大みそか『紅白』裏番組の視聴率……日テレ『ガキ使』が9年連続民放首位も激落! “ビリ”はテレ朝『0円生活』

 毎年大みそかの夜は、どの番組を見ようかと思案する方も多いことだろう。一昨年末まで、依然『NHK紅白歌合戦』が根強い支持を受け、民放では日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』シリーズが圧倒的な強さを見せていたが、昨年大みそかの視聴動向はどうだったのか?

『第69回NHK紅白歌合戦』は前半(午後7時15分~8時55分)が37.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前年比1.9ポイントアップ。後半(9時~11時45分)は41.5%で、2.1ポイント上げて、2年ぶりに大台に乗せた。

 昨年は「特別枠」でサザンオールスターズや、卒業したはずの北島三郎が5年ぶりに出演。シンガーソングライター・米津玄師のテレビ初歌唱などで注目を集め、前年の視聴率を超えた模様だ。

 瞬間最高は白組の2年連続優勝が決まった午後11時42分の45.5%。歌手別では、大トリで登場したサザンの45.3%が最高で、桑田佳祐と松任谷由実の夢の共演がファンを歓喜させたようだ。

 一方、『紅白』の裏となる民放では、日テレ系『ガキの使い!大晦日年越しSP!絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』が第1部(午後6時30分~)で14.3%、第2部(9時~深夜0時30分)で12.8%を獲得して、9年連続で民放トップを守った。しかし、前年と比較すると、第1部で3.0ポイント、第2部で3.5ポイントも落とす大幅ダウンとなり、今年の大みそかに向け、不安要素が生じた。

『ガキ使』が数字を落とした分を、ほかの局がうまく拾えたのかというと決してそうでもなかった。民放2位は前年に続き、テレビ東京系『第51回年忘れにっぽんの歌』(午後4時~10時)で8.1%をマーク。前年比0.3ポイントの微減となったが、和田アキ子の初出演などで話題を振りまき、根強い人気を示した。2年連続放送の松重豊主演『孤独のグルメ大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!』(10時~11時30分)は4.0%で、前年より0.6ポイント下がった。

 民放3位は、4年目のフジテレビ系『RIZIN.14』で1ランクアップ。今回はボクシング世界5階級制覇王者で50戦無敗のフロイド・メイウエザーの招へいに成功し、キックボクシングで28戦無敗の“神童”那須川天心との夢の対決が格闘技ファンの注目を集めた。視聴率は第1部(午後6時~)が5.7%、第2部(7時~)が5.0%、第3部(9時30分~)が6.9%、第4部(10時50分~11時45分)が7.5%。前年の最高は第2部(7時30分~9時30分)の6.4%で、メイウエザーVS那須川が生中継された第4部は、1.1ポイントアップとなった。

 2017年まで放送した『KYOKUGEN』のオンエアをやめ、『平成最後の大晦日SP! SASUKE&ボクシング井岡一翔世界タイトルマッチ』で勝負したTBSは、前年の民放最下位から1ランク上げて4位。第1部(午後6時~)が6.5%、世界4階級制覇を懸けた井岡の試合を放送した第2部(7時47分~)は6.9%、第3部(8時52分~)は4.2%、第4部(11時~11時55分)が4.8%。前年の『KYOKUGEN』の最高値は、第1部(6時~)と第2部(7時50分~10時15分)の5.9%で、井岡の試合で1.0ポイント上げた。とはいえ、13年の同番組では、井岡の試合で14.5%の高視聴率をマークした実績があっただけに、“井岡人気”の急落が気になるところ。

 17年は4年目の『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2017』で民放3位だったテレビ朝日系は、人気番組『よゐこの無人島0円生活SP』を11年ぶりに大みそかにオンエアし、勝負に出たが、よもやの民放ビリ。視聴率は第1部(午後6時~)が6.7%、第2部(7時~)が6.2%、第3部(9時~)が5.0%、第4部(11時45分~深夜0時30分)が5.9%。前年の『年越しクイズサバイバー』は、『紅白』とバッティングしない第1部(午後6時~7時)が6.8%で最高だったが、今回も同様の傾向で、かつ前年より0.1ポイント落としてしまった。特番での放送を続けている『無人島0円生活』は常時2ケタをマークしており、07年大みそかには11.8%を獲得した実績があったが、今回は視聴者に響かず、大爆死となってしまった。

 総じて、昨年大みそかは、『紅白』が巻き返して数字を上げて、民放の王者だった『ガキ使』は激落。テレ東は2年連続で健闘を見せたが、ほかの3局は例年とほとんど視聴率が変わらなかっただけに、てこ入れを迫られることになりそうだ。日テレ以外の局には、せめて10%を超える番組を制作してほしいものだが……。
(文=田中七男)

TBSはブラック企業? また“エース格”が……吉田明世アナ、フリー転向へ!

 昨年末、TBS・宇垣美里アナウンサーが3月いっぱいで退社すると複数のメディアが報じたばかりだが、同局の“エース格”といえる吉田明世アナも1月末で会社を去り、フリーに転向することが明らかになった。

 年明けの4日、吉田アナは自身のインスタグラムで退社を報告。6日放送の『サンデー・ジャポン』に生出演した吉田アナは、昨年5月に第1子を出産したことがきっかけになったとし、今後について、「娘の成長を見守りながら自分のペースで仕事をしようと思っています」と話した。

 すでに残っていた有給休暇を消化中で、2月からフリーとして活動する。「呼んでいただけるなら、どんな番組でも出演したいです。TBSで経験できなかったことをやっていきたい」と先を見据えた。所属先については、「これから検討していきたいと思います」として、明言を避けている。

 吉田アナは2011年入社で、8年目の30歳。田中みな実アナがフリーに転向して以降、朝の情報番組『ビビット』をはじめ、『サンデー・ジャポン』『爆報! THE フライデー』などの人気番組を担当し、まさに大車輪の働きを見せた。

 私生活では16年10月に大手広告代理店勤務の一般男性と結婚。17年10月には、『サンデー・ジャポン』生放送中に、体調不良を訴え途中退席。原因は過労による貧血とされたが、当時、吉田アナは帯番組を含め、「週6勤務」を余儀なくされており、同局の“ブラック体質”ぶりが物議を醸した。その後、同局は吉田アナの負担を軽くして、世のバッシングをかわそうと躍起になったものだ。

 同12月にも、再び同番組の生放送中に途中退席し、妊娠していることを発表。昨年3月をもって、産休に入り、同5月に女児を出産した。“エース格”である吉田アナが、育休から復帰すら果たさぬままフリー転向に至ったのは、同局にとっては大きな痛手だ。

 近年同局では、田中アナ、枡田絵理奈アナといった“エース女子アナが次々に退社。そのほかにも、小林悠アナ、久保田智子アナ、佐藤渚アナが退職した。男性では昨年3月に、安東弘樹アナが退社し、フリーに転向したが、特に女子アナが退社する負の連鎖が止まらない。

「女子アナの退職には、それぞれの事情があるでしょう。民放では、結婚しても、離職率が低いのがテレビ朝日で、仕事を続けやすい環境が整っているといいます。その点、TBSでは人気アナに仕事が集中する傾向があるなど、『ブラック』といわれるような体質があります。それが女子アナの離職につながっているといっても過言ではないでしょうね」(テレビ関係者)

 むろん同局とて無策ではなく、毎年女子アナの採用に積極的で、昨年4月には良原安美アナ、田村真子アナ、宇賀神メグアナと3人の美形女子アナが入社した。だが、若手が育つまでには時間がかかり、立て続けに人気女子アナに去っていかれては、追いつかない。同局は体質改善を図らない限り、女子アナの退社に歯止めがきかなくなるかもしれない。

(文=田中七男)

『下町ロケット』大団円もリアル農家が“怒りのツイート”連打

 フィクションとしては十分面白かったのだが……。

 1月2日に放送された阿部寛主演の『下町ロケット』特別編(TBS系)の平均視聴率が14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。同作は、昨年10月クールの日曜劇場として全話平均13.9%を記録していたが、年をまたいで楽しみにしていた視聴者が多かったようだ。

「特別編は『台風編』と名付けられ、北陸地方に大型台風が直撃する前に米を収穫するという手に汗握るシーンが見所でした。ほとんど嵐のような状況の中、佃製作所がエンジンとトランスミッションを手掛けた無人農業用ロボット『ランドクロウ』が大活躍。クライマックスでは嵐の中、帝国重工の財前道生(吉川晃司)が率いるコンバイン・ランドクロウを乗せたキャラバンが到着し、不測のトラブルを乗り越えながら台風直撃寸前で全ての収穫をなんとか終えることができた、という内容でした」(テレビ誌ライター)

 佃航平(阿部)にかけられた「少しは日本の農業を救えたか?」の一言は視聴者に感動を与えた一方、放送後のTwitterでは“リアル農家”の人たちからの「あり得ない」という怒りのツッコミが続出。

「台風の雨の中での稲刈りはあり得ない。籾が濡れて品質が落ちるしコンバインが壊れる。そもそも通常の台風では大した被害は出ません」
「濡れていたら最新鋭のコンバインであっても詰まって稲刈りなんてできない。それくらいシビア。それにあんなに青かったんじゃ売り物にはならない。ドラマとはいえちょっとダメすぎ」
「実際は台風が過ぎた後、倒れた奴を時間かけて刈るのがリアルです。爆あんな青いやつ刈っても価値ねーよ」
「あのシーンの後で米作りとか日本の農業の未来とかを熱く語られてもねぇ」

 などと、本職の人たちはあきれ返っていたようだ。

 現場で頑張っている人の心に寄り添うのがテーマのドラマだったが、やや詰めが甘かったのか!?

宇垣美里アナの“美尻”に大注目!? オスカー入りで「アノCM」出演に期待大!

 今年3月いっぱいでTBSを退社することが明らかになった宇垣美里アナウンサーが、オスカープロモーション入りすることがわかった。一部報道によれば、正式な契約は辞表提出後の3月になる見込みだが、すでに双方で同意しているという。

 オスカーといえば、米倉涼子、上戸彩、菊川怜、剛力彩芽、武井咲ら人気女優のほか、藤田ニコル、岡田結実といったバラエティタレント、元TBSの小島慶子、元フジテレビの政井マヤらフリーアナウンサーも多く在籍しており、マルチな活動が期待できそうな宇垣アナがどの分野を主軸にするのか、ファンも興味津々のようだ。

「ZOZO・前澤友作社長と交際中の剛力には芸能界引退のウワサもありますから、オスカーとしては『ポスト剛力』として期待している面もあるはず。となれば、本線は女優かもしれません」(芸能記者)

 一方で、ファンが期待しているのは別の「ポスト〇〇」のようだ。

「ネット上では菊川、武井とつないできた『ハズキルーペ』のCMへの出演リクエストが多いようですね。Fカップと言われるバストばかりが注目されがちですが、彼女は女子アナファンの間では美尻の持ち主としても有名です。以前、番組でぱっつんぱっつんのスーツ姿でヒップを披露したことがあったのですが、見事なまでの安産型。ウエストのくびれから急激にふくらんでいくラインは、尻マニアなら垂涎ものです。あの美尻でメガネを踏めば、視聴者がクギ付けになるのは間違いありません」(広告代理店関係者)

 ネット民からは“あざとい”イメージを持たれている宇垣アナ。「ハズキルーペ、だぁいすき」は案外ハマリ役かも?

宇垣美里アナ、TBS退社で“再就職先”にオスカープロを選択したワケとは?

 昨年末、複数のメディアで、3月いっぱいでTBSを退社し、芸能事務所に所属すると報道されていた宇垣美里アナウンサーの“再就職先”がオスカープロモーションになると、1日付の「スポーツ報知」が報じた。フリーに転向する局アナの新たな所属先が、3カ月も前に報道されるのは異例なことだ。

 昨年3月で、キャスターを務めていた『あさチャン!』から外されることを担当プロデュサーから告げられた際、「コーヒーぶちまけ事件」を起こしたとされ、以後、“干され状態”となった宇垣アナ。そのキャリアに見合う仕事は、なかなか与えられなかった。だが、そんな中、レポーターを担当した『サンデージャポン』で垣間見せた“闇キャラ”でブレーク。同12月に発表された『第15回好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)では9位に入り、同局アナでは唯一ランクインを果たした。そんな状況下でのフリー転向は、半ば自然の流れともいえるだろう。

 宇垣アナが選択したとされる所属先のオスカーは、米倉涼子、上戸彩、武井咲、剛力彩芽といった、そうそうたる女優陣を抱える有力芸能プロ。ただ、元フジテレビの政井マヤアナ、田中大貴アナ、元TBSの小島慶子アナといった局アナ出身者も所属しているが、“アナウンサー業”という点では、フリー転向で成功したとは言い難い面がある。

 こと、“アナウンサー業”に特化するならば、元読売テレビで大ブレークした川田裕美アナらが属するセント・フォースや、宮根誠司アナ、羽鳥慎一アナ、田中みな実アナらが属するテイクオフあたりに身を置くのが無難だ。しかし、あえて、“女優部門”で強さを発揮するオスカーに籍を置くとされる、宇垣アナの真意はどこにあるのか?

「昨春の『あさチャン!』降板後、複数の芸能プロが宇垣アナに接触を図ったといわれています。TBSがマトモな仕事を与えなかったこともあり、ここにきて、フリー転向を決断したようです。宇垣アナには“アナウンサー業”に固執することなく、女優、グラビア、バラエティなどマルチな活動をしていきたいという意図があるものだと思われます。そのために、オスカーを所属先として選択したのでしょう。チャンスがあれば、アニメオタクのキャラを生かして、アニソンで歌手デビューなんてことも十分あり得るでしょうね」(芸能プロ関係者)

 受け入れるとみられるオスカー側は、米倉という大看板はあるものの、上戸は育児のため、仕事をセーブ中。昨年3月に第1子を出産した武井も同様で、本格復帰は先になりそう。剛力は女優の世界での“需要”がなくなった上、超セレブのZOZO・前澤友作社長との奔放な交際で、商品価値も男性人気も落ちてしまった。

 武井や剛力の“後釜”として期待された吉本実憂や高橋ひかるらは伸び悩み、最近では「ミス・ワールド2013」日本代表の田中道子が猛プッシュされてはいるが、変わらぬ棒演技と29歳という年齢がネックとなり、なかなかいい役は獲得できていない。

 バラエティでは藤田ニコルが奮闘し、岡田結実がバラエティから女優に脱却を図ろうとしているが、まだ経験不足で“女優”のカテゴリーでは未知数だ。そんなジレンマがあるだけに、マルチで仕事をこなせそうな宇垣アナは格好のターゲットだったようだ。

 元フジテレビの加藤綾子アナが昨年4月期の連続ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)に、主要キャストでレギュラー出演を果たしたように、オスカー側は宇垣アナに関しても当然“女優”としての活躍を視野に入れているだろう。

 双方の利害関係が合致して、オスカー入りするとみられる宇垣アナ。ルックス、スタイルは抜群で、まだ27歳と若いだけに、アナウンサーの枠にとどまらないマルチな活動に期待したいものだ。

(文=田中七男)

実写版サンダーバードだった『下町ロケット』SP 映画、ラグビーW杯へと続く池井戸ユニバース!

 お正月もやっぱり熱かった、阿部寛主演の熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。昨年12月23日に最終回を迎えた『下町ロケット』第2シリーズは「ダーウィン・プロジェクト」と雌雄を決することなく終わったために消化不良状態でしたが、1月2日にオンエアされた実質的な最終回『下町ロケット 新春ドラマ特別編』は爽快感溢れる大団円となりました。感動のフィナーレを振り返りましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

 まずは最終話で描かれなかった、「帝国重工」のダーティ重役・的場(神田正輝)vs.重田(古舘伊知郎)&伊丹(尾上菊之助)ら下町連合による「ダーウィン・プロジェクト」との決着戦です。重田たちの農業ロボット「ダーウィン」は“下町トラクター”として農家に大好評、一方「帝国重工」が売り出した農業ロボット「ランドクロウ」は営業的な苦戦を強いられます。社内での立場が危うい的場は、なりふり構わず「ダーウィン」を潰しに掛かります。

 的場のやり口とは、「ダーウィン・プロジェクト」に関係している下請け企業に、「今後は帝国重工で仕事ができなくなるよ」と脅すという卑劣なものでした。長いものには巻かれろと、多くの中小企業は「ダーウィン・プロジェクト」を抜けることに。一時的に重田たちは窮地に追い込まれますが、人を呪わば穴二つです。的場は自分で自分の墓穴を掘ってしまいました。

 

■的場も巨人軍も設計思想が古い

 重田たちのピンチを救ったのは、あの悪徳弁護士・中川(池畑慎之介)でした。弁護士資格は剥奪されたはずですが、重田の会社「ダイダロス」の法律顧問として復活したのです。毒は毒をもって制す。中川元弁護士は、的場の下請け企業いじめを公正取引委員会に訴え、さらに「週刊ポスト」にネタをリークするのでした。「佃製作所」を苦しめてきた中川ですが、的場を社会的に葬り去るという大きな仕事をやり遂げます。ヘビ野郎、グッドジョブです!

 佃社長(阿部寛)は複雑な心境で、的場と重田たちの抗争をマスコミを通して見守っていました。技術力やサービスで競い合うのならともかく、これではお互いの足を引っ張り合うだけで、ユーザーである農家のためにはなりません。佃社長の不安は的中しました。的場への長年の復讐を果たした重田と伊丹ですが、終わってみれば復讐を遂げたことを一緒に喜んでくれる家族も仲間もいません。残るのは空虚な気持ちだけです。そうしている間にも、「ダーウィン」が農作業中に停止してしまうという事故が多発するのでした。

 謝罪会見を開いた的場は「帝国重工」を辞職しますが、すれ違った財前部長(吉川晃司)に向かって「帝国重工は勝つしかないんだ」と捨て台詞を吐いて去っていきます。でも、これはどうなんでしょうか。プロ野球の巨人軍は強豪チームの主力選手を抜き取ることで目先の勝利を得ることを常套手段としていますが、それではいつまでもチーム力の底上げにはなりません。的場が指揮した農業ロボット「アルファ1」は審査機関から「設計思想が古い」と酷評されました。的場も巨人軍も、目先の勝利しか考えない発想事体がもう古くさいのではないでしょうか。そういった思考回路では、業界の盟主になることは到底不可能です。

 

■災害救助隊、出動せり!!

 場面は新潟県燕市へと移り、物語はいっきに佳境へと向かいます。「帝国重工」と「佃製作所」が提携して完成させた「コンバイン・ランドクロウ」の零号機が、殿村(立川談春)の実家の田んぼに導入されます。当初は農業ロボットを毛嫌いしていた殿村パパ(山本學)も大喜びです。そんな折、大型台風が接近。天気予報では関東地方に進むはずだったのに、台風は進路を変えて信越地方を直撃します。「ランドクロウ」のお陰で、殿村家は稲刈りを台風前に済ませる算段が立ちましたが、殿村にひとりの男が泣いてすがってきました。

 殿村に泣きついてきたのは、これ見よがしに「ダーウィン」を購入した稲本(岡田浩暉)でした。農林協の吉井(古川雄大)と一緒になって殿村家にせこい嫌がらせをしてきた稲本ですが、稲本家の稲が全滅することは放っておけない殿村は、絵に描いたようなお人よしです。殿村家のサポートに駆け付けてきた佃社長と天才エンジニアの島津(イモトアヤコ)は、「ランドクロウ」に入力されている地図データを「ダーウィン」のものと書き換え、「ランドクロウ」を稲本家の田んぼへと向かわせます。その陰には、北海道農業大学の野木教授(森崎博之)と「帝国重工」側の責任者・財前部長の理解と協力がありました。

 大型台風が間近に迫り、猛烈な暴風雨が襲い掛かります。果たして1台の「ランドクロウ」だけで収穫は終わるのでしょうか。絶望マックス状態のとき、地平線の向こうからヘッドライトが輝き始めました。自然災害対策にと「帝国重工」がスタンバイしていた「ランドクロウ・キャラバン」が、財前部長の出動命令でついにその全貌を明らかにしたのです。コンテナに搭載されていた初号機から六号機、そして零号機を含めた計7台の「ランドクロウ」が稲本家の田んぼへと降り立ち、黙々と作業を開始します。まるで往年の特撮人形劇『サンダーバード』(1966年~67年)の実写版を観ているかのような大スペクタクルシーンです。真っ赤なレインコートを来た吉川晃司は、戦隊ヒーローの司令官のようなかっこよさでした。地味な展開が続いた『下町ロケット』第2シリーズでしたが、SFパニック映画を思わせる迫力満点なクライマックスが用意されていたことにびっくりです。

■企業が抱える問題点は映画で描かれることに

 台風に立ち向かう「ランドクロウ」たちの一昼夜にわたる奮戦を、軽部(徳重聡)たちは「佃製作所」のテレビで見守っています。ひねくれ者だった軽部ですが、自分たちが開発した「ランドクロウ」に向かって「がんばれよ~」と父親らしい表情でエールを送ります。すっかり残業大好き人間になった軽部。心臓が弱い実の娘の病院への送り迎えは奥さんに任せているのかが、ちょっと気になりますが……。

 台風の夜が、そして「ランドクロウ」たちの無言の働きぶりが、みんなの心を変えました。立花(竹内涼真)は自分たちが苦労して開発した特許を、トランスミッションの不具合が発覚した「ダーウィン」に使わせることに大反対していましたが、考えを改めました。藤間社長(杉良太郎)の「我が社が作っているのは心だ。下請け企業が力を発揮できる環境をつくってこそ帝国重工だ」という決め台詞によって、「帝国重工」も他社への特許使用を認めることに。かくして、ライバルだった「ダーウィン」は製造中止の事態を免れたのです。すべては目先の利益や勝ち負けではなく、日本の農業を、そして日本の未来を明るいものにしたいという佃社長の英断から生まれたものでした。「帝国重工」への復讐のためにダースベイダー化していた伊丹社長は、人間らしい素顔に戻り、感謝の涙を流すのでした。
 
「ダーウィン」の不具合を開発主任の氷室(高橋努)が黙殺しようとしたり、「帝国重工」の製造部長・奥沢(福澤朗)が「アルファ1」の不備を野木教授や「佃製作所」の責任に押しつけようとした商品の安全性に関する問題点は、2月1日(金)から全国公開される池井戸潤原作の映画『七つの会議』でより深く掘り下げられることになります。監督は『下町ロケット』の福澤克雄チーフディレクターです。さらに9月20日(金)から日本で開催される国際的ビッグイベント「ラグビーワールドカップ2019」に先駆けて、7月期には池井戸原作&福澤ディレクターによる連続ドラマが予定されているそうです。福澤ディレクターは慶應大学時代にラグビー部の主力選手として日本一に輝いています。熱さ200%のスポーツドラマになることでしょう。

 異例となる年またぎで完結した『下町ロケット』第2シリーズ。『新春ドラマ特別編』の視聴率は14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。お正月3日間のゴールデン帯とプライムタイム帯で全局トップに立ったテレビ朝日の看板ドラマ『相棒season17元旦スペシャル』が15.5%、1月3日放送の『科捜研の女 正月スペシャル』が11.4%だったので、かなりの健闘だったと思います。内容的にも満足度の高い2時間15分でした。

 大企業から転職してTBSに途中入社した福澤ディレクターが1964年生まれ、理系大学出身の伊輿田英徳プロデューサーが1967年生まれ。『新春ドラマ特別編』は国際救助隊が活躍する『サンダーバード』の実写版であり、また年末に放映された最終話には『ウルトラセブン』(TBS系)に主演した森次晃嗣が首相役を演じました。福澤ディレクターや伊輿田プロデューサーたちが子どもの頃に夢中になっていたスーパーヒーローたちを現代に蘇らせたのが、『下町ロケット』だったのではないでしょうか。佃社長や財前部長に憧れるエンジニアの卵が、『下町ロケット』から生まれるといいなと思います。
(文=長野辰次)

TBS・宇垣美里アナ、フリー転身で写真集? 作家? 声優? 女優? 専門外分野で争奪戦が勃発!

 昨年末、TBSの宇垣美里アナウンサーが今年3月いっぱいで同局を退社する意向であることが報じられた。

 ジャニーズメンバーとの交際報道や、『あさチャン!』を降板した際の「コーヒーぶっかけ事件」で一時は“干されアナ”と言われていたが、コスプレや“闇キャラ”で注目を浴び、オリコンが発表した「好きな女性アナウンサーランキング」でも、TBSアナでは唯一トップ10入りを果たすなど、ここにきて人気が急上昇している。

 そんな宇垣アナのフリー転身には、本業以外の分野から“争奪戦”が起きる可能性があるという。

「まずは出版業界が猛烈アプローチしてくるはずです。昨年は『週刊プレイボーイ』『週刊ヤングジャンプ』(ともに集英社)でグラビアや表紙を飾り、その美貌とプロポーションを見せつけました。フリーとなれば、縁のある両誌は即、水着写真集のオファーを出すはずです。また、元TBSの先輩・田中みな実アナは『an・an』(マガジンハウス)の表紙で手ブラヌードに挑んでおり、同じ路線で女性誌での過激ショットも期待できそう。また彼女は現在、『週刊プレイボーイ』(集英社)でコラム連載を持っていますが、それを読んだ古舘伊知郎が番組で彼女の文才を大絶賛しており、書籍を出せばベストセラーも狙えるかもしれません」(出版関係者)

 また宇垣アナといえば、自他共に認めるアニメオタクだけに、アニメ界との相性も良さそう。

「自身がレギュラー出演しているラジオ番組では、お気に入り作品である『コードギアス 反逆のルルーシュ』の特集を展開したこともあります。『サンデージャポン』でもアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のコスプレを披露しており、アニメ絡みの番組やイベントMCのみならず、声優デビューもありえそう」(芸能関係者)

 そして当然、テレビ界からも引っ張りだこになることが予想されるが、バラエティーよりもドラマ界からラブコールが集まりそうだ。

「昨年は元フジテレビの加藤綾子アナが『ブラックペアン』(TBS系)、テレ朝・小川彩佳アナが『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』に出演し、高視聴率に大きく貢献しています。女子アナのドラマ起用は話題性もあり、今後のトレンドとなっていきそうなだけに、宇垣アナは即戦力。フリーアナは飽和状態ですから、最初にインパクトを出そうと、キスや濃厚ベッドシーンもやりそうな空気がありますね」(テレビ関係者)

 独立後、宇垣アナがどんなサプライズを見せてくれるか楽しみだ。

『下町ロケット』今夜特別編放送も、最終回に寄せられた“不満の声”はやまず……

 昨年12月23日に放送された『下町ロケット』(TBS系)最終回の平均視聴率は16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。それまでの最高視聴率を最終回で更新し、有終の美を飾ったことになる。

「初回は13.9%とまずまずのスタートでしたが、第9話まではなかなか視聴率が伸びませんでした。特に第8話は11.5%を記録して、一時は1ケタ台へ転落かとささやかれたこともありましたが、ラストスパートでは、さすがの人気ドラマシリーズとして地力を見せました。番組関係者もホッと胸をなで下ろしていたといいます。しかし、第1シリーズは平均18.5%を記録しており、最高が22.3%、最低が16.1%であったことを考えると、今シリーズの視聴率がかなり見劣りするのは否めません」(テレビ情報誌記者)

 また、最高視聴率を記録したとはいえ、この最終回には視聴者から不満の声が寄せられた。その多くは、「こんなの最終回じゃない」という声だ。

「何しろ、伏線の多くが回収されていないですから、スッキリしないこと、この上ない。今回は無人農業トラクターの開発をめぐって、下町の中小企業連合軍vs. 佃製作所・帝国重工ペアの対立構図が描かれたのですが、最終回なのにその雌雄が決していません。また、かつて帝国重工の役員・的場(神田正輝)に苦汁をなめさせられた、ギアゴースト社長の伊丹(尾上菊之助)とダイダロス社長の重田(古舘伊知郎)が的場に復讐を果たそうとするのですが、その結末も描かれていません。全てが宙ぶらりんのまま、ドラマが終了してしまうのです。もっとも、これらは1月2日に放送される特別編で描かれるようですが、だったら“特別編”などと銘打たずに、最初から新春の放送回を“最終回”にしておけばよかったと思いますよ」(同)

 10月クールの連続ドラマが年をまたぎ、正月ドラマになるのは極めて異例のこと。序盤での思わぬ視聴率の苦戦に対するテコ入れ策だったのだろうか? 勧善懲悪が池井戸ドラマの魅力だけに、今度こそスッキリさせてほしいものだが……。

『下町ロケット』阿部寛の“不適切発言”に批判が続出「冗談を言ってる場合か!」

 果たして、冗談を言っていい場面だったのか? 12月23日、阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』(TBS系)の最終話が放送され平均視聴率16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と自己最高を記録。1月2日に放送される「特別編」に弾みをつけた。

 同作は、前作のロケットから農業にテーマを変え、佃製作所が無人トラクターの開発に挑むというストーリーだ。

 最終話のクライマックスは、阿部が社長を務める佃製作所が帝国重工と無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの性能をモーター技研によるテストで競い勝利するシーン。社員全員で喜びを分かち合う姿に視聴者もグッときたようだ。しかし、その際に阿部演じる佃社長のセリフには批判の声が上がっているという。

「トランスミッションの性能評価テストは帝国重工とのガチンコ対決。勝てばロケットとトラクターの仕事を総取りする一方、負ければ全て失うまさに社運がかかった絶対に負けられない戦いでした。さらに、直前で見つかったたった1回の不具合に対して、開発チームだけでなく社員全員が夜を徹して働き続けて、なんとか原因を突き止めることができた。テスト結果は書面で送られてくるため、バイク便が来るたびに社員全員が緊張。そんなギリギリの戦いの中で、テスト結果を見た佃社長は『みんな……残念ながら……圧勝だー』と報告したのです。一回落としたことで、社員全員が下を向いて落胆。その後、歓喜に包まれたのですが、これには視聴者からは『社運かかってる場面で残念ながら圧勝だとか言われたらキレるやろ』『バラエティじゃないんだから』と批判の声が相次ぎました。もっとも、9話でも『残念ながら……うちのバルブシステムの採用が決定した』とこのフレーズを使っていたことから、視聴者は勝利を確信していたようですが」(テレビ誌ライター)

 現実世界で同じことを言ったら、社員からボコボコにされたかも?

『下町ロケット』阿部寛の“不適切発言”に批判が続出「冗談を言ってる場合か!」

 果たして、冗談を言っていい場面だったのか? 12月23日、阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』(TBS系)の最終話が放送され平均視聴率16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と自己最高を記録。1月2日に放送される「特別編」に弾みをつけた。

 同作は、前作のロケットから農業にテーマを変え、佃製作所が無人トラクターの開発に挑むというストーリーだ。

 最終話のクライマックスは、阿部が社長を務める佃製作所が帝国重工と無人農業ロボットのエンジンとトランスミッションの性能をモーター技研によるテストで競い勝利するシーン。社員全員で喜びを分かち合う姿に視聴者もグッときたようだ。しかし、その際に阿部演じる佃社長のセリフには批判の声が上がっているという。

「トランスミッションの性能評価テストは帝国重工とのガチンコ対決。勝てばロケットとトラクターの仕事を総取りする一方、負ければ全て失うまさに社運がかかった絶対に負けられない戦いでした。さらに、直前で見つかったたった1回の不具合に対して、開発チームだけでなく社員全員が夜を徹して働き続けて、なんとか原因を突き止めることができた。テスト結果は書面で送られてくるため、バイク便が来るたびに社員全員が緊張。そんなギリギリの戦いの中で、テスト結果を見た佃社長は『みんな……残念ながら……圧勝だー』と報告したのです。一回落としたことで、社員全員が下を向いて落胆。その後、歓喜に包まれたのですが、これには視聴者からは『社運かかってる場面で残念ながら圧勝だとか言われたらキレるやろ』『バラエティじゃないんだから』と批判の声が相次ぎました。もっとも、9話でも『残念ながら……うちのバルブシステムの採用が決定した』とこのフレーズを使っていたことから、視聴者は勝利を確信していたようですが」(テレビ誌ライター)

 現実世界で同じことを言ったら、社員からボコボコにされたかも?