千原せいじ、YouTubeチャンネル開設で芸能界の裏ネタ語るも登録者数が増えず大惨事に

 今年の5月と11月の2度にわたって異なる女性との不倫を「週刊文春」(文藝春秋)にスクープされた千原せいじ。反省しておとなしくしているかと思いきや、YouTubeの公式チャンネルを開設し、さまざまなゴシップ情報を発信している。

 11月22日から配信が始まった千原せいじのYouTubeチャンネルは、『きいたんやけどおじさん』と題して、せいじが後輩芸人を相手に本当かどうかはわからないが“聞いた話”を披露するという内容だ。

 1本目の更新では「マイナスイオンなど本当は存在しない」といった話から始まり、チュートリアル徳井義実の申告漏れ騒動を受けて、某有名企業が5年間納税しなかったのにお咎めなしだったという話をしている。さらに2本目の更新では、吉本芸人の闇営業報道は、別の大きなスキャンダルを隠すために掘り起こされたものなのではないかという話をした。地上波では絶対にできない芸能界の裏ネタに正面から切り込んだ格好だ。

「いわゆる都市伝説や噂話を“聞いた話やで”と言いながら、披露していく動画ですね。真偽の程は別として、陰謀論的なものがエンタメとして楽しまれることも多いYouTubeには、そこそこフィットした動画だと思います」(メディア関係者)

 もともと、こういったゴシップ話が大好きだったというせいじ。あるお笑い業界関係者はこう話す。

「2度の不倫報道でかなりスキャンダラスなイメージになりましたが、せいじさんはそこを逆手に取っているのかもしれません。スキャンダルまみれになってしまったのなら、むしろそれをキャラにして、自分から“ゴシップ情報”をどんどん発信していこう……ということなのでは。ある意味、自分の不倫を正当化しているようにも見えますけどね」

 しかし、開設から約1週間で、チャンネル登録者数は800人弱。最初に公開した動画の再生回数は2,000回をやっと越えたところで(11月27日時点)、もはや大惨事とも言える寂しさだ。

「宣伝がまったく上手くいっていないのか、有名人の公式チャンネルとしては、あまりにも少なすぎる数字。内容的には炎上の可能性も含めて、もっと話題になってもいいはずなんですけどね。地上波などの大手マスコミでは扱わないような、怪しげな話をしているんだから、ちょっともったいないと思います」(前出・メディア関係者)

 果たして千原せいじのゴシップキャラは、世の中に気づいてもらえるのだろうか。

結婚したはずなのに!? 坂口杏里「彼氏いらない」発言にネット民が猛ツッコミ

 元タレントの坂口杏里が11月16日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。最近の動画では、“芸能界の闇”と称して枕営業をしているタレントのイニシャルをぶっちゃけるなどの暴露が多かったが、今回は自身の恋愛について踏み込んだ内容となっていた。

 しかし、その中で坂口がトンデモナイことを暴露してしまったと芸能ライターが言う。

「動画の中で彼女は、『今まで付き合った人数は3人』と暴露したのですが、その後『今は彼氏はいらない』という発言があったのです。坂口といえば先月19日、炎上系ユーチューバーであるシバターとの結婚を動画内で発表したばかり。これを見た視聴者からは、『彼氏いらないって、結婚したんじゃないの?』『やっぱりやらせだったのか』と激しいツッコミが入りました。夫とされているシバターは自身の動画の中で真面目に結婚報告をしているため、2人の間の温度差があまりにも大きいように感じました」

 もしかしたら、「彼氏いらない」発言は、キャバクラで働き始めた坂口の客に向けたリップサービスだったのかもしれない?

首里城火災、富士山滑落事故……不謹慎YouTuberに法的責任は? 弁護士に聞いた

 10月31日未明に発生した、沖縄県那覇市にある世界遺産・首里城の火災。出火原因は電気系統のトラブルによる可能性が高いとみられているが、火災の第一報を受け、「首里城を燃やしたのは僕です」と名乗りを上げるYouTuberが続出。さらに、こういった炎上狙いの動画を批判する動画も多数アップされ、YouTube上では一時、“首里城火災”がトレンドとなっていた。

 また、28日に富士山を登る様子をライブ配信していた男性が滑落し安否不明となった事故でも、「富士山から滑落した、ニコ生配信者」を名乗り、「無事生きています」との動画を投稿するYouTuberが出現、「不謹慎すぎる」と批判を浴びていた。

 良くも悪くも再生回数がモノを言うYouTubeでは、再生回数に比例して収益が発生する。そのため手っ取り早く数字が稼げる炎上ネタに手を出す者は少なくないが、何か事件が起きるたびに、犯人やその親族になりすます悪質YouTuberもいる。たとえば常習犯として悪名高いYouTuberは、山梨県道志村キャンプ場で起きた小1女児行方不明事件や、さいたま市小4男児殺害事件の犯人になりすまし、批判を浴びている。YouTubeでは「嫌がらせ」や「なりすまし」といったコンテンツを投稿することを禁止しているため、この男はこれまでに何度も収益化を外されたり、アカウント停止措置を受けているのだが、そのたびに名前を変え、懲りずに投稿を続けている。

 こういった動画は軒並み低評価で、チャンネル登録者数自体は少ないものの、周りが騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、興味本位で見に来た人によって再生回数が伸びてしまうというのは皮肉なところ。相手にしないのが一番ではあるが、愚行を繰り返す不謹慎YouTuberに法的責任はないのだろうか? 弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPCパートナー弁護士の山岸純氏は、次のように解説する。

「こういう不謹慎な者は、たとえ虚構であっても注目を浴びたいという一心しかなく、動画をアップする瞬間には罪の意識もへったくれもないのでしょう。人を殴って金目のものを奪うことに抵抗がない者、お年寄りをだまして金銭を振り込ませる者、有権者に金品を配る政治家、みな共通して『罪の意識』がないわけです。こういった規範意識が鈍磨した連中は、それが『犯罪』であることを身に刻ませることが必須です。さて、今回の件ですが、『自分が放火犯人です」』『富士山から滑落しました』などと虚偽の犯罪や災害を、消防や警察や捜索隊などが見ることを想定してアップしているような場合には(実際は、単に『動画をみんなに見てほしい』という幼稚な考えだけなので極めて難しいと思いますが、軽犯罪法1条16号『虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出ること』、同31号『他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害すること』に該当することが考えられます。この場合、拘留(1日以上30日未満の拘束刑)や科料(1,000円以上1万円以下の財産刑)が科されるので、捜査機関は臆することなくどんどん処罰してほしいところです」

 HIKAKINやはじめしゃちょーなど人気YouTubeは、YouTubeにおけるマナーやモラル向上をユーザーに啓蒙する投稿も行っているが、いくら自由な空間とはいえ、人の不幸で再生回数を稼ぐようなマネは謹んでもらいたいものだ。

首里城火災、富士山滑落事故……不謹慎YouTuberに法的責任は? 弁護士に聞いた

 10月31日未明に発生した、沖縄県那覇市にある世界遺産・首里城の火災。出火原因は電気系統のトラブルによる可能性が高いとみられているが、火災の第一報を受け、「首里城を燃やしたのは僕です」と名乗りを上げるYouTuberが続出。さらに、こういった炎上狙いの動画を批判する動画も多数アップされ、YouTube上では一時、“首里城火災”がトレンドとなっていた。

 また、28日に富士山を登る様子をライブ配信していた男性が滑落し安否不明となった事故でも、「富士山から滑落した、ニコ生配信者」を名乗り、「無事生きています」との動画を投稿するYouTuberが出現、「不謹慎すぎる」と批判を浴びていた。

 良くも悪くも再生回数がモノを言うYouTubeでは、再生回数に比例して収益が発生する。そのため手っ取り早く数字が稼げる炎上ネタに手を出す者は少なくないが、何か事件が起きるたびに、犯人やその親族になりすます悪質YouTuberもいる。たとえば常習犯として悪名高いYouTuberは、山梨県道志村キャンプ場で起きた小1女児行方不明事件や、さいたま市小4男児殺害事件の犯人になりすまし、批判を浴びている。YouTubeでは「嫌がらせ」や「なりすまし」といったコンテンツを投稿することを禁止しているため、この男はこれまでに何度も収益化を外されたり、アカウント停止措置を受けているのだが、そのたびに名前を変え、懲りずに投稿を続けている。

 こういった動画は軒並み低評価で、チャンネル登録者数自体は少ないものの、周りが騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、興味本位で見に来た人によって再生回数が伸びてしまうというのは皮肉なところ。相手にしないのが一番ではあるが、愚行を繰り返す不謹慎YouTuberに法的責任はないのだろうか? 弁護士法人AVANCE LEGAL GROUP LPCパートナー弁護士の山岸純氏は、次のように解説する。

「こういう不謹慎な者は、たとえ虚構であっても注目を浴びたいという一心しかなく、動画をアップする瞬間には罪の意識もへったくれもないのでしょう。人を殴って金目のものを奪うことに抵抗がない者、お年寄りをだまして金銭を振り込ませる者、有権者に金品を配る政治家、みな共通して『罪の意識』がないわけです。こういった規範意識が鈍磨した連中は、それが『犯罪』であることを身に刻ませることが必須です。さて、今回の件ですが、『自分が放火犯人です」』『富士山から滑落しました』などと虚偽の犯罪や災害を、消防や警察や捜索隊などが見ることを想定してアップしているような場合には(実際は、単に『動画をみんなに見てほしい』という幼稚な考えだけなので極めて難しいと思いますが、軽犯罪法1条16号『虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出ること』、同31号『他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害すること』に該当することが考えられます。この場合、拘留(1日以上30日未満の拘束刑)や科料(1,000円以上1万円以下の財産刑)が科されるので、捜査機関は臆することなくどんどん処罰してほしいところです」

 HIKAKINやはじめしゃちょーなど人気YouTubeは、YouTubeにおけるマナーやモラル向上をユーザーに啓蒙する投稿も行っているが、いくら自由な空間とはいえ、人の不幸で再生回数を稼ぐようなマネは謹んでもらいたいものだ。

のんも復活! YouTube“ネトフリ化”でタレント、テレビはどうなる!?

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

<「超YouTube学」バックナンバーはこちらから>

 

 

白武 YouTubeはいま本当に過渡期にあって、急上昇に入ってくるチャンネルも1年前とぜんぜん変わってきている。前はバラエティ系のYouTuberさんがメインでしたけど、カジサックさんの成功もあり、タレントがどんどん参入してきたり、マンガも増えてきている。嵐さんに続いてジャニーズのほかのグループや、びっくりするアーティストの参戦もありえると思います。

長崎 その一方で、有料のオリジナルコンテンツがどんどん出てきていて、つい先日ものんさん脚本、撮影、編集、主演の映画『おちをつけなんせ』が配信されて大きな話題になりました。本編のほか、制作の過程を追ったドキュメンタリーも配信されていて、これがまた面白いです。のんさんのふわふわとした雰囲気からは考えられない、鬼気迫る表情で創作に取り組んでいる様子は必見です。また、はじめしゃちょーさんを筆頭に、人気YouTuber主演のドラマも続々制作されていて、たぶん来年あたりから映画なりドラマなりがボンボン出てくると思います。

白武 「YouTubeムービー」ではメジャー映画が300円から観られるようになったし、YouTube自体がオリジナルコンテンツを量産してNetflix化していく可能性もありますね。例えばスピルバーグといった巨匠のオリジナルコンテンツがここで観られるようになったりしたら、もうYouTubeを手放せないですよね。

長崎 もともと作品性のあるものとYouTubeの親和性はすごく高いはずなので、あとはどこが本格的に参入するのかって話ですね。ドラマも映画もバラエティも、全部YouTube化――そんな未来は、そう遠くない気がしますよね。

白武 5Gになれば、2時間の映画が3秒でダウンロードできると言います。今年からアメリカと韓国で5Gは始まっているので、それを踏まえて、日本にどう入ってくるか。

長崎 今後、タレントさんたちはテレビとYouTubeのすみ分けを明確にしていかなくてはいけなくなりますね。挑戦したいことと、認知度と金銭面。熱狂的なファンをつけるならYouTubeだし、巨大メディアであるテレビに出演するとつくのが“箔”。今、さまざまな芸能人YouTuberが誕生していますが、今ならまだ始める“早さ”も加点ポイントです。「●●がYouTubeデビュー」で記事になるので。

白武 カジサックさんやオリラジ中田さんの成功で、タレントがYouTubeを始めることに対してのハードルはめちゃくちゃ低くなってる。あとはネットの文脈を踏まえて、どう自分の才能を生かすのか。

長崎 そりゃそうだろって話かもしれませんが、いま絶対YouTubeやったら伸びると思うのは、バナナマンさんですね。YouTubeとの親和性めちゃくちゃ高いと思う。『バナナ炎』(TOKYO MX)のノープランロケ的な旅企画は鉄板だし、単独ライブの幕間でやってるチャレンジ系の企画もめちゃくちゃ面白い。コーラを2秒で飲むっていうのが332万回回ってるんですけど(公式の動画ではなく、勝手にアップロードされたもの)。熱狂的なファンが多数いる、企画がYouTubeとの親和性が高い、チャンネルのランニング性もある。成功しか見えないですね。くしくも、テレビのレギュラーが次々と終わったタイミングなので、ぜひ期待したい! あと単純にファンなので見てみたいです(笑)。

白武  ただ、タレントの場合は課題も多いですね。例えば芸人が自分たちのチャンネルでやろうってなったときに、事務所が「じゃあこのチームでやりましょう」って提案できるチームやスタッフがいないんですよ。だいたい今までだったら単独ライブを作っていたチームでYouTubeをやればいいってことなんですけど、YouTubeのノウハウがわかっているスタッフがいないとできない。現状は人材不足です。僕とか長崎くんとかが、たまたまテレビとYouTubeの谷間の世代なので、通訳者として呼ばれることも多くなってきました。今は、とにかくYouTubeっぽい編集ができる編集ディレクターの人材が足りていないです。

長崎 必ずしも超優秀なテレビディレクターが編集すれば面白くなるってわけではないですもんね。

白武 マナーが違うんでね。

長崎 だから、YouTubeもできるフリーのディレクターさんだったり、そういう人材を抱えている会社は、めちゃくちゃ儲かると思います。単価で言うと、ぶっちゃけ今はたぶんYouTubeのほうがいいんじゃないかな。僕ら放送作家の仕事も、タレントのYouTubeを担当する仕事が増えてくると思いますが、タレントがノウハウのない制作会社や放送作家に頼んで、テレビの感覚で企画編集をするのは本当にまずい。結果伸びなくて、全体的な見え方として芸能人はYouTubeで通用しないといったイメージを植えつけられると最悪ですよね。カジサックさんとオリラジの中田さんだけが特別っていう。

白武 確かに、それはちょっと困ってしまいますね。

長崎 タレントの格を下げることにもつながるし。仲のいい、気心の知れたディレクターとやりたいって気持ちはわかるんですけど、それだと数字はついてこないことが往々にしてある気がします。

白武 ただ、これまではカチッとしたテレビっぽい編集は嫌われる傾向にありましたが、もしかしたらYouTubeのお客さんがテレビっぽさやハイクオリティーを求めていく可能性もあるので、流れを読んで臨機応変に対応しないといけないですね。

長崎 いま企業がスポンサーになるチャンネルもボコボコ立ってきていて、“YouTubeを始めたいけど、どうやったらいいのかわからない”って、僕のところにも相談の話がきたりするんですけど、やっぱり演者とスタッフの間に温度差は感じますね。

白武 企業側も、YouTubeが広告ツールとして機能するという認識はあるけど、YouTubeの良いところを生かせていない。まだ使いこなせている人というのは少ないですね。チャンネルに人格を宿すということが、とにかく難しい。企業チャンネルの成功例って、まだあんまりないんですよ。何度も言ってますが、YouTubeは人についてくるメディアなんで、企業がポンと「番組作りました」っていっても、そこに人が見えない。お金をかけて作っても、数千回しか再生されないってザラにある。YouTubeは誰が出てるかも大事ですが、誰がつくっているのかというのが見えたほうがいいかもしれません。

長崎 あと、YouTubeで“番組”を作るのも難しいですね。人格がないので、そこに数字がついてくるかはわからない。

白武 たとえば特番とか、『ドキュメンタル』みたいに5本とかだったら熱狂を作れますが、レギュラーでずっとやるのはなかなか厳しい。

長崎 動画の出し方も重要。出すなら、5本一気出しがいい気がします。毎週固定曜日に投稿とかだと視聴者は待ってくれないし、Netflixみたいに時間ある時に一気に見切れちゃう感じで。

白武 今後の話でいうと、テレビがYouTubeに動画を落とすかどうかですね。いま、『ちびまる子ちゃん』や『ルパン三世』といった国民的アニメの昔の回はYouTubeでも見られるようになったし、民放各局はニュースの切り出しをそれぞれのYouTubeチャンネルに上げていて、N国の話題とか急上昇に入ることもある。ドラマでは、日テレの『3年A組』がYouTube限定動画を配信してバズっていました。とにかく今、YouTubeにはめちゃくちゃ人がいる状態なので、本当はなるべく落とせたらいいと思うんですけどね。

長崎 YouTubeに落とした結果、「3年A組ダンス」や『あなたの番です』の考察みたいに、連鎖的な爆発が起きれば最高ですね。ただ、テレビの広告モデルはYouTubeに落とす前提でできてないんで、それをガラッと変えようと思うと、いろんな交通整理が必要になってくる。

白武 そういう意味でも、TVerは革命ですね。若い子たちはテレビじゃなくてTVerを見ている人も多いですよね。TVerの使いやすさが、今後のテレビ界にとってとても重要だと思います。

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●しらたけ・ときお(@TOKIOCOM

▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com

”大食いYouTuber”木下ゆうかに見る、女性YouTuberのキャリア問題

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

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白武 テレビでもそうですけど、YouTubeでも恋愛と食は強いですね。カップルチャンネルだったり、料理チャンネルだったり……。食にもいろいろありますけど、大食いではやっぱり木下ゆうかさん。最初、YouTubeで大食いやって目立っていたのは木下さんしかいなかったし、めちゃくちゃ細くてかわいい女の子が何万カロリーもあるものをペロッと平らげる爽快感、というYouTubeでの大食いの見せ方を作ったと思います。

長崎 よく食べる女の子って、かわいく見えるじゃないですか? さらに木下さんは、博多弁なんですよ。男性目線でいうと、“よく食べる方言女子“は刺さる人が多いんじゃないですかね。あと、HIKAKINさんと並んで女性YouTuberの席に初めて座ったっていうのは一番デカいかもしれないですね。大食いっていう入り口にしろ、なんにしろ、女性のYouTuberもいるんだよ、っていうのを世間に認知させた。

白武 HIKAKINさんにも通じますけど、YouTube黎明期に動画を上げまくった人たちはやっぱりすごい。だって、これが職業になるとは誰も思ってなかったですから。僕も高校生くらいの時から普通にYouTubeをサイトとして使ってたけど、それが仕事になるとは思ってなかったし。ギャンブルですよね。僕らもYouTuberの先駆者になり得たけど、啓示を受けなかった。

長崎 ギャル曽根さんじゃないけど、キレイに食べるっていうのは木下さんの動画を見ていて気持ちいいところですね。『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の女王・赤阪(尊子)さんみたいに豪快さを見せるんじゃなくて、キレイにおいしく食べるっていう。一種の様式美ですよね。

白武 サムネのビジュアルショック、こんな子がこんな大量の焼きそばを食べるのか!? っていう作り方はうまいなと思います。「10000kcal」の文字と見たことないくらいでかいステーキのインパクトは、ついクリックしてしまいます。いろいろチャレンジしてますけど、韓国料理だったり、海外の料理はやっぱり人気ありますね。

長崎 YouTube全体で数カ月に1度、食ブームが来るんですよ。少し前だと、「バター1本入れてみた」系の料理動画とか、「チーズを絡めてみた」とか。

白武 ペヤングの時もあったね。新商品が出たり、テレビで紹介されたり、有名なYouTuberさんがやってたらマネして、そこからブームが一周するみたいな。YouTubeには、ネタを共有する文化があるので。

長崎 なぜ右に倣えで同じネタをやるかというと、関連に動画が上がるからなんですよね。ここに自分の動画が上がることが、新規流入のキモ。外から見ると、みんななんで同じ企画をやってるんだ? ってなると思うんですけど、バター1本の動画を見た人は関連動画に上がった似たような動画もクリックするから、回遊していくんですよ。“この人は、バターっていうお題でどういう動画を出してくるんだ?”とか。

白武 だから、YouTuberはネタパクってもいい、お互いさまですよねっていう、暗黙の了解がある。オリジネーター、フォーマットを生み出した人はすごいですけど、その人が絶対に評価されるわけではない。最初の人より、バズらせた人の勝ちですね。

長崎 もっと言うと、大食い系とかのブームになるネタって、海外の急上昇チャンネルから流れてきたりするケースもあります。UUUMとかは世界のYouTubeチャンネルの急上昇を毎日チェックしてるって聞きますけど、そういう各国の急上昇チャンネルから拾ってきたネタを、所属しているYouTuberにネタとしてオススメしてみたり。

白武 木下さんの話に戻ると、完全にアスリートですよね。5年間も毎日に近いペースで、大食い動画を上げ続けるって、やっぱりすごい。毎日やれば、それだけ接触回数が上がってファンがつきますけど、飽きられる人はすぐ飽きられちゃうっていう。

長崎 YouTuber魂を感じますよね。HIKAKINさんもいまだにほぼ毎日上げてるし、後輩たちに背中見せてる感じありますよね。“先輩がこんなに頑張ってるんだから、俺もサボれねぇ”ってなりますよね。ただ数字だけで見ると、その分、木下さんは今すごいつらい時期なんじゃないかなと思います。だって、登録者数が500万人いて1本の動画が30万前後しか回ってないってことは、470万人くらいはスルーしてるってことじゃないですか。

白武 どんどん新しくて面白いジャンルができ始めてるから、大食い以外のことも少しずつ試して、違う専門性を見つけられたらベストですね。

長崎 Vlog系企画に挑戦するってパターンもありですよね。例えば旅やキャンプに行って、そこで大食いする。その後にVlogにスライドしていくとか。大食い抜きで。

白武 HIKAKINさんだったらゲームもあるし、歌もあるし、商品紹介もあるし、猫動画もあるし、バラエティもあるし、いろんな幅、いろんな顔見せてくれるので飽きがこない。

長崎 木下さんに限らず、メイク系とかいま人気の女性YouTuberがこの先、どうなるんだろうっていう興味はありますね。男性の場合は、それこそHIKAKINさんみたいにハゲをネタにしたり、加齢に関係なくやっていけそうな気がしますが。年齢を重ねた女性YouTuberの中で正解を見つけたパイオオアニアが現れたら、またその下の世代たちも安心ですよね。

白武 人気YouTuberの引っ越しはひとつの”引き”になってるけど、例えば結婚、出産、離婚なんかのライフイベントも見せていくのか、家族化していくか。

長崎 「しばなん」さんみたいになるってこと?

白武 あるいは、キッズラインみたいにおもちゃで遊ぶ動画にシフトするとか。アメブロみたいに自分の人生を全部見せていくっていう。

長崎 アメブロ化ですね。なるほど、それはありえるかも。

(【5】へ続く)

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超人気YouTuberはじめしゃちょーが大企業広告に起用されるワケ

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

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白武 YouTubeって、以前は絶対に毎日アップするのが人気チャンネルの鉄則だったんですが、今はプロ化が進んで、クオリティ高くなっている分、毎日じゃなくてもファンがつくようになってきている。

長崎 面白いチャンネルがたくさんあるから、例えば3~4日更新がなくてもほかのチャンネルが補ってくれる。一部のトップクリエーターは別ですが、普通の人が毎日更新してたら、やっぱり頭おかしくなっちゃいますよね。精神衛生上、ほんとよくない。

白武 僕がやってる霜降り明星の「しもふりチューブ」は、一日にバーッと何本も撮って一気に編集するからまだ大丈夫ですけど、個人でやってる人はしんどいですよね。毎日更新しないといけないという強迫観念になってしまうと怖い。それで、HIKAKINさんとかたまに「更新頻度を下げよう」みたいなキャンペーンをやってて、すごくいいことだなと思います。

長崎 ただ、息を吸うように動画を編集して上げる人がいるのも事実で。一昨年ぐらいの「U-FES.」(UUUM のクリエイターが全員集まってやるイベント)終了後、みんなが打ち上げに行く中、最後まで現場に残ってたのは、はじめしゃちょーさんーだって聞きました。その日、「U-FES.」で撮った動画をその場でブワーって編集して、終わるまで打ち上げに行かなかったそうです。ストイックというか、もうそんなこと当然なんだと思います。

白武 僕もはじめしゃちょーさんとは一度、テレビの番組を一緒に作ったことがあって、その時にいろいろお話しさせてもらったんですけど、編集大好き人間なんですよ。出るのも楽しいけど、編集がめちゃくちゃ大好き。「睡眠時間を削ってでもやりたい」って言ってました。だから、性に合ってるんじゃないかな。イチローにとって素振りが努力だと思わないように、好きなものだったらとことん頑張れるというか。

長崎 はじめしゃちょーさんはHIKAKINさんと双璧をなす、YouTube界のトップスター。誰もが一度は心の中でやってみたいと思っている”悪ふざけ”をコツコツ毎日上げていて、「メントスで槍を作ってコーラにブッさす」や「スライムで風呂作ってみた」はその代表的な企画。見出しになるキャッチ―な一行をいまだに出せてるのがすごい。

白武 最近で言ったら「チクチクの栗を三十分間振り続けたらどうなるの?」「めちゃくちゃ風が強い中でスポーツするとどうなるの?」とか。サムネのビジュアルだけ見ても気になるし、一行聞いても気になるものを、ネタ切れせずにアイデア出し続けている。動画自体もカット割りが巧みで、視聴者を飽きさせない編集技術で魅了してくれる。はじめしゃちょーが発明した編集って、たくさんあると思います。

長崎 まれに風刺っぽいこともやるんですけど、「コメント欄のケンカを実写化してみた」っていうのがあって。アンチコメント書いてる人を擬人化して並べて、教育テレビみたいな感じで。そこそこの登録者数のYouTuberがやってたら「何言ってんの、コイツ?」ってなるけど、はじめしゃちょーさんだからこそ伝えられる、YouTubeにおけるマナーとかメッセージがある。

白武 視聴者からの質問にバーッと答えて面白く編集する、っていうフォーマットを編み出したのも、はじめしゃちょーさんじゃないですかね。質問に答えるだけだったらそれまでもあったんですけど、はじめしゃちょーさんが開発したフォーマット――質問で振ってすぐそれを実行して落とす――この構成をマネしてる人は多いですね。

長崎 たぶん撮りながら、めちゃくちゃ編集点を作ってると思います。ここで一回落として切って、ってやってる人の撮り方だと思います。撮影しながら編集している超人です。

白武 サブチャンネルの「はじめしゃちょーの畑」も人気で、「サイレント鬼ごっこ」とか、グループならではのゲームとかも生み出しています。

長崎 わちゃわちゃ感あふれる日常を映し出したホームビデオみたいな感じで、これまで個人で活動してきたはじめしゃちょーっぽくない一面を見られるのがいい。

白武 最近は、大企業のCMにも起用されてますね。メルカリの友達招待キャンペーンや、コカ・コーラ社のTEAM Coca-Cola アンバサダーにも選ばれて、好感度は抜群。もう悪いことできないですね(笑)。

長崎 いまや、芸能人とYouTuberの立場って完全に逆転してて、企業側にとってエンゲージが見えてるのは魅力的。例えば佐藤健さんって言わずと知れた人気俳優だけど、広告効果がどのくらいあるか、ぶっちゃけわかんないじゃないですか? でも、はじめしゃちょーさんなり、HIKAKINさんなりは、ファンが何人いて、どういう層に受けているのか、すべて数字が見えているから、データを前提にした上で起用できる。

白武 だから、ごまかしが利かないんですよ。人気タレントがSNSを始めて、思ったより数字が伸びないことがありますけど、そう簡単に100万人は突破できない。すべてが可視化されている。

長崎 今までテレビとかでぼかされてたものが、YouTube上では明確化されて数字として出てるんで、広告主としても安心感がありますよね。「視聴率○%です」って言われても、それを実際何人見ているのか、わからないじゃないですか?

白武 成績、点数が貼り出されてるみたいなもんなんで、ウソつけないんですよね。

長崎 チャンネル登録者数やフォロワー数は、タレントの戦闘力になってきているのかもしれません。

(【4】へ続く)

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▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com

HIKAKINはまだまだ伸びる!? テレビ出演、5G到来で最強YouTuberに!

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

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白武 YouTubeの世界で触れざるを得ない、トップの座に座り続けているのがHIKAKINさん。誰よりも早くYouTubeを始めたってところが、本当にすごいですね。顔が面白くて、子どもでもわかる面白さを提供している。どんどん自分をYouTubeに最適化して、YouTube芸を開発しています。

長崎 この前も言ったけど、HIKAKINさんって本当に“顔”がすごい。ドラえもんみたいに子どもが見入っちゃう引力がある。顔の形が、子どもが安心して笑える黄金比なんじゃないかな? 誰か調べてみてほしい(笑)。老けても面白くなりそうだし、HIKAKINさんも自分の動画で言ってたけど、ちょっと髪の毛が薄くなってきてるんですよ。顔が面白くてハゲてるって、もうYouTube界の志村けんさんになるしかない(笑)。

白武 もともとはスーパーで働きながらYouTubeにボイパ動画を上げていたんですが、『スーパーマリオブラザーズ』のテーマソングが世界中で大ヒット。この動画がきっかけで、エアロスミスさんのライブにも出演しています。最近はテレビにもよく出演されますが、2年前ぐらいはYouTuberがテレビに出ると、「結局、テレビに行くのかよ」っていうネガティブな反応があった。それをHIKAKINさんが少しずつ打ち破って「HIKAKINすげー、『Mステ』出たよ」までになっていった。本当に謙虚で、テレビ1年生というスタンスで出ているから、芸能人からも視聴者からも好かれている印象です。

長崎 本当すごいですよね。テレビ番組に出演すれば、最初は絶対、ヤリが降ってくるわけじゃないですか。「YouTuberって楽して金稼げるんでしょ?」「金持ってるんでしょ?」って。だけど、「いえいえ、そんなことないですよ」って血まみれになりながら笑顔で返している。第一人者の宿命を背負って、覚悟を持ってテレビに出演されていたように思います。

白武 HIKAKINさんは用途別にチャンネルを複数運営していて、メインの「Hikakin TV」のほか、ヒューマンビートボックス動画「HIKAKIN」、ゲーム実況の動画「Hikakin Games」、ブログチャンネル「Hikakin Blog」の主に4つ。合計登録者数は1,300万人超と、前人未到レベル。HIKAKINさんの強みでいうと、住んでる家をどんどんグレードアップさせていって、「YouTuber=成功者」というイメージを定着させていったところですかね。現在進行形でYouTubeドリームを見せてくれている。

長崎 YouTubeで「24時間密着企画」を始めたのも、HIKAKINさんが最初かもしれないですね。自分でカメラ持って、1日のスケジュールを見せる動画。今は結構みんなポピュラーにやってるんですけど、当時謎に包まれていたYouTuberっていう職業の裏側が見られて、大人気企画になりましたね。先日もまた24時間企画をやってらしたんですが、「今日はね、オフなんですよ。割とプライベートな時間が多いかもしれないです」って、画面にタイムスケジュール出るんですけど、3時間しか休みがないんです(笑)。ラーメン食って、銀座で買い物する以外の時間、全部仕事していて。この人の中で、これがオフなんだなって。すげえなって。ドリームを見せつつ、ちゃんと尊敬できる一面も見えていました。

白武 HIKAKINさんの『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)は感動しましたね。プロフェッショナルとは「継続した人、かつその中でチャンスをつかんだ人。継続してるとチャンスが来るんで、その中で努力しているとチャンスをつかめる。継続です」って。毎日6時間くらいかけて編集をしていると。信じられないスピードで、ずっとマラソンをしている。

長崎 「ブンブンハローYouTube」っていう動画の初めにお決まりのあいさつを入れたり、最後に「チャンネル登録よろしくお願いします」って扉を付け始めたのも、HIKAKINさんじゃないかな? あらゆる面で、YouTubeのパイオニアなんです。

白武 再生回数とチャンネル登録者数で、HIKAKINさん、はじめしゃちょーさんを超えるいわゆるYouTuberさんは、もう出てこないんじゃないでしょうか。アイドルグループとか米津玄師さんとか、アーティストだったらあるかもしれないけど。バラエティーYouTuberの席はもう本当に埋まっているんで、よっぽどじゃないと、登録者数100万人も本当に難しい。

長崎 HIKAKINさんって、バラエティーYouTuberとして面白さが全然落ちてないし、テレビ進出もして、まだまだこれからもいくんじゃないかな。8月からは「ヒカキンアニメも始めて、400万回超再生されてる。そもそもYouTube自体が成熟したメディアじゃないですからね。「今さらYouTuberか」みたいな話たまに聞きますが、まだまだこれからですよ。

白武 5Gになったら、また様相がガラッと変わると思います。YouTubeもオリジナルの番組を作り始めたり 、はじめしゃちょーさんのようにドラマを作ったり。例えば、アメリカではすでにありますが、YouTubeチャンネルで紹介した商品を直接そのまま買えるシステムなんかも、近いうちに日本でも実現するかもしれない。まだまだ伸びるメディアだと思います。

長崎 YouTube自体の格が上がれば、自然とHIKAKINさんの評価も上がるというか。ドラマや、映画など、いろんなものがYouTubeに参入してきていて、先日は嵐さんがYouTubeチャンネルを開設。MVを公開し、チャンネル登録者数が1日で87万人突破して話題になりました。これから本当に外からもどんどん参入してくると思いますが、HIKAKINさんが常に先頭を走り続ける存在であることは、今後も変わりないと思います。

(【3】へ続く)

※「超YouTube学」バックナンバーはこちらから

●しらたけ・ときお(@TOKIOCOM

▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com

HIKAKINはまだまだ伸びる!? テレビ出演、5G到来で最強YouTuberに!

テレビ業界で最もYouTubeに詳しい新進気鋭の20代放送作家、白武ときお(「しもふりチューブ」)と長崎周成(「フワちゃんTV」)が、最新のYouTube事情と注目チャンネルについて語り尽くします!

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白武 YouTubeの世界で触れざるを得ない、トップの座に座り続けているのがHIKAKINさん。誰よりも早くYouTubeを始めたってところが、本当にすごいですね。顔が面白くて、子どもでもわかる面白さを提供している。どんどん自分をYouTubeに最適化して、YouTube芸を開発しています。

長崎 この前も言ったけど、HIKAKINさんって本当に“顔”がすごい。ドラえもんみたいに子どもが見入っちゃう引力がある。顔の形が、子どもが安心して笑える黄金比なんじゃないかな? 誰か調べてみてほしい(笑)。老けても面白くなりそうだし、HIKAKINさんも自分の動画で言ってたけど、ちょっと髪の毛が薄くなってきてるんですよ。顔が面白くてハゲてるって、もうYouTube界の志村けんさんになるしかない(笑)。

白武 もともとはスーパーで働きながらYouTubeにボイパ動画を上げていたんですが、『スーパーマリオブラザーズ』のテーマソングが世界中で大ヒット。この動画がきっかけで、エアロスミスさんのライブにも出演しています。最近はテレビにもよく出演されますが、2年前ぐらいはYouTuberがテレビに出ると、「結局、テレビに行くのかよ」っていうネガティブな反応があった。それをHIKAKINさんが少しずつ打ち破って「HIKAKINすげー、『Mステ』出たよ」までになっていった。本当に謙虚で、テレビ1年生というスタンスで出ているから、芸能人からも視聴者からも好かれている印象です。

長崎 本当すごいですよね。テレビ番組に出演すれば、最初は絶対、ヤリが降ってくるわけじゃないですか。「YouTuberって楽して金稼げるんでしょ?」「金持ってるんでしょ?」って。だけど、「いえいえ、そんなことないですよ」って血まみれになりながら笑顔で返している。第一人者の宿命を背負って、覚悟を持ってテレビに出演されていたように思います。

白武 HIKAKINさんは用途別にチャンネルを複数運営していて、メインの「Hikakin TV」のほか、ヒューマンビートボックス動画「HIKAKIN」、ゲーム実況の動画「Hikakin Games」、ブログチャンネル「Hikakin Blog」の主に4つ。合計登録者数は1,300万人超と、前人未到レベル。HIKAKINさんの強みでいうと、住んでる家をどんどんグレードアップさせていって、「YouTuber=成功者」というイメージを定着させていったところですかね。現在進行形でYouTubeドリームを見せてくれている。

長崎 YouTubeで「24時間密着企画」を始めたのも、HIKAKINさんが最初かもしれないですね。自分でカメラ持って、1日のスケジュールを見せる動画。今は結構みんなポピュラーにやってるんですけど、当時謎に包まれていたYouTuberっていう職業の裏側が見られて、大人気企画になりましたね。先日もまた24時間企画をやってらしたんですが、「今日はね、オフなんですよ。割とプライベートな時間が多いかもしれないです」って、画面にタイムスケジュール出るんですけど、3時間しか休みがないんです(笑)。ラーメン食って、銀座で買い物する以外の時間、全部仕事していて。この人の中で、これがオフなんだなって。すげえなって。ドリームを見せつつ、ちゃんと尊敬できる一面も見えていました。

白武 HIKAKINさんの『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)は感動しましたね。プロフェッショナルとは「継続した人、かつその中でチャンスをつかんだ人。継続してるとチャンスが来るんで、その中で努力しているとチャンスをつかめる。継続です」って。毎日6時間くらいかけて編集をしていると。信じられないスピードで、ずっとマラソンをしている。

長崎 「ブンブンハローYouTube」っていう動画の初めにお決まりのあいさつを入れたり、最後に「チャンネル登録よろしくお願いします」って扉を付け始めたのも、HIKAKINさんじゃないかな? あらゆる面で、YouTubeのパイオニアなんです。

白武 再生回数とチャンネル登録者数で、HIKAKINさん、はじめしゃちょーさんを超えるいわゆるYouTuberさんは、もう出てこないんじゃないでしょうか。アイドルグループとか米津玄師さんとか、アーティストだったらあるかもしれないけど。バラエティーYouTuberの席はもう本当に埋まっているんで、よっぽどじゃないと、登録者数100万人も本当に難しい。

長崎 HIKAKINさんって、バラエティーYouTuberとして面白さが全然落ちてないし、テレビ進出もして、まだまだこれからもいくんじゃないかな。8月からは「ヒカキンアニメも始めて、400万回超再生されてる。そもそもYouTube自体が成熟したメディアじゃないですからね。「今さらYouTuberか」みたいな話たまに聞きますが、まだまだこれからですよ。

白武 5Gになったら、また様相がガラッと変わると思います。YouTubeもオリジナルの番組を作り始めたり 、はじめしゃちょーさんのようにドラマを作ったり。例えば、アメリカではすでにありますが、YouTubeチャンネルで紹介した商品を直接そのまま買えるシステムなんかも、近いうちに日本でも実現するかもしれない。まだまだ伸びるメディアだと思います。

長崎 YouTube自体の格が上がれば、自然とHIKAKINさんの評価も上がるというか。ドラマや、映画など、いろんなものがYouTubeに参入してきていて、先日は嵐さんがYouTubeチャンネルを開設。MVを公開し、チャンネル登録者数が1日で87万人突破して話題になりました。これから本当に外からもどんどん参入してくると思いますが、HIKAKINさんが常に先頭を走り続ける存在であることは、今後も変わりないと思います。

(【3】へ続く)

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●しらたけ・ときお(@TOKIOCOM

▼放送作家▼1990年京都府生まれ▼「しもふりチューブ」毎日18時投稿▼担当番組:「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!絶対に笑ってはいけないシリーズ」「Aマッソのゲラニチョビ」「みんなのかが屋」▼お仕事と仲間を募集しております。お気軽にご連絡ください!【Mail】tokiocpu@gmail.com

●ながさき・しゅうせい(@shuuuuuusei

▼1991年生まれ神戸出身・放送作家▼芸人、テレビ制作会社勤務を経て放送作家に。テレビを中心に活動しながら、昨年「フワちゃんTV」(現在登録者数約31万人)/「フワちゃんFLIX」(現在登録者数約9万人) を開設▼担当番組:「ZIP!」「アオハル TV」「ドラえもん」「サムライバスターズ」「勝負の冬」など▼その他:広告案件、YouTubeチャンネルコンサルティング▼お仕事のご相談はMailかDMでどうぞ!【Mail】shusei6308@gmail.com

速水もこみちに続き、水嶋ヒロも料理YouTuberデビュー! 早くも明暗分かれる!?

 水嶋ヒロが7日、YouTubeチャンネルを開設。料理番組「Hiro-Meshi Japanese Home- Style Cooking」をスタートさせた。この番組は、料理初心者である水嶋が日本の家庭料理を学び、作るというコンセプトで、現在はお試しパイロット版として、「からあげ」「だし巻き卵」の2本の動画が公開中。水嶋の発言やテロップには英語字幕をつけるなど、海外の視聴者も意識した作りとなっている。

 水嶋は過去、『仮面ライダーカブト』(テレビ朝日系)で料理の腕前もプロ級の主人公・天道総司を演じていたこともあり、往年のファンからは「リアル天道!」といった喜びの声も数多く寄せられている。

 芸能人の料理YouTuberといえば、Mr.オリーブオイルこと速水もこみちも、9月末にYouTubeチャンネル「M’s TABLE by Mocomichi Hayami」を開設したばかり。こちらは、『ZIP!』(日本テレビ系)の「MOCO’sキッチン」のテイストを引き継ぐ形で、もこみちのオリジナルレシピを紹介している。初回の、食用花をふんだんにデコレーションした花束ケーキに始まり、豚肉と茄子のココナッツカレー、シュリンプシーザーサラダ、ラム肉の和風カツと、家庭にある食材では作れない、もこみちらしいオシャレなメニューばかりだ。

 視聴者の多くは、もこみちの“オリーブオイル芸”に期待していたようだが、現在のところ、オリーブオイルが登場したのはシーザーシュリンプサラダ回のみ。しかし、「MOCO’sキッチン」終了を嘆いていたファンにとっては待望の番組となったようで、コメント欄には歓喜の声があふれている。

 料理といえば、YouTubeにおける人気ジャンルのひとつ。すでにレッドオーシャンとなりつつあるが、今後、2人が成功を収める勝算はどれくらいあるのだろうか?

「水嶋さんのチャンネル登録者数は5.8万人、対するもこみちさんは13.6万人(ともに9日15時現在)と、初速はもこみちさんの圧勝ですが、『MOCO’sキッチン』の根強いファンがいることを考えれば当然の結果。芸能人YouTuberの場合、一般人に比べて初速の伸びはいいですが、問題はそこからどう数字を伸ばしていけるか。視聴者は、その人が本気で楽しんでいるのか、本気度を見ています。その点、料理家としてすでにキャリアを確立しているもこみちさんは心配なさそうですが、テレビと同じようなことをやっているだけでは、飽きられる恐れがある。花束ケーキのように、ぜんぜん参考にならないけど、もこみちさんの感性が反映された料理をどんどん作っていってほしいですね。また、クッキング・ワンマン・ショーは海外でも人気なので、英語字幕は必須。映像はすでに完成されているので、調理音のASMRにもこだわるといいのでは?」(YouTubeに詳しいライター)

 一方、水嶋のほうは、やや雲行きが怪しそうだ。

「こちらは最初から英語字幕を付けたり、作り方も初心者向けに非常に丁寧に説明していますが、動画冒頭のオープニングや全体の雰囲気がもこみちさんとどことなく似ていて、オリジナリティがない。和食の基本をテーマにしたチャンネルはザラにあるし、もうひとひねり加えないと、厳しいでしょうね。初回のインタビューでは『娘のために~』と語っていましたが、それこそ、最後に娘さんを登場させて一緒に食べるくらいしないと。まぁ、実業家としてマルチな活動をしている水嶋さんなので、動画を足掛かりにキッチン用品のプロデュースにも手を広げる算段なのかもしれませんが……(苦笑)」(同)

 果たして1年後、YouTuberとして生き残っているのはどちらだろうか?