ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、5月27日~6月2日公開の動画を注目度順にチェックします!
Travis Japan・吉澤、川島のことが「めちゃくちゃ嫌い」だったと告白
5月27日の動画は「Travis Japan【涙の川島如恵留】半年遅れの誕生日をサプライズ!?」(再生回数は6月4日時点で49万台)。昨年11月22日に26歳の誕生日を迎えた川島如恵留のお誕生日サプライズ企画だ。今年4月15日配信の「【祝!中村海人】24年分の思い出を語り尽くす!」のコメント欄などでは、川島の誕生日企画が飛ばされていることについて意見や要望が寄せられていたが、半年以上過ぎて、ようやく実現。まずは、「落ち込んだキミをアゲる応援メッセージ」を“イケボ”(イケメンボイス)で発表するというダミー企画「Travis Japan的イケボ選手権」からスタートした。
川島の番が終わった後、続く七五三掛龍也が「ちょっと手紙を書いてきました」「如恵留へ だいぶ遅くなったけど、お誕生日のお手紙を書きます」と切り出し、本題に突入。趣旨を理解した川島は「やった~! うれしい!」と、歓喜した。以降は、川島に対する6人の本音が次々と飛び出す。例えば、七五三掛は「如恵留とは昔からずっと一緒で、メンバーの中では一番長い付き合いだね。最初はわかり合えない部分が多くて、きっとこれから仲良くなることはないんだろうなと思ってました」と振り返りながらも、同じ時間を過ごす中で、「ズブズブな関係」になったと告白。イケボ企画なら確実に優勝したであろう美声を披露した松田元太は、感謝をつづった手紙ならぬ“表彰状”を読み上げた。
2017年11月、松田とともにグループに加入した松倉海斗は「(川島とは)最初の頃はお互いが真っ直ぐすぎて、ギスギスしたり衝突した時期もあったよね。でもTravis Japan、僕ら7人がさまざまな壁にぶち当たったり乗り越えていくうちに家族みたいな間柄になったよね」と回顧。吉澤閑也も「俺は如恵留のことが最初はめちゃくちゃ嫌いでした」といきなりぶっちゃけつつ、「なんでかはわからないけど嫌いで、いつもいつも俺はイライラしてました。今思えば、俺って子どもだったなって思ってます。如恵留に対して『俺のところまで這い上がってこいよ』って言ったこと、俺は正直あまり覚えてないんだけど。その頃は、何か気に入らないことがあって如恵留にぶつけるしかなかったんだと思う。今では如恵留のことが大好きです」と、心境の変化を明かした。
また、中村海人は「僕たちは、最初9人で活動していました」とグループの歴史に触れた上で、「(松田&松倉が加入して)7人になった時に、5人の時と僕は気持ちが違いました。前の自分の立ち位置じゃなくなるのか? とかそういうのをいろいろ考えてる時期でもあったけど、如恵留くんが『海人にはこうなってほしいんだよね』とか言ってくれたことで、あぁ俺はもっとこうしなきゃいけないんだなとか、そういうのをあらためて感じるようになりました」と、率直な思いを吐露。
最後の宮近海斗は「僕がこのグループを頑張ろうと思ったきっかけは、如恵留にあります。僕らがあまりお仕事をもらえない時、如恵留は周りの人たちが就職活動だったり、会社に勤めたりという話を聞くと、『諦めようかな』と悩んでる時もあると言ってました。如恵留にとって、この仕事は誇れるものじゃないのかな? と思ってました。そして僕も、この環境だったら誇れるものじゃないよな、と。周りと比べたらフェードアウトしたくなるよなぁと思ってました。だからこそ、このグループを誇れるものにしたいと、僕はこの仕事を頑張ろうと決め、続けていました。そして、いろんなことが重なり、僕らは今、こんな幸せな環境で仕事を続けています」と、過去の苦悩について語った。今よりもJr.の活動量が少なかった時代、宮近にとって、川島の存在が原動力になっていたという。
なお、Travis Japanメンバーといえば、4月26日に川島を除く6人と、マネジャーが新型コロナウイルスに感染したことを公表。療養期間をへて、5月13日から活動を再開していた。今動画は仕事復帰後に撮影されたようで、宮近は「(川島が)『ドラマのDVDを予約した』と言ってました。その時期も療養中でしたが、メンバーを思い、連絡をくれたこと、本当にうれしく思いました」と、療養期間についても言及していた。いずれも、彼らがいかに努力家な川島を尊敬しているのかが伝わってくる手紙とあって、ファンならば涙なくして見られない動画だろう。
本来は“サプライズで誕生日をお祝いする”というハッピーな企画ながら、Jr.として活動する中でのリアルな悩み、葛藤などを包み隠さず話したTravis Japan。SNS上やコメント欄では「ファンが思ってる以上に、いろんなことをを乗り越えて今のTravis Japanがあるんだなと思った。本当に誇れるグループだし、そんなTravis Japanを応援できてよかった」「『嫌いだった』『ギスギスしてた』とか、今ではそんなことを言えるような関係性になったことが素敵すぎる」「激エモ回! これだからTravis Japanが大好きだな、ファンでいれて幸せだなと噛み締めた」「みんな照れずに、如恵留くんへの愛を伝えていて素晴らしい動画だった。本当にいいグループだね」と、感激の声が相次いでいる。
6月1日の動画は「Aぇ! group【絆深まる!?】メンバーだけでガチキャンプ!」(再生回数は4日時点で37万台)。小島健プレゼンツの「本気キャンプ!」(4週連続)で、仕切る立場の本人は「私、こう見えて実はキャンプの達人です」と、豪語した。しかし、「小島からキャンプエピソード聞いてないからな」(末澤誠也)「何回ぐらい行ったことあるんですか?」(福本大晴)と確認されると、「片手で数えられるくらい」(小島)と、正直に告白。頼りない“キャンプの神”こと小島の言動がツッコミどころ満載の1本となっている。
三重県・ともやまキャンプ村にやって来た一行は大自然の景色に感動。ここで、小島は「不安なこととか、全部吐き出せるやろ。大晴。大声で叫び。今、自分が不安なこと」と、福本に促した。ついつい、筆者は4月にニュースサイト「文春オンライン」で報じられ、当時はNMB48に所属していた横野すみれとの密会報道が頭をよぎってしまったものの……。当然、本人はスキャンダルに触れるわけもなく、「今日のコジケン。キャラブレブレで、この先不安~!」と、訴えていた。
以降は、テント設営一つとっても、“バラエティ番組”として完成されている内容で、メンバーの空気を読んだ立ち居振る舞いに感心するばかり。また、キャンプ飯の買い出しシーンでは、福本・末澤が運転姿をサラリと披露している。
メンバーは4週に渡るキャンプ企画の成立を懸念していたが、序盤でこれだけ面白いのなら、今後も期待しかない。ファンの間でも、「こんな神企画で全4週はもったいない!」「冒頭から笑いっぱなしだった! 4週でも足りないくらい内容盛りだくさんな気がする」「4週もロケ企画が見れるなんて幸せ! 運転シーンもうれしかった」「Aぇ! groupの良さが滲み出るキャンプ企画になりそうで、次回もすっごく楽しみ!」と、興奮気味のコメントが続出している。
5月30日にアップされたのは「HiHi Jets【俺に理想の休日をくれ】なぜか全員で過酷漁!?」(再生回数は6月4日時点で20万台)。今回は、高橋優斗の持ち込み企画「メンバーの理想の休日」を実施。高橋は、「理想の休日の過ごし方をメンバーの皆さんにプレゼンしていただきます。あなたの理想の休日を書いてください。メンバーをもてなす気持ちもあっていいのかな。もしかしたら」と、趣旨を説明した。
そんな中、猪狩蒼弥は「Yeah!」「ホゥ!」「おおっ!」などと、“ウザい相づち”を繰り返しており、橋本涼が「4人で俺らが『ウェイ~』で参加したらどうなる?」と提案したことから、面倒な展開に。進行もままならない高橋は「もういいよ!」とブチ切れ、橋本が「あとは全部テロップがなんとかしてくれる」と、なだめていた。
それでも、高橋は「次の企画になりますから、しっかりと皆さんにやっていただきたい」と念押ししたのだが……。これが伏線となり、メンバーのうち一人だけはきちんとテーマを理解せずに取り組んでいたのだった。トップバッターの猪狩は「時期が落ち着いてればね、友だちとか、俺はハンバーガーとか昼に食べたいのよ」といった希望を述べ、続く高橋が神奈川県・鎌倉へのドライブロケを提案。鎌倉ドライブは「5人でのスケジュールってことか。なるほど」と猪狩は受け止め、橋本は「YouTube8本撮れる」と、鎌倉ドライブ、船釣り、魚を調理して食事、運動、サウナ&銭湯など、アクティブな休日を想定していた。
作間龍斗、井上瑞稀も“5人で過ごす”を前提にした理想の休日を発表したが、最終的に猪狩は「この中で一番良いとされてるものを5人でやるってことね? あ~、なるほど」「じゃあ書き直していい?」と、ようやく自身の勘違いに気づいたよう。「お説教タイムきました。さっきからね、おかしいなと思ってた」(高橋)「確かに、薄々思ってた。俺は気づいてた」(橋本)「昼食、あれ誰ととるって言いました?」(高橋)「友だち」(猪狩)「そこも引っかかった。5人じゃなくなってたって……」(橋本)「趣旨違ってたわ、ずっと。ごめん、ごめん、ごめん」(猪狩)と、“やらかした”猪狩が謝罪三昧となっていた。
ちなみに、猪狩がルールを把握していなかったのは、冒頭でふざけた“合いの手地獄”が原因だったよう。結局、抽選で決める流れになるも、ある意味で実現したら一番見どころが多そうなスケジュールを引き当てたのだった(HiHi Jets、持ってるな~)。
5月28日の動画は「7 MEN 侍【巨大魚を三枚おろし】市場で買い付け…魚をさばく!」で、魚好きを公言する本高克樹がメインの企画だ。ロケ当日の早朝6時半、メンバーの今野大輝と東京・大田市場にやって来た本高。ちなみに、今野は「7 MEN 侍【美 少年の浮所参戦】誰かが遅刻で…緊急事態!?」(4月16日配信)の撮影日に遅刻をした影響により、今回は本高の1日アシスタントを務めるという。なお、本高はこれまでにもエンタメサイト「ISLAND TV」などで魚をさばく動画をアップしてきたが、「メンバーに振る舞ったこと、実はね、あんまりないんですよ」(本高)「俺、食べたことないんですよ」(今野)とのこと。
さっそく、鮮魚店「丸集」に到着すると、本高は「ちょっと待って。シマアジおった。シマアジ」と、まるで街中でお目当てのタレントを見つけた時のようなリアクションを見せる。その後も、「シマアジ入ってるんですか。うわぁ~、サワラも入ってる」「このタチウオ、この厚みすご! これめっちゃいいですよね!」と、今野そっちのけで大興奮。産地を気にするあたりも、もはやプロの料理人の目利きレベルだ(どこかのお店で修行した?)。タチウオについて、本高が「(指)何本分くらいだろ?」とつぶやいた瞬間、お店のスタッフが「おぉ~!」「スゴい!」「知ってるねぇ!」「やるねぇ!」と、思わずザワついたほど。これだけ“魚愛”があるお客さんの来訪は、お店側にとってもうれしいのではないだろうか。
そんな本高たちが仕入れてきたのは、シマアジ、ノドグロ、桜鯛、カツオ、タチウオ。本高はマイ包丁を持参しており、シマアジに刃を入れると、「これスゴ! エグっ! これ内蔵脂肪なんですよ。これの内蔵脂肪があればあるほど、身に脂がのってて美味しいっていう。これは期待できますね」と、喜んでいた。魚のさばき方、あら汁を作る際のポイントなどの解説も非常にわかりやすく、見栄えもバッチリ綺麗なお造りが完成。本高お手製の煮付け、あら汁、なめろうを試食したメンバーはどれも大絶賛した。
途中でゲームを挟んだりもせず、全員が味わうという平和な回。本高の場合は魚に対する知識量も豊富な一方で、マニアックになりすぎず、初心者に寄り添っているあたりにも好感を抱いた。今後もこういった個々の特性を生かした企画を続けてほしいものだ。再生回数は6月4日時点で22万台。
美 少年の動画は、通常回の「【初主演映画で感動!?】メンバーだけで試写会」(5月29日)と、オルビス株式会社とコラボレーションした「【うるおい肌ゲット!?】スキンケアde ゲーム」(同31日)の2本が配信されている。 1本目は、6月4日公開の浮所飛貴主演映画『胸が鳴るのは君のせい』の独占試写会。まず、浮所は同作のストーリーについて「僕が演じる有馬隼人くんというのは、スゴくクールな子で。男が見ても“うわ、イケメン”って、原作読んだ人はわかると思うけど。“うわ、イケメン”って思うぐらいのカッコいい人なの。で、その有馬くんに片思いをする女の子がいて、その子が篠原つかさ(白石聖)ちゃん。その子の恋模様っていうのがこの映画では描かれていて……」と、説明した。
浮所が「どこまで言っていいのかよくわからんけれども」と物語の展開を濁した一方で、金指一世は「チューみたいのもあるんですか?」と、直球質問。胸キュン映画となっているが、メンバーと鑑賞するのは「恥ずかしくないですね」(浮所)といい、那須雄登は「俺らが恥ずかしい」と、早くも照れていたのだった。実際、メンバーだけの試写会が始まると、居ても立っても居られない様子の那須は「マジかよ!」「わぁ~!」などと、大騒ぎ。隣の浮所は冷静に「映画館でこんなしゃべることある?」と、ツッコんでいた(那須、うるさすぎて面白い)。
2本目は、オルビス株式会社の化粧水「オルビスクリアローション」のPR動画。フェイスブラシで顔に書かれた漢字を当てる「すっきりクリア肌で感じろ選手権」では、開始直後に浮所が「なんだこのシュールな企画」(4分46秒頃)と、つぶやく一幕も。一人ずつ500円玉にスポイトで水滴を垂らしていく「表面張力チキンレース」は、過去の動画を受けて「チキン岩崎」と不名誉なあだ名をつけられた岩崎大昇が「俺はチキンを卒業したいんだ!」と、宣言。果たして岩崎は汚名返上できたのかどうか、ぜひ動画で確認してほしい。そして最後は、那須が洗顔する“おまけ映像”も差し込まれていた。再生回数は1本目が22万台、2本目は14万台(6月4日時点)。
6月2日に公開されたのは「少年忍者【何でもやります!】とは言いましたが…」(再生回数は4日時点で12万台)。出演者は元木湧、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、内村颯太、川崎皇輝、黒田光輝、平塚翔馬、檜山光成の8人で、今回は、元木がメインの企画「元木湧! できるできないカジノ!」だ。彼がさまざまな難題にチャレンジし、残りのメンバーはそれが「できる」か「できないか」を予想するというもの。「逆立ちを何秒間できるか」「リフティング10回」「モノボケ」「激辛カレー」と体を張った挑戦が続く中、最後の指令は「大嫌いなノニジュースを何秒で飲みきれる?」だった。
これまでにも少年忍者は大縄跳び企画などでノニジュースに苦しまされてきたが、よほど口に合わないのか、お題を聞いた元木は椅子から崩れ落ちて呆然。「リアルにマネジャーさんにNG出してた、ノニジュース」(川崎)「NG解禁した瞬間だよね」(檜山)「解禁しました」(安嶋)との証言を受け、「『NG出してる場合じゃねぇ!』と。『僕はバラエティ頑張りたいんだ』と思って言ったら、速攻出てきました」と、落胆していた。果たして、元木は事務所にNGを出すほど苦手なノニジュースにどう立ち向かったのか、今動画で確かめてほしい。
なお、少年忍者は22人の大所帯だが、こうして一人ずつにスポットを当てた企画ができるのも「Jr.チャンネル」ならではの強みだろう。残りのメンバーの主役回も楽しみに待ちたい。
