「RIZIN」メイウェザー戦中止騒動は「すべてシナリオ」? 疑惑が浮上する、これだけの根拠

 大みそかの目玉になるかと思いきや、発表からわずか数日で白紙となったボクシングの元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアのRIZIN参戦騒動。メイウェザーはSNSで「同意していない」「なぜ今さらそんなことを」と、RIZINを批判するコメントを出しているが、これをそのままうのみにするのは危険だ。

 メイウェザーが大みそかの格闘技番組に出場するというニュースが飛び込んできたのは5日のこと。参戦するのは、フジテレビが放送するRIZINで、対戦相手は那須川天心と報じられたが、わずか3日後の8日にはキャンセルが伝えられた。ここ数年、大みそかの視聴率競争で惨敗しているフジテレビの救世主になるかと思いきや、思いきり恥をかかされた今回の騒動。しかし、その後の動きにはキナ臭い点がある。テレビ業界の事情に詳しい週刊誌の芸能担当記者が語る。

「本来ならば、今回の件はフジテレビにとって大失態です。あれだけ大々的に発表しておきながら、わずか数日でキャンセルしたとなれば、踊らされたファンは不愉快極まりないでしょうし、局の信頼はガタ落ちです。実際、このニュースは海外でも否定的なトーンで報じられましたし、『売れ行きが悪いRIZINのチケットを売るためでは?』との声も上がりました。ところが、他局が報じるのは当然として、フジもこの件を取り上げているのが気になります。通常ならテレビ局は、自社のトラブルは完全にスルーするのが当たり前ですが、今回の件では、『めざましテレビ』や『ノンストップ!』が騒動を取り上げました。これを深読みすると、なんとか大会を盛り上げるために、わざわざ騒動をでっち上げたのではないかと勘繰ってしまいます」(芸能担当記者)

 これが本当ならまさに“ゲスの極み”だが、ボクシング界では、こんなことは当たり前だという。国内外のボクシング事情に詳しいスポーツライターが語る。

「海外のビッグマッチでは、試合の何週間も前から、選手がマスコミを通じて互いにののしり合い、注目を引くのは常套手段です。その仕上げが試合前日の記者会見で、互いに激しくののしり合った挙げ句に殴りかかったり、つかみ合いになることもあります。すると、この件が一般のニュースでも報じられ、当日のペイパービュー(有料放送)の売り上げが伸びるという寸法です。そしてメイウェザーは、そうしたショーアップの申し子のような存在です。駆け引きは試合をやる・やらないから始まり、ファイトマネー、罵り合いなど、試合を盛り上げるためならなんでもやる男です。さらにメイウェザーの場合、DVや差別発言、脱税など、プライベートのトラブルも重なるので、いやが上にも試合は盛り上がるというわけです」(スポーツライター)

 そうなると、メイウェザーがSNSで今回の騒動について盛んに発信しているのも、“話題作り”という点でつじつまは合う。キャンセルはシナリオなのか、フジが本当に袖にされたのか、騒動の本当の結末は、大みそかまで持ち越しのようだ。

「RIZIN」メイウェザー戦中止騒動は「すべてシナリオ」? 疑惑が浮上する、これだけの根拠

 大みそかの目玉になるかと思いきや、発表からわずか数日で白紙となったボクシングの元5階級王者、フロイド・メイウェザー・ジュニアのRIZIN参戦騒動。メイウェザーはSNSで「同意していない」「なぜ今さらそんなことを」と、RIZINを批判するコメントを出しているが、これをそのままうのみにするのは危険だ。

 メイウェザーが大みそかの格闘技番組に出場するというニュースが飛び込んできたのは5日のこと。参戦するのは、フジテレビが放送するRIZINで、対戦相手は那須川天心と報じられたが、わずか3日後の8日にはキャンセルが伝えられた。ここ数年、大みそかの視聴率競争で惨敗しているフジテレビの救世主になるかと思いきや、思いきり恥をかかされた今回の騒動。しかし、その後の動きにはキナ臭い点がある。テレビ業界の事情に詳しい週刊誌の芸能担当記者が語る。

「本来ならば、今回の件はフジテレビにとって大失態です。あれだけ大々的に発表しておきながら、わずか数日でキャンセルしたとなれば、踊らされたファンは不愉快極まりないでしょうし、局の信頼はガタ落ちです。実際、このニュースは海外でも否定的なトーンで報じられましたし、『売れ行きが悪いRIZINのチケットを売るためでは?』との声も上がりました。ところが、他局が報じるのは当然として、フジもこの件を取り上げているのが気になります。通常ならテレビ局は、自社のトラブルは完全にスルーするのが当たり前ですが、今回の件では、『めざましテレビ』や『ノンストップ!』が騒動を取り上げました。これを深読みすると、なんとか大会を盛り上げるために、わざわざ騒動をでっち上げたのではないかと勘繰ってしまいます」(芸能担当記者)

 これが本当ならまさに“ゲスの極み”だが、ボクシング界では、こんなことは当たり前だという。国内外のボクシング事情に詳しいスポーツライターが語る。

「海外のビッグマッチでは、試合の何週間も前から、選手がマスコミを通じて互いにののしり合い、注目を引くのは常套手段です。その仕上げが試合前日の記者会見で、互いに激しくののしり合った挙げ句に殴りかかったり、つかみ合いになることもあります。すると、この件が一般のニュースでも報じられ、当日のペイパービュー(有料放送)の売り上げが伸びるという寸法です。そしてメイウェザーは、そうしたショーアップの申し子のような存在です。駆け引きは試合をやる・やらないから始まり、ファイトマネー、罵り合いなど、試合を盛り上げるためならなんでもやる男です。さらにメイウェザーの場合、DVや差別発言、脱税など、プライベートのトラブルも重なるので、いやが上にも試合は盛り上がるというわけです」(スポーツライター)

 そうなると、メイウェザーがSNSで今回の騒動について盛んに発信しているのも、“話題作り”という点でつじつまは合う。キャンセルはシナリオなのか、フジが本当に袖にされたのか、騒動の本当の結末は、大みそかまで持ち越しのようだ。

伊調馨よ、RIZINに「出てこいや!」 高田延彦が女子レスリング選手の総合転向を画策中

 元プロレスラーの高田延彦が、レスリング女子五輪4連覇の伊調馨に総合格闘技転向を持ち掛けるのではないかという話が、格闘技界でささやかれている。高田は総合格闘技団体「RIZIN」の統括本部長を務めているが、ある格闘技ライターによると、「以前から大物アマ選手の獲得に奔走している」というのだ。

「2015年にRIZINを立ち上げたとき、放送を決めたフジテレビ側の関係者が最も強く求めていたのが『有名人の試合出場』だったんです。RIZINは、かつてPRIDEを運営していた榊原(信行)さんと高田さんが中心となって始めたものですが、PRIDE時代に元オリンピック選手やプロレスラー、タレントの金子賢ら話題性のある人たちをたくさん起用してきたので、同じような路線が求められたんです。ただ、格闘技ブームがあった頃のような資金力がなく、タレントの起用はことごとく失敗。そこでPRIDE時代に協力関係にあった日本レスリング協会と連携して、山本美憂や村田夏南子といった女子レスリング選手のプロ転向を実現してきたんです。ただ、高視聴率につながるような大物ではないので、水面下で狙っていたのが吉田沙保里と伊調馨なんですよ」(同)

 事実、榊原氏は立ち上げ時の会見で「オリンピックが終われば、吉田選手、伊調選手にも、ぜひ参戦していただきたい」と、リオ五輪出場前の2人に参戦を呼びかけていた。

 高田は先日のネット番組で、世間を騒がせている伊調のパワハラ問題について、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏を強く批判。栄氏の謝罪会見に「謝罪の意思が本当にあったのか。会見の言葉はポーズだったのではないか」と言い放った。

 さらには栄氏を擁護していたことで知られる至学館大学の谷岡郁子学長にも「不可解の塊。『伊調さんは本当に選手なんですか』なんてセリフ。その舌の根も乾かぬうちに『選手ファースト』なんて言ってる」と苦言を呈していた。実はこれも「伊調獲得の下心では?」とライターは話す。

「高田さんはこの2人を批判しても、レスリング協会については絶対に悪く言わなかった。それは協会のトップ、福田富昭会長に背を向けられないからです。福田会長はアマ選手のプロ転向に大賛成の人で、金銭的にもやり取りがあったといわれるぐらい親密です。ただ、そんな関係をよく思わない勢力もいて、そのひとりが栄さんでもありました。プロ行きに難色を示す栄さんをここぞとばかりに攻撃するのは、それこそ高田さんの意図がミエミエです」(同)

 今回の問題でレスリング界の人間関係の悪化が表面化したことで伊調は、東京五輪を目指して復帰したくてもしにくい状況になっている。もし、そこに見切りをつけてプロ転向となれば、かなりの注目を浴びることになるだろう。

「もし実現したら、プロ転向時にスポンサー契約も併せて3億円が動いたといわれるボクシング金メダリストの村田諒太をはるかに超えるビッグな契約になるでしょうね」とライター。

 RIZINは少し前に、ALSOKを退社してフリーとなった吉田沙保里の獲得にも色気を見せ、リオ五輪出場前の壮行会を後援するなどしていた。

「ただ、吉田は総合格闘技に興味がなく、交渉は進まなかったんです。決まれば昨年末の目玉になる計画だったんですけどね。そうなると伊調へのオファーに躍起になるでしょう。皮肉にも一連のトラブルのおかげで女子レスリングの顔になってますから、高田さんもこれから伊調の行く先々に顔を出してはプロ転向の誘いを持ち掛けるのでは」(同)

 選手を操る大人たちの思惑は、アマもプロも大差ないという感じだが……。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

大みそかに格闘技『RIZIN』で勝負するフジテレビ、まさかの“時間帯最下位”もあり得る?

 まもなく2017年も終わり。大みそかのテレビといえば『NHK紅白歌合戦』の一人勝ちだが、“ビリ争い”の方も興味深いことになっている。

 今年の大みそか夜の各局特番は、NHKが『紅白』、日本テレビが恒例の『笑ってはいけない』、テレビ朝日が林修先生とくりぃむしちゅーのクイズ番組『クイズサバイバー』、TBSが各種トップアスリートを集めた『KYOKUGEN』、テレビ東京が夕方から『年忘れにっぽんの歌』、そしてフジテレビが格闘技の『RIZIN』というラインナップ。ちなみにテレビ東京以外はすべて昨年と同じタイムスケジュールだ。テレビ界の大みそかについて、TV情報誌の記者が語る。

「毎年のように数字が『下がった、下がった』と言われる紅白ですが、昨年は2部で40.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ほんのわずかではありますが、数字を持ち直しました。その次は日テレが約17%で、事実上、『紅白』か『笑ってはいけない』かの二択状態です。その他の3局(TBS、テレ朝、フジ)はいずれも5%前後で、ほぼダンゴ状態ですが、昨年は微差でテレ朝>TBS>フジの順となりました」

 一時期は大みそかの格闘技中継が恒例行事と化し、複数の局が豪華ゲストを確保してしのぎを削ったが、それも今や昔。そんな中、今年も格闘技1本で勝負するのがフジテレビだが、かなりの苦戦を強いられそうだという。前出の記者が語る。

「今年の大みそかは、昨年とあまり代わり映えがありませんが、いかにも弱いのがフジの『RIZIN』です。低視聴率で三つ巴のテレ朝、TBS、フジですが、テレ朝のクイズは広い年代が見るのにふさわしく、昨年程度の数字は取るはず。TBSはボクシング世界戦、浅田真央、『ボブ・サップ対野生クマ』など、話題になりそうなコンテンツをしっかり揃えました。しかしRIZINは、格闘技ファンでも名前を知らないような選手ばかりで、盛り上がる要素がまったくありません。そこにきて今年は、テレビ東京が3年ぶりに『年忘れにっぽんの歌』をゴールデンタイムに持ってきます。この番組は諸々の問題で2015年、16年と、放送時間が短縮された上、夕方び放送でしたが、今年は夕方4時から6時間の過去最長となり、事前収録のため、紅白出場歌手をはじめ大物が多数出演し、確実に数字が見込めます。さらにテレ東はこの後、人気深夜ドラマ『孤独のグルメ』スペシャル版を放送します。この時間帯にドラマを持ってくるのはかなりのギャンブルですが、“おひとりさま”やネットユーザーには受けそうですし、少なくとも話題性はRIZINよりはるかに上です。消去法でフジが最下位になる可能性は十分にあるでしょう」

 不祥事、炎上、低視聴率など、ここのところほとんど良い話題のないフジテレビだが、2018年も暗い話題からのスタートを強いられそうだ。

大みそかに格闘技『RIZIN』で勝負するフジテレビ、まさかの“時間帯最下位”もあり得る?

 まもなく2017年も終わり。大みそかのテレビといえば『NHK紅白歌合戦』の一人勝ちだが、“ビリ争い”の方も興味深いことになっている。

 今年の大みそか夜の各局特番は、NHKが『紅白』、日本テレビが恒例の『笑ってはいけない』、テレビ朝日が林修先生とくりぃむしちゅーのクイズ番組『クイズサバイバー』、TBSが各種トップアスリートを集めた『KYOKUGEN』、テレビ東京が夕方から『年忘れにっぽんの歌』、そしてフジテレビが格闘技の『RIZIN』というラインナップ。ちなみにテレビ東京以外はすべて昨年と同じタイムスケジュールだ。テレビ界の大みそかについて、TV情報誌の記者が語る。

「毎年のように数字が『下がった、下がった』と言われる紅白ですが、昨年は2部で40.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ほんのわずかではありますが、数字を持ち直しました。その次は日テレが約17%で、事実上、『紅白』か『笑ってはいけない』かの二択状態です。その他の3局(TBS、テレ朝、フジ)はいずれも5%前後で、ほぼダンゴ状態ですが、昨年は微差でテレ朝>TBS>フジの順となりました」

 一時期は大みそかの格闘技中継が恒例行事と化し、複数の局が豪華ゲストを確保してしのぎを削ったが、それも今や昔。そんな中、今年も格闘技1本で勝負するのがフジテレビだが、かなりの苦戦を強いられそうだという。前出の記者が語る。

「今年の大みそかは、昨年とあまり代わり映えがありませんが、いかにも弱いのがフジの『RIZIN』です。低視聴率で三つ巴のテレ朝、TBS、フジですが、テレ朝のクイズは広い年代が見るのにふさわしく、昨年程度の数字は取るはず。TBSはボクシング世界戦、浅田真央、『ボブ・サップ対野生クマ』など、話題になりそうなコンテンツをしっかり揃えました。しかしRIZINは、格闘技ファンでも名前を知らないような選手ばかりで、盛り上がる要素がまったくありません。そこにきて今年は、テレビ東京が3年ぶりに『年忘れにっぽんの歌』をゴールデンタイムに持ってきます。この番組は諸々の問題で2015年、16年と、放送時間が短縮された上、夕方び放送でしたが、今年は夕方4時から6時間の過去最長となり、事前収録のため、紅白出場歌手をはじめ大物が多数出演し、確実に数字が見込めます。さらにテレ東はこの後、人気深夜ドラマ『孤独のグルメ』スペシャル版を放送します。この時間帯にドラマを持ってくるのはかなりのギャンブルですが、“おひとりさま”やネットユーザーには受けそうですし、少なくとも話題性はRIZINよりはるかに上です。消去法でフジが最下位になる可能性は十分にあるでしょう」

 不祥事、炎上、低視聴率など、ここのところほとんど良い話題のないフジテレビだが、2018年も暗い話題からのスタートを強いられそうだ。

『THE OUTSIDER』から『RIZIN』へ──“超新星”朝倉海が、あびる優の夫・才賀紀左衛門を挑発!「俺のほうが遥かに上」

「やっと俺の戦いを世の中に見せられるときが来た!」――不良の格闘技の世界で頭角を現した元アウトサイダーの朝倉海(24歳)が今月29日、いよいよ『RIZIN』のリングに初参戦する。大会直前に対戦相手が才賀紀左衛門(28歳)に変更となったが、動じる気配はまるでなく、「打撃も寝技も俺のほうが遥かに上。全局面で圧倒する」と豪語した。

――まずは、RIZINへの参戦が決まった経緯を教えてください。

朝倉海(以下朝倉) 決まったのは記者会見(11月29日)の前日ですね。前田(日明)さん主催のアウトサイダーとの契約が切れたのが11月8日で、そこからRIZINの人とやりとりを始めて、出られるか出られないかっていう状態が続いていたんですが、会見の前日に「正式に決まった」という連絡が来ました。

――RIZIN実行委員長の榊原信行さんからは、どのような言葉をかけられましたか?

朝倉 「全国の人が見るRIZINのリングに相応しい戦いを見せてほしい」と言われました。もちろん俺もそのつもりです。

――かねてからRIZINへの憧れを口にしていた朝倉選手ですが、実現が意外と早かったのでは?

朝倉 いや、今年の年末は絶対に出ると自分の中で決めていたので、その通りになったという感じです。RIZINに出るために東京にも出てきたので、やっとスタートラインに立った感じですね。

――アウトサイダーの前田さんからは何か言われましたか?

朝倉 先日、直接ご挨拶をさせてもらったんですが、「よかったな。頑張れよ」と言ってくれて、試合のアドバイスもいろいろといただきました。アウトサイダーがあったからこそ俺はここまで来られたので、前田さんには本当に感謝しています。

――上京したのはいつですか?

朝倉 今年の8月末ですね。兄貴(朝倉未来選手)と一緒に、「これからは格闘技で生きていく」という覚悟を決めて地元の愛知から出て来ました。今の所属ジム(トライフォース赤坂)のオーナーの堀鉄平さんとはアウトサイダー時代から仲良くさせてもらっていて、以前からいろいろと相談に乗ってもらっていたんですよ。「愛知の豊橋だと練習相手がなかなかいないし、仕事もフルでやっているから練習時間を確保できない」とか。そしたら堀さんが「東京に来なよ」と誘ってくれたんです。「ウチのジムで雇ってあげるよ」と。それで上京を決めました。

――ジムでの仕事内容は?

朝倉 キックボクシングとヒートジムのトレーナーをやっているんですが、働きながら自分もトレーニングに参加できるのがいいですね。空き時間にミット打ちやスパーリングもできるし、それとは別に、日本国内のトップ選手が集まるジムに出稽古に行ったり、週に1回このジムにアウトサイダー時代の仲間が集まって合同練習したり。愛知にいるときは1日2時間しか練習できなかったですが、今は1日4~5時間は格闘技やフィジカルのトレーニングに充てられるのがうれしいです。

――東京に来て感じることはありますか?

朝倉 地元の豊橋は海と山しかないようなところだったので、最初は東京の満員電車に乗るのが憂鬱でしたが、それも1カ月で慣れました。あとやっぱり、こっちは格闘家のレベルが高いです。本当に強い選手が集まっていると思います。以前の練習はお遊びだったんじゃないかと思えるくらい、今はいい練習ができています。上京してからの数カ月で、自分でも実感できるくらいメキメキ強くなっているので、それを早く試合で見せたいですね。

――今回、対戦予定だった伊藤盛一郎選手が大会直前になってケガで欠場。朝倉選手は急きょ、才賀紀左衛門選手と戦うことになったと、今月21日にRIZINから発表されました。

朝倉 なんせ直前ですから、ビザの関係で外国人選手を呼べないなどの事情もあり、RIZINも代役探しに苦労したみたいです。そんな中、紀左衛門選手が名乗りを上げてくれました。

――ズバリ、紀左衛門選手の印象は?

朝倉 このギリギリの段階で試合を受けてくれたことには感謝しますが、実力は全然違うな、と思います。

――全然違うとは?

朝倉 打撃においても寝技においても、俺のほうが遥かに上、という意味です。

――言いますね。

朝倉 そうでなきゃね。向こうはもともとキックボクシングの選手で打撃には相当自信があるみたいですけれど、その打撃でも俺のほうが上だと思うので、全局面で圧倒したい。判定はないと思います。兄貴からも「勝つのは当然。勝ち方にこだわれ」と言われています。RIZINは格闘技に詳しくない人も大勢見るから、わかりやすい勝ち方を目指したいと思います。

――紀左衛門選手との一戦はキャッチウェイト(正規の階級の規定体重ではなく、事前に両選手間の話し合いで決められた体重で試合を行うこと)になりましたが、結局、何キロで戦うのでしょう?

朝倉 俺は57キロに向けて減量中で、すでに61キロまで落としていたんですが、紀左衛門選手は約70キロあるとのことなので、たぶん63キロぐらいで戦うことになると思います。試合1週間前に契約体重が6キロ増えるなんてふざけた話だし、それでもやるっていう選手はまずいないと思うんですよね。でも誰もできないことをやったほうが面白いし、体重差があっても勝てる自信があるので受けました。減量中だったのが一転、今度は増量しないといけなくなりましたけどね。

――実はこのインタビューの直前、カレー屋から出てくる朝倉選手を目撃しました。

朝倉 ハハハ、見られちゃいましたか。俺、「インド人になるぞ」って言われるくらいカレーが大好きで、あの店には週に3、4回通っているんですが、年末に向けて通う回数がもっと増えるかもしれないですね。思いきり食べてパワー全開にしてぶっ倒します。

――「9戦8勝、6KO、2サブミッション」とプロデビュー後も高いフィニッシュ率を誇る朝倉選手ですが、今年6月のROAD FCで初黒星を喫しました。あの負けは自分の中で消化できましたか?

朝倉 あれは本当に収穫の多い試合でした。初めて試合で劣勢になったんですよ。自分が思っていたよりも相手の打撃とかに巧さがあって、初めて頭が真っ白になるという状況になった。そこで頭が回らずに同じパターンの攻撃しか出せなかったのが一番の敗因です。反省点が多かったので、そこをすべて修正しました。あのときよりも何倍も強くなった自信があります。

――アウトサイダーから地上波の大舞台への進出。今はどういう気分ですか?

朝倉 緊張はまったくなくて、本当に楽しみで仕方がない。あの目標にしていたリングでやっと戦えるときが来たな、やっと俺の戦いを世の中に見せられるときが来たな、という感じです。RIZINはやっぱり影響力がデカいですね。出ることが発表されただけで、SNSとかの反響がすごい。大会関係者が俺の試合は注目度が高いと言っていたんで、KOとかで勝てばダイジェストじゃなくフルで放映されると思います。

――勝って有名になれば、あのカレー屋さんもスポンサーになってくれるかもしれませんよ(笑)。では最後に改めて、試合に向けた抱負を語ってください。

朝倉 アウトサイダー出身ってことでレベルが低いとか批判されることもありますけど、強い奴は本当に強いってことを俺が今回、証明したいと思います。そして、今アウトサイダーにいる選手とかが、またこういうRIZINみたいな大舞台に出られるよう、そのきっかけを俺が作れたらいいなと思います

――ひとつ聞き忘れていたことがありました。RIZINには体重の近い那須川天心選手(19歳)がいますが、意識はしていますか?

朝倉 もちろん意識しています。俺はやりたいですけど、やっぱりキックルールじゃなく、MMA(総合格闘技)ルールでやりたいです。那須川選手は本当に強いし、天才だと思いますけど、まあMMAはそんな簡単には強くなれないし、MMAをやってきた選手と戦ったら手も足も出ないと思う。MMAの厳しさをいつか教えてあげたいと思います。

――俺が土をつけるまで負けないで待っていろ、って感じですか?

朝倉 そうですね。そのアピールをするためにも、年末は派手に勝ちますんで注目していてください。

(取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)

【大会】
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017

【会場】
さいたまスーパーアリーナ

【日時】
12月29日(金)※朝倉海の出場日
12月31日(日)

【放送予定】
12月31日(日)18時30分よりフジテレビ系列で全国放送

『THE OUTSIDER』から『RIZIN』へ──“超新星”朝倉海が、あびる優の夫・才賀紀左衛門を挑発!「俺のほうが遥かに上」

「やっと俺の戦いを世の中に見せられるときが来た!」――不良の格闘技の世界で頭角を現した元アウトサイダーの朝倉海(24歳)が今月29日、いよいよ『RIZIN』のリングに初参戦する。大会直前に対戦相手が才賀紀左衛門(28歳)に変更となったが、動じる気配はまるでなく、「打撃も寝技も俺のほうが遥かに上。全局面で圧倒する」と豪語した。

――まずは、RIZINへの参戦が決まった経緯を教えてください。

朝倉海(以下朝倉) 決まったのは記者会見(11月29日)の前日ですね。前田(日明)さん主催のアウトサイダーとの契約が切れたのが11月8日で、そこからRIZINの人とやりとりを始めて、出られるか出られないかっていう状態が続いていたんですが、会見の前日に「正式に決まった」という連絡が来ました。

――RIZIN実行委員長の榊原信行さんからは、どのような言葉をかけられましたか?

朝倉 「全国の人が見るRIZINのリングに相応しい戦いを見せてほしい」と言われました。もちろん俺もそのつもりです。

――かねてからRIZINへの憧れを口にしていた朝倉選手ですが、実現が意外と早かったのでは?

朝倉 いや、今年の年末は絶対に出ると自分の中で決めていたので、その通りになったという感じです。RIZINに出るために東京にも出てきたので、やっとスタートラインに立った感じですね。

――アウトサイダーの前田さんからは何か言われましたか?

朝倉 先日、直接ご挨拶をさせてもらったんですが、「よかったな。頑張れよ」と言ってくれて、試合のアドバイスもいろいろといただきました。アウトサイダーがあったからこそ俺はここまで来られたので、前田さんには本当に感謝しています。

――上京したのはいつですか?

朝倉 今年の8月末ですね。兄貴(朝倉未来選手)と一緒に、「これからは格闘技で生きていく」という覚悟を決めて地元の愛知から出て来ました。今の所属ジム(トライフォース赤坂)のオーナーの堀鉄平さんとはアウトサイダー時代から仲良くさせてもらっていて、以前からいろいろと相談に乗ってもらっていたんですよ。「愛知の豊橋だと練習相手がなかなかいないし、仕事もフルでやっているから練習時間を確保できない」とか。そしたら堀さんが「東京に来なよ」と誘ってくれたんです。「ウチのジムで雇ってあげるよ」と。それで上京を決めました。

――ジムでの仕事内容は?

朝倉 キックボクシングとヒートジムのトレーナーをやっているんですが、働きながら自分もトレーニングに参加できるのがいいですね。空き時間にミット打ちやスパーリングもできるし、それとは別に、日本国内のトップ選手が集まるジムに出稽古に行ったり、週に1回このジムにアウトサイダー時代の仲間が集まって合同練習したり。愛知にいるときは1日2時間しか練習できなかったですが、今は1日4~5時間は格闘技やフィジカルのトレーニングに充てられるのがうれしいです。

――東京に来て感じることはありますか?

朝倉 地元の豊橋は海と山しかないようなところだったので、最初は東京の満員電車に乗るのが憂鬱でしたが、それも1カ月で慣れました。あとやっぱり、こっちは格闘家のレベルが高いです。本当に強い選手が集まっていると思います。以前の練習はお遊びだったんじゃないかと思えるくらい、今はいい練習ができています。上京してからの数カ月で、自分でも実感できるくらいメキメキ強くなっているので、それを早く試合で見せたいですね。

――今回、対戦予定だった伊藤盛一郎選手が大会直前になってケガで欠場。朝倉選手は急きょ、才賀紀左衛門選手と戦うことになったと、今月21日にRIZINから発表されました。

朝倉 なんせ直前ですから、ビザの関係で外国人選手を呼べないなどの事情もあり、RIZINも代役探しに苦労したみたいです。そんな中、紀左衛門選手が名乗りを上げてくれました。

――ズバリ、紀左衛門選手の印象は?

朝倉 このギリギリの段階で試合を受けてくれたことには感謝しますが、実力は全然違うな、と思います。

――全然違うとは?

朝倉 打撃においても寝技においても、俺のほうが遥かに上、という意味です。

――言いますね。

朝倉 そうでなきゃね。向こうはもともとキックボクシングの選手で打撃には相当自信があるみたいですけれど、その打撃でも俺のほうが上だと思うので、全局面で圧倒したい。判定はないと思います。兄貴からも「勝つのは当然。勝ち方にこだわれ」と言われています。RIZINは格闘技に詳しくない人も大勢見るから、わかりやすい勝ち方を目指したいと思います。

――紀左衛門選手との一戦はキャッチウェイト(正規の階級の規定体重ではなく、事前に両選手間の話し合いで決められた体重で試合を行うこと)になりましたが、結局、何キロで戦うのでしょう?

朝倉 俺は57キロに向けて減量中で、すでに61キロまで落としていたんですが、紀左衛門選手は約70キロあるとのことなので、たぶん63キロぐらいで戦うことになると思います。試合1週間前に契約体重が6キロ増えるなんてふざけた話だし、それでもやるっていう選手はまずいないと思うんですよね。でも誰もできないことをやったほうが面白いし、体重差があっても勝てる自信があるので受けました。減量中だったのが一転、今度は増量しないといけなくなりましたけどね。

――実はこのインタビューの直前、カレー屋から出てくる朝倉選手を目撃しました。

朝倉 ハハハ、見られちゃいましたか。俺、「インド人になるぞ」って言われるくらいカレーが大好きで、あの店には週に3、4回通っているんですが、年末に向けて通う回数がもっと増えるかもしれないですね。思いきり食べてパワー全開にしてぶっ倒します。

――「9戦8勝、6KO、2サブミッション」とプロデビュー後も高いフィニッシュ率を誇る朝倉選手ですが、今年6月のROAD FCで初黒星を喫しました。あの負けは自分の中で消化できましたか?

朝倉 あれは本当に収穫の多い試合でした。初めて試合で劣勢になったんですよ。自分が思っていたよりも相手の打撃とかに巧さがあって、初めて頭が真っ白になるという状況になった。そこで頭が回らずに同じパターンの攻撃しか出せなかったのが一番の敗因です。反省点が多かったので、そこをすべて修正しました。あのときよりも何倍も強くなった自信があります。

――アウトサイダーから地上波の大舞台への進出。今はどういう気分ですか?

朝倉 緊張はまったくなくて、本当に楽しみで仕方がない。あの目標にしていたリングでやっと戦えるときが来たな、やっと俺の戦いを世の中に見せられるときが来たな、という感じです。RIZINはやっぱり影響力がデカいですね。出ることが発表されただけで、SNSとかの反響がすごい。大会関係者が俺の試合は注目度が高いと言っていたんで、KOとかで勝てばダイジェストじゃなくフルで放映されると思います。

――勝って有名になれば、あのカレー屋さんもスポンサーになってくれるかもしれませんよ(笑)。では最後に改めて、試合に向けた抱負を語ってください。

朝倉 アウトサイダー出身ってことでレベルが低いとか批判されることもありますけど、強い奴は本当に強いってことを俺が今回、証明したいと思います。そして、今アウトサイダーにいる選手とかが、またこういうRIZINみたいな大舞台に出られるよう、そのきっかけを俺が作れたらいいなと思います

――ひとつ聞き忘れていたことがありました。RIZINには体重の近い那須川天心選手(19歳)がいますが、意識はしていますか?

朝倉 もちろん意識しています。俺はやりたいですけど、やっぱりキックルールじゃなく、MMA(総合格闘技)ルールでやりたいです。那須川選手は本当に強いし、天才だと思いますけど、まあMMAはそんな簡単には強くなれないし、MMAをやってきた選手と戦ったら手も足も出ないと思う。MMAの厳しさをいつか教えてあげたいと思います。

――俺が土をつけるまで負けないで待っていろ、って感じですか?

朝倉 そうですね。そのアピールをするためにも、年末は派手に勝ちますんで注目していてください。

(取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)

【大会】
RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017

【会場】
さいたまスーパーアリーナ

【日時】
12月29日(金)※朝倉海の出場日
12月31日(日)

【放送予定】
12月31日(日)18時30分よりフジテレビ系列で全国放送

元金メダリスト・内柴正人、準強姦の刑期満了で格闘技「RIZIN」から熱視線!?「事件のみそぎを……」

 2011年に起こした準強姦事件で懲役5年の実刑判決を受け、今年9月に仮出所していた柔道の五輪金メダリスト・内柴正人が15日午前0時、刑期の満期を迎えた。そんな内柴に、総合格闘技イベント「RIZIN」の関係者が「プロ転向を期待したい」と話している。

「知名度が高いし、総合格闘家としての素質は十分。事件のみそぎとするには、激しいプロのリングで戦うのが一番だし、世界の強豪に立ち向かってくれたらイメージを回復できる」(同)

 関係者は交渉の権限を持っていないとするが「共通の知人がいるので、個人的にも本人に興味がないか話をしてみたい」とした。

 内柴は仮出所後、アマチュア柔術大会に出場するなど、柔術家として再出発中だ。来年2月には都内で開催される「ヒクソン・グレイシー杯」にも出場する予定で、指導者の山田重孝氏も、世界大会への出場を目指す方針を掲げている。柔術は総合格闘技のベースになる競技でもあるだけに、RIZIN関係者からも注目を集めているのだ。

「来年以降の目玉として、引退した大相撲の元横綱・日馬富士とともにリングに上がってほしい」(同)

 ただ、RIZINの顔として表に出ている実行委員長の榊原信行氏や統括本部長の高田延彦が内柴にラブコールを送っている様子は見られない。

「それは、テレビ中継のスポンサーの手前」と関係者。

「内柴さんには世間的な批判も根強いので、安易に話を持ち出すとRIZINのイメージダウンになるデリケートな問題があります。テレビ視聴率がフジテレビの目標値に届いていないこともあり、スポンサーの手前、強気な言動もできないんですよ」(同)

 また、内柴自身もプロ活動に意欲を見せるような話は一切していない。柔術についても「柔術の技術を高めて柔道のスキルを上げたい」と目的を話しており、追放処分となっている柔道界への復帰に未練がある様子だ。

 柔道取材をしているある通信社の記者によると「柔道界は、選手を引き抜いていくプロ格闘技イベントに対して反発心が強いので、内柴さんが自分からプロ転向の話をしたら柔道界への復帰の目が完全になくなる」とする。ただ、そうでなくとも全日本柔道連盟の永久追放処分が解けるとも思えず、RIZIN関係者は「そのあたり、心の切り替えができるのを待ちたい」と言う。

「それに、プロ転向に積極的ではない素振りには、彼の駆け引きもあります。自分から『出たい』と言わない方が、商品価値が高まるんですよ。黙っておくのは、より高い契約条件を出させる選手側の常套手段。だからイベント側としては、“他に選択肢がないよ”という状態になってくれた方が誘いやすいですね。あとは来年にでも格闘界のレジェンド、ヒクソン・グレイシーとの顔合わせが実現すれば、自ずと機運は高まるのでは」(同)

 最終的にはテレビ局からゴーサインが出なければ実現は難しく、レイプ事件の汚名から、番組スポンサーとの調整も必要だろう。

 内柴は11年、コーチを務めていた大学の合宿中に19歳だった女子部員に酒を飲ませ、ホテルの部屋に連れ込んでレイプしたとされる。内柴は「合意の上だった」と無罪を主張したが、法廷では「俺がインポってことにすれば」などと隠蔽工作を疑わせるメールを関係者に送信していたことが明かされ、その後の言い分も「虚言」と見なされたところもあった。最終的には東京高裁、最高裁が控訴を棄却して実刑判決が決まった。

 柔道家のプロ転向では、先にプロデビューした石井慧を内柴が批判したこともあり、プロのリングでの“決着戦”も期待されるが、RIZIN関係者は「内柴さんはもともと66キロ級で小柄。石井選手は今なお100キロクラスなので、体重差がありすぎて、それはない」とのことだった。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)