「インド=歌って踊る」は「日本=ヤクザ」と同じ! 映画のステレオタイプから脱するために

 かつて日本でも大ブームを起こした『ムトゥ踊るマハラジャ』(1995)からおよそ30年ーー2022年は『RRR』の大ヒットもあり、インド映画に一気に興味を持った映画ファンも多いはず。

 インド映画界の躍進は目覚ましく、21年に制作された映画本数は約1800本。米国の約1000本、日本の約500本と比べると、驚異的な数字だ。しかし…

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「Kōkiに寄り添って一緒に作りたい」清水崇監督が「この子だ」と感じた理由

  NetflixなどVODが盛り上がる中で、2022年もホラー映画が多く話題になった。2023年に最新作『忌怪島/きかいじま』の公開が控える清水崇監督に、昨今のホラー映画の状況を聞きつつ、年末年始に見たい作品を考えるインタビュー。後編は、2022年公開された『牛首村』のエピソードや舞台裏について聞いてみた――。

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AKB48卒業の服部有菜が気づいた「人を幸せにする」ということ

 映画『突撃!隣のUFO』が2月3日から公開される。主演のヨネスケが “しゃもじ”を片手に地球外生命体と対峙する、大スペクタクル(?)でハートウォーミング(?)な本作。この話題作のヒロインに抜擢されたのが、AKB48の服部有菜だ!

 今年5月には、AKB48からの卒業も控えている服部に突撃!? インタビュー。撮影裏話はもちろんの…

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「高齢者売春組織」は善か悪か? シニアの性問題を描く『茶飲友達』

 事件が発覚したのは、2013年10月だった。高齢者専門の売春クラブが東京都内で摘発され、クラブの経営者が逮捕された。一般新聞に三行広告を掲載し、集まった男性会員は約1000人。女性会員は約350人で、82歳になる女性会員も在籍していたという。

 この事件に着想を得たのが、外山文治監督のオリジナル映画『茶飲友達』だ。独居老人やシニア世代の性問題といった社会問題に鋭く斬り込んでい…

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ミスマガ・桜田茉央が二級建築士に合格「建築士の肩書きが欲しいんじゃない」

 2019年にミスマガジンで審査員特別賞を受賞し、2020年からはフリーで活動する桜田茉央。大学時代に建築を学び、2022年12月に見事、二級建築士試験に合格した。タレント業を自らの手でこなしながらも簡単ではない難関の国家資格になぜ挑戦したのか、そしてフリーランスになってから俯瞰することが出来たという芸能界について話を聞いた。

――受験の過程を2年くらいYouTubeで配信して…

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King&Prince分裂劇、なぜ“暴走ティアラ”は生まれるのか? 臨床心理士が「陰謀論に走る理由」を解説

 昨年11月4日、King&Prince(以下、キンプリ)の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が、2023年5月22日をもってグループを脱退、順次ジャニーズ事務所を退所することが発表された。事務所に残留する永瀬廉と高橋海人は、2人でキンプリを継続するというが、「5人体制での活動は残り半年」と突然宣告されたキンプリファン=通称ティアラは、大混乱に陥ることとなった。

 平野らの説明によると、海外進出を目指すために事務所を離れるというが、一部ティアラの間では、脱退・退所は本人たちの意思によるものではないという臆測が飛び交うことに。

 公式モバイルサイト・Johnny's web内の平野のブログに、「悲しいな手放すの 3人では無理 解散してみんなを連れて活動するのが夢でした」というメッセージが隠されていると指摘したり、ファンクラブ会員向けの報告動画に登場した5人の目をクローズアップして、「カンペが映り込んでいる」「事務所が考えた文章を読まされている」などと推測。平野らは事務所に辞めさせられるという説を強固に主張するとともに、ジャニーズ事務所や藤島ジュリー景子社長をバッシングするようになったのだ。

 応援するアイドルグループが突如分裂したとあって、冷静さを失ってしまうのは仕方のないことだが、こうした一部ティアラの言動は、ジャニーズファンだけでなく、同じティアラからも疑問視されており、いつしかSNS上では“暴走ティアラ”なる言葉も生まれた。

 今回、神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授である臨床心理士の杉山崇氏に、ティアラが受けた心理的ショックの度合いや、一部のティアラが暴走してしまう理由について、心理学の観点から見解をお聞きした。

King&Prince分裂は、「人間が耐えられる痛みの許容量を超えていた」

 2018年5月にCDデビューを果たしたキンプリは、5周年を目前に控え、まさに“伸び盛り”の時期を迎えていた。マスコミ界隈では「SMAPや嵐に次ぐジャニーズの看板グループ」と目され、ファン層を拡大するさなか、あまりにも突然にメンバーの脱退・退所が発表された。

 その際、ファンが受けた心理的ショックは、いかほどのものだったのか。杉山氏は「対象喪失」という心理学用語を用いて、次のように解説する。

「ここで言う『対象』とは、自分を心地よくさせてくれる存在、赤ちゃん返りさせてくれる存在を指します。人は誰しも『対象』を必要としていて、ティアラにとっては、まさにキンプリメンバー5人が『対象』だったわけです。しかし、今回の発表で、ティアラは『対象』を『喪失』してしまった――感覚としては“奪い取られた”となるので、心理的には穏やかではいられなくなります」(杉山崇氏、以下同)

 また、キンプリは故・ジャニー喜多川氏が最後にデビューさせたグループ。長年ジャニーズを応援してきた人にとっては、「ジャニーさんからの“最後の贈り物”のような存在であり、深い愛着があったと思う」と杉山氏。

「加えてキンプリは、デビュー組としての活動歴が浅く、ティアラは『これからも私たちを楽しませてくれるはず』と強い期待感を持っていたはず。そんな5人体制のキンプリを突如『喪失』し、しかももう取り戻せないとあって、ティアラは計り知れない心理的ショックを受けたことでしょう。人間が耐えられる痛みの許容量を超えていたのではないかと思います」

 キンプリ分裂劇は、16年に勃発したSMAP解散騒動とよく並べて語られるが、ファンのショック度合いとしては、SMAPファンよりティアラのほうが大きいのではないかと杉山氏は言う。

「SMAPは当時デビュー25周年、以前から解散説もささやかれていました。ファンの中には、自分なりの“SMAPという物語”の終わらせ方を、心の中で準備していた人もいたのではないでしょうか。当然、解散に強いショックを受けた人もいましたが、エンディングに向けた準備ができている人を“モデル”にして、自分の心に折り合いをつけることができたわけです。

 しかし、キンプリの場合は、本当に突然の脱退・退所発表でしたから、“キンプリという物語”の終わらせ方を準備していた人はいなかったはず。水面下で、自分たちにとって不都合なことが目論まれていたとあって、『パラノイア感』(極度の不安や恐怖を抱き、他者に対して強い猜疑心を抱くこと)を煽られた人たちも多かったと思います」

 では、現在SNS上で物議を醸す“暴走ティアラ”が生まれる背景について、杉山氏はどう見ているのだろう。平野らは、本人たちの意思で脱退・退所をするのではなく、事務所によって辞めさせられるというのが、“暴走ティアラ”と呼ばれる人たちの主張であり、その根拠を日々SNSに投稿・拡散。その内容については、「陰謀論に走っている」と物議を醸すことも珍しくない。

「人には、感情的な判断で最初に結論を決める『皮質下回路』という脳の仕組みがあり、それに沿って証拠を集めて正当化するというプロセスを踏むものなんです。平野さんのブログを縦読みにしたら、隠されたメッセージが出てきたという話も、一部のティアラの感情的な結論ありきで、それに沿った言葉を“探して”しまったのではないでしょうか」

 最近では、『King&Prince First DOME TOUR 2022 ~Mr.~』のDVD特典映像が話題になった。ドーム公演に向けての打ち合わせ中、ホワイトボードに10周年の構想が手書きで記されているとして、一部ティアラが「メンバーはやっぱり辞めるつもりはなかった」と指摘。この結論もまた、「皮質下回路」による影響があった可能性は否めない。

 一方、“暴走ティアラ”は、ジャニーズ事務所やジュリー氏に強烈な敵意を持っているのも特徴だ。平野ら脱退・退所メンバーを冷遇したとして、事務所へ直接クレーム電話を入れたり、公正取引委員会に、独占禁止法の「優越的地位の濫用」に抵触するのではないかと調査を依頼するなど、具体的な行動に出ているという。また、キンプリと比較する形で、事務所の他グループを叩くなどの行為も見られ、ジャニーズファンの間で反感を買っているが……。

「『対象喪失』による心の痛みをそのまま受け取ると、人は耐えがたい苦しみを感じてしまいます。先ほど話に出た『パラノイア感』は、実は心の痛みを緩和するために存在しているもので、人はそれによって『誰のせいでこんなことになったのか』と犯人を捜すようになるんです。

 私の研究で恐縮なのですが、この『パラノイア感』に陥ると、人は落ち込みや疲労を感じにくくなる傾向もあるんですよ。キンプリ分裂に際し、何か行動を起こすことで希望を見いだしたい一部のティアラは、かねてからバッシングされている事務所やジュリー氏を“犯人”に仕立て、怒りの矛先を向けているのではないでしょうか」

 また杉山氏は、“暴走ティアラ”は、「キンプリも含め、悲劇のヒロインになっている」と考察し、「その悲劇に抵抗することで、やはり心の痛みを緩和しようとしているのではないかなと感じます」と加える。

 なお、“暴走ティアラ”化しやすい人の傾向については、そもそもアイドルにハマるタイプの人全般にその“素質”がありそうだ。

「もちろんアイドルファンすべてに当てはまるわけではありませんが、私の研究によると、直接的に関与のないアイドルと自分の一体感を心の支えにするタイプの人には、3つの特徴があります。1つ目は『良くも悪くも人に影響されにくく、主観的な判断を正しいと考えやすい』、2つ目は『人一倍敏感で、不安や心の痛みを感じやすく、感情的になりやすい』、3つ目は2つ目と関連しているのですが、『感情的な面が行動的なエネルギーになりやすい』。

 またこういった特徴を持つ人は、自分と感性の合う人には心を許す一方、感性が合わない人には表面的にしか交流しない面を持つため、『自分と意見の合う人ばかりが周りにいる』という環境を作りがちともいえます」

 杉山氏の研究による「アイドルにハマる人の特徴」は、“暴走ティアラ”の言動とつながる。応援するキンプリの分裂に人一倍心を痛め、その痛みを緩和するために犯人捜しを行う。「この人が犯人だ」という主観的な判断に絶対的な自信を持って、抗議行動を起こす。自分の周りには同意見の人ばかりという環境も相まって、さらに勢いづいていく――。

 “暴走ティアラ”の言動を受け、杉山氏は「アイドルにハマるタイプの人のパーソナリティ通りに、行動のプロセスを踏んでいると感じた」そうだ。

“暴走ティアラ”を攻撃するのは同じ穴のムジナ――“キンプリという物語”の終わらせ方を見つけてほしい

 しかし一方で、“暴走ティアラ”の言動に、心をモヤモヤさせているティアラがいるのも事実。SNS上には、残り少ない5人での活動を穏やかに応援したいと願いながらも、“暴走ティアラ”の影響で、心を乱されているという声も多数見受けられる。

「“暴走”していないティアラは、“暴走”する人のせいで、世間から『ティアラはタチが悪い』と見られること、またキンプリ自体の品位を落としかねないことを危惧しているのかもしれません。ただ、『自分と“暴走ティアラ”は違う』と思うことはいいのですが、“暴走ティアラ”を攻撃すると、結局、同じ穴のムジナになってしまいます」

 5人体制のキンプリを「喪失」し、心の痛みを感じているのは、「すべてのティアラに共通していること」と、杉山氏は言う。

「ティアラの中には、その痛みを受け入れられない人がいる……と捉えるのがいいのではないでしょうか。はたから見ると“暴走”にしか見えない言動であっても、彼女たちは、自分にとっての“キンプリという物語”を完結させようとしているのです。

 そしていま、心がモヤモヤしているというティアラも、自分なりの“キンプリという物語”の終わらせ方を考えてほしいですね。ジャニーズを旅立つ3人、ジャニーズに残る2人、そして5人のキンプリを失った自分自身、そのいずれもが幸せになる完結の仕方が見つかることを祈っています」

杉山崇(すぎやま・たかし)
神奈川大学心理相談センター所長、人間科学部教授。公益社団法人日本心理学会代議員。子育て支援、障害児教育、犯罪者矯正、職場のメンタルヘルスなど、さまざまな心理系の職域を経験。『いつまでも消えない怒りがなくなる 許す練習』(あさ出版)など著書多数。

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

ほぼ実話!『エンドロールのつづき』が描いた過去と現在、そしてインド映画のこれから

 第95回アカデミー賞において国際長編映画賞のインド代表に選ばれ、ショートリスト(予備候補)に残った映画『エンドロールのつづき』が、日本でも1月20日から公開されている。

 これまで、アカデミーにおけ…

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『ミッドサマー』のA24作品は質が高いは常識―清水崇推薦のホラー

 NetflixなどVODが盛り上がる中で近年、ホラー映画が多く話題にあがっている。2022年は映画館でもR-18指定の作品『女神の継承』や『哭悲(こくひ)/THE SADNESS』がヒットを飛ばすなど、ひたひたとブームの足音が聞こえてきている。本稿では昨年『牛首村』が公開され、2023年には最新作『忌怪島/きかいじま』の公開が控える清水崇監督に、思い出深い作品や、注目の若手監督、日本ホラー…

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俳優・小野健斗、映画『真・事故物件』が「引っ越すきっかけ」に? 「霊がついていた」心霊体験語る

 昨年2月に公開され、リアルなゴア描写で話題を呼んだ新感覚ホラー映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』。その続編が『真・事故物件パート2/全滅』のタイトルで現在公開中だ。

 「事故物件に住み込み、幽霊をカメラに収めるまで帰れない」という番組企画に参加したアイドルとYouTuberの卵たちが、謎の失踪を遂げた前作。今作では、事故物件を舞台にした恋愛リアリティショーが、想像を絶する鮮血のスプラッター・カーニバルと化す様子が描かれている。

 今回は、1作目に引き続きメインキャストの一人・安藤役を務める俳優・小野健斗さんにインタビュー。映画の見どころはもちろん、プライベートまで語っていただいた。

▼前回のインタビューはこちら

映画『真・事故物件』続編の撮影は「地獄の日々」?

――まずは、続編の制作を聞いたときの心境をお聞かせください。

小野健斗さん(以下、小野) まだ制作が確定していたわけではなかったと思いますが、前作の舞台あいさつのときに、制作サイドから「もし続編をやるならどんな内容にしたい?」と聞かれて、主演の(海老野)心ちゃんが、「安藤を懲らしめたい」と話していたのをよく覚えています(笑)。

 実際にでき上がった脚本を読んだら、今作のほうが役に入り込みやすく、視聴者目線でも、見やすい話の流れになっているんじゃないかなと感じました。

――実際に映画を拝見して、前作よりも安藤の“人間らしい一面”が見られたように思いました。

小野 そうですね。安藤のおちゃめな部分は、現場で「こうしていいですか? ああしていいですか?」という感じで、自分から監督に提案して役を作っていったんです。

――撮影期間はどれくらいだったんですか?

小野 前作と同じように、1週間と少しという、かなりタイトなスケジュールでした。撮影が始まるときにみんなで、「ああ、ここから地獄の日々が始まる」って言いながら……(笑)。

 1作目は、本物の事故物件のような雰囲気のあるアパートで撮影をしたので、待機中もなんとなく気味が悪かったり、結構つらかったんですけど、今回はスタッフさんのお宅を使用したので、だいぶ撮影がしやすかったです。アットホームな現場でした。

――引き続き出演されているのは、小野さんと海老野さんのお二人だけですが、現場ではどんなお話をされましたか?

小野 心ちゃんは撮影日数が短かったんですが、ちょうど最終日に20歳の誕生日を迎えて。血だらけになりながら20歳の誕生日を過ごすなんて、「絶対忘れられない」って言ってましたね(笑)。

――今作では、小野さんも血まみれになるシーンがありましたが、撮影で一番大変だったことはなんですか?

小野 真夏の撮影だったので、役者もそうですけど、スタッフさんたちも大変そうだなと思いましたね。家庭での撮影だったから、機材をたくさん使うと、ブレーカーが止まっちゃったりするんですよ。エアコンをつけられなかったので、現場はサウナ状態でした。

――ホラー作品の撮影というと、オカルト現象も起きるとよく耳にします。前回取材させていただいた際、映画の撮影後に自宅で金縛りにあったともおっしゃっていましたが、今回の撮影はいかがでしたか?

小野 実は僕、前作の撮影後に霊媒師さんに自宅へ来ていただいて、除霊をしてもらったんですよ。どうやらビルの立地的に磁場の影響を受けやすく、僕自身もともと霊を引き寄せやすい体質だったこともあり、霊がついていたみたいで……。除霊後は、家の中の空気が変わったし、明らかにラップ音も減りました。

 だけど、そのままそこに住み続けるのは嫌だなと思い、引っ越したんです。そうしたら、「こんなに静かな家ってあるのか」ってくらい静かで(笑)。「住みやすいってこういうことか」と日々実感しています。だから、ある意味、この『真・事故物件』シリーズが、僕に引っ越すきっかけをくれたんです(笑)。

 今回の続編では、ラブホテルで撮影したシーンがあるんですが、そのホテルの部屋は、あんまり長い時間居たくないような、ちょっと嫌な雰囲気がありました。でも、実際に何かが起きたとかはありませんでしたね。

――この2作に出演してみての感想をお聞かせください。

小野 すごい不思議な撮影現場でした。ホラー作品への参加はこれが初めてだったので、「こうやって撮っていくんだ」という発見がありましたし、新鮮でした。

 今回、口の中に血のりを入れて、血を吐くシーンがあるんですが、一発本番で撮ったんです。舞台と映像の見せ方って違うし、タイミングの取り方も変わってくるので、今思うと、もっとお風呂の中で練習すればよかったなって思います(笑)。

――この作品と安藤という役に出会って、ご自身の俳優観に変化はありましたか?

小野 今33歳なんですが、10代の頃からいろいろなプロデューサーの方に、裏があるサイコパスな役を演じたほうがいいよって言われていたんです。だから、今回安藤を演じることになり、「やっときたか!」と思いましたし、演じていてすごく楽しかった。特に今作では、安藤を演じる上で、周りの人をムカつかせるような芝居を意識していたんですが、共演者のみなさんから「ムカつくんだけど」と言われて、うれしかったですね(笑)。

 また、前作を見たファンの中には、「今まで演じた役の中で一番好き」という感想をくださった方もいました。たくさん見てくださった方がいたおかげで、こうして続編が制作されることになり、役者として貴重な経験をさせていただきました。これからも、役者としての幅をどんどん広げていきたいです。

――昨年も、映画に舞台にご多忙だったと思いますが、プライベートではどのような息抜きをされていますか? 前回はゴルフが趣味とおっしゃっていましたが……。

小野 今一番力を入れているのは、ダーツ。プロのライセンスを取ろうかなと思っていて、結構トレーニングしています。もともと、仲のいいプロのダーツプレイヤーがいて、その人と遊びで投げさせてもらっているうちにハマりました。集中力が鍛えられますし、駆け引きもあるから面白いんですよ。この前も、プロの大会を見に行きました。

 僕もアマチュアの大会出たことがあるんですけど、腕前はまだまだ。舞台などで緊張には慣れてるはずなのに、やっぱり投げる前はめちゃくちゃ緊張する。でも、性別問わずできるスポーツですし、面白いですよ。

――どれくらいの頻度で練習されているんですか?

小野 大体週に3回は投げていますね。体はもちろん頭も使うので疲れるんですが、いい息抜きになっています。ライセンスを取得するには実技試験と筆記試験があって、今はひとまず合格することが目標です。

――仕事だけじゃなく、趣味にも全力の小野さんですが、そのパワーの源は?

小野 単純に、「やりたい」という気持ちです! そのために、仕事を頑張らなくちゃとも思いますし。「欲しい車があるから、そのために働く」みたいな感覚と一緒です。

――では最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いいたします。

小野 今回の『真・事故物件パート2/全滅』は、1作目よりグロテスクな表現や怖さがパワーアップしていますが、物語には入り込みやすいはず。特に女性は、主演の窪田彩乃ちゃんと、前作から引き続き出演する心ちゃんの姿に感情移入できるポイントが多いと思いますので、怖いシーンには目をつぶりつつ(笑)、映画館のスクリーンで楽しんでいただきたいです。僕が演じている安藤のバックボーンにも注目ですよ!

 

映画『真・事故物件/本当に怖い住民たち』(配給:TOCANA)

ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテ他、全国ロードショー中!

公式サイト:https://shin-jiko.com/

「大切なことにみんなで気づいていきたい」クリエイティブな次世代モデル・MONICA

 アップカミングなあの人にインタビューする連載「あぷ噛む」。第1回目は、モデルのMONICAにインタビュー。11月とは思えないほど暖かいある日の昼下がり、都内・外苑前の事務所にお邪魔して、SNSのラブマイセルフなポストやクリエイティブなマインドについて、じっくりと話してもらった。

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