ドラマのテーマである「同級生とのダブル不倫」を、「よくある話ですよ」と話すのは真由子さん(仮名・33歳)。真由子さんは高校時代に憧れていた彼と同窓会で再会し、不倫関係に溺れた。
「不倫といっても、私にとっては純愛でしたね。高校卒業後もずっと忘れられずにいましたから。同窓会で再会するまで、お互いの近況はFacebookで知っていましたが、会うのは15年ぶりです。久しぶりに見た彼は……相変わらずかっこいいなと思いました」
真由子さんは緊張していたこともあり、その場ではLINEの交換だけしたという。
「同窓会が終わって二次会へ向かっていると、『今から2人で飲みに行く?』と彼からLINEが来ました。もう、居ても立っても居られなくて……。隙を見てこっそり抜け出したんです」
待ち合わせして、一緒にタクシーに乗り込んだ。向かった先は、バーやラブホテルが並ぶ一角だった。
「タクシーの中で、『実は高校の時、おまえのこと好きだったんだよね』と彼に言われたんです。彼はセックスがしたくて嘘をついたのかもしれませんが、私は浮かれていました。私が結婚していることは彼も知っているのに、『昔、好きだった』という告白はズルイですよね」
彼と真由子さんはそのままホテルに入り、体を重ねた。お互い既婚の身であることは知っている。「それでも、憧れの人と結ばれたので幸せでした」と真由子さんは話す。その日以来、定期的に会うようになった。
■彼の私物を裏アカに載せるのがやめられない
「会えるのは月1~2回。待ち合わせはいつも駅前のビジネスホテルで、彼はセックスが終わると、いつも終電で帰りました。私が『今日は泊まろうよ』と誘っても、絶対に泊まりません。奥さんがよほど怖いのか、連絡手段にも気を使っていたようです」
真由子さんは専業主婦だが、実家の母が子どもの面倒を見てくれることが多かった。また、真由子さんの夫も出張や残業で帰らない日が多いという。10歳年上の夫は、平日の育児を真由子さんに任せきりだった。自由な時間が多い真由子さんは、彼にLINEを頻繁に送っていたが、彼からの返事は少なかった。
「私は彼に『好きだよ』とか『次いつ会える』など送っていました。でも返事が来るのはなぜか、Facebookのメッセージなんです。もしかしたら、奥さんにLINEを監視されていたのかもしれません。最初は仕方ないと思っていましたが、あまりの返信の少なさに腹が立ってきたんです」
「その憂さ晴らしではないですが、彼との関係を匂わせたくなった」と話す真由子さん。彼の私物の写真を撮り、自身のTwitterに載せるようになっていた。
「親しい女友達にしか教えていない裏アカウントに、彼のタバコや脱ぎ散らかしたネクタイなどを載せていました。女友達からは『バレたらどうするの?』と言われたけれど、どこかで『彼の奥さんにバレたらいいのに』という気持ちがあったのかもしれません」
「彼にも写真を撮っていたことはバレていなかった」と言う真由子さん。しかし思惑も虚しく、終わりは突然やってきた。
「彼のLINEアカウントが突然消えたんです。Facebookでメッセージを送っても既読にならず……怒りが沸々と湧いてきましたね。周りの友達は彼と連絡が取れているのに、私だけが避けられていたようです。この時、遊ばれていたことに気が付きました」
盗撮していた彼の写真を、「会社や家族に送ってやろうかと考えた」と真由子さんは話す。彼の近況を知ったのは、音信不通になってから1カ月後だった。
「久しぶりに、彼のFacebookが更新されてたんです。2人目の子どもが産まれていました。『夫婦仲は不仲』『嫁とはセックスレス』と言っていたのに……。奥さんが妊娠中でセックスできないから、私としてたんです。怒りを通り越して呆れました。でも、もしかしたら奥さんは私たちの関係に気づいていたのかもしれません。LINEが消えたのも、そのせいなのかも。でも、彼は奥さんには逆らえなそうな様子でしたね。奥さんに逆らってまで私と関係を続けるほど、度胸のある人ではなかったから」
少し寂しそうに笑う真由子さん。彼に対して未練はないのか尋ねてみた。
「未練がないと言えば嘘になりますね。ずっと好きだったので、これで嫌いになったりはしません。でも、子どもと一緒に写っている彼の写真を見ていると、昔みたいな気持ちには戻れないですね」
今はスポーツクラブで知り合った、インストラクターの彼氏に夢中だという。
「既婚者なんですが、彼に子どもはいないので自由に遊べるのが良いですね。外泊もできますし。でも、裏アカで関係を匂わすのは今もやめられません」
真由子さんがうれしそうに見せてくれたTwitterの裏アカには、「今の彼とお揃い」と書かれたリストバンドが写っていた。「高校時代の彼との不倫は純愛」と言っていた真由子さんだが、今も「純愛」を楽しんでいるのかもしれない。自分の夫や彼氏の妻にバレるかも、という不安はないのだろうか。
「もしバレたとしても、離婚はしないと思います。実は姑が持病を持っているんです。大きな病気ではないんですけど、仕事が忙しい夫の代わりに私が時々面倒を見ているんです。夫は母子家庭で一人っ子だから、離婚したら姑の面倒を見る人がいなくなっちゃうんですよね。姑は孫のことも溺愛していますし……だから、夫は多少の夜遊びも容認してくれているんだと思います」
不倫にハマるだけでなく、それをSNSで匂わせるなど、あまりにも大胆で余裕の構えだが、もしかしたら、真由子さんの夫はすべて気づいているのかもしれない。だとしたら、最後に痛い目を見るのは真由子さんなのではないだろうか……。
(ケミカルT)
