『最高の離婚』『ラジオ』ら、2013年ドラマベスト5を選出!

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『最高の離婚』/ポニーキャニオン

 『あまちゃん』(NHK)『半沢直樹』(TBS系)などヒットドラマに恵まれた2013年。『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)などドラマ評論で活躍するライター・成馬零一が2013年のドラマベスト5を選出した。

☆5位 『最高の離婚』(フジテレビ系)

 男女4人の離婚にまつわる騒動を描いた恋愛ドラマ。主演は瑛太、尾野真千子、綾野剛、真木よう子、脚本は坂元裕二、チーフ演出は宮本理江子という布陣だ。宮本は第1話しか演出していないが、全話において演出レベルは高く、『それでも、生きてゆく』、『最後から二番目の恋』(ともにフジテレビ系)で用いられてきた、長回しを多用することで役者の演技を魅せる宮本の方法論は、本作で完成したと言えよう。それは、坂元の脚本も同様だ。デートで食べる料理名から芸能人、音楽の名称まで、あらゆるものの固有名詞を散りばめた会話劇は作品内のリアリティを強固にする一方で、言葉にできないこと、例えば、恋愛感情の機微や唐突に到来する運命のようなものを描き出していた。

織田裕二の「熱血さ」「ウザさ」を魅力に反転させる、手加減のない『Oh,My Dad!!』

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『Oh, My Dad!!』公式サイトより

 『スターマン~この星の恋』(フジテレビ系)、『Woman』(日本テレビ系)と、今期のドラマはシングルマザーを題材にした作品が並んでいる。細田守によるアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』もそうだが、子どもを守る母親というモチーフは、ここ数年人気の題材で、それだけ子育てに対する関心や母親として社会に向き合うことの困難さに、世間が感心を持っているということなのだろう。

 そんな中、逆にシングルファーザーの子育てを描いているのが、フジテレビ系列木曜10時に放送されている『Oh,My Dad!!』だ。