【JO1ファン“JAM”座談会】YouTubeの新企画は「打ち切り状態」、センター問題は1年で解消!? 2021年の活動を振り返る

 2021年、日本の男性アイドル市場では「オーディション番組」が大きな話題を集めた。1月には、韓国で社会現象を巻き起こしたオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの日本版『PRODUCE 101 JAPAN』シーズン2(GYAO!、TBS系)が放送に。続いて4月には、AAA・日高光啓が「SKY-HI」名義で行ったボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』が日本テレビ系の情報番組『スッキリ』で放送され、幅広い世代から注目を集めた。

 まさに“オーディションブーム”となった1年だが、その先駆けは、『PRODUCE 101 JAPAN』シーズン1だろう。

 そこから誕生した11人組ボーイズグループ・JO1は、20年3月4日にシングル「PROTOSTAR」でデビューを果たし、これまで発売したシングル5作すべてでオリコン第1位を獲得。コロナ禍で活動が制限される中、21年11月にはデビュー後初の有観客ライブ『2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"』が行われ、3日間全5公演で4万5000人を動員した。

 ますます勢いに乗るJO1だが、彼らが巻き起こしたブームに乗って新しいボーイズグループが誕生し、同時に“ライバル”も増えた。そんな1年を、JO1のファンこと「JAM」はどのように見たのだろうか。そこで今回は、アラサー世代のJAM3人に集まってもらい、座談会を開催。前編では、21年最初に発売されたシングル「CHALLENGER」から、12月発売のシングル「WANDERING」までの活動を振り返ってもらった。

<座談会参加者>
Aさん:アイドルにどっぷりハマったのはJO1が初めて。『PRODUCE 101 JAPAN』(以下、『日プ』)シーズン1からの白岩瑠姫推し。
Bさん:ジャニーズ、K-POPも同時に推している。JO1デビュー後からの鶴房汐恩推し。
Cさん:元ジャニオタ。JO1結成時からの與那城奨推し。

JO1、シングル発売直前に緊急事態宣言! ファンは大慌て

――まずは今年1年の活動を、リリース順に振り返っていきましょう。21年一発目のシングルは「CHALLENGER」(4月28日発売)、続いて「STRANGER」(8月18日)が発売されました。

A 2月に韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』出演、3月にオンライン開催されたコンサート『KCON:TACT 3』からの流れで、韓国人気が高いとされる河野純喜を「CHALLENGER」のセンターにしたのは「マジでよくやった!」と思った。ここで一気に海外ファンをつかんだ気がする。

C どこまで狙ってるのかわからないけど、確かにいい流れだったね。「CHALLENGER」リリースの時って確か、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、発売日の直前に緊急事態宣言が出たんじゃなかったっけ? 都内のCDショップが臨時休業になっちゃって、みんな大慌てだった記憶がある。

B あ〜、その時か! CDに付属するシリアルナンバーを入れなきゃ抽選特典に応募できないから、なんとしてでも受け取らないといけなかったんだよね。急きょ応募期間が伸びたり、バタバタしてたなあ。あと、「CHALLENGER」は収録曲が全部いいよね。曲調も違ったから、いろんなJO1が楽しめた。

A 「STRANGER」は夏に発売されたけど、表題曲が夏っぽくなくて「え?」って感じだった(笑)。「REAL」が表題曲だったけど、衣装も全然夏らしくなかったし、そこに文句言ってるファンもいたよね。

B YouTubeの企画でメンバーがサマーキャンプに行ってたけど、これでようやく夏を感じたわ(笑)。でも、「STAY」のミュージックビデオはよかったよね。メンバーのセルフプロデュースを初めて見たし、素の彼らが見れたような気がしてうれしかった。

C あと、「STRANGER」には「Dreaming Night」も入ってたね。JO1がここまでJ-POPっぽい曲やったのって、バラードを除けばこれが初めてかな? なかなか新鮮だったし、一般ウケもかなりよかった印象がある。なんか、「意外とこういう曲のほうがウケるじゃん」っていうのが証明された感じだよね、よくも悪くも。今までK-POPっぽい曲が多かったから。

B まだ方向性を探っている感じはあるかな。ドラマ『ラブファントム』(TBS系)の主題歌にもなってたけど、深夜ドラマだから、単純にこういう曲が好かれたんだろうね。

A あとは、“かわいい”に全振りしてる感じもよかった。K-POPっぽい曲だとスタイリッシュな印象というか、似たような曲調になりがちだから飽きちゃうじゃん? ちょうど4枚目のシングルでこれが来たのも、絶妙なタイミングだったなあ。バラエティ番組で活躍するメンバーもよく見るようになって、この辺りから新規がグッと増えたイメージある。

C 表題曲の「REAL」がフジテレビ系の恒例夏イベント『THE ODAIBA 2021 バーチャル冒険アイランド』のテーマソングになったから、『めざましテレビ』(フジテレビ系)にもよく出てたよね。朝の番組に出ると、一気に名前が知れ渡る感じするよ。去年の11月に豆原一成が番組のエンタメプレゼンターになってから、JO1と聞いて「豆ちゃんなら知ってる」って人が増えたもん。
 
B わかる、職場でJO1のこと好きって言うと「あ〜、豆ちゃんね!」ってなる(笑)。ことあるごとにJO1を取り上げてくれる『めざましテレビ』には、頭上がらないよね。これからもよろしくお願いします!

――そして、12月15日には最新シングル「WANDERING」がリリースされました。

A 「WANDERING」は、初日の売り上げからデビューシングル「PROTOSTAR」を超えたんだよね。初週売り上げも「Billboard JAPAN」の集計だと51.6万枚と、ハーフミリオンを達成して過去最高!

C 50万枚以上売れたのもすごいけど、デビューシングルの売り上げを超えるって、ほかのグループを見てもなかなかない快挙だと思う。だから、この結果にはめちゃくちゃ驚いたよ。「これがまさに“売れてる”ってことだ!」って、テンション上がったな〜。そうそう、表題曲の「僕らの季節」は瑠姫がセンターだったね。

B 「PROTOSTAR」の時は、『日プ』で1位だった豆ちゃんがセンターだろうってわかってたけど、ちょっと前まで「どこまで順位に沿っていくんだろう?」っていう疑問はあった。瑠姫は冬の曲にピッタリだから、センターになってよかったよね。「新規増える」って思ったもん(笑)。

A 去年ぐらいまでは、リリースのたびに「なんで○○がセンターなの?」みたいな空気感がファンの間に若干あったけど、今は楽曲に合う人がやってくれればいいかなあって、だんだんファンも理解してきた感じがする。

B 順位順じゃなくなったからこそ、自分の推しはどんな曲で、いつセンターになるんだろうってワクワクしてる部分もある。楽しみはあとにとっておこう、的な。

C 『日プ』中は自分の推しだけに投票してたから、ファンは「1人を応援する」っていう色が濃かったけど、1年、2年とグループで活動してきて、メンバーみんなのことを好きになったっていうのも大きいと思う。それぞれのキャラクターもわかってきたから、「この子にはこの曲が合う」って思えるし、より納得感が出てくるというか。

B 確かにそうだよね。今のセンターは順番よりも「楽曲との相性」が重要になってきた。それでいうと、『日プ』の課題曲「Happy Merry Christmas」でセンターだった瑠姫が「僕らの季節」のセンターなのは、納得しかない。

A 本当のことを言うと、瑠姫のセンターをずっと待ってたよ。センターにいなくても“実質センター”っていう気持ちで頑張ってると思ってたから、いざ今回センターになって、すごくうれしかった。表情もめっちゃいいし、ダンスもうまくなってて、瑠姫自身も勝負を仕掛けてきたのがわかる。本気度を感じたから、瑠姫JAMはハーフミリオンという結果にも大喜びだよ!

C じゃあむしろ、「REAL」とかでセンターになるより、今まで待っててよかったって感じ?

A そうだね〜。やっぱり冬には思い入れがあるし。今までとっておいてくれた、大事にしてくれた感じもうれしいな。「Happy Merry Christmas」の流れもあるし、冬にもってきたのは正解だよね。

C 日本国内で売れようと思ったら、“ジャニーズ顔”な瑠姫がセンターになるのが一番手っ取り早いと思うんだよね。でも、それをやらずにこのタイミングでセンターにしたっていうのは、あえて温存してたんだろうなあ。次は誰がセンターになるんだろう? もう決まってそうだよね、楽しみだな!

――7月には「PROCESS JO1」という新企画が始動しました。JO1の“過程”をYouTubeで毎週公開するものですが、これはいかがですか?

A 正直、私は見たくなかったですね……。彼らが苦悩してる姿をわざわざ見なくてもいいかな、って感じ。プロになるまでの『日プ』は面白かったけど、“プロがどうやって高みを目指すか”っていう過程には、そこまで興味が湧かない。もちろん、見せてくれるのはうれしいけど、こういう裏側を見せたくないメンバーもいそうなんだよね。

B それこそ、瑠姫は見せたくなさそうじゃない?

A そうそう、そんな感じする。なんというか、JO1自身もスタッフも、「どうなりたいのか」とか「自分たちの強み」をわかってないままスタートしちゃった感じがある。もうちょっと練ったあとで見たかったかも。

C ぶっちゃけた話、視聴回数がどんどん落ちてるんだよね。みんなすでに興味を失ってるんだろうなっていうのは、露骨にわかる。それと、個人的に一番気になってたのは「終わりが見えないこと」だったんだけど、つい先日、最終回の告知があって……漫画でいう“打ち切り”状態じゃん!? って、ビックリしたよ(笑)。 
 
A 最初から誰もわかってなかったんじゃない、着地が(笑)。

B この前は「お助け企画」の募集があって、本格的に何がやりたいのかわからなくなってたもんね。運営側は『学校へ行こう!』(TBS系)をやりたいのかな?

C それならそれでいいのよ。でも「PROCESS」でやることじゃなくない? っていう。とりあえず「PROCESS」は一旦終わって、来年から『学校へ行こう!』的な何かをやるのかな……。どちらにしても、フワフワしたまま終わったって印象だね。

――明るい話題だと、9月に韓国文化のフェス『KCON World Premiere: The Triangle』、11月に単独公演『2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"』と、デビュー以来初めての有観客コンサートが開催されました。

A 私とCさんは両方行ったんですけど、9月の『KCON』に比べて、11月の『OPEN THE DOOR』はメンバーがすごく成長してたよね。特にMCがうまくなってたと思う。『KCON』は、正直“身内トーク”な感じでお客さんは置いてきぼりだったし、緊張が伝わってきた。現場経験が圧倒的に少なかったから、仕方ないなとは思うけど。

C 確かに、メンバーみんなどうしたらいいかわからない感じだった(笑)。コロナ禍だからお客さんも声が出せないし、お互いオドオドしてたかも。まあ、客席とコミュニケーションが取れないうえに、JO1の単独コンサートじゃないから、やりづらさは理解できるよ。

B 私は『OPEN THE DOOR』で初めてJO1の現場に行ったけど、とにかくめっちゃよかった! 「実在してるんだ!」って確認できたし(笑)。今までJO1のオンラインコンサートはいろいろ見てきたんだけど、正直、コンサートっぽくなかったじゃん? 途中にゲームコーナーがあったり、ファンミーティングっぽかったから、コンサート当日までどっちに転ぶんだろうって不安があったんだよね。だけど、ちゃんとコンサートとして見られる演目だったから、本当によかった。

A 「Born To Be Wild」が1曲目だったけど、純喜の第一声で感動して泣いちゃったよ(笑)。セットリストもよくて、「いい曲いっぱいあるじゃん!」って思ったなあ。生で聞くとこんなに印象変わるんだって驚き。「Speed of Light」がこんなに刺さると思わなかったし、「Prologue」もめちゃくちゃ感動した。あとは、さっきも言ったけどMCがよかった。いつも奨くんがMC的な立ち位置でメンバーに話を降ったりするけど、今回はみんなが自分からしゃべってて、均等感があったというか。

C それわかる。みんながしゃべるようになったのもあるけど、奨くんがメンバーに任せてた感じもした。今まで「トークを回すぞ!」っていう頑張りを感じてたんだけど、『OPEN THE DOOR』のMC中、ほかのメンバーがしゃべってる横で、ゴクゴク水飲んでる……みたいなシーンがあって、すごくホッとしたんだよね。それでもちゃんと場が回るっていうのは、JO1の成長の一つだと思う。

A 私、初日のメンバー挨拶で泣いちゃった奨くんを現場で見てたから、今の話聞いて、本当にいろいろ重圧感じてたんだろうなって思ったわ。目の前にファンがいて、隣には頼れる仲間がいてっていうので、感極まったのかもなあ。

B ファンも「JO1は実在するのだろうか?」って思ってたけど、JO1も「ファンは実在するのだろうか?」って、お互いコンサートやるまでわかんなかったんだもんね。デビュー以降、生身の姿を見たことなかったわけだから。コンサート中、メンバーはずっと「ペンライトがきれい」って言ってたけど、見せてあげられてよかったよ。

C あと、ありがたい話でいうと、生配信が3公演もあったことね。このご時世だからっていうのもあるだろうけど、初めての有観客ライブを、いろんな事情で現場に来られない人ともリアルタイムに共有できたこと、そういう配慮があったってことが、とてもうれしかった。それに、ずっとオンラインコンサートをやってたから、配信のノウハウみたいのがしっかり構築されたのもわかって、この2年間、ムダなことは何もなかったんだなって実感したね。

B オンラインもいけるし、オフラインも選べるっていう今の状況は最強だよ。私、コロナ禍の前は「子どもができたらコンサートはDVDが売られるまで見られない」と思ってたけど、今はそういう時代じゃなくなったね。

A ちょうど妊娠してる友だちがいるけど、体調悪くて今回のコンサートに行けなくなって、チケット取ってたんだけどリセールしたんだ。でも、オンライン配信があったから無事に見られて、「めちゃめちゃ泣いた」って言ってたよ。海外のファンもなかなか日本に来られない中で、配信は本当にありがたかったと思う。

C コンサート全体の感想を言うなら、「JO1は単純に場数が少ないだけで、やればどんどんうまくなる」だと思う。3日間5公演の中でも、パフォーマンスやMCがどんどん成長してて、約2年間ステージに立てなかった時間を一気に埋めたなと驚いたね。

B 来年以降、コロナの状況がどうなるかわからないけど、たくさんステージに立ってほしい。これからどんどん成長していくのが楽しみだなあ。

――一方で悲しい話題としては、10月に金城碧海が適応障害との診断を受け、治療に専念するため活動休止を発表しました。現在も、復帰の目処は立っていないようです。

C これに関しては、ファンとしてはただただつらいし寂しい。だけど、デビュー2年目の大事な時でも、ちゃんとお休みさせてくれるんだっていう安心も同時に感じたな。

A 無理して働かなくていい環境っていうのは、ちゃんとアーティストを大事にしてる感じがあるね。それに、無理して表に出てきてもいい作品は作れないだろうし、碧海推しも「無理して頑張ってる」と思うと、何見てもつらいだろうから……。

B ここ最近、JO1に限らず芸能人がちゃんと休めるようになってるのは感じる。メンバーみんな多忙だろうけど、何か不調があった時に休める環境は今後も維持してほしいな。あとは何よりも、今まで見せてきたメンバーの姿が一生懸命だったからね。

C そうだね〜。「休みます」って言った時に、「あんだけ頑張ったもんね」っていう納得感があるから、素直に「ゆっくり休んでね」と思えた。「いやいや、おまえ何してた?」とはならないもん、11人全員。

A それに、お休みの理由を明記するのも大事だと思った。最初に碧海が「体調不良」で休んでた時、正直いろんな臆測が飛んでたけど、その後、公式に「適応障害」って診断の結果を発表したから、変に詮索するような声はなくなったよね。

B メンバーのプライバシー問題もあるから、なんでもかんでもハッキリ言えとは思わないけど、公式からちゃんと発表があると、ファンとしては安心できる。

C 活動休止できる環境なのはホッとするんだけど、一方で、どうやって戻るかが実は一番の課題だと思う。ちょっとずつ仕事復帰するのか、完治を待ってから戻ってくるのか……。

A それは本人の気持ちや体調次第になっちゃうから、なんとも言えないけど……。確かに、戻り方が一番の“山”かもしれない。休める環境ではあるけど、戻れる環境なのかっていうのは気になるなあ。

B とはいえ、この問題に関しては、碧海の気持ちを最優先してほしいと思う。私たちは見守るしかないね。

――今年の活動で、「これはよかった!」と喜んだ仕事はなんですか?

C 音楽番組だと、『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)のコラボはいい仕事だった。夏は郷ひろみ、冬は和田アキ子と一緒に歌ってたけど、お互いWin-Winな企画でいいな〜と思って。誰でも知ってる曲を大御所と一緒にやる新人グループみたいなポジション、意外とおいしいんだと気づいたね。

A しかもバックダンサーじゃなくて、JO1をちゃんとアーティストとして扱ってくれたのもうれしかったし、ありがたいよね。コラボになると、特に川西拓実の魅力がすごかった。大御所相手にしてもノリノリでパフォーマンスしてる感じ、新しい一面が知れてよかったなあ。

B JO1の楽曲を披露するのは、オタク的にはうれしいけど、彼らを知らない人にはなかなか見てもらえない。そうなってくると、コラボをたくさんやって、いろんな人に興味を持ってもらう作戦はいいかもね。それに何より、ちゃんといいパフォーマンスをして、結果残してるJO1がすごいよ。

A 『あざとくて何が悪いの?』(5月1日出演、テレビ朝日系)に出たのもよかったな〜。川尻蓮、拓実、豆ちゃんが演技に挑戦してたけど、来年はどんどんドラマにも出てほしいなと思う。結構、本人たちもやりたがってるしね。グループだけじゃなく、個人活動も今後楽しみだなあ。

B 私も演技の仕事はうれしかった。最初はK-POPっぽい路線でいくと思ってたから、「ドラマ出るのはどうなんだろう?」って疑問だったけど、やっぱりバラエティやドラマから興味を持ってくれる人が多いんだなと感じて、今はどんどん出てほしい。

C 来年3月には、Amazonプライムでメンバー全員主演のドラマ『ショート・プログラム』の配信が始まるから、私はそれがすごく楽しみ。これをきっかけに、3年目は誰かしらが俳優として注目されるんじゃないかと期待してる!

(後編は1月1日公開予定)

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前編はこちら

後編:初婚の夫

独身を謳歌していたが、40歳を過ぎて婚活を開始

 「20代の初めから10年間付き合った彼女と別れて以来、解放感から独身生活が楽しくて。何人かの女性と付き合ったり、同棲をしたりしたこともありますが、なぜか結婚には気持ちが向きませんでした」と、qbcさん(仮名・43歳)。穏やかな癒やし系の風貌で、初対面でも安心感がある。IT企業に勤める会社員で、最近はほぼテレワークだという。

 独身生活を謳歌していたqbcさんだが、40歳を過ぎたころから急に結婚を意識し始めた。が、意識すればするほど、女性と気軽に付き合えなくなった。

「付き合ったら結婚しなきゃいけないのかと思うと、ハードルが上がってしまい……。ここ数年、ちょっとこじらせていました。でも、周りの友達はみんな結婚しているし、40過ぎて独身だと周囲からの見られ方も気になってきて……」

 実は、qbcさんの趣味はインタビュー。1年半ほど前から「無名人インタビュー」として、いろいろな人の話を聞いてはSNS で発信している。仕事ではなく、あくまでも趣味なのだが、なかなかユニークな試みで、ファンもたくさんついている。

「いろいろな『無名人』にインタビューをする中で、結婚や離婚、再婚について話を聞くことも多かったです。そんなことから、結婚に対するイメージもできてきました」

 ここらで本腰を入れて、婚活してみるか。アプリでの婚活に、気合を入れて取り組むことにした。

 ここからがqbcさんのユニークなところだ。qbcさんは婚活スタートをTwitterで宣言するとともに、プロフィールと写真についてのアドバイスを広く募った。年齢や居住地、年収などの基本情報は、事実と異なる内容を載せるわけにはいかないから変えられない。でも、プロフィールや写真は、書き方や撮り方に工夫ができる。

 婚活アプリは、男女が互いに「いいね」を押し合うことで、マッチングし、メッセージのやりとりができるというシステムである。qbcさんは、プロフィールを精査することで、マッチングの確率を上げようとしたのだ。

「僕が書いたプロフィールの文面を公開し、Twitter上で添削を頼みました。いろんな人が、あれこれと意見を言ってくれましたよ」

 初めにqbcさんが書いたプロフィールには、自分のやりたいことや相手への要望をつらつらとつづっていた。まずは、そこにダメ出しをされた。

「ずばり『押しつけがましくて気持ち悪い』と(笑)。『メッセージをやりとりしてみたいと思わせればいいんだから、そこはもっとさらりとまとめるように』と言われました。趣味の無名人インタビューも、『よくわからないし不審に思われるから、タイトルを“傾聴ボランティア”に変えろ』とも。そんなやりとりを繰り返しながら、プロフィールをブラッシュアップしていきました」

 そのかいあって、どんどんマッチング率が上がってきたという。

 前編で、貴子さんが「一人で書いているのではなく、大勢の人に応援されて書いている」と感じたプロフィールは、こういうカラクリだったのだ。

 貴子さんがqbcさんに「足あと」を残し、qbcさんが貴子さんに「いいね」を押した。そして、貴子さんも「いいね」を押して、2人はつながった。

 まずは、会社の昼休みにランチデート。「傾聴ボランティア」もとい「無名人インタビュー」をしているqbcさんと、占い師として多くの人に会っている貴子さん。「人の話を聞くこと」に対する課題意識が共通しており、初対面のときから話が弾んだ。

「人に話を聞くときの向かい合い方、距離の取り方……。普段からそういったことを考えているという時点で、『ああ、この人と僕は、違うところから同じ景色を見ているな』と思ったんです。『こんなにも気の合う人が世の中にいたのか』『もう貴子さん以外、考えられない』『この出会いのために、43歳のいままで独身でいたのだ』と、合点がいきました」

 2回目のデートで、貴子さんが招き入れてくれた自宅へ。子どもとも対面し、なんとか受け入れてもらえた。テレワークだったことから、そのまま泊まり込み、2週間もたたないうちに一人暮らしをしていた自宅は引き払って、こちらに移り住んだ。

「出会ってからまだ1カ月の僕らが、子どもも含めて一緒に暮らしている。あまりに急展開ですが、不思議なほど違和感がないんです」

 ちなみに、子どもの「父親」になるつもりはない。貴子さんも、子ども自身も、それを望んでいない。チームとして、仲よく暮らしていければそれでいい。

 子連れの女性との結婚にためらいはなかったのか? そう聞くと、qbcさんは笑顔で答えた。

「無名人インタビューを通して、いろいろな結婚観、再婚観に触れ、図らずも『予習』ができていたことが大きい。家族はいろんな形があっていいと、心から思えています」
(上條まゆみ)

2度の離婚で子どもとの別れも経験した47歳占い師、婚活アプリで出会った男性と1カ月で同居

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前編:再々婚した妻

婚活アプリで“一目ぼれ”

 「婚活アプリで彼の写真を見た途端、思わずフリーズしてしまいました。『私が出会うべきはこの人だ、この人を逃してはいけない』と、焦るような気持ちが湧き上がったんです」と話す、東山貴子さん(仮名・47歳)。

 目を惹くほどのイケメンだったわけではない。特別好みのタイプだったわけでもない。少なくとも、今まで付き合ってきた人たちとは違う雰囲気の男性だった。それなのに。

 婚活アプリは、男女が互いに「いいね」を押し合うと、「マッチング」して直接メッセージが送れるようになるシステム。つまり、こちらが「いいね」を押しても、相手がそれに気づかなかったり、「いいね」を押してくれなかったりだとつながらない。

「どうしたら彼とつながれるだろうと考えて、『お気に入り』というフォルダがあったので保存してみたんです。そうしたら、彼のほうでは『足あと』として表示されたようでした。『足あと』ってあまりつかないらしいので、彼も『誰が自分のプロフィールを見に来てくれたんだろう?』と気になったみたい。私に『いいね』を押してくれ、無事、彼とメッセージのやりとりができるようになりました」

 それが、およそ1カ月前のこと。いま、貴子さんはその彼、qbcさん(仮名)と一緒に暮らしている。

「他人と一緒に暮らすと、ちょっとした違和感があるのが普通ですよね。たとえば、冷蔵庫の残り野菜をどうするとか、洗面所を使った後の髪の毛の散らばりをどうするとか、気になるポイントが少しずつ違って、嫌だというほどではないにしても、ちょっと『ん?』と思ったりする。特に40代ともなると、互いに生活スタイルが出来上がっているので、なおさらそういう場面は増えてくるはずなんです。それが彼の場合、まったくないんですよ!」

 違和感どころか、生活はより快適になった。

「私は家事はスピード重視で、効率を考えて、ものを出したままにしておくことも多かったんです。でも、彼は私が好きで散らかしているわけじゃないことを見抜いて、効率的にものをしまえるように収納を工夫してくれました。私ができなくて困っていたことを解決してくれて、すごく暮らしやすくなりました」

 貴子さんがこんなにも素敵なパートナーに巡り会えたのは、単にラッキーだったからではない。貴子さんのこれまでの人生で得た学びが、ここに結実したのだといえる。

「私、今までに2回結婚し、離婚しているんです」

 1回目の結婚は、貴子さんが28歳のとき。相手は一流国立大を卒業し、大企業に勤めるエリートだった。「結婚するなら、こういう人がいいのかな」と、主に条件面に惹かれて結婚した。子どもも生まれ、何不自由ない暮らしをさせてもらっていると自分では思っていたのだが、年月を重ねるうち、心のしんどさが増していく。

「自分では何がしんどいのか、よくわからなかった……」

 結婚して12年たったころ、スピリチュアルな気づきをきっかけに貴子さんの価値観が急激に変化し、夫とあらゆることについての意思疎通に困難を感じるようになってしまった。話し合いに応じてくれるような相手ではなかったため、子どもを連れて逃げるように実家に戻り、離婚。その後、子どもの親権は相手方に渡すことになった。

「相手の家を継げるのが、うちの子しかいなかったんです。子どもを私に取られたら、家が途絶えてしまう状況が嫁としてわかっていたので、仕方なく納得しました」

 当時、11歳になっていた子どもも、転校などで環境が変わることを嫌がり、「前に住んでいたおうちがいい」と言ったため、その気持ちを尊重したということもある。

 大事に育てていた子どもを手放し、腑抜けのようになっていた貴子さんだが、働いて食べていかなければならない。専業主婦時代に占いを習い、自宅のリビングで、時々鑑定を行っていた。評判がよく、口コミが広がり、遠くから車で訪れてくれる人もいた。そこで、占いで身を立てていこうと思った。昼は契約社員として会社に勤め、夜は喫茶店などで占いをしながら、必死で働いた。

 一方で貴子さんは、久しぶりの自由を謳歌していた。ずっと専業主婦で、社会から隔絶されていた。それが突然、独り身になった。

「40代前半の身軽な女性ということで、男性からのお誘いが増えました」

 小柄できゃしゃな貴子さんは、きれいな顔立ちをしており、男性から人気があるのもうなずける。

 そのうちに、ある男性との間に子どもができて結婚。しかし、その男性は子どもの誕生と同時に、病に倒れてしまう。詳細はここでは触れないが、話し合いの末、円満のうちに婚姻は解消した。それが、互いのため、子どものためであると判断したのだ。その男性とは、近距離で暮らしながら、子どもの親同士としての関係を続けている。

 それから5年。幸いにも占いの仕事は順調で、子どもと2人、十分に暮らしていけるほどの収入は得られるようになった。とはいえ、昼も夜も働きづめで、知人には「いったいいつ寝ているの?」と聞かれるような日々。

「子どもも5歳に近づき、前の子育ての経験から、これまで保育園任せにできていた部分も、このあたりから親が真剣に向き合わなければいけないとわかっていました。それで、もしパートナーがいれば、もう少し仕事をセーブして暮らすことができるんじゃないかと思ったんです」

 ここから貴子さんの、本気の「婚活」が始まった。

 婚活アプリと結婚相談所の2本立てで、活動開始。ほどなく出会ったのが、冒頭でお伝えしたqbcさんなのである。占い師として、これまでに7,000人を超える人たちを鑑定してきた。たくさんの人に会う中で、無意識のうちに顔立ちと性格の関連性のデータが頭の中にできており、写真を見た瞬間にそのセンサーがピピピ! と反応したのかもしれない。

 離婚して子どもを手放し、再婚して子どもを授かるも、また離婚という激動の日々の中で、貴子さんのセンサーはより研ぎ澄まされていったのではないだろうか。

「会ってみて、プロフィールにまったく嘘がなかったことも素敵だと思いました。というのも、婚活アプリのプロフィールって、少し盛っていたりするのが普通なんです(笑)。おもしろかったのは、彼のプロフィールから、一人で書いているのではなく、大勢の人に応援されて書いている感じが読み取れたこと。話をしているうちに、そのカラクリがわかって、ああ、こういうパーソナリティの人なら間違いがないな、と思いました」

 さて、そのカラクリとは? 後編で、qbcさん自身がお答えする。

(後編へ続く)

(上條まゆみ)

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【ネタバレ注意】4代目バチェラー・黄皓さん、「僕の脳内CPUがフル稼働してた」シーンを告白! 波乱呼んだ「キス」のワケ

 現在、絶賛配信中の、Amazon Prime Video独占配信リアル婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4。4代目バチェラーを務めるのは、『バチェロレッテ・ジャパン』に参加していた実業家の黄皓さんとあって、同シリーズファンから歓喜と驚きの声が続出。史上最高の注目を集めています。

 前回は『バチェロレッテ』と『バチェラー』の違いや、1~2話の裏話をうかがいましたが、今回は2~3話と婚活バトルが徐々に核心へと近づいていくシーンや加速するスキンシップ(キス)の裏話を、またもグイグイ聞いてみました!

※本記事は一部ネタバレを含みます。

――2~3話では2ショットデートで必ずサプライズローズを渡していますね。自信満々で強烈な印象がある、嘉瀬美月(かせ・みつき)さんに渡した理由とは?

「僕にとって、旅の序盤のローズは“もう少しこの後も一緒にいたい”と思った人に贈っていたので、後半と比べると割とカジュアルに渡していましたね」

――確かに旅が進むに連れて、サプライズローズが少なくなってきてます。

「嘉瀬さんに関しては、運動会も頑張ってくれたし、過去の恋愛のトラウマを話してくれたことや、僕を次の恋愛相手としてみてくれていたこともうれしかったからですね」

――しかし、3話では脱落……その理由は?

「ほかのいろんな女性たちとコミュニケーションを取っている中で、僕と嘉瀬さんは歩み寄ろうと努力はしていたと思うのですが、お互い力んだような関係になってしまっている気がして、“彼女が彼女らしくいれる人はほかにいるんじゃないか?”と思ったからですね」

 サプライズローズをもらったからとて、次も残れる保証なんてないッ! バチェラーはいつでもシビアなのです。

「歴代バチェラーでベストデートだと思う」お相手は?

――2話では、休井美郷(きゅうい・みさと)さんにもサプライズローズを渡していました。

「あんなデートをして渡さない理由なんてないと思いません(笑)!? あれで渡されなかったら人間不信になりますよ笑。無人島に連れて行って、ペイントしてギュッと抱っこして、“それじゃまたねッ!”って渡さないなんて考えられます(笑)!?」

――確かにそうなんですけど(笑)!

「楽しかったし、可愛かったし、大好き! 本当にありがとうって感じのローズでした」

――本当に楽しそうでしたね。

「そうですし、1回目のデートでこれだけ楽しめるってことは、2回目3回目のデートはどれだけ楽しんだろう!? って思いました。僕の中では歴代バチェラーでベストデートなんじゃないかなって思ってます」

――スタジオのMC陣も「ドラマみたい」って言ってました! 2話では3名の女性とお別れし、いよいよ、女性とのスキンシップが大胆になり話題となった3話へと突入します!

――3話では、赤髪でキャラも個性的な桑原茉萌(くわはら・まほ)さんにサプライズローズがありましたね。

「桑原さんは自分と近いタイプだと思っいて、人には見せないけど努力家で繊細な子だと思います。カクテルパーティーとかでも、全体を見て、周りにめちゃくちゃ気を遣っていたので、超素敵な子だなと思っていました」

――そうだったんですね! 上から目線の強気発言がフィーチャーされていたので意外でした。

「可愛いし、若いし、スタイルいいし、最高に良い子だと思ってます(笑)。ですが、僕は彼女の表面だけではなく内側の良いところにも気づけたと思っています」

――そして、ここでついに、これまでの『バチェラー・ジャパン』シリーズでは御法度とも思われていたマウストゥーマウスのキスもありました! ぶっちゃけ、桑原さんから花びら越しのキスがなかったら、「おかわり」でキスすることはなかったでしょうか?

「ど~だろう!? タラレバ的なことは、その時の空気感もあるので、わからないですが、その時は彼女に『目を閉じて』って言われたので、これは来るなとは思ってました。ただ、最初横を見ていたので“ほっぺかな?”と。でも、顔を正面に持ってかれたので“口か!?”と(笑)。僕の脳内CPUがフル稼働してました(笑)」

――花びらを挟んでのキスは見ててもドキドキしましたッ!

「バラの花びらを唇にあてられてた瞬間、“これは花びら越しチュウやな”ってすぐわかりました(笑)。キュンキュンしましたね~! 僕みたいなオジサンにあんな可愛い子が頑張ってくれたので、シンプルに“おかわり”したいって思いました(笑)」

――確かにあれは反則級の技です(笑)。

――さて、2話では料理対決がありましたが、あれは黄さんの提案でしょうか?

「そうです。タイにいてタイ料理ばっかりだったので、ほかのおいしいものも食べたかったので」

――青山明香里(あおやま・あかり)さんの作った料理が女性たちからも酷評でしたが、実際のシチューのお味は?

「味はおいしかったですよ。食感が変なだけで(笑)。僕は普段だったら結構、女の子をイジるんですよ。もし彼女と2人だったら『(野菜が)バッキバキやん』ってイジってたと思います」

――「カレーの具はゴロゴロが好きなほう」など、無理したコメントだったのでは(笑)?

「ほかの女性たちもいたし、ちゃんとTPOをわきまえて、彼女に配慮してのコメントでした」

――さすが、ジェントル黄さんです。でもやはりバッキバキに固かったんですね(笑)。その後は、料理対決で勝った中野綾香さんとのご褒美、ジャグジーデートでしたね。

「料理を食べた時に、バッキバキのシチューを作ったのは青山さんかなと、わかってました。見るからにオドオドしてたんですよね。でも、ほかは誰の料理かわかってませんでした」

――デートに来るまで、誰が相手になるのかわからなかったんですね!?

「はい。ジャグジー(に一緒に入る)デートなんて、結構すごいデートなのに、自分の意思じゃなくて“ご飯のデキで選ぶ”なんて危ない橋を渡っていると思うのですが、でもその相手が中野さんで、彼女も楽しんでくれて良かったです」

――そして彼女ともキス……。

「キレイなビーチ、最高なサンセット、バラの花びらが浮いたジャグジー、時折あがる花火……この状況下、絶対チューしませんか(笑)!?」

――(笑)。雰囲気に酔うことありますよね。

 最後にあざとい女性やローズを渡す順番等、戦略について聞いてみました。

――休井さん・中野さんがあざとさ2TOPとネットでは騒がれていますが、黄さん的にどうですか?

「(あざとさは)わかりますよ。わかっていて楽しんでいます。“あざとさ”は“愛される努力をしていること”だと思うので、大歓迎です」

――ほかにあざといな~って思う女性はいますか?

「計算してあざといっていう子はいない印象だなぁ~。桑原さんはあざといというより、愛される努力はしていると思います。天然で男を落とすあざとさを持っているのは、その2人(休井さん・中野さん)だと思います」

――世間の見解は間違えていないようですね。毎回ヒヤヒヤするローズセレモニーですが、ローズを渡す順番は考えていますか?

「考えていますよ。それが全てではないですが。安心しきってたら“ちょっと意地悪してやろうかな”とかはあります(笑)。桑原さんも『試したから試された』って言ってましたが、あれはその通りです(笑)」

――そういう心理戦もあるんですね!

「押して引いての駆け引きって恋愛でもよくあるし、楽しいじゃないですか!」

――さすが戦略的な実業家の黄さん!!!

 若かりし、キラキラしていた時代は、そんな“恋愛の駆け引き”を楽しんでた自分もいたなぁ~なんて、感傷にひたりつつ、想定外の急展開に目が離せなくなる4話以降も見逃し厳禁です!

 はたして黄さんは、今度こそ運命の女性を射止めることはできるのでしょうか!?

『バチェラー・ジャパン』シーズン4

2021年11月25日(木) 22時よりPrime Videoにて独占配信中(全10話)
1~8話まで独占配信中
12月16日(木)22時 第9話-第10話

製作:Amazon
(C)2021 Warner Bros. International Television Production Limited

番組URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN5Q19K