グログロのグロとバイオレンス描写でホラー・スプラッター愛好家を魅了した映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』――。大好評につき、グロさも鬼畜さもマシマシ、未成年入場禁止とパワーアップして帰ってきた『真・事故物件パート2/全滅』が、12月23日についに公開します!
前作の主人公を演じた海老野心と、そのバトンを受け継いで今作…
グログロのグロとバイオレンス描写でホラー・スプラッター愛好家を魅了した映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』――。大好評につき、グロさも鬼畜さもマシマシ、未成年入場禁止とパワーアップして帰ってきた『真・事故物件パート2/全滅』が、12月23日についに公開します!
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ホラー・スプラッターファンから熱烈な支持を受けた『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。この奇跡の大ヒットを受けて、なんとシリーズ最新作『真・事故物件パート2/全滅』の公開が決定! 12月23日、クリスマスを前にしてついに封切される!
前作、芸能マネージャーという立場で美女YouTuber3人を絶望へとつきおとしたあの安藤が、今回は撮影助手と…
11月20日に開幕し、連日盛り上がりをみせている『2022 FIFAワールドカップ カタール』。23日にNHK総合で生中継された1次リーグ・E組「日本対ドイツ」戦の平均世帯視聴率は、35.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。途中出場の堂安律選手と浅野拓磨選手がゴールを決め、2対1で逆転勝ちが決まった場面では、瞬間最高40.6%をマークするなど、日本中を感動と興奮の渦に巻き込んだ。
試合終了後、東京・渋谷のスクランブル交差点や、大阪・道頓堀では多くのサッカーファンが大騒ぎ。情報番組などでは、日本代表チームの雄姿に狂乱する人々の姿を伝えたが、現在、新型コロナウイルスの感染者が急増し、「第8波」の到来が伝えられている状況だけに、ネット上では「街で大騒ぎしているサッカーファンは、コロナに対する危機意識が低い」「ノーマスクで知らない人とハグなんて、感染リスクしかない」などと、批判的な意見も続出している。
なぜ一部のサッカーファンは、渋谷で大騒ぎするのか――サイゾーウーマンでは、2018年に『2018FIFAワールドカップ ロシア』が開催された際、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏にその理由を取材していた。本日午後7時からキックオフする「日本対コスタリカ」戦に合わせて、あらためて再掲する。
(編集部)
現在、開催中の『2018FIFAワールドカップ ロシア』で、2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本代表。初の準々決勝進出がかかったベルギー戦(日本時間3日午前3時キックオフ)に向け、日本代表を応援する人々は徐々にボルテージを高めているようだ。そんな中、話題になっているのが、東京・渋谷に集結するサッカーファンの“熱狂ぶり”だ。日本戦開催日、駅前のスクランブル交差点周辺がユニフォームに身を包んだサッカーファンで埋め尽くされる光景は、いまやW杯の風物詩となっている。
彼らは試合開始前から徐々に集まり出し、声だしをしたり、仲間同士で円陣を組んだりなどして、士気を高めながらキックオフの時を待つ。試合自体は、おのおのスマートフォンや近場のスポーツバーなどで鑑賞しているが、渋谷に集った人々はある種の“一体感”を抱きながら試合展開を見守るのだ。そして日本の勝利が決まると盛り上がりは最高潮に達し、大勢のファンがハイタッチをしながら交差点を渡り、ハグをし合い、「ニッポンコール」が飛び交う“お祭り状態”に。警視庁はそんなサッカーファンによる混乱やトラブルを防ぐため、機動隊員ら数百人を動員して警備に当たっており、29日のポーランド戦後には、「機動隊員の帽子を奪った」として男子大学生が現行犯逮捕されるという事件も起こった。
こうした渋谷のサッカーファンの様子がニュースなどで報じられるたびに、ネット上では「日本が勝ってうれしいのはわかるけど、はしゃぎすぎ」「ただ騒ぎたいだけなんじゃない?」と冷ややかな声が少なくない。確かに外から見ると異様に見えるのかもしれないあの熱狂ぶりだが、今回は、そんな“渋谷で大騒ぎするサッカーファンの心理”を、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏に解説してもらった。
2002年の日韓W杯の際、「私もハイタッチしていました(笑)」と言う杉山氏は、最初に日本人は“お祭り好きの民族”である点を指摘する。
「日本の農村では、もともと月に一度はお祭りがあったんです。というのも、彼らは日々単調な農作業をしていて、これと言った娯楽もなく、ひもじい思いをしていただけに、月に一度はパーッと騒ごうと、お祭りを開いていたわけです。そうやってリフレッシュをして、日々の暮らしに耐えていた面があります。しかし、都市化して農村がなくなると、無理やりお祭りに巻き込まれることもなくなり、自分でお祭りをプロデュースしなければいけなくなりました。それをサッカーに見いだした人たちが、W杯日本戦の日に、渋谷に集まっているのかなと思います」
人にはそれぞれ“その人にとってのお祭り”があり、例えば「好きなアーティストのコンサートに行く」「ハロウィンパーティーを楽しむ」というのもまた、お祭りの一種であると言えるそうだ。そんなさまざまなお祭りの中でも、特にW杯に熱狂する人が多いのは、サッカーという競技の特性に起因しているという。
「人は、頭を使っていると、感情的になりにくいという面があります。サッカーはボールをゴールに蹴り込むという単純明快なルールかつ、攻守の切り替えが速いスポーツだけに、熱くなりやすく、かつアドレナリンが分泌されやすいんです。サッカーは、“ルールが厳密”“攻守の入れ替えがゆっくりしている”野球とは違って、頭を使わずに見ることができるわけです。まさに、お祭りにもってこいのスポーツだと思います」
また、W杯は、人間の持つ2つの本能的な欲求を満たしてくれる面もあるという。
「実は人間というのは、本能的に『仲間意識に酔いしれたい』という思い、また外集団(自分と競争し対立していると感じる集団)に対して、攻撃的な気持ちを向けたいという思いを持っています。W杯の『日本対○○』という構図は、帰属意識によって『日本人=仲間』と思えますし、対戦国チームに遠慮なくブーイングをするなど、敵意を向けることが許されるんです」
日常生活では、たとえ同じ職場の仲間だとしても「実は利害関係があるなど、仲間意識に酔いしれられないことが多い。一方で、『みんな仲良くしましょう』と言われ、誰かに敵意を抱くことがよしとされない風潮もあります」とのこと。W杯は、そんな抑圧された思いの発散場となっているようだ。
「仲間意識への欲求に関して付け加えるならば、“仲間とのバンド活動に没頭している人”などは、W杯のようなお祭りが不必要というケースもあるかもしれません。ただし、やはりどうしても日常生活にはさまざまなしがらみがあるだけに、早々満たされるものではない。親子間でも『子どもには、親には、こうあってほしい』といった思いを抱いてしまうものですし、シンプルなマインドでの仲間意識は、なかなか抱けないのかもしれませんね」
ちなみにサッカーファンたちが一斉に声を出して「ニッポンコール」をするのも、仲間意識をより強める行為だと言い、「帰属意識に飢えている人は、『みんなが1つになっている』と感動するんですね」と語る。
恐らく、ベルギー戦のキックオフに合わせて、渋谷にはまた大勢のサッカーファンが押し寄せることだろうが、事故や事件を起こすことなく、節度を持って仲間意識への欲求を満たしてほしいものだ。
ジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を務めた滝沢秀明氏の電撃退社、King&Prince(以下、キンプリ)・平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の脱退・退所発表と、激震続きのジャニーズ事務所。
前編では、“組織のプロ”である企業コンサルタント・大関暁夫氏に、滝沢氏退社の背景に見え隠れする、藤島ジュリー景子社長の力関係についての見解をお聞きした。後編では、キンプリ分裂に見るジュリー氏の過ち、また事務所を立て直すために取り組むべきことについて考えていく。
――キンプリの平野、岸、神宮寺が脱退・退所を選んだ背景には、デビュー当時に掲げていた「海外で活躍できるグループになる」という目標が、このままでは達成できないという葛藤があったようです。キンプリのマネジメントはジュリー氏が担当していただけに、グループの空中分解は彼女にも責任があるように思います。
大関暁夫氏(以下、大関) 「海外で活躍するグループになる」というのは、ジャニー喜多川氏との約束だったそうですね。韓国のBTSなど、アジアから世界的に活躍するスターが次々と現れる中、「ジュリー氏の元で海外進出は無理」と実感したのかもしれません。それが、脱退・退所の引き金にはなったことは十分に考えられるでしょう。やはり、カリスマ経営者だったジャニー氏の「世界を目指せ」という言葉は強い。カリスマの裏付けがないジュリー氏とは説得力が違います。
ジュリー氏は代替わりに際し、経営の仕方を変えるとともに、タレントたちに新たな路線をしっかり提示する必要があった。それをしないまま、先代のカリスマが作った路線に何となく乗っかっているだけでは、必ず限界が来ます。キンプリはじめ、相次ぐタレントの退所は組織管理が崩壊しつつあることの現れですから、ジュリー氏は危機感を持ち、「組織を変えていく」と意識すべきでしょう。そうしなければ、人材流出は今後も止まらないと思います。
――今後ジュリー氏は、事務所を立て直すために何をすべきなのでしょうか。
大関 組織運営の透明化です。そのためには、自分の意見だけでなく、周りの意見を聞くことが第一条件になります。では、具体的に何をすればいいのかというと、まず社外取締役を入れ、第三者に経営の監視をしてもらうのです。
滝沢氏が電撃退社した背景に、組織内部での軋轢があったことは想像に難くありませんが、もし会社経営に精通した社外取締役がいたら、また話は違ったのでは。例えば、滝沢氏とジュリー氏の意見がぶつかった場合、社外取締役がいれば、役員会で第三者の立場から双方の意見を聞き、「組織運営上、どちらのほうが理にかなっているのか」などを提言してくれたと思います。社外取締役の言葉は説得力がありますから、双方も納得しやすく、不満が大きくならなかったのではないかなと感じますね。
――社外取締役には、どのような人物がふさわしいのでしょうか。
大関 直接の利害関係がないまったく別の業界の企業運営に精通した人物、あるいは弁護士などの専門家です。逆に、自分の息のかかった直接の利害関係がある人物を社外取締役に選ぶのは間違っています。例えばレコード会社やテレビ局の人間を選んだ場合、何かあった時、ジャニーズサイドが「おたくの会社からはCDを出さない」「おたくの局にはタレントを出さない」と言いだしかねませんから。なお、社外取締役の人数は、取締役会の過半数は必要でしょう。ジュリー氏の意見よりも社外取締役の意見が強い状況を作るのが、組織運営の透明化の第一歩です。
――次のステップは何でしょうか。
大関 株式公開(自社の株式を証券取引所に新規上場させること)です。これも一般株主という第三者に経営を監視させる意味合いがあります。社外取締役も一般株主の承認が必要になりますし、さらに透明化が進むでしょう。
株式が公開されれば、ファンが株を買うでしょうから、ジャニーズ事務所はファンの声に耳を傾けざるを得ないことになります。ファンと社外取締役の声をうまく取り入れながら組織運営をしていけば、タレントたちも事務所の決定に対し、「経営に詳しい人とファンがそう言っているのだから」という納得性が生まれ、不満も出にくくなるはず。
ジャニーズ事務所の社会に与える影響力を考えても、株式を公開するべき段階に来ていると感じますね。
――元V6の井ノ原快彦がジャニーズアイランド新社長に就任しましたが、ジュリー氏から直接打診されたそうです。この話だけ聞くと、組織運営の透明化とは真逆の方向に行っている気もしますが……。
大関 関連会社の社長を、自分の言うことを聞く人に置き換えたように見えますよね。言うなれば、先代(ジャニー氏)の番頭さんだった滝沢氏が去ったので、自分のことをわかってくれる新しい番頭さんに井ノ原さんを指名したのでしょうが、それはあってしかるべきだと思います。
ただやはり気になるのは、今回の人選に、自分の息がかかっていない第三者の意見を取り入れていたのかという点。一般的に、大きな会社だと、役員の人選は社長ではなく、社外取締役が委員の過半数を占める指名委員会が担います。もちろん社長の意見も聞きますが、そのうえで「本当にその人選は正しいのか」を吟味していくのです。しかし、そういった過程は経ていないでしょうね。
――井ノ原は今後、タレント業と社長業を両立していくそう。
大関 一般の会社の管理職にもいえることですが、プレーイングマネジャーって、うまくいかないんですよ。本人に、「プレーヤーとして頑張っていれば、マネジメントをさぼっていても、上から文句言われないでしょ」という逃げ道ができてしまうから。
ジュリー氏がもし、「マネジメントに向いている」という理由で井ノ原さんを抜てきしたなら、「芸能活動からは足を洗いなさい」と言うべき。ただ、「自分が扱いやすい」とか、「人柄がいいのでジャニーズJr.たちが言うことを聞くだろう」という理由だけで選んだとすれば、のちのちうまくいかなくなると思います。
――一連の騒動を受け、ファンから「終わりの始まり」とまで言われるジャニーズ事務所ですが、今後の立て直しには問題が山積みですね。
大関 こうなったのは、すべては経営者の責任です。今後は、この経験をどう生かせるかにかかっています。ジュリー氏には何よりもまず「組織運営の透明化」に取り組んでほしいですね。
取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
エンターテインメント性の高さと選手たちのキャラクターの強さが人気の「DDTプロレスリング」内で、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるユニット『The37KAMIINA(サウナカミーナ)』。その名の通りサウナをこよなく愛し、「DDTをサウナにする!」と息巻くのは、竹下幸之介、勝俣瞬馬、上野勇希、MAO、小嶋斗偉という団体の未来を背負って立つ次世代レスラー5人だ。
試合さながらのチームワ…
ジャニーズ事務所が激震に見舞われている――11月1日、ジャニーズ事務所副社長および関連会社ジャニーズアイランドの社長・滝沢秀明氏が退社。その3日後には、事務所の看板グループであるKing&Prince(以下、キンプリ)から、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が脱退・退所することが発表された。
2016年末にSMAPが解散して以降、グループの解散や活動休止、タレントの離脱が相次ぐジャニーズ事務所だが、滝沢氏退社とキンプリの分裂は、業界内外にこれまで以上の衝撃を与え、ファンの間では、“ジャニーズの崩壊”を不安視する者も少なからずいるようだ。
果たして、ジャニーズ事務所内部で一体、何が起こったのか――今回、“組織のプロ”である企業コンサルタント・大関暁夫氏に取材を行い、同族経営のジャニーズ事務所で滝沢氏がどのような立場に置かれていたのか、話をお聞きした。
――滝沢氏のジャニーズ事務所退社、King&Prince3人の脱退・退所が立て続けに発表されましたが、率直にどのような感想を抱きましたか?
大関暁夫氏(以下、大関) 組織の中が、かなりおかしくなっているのだろうと思いました。というのも、私が一番気になったのは、ジャニーズ事務所がキンプリの脱退・退所の発表を前倒しにした点。公式サイトによると、その理由を「準備を進める中で憶測による情報が先行して流れる可能性がござましたので」と説明していますが、要するに情報が漏れていたわけです。
内部から不平不満が出ず、しっかり統制が取れ、円滑に組織運営がされているときは、人は出て行かないし、情報も漏れない――そう考えると、今の体制に不満を持つ人が、情報を外部に流したのではないかと思ってしまいました。
それに、滝沢さんは関連会社の社長になって4年目で退社、一方のキンプリはデビュー5年目で空中分解と、明らかに“早い”ですよね。組織が求心力を失っていることの証なのではないでしょうか。
――ジャニーズ事務所はいわゆるオーナー系企業(同族経営)です。そういった会社で、オーナー一族ではない人物が、先代の仕事を引き継いだ場合、滝沢氏のようにすぐ辞めてしまうケースはよくあるのでしょうか。
大関 珍しくはありません。オーナー系企業の特徴は、組織がオーナーのカラーに染まること。先代オーナーの“番頭さん”(右腕)だった外部の人が業務を支えていても、新しいオーナーに代替わりすると組織のカラーが一変しますから、その色に合う/合わないという問題は当然出てくる。先代オーナーの番頭さんが、新しいオーナーの番頭さんも務まるのかというと、そうならないケースも多いです。
――先代オーナーはジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏、新しいオーナーは現社長の藤島ジュリー景子氏、そして番頭さんが滝沢氏ですね。
大関 そうです。オーナー系企業は、株主の大半をオーナー家で所有しており、一族の社長が筆頭株主というケースが非常に多い。つまりオーナー家の社長が会社を意のままに動かせるので、「私の言うことを聞かなければクビ」といった独裁的な経営もまかり通ってしまいます。
――ジャニーズ事務所は、ジュリー氏と滝沢氏の2トップ体制のように見えていましたが、その力関係は歴然していたということでしょうか。
大関 滝沢氏の立場は、あくまで関連会社の“サラリーマン”社長。一族以外の人は、会社運営の実権を握ることはできなかったと思います。ジュリー氏と滝沢氏が揉めたとき、どちらの意見が通るかといえば、最終的にはジュリー氏でしょうし、また、滝沢氏が何か要望を出しても、オーナーであるジュリー氏に「私の言う通りにしてください」と否定されたら、反発できない立場だったといえます。
――滝沢氏は、退社理由を公にしていないのですが、一部では、ジュリー氏との確執が背景にあるとうわさされています。11月1日付の「スポニチ」では、ジャニーズを古くから知る関係者の「滝沢さんが手掛けたグループは、デビューから2年で彼の元を離れることが決まっている」という証言が掲載されました。ジャニーズファンの間では、ジュリー氏が滝沢氏からSnow ManとSixTONESを“奪った”ことが、退社の原因ではないかとも言われています。
大関 一部では「円満退社」と報じられていましたが、信じがたいですよね。ただ、滝沢氏退社の背景に、「ジュリー氏がSnow ManとSixTONESを“奪った”ことが関係している」という説には、思うところがあります。
滝沢氏寄りの立場から見ると、そういった臆測も成立すると思うのですが、一般的な組織管理から考えると、全然おかしな話ではありません。「デビューさせたグループがある程度まで成長したら、別の人にマネジメントを託し、次のグループの育成に力を注ぐ」というのは、組織の運営としては、役割の明確化という点から理にかなっていて、効率的です。
――確かに、滝沢氏が今後手掛ける全てのグループを見ていくとなると、その分仕事が増える一方です。
大関 滝沢氏が、いつまでもSnow ManとSixTONESのマネジメントに固執していると、新しい人が育たないですし、組織が大きくなりません。もし仮に、滝沢氏がSnow ManとSixTONESをジュリー氏に奪われたと認識し、その点に不満を持っていたとしたら、それは違うんじゃないかなと感じます。
――Snow ManとSixTONESは、滝沢氏の肝煎りというイメージが強いだけに、ジュリー氏がマネジメントを手掛けることに、不安を抱くファンも少なくありません。
大関 滝沢氏が手掛けたグループをジュリー氏の管轄に移すのではなく、「チーム滝沢」を組織し、その内部で彼の仕事を分業化する方法はあったと思います。滝沢氏一人ではなく、「チーム滝沢」でジャニーズJr.の発掘・育成、デビュー後のマネジメントを担っていくという形です。
例えば、TOKIOや元V6のメンバーなど、現場のことをわかっている年長者のアイドルをチームに入れると、若手がより活動しやすかったのではないかなとも感じます。ただ、「チーム滝沢」が実現していたら、ジュリー氏の存在感や発言力は弱まっていたはず。彼女はそれを懸念していたようにも思いますね。
(後編につづく)
取材協力:大関暁夫(おおぜき・あけお)
All About「組織マネジメント」ガイド。東北大学卒。横浜銀行入行後、支店長として数多くの企業の組織活動のアドバイザリーを務めるとともに、本部勤務時代には経営企画部門、マーケティング部門を歴任し自社の組織運営にも腕をふるった。独立後は、企業コンサルタントの傍ら上場企業役員として企業運営に携わる。
中学受検熱が高まる中、青春出版社が「最強の塾ガイド」と銘打って発売した『中学受験 やってはいけない塾選び』の初動が好調だという。ノンフィクションライターの杉浦由美子さんが各塾の幹部に直撃取材し、普通ならば聞きにくい質問をしているのが、本書の見どころだ。
ちまたで「ハードルが高い」と評判のサピックスの入塾テストは実際どの程度難しいのか、早稲田アカデミーの「脱体育会系」は本当なのかといった各塾の実情ほか、自習室はあるのか、質問対応はどうなのかといった各塾の細かいデータも掲載されている。
そんな本書を読むと、最近では、サピックスや日能研などの4教科型の塾と、「それらの塾に通うための塾」を併用することが普通になっていることがわかる。塾を増やせば費用もかさんでくる。なぜ、そんなに中学受験は費用をかけるケースが増えたのか。今回、著者の杉浦さんに、加熱する現在の中学受験塾への課金事情を聞いた。
――著書の中に、子どもを複数の塾に通わせ、塾代が「月20~30万円」というケースが出てきて驚きました。さすがに特殊な例で、平均ではないんじゃないかと思ったのですが。
杉浦由美子さん(以下、杉浦) 最初、私もそういう話をいくつか聞いて「取材先が偏っているのかな」と感じました。それで大手塾の校舎長に聞いたら「月に20万円ぐらい使うのが普通になっているんですよ。うちの個別指導塾にも、他塾の生徒さんがたくさん来ています」と笑顔でおっしゃいました。ほかの取材先で同じ質問をしても同じような答えが返ってきたので、決して特別な例ではないんですよ。
――今、個別指導塾という言葉が出ましたが「塾に通うために塾に通う」んですね。なぜそうなっているのでしょう。
杉浦 保護者さんの世代ですと、街の小さな個人塾で受験対策をしていたというケースも多いんですよ。そういう塾は手厚くて、わからないところがあればベテランの先生がマンツーマンで教えてくれるんですから、何の不自由もなかったんです。
ところが今、東京ではそういう個人塾は減り、大手塾の寡占状態。浜学園やサピックスはテキストが本当に素晴らしいのですが、個人塾のような手厚さはありません。そうなると、親が宿題を管理してやらせる必要が出てくるものの、今は働くママが増えていますからそうも宿題に付き添えないので、個別指導塾にアウトソーシングするんです。
――本書には、個別指導塾以外に単科塾の話題も登場します。これもメインの4教科を学ぶ集団塾と併行して通うんですよね。
杉浦 本書の中で取り上げた単科塾はどこも大人気です。フォトン算数クラブは小2から算数の受験対策を始め、直井メソッドは個別指導で国語対策、アルファ実験教室は理科の単元を実験で学びます。
要は大手塾で足りないところを補強する塾がバラエティに富みつつ増えているんですよ。取材すると、どこも魅力的で私も子どもがいたら通わせたいくらい。国語の専門塾で読解力を鍛えておけば、本を読むといった娯楽も増えますしね。
――そうすると塾代は二重三重にもどんどん膨らみますね。日本人の給与は30年上がっていないのに、塾代が膨らんでいくのは不思議に思えますが。
杉浦 給与は上がっていませんが、共働き家庭は増えていますからね。授業料が高い個別指導塾を取材したら、生徒さんはほとんどが共働き家庭の子だとのこと。中学受験をテーマにしたマンガ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(高瀬志帆氏、小学館)の冒頭には、中学受験合格に必要なのは「父親の『経済力』そして、母親の『狂気』」とあります。10年前は確かにそういうご両親が多かったです。お母さまは基本的に主婦業をメインとしていて、塾代のためにパートに出るという感じで。
しかし、首都圏では、出産後の女性が正社員のままで働き続けることが普通になってきました。そうなると男性と同等の経済力を持つお母さまたちが増えてきて、「狂気を持ったATM」になることもしばしばあります。
個別指導塾の腕のいい講師たちは最初の3カ月でまず成績を上げますからね。そうなると「もう1コマ増やしたらもっと成績があがるかも」と思っちゃいますよ。そうやって課金額が上がっていくと、「ここまで頑張るなら、近所の偏差値55ぐらいの学校ではなく、もう少し上の学校を狙いたい」と考え出してしまうんです。
――莫大なお金をかけ、大人に管理されてどうにか難関校に入っても、入学してからいわゆる深海魚(成績が深海に沈む生徒)になるんじゃないかと心配になります。
杉浦 取材すると、そうやって親や個別指導塾に管理され、勉強をさせられてきた子が中学で成績が振るわないかというと、そうでもないんですよ。
反対に地頭がよくて、たいして勉強をせずに御三家に合格する子もいて、そういうタイプこそ中学以降、成績が低迷することがあります。中学以降の勉強は単純作業、つまり暗記が増えます。英単語や数式を覚えるのに地頭のよさは不要で、いかに地道な努力をするかが重要なんです。そうなると地頭のいい子より、大人に管理されつつも学習習慣がついている子のほうが有利になります。
――親や塾に鞭を打たれて勉強してきた子が、中学以降に自立することもありますしね。
杉浦 そうですよ。小学生は自分から勉強しないのが普通でしょう。以前、御三家から塾なしで東大に現役合格した人たちを取材しましたが、「中学受験の時は母親が鬼軍曹のように厳しく見張ってた。泣きながら勉強をした」という話もありました。でも、高校生になると自学自習の達人に育ったわけです。だから、課金したり、親が横に座ったりして、管理して勉強をさせることが一概にダメだとはいえないように思います。
――しかし、メインの集団塾に3年間通うだけで250万円前後もかかるのに、ほかの塾に通わせるとなると、経済的な負担は大きいですよね。
杉浦 今は過渡期なんじゃないでしょうか。現状、大手塾が働くママにサービスを合わせていないので、大人が宿題を管理しなければならず、結果、共働き家庭は個人指導塾代がかさんでいるわけですが、今後は変化していくでしょう。大手塾もサービスを強化していますし、少数制の面倒見のいい塾も増えてきていて、それらについても本の中で紹介しています。
たいていの保護者さんが「終わってからこんなに使ってしまったと気づく」と話されます。ですから、最初の段階でどの程度の費用をかけるか見積もりをして、決まった予算の中で入れる学校に進学するというのも作戦だと思います。偏差値と学校の質は全然関係ないですからね。
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)
ノンフィクションライター。会社員や専門学校講師などを経て、2005年からライターとして活動を開始。『女子校力』(PHP新書)、『ママの世界はいつも戦争』(ベスト新書)など著書多数。
【著書紹介】
『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)
中学受験は、子どもと家庭に合う「塾選び」が成功の鍵を握る――首都圏・関西の大手から中小塾、話題の単科塾、個別指導塾まで最新情報を徹底取材。先輩パパ・ママの塾選び失敗談から、四大塾(サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー)の実際、難関校に強い塾などを解説する最強の塾ガイド。
KEN THE 390。大学在学中から本格的にラッパーとして活動を始め、そのキャリアは20年近くに及ぶ。初期は会社員を続けながら活動をしていたエピソードや、2010年代後半に一大旋風を巻き起こした『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)での審査員、あるいはINIが誕生したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』のラップトレーナーとして知る人も多いだろう。…
Z世代の恋愛模様や友情をウォッチする、ABEMAの恋愛リアリティ番組「オオカミ」シリーズの最新作『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』に出演し、その一途な姿勢と明るくハッピーなオーラで“なな推し”を大量発生させた、モデル・新野尾七奈(しんのお・なな)。
「オオカミちゃんくん」以外でも、美容雑誌やアパレ…
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