NHK大河ドラマは、もう“国民的”じゃない!? ワースト視聴率連発で『いだてん』も期待薄

 2019年1月6日、58作目となるNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』が放送開始するが、イマイチ話題になっていない。

 同作は、人気脚本家・宮藤官九郎氏のオリジナル作品で、日本で初めてリンピックに初参加したマラソンランナー・金栗四三(中村勘九郎)と、オリンピックを呼んだ男・田畑政治(阿部サダヲ)の2人をリレーしながら、知られざるオリンピックの歴史を描いた作品で、大河では異例の“現代劇”となる。

 勘九郎と阿部では、大河の主演としては、やや実力不足な印象が拭えないことから、脇役で出演する綾瀬はるか、役所広司、竹野内豊、生田斗真、橋本愛、星野源、松坂桃李、ビートたけし、小泉今日子といったキャストで、どこまで視聴者を引きつけられるかがポイントになりそう。

 今年の大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演)は、日本人なら誰もが知る歴史上の人物・西郷隆盛の物語であったにもかかわらず、視聴率は伸びず、最高で15.5%(第5話=ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)どまり。15%を超えたのはわずか4回だけで、第7話以降は14%台以下に沈んだ。後半はほとんどの回が10~12%台に低迷し、最終回(第47話)では13.8%と健闘したものの、全話平均では12.7%。昨年の『おんな城主 直虎』の平均12.8%を0.1ポイント下回り、2年連続で大河史上ワースト視聴率3位の座を更新した。

 大河の視聴率が陰りを見せたのは、12年『平清盛』(松山ケンイチ主演)から。同作は、まさかの1ケタ台を9回も記録するなどの体たらくで、史上最低の12.0%で終えた。13年『八重の桜』(綾瀬主演)は14.6%、14年『軍師官兵衛』(V6・岡田准一主演)は15.8%とまずまずだったが、15年『花燃ゆ』(井上真央主演)は12.0%でワーストタイ。16年『真田丸』(堺雅人主演)は16.6%と奮闘したが、『直虎』『西郷どん』と2年連続で振るわず。来年の『いだてん』も前評判は高いとはいえない。

 12年以降の7年間で、大河史上ワースト1位から4位までの不人気作を輩出した。こうなると、もはや大河は“国民的なドラマ”ではなくなってしまい、そのブランド力も低下してしまったといえそう。

 現状、大河の裏でオンエアされている、日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』や、10月にレギュラー番組に昇格したばかりの『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が、大河を超える視聴率を常にマークしており、かつてのような高い数字は望み薄。『いだてん』も過度な期待はしない方がよさそうだ。

 一発逆転があるとしたら、独立騒動でモメた、旧所属事務所(レプロエンタテインメント)に詫びを入れて、『いだてん』出演を模索するのん(能年玲奈)の出演がかなった場合だろう。
(文=田中七男)

『西郷どん』鹿児島で視聴率30%獲得! ほかの視聴率“東西格差番組”は?

 NHK大河ドラマ『西郷どん』が、西郷隆盛の地元である鹿児島地区において最終回の視聴率が30.0%(ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録し、全話平均視聴率も30.2%と高い数字を記録した。最終回は関東地区では13.8%であり、実に倍以上の需要があったことになる。鹿児島地区の視聴率調査は、月のうち2週分しか行われておらず、それからの単純計算ではあるが、それでも驚異的な数字といえるだろう。

『西郷どん』に限らず、視聴率の地域格差が現れる番組は多い。プロ野球中継などは、チームの地元で視聴率が上昇するが、バラエティ番組にも同様の現象が見られる。

「先ごろ行われた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)は関東地区が17.8%に対し、関西では28.2%を記録するなど、東西で10%近い数字の開きがあります。上沼恵美子が起用されているのも、同地区での絶大な人気があるがゆえ。番組としては、なんとしても彼女に審査員を継続してほしいのではないでしょうか」(放送作家)

 ほかにも関西人気の高い番組はある。やはり地元出身の大物芸人番組が多いようだ。

「『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は全国の日テレ系列局で放送されていますが、制作は大阪の読売テレビです。そのためか、常に関西の方が視聴率が高いようですね。井戸端会議スタイルの番組はまさに関西ノリといえるかもしれません。同じく明石家さんまの『ホンマでっか⁉︎  TV』(フジテレビ系)も関西人気が高い番組として知られています」(同)

 ほかにも関西を代表するバラエティ番組といえば『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送系)が挙げられる。なぜだかキー局のテレビ朝日では放送されていない。90年代後半の全盛期には、金曜の深夜帯にもかかわらず常時30%近い視聴率を記録するオバケ番組として知られた。やはりテレビ番組ひとつとっても地域によって好みが違うのだろう。
(文=平田宏利)

『西郷どん』鹿児島で視聴率30%獲得! ほかの視聴率“東西格差番組”は?

 NHK大河ドラマ『西郷どん』が、西郷隆盛の地元である鹿児島地区において最終回の視聴率が30.0%(ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録し、全話平均視聴率も30.2%と高い数字を記録した。最終回は関東地区では13.8%であり、実に倍以上の需要があったことになる。鹿児島地区の視聴率調査は、月のうち2週分しか行われておらず、それからの単純計算ではあるが、それでも驚異的な数字といえるだろう。

『西郷どん』に限らず、視聴率の地域格差が現れる番組は多い。プロ野球中継などは、チームの地元で視聴率が上昇するが、バラエティ番組にも同様の現象が見られる。

「先ごろ行われた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)は関東地区が17.8%に対し、関西では28.2%を記録するなど、東西で10%近い数字の開きがあります。上沼恵美子が起用されているのも、同地区での絶大な人気があるがゆえ。番組としては、なんとしても彼女に審査員を継続してほしいのではないでしょうか」(放送作家)

 ほかにも関西人気の高い番組はある。やはり地元出身の大物芸人番組が多いようだ。

「『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)は全国の日テレ系列局で放送されていますが、制作は大阪の読売テレビです。そのためか、常に関西の方が視聴率が高いようですね。井戸端会議スタイルの番組はまさに関西ノリといえるかもしれません。同じく明石家さんまの『ホンマでっか⁉︎  TV』(フジテレビ系)も関西人気が高い番組として知られています」(同)

 ほかにも関西を代表するバラエティ番組といえば『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送系)が挙げられる。なぜだかキー局のテレビ朝日では放送されていない。90年代後半の全盛期には、金曜の深夜帯にもかかわらず常時30%近い視聴率を記録するオバケ番組として知られた。やはりテレビ番組ひとつとっても地域によって好みが違うのだろう。
(文=平田宏利)

不振の大河ドラマ『西郷どん』に“救世主”現る!? 二階堂ふみ登場で視聴率急上昇!

 視聴率が低迷するNHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)に“救世主”が現れたかもしれない。

 同ドラマの視聴率は、第16話では11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで落ち込んだが、直近の第18話(13日放送)では14.4%まで回復したのだ。しかも、裏の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が番組歴代3位タイとなる22.4%の高視聴率を記録しただけに、『西郷どん』の健闘ぶりが光った。

 同ドラマは、同話から、「奄美大島編」に突入した。スト―リー的には、月照(尾上菊之助)とともに、冬の錦江湾に身を投げた西郷吉之助(鈴木)は奇跡的に生き返る。だが、藩命により菊池源吾という仮の名で、ひそかに奄美大島に流される。そこで、龍家の当主・龍佐民(柄本明)の世話になるが、吉之助は絶望し、島人たちを容易に近づけない。そんな中、佐民の姪で、吉之助の世話をする、とぅまと呼ばれる娘・愛加那(二階堂ふみ)と出会い、心が変わっていく。後に、愛加那は吉之助の2番目の妻となる。

 当初、同ドラマは「薩摩言葉がわかりづらい」と視聴者から多くの声が寄せられたようだが、「奄美編」でも、標準語ではなく、「奄美言葉」を用いている。「薩摩言葉」より、さらに難解な「奄美言葉」は、なじみがない視聴者にはほとんど理解不能。そのため、字幕が付けられるという異例の事態となっている。このあたりは、島の情緒をより忠実に表現したいという脚本家(中園ミホ氏)の“こだわり”なのだろう。

 奄美は琉球に近く、沖縄出身の二階堂を「奄美編」のヒロインに起用したのは、絶妙のキャスティングといえそうで、彼女の演技力や南国系のルックス、「奄美言葉」も出色。視聴率も劇的に回復しただけに、二階堂は“救世主”といえるのかもしれない。

 同ドラマは、初回15.4%で大河史上ワースト2位の発進となったが、第2話以降、14~15%台で、安定した数字をキープしていた。ところが、4月1日のオンエアで、「特別編」が流され、本編が休止されたことをきっかけに視聴率が急降下。第15話で、主演の鈴木を支えてきた渡辺謙が演じる島津斉彬が死んだため、今後に暗い影が差していた。

「NHKは深夜に『西郷どん』の再放送をしたり、番宣を流したりで、視聴率回復に躍起になっていました。渡辺の出演シーンは第17話で終わりましたが、第18話から「奄美編」がスタートするとあって、視聴者の興味を引いたのではないでしょうか。そもそも二階堂が『数字を持っている』とは、あまり思えませんので、それだけの要因で数字が上がったとは言い切れないですね。ただ、この役は二階堂以外の若手女優では、なかなか演じきることはできないでしょうから、彼女の評価は高まりそうです」(テレビ誌関係者)

 視聴率が回復したといっても、まだ1回だけ。次の第19話(20日放送)で、再び下降するようでは意味がない。次回以降も高視聴率をマークしなければ先はない。物語ももちろんだが、極めて難解な「奄美言葉」が、その視聴動向にどう影響するか注目されるところ。
(文=田中七男)

渡辺謙なしではやっていけない!? NHK大河ドラマ『西郷どん』お先真っ暗!

 前半は、まずまずの視聴率を挙げていたNHK大河ドラマ『西郷どん』の様子が、どうにもおかしくなってきた。ここにきて、視聴率が急降下しているのだ。

 同ドラマは初回15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、史上ワースト2位の発進。先行きが不安視されたが、第2話から第12話までは、14~15%台を記録し、安定した数字で推移していた。

 ところが、4月1日に「特別編」放送のため、本編が休止になると、その後、状況が変わった。2週ぶりのオンエアとなった第13話は13.0%と急落。さらに、第14話では11.9%まで落ち込んだ、第15話は13.4%まで持ち直したが、第16話(4月29日)では11.1%と、自己ワーストを更新。第13話以降の4回で、3度も自己最低を更新する低調ぶりなのだ。

「第15話のエンディングで、渡辺謙演じる島津斉彬が急死しました。渡辺に、そんなに高い潜在視聴率があるとは思えませんが、主演の鈴木亮平を強力に支えていたのは事実。普通に考えれば、今後は回想シーンを除けば、渡辺が出演することはないため、第16話で急降下した可能性もありそうです。第16話に渡辺は“亡霊”として登場しましたが、それを知らなかった視聴者も多かったのでしょうね」(テレビ誌関係者)

 NHKのドラマでは、3月で終了したNHK連続ドラマ小説『わろてんか』で、主人公・てん(葵わかな)の夫・藤吉(松坂桃李)が死んだにもかかわらず、その後も頻繁に幽霊で出演するという“反則技”が使われた。

 すでに、渡辺の出演シーンは撮了しており、さすがに、これと同じ手は使えないだろう。いわば、“支柱”を失った『西郷どん』は、この先、ズルズルと視聴率を下げていくしかないのか? お先真っ暗なのかもしれない。
(文=田中七男)

NHKが苦肉の策! 視聴率急降下の大河ドラマ『西郷どん』を“史上初”の深夜に再放送

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)の視聴率が急降下する中、同局が苦肉の策ともいえる手に打って出た。22日に放送された第15話の再放送を、深夜枠でオンエアしたのだ。

 その再放送が流されたのは、26日の『NET BUZZ』(午後11時55分~)の枠。同番組は、ネット上で大きな反響のあった(バズった)番組をアンコール放送するもの。

 同話「殿の死」は、薩摩軍を率いて京を目指す上洛計画を始動させた島津斉彬(渡辺謙)が、突然倒れて死亡するという衝撃のエンディングとなったが、「そのシーンがネット上で話題になった」ため、『NET BUZZ』で放送されるに至ったという。大河が深夜にオンエアされるのは史上初の事態だ。

「大河ドラマは毎週土曜午後1時5分から再放送しています。これは大河の“格”を考慮してのものです。ただ土曜昼間では、在宅率が低く、それを見ている視聴者は多くはないでしょう。一般的に視聴者のライフスタイルも変わり、深夜にテレビを見る層は少なくありません。NHKも、それを承知しているから、連ドラや、『ブラタモリ』『鶴瓶の家族に乾杯』といった人気番組の再放送を深夜に流しているのです。ただ、大河は“格”の問題もあったので、それはやってきませんでしたが、視聴率が急降下して、もう背に腹は代えられないということでしょう。この回をできるだけ多くの視聴者に見てもらって、第16話以降につなげたいのだと思われます」(テレビ誌関係者)

『西郷どん』は初回15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、史上ワースト2位の発進となったものの、第2話以降は、14~15%台をキープ。極端に高い回こそないものの、安定した数字をキープしていた。ところが、1日に特別編を放送。本編の放送を休んだことで、“いい流れ”が止まってしまい、2週ぶり放送の第13話(8日)は13.0%まで落ち込んで自己最低を記録。続く第14話(15日)は11.9%まで下げてしまった。第15話は13.4%まで持ち直したものの、ここ3回は低視聴率が続いている。

「1日に特別編を放送するため、本編を休止し、その後の視聴率急落につながりました。これは、明らかな編成上のミスです。第15話は斉彬が亡くなる重要な回。従って、できるだけ多くの視聴者に見てもらう必要があったのです。そのため、『NET BUZZ』で緊急再放送することになったのでしょうね」(同)

 昨年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)は全話平均12.8%で、史上ワースト3位の低視聴率に終わっており、NHKとしては、2年連続の不振は避けたいところ。第16話(29日)からは、回想シーンを除き、主演・鈴木の強力なサポート役だった渡辺が出演しないとあって、ここが正念場。このままズルズルと低視聴率に沈むわけにもいかないだけに、NHKもなりふり構わぬ姿勢に出たようだ。
(文=田中七男)

NHKが苦肉の策! 視聴率急降下の大河ドラマ『西郷どん』を“史上初”の深夜に再放送

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)の視聴率が急降下する中、同局が苦肉の策ともいえる手に打って出た。22日に放送された第15話の再放送を、深夜枠でオンエアしたのだ。

 その再放送が流されたのは、26日の『NET BUZZ』(午後11時55分~)の枠。同番組は、ネット上で大きな反響のあった(バズった)番組をアンコール放送するもの。

 同話「殿の死」は、薩摩軍を率いて京を目指す上洛計画を始動させた島津斉彬(渡辺謙)が、突然倒れて死亡するという衝撃のエンディングとなったが、「そのシーンがネット上で話題になった」ため、『NET BUZZ』で放送されるに至ったという。大河が深夜にオンエアされるのは史上初の事態だ。

「大河ドラマは毎週土曜午後1時5分から再放送しています。これは大河の“格”を考慮してのものです。ただ土曜昼間では、在宅率が低く、それを見ている視聴者は多くはないでしょう。一般的に視聴者のライフスタイルも変わり、深夜にテレビを見る層は少なくありません。NHKも、それを承知しているから、連ドラや、『ブラタモリ』『鶴瓶の家族に乾杯』といった人気番組の再放送を深夜に流しているのです。ただ、大河は“格”の問題もあったので、それはやってきませんでしたが、視聴率が急降下して、もう背に腹は代えられないということでしょう。この回をできるだけ多くの視聴者に見てもらって、第16話以降につなげたいのだと思われます」(テレビ誌関係者)

『西郷どん』は初回15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、史上ワースト2位の発進となったものの、第2話以降は、14~15%台をキープ。極端に高い回こそないものの、安定した数字をキープしていた。ところが、1日に特別編を放送。本編の放送を休んだことで、“いい流れ”が止まってしまい、2週ぶり放送の第13話(8日)は13.0%まで落ち込んで自己最低を記録。続く第14話(15日)は11.9%まで下げてしまった。第15話は13.4%まで持ち直したものの、ここ3回は低視聴率が続いている。

「1日に特別編を放送するため、本編を休止し、その後の視聴率急落につながりました。これは、明らかな編成上のミスです。第15話は斉彬が亡くなる重要な回。従って、できるだけ多くの視聴者に見てもらう必要があったのです。そのため、『NET BUZZ』で緊急再放送することになったのでしょうね」(同)

 昨年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)は全話平均12.8%で、史上ワースト3位の低視聴率に終わっており、NHKとしては、2年連続の不振は避けたいところ。第16話(29日)からは、回想シーンを除き、主演・鈴木の強力なサポート役だった渡辺が出演しないとあって、ここが正念場。このままズルズルと低視聴率に沈むわけにもいかないだけに、NHKもなりふり構わぬ姿勢に出たようだ。
(文=田中七男)

“地味俳優”長谷川博己が2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に主演決定! 次期朝ドラ『まんぷく』はそのプロモーションか!?

 “演技派”として定評がある長谷川博己が、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主演を務めることが発表された。長谷川は10月より放送開始のNHK連続ドラマ小説『まんぷく』で、ヒロイン・安藤サクラの夫役を演じることが決まっている。『麒麟がくる』は来年6月にクランクインする予定だが、朝ドラ→大河の異例の連投には、同局の思惑も見え隠れするようだ。

『麒麟がくる』の主人公は明智光秀で、そのナゾめいた前半生に光が当てられる。物語は、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描いていくという。

 脚本は、大河ドラマ『太平記』(1991年)を手掛けた池端俊策氏が担当する。同氏は、『聖徳太子』『大化改新』『大仏開眼』『足尾から来た女』『経世済民の男』など、多くのNHKドラマを手掛けており、『夏目漱石の妻』(16年)には、長谷川が準主役で出演している。

「『麒麟がくる』の主演に、長谷川を起用するのは、脚本家・池端氏のオーダーでもあったようです。ただ、長谷川は演技がうまくても、地味な印象が拭えません。従って、大河の主役としては、そのランクに疑問符もつきます。ですが、主演した映画『シン・ゴジラ』(16年)、ドラマ『小さな巨人』(17年/TBS系)がヒットして、評価を高めているのは確か。それでもまだ、大河の主役としてはインパクト不足で、その人気や知名度をアップさせる必要があるわけです。そのためには、視聴率の高い朝ドラに出るのが手っ取り早いわけです。朝ドラでヒロインの相手役の年齢が40オーバーは異例ですが、あえて長谷川を起用したのは、“大河の主演ありき”だった可能性があります。NHKの狙いは、『麒麟がくる』に向けたプロモーションの一環と言えそうです」(テレビ誌関係者)

 近年、大河主演俳優の“格”が明らかに落ちているが、それでも、NHKとしては、より高い視聴率を取ってもらわなければ困るのだ。同局の思惑通り、長谷川は『まんぷく』で人気アップを図って、『麒麟がくる』に臨めるだろうか?
(文=田中七男)

NHK大河ドラマ『西郷どん』、特別編で“いい流れ”止め視聴率爆下げ……編成の責任は重大!

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)の第14話が15日に放送され、視聴率は11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)しか取れず、自己ワーストを更新した。

 同日同時間帯では、日本テレビ系が『行列のできる法律相談所 さんまVS怒る美男美女!不倫騒動M登場で大波乱3時間SP』をオンエアしたが、15.2%どまり。前週の『世界の果てまでイッテQ!』の17.5%から大幅ダウンした。つまり、日テレの自滅すら、『西郷どん』は生かせなかったということになる。

 また、フジテレビ系は『マイナビスペシャル FUJI BOXING』と題して、2大世界戦を放送し、前半の比嘉大吾VSクリストファー・ロサレス戦が10.5%を取ったが、視聴者層が異なるだけに、それが大河の視聴率に影響したとは、あまり考えられないだろう。

 となると、『西郷どん』の視聴率急降下の要因として思い当たるのは、前々週(1日)の特別編放送のための“本編休止”だ。

 同ドラマは、初回15.4%で、史上ワースト2位のスタートだったものの、その後は、14~15%台が続き、爆発的に高い回こそないものの、安定した数字をキープしていた。ところが、1日に特別編をはさむために、本編の放送を休んだことで、完全に“いい流れ”が止まってしまったようだ。

 その特別編は9.7%で1ケタ台しかマークできず。前週(第13話)は13.0%で、これも自己ワーストだった。第12話(3月25日)は14.1%だったため、本編は3回連続で、自己最低を記録する惨状に陥った。

「NHKは“働き方改革”のため、今年から大河の放送回数が3回減りました。その穴埋めが、特別編だったのですが、特別編は1ケタしか取れない。さらに、いい流れを止めて、それ以降、視聴率が爆下げしてしまったのですから、笑い話にもなりません。せっかく、ついていた固定視聴者が、どこかに消えてしまったのですから、これはもう編成の大失策。これが民放なら、責任者は即刻飛ばされても致し方ないところです」(テレビ誌関係者)

 次回、第15話が放送される22日、日テレは高視聴率のレギュラー番組『イッテQ!』をオンエア。そのほかの局では、テレビ東京が月イチのレギュラー番組となった『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』を放送する。同番組は10%前後が見込まれるだけに、これまた強力な裏番組となりそう。

『西郷どん』は、第15話で巻き返しを図れないとなると、このままズルズル低視聴率で推移しかねない気配が漂ってくる。間違っても、テレ東にも負けて、4回連続で自己ワースト更新なんてことだけは避けてほしいものだが……。
(文=田中七男)

NHK大河主演に長谷川博己決定!「星野源抜擢説」は崩れ落ちるも、まさかの信長役は!?

 2020年に放送されるNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の制作発表記者会見が4月19日に行われ、主人公となる明智光秀を、長谷川博己が演じることが明らかになった。

 18年度下半期の連続テレビ小説『まんぷく』にも出演する長谷川博己。NHKの看板ドラマ連投となり、今後はNHKの顔となっていきそうだが、その裏では今回の大河主演発表に絡んで、こんなウワサも流れていた。

「実は星野源が、大河ドラマのためにスケジュール調整をしていたという情報が流れていました。『逃げ恥』でのブレーク以降、所属するアミューズも星野源の格を2ランクくらい上げて、各所に強くプッシュしていたので、業界内では星野源の大河主演も“ない話ではないな”と囁かれていたんですがね……」(テレビ局関係者)

 星野源とNHKとのつながりは深い。15年から3年連続で『紅白歌合戦』に出場し、16年の大河ドラマ『真田丸』に徳川秀忠役で出演。現在放送中の朝ドラ『半分、青い。』の主題歌『アイデア』も歌っている。

「ここ最近のNHKとの関係性は、大河ドラマへの布石だとの見方もありました。最近では、仕事を選んでいたようですが、NHKの仕事については優先的に受けていたんですよね。一部では民放のドラマ出演の話を断って、スケジュールを確保し、長期ロケに備えていたなんて言われていたんですが、残念ながら主演の座は長谷川博己に奪われてしまったという形でしょうか」(同)

 大河の主演がなくなった星野源は、どうなっていくのか。

「主演ではないとしても、重要な役で大河に出演するのではないかという説は根強いです。たとえば、織田信長役とか、徳川家康役とかに起用される可能性はゼロではない。あるいは、21年以降の大河ドラマの主演もまだまだ狙っているはず。アミューズとしても、福山雅治以来のドル箱俳優になりそうなわけですから、しっかりと大きな仕事を取ってくるでしょうね」(同)

 星野源の成り上がり人生はまだこれから。大河ドラマ主演実現に向けて、邁進していくに違いない。