『あなそれ』よりリアルな“ダブル不倫”の実態! 「彼との関係をSNSで匂わせずにいられない」

 ドラマのテーマである「同級生とのダブル不倫」を、「よくある話ですよ」と話すのは真由子さん(仮名・33歳)。真由子さんは高校時代に憧れていた彼と同窓会で再会し、不倫関係に溺れた。

「不倫といっても、私にとっては純愛でしたね。高校卒業後もずっと忘れられずにいましたから。同窓会で再会するまで、お互いの近況はFacebookで知っていましたが、会うのは15年ぶりです。久しぶりに見た彼は……相変わらずかっこいいなと思いました」

 真由子さんは緊張していたこともあり、その場ではLINEの交換だけしたという。

「同窓会が終わって二次会へ向かっていると、『今から2人で飲みに行く?』と彼からLINEが来ました。もう、居ても立っても居られなくて……。隙を見てこっそり抜け出したんです」

 待ち合わせして、一緒にタクシーに乗り込んだ。向かった先は、バーやラブホテルが並ぶ一角だった。

「タクシーの中で、『実は高校の時、おまえのこと好きだったんだよね』と彼に言われたんです。彼はセックスがしたくて嘘をついたのかもしれませんが、私は浮かれていました。私が結婚していることは彼も知っているのに、『昔、好きだった』という告白はズルイですよね」

 彼と真由子さんはそのままホテルに入り、体を重ねた。お互い既婚の身であることは知っている。「それでも、憧れの人と結ばれたので幸せでした」と真由子さんは話す。その日以来、定期的に会うようになった。

■彼の私物を裏アカに載せるのがやめられない

「会えるのは月1~2回。待ち合わせはいつも駅前のビジネスホテルで、彼はセックスが終わると、いつも終電で帰りました。私が『今日は泊まろうよ』と誘っても、絶対に泊まりません。奥さんがよほど怖いのか、連絡手段にも気を使っていたようです」

 真由子さんは専業主婦だが、実家の母が子どもの面倒を見てくれることが多かった。また、真由子さんの夫も出張や残業で帰らない日が多いという。10歳年上の夫は、平日の育児を真由子さんに任せきりだった。自由な時間が多い真由子さんは、彼にLINEを頻繁に送っていたが、彼からの返事は少なかった。

「私は彼に『好きだよ』とか『次いつ会える』など送っていました。でも返事が来るのはなぜか、Facebookのメッセージなんです。もしかしたら、奥さんにLINEを監視されていたのかもしれません。最初は仕方ないと思っていましたが、あまりの返信の少なさに腹が立ってきたんです」

 「その憂さ晴らしではないですが、彼との関係を匂わせたくなった」と話す真由子さん。彼の私物の写真を撮り、自身のTwitterに載せるようになっていた。

「親しい女友達にしか教えていない裏アカウントに、彼のタバコや脱ぎ散らかしたネクタイなどを載せていました。女友達からは『バレたらどうするの?』と言われたけれど、どこかで『彼の奥さんにバレたらいいのに』という気持ちがあったのかもしれません」

 「彼にも写真を撮っていたことはバレていなかった」と言う真由子さん。しかし思惑も虚しく、終わりは突然やってきた。

「彼のLINEアカウントが突然消えたんです。Facebookでメッセージを送っても既読にならず……怒りが沸々と湧いてきましたね。周りの友達は彼と連絡が取れているのに、私だけが避けられていたようです。この時、遊ばれていたことに気が付きました」

 盗撮していた彼の写真を、「会社や家族に送ってやろうかと考えた」と真由子さんは話す。彼の近況を知ったのは、音信不通になってから1カ月後だった。

「久しぶりに、彼のFacebookが更新されてたんです。2人目の子どもが産まれていました。『夫婦仲は不仲』『嫁とはセックスレス』と言っていたのに……。奥さんが妊娠中でセックスできないから、私としてたんです。怒りを通り越して呆れました。でも、もしかしたら奥さんは私たちの関係に気づいていたのかもしれません。LINEが消えたのも、そのせいなのかも。でも、彼は奥さんには逆らえなそうな様子でしたね。奥さんに逆らってまで私と関係を続けるほど、度胸のある人ではなかったから」

 少し寂しそうに笑う真由子さん。彼に対して未練はないのか尋ねてみた。

「未練がないと言えば嘘になりますね。ずっと好きだったので、これで嫌いになったりはしません。でも、子どもと一緒に写っている彼の写真を見ていると、昔みたいな気持ちには戻れないですね」

 今はスポーツクラブで知り合った、インストラクターの彼氏に夢中だという。

「既婚者なんですが、彼に子どもはいないので自由に遊べるのが良いですね。外泊もできますし。でも、裏アカで関係を匂わすのは今もやめられません」

 真由子さんがうれしそうに見せてくれたTwitterの裏アカには、「今の彼とお揃い」と書かれたリストバンドが写っていた。「高校時代の彼との不倫は純愛」と言っていた真由子さんだが、今も「純愛」を楽しんでいるのかもしれない。自分の夫や彼氏の妻にバレるかも、という不安はないのだろうか。

「もしバレたとしても、離婚はしないと思います。実は姑が持病を持っているんです。大きな病気ではないんですけど、仕事が忙しい夫の代わりに私が時々面倒を見ているんです。夫は母子家庭で一人っ子だから、離婚したら姑の面倒を見る人がいなくなっちゃうんですよね。姑は孫のことも溺愛していますし……だから、夫は多少の夜遊びも容認してくれているんだと思います」

 不倫にハマるだけでなく、それをSNSで匂わせるなど、あまりにも大胆で余裕の構えだが、もしかしたら、真由子さんの夫はすべて気づいているのかもしれない。だとしたら、最後に痛い目を見るのは真由子さんなのではないだろうか……。
(ケミカルT)

飲酒運転でガリガリガリクソン逮捕、一緒に飲んでいた門楼まりりんが罰せられる可能性は?

「ドラマのこのシーンってありえるの?」「バラエティーのあのやり方ってコンプライアンス的にどうなの?」……テレビを見ていて感じた疑問を弁護士に聞いてみる、テレビ好きのための法律相談所。

<今回の番組>
『ノンストップ!』(フジテレビ系/5月15日午前9時50分~)

<今回の疑問>
飲酒運転で逮捕されたガリガリガリクソンと一緒に飲んでいた、門楼(もんろう)まりりんが罰せられる可能性は?

 お笑いタレントのガリガリガリクソンが5月12日、酒気帯び運転の容疑で逮捕され、13日午後に大阪府警南署から釈放され謝罪したが、酒席を共にしていたグラビアアイドルの門楼まりりんのSNSへの書き込みが波紋を呼んでいる。門楼は、自身のツイッターに「ガリさん、飲み過ぎて顔死んでる」と、逮捕の直前まで同席していたことをうかがわせる書き込みを投稿。後に、この投稿は削除されたが、「ガリガリガリクソンが運転するのを知っていて飲酒させたのなら同罪だ」などと、ネットでは批判が噴出した。15日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)にVTR出演した門楼は、「SNSに投稿したときは、車で来たことを知らなかった」「『車で寝て帰る』と言われたが、無理矢理でもタクシーに乗せるべきだった。『絶対に運転してはだめ』と言ったが忠告が足りなかった」などと話していた。

 飲酒運転は酒類提供者も罰せられることがあるが、共に飲酒していた門楼が罰せられる可能性は、どのくらいあるのだろうか? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護士に聞いた。

「道路交通法65条2項は『何人も、酒気を帯びている者で、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがあるものに対し、車両等を提供してはならない』と定められています。『車両等を提供』とは車を利用できる状態にすることを言い、典型的には酔っている人に自分の車を貸すなどした場合が想定されます。その人が酒に酔った状態で当該車両を運転すると、5年以下の懲役または100万円以下の罰金になります。

 今回、門楼まりりんさんは、ガリクソンさんを車まで見送っており、酔っている人を車に連れて行っているので同条に違反する、かなり際どい行為をしているのは確かです。もっとも、ガリクソンさんも車内で寝ることを周囲に告げており、あくまで寝床を提供する目的で連れてっています。そうすると、車両の提供とはいえないので、罪に問われないでしょう。

 また、道路交通法65条3項は『何人も、第一項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない』と定めており、車を運転する人に飲酒をすすめることが禁止されています。ガリクソンさんが車を運転して帰ることを知った後も、門楼さんがお酒をすすめたのであれば同条違反になります。ただし、自動車の代行業の方を呼んだり、タクシーに乗って帰るのが前提とされていた場合は、飲酒をすすめても同条には違反しないことになります」

 門楼はツイッターに、酒席でのガリガリガリクソンの様子などについて投稿し、逮捕後も事件について投稿を続けていたことで、所属事務所から無期限の謹慎処分を言い渡されたが、SNSの投稿自体にも問題はあるのだろうか?

「一緒に飲んでいるガリクソンさんの様子をSNSに投稿することは、名誉棄損的な表現などになっていない限り問題ないでしょう。しかしながら、その飲み会が今回の事件の発端であるのは間違いなく、門楼さんにも事件の道義的責任があるとの非難を回避するために投稿を削除し、活動を自粛したのではないでしょうか」

 門楼の行為自体に法的な問題はないが、無期限謹慎の重い処分は、無責任なSNSへの投稿という自身の落ち度が招いた結果といえるだろう。

アディーレ法律事務所

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『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』の著者が一番なりたくない「捨てられる妻」とは?

 「糟糠(そうこう)」とは、「酒粕(かす)」と「糠(ぬか)みそ」のことで、粗末な食事を意味し、「糟糠の妻」とは貧しい時から連れ添った妻を指す。成功した男性が貧しい時代に苦労させた妻を捨て、若く美しい女性を妻に迎える例は枚挙に暇がないが、それはなぜなのか。『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』(プレジデント社)の著者で婚活アドバイザーの大西明美さんに聞いた。

■「ゲス不倫」は、成功した男が女を裏切る行為

――著書『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』が話題ですが、2016年はまさに糟糠の妻を裏切り、不倫に走る男性が目立ちましたね。

大西明美さん(以下、大西) そうですね。昨年は本当にいろんな不倫報道がありました。原稿を書き終わった後も落語家の三遊亭円楽さんとか、歌舞伎役者の中村橋之助(現・芝翫)さんとか、どんどん出ていましたね。

 実は、この本の発売日(16年9月29日)には、川谷絵音さん(ゲスの極み乙女。のボーカル)と交際している19歳のタレントの飲酒を所属事務所が認めたという報道もあって、ビックリしました。

――川谷さんは16年はじめにタレントのベッキーさんとの不倫が報道されたばかりでしたから、批判も多かったようです。「ゲス不倫」という言葉も生まれました。

大西 私は、「ゲス不倫」というのは「成功した男が女を裏切る行為」ととらえています。なぜそんなひどいことをするのか、というのが本書のテーマなのです。

――浮気そのものは成功していない男でもすると思いますが、たしかに本書を読むと、「成功男」の裏切りの構図がよくわかります。この本は銀座と大阪の北新地の書店でよく売れているそうですね。

大西 そうなんです。北新地も銀座のような高級飲食店街ですから、高級店のホステスさんたちがよく読んでくださっているのだそうです。

――妻を裏切る夫のタイプや、裏切られる妻のタイプなどを詳しく書いていらっしゃるからでしょうか?

大西 そうですね。でも、結局、浮気する男性は懲りないので、すぐに別の女性と不倫しますよ。

■夫と異なる価値観を持っている妻は捨てられやすい

――なぜ「成功男」は不倫するのですか?

大西 仕事ができる人は、エネルギッシュで話も面白いですよね。それに、周囲の評価が高く、お金も持っています。こういうエネルギーは、不倫、つまりセックスで発散しやすく、そもそもこんな魅力的な男性を周囲の女性は放っておかないでしょう。

 一方で、成功男も常に成功しているわけではなく、ライバルや取引先との関係、社内の立場などで不安もあります。この不安を不倫で解消する方も多いです。たとえば不本意な出向などで不安がある時に、「出向でお給料が下がったら、息子の受験はどうなるのよ?」などと言う妻は不倫されやすいですね。「あなたなら、どこでも大丈夫!」と言ってほしいのに、息子さんを優先されたらガッカリします。

 これに対して、同じ職場の女性は事情もわかっているし、共感してくれるので、つい不倫に走ってしまいがちです。なので、夫とは異なる価値観を持っている妻は捨てられやすいです。また、普段、夫に「なぜ?」と言えなくなったら要注意ですね。夫に質問する気がないというのは、夫に興味がないということですから。

■結婚は制度としては「死んでいる」

――著書では「捨てられる妻」を類型化されています。

大西 いろいろなタイプがいますが、たとえば「進化する夫を否定する妻」ですね。私は「『木綿のハンカチーフ』妻」と呼んでいます。これは1975年の暮れに発売され、翌年大ヒットした曲のタイトルですが、地元の恋人が「都会の絵の具」に染まることを受け入れられない女性の歌です。「今の自分」にダメ出しを続ける妻と、「いつもがんばっているあなたが好き」と応援してくれる愛人では、勝敗は見えていますね。

 もう一つは、進化した夫と釣り合わなくなる「無関心妻」です。別に出世を期待していたわけではなく、単に好きだったから結婚しただけで、妻に落ち度がない分、悲劇になります。急にセレブになった夫との生活についていけず、価値観も話題も合わなくなってしまうのです。

 そして、私が一番なりたくないのは、「成功男」に否定的でありながら「捧げ尽くす妻」ですね。夫を一流にしたくて努力してせっかく成功しても「あなたを支えて、育てたのは私なのよ」とずっと恩着せがましく言い続けて、夫の成長をそれ以上認めようとしない妻です。窮屈になった夫がほかに居場所を求めるのは、必然でしょう。

――たしかに不倫される妻の側にも「理由」があるのはわかる気もしますが、これだけ不倫が多い時代に、そもそも結婚する意味はあるのでしょうか?

大西 結婚はもう制度としては死んでいますよね。結婚と恋愛の大きな違いは「責任の取り方」ですが、別に結婚していなくても責任は取れますから。もちろん結婚して家庭を築き、それぞれの責任をまっとうするのはとてもいいことです。私がご相談をいただく方は、皆さんがそういう夢を持っていらっしゃいます。

■インスタグラムが恋愛を変えた?

――今年も不倫ははやるのでしょうか?

大西 そう思います。著書でも触れましたが、相模ゴム工業の調査によりますと、13年1月の時点で配偶者や交際相手以外のセックスのお相手がいる割合は、男性で26.9%、女性が16.3%でした。結構な数字ですよね。

 私としては昨年の田中萌さん(テレビ朝日アナウンサー)と先輩アナウンサー、中村橋之助さんと芸妓さんの不倫は驚きよりもショックでした。田中さんはあんなにかわいいのに、なぜ妻子ある人と……とか、三田寛子さんというしっかり者の奥様がいる橋之助さんがなぜ……とかテレビを見てハラハラしていました。今年はもっとすごい不倫カップルが出てくるかもしれません。

――昨年はりゅうちぇるさんとぺこさん、DAIGOさんと北川景子さんなど新しいご夫婦も誕生しました。

大西 りゅうちぇるさんたちは「恋人キャラ」が微笑ましくてよかったので、うまく「理想の夫婦」に方向転換できればいいですね。「美人は3日で飽きる」といいますから、心配なのはDAIGOさんですね(笑)。

――今後の不倫はどうなっていくと思われますか?

大西 不倫といいますか、恋愛全体に「格差」が広がると思います。モテる人はよりモテて、モテない人はよりモテなくなるということです。これにはSNSの普及が関連していて、その中でも特にオシャレなインスタグラムは、かなり影響があると考えます。

 インスタに載せるようなカッコイイ写真というのは、「自分への興味」つまりナルシシズムの表れなんですね。これらをうまく使いこなせて、女性の話もきちんと聞いてあげられるリッチな年上男性はどんどんモテます。

 そして、平野ノラさんのようなバブルを知らない世代がバブルに憧れていることからもわかるように、ロリータ風よりもアダルトな雰囲気を目指す女性が増え、妻子がいてもオトナの男性と交際したいと思う女性も増えると思います。そんなカップルのために出てきそうなビジネスが「不倫民泊」ですね。これは今年こそ当たると思います。私も「しのびの宿 おおにし」とか経営してみたいです。防音もちゃんとして、逢瀬のために提供しますよ。不倫の時代はまだまだ続きますね。
(蒼山しのぶ)

大西明美(おおにし・あけみ)
婚活アドバイザー。2010年からクリスチャン専門の結婚相談所を経営。20年で4万3000件以上の「婚活&恋愛アドバイス」を実施。これまで1000人以上の不倫カウンセリングも行う。現在は1日20件以上の婚活メール相談や年間100人以上の直接面接による婚活アドバイスをこなしつつ、「WEBプレジデントウーマン」で働く女性向けの婚活記事を連載するなど、恋愛や婚活、不倫に関するさまざまな情報を積極的に発信し続けている。著書に『となりの婚活女子は、今日も迷走中』(かんき出版)がある。

キュレーションサイトによる著作権侵害 個人ブログやSNS投稿は問題ないのか?

 DeNAの運営する医療情報メディア「ウェルク」に端を発したキュレーションサイト問題は、他社の記事を無断転用して記事を作成し、著作権侵害の可能性があるとして、リクルートホールディングスやサイバーエージェント、ヤフーなど大手各社にも記事削除の動きが広がっている。今回問題になっている著作権侵害について、また、個人がブログやSNSなどに文章や画像を載せる際の注意点について、ベリーベスト法律事務所の甘利禎康弁護士に聞いた。

■キュレーションサイトやライターは、元記事の作者の複製権や公衆送信権を侵害

 今回の事件では、各サイトがライターに大量の記事を書かせていた。ライターは、一から取材して記事を書いていたのでは間に合わないので、他のウェブサイトなどから文章や画像を無断でコピーしながら記事を仕上げ、各サイトはその記事をアップしていたとみられる。甘利弁護士によると、それは著作権の侵害行為になるという。

「文章には、書いた作者の個性が何かしら表れるものです。その文章に作者の個性が表れている限りにおいて、それは『著作物』となります。著作物である文章は著作権法によって保護されます。著作権法では、他人が著作物を複製することを禁じる『複製権』という権利や、他人が著作物をインターネット上にアップすることを禁じる『公衆送信権』という権利を、著作者が有するということが規定されています。ほかにも、他人が著作物を改変することを禁じる『翻案権』など、これらの権利を総称して、『著作権』と呼んでいます。ですから、他人の書いた記事を無断で転載し、自身のウェブサイトに載せたサイトやライターは、元記事の作者の複製権や公衆送信権を侵害していたということになります」

■個人の場合、10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金

 著作権を侵害する行為には刑事上の罰則があり、個人であれば、10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金、またはその両方を科せられ、法人の従業員が業務上、著作権侵害をした場合であれば、法人に対して3億円以下の罰金が科されるという。

「ただし、著作権侵害罪は親告罪といって、被害者の告訴がないと処罰することができません(TPPが発効すると、告訴が不要になります)。また、著作権を侵害した場合、民事上の責任も問われます。著作権を侵害され、財産的損害が生じた場合、侵害された者は、侵害した者に対して、損害の賠償を求めることができるのです」

 今回問題になっているのは、企業が運営するサイトであるが、個人のブログやSNSなどに他サイトの画像や文章を引用・転載しても著作権侵害になるのだろうか?

「個人のブログ・SNSであっても、先に述べたことと同じで、『複製権』や『公衆送信権』の侵害になります。文章だけでなく、写真・イラスト等の画像も著作物ですから、画像を転載しても著作権侵害です。なお、著作権法は、私的複製を許容しているのですが、ブログやSNSなど、他人に見てもらうことを前提とした利用の場合には、『私的』複製の範囲を超えていると考えられているのです。営利の目的があるかないかはここでは関係ありません。

 ただし、著作権法は、『引用』による著作物の利用を許容しています。『引用』に当たるためには、自身の著作物と引用された他人の著作物を明瞭に区別した上で、あくまで自身の著作物を『主』、引用される著作物を『従』という主従関係の下での利用でないとなりません。また、それが批評・報道などの引用の目的上正当な範囲内であることや、引用元などの出所を明示することが求められます。ルールを知って適切な方法で引用していれば、著作権侵害にはなりません」

■他人の文章や画像を安易にコピーしないこと

 つまり、単純なコピペはダメだが、たとえば、引用元を明示した上で、小説やニュース記事の一部を引用して、それに対する批評や感想をブログで書いたり、SNSでつぶやいたりすることは問題ないということだ。さらに、甘利弁護士は、他人の文章をどの程度利用すると著作権侵害に当たるのか、次のように説明する。

「コピーペーストのような、いわゆるデッドコピー(そのままコピーすること)は当然に『複製』になりますし、語尾を『ですます調』から『である調』に変えていても、『複製』になるでしょう。また、文章の表現を変えたとしても、元の文章に表れていた作者の個性が維持されている限り、それは『翻案』であり、これも著作権の侵害行為になります」

 甘利弁護士によると、コピーではなくても、模倣も「翻案」になる場合があるという。このへんの境界線は、過去の裁判例によっても異なり、なかなか素人には判別が難しいものだ。いまや一般人がブログやSNSで発信することは日常茶飯事だが、法を犯さず楽しく利用するためには、「当たり前のことですが、他人の文章や画像を安易にコピーしないことです」という甘利弁護士の忠告を覚えておくのがよいだろう。

甘利禎康(あまり・さだやす)
ベリーベスト法律事務所弁護士。早稲田大学社会科学部卒業、信濃毎日新聞社勤務を経て、東北大学法科大学院修了。企業法務エンタメチームリーダーを務め、様々な企業内トラブル案件を取り扱うほか、交通事故専門部にも所属し幅広い領域と数多くの案件に携わっている。著書に『交通事故に遭ったら読む本』『自己破産と借金整理を考えたら読む本』(ともに日本実業出版社)がある。プロフィール

「炎上してもへこたれない、はあちゅうになりたい」 ネット時代の漫画家が考える、批判への対処法

<p> 普通の女の子の目線からサブカル・コミュニティを描いた『わたしはあの子と絶対ちがうの』(イースト・プレス)。作者のとあるアラ子さんと最新作『太郎は水になりたかった』(リイド社)が好評の漫画家・大橋裕之さんに、SNSの活用について語っていただきました。<br /> </p>

「炎上してもへこたれない、はあちゅうになりたい」 ネット時代の漫画家が考える、批判への対処法

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「旦那さんと別れません」と主張する夫の愛人への複雑な感情

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Photo by Lindsey Turner from Flickr

 こんにちは、まほです。結婚4年目にして、夫の不倫が発覚。その日を境に、今まで送ってきた生活は、がらりと大きくありようを変えました。その顛末記です。

■SNSに夫との旅行写真をアップする女

 「配偶者が浮気をした場合、男は自分の妻に怒り、女は夫の浮気相手の女に怒りの矛先を向ける」という話を聞きます。しかし、当事者になったわたしが怒りを覚えたのは夫だけでも浮気相手の女だけでもなく、夫と浮気相手の女、その両方でした。

 夫に関しては、日々生活していく中で、その怒りは少しずつ収まっていくのがわかりました。ふとスイッチが入った際に込み上げてくる怒りを抑えきれずにぶつけても、ただひたすらに話を聞いて受け止めてもらうことで、少しずつ赦しの気持ちを持てるようになったのです。しかし、浮気相手のさなえ(仮名)についてはどうでしょうか。いまだ更新されているSNSを見れば、「心はまだつながってる」だとか、過去、夫と旅行に行った際の写真などが「楽しかったな」のコメント付きでアップされ続けている。

 例えばですが、さなえが夫を妻帯者と知らずに付き合っていたというのならば、完全に夫が悪いので、責めはしません。相手が既婚者だと知っていて、うっかり関係を持ってしまった、というのも、まぁ気分は決してよくはないですが、「もうしません」と誓うのならば、なかったことにしてもいい。けれど、堂々と妻であるわたしの前で「わたしは彼女なんで、旦那さんと付き合っていきます、別れません。なんで別れないといけないの?」「ずっと彼女だと思って生きていきます」と主張して、いまだそれを信じている女への、複雑な気持ちをどう処理すればいいのか。

■浮気相手への疑問や恐怖、同情

 「彼女だなんて開き直っているけれど、結婚している人と関係を持つことは、社会的には不貞とみなされることを、なぜ理解できないのだろう」と首をかしげる気持ちと、「自分の主張はどんなものであれ、押し通せると思っているのならば、傲慢すぎやしないか」と呆れる気持ち、そして、話が通じないことに対する恐怖の一方で、しかし、同情する気持ちもありました。だって、好きになっちゃったんだったら、「その人が欲しい、その人と過ごしたい、その人を独占したい」と思うのは自然のことです。なのにその相手には一緒に住んでいる相手がいて、まわりの人々にも愛し合っている人たち同士だと公認されている。同じ女として、そんな状況がつらすぎるのはわかる。

 けれども、「奥さんと一緒に旅行に行った写真をネットにアップしたら、わたしもあなたの写真をネットにアップする」と夫に脅しをかけたり、「みんなが参加する飲み会にわたしも出たい。奥さんがいるから無理? なら終わったらうちに来て」と無茶を言ったりする、愛に支配的な人のことを、正直、あんまり尊敬もできない。そしてなにより、こんなに周囲を巻き込んだ大騒ぎを起こしておいて、何もなかったことにさせるのは、わたしの腹の虫が治まらない。しかし、具体的に落とし前をつける方法を考えた場合、それは「慰謝料請求」という話になりますが、弁護士を探してお金を用意して、と考えると、なかなかハードルが高く、思い切ることもできない……。

 不倫発覚から半年ほどたってもまだ、そんなふうに平穏と葛藤とに揺れ動いていたある日のことでした。見知らぬメールアドレスから一通のメールが届きました。差出人はさなえ。そしてそこに書かれていたのは、「まだユウタさん(仮名)とは連絡と取り合い、デートもしてるし、こないだは家に泊まりに来ましたよ」ということでした。そう、実は夫とさなえはまだ連絡を取り合っていたのです。そりゃ、SNSに不屈のポエムを投稿していたのも納得……。
(まほ)

夫と愛人を、このまま許すのか 裏切られたショックで体調不良のわたしが駆け込んだのは……

<p> こんにちは、まほです。結婚4年目にして、夫の不倫が発覚。その日を境に、今まで送ってきた生活は、がらりと大きくありようを変えました。その顛末記です。</p>

SNSで男を漁るヤリマンが、「男日照り」アピールをしてはいけない理由

<p> 「セフレがほしいけど出会いがない」とボヤいている、ヤリマン活動難民の皆様! 私自身「出会いがない」という悩みをよく聞くことがありますが、そんな時は「だったらネットで探せばいいじゃない?」と言っています。中には、「出会い系で怖い思いをするのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、SNSの発達によって、ひと昔前ほどネットでの出会いは特異なものではなくなってきています。ネットを利用することで、ヤリマン活動の間口が広がることは間違いないです。</p>