TBS『ひるおび!』が北朝鮮選手の妨害行為を全カットして大炎上! 一方、加藤浩次は「なんだコイツ」と怒り

 恵俊彰がメインキャスターを務めるワイドショー『ひるおび!』(TBS系)の公式Twitterが炎上している。

 21日の放送では、前日に行われた平昌五輪・男子500mショートトラックの映像を中心に、北朝鮮が送り込んだ“美女応援団”を特集。同競技中、北朝鮮のチョン・グァンボム選手が転倒し、日本人選手のスケート靴のブレードをつかんで転倒させようとするシーンが見られたが、『ひるおび!』はなぜか、この不正行為が“なかったか”のように編集し、放送した。

 なお、映像がスタジオに切り替わってからも、妨害行為についての説明はなし。八代英輝弁護士がコメント中、付け加えるように「他の選手の妨害をしたり、2度も転倒したり、ちょっと酷い」「フェアプレイからかけ離れたような、汚いやり口」と北朝鮮選手を非難する一幕はあったものの、この話題がこれ以上、広げられることはなかった。

 この放送内容に対し、ネット上では批判的なコメントが殺到。『ひるおび!』公式Twitter宛てには、「よくこんな編集できますよね」「ちゃんと報道する気ないなら流さないで欲しい」「偏向報道お疲れ様です」「悪質ですね」といった声が寄せられている。

「『ひるおび!』といえば、これまでも握手シーンを不自然にカットし、川井重勇議長が小池百合子都知事の握手を拒んだと報じるなど(後に訂正)、強引な編集が問題視されてきた。また、主に安倍政権に関するニュースに偏向が見られるとして、昨年9月に約500人が参加する抗議デモが行われたことも。5年連続で同時間帯の平均視聴率で首位を獲得している『ひるおび!』ですが、『信用できない』という視聴者の声は日に日に増しており、最近は裏番組の『バイキング』(フジテレビ系)に数字で追いつかれる日も出てきました」(芸能記者)

 なお、21日のワイドショー『スッキリ!』(日本テレビ系)では、北朝鮮選手の2度に渡る妨害行為を取り上げ、司会の加藤浩次が「なんだコイツ」と怒りを露わにしていた。

 国内外で問題となっている北朝鮮選手による妨害シーンをばっさりカットした『ひるおび!』。美女応援団をフィーチャーしたかった結果だろうが、視聴者が抱いた違和感は当然ともいえそうだ。

『アッコにおまかせ!』『TVタックル』も危ない!? 『ウチくる!?』打ち切りで“日曜昼”に大激震!

 激しい視聴率戦争が繰り広げられるテレビ界において、長く無風地帯といわれてきたのが日曜日の昼。しかしフジテレビが『ウチくる!?』の打ち切りを決めたことが、他局にも影響を及ぼしそうだ。

『ウチくる!?』の終了は、2月11日放送分で発表された。同番組は「うちくる?」「いくいく~」というキャッチフレーズで知られ、毎回迎えるゲストの思い出の地を巡りながら出演者たちがトークを繰り広げるバラエティ番組。司会が中山秀征、歴代アシスタントは飯島愛、久保純子、中川翔子というラインナップで、1999年から続いてきたが、今年3月でその歴史に幕を閉じることになった。

 日曜昼の番組の視聴率が取り沙汰されることはめったにないが、他局も“休日のお昼”の番組作りには頭を悩ませている。テレビ情報誌記者が語る。

「コンマいくつの数字にこだわるテレビ業界ですが、日曜の昼だけは、なぜか聖域のような時間帯になっています。『NHKのど自慢』や、TBSの『アッコにおまかせ!』、テレ朝の『ビートたけしのTVタックル』、フジの『ウチくる!?』と、いずれも“超”の付く長寿番組ばかり。家族でチャンネルを合わせる時間帯だけに、それほど挑戦が求められないのは事実ですが、マンネリと言われても仕方のないラインナップです」

 終了が決まった『ウチくる!?』は19年目、『TVタックル』は、月曜夜の放送開始から数えて29年目、『アッコにおまかせ!』に至っては、今年33年目。しかし、とりわけ数字がひどかったわけでもない『ウチくる!?』の終了が決まったことで、他局にも動きが出てきそうだ。テレビ関係者が語る。

「『TVタックル』はここ数年、迷走が続いています。もともとはゴールデン(月曜21時)でしたが、一旦深夜(月曜23時台)に下がり、2016年4月に日曜のお昼になりました。テレ朝としては、『サンデージャポン』(TBS系)や『ワイドナショー』(フジテレビ系)と同じ系統の番組で勝負したかったのでしょうが、『TVタックル』は長年、月曜の夜に仕事が終えた人が見ていた番組。その印象が強すぎるので、再放送だと思って見ている人もいます。『アッコにおまかせ!』も視聴率は7~8%程度で、肩叩き候補ですが、『TVタックル』は『アッコ』にも負けており、枠移動は大失敗。両番組とも、そろそろ……じゃないですか?」

 今年3月の『めちゃイケ』『みなおか』の打ち切りは大きな話題となったが、たけしやアッコといった重鎮たちも、肩叩きの例外ではなさそうだ。

平昌冬季五輪、キャスター中居正広に飛び交う賛否「中居厨はオリンピック観てねぇだろ!!」

 中居正広、櫻井翔、亀梨和也、国分太一、山口達也など多数のジャニーズタレントが、局専属のメインキャスターとして、また関連番組への出演のため、冬季オリンピック開催中の平昌へ現地入りした。距離的に近く、行きやすいという事情もあるだろうが、わざわざ現地に行く意味のあった者が、そのうち何人いたのかは疑問だ。

 そんな中、視聴者の間で賛否が大きく分かれているのは、8大会連続でTBSメインキャスターを務めた中居正広だ。Twitterには、一般視聴者の以下のような書き込みがあふれている(いずれも原文ママ)。

「なんで冬季オリンピックのキャスター中居くんなんだろ…野球だけにすればいいのに……」

「中居くん嫌いじゃないし応援してるけど惰性でオリンピックの司会してる感じあって悲しい……」

「私、中居くんに全然嫌いじゃないんだけど、今回のオリンピックでどうしても気になるのが、中居くんの相槌が『うん』なこと。あえて砕けているのかもしれないけど、なんかそぐわない気がしてしまう」

「中居くんは嫌いじゃないが、中居くんのオリンピックキャスターは結構嫌いなので、しゃべり時間が短い方がいい」

「私見だけど、中居さんて興味のない時って顔に出るよね。オリンピックも普段のTVも。そういう人ができるMCと言われてることに違和感」

 一方、真逆の反応なのは、中居ファン。Twitterには競技と全く関係のない、次のようなコメントが頻繁に投稿されていた。

「そして本日もオリンピックニコニコモコモコ中居さんはかわええ!! 今日のニット帽が一番好き~! かわいい……」

「中居くんって本当冬のスタイルよく似合ってるニット帽子が似合うからか見ていてかわいい帽子が欲しいとかコート欲しいって思わせるテレビ見ていて綺麗オリンピックは選手がメインだけどテレビで綺麗なお顔は大事です」

「中居くんの今日の帽子もオリンピックのグッズなのかなぁ~かわいいなぁ~中居くんが被るからカワイイのか? 私が買ってもムダか??」

「オリンピックとか正直興味ないんだけど、中居出てるから観てる。不純動機でごめんなさいwww」

「小平奈緒さん金メダルに歓喜する、ピッカピカの笑顔の中居キャスター。まん丸のお目目が少年にしか見えない」

「中居くんもオリンピックレコードな可愛さだ」

「オリンピックレコードでの金メダルすばらしい 喜ぶ中居くんかわいすぎる」

「冬季オリンピックの見どころは中居正広というモコモコかわいいおじさんでもある(まだ見れてない)」

 このように、競技に何の興味もない、ルールも選手のこともおそらく知らない人たちが、キャスターへの興味のみでオリンピックを見ることを思えば、一応の意義もあるだろう。とはいえ、当然ながら、こうした女性たちには「あと中居厨はオリンピック観てねぇだろ!! カスが!!」などの怒りの声も噴出していた。

 さらに、あるテレビ誌記者は中居のMCについて、こんな指摘をする。

「中居さんのしゃべりのうまさが最も発揮されたのは、羽生結弦選手と宇野昌磨選手へのインタビューでした。2人ともリラックスした様子で、さすがに引き出し方がお上手だな、と思いました」

 しかし、特に印象的だったこととして、ネット上で絶賛された「最後の挨拶」を挙げる。

「中居さんは、いちばん印象に残ったシーンを問われて『金メダル獲った小平選手、羽生選手、誰々選手……と言いたいところですけども、やっぱり敗れた選手もいらっしゃいますし、思った通りの理想の滑り、プレイができなかった選手もいますので』として、『あらゆる選手のみなさんに、アスリートに、拍手を送りたいなと思いますね』とコメントしました。このコメント自体は、本当に素晴らしいと思いますし、中居さんらしいなと感じました。ただ、どうしても引っかかってしまうのが、HP(ハーフパイプ)でのコメント。あんなにも非情なコメントをしていた人が……と思うと、なんだか恐ろしい気もしますし、空々しい気もしてしまいます」

 それは、スノーボード男子ハーフパイプ決勝(2月14日)でのもの。戸塚優斗選手が2回目の試技で転倒し、担架で運ばれるという重大なアクシデントに見舞われた。

「この転倒の仕方は、見ている者がみんな青ざめるような、不安を感じるものでした。そのまま起き上がることもできず、『目は開いているようでしたので、意識はあるのではないかと』と解説者が言っているくらいの状態なのに、中居さんは戸塚選手のケガを心配するよりも、何度も何度も『すると……3回目は無理ですかねぇ』と聞いたんです。起きることもできないのに、ですよ? 何より結果を重要視するその姿勢に、尋常でない冷淡さを感じ、ゾッとしました」

 実際、Twitter上にはそのとき、中居に対するこんな非難のコメントも出ていた。

「中居正広『3回目は難しそう……です……かねぇ……?』」

「中居くん 戸塚くんは3回目どころじゃないよ。そのコメントは空気読めなさすぎだよ……」

「あの落ち方で動けず、3回目無理ですかねぇとか中居は頭大丈夫?」

 確かに、その冷淡なコメントと最後の温かい挨拶とは、まるで別人のようではある。

 ともあれ、今回よりも、ますますジャニタレの起用が増えそうな東京オリンピック。失言などが何かと不安ではある。

キョドコが公開イジメに遭う史上最悪のBBQ!! 胸の谷の吉岡里帆、再び『きみ棲み』第5話

 吉岡里帆演じる“挙動不審女子”キョドコのもじもじぶりにイラつく派、「そこがいいんじゃない?」と擁護する派が拮抗する『きみが心に棲みついた』(TBS系)。ドラマがスタートして1カ月が経過しましたが、擁護派はあまり増えず、イラつく派に押されつつあるようです。まぁ、イラつく派が優勢になればなるほど、男性視聴者はキョドコ=吉岡里帆のことを庇いたくなるわけで、そのことが余計にイラつく派の火力を増強させることになっています。キョドコがストールをいつもネジネジと巻き上げているように、劇中のキョドコも現実の吉岡里帆も捻れに捻れた負のスパイラルへと沈んでいる真っ最中です。

 バレンタイン前夜となる2月13日にオンエアされた『きみ棲み』第5話でしたが、これまでで最もイヤ~な気分になるエピソード回でした。みんな楽しいはずの野外BBQ大会で、キョドコが公開イジメに遭ってしまうのです。いくらキョドコがMっ子だからといって、ご主人さま以外の部外者が寄って集ってイビっていいもんじゃありません。子どもの頃、夕方によく再放送されていた『フランダースの犬』や『みなしごハッチ』を観ていたときのようなブルーな気持ちになってしまいました。

 第5話の冒頭、下着会社に勤める小川今日子(吉岡里帆)ことキョドコは、第3話に続いて再び下着姿になります。デザイナーの八木(鈴木紗理奈)が試作した新作ランジェリーのサンプルが完成したので、モデルの代わりにキョドコが試着することになったのです。

「男が思わず抱きしめたくなる」というキョドコのアイデアから生まれたサンプル下着を身に着け、うれしさ半分恥ずかしさ半分の表情を見せるキョドコでした。下着といってもキャミソールタイプのもので、第3話の純白ブラジャーに比べると肌の露出はかなり控えめですが、胸の谷間はしっかり映し出されています。吉岡里帆のセクシーショットで、少しでも数字を稼ぎたいというTBSのあざとい狙いが丸分かりなシーンでした。こういった露骨なサービスカットも賛否を呼んでいるようです。

 男が欲情するかどうかはさておき、自前のラブリーランジェリーをまとい、うれし恥ずかし状態のキョドコの前に、上司である星名(向井理)が現われます。八木が経理部から呼びされたため、試着室は下着姿のキョドコと星名の2人っきりに。最近、キョドコが漫画編集者の吉崎(桐谷健太)と仲がいいことを星名は責め、さらには「キョドコのくせに」とキョドコの首を締め上げるのでした。就業中の職場でSMプレイとは、まぁなんと破廉恥なことでしょう!

「吉崎の化けの皮を剥いでやるよ」とキョドコに宣言した星名は、さっそく行動に移します。有言実行はポジティブな意味で使う言葉ですが、星名のサディストぶりは話数を重ねるごとにどんどん度を過ぎたものになりつつあります。

 星名が過剰なまでにキョドコにかまうのは、理由がありました。星名の母親は殺人罪で長らく刑務所生活を送っていたのですが、ようやく出所し、星名の姉・祥子(星野園美)の世話になっていたのです。スマートな星名と違って肥満体型の祥子はレストランでピザを頬張りながら、母の世話代として300万円を星名に要求するのでした。

「私もきれいな顔になりたかったわ。あんたみたいに整形してさ」

 ピザを呑み込み、油まみれになった口で、姉は星名の暗い過去をほじくり返します。少年時代の星名は、父親から「顔も悪い。頭も悪い。誰に似たんだ」と散々殴られ続ける日々を過ごしたのです。星名がキョドコをずっと手放したがらないのは、星名もまた少年時代に家族からの愛情を感じることができなかったからだったのです。

 デーモン星名の悪魔の企みは着々と進行します。まずはキョドコと映画デートを楽しんだ後の吉崎を電話で呼び出し、漫画家のスズキ先生(ムロツヨシ)も交えて、馴染みのバーで意気投合してみせるのでした。星名の裏の顔を見破っていたはずのスズキ先生ですが、バーテンの牧村(山岸門人)が幻のデビュー作『モノレールにもう乗れる』を読んでいたことから簡単に籠絡されます。ムロツヨシはこういう無能キャラを演じさせると抜群の魅力を発揮しますね。

■キョドコ、死亡フラグを立てまくる!!

 星名が吉崎やスズキ先生を誘って、週末にBBQをやることが決まり、キョドコも行かないわけにはいきません。キョドコは職場の先輩である堀田(瀬戸朝香)たちをBBQに誘いますが、キョドコと吉崎が距離を縮めていることが面白くない編集者の為末(田中真琴)、星名と大学時代の同級生だったレイコ(小林恵美)や牧村も参加していました。大自然に囲まれて気持ちのいいBBQのはずが、キョドコの過去を知る顔ぶれが集まっているために、キョドコはまるで食欲が湧きません。

 ナイスバディだけど、頭は空っぽそうなレイコは、次々とキョドコを口撃します。「相変わらず暗いわね。あんた、そんなんで仕事できてんの?」「キョドコはね、ひと言でいうと、星名くんのストーカーだった」。せっかくのBBQで、参加者をディスるのは本当にやめてほしいものです。BBQに対する冒涜ですよ。さらに、キョドコが耐え切れずにお手洗いへ逃げると、そこで待っていたのは牧村でした。大学時代にキョドコが星名に命じられて校内ストリップをした様子を牧村は隠し撮りしており、そのときの映像をスマホでちらつかせるのでした。キョドコは過呼吸となり、ぶっ倒れてしまいます。

 倒れたキョドコを介抱するのは、もちろん吉崎です。「なんで泣いてるのか分からないけど、終わったことはしようがないじゃん」とキョドコをいたわる吉崎ですが、そんな吉崎の誠実さがキョドコをより苦しめます。校内ストリップの映像を吉崎に見られたら、もう生きてはいけない。BBQの後片付けに戻った吉崎を残し、キョドコはひとりで山を下っていくのでした。

 自殺フラグを立てまくったキョドコを吉崎は追い掛けようとしますが、その様子をずっと見ていた星名は「あなたの手に負えるような人間じゃない。少しでも優しくすると、全身全霊で寄りかかってきますよ」と忠告します。でも、周囲が反対すればするほど、当時者たちの恋心は燃え上がってしまうものです。ずいぶん離れたバス停で、ようやくキョドコに追いついた吉崎。「好きです。私、吉崎さんのことが大好きです」とキョドコもやっと本心を口にします。「嫌われる前にさよならしちゃ、ダメですか?」と別れの言葉を告げようとするキョドコの口を、吉崎は熱いキスで封じるのでした。

 最後の最後にキョドコと吉崎の初キスで強引に盛り上げた第5話でしたが、BBQシーンがあまりにも陰鬱だったせいか、視聴率は過去ワーストだった先週と同じく7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という結果に。

 原作コミックは『きみが心に棲みついた』全3巻の後、続編『きみが心に棲みついたS』として連載が今も続いています。ちなみにタイトルにあるSはSacrifice(生贄、神への捧げもの)の頭文字だそうです。第6話以降は、キョドコ以外にも星名の犠牲者が続出することになりそうです。また、星名が悪魔にならざるをえなかった悲惨な過去も明かされるようです。向井理にとって、『ゲゲゲの女房』(NHK総合)以来のハマリ役となっている星名のダークサイド・ストーリーに期待しましょう。

(文=長野辰次)

キョドコが公開イジメに遭う史上最悪のBBQ!! 胸の谷の吉岡里帆、再び『きみ棲み』第5話

 吉岡里帆演じる“挙動不審女子”キョドコのもじもじぶりにイラつく派、「そこがいいんじゃない?」と擁護する派が拮抗する『きみが心に棲みついた』(TBS系)。ドラマがスタートして1カ月が経過しましたが、擁護派はあまり増えず、イラつく派に押されつつあるようです。まぁ、イラつく派が優勢になればなるほど、男性視聴者はキョドコ=吉岡里帆のことを庇いたくなるわけで、そのことが余計にイラつく派の火力を増強させることになっています。キョドコがストールをいつもネジネジと巻き上げているように、劇中のキョドコも現実の吉岡里帆も捻れに捻れた負のスパイラルへと沈んでいる真っ最中です。

 バレンタイン前夜となる2月13日にオンエアされた『きみ棲み』第5話でしたが、これまでで最もイヤ~な気分になるエピソード回でした。みんな楽しいはずの野外BBQ大会で、キョドコが公開イジメに遭ってしまうのです。いくらキョドコがMっ子だからといって、ご主人さま以外の部外者が寄って集ってイビっていいもんじゃありません。子どもの頃、夕方によく再放送されていた『フランダースの犬』や『みなしごハッチ』を観ていたときのようなブルーな気持ちになってしまいました。

 第5話の冒頭、下着会社に勤める小川今日子(吉岡里帆)ことキョドコは、第3話に続いて再び下着姿になります。デザイナーの八木(鈴木紗理奈)が試作した新作ランジェリーのサンプルが完成したので、モデルの代わりにキョドコが試着することになったのです。

「男が思わず抱きしめたくなる」というキョドコのアイデアから生まれたサンプル下着を身に着け、うれしさ半分恥ずかしさ半分の表情を見せるキョドコでした。下着といってもキャミソールタイプのもので、第3話の純白ブラジャーに比べると肌の露出はかなり控えめですが、胸の谷間はしっかり映し出されています。吉岡里帆のセクシーショットで、少しでも数字を稼ぎたいというTBSのあざとい狙いが丸分かりなシーンでした。こういった露骨なサービスカットも賛否を呼んでいるようです。

 男が欲情するかどうかはさておき、自前のラブリーランジェリーをまとい、うれし恥ずかし状態のキョドコの前に、上司である星名(向井理)が現われます。八木が経理部から呼びされたため、試着室は下着姿のキョドコと星名の2人っきりに。最近、キョドコが漫画編集者の吉崎(桐谷健太)と仲がいいことを星名は責め、さらには「キョドコのくせに」とキョドコの首を締め上げるのでした。就業中の職場でSMプレイとは、まぁなんと破廉恥なことでしょう!

「吉崎の化けの皮を剥いでやるよ」とキョドコに宣言した星名は、さっそく行動に移します。有言実行はポジティブな意味で使う言葉ですが、星名のサディストぶりは話数を重ねるごとにどんどん度を過ぎたものになりつつあります。

 星名が過剰なまでにキョドコにかまうのは、理由がありました。星名の母親は殺人罪で長らく刑務所生活を送っていたのですが、ようやく出所し、星名の姉・祥子(星野園美)の世話になっていたのです。スマートな星名と違って肥満体型の祥子はレストランでピザを頬張りながら、母の世話代として300万円を星名に要求するのでした。

「私もきれいな顔になりたかったわ。あんたみたいに整形してさ」

 ピザを呑み込み、油まみれになった口で、姉は星名の暗い過去をほじくり返します。少年時代の星名は、父親から「顔も悪い。頭も悪い。誰に似たんだ」と散々殴られ続ける日々を過ごしたのです。星名がキョドコをずっと手放したがらないのは、星名もまた少年時代に家族からの愛情を感じることができなかったからだったのです。

 デーモン星名の悪魔の企みは着々と進行します。まずはキョドコと映画デートを楽しんだ後の吉崎を電話で呼び出し、漫画家のスズキ先生(ムロツヨシ)も交えて、馴染みのバーで意気投合してみせるのでした。星名の裏の顔を見破っていたはずのスズキ先生ですが、バーテンの牧村(山岸門人)が幻のデビュー作『モノレールにもう乗れる』を読んでいたことから簡単に籠絡されます。ムロツヨシはこういう無能キャラを演じさせると抜群の魅力を発揮しますね。

■キョドコ、死亡フラグを立てまくる!!

 星名が吉崎やスズキ先生を誘って、週末にBBQをやることが決まり、キョドコも行かないわけにはいきません。キョドコは職場の先輩である堀田(瀬戸朝香)たちをBBQに誘いますが、キョドコと吉崎が距離を縮めていることが面白くない編集者の為末(田中真琴)、星名と大学時代の同級生だったレイコ(小林恵美)や牧村も参加していました。大自然に囲まれて気持ちのいいBBQのはずが、キョドコの過去を知る顔ぶれが集まっているために、キョドコはまるで食欲が湧きません。

 ナイスバディだけど、頭は空っぽそうなレイコは、次々とキョドコを口撃します。「相変わらず暗いわね。あんた、そんなんで仕事できてんの?」「キョドコはね、ひと言でいうと、星名くんのストーカーだった」。せっかくのBBQで、参加者をディスるのは本当にやめてほしいものです。BBQに対する冒涜ですよ。さらに、キョドコが耐え切れずにお手洗いへ逃げると、そこで待っていたのは牧村でした。大学時代にキョドコが星名に命じられて校内ストリップをした様子を牧村は隠し撮りしており、そのときの映像をスマホでちらつかせるのでした。キョドコは過呼吸となり、ぶっ倒れてしまいます。

 倒れたキョドコを介抱するのは、もちろん吉崎です。「なんで泣いてるのか分からないけど、終わったことはしようがないじゃん」とキョドコをいたわる吉崎ですが、そんな吉崎の誠実さがキョドコをより苦しめます。校内ストリップの映像を吉崎に見られたら、もう生きてはいけない。BBQの後片付けに戻った吉崎を残し、キョドコはひとりで山を下っていくのでした。

 自殺フラグを立てまくったキョドコを吉崎は追い掛けようとしますが、その様子をずっと見ていた星名は「あなたの手に負えるような人間じゃない。少しでも優しくすると、全身全霊で寄りかかってきますよ」と忠告します。でも、周囲が反対すればするほど、当時者たちの恋心は燃え上がってしまうものです。ずいぶん離れたバス停で、ようやくキョドコに追いついた吉崎。「好きです。私、吉崎さんのことが大好きです」とキョドコもやっと本心を口にします。「嫌われる前にさよならしちゃ、ダメですか?」と別れの言葉を告げようとするキョドコの口を、吉崎は熱いキスで封じるのでした。

 最後の最後にキョドコと吉崎の初キスで強引に盛り上げた第5話でしたが、BBQシーンがあまりにも陰鬱だったせいか、視聴率は過去ワーストだった先週と同じく7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という結果に。

 原作コミックは『きみが心に棲みついた』全3巻の後、続編『きみが心に棲みついたS』として連載が今も続いています。ちなみにタイトルにあるSはSacrifice(生贄、神への捧げもの)の頭文字だそうです。第6話以降は、キョドコ以外にも星名の犠牲者が続出することになりそうです。また、星名が悪魔にならざるをえなかった悲惨な過去も明かされるようです。向井理にとって、『ゲゲゲの女房』(NHK総合)以来のハマリ役となっている星名のダークサイド・ストーリーに期待しましょう。

(文=長野辰次)

解剖医が私刑を促す!? 石原さとみ『アンナチュラル』衝撃のラストに賛否

 石原さとみが法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回よりも2.4ポイントダウンとなってしまいました。

 今回、不自然死究明研究所(通称・UDIラボ)へ解剖依頼に訪れたのは、鈴木巧(泉澤祐希)という人物。つい最近、妻が海で溺死し、警察には自殺として処分されてしまったものの、どうしても自殺とは思えないと訴えるのです。

 提出書類に問題がないため、UDIは鈴木の依頼を受託。本来は三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)の2チームに分かれているのですが、今回は人手不足のため合同で解剖をすることに。ミコトが筆頭医となり、鈴木の妻の肺を取り出して調査を開始します。

 しかし、そこで葬儀屋から待ったがかかります。実は、遺体は鈴木の妻ではなく、婚約者。たまたま姓が同じだっただけなのです。しかも、駆け落ちの関係だったため、鈴木は相手の両親から憎まれている。その両親は娘をキレイな体のまま弔いたいと考えているため、鈴木はこっそり遺体を盗んでUDIへ運んだ、というわけだったのです。

 そうとは知らず、危うく死体損壊罪で捕まるところだったミコトは、“葬儀出禁”を条件に釈放された鈴木の元に解剖費の返金に足を運びます。しかし、土下座してまで調査続行を懇願する鈴木の姿に心を打たれてしまい、断り切れなくなってしまうのです。

 とはいえ、遺体がないことには調査する術はありません。頭を悩ませていたところ、中堂が肺だけをこっそり保管していたことを知ります。実は、中堂自身も過去に恋人を不審死で失った経験があるため、鈴木の無念を晴らしてあげたいという想いがあったのですね。

 もちろん、中堂の行為は犯罪ですが、ミコトは黙認。UDIの顕微鏡や分析に使えそうな道具を中堂のマンションへ持ち込み、肺に入ったプランクトンの調査を開始します。

 その結果、女性は遺体として発見された場所で入水したことがわかります。しかし、目撃証言では、女性は別の場所で飛び込んだことになっているのです。

 この食い違いについて考えられるのは2点。1つは目撃者が嘘をついていること。しかし、中堂が再度確認したところ、“女性が海に飛び込むところを見た”という釣り人の証言にどうやら偽りはなさそうです。

 とすると考えられるのは、女性を殺した何者かが被害者に成りすまして海に飛び込んだ、というもの。この推測を中堂から伝えられた鈴木は、婚約者が死んだ翌日、漁協に勤める女性が、婚約者に贈ったものと同じネックレスをしていたことを思い出します。

 婚約者の葬儀当日、中堂からその話を聞いたミコトは、嫌な予感を抱き、慌てて葬儀場へ駆けつけます。しかし、一歩及ばず。復讐心に駆られた鈴木は、すでに真犯人の女性のお腹を刺し、今まさにトドメのナイフを振りかざすところだったのです。

 命乞いする犯人の弁によると、被害者の“幸せ(婚約)自慢”に嫉妬し、腹を立てて殺してしまったとのこと。そんなどうしようもない理由で婚約者を失ってしまったのだと知った鈴木は、ミコトの説得も無視して、そのままナイフを振り下ろしてしまいます。

 結局、真犯人は一命を取り留めたものの、今回はこれまでになく後味の悪い回となってしまいました。本来は事件解決へと導くための解剖が、新たな悲劇を生み出すきっかけになってしまったのです。

 とはいえ、ラストの惨劇は防げたハズ。中堂が鈴木に事件の真相を話してしまったがため、復讐へと導くことになってしまったのではないか。また、鈴木にトドメの一振り(死には至りませんでしたが)をさせ、中堂に「想いを遂げられて本望だろう」というセリフを言わせるなど、私刑に肯定的な展開に対して、ネット上では批判の声も少なくないようです。

 筆者も初見では、中堂が余計な推測を伝えたがため、悲劇を招いてしまったのだと思いました。しかし、よくよく考えてみると、鈴木は最初から真犯人の存在に気づいていたのではないかと思い直しました。

 少なくとも、事件翌日に婚約者と同じネックレスをつけているのを見た瞬間、ピンとくるものはあったのでしょう。鈴木が欲しかったのは、婚約者が自殺ではなかったという解剖結果。その確証さえ得られれば、司法に委ねず自らの手で裁く決意をしていたようにも思えます。

 また、復讐を促すような言動をした中堂についてですが、彼自身もまた、恋人を失った経験がある。しかも、殺害された可能性があるんですね。その真相を探るべく、無断で解剖をして逮捕された。そんな過去の自分と鈴木を重ね合わせてしまったのでしょう。

 確かに私刑を許してしまえば法もへったくれもなくなり、法治国家の形態は崩れ去ってしまう。しかしそれは、愛する人の命を奪われた当事者ではないからこそ言える理論でもあると思うのです。

 中堂は今もまだ恋人を失った悲しみが癒えず、死の真相を追求中。今後はその謎解きにミコトも協力するようなので、ますます目が離せない展開になっていきそうです。
(文=大羽鴨乃)

解剖医が私刑を促す!? 石原さとみ『アンナチュラル』衝撃のラストに賛否

 石原さとみが法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第5話が9日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回よりも2.4ポイントダウンとなってしまいました。

 今回、不自然死究明研究所(通称・UDIラボ)へ解剖依頼に訪れたのは、鈴木巧(泉澤祐希)という人物。つい最近、妻が海で溺死し、警察には自殺として処分されてしまったものの、どうしても自殺とは思えないと訴えるのです。

 提出書類に問題がないため、UDIは鈴木の依頼を受託。本来は三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)の2チームに分かれているのですが、今回は人手不足のため合同で解剖をすることに。ミコトが筆頭医となり、鈴木の妻の肺を取り出して調査を開始します。

 しかし、そこで葬儀屋から待ったがかかります。実は、遺体は鈴木の妻ではなく、婚約者。たまたま姓が同じだっただけなのです。しかも、駆け落ちの関係だったため、鈴木は相手の両親から憎まれている。その両親は娘をキレイな体のまま弔いたいと考えているため、鈴木はこっそり遺体を盗んでUDIへ運んだ、というわけだったのです。

 そうとは知らず、危うく死体損壊罪で捕まるところだったミコトは、“葬儀出禁”を条件に釈放された鈴木の元に解剖費の返金に足を運びます。しかし、土下座してまで調査続行を懇願する鈴木の姿に心を打たれてしまい、断り切れなくなってしまうのです。

 とはいえ、遺体がないことには調査する術はありません。頭を悩ませていたところ、中堂が肺だけをこっそり保管していたことを知ります。実は、中堂自身も過去に恋人を不審死で失った経験があるため、鈴木の無念を晴らしてあげたいという想いがあったのですね。

 もちろん、中堂の行為は犯罪ですが、ミコトは黙認。UDIの顕微鏡や分析に使えそうな道具を中堂のマンションへ持ち込み、肺に入ったプランクトンの調査を開始します。

 その結果、女性は遺体として発見された場所で入水したことがわかります。しかし、目撃証言では、女性は別の場所で飛び込んだことになっているのです。

 この食い違いについて考えられるのは2点。1つは目撃者が嘘をついていること。しかし、中堂が再度確認したところ、“女性が海に飛び込むところを見た”という釣り人の証言にどうやら偽りはなさそうです。

 とすると考えられるのは、女性を殺した何者かが被害者に成りすまして海に飛び込んだ、というもの。この推測を中堂から伝えられた鈴木は、婚約者が死んだ翌日、漁協に勤める女性が、婚約者に贈ったものと同じネックレスをしていたことを思い出します。

 婚約者の葬儀当日、中堂からその話を聞いたミコトは、嫌な予感を抱き、慌てて葬儀場へ駆けつけます。しかし、一歩及ばず。復讐心に駆られた鈴木は、すでに真犯人の女性のお腹を刺し、今まさにトドメのナイフを振りかざすところだったのです。

 命乞いする犯人の弁によると、被害者の“幸せ(婚約)自慢”に嫉妬し、腹を立てて殺してしまったとのこと。そんなどうしようもない理由で婚約者を失ってしまったのだと知った鈴木は、ミコトの説得も無視して、そのままナイフを振り下ろしてしまいます。

 結局、真犯人は一命を取り留めたものの、今回はこれまでになく後味の悪い回となってしまいました。本来は事件解決へと導くための解剖が、新たな悲劇を生み出すきっかけになってしまったのです。

 とはいえ、ラストの惨劇は防げたハズ。中堂が鈴木に事件の真相を話してしまったがため、復讐へと導くことになってしまったのではないか。また、鈴木にトドメの一振り(死には至りませんでしたが)をさせ、中堂に「想いを遂げられて本望だろう」というセリフを言わせるなど、私刑に肯定的な展開に対して、ネット上では批判の声も少なくないようです。

 筆者も初見では、中堂が余計な推測を伝えたがため、悲劇を招いてしまったのだと思いました。しかし、よくよく考えてみると、鈴木は最初から真犯人の存在に気づいていたのではないかと思い直しました。

 少なくとも、事件翌日に婚約者と同じネックレスをつけているのを見た瞬間、ピンとくるものはあったのでしょう。鈴木が欲しかったのは、婚約者が自殺ではなかったという解剖結果。その確証さえ得られれば、司法に委ねず自らの手で裁く決意をしていたようにも思えます。

 また、復讐を促すような言動をした中堂についてですが、彼自身もまた、恋人を失った経験がある。しかも、殺害された可能性があるんですね。その真相を探るべく、無断で解剖をして逮捕された。そんな過去の自分と鈴木を重ね合わせてしまったのでしょう。

 確かに私刑を許してしまえば法もへったくれもなくなり、法治国家の形態は崩れ去ってしまう。しかしそれは、愛する人の命を奪われた当事者ではないからこそ言える理論でもあると思うのです。

 中堂は今もまだ恋人を失った悲しみが癒えず、死の真相を追求中。今後はその謎解きにミコトも協力するようなので、ますます目が離せない展開になっていきそうです。
(文=大羽鴨乃)

事件部分の創作を放棄? 『99.9』実際に起こった事件にソックリな展開も、メッセージ性はなし……

 嵐・松本潤が、ショボい刑事事件に挑む弁護士役を務めるドラマ『99.9 -刑事専門弁護士- SEASONII』(TBS系)の第5話が11日に放送されました。視聴率は17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、相変わらず好調です。

 今回、深山大翔(松本潤)が弁護を担当することになったのは、引っ越し業者で働く17歳の少年・山崎大輝(市川理矩)。山崎は、女子高生・工藤久美子(清原果耶)への強制わいせつの疑いで逮捕され、身に覚えはないものの刑事に強要されたため自白。起訴されてしまったのです。

 久美子の証言による事件のあらましは以下の通り。12月12日の20時頃、久美子は多摩中央駅で山崎とその友人・大江徳弘(福山翔大)に声をかけられ、駅から公園へ移動。そこで2人に襲われてしまったというのです。

 しかし、事件が起こったとされる日時、山崎は会社の同僚たちと焼き肉屋へ行ったというアリバイがある。また、久美子の携帯電話の通話記録を調べたところ、駅から公園へ移動していたハズの時間帯に、出会い系サイトで知り合った男性へ電話をかけていたことが判明します。

 形勢不利とみた検察側は、ここで暴挙に出ることに。実際の事件は12月6日に行われたのだと訴因変更をしてきたのです。しかしそれならばと、深山は、6日に公園内で動画撮影を行っていたダンスチームから映像を借りてチェック。そこに3人の姿は映ってなく、山崎の冤罪を確信します。

 ところが、ここで予期せぬ出来事が。それまで犯行を否認し続けていた大江が、訴因変更された途端、一転して罪を認め始めたのです。

 これはおかしい。何かある。そう直感した深山は、大江と面談。すると、大江は事件当日、雨が降っていたと自供するのですが、チェックした映像にも6日の雨雲レーダーにも、多摩中央駅および公園内に降雨のデータは認められません。

 しかし、その日、多摩中央駅から少し離れた西府中駅周辺では、局地的に雨が降っていたことに深山は気づきます。そして、情報を求め西府中駅へ向かうと、6日にひったくり事件が起こり、その時に負ったケガが原因で被害者が死亡したことが判明。目撃者証言によれば、犯人のうなじには十字架のタトゥーがあったとのことですが、大江のうなじにもバッチリ同じものがあるのです。

 以上の事実を深山が法廷で披露したところ、大江は観念。そして、その様子を傍聴席で見守っていた久美子が、出会い系サイトで知り合った男性と待ち合わせしたことを、教育評論家を務める母・純恵(吉沢梨絵)に隠したかったがため、強制わいせつ事件をでっち上げたことを白状し、一件落着となったのでした。

 さて、感想。日本の刑事事件における裁判有罪率“99.9”%をタイトルに用いている割に、これまで扱われた事件はどれも検察側の証拠が不十分なものばかり、という同ドラマ。0.1%どころか100%覆せそうな事件ばかりを担当している深山ですが、今回の事件もなぜ逮捕・起訴に至ったのか首を傾げてしまうものとなりました。

 まず気になったのは、山崎のアリバイ。一緒に焼き肉屋へ行った会社の同僚たちは証言をしてくれなかったのですかね。それと、駅周辺だったら、どこかしらの防犯カメラの映像が残っていそうなものですが。久美子の面通しだけで警察は山崎を犯人扱いし、自白の強要を迫ったとのことですが、あまりに捜査が杜撰すぎるように思います。

 そして、久美子の通話記録を深山が調べてみるとすぐ、出会い系サイトで知り合った男性が浮上するというお粗末な展開。挙句の果て、事件日を勘違いしていたという流れとなり、「こんな裁判、ありえないだろ!」と見ていてウンザリしてしまいました。

 ただ、無茶苦茶にも思えた今回の事件ですが、ネットで調べたところ、2001年に静岡県御殿場市で実際に起こった事件、通称“御殿場事件”にソックリ。被害者が女子高生で、裁判途中に訴因変更したことなど、ミソとなる部分はごっそり引用しているようにも思えます。

 大きく違う部分は、実際の裁判では、主犯格とされた少年たちが有罪判決を受けたこと。当時、有罪・冤罪を巡り、マスコミにも大きく取り上げられました。その事件と類似した内容を、“容疑者を冤罪から救う”がテーマの本作で描いたということは、少なくとも少女が嘘をついたことに対して批判の意を表明したとも捉えられますよね。

 そうであるとするならば、久美子に対して何らかの処置を施すべきでした。泣いてごめんなさいで済まされるだけでは、何のメッセージ性もない。これではただ、事件部分の創作を放棄しただけに思えてしまいます。それに加え、話に矛盾点があっても、「実際にあった事件だよ」と言い逃れができるというズルさも感じられました。

さて、次回は尾崎舞子(木村文乃)の弟・雄太(佐藤勝利)が2年前に起こした窃盗事件を巡る展開になるということですが、これも実際の事件をモチーフにしているんですかね。放送までに調べておきたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

キョドコの“真性マゾ”ぶりがますます加速する!? プレゼンで燃える女たちの闘い『きみ棲み』第4話

 吉岡里帆が大きな大きな胸の谷間を見せつけた下着シーンのリプレイから始まった『きみが心に棲みついた』(TBS系)の第4話。初めての連ドラ主演に吉岡里帆は健気に体を張っているわけですが、その努力はなかなか評価されずにいます。頑張れば頑張るほど空回りしてしまう劇中のキョドコとシンクロするものを感じさせます。吉岡里帆とキョドコの苦労は、果たして報われる日が訪れるのでしょうか。吉岡の真っ白なブラジャー姿の余韻が残る『きみ棲み』第4話を振り返りましょう。

 下着メーカーで働く、恋に仕事にダメダメな女・小川今日子(吉岡里帆)、通称キョドコ。新作ランジェリーの発表会で大胆にもプロのモデルに交じって下着姿でランウェイに上がったものの、命令した上司・星名(向井理)が同じ材料課の飯田(石橋杏奈)にマンションの鍵を渡しているところを目撃してしまうのでした。さらにはデザイナーの八木(鈴木紗理奈)からは「お前の企画書には、本音が見えへんのや!」とダメ出しを喰らいます。とことんまで落ち込むキョドコでした。

 でも、ここで諦めたら、自分の居場所はどこにもなくなってしまいます。キョドコは会社で夜を明かし、新しい企画書を書き上げるのでした。「男にかわいいと思われたい。男が思わず抱きしめたくなるようなランジェリー」というキョドコの欲望丸出しな企画案に、ようやく八木は納得します。八木から嫌われていると思っていたキョドコでしたが、八木がさっそくラフデザインを描いたことから大喜び。八木のデザインにぴったりな素材を提供してくれる生地メーカーを見つけるため、社外へと駆け出していくのでした。相変わらず、感情の浮き沈みの激しいキョドコです。

 喜び勇んで飛び出したキョドコですが、出社してきた星名とばったり遭遇。星名から「昨日はよくがんばったね」と下着モデルの件を褒められ、ついつい調子に乗って「企画が通ったら、デートしてください」と切り出すのでした。なぜだ、キョドコ! 何度、痛い目に遭えば気が済むんだ!! どうして下着モデルの惨劇から救ってくれた吉崎(桐谷健太)ではなく、デーモン星名へと戻ってしまうんだ!? 視聴者の苛立つ声が立体サウンドで聞こえてきそうです。でも、みなさん、もうお気づきでしょう。そうです、キョドコは真性のマゾヒストだったのです。サディストである星名も、そんなキョドコを手放そうとはしないのでした。「キョドコは生かさぬよう殺さぬよう」。それが星名のポリシーです。

■第4話の後半は『下町ランジェリー』へと急展開!!

 ついさっきまで張り切っていたキョドコでしたが、持ち帰った生地を八木から「あかん!」と突き返されます。「予算以上の素材を見つけてくるのが、あんたの仕事やろ?」と八木に指摘され、ぐうの音も出ないキョドコでした。ライバルチームのデザイナー・堀田(瀬戸朝香)のパートナーを務める飯田が、八木のパートナーも兼任するかもしれないという噂を耳にして、またまた落ち込むキョドコ。翌日会社を休んだ上に、漫画家・スズキ先生(ムロツヨシ)との打ち合わせで忙しい吉崎にネガティブメールを大量に送り続けます。

 その日の気分で職場を休み、仕事中の相手のことも考えることができないキョドコは、はっきり言って社会人失格です。星名や八木に褒めてもらえることを生き甲斐にしている点でも、半人前でしかありません。身近な誰かに褒めてもらうために頑張っているようでは、幼稚園のお遊戯会レベルであって、オリジナルの新商品を生み出すプロの仕事人には到底なれません。

 吉岡里帆のエロシーンが売りだったはずの『きみ棲み』ですが、第4話の中盤から企業ドラマとして俄然盛り上がりを見せ始めます。編集者である吉崎から言われた「作家にとって、いちばんの味方でありたい」という言葉に触発され、八木のデザインにふさわしい生地探しを再開します。中間プレゼンの日が迫り、もはやキョドってる場合ではありません。苦手意識のあったメーカーにも持ち前の粘着気質で粘り強く交渉します。いつも自分の殻に閉じ籠っていたキョドコは、それまでずっと溜め込んでいた言葉にならなかった熱い想いを、仕事をきっかけに吐き出すようになったのです。

 星名とデートするしないは関係なしに、このプロジェクトに残りたい。メンズインナー畑を歩み、社内で正当な評価をされていない八木を“女”にしたい。そして、何よりも八木と作ったランジェリーを自分が身に着けてみたい。周囲の視線を気にせず、ガムシャラに相手に喰らい付くキョドコがそこにはいました。まるでOL版『下町ロケット』か、下着版『陸王』のような展開です。『下町ランジェリー』、もしくは『下着王』と呼びたくなるような『きみ棲み』第4話です。

 第4話からの登場となった部長・池脇(杉本彩)、マーチャンダイザーである星名が見守る中、堀田チームと八木チームとのサバイバルマッチとなる中間プレゼンが行なわれます。先攻を務めるのは八木チームのキョドコです。キョドコは八木と共に「必ず商品化します」とメーカー側に約束して、予算ギリギリギリの値段でシルク40%の素材を提供させることに成功したのです。自信満々のキョドコでしたが、わずか数分後には飯田によって地獄のドン底へと突き落とされるはめに。飯田は縫製工場を経営する叔父に頼み込み、何とシルク100%の素材でサンプルを仕上げてきたのです。シルク100%の肌触りに、会議室にいた社員全員がうっとりして、ため息をもらすのでした。

 いくら努力しても、自分はダメな星のもとに生まれたんだ。キョドコが自分の殻の中に、再び閉じ籠ろうとしたときでした。星名が「パートナーは小川さんではなく、飯田さんに兼任してもらいますか?」と八木に尋ねると、これを八木はきっぱりと断ります。飯田が持ってきたシルク100%の素材は確かに素晴らしい。だが、身内のコネで在庫分を安く分けてもらっただけでは、在庫がなくなった先はどうする? そんな至極まっとうな意見を、プレゼンの最後に八木は切り出すのでした。飯田はプレゼンでの勝利しか考えていない。プロジェクトとしての将来性を考えれば、キョドコが粘って交渉してきた素材のほうがビジネス的には有益ではないのか。起死回生となる八木の発言によって、キョドコは窮地を救われ、両チームの闘いは最終プレゼンへと持ち越されるのでした。

 下着メーカーの会議室が、まるでカンパニー松尾監督の『劇場版テレクラキャノンボール2013』(14)の審査会のような手に汗にぎるドラマチックなシーンになったのでした。社内プレゼンなんて、やる前からだいたい結果が分かっているものですが、勝利を確信しきっていた堀田・飯田チームに対し、意外な団結力でひと泡吹かせることに成功した八木・小川チーム。天国から地獄へ、そして再び天国へ。「私のパートナーは小川今日子や!」とおでこをパチンと八木にはたかれ、喜ぶキョドコでした。やっぱり、キョドコはMっ子です。

 エロいシーンがなくなったことで職業ドラマとしては大いに盛り上がった『きみ棲み』第4話ですが、視聴率は前回の8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から7.0%へとダウンしてしまいました。キョドコと星名のSMチックな関係をより官能的に掘り下げながら、キョドコが大人の女として成長していく姿を描けるかどうかが製作陣の課題となりそうです。吉岡里帆のエロいシーンも見たいし、ドラマとしても面白くなくちゃダメ。視聴者はとても欲張りな生き物ですから。

 第4話のクライマックスでは、有名下着ブランドのパンフレットの撮影を見学している吉崎とキョドコの背後に、ふいに星名が現われます。いつもクールな星名ですが、時間を費やして調教してきたキョドコを吉崎に奪われそうなことから内心は穏やかではありません。星名はすっかり「キョドコのくせに」「吉崎~ッ」が口癖になってしまいました。次回、第5話では星名の悪巧みが仕込まれたバーベキュー大会が催され、吉崎たちのいる前でキョドコと星名の過去の関係がバラされてしまいます。星名のサディストぶりにゾクゾクしてしまう人は必見です。キョドコ、そして吉岡里帆のマゾヒズムもますます疼くことになりそうです。
(文=長野辰次)

土屋太鳳、ドラマ版『チア☆ダン』で「広瀬すず超え露出」なるか? “爆死映画”のリベンジも……

 ライバルに勝てるかどうかは、ボディの磨き具合にかかっている?

 7月からスタートするドラマ『チア☆ダン』(TBS系)に主演する土屋太鳳が、ダンスの練習漬けの日々を送っているという。

 同ドラマは、昨年3月に公開された広瀬すず主演の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の数年後を舞台にした作品。

「映画版は広瀬、中条あやみ、福原遥といった旬の美人女優が出演し、興行収入13億円のヒット作となりました。広瀬もミニスカ&へそ出しのチアガール姿で、ムチムチの太ももを惜しげもなく披露し、男性ファンの目をクギ付けにしました。一方、ドラマ版の土屋も日本女子体育大学に在学し、ダンスには定評がある。ハイキックが得意技なだけに、広瀬以上の大開脚が期待できそうです」(映画ライター)

“若手女優”という括りで、何かと広瀬と比べられがちな土屋だが、今回のドラマは「主演女優」としての正念場になりそうだという。

「昨年9月公開の主演映画『トリガール!』は公開初週にトップ10圏外で、わずか36スクリーンでの公開となったアニメ映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』(8位)にも負ける大爆死。山崎賢人と共演の『orange -オレンジ-』(15年)、亀梨和也と共演した『PとJK』(17年)、佐藤健とのW主演の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)の興行成績は好調だったため、単体での実力に疑問符がついています。土屋は確かに美形ですが、男ウケするような色気に欠けるため、世間のイメージほど男性ファンがついていないのだと思います」(業界関係者)

 そんな弱点を知ってか、土屋は肉体改造に着手。昨年あたりからトレーニングに励んでいたという。

「土屋自身、自分のボディが“ゴツイ”ことを意識していて、女性的なメリハリボディになろうとストイックに頑張っているようですね。だいぶカラダも絞れてきて、効果が現れているそうですよ」(芸能記者)

 肉体改造の成果を見せつけるには、今回のドラマはまさにうってつけ。進化した美クビレと太ももで、広瀬超えのお色気を振りまいてほしいものだ。