんです。

 ここからは僕の仮説ですが、タニシさんに取り憑いていた霊が、亀梨さんに乗り移ったんじゃないかと思っています。というのも、実際に映画を見たところ、亀梨さんの役作りは完璧で、髪形、雰囲気、しゃべり方全てが「タニシさんになりきっているな」と感じました。そこで、タニシさんに取り憑いた事故物件の霊の気持ちになってみたんですが、「タニシさんに似ているかっこいい人がいたら、そっちいくよな」と(笑)。

――霊も、かっこいい人が好きということですか?

はやとも 霊とはいえ女の人ですから、そりゃあ絶対イケメンのほうがいいじゃないですか。しかも亀梨さんは昔から売れているから、亡くなった人たちもその存在を記憶していると思うんですよ。だから、「あ! 亀梨くんだ!」「しかも私が好きで憑りついているタニシさんに雰囲気も近い!」となれば、亀梨さんに乗り換えると思うので、多分その影響じゃないかとお話しました(笑)。

――イメージ的に、心霊などスピリチュアル系のお話は、男性より女性のほうが関心が高いように思います。

はやとも 確かに、亀梨さんは真剣に話を聞いてくださいましたが、ほかの男性芸能人は、「俺も視てよ!」「俺なんか憑いてる?」みたいな軽いノリの方が多かったかもしれません。女性芸能人の場合は、楽屋を訪ねて来て「ちょっと見ていただきたいんですけど……」と、結構本気の相談をされるケースが多いですね(笑)。

* * *

 インタビュー後編では、さまざまな芸能人を霊視してきたはやとも氏に、2021年にスキャンダル噴出が懸念される人物について語っていただく。

シークエンスはやとも
1991年7月8日生まれ、東京都出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。NSC東京20期生。“霊がよく見えるピン芸人”として、『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』などのテレビ番組で数々の有名芸能人たちを霊視して話題に。16年12月より「女性自身」にてコラム『ポップな心霊論』を連載中。著書に『ヤバい生き霊』(光文社)、『霊が教える幸せな生き方』(KADOKAWA)

公式Twitter :@HayaTaka78
公式インスタグラム:@takahayatomo
公式YouTubeチャンネル:「シークエンスはやともチャンネル〜1人で見えるもん。〜」

『全裸監督』シーズン2発表も抗議の嵐! 黒木香さんから考えるAV女優の「人権」と「プライバシー」

 2019年に「Netflix」で配信されたオリジナルドラマ『全裸監督』のシーズン2が、いよいよ今年公開される。1月3日には「Netflix Japan」の公式Twitterが同作の告知を行ったものの、SNS上では「#全裸監督シーズン2に抗議します」というハッシュタグが作られ、不快感を示す声が続出。「人権侵害に加担することになるので、Netflixの契約を解除した」といった声まで上がっている状況だ。

 AV監督・村西とおる氏の半生を描いた『全裸監督』は、主演の山田孝之をはじめとした俳優たちの熱演が話題になり、過激なセックスシーンを描いたことも「攻めている」などと評価された。その一方、元AV女優の黒木香さんをモデルにした登場人物がいることについて、ネット上では「黒木さんはドラマ化を了承しているのか?」と疑問が噴出。シーズン2の配信に抗議する人たちも、主にこの点を問題視しており、「『全裸監督』は女性の人権を踏みにじっている」「黒木さんの許諾もないままシリーズ化するのは、プライバシーの侵害だ」などと、怒りをあらわにしている。

 サイゾーウーマンでは『全裸監督』の配信がスタートした19年に、元AV女優の森下くるみさんと、女性の人権問題に詳しい伊藤和子弁護士の対談を行い、黒木さんのプライバシー権や人権侵害の問題について聞いていた。再び議論が交わされている今、あらためて同記事を掲載する。
(編集部)


(初出:2019年12月26日)

【森下くるみ×伊藤和子弁護士対談】『全裸監督』黒木香さんから考える「AV女優の人権」とは

 2019年の下半期、大きな話題を集めたドラマがある。それが、動画配信サービス「Netflix」のオリジナルドラマ『全裸監督』だ。AV監督・村西とおる氏の半生を描き、出演者の高い演技力や、地上波では放送できないセックスシーンなどが評判を呼び、シーズン2の制作も決定している。村西氏を語る上で欠かせない存在だったのが、80年代にAV女優として活躍した“黒木香”さんだ。横浜国立大学の学生でありながら、AV女優の肩書を持つという、当時としては特異な存在で、テレビのバラエティー番組にも多数出演し一躍有名に。『全裸監督』では、そんな彼女の半生とAV女優としての活躍が描かれている。

 しかし、黒木さんは女優引退から約10年後、「自殺未遂をした」という内容や、消息を追うような記事を掲載した複数の出版社に対し、プライバシーおよび肖像権の侵害に当たるとして、損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。そのため、同ドラマ配信後には「黒木さんに了承を得ているのか」など、視聴者の間から疑問の声が聞こえてきた。

 Netflix側は「作品制作にあたって、村西さん同様、黒木さんご本人は関与されていません」と回答しており、世間では「無断で名前を使用するのは、人権侵害ではないか」と物議を醸すことに。そこで今回、かつてAV女優として活躍し、現在は文筆家として活動している森下くるみさんと、女性の人権問題について詳しいNGOヒューマンライツ・ナウ事務局長の伊藤和子弁護士に取材を行い、『全裸監督』に浮上した黒木さんの人権侵害問題をどう考えるか、話を聞いた。

――『全裸監督』で引退したAV女優の芸名が役名として使われていることに、どのような感想をお持ちになりましたか?

森下くるみさん(以下、森下) 架空の物語の中で別の女優が演じるとしても、AV女優時代の名前をそのまま役名にするなら、それ相当の配慮が必要じゃないですか。本人の承諾を得るとか、無理なら別名にするとか。もし、自分が知らない間に、制作されていたとしたら、ちょっと待ってくれって思います。

伊藤和子弁護士(以下、伊藤) 実際の芸名を使用していると聞いた時は、驚きましたね……。ドラマについては、「面白い」といった声も聞こえてきましたが。

――もし、無断で名前を役名に使われた場合、法律上ではどのように扱われるのでしょうか。

伊藤 プライバシー権の侵害になると思います。三島由紀夫の『宴のあと』や柳美里の『石に泳ぐ魚』(いずれも新潮社)などでモデルとなった人物が、かつて出版社に対してプライバシー権侵害を訴えていますね。このような裁判はいくつかあるので、モデル小説(実在の人物をモデルに描く)に関しては、ある程度プライバシー権と認められるか否かの基準が決まっています。黒木さんについても、過去の判例の基準を当てはめるとプライバシー権が求められると思います。今回のケースは、法律的にみると、乱暴にプライバシー権や肖像権を処理している印象を受けました。

――一般的に、引退後の女優さんがプライバシーの権利をめぐって裁判を起こしたケースは少ないように感じますが。

伊藤 そもそも裁判は、自分が動かない限り起こせないものなので、訴えたいけどできない人も実際にいます。裁判は体力的、精神的、そして金銭的にも非常に大変です。黒木さんも、10年以上前に裁判をした時は、裁判を提起するエネルギーがあったかもしれないけれど、何回も裁判を起こすことは、なかなか容易ではありません。そういった背景もあって裁判を起こしていない可能性もあり得ます。

――企業には「個人から訴訟されることはないだろう」という考えがあるのでしょうか。

伊藤 そういったケースはよくありますよね。AV女優さんの場合、労働者でもない、消費者でもない、基本的には自営業者みたいな扱いとされ、法律上の保護が労働者保護や消費者保護のようには確立されていません。私が対応していた案件は、AVに無理やり出演させる“強要問題”が多いですが、悪質なケースでは、契約書にヌードと書いてあっても、AVと明確には書いていない。それでも1回契約を締結してしまうと、契約書には「営業活動には協力しなければならない」という条項が書いてあるから、AVに出演しないと違約金が発生すると言われてしまう。違約金には明確な定めがまったくないので、言い値のケースが多く、億単位のこともありますし、とても払える金額ではありません。そのため、AVに出ざるを得なかったというのが強要問題ですが、現在はようやく問題視され、是正が図られつつあります。

――伊藤弁護士に相談される女性は、AV業界にどのような対応を求めているのでしょうか。

伊藤 最終的には賠償を求める人もいるけど、最も多いのは不本意に出演させられてしまった作品の販売や配信を止めてほしいという人で切実。自分の映像が残り続け、ネット上で拡散され続けられることは、彼女たちの意に反するんです。性行為を強要されたこと自体がトラウマですので、その映像がいつまでたっても残り続けるのがつらいといいます。

――映像が残り続けること自体が、セカンドレイプにもなり得るということですね。

伊藤 そうなんです。望まない性行為をしている自分の映像が、いつまでも世界中の人に閲覧される状況にある。過去から逃れられない苦しみを彼女たちは味わっているのです。その一番の苦しみを解くために、「全ての動画を削除してほしい」と希望されるのでしょう。

――この対談テーマを行うにあたって、黒木さんのお名前を出すこと自体が、ご本人に苦痛な思いをさせてしまうのでは……と考えたことがありました。

森下 ネット検索すれば顔写真くらい簡単に出てきますもんね。もし黒木さんが日本国内で暮らしておられて、「過去を詮索されたくない」と思っていたら、ただとにかく申し訳ない……。

 でも、黒木さんのプライバシー権については、引退した女優さんだけではなく、現役の女優さんにも身近なこととして考えてもらいたいです。活動を停止した後、ふと「『AVに出る』という自分の決断は正しかったのかな」って悩む人はいると思うんですね。後悔する人もいるかもしれない。誰のせいにもできず自責の念に囚われて、なんてふうにならないように、理論的な言及を続けなければいけないと思います。誹謗中傷なんかも、女優ではなく、無責任に言いがかりをつけてくる方が悪いんです。中傷する人は、本当にねえ、20年たっても言うことが変わらないので。私は図太い方なので割りと平気ですが……(苦笑)。

伊藤 黒木さんが発言をされていないのでわかりませんが、「誰も私の立場に立って考えてくれない」という世の中よりも、「誰かが自分のことを気にしている」「この問題に関心を持っている人がいる」ってことが、救いになることもあります。

 女性の人権に関わる問題って、世間が“無関心”になりがちで。誰かが「これでいいの?」って声を上げることで、もしかしたら悩んでいる本人に届くかもしれないんです。理不尽な目に遭ったり、女性の人権が侵害されているんじゃないかなって悩んでいる人が、自ら声を上げられないとしても、周りが声を上げてくれる……それだけでも意味がありますからね。みんながその状況を無視していると「仕方ない」という空気が流れていきますし、みんなが関心を持つことが大事だと思います。日本の法律制度では、権利が侵害されていても、裁判を起こさない限り被害者は保護されなし、改善されない。でも声を上げること、まして裁判することって大変なことなので、周囲のみんながサポートしてあげることが大事。だから「#MeToo運動」というものもあるわけです。

 日本の「#MeToo運動」では「声を上げた人を叩く」という風潮もすごく強い。AV強要問題を扱っている中でも、身元を特定するような言い方でバッシングを受けた方もいました。でも、たとえ声を上げた人に同調する意見を述べることは難しくても、どこかで連帯して、励まし合っていくみたいなことがないと、前に進んでいかない。何もしないままだと女性差別がどんどん進んでいってしまうんじゃないかなって思うんです。

――後編はこちら

伊藤和子(いとう・かずこ)
弁護士 国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
1994年弁護士登録。女性や子どもの権利、えん罪事件、環境訴訟など、国内外の人権問題に関わって活動している。2004年に日弁連の推薦で、ニューヨーク大学ロースクールに客員研究員として留学。06年、国境を越えて世界の人権問題に取り組む日本発の国際人権NGO・ヒューマンライツ・ナウを立ち上げ、事務局長として国内外の深刻な人権問題の解決を求め活動中。また、弁護士として、女性をはじめ、権利の実現を求める市民の法的問題の解決のために日々奔走している。近著に『なぜ、それが無罪なのか 性被害を軽視する日本の司法』(ディスカヴァー携書)ミモザの森法律事務所(東京)代表

森下くるみ(もりした・くるみ)
文筆家 1980年秋田県生まれ。『小説現代』(講談社)2008年2月号に短編小説『硫化水銀』を発表。初の著作『すべては「裸になる」から始まって』(講談社文庫)は2012年に映画化、2018年に電子書籍としてkindle singlesで発売。他の著書に『らふ』(青志社)、『36 書く女×撮る男』(ポンプラボ)、『虫食いの家』(kindle singles)など。現在は季刊誌『東京荒野』で育児考察を、dancyu webでは食について連載中。執筆は映画誌への寄稿や書評まで多岐にわたる。

100種類のコンビニ弁当を食べた話題のブロガーが厳選! セブン、ファミマ 、ローソン 、ミニストップの「満足感のある弁当」「ガッカリ弁当」ベスト3

――新型コロナウイルスの感染拡大により、世の中が大きく変貌した2020年。 サイゾーウーマンでは、まさに激動続きだった1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、100種類のコンビニ弁当を100日間にわたって食べ続けたレポートが大きな話題を呼んだ人気グルメブロガー「進撃のグルメ(世界一詳しい食べ歩きグルメブロガー)」さんが登場! セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップのコンビニ大手4社の商品の中から、“カロリー以上に満足感のあるコンビニ弁当”と、“期待外れなガッカリ弁当”のベスト3を、それぞれうかがいました。

カロリー以上に満足感のあるコンビニ弁当ベスト3

【1位】
ミニストップ「1/2日分の国産野菜タンメン」429円(税込み)、346キロカロリー

 12日分の国産野菜が入ったボリューム満点のタンメンでありながら、346キロカロリーという低カロリーに驚きました。丸くてやわらかめの中太ストレート麺が、旨味のある塩スープを吸い上げ、クセになるおいしさです。ゴマ油の風味がよく、付属している胡椒をかけると最後まで飽きることなく食べられます。見た目や味に変にこだわっていないからこそ、スッと体に入ってくる一品です。

【2位】
セブンイレブン「1日分の野菜 野菜の旨味スープカレー」550円(税込み)、386キロカロリー


 1日分の野菜を使用している点や、色鮮やかな見た目が特徴で、386キロカロリーと低カロリーです。もち麦入りご飯に、具材はたっぷり野菜(かぼちゃ・おくら・にんじん・ごぼう・パプリカ・大豆・トマトなど)とチキンで、完全に女性向けを意識したスープカレーです。スパイシーなスープに浸ったもち麦入りご飯や、ごろっと大きめの具材を口に運ぶうちに、食感や食材の旨味で見た目以上に満腹感が出てきます。おい美味しさ・食べ応え共に大満足です。

 【3位】
ファミリーマート「大豆のお肉! チーズビビンバ丼」498円(税込み)、482キロカロリー

 大豆のお肉(大豆ミート)を使用しているため、482キロカロリーという低カロリーに抑えられているチーズビビンバ丼です。“チーズビビンバ丼”という商品名からして、おいしいことは間違いないのですが、実際に食べてみると、コチュジャンはしっかりした辛さで、野菜もシャキシャキ感が残っているため、本格的なおいしさがあります。お肉としての大豆ミートが良いアクセントになり、満足感を高めてくれますよ。

【1位】
ローソン「たっぷりたまごをかける!ふわとろたまオムライス」498円(税込み)、629キロカロリー

 「オムライスは外れがなくておいしい」という、多くの方が持つであろうイメージを覆す弁当です。その理由は、とろとろで見た目以外に卵感のない卵加工品、深みがなく甘いだけのデミグラスソース、味気のないチキンライス……と、味に対してのこだわりを一切感じなかったためです。パッケージの見た目は良いですが、“たっぷりたまごをかける!”と書かれている通りに、卵加工品・ソースをライスにかけると、見た目も悪く、ライスに旨味・食感のない“ドロドロの液体”をかけたものになっており、ガッカリしました。

【2位】
ミニストップ「広島流お好み焼き イカ天肉玉そば」523円(税込み)、520キロカロリー

 こちらの商品に限らず、コンビニ弁当でお好み焼き系のものは、どれも残念。生地がパサパサで食欲を刺激するソースの味やしずる感が想像を大きく下回るためです。メイン食材で全体のほとんどを占めるキャベツや小麦粉が弁当として長時間水分を保つのは難しいと思われ、付属のソースをかけても水分や全体の旨味を補うことができません。商品名に記載された具材は、気持ち程度にしか入っていないため、一層ガッカリ感が強まりました。


【3位】

セブンイレブン「台湾風豚角煮丼・ルーロー飯」496円(税込み)、682キロカロリー


 コンビニ各社は、話題のグルメをすぐに商品化して販売しています。そのスピードを意識しているためか、全体のバランスが悪いことが多々あります。ルーロー飯は、少しエスニック風に味付けされた豚角煮とタケノコ、ピリ辛ごま入り高菜漬けもやし炒め、半熟玉子蒸しがご飯の上に乗っていますが、それぞれが独立していて、融合したおいしさを楽しめず、「ルーロー飯ってこんなグルメなのか」と感じただけでした。話題性を重視したコンビニ弁当は、おいしさではなく、「どんな味なのだろう」と食の知識をつけることに重きを置いて購入するとガッカリ感を軽減できるかもしれません。

サイゾーウーマン読者へ、お弁当選びのアドバイス

 コンビニ弁当は、日々進化していて、“おいしい”ことは間違いありません。気軽にいつでもどこでも購入できるため、毎日のように利用している方は想像以上に多いです。私は、100日間コンビニ弁当を食べ続けて、“コンビニ弁当は、付き合い方が大事”だと気づきました。少し楽をしたい気持ちでコンビニ弁当を食べてしまったなら、その罪悪感を軽減するために、食べた後にケアをする必要があります。運動、野菜の摂取、サプリメントを飲むなど、ケアの方法は人それぞれですが、“食べる前よりも体を綺麗にする”という思いの元、気持ちがすっきりすれば問題ありません。仕事やブライベートで目標が達成できたり、1日や1週間をいつも以上に頑張ったご褒美として、好きなコンビニ弁当を食べる場合もあるでしょう。その場合は、何も気にせずに食べて問題ありません。その達成感や満足感がこれからの生活につながるはずです。

 最後に、自分好みの弁当を知ることが大切です。毎週新商品が販売されるため、ネット記事やSNSで話題の弁当が良いのか、見た目が好みの弁当が良いのか、決めきれないことも多々あるでしょう。食べたものは、その後の気分を左右するため、絶対にガッカリしたくない時、気分を高めたい時のために、自分好みの弁当を知っておきましょう。ちなみに私の好みの弁当は、セブンイレブンの親子丼、冷やし担々麺、冷やしパスタです。この記事を通して、皆さんがよりグルメに興味を持っていただけたらうれしいです。

■進撃のグルメ(世界一詳しい食べ歩きグルメブロガー)
話題のグルメをブログや動画で毎日紹介している。100種類のコンビニ弁当を100日間にわたって食べ続けたレポート「【必読】100日間コンビニ弁当生活を終えてわかったこと100個まとめました」がネット上で大きな話題を呼んだ。

公式YouTubeチャンネル:「進撃のグルメ」
公式ブログ:「進撃のグルメ
公式Twitter(@rekishichosadan

2020年K-POPシーンを総まとめ! JYP、SMエンタ他4大事務所と、NiziU・JO1のポジションを考察

 BTSが米国進出で大成功を収め、日本ではNiziUが話題を集めた2020年。「K-Pop」というコンテンツが世界的に評価される動きがあった20年は、どんな1年だったのだろうか。K-Popに関するメディア出演や、イベントを主催するキーパーソン3名に、20年のK-Pop動向を振り返ってもらった。

<座談会出席者プロフィール>

■e_e_li_c_a 2006年からDJを始めヒップホップ、ソウル、 ファンク、ジャズ、中東音楽、 タイポップスなどさまざまなジャンルを経て現在K-POPをかけるクラブイベント「Todak Todak」を主催。楽曲的な面白さとアイドルとしての魅力の双方からK-POPを紹介して人気を集める。

■DJ機器 K-POPオタク。現在K-POPをかけるクラブイベント「Todak Todak」「Liar Liar」をe_e_li_c_a と主催。block. fmのK-POP番組『HB STUDIO』にレギュラー出演中。

■ラブ子 K-POPオタク。昨年K-POPファンの間で広まった「ドゥンバキ」というワードを最初に言い出した人。主なオタ活拠点は現場とTwitter。

Big HitとSM、YGの動きは?

――2020年のK-POP4大事務所の動向を振り返っていきたいんですが、まずはBig Hitエンターテインメントはどうでしたか?

DJ機器 Big Hitが2019年のSOURCE MUSICに続きPLEDIS Entertainmentを買収して、なんだかGoogleみたいに大きくなってきました。昨年末のファミリーコンサートにむけて少し無理やりではありましたがファミリー感を出したりしていますね。

e_e_li_c_a BTSが事務所の一強の存在だから、彼らが兵役に行くことを考えていろいろと準備をしているように見えますね。

ラブ子 絶妙なポジションの事務所を狙って吸収しているのが怖い事務所だなと(笑)。企業的戦略でガシガシ動いてる感じがしました。

――SMエンターテインメントはいかがでしたか?

ラブ子 SMは珍しく乱れた1年だったかと(笑)。2020年の後半にaespaのデビューやNCTの活動がいきなりぶち込まれたイメージがすごいありました。ひとつひとつのビックプロジェクトが、事務所の中であっちにいったりこっちにいったり。

DJ機器 NCTのアルバム『THE 2ND ALBUM RESONANCE Pt.2』が、印刷ミスにより発売延期になったりしました。いつも以上に無茶なスケジュールで制作していたんでしょう。

e_e_li_c_a スケジュールに関してはどこの事務所も新型コロナの関係で調整が難しかったのもあると思います。SMはここ1〜2年は特にグループ間でも印象を似せてきているのか、似てきてしまっているのか……。

DJ機器 ビジュアル面に関してはディレクターの趣味なのかもしれません。そういえばMARVELと絡むような動きもありましたが、SuperM然り、最終的には『アベンジャーズ』みたいなのをやりたいんですかね。

e_e_li_c_a ミュージックビデオの端々で、ほかのグループに繋がる謎のモチーフをいれてきたりするのも、その布石なのかもしれない。

ラブ子 ただ新型コロナの影響でアメリカなど海外展開ができなくなってしまいました。逆に日本では、地上波の歌番組に出演したりと一応、知名度を上げようという意図は感じました。

e_e_li_c_a もともとSuperMは東京ドームで公演をやる予定でしたが、それぞれのメンバーのグループやソロ活動などがあってしばらく音沙汰がなく、クリスマスか何かに挨拶の動画が突然公開されて、「そういえばまた続いていたんだ、このプロジェクト!」となりました(笑)。

――YGエンタはどんな動向でしたか?

e_e_li_c_a YGは事務所がバーニング・サン事件で一度足場が崩れてしまったから、その立て直しが大変な1年でしたね。ただTREASURE(トレジャー)は頑張っていますね。

ラブ子 そうですね、TREASUREのおかげで持ち直していると思います。マシホのおかげで株価も上がったので。でも国内でしっかり活動しているグループはTREASUREだけみたいな感じになっていますよね。あとは、ブラピン(BLACKPINK)。

DJ機器 BIGBANGも2020年にCoachella(コーチェラ)でカムバック公演の予定がありましたが、フェス自体が新型コロナの影響でなくなってしまいました。新しいアルバムのレコーディングに取り組むという話もありましたがどうなったんでしょうね……。

ラブ子 YGとJYPも、今年は手堅いというか、特殊な活動はしてないですよね。YGがブラピン、JYPはTWICEが目立って活動していたという印象でした。

――JYPエンターテインメントは、Nizi Projectによって日本での知名度が抜群に上がりました。

ラブ子 JYPは社長のJ.Y.Parkが一番目立っていました(笑)。こんなに社長の名前を聞いた1年は本当にかつてないことなのではないでしょうか。『スッキリ』(日本テレビ系)などに出演していたので、うちの母親まで「NiziUでしょ?」みたいに言い出して。

e_e_li_c_a 毎朝出ていたのは影響力として大きいですよね。

ラブ子 社長が偉人みたいなことになっちゃって。韓国の大統領よりメディアに出ていたと思います。

――今までKPOPファンの人が見てきたJ.Y.Parkと、今回で知った人の間で、彼に抱くイメージに乖離はありますか?

ラブ子 韓国では、自分もアイドル時代があったところを含めての「いじられキャラ」ですよね。

e_e_li_c_a たしかに、韓国だと自分が90年代から活動していたのが認識されていますからね。日本はそこの部分がすっぽりない。

DJ機器 K-POPのファンからしたら、いじられキャラなのになんで名言製造機みたいになっているんだと思っている人が多そうですよね。日本で注目されたのは、ああいう前に出てくるタイプのメンターみたいな人があまりいなかったのではないかと。ジャニー喜多川さんとかはあんまり表に出てくる感じではなかったですし、つんくさんのような立ち位置の人の席が空いたところに収まったようにもみえます。

e_e_li_c_a 事務所として気になる動きは、ITZY(イッジ)の「Not Shy」の英語版が出るんですよね。TWICE(トゥワイス)も最近、英語版楽曲を出していて。TWICEとかは今まで欧米圏よりも日本のが優先! って感じだったと思うんですけど、新型コロナのこともあって現地に行けなくても案外プロモーション出来るのかも? となって、ついでじゃないけど英語版楽曲を出してるように見えます。

DJ機器 TWICEは2019年には全世界9都市を巡回するツアーを開催していますね。「現地化」の足がかりを作りたいのかもしれないですね。

ラブ子 ワンガ(Wonder Girls)が米国進出に挑戦するも一度は諦めているからなのか、それ以降はグローバル向けのアイドルを養成するイメージがありませんでしたが、もしかしたら来年はガールズグループがグローバル路線にいくのかもしれないですね。

――日本でのJYPのイメージでは、NiziUが代名詞になったといえますが、K-POP風の日本アイドルという立ち位置をどう見ていますか? K-POPを聞いてきた人たちには違和感を持つ層もありますが。

ラブ子 K-POPファンとNiziUファンは、住み分けができているように思います。曲がりなりにもサバイバル番組出身の子たちなのでちゃんとスキルもあるし、JYPのDNAも感じますし、路線としてはうまくいっているのではないでしょうか。サバイバル番組自体は追わなかったのですが、デビューしたメンバーは可愛いし、「Make you happy」は、「世界中が夢見る日本のアイドル」みたいな感じじゃないですか。覚えやすいし。どこにも傷をつけない、角がないプレデビュー曲で。JYPって偉い(笑)。

DJ機器 「Make you happy」はいつもK-POPしか聞いてない人からすると物足りなさもあるんだと思うんですけど、いきなり「本格派グループ」みたいな打ち出しをされても、おそらくお茶の間には受け入れられない気はしますよね。個人的にはいい塩梅だなと思いました。

e_e_li_c_a 楽曲としてはTWICEの日本語曲と印象が近いところがありましたね。あとはデビューEPを聞くと、ラップがうまかったんです。日本で売ってくことを考えるとダントツなのではないでしょうか。

――「世界中が夢見る日本のアイドル」という言葉が出ましたが、それは日本人が考える日本の女性アイドルとは違うところがあるんでしょうか?

ラブ子 「海外から見た日本」という感じでしょうか。ハロー!プロジェクトやAKBグループはもっと変則というか、サウンドにもロックマインドがあると思っています。「Make you happy」に関しては「K-POPのひな型を使ったJ-POPっぽいもの」という、恐ろしいバランスになっている。日本のアイドルでJ-POPかと言われるとちょっと違う気もしますが、かと言って「K-POP」かと言われると難しいですよね。デビューして、全員が揃った次の曲が大事になってくるのではないでしょうか。

DJ機器 あとは新型コロナでコンサート等の現場がないから、どれだけお金を使ってくれるファンがついているのかもわからないですよね。ファンが若年層に集中しているような気もするので、NiziUカフェみたいなものをやったら来場者は多いとはと思うのですが。

e_e_li_c_a 確かに、コラボカフェ開催したら小中学生がたくさん押し寄せそうですね。ただ、コンサートをちゃんと開催する際に、一人では来られない層が多いので集客がわからないですね。

ラブ子 その点で、TWICEは本国の活動から応援しているファンが流入しているから、ガッツリ追う人、お金を落とす人が多いイメージがあります。

DJ機器 TWICEの東京ドーム公演に行ったのですが、親子で来ている人が多いし、普通に中年男性グループが客席にいるのが衝撃的でしたね。K-POPアイドルの初来日公演等だと明らかに服装や雰囲気などで「K-POPオタクっぽい人」が多いのですが、TWICEはもう全然関係なく色々な人がいるんですよね。

ラブ子 日本の現場でカメラの金額と腕力を活かせる現場ってそれほど多くないから、中年男性はハマっちゃうんだと思います。財力もありますし。ただNiziUは……あんまり、そうならないでほしいところもあるかな(笑)。やっぱり若い子に支持されてほしいですよね。あとはTWICEの妹分で、ITZYとも住み分けができているので、JYPとしても動かしやすいグループなのではないでしょうか。

 ボーカルやラップのスキルもあるのでもっとダークな雰囲気の楽曲もこなせるはずですし、そのような激しい楽曲も日本ではE-girlsなどの前例があるので、受け入れられる間口はあると思います。

――男性アイドルでいうと、JO1もK-POPコンテンツを輸入した形の存在です。吉本興業と韓国のCJ ENMが共同出資した事務所というのも新しかったですね。

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e_e_li_c_a 12月にあった、JO1の1stオンラインコンサートに対して「メンバーたちは頑張っているのにその努力を形にしてくれる人がいない」という、運営への不満を見かけました。

ラブ子 自分にもファンの方から報告が来ました。「コンサートなのに10曲しかやらないんですけどどういうこと?」とか「吉本燃やしていいですか?」という……。

DJ機器 単純に予算の問題な気もします。国によってエンタメに対しての力の入れ具合やリソースが違いますからね……。楽曲に関しては、リファレンス元がなんらかの「K-POP楽曲」で、一次ソースの楽曲を直接参照していないように感じました。K-POPっぽいことをしようとしているのではないかと思うのですが、コアな側面というよりも表面をなぞっている感じがして個人的には物足りなさを感じました。

ラブ子 そうですね……。ちょっと前の「K-POPっぽさ」を楽曲にしている感じはありますね。あえてNiziUと比べると、Nizi ProjectはJ.Y.Parkが個人のスキルを見ながらパフォーマンスを重視する「実力派」サバイバルグループ。一方、JO1は日プ(『Produce101 Japan』)という、大半の練習生が歌もダンスも未経験の状態で集められたサバイバル番組出身なので「実力派」とは違うのかなと。

e_e_li_c_a ただ売り方として、「グローバルボーイズグループ」とか「世界を目指す」的なことを打ち出すので違和感があるのではないでしょうか。

ラブ子 ファンや周りで遠巻きに見ている人が引っかかっている部分は「世界狙いなら、もっと育てるところがあるんじゃない?」とか、「楽曲もだんだんレベルアップしていってもいいんじゃない?」というところだと思うんですよね。ここから認知度、パフォーマンス、ビジュアルのクオリティもどんどん上がっていくという成長物語を見せてくれるなら自分は楽しいかなと。ただ、日本の芸能界における立ち位置で考えると、ジャニーズとLDHの中間的の存在としてJO1というアイドルがいてもいいんじゃないかと思っています。バラエティも出るし、楽曲も歌うという路線は、日本では間違っていないと思う。

DJ機器 日本で男性アイドルの本格派だと、LDHや三浦大知さんというパフォーマンスが強い存在がいるので、いきなりそういう人たちと比べられてしまうと大変ですよね。

ラブ子 でも、K-POPのコアなファンの中には、JO1がそこで止まっちゃうんだったら……と、揺れ動いている人がいるのかなと。それが1stコンサートへの不満につながったのかもしれません。でも、実績というか売れていらっしゃるから、よろしいのでは。売れればいいんじゃない?

e_e_li_c_a 『Produce101 Japan』は2も決まりましたしね。それも、きっと良い商売だと思ったから2をやるわけで。

DJ機器 メンバーやプロダクション側にお金が入ってくると、制作面でもさまざまなことが実現できたり解決できたりしますからね。

――K-POPは毎年、脱退者や活動休止などが多発していて、その理由に過酷な労働環境がよく語られていますよね。それこそ奴隷契約と揶揄されるような状態ですが、この問題は、今後どう解消されるのでしょうか?

DJ機器 お国柄はあると思いますね。兵役がある国ですから……。

ラブ子 「2年だったら兵役も我慢できるだろう」という感覚が備わっているので、時限をつけたものはちょっと体を壊しても頑張りきる! みたいな発想につながっているような気もします。

e_e_li_c_a これって、日本の企業でも同じような風潮があると思っていて。法令を違反してても、そういう雰囲気がないから有給が取れないみたいな。

ラブ子 現場の人たちもみんな、「それが芸能活動でしょ?」みたいなことになってしまっていると思うので、一度その歯車が動き出してしまうともう止められないのがエンターテインメント業界の闇というか。でも、私は韓国のアイドルビジネスの収益構造をわかっているわけじゃないから、やめろとも言えないです。そのサイクルを止めたことによって、結局アイドルたちの収益がなくったら、アイドルも生活ができなくなる。

e_e_li_c_a でもそれって商売として成り立ってないということじゃないですか。結局、無理して成立させてるものは長くは続かないし、体調を崩したりする原因にもなる。

ラブ子 成り立たせちゃいけないという意識を、エンタメを享受している側も、ある種の搾取になっているという構造を胸に置いておいたほうが健全なのではないでしょうか。あとは、メンバーが傷ついたら、事務所とファンが守る。

DJ機器 年々、素行監視が厳しくなっているようにも感じますね。ものすごいハードスケジュールで働いて、外で遊ぶこともできないし、私生活でも気が抜けない。スタイリストにブチ切れて毛布を投げつけたくなる気持ちもわかりますよ(笑)。

ラブ子 本当にそうなりますよ。だって、あんな過酷な練習とスケジュールをこなして、それで何か起きたときには本人が叩かれるんだから、事務所が守ってあげないと。海外のファンからエデュケーションを受ける流れがあったり、グローバルな視点を求められながら働かなきゃいけないのに、働き方はブラックって……(笑)。

e_e_li_c_a コロナ禍で少しはスケジュールに余裕が出るかと思いきや、オンラインライブなどで収録現場が増えているグループもあったり、接触を減らすためにより変な時間に稼働しているようにも見えますね。ここ1~2年ぐらいは昔に比べて休業するケースが増えてきているような気もしますね。

DJ機器 ただ、逆に休みたいと申告したら休ませてもらえるようになったんだなとは思いますけどね。

ラブ子 私はそれならカムバもやめてねと思いますけど。グループの人数を減らしてまでやる必要はない。そういえばイドン(Triple H)とヒョナ(同)は全然カムバしないですね。あれぐらいの働き方で食えているんだったら、健全じゃないですか?

e_e_li_c_a その2人はP NATION(ピーネーション)と契約したことが大きいんじゃないですかね。

DJ機器 カンナムスタイルマネーが……(笑)。

ラブ子 P NATIONか!JessiもP NATIONでしたっけ? Jessiは年末すごく頑張ってるじゃないですか。

DJ機器 CrushもP NATIONですしね、やはり原資が豊富だと余裕があるんですよ。お金がもっといろいろなところに回ってほしいですね、本当に(笑)。

ラブ子 今年はP NATIONに注目ですね(笑)。

――続きは1月4日公開!

スクールゾーン・はしもが厳選! K-POPアイドルから一般人まで……お気に入りの“韓流あるある”動画ベスト3を大発表!!

――新型コロナウイルスの感染拡大により、世の中の動きが大きく変貌した2020年。 サイゾーウーマンでは、まさに激動続きだった1年を、個性豊かな著名人の方々に振り返ってもらいました。今回は、SNSに投稿された“韓国アーティストのモノマネ”や“K-POPファンのモノマネ”が話題を呼び、韓国好きの間で知名度を上げている、2021年注目のお笑いコンビ・スクールゾーンの“はしも”こと橋本稜さんが登場! 独学で韓国語をマスターするほど韓国愛に溢れたはしもさんが選ぶ、お気に入り動画ベスト3とは?

 

スクールゾーン・はしもが選ぶ、お気に入り“韓流あるある”動画ベスト3

【1位】
「事務所ごとに違うK-POPアイドルのあいさつ」

 SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメント、Big Hitエンターテインメントの、4つの大手K-POPアイドル事務所の色と雰囲気を、あいさつでモノマネしてみました。ほんとにニュアンスなのですが、好きな人たちに刺さってうれしかったし、自分でも落ち込んだ時は見てる動画です! 一番自分が何回も見てるかもしれません。

【2位】
「不安になった瞬間に来てくれる韓国料理屋の店員さん」

 韓国料理屋に行ってサムギョプサルを注文した時に、自分で焼いていいのか、店員さんが焼いてくれるのか……そろそろ焦げちゃいそうだなぁと思った瞬間に来てくれる、細かすぎる店員さんのモノマネをしたら以外と反響があったので、みんな同じように思ってたんだぁとなんだかうれしかったです!

【3位】
「日本語と韓国語が混ざってる韓流好き女子」

 韓流好き女子「りょう子ちゃん」の良さがたっぷり詰まった1本だと思います。自然と日本語と韓国語が混ざって会話して、最後は全部韓国語になってたりするところが可愛らしいポイントです。

・K-POPアイドル「ENHYPEN (エンハイフン)」
 韓国のサバイバルオーディション番組『I-LAND』で結成された、7人組グローバルボーイズグループ。メンバーの平均年齢は17歳という若さながら、歌やダンスのパフォーマンスが高く、 BTSを生み出したBig Hitエンターテインメントの所属なので、今年爆発的に人気が出ると思います。

・俳優「チ・チャンウク」
 彫刻刀で彫ったような綺麗な顔立ちで、ドラマに出演した時には「視聴率王子」とも言われている俳優さんです。シリアスからコメディーの演技の幅が広く、どんな役も演じられるところが魅力です。

2021年に制作してみたい“動画”は?

 韓国へ行けたら、ドラマの聖地になった場所に行って撮影したり、宮殿などに行ってチョゴリを着て“韓国時代劇あるある”などを撮影したいです。

2020年の“はしも的”ニュースは?

 2020年はいろいろと大変な1年でしたが、まさか韓流ドラマブームが来ると思っていなかったので、お仕事が急に増えたことが本当にうれしいです。これからも韓流好きな皆様にいろいろな韓国エンタメなどを発信していきたいと思っています。


スクールゾーン・橋本稜
吉本興業所属。NSC東京校16期生出身。2011年4月に俵山峻とコンビを結成し、橋本が好きなK-POP、韓国ドラマの“あるあるネタ”や、俵山の特技であるヴァイオリンを活かした漫才やコントが持ち味。

[イベント情報]
スクールゾーン単独イベント「新ネタゾーン」
日時:1月16日(土)午後5時〜6時
会場:渋谷無限大ホール
料金:前売:1,800円、当日:2,100円

スクールゾーン公式サイト
スクールゾーン公式YouTubeチャンネル
橋本稜公式Twitter(@schoolzonehsm
橋本稜公式インスタグラム(@schoolzonehsm

田原俊彦、今年ついに還暦! ものまねタレント・原俊作が語る「トシちゃんの魅力ベスト3」

 ついに幕を開けた2021年――新型コロナウイルス感染拡大により、どんよりしたムードが漂う中、それを吹き飛ばすようなおめでたいニュースが飛び込んで来た。我らが“トシちゃん”こと田原俊彦が、今年2月28日に還暦を迎えるのを祝福し、アニバーサリーライブ【60th Birth Anniversary Double T Wonderland 2021】が4月25日に東京・国際フォーラム ホールAで開催されるという。

 常に進化し続ける圧倒的な歌とダンスを誇るとともに、やんちゃ坊主のようなお茶目さを持つトシちゃんだけに、「まさか還暦なんて!?」と驚く人も多いのでは? 今回サイゾーウーマンでは、トシちゃんの還暦をお祝いし、「トシちゃんのものまねといったらこの人!」という原俊作さんに「トシちゃんの魅力ベスト3」をお聞きした。

■原俊作が選ぶ「トシちゃんのここが魅力」ベスト3
【1位】
歌声、ハイトーンボイス

 素敵なルックス、ファッションに目がいっちゃいますが、実は歌声がものすごく透き通って綺麗なんです。そしてキーがめちゃめちゃ高い! 年々キーが上がっています。そして田原さんの楽曲は、田原さんにしか歌えません! ほかの歌手の方が田原さんの曲を歌ってもサマにならないんです。想像してみてください。本当にいないんですから。田原さんオンリーの楽曲なんです。

【2位】
もちろん華麗なダンス

 ものまねしてわかりましたが、本当にすごいです。真似できません。やってみてください(笑)。デビューから毎年のようにコンサート、ディナーショーを開催し、シングルもほぼ毎年欠かさず出しています。2時間歌って踊れるソロの歌手は田原さんだけ。歌だけ、踊りだけなら上手な人はいっぱいいると思います。両方を同時にできるのは、本当にすごいです。国民栄誉賞を取っていないのが不思議でなりません。

【3位】
ドラマ・俳優・演技力 田原俊彦

 1988年の『教師びんびん物語』(フジテレビ系)は衝撃でした。毎週毎週、手に汗握って見たドラマは後にも先にも『教師びんびん物語』以外にありません。歌手のイメージだった田原さんの演技力がすごかったです。若い女性ファンだけでなく、子どもからお年寄りまで、特に男性のファンが増えたと思います。僕は当時高校1年生でしたが、クラス中の話題でした。田原さんの髪形がオールバックへと変わり、早速僕も真似しました(笑)。歌手の人が、ドラマの主演で社会現象を起こしたのは、田原さんが初めてだと思います。

■トシちゃんとの思い出を教えて!

 2000年、田原さんのコンサート終了後、控室で初めてお会いさせていただきました。前年に、僕がものまねで優勝したことを、番組司会の研ナオコさんから聞いていたとのことで、お会いするなり、「お前のこと知ってるよ! オレの前でものまねやってみろ!」と言われ、気合を入れてやったら、手を叩いて喜んでくれ、ホッとしたのを覚えています。一緒に撮っていただいた写真は、今でも大事にしています。

■トシちゃんの好きな楽曲と、その理由は?
 間違いなく「抱きしめてTONIGHT」。この曲で僕の人生が変わりました。当時びんびんブームと同時に、ものまね四天王ブームもあって、「ものまねタレントになりたい!」と、心に強く思いました。僕の人生を決めた一曲です。『ザ・ベストテン』(TBS系)で5年ぶりの第1位を獲得したときは、慌ててビデオデッキをセットし、何度も何度も映像を見たことを思い出します。

■トシちゃんのものまね、「特にここを見てほしい!」というこだわりは?
 2回転のターンと足上げです。ストレッチは毎日やること。「抱きしめてTONIGHT」のサビで回転ムーンウォークがあるのですが、これがものすごく難しい。バス停などで待っている間、つい練習してしまうので、よく注意されます(笑)。

■還暦を迎えるトシちゃんに期待することは?
 ドラマに出演してほしいです! 今の田原さんの年齢で『校長びんびん物語』。または教頭! 榎本(野村宏伸さん)が校長で、田原さんが教頭なんて面白そう! ドラマの田原さんをまた見たいです。ファンの願いです。

原俊作(はら・しゅんさく)
ものまねタレント。田原俊彦のものまねのほか、郷ひろみ、野口五郎、河村隆一、井上陽水、福山雅治などのレパートリーがある。最新情報はインスタグラム(@hara.shunsaku)、オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/hara-shunsaku/)にて。原俊作YouTubeチャンネル「シュンサックの部屋」が21年3月頃スタート予定。

滝沢秀明氏はSnow Man贔屓? 「タキニ問題」でスノスト、キンプリファン大荒れ……企業コンサルタントがジャニーズの戦略を斬る!

 2020年の大みそかをもって、嵐がついに活動休止を迎えた。トップグループを失ったジャニーズ事務所にとって、21年は変革の1年になるだろうが、同社副社長であり、子会社のジャニーズアイランド社長・滝沢秀明氏に対するファンの評価は、いまいち芳しくないようだ。

 滝沢氏は昨年1月、SixTONESとSnow Manを合同シングル「Imitation Rain/D.D.」で同時デビューさせた。「ライバルがいるって最高だ」というキャッチコピーのもと、「SixTONES vs Snow Man」名義で公式ライバルの関係を強調し、双方ファンのCD購入を煽る作戦を展開したのだが、これが功を奏し、CDは初週売り上げ132.8万枚(オリコン調べ、以下同)という大記録を打ち立てた。しかし、この売り方はファンの間で物議を醸し、「心が疲れた」「相手のグループを敵視してしまう」「本人たちも望んでいないのでは」といった声が、ネット上で散見されるようになった。

 また、最近では、滝沢氏のお気に入り「通称タキニ」の贔屓が目に余るという苦情も一部ジャニーズファンから相次いでいる。苦情の内容は、自身が名付け親であり、長年、舞台『滝沢歌舞伎』を作り上げてきたSnow Manに肩入れし、メディア露出をプッシュしているのではないかというもので、特にSixTONESファンや18年デビューのKing&Princeのファンが訴えているような状況。結果的に、SixTONESとSnow Manのファンの対立が激化、King&Princeファンもそこに参戦する構図が出来上がりつつある。

 このような状況は、ジャニーズ事務所への不信感につながりかねないが、滝沢氏はファンとどう向き合っていくべきなのか――今回、企業コンサルタント・大関暁夫氏に企業マネジメントの観点から話を聞いた。

■「VS売り」は戦略的にアリ、しかしふさわしくない
――滝沢氏がジャニーズアイランドの社長に就任して、2年が経過しようとしています。19年9月からはジャニーズ事務所の副社長にも就任し、20年はジャニーズJr.やSixTONES、Snow Manの売り出しに尽力してきましたが、ファンの間ではCD購入を煽る「VS売り」が物議を醸しました。

大関暁夫氏(以下、大関) 戦略としてはアリだと思います。ただ、ビジネスは“お客様あって”のものですから、消費者側の不評を買っているのであれば、やはり「ふさわしくなかった」といえるでしょうね。

―― 一方で、滝沢氏は「お気に入りのSnow Manを贔屓しているのではないか」と、他グループのファンから指摘されています。ほかにも、地上波露出が増加傾向のA.B.C-Zの河合郁人、ジャニーズJr.ユニットのHiHi Jets、IMPACTorsの佐藤新などが贔屓され、推されているようだといわれているのです。これにより、ファン界隈に不穏な空気が漂っている印象もあるのですが……。

大関 ジャニー喜多川前社長の後を受けた滝沢さんは、現場を知るトップとして、彼なりに考えた戦略を展開していると思うのですが、ファンの支持が得られない最大の原因は、“まだ実績がないから”。ジャニーさんこそ、お気に入りのグループやタレントを贔屓していたでしょうが、それで大きな実績を残していたため、ファンの人たちにも「ジャニーさんが考えていることだから、それなりの理由があるのだろう」と納得感があった。しかし、滝沢さんはまだ実績がないだけに、戦略があったとしても、「好き嫌いで仕事している」「あり得ない」と見られてしまう。これは二代目の宿命でもあり、批判が集まるのはやむを得ないと思います。

――確かにジャニーさんは、個人的な“スペオキ”を売り出しているのではといわれていました。

大関 滝沢さんが、もし「好き嫌い」だけで推していたとしても、「近い将来、彼らは必ずスターになる」と自信を持っているのなら、このまま突き進むのも一つの手でしょう。しかし、少しでも不安があるのなら、ファンの間に不協和音を起こさないよう、個人の「好き嫌い」は抑えるべきだと思います。そして、まずは何かしらの実績を作ることに注力するのが大切。実績こそが、リーダーの求心力を強める最大の武器ですから。

■SixTONESとSnow Manの「ミリオン達成」は実績にはならない

――SixTONESとSnow Manは、合同デビューシングルで初週ミリオンを達成するという偉業を成し遂げました。Snow Manは2ndシングル「KISSIN'MY LIPS/Stories」で初週売り上げ91.8万枚、SixTONESも2ndシングル「NAVIGATOR」で初週62.2万枚を売り上げていますが、これは“実績”といえないのでしょうか。

大関 SixTONESとSnow Manですが、「グループ名は知っているけれど、メンバーの顔と名前が一致しない」という人も多いと思います。そうなるとまだ実績は“ない”。今の時代、ミリオンを達成したからといって、誰もが知っている曲というわけでもありません。ジャニーズの“目に見える実績”とは、CDの売り上げよりも、メディア露出なのではないでしょうか。SMAP、そして嵐がトップスターの地位を築いたのは、多くのテレビ番組に出演し、冠番組を持って、メンバー一人ひとりの個性が視聴者に伝わるような露出の仕方を仕掛けてきたからだと思います。

 滝沢さんにとっての実績とは、売り出すグループに対し、「嵐を継ぐのは彼らだ」という世間の“納得感”を、戦略的に作っていくこと。現状、テレビで活躍していた嵐は活動休止、TOKIOも長瀬智也さんが今年3月に脱退し、これまでの形ではなくなるわけですが、「じゃあ次のグループは?」というのが見えてこない。ファンの人にとっては、「こんなにたくさんCDを買って、一生懸命応援しているのに、いまひとつ世の中的に盛り上がっていない」という状況が、ジャニーズ事務所や滝沢さんに不満を抱く大きな要因になっている気もします。

――現在、ジャニーズ事務所は藤島ジュリー景子社長と滝沢氏の2トップ体制で、それぞれが担当グループを見ているような状況です。次なるトップグループはどこか、2人が共通認識を持っているかは定かではありません。

大関 ジャニーさんというカリスマトップの後を1人で担うのは大変なので、2人が協力して、全体的な戦略をつかむことが大事。例えば近年デビューしたグループは、SixTONES、Snow Man、そしてKing&Princeですが、事務所の2トップが各グループのポジショニングを、ファンに見える形で示していくべきでしょう。具体的には、嵐の抜けた穴をどのグループが埋めるか、TOKIOの後を継がせるグループは……という戦略をしっかり見せていく。必ずしも、前のグループを踏襲する必要はありませんが、嵐やTOKIOがメディアで築いた地位をあっさり手放すのは得策ではないと感じます。

――事務所全体の戦略として、次のトップグループをどこに見据えているかがわからないから、滝沢氏が個人の感情でお気に入りのグループを贔屓していると思われるのかもしれません。

大関 次のトップグループが見えてこないのは、事務所の意思表示が弱いからだけでなく、メディア側にSixTONES、Snow Man、King&Princeの魅力が乏しいと思われているからなのかもしれません。その原因は、しっかり究明していくべき。例えば、社内的に「キンプリを推す!」とコンセンサスが取れたら、どうやって魅力的に見せるのか、メンバー一人ひとりの個性をどう立たせていくのか、戦略を立てながらメディアに売り込んでいく。そのためには、やはりジュリーさんと滝沢さんの戦略的コミュニケーションが必要ですが、もしかしたら今は、それが不足しているのではないでしょうか。かつてのジャニーズは、ジュリーさんとSMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏が、各々のグループだけをマネジメントするという体制だったわけですが、今は滝沢さんと協力して戦略を練るべき時だと思います。

■滝沢副社長は、タレント管理の徹底より「ファンの声」を聞くべき

――今後、滝沢氏の課題は何になると思いますか?

大関 先ほども少し触れましたが、ファンの声を聞くことではないでしょうか。ジャニーさんは、ジャニーズの一番のファンで、それこそが彼の強みだったと思います。「自分=ファン」が喜ぶことは何かを、確信をもって進めることができるからです。滝沢さんの場合は、演じ手から転身したこともあって、いまいちファンの立場から、その気持ちをつかみきれていないのかもしれません。「VS売り」が批判されたのも、「贔屓しているのでは」と物議を醸すのも、アイドルをビジネスとして考えすぎていて、ファンの気持ちを理解していないからではないかと思うのです。滝沢さんはジャニーさんの後継者ですから、“ジャニーズの一番のファンであること”を心掛けることが、何より大切なのではないでしょうか。逆にタレントを“管理”するのはジュリーさんに任せるなど、役割分担をしたほうがいいと思います。

――滝沢氏は確かに、タレント管理に力を入れている印象があります。ジャニーズでは昨今、未成年者との飲酒同席、プライベート写真のネット流出など、トラブルを起こしたタレントに必ず相応の制裁を科すようになりましたが、これは滝沢氏の意向が強いと伝えられています。

大関 やはり滝沢さんが管理者に徹しすぎている感もあり、そこはジュリーさんに任せていいのでは。当然、タレントの素行を良くすることは大事である一方、杓子定規に管理するのではなく、ファンは何を望んでいるのかを踏まえながら、組織内の風紀が乱れない程度の素行は目をつぶるなど、柔軟な対応が必要かもしれませんね。

――ジャニー氏の死後、タレント流出が止まらない状況だけに、滝沢氏の心労も大きかろうと思います。

大関 この現状は滝沢さんだけのせいではありません。SMAP、TOKIO、V6、嵐、関ジャニ∞と、一度売れたアイドルを長く使いすぎ、新人を育てられなかったしわ寄せが今来ているのです。新しいグループを仕掛けていっても、“金のなる木”に育つまでは時間がかかる。だから今はのんびり構えていてはダメなんです。「5年くらいで、ある程度のポジションを作ろう」なんてのは通用せず、他社のグループに取って代わられてしまいます。厳しい状況は続くとは思いますが、滝沢さんの奮闘に期待したいですね。

取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」(https://allabout.co.jp/gm/gp/1179/)ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。