ライブ参戦前に必読! ジャニーズファンにヨドバシカメラ販売員が教える「最強の双眼鏡」!売れ筋おすすめ商品は「8~10倍」

 ジャニーズJr.からデビュー組まで、この夏もさまざまなグループやタレントが出演するライブやコンサート、舞台公演が予定されている。“推し”の姿を少しでも近くで見ようと、双眼鏡の購入やレンタルを検討している人もいるだろうが、種類も多く、価格帯も幅広いため、どれを選ぶべきか悩んでしまうという人も多いのでは。

 今回は、双眼鏡のプロにインタビューした過去の記事をあらためて掲載。基本の選び方からメーカーごとの特徴などをおさえ、現場前の双眼鏡選びにぜひお役立ていただきたい。

(編集部)


 コンサートや観劇の際に欠かせない「双眼鏡」。特に、ジャニーズアイドルのコンサートでは、デジタルチケットシステムが導入されて以降、入場時まで座席が判明しないことから、ステージから遠い座席を引いた時でも十分に“推し”の姿を見られるよう、あらかじめ双眼鏡を持参する人が増えているようだ。

 そこで今回は、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店カメラ専門チームマーケット・イノベーターの川上朋孝さんに、双眼鏡選びのポイントについて話を聞いた。

ジャニーズコンサートや舞台観劇には、8~10倍が最適! 「12倍以上はおすすめしない」ワケ

――双眼鏡には、大きく分けてノーマルな双眼鏡と防振双眼鏡の2種類があると思いますが、違いについて教えてください。

川上朋孝さん(以下、川上) 防振双眼鏡は、手ブレ補正機能がついているので、遠くの対象物をくっきり見ることができ、動きのあるものも目で追いやすいという特徴があります。高性能な分、双眼鏡よりボディが大きく重量があり、価格も高く設定されていますが、「よりストレスなく推しを見たい」という方であれば、防振タイプがおすすめですね。

――双眼鏡を選ぶ際のポイントはありますか?

川上 まずは、双眼鏡のスペックを見てください。商品名の後ろのほうに「●×●」と数字が2つ書いてあり、1つ目の数字が倍率、2つ目の数字が対物レンズの大きさを表します。対物レンズが大きいほど視界が広くなるため、その分光量も多くなり、目に負担をかけずに明るく、肉眼で見ているような感覚でステージを見ることができます。最近ですと、42mmのレンズの機種がジャニーズファンのみなさんに人気ですね。

 また、使用する会場に合った倍率の機種を選ぶことも重要です。

――店内に、主要会場ごとにステージまでの距離やおすすめの倍率が掲示されているので、とても参考になります。

川上 東京ドームやさいたまスーパーアリーナで使用をおすすめしている12倍以上の双眼鏡は、そんなに種類が多くありません。倍率を上げると、その分視界が狭くなりますし、ピントを合わせるのも非常に難しくなるので、実はあまりおすすめしていないんです。12倍以上の双眼鏡は、船の上から遠くのものを見たり、海外旅行に行って、サバンナで野生の動物を見たりなど、自然観察に適しています。

――コンサートや舞台で使用するには、8~10倍が最適ということですね。

川上 そうですね。例えば、現在Snow Manが『滝沢歌舞伎ZERO 2022』を上演している新橋演舞場は、そこまで大きい会場ではないため、10倍の双眼鏡だとアップになりすぎてしまいます。会場が大きくない舞台公演などは、8倍ないし、もう一つ下の6倍のものをお選びいただいたほうがいいでしょう。

 逆に、東京ドームやさいたまスーパーアリーナなど、ドームやアリーナクラスで行われるコンサートであれば、ベースとして10倍のモデルを選んでいただき、「もう少し視界を広げたい」というお客様には、8倍の機種をご案内させていただいています。

 なお、双眼鏡には1万円以下で買えるものから数万円するものまでさまざまありますが、例えば、同じ10倍の双眼鏡でも、ケンコーの「10×20MC HG」(3,310円、写真上)と、ビクセンの「アトレックII HR10×32WP」(2万6,400円、写真下)では、対物レンズに12mmの差があり、接眼レンズの大きさもこのように変わってきます。

 比べてみると、その差は歴然ですよね。接眼レンズが小さいと、視界が狭い分ずっと目を凝らした状態で使用することになりますから、次第に目が疲れてきてしまう。レンズが大きければ楽に使用できますし、手ブレも目立ちづらいというメリットもあります。

――倍率が高ければいいというわけではないんですね。ちなみに、メーカーごとの特徴はありますか?

川上 使っているボディの材質が多少異なってきます。例えば、ケンコーの「ウルトラビューM 10×25FMC」(9,590円)という低価格のシリーズは、プラスチックのボディで重さは250gと、比較的軽量のモデルになっています。

 同じくリーズナブルなシリーズで、ビクセンの「アリーナスポーツMP8×25」(1万4,030円)というモデルがあるのですが、この機種はボディの一部に金属を使っていて、見るところの高さ調整が非常にしやすいことが特徴。高さの調整幅が広いと、まつげなどが被らずより見やすくなります。また、このモデルはレンズに特殊なオーロラのコーティングがされているので、ステージの照明で白っぽく見えがちな視界をクリアに見せてくれます。

――ちなみに、秋葉原店で一番の売れ筋商品は?

川上 4月16~18日に東京ドームで行われたKing&Prince(以下、キンプリ)のコンサートに行くというお客様がよく買われていたのが、先ほど紹介したビクセンの「アリーナスポーツMP8×25」でした。ややお値段が高めとなると、ビクセン「アトレックII HR10×32WP」(2万6,400円)ですね。この東京ドーム公演に際しては、双眼鏡が3日間で350本ほど売れました。

 昨年末に日向坂46が幕張メッセで行ったコンサートは2日間の開催ではありましたが、約400本売れています。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少し、イベントの人数制限が緩和された影響で、双眼鏡の市場もだいぶ活気が戻ってきた感覚がありますね。

――やはり秋葉原という立地柄、アイドルファンのお客様が多いのでしょうか?

川上 そうですね。男女比でいうと、男性が4割、女性が6割といったところ。コンサートやイベントだけでなく、野鳥観察や天体観測を目的に買いに来られる方もいるので、10代後半くらいから60代くらいまで、非常に幅広いお客様に起こしいただいています。

 「●●のライブに行くんですけど~」と相談されることも多いので、東京ドームのイベントスケジュールをチェックしたり、人気アイドルのコンサート情報は事前に把握しておいて、弊社本部とも連携を取りながら、十分な商品在庫を確保しています。

――昔と比べると、市場全体は広がっていますか?

川上 私は入社12年目で、もともとは新宿西口店で双眼鏡売り場を担当していたんですが、当時から毎年大みそかに行われている『ジャニーズカウントダウン』などに向けて、高単価のもの、それこそ防振双眼鏡を目当てに買いに来られる方がいました。今はジャニーズグループ自体の数が増えましたし、若年層のファンがさらに増えてきた印象がありますから、お店に買いに来られる方はどんどん増加しているように思います。

* * *

 インタビュー後編では、引き続き川上さんに、ホールクラス、アリーナクラス、ドームクラスの3つの会場別に、それぞれ適した双眼鏡をご紹介いただく。

(取材・文=編集部)

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※2022年4月29日初出の記事に編集を加えています。

三木聡監督の新作は“違和感を楽しむファンタジー” あの『大怪獣』についても語る

 ゆる~いギャグの連打についつい気を許してしまうと、いつしか奇妙な異世界の沼にどっぷりハマってしまうことになる。上野樹里主演作『亀は意外と速く泳ぐ』(05年)、麻生久美子主演作『インスタント沼』(09年)などのコメディ映画で知られる三木聡監督の作品はミニシアター系で公開され、熱烈なファンを生み出してきた。オダギリジョー主演の深夜ドラマ『時効警察』シリーズ(テレビ朝日系)も人気を博した。『音量…

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木下優樹菜、ADHD告白に賛否両論! 医師が語る、具体的な症状と「一番顕著な悩み」

 タレント業からの引退を宣言したあと、現在はモデルやYouTuberとして活動する木下優樹菜。7月25日、自身のYouTubeチャンネルにて、注意欠陥多動性障害(ADHD)であることを告白したが、ネット上では批判的な声が多数飛び交っている。

 木下は25日、「ADHDの私から伝えたい事があります【ユキナの告白】」と題した動画を公開。「私のADHD、発達障害について話したいと思います」と切り出し、脳の周波を調べるため「『ブレインクリニック』というクリニックに行った」と明かした。

 その際、「前頭葉が働いてない」状態である一方、後頭部側が過剰に働いていると指摘されたそう。さらに、「なんでも忘れちゃう。財布がない、携帯ない」「前の結婚生活とか、向こうがイライラしたり、イライラさせちゃったり」などと自身の症状を明かした上で、「(ADHDの人に)寄り添う気持ちを少しでも持っていただけたらなって思う」と視聴者に呼びかけていた。

 昨今、ADHDであることを告白する著名人は増えており、木下の動画について「少しでもADHDの理解が深まるきっかけになってほしい」などと支持する声も見られた。しかし、ネットユーザーの多くは木下の発言に疑問を持っているようで、「ADHDの症状はさまざまなので、一括りにしないでほしい」「ADHDを“免罪符”にしているようにしか聞こえない」といった厳しい指摘がSNSなどに寄せられ、炎上状態となっている。

 「寄り添う気持ちを少しでも持って」と訴えた木下だが、そのためにはまず、正しい知識が必要だろう。サイゾーウーマンでは過去に、『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』(東洋館出版社)の著者である、司馬クリニック院長の司馬理英子先生に話を聞いていた。ADHDの具体的な症状や、女性ならではのADHDの苦労などが語られた記事を、あらためて掲載する。
(編集部)


 近年、ネット上で、「ADHD(注意欠如多動症)」という言葉を目にすることが増えた。タレントの小島慶子やSEKAI NO OWARIの深瀬慧など、有名人のカミングアウトの影響もあってか、ADHDの症状に注目が集まっているようだ。

 ADHDは、3つの特性がある発達障害――その特性とは、1つ目は、じっとしていられなかったり、次から次へ仕事に手を出したりするような「多動性」、2つ目は、いらないものを買ってしまったり、思いつきで行動してしまうのが抑えられない「衝動性」、3つ目は忘れ物や仕事でのケアレスミスを多発する「不注意」だという。大人のADHDの場合、こうした症状によって、仕事や人間関係でのトラブルを引き起こすことも珍しくなく、生きづらさを抱えている人も多いようだ。

 今回、ADHDの女性が、仕事や恋愛でぶつかる壁に、どう対処をしていけばよいのかを書いた『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』(東洋館出版社)の著者である、司馬クリニック院長の司馬理英子先生に取材を行った。司馬先生に、ADHDの症状や患者を取り巻く状況について見解をうかがったところ、“女性だからこそ”ADHDによる苦しみが強まる社会的背景が浮き彫りになった。

――『わたし、ADHDガール。恋と仕事に困ってます。』では、発達障害の1つであるADHD女性=ADHDガールに起こりがちなトラブルの対処法について、漫画を交えてわかりやすく説明してあります。ADHDに関する入門編ともいえる内容ですが、この本の読者層はどういった方なのでしょうか。

司馬理英子先生(以下、司馬) 「落ち着きがない」「片付けられない」「衝動買いがやめられない」など、ネットでADHDの症状を知って、「自分は、もしかしたらADHDかも」と悩んで本を手にする方が多いようです。本を読んで、クリニックに来院される方もいます。実際に通院中の方や、「子どものために買いました」という親御さんからの反響もありましたね。

――世間では、以前に比べてADHDの情報が浸透してきたように思います。 

司馬 テレビなどで取り上げられるようになったので、ADHDは、今や多くの人が知るようになった障害だと思います。しょっちゅう遅刻をする、締め切りが守れない、計画性がないといった生活態度から、「あなた、ADHDなんじゃないの?」と言われる人が増えたのではないでしょうか。というのも、ADHDは、行動などから症状が目に見えるので、素人にも気づかれやすい。そのため、症状が目に見えにくい心の病よりも、人に指摘されてショックを受け、大変な思いをしている人も多いかもしれません。

――ADHDの人にとって、一番顕著な悩みとなる特性はなんでしょうか?

司馬 「不注意」の特性により、「片付けができない」と悩む方が多いですね。使ったものを元の場所に戻さないため、部屋が片付かない。鍵や財布を、いつも探し回ったりしています。ADHDの人は、視野が狭いという特徴があり、注意を払うことが苦手なのです。片付けは、いろいろなものをコンスタントに整えなければいけないので難しいです。待ち合わせや締め切りを守れないのも「不注意」の特性ではありますが、こういった時間に関することの方が、片付けよりはまだケアがしやすい面はあるのではないでしょうか。

 それから、ADHDの人が「つらい」と感じてしまうのは、ほかの人にとっては苦労せずできる当たり前のことができないことです。例えば、シンクに溜まった皿を片付けるということに、普通はいちいちうんざりしないのに、ADHDの人は一つひとつの出来事に感情で反応するため、疲れてしまう面があるのです。

――本書では、ADHDの人は大人になるにしたがい、自己肯定感を持ちにくくなるという指摘もありました。

司馬 子どもの頃は、勉強ができるなど、何か高い能力があれば、遅刻や忘れ物の多さ、落ち着きのなさなどは、そこまで深刻にとらえられません。また、周りの先生や親が「そろそろ課題を提出する時期ですよ」と言ってくれたりもします。しかし、社会人になると、マルチタスクを求められるようになる。その際、ADHDの人は、記憶が漏れ落ちてしまい、そのたった一つの“抜け”が、致命傷につながる場合もあるのです。特に、能力が高い人たちの集団に入ると、ADHDの特性である遅刻癖や先延ばし癖、計画性のなさなどによって、窮地に立たされることがあります。一人前の大人として扱われているのに、細かいことができずに失敗して、落ち込んでしまい、結果、自己肯定感を持ちにくくなるのです。

 できることと、できないことのギャップに悩み、自己肯定感を育めないケースもありますね。例えば、仕事はきちんとできるのに、領収書の提出がいつも遅れてしまったりすることで、上司から叱られてしまう。外ではちゃんとしているのに、家では部屋がぐちゃぐちゃ……などもそうで、どんなに仕事で評価されても、「片づけができない私は、ちゃんとしていない」というふうな思考に陥りがちなのです。

――自己肯定感が失われていくと、鬱などの二次障害につながっていくとも解説されていました。

司馬 そうですね。例えば、約束を忘れたり、忘れ物をしたり、思ったことをすぐ言ってしまったりという小さなミスが頻繁にあるため、自分でも「なんで?」と戸惑い、周りからも「だらしない」「付き合いづらい」などと思われてしまう。そういうことが繰り返され、自己肯定感が低くなり、二次障害につながっていきます。

――本書は、『わたし、ADHDガール。恋と仕事に困ってます。』というタイトルの通り、ADHD女性に特化した内容になっています。女性ならではのADHDの苦労というのはあるのでしょうか。

司馬 発達障害は男性に多いと言われていますが、「困っている」と自覚している大人の女性は多い。女性は小さい頃から、周りの親や教師などから“女の子なのにどうか”というふうに、厳しい評価にさらされがち。性差という部分でも、ADHDの女性はしんどさを感じやすい面があるため、自己肯定感も弱くなりやすいのです。

――具体的にはどういうことでしょうか。

司馬 先ほど、片づけができないことに悩むADHD女性が多いと言いましたが、女性は「家事が得意」「水回りも綺麗にしている」「しっかり者」といった世間のイメージがあるんです。男性がシンク周りを汚くしていても「やっぱり男の子ね」「男だからしょうがない」で済むのに、女性の場合は「女として最低」などと、存在を否定されてしまいがち。同じくらいだらしなくても、女性だけが、周りからなんだかんだと言われるようです。

 それに日本の女性は、結婚、出産にともない、たくさんの役割を担わされる面がある。結婚をしたら、たとえ共働きでも、女性の方が家事をするものだという風潮が根強くありますし、また、いまだに育児の主な担い手は女性です。このように、日本の女性は社会に求められる役割が多いだけに、ADHD女性が生きづらさを感じやすいのではないでしょうか。
(取材・文=池守りぜね)

<後編はこちら>

司馬理英子(しば・りえこ)
1978年 岡山大学医学部卒。医学博士。1983年に同大学大学院卒業後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについて研鑽を積む。1997年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。同年帰国し、司馬クリニックを開院。中学生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。

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※2019年1月19日初出の記事に追記、編集を加えています。

SATUSSY(韻踏合組合)が見てきた約20年のラップとポリコレ

 ラップとポリティカル・コレクトネス――同居することはあれど、完全に溶け合うのは難しい。歯に衣着せぬ生々しいラップのリリックには、差別用語や暴力的な表現を躊躇なく使う曲が数多く存在する。しかし、その刺激こそラップの魅力のひとつでもある。ただ、誤解しないでほしいのは、ラップは無知や差別、そして暴力を推奨していない。むしろ、メディアが伝えない現実を音楽にして広め、被差別や暴力に対抗、もしくは消化…

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東京ディズニーランド&シー、来園時は“情報収集”必須! 「久々に行くとわかりにくい」現状をDオタブロガーが解説

 今年3月に「複数日来園パスポート」を発売したほか、5月にはアトラクションの有料予約サービス「ディズニー・プレミアアクセス」がスタートするなど、続々と新たなサービスを提供している東京ディズニーリゾート。

 つい先日も、新たに東京ディズニーランド(以下、TDL)と東京ディズニーシー(TDS)のどちらかで平日午後5時以降に入園可能なパスポート「ウィークナイトパスポート」(4,500~5400円)と、休日午後3時以降に入園可能なパスポート「アーリーイブニングパスポート」(大人6,500~7,400円、中人5,300~6,200円、小人3,800~4,400円)が新たに発売開始となり、コロナ禍以前とはパーク内の様相が大きく異なっているようだ。

 そんな両パークの現状について、前編に引き続き、「年間パスポート」で両パークに通い、細かなディズニー雑学などを紹介するブログ「TDRな生活(-_-).。oOO」を17年にわたり更新し続けている人気ブロガー・みっこさんに話を聞いた。

* * *

東京ディズニーランド&シー、来園の際は事前にアプリで情報確認を!

――パーク内で変化を感じることはありますか?

みっこ コロナ禍になり、両パークとも感染対策を講じる上で園内の状況も日々変化しているので、慣れている人はいいんですけども、久々に遊びに行く人にとっては、すごくわかりにくくなっていると思います。

――具体的にはどういう変化があったんですか?

みっこ 例えば、アトラクションを通常より短い待ち時間で利用できる無料の「ファストパス」は、2020年9月に実質的に廃止され、その代わりに待ち列でのソーシャル・ディスタンスを確保するために、指定の時間にアトラクションやレストラン、ショップに並ぶことができる「スタンバイパス」が導入されたものの、日によって発行される日とされない日があります。

 また、ショーとかキャラクターグリーティング(以下、キャラグリ)も、抽選に当たらないとまったく見られない・参加できないため、場合によってはショーやキャラグリを楽しめず、アトラクションも満足に乗れない、レストランにも入れないというケースが出てきてしまうわけです。(※インタビュー当時)

――となると、インタビュー前編でご説明いただいた、アトラクションの予約サービス「ディズニー・プレミアアクセス」は、1人1回2,000円かかってしまいますが、確実にアトラクションを楽しむことができるわけですから、とても心強いですね。

みっこ そうですね。でも、休日は午前9時のオープン後、2時間くらいで売り切れてしまうことがあります。以前は、列に長時間並びさえすれば、アトラクションでもキャラグリでも楽しむことができましたが、今は列に並ぶことすらできない可能性も出てくる。「列に並べばいい」という認識のまま遊びに行くと、混乱してしまうでしょう。実際に訪れる前はもちろん、当日も公式サイトや「東京ディズニーリゾート・アプリ」で随時情報を確認することが必須です。

――確かに、それはコロナ禍前と比べると、大きな変化ですね。なお、6月現在の園内の混雑状況はいかがでしょうか?

みっこ   入園パスポートの購入は、引き続きオンラインでの事前予約制となっていて、平日はまだ比較的空いてはいますけど、休日に関しては、体感的には、少しずつ客入りが以前のように戻っているような印象があります。今はファストパスがないので、プレミアアクセス対象のアトラクション以外は、列に並ばなければいけなくなったこともあり、混雑しているように感じるのかもしれません。

 といいつつ今は日々状況が変わっているので、パークを訪れる際は、先ほども話した通り、事前に情報収集しておくことをおすすめします。

――園内の変化というと、20年10月から、TDLでもお酒の提供が開始しましたよね。

みっこ 確かに、TDLでもお酒が解禁されましたが、やはり、TDSはTDLより大人向けのコンセプトに作られていますから、お酒の種類に関しては、圧倒的にTDSのほうが多いですね。TDLではビールとカクテル系のお酒が数種類しか展開されておらず、販売店舗もそこまで多くありません。やはり、両パークの差別化を図っているのでしょう。ネット上でも心配されていたような、「泥酔者が出て騒ぎになった」という話は、全く聞いていないので、小さいお子さんがいるご家族も、変わらず安心して過ごすことができると思いますよ。

――そのほか、みっこさんが考える、今後起こりうるパーク内の変化などはありますか?

みっこ 2年導入が延期されていたTDSの夜のハーバーショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」のリハーサルが始まりました。中央にある海を使ったショーはパークの魅力の一つでしたが、夜のハーバーショーはコロナ禍の影響で前作「ファンタズミック!」の終了から長らく開催されておらず、新ショーの登場は特にDオタにとってはうれしいニュース。これからは徐々にショー・パレードも元の姿を取り戻していくと思いますよ。

東山紀之『刑事7人』ほか、7月期は“刑事ドラマ”多数! 元刑事に聞く「ベスト/ワースト」作品

 少年隊・東山紀之が主演を務める連続ドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)の第8シーズンが、本日7月13日からスタートする。今回より、ジャニーズWEST・小瀧望がメインキャストに加わったことで、ジャニーズファンからも注目を集めているようだ。

 7月期は同作のほかにも、各局で“刑事ドラマ”がラインナップされている。同じテレビ朝日系で『遺留捜査』が放送されるほか、日本テレビ系で『初恋の悪魔』と『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』、テレビ東京系で『警視庁強行犯係 樋口顕』と『運命警察』が順次放送開始予定。テレビドラマ業界において、非常に人気の高いジャンルであることがうかがえるだろう。

 そんな数ある刑事ドラマを、“本職”の人が見たらどう感じるのだろうか? サイゾーウーマンでは過去に、元刑事で作家の北芝健氏に「刑事ドラマベスト3/ワースト3」を聞いていた。『古畑任三郎』『相棒』『太陽にほえろ!』といった人気作の名前も飛び出したが、果たしてその評価は……!?  『刑事7人』の放送に合わせて、同記事をあらためて掲載する。
(編集部)


 毎クール必ず一作品は放送されるほどの王道ジャンル「刑事ドラマ」。これまで数多くの刑事ドラマが放送されてきたが、本職の刑事(デカ)は、果たしてどう見ているのだろうか?

 今回、大学卒業後に会社勤務を経て、警視庁に入庁後、刑事畑さらには公安畑も渡り歩いた異色の作家・ 北芝健氏に、刑事の間で高い人気を誇る刑事ドラマと残念ながら不人気だった刑事ドラマについてお話を聞いた。

<インタビュー前編はこちら>

『相棒』杉下右京は現代の刑事ドラマを象徴するキャラクター

――昭和から現代にかけて、登場する刑事のキャラクターに変化はありますか? 

北芝健氏(以下、北芝) 前編でも触れましたが、“捜査マシーン”のような刑事が登場する作品が減り、刑事の人間としての厚みや陰影、アクの強さを前面に出していく作品が増えてきました。象徴的な作品としては、2000年から始まった『相棒』(テレビ朝日系)ですかね。主人公の杉下右京(水谷豊)は警視庁のキャリア出身ですが、全国およそ29万人の警官がいて、キャリア組は600人しかおらず、彼らが現場で捜査するなんてあり得ないこと。高級事務官僚ですから、人事に口を出したりはしますけどね。キャリア組は、地方を15~6回転勤するうちに、年季奉公が明ける……つまり定年になるのが現実なんです。

 しかし、『相棒』の右京は自ら現場に足を運び、その頭脳で事件を解決に導きます。つまり設定自体にリアリティはないのですが、一方で、体を張るのは相棒・亀山薫(寺脇康文)に任せる描写は、なるべく現実に寄せようという狙いがうかがえますし、何よりヒットの最大の理由は、右京の“変わり者”なキャラクター造形と推理力でしょう。

 ただ、そんな右京も、過去のさまざまなヒット作品からインスパイアされて生まれたキャラだと思います。代表的なのが、巧妙なトリックと軽妙洒脱な演出が話題を呼んだ作品『古畑任三郎』(フジテレビ系、1994→06年)ですね。主人公の古畑任三郎(田村正和)は、まだ警部でもない、やっとこさ警部補という階級ながら、頭は抜群に切れる風変わりな性格。それに輪をかけて変な味を出していたのが、巡査の今泉慎太郎(西村雅彦)でした。『古畑任三郎』の一風変わった登場人物たちは、右京のキャラクター造形にも影響を与えたのではないでしょうか。

――言われてみると90年代後半から、強烈な個性の刑事がドラマに登場するようになったと思います。

北芝 ただ単純に強烈なキャラクターが出てるだけでもダメなんです。例えば、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(TBS系、10→13年)は、IQ201という捜査官・当麻紗綾(戸田恵梨香)とその相棒・瀬文焚流(加瀬亮)が、特殊能力を用いた犯罪を捜査するという内容でしたが、「IQ201」という設定が生かしきれていなかったですね。

 あとは警察庁キャリアの大澤絵里子(天海祐希)が主役の『BOSS』(フジテレビ系、09→11年)。大澤を絶対的な存在にするために、キャリア出身という設定にしていましたが、現実ではキャリアは現場で捜査しないし、殴り合いも、張り込みも、カーチェイスもしないわけですから。明らかな設定ミスですね。

――ただ、昭和時代の刑事ドラマとは別のものを作りたいという制作側の思いは伝わってきますね。

北芝 かつての『太陽にほえろ!』(日本テレビ系、1972~86年)や『西部警察』(テレビ朝日系、79~84年)のように、集団で駆けずり回ってドンパチやるというような内容じゃ、もう視聴者にはウケないと制作サイドが感じているんでしょう。唯一、集団描写が優れていて、90年代にヒットした作品といえば、『踊る大捜査線』(フジテレビ系、97→12年)ですかね。余談ですが、実は主人公・青島俊作(織田裕二)のモデルは私なんです(笑)。

――え!? そうなんですか!

北芝 ドラマの中に「本店」「支店」、「キャリア」「ノンキャリ」などの用語が出てきましたが、『踊る大捜査線』が放送される前、フジテレビの映画関係者に、私がそういった話をしたことがあったんです。そして青島は大卒サラリーマンから警察官になったという設定で、米軍払い下げのコートがトレートマークですが、これは私と同じ経歴ですし、また私も新米刑事時代は同じコートを着て捜査してました。

――まさか、あの青島刑事のモデルが北芝さんだったとは……。

北芝 しかし『踊る大捜査線』は、昭和の刑事ドラマを踏襲するような作りだけに、当時としては例外的ヒットだったといえるのではないですかね。

――今後、刑事ドラマはどうなっていくと思いますか?

北芝 もはや現在は、フィクションの世界といってもインチキが通用しない。ムードだけでは刑事ドラマが作れない時代が来たと、昨今の作品を見ていると痛感しますね。現実の日本では、スパイ、テロ、麻薬絡みの事件を含め、国際犯罪が勃発しています。日本を舞台に、国際犯罪を扱ったドラマを制作することは不可能ではないですが、よりリアリティの高いストーリーが求められるわけです。そんな時、公安部外事課を主人公にしたドラマが、生まれるのではないかと感じます。

 昭和から平成にかけて、刑事ドラマの主役は捜査一課でした。しかし、公安部外事課にも逮捕権があり、拳銃も持てるし、犯人と殴り合うこともあります。彼らを主役にしても、説得力のあるストーリーができるんじゃないかと、制作サイドがわかってきたと思うんです。

 現実でも公安部外事課の刑事は強いんですよ。物怖じしない、実力行使も辞さない。半年にわたって警察学校で厳しい教育を受ける中で、優秀な成績を収めた彼らだからできるんですね。

――最後に、あらためて北芝さんの「刑事ドラマのベスト3」と「ワースト3」をまとめてもらえますか?

北芝 ベスト3は『古畑任三郎』『相棒』『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(シーズン3と4)ですね。

 『古畑任三郎』のような色男の刑事って、現実にも結構いるんですよ。『相棒』の良いところは、実際は捜査をしないキャリアが主役でも、相棒の存在を生かしたストーリー展開で、リアリティを生もうとしているところですかね。『絶対零度』は、主人公に公安出身者を据えたことで、これからの刑事ドラマのエポックメーキングになり得る作品だと評価します。

 一方で、ワースト3ですが……『SPEC』『BOSS』『太陽にほえろ!』です。

 『SPEC』と『BOSS』は設定自体に難あり。『SPEC』当麻の「IQ201」という設定には、刑事仲間も反感を持ってましたね(笑)。『BOSS』は『相棒』とは違い、大澤のキャリアとしての扱いや描写に無理がありました。面白いけど、刑事たちがバカにしたのが『太陽にほえろ!』です。「あんなのないよ」と(笑)。エピソードにリアリティがありませんでした。刑事が死にすぎだし、腹を撃たれて立ち上がって「なんじゃこりゃ!」なんて言わないですよ。腹撃たれて、動脈が切断されたらしゃべれません。どんなに頑張っても4秒で倒れます。細かいところですが、しっかり考証してほしかったですね。

北芝健(きたしば・けん)
早稲田大学卒業後、商社に勤務するも一念発起して警視庁入庁し、交番勤務の後、私服刑事となる。一方で鑑識技能検定にもパスし、警視庁の語学課程で優等賞をもらい、公安警察に転属したが、巡査部長昇任試験を拒否し、巡査のまま退職。ロス市警の捜査に協力したことから、アジア特別捜査隊と懇意になり、犯罪捜査をネイティブの英語で伝える語学力を身につける。現在は現場捜査の経験を生かし、複数の学校の講師として犯罪学を教える。プロファイリングの第一人者としてテレビのコメンテーターなどで活躍。『警視庁 強行犯捜査官』(さくら舎)、『迷宮探訪 時効なき未解決事件のプロファイリング』(双葉社)など著書多数。

※2020年12月6日初出の記事に追記、編集を加えています。

ディズニー「プレミアアクセス」に“大きな懸念事項”!? Dオタブロガーが2022年上半期を振り返る!

 東京ディズニーリゾート(TDR)が昨年10月、東京ディズニーランド(以下、TDL)と東京ディズニーシー(以下、TDS)のパスポート料金を改定。7,900~9,400円の4段階の変動制を導入し、ファンから賛否両論を呼んだ。

 その後、今年3月に「複数日来園パスポート」を発売したほか、5月には有料サービス「ディズニー・プレミアアクセス」がスタートするなど、今年も新たな取り組みが次々と行われている。

 下半期に入った7月5日からは、TDLとTDSのどちらかで平日午後5時以降に入園可能なパスポート「ウィークナイトパスポート」(4,500~5,400円)と、休日午後3時以降に入園可能なパスポート「アーリーイブニングパスポート」(大人6,500~7,400円、中人5,300~6,200円、小人3,800~4,400円)が新たに発売開始したが、果たして、「Dオタ」と呼ばれるディズニーオタクたちは、こうした変化をどのように捉えているのだろうか。

 「年間パスポート」でTDRに通い、細かなディズニー雑学などを紹介するブログ「TDRな生活(-_-).。oOO」を17年にわたり更新し続けている人気ブロガー・みっこさんに話を聞いた。

*   * *

有料サービス「プレミアアクセス」導入で、パークがに“収益重視”に!?

――早速ですが、ディズニーリゾートに足繁く通われているみっこさんが思う、2022年上半期のホットニュースはなんでしょうか?

みっこ やっぱり、プレミアアクセスの導入が一番大きなトピックだと思います。あらためて説明すると、このサービスは、「東京ディズニーリゾート・アプリ」を介してパーク内の施設を時間指定で予約し、より短い待ち時間で体験することができるというもの。現在は、TDL内の「美女と野獣"魔法のものがたり"」、TDSの「ソアリン:ファンタスティック・フライト」「トイ・ストーリー・マニア!」の3つのアトラクションが対象となっていて、1回1人2,000円でサービスを購入することができます。

 実際にまだ導入されて2カ月ほどなので、これから夏休みに入ってパーク内が混雑してくる時期にどういう影響があるか、今後も注目したいです。

――みっこさんは、プレミアアクセスを実際に体験されたんですよね。周りのDオタさんの反応も含め、感想はどうですか?

みっこ 「非常に便利な仕組み」というのが、私の率直な感想です。ただ、やはり賛否両論が聞こえてきますね。ポジティブに考えるならば、例えば、実際は2~3時間待ちでも、1人2,000円を払えば、その時間を完全にショートカットできる。これは非常に大きなメリットでしょう。

 一方で、ネガティブに捉えると、1人で行けば2,000円で済みますが、家族連れだと人数分の料金がかかってしまう。本来、入園パスポートを買えばタダで乗れるアトラクションにわざわざ追加でお金を払うことになるため、今後、両パークがさらに“収益重視”になり、富裕層のための施設になってしまうのではと心配する声もあります。現在は対象アトラクションが3つしかありませんが、将来的にショーやキャラクターグリーティングに適用される可能性も考えられますから。

――そうなったら、使うお金にきりがありませんね。

みっこ さらに大きな懸念事項としては、一度オリエンタルランド側がこの仕組みを作ってしまった以上、実際の待ち時間とアプリに表示される待ち時間に齟齬が生じてしまうのではないかという点が挙げられます。というのも、プレミアアクセスのサービス開始から2カ月近くがたち、ネット上ではよく、「アプリ上に表示されるアトラクションの待ち時間が、実際よりも長く設定されているんじゃないか」と話題に上がっています。つまり、プレミアムアクセス利用者を増やすため、パーク側が待ち時間60分のところを90分くらいに“盛っている”可能性があるということ。

 導入から間もないため、パーク側もまだ模索しているのでしょうが、私の体感としても、待ち時間が伸びている印象はありました。

「トイ・ストーリーホテル」は、あまりおすすめできない!?

――そのほかに、みっこさん的ホットトピックはありますか?

みっこ 4月にオープンした「トイ・ストーリーホテル」も、Dオタの間では良くも悪くも注目を集めていましたね。ディズニーとピクサーが共同制作する映画『トイ・ストーリー』シリーズをテーマにしたホテルで、外装はもちろん内装まで、カラフルなおもちゃの世界観を表現した遊び心満載のデザインが施されています。そのため、特に『トイ・ストーリー』好きの人が食いついていました。

 ただ、現実的には単なる“キャラクターモチーフのホテル”といったところ。小さいお子さんがいる家族連れや、“映え”を重要視するインスタグラマーやコスプレイヤーなんかにはウケているようですが、私の周りからは「もう行かなくていいや」という声も聞こえてきます。逆に言えば、『トイ・ストーリー』にそこまで興味のない方や、年配の方など、リゾート感やホテルライフを楽しみたいという人は避けたほうがいいくらいです。

―― それはなぜでしょう?

みっこ 客室の広さは「スタンダードルーム(定員3~4名)」「スタンダード・アクセシブルルーム(定員3名、車いす対応)」「スーペリアルーム(定員4名)」「スーペリアルーム(定員4名、車いす対応)」の4種類あり、部屋から見える景色も「ベイビュー(東京湾側)」「スクエアビュー(中庭のトイフレンズ・スクエア)」「パーシャルビュー(建物等で視界が遮られる)」「スタンダード(それ以外)」の4タイプあるものの、装飾や仕様は全部屋ほぼ統一されています。東京ディズニーランドホテル(以下、ランドホテル)やディズニーアンバサダーホテルにあるような数種類の“キャラクタールーム”がないんです。

 また、ランドホテルや東京ディズニーシー・ホテルミラコスタは、宿泊特典として「ディズニーリゾートライン(モノレール)」の乗車券がもらえるのですが、トイ・ストーリーホテルは提供しておらず、ホテルからパークへの送迎の「リゾートクルーザー(無料シャトルバス)」サービスもない。

 なおかつ、現在ホテルは満室続きで、館内のレストランも混みあっており、宿泊者なのにレストランで食事できないケースもあるとか。

――それはかなりのマイナスポイントですね。

みっこ 部屋タイプやシーズンによって変動があるものの、「スタンダードルーム」で2名利用の場合は、1人1万2,682円~2万4,137円(6月22日現在、楽天トラベル調べ)と、ほかのオフィシャルホテルと比べるとリーズナブルに宿泊できることが魅力ですが、ルームサービスがなかったり、使い勝手はあまりよくないので、ホテルとしてのランクはあまり高くはありませんね。

 ある種、ほかのホテルと差別化ができているともいえそうですが、同じ値段を出すなら、近くにある東京ディズニーリゾート提携ホテルに泊まったほうが、ゆっくり快適に過ごすことができるかもしれません。

――ちなみに、「複数来園日パスポート」(以下、複パス)の販売について、みっこさんはどのようにお考えですか? これは、 5~7月の3カ月の間、月2回・計6回自分が指定した日に入園できる4万4,400円のパークチケットとのことですが……。

みっこ ネット上では一時話題にはなったものの、正直、うまみはあまり感じられません。複パスを利用できるのは、土日祝や貸切デーなど特別なイベントがある日を除いた平日のみですが、そもそも5~7月は比較的開いている時期なので入園パスポートは比較的いつでも購入できるんです。

 閑散期の平日の入園料は7,900円なので、複パスを買うと3,000円ほどお得ではあるものの、入園は午前10時30分からになるため、9時の開園直後にパーク内に入れません。しかも、複パスは購入してしまうと、いかなる場合でも後から来園日を変更することができないため、Dオタの間では、「便利で役立つパスポートが発売された」というより、ネガティブな意味で話題になっていました。

 コロナ禍の影響で入園チケットが事前予約制になり、「年間パスポート」(以下、年パス)が休止された今、中には特別感を求めて購入した人はいるかもしれませんが、私の周りのDオタの人たちはほとんど購入していませんでしたね。

――年パスの販売開始の目途はたっていないんですよね?

みっこ ないですね。複パスの発売が決まった際は、「年パス」再販の足がかりにするためではないかという見方もされていましたが、3カ月間、2回平日にパークを訪れる人の動向しか確かめられませんし、「複パス」販売の目的はよくわかっていません。

*   * *

 インタビュー後編では、引き続きみっこさんに、パーク内の現状について話を伺う。

『わた婚2』『HiGH&LOW』ほか出演の塩野瑛久、闇をまとう――。

 俳優・塩野瑛久。2011年の第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞などに輝いたことをきっかけに芸能界入りした彼は、2012年7月期の『GTO』(フジテレビ系)で俳優デビューを果たして、まもなく10年。これまで『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系/13~14年)のキョウリュウグリーン、『来世ではちゃんとします』シリーズ(テレビ東京系/20年、21年、22年)のAく…

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町田啓太『テッパチ!』のラブストーリーはリアル!? 自衛隊「社内結婚」と「婚活サービス」事情

 劇団EXILE・町田啓太主演の連続ドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)が、本日7月6日午後10時からスタートする。

 同作は、陸上自衛隊を舞台にしたドラマ。ケンカで警察沙汰を起こした主人公・国生宙(町田)が、東部方面北東京駐屯地で教育中隊長を務める八女純一(北村一輝)から、「お前にピッタリな仕事を紹介してやる」と街で声をかけられ、陸上自衛隊の候補生になることから始まるストーリーだという。

 出演者はほかにも、佐野勇斗、劇団EXILE・佐藤寛太、一ノ瀬颯、藤岡真威人、工藤阿須加、桐山漣といった人気俳優たちが名を連ねており、放送を心待ちにするファンも多い。また、候補生の指導を行う教官・桜間冬美(白石麻衣)と宙のラブストーリーも見どころの一つになるようだ。

 しかし、ネット上には「このドラマに恋愛要素はいらない。全然リアリティがないよね?」「ドラマ自体は楽しみだけど、もうちょっと現実に寄せてほしかった」「ドラマだから仕方ないけど、自衛隊モノに“ラブ”は違和感あるなあ……」などと、恋愛が絡むストーリーは“非現実的”だとして、批判的な声も少なくない。

 しかし現実では、結婚情報センター「Nozze(ノッツェ)」が、2009年から業界初の「自衛隊専門婚活サービス」を展開。自衛隊員と結婚を希望する女性が参加し、婚活パーティーなどを行なっているという。また、防衛省公式の月刊誌「MAMOR」(扶桑社)では、“婚活”に関する特集が好評なのだとか。

 そんな“自衛隊と婚活”について取材した過去の記事を、『テッパチ!』の放送に合わせて再掲。一体どんな“現実”が繰り広げられているのか、ぜひチェックしてほしい。
(編集部)

※以下、2018年1月8日初出の記事に追記・編集を加えています。


 災害派遣など過酷な現場で活躍する自衛隊員の姿がテレビやネットのニュースなどで紹介されるようになって以降、自衛隊員との結婚を望む女性が急増しているらしい。「健康的で頼りがいがある」「収入が安定している」「礼儀正しい」「時間に正確」「約束を守る」といったことが人気の理由だとか。自衛隊員との結婚を望む女性は実際増えているのか? 自衛隊員が選ぶのはどんな女性? 業界の事情通に取材した。

「自衛隊員限定」の婚活サービスとは?

 まずは、2009年から業界初の「自衛隊専門婚活サービス」を展開している結婚情報センター Nozze(ノッツェ)自衛隊員担当の宮下今朝芳さんに、同サービスの概要を聞いた。

「基本的には、ほかのお客様と同様のサービス内容ですが、全国各地の基地や駐屯地など部隊に赴いてのご説明やご案内、部隊が計画する婚活パーティーのコラボ開催やご支援、部隊での自衛隊員に向けた婚活セミナーの開催等を行っています。単に、自衛隊員を集めただけでのパーティーではなく、自衛隊員と結婚を希望する女性に、実際に駐屯地の見学をしてもらいながら、将来の伴侶となるかもしれない男性が働く職場についての理解を深めたり、安心感を持ってもらったりすることを目的としています」

 サービスを利用するのは、20歳代の隊員が最も多く、次いで30歳代前半だという。

「20歳代前半の方が多いのは、ほかの職業の方が婚活サービスを利用される場合と比較し、自衛隊員に特徴的な傾向ですね。考えられる理由のひとつに、陸・海・空で多少、事情は異なりますが、自衛隊では入隊して基礎教育期間は全員、また、部隊配置後も『3等陸曹以下』『幹部自衛官以外』の独身者は原則として寮生活です。しかし、結婚すれば寮を出て駐屯地の近くなどにアパートを借りて住むことができますから、若い世代で結婚を希望する自衛官が多いのかもしれません。周囲の仲間に彼女ができた、結婚した等のニュースを聞いて、自分も彼女が欲しい、結婚したいという気持ちが湧きあがってくるのだと思います」

 上下関係の厳しい寮生活から早く抜け出すためには、昇格を待つより結婚する方が手っ取り早いのかもしれない。それで、20代前半から婚活サービスを利用する自衛隊員が多いというわけである。とはいえ、結婚が遅れがちな自衛官ももちろんいる。40代、50代の幹部自衛官の会員も少なくないそうだ。

「人柄レベルの話になりますと一般男性と変わらないと思いますが、結婚が遅れる自衛官特有の理由は2点考えられます。ひとつは、女性は自衛官と結婚したいという希望を持ってお付き合いをするわけですから、自衛官らしくない人、例えば健康や体調維持を気にしない人、優柔不断な人、約束を守らない人などは敬遠されるかもしれません。もうひとつは、勤務環境により出会いの機会が少ない隊員は結婚が遅くなる傾向があると思います。例えば、離島勤務やシフト勤務の隊員です。しかし、これは自衛隊員に限った話ではないと思いますし、結局は自分が置かれている環境を考え、いかにお相手を見つける努力をし、行動するかだと思います」

 それではもっとも気になる、「自衛官が選ぶ(好む)女性」とはどんな女性だろうか? もちろん、好みとしては自衛官それぞれにあると思うが、大まかな傾向を知ることができれば、自衛官との結婚に一歩近づくはず。

「自衛官は自宅を空けることが多いことから、健康でしっかりした女性を希望する自衛官が多いと思います。あえて自衛官との結婚が不向きな女性を申し上げるとすれば、転勤を嫌う方は難しいでしょうね。一般隊員でも定年までに2〜3回の転勤はありますし、幹部は2〜5年に1回の割合で転勤があります。」

 なんと! 意外とハードルは低かった(笑)。転勤さえいとわなければ何とかなりそう? なお、自衛隊には女性自衛官も数は少ないが存在している。知人の元女性自衛官によると、ものすごくモテるとの話である。圧倒的に人数が少ないわけだから、モテて当然だとは思うが、婚活サービスを利用する女性自衛官もいるのだろうか?

「女性自衛官の比率は、隊員全体からすると5〜10%と、とても少ないので、交際相手、結婚相手として男性自衛官を探そうとすれば候補者はたくさんいることになります(笑)。また男性自衛官からしますと、頑張っている女性自衛官の姿を常に見ているわけですから、そのような姿に魅力を感じるのも理解できます。それゆえ女性自衛官は『社内結婚』が確かに多いですね。もちろん『結婚相手は自衛官以外で!』と希望される女性もいらっしゃいますので、そのような方は当社の婚活サービスを利用いただいています」

 宮下さん自身もかつて航空自衛隊に所属していた空自OB。自身の経験をもとに多くの自衛官と一般女性のカップリングを手助けしてきた。ちなみに宮下さんは20代の頃、奥様とテニスを通じて出会い、テニスの試合に弁当を作って来てくれたのが交際につながったそう。「まだコンビニなどない時代で、『男の胃袋をつかめ!』にハマったと思っています(笑)」。癒やし系だけどしっかり系で、お弁当作りが好きな女性は、“良き自衛官妻”になれる可能性が高いかもしれない。

 婚活の方法は、婚活サービスだけではない。防衛省公式の月刊誌「MAMOR」(扶桑社)では「マモルの婚活」という企画が好評だという。同企画は2009年にスタートし、未来のパートナーを探している独身自衛官を毎月3名(陸・海・空の自衛隊から各1名)紹介している。近年は「マモルの婚活」で自衛隊員との出会いの機会をつかみたいという理由で購読する女性が増えているそうだ。同企画を担当する高久裕編集長によると、過去最高で約80通の応募が殺到した自衛官や、実際に同企画で出会って結婚したカップルも多数いるという。

「13年2月号では、マモルの婚活で結ばれた7カップルを紹介し、そのうちの1カップルの結婚式を取材して巻頭特集で紹介しました。最新号(18年1月号)でも、3組の成婚カップルを誌面で紹介しています」

 毎月紹介される自衛隊員は本気で結婚相手を探している。真剣勝負なのだ。各隊員への質問項目もかなり細かく、「どれくらい付き合ってから結婚したい?」「子どもは何人くらい欲しい?」「初めて交際したのはいつ?」など、リアリティのある質問が20問並んでいる。

「企画をスタートしたときと比べて現在では、積極的な女性が増えたような気がします。3人全員に応募してくる方、毎号応募してくる方など。『マモルの婚活』の連載が始まった頃、いくつかの書店の店員さんから、『若い女性の購入が増えている』と聞きました。読者からのお便りで、『婚活が載っていたので初めて購入しました』というコメントをいただく機会も増えましたね」

 「マモルの婚活」で出会いを希望する女性が自衛隊員に連絡を取る手段は、なんと手紙! メールやLINEなどではないところが自衛隊らしいのかも。ともあれ応募するには、まず手紙の書き方から学んでおくのがよさそう。「拝啓」に始まり、時候の挨拶、そして最後は「敬具」をお忘れなく。
(加藤久美子)

森達也監督が初の劇映画に挑む 家族と郷里を愛する自警団が虐殺を犯した「福田村事件」とは?

 ゴーストライター事件で騒がれた佐村河内守氏に密着取材した『FAKE』(16年)、東京新聞の望月衣塑子記者を追うことで、官邸や日本のメディアの異様さを浮き彫りにした『i-新聞記者ドキュメント-』(19年)……。新作を発表する度に大きな反響を呼び起こすのが、ドキュメンタリー映画界の鬼才・森達也監督だ。

 その動向が常に注目を集めてきた森達也監督が、現在取り組んでいるのが初の劇映画…

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