アウトロー系YouTuberが流行中!? 所沢のタイソン、半グレ「怒羅権」創設者……元女囚が考える「元・不良」たちの発信

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

YouTube始めました

 はやってますねー、アウトロー系YouTuber。実は瑠美も、ぼちぼち始めております(と宣伝)。

 元・不良の皆さんのチャンネルは以前から気になっていて、なんとなくは見ていましたが、改めてチェックしたら、めっちゃありました。発見(?)できていないものもあると思いますので、ええのがあったら、ぜひ教えてください。

 主なチャンネルを登録者の数で見ると、まずはバーチャルユーチューバー・懲役太郎さんの「懲役太郎チャンネル」(21年6月23日現在の登録者数・31.7万人)。懲役太郎さんは「架空の懲役(受刑者)がムショから発信中」ちゅう設定ですが、中の人は元・組織の方やそうです。お話がうまくて、「ヤクザあるある」満載やから、サイゾーウーマンで連載中の芳子姐さんも「おもしろい」とおっしゃってました。プロデュースされた「任侠カフェ」も話題ですね。 

 そうそう芳子姐さんとは、テレビ局で一度偶然お会いしてるんですよ(笑)。お着物で、めっちゃ素敵なマダムでした。

 続いて、アメリカのムショに服役して映画や漫画にもなっているホーミーKEIさんがファミリーと対談する「KEI family」(同25万人)。こちらは瑠美も「ファミリー」として何度か出していただいています。光栄すぎますね。 

 あと、「元・暴力団組長」(組織名は非公開)の油山真也氏の「ゆやまチャンネル」(同12万人)も人気です。油山さんもKEIさんのファミリーですね。

 同じくKEIさんのファミリーで、「タイマン無敗」で有名な所沢のタイソンこと久保広海さんの「タイソンチャンネル」(同5.27万人)も注目ですね。このTシャツはなんと瑠美がデザインしました。KEIさんタイソンさんは、ご本も出されていますね。

 そして、まだまだあるんですよ。あのダルビッシュ有さんの実弟さんで、傷害や野球賭博など11回の逮捕歴があるダルビッシュ翔さんの「ワルビッシュTV」(同5.22万人)とか、渋谷のチーマー・宇田川警備隊の六代目総長やった小山恵吾さんの「KEIGO COYAMA」(同3.45万人)、半グレ組織「怒羅権」の創設者・佐々木秀夫さんの「正統版 怒羅権列伝初代佐々木秀夫公式チャンネル」(同2.29万人)、千葉のチーマー・KGB(キング・オブ・ギャング・ボーイズ、らしいです)の元幹部の内藤裕さんの「内藤ゆたかチャンネルチャンネル」(同1.34万人)などなど、1万人以上の登録者に支えられている元・不良は、めちゃめちゃいてるんですよ。すごいことですよね。

 ちなみに、元・不良で現在は格闘家の朝倉未来さんの「朝倉未来 Mikuru Asakura」(同184万人)、元暴走族総長で、現在はお笑いコンビ「バッドボーイズ」の佐田正樹さんの「SATAbuilder's」(同67.1万人)なども人気ですが、こうゆう人たちは、「元不良」やなくて「格闘家」や「芸人さん」のワクなので、「元・不良」とはちょっと違うそうです。瑠美も早くそうなりたいです。

不良はみんな寂しがり屋?

 いろいろ見ていて、「アウトロー系YouTuberのおもしろさって何なんかな?」って考えると、やっぱり発信するほうは自分の話を聞いてほしいし、見るほうは不良の世界をおもろいと思うから……ちゅうことですよね。

 もちろん何万人も登録者がいてたら、それなりにお金も入ってくるでしょうが、やっぱり「俺もいろいろ話したいねん」「聞かせてえな」みたいな関係が大事ちゃうかなと。

 だいたい不良になるのは、寂しがり屋さんが多いです。おうちや学校で居場所のなかった人たちですね。せやからグループの絆をとても大事にするんです。それはそれでええことと思います。親とか先生とかは選べませんが、仲間は選べるんですから。

 それに、出てるのはあくまでも「元」不良です。ダルビッシュ翔さんも、これからは不良少年の更生を応援したいそうですが、有名人やなくても応援を考えてる人はけっこういてますよ。瑠美もそうです。

 たまに動画の内容でケンカになることもあるようですが、いろんな人がいろんなことを発信して、もし問題があったら謝ったらええだけですよね。YouTubeを通じて、みんながもっと助け合えていけたらええですね。

あやなん炎上騒動でコムドットが自粛発表… 思い出されるウエストランドのパンチライン「芸人に品行方正を求めてくんなよ」

 今回はコラムというか個人的な考えを書こうと思っているので、賛否両論あると思いますが何卒温かい目でご覧ください。(※6月25日執筆時点での見解です)

 6月24日、人気YouTuber達に文春砲が発射された。

 内容はというと、日本一有名な夫婦YouTuber【あやなん】の誕生会を緊急事態宣言下で盛大にしてしまったというもの。家で友達を集めて誕生会を行うならまだし…

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宮迫博之のこれから……吉本復帰&テレビに戻ってほしい? YouTuberのままでいい?【サイゾーウーマン世論調査】

 今や登録者数135万人を誇る人気YouTuberとなった雨上がり決死隊・宮迫博之。先日も動画に元タレント・島田紳助が電話出演を果たし、大きな話題を呼びましたよね。気になるのは宮迫が復帰を希望している吉本興業との関係。島田は「会社と話するなら、俺全然間に入るし」と仲介役を宣言していましたが、現実はそう簡単にはいかないようで、「フライデー」(講談社)に直撃取材を受けた吉本興業・大崎洋会長は「戻らんでええ」と宮迫を突き放す発言をしていました。

 今回は、そんな宮迫のこれからについて、「吉本復帰&テレビに戻ってほしい? YouTuberのままでいい?」をアンケート調査。下記から1つ選んで回答してください。

坂口杏里、シバターと“夫婦”YouTuberデビューするもアンチすらスルーの大惨事

 10月に炎上系YouTuber・シバターとの結婚を発表した元タレントの坂口杏里が、12日に自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿した。

 当初から、2人の結婚はヤラセとの見方が多かったため、「シバターとの結婚について全てをお話します」との内容に、「ついにドッキリの種明かしか?」と、動画を見た視聴者もいたはず。しかし、「実は、2人は本当に入籍をしたそうで、今後は夫婦YouTuberとして、いろいろな動画を上げていくようです」と話すのは事情に詳しい芸能記者。さらに続ける。

「坂口杏里もシバターも、一時期よりアンチが減り、視聴者から飽きられつつあります。最近は、夫婦で活動する『しばなんチャンネル』や、美男美女のカップル系Youtuber・ヴァンゆんが注目を集めていますから、その流れに乗って、今回の結婚で2人して再浮上を狙っているのでしょう。しかし、前回の結婚時と同様、坂口の結婚を話題にしているネットユーザーは皆無で、コメント欄も炎上せず。もはや、アンチからも完全にスルーされるという散々な状況です」

 いまだ親族の顔合わせすら行っていないという2人。この結婚が、動画を炎上させるためのヤラセでないことを祈るばかりだ。

オリラジ中田敦彦の教育系YouTube、イスラム専門家が間違い指摘で内容の薄さが露呈

 “教育系YouTuber”として、政治や社会情勢、歴史などに関する解説動画を公開しているオリエンタルラジオ・中田敦彦。芸人のYouTubeチャンネルとしては、カジサックに次ぐ人気となっている。

「ほぼ毎日動画を公開していて、もちろん内容にもよりますが、コンスタントに30万~50万回くらいの再生回数を稼いでいます。時事ネタだけでなく、旬でもない一般教養系の話でもしっかり再生されているのは単純にすごいことです」(お笑い関係者)

 しかし、最近では動画で話している内容に間違いがあるとの指摘も出てきている。たとえば、イスラム思想研究者の飯山陽氏はツイッターにて、「最近人々が『中田敦彦のYouTube大学』なるもので『教養』を身につけているらしいと聞いたので、イスラム教の『解説』なるものを聞いてみたら、実に酷かった。宗教の知識として不正確であるということを、誰かが指摘する必要があると思う」と投稿。さらに、具体的な間違いも指摘している。

「中田のYouTubeチャンネルは、文献を簡単にまとめて、それを講義形式の動画にするという方法。でも中田自身は専門家でもなんでもないので、内容に間違いや説明不十分な点があるのは、想定できる。そういった間違いを専門家が指摘するのも当然のことです。教育系YouTuberを名乗るのなら、できるだけ間違いがない内容を発信する必要はあります。その点で、中田はもう少し努力をしなくてはならないとは言えますね」(メディア関係者)

 専門家からの批判に対して、中田が反論する動きはまだない。一方、ネット上では、中田の動画における間違いを指摘した専門家に、中田のファンが罵詈雑言を浴びせるという本末転倒な展開になっている。

「中田はオンラインサロンを開いて、そこに自分の支持者を囲い込んでいる。いわば“信者ビジネス”のようなことをやっているわけで、その信者たちが中田を擁護するべく、過激な行動に出るのは当然の流れという感じでしょうね。

 本当であれば中田がそういった信者の暴走を止めなければならないんですが、どうやらそういった動きもない。このままでは中田の悪評が広まっていくだけ。せっかく人気となったYouTubeチャンネルですが、その方向性をしっかりと見直す必要があるかもしれません」(同)

 これまでブレイクしては沈んでを何度も繰り返している中田。YouTuberとしての栄光の期間はいつまで続くのか。

ジャルジャル、YouTubeで年収数千万円? テレビ減っても週2日を動画制作に確保の本気度

 キングコング梶原雄太が「カジサック」として成功したことが影響しているのか、YouTubeでの活動に積極的な芸人が増加中だ。

 たとえば、霜降り明星は公式チャンネル「しもふりチューブ」でほぼ毎日10分前後のオリジナル動画を公開。チョコレートプラネットは1週間に2本程度のペースでネタ動画やウェブラジオ、オリジナル動画などをアップしている。

「芸人がアップする動画のなかでは、とにかくネタ動画の再生回数が多い。一方で、チャレンジ企画のような“YouTuberっぽい動画”はそこまで人気がない。カジサックのように本気でYouTuberをやろうとしている場合は別ですが、テレビや劇場をメインとしている芸人に求められているのは、片手まで作ったYouTuberっぽい動画ではなく、まさに本職の“ネタ”なのだと思います」(メディア関係者)

 YouTuberっぽい動画をアップして苦戦しているのがパンサー尾形貴弘だ。この11月に、仲が良い芸人を集めて“尾形軍団”としてYouTubeの公式チャンネルを開設した。

「コントなどのネタではなく、“尾形軍団メンバーで大量のカレーを作る”といったようなかなりゆるめの動画をアップしています。芸人としてのメリットをあまり活かせていないし、YouTuberとしてもまったく売れていないので、これじゃあ再生回数も全然増えないのももっともです」(同)

 そんななか、YouTubeに毎日ネタ動画をアップしているのがジャルジャルだ。2014年の開設からすでに1000本以上の動画を公開し、累計再生回数は2億5000万回を超えている。

「ジャルジャルが成功しているのは、YouTuber的な切り口ではなく、あくまでネタに特化しているからでしょう。ユーザーが芸人に求めるものをちゃんと形にして提供しているということです」(お笑い事務所関係者)

 動画の再生回数には多少のバラつきがあるが、数十万回を超える人気動画もコンスタントに作り出している。

「ジャルジャルはかなり本気でYouTubeに取り組んでいるようです。ネタ作りや収録にも時間をかけていて、現在では1週間のうち2日間をYouTubeの動画収録のために確保して、スケジュールを調整しているそうです」(同)

 これだけ力を入れているのだから、収益化も順調だという。

「YouTubeが軌道に乗ったことで、2人の収入は激増したとのこと。年収で数千万円クラスになっているとか」(同)

 テレビで見る頻度は少なくなったジャルジャルは、YouTubeの世界で起死回生を果たしていたということだ。

「ジャルジャルの成功にならって、YouTubeにチャンスを求める芸人が多いのは事実。でも、再生回数を稼ぐために本気で取り組まないと結果はついてこない。カジサックやオリラジ中田、そしてジャルジャルだって、動画にちゃんと時間をかけているから成功したわけで、決して簡単なことではないと思います」(同)

 片手間で結果が出るほど甘くはないYouTubeの世界。そういう意味では、スケジュールがパンパンな売れっ子芸人が片手間で取り組むよりも、時間がたっぷりある売れていない芸人のほうがYouTube向きなのかもしれない。

ジャルジャル、YouTubeで年収数千万円? テレビ減っても週2日を動画制作に確保の本気度

 キングコング梶原雄太が「カジサック」として成功したことが影響しているのか、YouTubeでの活動に積極的な芸人が増加中だ。

 たとえば、霜降り明星は公式チャンネル「しもふりチューブ」でほぼ毎日10分前後のオリジナル動画を公開。チョコレートプラネットは1週間に2本程度のペースでネタ動画やウェブラジオ、オリジナル動画などをアップしている。

「芸人がアップする動画のなかでは、とにかくネタ動画の再生回数が多い。一方で、チャレンジ企画のような“YouTuberっぽい動画”はそこまで人気がない。カジサックのように本気でYouTuberをやろうとしている場合は別ですが、テレビや劇場をメインとしている芸人に求められているのは、片手まで作ったYouTuberっぽい動画ではなく、まさに本職の“ネタ”なのだと思います」(メディア関係者)

 YouTuberっぽい動画をアップして苦戦しているのがパンサー尾形貴弘だ。この11月に、仲が良い芸人を集めて“尾形軍団”としてYouTubeの公式チャンネルを開設した。

「コントなどのネタではなく、“尾形軍団メンバーで大量のカレーを作る”といったようなかなりゆるめの動画をアップしています。芸人としてのメリットをあまり活かせていないし、YouTuberとしてもまったく売れていないので、これじゃあ再生回数も全然増えないのももっともです」(同)

 そんななか、YouTubeに毎日ネタ動画をアップしているのがジャルジャルだ。2014年の開設からすでに1000本以上の動画を公開し、累計再生回数は2億5000万回を超えている。

「ジャルジャルが成功しているのは、YouTuber的な切り口ではなく、あくまでネタに特化しているからでしょう。ユーザーが芸人に求めるものをちゃんと形にして提供しているということです」(お笑い事務所関係者)

 動画の再生回数には多少のバラつきがあるが、数十万回を超える人気動画もコンスタントに作り出している。

「ジャルジャルはかなり本気でYouTubeに取り組んでいるようです。ネタ作りや収録にも時間をかけていて、現在では1週間のうち2日間をYouTubeの動画収録のために確保して、スケジュールを調整しているそうです」(同)

 これだけ力を入れているのだから、収益化も順調だという。

「YouTubeが軌道に乗ったことで、2人の収入は激増したとのこと。年収で数千万円クラスになっているとか」(同)

 テレビで見る頻度は少なくなったジャルジャルは、YouTubeの世界で起死回生を果たしていたということだ。

「ジャルジャルの成功にならって、YouTubeにチャンスを求める芸人が多いのは事実。でも、再生回数を稼ぐために本気で取り組まないと結果はついてこない。カジサックやオリラジ中田、そしてジャルジャルだって、動画にちゃんと時間をかけているから成功したわけで、決して簡単なことではないと思います」(同)

 片手間で結果が出るほど甘くはないYouTubeの世界。そういう意味では、スケジュールがパンパンな売れっ子芸人が片手間で取り組むよりも、時間がたっぷりある売れていない芸人のほうがYouTube向きなのかもしれない。

首里城火災、富士山滑落事故……不謹慎YouTuberに法的責任は? 弁護士に聞いた

 10月31日未明に発生した、沖縄県那覇市にある世界遺産・首里城の火災。出火原因は電気系統のトラブルによる可能性が高いとみられているが、火災の第一報を受け、「首里城を燃やしたのは僕です」と名乗りを上げるYouTuberが続出。さらに、こういった炎上狙いの動画を批判する動画も多数アップされ、YouTube上では一時、“首里城火災”がトレンドとなっていた。

 また、28日に富士山を登る様子をライブ配信していた男性が滑落し安否不明となった事故でも、「富士山から滑落した、ニコ生配信者」を名乗り、「無事生きています」との動画を投稿するYouTuberが出現、「不謹慎すぎる」と批判を浴びていた。

 良くも悪くも再生回数がモノを言うYouTubeでは、再生回数に比例して収益が発生する。そのため手っ取り早く数字が稼げる炎上ネタに手を出す者は少なくないが、何か事件が起きるたびに、犯人やその親族になりすます悪質YouTuberもいる。たとえば常習犯として悪名高いYouTuberは、山梨県道志村キャンプ場で起きた小1女児行方不明事件や、さいたま市小4男児殺害事件の犯人になりすまし、批判を浴びている。YouTubeでは「嫌がらせ」や「なりすまし」といったコンテンツを投稿することを禁止しているため、この男はこれまでに何度も収益化を外されたり、アカウント停止措置を受けているのだが、そのたびに名前を変え、懲りずに投稿を続けている。

 こういった動画は軒並み低評価で、チャンネル登録者数自体は少ないものの、周りが騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、興味本位で見に来た人によって再生回数が伸びてしまうというのは皮肉なところ。相手にしないのが一番ではあるが、愚行を繰り返す不謹慎YouTuberに法的責任はないのだろうか? 弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPCパートナー弁護士の山岸純氏は、次のように解説する。

「こういう不謹慎な者は、たとえ虚構であっても注目を浴びたいという一心しかなく、動画をアップする瞬間には罪の意識もへったくれもないのでしょう。人を殴って金目のものを奪うことに抵抗がない者、お年寄りをだまして金銭を振り込ませる者、有権者に金品を配る政治家、みな共通して『罪の意識』がないわけです。こういった規範意識が鈍磨した連中は、それが『犯罪』であることを身に刻ませることが必須です。さて、今回の件ですが、『自分が放火犯人です」』『富士山から滑落しました』などと虚偽の犯罪や災害を、消防や警察や捜索隊などが見ることを想定してアップしているような場合には(実際は、単に『動画をみんなに見てほしい』という幼稚な考えだけなので極めて難しいと思いますが、軽犯罪法1条16号『虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出ること』、同31号『他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害すること』に該当することが考えられます。この場合、拘留(1日以上30日未満の拘束刑)や科料(1,000円以上1万円以下の財産刑)が科されるので、捜査機関は臆することなくどんどん処罰してほしいところです」

 HIKAKINやはじめしゃちょーなど人気YouTubeは、YouTubeにおけるマナーやモラル向上をユーザーに啓蒙する投稿も行っているが、いくら自由な空間とはいえ、人の不幸で再生回数を稼ぐようなマネは謹んでもらいたいものだ。

首里城火災、富士山滑落事故……不謹慎YouTuberに法的責任は? 弁護士に聞いた

 10月31日未明に発生した、沖縄県那覇市にある世界遺産・首里城の火災。出火原因は電気系統のトラブルによる可能性が高いとみられているが、火災の第一報を受け、「首里城を燃やしたのは僕です」と名乗りを上げるYouTuberが続出。さらに、こういった炎上狙いの動画を批判する動画も多数アップされ、YouTube上では一時、“首里城火災”がトレンドとなっていた。

 また、28日に富士山を登る様子をライブ配信していた男性が滑落し安否不明となった事故でも、「富士山から滑落した、ニコ生配信者」を名乗り、「無事生きています」との動画を投稿するYouTuberが出現、「不謹慎すぎる」と批判を浴びていた。

 良くも悪くも再生回数がモノを言うYouTubeでは、再生回数に比例して収益が発生する。そのため手っ取り早く数字が稼げる炎上ネタに手を出す者は少なくないが、何か事件が起きるたびに、犯人やその親族になりすます悪質YouTuberもいる。たとえば常習犯として悪名高いYouTuberは、山梨県道志村キャンプ場で起きた小1女児行方不明事件や、さいたま市小4男児殺害事件の犯人になりすまし、批判を浴びている。YouTubeでは「嫌がらせ」や「なりすまし」といったコンテンツを投稿することを禁止しているため、この男はこれまでに何度も収益化を外されたり、アカウント停止措置を受けているのだが、そのたびに名前を変え、懲りずに投稿を続けている。

 こういった動画は軒並み低評価で、チャンネル登録者数自体は少ないものの、周りが騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、興味本位で見に来た人によって再生回数が伸びてしまうというのは皮肉なところ。相手にしないのが一番ではあるが、愚行を繰り返す不謹慎YouTuberに法的責任はないのだろうか? 弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPCパートナー弁護士の山岸純氏は、次のように解説する。

「こういう不謹慎な者は、たとえ虚構であっても注目を浴びたいという一心しかなく、動画をアップする瞬間には罪の意識もへったくれもないのでしょう。人を殴って金目のものを奪うことに抵抗がない者、お年寄りをだまして金銭を振り込ませる者、有権者に金品を配る政治家、みな共通して『罪の意識』がないわけです。こういった規範意識が鈍磨した連中は、それが『犯罪』であることを身に刻ませることが必須です。さて、今回の件ですが、『自分が放火犯人です」』『富士山から滑落しました』などと虚偽の犯罪や災害を、消防や警察や捜索隊などが見ることを想定してアップしているような場合には(実際は、単に『動画をみんなに見てほしい』という幼稚な考えだけなので極めて難しいと思いますが、軽犯罪法1条16号『虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出ること』、同31号『他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害すること』に該当することが考えられます。この場合、拘留(1日以上30日未満の拘束刑)や科料(1,000円以上1万円以下の財産刑)が科されるので、捜査機関は臆することなくどんどん処罰してほしいところです」

 HIKAKINやはじめしゃちょーなど人気YouTubeは、YouTubeにおけるマナーやモラル向上をユーザーに啓蒙する投稿も行っているが、いくら自由な空間とはいえ、人の不幸で再生回数を稼ぐようなマネは謹んでもらいたいものだ。

のんも復活! YouTube“ネトフリ化”でタレント、テレビはどうなる!?

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

<「超YouTube学」バックナンバーはこちらから>

 

 

白武 YouTubeはいま本当に過渡期にあって、急上昇に入ってくるチャンネルも1年前とぜんぜん変わってきている。前はバラエティ系のYouTuberさんがメインでしたけど、カジサックさんの成功もあり、タレントがどんどん参入してきたり、マンガも増えてきている。嵐さんに続いてジャニーズのほかのグループや、びっくりするアーティストの参戦もありえると思います。

長崎 その一方で、有料のオリジナルコンテンツがどんどん出てきていて、つい先日ものんさん脚本、撮影、編集、主演の映画『おちをつけなんせ』が配信されて大きな話題になりました。本編のほか、制作の過程を追ったドキュメンタリーも配信されていて、これがまた面白いです。のんさんのふわふわとした雰囲気からは考えられない、鬼気迫る表情で創作に取り組んでいる様子は必見です。また、はじめしゃちょーさんを筆頭に、人気YouTuber主演のドラマも続々制作されていて、たぶん来年あたりから映画なりドラマなりがボンボン出てくると思います。

白武 「YouTubeムービー」ではメジャー映画が300円から観られるようになったし、YouTube自体がオリジナルコンテンツを量産してNetflix化していく可能性もありますね。例えばスピルバーグといった巨匠のオリジナルコンテンツがここで観られるようになったりしたら、もうYouTubeを手放せないですよね。

長崎 もともと作品性のあるものとYouTubeの親和性はすごく高いはずなので、あとはどこが本格的に参入するのかって話ですね。ドラマも映画もバラエティも、全部YouTube化――そんな未来は、そう遠くない気がしますよね。

白武 5Gになれば、2時間の映画が3秒でダウンロードできると言います。今年からアメリカと韓国で5Gは始まっているので、それを踏まえて、日本にどう入ってくるか。

長崎 今後、タレントさんたちはテレビとYouTubeのすみ分けを明確にしていかなくてはいけなくなりますね。挑戦したいことと、認知度と金銭面。熱狂的なファンをつけるならYouTubeだし、巨大メディアであるテレビに出演するとつくのが“箔”。今、さまざまな芸能人YouTuberが誕生していますが、今ならまだ始める“早さ”も加点ポイントです。「●●がYouTubeデビュー」で記事になるので。

白武 カジサックさんやオリラジ中田さんの成功で、タレントがYouTubeを始めることに対してのハードルはめちゃくちゃ低くなってる。あとはネットの文脈を踏まえて、どう自分の才能を生かすのか。

長崎 そりゃそうだろって話かもしれませんが、いま絶対YouTubeやったら伸びると思うのは、バナナマンさんですね。YouTubeとの親和性めちゃくちゃ高いと思う。『バナナ炎』(TOKYO MX)のノープランロケ的な旅企画は鉄板だし、単独ライブの幕間でやってるチャレンジ系の企画もめちゃくちゃ面白い。コーラを2秒で飲むっていうのが332万回回ってるんですけど(公式の動画ではなく、勝手にアップロードされたもの)。熱狂的なファンが多数いる、企画がYouTubeとの親和性が高い、チャンネルのランニング性もある。成功しか見えないですね。くしくも、テレビのレギュラーが次々と終わったタイミングなので、ぜひ期待したい! あと単純にファンなので見てみたいです(笑)。

白武  ただ、タレントの場合は課題も多いですね。例えば芸人が自分たちのチャンネルでやろうってなったときに、事務所が「じゃあこのチームでやりましょう」って提案できるチームやスタッフがいないんですよ。だいたい今までだったら単独ライブを作っていたチームでYouTubeをやればいいってことなんですけど、YouTubeのノウハウがわかっているスタッフがいないとできない。現状は人材不足です。僕とか長崎くんとかが、たまたまテレビとYouTubeの谷間の世代なので、通訳者として呼ばれることも多くなってきました。今は、とにかくYouTubeっぽい編集ができる編集ディレクターの人材が足りていないです。

長崎 必ずしも超優秀なテレビディレクターが編集すれば面白くなるってわけではないですもんね。

白武 マナーが違うんでね。

長崎 だから、YouTubeもできるフリーのディレクターさんだったり、そういう人材を抱えている会社は、めちゃくちゃ儲かると思います。単価で言うと、ぶっちゃけ今はたぶんYouTubeのほうがいいんじゃないかな。僕ら放送作家の仕事も、タレントのYouTubeを担当する仕事が増えてくると思いますが、タレントがノウハウのない制作会社や放送作家に頼んで、テレビの感覚で企画編集をするのは本当にまずい。結果伸びなくて、全体的な見え方として芸能人はYouTubeで通用しないといったイメージを植えつけられると最悪ですよね。カジサックさんとオリラジの中田さんだけが特別っていう。

白武 確かに、それはちょっと困ってしまいますね。

長崎 タレントの格を下げることにもつながるし。仲のいい、気心の知れたディレクターとやりたいって気持ちはわかるんですけど、それだと数字はついてこないことが往々にしてある気がします。

白武 ただ、これまではカチッとしたテレビっぽい編集は嫌われる傾向にありましたが、もしかしたらYouTubeのお客さんがテレビっぽさやハイクオリティーを求めていく可能性もあるので、流れを読んで臨機応変に対応しないといけないですね。

長崎 いま企業がスポンサーになるチャンネルもボコボコ立ってきていて、“YouTubeを始めたいけど、どうやったらいいのかわからない”って、僕のところにも相談の話がきたりするんですけど、やっぱり演者とスタッフの間に温度差は感じますね。

白武 企業側も、YouTubeが広告ツールとして機能するという認識はあるけど、YouTubeの良いところを生かせていない。まだ使いこなせている人というのは少ないですね。チャンネルに人格を宿すということが、とにかく難しい。企業チャンネルの成功例って、まだあんまりないんですよ。何度も言ってますが、YouTubeは人についてくるメディアなんで、企業がポンと「番組作りました」っていっても、そこに人が見えない。お金をかけて作っても、数千回しか再生されないってザラにある。YouTubeは誰が出てるかも大事ですが、誰がつくっているのかというのが見えたほうがいいかもしれません。

長崎 あと、YouTubeで“番組”を作るのも難しいですね。人格がないので、そこに数字がついてくるかはわからない。

白武 たとえば特番とか、『ドキュメンタル』みたいに5本とかだったら熱狂を作れますが、レギュラーでずっとやるのはなかなか厳しい。

長崎 動画の出し方も重要。出すなら、5本一気出しがいい気がします。毎週固定曜日に投稿とかだと視聴者は待ってくれないし、Netflixみたいに時間ある時に一気に見切れちゃう感じで。

白武 今後の話でいうと、テレビがYouTubeに動画を落とすかどうかですね。いま、『ちびまる子ちゃん』や『ルパン三世』といった国民的アニメの昔の回はYouTubeでも見られるようになったし、民放各局はニュースの切り出しをそれぞれのYouTubeチャンネルに上げていて、N国の話題とか急上昇に入ることもある。ドラマでは、日テレの『3年A組』がYouTube限定動画を配信してバズっていました。とにかく今、YouTubeにはめちゃくちゃ人がいる状態なので、本当はなるべく落とせたらいいと思うんですけどね。

長崎 YouTubeに落とした結果、「3年A組ダンス」や『あなたの番です』の考察みたいに、連鎖的な爆発が起きれば最高ですね。ただ、テレビの広告モデルはYouTubeに落とす前提でできてないんで、それをガラッと変えようと思うと、いろんな交通整理が必要になってくる。

白武 そういう意味でも、TVerは革命ですね。若い子たちはテレビじゃなくてTVerを見ている人も多いですよね。TVerの使いやすさが、今後のテレビ界にとってとても重要だと思います。

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●しらたけ・ときお(@TOKIOCOM

▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com