ラグビーW杯、日本代表「歴史的ベスト8」に至るまでに起きていたラグビー界の“負の遺産”

 代表チームのみならず、日本ラグビーの真価が問われるのはこれからだろう。

 10月21日、ラグビーW杯日本大会で初の8強入りを果たした日本代表が都内で解散した。総括記者会見では25歳のNO8姫野が「ラグビー界は今後が大事になってくると思う。どんどんラグビーの魅力、素晴らしさを、発信していけるようにやっていきたい」と使命感をにじませれば、リーチ・マイケル主将も「日本代表は、強いまま継続することが大事。日本のファンを感動させられる試合を続けられたらいい」と、今後のラグビー界の発展を祈った。

 自国開催となった今大会は日本中が熱狂する大成功を収めたが、ここに至るまでには「負の遺産」とも言える不祥事も数多くあった。

「明治大学、新日鉄釜石で活躍した『元祖ミスターラグビー』で、現在はスポーツキャスターの松尾雄治は1992年にポーカー賭博で逮捕されています。明治大学OB会を除外され、業界から完全に干されることになりましたが、同じ大学の先輩のビートたけしが手を差し伸べ、オフィス北野に所属させ、復帰を果たしました」(スポーツライター)

 下半身を巡る事件も枚挙に暇がないが、中でも世間の関心を集めたものといえば、97年に大騒動になった帝京大学ラグビー部集団レイプ事件だろう。

「当時19歳の女性が好意を寄せていた大学生に誘われて、カラオケボックスに行った。そこには同じラグビー部の部員が10人以上おり、すでに飲み会が始まっていた。そのうち彼女は皆が飲んでいたのと同じフロアの別室で大学生とSEXを行うのだが、途中で気分が悪くなったと言って男が去った後、複数の男たちが入ってきて、脅され、レイプされるというものでした。被害女性はその後、PTSDに苦しむ人生を余儀なくされています」(前出・スポーツライター)

 また、近い所では今年6月にはトップリーグ、トヨタ自動車のイエーツ・スティーブンと樺島亮太がコカインを所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されている。

 日本代表の活躍を通じて、ラグビーが「紳士のスポーツ」であることを選手、ファンが心に刻み、二度と不祥事が起こらないようになってほしいものだ。

ラグビーW杯で日本代表の躍進を支えた「2019桜のジャージー」の驚くべき性能

 南アフリカとの準々決勝で力尽きるも、国内外から健闘が称えられたラグビーW杯日本代表。その躍進をグラウンドの内外で支えていたのが桜のジャージーだった。

 スポーツ紙記者が言う。

「2019ジャージーでは、『日本人のもつスピリット“武士道の精神”で世界と戦う』という意味を込めて、『兜』がデザインコンセプトに掲げられています。オフィシャルユニフォームは1万3000円しますが、大会組織委員会は20万枚以上が売れたと発表。南アフリカ戦を前に売り切れとなったことが海外メディアで驚きをもって報じられています」

 熱狂的なファンの後押しもさることながら、その性能には試合に勝つための「知恵と技術」が日本中から結集されていたという。

「2015ジャージーはフォワード用とバックス用でシルエットが違いましたが、素材は同じものだった。しかし、2019ジャージーでは選手のパフォーマンス向上を目指して素材を一新。糸から選び直し、約2年かけて50種類に及ぶ素材をテストして新素材を開発。バックス用素材は耐久性が8%アップし、軽量化は7%を実現。フォワード用素材は耐久性が9%アップし、12%もの軽量化を実現しました。フォワードはスクラム時に生地が伸びすぎると、身体がずれて力が分散し、スクラムをしっかり組むことができない。しかし、新素材は絶妙なストレッチバランスでフォワードのパワーをMAX状態に引き出すことができる。またバックス用は動きやすいだけでなく、相手からつかまれにくくなる工夫がされていたんだとか」(スポーツライター)

 選手のみならず、サポートしてくれた全ての人たちが「ONE TEAM」となったことが、“史上初のベスト8”最大の要因と言っても良さそうだ。

ラグビー出身タレントの大ブレイクはあるか? 体育会系特有のノリからの脱却がカギに!?

 日本代表チーム初の決勝トーナメント進出で大きく盛り上がっている、ラグビーワールドカップ2019。ワイドショーやスポーツ番組でのラグビー関係者の出演も増加した。

 その代表格といえば、TBS系ドラマ『ノーサイド・ゲーム』で俳優デビューを果たした廣瀬俊朗だ。

「トークが上手いタイプではないものの、優しげな雰囲気で好感度は高い。解説者向きではないですが、俳優としての可能性はあると思います」(テレビ局関係者)

 ラグビーが大きく盛り上がる前から、ワイドショーのコメンテーターやスポーツ番組のキャスターとして活躍していたのが大畑大介だ。

「日本代表として58試合に出場するなど、経歴も十分。トークも上手く、ルックスも清潔感があって、ワイドショーのコメンテーターにはもってこいの人材。ただ正直なところ、テレビ的な新鮮味があまりないというのもある。これまで通りに活躍するとは思いますが、今後大ブレイクするような雰囲気は、あまりなさそうです」(同)

 一方、テレビ界が密かに注目しているのが、フジテレビ系『バイキング』にラグビー解説者として出演している伊藤剛臣だ。

「こちらも日本代表62キャップの名選手ですが、『バイキング』ではとにかくおとぼけな雰囲気を醸し出していて、いい感じにイジられています。“ルールをわかっていない”なんていうまさかの発言なんかもあって、バラエティー番組のスタッフも面白そうだと注目しているようです」(同)

 しかし、ラグビー出身タレントが、バラエティ番組にフィットするとは思えないという声もある。テレビ番組関係者はいう。

「ラグビー出身タレントは、情報番組やスポーツ番組でも結構積極的にボケてくるイメージがあります。でも、いかんせん“体育会系特有のノリ”であって、お笑い的には微妙なんですよね。ラグビー熱が高まっている時であれば、ウェルカムな空気が出来上がっているので“体育会系特有のノリ”でもありがたがられるけど、バラエティの平場では難しいでしょう。柔道の篠原信一とか、女子サッカーの丸山桂里奈みたいに、吹っ切れた人材でないとなかなか難しいと思います」

 ラグビー人気を一過性のものにならないようにするには、メディアでラグビーの魅力を伝え続ける存在も必要。テレビで活躍できる元選手の登場は、ラグビー界のためにも重要なのだ。

プロ化、五輪、さらに進む外国化…W杯で大健闘の日本ラグビーが今後歩む道

 20日の南アフリカ戦に敗れ、準決勝進出こそ逃したものの、W杯の大会開催国として大きな爪痕を残したラグビー日本代表。前大会では南アから勝ち星を上げて大きな話題となるも、その後盛り上がりを継続出来なかったラグビー界だが、今度こそブームを継続するべく次々とプランは用意されている。

 1次リーグを全勝で突破し、初めて決勝トーナメントに駒を進めた日本チーム。前大会では2度の優勝歴を誇る強豪・南アを撃破し、キッカーの五郎丸歩の「五郎丸ポーズ」が流行語大賞にノミネートされるなど、一気にラグビーへの注目度は上がったが、ブームは短かった。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「前回、南アに勝ってラグビーブームが起きましたが、その後にいくつもの不運が重なりました。観客が急激に増え、対応の悪さがクローズアップされたのもその1つですが、最大の理由は、話題が五郎丸ポーズに集中したことでしょう。五郎丸だけがテレビに呼ばれ、質問が五郎丸ポーズのことばかりになってしまったため、いい加減ウンザリといった雰囲気になり、しかも五郎丸が代表から外れたことで、あっという間にブームが去りました」(スポーツ担当記者)

 女子ソフトボールやなでしこJAPANなどを見ても、日本人は熱しやすく冷めやすいタイプのようだが、ラグビー界としては、もう1度与えられたチャンスは逃せない。その第一歩がプロ化だ。フリーのスポーツライターがいう。

「現在、日本ラグビー界の頂点はトップリーグですが、これはあくまでも社会人チームの強豪が集ったもので、選手の中には会社員も多数存在します。これを完全プロ化しようと旗振り役になっているのが、日本ハムの清宮幸太郎の父親の清宮克幸氏です。そのプランは、今回W杯開催地となった12都市を本拠地とするプロチームでリーグを作り、2021年秋の開幕を目指すもの。トップリーグのチケットは1試合あたり2000枚ほどしか売れていませんが、バスケットボールのBリーグを念頭に、ラグビーもビジネスになると判断しているようです」(スポーツライター)

 Bリーグは1億円プレイヤーも誕生し、認知度は確実に上昇している。さらに来年には五輪というイベントも用意されている。

「前回のリオ五輪から、1チーム7人で行う7人制ラグビー、通称『セブンズ』が五輪の正式競技に採用されています。日本は開催国枠で出場権を確保しており、W杯で活躍した福岡堅樹が出場に興味を示しています。メダルはなかなか厳しい状況ですが、医師を目指していることを公言して話題になった福岡が出場すれば、五輪でも注目されることは間違いないでしょう」(同上)

 一方、代表メンバーの顔ぶれが多数の外国出身選手で占められていることはすっかり常識になったが、その傾向は今後も続くのか?

「大学ラグビーでは昨年ルールが変更になり、外国人出場枠が2から3に増えました。一方で、世界のラグビーの規約も変わり、代表資格を得るためには、当該国居住歴3年が必要でしたが、それが5年に伸びます。こうなると、留学人を受け入れる大学がフルに外国人出場枠を使い(明治、慶応、早稲田などは、外国人枠を使っていない)、そういった選手がどんどん代表に入るのは明らか。今大会では約半数だった外国出身選手は、次の大会ではさらに増えているでしょう」(同)

 世間の関心はラグビーボールのように“どちらに転がるか分からない”だけに、試合よりも難しいのかもしれない。

プロ化、五輪、さらに進む外国化…W杯で大健闘の日本ラグビーが今後歩む道

 20日の南アフリカ戦に敗れ、準決勝進出こそ逃したものの、W杯の大会開催国として大きな爪痕を残したラグビー日本代表。前大会では南アから勝ち星を上げて大きな話題となるも、その後盛り上がりを継続出来なかったラグビー界だが、今度こそブームを継続するべく次々とプランは用意されている。

 1次リーグを全勝で突破し、初めて決勝トーナメントに駒を進めた日本チーム。前大会では2度の優勝歴を誇る強豪・南アを撃破し、キッカーの五郎丸歩の「五郎丸ポーズ」が流行語大賞にノミネートされるなど、一気にラグビーへの注目度は上がったが、ブームは短かった。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「前回、南アに勝ってラグビーブームが起きましたが、その後にいくつもの不運が重なりました。観客が急激に増え、対応の悪さがクローズアップされたのもその1つですが、最大の理由は、話題が五郎丸ポーズに集中したことでしょう。五郎丸だけがテレビに呼ばれ、質問が五郎丸ポーズのことばかりになってしまったため、いい加減ウンザリといった雰囲気になり、しかも五郎丸が代表から外れたことで、あっという間にブームが去りました」(スポーツ担当記者)

 女子ソフトボールやなでしこJAPANなどを見ても、日本人は熱しやすく冷めやすいタイプのようだが、ラグビー界としては、もう1度与えられたチャンスは逃せない。その第一歩がプロ化だ。フリーのスポーツライターがいう。

「現在、日本ラグビー界の頂点はトップリーグですが、これはあくまでも社会人チームの強豪が集ったもので、選手の中には会社員も多数存在します。これを完全プロ化しようと旗振り役になっているのが、日本ハムの清宮幸太郎の父親の清宮克幸氏です。そのプランは、今回W杯開催地となった12都市を本拠地とするプロチームでリーグを作り、2021年秋の開幕を目指すもの。トップリーグのチケットは1試合あたり2000枚ほどしか売れていませんが、バスケットボールのBリーグを念頭に、ラグビーもビジネスになると判断しているようです」(スポーツライター)

 Bリーグは1億円プレイヤーも誕生し、認知度は確実に上昇している。さらに来年には五輪というイベントも用意されている。

「前回のリオ五輪から、1チーム7人で行う7人制ラグビー、通称『セブンズ』が五輪の正式競技に採用されています。日本は開催国枠で出場権を確保しており、W杯で活躍した福岡堅樹が出場に興味を示しています。メダルはなかなか厳しい状況ですが、医師を目指していることを公言して話題になった福岡が出場すれば、五輪でも注目されることは間違いないでしょう」(同上)

 一方、代表メンバーの顔ぶれが多数の外国出身選手で占められていることはすっかり常識になったが、その傾向は今後も続くのか?

「大学ラグビーでは昨年ルールが変更になり、外国人出場枠が2から3に増えました。一方で、世界のラグビーの規約も変わり、代表資格を得るためには、当該国居住歴3年が必要でしたが、それが5年に伸びます。こうなると、留学人を受け入れる大学がフルに外国人出場枠を使い(明治、慶応、早稲田などは、外国人枠を使っていない)、そういった選手がどんどん代表に入るのは明らか。今大会では約半数だった外国出身選手は、次の大会ではさらに増えているでしょう」(同)

 世間の関心はラグビーボールのように“どちらに転がるか分からない”だけに、試合よりも難しいのかもしれない。

格安放映権料でも南ア戦は41.6%の高視聴率! テレビ各局が狙う「ラグビーの次」はあの競技か?

 “第2のラグビーを探せ”がテレビ各局の合言葉となりそうだ。

 日本代表の激闘に沸いたラグビーW杯の平均視聴率は、9月20日のロシア戦18.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)ではじまり、28日のアイルランド戦は22.5%、10月5日のサモア戦は32.8%、13日のスコットランド戦は39.2%と右肩上がり。そして10月20日の南アフリカ戦は41.6%と最高値をマークした。

 日本は惜しくも敗れたが、笑いが止まらないのはラグビーW杯の放映権を持つ日テレ、NHK、J SPORTSの3局だ。テレビ関係者が言う。

「3局の放送権料は合わせて20億円程度。東京五輪525億円、サッカーW杯400億円、男女バレーボールW杯30億円と比較しても、格段にお得だった。とはいえ、日本が負けていればここまで盛り上がることはなかったでしょうから、ある意味、博打に勝ったと言えるでしょうね」

 すでに各局は、これから人気が爆発しそうなスポーツを探そうと躍起になっているという。

「卓球、バドミントン、アメフト、ボーリングなどがその候補でしたが、そこまで数字が取れる注目種目にはなっていない。60代以上の世代に向けてゲートボールはどうか、との声まで上がっています」(前出・テレビ関係者)

 そんななか、大手広告会社が仕掛けようとしている競技がクライミングだという。

「スポーツクライミングは東京五輪新種目となっており、今後、注目度が上がることは確実。国内外に美女クライマーも多く、彼女たちが足を大胆に開脚し、苦悶の表情を浮かべる画はけっこう刺激的なものがある。息遣いまで音声で拾うようすれば、さらに効果的でしょう。過去には浅尾美和の登場でマイナースポーツだったビーチバレーがスポットを浴びたこともあった。アイコンになるような美人クライマーが見つかれば、大化けする可能性はありそうです」(民放プロデューサー)

 果たして、ラグビーに続いて日本を熱狂させてくれるスポーツは!?

ラグビーW杯、日本代表のジャイアントキリングの陰で囁かれる“アンフェア”な現実

 9月20日に開幕したラグビーワールドカップ(W杯)は、日本代表が初戦のロシアに続いて、つい先日まで世界ランキング1位だったアイルランドを撃破。日本中がラグビーブームに沸いている。ただ、他の国から見れば「アンフェアだ」との声も上がりかねない有利な状況にあるのも事実だ。

 1987年のW杯開始以来、全大会に出場しながら、一度も1次リーグを突破したことがない日本。前大会では強豪・南アフリカを破り、1次リーグで3勝を上げながら敗退する史上初のチームとなったが、今回は1次リーグ突破はおろか、1位通過の可能性さえ出てきた。

 鍵となる次戦のサモアはランキング的に格下。残るスコットランドは前大会で大敗を喫した相手だが、10月1日時点でのランキングは日本の方が上だ。しかも勝利を後押しするのがスケジュールだ。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「今回、日本は開催国ということで、スケジュールがかなり優遇されている。日本は試合間隔が最短でも中6日ですが、他のチームは中3日で試合をするケースもあり、日本戦のスコットランドも中3日での試合です。ラグビーで中3日は限界に近く、日本戦の後に中3日でサモアと戦ったロシアは明らかに疲れが目立ち、完敗しました。同じく中3日で戦ったフィジーも、コンディション不調でランキングで9つ下のウルグアイに負けています」

 それだけではない。移動に関しても日本は非常に有利なスケジュールになっている。

「日本が試合を行うのは東京(調布)、神奈川(横浜)、静岡(袋井)、愛知(豊田)ですが、イングランドは中3日で札幌と神戸で試合をしましたし、オーストラリアは札幌→東京→大分→静岡と、さながら日本一周です。1次リーグで相当疲労が溜まることは間違いない。スコットランドの監督も日程に関して不満を述べており、このまま勝ち進むと批判の声が大きくなるかもしれません」(同)

 まさになりふり構わず1次リーグ突破を目指す日本。スポーツマンシップからはかけ離れたやり方にも思えるが、ラグビー取材経験も豊富なスポーツライターは、こう語る。

「日本が有利だという批判は出ると思いましたが、それは今まで日本がやられてきたこと。日本が前大会で南アに勝った後にスコットランドに大敗した一因は、試合が中3日だったことですし、2011年大会では12日間で3試合やらされています。それもこれも1次リーグが各プール5カ国で行われるため、どうしても試合をしないチームが出てくることが問題です。現在、本戦出場国を20から24に増やそうという議論はありますが、ラグビーは世界的に裾野が狭く、枠を増やすと勝敗の興味が無くなる試合が増える恐れがあるため、これも未決定。今後も開催国有利の状況は簡単には変わらないでしょう」

 ラグビーは紳士のスポーツと呼ばれるが、ホスト国を立てるのも紳士のたしなみ、ということのようだ。

放送禁止レベルの惨劇! バスケW杯で露呈した日本代表と世界レベルの”絶望的な差”

 八村塁のNBA入りで盛り上がる日本のバスケットボール界。2016年にスタートしたBリーグが軌道に乗り、来年の東京五輪への出場も決まるなど、ここ数年、明るい話題が続いているが、5日に行われたバスケットW杯アメリカ戦は、まさに“惨劇”だった。スポーツライターがいう。

「世界大会でアメリカと戦うのは47年ぶりということで、日本がどこまで通用するか注目された試合でしたが、終わってみれば、世界との絶望的な差を見せつけられただけでした。トップクラスの試合では30点差を付けられたら勝敗は決まりですが、第2Q前半にはすでに30点差が付き、点差は最大で60点まで開きました。最後は少し点差が縮まりましたが、バスケットの暗黙のルールで、アメリカが点を取りに来るのをやめただけ。しかも、今回のアメリカのメンバーは全員NBAのレギュラーですが、ベストメンバーと比べれば“3軍”レベルです」(スポーツライター)

 八村ブームで盛り上がる日本バスケット界に、強烈な冷水を浴びせたアメリカ戦でのボロ負け。しかもチェコ、トルコ、ニュージーランド、モンテネグロにも敗れ、全敗で大会を終えた。ここで思い出されるのがラグビーだ。1980年代からラグビーを見続けてきた週刊誌のスポーツ記者がいう。

「ラグビーは80年代、サッカーよりも人気があり、早明戦で7万人近くの観客動員を記録したこともあります。しかしJリーグの開幕によって人気でサッカーに押され、ダメ押しとなったのが1995年のW杯です。この大会で日本はニュージーランドに17対145というボロ負けを喫し、これで一気にラグビー人気は衰えました。その後、2015年のW杯で南アフリカを撃破して、再びラグビーに注目が集まるまでに、20年を要しました」(スポーツ記者)

 “よりによって”というのはテレビ局に酷だが、バスケットのアメリカ戦は、フジテレビが2時間半の枠を取り、日本人初のNBA選手となった田臥勇太をゲストに迎えて生中継が行われた。ただそれでも、明るい未来はある。

「昨年、ある機関が行った調査によれば、バスケットボールの登録競技者数はおよそ62万人で、剣道、サッカーに次いで3位です。また、中学の部活動の男子生徒の部員数でも、バスケットはサッカー、軟式野球に次いで3位で、非常に裾野が広いのが特徴です。バスケットと言うと、すぐに身長の問題にされがちですが、平均身長が日本人とほとんど変わらないアルゼンチンは、2004年のアテネ五輪で金メダルを取っています。正念場は、44年ぶりに出場が決まった来年の東京五輪でしょう」(前出・スポーツライター)

 逆に言えば、東京五輪でも惨敗を喫するようなら、日本のバスケットの未来は無いということ。五輪ではW杯よりもさらに格上の選手が揃うが、ラグビー南ア戦並みのジャイアントキリングを期待したいものだ。

「ジャンプ」の新連載も短命? ラグビーW杯が盛り上がらないのは「国民的漫画」がないから!

 果たして、付け焼き刃で人気は広がるのだろうか。

 5月27日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて、人気漫画『黒子のバスケ』(同)の作者・藤巻忠俊氏の元アシスタント・寺坂研人氏の新連載となるラグビー漫画『ビーストチルドレン』がスタートした。

 今年は9月にラグビーW杯が日本で開催されるため、それに合わせたのだろうが、五輪、サッカーW杯と並ぶ「世界3大イベント」とは思えないほど、現状は盛り上がりに欠けている。

「5月1日放送の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)では、元柔道五輪メダリスト・篠原信一が盛り上がらないのはメディアのせいだと猛批判。このままでは200億円の大赤字になると予想されています」(スポーツライター)

 同番組ではMCの武井壮が「ラグビーの『キャプテン翼』(同)みたいなアニメをつくろうよ」と提案していたが、ラグビーが日本でなじみがない理由の一つは「国民的ラグビー漫画」が存在しないことも挙げられるだろう。

「野球なら『巨人の星』(講談社)や『ドカベン』(秋田書店)、サッカーなら『キャプテン翼』、バスケットなら『SLAM DUNK』(集英社)と、競技に興味がなくても日本人なら誰もが知っている名作がある。ラグビー漫画に関しては、実は作品の数時代は決して少なくないのですが、いずれも短命で終わっている。だいたいが小さな体の少年が大男に挑むパターンで、競技の細部を知らずに作っているからか話に広がりがない。『ジャンプ』の新連載も、短命で終わった過去作と同じ匂いがしますし、9月でお役御免となりそうな気がしますね。ラグビー作品で最も有名なのはドラマ『スクールウォーズ』です。W杯開催直前に無理やり盛り上げようとするなら、これを漫画化したほうが早い気がしますね」(サブカル誌ライター)

『キャプテン翼』に憧れてサッカー選手になった人は多いが、ラグビーを日本に根付かせるには、協会、メディアが全力で「国民的ラグビー漫画」を生み出すことが最短ルートかもしれない。

「ジャンプ」の新連載も短命? ラグビーW杯が盛り上がらないのは「国民的漫画」がないから!

 果たして、付け焼き刃で人気は広がるのだろうか。

 5月27日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて、人気漫画『黒子のバスケ』(同)の作者・藤巻忠俊氏の元アシスタント・寺坂研人氏の新連載となるラグビー漫画『ビーストチルドレン』がスタートした。

 今年は9月にラグビーW杯が日本で開催されるため、それに合わせたのだろうが、五輪、サッカーW杯と並ぶ「世界3大イベント」とは思えないほど、現状は盛り上がりに欠けている。

「5月1日放送の『戦え!スポーツ内閣』(MBS)では、元柔道五輪メダリスト・篠原信一が盛り上がらないのはメディアのせいだと猛批判。このままでは200億円の大赤字になると予想されています」(スポーツライター)

 同番組ではMCの武井壮が「ラグビーの『キャプテン翼』(同)みたいなアニメをつくろうよ」と提案していたが、ラグビーが日本でなじみがない理由の一つは「国民的ラグビー漫画」が存在しないことも挙げられるだろう。

「野球なら『巨人の星』(講談社)や『ドカベン』(秋田書店)、サッカーなら『キャプテン翼』、バスケットなら『SLAM DUNK』(集英社)と、競技に興味がなくても日本人なら誰もが知っている名作がある。ラグビー漫画に関しては、実は作品の数時代は決して少なくないのですが、いずれも短命で終わっている。だいたいが小さな体の少年が大男に挑むパターンで、競技の細部を知らずに作っているからか話に広がりがない。『ジャンプ』の新連載も、短命で終わった過去作と同じ匂いがしますし、9月でお役御免となりそうな気がしますね。ラグビー作品で最も有名なのはドラマ『スクールウォーズ』です。W杯開催直前に無理やり盛り上げようとするなら、これを漫画化したほうが早い気がしますね」(サブカル誌ライター)

『キャプテン翼』に憧れてサッカー選手になった人は多いが、ラグビーを日本に根付かせるには、協会、メディアが全力で「国民的ラグビー漫画」を生み出すことが最短ルートかもしれない。