ザコシショウの呼びかけでクズ芸人の“始祖” キャプテン渡辺が目を覚ます!

 空気階段の鈴木もぐら、岡野陽一、ザ・マミィの酒井貴士、相席スタート・山添寛……今クズ芸人が芸能界を賑わせている。その中でも『R-1ぐらんぷり』2011~12で2年連続ファイナリストになったキャプテン渡辺は、クズ芸人の“始祖”を自称している。

 そんな渡辺が10月4日に11年ぶりに漫談のみのストイックな単独ライブ『漫談スタイル』を決行。競馬芸人としてブレークし、YouTubeも…

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THE RAMPAGE「いつかコブラと闘いたい」ハイローの未来にかける野心

 大ヒット公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST X』。ハイローシリーズ屈指のアクションシーンや、登場人物たちのキャラクターに魅了される人が続出し、SNS上では日夜ファンによってハイロー愛が叫ばれている状況だ。

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亀梨和也『事故物件 恐い間取り』は外せない!? 人間食べ食べカエルさんに聞く「ジャニーズ・ホラー」オススメ映画3選

 9月30日に公開となった嵐・相葉雅紀主演のホラー映画『“それ”がいる森』。メガホンを取ったのは、ジャパニーズホラーの代表的作品『リング』シリーズを手掛けた中田秀夫監督とあって、ジャニーズファンだけでなく、ホラーファンからも注目されているようだ。

 ジャニーズ事務所所属タレントの主演映画といえば、ラブストーリーやヒューマンドラマのイメージが強い人も多いかもしれないが、これまでもホラー作品に起用されることはたびたびあった。『“それ”がいる森』公開をきっかけに、ジャニーズタレント主演のホラー作品が再注目される中、今回、Twitterでフォロワー数17万人超を誇るホラー愛好家であり、映画ライターとしても活躍する「人間食べ食べカエルさん」に、オススメの“ジャニーズ・ホラー” 3作品(出演当時にジャニーズ事務所所属だった退所者の作品含む)と、その見どころをお聞きした。

人間食べ食べカエルさんオススメのジャニーズ・ホラー3選

1.『催眠』(1999年)

【監督】
落合正幸
【キャスト】
稲垣吾郎、菅野美穂、宇津井健ほか

【あらすじ】
東京都内で、「ミドリの猿」という謎の言葉を残して人が次々に変死する怪事件が発生。刑事の櫻井孝典(宇津井)に捜査協力を求められた心理カウンセラー・嵯峨敏也(稲垣)は、偶然テレビで「ミドリの猿」とつぶやく入絵由香(菅野)を見かけ、接触を試みる。

 人がいきなり異常行動を取ったのちに怪死する事件が連続発生。それは“催眠”が引き起こしていた――そんな恐ろしい事件に挑む心理カウンセラーを、元SMAPの稲垣吾郎さんが演じています。

 冒頭からフルスロットルで凄まじいインパクトを放ち続ける作品で、共演も宇津井健さんなど錚々たるメンツが勢ぞろい。そんな中でも稲垣さんは、埋もれることなく、ミステリアスな雰囲気と確かな演技力で主要キャラとしての格を保っています。まさにスターです。

 稲垣さんは、映画『十三人の刺客』(2010年)で演じた、目に付いた相手を容赦なく虐殺する暴君のような超絶サイコパスキャラもハマるし、脇を固めるのもうまいし、本作のようにメインキャラを務めることもできます。超マルチアクターだと思いますね。

2.『来る』(18年)

【監督】
中島哲也
【キャスト】
岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ほか

【あらすじ】
オカルトライター・野崎和浩(岡田)のもとに、「最近、身の回りで怪異な出来事が起きている」と田原秀樹(妻夫木)が相談にやって来る。野崎は、霊感を持つキャバ嬢・比嘉真琴(小松)と、その姉である日本最強の霊媒師・琴子(松)らとともに調査に乗り出す。

 “師範”こと元V6の岡田准一さんが、やさぐれ度全開のオカルトライター・野崎役で出演。頼りになりそうで頼りにならない、でもちょっと頼りになる。そんな絶妙なラインを行き来する独特なキャラを、持ち前のビジュアルと繊細な演技で見事に表現しています。漫画チックなやりすぎキャラが多い中にあって、唯一つかみどころのない難しい役を演じ切っているともいえます。

 また、岡田さんは演技だけでなく、裏方としても大活躍。映画『ザ・ファブル』(第1作19年、第2作20年)シリーズでアクションの振り付けを担当するなど、仕事の範囲を演技だけに留めず、あらゆる方面から映画のクオリティを引き上げることに尽力していますが、それは本作でも同様です。

 岡田さんの指導は、本作のメイキングで見ることができます。中でも、共演の松たか子さんに殴り方を教え、それを自分が受けて倒れ込む一連のシーンは必見。もうこの人は、アクション指導も一流ですね。

3.『事故物件 恐い間取り』(20年)

【監督】
中田秀夫
【出演】
亀梨和也、奈緒、瀬戸康史ほか

【あらすじ】
売れない芸人の山野ヤマメ(亀梨)は、相方の中井(瀬戸)とコンビを解消。ピン芸人となり、事故物件に住んで怪奇現象を撮影する“事故物件住みます芸人”としてブレークを果たすが――。

 ジャニーズ・ホラーを語るうえで外せない一作。芸人・松原タニシさんの実体験をベースにした同名小説を映像化した本作は、興行収入23億円超という大ヒットを記録しました。本作は恐怖を求めて鑑賞するとなかなか厳しいところがありますが、一種のお祭り映画として臨むとかなり楽しい気分になれます。

 主演を務めるのはKAT-TUNの亀梨和也さん。亀梨さんは売れない芸人・山野ヤマメを演じています。「あの見た目で売れない芸人!?」と思いながら見ましたが、これがかなりハマっていて驚きました。オーラを極限まで消しており、「なるほど確かにこれは売れないわ」と思わされる説得力があります。

 事故物件から事故物件へと渡り歩くうちに、次第に蝕まれていく様を丁寧に表現しているのが流石です。ギャグと恐怖の中間をつないでいく高度な演技で、最後までグイグイ引っ張ります。亀梨さんの新境地が拝める作品です。

 嵐の二宮和也さんが主演のホラーが見てみたいですね。みなさんご存じの通り、二宮さんは演技が抜群にうまいですが、中でもテンパリや追い詰められる演技はジャニーズの中でもトップクラスではないかと思います。ドラマ『マイファミリー』(TBS系、22年4月期)でも見事な切迫演技を披露していました。彼が霊や狂人などによって不条理な目に遭うホラーは、ぜひ見てみたいです。きっと恐怖を何倍にも増幅させてくれると思います。

 もう一人、ホラーに出演してほしい方がいて、Hey!Say!JUMPの山田涼介さんです。山田さんには、人を襲う側をやってほしいと考えています。サイコキラー役ですね。理由は、彼が映画『グラスホッパー』(15年)に出演した際、殺し屋・蝉役が抜群にハマっていたからです。返り血で全身を赤く染めて、標的を残忍に抹殺する姿が、あまりに素晴らしすぎました。もっとこっち方面の役も見てみたいです。

 ジャニーズタレントの悪役といえば、元V6の森田剛さんや、元SMAPの稲垣吾郎さんなどは本当にすごい演技を披露していますが、山田さんにはその領域に至るレベルの“悪を演じる才能”があると感じます。

人間食べ食べカエル(にんげんたべたべかえる)
Twitterフォロワー数17万人超のホラー愛好家。日々、さまざまなホラー、パニック系映画を紹介し、多くの支持を集める。映画情報サイト「映画.com」で、「人間食べ食べカエル テラー小屋」を連載中。
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THE RAMPAGEが語るハイローウラ話「行くぞ、てめぇら!で行けなかったんです」

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原田龍二、アラフィフになっても精力高めに生きている「人生100年」時代のネオ死生観

 ジャンルレスな俳優・原田龍二──。今年9月30日には主演映画『虎の流儀』が2作連続公開するほか、“温泉俳優”として全裸スタイルで名湯を巡ったり、2020年からスタートしたYouT…

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『ハイロー』を観たプロレスラーはなぜ溜息をこぼすのか──監督・平沼紀久に聞くLDHエンタメの真髄

K-POP、2.5次元、タピオカ、韓国ドラマ…etc.「流行る」カルチャーには理由がある! DDTプロレスリングのレスラー兼タレント兼新潟県の金型工場「坂井精機」代表取締社長のスーパー・ササダンゴ・マシンが、世の中の流行を眺めながらプロレスとDDTの未来を考える連載。

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『HiGH&LOW THE WORST X』監督・平沼紀久vsプロレスラー「負けたほうがオイシイんです」

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BE:FIRST「Bye-Good-Bye」は当初「社長への感謝」を歌う予定だった――styが語る制作秘話

元はオーディションの課題曲だった「Be Free」、そしてBE:FIRST最大のヒット曲となった「Bye-Good-Bye」。これらの歌詞の制作に関わったのは、三代目J SOUL BROTHERSや少女時代、三浦大知などのプロデュースで知られ、近年はソロ・アーティストとしても活動しているエス・ティ・ワイ(sty)<…

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ジャニーズJr.「22歳定年制度」――経営のプロに聞く「滝沢秀明氏が反感を買わない」ためのヒント

 ジャニーズ事務所が昨年1月、ジャニーズJr.に「22歳定年制度」を導入することを発表した。具体的には、満22歳に到達したJr.が、最初の3月31日の時点で事務所と活動継続について合意に至らなかった場合は活動を終了することになるという。

 同制度は、23年3月末日から適用となり、現在は準備期間にあるが、すでに昨年7月には22歳前後のJr.8名が一斉退所。今年3月にも、同世代のJr.9名がやはり事務所を去り、ファンの間に衝撃が走った。

 滝沢秀明副社長は昨年4月、スポーツ紙の取材に対し、「タレントが子どもで会社が親だとしたら、親の責任でやっぱり子どもと厳しく向き合うべきだと思いますし、ある意味、ずっとこの制度がないままというのは無責任に感じてしまう部分もあると思います」と、同制度導入の意図や思いを語っていたが、ここ最近のジャニーズデビュー組に目を向けると、高年齢化が顕著になっている現実がある。

 例えば、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのSnow Manは、佐久間大介、深澤辰哉、渡辺翔太が27歳、阿部亮平、岩本照、宮舘涼太が26歳でデビューしている。しかし、「22歳定年制度」が本格実施されれば、「20代後半でデビューという前例もある」と、懸命に活動を続けてきたJr.を切り捨てることになるだけに、ファンの間で賛否両論となっている。

 果たして、「22歳定年制度」は、“組織のプロ”の目にはどう映るのか――今回、企業コンサルタントの大関暁夫氏に、同制度を新規導入する際の心得とともに、Jr.を統括する滝沢氏の手腕について見解をお聞きした。

ジャニーズJr.の「22歳定年制度」は「一方的に契約を解除できる制度」

――ジャニーズJr.の「22歳定年制度」は、「満22歳に到達したJr.が、最初に迎える3月31日の時点で事務所と活動継続について合意に至らなかった場合は、活動を終了することになる」と説明されていますが、これは噛み砕くと、どのような制度なのでしょうか?

大関暁夫氏(以下、大関) Jr.と事務所、どちらかが「活動終了」の意思を示せば、退所になるという制度。つまり、「合意」とは言っていますが、「事務所が一方的に契約解除を通達できる制度」と理解していいでしょう。

――「満22歳」という年齢設定については、どう思われますか? 事務所は同制度の公式発表時、「一般的に人生の岐路と言われる年齢を迎えたジャニーズJr.が、適切な進路を決定し難くなっているのではないか、ということも同時に懸念されるようになった」と説明していました。

大関 「満22歳」はいわゆる大卒の年齢。想像の域を出ないものの、Jr.という身分の持つ特性からして、「学生が終わる年齢までに芽が出ないのであれば、これから先この世界でプロとして食べていくのは難しいので、ほかの仕事を見つけなさい」という意味もあると思います。

――「事務所が一方的に契約解除を通達できる制度」と聞くと、なんて厳しい制度なのかと思ってしまうのですが……。

大関 プロ野球選手など、どこの世界でもあり得る話です。Jr.は社員ではなく、個人事業主としてそれぞれが事務所と契約している形でしょうから、事務所には「雇用を守らなければいけない」という考えはありません。これまでもJr.の専属契約を一方的に解除することに法的問題はなかったものの、明確に「満22歳まで」と線引きし、事前にJr.に通達したのが、今回の制度といえます。

――経営という観点から「22歳定年制度」を見た場合、その導入意図をどう捉えますか?

大関 事務所側に何らかの理由があって、あまりJr.を抱えたくない事情があるんだろうと感じました。ジャニーズは株式を公開していないので、財務状況は不明ながら、外側から見ていると、全盛期に比べて儲けが減ってきているのは想像に難くない。SMAP、嵐という超エース格のドル箱を失い、ここ1~2年で両者に代わるグループが出てくるとは考えにくい今、先行きは決して明るくないだけに、Jr.への投資を抑えざるを得なくなったのではないでしょうか。ただ、次の世代のSMAP、嵐になるような若いJr.のスカウティングや育成は行わなければいけないので、「ある程度売ってきたけれど、ものにならなかったJr.」を育成から外すと決めたのだと思います。

――ファン目線だと、ジャニーズデビュー組の若手、特にSnow Manの勢いはすさまじいという印象で、事務所も安泰というイメージだったのですが、企業コンサルタントの目線で見ると、先行きは決して明るくないのですね。「22歳定年制度」はジャニーズの懐事情に関係しているとなると、制度導入のメリットはまさにその点でしょうか?

大崎 そうですね、Jr.の育成に対する費用の垂れ流しを止められる点です。活動の年齢制限を設けずにJr.がどんどん増えていくと、コストがどこまで膨らむかわかりませんが、一定のルールを設け、費用対効果を踏まえながらJr.の育成を管理するのは、組織にとってプラスに働きます。

 一方、デメリットとしては、満22歳までの育成期間に、Jr.の隠れた才能を見つけられず、見切りをつけてしまうことによる損失。例えば、本来は俳優の才能があったのに、事務所に余裕がなく、演技経験を積ませることができずに切ってしまった……などです。しかし、過去の例を見ても、22歳を過ぎて急に芽が出ることは少ないと、事務所はわかっているのかもしれませんね。隠れた才能を見切ってしまうリスクを経験値に基づいて最小限に抑えるのが、「満22歳」という年齢だったのではないでしょうか。

――Snow Manには27歳でデビューしたメンバーが3人もいます。そう考えると、22歳で見切ってしまうのは時期尚早とも感じるのですが……。

大関 下積みを続けることで花開くと期待されたJr.は、事務所側も活動継続させると思いますよ。ただ不安があるとすれば、今の事務所に「見る目がある人はいるのか?」という点です。ジャニー喜多川前社長は存命中、Jr.の育成を担い、デビュー決定権を握っていたそうですが、「この子はこうした売り方をすれば化ける」といった“天才的なひらめき”を持っていたのでしょう。そんな天才的なひらめきを持った人物が、本当に事務所にいるのか? というのは気になるところ。そもそもジャニー氏のような見る目のある人物がいれば、「22歳定年制度」を設けなくてもよかったのかもしれません。

――確かにジャニー氏の存命中は、こうした定年制度の話は聞いたことがありませんでした。

大関 ジャニー氏の場合、22歳を待たずしても、直感的に「才能がない」と判断したJr.を見切ることはあったのではないでしょうか。やはりジャニー氏を失った今、ジャニーズは経営の仕方を変えざるを得なくなったのだと思います。

――「22歳定年制度」を運用する際に、滝沢氏が気をつけるべきことはありますか?

大関 あまりドラスティックにやりすぎないということです。カリスマトップからバトンを受け継いだ2代目が急激な変革を行うと、社員が反発心を抱きやすく、造反や離脱につながって、会社自体がおかしくなることは珍しくありません。例えば、滝沢氏が来年3月、一気に大量のJr.をクビした場合、ほかのJr.が戦々恐々とし、事務所内の空気や居心地の悪さが一気に高まり、「もうやってらんないよ」となってしまう可能性がある。そうならないために、基本は時間をかけながら、徐々に進めていくことが大事です。

――来年3月の本格実施を前に準備期間を設けたのは、制度の運用をしくじらないために必要なことだったんですね。

大関 Jr.とコミュニケーションを密に取ることも重要です。23年3月末から開始とアナウンスされているものの、突然何人かのJr.を呼び出して面談を行い、そこで「活動終了」を宣告すると、当人たちの反感を買ってしまう。退所者から現役のJr.に対し、事務所の悪い情報が吹き込まれ、不協和音が生じる可能性もあります。なので、最終的な引導を渡す前に、何度も面談を行って「ここを改善しないと、先々難しいよ」と指導をしながら、会社の意思を伝えていく。そうすることでJr.側に改善が見られれば、「活動を継続させて様子見よう」となるかもしれませんし。

――「22歳定年制度」の導入を前に、Jr.内から目に見える形で「滝沢批判」が上がるようになっているのが気になります。8月4日に開催された『マイナビ サマステライブ 未来少年』最終公演で、少年忍者の内村颯太が、グループの奮起を誓った際、「滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら上にいけない」「勝つためにはジャニーイズムを継承することが大事だと思った」と語ったそうで、ファンの間に大きな波紋を呼びました。

大関 彼がそれを堂々と言えたのは、「共感してくれる人がたくさんいる」と思ったからでしょうね。この発言からも、滝沢氏のやり方に不満を抱いているJr.はかなり多いように思います。では、なぜ滝沢氏が批判されるのかといえば、彼に実績が足りていないから。

 もし彼が推しているグループが爆発的に売れていたら、ほかのJr.は悔しいけれど納得せざるを得ませんが、現状売れていないわけですから、ただの依怙贔屓(えこひいき)に感じてしまう。滝沢氏がこのまま結果を出せなければ、さらにJr.の不満は溜まっていく一方ですし、滝沢氏はJr.の育成に向いていないということになります。

――滝沢氏が目をかけてきたSnow Manは人気がうなぎ上りで、「オリコン上半期ランキング2022」の音楽ソフトの総売上金額を集計した「アーティスト別セールス部門トータルランキング」で第2位の嵐を上回り、トップを獲得したと話題になりました。

大関 嵐はこれまでテレビやCM、コンサートなど、複合的に驚異的な売り上げを生んできました。今年上半期のソフトの売り上げだけで「嵐超え」といっても、それは詭弁に過ぎません。滝沢氏は「現場の責任者トップ」という立場ですが、正直まだまだ。同じ仕事をしても、ジャニー氏に勝てないことは本人もわかっているでしょうが、であれば、滝沢カラーを出すというか、ジャニー氏とは異なる売り方を明確に打ち出さないと、次の展開にはいけません。このままのやり方だと、周りから「ジャニーさんがいた頃に比べてずいぶんダメになっちゃったね」と見られてしまいます。

――カリスマ的存在だった人物の跡を継ぐのは大変ですね。

大関 Jr.の売り出しに関して、ジャニーズ事務所の社長である藤島ジュリー景子氏の意向があまり聞こえてこず、滝沢氏だけが悪者になっているのも問題。オーナー家にはそれなりの存在感や発言力があるので、例えばあるグループをプッシュするにしても、滝沢氏だけでなく、ジュリー氏のお墨付きだということが社内に伝われば、滝沢氏にだけ批判が集まることはないと思うのですが。

――Jr.グループの中にも、滝沢氏の担当とジュリー氏の担当が分かれているという可能性がありそうです。

大関 だとしたら、そこを見直すべきなのではないでしょうか。以前から、現場の実権を握る滝沢氏とオーナー家のジュリー氏の不協和音がささやかれていますが、両者の関係性がいまだ不安定で、組織がきっちり一つにまとまっていない印象も受けます。

 滝沢さんは、先代のジャニー氏が亡くなり、当時の副社長・メリー喜多川氏も一線を退くという非常に難しい時期に後を継ぎました。ジャニー氏の仕事を彼一人で担うのは大変でしょうし、ジュリー氏との連携も大事ですが、一方でJr.の育成を手伝ってくれる、グループでのアイドル活動を経験した人物を周りに1~2人置くのも必要だと思います。例えばJr.の育成に関する新たな方針を打ち出した際、滝沢さん1人だけだと反発を買いやすいですが、「現場経験が豊富な先輩たちが協議して決めた」となったら、Jr.たちも納得しやすいはず。TOKIOやV6のメンバーに協力を得られないものかと思ってしまうのですが……。

――一部報道で、元V6の三宅健が、Jr.のオーディションの面接官を務めるようになったと伝えられました。

大関 それはとてもいいことですね。彼を専務などの目に見える形で役職に就任させるのもありだと思いますよ。

――前途多難な滝沢氏ですが、新たなジャニーズ事務所を担う人物として奮闘に期待したいです。

大関 ジャニー氏は管理者というより、彼自身が一番のジャニーズファンであり続け、ファンの目線でJr.の育成をしていたという話をよく聞きますが、上に立つ者のそうした態度が、Jr.の信頼感につながっていたと思います。滝沢さんも、ファンの目線で、Jr.といかに向き合って話ができるかという点を、いま一度考えてみるといいのではないでしょうか。

取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。

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