フジテレビ、GP帯夏ドラマが“全滅”! なぜ「全作5.5%以下」の視聴率不振に陥ったのか?

 堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT』が視聴率のトップを独走している民放GP帯の夏ドラマ。その一方で、フジテレビ系ドラマの最新回が、全作“世帯平均5.5%以下”という非常事態となっている。

 現在、フジは午後9~10時台に、森七菜&間宮祥太朗ダブル主演『真夏のシンデレラ』(月曜午後9時~)、成田凌主演『転職の魔王様』(月曜午後10時~)、杉野遥亮主演『ばらかもん』(水曜午後10時~)、若村麻由美主演『この素晴らしき世界』(木曜午後10時~)の4作品を放送中。

 第1話が世帯平均6.9%(個人4.0%、ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進した『真夏のシンデレラ』は、第2話で世帯平均5.4%(個人3.2%)まで落ち込み、最新話の第3話で世帯平均5.5%(個人3.3%)と微増。

 そのほかの最新話は、『転職の魔王様』が世帯平均5.2%(個人2.9%)、『ばらかもん』が世帯平均5.3%(個人2.8%)、『この素晴らしき世界』が世帯平均4.0%(個人2.1%)と、さらに低調だ。

「今期ドラマは他局と比較してもフジの不調が目立ちます。理由は複数考えられますが、ネット上では『メインキャストが地味』という意見が多い印象です。なお、『この素晴らしき世界』は、当初主演が発表されていた鈴木京香が体調不良で降板し、急きょ、若村が代役を務めることに。そういった不測の事態も、『地味』と言われてしまう一因でしょう」(テレビ誌記者)

フジテレビ会長、会議で「深刻で、緊急事態と言える状況」発言か?

 フジの視聴率不振は今に始まったことではなく、昨年度も全日帯およびプライム帯での個人視聴率は民放4位。今月24日付のニュースサイト「デイリー新潮」は、フジ幹部がこの事態に危機感を募らせていると報じた。

「記事によると、10日に行われたフジ社内の新体制全体会議で、宮内正喜会長が『テレビ業界全体の広告収入が悪化し、とりわけフジは深刻で、緊急事態と言える状況』と社員に発破をかけていたそう。さらに、港浩一社長も『まずは放送収入を取り戻しましょう』と視聴率上昇を最優先目標に掲げたとか。民放公式テレビ配信サービス・TVerが広く浸透したとはいえ、やはり現時点ではまだ電波が売り上げの大部分を占めているわけです」(同)

 4月期は、木村拓哉主演の「月9」ドラマ『風間公親-教場0-』の第1話が世帯平均12.1%(個人7.2%)を記録するなど、好調な作品も見られたフジ。早くも“全滅”状態の今期は、このまま挽回せずに終わってしまうのだろうか……。

『真夏のシンデレラ』不思議な面白さを生む隠し味…新人脚本家の作家性が滲み出る

 新しく始まった月9(フジテレビ系月曜夜9時枠)のドラマ『真夏のシンデレラ』は、夏の湘南を舞台にしたラブストーリーだ。

 主人公はサップ(スタンドアップパドルボード)のインストラクター・蒼井夏海(森七菜)と、東大卒で大手建設会社に勤める御曹司・水島健人(間宮祥太朗)。物語は、水島を中心とした男性グループと、夏海の友人の女性グループとのグループ交際に、ライフセーバーの早川宗佑(水…

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『らんまん』万太郎の「無邪気で無知」と、田邊教授の苦笑い(第17週)

 「何を期待していたんだか」と、苦く笑う田邊教授(要潤)。ムジナモの論文は万太郎(神木隆之介)の名前だけで植物学会誌に発表され、そこには種類をつきとめた教授の名前はない。大窪助教授(今野浩喜)が即座に万太郎を叱責し、監督していた自分の責任でもあると先に謝り、学会誌を廃棄して教授との共著に書き直させるとかばってくれたけれど、田邊教授の心は元には戻らなかった。気配りの人・徳永助教授(田中哲司)が…

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「第2の北川悦吏子?」なにわ男子・道枝駿佑出演ドラマに過ぎる不安

 主演・広瀬アリスの相手役をなにわ男子・道枝駿佑が務める連続ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系/火曜午後10時~)が、10月期で放送されることが発表された。

 同ドラマは、“学び直し”を決意し、30歳で大学生となった主人公が、令和の大学生たちに揉まれながら、恋に、勉強に、夢に奮闘するセカンド・アオハル・ラブコメディ。

 原作のないオリジナルストーリーであ…

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櫻井孝宏は「演技がうまい」、中村悠一は「手抜き」? 『おそ松さん』声優6人の業界評

 7月21日から、テレビアニメ『おそ松さん』シリーズ(テレビ東京系)の完全新作アニメ映画『おそ松さん 魂のたこ焼きパーティーと伝説のお泊り会』が劇場公開されている。

 漫画家・赤塚不二夫氏が、1962年に「週刊少年サンデー」(小学館)で発表した名作ギャグ漫画『おそ松くん』を原作とする『おそ松さん』。大人に成長した松野家の6つ子の日常を描いた作品で、赤塚氏の生誕80年(1935年に誕生、2008年に死去)を記念し、2015年10月にテレビアニメが制作され、第3期まで放送。劇場版も2作公開された。

 今回の映画は、22年7月公開の『おそ松』さん6周年記念作品『〜ヒピポ族と輝く果実〜』に続く、新作アニメ第2弾で、6つ子たちの “意地と童貞(プライド)をかけた超絶怒涛の一夜”を描いているそう。

 上映館数は全国75劇場(7月28日時点)と少ないものの、熱狂的なファンを抱えている人気作とあって、Twitter上には、「#おそ松魂伝感想」というハッシュタグとともに、映画を見た人からさまざまな感想が書き込まれており、概ね好評のようだ。

 なお、声優陣は、不倫騒動で世間を騒がせた櫻井孝宏(おそ松役)をはじめ、中村悠一(カラ松役)、神谷浩史(チョロ松役)、福山潤(一松役)、小野大輔(十四松役)、入野自由(トド松役)ら、おなじみのキャストが続投。舞台あいさつイベントにも全員で登壇し、参加した人からは「会えてうれしい」「相変わらず仲良しでほっこり」「最強&最高の6人!」などと歓喜の声が寄せられている。

 ファンからは好意的に受け止められている様子の彼らだが、業界内ではどのように評価されているのか――。今回は、声優業界関係者が語る6人それぞれの評判を、一挙に紹介したい。

おそ松役・櫻井孝宏は「演技がうまい」!

 まずは、お調子者な長男・おそ松役を演じる櫻井。前述の通り、昨年から今年頭にかけて、既婚者であることと複数の女性との不倫が報じられたが……。

「同世代声優の中では、演技がうまいほうに入ると思います。不倫騒動の余波で降板した作品もありますが、今後も活躍していける実力を持っている。今回、舞台あいさつにも登壇しましたし、業界内では“あの一件”はすでに風化しつつあるのではないでしょうか。ただ、3月に8年半所属した事務所を退所し、現在はフリーで活動していますから、今後どのように新規仕事を取っていくかが、業界内で生き残れるかのポイントとなりそうです」(声優業界関係者)

カラ松役・中村悠一、「手を抜いて芝居している」?

 一方で、厳しい声が上がったのは、クール気取りでキザな次男・カラ松役の中村だ。

「彼は、いつまでたっても芝居が上達しないと、業界内でよく指摘されています。それに加え、手を抜いて芝居しているのが透けて見える。自分ではうまくやっているつもりかもしれませんが、同業者にバレていますよ。にもかかわらず売れているのは、声質がいいことと、スタッフや同業者と良好な関係を築き、そつなく仕事をこなせるからでは。とはいえ、6人の中で将来的に一番困りそうなのは彼だと思います」(同)

チョロ松役・神谷浩史は、古き良き“体育会系”

 続いて、真面目系クズキャラの三男・チョロ松役の神谷。彼は、“真面目”という点において役と通ずるところがあるという。

「神谷は根が真面目。声優事務所の最大手・青二プロダクションを背負うエースということもあり、先輩のレジェンド声優たちの顔に泥を塗るわけにはいかないと感じているのか、どの現場でもきちんとしています。古き良き“体育会系”の青二の体質を守っている印象ですね。また、彼は06年にバイク事故を起こし生死をさまよった過去がある。それ以前は、そこまで売れていませんでしたが、事故を経てさらに真摯に仕事に向き合うようになったのが影響したのか、驚くほど売れました。今後も男性声優のトップを走り続けるのではないでしょうか」(同)

 マイペースで皮肉屋の四男・一松を演じる福山は、「今後苦労する可能性」が指摘されているという。

「彼は、頭で考え、計算して芝居をするタイプです。一方、SNSでは思うままに発言するところがあり、時々危うさを感じます。18年に立花慎之介と声優事務所・ブラックシップを立ち上げましたが、『社長になりたかった』というだけで、明確なビジョンがあったようには思えません。会社経営はもちろんですが、自分自身で営業をしていかないと今後苦労しそうな印象です」(同)

十四松役・小野大輔、神谷浩史からの影響アリ?

 なお、明るく元気な五男・十四松の声を担当している小野も、福山同様に今後が危ぶまれているようだ。

「6人の中では、一番真摯に声優仕事をしている印象があります。神谷とは長年ラジオ番組『神谷浩史・小野大輔のDear Girl ~Stories~』(文化放送)でも共演していますし、彼から影響を受けているところがあるのかもしれません。アーティスト活動や顔出しのドラマ出演など、華やかな活動を展開しつつも、根っこにしっかり声優業を置いていますし、手を抜かない印象もありますね。しかしここから先、人気が下降気味になっていった時、神谷はナレーション業への移行や講師としての活動などを、事務所にサポートしてもらえますが、個人事務所の小野にはそれがないのが懸念点です」(同)

トド松役・入野自由は「孤高の存在」

 最後に、甘え上手であざと可愛いキャラクターの末っ子・トド松役の入野は、人気男性声優の中でも「孤高の存在」だそう。

「彼は、いい意味で声優という枠にとらわれていない。所属先のジャンクションはミュージカル俳優などが多く在籍していますし、顔出し仕事に積極的なタイプなのでは。以前は劇団ひまわりに所属していましたが、当時は先輩の宮野真守より入野のほうが売れていた印象。現状はメディア露出の多い宮野のほうが売れているように見えるものの、入野は海外留学したり、ミュージカルにも定期的に出演したりと、我が道を行くタイプ。 媚びない芝居をするところも評価が高いです」(同)

 このように、個性豊かなキャストがそろっている『おそ松さん』。業界評を知った上で映画を鑑賞すれば、新たな発見があるかもしれない。

『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W』赤江珠緒の“ポンコツ感”がぬるさを払拭する?

 7月22日に『ローカル路線バス乗り継ぎの旅W』(テレビ東京系)が放送された。

 以前、放送されていた『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』のメンバーである羽田圭介&田中要次は、残念ながらリストラに遭った模様。一部の視聴者から「田中不要次」とまで揶揄された田中のやる気のなさが足を引っ張ったか? そして、羽田は今回の新シリーズをテレビで見ていただろうか?

 兎にも角にも…

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海外通販サイト「ファーフェッチ」の意外な落とし穴! 返品時の注意点とは?

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 前回、海外通販サイト「ファーフェッチ」で購入した、「Dsquared2(ディースクエアード)」のダメージジーンズ。

 商品ページを開くと、「ぴったりのサイズ」というボタンがあり、自分の身長、体重、バストサイズ、年齢を入力すると、体形に合ったサイズを教えてくれるサービスを利用できたため、もろもろ入力したところ、私のベストサイズは「44」であることが判明しました。

 でも、サイズ表を見たら、44サイズは「13号」となっていて、きっと入らないだろうと思い、46サイズも購入したんです。

 44サイズのほうが先に届くというので首を長くして待ち、到着後、速攻で穿いてみると、入ることには入るけど、キツい。ってことは、46サイズでピッタリなのでは? と思うじゃないですか。ええ、思いますよ。思いますとも。だから、ヤマダヤさんでジーンズに似合う、1万円弱のトップスも買ったんです。「返品不可」って書いてあったけど、まあ、大丈夫だろうと思っていました……。

 そして、今日になって46サイズのジーンズが到着。当然すんなり入るだろうと思って穿いてみると……んぐく、キ、キツい……!? ワンサイズって、こんなにも微差なの(涙)?

 一瞬、44サイズのジーンズに誤って46サイズのタグがついているのではないかと思ったのですが、そんなことはなく、若干46サイズのほうが大きく作られていました。きちっとメジャーで測って、その誤差をお伝えできればよかったんだけど、めちゃくちゃチキンな私は、「ろろろろ6万円もするジーンズ、早くはやく返品せねば!」と焦ってすぐさま梱包し直したの。

 で、問題はここから。海外の通販サイトの場合、返品ってどうするの? ファーフェッチは返品可能ということで気軽にポチった私ですが、返品方法の詳細は全然わかっていなかったんです。

 急いでサイトを開いて返品方法を調べ、「マイアカウント」から手続きを行うと、「運送会社が引き取りにきます」との案内が。荷物を取りに来てくれるなんて、なんて楽で素晴らしいの!

ファーフェッチの返品はむちゃくちゃ大変!

 ところが、意外な落とし穴がありました。返品用書類をプリントアウトせよ、というのです。そして、それをそのままドライバーに渡せ、と……。調べたところ、商品到着時に返品用書類が同封されていない場合は、手続き完了ページにある「返品用書類を印刷」ボタンを押して、自分でプリントしなければならないそう。

 家にはプリンターがないので、近くのセブンイレブンまで走り、コピー機でどうにかプリントアウトしようとしたのですが、私のやり方が悪かったのか、うまくいかず。そこで今度はステディにお願いして、なんとか印刷完了。これだけでも多大な労力を使ったわ?

 でも、今回は同じアイテムのサイズ違いを返品するから、書類に書かれている内容もほぼ同じで、しかも英語で書かれているから、どっちがどっちの書類なのか見分けるのも大変! 英語が苦手な私は結局、最後までステディにやってもらうことに……。

 皆さんも、ファーフェッチで買ったアイテムを返品する際は、十分ご注意ください。私のように同じタイミングで同じアイテムを複数買ったりすると、むちゃくちゃ大変です(汗)。

電子書籍『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』発売中!

 昨年9月に販売した電子書籍『“買い物狂い”の散財日記~千葉N子のリアルな家計簿大公開~』の続編となる『“買い物狂い”の散財日記2~借金300万でも尽きない物欲~』がこのたび発売いたしました。

 日々の散財っぷりはもちろん、Amazonで買えるおすすめ商品、さらに数あるコレクションの中から、“一軍ジュエリー”も写真つきで公開! 

 また、夫や家族、友人との面白おかしいやりとりなど、買い物時の出来事がユーモアたっぷりにつづられており、気持ちのいい買い物っぷりは、読む人に爽快感を与えてくれるはずです。Amazon Kindleストアでの独占販売となりますので、千葉N子ファンの皆様は、ぜひご一読ください。

発売元:サイゾー
発売日:2023年6月30日
価格:950円(税込み)

<ご購入はこちらから!>
Amazon Kindleストア https://www.amazon.co.jp/dp/B0C9QRTMYM

『VIVANT』よりも気になる謎の“ドラマ脚本家”

記者N 毎月言っている気もしますが、すでに7月も終盤。花火やバケーションを楽しんでいる方も多いと思いますが、通常運行の日刊サイゾーは今週も人気記事ランキングTOP10を公開。1位には宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』にも出演していた木村拓哉に関する記事でした。『週刊文春』の報道ではグローバル展開する化粧品会社のCMが白紙になったそうで新たな代表作『教場』も映画化展開が危ぶまれているそう…

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亡くなる親族からのサイン? 針が止まった時計、不自然に揺れたカーテンーー不思議な出来事3選

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける”
――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)

そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。

 親など近しい人が亡くなるとき、不思議な経験をしたという人は少なくない。

 冨中繫さん(仮名・52)は、まだ60代だった母親を亡くした。看取り期、母の最期の日々を病室に泊まり込んで過ごした。

「ふと時計を見ると、針が止まっているんです。まだ新しい時計なので、故障するには早い。病室を出てしばらくすると動き出しました。何でだろう、とは思いましたが、そう気にも留めていませんでした。それがまた病室に戻ってしばらくすると、時計が止まっているんです。不思議だというか、母が死に向かうエネルギーのようなものが時計を停めているのかなと思いました」

 数日後、母親が亡くなると、何ごともなかったように時計は再び動き出したという。それ以来、止まることはなかった。

 母親は、息子と別れたくなくて、時を止めていたのだろうか。それとも、冨中さんの母親と別れたくないという強い思いが、時を止めたのか――。

「私と娘にお別れを言いに来た」夢に現れた祖父

 【父が急死した春、台所に置かれた“目を疑うもの”】で紹介した宮坂志満さんの長女、友香さん(仮名・34)は、宮坂さんの両親にとって初孫だったこともあり、祖父(宮坂さんの父)には特にかわいがられていた。

 祖父と同居してからは、塾や通学に駅まで送迎をしてもらったり、一緒に海外旅行に行ったりして、それは仲が良かったという。友香さんが結婚してからは会う機会が減っていたが、結婚6年でようやく赤ん坊が生まれると、祖父は初めてのひ孫誕生に大喜びした。

 祖父が亡くなったとき、友香さんはたまたま子どもを連れて里帰り中だった。

 「おじいちゃんの様子がおかしい」と宮坂さんに呼ばれて見に行った友香さんは、宮坂さんと「今のところは大丈夫だろう。明日病院に連れて行こう」と決め、いったん部屋に戻った。その夜、友香さんは祖父の夢を見た。

「おじいちゃんが娘を見に来てくれて、うれしそうに抱っこしていました。『あ、写真を撮っておかないと』と思った夢でした。翌朝、母からおじいちゃんが冷たくなっていると聞かされ、あのときおじいちゃんは私と娘にお別れを言いに来てくれてたんだと思いました」

 宮坂さんからは「私のところには来てくれなかったのに。やっぱり友香が一番だったね」とうらやましがられたという。

「90近いおじいちゃんが、まだよちよち歩きの娘をひょいと抱き上げようとするのが危なっかしくて、あまり抱っこさせないようにしていたんですが、もっと抱っこさせてあげればよかった……」

 涙ぐむ友香さんの背中に、そっと寄り添う祖父の姿が見えるような気がした。

「姉が亡くなったのかも」部屋のカーテンが不自然に揺れた

 「一番身近な人のところには、お別れのあいさつに来ないのかもしれないです」と言うのは、兄嫁を亡くした久本晶子さん(仮名・59)だ。兄嫁は、闘病生活を経てまだ50代で亡くなった。

「兄の悲しみは深く、そばで見ているのもつらいほどでした。そのうえ、義姉は亡くなるときも、その後も夢にさえ出てきてくれないと嘆いていました。それが、義姉の弟のところには、亡くなった時間に来ていたらしいんです。窓も閉まっているし、風もない状況なのに、部屋のカーテンが不自然に揺れて、弟さんはすぐに『姉が亡くなったのかも』とピンときたんだそうです。霊感などまったくないし、そういった話は非科学的だと一笑に付していた人だったのに。こういう感覚は、理論で説明付けられるものではないのでしょうね

 ところが、この話。兄は義姉の一周忌が済むとまもなく再婚した、というあまりに現実的なオチがつくのだが――。

みずほ銀行VS「元ヤクザ」裁判のポイントを元極妻が解説! 「犯罪に手を染めない保証」のありかは?

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

出所を機に引退するヤクザが増加

 亡きオットの元兄弟分が少し前に出所したのですが、ヤクザを引退したそうです。

 「死んでもヤクザとして生きる」みたいな人だったので、ちょっとびっくりしましたが、これもご時世ですね。もう若くないし、ムショ帰りで「元・暴力団員」ですから、これから大変だと思いますが、健康なのでなんとかがんばるそうです。

 出所を機に引退……というのは珍しくないんですが、最近は多い気がします。でも、ヤクザが減ったからって、治安がよくなるわけはないですよ。むしろ半グレとか「より悪いもの」が出てきます。ていうか、すでにそうなってきてますね。

 「元ヤクザ」の更生支援は、ぜひ国家プロジェクトで進めていただきたいのですが、なかなかそうもいかないようです。

「元ヤクザ」は一生口座をつくれない? 反社の5年条項とは

 前から時々書かせていただいてますが、いわゆる「5年条項」の裁判がもうすぐ始まります。

 元ヤクザが「組織を離脱して5年以上たっているのに口座を開設できないのは不当な差別」として、みずほ銀行に対して損害賠償を請求している件です。みずほ銀行は「契約自由の原則」を主張する方針だそうです。

 7月18日の弁論準備手続きで、みずほ銀行は「契約自由の原則が妥当」「(口座開設の)申し込みに応諾する義務はない」「反社会的勢力の排除は社会的要請で、拒絶に違法性はない」という方針を出してました。

 そうはいっても、警察庁は2022年2月1日に「暴力団離脱者の口座開設支援について」という通達を出してますけどね。

「暴力団の壊滅のためには、暴力団員を一人でも多く暴力団から離脱させ、その社会復帰を促すことが重要」で、「暴力団から離脱した者が、就労先から給与を受け取るための預貯金口座の開設を申し込んだ場合において、過去に暴力団員であったことを理由として排除されることがないよう」「暴力団離脱者の預貯金口座の開設に向けた支援策」も策定してます。

 これについて、みずほ銀行側は「拒絶時点で原告の離脱を把握しておらず、離脱情報を得る方法はない」と主張する方針だそうです。

 要するに「知るか、そんな通達」というわけですが、把握できないことはないと思うんですよ。そんなにたくさんある案件じゃないでしょうし、そもそも離脱は「茨城県警様」が支援してるんですし。

元ヤクザが一生犯罪に手を染めないという保証は?

 とはいえ、私も経営者ならそう考えるかもしれません。「この人が一生犯罪に手を染めないという保証がどこにある?」と思うでしょう、普通。

 もともとみずほ銀行はヤクザに対する「融資」で炎上したこともありますから、ナーバスにもなるってもんでしょう。将来、何かトラブルがあっても、茨城県警様が謝罪や弁償をする保証はない以上、わざわざリスクを取ることもないですし。

 そんなわけで、この裁判は「元ヤクザの更生を支援しないと犯罪者が増えるし……」という意見と、「元ヤクザなんか信用できない。口座なんか誰がつくらせるか!」という意見がぶつかるので、とても注目しています。すごく根本的な問題ですよね。

 判決文だけじゃなくて、準備書面も公開していただきたいくらいです。更生支援が進むような説得力のある判決を期待しておりますので、裁判所におかれましてはナニトゾでございます。