マンボウやしろ、若手芸人時代の13畳ワンルームとドミノ・ピザの記憶~ドラマ『お耳に合いましたら。』おさらいインタビュー

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『だめんず・うぉ~か~』倉田真由美が50歳で挑む新境地! 初の長編ミステリー&電子コミック『凶母』の制作秘話

 ダメ男と、ダメ男にばかりハマってしまう女性の姿がリアルに描かれた恋愛エッセイ漫画『だめんず・うぉ~か~』の著者で、昨今はコメンテーターとしても活躍する、くらたまこと倉田真由美氏が、初の長編ミステリー&電子コミック『凶母(まがはは)~小金井首なし殺人事件 16年目の真相~』(ウーコミ!)を、26日より各電子書店にて配信する。

 日本屈指の霊能者と見せかけ、実は凄腕の催眠術師・東…

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『だめんず・うぉ~か~』倉田真由美が50歳で挑む新境地! 初の長編ミステリー&電子コミック『凶母』の制作秘話

 ダメ男と、ダメ男にばかりハマってしまう女性の姿がリアルに描かれた恋愛エッセイ漫画『だめんず・うぉ~か~』の著者で、昨今はコメンテーターとしても活躍する、くらたまこと倉田真由美氏が、初の長編ミステリー&電子コミック『凶母(まがはは)~小金井首なし殺人事件 16年目の真相~』(ウーコミ!)を、10月26日より各電子書店にて配信する。

 日本屈指の霊能者と見せかけ、実は凄腕の催眠術師・東郷高峰の元に、16年前に母親を惨殺された美女が相談に訪れたことから物語は始まるのだが、ほんわかとしたくらたまタッチの絵と、得体のしれない気味の悪さがまじり合い、独特な世界観を形成。読者を引きつけて離さない、スリリングな展開となっている。

 完全オリジナルストーリーで長編ミステリーという新境地を切り開いた倉田氏に、制作の裏側や本作にかける意気込みを聞いた。

<『凶母』第1話を全ページ無料公開中!

 

――『凶母』は完全オリジナルストーリーで、初の長編ミステリー、初の電子コミックと、倉田さんのキャリアにとっても大きな転機となる作品だと思いますが、本作を執筆しようと思ったきっかけから教えてください。

倉田 紙で描いた4コマが電子コミックになったことはあるんですが、ペンタブ(デジタルで漫画を書くペンタブレット)で一から漫画を描いて発表するのは、今回が初めて。そういう意味では、わたしにとって新しい挑戦です。だって、30年くらい紙でやってきたものを全部捨てて、デジタルに完全移行したんですから。スクリーントーンも全部捨てたし、たくさんあったペンのストックもすべて人にあげちゃったし、紙の原稿も子どものオモチャになりました(笑)。

――2000年から13年続いた『だめんず・うぉ~か~』(扶桑社)連載終了後、40代後半はあまり漫画を描かない時期もあったそうですね。

倉田 ほかのジャンルにチャレンジしたこともあったんですが、あんまりうまくいかなくて、漫画を描くこと自体、嫌になってしまって、文章の方に行こうかなって思った時期があるんです。とはいえ、そんなに強みがあるわけではないし、せっかく今までやってきたことを全部なしにしちゃうのももったいないな、と思っていました。

 それと、コメンテーターとか、ほかの仕事でなんとかなっちゃっていたというのも大きいですね。でも、「漫画家の倉田さんです」とか紹介されながら、なんにも描いてないから、これはいかんなと。このままだと、「元・漫画家の倉田さん」になっちゃう。それで、50代はもう一度、漫画を頑張ろうと思って、2年半前にペンタブの練習を始めたんです。

――最初はペンタブ教室に通われていたとお伺いしました。

倉田 20代の子にまじって、47歳がひとり(笑)。何度か通ったんですが、何か描きたいことがあるわけじゃないから、全然身につかないんですよ。まったく使い物にならなくてあきらめかけていたところに、7歳年下の女友達がペンタブ買って「これから漫画家目指す」って言いだして、2人で「ペンタブ会」を作ったんです。それで、ペンタブを使って仕事をしているイラストレーターのママ友に教えてもらうようになったら、みるみる上達して。やっぱり、仲間ってすごいんですよ。身に付き方の速度も深さもぜんぜん違うの。それで、最初に書いたのが『凶母』の1話なんです。試行錯誤して描いているから、実はレイヤーの数が多かったり、いま見ると無駄なところ、ダメなところがいろいろあるんだけど、「紙より向いてるかもしれない」って思ったんです。

――紙とデジタルの違いって、具体的にどんなところでしょうか?

倉田 わたし、基本的に雑だから、紙でもペンタブでもザーって線を描いちゃうの。ザッ、ザーって。紙の場合だと、直しをする場合にホワイトかけないといけないし、かければかけるほど汚くなっちゃう。それがペンタブだと、何度でも直せる。あと、左右の反転とか縮小とか、紙だと絶対できないことがペンタブだとできるので、初めから絵がうまい人よりも、わたしのように基本があんまりなっていない、絵が得意ではない人には向いているかもしれないなと思いました。紙で描くのはしんどいなっていうのがずっとあったけど、ペンタブだとそんなにしんどくないんです。

 

――エッセイ漫画のパイオニアであるくらたまさんが、まさかミステリーとは驚きました。

倉田 Twitterで恋愛4コマとか動物4コマとかやろうとしたけど、それって結局、今までやってきたことの縮小再生産なんですよね。まったく新しいことに挑戦しているっていう感覚はぜんぜんなくて。年齢を重ねていくと、どうしても縮小再生産になりがちだし、そうなると「若いころのほうがよかったね」ってなるのは、初めから見えているわけですよ。これから50代、60代になっても描き続けたいと思うんなら、それだと難しいなって。

 もともと才能のある人が同じことを続けても縮小にはなっていかないし、読者もついてきてくれる。でも、わたしはそうじゃないから、新しいことをしないとなって。そういう客観的な、自分に対する叱咤激励もありますよね。そんな中で自分が好きなジャンルって限られていて、恋愛、ホラー、ミステリー、SF…この4つかなって。

――ミステリーは、普段からよく読まれるんですか?

倉田 東野圭吾さんは全般的に好きだし、綾辻行人さんや、漫画だと伊藤潤二さん。あと、映画で言うと、この漫画にも出てくる『羊たちの沈黙』や、昔、テレ東の日曜映画劇場でやっていた『料理長(シェフ)殿、ご用心』もすごく好きですね。おどろおどろしい作品がすきなんですよね。首がないとか、猟奇殺人に興味を持ってしまうので、それを自分で描けるっていうのは楽しいですよね。

――本作のプロットは10万字超の小説形式で、かなり力が入っていますね。制作期間はどれくらいだったんですか?

倉田 3~4カ月くらいかな。とにかく最後まで書いてしまわないと絵には起こせないぞって。だから今、ネームにするときはすごく楽ですね。わたし自身、トリックが破綻しているところに目がいってしまうタイプだから、なるべくそこはつぶしていかないと、って意識しましたね。

――執筆にあたり、何か影響を受けた作品や事件などあるんでしょうか?

倉田 いや、特にないんです。殺人ありきで、どうやったら完全犯罪を成立させられるか、を頭の中で考えていきました。結局わたし、トリックが好きなんですよね。「なんで?」みたいなことを逆算して考えていく。わりと数学的な思考だと思うんだけど、そういうことを考えるのが嫌いじゃないんだなって、これをやり始めて初めて気づきました。

 漫画って、それぞれのキャラクターの心情を丁寧に描く人とか、いろいろなタイプがいるけど、わたしはどちらかというと、少なくても今は、トリック的なもので読者をあっと驚かせたいっていうのがありますね。

――まさに、新境地ですね。

倉田 だから『凶母』は、50歳の新人としてのデビュー作だと思って描いています。今までの連載って、最高8ページなんですよ。対してこの作品は1話24ページで、その3倍。圧倒的に長いし、その分、気合も入っています。今まで背景なんてほとんど描いてこなかったし、ギャグ漫画だからそれで成立していたけど、24枚もあると、ある程度、描き込まないともたないから、私にしてはかなり頑張って描いています。ペンタブがあるとはいえ、基本がなってないからあんまりうまくはないけど、こういうヘタくそな絵でシリアスものって、逆に面白味があるかなって、自分を鼓舞しているところですけど(苦笑)。

――16年前の未解決事件解決に乗りだす霊能者(と見せかけ、実は凄腕の催眠術師)・東郷は、くらたま作品の中でも珍しくかっこいい男性ですよね。登場人物にモデルはいるんですか?

倉田 雑誌に連載持っているとか、そういうあたりの設定は、認知科学者・苫米地英人先生を少し参考にさせていただきました。見た目に関しては、今まで描いてこなかったものにしたくて。知り合いにオールバックの人がいたので、面白いなって思って描き始めたんですけど……意外と難しいんですね(苦笑)。ほかのキャラクターに比べて、すごく時間がかかってしまっています。

――本作では「凶名」がストーリーの鍵となっていますが、倉田さんご自身は姓名判断や霊視といった真偽が定かではないものについて、どういったスタンスなのでしょうか? 某姓名判断サイトで倉田さんのお名前を調べたらすごく字画がよかったので、もしかして何か影響あるのかなと…。

倉田 そうなの!? 全然知らなかった! 私自身、そういうのはまったく信じていないので、だから逆に東郷は、実は催眠術師って設定にしてあるんですよね。あくまで現実の話で、霊が教えてくれるとか、前世がどうちゃらっていうスピリチュアルな要素は絶対に入れたくなかったんです。

――ロジカルに、ということですね。今回、電子コミックということで読者層も広がると思います。どういう人に読んでほしいですか?

倉田 やっぱり、ミステリーが好きな人に読んでもらいたいですね。犯人が誰なのか、どういうトリックなのか、いろいろと推理してみてください。

――今後の展開が気になるところですが、シリーズ化なども考えていらっしゃいますか?

倉田 実は、これとは別で、あと3本くらいネタがあるんですよ。そういう意味では、わたしまぁまぁやれそうだなって思っています。きちんと認められるかどうかは、これからですけど(笑)。

――ミステリー漫画で原作も作画もやっている人って、あまりいませんよね。

倉田 『だめんず』もそうでしたけど、ダメ男の取材をしてエッセイ漫画にして、っていうことをまだ誰もやっていなかったから、そういう意味で、“ほかの人がやらない漫画”という強みがありました。だから今回も、ほかの人がやらない部分って探していくと、これしかなかった。自分でミステリーの話をつくって、漫画にする。それも破綻なく。50代はミステリーでいきますよ!

<『凶母』第1話を全ページ無料公開中!

●『凶母(まがはは)~小金井首なし殺人事件 16年目の真相~』
Renta!コミックシーモアDMMブックスまんが王国ほか、各電子書店にて、10/26(火)より1~3話一斉配信(以降、月1話配信)
価格:150円(24ページ)
※10/26~11/8までのキャンペーン期間中、上記4書店では1話が無料で読めます!

●倉田真由美(くらた・まゆみ)
1971年、福岡県生まれ。一橋大学卒業後、「ヤングマガジン」(講談社)ギャグ大賞を受賞し、漫画家デビュー。自身の恋愛遍歴を元に2000年より「週刊SPA!」(扶桑社)にて連載を開始した「だめんず・うぉ~か~」がブレイク。漫画・エッセイなどの執筆活動のほかに、新聞・雑誌、テレビ・ラジオのコメンテーターとして、恋愛から政治問題まで幅広く"くらたま流"のコメントをしている。

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【座談会 出席者】

ミフル:42歳。マンガ『オバサンと言われても結婚したい!』作者。アプリで出会った彼と結婚前提に交際中。
・ミサ:36歳。化粧品メーカーなどを経て、現職はIT会社の事務。これまで女ばかりの職場だったため、アプリを積極活用。ミフルの元同僚
・あさみ:42歳。大手メーカー勤務を経て、身内の会社を継ぐべく現在は武者修行中。結婚相談所、アプリなど一通り試した。ミフルの中学の同級生。

▼前回▼

アラフォーの街コン事情

ミフル 街コンは、私も30ぐらいの時に1回しか行ったことないんだけど、参加者が激若じゃない? そんなことない?

ミサ 今は年齢層をある程度絞ったり、こういう系とか条件とか結構ありますよね。

あさみ 年収いくら以上とか、どういう職業に就いていますとか、趣味はなんとかです、っていう属性で人を集める街コンが結構多いみたい。例えば、ミスチルファンの街コンとか。あとは、テニス好きな人の街コンとか、ビールが好きな人の街コンとか。あとは年齢層で分けられた30代前半街コンとかあるよね。

ミサ 30代前半ぐらいに、街コンに行ったんです。それこそ思考性とか価値観が一緒で、性格が合うほうが好きになりやすいのかなと思って。そしたら、「料理を一緒につくろう」みたいな街コンがあったので、「いい出会いが生まれそうかも!」と期待を持って行ったんですよ(笑)。

ミフル それ、街コンなの?

ミサ そういうのも今は街コンで。インド料理店を貸し切ってやったんです。

▼続きはマンガで▼

 ……それで、もう街コンは私は行かないってなっちゃいました。

あさみ たしかに、私も街コン2回しか行ったことないんだけど、当たり外れが大きいんだろうなっていうのはすごい感じた。2回とも「う~ん」っていう感じで(笑)、これはちょっと打率低そうだなと思ってやめた。両方とも婚活プロフェッショナルのお友達に誘われて行ってみたんだけどね。

ミフル 先ほどの婚活プロ? 

あさみ そうそう(笑)。先ほどの彼女と。

▼続きはマンガで▼

ミフル ……そんなことがあったんだ!

あさみ いい人がいればすごくいい出会いだと思うんです。直接会えるし、話もできるし、「お!」って思ったらそこで一気に仲良くなれるから。いい人に会ったらうまくいく率は高いのかもしれないけど、その確率が結構低いのかなっていう。

ミフル 今は2人は結婚相談所には入ってる?

あさみ もうやめちゃった。

ミサ 私もオーネットを丸1年でやめました。

ミフル そうなんだね。私、いまマッチエージェントに入会して3カ月ぐらいで、お見合いした人が1人だけ。

ミサ 自分から申し込みした? 申し込みされた側?

ミフル 厳密にいうと相談所からの紹介。だから多分、相談所が男女双方に出してるみたいな感じですね。まあ、ダメだったけどね……。2人はどうだった?

ミサ オーネットで相談所に初めて入ったんだけど、年齢層がやっぱり高くて。40代〜60に近い人たちがいた。てか、50代がめちゃくちゃ多かったかな。

▼続きはマンガで▼

 正直、1年でどのぐらい活動したのかっていわれたら、頑張ったのって本当に2カ月ぐらい。それで毎月1万5,000円ぐらいお金もかかるんですよ。だったら私、可愛い服を買いたいと思って。もうやめようって。ただ、自分の中にあった「結婚相談所に入ろうかどうしようか」っていう悩みが、実際にやったことで「私には違う」ってわかったから、それはそれでよかったと思う。

あさみ やってみないとわからないよね。

ミフル あさみがやってたツヴァイって、上の年代が多そうなイメージがあるんだけど、そんなことない?

あさみ そうでもないかな。わりと年近い人もいた。でも下はあんまりいないかもね、たしかに。私とマッチングした人の中に35歳以下はいなかったかな。若くて37だった気がするな。

ミフル なるほど。じゃあ、2人とももう結婚相談所をやるつもりはなくて、しばらくはアプリで様子を見るって感じ?

あさみ ですね。結婚相談所はもうないかな。

ミフル あさみ、アプリで彼氏できてたよね。

あさみ うん。2年前、40の時だね。2年前に初めてペアーズをやってみようと思って。2018年の暮れに始めて、19年ぐらいの頭に会って、付き合った人が1人いました。アプリ上で結構やりとりを交わしていて、会う前から割と好きだったんですよ。話がすごい合うかも、みたいな期待があって。

ミフル 見た目も?

あさみ めっちゃ好みではないけど、イケメンだなとは思った。薄い顔が好きなんですけど彼は濃いめの顔だったから、タイプじゃないけど、すごいハンサムだね、みたいな感じです。会ってみてやっぱりいいなっていう感じで、ポンポンポンと話が進んで付き合ったんですけど。

▼続きはマンガで▼

ミフル なるほどね。私はアプリのプロフィール欄に「婚活でやってます。なので結婚願望ない人はメッセージもいいねもしないでください。迷惑です」って書いてるのね。だからモチベーション高い人しか来ないし、来たところでちゃんとプロフィール読んでくれた? って確認するから、そういう意味での無駄はないかなって思ってるんだよね。タメになるかわからないけど、おすすめです。

 ミサは、アラフォーだから一応35としてから彼氏っていた?

ミサ アプリで本当に好きになった人いないんですよね、正直言うと。「好きにならなきゃいけないのかな」みたいな感じでアプリをやってて、「やっぱり好きになれないや」とか言ってるうちに、職場で全然好きじゃなかった人を好きになってしまうケースとかあって。だから、会ったりコミュニケーションをとる回数を重ねると好きになりがちだなっていう分析はできた。

▼続きはマンガで▼

あさみ なるほど。身近で距離の近い人がやっぱりいいんだ。

ミサ 職場とかだと、強制的になんの意思もなく会うじゃないですか。知らないうちに人柄を知って、なんとなくいいところとか合わないところとかわかって。それでも話したいって思える相手も現れたりして、「え、好きかも」みたいな。アプリだと、それがなかなかないかな。

ミフル 平均的に、アプリで知り合って実際に会うまで、どのぐらい時間かけますか?

あさみ わりとすぐ。大体やりとりして1週間ぐらい、話が合うかなと思ったら「1回会いますか」みたいな感じになっちゃうかな。長くても2週間で大体会う。

ミフル ミサも?

ミサ 私もすぐ会う派ですね。LINEだけだと伝わらないこととかもあるので、やっぱり会って話したいなって思う。

あさみ さっさと会ってみたほうが印象もわかるし、「え、違うじゃん!」っていうのもないし、いいのかなっていうのもあって。

ミフル なるほどね。若い子とかって、長々とメッセージを交わすのが好きなイメージだから、「すぐに会う」という意見が昭和ぽい感じがして、私は安心しました(笑)。

あさみ やっぱりそうなのかな?

ミフル:多い印象。そうじゃない人ももちろんいるんですけど。超肉食若者もいるけど、やっぱり若者の7割ぐらいはそういう人が多い気がしますね。あと電話したがる人とかも多い。

ミサ 電話はたしかに多い。

あさみ なんか1人ね、2年前からずっとLINEだけでやりとりしてて、去年初めて会った人がいる。

一同 えー!? 2年!?

▼続きはマンガで▼

 なんかね、楽しかったよ。やっぱり若いなって。「何歳だったっけ?」って聞いたんだけど、「いや、別に年なんかいいじゃないっすか」って全然はっきり言わなかったけど……。

ミフル 10代?

あさみ いや、そんなに若くない。30代前半だと思う。

ミフル じゃあ全然アリなんじゃない?

あさみ ただ、ここまでLINEでやりとりしちゃうと恋愛という感じじゃなくて。仕事の話もするし、親の話とかもするし、なんか友達みたい。いまさら恋愛っていう感じじゃないっていう。

ミサ でも、そこまで話せる関係をそのままにするのはもったいない気がしちゃう。

ミフル もったいない。恋愛に発展するのも、ありそうじゃないですか?

あさみ そういうのがあればそれはそれでウェルカムっていうのはあるけど、今のところは、うん……。また飲みに行こうか、って話になってたけど、緊急事態宣言で飲みに行くところがなくなっちゃって。コロナあけたらまた飲みに行こうか、みたいな感じで。

ミフル 今じゃん今! デートしよう、デート! なかなか現れないよ、そんな関係の人人

ミサ アプリでも、そういう人に出会えるんですね。

ミフル ね~!! 相性なんだね。やっぱりアプリもやってみてもいいな!

婚活ルポマンガ「おばさんと言われても結婚したい!」本編はこちら

「推しの日本語がかわいい」「兵役に行かないで」“韓国好き”の人は無意識の加害者?

 近年、ますます存在感を増している韓国カルチャー。動画ストリーミングサービスの普及によって韓国ドラマ/映画にアプローチしやすくなり、BTSの世界的人気にけん引される形でK-POPは誰もが耳にする身近なものへと変化した。コロナ禍でも韓国コスメの輸入額は増え、女性や弱者の視点から社会を鋭く切り取る韓国文学やフェミニズム関連書は、日本のフェミニズムをけん引する存在にもなっている。

 一方で、いわゆる“歴史問題”は、いまだ日韓の間に横たわったまま。韓国芸能人が歴史や日本について言及するだけで、ネガティブな感情を引き起こされる人もいるだろう。

 7月に発売された『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(大月書店)の執筆陣は、一橋大学で朝鮮近現代史(加藤圭木ゼミ)を学ぶ学生5人。韓国に興味がなかった人、K-POPは好きだけど歴史を知らなかった人が、歴史を学ぶことで自分の中にあった偏見や加害性を認識する過程が素直な言葉でつづられている。また、日本軍「慰安婦」、徴用工、竹島/独島の領土問題についても、前史から争点まで資料と共に整理し、歴史・政治問題ではなく人権の問題だと指摘しており、韓国との関係を学び始める入門書としても秀でている。

 そこで今回は、著者5人と共に、韓国カルチャーを愛するための心得について考えてみたい。

――いま、過去になく韓国カルチャーが身近なものになっています。日本で生まれ育った者として、韓国カルチャーを楽しむときに、個人的に気をつけていることはありますか?

熊野功英さん(以下、熊野) 自分がしてしまったから言いたいのですが、まず大前提として歴史から目を背けて文化を都合良く消費しないように、加害の歴史を学ぶこと。第2は、自分の加害性を自覚すること。歴史を学ぶと、「あんな差別的な発言をしてしまったのか」と過去の自分の言動にハッとすることがあります。失敗を認め、正すのが大事だと思います。第3は、差別構造をなくすために、ネットで声を上げたり、署名したり、デモに参加してみたりするなど、自分にできる行動をとること。第4は、歴史認識や人権意識の誤っている政治家には投票しないこと。歴史認識を誤っている=被害者に対する人権侵害を軽視している、つまり人権意識がないということだと思います。

 最近は、無自覚な加害の例として、日本のファンが韓国人アイドルの日本語発音や言い間違いを喜ぶことにも、危機感を覚えています。韓国の人にとっては日本語の「つ」は発音しにくく、「ちゅ」になってしまう場合が多い。それを無邪気に「かわいい」というのは、とても危険だと思います。そもそも外国人の発音を「かわいい」ということ自体問題に思いますが、関東大震災のときには人々に「15円50銭」と言わせ、きれいな発音ができない人は朝鮮人だとして虐殺したという歴史があるので、なおさらです(※4)。

――言葉の問題で言うと、私はK-POPアーティストが日本語詞の曲を歌い、それを日本人ファンが喜ぶという構図にも危うさを感じます。

熊野 そうですね。アイドルが日本語を話したり、日本語詞を歌ったりすることを、日本のファンが「反日じゃないんだ」と判定しているように感じることも多い。日本側から「反日」という言葉を使うときは、アイドルが「日本を好きか嫌いか」という話になってしまいがちです。「日本を好きだったらOKだけど、嫌いだったらダメ」というように、ファンが初めから自分をジャッジする立場に置いているようで、複雑な思いで見ています。あと、植民地支配の中で「皇民化」政策の一環として朝鮮語を禁じて日本語を強制したという歴史を鑑みずに、アイドルが日本語を話すのをファンが喜んでいいのかなと思うこともあります。

――日本の加害性を認めるのは難しいですが、韓国文化を愛するなら必要な姿勢ですよね。

熊野 加害性を認めることについては、韓国の芸能人の姿勢から学ぶこともできると思うんですよ。例えば、BTSは以前、女性蔑視的な歌詞の曲を歌い、ファンから抗議を受けたことがありました。でもその加害性を認め、その後は女性学の研究者に歌詞をチェックしてもらうようになりました。

 また「Spring Day」という曲は、ファンの間では、セウォル号沈没事故(※5)の被害者への追悼の意味が込められているといわれている曲。セウォル号事故は、政府による救助活動の初動や船長の対応が悪く、人的災害ともいわれています。この曲には、不正をする政府への糾弾、階級社会への反対の姿勢を示し、被害を忘れないというメッセージも含まれているように感じます。そういった姿勢は、この本でも紹介した「連累」(※6)という概念にも通じると思います。

 連累とは、自分が植民地支配などの過去の過ちを犯したわけではないから直接的な責任はないけれども、現代に生きる自分は過去のそういった過ちを風化させるプロセスには関わっていて、過去の不正義を生んだ差別構造の上に生きている。だから、現代人も過去の過ちとは無関係ではないし、過去の過ちを記憶し、その差別構造を壊す責任があるという概念です。セウォル号事故被害者に対するBTSの姿勢は、国の過ちを風化させず、過ちを生んだ政治や社会への批判が込められているという意味で、まさに連累の考え方と通じるなと感じます。

――ほかの方で、韓国カルチャーを愛するときに気をつけていることは?

朝倉希実加さん(以下、朝倉) やっぱり歴史を知るということは、すごく大事だと思います。私は韓国コスメについてインスタグラムでよく情報収集をするのですが、同じように韓国コスメ好きな人が「韓国人になりたい」と書いていることにモヤモヤします。日本が朝鮮人を文化的に劣っているとして見下し差別してきた歴史があり、今の日本社会を見ても、韓国人や在日朝鮮人への差別もなくなっていない。それを無視して、韓国人アイドルの顔が好きだから「韓国人になりたい」と言ってしまうことに暴力性を感じる。韓国流のメイクがはやるのが悪いのではなく、その裏にある問題を意識したほうがいいなと思います。

牛木未来さん(以下、牛木) 日本では昨年、ドラマ『愛の不時着』の人気がすごく高まりましたよね。同作のように朝鮮半島の南北分断をテーマにしたドラマ、民主化運動をテーマにした映画なども人気ですが、歴史を知らずに見ると、ただの感動作として消費されてしまう。南北分断をはじめ、日本の植民地支配が東アジアにどういう影響を与えたのかを見る必要があると思います。また、加害の歴史についてリベラルな考え方を持っている文化人でも、朝鮮民主主義人民共和国を「テロ国家」と言い切ってしまう人もいるし、在日朝鮮人の問題が意識の中にないような振る舞いをする人もいます。

熊野 韓国の民主化運動は軍事独裁政権への抵抗ですが、その軍事政権の中枢には、植民地時代の日本軍に所属していたり、近かった人がいます。日本軍の系譜を引く人への抵抗なので、ひとごとのようにただ「こういった運動が起きるのはすごい」などと言うのは、歴史的文脈を無視した都合のいい消費になってしまいます。好きなアイドルが徴兵されるときも、ひとごとのように「行かないで」と言う人も多い。気持ちはわかりますが、いまだに徴兵制があるのも朝鮮戦争が休戦状態にあるからで、戦争の大本である南北分断を生んだのは日本の植民地支配です。そういった歴史を見ずに、日本人である自分と切り離して考えるのはどうなのかなと思います。

――韓国カルチャーは好き、だけど歴史を自ら学ぶまでには至らない。その垣根を越えるためには、何がきっかけになり得ると思いますか?

牛木 日本社会で生きている中で覚える違和感――前編で沖田さんがおっしゃったような、日本の学校内における、外国にルーツを持つ生徒へのまなざしなど――も、実は歴史とつながっている。その小さな違和感が歴史を学ぶきっかけになるし、きっかけ自体は日常に散らばっていると思う。「推しが反日かも」と思うこと自体は問題を含んでいますが、そう感じてしまう自らを振り返れば、勉強のきっかけにもなり得るはず。

熊野 本当に、きっかけはあふれ返るほどあると思います。例えば、日本軍「慰安婦」問題については、当初自分とは遠い話だと思っていたんですけど、この問題には民族差別・女性差別・階級差別のすべてが絡み合っている。それらは、日本でも現在進行形で起きています。特に僕は男性として、加害の当事者性を考えざるを得ない。自分の日々の女性に対する接し方、恋愛、セクシャリティ、ジェンダーの問題につながっており、日本人男性としてどう生きるかという問いにつながってくる。

 歴史問題は教科書に載っている「事件」に見られがちですが、日常の中にある差別、モヤモヤとつながっている。例えば、現在問題視されている入管問題も、在日朝鮮人の強制送還の歴史などにつながってくる。政治家が歴史否定の発言をすることも多いし、天皇制も日本の加害の歴史に関わってくる。僕は歴史を学び始めて、日本で生きていて朝鮮の問題に関わらないことはない、と衝撃を受けました。

 そこにどう気づくか。この本の感想をブログなどに書いてくださる人がいるんです。過去の自分の差別的な発言を思い出してハッとした、とか。一人ひとりのモヤモヤを共有することが、歴史を学ぶ入り口のひとつになる気はします。

――本の中では、上の世代が「日韓の若者の文化交流」に二国間の問題の解決を期待されているという記述がありました。ではみなさんが、上の世代に期待したいことはありますか?

熊野 世代の問題ではないと思うのですが、“歴史を見ずに文化交流すれば解決する”というのは幻想だと認識してほしいです。確かに文化から歴史に興味を持つ人はいるとは思う。自分も最初のきっかけはK-POPですし。一方で、文化が好きだからこそ、歴史を考えない人も多いと感じています。僕は文化を愛することと歴史を学ぶことは両立できると思っていますが、歴史を学んだら楽しくなくなると、避ける人は多い。

 正直、いま日本でここまで韓国カルチャーの人気が高まっているのは、日本人が過去の加害を忘却している証左だと思っています。韓国文化が悪いのではなく、日本人がどう向き合うかの問題です。歴史問題は人権の問題だと、立ち戻る必要性を感じています。

 もちろん日韓の交流自体を否定しているのではなく、交流のあり方に疑問を持っています。日本人が歴史を学ばないのに交流・対話すれば、結果が出ないのはもちろん、被害国側である韓国人に歴史問題を説明させることになってしまう。まずは日本人同士で歴史や人権について、学び、語り合うことも必要でしょう。日韓交流は、歴史や人権問題について問題意識を持った上でやるのであれば、両国の人々が本当の意味で信頼関係を築いていける可能性があると思います。

――本の中で熊野さんが「歴史を知らずにいられたのは日本人である特権だ」と内省している箇所にハッとしました。私は普段、ジェンダーの問題について「女性の置かれた状況や苦しみを知らずにいられるのは男性特権だ」と思っていたことが、朝鮮の歴史に関していえば私が特権を持つ側になってしまう。ですから、いろんな角度から学び続ける必要があるなと感じました。

牛木 上の世代と話すときに、うまくかわされたと感じることが多いんです。例えば「大学で朝鮮の歴史を学んでいます」と言うと、一瞬間を置いたあとに「大切な問題だよね」と。本当に大事な問題と思っているのかなと感じます。また、一人ひとりの意識が集まって社会が形成されるはずなのに、親世代からは自分たちが社会を作っているという意識を感じない。政治に対しても「どうせ変わらない」と思っているんだなと感じます。そしてそれが下の世代にも伝播している。もっと社会の当事者として連帯していきたいです。その点では、この本の感想として、親世代が「子どもと一緒に読んで、学んでみたい」という声を寄せてくれていたことがあって、とても心強く感じました。

朝倉 本の中でも例に挙げたんですけど、親世代や祖父母世代の朝鮮人に対する差別的な視線を若い世代が感じ、影響を受けてしまうことがあります。今は書店に行っても嫌韓本のほうが多く並んでいるような状況ですが、親世代であっても学ぶことはやめないでほしいし、韓国との問題は歴史認識の違いではなく、人権問題だと理解してほしいです。

熊野 確かに、親の影響って大きいので。密な関係の中で話し合うのが一番難しいとは思うんですけど、歴史やジェンダーについて家族で話すのは、すごく大きなアクションだと思います。ですから、この本がきっかけとなってくれればすごくうれしいです。

※4 関東大震災発生後に、「朝鮮人が放火した」「井戸に毒を入れた」などのデマが広がり、発音から朝鮮人と判断された人(日本人や中国人を含む)が軍、警察、民衆によって虐殺された。犠牲となった在日朝鮮人は数千人ともいわれる。

※5 2014年に起こった、大型客船沈没事故。政府の指揮を執るべき朴槿恵(パク・クネ)前大統領に「空白の7時間」があったり、海洋警察の動きが遅れたり、船長が避難誘導せずに真っ先に下船したりとさまざまな要因が絡まり、大事故へとつながった。修学旅行中の高校生ら304人が死亡・行方不明となっている。

※6 オーストラリアの歴史学者(専門は日本近代史)テッサ・モーリス=スズキ氏が提唱した概念。詳細は『海を渡る「慰安婦」問題――右派の「歴史戦」を問う』(岩波書店)参照。

推しの「反日」的な言動に抵抗感があるのは、なぜ? K-POP・韓流ファンは避けられない『日韓のモヤモヤ』

 近年、ますます存在感を増している韓国カルチャー。動画ストリーミングサービスの普及によって韓国ドラマ/映画にアプローチしやすくなり、BTSの世界的人気にけん引される形でK-POPは誰もが耳にする身近なものへと変化した。コロナ禍でも韓国コスメの輸入額は増え、女性や弱者の視点から社会を鋭く切り取る韓国文学やフェミニズム関連書は、日本のフェミニズムをけん引する存在にもなっている。

 一方で、いわゆる“歴史問題”は、いまだ日韓の間に横たわったまま。韓国芸能人が歴史や日本について言及するだけで、ネガティブな感情を引き起こされる人もいるだろう。

 7月に発売された『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』の執筆陣は、一橋大学で朝鮮近現代史(加藤圭木ゼミ)を学ぶ学生5人。韓国に興味がなかった人、K-POPは好きだけど歴史を知らなかった人が、歴史を学ぶことで自分の中にあった偏見や加害性を認識する過程が素直な言葉でつづられている。また、日本軍「慰安婦」、徴用工、竹島/独島の領土問題についても、前史から争点まで資料と共に整理し、歴史・政治問題ではなく人権の問題だと指摘しており、韓国との関係を学び始める入門書としても秀でている。

 そこで今回は、著者5人と共に、韓国カルチャーを愛するための心得について考えてみたい。

――まずは、みなさんが韓国に興味を持ったきっかけ、歴史を学ばなければと思ったきっかけを教えてください。

沖田まいさん(以下、沖田) 私は、多様なバックグラウンドを持つ児童が多い小学校に通っていたのですが、外国にルーツを持つ同級生へのいじめや、周囲の「やっぱり私たちとは違うよね」という視線に違和感がありました。どうして偏見が生まれ、違いが許容できないのかに興味があったので、多文化共生・異文化理解を学ぼうと、一橋大学社会学部に進学しました。

 2年生のときに、『聞書水俣民衆史』(岡本達明、松崎次夫、草風館※1)という資料を用いた授業を受け、それまで具体的なイメージを持っていなかった「日本の植民地支配」について、初めてリアリティをもって突き付けられました。日本人が当時植民地下の人に対してどんなことをしてきたのか、それが今も変わってないんじゃないかとモヤモヤして、自分で考えなきゃいけない問題だと思って勉強し始めました。

朝倉希実加さん(以下、朝倉) 私はもともと韓国コスメやファッションが好きで、インスタグラムで情報収集をしていました。それとは別に、高校では日本史を選択して面白かったので、大学2年の後期に加藤先生の朝鮮史の授業を選択しました。そこで、日本史はあくまで日本が主体であり、その裏には朝鮮の歴史、一人ひとりの人生があったと気づかされました。

牛木未来さん(以下、牛木) 私の場合、所属していた学生交流団体のツアーの行き先が、たまたま韓国だったんです。そこで仲良くなった現地の学生と日本軍「慰安婦」の話をした際、「なぜ日本は謝罪も反省もしないんだ」と言われたときに、抵抗感が沸き上がってきて……。自分には愛国心なんてないと思っていたのに、この抵抗感はなんだろうと戸惑いました。

 そこから加藤ゼミで学び始めたのですが、日本の過ちをすっと受け入れられたわけではなく、映画や本などを通して被害がどういうものであったか学ぶことで、認識が変わってきました。人権問題に対する日本政府や社会の問題性を認識する際には、自分自身が小さな頃から感じていた日本社会に対する違和感も影響したと思います。

熊野功英さん(以下、熊野) 僕は高校3年生のときに、友人たちの間でBTSやTWICEがはやっていたので、自分も聴くようになったんです。ミュージックビデオを見て、隣国にこんなすごい文化があるんだと初めて知りました。大学では第二外国語に朝鮮語を選択したのですが、その先生が日本軍「慰安婦」問題のスタディーツアーに誘ってくれたんです。そこで在日朝鮮人の方に、「韓国文化が好きだと言われても、歴史を学ばずに楽しいところだけを見るのは、文化の消費だと思う」「ほとんどの日本人は歴史に向き合っていないし、むしろネトウヨのように差別をしているように感じる」といったことを言われ、衝撃を受けました。

 「自分は韓国が好き」と思っていたのですが、日本が朝鮮半島を侵略・植民地支配した歴史について心の底から認識していなかった。日本軍「慰安婦」問題に関する知識もなければ、在日朝鮮人が日常的に受ける差別や朝鮮学校の「高校無償化」除外なども認識すらしてなかった。文化が好きだからこそ、歴史を忘れていたと気づきました。それが学び始めたきっかけです。

 歴史を勉強し始めてから、『ミスター・サンシャイン』という、「韓国併合」前の日本の侵略に抗した義兵闘争を扱った韓国ドラマを見たんです。もちろんフィクションの部分もありますが、日本が義兵闘争していた人の人生をどう壊してきたか、その暴力性・加害性をリアリティをもって認識できるようになったことも大きいです。

――李さんは韓国からの留学生ですが、日本に興味を持ったきっかけは?

李相眞さん(以下、李) 幼いときに日本に1年間住んだことがあって、そのときは楽しく過ごしたんです。家族の事情で日本の大学に留学したのですが、幼い頃の楽しい記憶と、大学生として来た日本は違うという感覚があって、適応するのが難しかったですね。

 というのも、韓国では自分は「韓国人」で「男性」ですからマジョリティでしたが、日本に来たらマイノリティになる。日本社会で自分の韓国人としてのアイデンティティについて気軽に話せる場がなく、そうした場を求めて加藤ゼミに入ったという面もあります。

――日本の友人との交流を通して、日本では加害の歴史教育をしていないと実感したことはありますか?

李 そういうことを感じるきっかけが、あまりなかったですね。私も日本の友人とあまり歴史について話さないですし、友人も気まずくなると懸念しているからか、話さない。私自身、韓国から日本に来ている留学生として、歴史問題に進んで触れるのはよくないと思っていました。

 韓国にいるときは、歴史をテーマにしたドラマや映画でエンタテインメントとして楽しんでいたというか、自分とは切り離して昔話のように感じていました。ただ、ゼミで歴史を学んだあとは、自分とつながる問題として見るようになるなど、態度や姿勢が変わったと思います。

――大学というアカデミックな場で朝鮮史を学び、知識を持っているみなさんでも、友人と日韓関係について話すことは難しいですか?

沖田 以前は、「どこのゼミ? 何を勉強するの?」と聞かれて、「加藤ゼミで、朝鮮近現代史を学ぶよ」と答えると、「え、すごいね。私は無理だな、重いし、大変そうだし」と言われて、ショックを受けたし、この子とはもうこういう話はできないなと思ったこともありました。でも、本を作る過程で考えが整理されたことで、改めて少しずつでも話題にしようと思うようになりました。いま同じことを聞かれても「朝鮮近現代史を勉強してるよ」と話せるようになりました。

 また、例えば、日本軍「慰安婦」問題だったら「研究の積み重ねによって実態が明らかになってきていて、実際に被害者がいる問題なんだよ。歴史認識の違いではなく人権の話だよ」と言えるようになりました。

熊野 僕の場合は、SNSなどネットでは言えるんですが、リアルな友人にはなかなか言いづらいですね。重いと思われるというのもあるんですが、例えば「韓国って反日だよね」と言われたときにどこから説明すればいいのか、口ごもってしまう。一から説明するのがあまりにも大変だからこそ、この本を作ったという面もあります。

――日本の加害の歴史が共有されていない中で、韓国カルチャーが身近なものになっています。例えば、韓国アイドルや俳優が好きな人にとって最も恐れるのは、芸能人が日本や歴史に対して言及し、「推しが反日かもしれない」と疑いを向けることだと思います。ファンがその問題に直面したときに、どう向き合えばいいでしょうか?

熊野 僕も歴史を勉強しなかったら、そう思っていたと思います。ですから、歴史を勉強するのが大前提かなと。

牛木 難しいですが、「反日」とはそもそも何なのか、一度問いかけてみることが大事だと思います。

熊野 そうですね、そうすると、国と自分を一体視していると気づけるかも。日本人の言う「反日」=「嫌日」、つまり「推しは私たち日本人のことが嫌いなのかな」という意味になる。でも意味もなく日本を批判するわけじゃない。韓国で言う「反日」は、帝国主義・植民地主義や歴史の歪曲がまかり通る日本社会への抗議という意味です。そもそも芸能人が歴史についてなぜ言及しているのかを考えると、少しだけ問題に気づけるんじゃないかと思います。

――日本で、「韓国の芸能人〇〇が反日!」「反日芸能人ランキング」といったネットの記事を見ると、その根拠が3つのカテゴリーに分かれます。主に、「慰安婦」、竹島/独島、光復節(※2)への言及などが「反日」とされています。

熊野 僕たちもこの本を作る過程で、「反日芸能人」をキーワード検索してみたのですが、まさにその通りでした。日本人の中には「過去に日本がやったことは非道だけど、今も責めるのは違う」と思う人もいるでしょう。でも日本は正式な謝罪・賠償もせず、法的な責任も取ってないし、過去を繰り返さないための教育をしていない。それどころか、その事実も認めずに、歴史をねじ曲げている。先日も、軍の責任を見えなくするために、教科書にある「従軍慰安婦」という言葉から「従軍」が削除されるというニュースがありました(※3)。

――そしてそれらの事実すら、日本の中で共有されていないというのが問題です。

熊野 そうですね。事実を認めるという問題解決のスタートラインにすら立ってないのに……。それに僕は、非常に強い危機感を覚えています。

――本来なら、朝鮮をはじめとするアジア諸国に対する日本の植民地支配の歴史、加害の問題は、学校教育の中で教えるべきだと思います。もちろん個人が学ぶことは大事ですが、例えば書店に「嫌韓本」が並んでいる中で、事実を正しく伝える本を選ぶことを個人の責任にしていいのか。教育を含めた構造の問題ではないかと疑問を持っています。

熊野 確かに構造の問題もあると思います。ただ一方で、そういった構造、つまり教育のなされない国を作っているのは、紛れもなく自分たち一人ひとりだとも思っています。また、権力者側から構造を変えることはないと思うので、結局構造を変えるのは一人ひとりの市民だと思います。

「教えてもらってない」というなら、きちんと歴史教育を実施するように求める運動はしているか。「メディアで報道していない」というなら、それを検証するような取り組みをしているのか。制度的な問題があるからといって歴史を学ぶ責任を放棄していいのか、と疑問に思います。もちろん自分は、大学で学べるという特権を持つ立場にあります。だからこそ、学び始めた人から声を上げるべきだし、すべての人が学ぶことのできる社会にしないといけないと思っています。
(小島かほり)

――続きは10月4日公開

※1 水俣病当事者や関係者の聞き取りなどをまとめたもの。第5巻では、日窒コンツェルンの朝鮮進出に伴い、当時植民地であった朝鮮半島での被害、差別などの詳細が書かれている。

※2 8月15日は日本にとっては終戦記念日だが、朝鮮にとっては「植民地支配からの解放」の記念日となる。光復節と呼ばれ、近年ではSNSで言及する人も多い。

※3 「従軍慰安婦」について「誤解を招く恐れがある」とする答弁書を政府が閣議決定したことを受け、中高の教科書を発行する出版社が「従軍」の文字を削除し、文部科学省が承認した。

アラフォー婚活女3人が、マッチングアプリをやってみた結果……! ペアーズ・タップル・Yahoo!パートナー・東カレの傾向と“戦歴”語ります

 婚活ルポマンガ「おばさんと言われても結婚したい!」の作者、白戸ミフルが婚活仲間を集めて緊急ミーティング! アラフォーの婚活事情って、みんな実際どうなの!? といろいろ聞いちゃいました! 公開中の「おばさんと言われても結婚したい!」番外編の模様と一緒にお楽しみください♪ 

<座談会 出席者>
・ミサ:36歳。化粧品メーカーなどを経て、現職はIT会社の事務。これまで女ばかりの職場だったため、アプリを積極活用。ミフルの元同僚
・あさみ:42歳。大手メーカー勤務を経て、身内の会社を継ぐべく現在は武者修行中。結婚相談所、アプリなど一通り試した。ミフルの中学の同級生。
・ミフル:42歳。マンガ『おばさんと言われても結婚したい!』作者。アプリで出会った彼と結婚前提に交際中。

三者三様、マッチングアプリの戦歴

ミフル ミサは36歳になったばかりで、アラフォーほやほやなんだよね。アラフォーになって、婚活事情で何か変わったことはある? 出会いの場が少なくなったりとか、変化は感じるかな? 

ミサ まだアラフォーなりたてだから、婚活に影響があるかないか、正直そんなにピンとこなくって。20代後半とかと比べると、結婚している人の数が多いから、誘われることが減っちゃったのは実感しています。でも、「出会い」だったらまだある。

ミフル なになに? どこで出会うの?

ミサ 出会いに関しては、私は前からマッチングアプリなんですよ。20代の時から、自分で出会いを探しにいくっていうスタンス(笑)。今の職場も前の職場も結構、女性が多いので、出会うにはアプリが必要。

ミフル かっこいい! 肉食女子だね。

ミサ だから、マッチングアプリがある以上、出会いはなくならないと思う。でも、彼氏はアプリでは全然できなくて(笑)。ずっと同じアプリを使っていると、大体同じ人が出てくるんですよ。自分の好きなタイプってあるから。その中で「一番いいな」と思う人とやりとりしたら、「もうこのアプリいいや」ってやめちゃう。でも、「やっぱりあのアプリは使いやすかったな」と思って、また戻る……みたいな。

あさみ そこわかる気がする。やっぱりあのアプリが一番良かったな、っていうのがある。

ミサ そうそう。自分に合うやつがあって。それで、大体いつも同じアプリでやったりしてましたね。でも、こないだタップルについて衝撃的なことを知って……。

▼続きはマンガで▼

ミフル ……なるほど。でもその代わり、タップルにはイケメンが結構いるよね。

ミサ 若くて、軽いノリの男性というなら、結婚相談所よりいい人がいる。6〜7年前とかって、アプリやってることを人に言うのは、ちょっと恥ずかしかったですよね。私も20代からやってたけど、友達に聞かれても言ってなかったし。でも今は、別に恥ずかしげもなく「アプリやってるよ」って話ができるじゃないですか。

あさみ たしかにちょっと前は、写真をアップするのも躊躇したりっていうのがありましたよね。

ミサ そうそう。今はみんなやってるから別に言えるし、できるしみたいな。初めてやったのは、当時一番話題になってたペアーズだったかな。

あさみ 私も10年前ぐらいになっちゃうと思うけど、30代前半で一番初めにやったのがYahoo!パートナー。前の会社の同僚に「面白いよ。やってみたら?」って言われてやってみたのね。結果は可もなく不可もなくだったけど、なんとなくこんなに世の中に男性がいるんだな、って思えたな。

ミサ 安心感じゃないけど、大丈夫と思えますよね。別に誰かをゲットしてるわけじゃないんですけど。

あさみ そう。そうなんですよね。「いいね」とかメッセージがくると「あ、捨てたもんじゃない」みたいな(笑)。

ミサ まだ大丈夫って。

あさみ そう。まだ大丈夫(笑)。ありますよね。

ミフル あさみは私と同い年だけど、アラフォーになって婚活事情に変化は感じてる?

あさみ 実は40歳からの2年間は婚活してなくて……ようやく、ここ最近アプリを再開した感じで。でも、2年前と比べて、マッチングしにくくなった感じがある。あと、あからさまに「おかしいだろ」みたいな若い男の子から連絡がくるっていう。

ミフル でも2年前っていっても、わてら40でしょ? 40と42で違いがあるってこと?

あさみ もちろん、2年前と使ってるアプリが違うのもあると思う。2年前はYahoo!パートナーとペアーズを使ってて、今はマッチ・ドットコムっていう、有料のサービスをやってるの。女性も男性も有料、男女平等のサービスだがら、そういう考えを好む人が集まってていいんじゃない? って教えてもらって。

 「マッチ」は年齢層が若干高めなのと、今はほかのアプリもそうなのかもしれないけど外国の人が多い。台湾の人とか中国国籍の人とか、韓国国籍の人からもメッセージがくるんだけど、なかなかこれと思った人とはマッチングしない印象があるかな。

ミサ 今やってるのはマッチだけですか? 若い男からおかしなメッセージがくるのもマッチ?

あさみ マッチですね。24歳とか22歳とか「嘘でしょ?」みたいな年齢の男の子から(笑)。

ミフル でも、それタイプだったらどうするの?

あさみ 1人タイプだったから、やりとり続けてたんだけど、明らかにおかしいっていう感じ。ママ活的な感じじゃないかなと思うんですけど。彼24歳でしょ、私42歳でしょ。ものすごい離れてるのに、なぜか家にすごく来たがる感じで。

ミフル やだ、気持ち悪い!

あさみ ちょっと変でしょ? 初めて会うのに家はちょっとね……って。「例外なく、それは嫌です」って話をしたら、「いいじゃん。僕ぐらい例外でも」みたいな感じで、結構強気。「コロナだし外で会えないじゃん。だから家でもいいじゃん」みたいな。

ミフル 意味わかんない! 会えるわ! 公園あるわ! コロナ禍で公園デート何回かしましたよ。

あさみ そうそう。だから、ちょっとそれはおかしいわと思って。見た目は全然おかしくない感じで、普通の人なんですよ。プロフィールが嘘じゃなかったら消防士さんで、全然おかしくなさそうなんだけど、おかしいみたいな(笑)。

ミフル なるほどね。ちなみに月額ってどれぐらいかかるの?

あさみ 結構してたよ。3カ月で1万2,000円とかだったかな? 条件が30~40代、年収500万円以上かな。

ミフル えー!? なかなかだね。元をとろうと私は必死にやっちゃいそう(笑)。でも、東カレアプリの男性の入会条件は750万円以上だよ。登録者は女性9割みたいで、全然マッチしないだけどね(笑)。

あさみ 実は、婚活セミナーみたいな場所で知り合った“婚活エキスパート”的な友達がいて、彼女に「やっぱりマッチングアプリは複数使いのほうが絶対いいと思う」って言われた。彼女、婚活パーティで知り合った男性は数知れず、タップルもマッチングアプリもめちゃくちゃやってるっていう、本当にエキスパートなの。

ミフル 私も複数使いだな。東カレだけはやめたくない。東カレは入会に審査があるから、40を超えてから申請したら落ちるんじゃないだろうかっていう恐怖があるので(笑)。

ミサ 顔審査があるんですか?

ミフル 顔もそうだけど、プロフィール全部見られるから。顔も年齢も。男だったら年収とか重視されるのかもしれないね。友達でも結構落とされてる子がいるから、やめないでおこうって。あさみは、アプリ以外の婚活をするつもりある?

あさみ 本当は、もうちょっとしたいなっていうのもなくはないんだけど、割とこう、仕事がなかなか思うように進まずっていうのもあって。これ以上増やすと破綻しそうだなって(笑)。あ、街コンとかはアラフォーになって初めて行ってみたかな。

――この続きは10月6日公開!