『水曜日のダウンタウン』の数珠つなぎ企画、酔った若手芸人の“マジギレ”にざわつく視聴者

 5月31日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、“数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説”が検証された。プレゼンターを務めたのはケンドーコバヤシ。漫画大好き芸人らしいユニークな企画だが、参加した若手芸人・大トニー(マテンロウ)がブチキレてしまい「放送事故では?」と視聴者をざわつかせている。

“数珠つなぎ企画”とは、出演者の紹介で次の出演者を決めるバラエティーなどでありがちな企画。例としては、「あなたよりも美人な人を教えてください」という質問で美人ゲストを繋いでいく“美女数珠つなぎ”などが挙げられる。

 番組ではそんな“数珠つなぎ企画”を、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の要素でアレンジ。同漫画の第4部には“スーパーフライ”という鉄塔のようなスタンドが出てくるのだが、このスタンドの能力は鉄塔内に1人の人間を閉じ込めるというもの。そして鉄塔内に新たな人間が入ると、閉じ込められていた人は外に出ることができる。そこで今回は新横浜の某所に牢屋を設置し、閉じ込められた人は身代わりを呼ばないと脱出できないという“数珠つなぎ企画”が行われた。

「最初に牢屋に閉じ込められたのはコロコロチキチキペッパーズのナダルで、その後はおたけ(ジャングルポケット)、菅良太郎(パンサー)、伊地知大樹(ピスタチオ)という順番で数珠つなぎが行われていきました。しかし問題が起こったのは、伊地知の次に大トニーが牢屋に入った場面。彼は閉じ込められるや否や、『気持ち悪いマジで』『全然面白くねぇこんなの!』『誰が面白いのこれの? 説明しろ出てきて』『オメーらがやってることなんてお笑いじゃねーかんな!』と声を荒げています」(芸能ライター)

 まさかの激昂に視聴者からは、「これテレビで流しちゃだめなレベルのマジギレでは?」「これ台本? ガチ?」「今後の仕事に響きそう」といった声が。また呼び出されるまで大トニーは中野坂上で酒を飲んでいたそうなので、「酒癖悪いのかな?」「酔うとこんなに人格が変わるのか……」とも指摘されている。

「大トニーにとっては災難な収録となってしまったようですが、視聴者からは『大トニーキャラ薄かったから、インパクト残せて良かったのでは?』『正直大トニーのマジギレは面白かった』といった感想も。また相方のアントニーは自身のTwitterで『やっと相方がヤバイ奴だって言うのが世間に伝わったか、、、、、』とつぶやいていました」(同)

 賛否両論の数珠つなぎ企画だったが、大トニーはしっかりと“爪痕”を残せたようだ。

『花のち晴れ』飯豊まりえの折れない“鋼メンタル” 王子様キャラ・中川大志の“ヤンデレ”覚醒も……

 23日にメジャーデビューを果たしたジャニーズ期待の新星「King & Prince」平野紫耀くんが出演する『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第6話の視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、0.4ポイントダウンでした。

 平野くんたちが歌うこのドラマの主題歌「シンデレラガール」は、発売初週で57.7万枚を売り上げ、6月4日付のオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得! デビューシングルの初週50万枚超えは、2006年の先輩・KAT-TUNによる「Real Face」(75.4万枚を記録)以来12年2カ月ぶりなんだとか。キンプリ、すさまじい人気です。このいい流れが、ドラマのほうにも影響してくれるといいんですが……。ということで、今夜放送の7話を前に、6話のあらすじから振り返っていきたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

■相変わらず、ぶっとんでるメグリン

 

 前回ラストで(参照記事)付き合うこととなった音(杉咲花)と天馬(中川大志)。音の告白シーンを見てしまった晴(平野紫耀)はすっかり意気消沈。人気モデル・メグリンこと西留めぐみ(飯豊まりえ)は、ラブパワーMAXのメグリンスペシャルカレーで晴を元気づけようとしますが、そのお味は、執事の小林さん(志賀廣太郎)がダウンしてしまうほど、破壊的なものでした。

 ちなみに、晴が今一番食べたいのは、「ミシュランの三ツ星も霞む」という音が作った野菜炒め(2話参照)だそう。「そっか。じゃあ元気モリモリ作戦は失敗ってことで」とちょっぴり落ち込むメグリンですが、マズいとわかっているカレーを一口食べて、「ありがとな。わざわざ飯作りに来てくれて」と、きちんとお礼を言う晴。これにはメグリンも思わずキュンときちゃいます。

 一方、天馬と付き合うことになった音は、学校でクラスメイトに無視されても平気なくらい上機嫌だし、天馬くんからの何気ないメールにも舞い上がってしまうくらいには浮かれています。そんな音のクラスに、英徳の制服を着たメグリンが。学園の名声を上げるために晴とメグリンをくっつけたいC5メンバー・海斗(濱田龍臣)の提案によって、英徳に転入してきたそうです。メグリンの影響を受け、英徳には転入希望者が殺到。さすがカリスマモデル。そんな彼女、今週もいい具合にやばいです。

・「ねぇ、私、晴くんと付き合ってもいいんだよね?」と、ご丁寧に音にお伺いをたてるメグリン

・完璧主義の父・巌(滝藤賢一)に「(晴は)10点満点でいえば、よくて5点」「(音は)神楽木家にも前にもふさわしくない」と言われるも、何も反論できず自己嫌悪に陥る晴に、「あなたのつらくて悲しい気持ち、私が半分もらうから」と泣きながらベットに寝転ぶ晴の横にゴローンするメグリン

・前回のカレーのリベンジからか、こりもせずに、重箱に入れたとってもカラフルなお弁当(味はお察しください)を晴に食べさせるメグリン

 晴が音のことを好きなことを知っていながら、ガンガン攻める彼女。一見するとウザいしイタい感じもしますが、計算とかはまったくないし、ただ晴を元気づけようと明るく笑顔で振る舞う姿は、一周まわって、けなげでかわいく思えてきます。

 しかも彼女がすごいのは、ライバルである音を陥れようとか、そういう悪意が1ミリもないところ。遊園地でデート中の音と天馬にバッタリ会ったときも、Wデートを提案して「私はもう逃げる晴くんを見たくない」と晴を鼓舞したり、天馬につっかかる晴をたしなめたり、鋼の心を持った、素直で本当にいい子なんです。演じる飯豊さんは叩かれ気味だけど……。

 

■地獄のWデート

 

 そんなメグリンをよそに、晴は音と天馬の2ショットを見るたびイライラ。音が天馬のために気合を入れて作ったお弁当も「らしくない」と、嫌味を言ってしまいます。さらには、天馬とコーヒーカップに乗って自分が先にダウンしてしまったり、お化け屋敷では思いっきりビビッてしまったり、天馬の弱点をさらけ出すどころか、ことごとく惨敗。おまけに天馬から「音は渡さない」とけん制される始末です。

 音も、メグリンから、完璧主義で、幼い頃から神楽木家にふさわしい人間になるよう晴に“テスト”を与えてきた晴の父の話を聞き、天馬くんが隣にいながら、考えるのは晴のことばかり。お互いのことを考えてぼけーっとしている2人は、一緒に遊園地に来たパートナーを置いてすたすた歩き、そのまま観覧車の中に。どことなく気まずい雰囲気を断ち切ろうと、音が口を開きますが、いつものように2人は言い合いになってしまいます。

「俺の気持ち気付いてるくせに、知らんぷりしてんじゃねぇよ。俺が好きなのは……」

 晴がそこまで言いかけたとき、観覧車が一周して地上に到着。音は天馬とメグリンの元へ走ってそそくさと外に出て行きます。

 帰り道、赤ちゃんが乗ったベビーカーが階段から落ちていくところに遭遇し、少しでも音にいいところを見せようと体を張って赤ちゃんを助けますが、真っ先に反応したのは音ではなくメグリンで、「心臓止まるかと思った」と晴にとびつきます。音は天馬に促され、その場を離れます。その後、メグリンは晴に告白。晴は何も答えません。

■天馬のヤンデレが覚醒

 

 晴とメグリンと別れ、立ち寄ったカフェで、2人は天馬が通う桃乃園学院の生徒会メンバーにバッタリ。天馬が音とデートをしていたと聞いてあからさまに落ち込む女子生徒を心配する音は、彼女を追いかけるよう言いますが、これには聖人君子の天馬くんもさすがに怒りが爆発。

「音は何考えてんだろ? 僕のこと好きな子を慰めてほしいの? そばに寄り添ってもいいの? それで音は何も感じない? 今日一日、僕が何も感じてないと思ってる? 嫉妬したり、傷ついたりしてないって思ってる?」

 激しく、でも静かに音に怒りをぶつける天馬くん。思わず口に出ちゃったのでしょうが、普段穏やかなぶん、ちょーコワいです。でも、天馬くんのコワさはこれだけじゃないんです……。

 カフェを飛び出し、きちんと晴と話をつけた音からの呼び出しで、再び2人は会うのですが、「もう嫌な思いは絶対させない」と謝る音を、天馬くんは「もういい……分かったから」とギュッと抱きしめ、その流れで2人は初チューをキメます。音は照れたり、拒否ったりするわけでもなく、天馬くんをジッと見つめて意外にも動じません。そんな彼女に天馬くんは、「桃乃園に転校してこないか?」と突拍子もないことを言うんです。

 この流れ、暴力を振るった後に泣きながら謝った後に優しくなるDV男みたいでめちゃくちゃ怖いなと思ったんです。そりゃあ、音は英徳で散々な目に遭ってきたし、晴にとられないように自分の目が届くところにおいておきたい気持ちはわかります。でも天馬くん、別人みたいに目が死んでるんだもん。完全にイッちゃってるんだもん。

 幼いころに母・美代子(堀内敬子)を亡くした天馬くん。父・一馬(テット・ワダ)は仕事が忙しかっただろうし、秘書だった利恵さん(高岡早紀)と再婚しちゃうし、一人ぼっちになった天馬くんにとって、音は母に代わる大きな存在なんだろうと思います。だからこそ、そんな音に依存している。このまま2人が結婚したら間違いなくDV男化しちゃいそうだし、今話を見て、勝手に2人の明るい未来が見えなくなりました。天馬派のみなさんごめんなさい。でも、天馬くんは怖いけど、ヤンデレな中川くんの演技はゾッとするくらいすごくよかったので、もっと見てみたいです。はい。

 

■平野紫耀の演技は下手なのか?

 

 1話のレビュー(参照記事)で、「平野くんの棒演技が逆にイイ」と書きましたが、今話では、前言撤回したくなるシーンがありました。「あなたは私のことが好きなんですか?」と問いかける音に、晴が告白をするシーンです。

「好きだ。ずっと、頭の中はお前のことばかり」
「江戸川に好かれるにはどうしたらいいか、どうやったら触れられるか。好きで好きでたまらない」
「本当に、江戸川のことが大好きだ」

 音の目をまっすぐに見て、素直な気持ちを伝えました。もちろん、音は天馬と付き合っていますから、「大事な人にただただ笑っていてほしい」とフラれてしまいます。「こんなんで終わりかよ」と、涙をこらえきれずにボロボロ涙を流しながら引き止めようとする晴に、音は声を震わせながら「神楽木と私は、何も始まってないよ」と言い残して部屋を後にします。

「なんだこれ、俺、泣いてんのか?」と、一人になった部屋で号泣する晴、そしてバックに流れる宇多田ヒカルの「初恋」もあいまって、これまでで一番のエモさを感じました。平野くんの泣き演技は、どこまで台本にあったものなのかはわかりませんが、とても自然に感じましたし、切ない表情に思わずつられて涙が出そうになりました。

 晴はもちろん、自分の気持ちより周りを優先してしまう音や、そんな音が何よりも大事な天馬、そして音を好きな晴を支えようとするけなげなメグリン、みんなの「初恋」がぐちゃぐちゃにこじれてきた『花のち晴れ』、悪者が誰一人としていないだけに、こんなこと言っちゃアレだけど、みんなに幸せになってほしいです……。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

『花のち晴れ』飯豊まりえがジャニオタを挑発? 過去の発言がバッシングの燃料に……

 これほど反感を買うとは、本人も思っていなかったことだろう。

 杉咲花主演のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)に出演中の飯豊まりえに対する、ジャニーズファンの口撃が止まらない。女性誌ライターが語る。

「5月22日に放送された第6話まで、視聴率は一度も2ケタに届かない低空飛行。しかし、毎週Twitterではトレンド上位に入り、“反響”は春ドラマではナンバーワンですね。King&Prince平野紫耀を、飯豊が狙っているのでは? という嫉妬が、視聴者の熱の高い理由のひとつとなっています。ジャニーズが出演するドラマの共演者は、既婚者か地味系女優でそろえなければならないという事情があり、ファンからの苦情を避けるため、地味めな杉咲や飯豊が起用された経緯がある。しかし、飯豊は一部から“あざとい”性格だと思われており、ファンに目を付けられています」

 SNS上では「休憩中も平野と常に距離が近く、立ち上がる際には平野の膝に手を置いて立ち、手を触りながら爪を見せ合ったり、ひとつの毛布に2人でくるまっていた」「撮影中に平野を役名でなく本名で呼び間違えてNGを出した」「カメラが回っていない時にも『ショウくん、ショウくん』と平野にグイグイ迫っていた」といった真偽不明の情報が飛び交い、そのたびに「飯豊叩き」が起きている。

 一方、飯豊のほうも、過去に出演したバラエティ番組で、ジャニーズファンを小バカにするような発言をしたことがあったという。

「VTRで嵐・二宮和也の熱狂的なファンが登場した際に、『でも多いです! 現実が見れないっていう子が。私は普通に恋したいです』と、アイドルにガチ恋しているファンが多いことを指摘。言外に“身の程知らず”と思っているような雰囲気がありました。このときの発言が今になって掘り起こされ、ジャニーズファンの怒りを増幅させる燃料となっています」(前出・女性誌ライター)

 ファンを敵に回したことで、飯豊は今後ジャニーズとの共演NGになる可能性もありそうだ。

嵐・二宮和也『ブラックペアン』が犯した失敗……『水戸黄門』パターンからの脱却なるか

 嵐・二宮和也が孤高の天才外科医を演じる日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)も第6話。視聴率は13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今回も横ばいです。毎回、同じような展開なので、このままだと下がっていくかもしれません。今回はちょっと前に進んだけど。

 というわけで、振り返りましょう。

前回までのレビューはこちらから

■ニノちゃんは、あいかわらずかわゆい。

 見るからに悪童っぽい外科医・渡海(二宮)は、今回もシーン単体で見れば、非常にかわゆい立ち居振る舞いのオンパレードでした。

 先輩医師が腫瘍の取り残しというミスをしてしまったときの「和解金2,000万円を要求します」とか、落盤事故でケガ人が27人も搬送されてきたときに、研修医の世良くん(竹内涼真)に言った「一人も殺すなよ、動け!」とか、患者の危機一髪のときにアウトフォーカスから手術室に入ってくるとこなんてもう「キター!」って感じで、たまらんですね。たまらん。かわゆい。

 ニノ以外のキャストも、これもシーン単体で見ればという話ですが、全然悪くないです。高階講師(小泉孝太郎)が上司の命令と患者の命の間で揺れ動く瞬間も、治験コーディネーター・香織(加藤綾子)の得も言われぬ色気も、回を重ねるごとに汚れみが増していく佐伯教授(内野聖陽)も、まるで合いの手のように折に触れてアップショットが抜かれる関川先生(今野浩喜)もよい。前回からゲストで出ているジャストミート福澤も、『陸王』(同)の松岡修造と同様に、日曜劇場が発掘した俳優として今後、世に出ていくかもしれない。

 でも、いずれも「シーン単体で見たら」です。お話の登場人物としてキャラクターを演じきれているかといえば、まったくできてない。なぜなら、シナリオの時点でキャラクターが破綻しているからです。

■怒れよ、渡海。

 前回までにさんざん申し上げております通り、『ブラックペアン』は『水戸黄門』のような“お約束”を楽しむ作品でした。高階や、その他のいけすかない医者がメカやロボを使って奇をてらった術式の手術を強行し、失敗する。天才・渡海がそれを、基本に忠実な手技でリカバリーして命を救う。あくまで、そのパターンを守ることに時間を費やしています。

 そのパターンの中でバリエーションを出すのも大変で、実際、このところマンネリ化が目立っていた同作ですが、今回は「患者が渡海の母親」ということで、パターンの中で大きな揺らぎを生み出せる設定が投入されました。

 ここまで、あくまにクールを気取ってきた渡海でしたが、母親に対して奇をてらった手術をされ、しかも失敗されるとなれば、怒り狂ってもおかしくない。もう6話ですし、そろそろ渡海のそういう姿を見せてほしいと期待していたんです。

 が、まったく、不自然なくらいに、いつもの渡海でした。

「ほかのオペに入っていたから」という理由で誰かが勝手に母ちゃんの胸を開けても、さして怒らない。「腫瘍を取り残す」というミスを犯されても、「2,000万円くれ」とは言うものの、別に怒らない。高階が奇をてらったロボによる再手術の同意書を渡海に内緒で勝手に書かせても怒らないし、輸血用の血が足りないのにロボ手術を強行しても怒らない。あげく高階がロボ手術をミスって母ちゃんが死にかけても怒らない。いつも通り、ささっとリカバリーして嫌味を言って去っていくだけ。

 控え目に言って、こいつ頭おかしいんじゃねえかと思いました。目の前で母ちゃんが殺されかけてるのに、なんでそんな感じなの? バカなの?

 今回、渡海は取り乱さなければいけなかったと思うんです。母ちゃんを殺されることに恐怖しなければならなかった。これじゃ母ちゃんを患者にした意味がないんです。

 さらに今回、近所で落盤事故が起きて27人が緊急搬送されてくるという事態も発生しました。この27人も、渡海は全員助けちゃった。27人もいれば病院に着いた時点で死んでる人もいそうですが、全員助けちゃった。

 そうして母ちゃんと27人の負傷者を平常運転で救ってしまったことによって、渡海という医者は「治せる患者は全員治せる」天才外科医から「誰でも、どんなケガでも病気でも、どんなタイミングでも、絶対に治せる」魔法使いになってしまっている。しかも、渡海と母親の間に“何もない”ので2人の関係性を描くこともできず、渡海が「母ちゃんが死にそうでも平気」な、たいへん珍しい人物に見えてしまっている。

 普通の医療ドラマなら、より医者の心情を深堀りできるはずの「肉親が患者」という設定が、渡海の人格破綻をさらに加速させるという、これは明らかに失敗していると感じました。

■『水戸黄門』からの脱却

 なぜそんな失敗が起こったかというと、「患者が母親」の投入は、決してパターン内でのマンネリ打破のためではなかったからです。うっすらとパターンの外で語られてきた「ブラックペアンって何?」「渡海と佐伯教授の因縁っぽいのは何?」という本筋に展開を与えるために、佐伯教授の過去を知る人物として母親が必要だった。

 だったら普通に出して、普通にエピソードを絡めて説明すればいいのに、「せっかく母親出すんだから、病気にしちゃえ! 瀕死にしちゃえ! 感動するだろ!」というドラマの強欲が出た結果でしょう。で、「天才外科医が母親を救う」というシチュエーションは、細部がどうあれ感動的に見えてしまう。

 とにかく強欲なんです、『ブラックペアン』というドラマは。何もかも詰め込んで押し通そうという姿勢がすごい。とにかく渡海は比類なき天才であるべきだし、最新医療機器はどんどん出すべきだし、そういう最新ロボは失敗するべきだし、竹内涼真は泣いているべきだし、権力闘争中の大人たちは徹底的に卑怯であるべきだし……そういう出力最優先主義というか、物量主義というか、強引で豊饒な作劇の悪いところが全部出たのが今回だったように思うんです。

 これが、やっぱりそこそこ面白いというのが、始末の悪いところなんですよねえ。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

嵐・二宮和也『ブラックペアン』が犯した失敗……『水戸黄門』パターンからの脱却なるか

 嵐・二宮和也が孤高の天才外科医を演じる日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)も第6話。視聴率は13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今回も横ばいです。毎回、同じような展開なので、このままだと下がっていくかもしれません。今回はちょっと前に進んだけど。

 というわけで、振り返りましょう。

前回までのレビューはこちらから

■ニノちゃんは、あいかわらずかわゆい。

 見るからに悪童っぽい外科医・渡海(二宮)は、今回もシーン単体で見れば、非常にかわゆい立ち居振る舞いのオンパレードでした。

 先輩医師が腫瘍の取り残しというミスをしてしまったときの「和解金2,000万円を要求します」とか、落盤事故でケガ人が27人も搬送されてきたときに、研修医の世良くん(竹内涼真)に言った「一人も殺すなよ、動け!」とか、患者の危機一髪のときにアウトフォーカスから手術室に入ってくるとこなんてもう「キター!」って感じで、たまらんですね。たまらん。かわゆい。

 ニノ以外のキャストも、これもシーン単体で見ればという話ですが、全然悪くないです。高階講師(小泉孝太郎)が上司の命令と患者の命の間で揺れ動く瞬間も、治験コーディネーター・香織(加藤綾子)の得も言われぬ色気も、回を重ねるごとに汚れみが増していく佐伯教授(内野聖陽)も、まるで合いの手のように折に触れてアップショットが抜かれる関川先生(今野浩喜)もよい。前回からゲストで出ているジャストミート福澤も、『陸王』(同)の松岡修造と同様に、日曜劇場が発掘した俳優として今後、世に出ていくかもしれない。

 でも、いずれも「シーン単体で見たら」です。お話の登場人物としてキャラクターを演じきれているかといえば、まったくできてない。なぜなら、シナリオの時点でキャラクターが破綻しているからです。

■怒れよ、渡海。

 前回までにさんざん申し上げております通り、『ブラックペアン』は『水戸黄門』のような“お約束”を楽しむ作品でした。高階や、その他のいけすかない医者がメカやロボを使って奇をてらった術式の手術を強行し、失敗する。天才・渡海がそれを、基本に忠実な手技でリカバリーして命を救う。あくまで、そのパターンを守ることに時間を費やしています。

 そのパターンの中でバリエーションを出すのも大変で、実際、このところマンネリ化が目立っていた同作ですが、今回は「患者が渡海の母親」ということで、パターンの中で大きな揺らぎを生み出せる設定が投入されました。

 ここまで、あくまにクールを気取ってきた渡海でしたが、母親に対して奇をてらった手術をされ、しかも失敗されるとなれば、怒り狂ってもおかしくない。もう6話ですし、そろそろ渡海のそういう姿を見せてほしいと期待していたんです。

 が、まったく、不自然なくらいに、いつもの渡海でした。

「ほかのオペに入っていたから」という理由で誰かが勝手に母ちゃんの胸を開けても、さして怒らない。「腫瘍を取り残す」というミスを犯されても、「2,000万円くれ」とは言うものの、別に怒らない。高階が奇をてらったロボによる再手術の同意書を渡海に内緒で勝手に書かせても怒らないし、輸血用の血が足りないのにロボ手術を強行しても怒らない。あげく高階がロボ手術をミスって母ちゃんが死にかけても怒らない。いつも通り、ささっとリカバリーして嫌味を言って去っていくだけ。

 控え目に言って、こいつ頭おかしいんじゃねえかと思いました。目の前で母ちゃんが殺されかけてるのに、なんでそんな感じなの? バカなの?

 今回、渡海は取り乱さなければいけなかったと思うんです。母ちゃんを殺されることに恐怖しなければならなかった。これじゃ母ちゃんを患者にした意味がないんです。

 さらに今回、近所で落盤事故が起きて27人が緊急搬送されてくるという事態も発生しました。この27人も、渡海は全員助けちゃった。27人もいれば病院に着いた時点で死んでる人もいそうですが、全員助けちゃった。

 そうして母ちゃんと27人の負傷者を平常運転で救ってしまったことによって、渡海という医者は「治せる患者は全員治せる」天才外科医から「誰でも、どんなケガでも病気でも、どんなタイミングでも、絶対に治せる」魔法使いになってしまっている。しかも、渡海と母親の間に“何もない”ので2人の関係性を描くこともできず、渡海が「母ちゃんが死にそうでも平気」な、たいへん珍しい人物に見えてしまっている。

 普通の医療ドラマなら、より医者の心情を深堀りできるはずの「肉親が患者」という設定が、渡海の人格破綻をさらに加速させるという、これは明らかに失敗していると感じました。

■『水戸黄門』からの脱却

 なぜそんな失敗が起こったかというと、「患者が母親」の投入は、決してパターン内でのマンネリ打破のためではなかったからです。うっすらとパターンの外で語られてきた「ブラックペアンって何?」「渡海と佐伯教授の因縁っぽいのは何?」という本筋に展開を与えるために、佐伯教授の過去を知る人物として母親が必要だった。

 だったら普通に出して、普通にエピソードを絡めて説明すればいいのに、「せっかく母親出すんだから、病気にしちゃえ! 瀕死にしちゃえ! 感動するだろ!」というドラマの強欲が出た結果でしょう。で、「天才外科医が母親を救う」というシチュエーションは、細部がどうあれ感動的に見えてしまう。

 とにかく強欲なんです、『ブラックペアン』というドラマは。何もかも詰め込んで押し通そうという姿勢がすごい。とにかく渡海は比類なき天才であるべきだし、最新医療機器はどんどん出すべきだし、そういう最新ロボは失敗するべきだし、竹内涼真は泣いているべきだし、権力闘争中の大人たちは徹底的に卑怯であるべきだし……そういう出力最優先主義というか、物量主義というか、強引で豊饒な作劇の悪いところが全部出たのが今回だったように思うんです。

 これが、やっぱりそこそこ面白いというのが、始末の悪いところなんですよねえ。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

山崎努も出演へ……TBSドラマ『下町ロケット』続編が10月クール放送に向けて準備着々

「本人はもう高齢ということもあって『ドラマはどうしても出たい作品にしか出ない。映画は、まだ拘束時間も短いから別だけど』と話していました。今公開されている作品も、さすが名優という演技をされてますよ」(映画関係者)

 現在公開中の映画『モリのいる場所』で、『死に花』(2014)以来14年ぶりに主演を務めている山崎努。この作品は文学座での出会いから56年の時を経て、初めて夫婦役を務めた樹木希林との初共演も話題になっている。

「最近の山崎さんは、映画は年に2、3本のペースで出演されていますが、ドラマは年に1本出ればいいほうです。年末には82歳になりますから、確かに以前のような露出は難しいと思いますが、そんな中でも山崎さんが『君たちの作るドラマは必ず出る』と言っているチームがあるんです」(テレビ局関係者)

 それが、2006年に出演した『クロサギ』(TBS系)のスタッフたちだという。

「特に、プロデューサーの伊與田英徳さんには全幅の信頼を寄せていて、実際、『新参者』シリーズや『ルーズヴェルト・ゲーム』にも出演しています。さらに、単発ドラマの『LEADERS リーダーズ』や『RED CROSS -女たちの赤紙-』にも(すべてTBS系)。そのチームが、今年の10月クールに『下町ロケット』の続編を放送するんです。山崎さんは前作には出演していませんが、今作の目玉として、すでにオファーはしているようです。本も今、池井戸先生が執筆中のようですから、間違いなく今年1番の話題作になりますよ。10月クールは米倉涼子さん主演のドラマもあるので、TBSとしても、どうしても山崎さんを起用して注目を集めたいようです」(芸能事務所関係者)

 阿部寛と米倉涼子の視聴率対決の行方を左右するのは、脇の名優たちかもしれない。

キンプリ・平野紫耀が脱いだ!『花のち晴れ』ジャニオタのヘイトを買う飯豊まりえの存在意義

 物語も中盤に差しかかった、火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第5話の視聴率は、8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と、これまた0.3%ダウンの残念な結果に。

 序盤こそ、前シリーズ『花より男子』から道明寺司(松本潤)と花沢類(小栗旬)が登場しファンを沸かせましたが、正直その後はこれといった盛り上がりや話題性もなく、19.8%という『花男』の全話平均視聴率はもちろん、10%の大台に乗ることすら危うい状況です。

「F4」と比べて、5話まできても「C5」はまだイマイチパッとしませんし、物足りなさが残るのは確か。TBSさん、ここらでもういっちょ、大先輩の「F4」メンバーを出演させてみてはいかがでしょうか? ということで、今週もあらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

■平野紫耀のセクシーなサービスシーン

 

 前回(記事参照)なんやかんやありながらも、本当の意味で友達となった音(杉咲花)と愛莉(今田美桜)。音は、愛莉に半ば無理やり連れてこられたC5メンバー・一茶(鈴木仁)の華道パーティーで、今をときめく人気モデルの西留めぐみ、通称・メグリン(飯豊まりえ)に声をかけられている晴(「King & Prince」平野紫耀)を目撃し、プンスカしてしまいます。

「俺のラブ、受け取って」とクサすぎる台詞を吐きながら華麗に花を生ける姿に、一茶ガールズ(一茶ファンの意)たちがキャーキャー言いながらノリノリのBGMに合わせて踊りはじめるという謎空間のショーを横目に、音と晴は、お互いを意識しながらもギクシャクしたまま。

 しかもその後、パーティー会場に併設された温泉で晴とメグリンが裸で鉢合わせるという、ラッキースケベハプニングが発生。このシーン、飯豊さんというより、平野くんの細マッチョボディがあらわになったセクシーシーンだったように思います(平野担のみなさん、よかったね)。彼、顔に似合わずイイ体してました。はい。

 さてさて、メグリンの裸をバッチリ見てしまった晴は、音にはバレたくないとその事実を隠そうとしますが、翌日、英徳学園に晴の財布を届けにきたメグリンの口から、「裸見せっこした仲じゃん」とみんなの前であっさりとバラされてしまいました。自分がドハマりしているアプリゲームに出てくる推しキャラにそっくりだと、晴にベッタリなメグリンに対し、元・強火晴担の愛莉は「この女に地獄の苦しみ与えていい?」と、大きなおめめをギラつかせながらドス黒いオーラを放って威嚇しますが、一方のメグリンは、晴以外は眼中になし。周りにいた生徒たちも2人は付き合っているのかと騒ぎ立てます。

 晴に「道明寺さんの家にお詫びにいく」(詳しくは2話参照)という名の放課後デートに誘われ、ニヤケる顔を隠せていなかった音ですが、そんな2人の様子を見ていて、ヤキモチから怒りが頂点に。

「(晴が何しようが)私には関係ない」「興味ない」「邪魔」と、“好きな人に言われたら、世界中のどんな拷問よりも効果がある”(晴談)という捨てセリフを吐き、晴の前から立ち去るのでした。

 

■今週の天馬語録

 

 その後、イライラが治まらない音は、心配してくれるバイト先の紺野先輩(木南晴夏)や愛莉に強く当たってしまいます。バイトから帰宅すると、婚約者である天馬(中川大志)の母・利恵(高岡早紀)から届いたという音と晴のツーショット写真が。それを見て音の浮気を疑い、ショックでパートを休んだ母・由紀恵(菊池桃子)にも、「私は毎日必死なのに、お母さんにはそんな風に言われたくない!」と声を荒らげ、家を飛び出してしまいます。

 すると、アパートの軒先には、優しい笑顔を浮かべた天馬の姿が。利恵ママの誤解は解いておいてくれたそうです。音と由紀恵を心配して、様子を見に来てくれたのでしょう。さすが天馬くん、今週も王子様です。

「ほっとけるわけないだろ。それに、音になら傷つけられてもいい」
「いっつも音は我慢してるけど、そのままの音でぶつかってきてほしいんだ」

 音を笑わせようと、キャラに似合わない変顔をしてみせたり、何気ないやりとりで音を安心させた天馬くん。落ち着きを取り戻した音は、由紀恵と無事仲直りすることができました。何から何まで天馬くんのおかげです。天馬くんの半分は、優しさでできてるんだと思います。

 そんな天馬くんのリクエストで、お決まりの月1デートに関係なく、2人でお出かけをすることになりました。いつもは利恵ママが「天馬さんに釣りあうように」とプレゼントしてくれる全身ハイブランドで出かけますが、この日はその逆で、音が古着屋さんで天馬くんを全身コーディネートすることに。これが絶妙にダサい。なんですが、ブルーのサスペンダーや、ネイビーのバケツハット、そして音の赤いベレー帽もあいまって、2人並ぶと絵本の『ぐりとぐら』みたいで、ニコイチ感がかわいいです。

 お買い物を楽しんだ後は、水族館に。偶然にもそこではメグリンが撮影をしていました。音に気がついたメグリンは、「晴くんのこと、考え続けてもいいですか?」と音に問いかけます。音は「ご自由にどうぞ」と言って、天馬の手を引いてメグリンの前から立ち去りました。

 その後、音と天馬は何となく気まずい雰囲気に。普段はスマートに見える天馬くんですが、音のことになると自信がないし、音との間にぶ厚い壁を感じているそうです。

「これからは、一枚ずつでも壁を壊して音に近づいていくから」
「音は僕にとってずっと特別だよ」
「もし音の隣に僕がいてもいいなら、もう音を離さない」

 天馬による怒涛の甘~いセリフ口撃に、晴とメグリンのことが引っかかっていた音もすっかり心を動かされています。そりゃあ、初恋の人にこんなことを言われたら落ちないわけがないでしょう。

「誰に聞かれても胸張って、私の彼氏は天馬くんだって言いたい。私と付き合ってください」
天馬「はい」

 そんな一部始終を、「ちゃんと告って、江戸川に分からせる!」と意気込んで2人の元に駆けつけた晴と、晴の後を追ってきたメグリンが見ていました。修羅場の予感です。

 

■飯豊まりえがジャニオタのヘイトを買う

 

 さて、そんな5話のみどころはなんといっても、メグリンの登場でしょう。晴の音に対する気持ちを知っておきながら告白の練習をしようとけしかけ、自分を音に見立てて「好きだ」と言わせたり(結果、本当に好きになっちゃったパターンのやつです)、音に宣戦布告してみたり、音とケンカをしてショックで伏せっている晴の元をいきなり訪ねて、「弱った心にはハグが一番! おいで!」と両腕を広げてみたり……天真爛漫、かつなかなかしたたかな女の子だなと思うのは私だけでしょうか?

 でも、悪気はまったくなさそうなんですよね……。まさに、“天然無自覚系女子”。当初の愛莉みたいに、“腹黒系小悪魔女子”に振り切っちゃってるほうが潔い感じがするし、メグリン、女の子の敵を作りやすいタイプだと思います。いい子なんでしょうけど。

 そして飯豊さんの嫌味のない演技が、かえってあざとさを倍増させているような気がします。ネット上では、彼女に対して「ムカつく」「ウザイ」「違う人がよかった」という声も上がっているようですが、でも逆にそんな声が上がれば上がるほど、彼女が「メグリン」という嫌われ役を自分のものにしている証拠。そして、メグリンのネガキャンによって、視聴者は自然と音を応援するように誘導させられていくんだと思います。仮に、“ザ・モデル”みたいな人がきちゃったら、メグリンのナチュラルなオーラは出なかったんじゃないでしょうか。飯豊さんには、どうかポジティヴに世間の評判をとらえていただきたいなと思う次第です。

 

■動き出した晴パパと、「C5」の冷たさ

 

 メグリンの登場もさることながら、今話では、利恵ママだけでなく、晴の父・巌(滝藤賢一)も、「神楽木家にはふさわしくない」と、音の前に立ちはだかります。『花男』でも、つくし(井上真央)が道明寺の母・楓(加賀まりこ)に散々邪魔をされました。6話以降は、音と天馬、そして晴の「格差問題」も色濃く描かれていくのでしょう。

 なお、今話で引っかかったのは、愛莉を除いた他のC5メンバー3人が、晴にメグリンと付き合うようにけしかけたこと。いくら天馬のいる桃乃園学院に負けているからとはいえ、英徳の評判を上げるために、大手ホテルチェーンの令嬢でもあるメグリンとくっつけだなんて、ちょっと冷たすぎやしません?

 特に海斗(濱田龍臣)は、晴の音に対する気持ちを一番よく分かっているはず。まぁ、晴はただのヘタレ男子ですし、学園のリーダーとしてはとんでもなく頼りないので、周りが焦る気持ちもわからなくはありませんが。身内に厳しいタイプなだけで、「F4」がそうだったように、最終的には仲間の恋を応援してあげてほしいと思うのですが……。

 さて、今夜放送の6話では、音と天馬、晴とメグリンが遊園地でWデートをするようです。波乱の予感しかしませんが、どうなることやら――。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

キンプリ・平野紫耀が脱いだ!『花のち晴れ』ジャニオタのヘイトを買う飯豊まりえの存在意義

 物語も中盤に差しかかった、火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第5話の視聴率は、8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と、これまた0.3%ダウンの残念な結果に。

 序盤こそ、前シリーズ『花より男子』から道明寺司(松本潤)と花沢類(小栗旬)が登場しファンを沸かせましたが、正直その後はこれといった盛り上がりや話題性もなく、19.8%という『花男』の全話平均視聴率はもちろん、10%の大台に乗ることすら危うい状況です。

「F4」と比べて、5話まできても「C5」はまだイマイチパッとしませんし、物足りなさが残るのは確か。TBSさん、ここらでもういっちょ、大先輩の「F4」メンバーを出演させてみてはいかがでしょうか? ということで、今週もあらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

■平野紫耀のセクシーなサービスシーン

 

 前回(記事参照)なんやかんやありながらも、本当の意味で友達となった音(杉咲花)と愛莉(今田美桜)。音は、愛莉に半ば無理やり連れてこられたC5メンバー・一茶(鈴木仁)の華道パーティーで、今をときめく人気モデルの西留めぐみ、通称・メグリン(飯豊まりえ)に声をかけられている晴(「King & Prince」平野紫耀)を目撃し、プンスカしてしまいます。

「俺のラブ、受け取って」とクサすぎる台詞を吐きながら華麗に花を生ける姿に、一茶ガールズ(一茶ファンの意)たちがキャーキャー言いながらノリノリのBGMに合わせて踊りはじめるという謎空間のショーを横目に、音と晴は、お互いを意識しながらもギクシャクしたまま。

 しかもその後、パーティー会場に併設された温泉で晴とメグリンが裸で鉢合わせるという、ラッキースケベハプニングが発生。このシーン、飯豊さんというより、平野くんの細マッチョボディがあらわになったセクシーシーンだったように思います(平野担のみなさん、よかったね)。彼、顔に似合わずイイ体してました。はい。

 さてさて、メグリンの裸をバッチリ見てしまった晴は、音にはバレたくないとその事実を隠そうとしますが、翌日、英徳学園に晴の財布を届けにきたメグリンの口から、「裸見せっこした仲じゃん」とみんなの前であっさりとバラされてしまいました。自分がドハマりしているアプリゲームに出てくる推しキャラにそっくりだと、晴にベッタリなメグリンに対し、元・強火晴担の愛莉は「この女に地獄の苦しみ与えていい?」と、大きなおめめをギラつかせながらドス黒いオーラを放って威嚇しますが、一方のメグリンは、晴以外は眼中になし。周りにいた生徒たちも2人は付き合っているのかと騒ぎ立てます。

 晴に「道明寺さんの家にお詫びにいく」(詳しくは2話参照)という名の放課後デートに誘われ、ニヤケる顔を隠せていなかった音ですが、そんな2人の様子を見ていて、ヤキモチから怒りが頂点に。

「(晴が何しようが)私には関係ない」「興味ない」「邪魔」と、“好きな人に言われたら、世界中のどんな拷問よりも効果がある”(晴談)という捨てセリフを吐き、晴の前から立ち去るのでした。

 

■今週の天馬語録

 

 その後、イライラが治まらない音は、心配してくれるバイト先の紺野先輩(木南晴夏)や愛莉に強く当たってしまいます。バイトから帰宅すると、婚約者である天馬(中川大志)の母・利恵(高岡早紀)から届いたという音と晴のツーショット写真が。それを見て音の浮気を疑い、ショックでパートを休んだ母・由紀恵(菊池桃子)にも、「私は毎日必死なのに、お母さんにはそんな風に言われたくない!」と声を荒らげ、家を飛び出してしまいます。

 すると、アパートの軒先には、優しい笑顔を浮かべた天馬の姿が。利恵ママの誤解は解いておいてくれたそうです。音と由紀恵を心配して、様子を見に来てくれたのでしょう。さすが天馬くん、今週も王子様です。

「ほっとけるわけないだろ。それに、音になら傷つけられてもいい」
「いっつも音は我慢してるけど、そのままの音でぶつかってきてほしいんだ」

 音を笑わせようと、キャラに似合わない変顔をしてみせたり、何気ないやりとりで音を安心させた天馬くん。落ち着きを取り戻した音は、由紀恵と無事仲直りすることができました。何から何まで天馬くんのおかげです。天馬くんの半分は、優しさでできてるんだと思います。

 そんな天馬くんのリクエストで、お決まりの月1デートに関係なく、2人でお出かけをすることになりました。いつもは利恵ママが「天馬さんに釣りあうように」とプレゼントしてくれる全身ハイブランドで出かけますが、この日はその逆で、音が古着屋さんで天馬くんを全身コーディネートすることに。これが絶妙にダサい。なんですが、ブルーのサスペンダーや、ネイビーのバケツハット、そして音の赤いベレー帽もあいまって、2人並ぶと絵本の『ぐりとぐら』みたいで、ニコイチ感がかわいいです。

 お買い物を楽しんだ後は、水族館に。偶然にもそこではメグリンが撮影をしていました。音に気がついたメグリンは、「晴くんのこと、考え続けてもいいですか?」と音に問いかけます。音は「ご自由にどうぞ」と言って、天馬の手を引いてメグリンの前から立ち去りました。

 その後、音と天馬は何となく気まずい雰囲気に。普段はスマートに見える天馬くんですが、音のことになると自信がないし、音との間にぶ厚い壁を感じているそうです。

「これからは、一枚ずつでも壁を壊して音に近づいていくから」
「音は僕にとってずっと特別だよ」
「もし音の隣に僕がいてもいいなら、もう音を離さない」

 天馬による怒涛の甘~いセリフ口撃に、晴とメグリンのことが引っかかっていた音もすっかり心を動かされています。そりゃあ、初恋の人にこんなことを言われたら落ちないわけがないでしょう。

「誰に聞かれても胸張って、私の彼氏は天馬くんだって言いたい。私と付き合ってください」
天馬「はい」

 そんな一部始終を、「ちゃんと告って、江戸川に分からせる!」と意気込んで2人の元に駆けつけた晴と、晴の後を追ってきたメグリンが見ていました。修羅場の予感です。

 

■飯豊まりえがジャニオタのヘイトを買う

 

 さて、そんな5話のみどころはなんといっても、メグリンの登場でしょう。晴の音に対する気持ちを知っておきながら告白の練習をしようとけしかけ、自分を音に見立てて「好きだ」と言わせたり(結果、本当に好きになっちゃったパターンのやつです)、音に宣戦布告してみたり、音とケンカをしてショックで伏せっている晴の元をいきなり訪ねて、「弱った心にはハグが一番! おいで!」と両腕を広げてみたり……天真爛漫、かつなかなかしたたかな女の子だなと思うのは私だけでしょうか?

 でも、悪気はまったくなさそうなんですよね……。まさに、“天然無自覚系女子”。当初の愛莉みたいに、“腹黒系小悪魔女子”に振り切っちゃってるほうが潔い感じがするし、メグリン、女の子の敵を作りやすいタイプだと思います。いい子なんでしょうけど。

 そして飯豊さんの嫌味のない演技が、かえってあざとさを倍増させているような気がします。ネット上では、彼女に対して「ムカつく」「ウザイ」「違う人がよかった」という声も上がっているようですが、でも逆にそんな声が上がれば上がるほど、彼女が「メグリン」という嫌われ役を自分のものにしている証拠。そして、メグリンのネガキャンによって、視聴者は自然と音を応援するように誘導させられていくんだと思います。仮に、“ザ・モデル”みたいな人がきちゃったら、メグリンのナチュラルなオーラは出なかったんじゃないでしょうか。飯豊さんには、どうかポジティヴに世間の評判をとらえていただきたいなと思う次第です。

 

■動き出した晴パパと、「C5」の冷たさ

 

 メグリンの登場もさることながら、今話では、利恵ママだけでなく、晴の父・巌(滝藤賢一)も、「神楽木家にはふさわしくない」と、音の前に立ちはだかります。『花男』でも、つくし(井上真央)が道明寺の母・楓(加賀まりこ)に散々邪魔をされました。6話以降は、音と天馬、そして晴の「格差問題」も色濃く描かれていくのでしょう。

 なお、今話で引っかかったのは、愛莉を除いた他のC5メンバー3人が、晴にメグリンと付き合うようにけしかけたこと。いくら天馬のいる桃乃園学院に負けているからとはいえ、英徳の評判を上げるために、大手ホテルチェーンの令嬢でもあるメグリンとくっつけだなんて、ちょっと冷たすぎやしません?

 特に海斗(濱田龍臣)は、晴の音に対する気持ちを一番よく分かっているはず。まぁ、晴はただのヘタレ男子ですし、学園のリーダーとしてはとんでもなく頼りないので、周りが焦る気持ちもわからなくはありませんが。身内に厳しいタイプなだけで、「F4」がそうだったように、最終的には仲間の恋を応援してあげてほしいと思うのですが……。

 さて、今夜放送の6話では、音と天馬、晴とメグリンが遊園地でWデートをするようです。波乱の予感しかしませんが、どうなることやら――。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

『花のち晴れ』、杉咲花のクリアファイルがファミマで余りまくり? 視聴率も微妙で、キャンペーン失敗か

『花より男子』シリーズの続編となるドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。ヒロイン・江戸川音を杉咲花が演じ、King & Princeの平野紫耀や中川大志といった若手人気俳優がイケメンキャストとして登場、かつての花男シリーズのように大ヒットを期待するも、蓋を開けてみれば苦戦気味だ。第5話(5月15日)までの最高視聴率は第3話(5月1日放送)の9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と10%にも届いていない。

「一般的な知名度はそれほど高くない若手俳優で固めているので、注目度という点で厳しいところはあるのでしょう。この手のドラマの場合は放送中にちょっとずつ盛り上がっていき、放送終了後に出演者たちがブレークするというのがパターンですから、ある意味当然の結果ともいえる。ただ、業界内ではもうちょっと世間的に盛り上がってもいいのでは? との声も多いですがね」(テレビ誌ライター)

 そんな『花のち晴れ』を盛り上げるべく、5月9日から29日まで、ファミリーマートでタイアップキャンペーンが行われている。対象となるお菓子を含む500円以上のレシートを集めて応募すると『花のち晴れ』グッズなどが当たるというもの。さらに、対象のお菓子を2個買うと杉咲花の写真もしくは、ドラマの舞台となる英徳学園のロゴが入ったクリアファル4種のうち1枚がもらえるが、このキャンペーンがあまり盛り上がっていないというのだ。

「キャンペーン開始から10日くらい経っていますが、近所のファミマにはクリアファイルがたんまりと余っています」(30代女性)

「この前、対象のお菓子2個を買ったのですが、本来ならクリアファイル1枚だけもらえるところ、なぜかクリアファイル4種全部をもらいました。欲しがるお客さんがいないのでしょうか……」(20代女性)

「平野紫耀くんのクリアファイルだったら、店にある分を全部持って帰りたかったのに! 杉咲花ちゃんなら要らないですね……」(20代女性)

 どうやら『花のち晴れ』のクリアファイルを余らせてしまっている店舗が多いもよう。人気アニメのクリアファイルであれば、キャンペーン初日にほとんどなくなってしまうということも珍しくないので、残念ながら今回のキャンペーンは成功とは言い難い。

「単純に考えて、『花のち晴れ』の視聴者はイケメン俳優が見たい女性が多いわけで、杉咲花のクリアファイルを配ったとしても、あまり喜ばれないのが現実です。もしも平野紫耀や中川大志のクリアファイルがもらえたのであれば、あっという間に店舗からなくなっていたと思います」(マスコミ関係者)

 また、今回の『花のち晴れ』の苦戦は、杉咲花というキャスティングに理由があるという声も聞こえてくる。

「杉咲花は、若手女優の中ではアイドル系ではなく演技派路線。必ずしも学園ラブコメもので輝くようなタイプではないんですよ。そういう意味では、グッズを集めるようなファンも少ないので、クリアファイルが人気にならないのも仕方ないですね。乃木坂46とか欅坂46のメンバーあたりが主演していれば、クリアファイルくらいすぐになくなったと思いますが……」(同)

 キャンペーン展開に少々チグハグ感が否めない『花のち晴れ』。果たして、ここから巻き返すことができるのだろうか……。

『花のち晴れ』、杉咲花のクリアファイルがファミマで余りまくり? 視聴率も微妙で、キャンペーン失敗か

『花より男子』シリーズの続編となるドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。ヒロイン・江戸川音を杉咲花が演じ、King & Princeの平野紫耀や中川大志といった若手人気俳優がイケメンキャストとして登場、かつての花男シリーズのように大ヒットを期待するも、蓋を開けてみれば苦戦気味だ。第5話(5月15日)までの最高視聴率は第3話(5月1日放送)の9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と10%にも届いていない。

「一般的な知名度はそれほど高くない若手俳優で固めているので、注目度という点で厳しいところはあるのでしょう。この手のドラマの場合は放送中にちょっとずつ盛り上がっていき、放送終了後に出演者たちがブレークするというのがパターンですから、ある意味当然の結果ともいえる。ただ、業界内ではもうちょっと世間的に盛り上がってもいいのでは? との声も多いですがね」(テレビ誌ライター)

 そんな『花のち晴れ』を盛り上げるべく、5月9日から29日まで、ファミリーマートでタイアップキャンペーンが行われている。対象となるお菓子を含む500円以上のレシートを集めて応募すると『花のち晴れ』グッズなどが当たるというもの。さらに、対象のお菓子を2個買うと杉咲花の写真もしくは、ドラマの舞台となる英徳学園のロゴが入ったクリアファル4種のうち1枚がもらえるが、このキャンペーンがあまり盛り上がっていないというのだ。

「キャンペーン開始から10日くらい経っていますが、近所のファミマにはクリアファイルがたんまりと余っています」(30代女性)

「この前、対象のお菓子2個を買ったのですが、本来ならクリアファイル1枚だけもらえるところ、なぜかクリアファイル4種全部をもらいました。欲しがるお客さんがいないのでしょうか……」(20代女性)

「平野紫耀くんのクリアファイルだったら、店にある分を全部持って帰りたかったのに! 杉咲花ちゃんなら要らないですね……」(20代女性)

 どうやら『花のち晴れ』のクリアファイルを余らせてしまっている店舗が多いもよう。人気アニメのクリアファイルであれば、キャンペーン初日にほとんどなくなってしまうということも珍しくないので、残念ながら今回のキャンペーンは成功とは言い難い。

「単純に考えて、『花のち晴れ』の視聴者はイケメン俳優が見たい女性が多いわけで、杉咲花のクリアファイルを配ったとしても、あまり喜ばれないのが現実です。もしも平野紫耀や中川大志のクリアファイルがもらえたのであれば、あっという間に店舗からなくなっていたと思います」(マスコミ関係者)

 また、今回の『花のち晴れ』の苦戦は、杉咲花というキャスティングに理由があるという声も聞こえてくる。

「杉咲花は、若手女優の中ではアイドル系ではなく演技派路線。必ずしも学園ラブコメもので輝くようなタイプではないんですよ。そういう意味では、グッズを集めるようなファンも少ないので、クリアファイルが人気にならないのも仕方ないですね。乃木坂46とか欅坂46のメンバーあたりが主演していれば、クリアファイルくらいすぐになくなったと思いますが……」(同)

 キャンペーン展開に少々チグハグ感が否めない『花のち晴れ』。果たして、ここから巻き返すことができるのだろうか……。