ABC・ヒロド歩美アナがフリー転身する裏に見え隠れするテレビ朝日の敏腕プロデューサー

 3月末で朝日放送(ABCテレビ)を退社し、4月から無所属のフリーランスに転身することが決まったヒロド歩美アナウンサー。3月1日には、テレビ朝日の報道番組『報道ステーション』の新スポーツキャスターとして4月以降、月曜から金曜までスポーツコーナーを担当することが発表された。

 これまで地方局の女子アナがフリーに転身、在京テレビキー局に出演することはあったが、フリーに転身していきな…

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バカリズムは人生何周目? 『ブラッシュアップライフ』“航空学校編”の巧妙さ

 今夜、12日夜にいよいよ最終回を迎える、安藤サクラ主演の日本テレビ系ドラマ『ブラッシュアップライフ』。安藤は10日に授賞式が開かれた第46回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞(『ある男』)に輝き、スピーチも話題になったことで、いっそう注目度は増しているだろう。

 『ブラッシュアップライフ』が今期もっとも成功したドラマであることは疑いようがない。世帯視聴率こそ、第9話時点で全話…

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米国への復讐心に燃えるイランの軍事的脅威高まる…パナマ運河に軍艦派遣を計画

 中東のイランが中南米で軍事的影響力を強めている。ブラジルに軍艦2隻を寄港させて米国を怒らせたほか、今年末には戦略的要衝のパナマ運河に軍艦を派遣することを明らかにした。宿敵・米国の「玄関先」に進出し、喉元からけん制することが狙いだが、ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序の脆弱性が露呈された後だけに、北米から中南米につながる西半球が「世界の火薬庫」になるのではないかとの懸念が浮上している。

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石橋貴明がヤクルトレディに? 『みなおか』を彷彿とさせるバイト企画に反響

 とんねるず・石橋貴明が意外なアルバイトに挑戦した。

 3月2日夜、石橋のYouTubeチャンネル「貴ちゃんねるず」にて「貴ちゃんアルバイトする」なる動画が公開された。「アルバイトしなくても食っていけるわ!」と毒付く石橋だが、前編となる今回は、自身も日々愛飲しているという乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」の1日お届けを、ヤクルトの製品を配達営業する女性販売員「ヤクル…

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『ブラッシュアップライフ』『警視庁アウトサイダー』にも映画化の噂…ドラマ劇場版急増のワケ

 そろそろ、2023年1月期の冬ドラマが最終回を迎えようとしている。今期のドラマでは日本テレビが大活躍し、中でも『ブラッシュアップライフ』と『大病院占拠』がSNSを中心に人気を集めた。

「日テレは、ドラマでコア視聴率を狙いにいき、見事に『ブラッシュアップライフ』と『大病院占拠』がSNSでバズり、若者の人気を集める結果になりました。特に『ブラッシュアップライフ』は、バカリズムさん…

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調味料専門家が教える「生塩麹」簡単レシピ! 使い方&期待できる効果は?

――調味料ソムリエ/野菜ソムリエでカレーマイスターのMICHIKOさんが、ダイエットに適した食材を調味料でおいしくアレンジするレシピを紹介します。今回は、生塩麴の活用法です!

 季節は春へと移ろい、色鮮やかでやわらかそうな春野菜が店頭に出回るようになりました。寒かった冬の間にため込んでしまった脂肪や老廃物をデトックスしてくれるのが、春野菜です。春野菜のエグミやアクが、体の新陳代謝を促して体外へ排出してくれるといわれています。春はデトックス&ダイエットのチャンス。今回は、春野菜に合う調味料「生塩麹」をご紹介します!

生塩麹は天然のうまみ調味料! 

 生塩麹は、江戸時代から食べられていたといわれる万能調味料。麹は微生物や酵素のチカラで、消化吸収を良くしてくれたり、素材の旨みを引き出してくれるそう。また、毎日食べることで、健康維持や体力増資、免疫力アップにつながったり、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富で、美容やダイエット効果が期待できます。

 その麹に塩と水を加えたのが生塩麹。発酵した生塩麹は塩角もとれ、柔らかく、トロリとした味わい深い調味料です。塩の代わりに使うことで、ほかに何も調味料を入れなくても生塩麹だけでおいしくなります。

 非加熱の生タイプの商品を選び、そのまま加えて食べたり、加熱調理して食べたり、栄養バランスよく摂ることが大事です。痩せやすい体を作るには、毎日の食事に生塩麹を取り入れることを習慣にしましょう。

生塩麴は和えてなじませる!

 生塩麹に主張するほどの味わいはないため、料理の下味・味付け・隠し味として、和・洋・中・エスニック、あらゆる料理に合います。

 使い方は、素材の重さ×10%の生塩麹が基本。100gくらいの魚や肉でしたら、小さじ2(10g)が適量です。浅漬けに、味噌汁やスープの出汁に、野菜や肉、魚の漬け床に、ドレッシング、たれ、ソースなどに使えます。加熱せずに食べられるので、「味が足りないな」と感じたら、塩を振りかけるように、そのままプラスして食べてもOK。保存は必ず冷蔵庫に入れ、調理後の出しっぱなしには気をつけましょう。

●フレッシュな食感と味わいが詰まった春サラダ!
●生塩麹を混ぜるだけでおいしい!

材料 分量
トマト(中) 1個
春キャベツ 2枚(100g)
モッツァレラチーズ 1個(100g)
生塩麹(A) 小さじ2
レモン汁(A) 小さじ2
マスタード(A) 小さじ2

(材料は2人分)

(1)トマトは乱切り、春キャベツとモッツァレラチーズは手で一口大にちぎる。
(2)ボウルに(A)を加えて混ぜる。
(3)(2)に(1)を加えて軽く和え、器に盛る。

春野菜と鮭のレンジ生塩麹蒸し

●鮭と野菜類をレンジでチンするだけ!
●簡単だけどごちそう感たっぷり!

材料 分量
鮭(生) 2切れ(160g)
菜の花 1╱3束
アスパラガス 2本
にんじん 4cm
じゃがいも(中) 1個
しめじ 1╱3パック
生塩麴 大さじ1と1╱2
大さじ1

(材料は2人分)

(1)鮭は一口大に切り、生塩麹(大さじ1╱2)をまぶす。菜の花は長さ5cmに切り、アスパラガスは根元のかたい部分を切り落として長さ4cmの斜め切り、にんじんとじゃがいもは太めの千切りにする。しめじは石づきを落としてほぐす。
(2)耐熱容器に、(1)を並べ入れて全体に酒を振りかけ、生塩麹(大さじ1)を全体に散らす。
(3)(2)にラップをふんわりとかけ、電子レンジ(600w)で5~6分加熱する。
(4)(3)の鮭に火が通れば、ラップをはずし、器に盛る。

 お好みで、粗びき黒こしょうや七味唐辛子を振りかけてもOKです!

Toshl、地下アイドル化が加速! 「1万1千円で3秒」の特典商法とは?

 龍玄とし名義でソロ活動中のX JAPAN・Toshlが3月5日、食事付きのコンサート『DINE AND CONCERT 2023 しあわせになるんだよ』を東京ドームホテルで開催。終演後に行われた“特典会”が「地下アイドル顔負け」と、業界内でもザワついている。

 同コンサートは昼・夜の2部制で行われ、夜の部ではToshlがプロデュースしたコース料理を味わいつつコンサートを楽しめ…

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タサン志麻【ナスと納豆の味噌炒め】総評価は満点! 納豆嫌いでも食べられるレシピだった

料理がまったくできない主婦の私。もう何年も夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【ナスと納豆の味噌炒め】タサン志麻

 今回は『沸騰ワード10』(日本テレビ系)で紹介され話題になっていたけど、なかなか作る機会がなかったタサン志麻さんの【ナスと納豆の味噌炒め】に挑戦します。ナスとタッグを組むのは納豆。これは期待してしまう! さっそく作りましょう。

材料 分量
ナス 2本
サラダ油 適量
生姜 少々
ニンニク 1片
大葉 3枚
納豆 2パック
味噌 大さじ1
みりん 適量
砂糖 少々
ごま油 適量

(レシピは『沸騰ワード10』公式サイトより)

 今回は1人前を作るので、公式レシピの半分の量を準備しました。ひき肉の代わりに納豆を使うところが志麻さん流です。下ごしらえは生姜、ニンニク1片をみじん切りにし、大葉を細切りにします。

(1)ナスを乱切りにしてフライパンにサラダ油を入れ、揚げ焼きにし(約6分)、一度フライパンからあげる

(2)フライパンにごま油を入れ、みじん切りにした生姜とニンニク、納豆を入れ炒め、味噌、みりん、砂糖を加え混ぜながらさらに炒める

(3)納豆がほぐれたら、揚げ焼きにしたナス、大葉を加える

 炒めはじめは、納豆の匂いが結構キツかったのですが、いつの間にか香ばしい味噌とゴマ油の香りが漂い、食欲をそそる!

 このテリ感! いただきます。

 お肉は一切使っていないのに、味噌ベースの味付けにコクがあり、何より甘い。納豆の臭みもほとんど感じず、大豆本来の旨みの主張がおいしいです。トロッとしたナスがよく合いますね〜。これなら納豆が嫌いな人でもおいしくいただけるかも。お肉は使ってないけど、味わい深く食べ応えも十分でした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(今度はナス2本でガッツリ食べてみたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(弱火でジワジワ作ったら失敗の確率が下って難易度低)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(夫ウケ抜群でした。リピート確定の総評価は満点です!)

Netflixドラマ『ザ・クラウン』よりも非情な王室! 本当にあった「親類見殺し」の過去を紐解く

 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 今回はイギリス王室の描き方をめぐり視聴者の間で物議を醸しているテレビドラマ『ザ・クラウン』(Netflix)の第5シーズンについて、堀江氏に聞きました。

堀江宏樹氏(以下、堀江) 前回から、「いろいろと問題作だった」との評が多いNetflixのオリジナルドラマ『ザ・クラウン』の第5シーズンについてお話しています。

――「親戚を見殺しにして、それによって王室の安定を試みる」という話が、第5シーズンには登場していたとのことですが?

堀江 そうですね。1994年、エリザベス女王とフィリップ殿下は、当時すでにソビエト連邦ではなくなったロシア連邦を訪問、1918年に革命勢力の手で惨殺された元・皇帝一家の追悼儀式に参加するという形で描かれていたと思います。ドラマでは過去の「回想」として、1917年当時の英国王・ジョージ5世が家族の意見によって、いとこにあたる前・ロシア皇帝ニコライ2世(ロマノフ朝第14代皇帝)とその家族を見捨てる非情の判断をするという形で描かれていました。

――睡眠中だったニコライ夫妻が、革命軍の兵士に叩き起こされ、処刑現場に連れて行かれる際、勘違いして「私のいとこのジョージ5世が軍艦をよこしてくれたのだ!」「これで助かった」とぬか喜びするシーンですよね。その後の銃殺シーンがやけにリアルで衝撃的でした……。

堀江 ジョージ5世とニコライ2世はいとこにあたり、愛称で呼びあう仲でした。また、ニコライの妻(前・ロシア皇后)のアレクサンドラも、実は親戚の女性で、面識があるのです。1917年初頭、ジョージ5世も前皇帝夫妻の亡命受け入れに賛成していました。しかし、同年3月~4月になってジョージ5世は態度を翻し、「ニッキー(ニコライ2世)一家を受け入れない」と言い出したのです。

――なにが国王を変心させてしまったのでしょうか?

堀江 保身でしょう。当時のイギリスは保守党と自由党の対立に加えて、左派勢力である「労働党」が強くなっており、自由党左派のロイド・ジョージ首相は王族・貴族たちにきわめて厳しい態度を取っていました。そういう世論に逆らって、ロシアから前皇帝夫妻とその子供たちを、親族のよしみでイギリスに迎え入れたりしたら、英国内から「反動的なイギリス王室なんて要らない!」という声が上がることを警戒してしまったようなのですね。しかし、その経緯がドラマで描かれた以上に、エグいのです。

 ロシアの革命政府とイギリス政府の間で、すでに前皇帝の受け入れが決定していたのに、心変わりした英国王は「ダメだ」の一点張りでした。ロイド・ジョージ首相ですら亡命については賛成していたのに。ロシアとイギリスの周囲が英国王をなだめたのですが、やはり「前皇帝は亡命させられない」との最終通告をロシア側に伝えることになりました。

 そういう動きがロシアとイギリスの間にあるという情報をつかんだレーニンは、「皇帝一家など生かしておいたら、今後、革命の妨げになる」といきりたち、その結果、前皇帝だけでなく一家全員が「これほど多くの遺体がこれほどひどく損傷された例を私は見たことがありません」といわれるような酷い殺され方をしたのです。これは遺骨調査を行ったコリヤコヴァ博士の言葉ですね。

――イギリス国王としての王冠を守るためでしょうが、言葉を失うような非情さですね……。

堀江 ロシアで革命が起きてしまったのは、やはり前皇帝に大きな問題があったからですが、その罪のほとんどを(前)皇后が被ることになった点は、さらなる問題といえるでしょうね。

 ドイツとイギリスの血を引くアレクサンドラ前皇后は、ドイツ生まれではありますが、諸事情あって6歳から12歳までイギリス王室で育てられた女性なのです。英王室とは血縁関係にありました。しかし、それでもジョージ5世は見捨てているのです。彼女は現代風にいうと“怪しい宗教”にのめりこんでいました。ラスプーチンという超能力者に依存していたのです。また、当時のイギリスはドイツと戦争中です。アレクサンドラには、ドイツのスパイという噂が根強くありました

――でも、さすがにそれは噂ですよね? 

堀江 はい。しかし、庶民の噂とかイメージに想像以上に王室が振り回されていることは興味深いですね。イギリス王家の名前も元来は、ザクセン=コーブルク=ゴータ家だったのですが、これではイメージが悪いということで、第一次世界大戦を契機に、現在のウィンザー家に改名しています。

――それにしても、日本でありがちな妃殿下に責任のすべてを押し付ける考え方って外国でも強いんですね……。

堀江 そうですね。ジョージ5世は、親戚であるアレクサンドラ、そして仲がよかったはずの「ニッキー」の死に何を感じたのでしょうか。心情を克明に伝える記録は例によって、ありませんが。

 1917年当時は、第一次世界大戦の末期にあたり、イギリス・フランス・ロシアは「協商国」として友好的関係にありました。私もふくめ、庶民は「政治」より「人情」でものを判断しがちな気がします。窮地の親戚を受け入れたほうが、いくら左派勢力が強くなった時代でも、王室の支持率はあがりそうな気はするのですが。

 ドラマでは、親族の女性が、乗り気のジョージ5世に「皇帝の受け入れはやめたほうがよい」とほのめかすようにした……という流れでしたが、史実ではジョージ5世の強い拒絶を、彼の家族も、政治家たちも覆すことができなかったようです。『ザ・クラウン』では、王政という「システム」を守るためなら、非情になることもいとわないエリザベス女王や、それに傷つく家族たちの姿が描かれていますが、そういうホームドラマ的な内容のさらに上をいく、つらい決断がちょうどエリザベス女王の祖父の時代には起こっていたんですね。逆にいうと、その時、エリザベスが女王という立場にあったのなら、彼女がそれを決断しなくてはならなかったかもしれない。

――やはり王族に生まれ、王族として生きていくことは、きれい事ではない苦労の連続なんですね。

堀江 特に国王ともなると、普通の神経の持ち主ではやっていけないでしょうね。なお、ドラマでは、革命勢力に惨殺されたロマノフ一家の遺骨が発見され、そのDNA鑑定に、エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下が協力し、女王もロシアで行われたロマノフ一族の鎮魂式典に参加したという流れでした。史実でもその通りなのですが、なぜロマノフ一家の問題なのに、英女王や英王室のメンバーが出てくるのか? と思ったりしませんでしたか?

――まさかロマノフ一族は皆殺しだった……とかじゃないですよね?

堀江 そういうわけではなく、ロマノフ一族の末裔たちはアメリカ、イギリス、そしてスペインなどヨーロッパ各地に散らばっているのですが、大きく分けて3派に勢力が分散し、お互いを牽制しあっています。また、一族には発掘された遺骨のDNA鑑定に必要な血液などの提供を拒否する人もいたわけです。「エリツィン大統領の要請だかしらないが、彼が新生ロシアをアピールしたいから、過去への謝罪を形だけ行いたいといっている。その政治の道具になんかされたくない」という一念ですね。

 ロマノフ一族の、生々しい怨嗟と拒絶に対し、実際にDNA鑑定に血液を提供したフィリップ殿下は、ロシアで殺されたアレクサンドラ皇后の近い親戚にあたる存在ですから、若干、中立的な立場といえるんですね。

――だから、フィリップ殿下の血液がDNA鑑定に使われ、その妻で英女王のエリザベスが、ロマノフ皇帝一家の追悼儀式でもフィーチャーされたわけですね。

堀江 ジョージ5世は、アレクサンドラ皇后の妹で自分のいとこでもあるバッテンベルグ家(当時の名称)のヴィクトリアという女性に手紙を書いて、「親愛なるヴィクトリア、あなたの愛する妹とそのいたいけな子供たちが悲惨な最期を遂げたことについて(略)心痛の思いでいっぱいです(略)」などと言っているのですが、殺された妹・アレクサンドラの気持ちを考えると、「愛する夫ニッキー(=ニコライ2世)が死んだ後も自分だけ生き残ることは決して望みはしなかったであろう」とか「そして美しい娘たち」も、たとえ家族と共にその場で殺されていなかったとしても、その後では「死を選んだほうがましだと思ったに違いありません」ということなのでしょう。

――ジョージ5世は自らの強い意思で、彼らを見殺しにしたのではないですか(苦笑)。それは伝えたり謝ったりしないんですね。

堀江 そうです。都合いいなぁと思いますよね。『ザ・クラウン』では君主は、とくに大事なことに関しては曖昧なメッセージしか発せられないということになっていますが、それを地でいく感じで、王族の人生は時と場合によって、本当にハードモードになりうるし、そういう決断を迫られることのない庶民は本当に気楽でいいという話かもしれません。

 ニコライ2世夫妻の子供たちの中で、アナスタシア皇女だけは惨殺を生き延びていたのでは……という声はありました。すると「私はアナスタシアだ」と言い切る(詐欺師の)女性が現れたり、その自伝がハリウッド映画になったりもしましたけれど、本当はごく早い時点で、イギリス王室はロマノフ一家全員の死の情報を掴み、それを受け入れていたようですね。ただ、世間には知らないフリを続けていただけで……。

――本当はそんな背景があったのですね。ドラマでは描かれなかったウラ事情にこそ、英王室特有の秘密主義が垣間見えた気がします。

中学受験組のストレスが招く「学級崩壊」の実態――小6母が明かす、いじめと担任の休職

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 今や首都圏では、5人に1人が挑むと言われる中学受験。学区によっては学年の8割が受験をするというところもある。

 このように“大盛況”である中学受験界なのだが、当然ながらメリットもあれば、デメリットもある。

 高額な塾代をはじめとする費用負担はもちろん、それ以上に親子共に精神的負担が大きいのが中学受験。子どもによっては抱えきれないストレスを感じてしまうことが、最大のデメリットかもしれない。

 中学受験の場合、難関校になればなるほど、小学校では習わない問題が出題されることがほとんど。つまり“受験対策”が必須となる。

 この“対策”の王道パターンは、小学4年生からの塾通いだ。学年が上がるごとに週の通塾回数は増えていき、6年では、平日はほぼ毎日塾の授業、土日も模試や振り返りテストなどに追われるようになる。小学校にいる以外の時間のほぼすべてを受験勉強に充てている子も多く、生活の中心が“受験勉強”になるのだ。しかも塾のクラス分けや模試などで、常に偏差値という名の序列が付いて回るとあって、子どもにとっては過酷な日々といえるだろう。

 もちろん、そんな受験生活を楽しむことができ、前向きに勉強に励む子もいるが、中には大きなストレスを感じ、“他者への迷惑行為”に走る子も存在する。

 小6の娘のクラスメイトに翻弄されたという貴子さん(仮名)は、ため息混じりに口を開いた。

「もうすぐ、卒業式なんですが、実は娘のクラスは6年になるや否や、学級崩壊状態に。担任の先生はメンタルに支障をきたして休職中、不登校の子も複数います。学級崩壊の主犯ともいえる子は、中学受験組だったMちゃんです」

 PTAの「卒業を祝う会」役員である貴子さんは、学校側から「できれば役員さんも、不登校のご家庭に卒業式へ参加するよう声掛けしてほしい」と頼まれているそうで、正直、負担に感じているという。

「みんな揃って卒業式に出られるのが理想ですが、一役員でしかない私にそういうことを振られても困りますよねえ。そもそも、不登校になっている子もMちゃんも中学受験組ですから、親に頼むなら、受験組のママたち同士でどうにかしてほしいですよ」

 貴子さんによると、娘さんのクラスは3分の1ほどの児童が中学受験塾に通っていたそう。6年生になると、その受験組の子たちの中で微妙な空気が流れ出したそうだ。

「クラスの様子がおかしくなっていったのは、Mちゃんが同じ塾に通うSちゃんに成績で負け出したかららしいです。最初、MちゃんがSちゃんを無視しだして、続けて同じグループの子も追随するように仕向け、Sちゃんを孤立化させたとか……」

 Sちゃんはその後、不登校になり、連鎖するかのように、受験組の女の子たちが次々と学校に来なくなっていったのだそうだ。

「その頃には、もはや授業が成立しないような状態でした。先生が、問題の説明しようとしても、Mちゃんが『知ってる!』『わかんないヤツはバカ』みたいなことを言い出し、授業を妨害するんだそうです。便乗してはやし立てる子も出る始末で、娘も『授業にならない』と嘆いていました」

 担任の先生はベテラン教師だというが、中学受験をする子たちへの“苦手意識”があるらしく、6年で担任を受け持った時点から、彼・彼女らを“迷惑な存在”という具合に扱っていたとのこと。その空気を敏感に感じ取ったMちゃんは、先生に反発。加えて、塾内の成績が上がらないというストレスが、Sちゃんへの“いじめ”や授業妨害という形で暴発してしまったようなのだ。

 さすがに親たちも、学級崩壊状態を心配し、緊急保護者会を開いたそうだが、その前日から担任が休職。肝心のMちゃんの親御さんは保護者会を欠席した。貴子さんいわく、「なんとも無意味な保護者会だった」という。

「Mちゃんは困った子ですが、同時にかわいそうな気もします。ご両親は仕事でお忙しいらしく、Mちゃんは幼い頃から、習い事と塾でスケジュールがパンパン、放課後の遊びの輪にも加われない子として有名だったからです。お母さんはよくいえば、教育熱心。悪くいえば、教育産業に子育てを外注。Mちゃんは、寂しかったんじゃないかなぁって思ってしまいます」

 そんな中、Mちゃんをはじめとした中学受験組はみな合格を果たし、新天地である中高一貫校に入学するらしい。

「それぞれのご家庭の判断だから、中学受験がいいとか悪いとかは言えないですが、Mちゃんたち中受組を見ていたら、我が家は『受験ナシ』にしてよかったと思っています。うちの子は小学校の6年間、目一杯遊んで、“子ども時間”を楽しんでいましたから(笑)。娘は、春から地元の中学に行きますが、仲の良い幼なじみたちとも一緒なので、心強いんじゃないかな。その代わり、高校受験がありますけど、ほとんど全員が受ける受験なので、皆と一緒に乗り越えられるはずって期待しています」

 貴子さんはそう言いながら、「卒業を祝う会」で出す紅白饅頭の発注数に頭を悩ませているようだった。

 中学受験の取材をしていると、中学受験組のストレスがいじめを誘発したり、学級崩壊を招いたりするケースを多く耳にする。

 中学受験は、子どもがストレスフルな状況に置かれやすいということは事実。ゆえに親は、より一層、注意深く、我が子の様子を観察していなければならないと思う。

 中学受験は親が主導する受験である。我が子の心身の健康を守ることができるのも、また親しかいないということを肝に銘じてほしいものだ。