【2019アメリカ脱力ニュース】パトカーでセックスし始めた男女、手術中にアナルから大麻が出てきた男!?

 例年に続き、今年も銃乱射事件が多発したアメリカ。複数の有名女優が追訴された、米史上最悪の名門大学不正入試発覚事件が起こり、格差への不満が噴出した。加えてヘイトクラム事件も目立ち、シビアな社会情勢を映す犯罪が増えてきた。とはいえ、今年も脱力してしまうような情けない犯罪も多かった。今回は2019年に全米を失笑させた、よりすぐりの「米脱力ニュース」を紹介しよう。

銃で負傷した男、手術中にアナルからマリファナが……

 4月5日、ワシントン州カシミアのアパートで、ズボンのポケットに入れていたピストルが暴発し、キャメロン・ジェフリー・ウィルソンの太ももと睾丸を貫通。キャメロンは、ガールフレンドに車を運転させ、痛みに耐えながら、まず違法所持していたピストルを捨てるために公園に向かわせ、その後に最寄りのセントラル・ワシントン病院に行った。

 キャメロンはすぐに手術を受けたのだが、その最中に彼のアナルから“ヌルッ”と何かが出てきた。それは、バルーンに入れられた大麻。

 「被弾した男が病院で治療を受けている」との通報を受けて駆けつけた警察官は、キャメロンの車を検査。すると病院に入る前に脱いだジーンズの中から、袋に入ったメタンフェタミン(覚せい剤)を発見。警官は拳銃や覚せい剤所持などの罪で逮捕状を請求し、キャメロンが退院するのを待つことにした。

 それを受け、退院後の同月18日、キャメロンは出頭することに。しかし、アナルに大麻を入れていたことについては、「売買とかではなく性癖」と説明。逮捕時の身体検査でもさらにアナルからバルーンに入れた大麻が出てきたと報道されている。

 6月12日、ルイジアナ州セントマーティン郡で発生した事件の容疑者逮捕につながる情報収集活動をしているNPO団体「セントマーティン・クライム・ストッパーズ」(以下、SMCS)が、公式Facebookに「週末に発生した事件で、第2級殺人未遂容疑で指名手配されているプレシャス・ランドリーがどこに潜伏しているのか、情報をお持ちの方はお電話ください。1,000ドル(約11万円)の懸賞金あり」と掲載した。

 逃亡中のプレシャスは捜査状況が気になったのか、「SMCS」をチェックし、自分に関する投稿を発見。指名手配に使われている写真にショックを受け、自分のFacebookアカウントにログインした状態で、「その写真、超ブス」と怒りのコメントを書き込んだ。

 指名手配の写真は、恐らく過去に警察沙汰を起こした際に撮影されたマグショットだと思われる。ノーメイクの状態でムッとした表情を浮かべ、髪もセットされておらず、額はニキビだらけの写真だ。ログインしたまま投稿すれば足がつくと考えなかったわけではないだろうが、自分が気に入らない写真を使われたため、コメントせずにはいられなかったのだろう。

 「SMCS」はすぐに反応。「最寄りの警察に来てくれたら、新しい写真を撮影しますよ。もしくは、そのまま逃亡して1,000ドルの賞金目当てで誰かに通報されるか、選んでください」と提案。プレシャスは自首する選択肢を選んだ。

 この指名手配投稿はまだ残っているが、プレシャスのコメントはすでに削除されている。しかし、このコメントに気づいた人は多く、指名手配投稿には9,000近くのコメントが書き込まれており、プレシャスの「超ブス」写真は全米に知られるハメになってしまった。

名前と住所が記載された書類の裏に「金を出せ!」と書いた銀行強盗

 7月29日午前11時過ぎ、オハイオ州クリーブランドの「U.S.バンク」ユークリッド・アベニュー支店に、緊張した面持ちの男がやってきた。男は硬い表情で窓口に歩み寄り、カウンターの女性に「強盗だ、おとなしく金を出せ」と書いた紙を手渡した。

 窓口の女性は驚きながらも、紙の裏に何か書かれていることに気がつき、裏返した。それはオハイオ州自動車管理局が発行した書類であり、男性の名前と住所がはっきりと記載されていた。男は、強盗に入る前に用事を済ますためにオハイオ州自動車管理局を訪れ、そこで渡された書類の裏に「金を出せ!」と殴り書きしたのだ。

 窓口の女性は手元にあった206ドル(約2万2,000円)を、「どうぞ、マイケル」と名前を呼びながら手渡した。54歳のマイケル・ハレルはうなずきながら金を受け取り、足早に銀行を出て行ったという。

 この事件の報告を受けたFBI捜査官は、女性が覚えていた男の名前と住所をもとに、すぐにマイケルを逮捕できた。そして、「銀行強盗事件は犯人探しに苦労するものですが、今回は犯人が窓口の女性に名前と住所を“提示”してくれたので、非常にスムーズに逮捕できました」という声明を発表した。

 車社会のアメリカでは通勤・通学に車を使う人が多く、渋滞の原因となるため、複数の同乗者がいる場合に走行できる「HOV車線」という優先車線がある。同乗者数の規定は州によって異なるが、渋滞の時間帯にHOV車線を走ることができれば、ストレスなく運転できるのだ。

 7月12日、ニューヨーク市高速警察隊が「後部座席に自家製のダミー人形を乗せ、HOV車線を走行していた運転手を検挙した」というツイートを投稿した。投稿には、キャップをかぶってサングラスをしたダミー人形の証拠写真も掲載。どう見ても怪しい人形なのだが、運転手は「これでHOV車線を堂々と運転できるぞ!」と思ったのだろう。

 この証拠写真を見たTwitterユーザーは、「気持ちはわかる」「もう少しうまく作ればよかったのに」「いや、かなりがんばったと思う」と大盛り上がり。ニューヨーク市高速警察隊のアカウントにしては異例の1,300もの「いいね」を集めた。

 一方、ネバダ州でも7月3日、運転手だけしか見当たらない車がHOV車線を走行していたため、高速警察隊が停止を命じた。運転手は悪びれることなく「葬儀用車両です」といい、後方に遺体を乗せているため、人数的にはクリアしていると主張。隊員は苦笑いしながら、「遺体は同乗者にカウントしない。カウントされるのは生きている人間のみ」と説明し、運転手に警告を与えた。

お尋ね者のアラフォー女性が、21歳の実娘と偽る

 8月31日、ユタ州デービス郡のメイン・ストリートで、ナンバープレートをつけずに走行していた車がパトカーに止められた。BMWを運転していたのは、レディ・ガガのステージメイクのような奇抜な化粧を施した中年女性。

 車内検査をしたところ、麻薬使用の際に使われる器具や白い粉が発見された。警官に名前と生年月日を問われた女性は、「メルセデス(・ガルシア)、1998年生まれ」と答えた。21歳のわけがないと警官が疑いつつデータと照合したところ、女性はメルセデスの母親で、38歳のヘザー・ガルシアであることが判明。

 ヘザーがウソをついたのは、過去に薬物所持や、自動車保険の加入を証明できない状態で運転していた容疑などで逮捕状が発行されていたから。要はお尋ね者だったわけで、それをごまかすために娘の名前を出したのだった。

 警察署に連行された直後に撮影されたマグショットのヘザーは、どうがんばっても20代には見えず。すでに出されている逮捕状に加えて、新たな薬物所持、免許停止処分中の運転、警官に偽の個人情報を伝えた容疑などが加わり、拘置所に送られた。

 9月13日深夜、フロリダ州ナッソー郡のフェルナンディーナ・ビーチを、無灯火の自転車がふらふらと走行し、車にはねられそうになっているところをパトロール中の警官が発見した。自転車に乗っていた男女2人は共にアルコールのにおいがプンプンして、ろれつが回らない。真っすぐ歩けるかどうかを確かめる簡単な飲酒検査もパスできないため、このまま自転車に乗せて帰すわけにはいかないと、警官はパトカーの後部座席に乗せ、自らは現場の状況を確認・記録する作業を行った。

 作業を終えた警官がパトカーに戻ったところ、後部座席の2人は、なんとセックスの真っ最中。男はいつのまにか全裸になっており、女のほうもパンツを下げ、乳房を丸出しにして行為に及んでいた。警官は「やめろ」と一喝し、男を引き離してパトカーの外に出した。すると直後、男は警官を突き飛ばして全裸のまま走り出した。が、ふらふらであるため、すぐに捕まってしまった。

 性衝動に駆られたティーンの犯罪かと思いきや、男は31歳のセス・アーロン・トーマス、女は35歳のメーガン・リン・マンダナロと、いい大人同士によるもの。セスは、警官に対する危険行為、みだらな行為、性器の露出、飲酒運転、メーガンは飲酒運転、性器の露出、みだらな行為、警官への暴力行為はなかったものの抵抗したとして、それぞれ4つの罪で逮捕された。

 マグショット撮影時、2人は酔っているからかヘラヘラした顔。メーガンは顔中が傷だらけで見るからに痛々しいのだが、酔っていて痛みを感じないのかニコニコ顔だった。

キッチンで朝食を作り始めた男、起きてきた住人に「まだ寝てろ」

 9月3日、フロリダ州ピネラス郡にある住宅に男が侵入。早朝4時に鍵がかかっていない裏口から入った男は、キッチンに直行し、料理を始めた。物音を聞き、目を覚ました住人は、キッチンで見知らぬ男が朝食をとっている光景にびっくり。男は呆然とする住人を見て「まだ寝てろ」と指示したが、驚いた住人が「911通報するぞ」と告げると、ダッシュで家から飛び出した。通報を受けた警官は、周辺の林の中に隠れていた男をすぐに発見。侵入したのは自分だと認めたため、その場で逮捕された。

 逮捕された男の名前はギャビン・クリム、19歳。海兵隊員だった。ぶすっとした顔のマグショットの顔は赤くはないが、警察は酔った上での犯行である可能性が高いと発表している。

飲酒運転がバレないように自分の顔を殴った男、「ゾンビ警報」を流した市……今年も失笑! 2018年全米おばかニュース5

 2018年も、多くの凶悪犯罪のニュースが報じられたアメリカ。6月には人気ラッパー、XXXテンタシオンが強盗に射殺されるという事件が発生。11月には、女性3人を殺害した罪で14年に終身刑判決を受けた男が、1970~05年に全米各地で売春婦ら90人を殺害したことを自白し、史上最悪の連続殺人鬼の一人だと世間を震撼させた。

 しかし、深刻なニュースの中にも、「なんてアホな!」とあきれ返るような事件が多発。全米の失笑を誘うような犯罪者が多かった。そこで今回は「2018年の全米おばかニュース」の中から、特に“アホ”な5つの事件を紹介しよう。

飲酒運転男、検査を受けられないようにと自分の顔を殴る

 1月13日早朝、メイン州ベルファストでパトロールしていた警察官が、溝にはまった車両を発見。車内には27歳のブライアン・フォッグ容疑者が呆然と座っていた。飲酒運転を疑った警察官がアルコール検査を行おうとしたところ、なにを思ったか、フォッグ容疑者は突然、自分の顔面をグーで思いっきり3回殴ったのだ。その結果、検査キットの使用が困難になってしまったとのこと。もちろん彼はそれを狙い、飲酒検査を受けるより、痛い思いをする方を選んだのである。

 警察はそれでもフォッグ容疑者はを逮捕した。容疑は、DUI(飲酒・薬物使用下の運転)と同じ意味のOUI、物理的証拠隠滅罪、器物損壊罪。おとなしく検査を受けていればOUIだけで済んだものの、体を張って免れようとしたため罪が増えてしまったのだ。

 しかし、逮捕時のマグショット撮影時、フォッグ容疑者は血がつき腫れた唇で、「どうだ!」と言わんばかり。酒を飲んでいるため「オレは大丈夫。警察をごまかせた! 勝った!」と気が大きくなっているようにも見受けられ、「なんともアホな奴」だとネット上で話題になった。

薬物所持で逮捕された女、「強風のせい」とシレッと弁解

 3月21日、フロリダ州フォートピアスで、道路から外れて走っている不審な車両を地元警察官が発見。停止させ、車内検査を実施した。警察官は、車内からマリファナの匂いが漂っているのを確認。車には運転手のほかに2人おり、そのうちの一人、26歳の女性ケネシア・ポジー容疑者が持っていたハンドバッグの中からコカインとマリファナを見つけた。

 警察官に「この薬物は君のものかね?」と問われたポジー容疑者は、涼しい顔で「マリファナは私のです」と素直に認めた。しかし、コカインについては「まったくわからない」と言い張り、「今日はすごく風が強い日だったでしょう? きっと外を舞っていたコカインが、窓から私のハンドバッグの中に飛び込んできたのだと思います」と真顔で主張した。

 警察官がそんなウソを信じるわけはなく、ポジー容疑者はマリファナ所持という軽犯罪に加え、コカイン所持という重罪に問われることに。この突拍子もないポジー容疑者の弁解を、メディアはこぞって報道。それは海を越え、イギリスのBBCにまで報じられることとなった。

 5月20日深夜1時45分頃、停電被害に見舞われたフロリダ州レイクワースで、住民の携帯電話向けに、同市が警告メッセージを配信。そこには「レイクワース市とテルミナスにゾンビ警報発令。ゾンビのせいで、7880人の住民に影響が出ています」と書かれていたのだ。ゾンビドラマ『ウォーキング・デッド』が相変わらず人気のアメリカにおいて、「ゾンビ警報」を市が出したことで、一部の住民はパニック。よくよく考えてみれば、テルミナスとは『ウォーキング・デッド』に登場する架空の町なのだが、停電も手伝い、多くの市民は恐怖に震えたという。

 レイクワース市はFacebookの公式サイトで、「あのゾンビメッセージは決して意図的に配信したものではない」「なぜ配信メッセージにゾンビのことが記載されたのか、調査している」と弁解。そして「繰り返しお伝えしますが、現在、レイクワース市ではゾンビは活動していません。システムが配信したメッセージについて深くお詫び申し上げます」と平謝りした。停電は27分後に復旧したとのことだが、ネット上では「システムもゾンビ好きなんだな」と笑う人が多かった。

デート相手の車を盗んだ男、盗んだ車で別の女性とデートして逮捕される

 7月14日夜、テネシー州メンフィスに住むフェイス・プーはイラだっていた。デートの相手であるケルトン・グリフィン容疑者が、自分の車で迎えに来なかったからだ。車社会のアメリカでは、デートするにも車がなければできない。高校では知り合い程度の関係だったが、ずっと連絡をとっていなかったグリフィン容疑者から突然「一緒に出かけないか」と携帯メッセージをもらったとき、フェイスは当然、彼の車で出かけるものだと思っていた。

 フェイスは地元ニュース番組『WREG』の取材に対して「誰が彼を送ったのか知らないけど。車なしで現れたわけよ」と回想。仕方がないのでフェイスの黒のボルボで出かけることにしたものの、グリフィン容疑者は行き先すら「どうしようかな~。どこがいいかな~」と決められない。さらには「葉巻を買いたいからガソリンスタンドに入ってくれ」と言い、フェイスは空港近くのガソリンスタンドに車を滑り込ませた。そしてフェイスが売店から戻ってきたところ、彼女のボルボとグリフィン容疑者が忽然と消えていたのだ。

 車を盗まれたフェイスは、母親に連絡して迎えに来てもらった。それだけでも恥ずかしいのに、その後、彼女はゴッドシスター(ゴッドペアレンツの娘)から「ケルトンにデートに誘われた」と聞かされたのだ。フェイスは湧き上がる怒りを抑えつつ、「デートに応じてちょうだい」と指示。ゴッドシスターの携帯電話のGPSで現在位置を調べ、サマー・アベニューにあるドライブイン・シアターで、ボルボに乗ってゴッドシスターとデートしているグリフィン容疑者を発見。警察に通報し、ケルトンは逮捕された。

 グリフィン容疑者は2016年にも、レストランで食事した後に強盗しようとして逮捕されたとのこと。フェイスは『WREG』に「長期間刑務所に入ってもらいたいわ。もう二度と口もききたくない!」と、怒り冷めやらぬ口調で語っていた。

 7月24日、アリゾナ州メサで37歳の男が逮捕された。容疑は窃盗だった。

 当局によると、容疑者であるトッド・ターナー・シェルは、熱中症のためバナー・デザート・メディカル・センターで治療を受けたばかりだったとのこと。歩いて帰宅するには暑すぎると思っていたところ、患者を搬送したばかりで誰もいない救急車が目に入り、「ラッキー」と運転席に乗り込んだ。

 警察は午前11時30分、救急車両が盗難されたとの通報を受け、すぐさまGPSで車を探し始める。すると、国道60号線を東向きに走っていることが確認できた。犯人が何の目的で救急車を窃盗したのか定かではないため、警察官たちは穏便に車両を停止させようと試みたものの、救急車はスピードを守りながら走り続け、その後停車した。そしてシェル容疑者は警察官たちに「サンドウィッチを買いたいんだけど、まずお金を取りに家に帰らなきゃならない。救急車は返すつもりだから」と説明し、再び発車させようとしたのだ。

 警察官は救急車を取り囲んでシェル容疑者に降りるよう指示、窃盗の現行犯で逮捕した。救急車に破損等の被害はなく、そのまま救急搬送に使用できたと報じられている。

産科病棟でヘロイン売る新米パパ、不法侵入でスナチャの女子……2017年アメリカおバカニュース

 2017年のアメリカは、異例の低支持率でドナルド・トランプ政権がスタートするなど、年明け早々から幸先が悪かった。激化するデモ、史上最悪の銃乱射事件、ハリウッドや政界における権力者たちのセクハラ問題……国内外でテロの恐怖におびえ、遠く離れた北朝鮮の挑発にも気を揉み、「多様性が大切」と主張する人が多いわりには、差別や格差が一層進んだようにも感じられる、まさに怒涛の1年だった。

 物騒な事件が多く、何度も全米が大きな悲しみに包まれることもあったが、そんな中でもなんともアメリカらしい/アメリカならではのおバカ事件が次々と発生。今回は17年に、アメリカで起こった事件の中から「全米おバカニュース ベスト10」をご紹介しよう!

■クレーマーカップル「チキンが冷めてる!」と店主をボコボコに
 食べることが大好きなアメリカ人は多い。裕福な層には意識高い美食家たちも少なからず存在するが、貧困層は安くて量が多くてお得感満載なファーストフードをこよなく愛す。そのためか、ファーストフード店で「量が少ない!」とクレーマーに豹変し、大騒ぎして逮捕される事件が後を絶たない。そんなクレーマーの中でも史上最悪な事件が6月、複数の米メディアで報じられた。

 事件は、ジョージア州バックスレイにある「クイック・チック」というフライドチキンが売りの小さなレストランで発生した。夫婦でやってきた客が「チキンが冷めてる!」「ポテトの量が少ない!」とクレームをつけ、女性店主は「そういうことなら」と返金する。それでも2人の怒りは収まらず、店の外に出ても怒鳴りまくり、外に出てきた女性店主に罵声を浴びせてボコボコに殴り倒し、止めに入ろうとした店主の娘の顔面にもパンチするという暴れぶりだった。

 2人が殴られている様子は防犯カメラに撮られており、メディアがこぞって放送。その暴行の様子があまりにもひどすぎて、話題騒然となったのだ。

 映像には、でっぷりと太った中年の男がレストランの外で女性店主に罵声を浴びせている様子が映し出されている。音声はないが、中年の男は全身で怒りをあらわにし、怒鳴りまくっている様子がわかる。

 と、次の瞬間、痩せた女が駆け足で現れ、女性店主に殴る蹴るの暴行を開始。手加減なしでボコボコにされ、店主は倒れてしまう。店前に止めてあった車からオーナーの娘(15)が果敢に飛び出して2人に抗議すると、男はなんと娘の顔面にもパンチ! 2人はさっさとその場から逃げ出したが、セキュリティがすぐに駆けつけた。女性セキュリティは号泣する娘をハグし、母である店主もタオルで鼻を押さえながら、あたりの様子を見渡している。

 このクレーマー夫婦は、防犯カメラのおかげで間もなく逮捕。45歳のナサニエル・エリック・スミスと28歳のラターシャ・デニス・スミスという年の差夫婦で、11月に行われた裁判で加重暴行と未成年に対する暴行の罪状を認めた。刑はまだ確定していないが、かなり厳しいものになるのではないかと見られている。

 ボコボコにされた女性店主と顔面パンチされた娘には、地域住民から同情が集まり、その後、店は大繁盛しているそうだ。

 11月16日、ワシントン州オカノガン郡の真っ青な空に、どこからどう見てもいきり立ったチンコにしか見えない雲が出現した。チンコの下にはご丁寧に睾丸も2つ描かれており、目撃者が次々とSNSに投稿。「偶然のチンコ雲なのかしら?」「どう考えても飛行機雲なんだけど、誰がリクエストしたのだろう?」と、ネット上でたちまち話題になった。

 何かとスケールが大きいアメリカでは、プロポーズの言葉を飛行機雲で描いてもらうというサービスがある。奥手な男が意中の女性に「一発やろう」となかなか言えず、飛行機に頼んだのだろうかという妙な臆測も流れたが、その後、なんと海軍が謝罪声明を発表し、全米を驚かせた。海軍のホイットビー・アイランド航空基地に所属するパイロットが、ふざけてこのチンコ形の飛行機雲を描いたというのだ。

 海軍は「不快な思いをさせてしまい、心よりお詫び申し上げる」「このような幼稚で性的ないたずらは、到底容認できない行為」だとパイロットを非難。このパイロットは、飛行停止処分を受けたと報じられた。

■袋詰めのエビをパンツに押し込み、万引を試みた男が逮捕
 ドナルド・トランプ政権樹立後の今年も、アメリカの庶民の暮らしはあまり改善されなかった。社会の底辺で暮らす人たちは、さらに貧しく厳しい状況に追い込まれているとされる。そのため貧しさから食べ物を万引きする事件も、全米で起こっているのだ。
 
 そんな中、11月9日、ペンシルベニア州ドーフィン郡にある食品小売チェーン店ワイス・マーケットで、袋詰めされたエビをパンツに押し込み、何食わぬ顔で店を立ち去ろうとした49歳の男が逮捕されるという、なんともクサそうな事件が報じられた。

 アニバル・バウティスタ・ジュニアという名前のこの男は、複数の袋詰めされたエビをパンツの中に押し込み、隠したつもりになっていたが、不自然な股間の膨らみに店員が気がつき、警察に通報。パンツに隠されていた袋詰めのエビは押収され、男は窃盗罪で逮捕された。

 商品をパンツに隠して万引きするケースはよくあるものの、「生のエビを隠し入れたというのは聞いたことがない」と、地元警察もあきれ返っていたと伝えられている。

 9月9日午後3時すぎ、ウィスコンシン州ソークビルのヒルクレスト・ロードならびにクレアモント・ロードの周辺で「子どもを入れたビニールプールを屋根に載せたミニバンが走っている」と複数の目撃情報が911に寄せられた。

 何かとユルいアメリカの田舎でも、近年ではシートベルトを着用していないドライバーや、飲酒運転に対する取り締まりが厳しく行われている。また、同乗している子どもには、年齢に合わせて適切なチャイルドシートやシートベルトを使用させなければならないという細かい規則があるのだが、シートベルトどころか、走行している車の上に乗せる非常識ぶりに、目撃者たちは驚愕した。

 車を運転していたのは28歳のアンバー・シュマンクという女性。駆けつけた警察官に「プールを運ばなくちゃいけなかったけど、車の中にはスペースがなかったから、上に載せた。でも、そのまま走ると飛んでいってしまうから、9歳になる息子に『プールの上に乗って、きちんと押さえろ』と言ったの」と悪びれることなく説明したという。警察官に「息子が転げ落ちて大けがをする可能性もあったんだぞ」と叱咤されても、「でも、息子と同じ年の頃、アタシもパパに言われて似たようなことしてたし」と罪悪感ゼロだったという。

 アンバーは、第二級無謀運転容疑で逮捕・起訴され、最高で10年間の禁錮刑を受けることになってしまったと報じられている。

■「娘が生まれた! 産科病棟でヘロインを売ろう!」

 10月19日、ペンシルベニア州グリーンズバーグのノースメインストリートで、警察官が停止を銘じた車の中から、薬物摂取器具が発見された。薬物使用の疑いをかけられた運転手は「エクセラ・ウェストモーランド病院の産科病棟の病室で、男からヘロインを買った」と、あっさり自白。警察官がすぐに病院へ行き、問題の病室に入ったところ、確かにそれらしき男がいて「ここで部屋に来る奴らに売った」と、これまたあっさりと罪を認めた。

 男の名前はコーディ・ハルス(25)。なぜ産科病棟にいたかというと、交際相手が自分の赤ん坊を出産したから。ミルク代&オムツ代を稼がなければと思ったのか、注射器やスプーン、ゴムバンド、そして34袋に小分けしたヘロインをポケットにパンパンに詰め込んで、病室に駆けつけたのだ。

 赤ん坊は女の子で無事に生まれたものの、コーディは出産を終えたガールフレンドや生まれたての我が子を見ても神妙な気持ちにはならなかったのか、同じ病室に見舞いに来る人たちに、ヘロインや器具を販売しまくった。ガールフレンドはお産の疲れからかまったく気づいておらず、逮捕後「まさか」と驚いていたと伝えられた。

 コーディは規制物質の販売、規制物質所持、薬物摂取器具の所持、児童福祉を危険にさらした罪で逮捕・起訴された。

 7月16日、911緊急通報センターに、切羽詰まった男から電話がかかってきた。フロリダ州フォート・ウィルトン・ビーチ在住の男からで、内容は車上荒らし被害の通報だった。盗まれたのは現金50ドル(約5600円)とコカイン約7グラム。男は「被害届を出したいから、早く警察を呼んでほしい」と主張した。

 通報を受けて駆けつけたオカルーサ郡警察の保安官に、男は「自分は薬物売人のデヴィッド・ブラックモン。35歳です」と自己紹介。「早く犯人を探してほしい」とイラつく彼を落ち着かせ、保安官が車内を調べたところ、袋に入ったコカイン、クラック・コカインの塊、クラックを吸引するためのパイプなどが見つかり、デヴィッドはコカイン所持・薬物摂取器具所持の容疑で、その場で逮捕された。

 ちなみにデヴィッドは「自分は車両荒らしの被害者なんですよ!?」と納得できず、納得せず暴れたため、逮捕に抵抗した容疑がプラスされることに。なお、彼は「職業・薬物売人」を名乗るだけあり金は持っているらしく、4,000ドル(約45万円)の保釈金を支払い、すぐに釈放された。

■出所目前、刑務官の「もう戻ってくるなよ」にイラッ

 8月下旬、コネチカット州ブリッジポートの刑務所で、出所直前に「もう戻ってくるなよ!」と声をかけた刑務官を殴り、そのまま刑務所へ逆戻りになったアホな男がいたと報じられた。

 男の名はマーカス・コロン、23歳。昨年12月6日、盗難車に乗り込もうとしたところを警察官に目撃され、御用になっていた。盗難車の中からは盗難品が次々と見つかり、スタンフォードで盗難届の出されていたものだと判明。マーカスは窃盗罪と盗難罪で逮捕・起訴され有罪となり、禁錮9カ月の判決を受けた。

 ブリッジポート刑務所に入れられたマーカスは、真面目に刑に服した。その結果、予定通り9カ月で釈放されることになる。8月下旬、釈放手続きを終え、囚人服から私服に着替え、晴れてシャバに出るというその瞬間、刑務所のゲートで刑務官が「もう戻ってくるなよ」と声をかけた。アメリカは、再犯率がとても高い。司法省機関BJSによると、05年に30ヵ所の刑務所から釈放された40万人のうち、68%が3年以内に、77%が5年以内に再び逮捕されているという。とにかく刑務所に舞い戻ってくる輩が多すぎるため、刑務官は釈放される者たちに「もう戻ってくるな」と活を入れることがあるのだ。

 しかし、気分良くシャバに出ようとしていたマーカスは、この言葉にムカッときてしまう。そのまま進めば刑務所の外だというのに、ぐるりと回れ右して、刑務官を殴ってしまったのだ。

 すぐにほかの刑務官に取り押さえられ、催眠スプレーまでかけられ、そのまま刑務所内へと引きずり込まれた。現行犯逮捕された彼は、公務執行妨害、刑務官への暴行、治安紊乱行為で起訴され、さらに長い月日を刑務所で過ごすハメとなった。

 9月19日、テキサス州10大最重要指名手配リストに載っていた18歳のクリストファー・リカルド・ゴンザレスが、ロサンゼルス郊外で逮捕された。リトル・クリストというギャング名で呼ばれていたこの少年は、ストリートギャング「ブラッズ」の構成員で、殺人、強盗の容疑をかけられて逃亡中だった。

 逃亡中の犯罪者というと、息をひそめて潜伏生活を送っているイメージがある。しかし、このクリストファーはSNS命のミレニアル世代。5,000ドル(約56万円)の賞金がかけられている身で、警察に捕まったら重刑は免れないというのに、なんとインスタグラムのライブ配信で、拳銃や武器を見せながら得意げに生中継し始めたのだ。

 彼を追っていたテキサス州ダラスの警察は、当然彼のインスタグラムもマークしており、配信開始後、すぐにロサンゼルス市警に連絡を入れる。GPSもトレースできていたため、覆面捜査官はすぐに彼の居場所を特定した。

 レンタル中のシボレーSUV車内で武器自慢していたクリストファーは、捜査官たちの姿に驚きつつも、迷うことなく逃走を開始する。そして、パトカーとのカーチェイスを繰り広げた挙げ句、電信柱に衝突。車から飛び出し、逃走しかけたところを警察犬に飛びかかられ、御用となった。

 逮捕現場となった庭のオーナーは、「撃ち合いになるかと冷や冷やしたけど、警察はノン・リーサル・ウェポン(催眠スプレーやスタンガンなどの非致死性兵器)で奴を逮捕した。見事なもんだった」と、深夜2時前に繰り広げられた逮捕劇を興奮した口調で地元メディアに伝えた。

■ウォーター・パークに不法侵入して、スナチャで自慢

 サウスカロライナ州最大のウォーター・パーク、マートル・ウェイブス・ウォーター・パークは、流れるプールに滝のプール、アトラクションも満載で、家族で思いっきり楽しめるスポットとして人気を集めている。

 今夏、真夜中に、このマートル・ウェイブスのフェンスを越えて不法侵入した18歳の少女2人が逮捕された。2人は、7月1日午前4時頃壁をよじ登って不法侵入し、スナップチャットにはしゃぎまくる動画を投稿。「これで、全てのウォータースライドを滑り終えたね!」などと騒ぎ、鍵のかかっていないアイスクーラーから、8ドル(約900円)相当のイタリアン・アイスを取り出して食べる姿も配信していた。

 これを見た女性が、「どう見ても不法侵入したとしか思えない」と、3日になって警察に通報。警察はスナチャのユーザー名から犯人を特定、不法侵入と無銭飲食の容疑で、ローガン・ブルック・ラリモアとファレン・マリー・レーンを逮捕した。

 2人はその後、第3級侵入窃盗罪で起訴されたが、軽犯罪ということもあり、すぐに釈放。その後ローガンはTwitterで「誰が警察にタレ込んだのか、白状してくれない?」とツイート。世間は、あまりの図太さに白目をむいた。

■犯人も同じなら通報者も同じ 二度目のコンビニ強盗

 昨年10月30日、メリーランド州ボルチモアのブロードウェイにあるコンビニに強盗が入った。男は商品を購入するふりをして店員に近づき、「レジの金を出せ」と要求。「銃で撃つ」とも脅され、店員が焦ってオタオタしているうちに、犯人は何も盗らずに店を飛び出していった。

 店員はすぐに警察に通報、犯人の顔の特徴などを詳しく伝えたため、、間もなく逮捕につながった。犯人は19歳のエリック・チャップマンという男で、拳銃強盗未遂の容疑で起訴され、禁錮8カ月と2年間の保護観察処分の判決を受けた。

 真面目に刑務所生活を過ごし、6月6日に釈放されたエリックは、その20日後、再びコンビニ強盗を試みる。しかも、事もあろうに、前回逮捕時と同じコンビニに押し入ったのだ。エリックは、今回は「レジを開けろ、さもないと撃つぞ」と書いたピンクの紙を店員に渡した。受け取った店員は、エリックの顔を見てあぜんとした。そう、前回の強盗未遂時に居合わせた店員だったのだ。

 店員はあきれながらも今回は冷静にパニック・アラーム(防犯装置の一種)を押したため、驚いたエリックは一目散に逃走した。地元メディアの取材に対して警察の捜査担当者は、同じコンビニに押し入るアホさにあきれつつ「前回も今回も『拳銃で撃つ』と脅した手口に、本当にうんざりする」と述べ、不法に銃を所持する犯罪者が多すぎることに対し憤りをあらわにした。

大げんかしたミニーとキティ、公開オナニー女……世間を唖然とさせた、米おバカニュース2015

<p> 銃乱射事件や、人種差別を発端とした暴動など深刻な事件が巻き起こった、今年のアメリカ。メキシコやアジア諸国を目の敵にし、暴言を連発している、共和党の大統領選候補者ドナルド・トランプが支持率を伸ばすなど、世相も穏やかではない。そんな中、「これぞ、アメリカ!」というおバカな事件も数多く発生。今回はそんな「アメリカのおバカニュース2015」を紹介しよう。</p>

「マックフルーリーをめぐり、車を燃やす」「名入りシャツで銀行強盗」今年もすごい、米バカニュース2014

<p> イスラム国の脅威、エボラ出血熱感染拡大の脅威、大手映画制作会社「ソニー・ピクチャーズ」を襲ったハッカーの脅威と、脅威続きで大きく揺さぶられた2014年のアメリカ。5月にはカリフォルニア大学で、10月にはワシントン州近郊の高校で銃乱射事件が起こるなど、銃犯罪もひどくなる一方。8月、ミズーリ州の警官の黒人青年射殺事件は人種差別問題へと発展し、全米各地でデモが行われた。</p>

求人票ほしさに暴れた男、息子の小学校でストリップした母親……2013米おバカニュース

<p> ボストン・マラソン爆発事件や、行方不明になっていた3人の女性が約10年ぶりに発見・救出されたクリーブランド監禁事件など、2013年も世間を騒がす重大事件が多かったアメリカ。世界中を震撼させるような凶悪事件も少なくなかったが、その裏では、世界中を脱力させるようなマヌケな事件も起きていた。今年もやはりおバカ事件もてんこ盛りだったのである。というわけで、今回は、2013年に起こった実にアメリカらしい脱力ニュースを紹介しよう。</p>

求人票ほしさに暴れた男、息子の小学校でストリップした母親……2013米おバカニュース

<p> ボストン・マラソン爆発事件や、行方不明になっていた3人の女性が約10年ぶりに発見・救出されたクリーブランド監禁事件など、2013年も世間を騒がす重大事件が多かったアメリカ。世界中を震撼させるような凶悪事件も少なくなかったが、その裏では、世界中を脱力させるようなマヌケな事件も起きていた。今年もやはりおバカ事件もてんこ盛りだったのである。というわけで、今回は、2013年に起こった実にアメリカらしい脱力ニュースを紹介しよう。</p>

警察署に強盗、マリファナを盗まれたと通報! 米おバカニュース2012

WilmerPolice.jpg
警察署に押し入った少年

 おバカ事件の宝庫と呼ばれるアメリカ。『ダークナイト ライジング』上映中の映画館や、ニューヨークのエンパイアステートビル前で銃乱射事件が起きたりと、世界を震撼させた事件も多々あったが、その裏では全米を脱力させたマヌケな事件が次から次へと発生していたのである。今回は、アメリカで2012年に起こった「B級おバカニュースベスト5」を独断でリストアップし、紹介したい。

■第5位 警察署で強盗しようとした少年

 テキサス州の北部に位置するダラスのウィルマー警察署に5月5日深夜、白いタオルで手を覆った少年が意気揚々と入ってきた。ロビーを通り抜けて受付窓口に直行した少年は、担当の女性警官に向かって押し殺した声で「金を全部出せ」と脅し、「オレが銃を持ってるの、わかってんだろ」とタオルをかぶせた手をちらつかせた。イキがる少年に呆れ返りつつも、女性警官は速攻で少年を取り押さえ、「拳銃を持っているかもしれない」と大声で応援を求めた。これを聞いた警官がやって来て、少年はものの数秒で逮捕されてしまった。

豪航空会社が機内プログラムに、「女性のオーガズム」のドキュメンタリーを採用

Airplaneimage.jpg
飛行機の楽しみ方は人それぞれ
Photo by Ma1974 from Flickr

 これまでジェット機による死亡事故を起こしたことがなく、「世界一安全なエアライン」と自負するカンタス航空。安全面だけでなく、機内サービスでも高い評価を得ているが、このたび、インフライト・エンタテイメントにアダルト・ドキュメンタリーを追加し、話題となっている。