NiziUにダンス講師がダメ出し、なにわ男子は極寒の湖で悲鳴!【YouTube急上昇ランク】

 24時間365日更新されるYouTubeの中でも、特に注目を集めるのが「急上昇」動画。ランキングを見てみると、芸能人や有名人が出演しているのに、意外と世間で話題になっていない“名作(迷作!?)”もチラホラあります。「見逃した!」なんてことのないように、急上昇No.1とおすすめポイントを毎週振り返っていきましょう!

1月31日~2月4日 YouTube急上昇ランキング 曜日別No.1

月:ざっくりYouTube「【新喜劇】小籔が明かす座長卒業の真実
火:NiziU「NiziU「Super Summer」「Chopstick」performance making movie
水:武尊「世紀の一戦に向けて魔裟斗さんと対談しました。
木:なにわ男子「なにわ男子【1泊2日温泉旅行】極寒のバナナボートでも大事件が!!
金:ざっくりYouTube「【後藤ツッコミ先行】気持ちえぇツッコミさせんかい!

NiziU、ダンス講師から「前に出すぎ」とダメ出し!?

 9人組ガールズグループ・NiziUのチャンネルでは、昨年7月リリースのデジタルシングル「Super Summer」と、昨年11月リリースの1stアルバム『U』の収録曲「Chopstick」のパフォーマンス動画のメイキング映像を公開。仲良くじゃれ合うメンバーの様子に、ファンから「最高!」「みんなのワチャワチャしてる感じにほっこり」などと喜びの声が集まっています。

 「Super Summer」の撮影では、青と白をベースにした夏ソングらしい衣装で登場したNiziU。最年少のニナは、「寒い時に私たちが温めてあげます!」とファンにメッセージを送ったほか、「ニナが魚で泳いでて、(ほかのメンバーが)波を作ってくれてるんですよ」と振りつけの注目ポイントを紹介しました。

 その後、カメラの前で何度もパフォーマンスを披露したNiziUですが、踊るたびにモニターの前に集まり、真剣な表情で動きをチェックするメンバーたち。ダンス講師と思しき女性から韓国語で「ここで、マコさんが少し前に出すぎよ」とリーダーのマコが立ち位置を注意される場面もあり、韓国芸能界の裏側を垣間見ることもできます。

 また、「Chopstick」の撮影前には、メンバーが円陣を組み、「We NiziU、ウーファイティン!」とファンにはおなじみの気合い入れをするシーンも。このメイキング動画は、公開から10日ほどで88万回再生を記録しています。

 なにわ男子のチャンネルでは、西畑大吾プロデュースによる1泊2日の旅行企画「なにわ男子のエモ旅」シリーズを数回に分けて公開。2月1日にアップされた「なにわ男子【1泊2日温泉旅行】極寒のバナナボートでも大事件が!!」では、冬の山中湖(山梨県)でバナナボートに挑戦する、体を張った企画が行われました。

 西畑から企画が発表されると、「バナナボートって夏にするもんやろ」「この寒さでバナナボートはヤバイ」と不満を漏らすメンバーたち。すると、メンバーの前に2羽の巨大な白鳥が現れたため、急きょ“早くエサをあげられた人は、バナナボート免除”とのルールを西畑が発表。エサやりゲームを行った結果、高橋恭平、長尾謙杜、藤原丈一郎、大橋和也の4人が水温10度の山中湖でバナナボートに乗るはめに……。

 バナナボートが水上を進み始めると、「寒いとかの次元を超えました!」「雪に素足で入ったみたいな……」などと、悲鳴のような声を上げるメンバーもいたものの、牽引する船がスピードアップすると、案の定、4人は湖に転落。あまりの寒さに藤原が驚いたような表情で固まってしまうと、これを船の上から見ていた西畑は「お魚さんの顔してる!」と大爆笑していました。

 コメント欄には「みんな体張って楽しそう!  笑いが止まらない!」「なにわ男子を見てると、自然と笑顔になってる……(笑)」「なんでこんなにメンバー全員がかわいくて面白いの!?」といったファンの声が上がり、大満足したようです。

 千原ジュニア、小籔千豊、フットボールアワーの岩尾望、後藤輝基の4人によるバラエティチャンネル「ざっくりYouTube」では、東京・十条銀座商店街でロケを実施。後藤があらかじめ決められたワードで気持ちよくツッコめるように、残りの3人がボケまくる企画「【後藤ツッコミ先行】気持ちえぇツッコミさせんかい!」が行われました。

 ツッコミワードがコロコロと変わっていく同企画ですが、「キムタクみたいに略すな!」というお題が登場。木村拓哉を“キムタク”と略すように、岩尾が「ブロー込み」と書かれた理髪店の看板の前で「“ブロ込み”で!?」とつぶやくと、後藤が「キムタクみたいに略すな!」とツッコミ。続けて、テリー伊藤が経営するから揚げ店「から揚げの天才」の前を通りかかった際にも、岩尾は「“から天”あるやん、“テリいと”の」とムダに略しまくります。

 しかし、その後は、なぜか“キムタクあるある”を披露する流れに変化してしまい、千原はドラマ『グランメゾン東京』(2019年、TBS系)で木村の独特な手つきが話題になった“三つ星ポーズ”を披露。続けて、小籔も木村の個性的なハンバーガーの持ち方を真似したり、岩尾が木村風に“コッコッ”と口を鳴らすなどしたため、あきれた後藤は「キムタクの所作すな!」と、お題とは違うツッコミをしていたのでした。

 コメント欄には「この企画、待ってました!」「ツッコミ企画、大好きすぎる」などと、心待ちにしていた視聴者から喜びの声が続出。また、「さすが実力派メンバー。何やっても面白くするじゃん?」「やっぱりレベルが違う。芸人さんってすごいわ」といった、4人を絶賛する書き込みも多数寄せられていました。

秋篠宮さま、タイ渡航に関するマスコミ誤報に反論! 「週刊誌の方は自分たちはウラを取っている」というが……」

「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 

――前回から秋篠宮さまと個人的なお付き合いのある、ジャーナリスト・江森敬治さんのご著書『秋篠宮さま』(毎日新聞社)を堀江さんと一緒に読み解いています。本書の中で宮さまは自らを「インドア系」と称するなど、週刊誌に作られたイメージに反論なさっておられるのですよね?

堀江宏樹氏(以下、堀江) はい。本書のあちこちで、宮さまはご自分を「外出は嫌い」とおっしゃり、インドアの社交嫌いだと主張なさっています。しかし、すべてはこの本の最後に出てくる、“最大の誤報”に反論するためのようですね。

――マスコミの誤報ですか? 詳しく聞かせてください。

堀江 1996年4月、秋篠宮さまは当時アメリカ大統領であったクリントン氏を歓迎する宮中晩餐会を欠席し、タイに渡航なさいました。これを「公」を軽んじ、「私」を重んじた行為と見なしたマスコミから宮さまは激しく叩かれたのでした。

 江森さんの所属する「毎日新聞」でも、「ナマズのためなら」という見出しで記事が出ましたし、この問題のマスコミ対応を担当した宮内庁による「(宮さまのタイに行きたいという)意思を尊重し、熟慮の末、不本意ながら決めた(※要旨)」というコメントも発表されました

――なぜ「そこまでしてもタイに行きたがるのか?」と思ったマスコミが、宮さまの本命はナマズではなく、タイにいる愛人女性なんだろう、と騒ぎだした……という一件ですね。

堀江 しかし、本書ではそれはすべて誤報である、と。たしかに宮さまへのセクハラでもあるし、タイという国や、そこの人々を侮辱したとも受け取られかねないですよね。秋篠宮さまはかなりお怒りで、当時から、真正面の反論をなさっています。

 宮さまご本人が1996年11月の記者会見で語られた内容、それから宮さまの同行者だった、赤城攻大阪外国語大学教授(当時)のコメントをまとめると、私的なナマズ研究が主目的ではなかったようですね。

 タイ国政府農業・協同組合省からの招待を受け、タイ北部のチェンラーイという県で、1年に1回だけ行われる、「プラー・ブック(メコンオオナマズ)」という巨大ナマズの捕獲儀式を宮さまが見学するべく、アメリカ大統領の晩餐会が決まるよりもはるか以前から、タイ・日本の両国で予定を組んで調整してきたことだったのに……というのが事情だそうです。

――へぇー。そうなると報道の見え方も違ってきますね。

堀江 当時の宮さまは皇族という立場から、魚と人や社会の関係を考察する研究をつづけられていました。つまり、その研究を通じて、国際親善に努めるというのが主目的だったのです。

 宮内庁の長官からも、「予定通り、タイに行って問題なし」と判断された案件だったようですが、宮内庁全体でいうと、ローカルなタイの祭事の見学より、アメリカの大統領の訪日の晩餐会に皇室の中心人物として参加してほしかったという“本音”もあったのでしょうね。そのあたりが「(宮さまの)意思を尊重し、熟慮の末、不本意ながら決めた」という言い方につながったのでしょう。

――マスコミがアメリカ大統領よりタイのナマズ、あるいは愛人女性を重んじたと騒ぎ、そのクレームを宮内庁が受けることになったのですよね? その“責任”から逃れたいという宮内庁の本音が「不本意ながら決めた」というコメントだった?

堀江 はい。それにしても宮さまは約束を重んじられる、義理堅いお人柄でいらっしゃるのですね。タイの方々は大いに喜んだそうです。宮さまがおっしゃるように「クリントン米大統領の宮中晩さん会(※原文ママ)に出席した以上に国際親善の役割を果たしたと思っています」というのは正しいのでしょう。

 しかし、「間違えていない」とご自分が感じたことは、誰に何を言われても押し通してしまう傾向が、宮さまにおありかもしれませんね。本書の中では、「あまり社交が得意ではない」とお認めになっておられますが、それは言い換えれば、不器用なところがおありになる、ということでもあります。

――お話から少しズレますが、世間が反対した小室さんとの結婚を断行した眞子さまと被るところがあると感じてしまいました。

堀江 本質的な部分において、秋篠宮さまと眞子さまの父娘には、そういう類似が見られるかもしれません。

 マスコミが作ったイメージとは異なる、というと失礼でしょうが、ご本人はとても真面目で、実直でいらっしゃるぶん、損をなさっているのかも……と感じるところはありますよね。

――世間的な人気を得るため、“賢く”立ち居振る舞いすることを宮さまはお好みにならないのだな、と本書の行間から感じます。

堀江 そうですね。さらには、「公」と「私」の問題が、ずいぶんと前から宮さまについてまわっているのだな、とも……。「公」と「私」という“二人の自分”のせめぎあいに翻弄されるのが、皇族(王族)の宿命ともいえます。しかし「公」の自分を重んじなくてはならないし、そうすべきだというのが、伝統的な皇族のあり方ですし、世間もそれを期待してしまうのです。

 余談ですけど、結婚によって皇族の身分を失う、(眞子さまのような)女性皇族の結婚は、果たして本当に「公」の問題といえるのか、というのは正直なところ、ありますよね。しかし、その結婚が皇室全体に与える余波の大きさを考えると、「公」の問題といわざるを得ない、というのが私の考えではありますが……秋篠宮家の判断は、それとはまた違ったのかもしれません。

――紀子さまのお父様で、先日お亡くなりになった川嶋辰彦さんが、御所に怒鳴り込んで、天皇陛下(現・上皇様)に秋篠宮さまの女性関係を問いただしたというような記事も、当時は出たみたいですね。

堀江 秋篠宮さまだけでなく、天皇陛下(現・上皇さま)がその報道を明確に否定なさったし、川嶋さんご自身も、自分が御所に行ったのは「95年9月以降ない」と認めている。しかし、うわさだけは根強く残る……。

堀江 秋篠宮さまは、本書が刊行された98年6月の時点の話ですが、宮内庁はホームページを作るべきということを主張なさっていますね。今なら「もっと詳細な」ホームページを作るべき、と換言できるかもしれません。

 宮さまが過去に指摘なさったように「報道室というのはありますけれど、広報室というのはない」という事態は、今でも同じようです。「報道室」内に広報担当部署は存在しているみたいですが。

――「いろいろな皇族が出かける先に一人くらい宮内庁職員を派遣して、その様子を紹介してみせるのもいいと思う。宮内庁もアドレスをつけておけば、いろいろな意見だとかが入ってくるのではないでしょうか」とも秋篠宮さまはおっしゃっていますね。

堀江 報道機関ではなく、宮内庁が、皇族の情報をより早く、詳細かつ正確に世間に発するべきという考えですよね。もしこれが眞子さまの結婚問題以前に実現していたのなら、ここまで大炎上もなかったかもしれませんよね。

 本書でも、宮さまは週刊誌の取材姿勢に疑問を強くお感じで、「週刊誌の方は自分たちはウラを取っている。絶対間違いない。有力な情報源がある」というばかりで「まったくないことを書く」のをやめないとおっしゃっています。

――よく似たご発言が、眞子さまの結婚に関する宮さまの談話にもありました。

堀江 はい。お話がまたもやズレるのですが、思い出したことがあります。昭和の頃から、皇室の方々とも交流を持つ芸術家の方が、この連載をお読みくださって、知人を通じて“思い出話”を語ってくださったのです。

 その方のご自宅が、とある女性皇族の方も参加している、いかがわしいパーティの会場になっているとの“誤情報”を書きたてられたそうです。

――それ、大問題じゃないですか!?

堀江 秋篠宮さまの「愛人女性がタイにいる」説もセクハラですが、こっちはさらにアウトですよね。たしかに、その芸術家の方のお宅はサロン化しており、その女性皇族ふくむさまざまな方が出入りしていたのは事実です。しかし、記事にあるような怪しいパーティが行われていたわけではありません。

 この記事でもあきらかなように、ある皇族が出入りしている、という部分までは確かに週刊誌も「ウラは取っている」けれど、家の中で何が起きているかとか「見えなかったこと」については、編集部の推論だけで埋めてしまっているケースが多いのではないか、とも改めて感じました。このお話は、また後日、取り上げる予定です。

 この手の報道に「反論」をすればキリがないから、皇族(王族)は「ノーコメント」を貫くのが全世界で通例になっていますが、もう少し、広報の問題に対して、宮内庁関係者は知恵を絞るべき時期かもしれませんね。

“万引き犯”に手を握られ……スーパーの鮮魚部長メロメロ!? 罪を犯した相手に「いつでもうまいもん食わしたる」!

 こんにちは、保安員の澄江です。

 先日、とある報道番組で、米国ニューヨーク州のドラッグストアにおける万引き現場の実態を目にしました。摘発しても警察が満足に対応しないことから、警備員は余計なトラブルを避けるべく犯行を見逃しているようで、堂々と商品を持ち出されているありさまです。

 頭を下げて店を出ていく万引き犯を、微笑みながら送り出す警備員の姿を見て我が目を疑う思いがしましたが、どうやら真実のようで世界の終焉すら感じました。この先の世界は、どうなってしまうのでしょうか。老い先短い私にできることなどありませんが、せめて現場の軒先で息絶えることなく、余生を穏やかに過ごせることを願うばかりです。

 日本国内の外国人による万引き被害は相変わらずで、高額品を狙う換金目的の大量万引き被害は全国で頻発しています。昨今は、仕事の減少に起因する生活苦から、やむなく犯行を繰り返す外国人留学生も見かけるようになりました。特定の地域に位置する店舗においては相当数の外国人常習者が潜在しており、昨今のコロナ不況が追い風となって、その裾野は広がっているといえるでしょう。

 今回は、昨年末に捕捉した外国人万引きの事例について、お話ししたいと思います。

 当日の現場は、関東近県を走るローカル線の駅前に位置する総合スーパーS。食料品のほか日用品やコスメドラッグも扱う大きめの店舗で、その品揃えと値段設定が地域で評判の人気店です。本社が西にあるため、店長をはじめとする社員の多くが関西や四国方面の人で構成されている珍しいお店で、皆さんが言葉に気を使わないバックヤードにいると出張にきたような錯覚を覚えます。

 この店に入るのは、かなり久しぶりのこと。裏の通用口から入って事務所に伺い、出勤の挨拶をするため店長を呼び出すと、どことなく亀田史郎さんを彷彿させる30代前半くらいと思しき色の黒い強面の男性が現れました。前に来た時とは違う方で、今回が初対面になります。

「おばちゃんが、今日のGメンはんか? ウチは主婦の常習さんもいれば、外人さんやホームレスの常習さんもぎょうさんおるから、あんじょうたのんますわ」
「はい、よろしくお願いいたします。捕捉があった場合は、こちらで大丈夫ですか?」
「うん、ここに連れてきたって。ガッツリ、シメたるから。ウチの鮮魚部長、万引き好きなんよ」

 どうやら万引き対応は鮮魚部長が担当されているようで、その立場は店長より上のように聞こえます。万引きが好きという言葉の意味を問うてみれば、警察や万引きの実録番組がお好きで、警察や犯罪者との関わりを好む方のようです。そのような人は、たまにいるので、特に気に留めることなく巡回を開始しました。

(ああ、あの人ね……)

 店内に入ってまもなく、巡回がてら鮮魚売場の調理場に目をやると、刺身包丁を片手にダミ声で指示を出す鮮魚部長の姿が確認できました。おそらくは50代前半くらいの方でしょうか。目つき鋭い精悍な顔つきは、昭和の大親分といった雰囲気で、包丁を持って構える姿からは説得力のようなものすら感じます。

(この人に怒られたら、きっと泣く)

 そう感じさせるほどの威圧感が、体全体から発せられているような方で、強面の店長と並べば相当な威力を発揮するだろうと容易に想像できました。ここで結果を出せなければ、その威圧感を味わうことになる。知らぬ間に、自分が威圧されていることに気付いた私は、目を凝らして不審者の発見に勤しみます。

(ん? あの子、なんだろう?)

 午前11時半過ぎ。いつにも増して集中していると、お昼のピークを迎えつつある店内で、20代前半くらいにみえる女性が目に留まりました。タレントの岡田結実さんに似ている顔立ちの整った美人さんが、この店一番の死角である酒売場でリュックを降ろし、商品らしき袋状の物を入れていたのです。その様を見れば、何かを隠したようにしか思えず、目を離さないことに決めました。

 降ろしたリュックを左肩に背負い、左手にコートを下げた結実さんは、カゴを持たないまま総菜売場に向かって早足で歩いていきます。そこでグリーンサラダを手にしたあと、各売場でプレッツェル、フルーツスムージーを手に取って重ね持った結実さん。それらをコートで覆い隠して店の外に出ていきました。

(やっぱりね)

 心の中で呟きながら結実さんの後を追い、リュックのひもを掴むと同時に、そっと声をかけます。

「こんにちは、お店の者です。お持ちのサラダとか、お支払いただけますか?」
「チガウ、ゴメンナサイ、イマハラウ」

 近くで接してみると、思ったより大柄だった結実さんは外国人で、私を振りきって店内のレジに舞い戻ろうとしました。少し引きずられながらも両手でつかんで制止して、事務所で支払ってもらうよう声をかけながら、逆に押し込むようにして連行します。その道中、なぜか手を握ってくるので、これ幸いと逃走を阻止するべく握り返して対応しました。

「万引きです」

 手をつないだまま事務所に入ると、パソコン作業の手を止めた店長から、応接室に結実さんを通すよう指示されます。コートの下にある未精算の商品をテーブルに並べてもらい、続いて身分証明証の提示を求めると、財布から外国人登録証を取り出してくれました。確認すれば、ベトナム人留学生だった結実さんは21歳で、店の近くにあるワンルームマンションでひとり暮らしをしていると、片言の日本語で話しています。

 今回の被害は、計5点、合計で800円ほど。

 一番初めに隠していたのは、袋詰めのパプリカで、盗品はダイエットに効果がありそうな食品ばかり。滞在期間に問題はないようですが、お金は一銭も持っておらず、警察を呼ばれてしまえば大事になる様相です。本人もわかっているのか、執拗に私の手を握ったまま、その場に膝をついて涙ながらに「ゴメンナサイ」と繰り返しています。

「なに盗ったん? ゼニはあんの?」

 状況確認にきた店長が応接室に入ってくると、膝をついたまま方向転換した結実さんは、許しを請いながら両手で店長の手を握りました。それを嫌がることなく被害品を一瞥した店長は、手を握られたままデスク上にある電話の受話器を上げると、内線で鮮魚部長を呼び出します。

「なんや、またバアさんかと思ったら、若い姉ちゃんやないかい。珍しいのお」

 床に座る結実さんを見て、毒気を抜かれた様子の鮮魚部長が、店長を睨んで言いました。

「おどれ、なに鼻の下伸ばしてるんや! とっとと、通報してこんかい!」
「はい、すみません」

 慌てて手を放し、目の前の電話を使うことなく応接室を出た店長は、自分の席から通報を始めました。店長に代わって、鮮魚部長が結実さんの脇に立つと、すかさずに手を握られて縋りつかれます。

「おい、姉ちゃん。かわええ顔して、なんで盗ったん? 腹すいとったんかい?」

 若くきれいな女性に手をつないでもらえたことが、よほどうれしいのでしょう。うるうるとした目で見つめる結実さんに、目じりを下げて声をかける鮮魚部長の顔は別人のようで、言ってしまえばかつてアジア諸国の夜の街で見かけられた日本人にみえました。

「おっちゃんに言ってくれたら、いつでもうまいもん食わしたるのに」

 下心全開で口説いておられますが、日本語が理解できない様子の結実さんは、鮮魚部長の手を握ったまま祈るようにしています。

「これは、身柄(逮捕のこと)になるな。保安員さん、お時間は大丈夫ですか?」

 しばらくして臨場した警察官は、被疑者が外国籍のためか逮捕する気満々でおられましたが、鮮魚部長の一言で状況が一変します。

「反省しているようやし、被害届は出さんでおきますわ」

 結局、盗んだ商品を返却したうえで、彼女の居住確認をすることで事態は終結。日本語がわからないため状況を飲み込めず、警察官の手を握って泣き咽ぶ結実さん。それを見る鮮魚部長は嫉妬に燃えているようで、店を後にするまで粘着質な視線を送り続けておられました。

「Gメンはん、おつかれさん。今度、あの子見かけたら、ワシに連絡してくれるか」
「はあ……」
「メシ食わしたるって約束してもうたから、もし来たら頼むわ」

 男はいくつになっても若い女性に弱く、手を握られるだけで、その立場すら忘れてしまう生き物のようです。

(文=澄江、監修=伊東ゆう)

本コラムを監修している伊東ゆうさんが新連載を開始しました。ぜひご覧ください。
『伊東ゆうの万引きファイル』

『真犯人フラグ』第15話が8.6%自己最高視聴率も、ディープフェイク登場で「気になる」「冷める」と賛否

 西島秀俊が主演を務めるミステリードラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)。昨年10月からの“2クール連続作品”とあって、年を跨いで放送が続いており、2月6日放送の第15話は世帯平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、自己最高を記録。ネット上の視聴者も“真犯人予想”で盛り上がっているようだ。

 同局で2019年4月からやはり2クール連続放送された『あなたの番です』(以下、『あな番』)のスタッフが再集結して制作された『真犯人フラグ』。運送会社の課長・相良凌介(西島)が、妻の真帆(宮沢りえ)と娘の光莉(原菜乃華)、息子の篤斗(小林優仁)の失踪事件により、当初は“悲劇の夫”として世間に同情されるも、あるSNSの投稿がきっかけで“事件の真犯人なのでは”と疑われるところからスタートした。

「初回は世帯平均8.4%で発進するも、第5話以降は6%台を連発し、第9話では自己最低の5.9%までダウン。しかし、第10話で物語の第1部が終わり、今年1月から第2部の『真相編』が始まると、ネット上でも『そろそろ“真犯人”にたどり着く』という期待感が高まってきたのか、視聴率が回復してきました」(芸能ライター)

 第15話では、光莉の失踪は“母親の不倫”に悩んだ末の家出だったことが判明。光莉に協力していたのは恋人である橘一星(M!LK・佐野勇斗)だったが、今度は彼が行方不明になっていた中、かつて凌介に接触してきた本木陽香(元乃木坂46・生駒里奈)が一星のストーカーだったことも明らかに。一方、真帆の不倫相手とされていたのは、第11話で死亡した林洋一(深水元基)だが、第15話では洋一の知人・強羅誠(ダチョウ倶楽部・上島竜兵)が、凌介が暮らすマンションに引っ越してきたこともわかった。

「話数を重ねるごとに少しずつ“真犯人”に近づくヒントも得られ、ネット上では考察合戦が過熱しています。ただ今回、強羅がディープフェイク(人工知能の高度技術を用いて作成した偽物の画像や動画)を作成する場面があったことで、『気になる!』『急展開がありそう』と期待を寄せる声が上がる一方で、『強羅がフェイク動画を作れるとなると、これまでのいろいろな証拠にも疑いが生じる』『ディープフェイクの技術持ちとか、ミステリー作品のキャラとしては完全にナシだろ』『真剣に考察してきたのに冷める』などと、困惑するような書き込みも。それだけ、同ドラマに夢中になっている視聴者が多いのでしょう」(同)

 なお、『あな番』も物語の後半にかけてネット上で“謎解き”が白熱し、視聴率が上昇傾向にあったが、やはり賛否が分かれる展開を繰り広げていた。

「とはいえ、『あな番』放送時も『なんだかんだ言って見ちゃう』『結末を見届けなきゃ気が済まない』といった声が多く、そこは『真犯人フラグ』の視聴者も同じでしょう。『あな番』は最終回で19.4%という高視聴率を叩き出しましたが、『真犯人フラグ』はどこまで数字を伸ばせるか、期待したいところです」(同)

 2月13日放送の第16話では、視聴者が少しでもスッキリできる展開があるだろうか。

トランプ前大統領の狂支持者が連邦議会襲撃!群集心理に突き動かされ暴徒化

 2022年1月15日、アメリカ・アリゾナ州でドナルド・トランプ前大統領は支持者集会を行い20年の大統領選挙で自分は勝利したと改めて宣言した。

 1月6日は、大統領選で不正が行われたと信じるトランプ支持者による連邦議会襲撃事件から節目の一年を迎える日で、この日に前大統領は記者会見を予定していたがキャンセル。15日に昨年10月以来久方ぶりに支持者の前に姿を現したわけだが、襲撃事件…

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スリコ(3COINS)「折りたたみカッティングボード」はまな板が水切りカゴに変身!? 2WAYで大活躍!

 オシャレなグッズから便利グッズまで、思った以上に何でもそろう「スリーコインズ」。「コスパ最高!」なグッズもあれば、「これってどうなの?」なグッズもちらほら……。そんなスリコワールドを、ズボラなアラサー女子がご案内! 私見全開でバシッとレビューしていきます。

今日のスリコアイテム【折りたたみカッティングボード】

便利度:★★★★☆(たたんで省スペースに!)
コスパ:★★★☆☆(1つで2WAY使える♪)
アイデア:★★★★☆(水切りカゴに変身!)

 料理に欠かせないアイテムである“まな板”は、日常的に使う調理グッズの1つですよね。今回はスリーコインズで“1つ2役”な機能を持つまな板、「折りたたみカッティングボード」(500円)を発見。どのような場面で活躍するアイテムなのか、詳しくチェックしていきましょう。

 商品名の通り折りたたんで使える同商品は、まな板状態で厚みが約4.5cmほど。約300(縦)×400mm(横)で、大きい食材を切る時も手狭にならないサイズ感です。

 内側を軽く押すと、あっという間に水切りカゴに変身。収納されていた蛇腹部分が広がり、約13.7cmの深さになりました。まな板としてはやや厚みが気になるものの、水切りカゴとして使えるとなるとかなり省スペースな商品です。

 また内側に水栓がついているのも大きなポイント。蓋を開ければ、貯まった水を底から排水できますよ。

 試しに洗い終わった後のお皿を入れてみましょう。ワンプレート皿も難なく入る4Lのたっぷり大容量がGOOD。底には4本の足がついているため、重い食器を入れてもきちんと自立してくれます。また両側に持ち手があり、水切りカゴ状態で運ぶのもラクラク。フックなどに吊るして収納することも可能です。

 同商品を購入した人からは「調理中も後片付けにも使えて便利!」「きちんと排水できるのもポイント高い」「キャンプに行く時に愛用してます」といった声が。キッチンで役立つ便利アイテムを探しているなら、2WAYで使える「折りたたみカッティングボード」をチョイスしてみては?

羽鳥慎一、『モーニングショー』社長辞任スルーより問題視された“スポンサー軽視発言”

 2月11日、情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)が、同局社長による“不正経費問題”について言及しなかったとして、ネット上で批判を浴びている。しかし、関係者の間でそれ以上に問題視されているのは、8日放送の同番組で司会の羽鳥慎一アナウンサーが「スポンサー軽視発言」をしたことなのだとか。

 テレビ朝日は10日、亀山慶二社長が経費を不正使用していたと公表。社の経費を会食やゴルフ、贈答品購入など私的に使用するなど不適切な行為が確認されたとして、同氏が社長職を辞任したと発表した。

「しかし、11日放送の『モーニングショー』ではこの件が一切触れられなかったため、ネット上では『これでよく政治家や他局の不祥事を批判できるよね』『身内に甘すぎる』と批判が続出。昨年8月、スポーツ局スタッフ数名が緊急事態宣言下の都内のカラオケ店で東京五輪閉会式後に宴会を行い、女性社員1名が転落事故を起こした際には、番組コメンテーターを務める同局社員・玉川徹氏が約3分間にわたって謝罪の言葉を述べていました。にもかかわらず、今回は“スルー対応”を見せたことも、火に油を注ぐ結果になっています」(スポーツ紙記者)

 なお、経費の不正使用問題に関しては、「今後さまざまな裏が明らかになっていきそう」(テレビ局関係者)だとか。

「テレビ朝日の発表によると、検証委員会による検証作業を継続しているようで、問題は完全には解決しておらず、正式に謝罪できる段階でないため、現時点ではスルーすることに至ったのだと思われます。そもそも、テレビ局が身内に甘いのは当然の話で、『モーニングショー』で謝罪がなかった点についてメディア関係者からは批判の声はまったく出ていません。むしろ、8日の放送で羽鳥アナが放った“失言”のほうが物議を醸しています」(同)

 その言葉は、同日行われた北京五輪のフィギュアスケート男子ショートプログラムに出場した羽生結弦選手の直前練習の様子を生中継した場面で放たれたという。

「羽生選手がリンクを滑走中にCM放映の時間となり、羽鳥アナは『残念ながらCMにいきます』と発言。すぐにまずいと思ったのか、慌てて『……残念ではないか』と取り繕ったものの、時すでに遅しで、そのままCMが流れました。明らかに視聴者目線のコメントで、本人にも悪意があったとは思えませんが、同局では過去、深夜の情報番組『トゥナイト2』(1994年4月~2002年3月)でリポーターを務めていた乱一世のCMスポンサーを軽視する発言が問題となり、本人が番組を降板。さらに、番組の担当取締役が減俸、プロデューサーには業務停止処分が下された例もあるだけに、羽鳥アナやテレ朝は、水面下で関係企業に謝罪や経緯説明を行ったものとみられます」(同)

 玉川氏の歯に衣着せぬ発言や、アシスタントの斎藤ちはるアナの熱愛報道など、出演者に関する炎上も多い『モーニング』だが、羽鳥アナの“ミス”は珍しいだろう。それだけ当人は、五輪や羽生選手に夢中だったということで、単なる笑い話として済めばいいものだが……。

最強の任天堂法務部がまた咆えた!ゼルダなどYouTubeで3000曲以上削除

「任天堂法務部最強」というワードは、ゲームファンなら一度は聞いたことがあるのではないだろうか。文字どおり、Switchやマリオ、ゼルダでおなじみの任天堂の法務部が強いという意味だが、彼らの実績は目を見張るものがある。

 どういうこと? という方に向けて、ここでは代表的なエピソードと2022年に入って起こったYouTube上のゲーム音楽が3000曲以上も削除されてチャンネル閉鎖と…

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Mr.Children『Q』とその後――“深海”から帰還した彼らの「優しい歌」

 本連載では、ここ3回にわたって、1994年以降のMr.Children作品をサウンドやアレンジ面、制作プロセス等の観点から語ってきた。「Mr.Children編」最終回となる本稿では、彼らがいよいよ真の意味で“深海からの脱出”を果たすことになる『Q』を中心に、現在の活動に至るまでの流れについて記していきたい。

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『キングダム』羌瘣だけじゃない!? 清野菜名が「イメージと違う」と批判された作品

 すでにキャラクターのイメージができあがっているものを演じることは、女優からすれば相当なプレッシャーだろう。

 累計発行部数8400万部を誇る原泰久氏の同名人気マンガの実写映画化で、興行収入57.3億円を突破する大ヒットとなった『キングダム』の続編映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が今夏に公開される。

「今作の目玉は、原作ではヒロインのひとりとも言える存在で、人…

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