月9『ラジエーションハウスII』第8話に不自然な展開!? 視聴者が疑問持ったワケ

 窪田正孝主演の「月9」ドラマ『ラジエーションハウスII 〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)。11月23日放送の第8話では、視聴者から「不自然」だと指摘される展開があった。

 主人公・五十嵐唯織(窪田)が勤める甘春総合病院に、3カ月前から急にふらつくようになったという女子高生・花倉乃愛(吉川愛)が訪れ、放射線技師・広瀬裕乃(広瀬アリス)がMRI検査を実施。その際、花倉は下腹部を気にして押さえる様子を見せていた。

「五十嵐は花倉の妊娠を疑ったものの、本人は否定。一方で、花倉は白髪交じりのグレーヘアを隠すために、日頃からロングヘアのウイッグを着用していたことが発覚したのです」(芸能ライター)

 その後の検査で花倉は、骨密度が極端に低い「骨粗鬆症」だと判明。下腹部が出ている体形を気にして、無理なダイエットをしたことが原因だったため、医師の天春杏(本田翼)はダイエットをやめるように告げた。

「しかし、花倉は以前よりアイドルに憧れており、公開オーディションを受けるためのダイエットだったと広瀬に告白。自身の妹である美桜(安藤ニコ)も同じオーディションを受けたところ、ネット上で“妹の劣化版”などと批判されたため、ダイエットを続けたいと語ったのでした」(同)

 その後、広瀬の説得により検査を受けた花倉は、卵巣に「セルトリ・ライディッヒ腫瘍」があることが判明し、摘出手術を行うことに。下腹部が出ていたのは太っているからではなく、この腫瘍が原因だったのだ。

 ネット上では、視聴者から「こういう内容はいい啓発になると思うので、どんどんやってほしい」「無理なダイエットの危険性はもっと知られるべき」「病院での検査が大事なんだと改めて感じた」などと、内容を評価する声が多く上がった。

 その一方で、「親の承諾なしで手術した? 不自然な展開だね」「未成年が保護者の許可なしに手術できるように見えるのはちょっと……何かしら説明が欲しかった」など、作中に一度も花倉の保護者にあたる人物が登場せず、さらにその説明もなかったことについて、疑問の声も上がっていた。

「同作品では、今月1日に放送された第5話でも、視聴者からツッコミが寄せられました。この時は、第1シーズンで7人だった放射線医師が、今シーズンでは8人に増員したにもかかわらず、1人リストラするように命じられる……といった展開で、ネット上では『なんで増員したの?』『最初から増やさなきゃいいだけ。理解に苦しむ』など、あきれた感想が出ていました」(同)

 大筋の流れは評価が高い一方、詰めの甘さが目立つ『ラジエーションハウスII』。せめて「不自然」な展開だけは避けてほしいものだ。

『アバランチ』でも「やっぱりひかれた!」 綾野剛が車にひかれる作品5選

 11月22日に放送されたフジテレビ系月曜ドラマ『アバランチ』(フジテレビ系)の第6話で、主演の綾野剛が「車にひかれるシーン」で視聴者を沸かせた。

 綾野演じる羽生がかつての情報提供者を救出しようと乱闘していた最中、横からスピードを出して走ってきた車に勢いよくはねられるというシーンなのだが、シリアスでハードな場面とはうらはらに、なぜか綾野ファンは歓喜。SNS上では「綾野剛、ひか…

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「愛子さまはジャニーズファン」週刊誌報道に皇室ウォッチャーが警鐘! 皇室の存在意義に危機感

 12月1日に二十歳の誕生日を迎えられる天皇皇后両陛下の長女で学習院大学2年生の愛子さま。成年皇族行事は誕生日当日と同5日の2日に分けて行われ、5日の日曜日には宮中三殿を参拝し、宮殿で陛下から勲章を受け取ったのち、ローブ・デコルテに勲章、さらにティアラを着けた正装で両陛下にあいさつする予定だ。

 秋篠宮家の長女・小室眞子さんを取り巻く一連の騒動の影響で“女性皇族の在り方”が議論される中、愛子さまは晴れの日をどんな表情で迎えられるのだろうか。皇室ウォッチャーX氏に行事の見どころと、愛子さまの“密かな趣味”について聞いた。

初記者会見で聞かれるであろう「結婚観」に注目

――愛子さまが成年皇族になると、皇室にどんな変化が起こるのでしょうか。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X) 愛子さまはまだ大学生ですし、成年になったからといって、すぐに皇室に変化が起こることはないでしょう。ただ、成年になられてからは学業優先の中でも、土日や祝日を使って愛子さまの「単独公務」を行う機会が少しずつ増えていくことになります。皇族が初めて1人で公務を担われるというのは、皇室にとっても大きなことであり、公務の担い手が減少している中で“戦力”になるでしょう。しかも、天皇陛下の長女というお立場から、皇室の方々や宮内庁からしても、愛子さまのご活躍を期待していると思います。

――12月5日に行われる成年皇族行事や、今後行われる“初めての記者会見”において、注目すべき点はどこでしょうか。

X 成年行事では、愛子さまのローブ・デコルテ姿とティアラに注目すべきでしょう。特にティアラに関しては新調せず、上皇ご夫妻の長女で愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんが成年の際にお召しになったティアラを着用されることになりました。コロナ禍において困難を強いられている国民の感情を前に、過去に約3,000万円もかかるティアラを作ることに難色を示した両陛下のご意向だと思います(佳子さまが成人された際は、イヤリングなどと合わせて約3,000万円の公金が支出された)。まさに、“国民とともに歩む皇室”を体現されていますね。

 記者会見では、記者からの一問一答に愛子さまがお答えになる予定ですが、長尺で肉声を聞けるのは初となります。これまでも高校の卒業式や大学の入学時に一言二言は肉声が聞かれましたが、ご自身のお気持ちを自分の言葉で国民に伝える機会はなかったので、それだけでかなり貴重なことです。

 個人的に注目しているのは、必ず聞かれるであろう「結婚観」ですね。眞子さんのこともありましたし、現時点でどのようなお考えをお持ちなのかが気になります。

――愛子さまはこれまで、「学業優秀」なイメージが浸透してきました。秋篠宮家への不信感の反動もあってか、ネット上では成人後の愛子さまに期待を寄せる声も多く見られます。そんな国民感情を、愛子さまもご存だと思いますか?

X 「学業が優秀だから素晴らしい皇族」ということではないと思いますが、眞子さんの結婚騒動で秋篠宮家へのネガティブな感情が強まっている国民からすれば、愛子さまへの期待が大きくなることは理解できます。ご両親である両陛下からは、コロナ禍で国民を案じられているご様子が伝わってきますし、そのご長女ですから安心感もありますからね。

 愛子さまも、別の側面から見れば大学2年生の“学生”なので、インターネットなどでご自身への評判はチェックされていることでしょう。ただ、愛子さまも秋篠宮家の方々とは交流があるので、その声を心苦しく感じられていてもおかしくありません。今は両陛下のご意向を尊重しながら、今後は女性皇族としてどうあるべきか、眞子さんの件も含めて考えていかれるのだと思います。

――愛子さまといえば、今年3月に「ジャニーズWESTの重岡大毅と藤井流星の大ファン」であると一部週刊誌に報じられ、当時驚いたネットユーザーも多かったようです。

X 愛子さまは皇族ではありますが、一方では一般国民と同じように学業に勤しまれているいち学生です。普通の若者と同じようにテレビも見ますし、スマートフォンでいろいろな情報を得られていることでしょう。その中でジャニーズアイドルに興味を持つ機会も当然あるでしょうから、ジャニーズWESTのファンになることもありえると思いますよ。

 アイドルで言えば、国民祭典(2019年11月9日)で奉祝曲「Ray of Water」を歌唱した嵐のファンだと報じられたこともありました。ご友人と行かれたカラオケで“嵐の曲を一緒に歌われた”という話も出ていましたし、一般的な女子学生と同じようなご趣味をお持ちなのではないでしょうか。

――そういったご趣味の報道に関して、ジャニーズファンから「身近に感じる」といった旨の声も目立ちます。皇族の俗っぽい一面が注目されることをどう思いますか?

X 基本的に皇室の方々はプライベートの情報があまり出てこないのが普通なので、ジャニーズファンといった一般国民と同じようなご趣味を持つことに世間が注目してしまうのはわかります。今の皇室にいらっしゃる方だと、佳子さまがストリート系ダンスのご趣味をお持ちというのは有名ですね。ただ、そういったプライベートな情報が次々と出てしまうことは「身近に感じる」という良い側面もありつつ、悪い側面もあると思います。眞子さんの結婚騒動では「“公”と“私”をどう区別するのか」という問題にぶち当たりました。

 皇室はそもそも国民から尊敬を集めているからこそ成り立っているといえます。あまりにも俗っぽい報道が増えると、「皇族も私たちと同じ人間なのだから、自由意思を認めるべきだ」という意見が出る一方で、「皇族なのだから国民感情を意識して生きていくべきだ」という話も出てくるでしょう。「税金で暮らしているのに」と主張する声も聞かれますし、難しい問題です。

 平成から始まったといわれる“開かれた皇室”の基準、線引きのようなものがないと、皇室の存在意義を問われかねません。ですので、私としてはあまり俗っぽいお話が報道されることは好ましいとは考えていませんね。

『恋です!』好評の日テレ水10ドラマ、高畑充希の『ムチャブリ!』で完全復活か

 高畑充希が、来年1月期に放送される日本テレビ系「水曜ドラマ」(水10ドラマ)枠の連ドラ『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて』で主演を務めることが決定した。同枠は、夏クールの『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』、現在放送中の『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』と2クール連続で視聴者満足度の高い良作が続いており、今作にも注目が集まっている。

 『ムチャブリ!』は、ベンチャー企業…

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反町隆史、『相棒』出演継続を望んでいた!? 周囲に漏らしていた“本音”

 俳優・反町隆史が現在放送中の刑事ドラマ『相棒 Season20』(テレビ朝日系)が終了する来年3月をもって、同シリーズから“卒業”するとことが明らかとなった。主演を務める水谷豊は、「ソリでよかった」とコメントを発表。自ら降板の意向を示したという反町も、「ここまで続けてこられたのは水谷さんがいたから」と感謝を明かしているが、反町が周囲に漏らしていたという「本音」と報道内容は、「イマイチ噛み合わない部分がある」と、一部関係者から疑問の声も出ているようだ。

 水谷演じる刑事・杉下右京とその相棒刑事の活躍を描いた『相棒』シリーズは、2000年の放送開始以降、相棒役を寺脇康文、及川光博、成宮寛貴が演じており、反町は15年スタートの『season14』から“4代目相棒”冠城亘役を担当。11月24日放送の第7話で、水谷のパートナー役としては“歴代最多の出演本数”を記録した。

「寺脇や及川時代から、相棒役の降板理由をめぐっては、水谷との不仲説を中心にさまざまな報道がなされてきた。しかし近年では、もはや相棒の卒業は恒例行事的に考えられており、『番組の“新陳代謝”を図るための措置』などといわれるように。2代目の及川は『season10』の最終回撮影前に開かれた記者会見で卒業を発表しているのですが、その理由については、『ざっくり言うと、盛り上がるから』とおあ発言しています」(スポーツ紙記者)

 しかしテレビ朝日によると、今回の反町の卒業は、そうした番組都合とは異なり本人の意向によるものだと発表されている。

「なぜ反町の希望とされたのか、詳しい理由については明かされていないものの、反町自身は周囲に、“今後もできる限り『相棒』を続けていきたい”と、はっきり意思表示していたそうです。『相棒』は1年のうち、2クールの放送が固定されていて、反町にとって“半年撮影、半年休み”というサイクルは理想的だったとか。19年には、相棒が放送されていない7月期に『リーガル・ハート 〜いのちの再建弁護士〜』(テレビ東京系)で主演していますが、それ以外では、連ドラにゲスト出演したり、映画でも二番手以下を演じているのみ。ここ数年、収入の大半は『相棒』とCMのギャラによるものとなっていました」(芸能プロ関係者)

 つまり反町自身としては、この状態をキープしたいと考えていたようだ。

「国民的ドラマに長年出演しながらも、稼働するのは1年のうち半分だけ。残りの半年は、たびたび報道されている琵琶湖近くの別荘でバス釣り三昧の優雅な生活をしつつ、オファーを受けた際にだけ仕事をこなしており、反町は周囲に『この状態がずっと続くのが理想』と漏らしていたそうです」(同)

 しかし、その“理想”もなんらかの事情によって終了を迎えることに。早くも主演連続ドラマ『今どきの若いモンは』(WOWOW、来春放送予定)も発表されたが、本人としてはもう少しだけ水谷の“相棒”でいたかったというのが本心かもしれない。

「住みたい街ランキング」圏外の地味な駅ながらもある層に大人気!その理由とは?

 日本の国公立大学の頂点に君臨する「東大」こと、東京大学の敷地がすぐ側にあり、都心ながら静かで落ち着いた環境を持つ「東大前駅」ですが、意外にも「住みたい街(駅)」のランキングには入ってこない駅です。

 そんな中、SUUMOが発表した続きを読む

ダイアンの凄さに芸人も驚愕! ちょっとしたハプニングを笑いに変える魔法の理由

「おもしろいものを作る」を目標に日々切磋琢磨している若手芸人。当然彼らが同業者のYouTubeを見るとき、その目線は厳しくなる。そんな芸人間で流行る動画は、掛け値なしにおもしろいと言っていい。この企画は現役の芸人をゲストに呼び、「芸人が一番笑ったYouTube動画」を紹介してもらう対談企画である。

 今回のプレゼンターは、芸歴11年目ビッグボンバーズの平田寛弥さん。

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『関ジャム』関ジャニ∞新アルバム特集で感じた、ジャニーズ“サブスク全面解禁”の緊急性

 11月21日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が放送したのは、「関ジャニ∞オリジナルアルバム制作現場の裏側を大公開」だった。言うなれば、彼らが4年半ぶりにリリースした11月17日発売のニューアルバム『8BEAT』の宣伝を兼ねた回である。冠番組なのに、自分たちについてほと…

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少年忍者・織山がコンサート中に母親を見つけ「死にそうな顔に」! Travis Japan・七五三掛はヘドバンでも髪形が崩れない?【ジャニーズJr.チャンネル秀峰】

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月18日~24日公開の動画を注目度順にチェックします!

少年忍者・織山がコンサート中に母親を見つけ「死にそうな顔に」

 24日にアップされたのは「少年忍者 【ドッキリ!親アンケートFINAL】親が僕たちの素顔をぶっちゃけます!」(再生回数は26日時点で16万台)。10日より始まった“親アンケート”の最終回。スタッフが親御さんに事前アンケートを行い、その回答をメンバー全員でチェックしていくという企画だ。

 これまでの回でも、親だからこそ知っている素顔や意外な一面が発覚。今回も、さっそく「子供から言われて1番嬉しかったことは?」のお題から、「ママがいないと生きていけません」(ヴァサイェガ渉)「ママ大好き」(黒田光輝)といったストレートな言葉が続出し、見ているこちらもついついほっこりした気持ちになる。

 そんな中、“ジャニーズJr.の親”のチケット事情が判明。川崎皇輝の親御さんは「出演する舞台やライブのチケットが全然取れなくて一般発売の電話と格闘している時に小学生か中学生だった皇輝が『いつか僕が招待してあげられるような存在になるね』と言ってくれました」と答えており、タレントの家族でも自力でチケット戦争に挑んでいたようだ。皇輝も「いつか僕が招待してあげられるような存在になる」と明言したということは、ある程度の立ち位置になれば、公演に家族などを呼べる“招待枠”が使えるのだろう。

 さらに、「自分の子供が思春期だなと思った時は?」との質問では、織山尚大の親が「息子に内緒」で少年忍者のコンサートに行ったときのエピソードを披露。「たまたま席が、前の方に当たってしまい 幕が開いた瞬間、すぐにバレてしまい 太陽の笑顔をニコニコ顔で歌っていた尚大の顔がどんどん死にそうな顔になり それからラストまで目も合わさず完全に干されてしまいました。恥ずかしかったんでしょうね。思春期が終わったらいつかファンサ(ファンサービス)して欲しいです」と明かしていた。

 ジャニーズコンサートにおける“干され”とは、アイドルにファンサービスをもらえなかったという意味だ。織山の親御さんといえば、前回も「反抗期です。弟の反抗期も近づいてるし飼っている犬も反抗期なのでそろそろ空気読んで欲しいです」とのコメントで笑いを取ったばかり。“親なのにコンサートで干される”といった状況は面白いと感じるものの、開演後に自分の応援するタレントがいきなり不機嫌な表情で踊っていたとしたら……。そんな事情を知らずにこの公演を見ていたお客さんに、ついつい同情してしまった。そういえば、「少年忍者『太陽の笑顔』サマステ★ライブ THE FUTURE」(9月8日配信)の動画でも織山は笑顔が少ない印象だったが、もしや親が来ていたのはこの公演だったのでは……? 

 一方で、織山本人は「これは嫌でしょ! だって最前(列)だよ!」と怒りをあらわにしたが、ほかのメンバーは家族にもきちんと反応する様子。檜山光成の妹さんが最前列のチケットを手にした時は、開演前に少年忍者が騒ぎになっていたといい、安嶋秀生の姉が見に来た時も「みんなで手振ってたよ」(ヴァサイェガ)と裏話を語っていた。

 また、皇輝に「絵に描いたような反抗期じゃん」とツッコまれたヴァサイェガの暴れっぷりなど、この機会ならではの貴重な情報が盛りだくさん。中でも、檜山は親への気遣いや優しさが伝わる話が複数出ていた上に、親への感謝の手紙を朗読したシーンで周囲のメンバーも感動。

 なお、個人的には「自分の子供が大人になったなと感じた瞬間は?」との質問は「カレーを密かに中辛にしたけど食べれてること^^」という山井飛翔の親御さんの回答に胸が熱くなった。言葉遣いや行動とは別に、“味覚の変化”で息子のちょっとした成長を感じたのだろう。それぞれの親子愛に、心が和む1本だった。

 ちなみに、内村颯太と稲葉通陽は、先ごろ舞台作品への参加が明らかに。2022年3月1日~11日まで、東京・草月ホールにて上演される『最強で最高の自慢の息子』で内村が初主演を務め、稲葉も出演するという。今回、アンケートに協力した親御さんの気持ちは、まさにこのタイトルの通りなのかもしれない。

 18日の動画は「Travis Japan『GET ALIVE』 IMAGE NATION ~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~より」(再生回数は26日時点で33万台)。Travis Japan初の全国ホールツアー『Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!?~』のDVD発売決定を受けて、今回は「GET ALIVE」のパフォーマンス映像を配信している。

 こちらは、彼らのオリジナル楽曲で、ダンスが持ち味のTravis Japanには珍しいロックナンバー。この動画ではダンスをせずに客席を煽りながら立って歌うスタイルで、7人の力強い歌声が聞けるほか、ヘッドバンギングも披露している。ほとんどのメンバーは汗だくでヘアセットも乱れてるいるが、不思議と七五三掛龍也は開演直後のように髪の毛がキレイな状態でキープされていた。

 この様子にはファンからも「トラジャの『GET ALIVE』見たけど、しめちゃんって汗かかないの……?」「しめちゃん、前髪がキレイ」「みんな汗だくなのに、しめちゃんだけ髪形がサラッサラのなのスゴすぎる」「ビックリするほど髪の毛が乱れてる人と、ビックリするほど髪の毛が乱れてない人がいる」「しめちゃん、なんで髪形が崩れないのか教えて(笑)」「しめちゃんはこんなに激しく踊っても髪が乱れないし、汗もかかない。お人形なの?」と驚きの声が上がっている。

 なお、DVDは「Johnnys' ISLAND STORE online」の限定・受注生産販売商品で、30日の午後11時59分まで予約可能だ。

 21日に更新されたのは「HiHi Jets【絵文字 だけで出会えるか~2/3~】誰かが出会うゾ編」(再生回数は26日時点で20万台)。“街中で出会えるか”シリーズの第3弾・福島編で、前週より続く2本目の動画だ。

 別々のスタート地点に運ばれてきた5人が、手がかりを見つけながら1カ所に集結できるのかどうかを試す、ドキュメンタリー要素のあるこの企画。今回は“1回につき1文字だけ”送ることができる絵文字をもとに、それぞれが居場所のヒントを提供していく(5分おきに送信)。

 全員、5キロ圏内の同じ街にいるのだが、特に高橋優斗と井上瑞稀は正反対の方向で待機。タワーの絵文字が飛び交う中、徒歩移動しつつ、合流を目指す。高橋はかなり目立つスポットのマリンタワーで待っていたが、動けないもどかしさを抱えている様子。別の鉄塔下にいた井上も「うわぁ~、会えないもんだな」と嘆き、ひとまず歩き始めていた。

 猪狩蒼弥は水族館を表すイルカの絵文字を送り、橋本涼や作間龍斗は地元民に聞き込みをして同じ方向へ。そんな時、高橋がタワーの絵文字でダメ押しすると、猪狩は大笑い。送信者はわからない仕組みになっているため、「頑なに“タワー来い”ってやつが。誰なんだよ、こいつ! 一歩も……ハハハ! 一歩も動かない、タワーから! 何言ってもタワーでおさめたがるよ!」と、何者かの強固な姿勢が面白くなってきてしまったようだ。

 その後、偶然出会えたメンバー2人が一緒に行動を開始。本格的に絵文字の使い方がカギとなるが、あまり参考にならないヒントが届き、苛立つ人も……。HiHi Jetsは制限時間の日没までに集合できたのか、完結編に期待したい。

■7 MEN 侍、ジャニーさんの「ピザはコーラだよなぁ~」発言を回顧

 7 MEN 侍の動画は、通常回の「【質問センスある?】すごい人たちにズバッと聞いてみた!」(19日)と、プロモーション「【目で芝居せよ】瞳で全て伝えろ!」(22日)の2本が公開されている。

 1本目は、7 MEN 侍メンバーがインタビュアーになったつもりで、センスの良い質問を考えるという企画。お題の対象者は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手、徳川家康といったスーパースターや歴史上の人物ばかりだ。

 家康といえば、江戸幕府を開いた初代将軍だが、“現代まで生きていた”というシチュエーションのもと、問いかけたい疑問などを考えていく。ここでは「ゲームのキャラにされてどう思う?」(菅田琳寧)「ギャル好き?」(中村嶺亜)「どの瞬間から『おれって歴史に名を刻むかもな~』と意識しましたか?」(本高克樹)と個性豊かな回答が飛び出した。個人的には、次のジャスティン・ビーバーに向けた本高の質問も好みだったため、ぜひ注目してほしい場面だ(食べることが大好きな本高ならではの内容)。

 そして、最後のテーマはジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)。今野大輝が「過去のことは結構、聞いてるからなぁ~」とつぶやいた一方、矢花黎は「今でもピザにコーラで食ってるのかな? ずっと言ってたもん。『ピザはコーラだよなぁ~』」とジャニー氏を回顧。すると、メンバーからは「今のオレらカッコいい?」(中村)「元気?」(佐々木大光)と、離ればなれになった今だからこそ確認したい言葉が出てきた。

 また、「世界一好きな食べ物は何?」と書いた菅田が「これも気にならない? これたぶんJr.ならわかるけどさ、ジャニーさんなんでもさ、『世界一うまいよ!』って言うじゃん」と同意を求めれば、「ピータンでしょ、やっぱ」(今野)「“世界一”がたくさんある」(中村)「幸せだよ。なんでもやっぱ、美味しいって思えるっていうか」(本高)と楽しそうにトーク。あらためて、ジャニー氏がいかにJr.たちと親しかったのか、愛される存在だったのかが伝わるやりとりだった。

 2本目では、キャンメイクの商品「クリーミータッチライナー」「クリーミータッチパール」とコラボレーション。今回はメンバー自らがアイメイクを施し、“目のみ”を使ってお題を表現する「目元で演じろ! 目芝居選手権」にチャレンジしている。こちらでも、ジャニー氏の話題が出たほか、事務所の大先輩・木村拓哉の名前も。菅田のターンで「木村拓哉さんに会った時の目」との選択肢が含まれていたのだが、木村の大ファンを公言している今野が「だからさぁ、ホントに失礼だから、もう! 俺らの企画に出てくるレベルの方じゃないの! やめましょう、マジで!」とブチ切れる一幕もあった。

 さらに、本高のパートで登場したのは「ジャニーさんに褒められた時の目」。残る「自分とそっくりな人と会った時の目」「UFOを見た時の目」「渾身のギャグがスベった時の目」の候補のうち、中村は「気づいちゃった。これ全員たぶん当たるけど、言っていいっすか? ちょっと上見てるんだよね」と発言し、「じゃあ、ジャニーさんか!」(佐々木)「そう。デカいもんね、ジャニーさん」(中村)と冗談交じりに述べていた。

 当の本人は目尻に太めのアイラインのみ引いた状態であり、実際の答えは「ジャニーさんに褒められた時の目」と判明。本高は、このメイクになった理由について「ジャニーさんに褒められるということはよ? まぁだいたいライブの後じゃん。結構、みんなナチュラルなメイクが多いじゃん。基本的には。だから、ラメとか使わずにこういう1本で勝負してやったっていうのが1つと。意外とさ、ジャニーさんに褒められるってあんまりないじゃん。だから褒められた時って、“あれ? 褒められてるのかな?”みたいな……」と解説した。

 しかし、矢花は「いやでも、ダカさんがこの顔する時は、ジャニーさんの話聞かないで、お弁当のこと考えてる」と返し、ほかのメンバーも口々に「これはジャニーさんへの冒涜ですよ」(佐々木)「ジャニーさん! 怒ってくださぁ~い」(中村)と、“食いしん坊キャラ”の本高をイジりまくっていた。再生回数は1本目が14万台、2本目は15万台(26日時点)。

 20日にアップされたのは「美 少年【遅刻反省ドッキリ】バンジーかと思いきや…!?」。タイトルにもあるように、今回は一部メンバーへのドッキリ企画となっている。その餌食は、岩崎大昇と藤井直樹。久しぶりの外ロケで浮かれる美 少年だったが、岩崎は「いつも(東京の)渋谷に集合だけして、車乗せられて。気づいたら、なんか変なところいるからね」と今後の展開を怪しんでいた。

 実は、2人は昨年、YouTubeの撮影に遅刻してきたそうで、その証拠となるシーンも公開に。今回は、ほかの4人のメンバーは仕掛け人として行き先を把握済みだ。移動の車内では、ファンから寄せられた質問に回答していくメンバー。「1週間のうち1番好きな瞬間はいつですか」「好きなご飯のお供を教えてください」「冬に聴きたいジャニーズソングはなんですか?」などのテーマで盛り上がる中、那須雄登が「1日お世話するなら? 5人の(佐藤)龍我 VS 5歳の龍我」と質問すると、金指一世は満面の笑みで「5人の龍我がいい。楽しそう!」と返し、最年少のうれしそうなリアクションに、メンバーは大爆笑していた。

 そこへ、スタッフがドッキリお決まりの「よきところで」のカンペを提示。本来のロケ内容を知った岩崎と藤井は目隠しをするよう命じられ、「これはさ、飛ぶの?」(藤井)「マジで怖いよ~」(岩崎)とビクついていた。岩崎は、かつて「Jr.チャンネル」のロケで断念したバンジージャンプだと予想したようだが、実は“遊園地でコーヒーカップ”というドッキリ。何も見えない状態でハーネスまでつけられ、恐怖度MAXの岩崎と藤井は叫び声を上げるばかりだった。

 コーヒーカップに同乗する際には、那須と浮所飛貴がカメラを持ち、金指と佐藤は外で見学。そのうち、見学の2人は手をつなぎ始め、11分24秒頃は手元のアップをバッチリ映していた(次は腕を絡めている)。この場面を含め、ファンの間では「かなりゅ、手つないでて可愛い」「かなりゅ、お互いが大好きなんだろうなと伝わってきて微笑ましい」「コーヒーカップに乗る4人をなぜか手をつないで見てるかなりゅ、意味わからなくて笑った」「罰ゲームで死んだ顔する大昇くんの後ろで、手をつないだり、腕組んでるかなりゅ、ラブラブなカップルだった」と話題になっていた。再生回数は26日時点で19万台。

 23日の動画は「Aぇ! group【人狼鬼ごっこ】もう誰も信じられへん!!」。9日・16日配信の「秋のスポーツテスト」を経て、誰が鬼なのかわからないまま、疑心暗鬼で逃げ回る「人狼鬼ごっこ」を実施している。11日配信回では、Travis Japanが京都・東映太秦映画村を舞台に同様の人狼鬼ごっこを楽しんでいたが、Aぇ! groupは大阪にある寝屋川公園陸上競技場で決行。移動範囲は芝生のフィールド内のみで、制限時間5分以内に全員を捕まえられれば鬼の勝ちとなる。

 第1回戦は、ロシアンノ二ジュースで鬼が決まった後、始まってもいないのに全力疾走するメンバーたち。末澤誠也に「俺は佐野(晶哉)を信用してないから!」と突き放され、佐野は「なんでやねん! おかしいでしょ! まだ体力使うとこ違うから一緒にいろよぉ~!」と、追いかけていた。

 「絶対、佐野やって!」(末澤)「信用して。俺、絶対違う」(正門良規)「俺も絶対ちゃう」(草間リチャード敬太)「飲んだ時の反応が佐野だけおかしかったもん」(末澤)「ホンマに俺じゃないから離れたほうがいい」(佐野)と探り合う一同だったが、「それで言うたら、俺(佐野からノニジュースの)匂い来てたから」と草間が決定的なコメントを投下。

 佐野は「違うから!」「距離置くなって、俺と!」と声を荒げ、断固として“無実”を主張していた。そして、残り時間2分になった頃、鬼は“恐怖の笑み”を浮かべて激走。スポーツテストで1500mを走った直後にもかかわらず、鬼としては見事な仕事ぶりを見せて終了。2回戦は、鬼が2人に増え、再び鬼か、鬼じゃないかの駆け引きを行うAぇ! groupだった。再生回数は26日時点で25万台と、順調に記録を伸ばしている。

 

映画『ドライブ・マイ・カー』で村上春樹の世界観は問い直されたのか 西森路代×ハン・トンヒョン

今年3月に刊行された西森路代さんとハン・トンヒョンさんの『韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録 2014~2020』(駒草出版)。タイトルの通り、本書は2014年から2020年の間に行われたふたりの「おしゃべり」がまとめられたものです。

 今回、ハンさんの呼びかけで、再びおふたりに今年話題となった3作についておしゃべりをしていただきました。最後にお話しいただくのは『ハッピーアワー』や『寝ても覚めても』など評価の高い濱口竜介監督が、村上春樹原作の短編小説を映画化したことで話題となった『ドライブ・マイ・カー』について。第74回カンヌ国際映画祭で、日本映画初となる脚本賞のほかに、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も受賞した本作において、村上春樹の世界観がどのように残され、ズラされているのかをお話しいただきました。

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西森路代
1972年、愛媛県生まれのライター。大学卒業後は地元テレビ局に勤め、30 歳で上京。東京では派遣社員や編集プロダクション勤務、ラジオディレクターなどを経てフリーランスに。香港、台湾、韓国、日本のエンターテインメントについて執筆している。数々のドラマ評などを執筆していた実績から、2016 年から4 年間、ギャラクシー賞の委員を務めた。著書に『K-POP がアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK 出版)など。Twitter:@mijiyooon

ハン・トンヒョン
1968年、東京生まれ。日本映画大学准教授(社会学)。専門はネイションとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティ、差別の問題など。主なフィールドは在日コリアンを中心とした日本の多文化状況。著書に『チマ・チョゴリ制服の民族誌(エスノグラフィ)』(双風舎,2006)、『ジェンダーとセクシュアリティで見る東アジア』(共著,勁草書房,2017)、『平成史【完全版】』(共著,河出書房新社,2019)など。Twitter:@h_hyonee
「男らしさ」の手放し方が原作と違っている
ハン:『ドライブ・マイ・カー』は映画として構造的によく出来ているし、評価されているのもよくわかります。私も瀬戸内海をドライブするシーンはものすごく好きで、あそこだけで泣きそうになるくらいでした。でも、全体としてはうーん、というところも多くて……。なんというか、冒頭からもそうなんですが、まずはセックスを話のフックにするのは古くね?という。原作が村上春樹だから仕方ないのかもしれないけど。

西森:もともと濱口竜介監督は、プロデューサーから別の村上春樹の作品を映画化してほしいと依頼されたんだけど、いろいろ考えた結果、「ドライブ・マイ・カー」なら映画化できるということで制作に至ったそうです。原作と比較すると結構変わっているところがありました。『バーニング』(村上春樹「納屋を焼く」が原作の映画)も、村上春樹を読んで批評的な視線を持って自分の映画を作ったという感じでしたが、濱口監督の作品にも、同じような感覚がありました。ただあらすじをなぞっただけでは、作れない世界になっていました。原作映画って、そうであるべきだとも思います。

ハン:『バーニング』は、世界観そのものがかなり変わっているような。

西森:『ドライブ・マイ・カー』もかなり変わってるんですよ。原作の要素を残しながら、自分なりの解釈を加えて作ってるんです。

ハン:まあそりゃそうなんだろうとは思うけど、村上春樹の足枷のようなものを感じてしまったんですよね……。原作は読んでいないので恐縮ですが。あと子どもが死んだ設定とかも、余計に感じてしまった。主人公、家福悠介(西島秀俊)が妻の音(霧島れいか)に感じていた彼女の空虚感のようなものにいちいち理由をつけているでしょ。子どもが死なないと女は浮気しちゃいけないのか?という。

西森:理由づけがないといけないという。

ハン:そう。子どもが死んだとき、僕らの生活は終わったっていう家福のセリフがあったかと。

西森:映画でも、音が浮気をした理由については、ドライバーの渡利みさき(三浦透子)との会話で示されているとは思います。それに関しては原作にも、もうちょっとはっきりとそういうセリフがありまして、女性にだってそういうよくわからない欲望や行動があるんだっていうことが書かれています。

ハン:みさきのあの台詞は私の心の叫びでもあったんだけどさ(笑)。村上春樹は大学生の時に『ノルウェイの森』(講談社)を読んだのが最後なんですよね。単純化しすぎていたら申し訳ないけど、西森さんも書いていませんでしたっけ? 「男が強くなくていい」っていうのがいまっぽさなのだとしたら、村上春樹はある意味ずっとそうでしたよね。

西森:微妙に違うと思うんですけど、そうですね。

ハン:ジェンダー的な新しさ?がわからなくて。そういう期待と思い込みありきで見てしまったからかもしれないけれど。

西森:私は、ただ単に妻に先立たれたという悲しみを甘い思い出にするんじゃなくて、ちゃんと悲しもうとしてるというところが、新しいというか、いま、男性がきちんと見つめるべき行動なんだと示しているように思いました。

村上春樹の作品には、いつも「甘い喪失感」とでもいうか、自分の甘い記憶のために女性との思い出を都合よくガラスの箱に入れて、ときどき眺めたり、取り出して手に取って甘い気持ちを思い出して感傷にひたるようなところがあって、そのロマンチシズムが女性に批判されるところだったりします。でも、映画の場合は、恋愛の甘い喪失感に浸るのではなく、自分の内面に目を向けましょう。そして、喪失した自分の痛みに向き合いましょう、それは男性にとっては、すごく難しいことかもしれないけれど、向き合わないといけないんですと描いていると思いました。そこが2021年っぽいなと思いました。

例えば杉田俊介さんの本を読んでいると、もちろん「弱さ」にどう向き合うかということがテーマなのかもしれないんですが、これまで男性社会のあり方に毒されるようにして生きてきたけれど、毒されたままでいるのは辛い、そうではない形にどうすればなれるのかを絶えず模索していて、男性であることだけですでに罪を感じているんじゃないかと思うんですね。男性であることの優位性とかを享受してきた部分もあるかもしれないと反省しながらも、どうやったらそれを手放せるのだろう、もしかしたらもう手放せないのかもしれないから、それとどう向き合えばいいのかというしんどい作業をしている感じ。だから、「弱さ」を認めるということが、単に自分を甘やかすことではなくて、非常につらい作業であるけれど、それでも向き合わないといけないことであるんだと思って。そこがハンさんがイメージしている村上春樹的な「弱さを認める」ということとは対極なところだと思うんです。

ハン:『ドライブ・マイ・カー』の原作とこの映画は、実は対極だと。

西森:そうですね。もちろん、「正しく傷つく」ということは、原作のひとつとなった「木野」という作品にも出てくるんです。そこを着地点にしようとして作っているので、対極ともいいにくいんですが、でも私のような受け手には、どこか対極のようにも思える。それは、原作を読み込んだ上での批評性があると言ったことに繋がります。正しく傷つくということは、自分の感情をまっすぐに見つめないといけないし、そのためには、他者と対話したり自分と対話したりしないといけなくて、それって「男らしさ」に縛られている限りは、あんまりやったことのないことで、しんどくて時間のかかるもので、だから3時間もの時間が必要だったと思います。

ハン:そもそもそういう「男らしさ」みたいなものを持っている存在として家福は描かれているのかな?

西森:一見、「男らしさ」に縛られていないように見えますが、妻のなにかしらの心の変化に気づきながらも、それに対してなすすべがなかったり、妻が亡くなった後にも、その感情と向き合おうとしながらも、なかなか向き合いきれないという意味では、縛られていると思いますよ。

日本の男性の「男らしさ」というのは、ぱっと見ただけではわかりにくいけれど、優し気な男性にだって、女性への偏見は存在していますし、感情をおざなりにしていいと思うことも、「男らしさ」の呪縛のひとつだと思います。そういうことに関しての表現だけは、世界の中でも日本って非常に繊細だと思います。別に日本すごいっていうのでも、いいことだっていうのでもなくて、変に発達しているというか。それに、家福はファムファタル的な、妻のわからなさも受け入れているつもりだったのだけど……。でも、ベッドの上で、妻の得体の知れないタナトスみたいなもの……であってるかな。そういうものを見てしまったときに、目を腕で覆ってしまう。

ハン:あー、私にとってなにが微妙だったのかがわかってきたような気がする。この辺、「おしゃべり本」の中の『ワンダーウォール』とかロスジェネ問題のあたりで出た話とつながるような……? なんなら最初の対談にも……? わからんけど……。で、家福ですが、実際は受け入れられていなかった、わかったふりをして、こだわっていた、本当は、浮気するのはよくない、いや浮気されてしまう自分って男としてダメだって思っていた、と。

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西森:ハンさんが微妙だと思うポイントはけっこうわかるんだけど、わりと日本にいる責任として、この微妙さにも向き合わないといけないというか、それが日本を覆ってるから脚本家や作家が表現してるんじゃないか、みたいなこともあるんですよね。ハンさんが指摘した浮気についての話は、ここも原作と違うところなんですよね。原作だと、家福は「妻はなんであんなしょうもない後輩俳優に浮気したんだ」ってこだわってて。映画よりも下世話でちょっと軽妙なところがあるんです。

ハン:やっぱり原作読んでくるべきだったかー、反省……。杉田さんの本は読んだのだけど。でもなんというか、私そういう感受性ないんだよねーって話だな(笑)。『バーニング』も女性が裸で踊るシーンがあったけど、あれも意味わからないよね。イ・チャンドン監督の世代を考えるとその辺は限界なのかなとも思っていますが。女性をファムファタル的なものとして撮ってしまうっていう。ちなみに『バーニング』の原作の「納屋を焼く」は読みました。で、『ドライブ・マイ・カー』も最初にセックスシーンから始まって、うわーって思っちゃって。

西森:セックスシーンから始まったのは、濱口監督が映画の中で村上春樹の世界からそうじゃない世界に行こうとしてたからなんじゃないかなって思って。

ハン:なるほど。

西森:だから外せなかったんだと思うんです。濱口監督も、セックスを真正面から描くようなシーンは撮ったことがなかったそうで、村上作品を撮るということで避けられないことという感じだったと言われてたような。映画自体は、男性が「やれやれ」とか言って、自分の喪失を甘く思い出すみたいなものではなく、自分の悲しみを受け止めようとしているものだから、いいなと思えたんですが。

ハン:うん、それなのにみさきの力を借りてるんじゃないよって思ってしまって。きちんと傷つきたい家福のために、音やみさきが都合よく利用されているように見えてしまうというか。

西森:まあ原作の要素ですしね。

ハン:みさきも、家福と一緒にいて癒されていくみたいに一見、見えるけど、そうかなぁ? あと、音は録音テープだけで十分でしょ。

西森:あそこは、過去と対話してる感じというか、よりどころみたいな、贖罪みたいなところもりますからね。

ハン:そう、あれだけで十分コミュニケーションできているんだから。それはみさきとも。だからドライブすること自体はいいけど、わざわざ北海道まで行ってベタな話をする必要なんてない。しかもみさきに抱きしめられてるじゃん。美しいシーンだと思いますよ。でも結局、若い女に救われるのかよって思ってシラケてしまった。お芝居のラストに重ねるラストシーンも、美しかったけどまた若い女に抱きしめられてるよって思ってしまった。私厳しすぎかな?(苦笑)

私、この辺の機微というか情緒に欠けているところはあると思うけれど、映画館で観たとき、ひとつ席を隔てて座っていた40代くらいの男性がずっと泣いていて、それでちょっと引いちゃったっていうのもあるかも……。

西森:ああ、その隣の人の影響もあって、より「男だって弱くていい」的なものの癒しになってるって思えてしまったというのだったら、理解もできますね。

ハン:そうなんですよ。まあ泣くのもわかるし、ドライブシーンでは私も泣きそうになったけど。

西森:いま男らしさの話をするときに、例えば『ジョーカー』だったら、男に抱きしめられたらよかったのかもしれないって話をする人がいるんですね。それがいいか悪いは別で、男に抱きしめられていたら、あんな風にならなくて済んだかもしれない。

ハン:女じゃなくていい。

西森:そう。そういう意味だと、高槻耕史(岡田将生)と一緒に救われるのがよかったのかもしれないですね。

ハン:岡田将生すごく良かった。わけのわからない存在を、説得力を持って演じてて。

西森:岡田将生、若い頃からけっこうクセのある役を演じてきた面白い俳優だと思うんですけども、そのうえで、私はまた『ドライブ・マイ・カー』の岡田将生っていうのは、簡単に感情を手に入れられない家福とは対極の存在だからこそ、普通の観点でいう「演技の説得力」みたいなものがある人として際立って、もっと言えば異質的に見えたんだとも思いました。

ハン:話を戻すと、家福とみさきは、ドライブする中で目には見えないコミュニケーションをしていて、それが十分に伝わっていたんだから、北海道で抱きしめてあげる必要なんてなかった。横に並ぶだけで十分。それでもくどいくらい。

あとさ、最後なんで韓国なんだろう? 取ってつけたような感じが。

西森:そもそもは全編においてというか、ほかのシーンも大半を韓国ロケをするつもりだったのがコロナで行けなかったようで、最後のみさきのシーンだけになったみたいですね。

ハン:あれはコロナ後って設定だよね。みさきはマスクしてるし。

西森:彼女がドライブマイカーしている。

ハン:しかもあの犬と。どうなったんだろう。あの夫婦は韓国に戻ったのかな。

西森:原作にはないんですよね。家福が車を降りたシーンって。

ハン:降りたって?

西森:ドライバーのみさきが最後に乗ってる車って、家福のじゃないですか。

ハン:あ、あれはそうか。

西森:そうだと思います。家福は、妻の音と暮らしているときから、車にこだわりがあって、常に運転席に座っていて、妻が亡くなってからもその席を譲りたくなかったんですよね。でもみさきと出会って、後部座席に座って、最後は助手席に座ってる。あれは主体性、男らしさを手放すことにつながってるし、最後にみさきに譲るってことは、老いと重なっている感じがして、よくできてるなあって思いました。

ハン:なるほど。うん、席の移動についてはなるほどって思っていました。で、みさきが最後にあの車に乗っているのはそういうことだったのか。むしろ家福が車を降りて行った、つまりさらにその先に進んだってことですよね。で、それを、本来ロケをするつもりだった韓国で撮ったと。無粋ですみません(苦笑)。

「村上春樹」という存在
ハン:前回の『イカゲーム』のときに西森さんが言ってたけど、例えば韓国だとうだつの上がらない男はあんまり描かれてこなかった。だからこそ、村上春樹は韓国で受けたと言えるかもしれない。韓国人は村上春樹大好きなんですよね。でも、いま日本でグローバルを意識して原作に村上春樹を使うって……、やっぱり新しくないような気がするんですが。濱口監督だって、なぜ2021年に村上春樹なのか。グローバルな展開には村上春樹っていう通過儀礼が必要だった……? まあ成功したわけですが。

西森:はい。韓国の人は、村上春樹を新たな価値観の象徴のように見ていましたね。それは、イ・チャンドン監督も言ってました。『ドライブ・マイ・カー』を成功例に、また村上春樹原作の映画が作られるかもしれないですね。別にこれはいいこととも悪いこととも思ってないですけど、監督が原作を批評をしながら最終的には、映画監督のものとして作品を作るというのならいいのかなって。

ハン:批評性はあってなんぼというか当然のことですが、村上春樹をどう描くか合戦になるのか? ちょっといやだな(苦笑)。あと、串刺しにして比較できるという意味で批評の材料としては面白いかもしれないけど。

西森:もちろん濱口監督だって、オリジナルはこれまでにも作っているし、新作の『偶然と想像』も、もうすぐ公開ですし、短編集なんですけど、脚本の小気味良さったらなかったですよ。『ドライブ・マイ・カー』は、さっきも言ったように、監督自身が企画したのではなくて、プロデューサーからの提案ですし。日本って、原作じゃないとドラマや映画の企画が通りにくいので、内容とは別の要素で惹きつけるところがないと撮影のためのお金が集まらないっていうのはあるのかもしれないですね。今回、海外でも評価されたし、監督はオリジナルがどんどん作るようになるだろうし、一方で、「ほれ、やっぱり村上春樹は世界で強いんだ」っていうことになってしまってるかもしれません。

ハン:今回は、大ヒットしたり評価されている作品だからちょっとくらい文句言ってもいいだろうって企画なので文句ばっかり言ってますが(笑)、それにしても絶賛ばかりで私みたいなツッコミがあまりないのはなんでなんだろう? みんな村上春樹が原作だしってわかってるから? それともやっぱり村上春樹が好きなのか?

西森:私も、ハンさんのツッコミが怒涛のように出てるので、擁護ばっかりになっていますが(笑)。原作を読んでるからこそ、あの原作の中の三篇を読んでひとつの批評性のある作品にしたなということは私の中では大きいです。

ハン:そっか、やっぱり昔の角川映画みたいに、「読んでから見るか、見てから読むか」なんですね、村上春樹原作映画は(笑)。と、反省しつつも、原作から独立して映画は映画だし、くどいけど私は前後はいらないなって思ってて。

西森:前半はやっぱり村上春樹を残しておきたかったっていうのがあるんだと思います。

ハン:でも逆に言うと、それだけレジデンスと劇場を往復するドライブのシーンが饒舌で豊かだったということだと思うんですよ、私にとって。ものすごくエモーショナル、至福。ここは全力でほめています!(笑) あと、芝居の稽古の、とくに本読みのところとか好きです。こうやって言葉にしてみると、この作品については理屈じゃなくて身体的な受け止め方をしたのかも。でも、そのように受容できるある意味映画らしい映画だからこそ他がすべて蛇足に感じられてしまった。とはいえ、実際には前後がないと成立しないかもしれない。

西森:ずっと本読みをしていて、やっと野外で立ち稽古をするシーンが、私も一番好きでしたね。そして、ハンさんがいらないっていうシーンがあるからこそ広く見られるってこともあるんでしょうね。

ハン:はい。たぶんそれはそうなんですよ。それは実は私自身もそうかもしれない。ということで、今回の対談全般を通して言えることですけど、言うのは簡単ですからね(笑)。

西森:そうですね(笑)。

ハン:言うのは簡単といえば、私にそれができているかどうかはさておき、実は簡単ではないということも教えてくれるというか、wezzyでも連載されている北村紗衣さんの『批評の教室―チョウのように読み、ハチのように書く―』(ちくま新書)、とても面白かったし、勉強になりました。

といっても、批評のハードルを上げるのではなく「作品を他の人と楽しくシェアする方法」としての批評を指南してくれる本です。そう考えると、私たちの「おしゃべり」もそういう作業ではあるのかなぁ、と改めて思ったりして。ということで、この対談を読んでくれている読者のみなさんにおすすめしたいなと。とはいえ、なんというか、楽しいおしゃべりの先の奥深い世界も垣間見せてくれる本でもあります。

『韓国映画・ドラマ――わたしたちの おしゃべりの記録 2014~2020』(駒草出版)

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