Kis-My-Ft2・横尾渉、「内心ダサいと思ってる」女性のコーディネートめぐり暴言!?

 Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)。11月25日深夜の放送は、メンバーに事前にお題を知らせない“抜き打ちテスト”を敢行。テーマは「彼女から『冬のデートコーデを考えて』と言われたときの対応」で、ゲスト審査員としてタレントの若槻千夏、王林、TikTokerの景井ひなが登場した。

 この日、最初の挑戦者となったのは宮田俊哉。彼女と自宅でリラックスしているときに、彼女からお願いされるという展開で、宮田は「冬コーデ……? あ、洋服のことか!」と困惑していたものの、すぐに「OK、OK! 任せて!」とノリ気に。

 ウォークインクローゼットで洋服を選んでいる間、「スカートにしようか。マイコ(彼女)スカート似合うし。俺、マイコがスカート履いてるところすごく好きなんだよね」とベタ褒めし、最終的に決まったコーディネートを着た彼女のことも「かわいい!」「似合ってるし、素敵」と大絶賛。最後には「久しぶりのデートだし、俺も似た色のコート持ってるから、リンクコーデしちゃおうよ」と、デートをさらに楽しませる言葉をかけていた。この対応は総合得点70点で、最後まで誰も及ばず、見事第1位となっていた。

 一方、最下位となってしまったのは横尾渉。コーディネートを快く受け入れたまではよかったものの、「この季節、赤、緑とか使いたくないよね」とつぶやいたところから、雲行きが変化。「『クリスマス感早くね?』『染まってね?』っていうの……。白もな、いいんだけど、この時期“クリスマス感”いっても嫌だよね」と、独り言を連発する。

 さらに彼女から「どんな服好きなの?」と聞かれた横尾は「特にない。その人が着たい服着ればそれでいいと思う」と言いつつも、「でも内心、『似合ってねえ』とか『ダサイ』とか『流行に染まりすぎ』とか勝手に思ってるときはあるよ」と暴言。

 最終的なコーディネートは、クリスマスカラーを徹底的に避けたため地味な色に仕上がり、総合得点は26点となってしまった。

 また、審査員の景井は「コーディネートがダサすぎる」とバッサリ。さらに0点をつけた王林からも「別れる、私」と酷評され、「ずっとマイナスなこと言ってて、別れさせてください……ってなっちゃった」と本音を突き付けられると、横尾は口をあんぐりと開き「あちゃー」と戸惑うばかりだった。

 この日の放送にファンからは、「宮田くんと横尾くんの違いがエグすぎる!」「横尾さん、基本やさぐれというか、自意識過剰気味な視点なのが面白いな」「やっぱり彼氏にするなら宮田くんくらい優しいほうがいい」といった正直な意見が集まっていた。

Sexy Zoneデビュー10周年、佐藤勝利が「涙出てきそう」「簡単じゃなかった」としみじみ

 Sexy Zoneメンバーが交代でパーソナリティを務めるラジオ『Sexy ZoneのQrzone』(文化放送)の11月22~25日放送回に佐藤勝利が登場。デビュー10周年を迎えたことから、これまでの活動を振り返りつつ、10年後の自分たちに向けてメッセージを送る場面があった。

 この週のラジオは、デビュー10周年記念日である11月16日に収録が行われたようで、22日の放送回では「今日、デビュー日だからさ」と切り出した佐藤。「感動したままこっち来てるからさ」「普通に車移動していたらさ、(記念日)当日だな~と思って」と、デビューから10年たったことに感動し、その余韻を残したままラジオ収録に挑んでいるようだ。

 そして「アーティストっぽいこと言っちゃうけど」と少し恥ずかしそうにしながら、「移動車から見える景色がさ、別に何も変わんないじゃん。(周りは)日常じゃないですか。普通の日本のさ、普通の街中見てたら、なんか涙が出てきそうに……泣いてはいないけど」と明かし、これまでの10年を振り返って、いろいろな思いがこみ上げてきたと語った。

 また23日の放送回では、リスナーから「“10年後の自分たちにひとこと”をテーマに語ってほしい」とのメッセージが届くと、佐藤は「いや~、10年(グループを)持たせるのも簡単なことじゃなかったから……。簡単に10年後って考えられないですけど」と前置きし、「10年後グループがあったとしたら、20周年。できてたらうれしいですけどね」「楽しく過ごせたらうれしいなって思う」と、未来に思いを馳せた。

 さらに、今月1日に解散したV6は26年、昨年末に活動休止に入った嵐は21年と、長期にわたりアイドルグループとして活躍してきたが、そんな先輩グループについて佐藤は「すごいことだと思う。先輩たちって20周年とか、それ以上が結構多いけど、当たり前じゃないなって思うなあ。ほんとすごい労力をみんなで保ったんだと思うんだよなあ」としみじみ。その後、10年後もSexy Zoneとして活躍するだろう自分たちを「労いたい」という佐藤は、「よく頑張ったな」とメッセージを送っていたのだった。

 この放送に、ネット上のファンからは「デビューからの年月は波瀾万丈で、それでも無事この10周年にたどり着けたんだもんね。それは感慨深いよね」「10年後、5人で20周年を迎えられたらいいな」「勝利くん、10年間センターとして頑張ってくれて本当にありがとう」「感動して涙が出てきそうになる勝利くんの心情。他人には想像つかないほど、いろいろな感情が渦巻いてるんだろうな」など、感動の声が集まっていた。

綾瀬はるか主演『義母と娘のブルース』が“情報漏えい祭り”!? 相次ぐ週刊誌報道のウラ側

 11月26日発売の「フライデー」(講談社)が、綾瀬はるかと佐藤健のツーショットを掲載するとともに熱愛説を伝えている。両者は2018年7月期の連続ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系、以下『ぎぼむす』)で共演しており、今月11日発売の「女性セブン」(小学館)は同ドラマの新作が22年の新春スペシャルとして放送されると伝えていたが、マスコミ関係者は「情報解禁前の『ぎぼむす』スペシャルをめぐる相次ぐ報道には“裏”がありそう」と指摘する。

「『ぎぼむす』は、主人公のキャリアウーマン・亜希子(綾瀬)と、亡くなった夫・良一(竹野内豊)の連れ子であるみゆき(上白石萌歌)を中心とした血のつながらない母子の物語で、佐藤は亜希子に思いを寄せるパン屋の店長・章を演じています。連ドラ放送時、世帯平均視聴率は全話2ケタをマークし、最終回は19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得。20年1月のスペシャルドラマも16.0%の高視聴率を記録しました」(芸能ライター)

 そんな大ヒット作のスペシャルドラマが22年の新春にも放送されることを、今月11日発売の「セブン」が報じると、これに続くように同16日発売の「女性自身」(光文社)も綾瀬や竹野内、上白石のロケ現場をキャッチ。そして、「フライデー」最新号は、“ロケ帰り”に東京・品川駅で新幹線改札口から出てきた綾瀬と佐藤の姿を捉えている。

「撮影現場での写真ならまだしも、現場から帰る途中のオフショットを撮られるのは非常に珍しいケース。そもそも、22年の『ぎぼむす』スペシャルに関してはまだ正式発表されていない段階なのに、『セブン』『自身』『フライデー』と週刊誌がこぞって記事にしていることにも驚きます。放送期間が長い連ドラならまだわかりますが、単発ドラマでここまで週刊誌に取り上げられるのは異例でしょう」(スポーツ紙記者)

 人気ドラマシリーズの新作情報とあって、やはり注目度が高いということなのかもしれないが……。

「今回、『フライデー』は綾瀬と佐藤の熱愛説も報じながら、ドラマの宣伝を狙って『堂々と二人で歩かせたのではないか』という“芸能プロ幹部”の証言を伝えています。これだけ立て続けに週刊誌の記事になっているので、もしかすると本当にスタッフなど関係者が、PR目的で秘密裏に情報を流している……という可能性も否定できません」(同)

 “情報漏えい祭り”状態の『ぎぼむす』スペシャルだが、まずは正式発表を待ちたい。

反町隆史の卒業発表で…シリーズ最終章へと着実に近づく『相棒』の今後

 反町隆史が、テレビ朝日系ドラマ『相棒』シリーズを現在出演中の「season20」最終回で卒業することが11月24日に発表された。

 言うまでもなく、主演の水谷豊演じる「特命係」の杉下右京が相棒とともに事件に挑む人気ドラマシリーズの『相棒』。反町演じる冠城 亘(かぶらぎ・わたる)は、2015年10月14日放送の「season14」第一話で初登場し、4代目相棒として活躍。24日放…

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ネット時代の“仁義なき戦い”を描いた野心作! 名簿ビジネスをめぐる和製ノワール『JOINT』

 映画は時代を映す鏡だと言われているが、なかでも犯罪映画は現代社会をひときわ鮮明に映し出すジャンルとなっている。暴排条例が全国的に施行された2011年以降、目立った活動ができなくなった暴力団に代わり、“半グレ”が跋扈するようになった。ヤクザでもなく、カタギでもない、どちらにも属さない“半グレ”男の生き様をクローズアップしたのが、小島央大(こじま・おうだい)監督のデビュー作『JOINT』だ。拳…

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“地味紅白”に日テレは鼻息荒いものの…広告代理店の極秘調査が示した「テレビ離れ」

 大みそかに放送される『第72回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が11月19日に発表された。

 今年は国民的ヒットソングと呼べる曲もなく、盛り上がりに欠けることは予想されていたものの、案の定、サプライズはなし。そればかりか、不明瞭な「選考基準」に首を傾げた人も多かったようだ。

「NHKは『今年の活躍』『世論の支持』『番組の企画・演出』の3つを中心に『総合的に判断』した…

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KAT-TUN、15周年のウラに上田竜也の「抵抗」あった! メンバーの説得明らかに

 今年3月にCDデビュー15周年を迎え、大みそかの『第72回NHK紅白歌合戦』への初出場が決まったKAT-TUN。11月24日には、アニバーサリーライブ『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』の映像作品がリリースされ、DVD・Blu-rayともにオリコンデイリーランキング(22日付)で初登場1位を獲得するなど、熱心なファンに支えられているグループだ。アニバーサリーイヤーとあって、2021年は過去の楽曲を歌う機会も増えていたようだが、その裏でメンバー・上田竜也が一部の楽曲に難色を示すトラブルもあったという。

 NEWS・増田貴久とKAT-TUN・中丸雄一がパーソナリティを務めるラジオ番組『増田貴久・中丸雄一のますまるらじお』(MBS)。11月24日放送回では、同日リリースとなった15周年記念ライブのDVD・Blu-ray『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』について、中丸が「とにかくファンの子が聞きたいって思ってるよねっていう曲でかためてるライブなので。かなり聞き応えあります」と話す一幕があった。

 その後、KAT-TUNの楽曲「Le ciel~君の幸せ祈る言葉~」を流してほしいというリスナーのお便りを紹介。KAT-TUNはジャニーズJr.から同曲を歌っており、デビュー後は3枚目のシングル「僕らの街で」(2006年12月発売)のカップリングに収録された。今年3月発売のシングル「Roar」のファンクラブ限定盤にも収められ、『15TH ANNIVERSARY LIVE KAT-TUN』でも歌われた1曲だ。お便りを寄せたリスナーは、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」を見て中丸のファンになり、「Le ciel~君の幸せ祈る言葉~」に出会ったという。

 一方で、ジャニーズJr.時代からKAT-TUNらと仕事をともにしてきた増田は、楽曲名を耳にした瞬間に「あぁ~好きよ、あれ」と反応。中丸は「この曲の特徴さ、上田くんの語りあるじゃん。語りパート。なんか、『君と一緒にどうのこうの』みたいな」と説明した上で、「これ歌ってたのが高校生ぐらいじゃん、確か。10代とかだと思うんだけど」と歴史を振り返り、

「最近さ、歌うってなるとさ、そのパート、上田くんが『あんまり言いたくない』って言うんだよね。それの説得が大変でしたね。『言ってよ~。これ、上田くんのあれがないと』って。(すると上田は)『いやでも、ちょっとなんかな~』みたいな。そのやりとりがね、2往復ぐらいありました。でも結構、スッとやってくれました」

と、裏話を披露。増田は「じゃあよかった、よかった」と安堵しつつも、「意外とね、年齢間で(その時の年齢によって)、“ちょっと違うな”みたいのあったりするけど、当時のままやるっていうのがやっぱり美学だから」と、コメント。こうして、番組内では「Le ciel~君の幸せ祈る言葉~」をかけていたのだった。

 中丸の“暴露”に対し、ネット上のリスナーからは「『Le ciel』の台詞、嫌がってたのに最終的にはちゃんと言ってくれて感謝。上田くん、ありがとう」「上田くんが台詞をごねたエピソード、可愛くてほっこりした」「上田くん、なんだかんだしっかり仕事をこなしてくれてて偉い」「『意外と2往復のやりとりだけでスッとやってくれた上田さん、チョロくて可愛い」「あそこの上田くんの語りが好きだからやってくれてありがとう。舞台っぽい台詞が似合ってて良い」と本人たちへの感謝の声が上がっている。

 15周年という節目の裏で、若かりし頃の楽曲に抵抗を感じながらも、歌い続けてきたKAT-TUNメンバー。今後もファンの期待に応えていってほしいものだ。

TBS安住アナ、『THE TIME,』低迷の屈辱で…「1年後に会社を辞める」宣言!?

 TBS上層部も頭を悩ませていることだろう。

 安住紳一郎アナが総合司会を務めるTBSの朝の情報番組『THE TIME,』。10月から鳴り物入りで始まったが、数字がまったく伸びてこない。

「初回こそ平均世帯視聴率6.5%の好発進だったが、その後は4%台が定位置に。放送前こそ『エース投入』『最後の切り札』と持ち上げられ、鳴り物入りで起用された安住アナでしたが、蓋を開…

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森三中・黒沢かずこに学ぶ、「敏感力」の生かし方――面倒くさがられないために大事な“一線”はどこか?

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今週の芸能人>
「敏感が行き過ぎちゃって、面倒くさい人と思われている部分もあると思う」森三中・黒沢かずこ
『あちこちオードリー 売れっ子&レジェンドの名場面SP』(11月10日、テレビ東京系)

 2011年に芸能界を引退した島田紳助さんが、お笑い芸人に向く男性について「生まれついて明るいやつか、逆に暗いやつ」と話していたことがある。生まれついて明るい人がお笑い芸人に向いているのはわかるが、「暗いやつ」がお笑い向きというのは、意外に聞こえるかもしれない。島田さんは「勉強や運動ができない、見た目が良くない、モテないなどのコンプレックスをうまい具合に発酵させて笑いにできると、面白くなる」といった意味の解説をしていたと記憶している。

 長期間にわたる景気の低迷や、コロナ禍で他人と接触しない生活が当たり前となりつつある今、公私共に充実している“リア充”な芸能人の存在価値は薄れているように思う。それに代わって、島田さんが言うところの「コンプレックスをうまい具合に発酵させた笑い」が求められており、それができそうなのは「自分について考えすぎている芸人」ではないだろうか。

 今年4月25日放送のラジオ『日本郵便 SUNDAY’S POST』(TOKYO FM)に出演し、「私って生きるのがヘタだと思うんですけど……」と発言した森三中・黒沢かずこは、典型的な「考えすぎている芸人」だと思う。

 09〜10年に放送されていたバラエティ番組『人志松本の○○な話』(フジテレビ系)の「ゆるせない話」回に出演した黒沢は、「(オリエンタルラジオ・藤森慎吾やキングコング・梶原雄太ら)イケイケ後輩の前を5往復したのに、挨拶してもらえなかった」とし、その理由を「森三中がツッコミもできない、ボケのアシストもできない、フリもできない、後輩にとってどうでもいいグループだから」と分析していた。「ひどい扱いを受けるのは、森三中がヘボいから」と自虐的に解釈していたようだが、それは事実とはいえないだろう。

 なぜならば、藤森は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などに出演した際、売れているときは天狗になっていて、ピース・綾部祐二など、かなりお世話になった先輩にも挨拶しなかったことを明かしているからだ。挨拶をするかどうかは、藤森が自身の状況を踏まえて判断した結果であり、黒沢を含んだ森三中の価値と必ずしも関係があるわけではないし、「悪く考えすぎ」だといえる。

 今月10日放送の『あちこちオードリー 売れっ子&レジェンドの名場面SP』(テレビ東京系)にて、黒沢は自身を「敏感な人間」と定義づけた上で、「結局、鈍感な人がいいんだなぁ」というポエムをしたためており、未公開シーンとして紹介された。黒沢は「敏感が行き過ぎちゃって、面倒くさい人と思われている部分もあると思う」と話していたが、この発言は「他人に迷惑をかけない敏感でいたい」という意味だと私は解釈した。

 敏感さや鈍感さというのは、生まれついての資質であり、どちらがいいとか悪いということはないだろう。黒沢の場合、敏感さが笑いにつながっているので、これは武器でもある。しかし、敏感すぎると共演者やスタッフに迷惑をかけるかもしれないし、視聴者も笑えない。敏感な人の場合、「人に迷惑をかけているかも」と感じるだけで、メンタルが追い込まれる可能性も否定できない。黒沢はちょうどいい塩梅の敏感を模索しているように見える。

 テレビ用に「考えすぎる人」を演じているのならいいが、日常生活でもこのような思考回路なのだとしたら、結構ストレスフルなのではないかと心配になる。対人トラブルに発展する可能性もないとは言い切れない。そうした敏感さが面倒なものにならないために、超えてはいけない一線があるとしたら「他社や他人など、自分以外のものに口出しをしないこと」ではないだろうか。

 黒沢に対して、考えすぎてちょっと面倒くさいなと思ったことがある。それは15年放送の『みなさんのおかげでした』(フジテレビ系)での、「石橋温泉」という企画の中だった。

 オンナ芸人がとんねるず・石橋貴明に悩みを打ち明けて、アドバイスをもらうというもので、ほかのオンナ芸人が恋愛相談をする中、黒沢は「自分がなんの目的でこの世界に入ってきたかわからなくなっちゃって」と、お笑いについて迷っていることを打ち明けた。そこからヒートアップした黒沢は、番組プロデューサーを呼び出し、「飲む金あるなら制作に回せよ! 上に媚びるな! もっと若手スタッフにチャンスやれ!」と、怪気炎を上げたのだ。

 当時、フジテレビの番組は軒並み視聴率が伸び悩み、『みなさんのおかげでした』も例外ではなかった。黒沢は、面白いものを作りたいと現場は思っているのに、上の人間が予算を飲み代として使うから制作費が少なくなってしまったり、制作者が局の上層部の顔色をうかがいすぎて若手にチャンスをあげない、冒険ができないと考え込んで、一気にぶちまけたのではないか。

 こうした現状をバッサリ斬った黒沢のことを、視聴者は面白いと感じただろうが、「社会人として」見るなら、この物言いは黒沢にとってマイナスだと思う。仮に予算が上の人間の飲み代に消えていたとしても、カネの使い方は権限ある人間の決めることだから、他社の人間である黒沢が口を出したり、あれこれ考えることではないだろう。

 また、「タレントとして」見ても、あまり得策ではない気がする。今も視聴率が振るわないフジテレビだが、将来的に盛り返す可能性がないとはいえないし、この時の番組プロデューサーが大出世を遂げるかもしれない。

 そうなった場合、仕事とはいえ、自分をテレビで怒ったタレントを起用したいと思うだろうか。フジテレビの功労者と言っても過言ではない石橋でも、切られるときは切られてしまう。黒沢がテレビやバラエティの今後を考えすぎるあまり怒ったのはわかるが、自分のタレント生命にかかわるようなことはしないほうが得策だと思う。

 「石橋温泉」といえば、こんなエピソードもある。黒沢の友人・椿鬼奴が登場した際、グランジ・佐藤大と交際しているものの、彼の収入が少ないため結婚を迷っていると打ち明けた。すると、黒沢は「本当に鬼奴と結婚するつもりがあるなら、この世界を辞めて普通の仕事をすればいい」「彼氏は『雇われのバーテンくらい、いつでもできる』と言うけれど、商売ナメんなよと思うんです。生活費を稼げるようなってから言え」と、かなり厳しい口調で佐藤を批判していた。

 黒沢から見れば、佐藤は売れているとは言い難く、借金もあり、売れるための努力すらしていないように見えて、結婚をするには「万事考えが甘い」と言いたいのかもしれない。こんな人と結婚したら、友人の鬼奴が不幸になると考えて心配しているのだろうが、交際相手、結婚相手については鬼奴が決めることであって、黒沢を含めた他人に口を挟む権利はない。

 鬼奴は黒沢の気質を理解しているからか、交際相手を批判されても揉めることはなかったようだが、一歩間違えば、友情が決裂してしまったかもしれない。

 このように、黒沢の敏感力は自分に向かうと、「いちいち考えすぎだけど面白い」と言われるようなネタになるが、その力が他社や他人に向かってしまうと「言いすぎ」「そこまで否定される筋合いはない」「越権行為」となり、トラブルのもとになりかねないと思う。とはいえ、「敏感が行き過ぎちゃって、面倒くさい人と思われている部分もあると思う」と話していたように、黒沢は自分の資質を理解しているのだろう。

 そこで、過剰な敏感力をうまく生かすために、頼まれもしないのに黒沢におすすめしたいのは、YouTubeチャンネルで「敏感な女子のためのお悩み相談」を始めることである。

 自分と同じような人たちの悩みを聞くうちに、「この敏感さは面倒くさい」「この敏感さはいい」というふうに、黒沢なりのガイドラインができてくるはずだ。今は「コンプレックスをうまい具合に発酵させた笑い」が求められると思うだけに、黒沢も自分や他人を傷つけることなく、健康的に考えすぎながら、私たちを大いに笑わせてほしいものだ。