『インハンド』人をつくるのは遺伝か環境か? 山下智久が悲劇の赤鬼伝説に挑む

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第8話が先月31日に放送され、平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.4ポイントのダウンとなってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 紐倉哲(山下)はある日、大企業・キガシマホールディングスのポスターに写る女性の髪が赤く染まり、“呪いの血のポスター”と話題になっていることを知ります。おまけに、会長・園川務(柄本明)の息子で後継者候補の直継(夙川アトム)が飛び降り自殺したことと因果関係があるのではないか、とのウワサが流れているため興味津々。居ても立ってもいられず、助手の高家春馬(濱田岳)を引き連れ、そのポスターが展示されている本社へと足を運びます。

 警備員の目を盗んで“血”の成分を調べた紐倉は、それが腸内細菌の一種・セラチア菌であることを確認します。なぜそんなものがポスターに塗りたくられたのかと疑問を抱き、調査を開始しようとしたところ、経産省のアドバイザーを務める、学生時代の同級生・遠藤匡晃(要潤)が登場。ヒトゲノム解析プロジェクトの顧問を務める遠藤は、その出資者だった直継がもつ重要な情報を外部に漏らしたくないという事情と、学生時代からのライバル心から紐倉の妨害をするのでした。

 それでも遠藤の目を盗み調査を続けた紐倉は、直継の地毛が真っ赤であったことや、それが祖父にあたるキガシマホールディングスの創始者・大次郎から遺伝的に受け継いだものであることを突き止めます。

 粗暴だった大次郎に婚約者を奪われた代わりに、彼の娘をもらうことで婿養子になった務は、同じく“赤鬼の遺伝子”を継いだ直継に対して、大次郎のようにならぬよう気をつけろと幼少期の頃から諭し続けてきたのです。

 あらゆる依存症になりやすく、精神的な弱さをもつ“鬼の血”。実の母親は自殺し、自分もいずれは同じ道を辿ることになるのではないかと懸念を抱いた直継は、自身と大次郎の遺伝子が合致するか調べるよう遠藤に依頼。その結果、祖父とまったく同じタイプの遺伝子だと判明し、それを憂いて自殺したという事情があったのです。

 しかし、紐倉は悲劇に至ったのは遺伝子だけではなく、直継に対して幼少期から「鬼の血が流れている」と言い続けた務、つまり育った環境にもよると指摘し、“赤鬼”の遺伝子を持つ者は感受性が強く、アーティスティックな才能にあふれていることを話します。そしてその証拠として、直継の恋人が密かに出産し大事に育ててきた都築歩夢という、務にとって孫にあたる子が絵画コンクールで優勝するほど絵の才能に恵まれていて、穏やかな性格であることを伝えます。

 一方、“呪いの血のポスター”の真相はというと、務に対して同じ悲劇を繰り返さないようにと、遠藤による回りくどい警告だったことが判明したところで終了となりました。

 今回は「人をつくるのは遺伝か環境か?」がテーマだったのですが、紐倉いわくその問いはナンセンスで、その両方が人間を形成するとのこと。務としては直継に対して愛情があるからこそ、鬼の血の危険性について言い聞かせていたわけですが、その“良かれと思って”が結果的に自殺へと追い込んでしまったわけです。

 この「遺伝子or環境」論はさまざまな映画やドラマで扱われていますよね。たとえば2013年に公開された、是枝裕和監督&福山雅治主演映画『そして父になる』では、エリート家庭と中流家庭との間で起こった子どもの取り違えがテーマでしたが、こちらは環境が人格形成を左右するものだという態で描かれていました。

 どの説が正しいかはわかりませんが、紐倉の説には希望があるように思えます。今回のように親が子を洗脳するパターンでなくとも、多少の差はあれ誰しもが親からの影響を受けているもの。それがいわゆる毒親である場合、自分もいずれ同じような人間になってしまうのではないか、と不安を抱いている人は少なからずいることでしょう。

 けれど、その後の環境次第では人格だって変わる。人格が変われば人生も変わる。そんなメッセージも含まれていたのではないかと感じました。紐倉にしても、高家や牧野巴(菜々緒)との出会いによって偏屈さが徐々に解消されて人間味が増してきましたからね。高家と牧野もまた紐倉の強引な性格に感化され、お互いに「(紐倉に)似てきた」とツッコみ合うシーンは微笑ましい限りです。

 ところで、“呪いの血のポスター”については、務に対する遠藤の回りくどい抗議ということであっさり片付けられましたが、セラチア菌はプロジギオシンという赤い色素がコロニーを形成し、健康な人には害がない一方、免疫機能の低下した人は肺炎や敗血症を疾患してしまう可能性があるというのが特徴。そのため、精神的に健康体であれば赤鬼の遺伝子には害がない、というメッセージが込められていたのかもしれません。

 各回しっかりテーマが練り込まれ、ストーリー展開やキャラ設定も申し分ないのですが、視聴率的にはいまいちパッとせず、シリーズ化するには微妙なラインというのが何とも惜しい限り。クライマックスへ向けてこれまで以上に盛り上がることを期待したいと思います。

(文=大羽鴨乃)

小川彩佳アナ『NEWS23』低調スタート……テレ朝“激怒”の影響か

 元テレビ朝日局員の小川彩佳アナウンサー(34)が6月3日からメインキャスターを務めるニュース番組『NEWS23』(TBS系)の初回放送の平均視聴率が4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。4月5日付でテレビ朝日を退社し、その2カ月後に、かつてのライバルだった報道番組に即就任するという異例の展開で注目を集めた小川アナだったが、5月までメインキャスターを務めた元TBSの雨宮塔子アナウンサー時代とほぼ変わらない視聴率で、低調なスタートとなってしまった。

 同日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)、元カレの嵐・櫻井翔が出演した『news zero』(日本テレビ系)はともに視聴率が9%台だっただけに、『NEWS23』の一人負け感が際立ってしまっている。

「悪くても6~7%の視聴率を望んでいたTBSにとっては大誤算ですよ。TBSは雨宮アナを切り、小川に週200万円のギャラを提示し、三顧の礼をもって出演してもらった。それにもかかわらず、このまま視聴率が伸びないとなると、番組担当者が責任を取らないといけなくなりますよ」(テレビ局関係者)

 期待度が高かっただけに、小川アナの悩みが深くなりそうだ。

「もし低視聴率が続けば、高額なギャラをもらっている小川アナへのバッシングが強まる恐れがあります。業界の慣例を無視して、テレ朝を退社後すぐにライバル局のライバル番組のメインキャスターを引き受けたことが後を引きそうです。初日の『NEWS23』の裏で特番をぶつけるほど、テレ朝は激怒していますし、TBSでは小川が『NEWS23』のメインキャスターに抜擢されたことに、局内のベテラン女子アナから不満が漏れる状況になっています。低視聴率アナのレッテルが貼られ、『NEWS23』を早期降板となれば、テレビ業界から干され仕事が全くこなくなる可能性も考えられます」(同)

 アナウンス力や進行には定評があるだけに、あとは数字を持っているのか、いないのか。今後はその点に注目が集まりそうだ。

TBS移籍の小川彩佳アナを古巣テレ朝が姑息な手段で潰した!? 新生『NEWS23』は不本意な低視聴率で船出

 4月上旬にテレビ朝日を退社した小川彩佳アナがメインキャスターに起用された、TBS系の新生『NEWS23』が3日にスタートしたが、古巣のなんとも姑息な手段もあってか、不本意な低視聴率で船出した。

 同番組は、MCからアンカーにスライドした星浩氏(元朝日新聞政治部特別編集委員)を除き、出演者を一新。セットもオープニング、エンディングのテーマ曲もガラッと変わり、まるで別番組になったかのような大リニューアルを敢行するなど、小川アナは“VIP待遇”で迎えられた。

 番組開始前のコーナーで小川アナは「今日から『NEWS23』のメインキャスターを務めます小川彩佳です。喜びや悲しみといったニュースをめぐる温度、熱のようなものを皆さんと共有できるような、そんな地続きの場を作っていきたいと思います」と所信表明。

 続いて、小川アナは冒頭で「今やスマホで、どこでも誰でも簡単にあらゆる情報にアクセスできる時代に、このようにテレビをつけて『NEWS23』をのぞきに来てくださっている皆さんと、私自身も一緒に考え、感じ、気づき、そして触れる。ネットを見ながらでもいいですし、晩酌しながら、また半分お布団に入っている状態でもいいです。一緒にこうしてつながっていられる、そんな1時間を毎晩もてたらと思います」とあいさつした。

 初日とあって、小川アナは意識したのか、古巣の『報道ステーション』時代には、あまり見られなかった現場取材にも赴き、ノースリーブ姿も早速披露。単に原稿を読むだけではなく、小川アナも積極的に意見を述べるなど、ジャーナリストとしての持ち味も発揮した。さすがに、『報ステ』のサブキャスターを7年半務めた経験から裏打ちされた安定感は抜群だった。また、故・筑紫哲也さんがMC時代に定番のコーナーだった、問題点を掘り下げる「♯異論反論オブジェクション」が復活するなど、新旧取り混ぜた内容で、王道の報道番組であることをしっかり示した。

「小川アナは緊張感もあったでしょうが、本来いるべき、地上波の報道番組に戻って、生き生きして見えました。『報ステ』時代は古舘伊知郎アナや富川悠太アナに気を遣わなければならなかったわけですが、その必要もなくなり、『NEWS23』の方が彼女のキャラクターも出せるんじゃないでしょうか」(女子アナウオッチャー)

 番組内容的には期待感を抱かせた、新生『NEWS23』だが、3日の視聴率は4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と意外にも低調だった。前週の視聴率は5月27日=4.4%、28日=44.8%、29日=4.6%、30日=5.1%、31日=4.1%で、放送開始時間が30分遅い金曜(31日)以外のすべての日で、前週を下回ってしまった。同じ月曜で比較すると、27日より0.1ポイントダウンとなってしまったのだ。

 これだけ、話題性が抜群で、小川アナの人気もそれなりにあるはずだが、なぜ前週より数字を下げるような事態になってしまったのか? その一因は、古巣・テレ朝が仕掛けた“小川アナ潰し”であろう。

 同局は、通常の月曜日は『報ステ』終了後の午後11時20分から、通常は『陸海空 こんなところでヤバぃバル』を放送しているが、3日は“特番”として、人気バラエティ番組『激レアさんを連れてきた。』の「月曜日に里帰りSP」をオンエアしたのだ。

 同番組は、オードリー・若林正恭と弘中綾香アナが司会を務め、3月まで月曜の同枠で放送されていたが、視聴率も好調のため、4月から土曜プライム帯(午後10時10分から)に昇格し、『陸海空』と入れ替わったばかり。6月1日も通常通り、オンエアされていたが、3日深夜に特番を放送した。

 深夜帯の人気番組の特番をゴールデン・プライム帯で流すことはよくあるが、プライム帯の番組の特番を、わざわざ深夜帯でオンエアするなど異例中の異例で常識外。これは、『陸海空』より、『激レアさん』を放送した方が高い数字が取れると判断したものと思われ、明らかに小川『NEWS23』の船出を打ち砕こうという同局の意図が見てとれる。

 今後も同局が午後11時台に人気番組の特番を編成してくる可能性は十分。特に打ち切りもウワサされた『陸海空』に関しては、10月の改編で、番組終了もしくは、さらに深い時間に繰り下げて、数字が取れそうな新番組をスタートさせることになるかもしれない。

 姑息ともいえそうな手段で、同局が『NEWS23』潰しに出たわけだが、小川アナも負けずに対抗してほしいものだ。

福山雅治主演ドラマが『半沢直樹』そっくりに! “加齢なる”本部編のスタート『集団左遷!!』第7話

 福山雅治の顔芸や視聴率が低迷していることばかりが話題となっている『集団左遷!!』(TBS系)。蒲田支店を舞台にした第1章は終わり、キャストもストーリーも大きく変わった第2章が始まりました。はたして、仕切り直しはうまくいったのでしょうか。第7話を振り返ってみましょう。

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 廃店が決まっていた三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡(福山雅治)の奮闘ぶりが第6話までは描かれてきました。その結果、蒲田支店は廃店。支店員たちはバラバラとなり、片岡は本部融資部へと異動となります。舞台も登場する顔ぶれもドラマ内容も、がらりと変わりました。ぶっちゃけ、視聴率が伸び悩んだ『集団左遷!!』は第6話で打ち切られたようなものだなと感じさせる本部編です。

 三友銀行本部の横山常務(三上博史)はリストラ計画を成功させた手腕を認められ、専務に昇格。AIを導入し、これまで以上に人員の合理化を進めていくことを会議で発表します。そんな折、三友銀行が融資している百貨店グループ「マルハシ」のダニエルCEOが逮捕されたというニュースが飛び込みます。資産を私的流用していた疑いがあるというものです。横山専務はこの機に、前社長だった丸橋会長(本田博太郎)を社長に復帰させようと提案するのでした。

 一方、三友銀行日本橋支店の副支店長となっていた真山(香川照之)のもとに、差出人不明の告発メールが届きます。CEOは会長にハメられたという内容でした。真山も片岡も新しい職場では暇を持て余していました。横山専務の独断ぶりに違和感を覚える隅田常務(別所哲也)に直訴し、片岡と真山は告発メールの差出人を探すことにします。

 

意外性もサスペンス性もまるでなし

 事件の鍵を握るディープスロートは、あっさりと見つかります。真山が「会いたい」と告発者に返信メールを送ると、自宅に招いてくれたのです。出会い系アプリで出会うよりも簡単でした。告発者は百貨店の元経理部長(モロ師岡)で、会長が貸し出し記録をごまかしていることを指摘したことから子会社へ左遷させられていたのでした。悪人顔の丸橋会長がやっぱり真犯人だったのです。

 片岡は百貨店の再建を目指す会長の息子である副社長・丸橋ジュニア(筒井道隆)に協力を求めます。副社長に「父さんの不正を証明する証拠は見つけたよ。今から警察に行きます」と会長に電話を掛けさせます。片岡の考えたハッタリでしたが、会長はまんまと罠にハマり、改竄した貸し出し記録の原本を取りに行ったところを片岡たちに取り押さえられるのでした。

 意外性もサスペンス性もまるで感じさせないエピソードです。まぁ、こんな間抜けな会長が社長に復帰できるような百貨店には未来はないでしょう。カルロス・ゴーン逮捕劇のような大掛かりな事件になるのかと思わせながら、新章になっても『集団左遷!!』はやっぱり『集団左遷!!』のままでした。脚本のズボラさは相変わらずです。

 蒲田支店の若手行員・滝川(神木隆之介)や木田(中村アン)たちが姿を消し、キャストの年齢層がぐ~んと上がった第7話。華麗な新章の幕開けとは言いがたく、加齢臭漂う本部編の始まりとなりました。

 片岡ががんばったせいで、かつては片岡の上司だった宿利部長(酒向芳)は追い出し部屋の住人となってしまい、片岡とは同期入社で仲のよかった梅原(尾美としのり)は横山派閥の一員となり、片岡によそよそしくなります。鮫島(小手伸也)の横山常務へのロボット風腰ぎんちゃくぶりはすっかり板に付いてきました。いろんなタイプのおじさんたちが百花繚乱。おじさん天国となった本部編でした。日本はこれからいよいよ高齢化社会を迎えるのだなと実感した次第です。

 先週はV6の岡田准一が財前教授役を演じた『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話とバッティングし、ほぼダブルスコアの大差で視聴率バトルに破れてしまいました。新規巻き返しを狙った第7話の気になるその結果は……?

 第6話の視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第7話は9.4%に上昇。池井戸潤原作の『半沢直樹』(TBS系)とは異なるテイストの銀行員ものを目指してスタートした『集団左遷!!』でしたが、金融庁の視察や本部内の派閥争いなど、『半沢直樹』っぽい要素を投入した本部編のほうが数字がよかったとは何とも皮肉です。視聴率の下落を止めるためには、かまっていられなかったのでしょう。裏でテレビ朝日が放映していた岡田准一主演の時代劇大作『関ヶ原』(17年)が大きな話題になってなかったことも幸いしたようです。

 残りの話数で、大手銀行に巣食う闇が暴かれることになるようです。ザルのような脚本なので、どこまでリアルに大企業の闇に迫ることができるのかはなはだ疑問ですが、横山専務を演じる三上博史が独自の組織論、世界観を訴えるシーンには期待を寄せたいと思います。
(文=長野辰次)

絶対に失敗できない『半沢直樹』新シリーズ 不祥事リスクのある俳優は完全排除に

 堺雅人主演のTBS系ドラマ『半沢直樹』の新シリーズが、2020年4月クールに放送されることが決まった。2013年に放送された第1シリーズ最終回の視聴率は42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、平成に放送された民放ドラマの中では第1位。まさにモンスター級の人気ドラマの帰還に、TBSも今から気合が入っているという。

「TBSの佐々木卓社長も定例会見で『ものすごく興奮しています。血がたぎる気分です』と発言するほど。ただ、裏を返せば、絶対にコケることが許されないドラマなので、プレッシャーも相当でしょう」(テレビ局関係者)

 重厚な人間模様を描く作品ということで、通常のドラマよりも時間をかけて制作することとなりそうだ。

「民放ドラマで放送の1年前から制作を発表するのは異例。時間をかけ、脚本も練りに練って完璧なものに仕上げてくるでしょうし、撮影の開始時期も早くなりそうです」(同)

 現時点では、主演の半沢を演じる堺雅人以外のキャストは発表されていない。しかし、ここがネックになりそうだという。

「ここ最近は、新井浩文やピエール瀧といった、多数の作品に出演している個性派俳優が不祥事を起こし、作品が撮り直しになったり、お蔵入りになったりすることも少なくない。登場人物が多い『半沢直樹』についても、十分に気をつけてキャスティングしないと、出演者の不祥事で放送が危ぶまれるなんてこともあり得ると思います。しかも、撮影開始時期が早まったならば、“撮り終わってから時間がたって不祥事発覚”となってしまう可能性も高まるわけですし」(同)

 今後キャスティングするにあたって、TBSは細心の注意を払うこととなるだろう。

「少なくとも出演者たちの身辺調査は慎重に行うでしょう。恋愛スキャンダルが懸念される俳優もおそらく避けられる。ネットで嫌われているとか、SNSで炎上しがちだとか、そういった俳優も使われない可能性が高いですね。諸経費がかかったとしても、絶対に問題のない俳優ばかりを起用することになるはずです」(同)

 絶対に失敗できない『半沢直樹』。真面目なキャスト陣で、ガチガチに固められた作品となりそうだ。

天才シェフ演じる木村拓哉の新ドラマ “熟女”鈴木京香がヒロインで大丈夫?

 木村拓哉が主演する新ドラマが10月期にTBS日曜劇場枠(タイトルは未定)で放送されることがわかった。木村の連ドラ主演は、昨年1月期『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)以来、1年9カ月ぶりとなる。

 今作で木村が演じるのはフランス料理の天才シェフ役。慢心からすべてを失ったカリスマシェフが、世界最高の三つ星レストランを目指し、再び立ち上がるストーリー。

 脚本は『ようこそ、わが家へ』『僕のヤバイ妻』『貴族探偵』『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(いずれもフジテレビ系)、『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)などを手掛けた黒岩勉氏が担当する。

 そこで気になるのがヒロイン問題だ。木村は何かと注文が多く、撮影は木村のスケジュールに合わせなければならない。ましてや木村の主演ドラマは“高視聴率”を義務づけられるとあって、ヒロインのなり手がなかなか見つからないのが、ここ最近の実状。しかし、今回は意外にも早々に鈴木京香に決定した。鈴木は主人公に再起させるきっかけを与え、一緒にレストランを立ち上げて、三つ星レストランを目指していく女性シェフの役柄だ。

「やはりドラマでヒロインの存在は大事で、視聴率にも影響してきます。『BG』では、菜々緖がヒロイン的な役回りで出演し、それなりの貢献を果たしました。ですが、鈴木は木村より年上で51歳の純然たる熟女。木村の相手役としては、いささか高齢のような懸念もあります。中高年層にはいいかもしれませんが、彼女がヒロインで若年層を引きつけるのは難しい気がします。従って、ワキにそれなりに若い人気女優をキャスティングしないと、数字を取るのに苦労するかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 かつては“平成の視聴率王”として君臨し、ほとんどの主演ドラマで20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを果たしてきた木村だが、加齢とともに、もはや過去の勢いはない。それでも、ここ3作の視聴率は『アイムホーム』(テレビ朝日系、2015年4月期)が平均14.8%、『A LIFE~愛しき人~』(TBS系、17年1月期)が14.6%、『BG』が15.2%と、なんとか15%前後をキープしている。

 今作も、15%が目標値になりそうだが、“熟女ヒロイン”で、その域に達するのかとなると不安がいっぱい。木村をサポートする、そのほかの主要キャストがどのようなメンバーになるのか、注目されるところだ。
(文=田中七男)

木村拓哉の主演ドラマが工藤静香の“汚料理”でぶち壊しに!?

 木村拓哉が今年10月期のTBS日曜劇場で放送されるドラマに主演することが決まった。

 今作で木村が演じるのは「天才シェフ」だという。

「パリで二つ星を獲得するカリスマシェフが、三つ星に届かないプレッシャーで壁にあたり、店で起きた大事件が元で全てを失ってしまう。そんな人生に躓いた男が再び夢に向かう“大人の青春”をかけたヒューマンストーリーだといいます。その木村と共に三つ星を目指すヒロイン役の女性シェフを鈴木京香が演じることに。2人は2007年の日曜劇場『華麗なる一族』以来、12年ぶりのタッグとなります」(テレビ誌ライター)

 ネット上では「どんな役でも木村拓哉」「中年同士の恋愛は生々しくて気持ち悪い」「おじんおばんしか出ないの? チョマテヨおじさんなど誰も求めてない」などと辛らつな意見も飛び交っているが、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の人気企画「ビストロSMAP」を彷彿とさせる役柄だけに、SMAPファンからの期待値は高い。

 しかし一方で、多く聞かれるのが“あの人”が足を引っ張るのではとの不安の声だ。

「女性が集まる掲示板では、『キムタク家に帰ると天才シェフが待ってるよね』『静香のアレがチラつく』と、妻の工藤静香についてのコメントが目立ちます。工藤がSNSに投稿する料理は毎回ツッコミどころ満載で“汚料理”と呼ばれています。ケーキを作れば『固そう』『メレンゲがぐちゃぐちゃ』、手作りのハヤシライスには『色がヤバイ』『雑穀米とルーの彩画グロテスク』と悲鳴が飛び交い、お弁当箱にまるごと1個放り込まれたゆで卵には『せめて切ろうよ』とのツッコミが入る。カボチャとレンコンの煮物は大皿の脇に一つずつという盛り付けセンスです。工藤が日常をさらけ出すことで、木村のミステリアスさがなくなり、『普段こんなものを食べてるんだ』とがっかりする声があるのも事実。天才シェフの実生活の妻が汚料理家というのはイメージが台無しですから、視聴率に悪影響を与えなければいいのですが……」(女性誌ライター)

 木村の敵はアンチでも裏番組でもなく、まさかの身内となるのかも!?

TBSは顔面蒼白?『半沢直樹』続編は出演者が総入れ替えの危機が浮上

 決めゼリフの「倍返し」が流行語になり、最終回の視聴率は42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。社会現象にもなったドラマ『半沢直樹』(TBS系)の続編が、2020年4月に放送されることがわかった。前回に引き続き堺雅人が主人公の半沢を演じる。

「この件は5月21日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)がスッパ抜きました。その後、スポーツ紙が堺の事務所に確認したところ、認めたため後追いし、その後TBSも公式に放送することを発表しています」(テレビ関係者)

 堺はもとより、前作で悪役として大きなインパクトを残した香川照之や、個性的なキャラが目立った片岡愛之助、“理想の妻”と言われた上戸彩らの再登場などにもファンの期待が集まっているが、TBSサイドは報道に顔面蒼白だったという。

「放送することは決定しているものの、TBSサイドは香川や愛之助、上戸といった堺以外の主要キャストへの根回しがまったくできていない段階で、スッパ抜かれてしまった。『週刊女性』の報道を『決まっていない』と否定しておいて、根回しができてから発表したかったのが本音。ところが、スポーツ紙が報じたことで認めざるをえなくなってしまった。大物俳優もプライドがありますから、中にはメディアに出た後で伝えられることでへそを曲げてしまう人もいる。前作を支えた名脇役たちが出演するかは未知数です」(業界関係者)

 続編は、半沢が出向先の東京セントラル証券に赴任するところから物語がスタートするというが、堺以外のキャストは総入れ替えとなるかも?

『インハンド』山下智久、「とてもセクシーな治療法」で天才を証明 菜々緒と友達以上の関係へ?

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第7話が24日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.8ポイントダウンとなってしまいました。

(前回までのレビューはこちらから)

 前回、牧野巴(菜々緒)に娘がいることを知った紐倉哲(山下)と高家春馬(濱田岳)は、入院中の牧野の娘・美香(吉澤梨里花)のお見舞いへ行くことに。そこで美香が、生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)を患い、骨髄移植のドナー提供者が見つかっていないことを知った紐倉は、牧野からの懇願を受けてPID治療の研究を開始します。

 交通事故で他界した美香の父・賢一(永岡卓也)もまた、PID遺伝子をもっていたものの発症しなかったため、治療法のヒントが隠されているのではないかと、賢一のカラダのあらゆるデータや血液、糞尿、冷凍保存した精子などのサンプルを保管していることを知った紐倉は、賢一の父・将之が運営するPID研究所へと足を運びます。

 そこで紐倉は、牧野が賢一の精子を用いて、美香にドナー提供するための子ども、いわゆる“救世主兄妹”を人工授精しようとしていることを知ります。しかし、たとえ妊娠・出産できたとしても、ドナーとして適合する確率は10分の1程度。倫理的に好ましくないため紐倉は賛成しないのですが、牧野の娘を想う気持ちを知るだけに強く反対はできず、その代わり早急に治療法を見つけることを決意します。

 しかし、天才を自称する紐倉でもPIDの治療法を見つけ出すのは困難。かつての上司で現在は最先端の科学技術を駆使したビジネスで大成功する『フューチャージーン』という会社でCEOを務める福山和成(時任三郎)に意見を求めたり、賢一が採った大量のデータや論文にすべて目を通すものの解決策は得られず、「僕は天才じゃなかったみたいだ」と珍しく弱音を吐きます。

 それでも研究を続けた結果、賢一が残した糞尿から腸内細菌を採取して美香に移植し腸内環境を正常化させる、紐倉いわく「とてもセクシーな治療法」を発見。手術は無事に成功し、一件落着となりました。

 親子の絆が描かれた今回、娘のことを想って牧野が号泣するシーンなどがありましたが、決して感動の押し売り感はなく、1時間があっという間に過ぎました。毎回思いますけど、このドラマはキャストの演技&脚本の緩急のバランスが絶妙だと思います。

 その中でも特に、高家役の濱田岳の演技は抜群。シリアスもコメディもすべてのシーンが、濱田の演技によって自在に切り替わる印象です。山下も菜々緒も格別に演技が上手いわけではないだけに、濱田がこのドラマの支柱といえるでしょう。

 その高家の存在によって、紐倉の偏屈さや、牧野の他人に頼らない強情さはカドが取れてきているようです。今回、紐倉が牧野のことをビジネス仲間ではなく、友達と認める発言をした時の牧野の驚いた表情や、高家が嬉しそうに微笑んだシーンが印象的でした。賢一も紐倉と同じく研究が大好きな変態だったようなので、今後は紐倉と牧野が友達以上の関係へと発展していく可能性もありそうです。

 ただ、その一方で今回のラスト、福山が優秀な科学者を次々と引き抜いていることが判明したことが気がかりでもあります。この福山に関しては第5話の最後、アメリカ陸軍が極秘裏に研究開発した新種のエボラウィルスを密かに保管する怪しげなシーンが流れました。

 そして、その福山の不穏な動きを察知した上司の網野肇(光石研)から、牧野は福山と紐倉の動向を探るよう命じられたわけです。せっかく友情を深め、それ以上の関係に進展するのではないかという兆しが見えたところで、紐倉に対してスパイ的な行為をしなければいけなくなるんですね。仕事と友情、その間で揺れる牧野の心の葛藤が次回から見られるような予感がします。

 また、紐倉にしても何やら福山に想うところがある様子。エボラウィルスの研究を勝手に行ったためアメリカ陸軍に殺された、元助手・入谷廻(松下優也)の研究ノートを福山がずっと保管していたことに対しても、恐らく不審感を抱いていることでしょう。

 前回は、入谷や福山との過去の話にはまったく触れませんでしたが、今回からまたエピソードが繋がったことで楽しみが増えました。福山にはどす黒い裏の顔がありそうなので、紐倉との今後の関係性がどうなっていくのか気になるところです。

 気になる次回は“鬼の血”伝説の謎を追うとのことで、今回とはまるで違った展開になる予感。紐倉の大学の同期で、強烈なライバル心を抱く遠藤匡晃(要潤)という、これまた濃そうなキャラが登場するのも見逃せません。
(文=大羽鴨乃)

上白石萌歌のボディが激変? 『ぎぼむす』続編では、みきがドスコイ体型に!?

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』が低視聴率にあえいでいる。5月26日に放送された第20話の平均視聴率は前回から0.1ポイント減の8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と依然として1ケタのまま。

 浮上の兆しが見えないなか、NHK関係者が期待を寄せているのが東京五輪招致ストーリーとなる第25話からの第2部。中でも注目を浴びそうなのが、五輪の平泳ぎで日本人女子初の金メダリストとなった前畑秀子を演じる上白石萌歌だ。

「昨年のドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)の宮本みゆき役、今年1月期の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)の景山澪奈役と、出演作が立て続けに大ヒットしたことで、知名度は急上昇しているだけに、大きな注目を集めそうです。彼女は『3年A組』でも水泳部の生徒役でしたから、競泳水着姿を披露した際にはネット上で『意外におっぱいデカイ』『Dカップはある』と話題になりました。そのため、今回も水着姿で豊満なボディラインを見せてくれるのではと期待が寄せられています」(テレビ誌ライター)

 一方で、エンタメ誌ライターからはこんな不安の声も……。

「5月14日発売の『フラッシュ』によると、最終回で視聴率19.2%を記録した『ぎぼむす』の続編が秋に単発で放送されることが決定しているといいます。ところが、上白石は『いだてん』の前畑を演じるにあたり、役作りのために7キロも増量したとのこと。それもただの増量ではなく、筋肉をつけ、水中トレーニングと陸上トレーニングで全身筋肉痛になって動けなくなったこともあるほど鍛え上げたのだとか。19歳の食べ盛りの中、“みゆき”の体型に戻せず、ムキムキなままだったり、筋肉が落ちて脂肪だけが残るドスコイボディだったりすれば、『ぎぼむす』ファンから違和感を持たれてしまうかもしれません」

 俳優では、鈴木亮平が役によって体重を激しく増減させることで知られているが、おそらく上白石もプロ根性を見せてくれることだろう。