3月20日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、作詞家・秋元康の特集であった。今月発売された氏の自選歌詞集『こんなに美しい月の夜を君は知らない』(幻冬舎)のプロモーションを兼ねた企画と思われるが、なんにせよ貴重な機会だ。
今回は、音楽プロデューサーのいしわたり淳治、シンガーソングライターのスガシカオ、作詞・作曲家の杉山勝彦の3人が秋元に質問を提示、それに本…
3月20日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、作詞家・秋元康の特集であった。今月発売された氏の自選歌詞集『こんなに美しい月の夜を君は知らない』(幻冬舎)のプロモーションを兼ねた企画と思われるが、なんにせよ貴重な機会だ。
今回は、音楽プロデューサーのいしわたり淳治、シンガーソングライターのスガシカオ、作詞・作曲家の杉山勝彦の3人が秋元に質問を提示、それに本…
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
前回、光の速さで4万円超えのストール購入を決意した私(実際は2カ月前から目をつけていたけど)。
一度勢いづいた私はもう止まらない……っ!! ストールをキープしつつ、売り場をぐるりと見渡すと、「あれまあ!」というコートが目に留まりました。それは、「Theory(セオリー)」というブランドの、フードのついたたっぷりとしたシルエットのカーキのコート。お値段6万9,300円……!!
くおおおお~~~、かわいい~~~! なんというか、パッと見るよりも、着てみたほうがずーっと可愛いアイテムだし、カーキもホワイトもどっちもキュート!! でも、カーキのほうが若干、こなれた印象を受ける気もする……。でもでも、なんにでも合わせやすいホワイトも捨てがたいよお~!
ええ、お気づきの方もいるでしょう。この女、頭の中がお花畑になっており、「節約しよう」という意識がからーっきしなくなっているのです。私には81万円分の金が残ってるんだあ! 好きに使うぜ、バーロー!!
私はステディを召喚し、カーキとホワイトのコートを手にしながら「ねえ、どっちがいい?」と問いかけました。するとステディは困惑しながら、「うーん、とりあえず着てみてよ」と一言。そして私が試着してみると、ステディはウンウン唸り、「ホワイトはいつものN子ちゃんっぽいけど、カーキもおしゃれだねえ」なんて言います。で、どっちがいいんだい?
「俺がN子ちゃんなら、カーキのほうを選ぶかなあ」
ほお、カーキ! お目が高い!! 私も一番最初に目に入ったのはカーキのほうだったのよ!! すると、店員さんも「いつもとは違った雰囲気のをひとつ持っていると重宝しますよね」なんて援護射撃をしてくれます。そうよねえ、そうよねえ。カーキ、いいと思う!! そんなわけで「これも買いますわっ!!」と宣言し、お会計へ。その額、ストールと合わせて10万7,140円……!!
ほ、ほほほほほほ………81万円に比べれば……ねえ? 全然大したことありませんわ!! レジでクレジットカードの「ボーナス払い」(夏と冬のボーナス時期にツケを支払う方法)を選択しつつ、サッと会計を終え次に向かったのは靴屋。パっとつっかけられる靴が欲しかった私は、甲の高いサンダルをチョイス。そして一応、ステディにも意見を求めることに。
私「これ、どう思う?」
ステディ「なくてもいいと思う」
What!?!?!? 「なくてもいい」って何!?!?!? すると、ステディはこうも一言。
ステディ「かかとはあったほうがいいよ、N子ちゃん」
そんなの聞いてねえよ、あたしゃあ、色で悩んでんだっ! 頑なに「かかとがあったほうがいいよ」と購入を止めるステディの前で私は一瞬だけ考えるふりをして、こう宣言しました。
私「あ、そうなんだ! でもこれ気に入ったから買ってくるね!!」
出た~! 人にアドバイス求めておいて全然聞かないヤツ~~~!! この一部始終を見ていた店員さんは、お会計の際にこう言いました。
店員「あのう、お決めいただいてありがとうございます……!」
ほほほ。いいんですのよ……。これくらいぺろりと支払えますわ……? そんなわけで、靴屋では1万8,150円の靴をお買い上げ。しかし、私の物欲はまだまだ止まらなかったのです!!
(次回に続く)
■今回の出費
・セオリーのストールとコート 10万7,140円
・靴 1万8,150円
計 12万5,290円
記者I 28日の放送でいよいよ最終回を迎える『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)。”劇伴の音量”や原作には無い恋愛要素の挿入など批判はありましたが、蓋を開けてみれば全話の世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は二桁超え。今期の人気ドラマとなっています。
デスクH 原作ファンのお怒りも…
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
子どもは成長と共にさまざまな言葉の意味を覚え、知識を得ていく。テレビやYouTubeで見たタレントや芸人の言葉に影響を受け、下品で乱暴な言葉使いをまねし、自然と周りの子どもたちに伝染していくこともあるだろう。
今回は、子どもの言動についてどうしつけをするべきか悩む女性のエピソードを紹介する。
都内で10歳の息子と7歳の娘を育てている英恵さん(仮名・42歳)は、「上の子がYouTubeでゲーム実況の動画を見るので、下の子も一緒になってYouTuberの口まねをするんです」と語る。
ゲーム実況といえば、つい最近、有名なゲーム実況者の加藤純一が自身の結婚式をYouTubeで生配信し、「スーパーチャット(スパチャ)」と呼ばれる投げ銭システムで2億円もの“ご祝儀”が集まったことが話題となった。
「息子はゲーム実況動画が好きで、自分もゲームをしながらスマホで動画撮影をしたりしています。その様子を見ている娘は、息子やYouTuberの言葉遣いをまねして、『なんだよ』とか『はあ?』などと口が悪くなってきたので注意しました。しまいには『くそ』『死ね』という暴言まで使うようになったので、一時的にYouTubeを見ることを禁止したこともあります」
スマートフォンの普及により、YouTubeの視聴者層が低年齢化している今、ブラウザの設定などで過激な動画やアダルト系のコンテンツを表示しないよう視聴を制限することもできるが、英恵さんによると、ゲーム実況動画などはこれには当てはまらないようだ。
「年齢制限を設定したところ、子どもが見ていた動画にはほとんど影響がなかったんですよね……。また、子どもたちの間で人気のゲーム『マインクラフト』の実況動画を中心にアップしている、『まいぜんシスターズ』というキャラクターYouTuberユニットがいるんですが、カメのマイッキーは噓つきなキャラで、些細な嘘をつく。子どもにとってはそれが面白いみたいでよくまねをします。子どもに“嘘をついてもいい”というふうに思ってほしくないし、本当は動画を見せたくないんですが、『見てはいけない』と子どもに言っても『どうして?』と反論されてしまい、うまく説明できませんでした」
そんな英恵さんは、YouTubeを見た子どもにある言葉の意味を聞かれて返事に困ったことがあるという。
「『全力回避フラグちゃん!』というYouTubeアニメがあり、登場人物のセリフに“童貞”という言葉が出てきました。絵の可愛さにつられて娘も見ているんですが、この前は息子から『童貞ってどういう意味?』って聞かれて、返答できず困りましたね。いくら『そんなアニメ見てはダメ』と言ってもスマホやパソコンには再生履歴が残るし、履歴を消したところで検索してしまえば簡単に見ることができるので、なかなか難しいところです」
英恵さんは、子どもにYouTubeを見せないためには、「パソコンやスマホを触らせないようにするしかない」と主張する。
「コロナ禍により自宅で過ごす時間が長くなったため、どこの家庭でも子どものYouTube視聴が習慣化しているようで、ママ友とはLINEのメッセージで『子どものYouTube視聴時間、どれくらいまでなら許してる?』と相談し合っています。仲が良いママ友の家では、テレビと同じように視聴時間を決めているそうですが、テレビのようにタイムテーブルが決まっているわけでもないし、次から次へと動画を見ることができる。視聴をやめるタイミングがはっきりしておらず、『YouTubeを閉じようとすると子どもがぐずる』とみんな悩んでいるようでした」
もちろん、子どもたちがテレビを全く見なくなったわけではないという。
「周りのママ友は、20~40代と年齢に幅があるので、みんなが共通で見ている番組は、子ども向けのスーパー戦隊シリーズやアニメくらい。ただ、クイズ番組に出ている東京大学出身の伊沢拓司さんや松丸亮吾さんはママの間で人気です。2人は子どもの学習教材でも、よく出てきますよ。でも、子どもたちはリアル鬼ごっこ番組の『逃走中』(フジテレビ系)が好きで、放送中は『ほかの番組を見せてもらえない』とママ友から嘆きのLINEが届いたこともありました」
ママたちの間では、タメ口で話す若い女性タレントも不評だというが、それよりも芸人同士の振る舞いが気になるそうだ。
「タメ口を使うタレントの代表格ともいえるYouTuber・フワちゃんは、子どもに見せないようにしている親は多い。また、最近はテレビで芸人の漫才を見て、ツッコミがボケを勢いよく叩く様子を子どもたちがよくまねしているので、注意しています。例えば錦鯉のネタで、ボケの長谷川(雅紀)さんが『こんにちはー』と勢いよくあいさつをし、渡辺(隆)さんが『こんばんはだろ』とツッコミを入れながら長谷川さんの頭を叩く流れがあり、子どもたちの間ではやっているんですが、頭を叩く力が強いんです。子どもたちはじゃれあっているつもりのようですが、小学校で男の子同士がトラブルに発展してしまったみたいで、『相手を叩く力が強いので、漫才ごっこはさせないでくれ』と先生から保護者に注意喚起がありました」
子どもが保育園の頃は、ごっこ遊びなどで男の子たちが戦隊キャラクターをまねて叩き合ったりしても、保育士さんが間に入って止めてくれる。だが小学生になると、行動範囲が広がるため、先生の目も行き届きにくくなるため、学校側も注意しづらいようだ。
一方で、子どもに見せやすい芸人もいるようだ。
「例えば、あばれる君は、『ポケットモンスター』の情報バラエティ番組『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)に出ているので子どもに人気があり、私のような親の視聴者も不快にさせないので子どもにも見せやすいですね」
しかし、芸人が多数出演する番組では、誰かがいじられキャラに回ることがあり、時たまいじめのように見えてしまうケースも。お笑い番組を見せることに抵抗感を抱いているという英恵さんは、「テレビの影響で、子どもたちが複数人で1人を冷やかすこともあるようなので、保護者としてはヒヤっとしてしまいます」と語る。
そんな英恵さんは、できる限り暴力的な言葉のYouTubeは見せないように気を付けているそうだ。
「テレビ番組や芸能人と違って、YouTuberはまだまだ世間の評価がわかりづらいため、ママ友と、子どもが見ているYouTube動画についてLINEで情報交換をしています。フィッシャーズほど有名なユーチューバーなら、どういう内容の動画を投稿しているかわかりますし、私も『子どもがまねをしたがる大金を使って買ったおもちゃの開封動画はなるべく見せないようにしている』などと報告しました」
子どもたちにとって、テレビよりも身近になりつつあるYouTube。動画の再生履歴をもとに、おすすめの動画が自動的に表示されるため、予期せぬ形で悪質な動画にたどり着いてしまうこともあるだろう。視聴時間もさることながら、保護者は子どもが見る動画の内容にも目を光らせているようだ。
2021年春、我が子が小学校に入学! と同時に、うわさでいろいろ見聞きしていた「PTA」が現実のものに。さらに子どもの学校は「PTA加入率100%」!? PTAの謎ルールに直面した母がつづる「PTAには入りません、って言えない!?」。
▼前回まで▼
来年度のPTA委員募集のアンケート用紙が配布された。「子ども1人につき委員を1回」と定められたルールは、まるで“子育て罰”のようだ。
来年度の新入生(現・年長児)の保護者を対象とした入学説明会は、2月上旬、平日の午前中に、小学校の体育館で決行された。1月から新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るい、小学校では教職員や児童に陽性者が出て学級閉鎖になることもあったし、近隣の保育園でも休園が相次いでいた。
そのため、入学説明を「動画」や「書類を渡すだけ」で済ませた学校もあったと聞くが、我が子が通う小学校は「対面」での説明会にこだわったようだ。
入学説明会では、新1年生の保護者に下校コースごとで色分けしたリボンを渡す。私が受け持つPTA校外委員の下校指導係は、リボン渡しの「手伝い」として、説明会開始の約1時間前に体育館に集合することに。
すでに到着して準備を始めているPTA本部役員の指示を受けて、保護者に渡す入学関連書類のセッティングなどを行った。
驚いたのが新1年生の個人情報の扱い方だ。すでに受付テーブルには、町名ごとに新1年生の氏名・住所・下校コースを記載した名簿が設置されているのだが、その場にはPTA役員と委員(=保護者)しかおらず、学校職員の姿はない。
校内に悪人がいないこと前提? いくらなんでも扱いが雑すぎないか? 学校側は、新1年生の個人情報をPTAに渡してしまっているのだろうか……という懸念も頭をよぎる。
受付時間になると、教員が新1年生の保護者の検温および受付を担当。下校指導係メンバーは、必要な色のリボンを教員に渡したり、受付テーブルの書類が少なくなったら補充したりと、まさに「お手伝い」だ。書類の不足、リボンの色が違う、などのうっかりミスの防止くらいには役立ったかもしれない。
保護者の受付が一段落し、下校指導係はそろそろ解散だろうか……と思いつつ、特に指示がないので、しばらく入学説明会をウォッチすることに。校長の挨拶が終わると、PTA会長によるPTA活動についての説明が始まった。
新1年生の保護者たちの前に登壇した現PTA会長は、開口一番に「まず申し上げておきたいのは、PTA(加入)は強制されるものではないということです」とキッパリ。が、「本当にありがたいことに、〇〇小では、100%加入されています」と続けたので、ガックリせざるを得なかった。そもそも入学時に加入の意思確認を取っていないのに、「加入率100%」と言われても……。
PTA会長は、近年は共働き家庭が多くなっていることに触れ、その上で、「来年度、ここにいる皆さん(=新1年生の保護者)がPTA活動のために有給を取る必要はないですよ」と断言。
あの、えっと、今私はまさに有給を取ってこの場所に立っているのですが?
そしてPTA会長は、「皆さんにお願いしたいことは、『月300円の会費』『お子さん1人につき委員1回』」だと説明。そして、「PTAについて書かれたネットニュースは見ないでください。学校によってPTAは全然違いますから」とも…… 。
ちなみに、新1年生の保護者が「来年度、PTA活動のために有給を取る必要がない」のは、来年度のPTA委員は、在校児童(現1〜5年生)の保護者から決めてしまうからだ。その点についてはPTA会長も、「1年生の時にやりたいと思っていた方には申し訳ないのですが」と断っていた。
PTA会長の話が終了すると、程なくして下校指導係は解散。拘束時間は、1時間半弱といったところだ。
奇しくも2年続けてPTA会長の説明を聞くことになったわけだが、PTAは「あくまでも任意」「強制されるものではない」との前提は提示されるが、「その先」については触れられることがない。
PTA委員の時間的・経済的・心的負担がどのくらいになるのか、「PTAには入りません」と非加入を選んだらどうなるか、子どもの在学中はいつでも加入・退会できるのか、などの説明がないのは残念だ。
どの町にもある昭和な町中華へ、町飲み大好きな玉袋筋太郎がブラリと訪れる『町中華で飲ろうぜ』(BS‐TBS)。3月19日、同番組にTOKIOの松岡昌宏がゲスト出演した。
これは、民放BS5局(BS日テレ、BS朝日、BS‐TBS、BSテレ東、BSフジ)が局の垣根を超えて共同制作する特別企画の一環。今年、同企画がコラボしたのはTOKIOだった。流…
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
「御通知
此の度 二代目清勇会の看板を降ろし
今後反社会的勢力から外れ 再出発いたします」
東海テレビのドキュメンタリー映画『ヤクザと憲法』に出演した二代目清勇会・川口和秀会長(映画公開当時の肩書)の前代未聞の「反社脱退宣言」が話題です。
この映画は大ヒットしたので、カタギさんのファンも多いですね。私も拝見しましたが、川口氏は「ヤクザ映画に出てくるヤクザ」のイメージがまったくなくて、飄々(ひょうひょう)としたイケメンさんです。微妙にすべるダジャレもチャーミングで、人気の理由はそういうところでしょうか。
そのぶん若頭はだいぶコワモテなんですが(笑)、事務所の中までカメラが入り、ディレクター氏に拳銃の隠し場所を聞かれた組員さんが「あるわけない。テレビの見すぎ」とあきれるところとかリアルでおもしろいです。
指定組織の事務所は警察が把握しているので、「危ないもの」を置かないのは常識なのですが、一般の人にはトカレフとか覚醒剤とかがごっそりあるイメージあるんですね。
川口氏の進退をめぐっては、少し前からうわさになっていて、正直どこまでホントかなあという感じでした。でも、清勇会の本家の東組から「絶縁再通知」が出たあたりから、「ガチだな」となってきましたね。
「反社脱退宣言」もですが、これも前代未聞といえます。普通は「絶縁状」を出したら終わります。絶縁状には、「『川口和秀』との『交友・客分・縁組・商談・盃』等は理由の如何を問わず固くお断り申し上げます」とあり、まあ厳しいんですが、ヤクザの世界は厳しいんですよ。でも、このあとに再びの「『口添・承認』無き事も重ねて御通知致します」ですから、なんかいろいろこじれてしまったのがうかがえます。
ちなみに「絶縁」とは、ヤクザ組織では最も重い処分で、復帰の道はすべて断たれます。その次に重い「破門」は、復帰の可能性を残した処分です。「何があった?」と、いろいろ臆測が飛び交っていますが、組織の事情ですから外部が詮索するのは野暮というものです。とはいえ個人的には残念ですね。
川口氏は、『ヤクザと憲法』で、過剰な暴力団排除がいかにひどいかとか、冤罪事件の問題点などをきちんと説明されていました。「暴排で生活できない」と聞いたディレクター氏が「ヤクザをやめる」という選択肢について聞くと、「やめてどこ行くんや?」と答えておられます。
宮崎学さんもいつもおっしゃっていますが、「なりたくてヤクザになる人」はまずいません。ゼロではないですが、貧困とか差別とか、ほぼ成育環境に問題があるんです。映画は、そういうことを無視して暴力団員を排除することへの問題提起をしていました。
大きなお世話的に考えると、『ヤクザと憲法』ファンは「かっこいい不良の川口さん」が好きなんだと思いますが、川口氏はこれからも「かっこいい元不良の川口さん」でいけるでしょうね。過去にご本も出されていますから、作家デビューもアリかもです。
問題あるとすれば、「みなし暴力団員問題」ですね。川口会長の地元・大阪府の暴排条例では、暴力団員の「定義」を「暴力団員又は暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者をいう」(第二条第三項)としています。
つまり今年から5年間はカタギさんじゃないのです。この5年間をどうやって生きろというのか、本当に意味わからない条例ですが、やっぱり批判があるようで、警察庁が2月1日付で各都道府県警に「元組員の預貯金口座開設の支援」を指示したそうです。
「元組員を雇い入れる協賛企業に就職し、面談などで組織から決別したと判断できた場合には、警察が金融機関に連絡して説明したり、暴力追放運動推進センター職員が口座開設の申し込みに同行したりする」そうですよ。
それより条例から「5年しばり」を取ればいいだけですし、そもそもこんな条例いらないんですが、古希に近い川口氏はまだまだお若くてお元気そうですし、今後も注目です。
“親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。
中学受験をする場合、習い事との兼ね合いは必ず出てくる問題だ。
大手塾4科コースの場合、小学4年生までは週に2~3日の塾通いで済むので、習い事と両立している人も多いだろう。問題は小学5年生からである。講義は週3日~5日に増え、授業の内容は濃く、演習量も増していくのが普通だ。
6年生になると、土日も模試や志望校特訓などの講座で埋まってしまい、受験一色という暮らしになりやすい。長期休みになると、朝から晩まで勉強漬けになることも稀ではない。その中で、中学受験の勉強と習い事を両立するのは大変なことだ。続けるべきか、止めるべきかでハムレット状態に陥るご家庭は多い。
由希さん(仮名)は息子の大樹くん(仮名)が中3になった今でも、その選択の是非を悩むことがあるという。大樹くんはいわゆるサッカー少年で、小さい頃の夢は“Jリーガー”。幼稚園の頃から地元のサッカーチームに所属し、小学校でもエースの名を欲しいままにしていたそうで、本人は「もっと強くなりたい!」ということで、5年生の冬のセレクションに向けて頑張っていたのだそうだ。
大樹くんの通っていた小学校は受験熱も高く、毎年、7割を超える子たちが中学受験塾に行き、残り3割が、スポーツや音楽などの習い事に一生懸命という学校。多くのご家庭では両立は無理と判断して、高学年になると、どちらかを選択するという流れになることは由希さんも承知していたという。
しかし、大樹くんは負けず嫌いな性格であるために、自ら「両立宣言」。中学受験でトップ校に入り、サッカーでもセレクションに合格して強豪チームに入るのだ! という夢を持っていたという。その言葉通り、サッカーもだが、勉強も頑張り、大手塾でも最上位クラスを常にキープしているほどの文武両道状態。
「なんですかね……。当時の私は、周りの皆さんに“大樹無双”とかもてはやされて、いい気になっていたんですよね」
ところが、大樹くんが5年生の秋のこと。突然、大樹くんは腹痛を訴え、そのまま救急車で運ばれるという“事件”が起こったという。病名は過労による「急性胃腸炎」。
「お医者さんに怒られました。『小学生にこんな無理な生活をさせて、それでも母親ですか?』と言われました。ものすごくショックでした……。『このままの生活をしていたら、また入院することになりかねない。小学生とは思えない程の過労』と診断されて、初めてそんなに疲れさせていたのかって気付いたほど、愚かな母親でした……」
当然、由希さんは大樹くんに「どっちかに絞ろう」と説得したのだが、大樹くんは納得しなかったという。
「私たち夫婦は大樹の気持ちを尊重する子育てをしてきたつもりです。やっぱり、子どもとはいえ、ひとりの人格を持った人間なので、子どもがやりたいということを優先してきたんですが、姑からも『由希さん、あなた、私の孫を殺す気?』とまで言われ、心底、落ち込みました」
大樹くんの入院は思いのほか長期間だったそうで、退院後、結局、大樹くんはサッカーを選んだという。
「確かに、思わぬ入院生活は大樹に『何を続けて、何を諦めるか』という人生の優先順位を考えさせる機会にはなったとは思います。大樹が自分で決めたことなので、それは良かったんですが、人生は思うようにはなりませんね……」
退院後の試合で今度は足のけがを負う。それが、影響したのか、大樹くんは結局、小学生時代、サッカー強豪チームのセレクションを通過することはできなかった。
「それで、急きょ、サッカー部が強いことで名が通っている中高一貫校に願書を出したら運良く合格したんです。でもね~、甘くはないですね。中学でもレギュラー争いは熾烈で、もうすぐ高校生ですが、高校ではスポーツ推薦組も入ってくるので、大樹は『レギュラーなんて、多分、無理!』って言っています。大樹がいいなら、いいんですけど……。私は何かモヤモヤしていて……」
由希さんのモヤモヤの理由はおそらく、これだ。
「こう言ってはなんですが、今の学校の偏差値はお世辞にも高いとは言えず、難関大学に入学する生徒は本当に少ないんです。もし、大樹が受験を優先してくれていたら、今頃は、大学実績も良くて、サッカーも強い学校でエースストライカーになっていたんじゃないかな……って思っちゃうんですよね。このことは、大樹には絶対に言えないですけど……」
実は、大樹くんの小学校時代の3期上の先輩が同じようにサッカーと勉強の両立で悩んだ時に、その先輩の母親はこう言って、先輩を受験一筋にさせたのだという。
「サッカーは中学になってもできるでしょ? 今、勉強しておけば、中学高校と6年間、サッカーやり放題よ?」
その先輩は結局、難関中高一貫校に入学。それなりにサッカー部も強い学校だそうで、先輩はエースとして活躍しながら、慶應義塾大学に合格。そのことを耳にしたのが由希さんのモヤモヤの原因のようだ。
「最終的には、本人の意思を尊重するしかないってことはわかっているんですが、私の誘導が間違っていたように感じてしまって、気持ちが晴れません。救いは大樹が今の学校を気に入っているってことだけですね……」
人生に「たられば」はないことは誰もが承知していることであるが、由希さんのように、過去のできごとまでをいろいろと思い悩んでしまうのも、親なればこそかもしれない。子育ては正解がないだけに、本当に難しい。
人間が犯した過ちは、いつまで責められ続けるのだろうか。過去の言動やかつて発表した作品内容の一部を問われ、表舞台からの退場することになったクリエイターたちが近年は少なくない。村上春樹の短編小説を『寝ても覚めても』(18)の濱口竜介監督が映画化した『ドライブ・マイ・カー』は、主人公が亡くなった妻の犯した過ちと向き合い、ひと筋縄では済まない人間の多面性を受け入れていく物語となっている。
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