『テラハ』ケニーと莉咲子の「ヒーロー&ヒロインごっこ」の裏で、童貞ウクレレ・悠介の恋も散る……

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第13話と第14話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#13 ケニーと莉咲子のヒーロー&ヒロインごっこ

 僕たちの『テラスハウス』、13話目です。長く続いたミュージシャン・ケニーのどっちつかずの恋愛が、ようやく終わりを迎えようとしています。ついに、フィットネストレーナー ・莉咲子に「気になるとかじゃなくなっている。とっても魅力的に感じている」という少々ふわっとした告白をします。女子の悩みに対し、「そうだよね」というふわっとした受け答えばかりしていたケニーらしい告白です。しかし、莉咲子は「すごく大切な人だなって思うけど、本当にたくさんたくさん(お互いのことを)知らないと、私は付き合うっていう確信に至らない」とハッキリしない態度。これ、視聴者は予想していた展開だったと思うんですよね。でも、当のケニーはちょっと想定外だった様子。今まで見せたことのない不安な顔を しています。

 後日、以前から約束していた海デートに出かける2人。愛車で待ち合わせ場所にやってきたケニーですが、なんと、まさかのスクールバス! おしゃれではあるけど、助手席はなく、後部座席に座らされた莉咲子は少し話しづらそうだし、ケニーの運転はやたら中央車線に寄っているし、これが正解かどうかわかりません。海ではSUP(サーフボードの上に立ち、一本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進むウォータースポーツ)をする予定でしたが、あいにくこの日は台風が通過したばかりで荒れまくっており、仕方なく断念。車内でまったりしていると、ケニーは唐突にテラス卒業を宣言。あらためて「莉咲子にとって必要な男なのか考えてほしい」と伝えますが、「そこまでの気持ちではない」と正式に振られてしまいます。

 このレビューではケニーのことを散々悪く書いてきましたが、できればハッピーなエンディングを迎えてほしかった。見たくないんですよね、30代の男が21歳の女子にフラれる姿なんて。どっちつかずでいつまでもハッキリしないケニーでしたが、どんな形であれ、「なんだかんだいっても雰囲気イケメン大勝利」というかっこいい姿で去ってほしかった……。

 しかし翌朝、莉咲子がよくわからないことを言いだします。リビングで翔平に「ケニーさんのこと好きなんだよ。もうわかんない」「わかんないの、全部」と泣きだすのです。まあまあハッキリ振っておきながらの「わかんない」発言。わかんないのは視聴者です。おそらく全視聴者が頭から「?」マーク出したと思います。

 そして、ここから最高の「ヒーロー&ヒロインごっこ」スタートです。ケニーがテラハメンバーを招待した自身のバンドのワンマンライブで、莉咲子を想って書いたという曲を披露するのです。「テラスハウスで一緒に住んでいる、0か100で頑張りすぎちゃう人に向けて作った応援歌です」といい、「どこへでも、どんな時も駆けつけてそばにいたいよ」などと歌います。観客席、オーディエンスの中央で涙する莉咲子……。これはいった! 逆転ホームランでしょう!!

 これでヒロインモードに本格的なスイッチが入った莉咲子。ライブの打ち上げの焼き肉店では「好きだったよ 、好きだよ、わかんない。なんで出て行っちゃうの? 行かないでほしい」と泣きだします。ちょっと昭和感ありましたね。これで勝利を確信したケニーはその夜、莉咲子を呼び出し、「もう一度考えてほしい」と追い打ちをかけます。完全に莉咲子の気持ちは覆っているように見えます。しかしその後、ケニーは無理やり莉咲子にキスを迫りますが、拒まれてしまいます。「いやいや、早いよ。そんな軽い女じゃないよ」というスタンスだったのか、急にガバッときたのでビックリしただけなのか……。とはいえ、次回には答えが出るはずです。長かったケニーをめぐる恋愛、今度こそフィナーレでしょう。

 もはやケニーと莉咲子のためのテラハになっていますが、焼き肉店でケニーへの想いを莉咲子が語っている最中、翔平がボソッと「ミノが焼けました」と言ったのが、今回の個人的なハイライトでした。翔平、序盤に「兼任を認めないようなやつはみんな死ぬからよくない?」発言で完全に嫌いになりましたが、見れば見るほど(特にYouTubeで公開されている未公開シーンがおすすめ)好きになってしまいます。

 ちなみに、スタジオにはNBAの八村塁選手がスペシャルゲストとして登場。ほかのオファーを全部断って『テラハ』の収録に来たというだけあって、かなりのテラハ通のようですが、めちゃくちゃ声がいいんですよね。低くて落ち着く。ラジオやってくれたら寝る前に絶対に聴きます!

 14話目、アルバイトの流佳は「マーベル(俳優?)になりたい 」という夢に向かって全然動いていないことを、女優・春花に理詰めされます。先週は、想いを寄せるイラストレーター・香織にも問い詰められていました。序盤ではあんなに「かわいいかわいい」と言われていたのに……。最近、誰も流佳の味方しないな、かわいそうだなって思ってたんですけど、春花との会話を聞いてたらようやく理解できました。こんなやつと一緒に住んでたら、そりゃあイラつきますね。

「絵を描きたい」と、香織と一緒に「絵 具」(紙やペン)を買いに行ったのに、その後、進展なし。「俳優になってマーベルに出たい」と言えば、みんなアドバイスするも、まったく動こうとしない。ずっと寝てるし、何か言われるとすぐに反論するし。「マーベルに出たかったら英語の勉強しないとダメだよ」と言われれば、「Pleaseっていう英語『待て』っていう意味でしょ?」とか言っています。一緒に住んでいる人たちからしたら、これはかわいいの範疇なんかとっくに超えてるんでしょうね。

 そして、ケニーと莉咲子です。ケニーの卒業パーティーの後、莉咲子はケニーと一緒にテラハを出ることを伝えます。でも、これは付き合うのではなく、「もっとケニーのこと知るために出て行く」という選択です。振ってもいないけど、付き合って出て行くわけでもない。「0か100でしか物事を決めれない」と言っていた莉咲子が、40~60くらいの気持ちで出て行くのです。ちょっとふわっとした結論でした。でも、もういいんです。どっちでも。十分楽しませてもらったし、これ以上引っ張るよりよかったと思います。

 さて、ここからはおまけみたいなもんですが、13話で食事デートに出かけた、女優・春花と童貞ウクレレ奏者・悠介(テラハ・ハワイ編に出演)。悠介はテラハメンバーではありませんが、ちょいちょいモブキャラとして登場します。初めて会ったときから春花に好意を抱いているようで、それに感づいた春花は悠介をもてあそびます。「動物みたいな人が好き」「(悠介は)トドっぽいよね」「一緒にいて楽な人がいい」などなど。でも、絶対に男性としては見ていません。悠介は間違いなく、あっさり振られるだろうなと思っていたら、やはり14話で「人間としては好きだけど、異性としては見ていない」と振られました。思っていたよりも早い展開でしたね。

 ケニーと莉咲子が去り、おまけのようにウクレレの恋も終わりました。ようやく待ちに待った新メンバー。ちょこっと映ってましたけど、ギャルとイタリア人の漫画家でしたね。どんな展開になるのか楽しみです。

 

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

『テラハ』ケニーと莉咲子の「ヒーロー&ヒロインごっこ」の裏で、童貞ウクレレ・悠介の恋も散る……

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第13話と第14話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#13 ケニーと莉咲子のヒーロー&ヒロインごっこ

 僕たちの『テラスハウス』、13話目です。長く続いたミュージシャン・ケニーのどっちつかずの恋愛が、ようやく終わりを迎えようとしています。ついに、フィットネストレーナー ・莉咲子に「気になるとかじゃなくなっている。とっても魅力的に感じている」という少々ふわっとした告白をします。女子の悩みに対し、「そうだよね」というふわっとした受け答えばかりしていたケニーらしい告白です。しかし、莉咲子は「すごく大切な人だなって思うけど、本当にたくさんたくさん(お互いのことを)知らないと、私は付き合うっていう確信に至らない」とハッキリしない態度。これ、視聴者は予想していた展開だったと思うんですよね。でも、当のケニーはちょっと想定外だった様子。今まで見せたことのない不安な顔を しています。

 後日、以前から約束していた海デートに出かける2人。愛車で待ち合わせ場所にやってきたケニーですが、なんと、まさかのスクールバス! おしゃれではあるけど、助手席はなく、後部座席に座らされた莉咲子は少し話しづらそうだし、ケニーの運転はやたら中央車線に寄っているし、これが正解かどうかわかりません。海ではSUP(サーフボードの上に立ち、一本のパドルで左右を交互に漕いで水面を進むウォータースポーツ)をする予定でしたが、あいにくこの日は台風が通過したばかりで荒れまくっており、仕方なく断念。車内でまったりしていると、ケニーは唐突にテラス卒業を宣言。あらためて「莉咲子にとって必要な男なのか考えてほしい」と伝えますが、「そこまでの気持ちではない」と正式に振られてしまいます。

 このレビューではケニーのことを散々悪く書いてきましたが、できればハッピーなエンディングを迎えてほしかった。見たくないんですよね、30代の男が21歳の女子にフラれる姿なんて。どっちつかずでいつまでもハッキリしないケニーでしたが、どんな形であれ、「なんだかんだいっても雰囲気イケメン大勝利」というかっこいい姿で去ってほしかった……。

 しかし翌朝、莉咲子がよくわからないことを言いだします。リビングで翔平に「ケニーさんのこと好きなんだよ。もうわかんない」「わかんないの、全部」と泣きだすのです。まあまあハッキリ振っておきながらの「わかんない」発言。わかんないのは視聴者です。おそらく全視聴者が頭から「?」マーク出したと思います。

 そして、ここから最高の「ヒーロー&ヒロインごっこ」スタートです。ケニーがテラハメンバーを招待した自身のバンドのワンマンライブで、莉咲子を想って書いたという曲を披露するのです。「テラスハウスで一緒に住んでいる、0か100で頑張りすぎちゃう人に向けて作った応援歌です」といい、「どこへでも、どんな時も駆けつけてそばにいたいよ」などと歌います。観客席、オーディエンスの中央で涙する莉咲子……。これはいった! 逆転ホームランでしょう!!

 これでヒロインモードに本格的なスイッチが入った莉咲子。ライブの打ち上げの焼き肉店では「好きだったよ 、好きだよ、わかんない。なんで出て行っちゃうの? 行かないでほしい」と泣きだします。ちょっと昭和感ありましたね。これで勝利を確信したケニーはその夜、莉咲子を呼び出し、「もう一度考えてほしい」と追い打ちをかけます。完全に莉咲子の気持ちは覆っているように見えます。しかしその後、ケニーは無理やり莉咲子にキスを迫りますが、拒まれてしまいます。「いやいや、早いよ。そんな軽い女じゃないよ」というスタンスだったのか、急にガバッときたのでビックリしただけなのか……。とはいえ、次回には答えが出るはずです。長かったケニーをめぐる恋愛、今度こそフィナーレでしょう。

 もはやケニーと莉咲子のためのテラハになっていますが、焼き肉店でケニーへの想いを莉咲子が語っている最中、翔平がボソッと「ミノが焼けました」と言ったのが、今回の個人的なハイライトでした。翔平、序盤に「兼任を認めないようなやつはみんな死ぬからよくない?」発言で完全に嫌いになりましたが、見れば見るほど(特にYouTubeで公開されている未公開シーンがおすすめ)好きになってしまいます。

 ちなみに、スタジオにはNBAの八村塁選手がスペシャルゲストとして登場。ほかのオファーを全部断って『テラハ』の収録に来たというだけあって、かなりのテラハ通のようですが、めちゃくちゃ声がいいんですよね。低くて落ち着く。ラジオやってくれたら寝る前に絶対に聴きます!

 14話目、アルバイトの流佳は「マーベル(俳優?)になりたい 」という夢に向かって全然動いていないことを、女優・春花に理詰めされます。先週は、想いを寄せるイラストレーター・香織にも問い詰められていました。序盤ではあんなに「かわいいかわいい」と言われていたのに……。最近、誰も流佳の味方しないな、かわいそうだなって思ってたんですけど、春花との会話を聞いてたらようやく理解できました。こんなやつと一緒に住んでたら、そりゃあイラつきますね。

「絵を描きたい」と、香織と一緒に「絵 具」(紙やペン)を買いに行ったのに、その後、進展なし。「俳優になってマーベルに出たい」と言えば、みんなアドバイスするも、まったく動こうとしない。ずっと寝てるし、何か言われるとすぐに反論するし。「マーベルに出たかったら英語の勉強しないとダメだよ」と言われれば、「Pleaseっていう英語『待て』っていう意味でしょ?」とか言っています。一緒に住んでいる人たちからしたら、これはかわいいの範疇なんかとっくに超えてるんでしょうね。

 そして、ケニーと莉咲子です。ケニーの卒業パーティーの後、莉咲子はケニーと一緒にテラハを出ることを伝えます。でも、これは付き合うのではなく、「もっとケニーのこと知るために出て行く」という選択です。振ってもいないけど、付き合って出て行くわけでもない。「0か100でしか物事を決めれない」と言っていた莉咲子が、40~60くらいの気持ちで出て行くのです。ちょっとふわっとした結論でした。でも、もういいんです。どっちでも。十分楽しませてもらったし、これ以上引っ張るよりよかったと思います。

 さて、ここからはおまけみたいなもんですが、13話で食事デートに出かけた、女優・春花と童貞ウクレレ奏者・悠介(テラハ・ハワイ編に出演)。悠介はテラハメンバーではありませんが、ちょいちょいモブキャラとして登場します。初めて会ったときから春花に好意を抱いているようで、それに感づいた春花は悠介をもてあそびます。「動物みたいな人が好き」「(悠介は)トドっぽいよね」「一緒にいて楽な人がいい」などなど。でも、絶対に男性としては見ていません。悠介は間違いなく、あっさり振られるだろうなと思っていたら、やはり14話で「人間としては好きだけど、異性としては見ていない」と振られました。思っていたよりも早い展開でしたね。

 ケニーと莉咲子が去り、おまけのようにウクレレの恋も終わりました。ようやく待ちに待った新メンバー。ちょこっと映ってましたけど、ギャルとイタリア人の漫画家でしたね。どんな展開になるのか楽しみです。

 

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

『テラハ』32歳ミュージシャンの”中身のなさ”が露呈……コレジャナイ感がハンパない!

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第11話と第12話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#11 ケニーの薄さが露呈するだけの回

 僕たちのテラハ、11話目です。

 テラハに入居してから一度も面白いこと言ってないのに、なぜかモテるミュージシャン・ケニー。女子の話には「そうだよね」って相打ち打ってるだけなのに、なぜかモテ続けるケニー。第1話で「オープンな恋愛をしたい」と言っておきながら、バンドの売名目的なんじゃないか疑惑が発生しているケニー……。そんな男をめぐり、女優・春花とフィットレストレーナー・莉咲子のバトルが勃発してどれくらい時間がたったでしょうか? そろそろケニーが何かしらの結論を出さないといけない雰囲気なのに、当人は相変わらず、のらりくらりしています。

 男子部屋では、自称・マルチ俳優(厳密にはフリーター)翔平に「この前、屋上で莉咲子といい雰囲気だったんだけど、わかんなくなっちゃった」と言いだす始末です。全視聴者が「なんでやねん!」とツッコミ入れたと思います。2人の体は密着してたし、雰囲気もめちゃくちゃ良かったのに。

 たぶん、かっこ悪い姿を見せるわけにはいかないんですよね、ケニーは。メンバーで唯一30代だし、「雰囲気イケメン」としてこれまでも、そしてこれからも生きていくわけですから。この前まで未成年だった莉咲子に、万が一でもキスを阻まれたらいけないんですよね。プライドがあるわけです。……翔平よりも浅い。

 そんなケニーの浅さを証明するシーンが、イラストレーター・香織との会話です。食卓で「最近、自分の実力以上の仕事が来ている気がする。調子乗っている自分がいる」と自らの立ち位置に悩み、涙を流してしまう香織。

 そんな香織に対して、ケニーは「そんな悩むこともでもないと思うよ」と発言。ペラッペラでびっくりします。

 香織の悩みは深いんです。理想と現実の間のギャップに苦しんで、不安に襲われ、このままでいいのか、これからどうするのか苦悩し、その想いを吐き出したんですよ。いつも大人の立ち振る舞いをしている香織が、です。それに対して、まるで「俺はわかっているよ」とでも言うような発言でやりくりしてくると、こうなるようです。

 そんなんだから、翌日も香織に「昨日の件、どうなったの? 解決したの? 話そうよ」と自分から切り出しながら「大丈夫だよ、マジで。ファンのこと考えよう」しか言えないんですよ。さらに、香織からは「(ファンのためにやればいいとは)私はそうは思わない」って一蹴されるんですよ。その時のケニーの「あれ?」の顔、僕は絶対に忘れないと思います。

 そして、翔平です。やっと俳優として活躍するシーンを見ることができました。しかも、全裸の濡れ場! 本編には特になんの影響もないんですけどね……。

 そんな中、最年少20歳の流佳がちょっと心配です。序盤はみんなから「かわいい」と言われていましたが、最近は何かと理詰めに遭っています。「マーベル」に出たいとか、料理ができないとか、やりたいことが見つからないっていうのもあるんでしょうけど、誰も流佳の味方がいないことが心配です。ちょっと関わるにはいいけど、深く関われば関わるほどイラつくことが多いタイプなのかもしれないですね。

 しかしテラハ、観ている側ですら序盤で好きだった人が嫌いになったり、その逆もあったりするわけです。僕もケニー推しで流佳が嫌いだったのに、今は逆転しています。観ている側がこんなに好みが変化するんですから、出演者の恋心がどんどん変わっていくのも納得ですよね。

 第12話の序盤20分、どうでもいい話が続きます。題して「春花が莉咲子のインスタをフォロー外した問題」。マジでどうでもいい。ブロックしたとか、していないとか、そんな話です。みなさんも一回お試しいただきたいんですが、インスタは意図的にやらないと、特定の相手をブロックできないんですよ。ミュートとブロックは確信犯で間違いない。

 そんなことよりもケニーです。ようやく意思表示しました。お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません。翔平に「莉咲子のこと好きだから今週末告白しようと思っている」と明かすのです。カウントダウンが始まりました。

 ようやく結ばれて卒業。視聴者が待ちわびている新メンバーまでもう少し! と思いきや、ちょっと雲行きが怪しいのです。莉咲子がちょいちょい微妙な空気を出すのです。告白されても断りますよ、的な空気です。ちょっとチンタラしすぎたのかもしれないですね、ケニー。

 莉咲子がもらった黄色いスイカをみんながいないときに2人だけで食べたことも、いい年してやたら「チル」って言うことも全部許すので、早く結論が出ることを望みます。フラれても、結ばれてもどっちでもいい。これ以上はもう待てない。

 最後の最後、ケニーが莉咲子に「シンプルに言うと、今はかなり好き」という言葉を伝えます。うれしそうな莉咲子。でも、莉咲子の反応が全力で喜んでいない気もします。「うれしいけど、うまく反応できない」とか言ってるし。次週、どんな結論が出るのか、まさか曖昧なまま今のメンバーでまたしばらく恋愛します、というパターンはないと思うのですが、期待して待ちたいと思います。

 テラハ、本編も面白いのですが、YouTubeで公開されている未公開シーンをご覧になっていない方はぜひ観てください。翔平の差し歯がぶっとぶシーンは必見ですが、今回はなぜ差し歯なのか、その秘密が明かされます。そして、香織が翔平のことを「ちょっといいかも」って言っている理由がわかる気がするんです。翔平、めちゃくちゃ面白いんですよ。これまでこの連載で翔平のこと悪く書いてきましたが、ちょっと好きになっちゃいますもん。

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

テラハ史上最も激しい戦いが勃発! 煮え切らないバンドマンの売名疑惑が濃厚に!?

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(37歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第9話と第10話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#9 莉咲子と春花、テラハ史上に残るキャットファイト

 僕たちの『テラハ』、第9話目。女優・春花とフィットレストレーナー・莉咲子の、ミュージシャン・ケニーをめぐる戦い。お待ちかね、第2ラウンド開幕です。

 前回、ケニーのいる前で好意を寄せていることを莉咲子にバラされた春花がケニーのいる男子部屋に逃げ込んだところで終わったので、今週が楽しみでしょうがありませんでした。

 春花は泣きながらケニーに自分の好意をグイグイ押し当てるのですが(ほぼ告白でしたね、あれ)、肝心のケニーはちょっとめんどくさそう。「へー、そうなんだ、うん、それは、そうだね」と「モテてる俺感、罪な俺感、余裕しゃくしゃくの俺感」をグイグイ出しながらカッコつけて話を聞き、しまいには「恋愛対象としては見ていない」とバッサリ。事実上、春花の失恋です。ケニー、カッコつけるときひげを触るクセ、直したほうがいい。

 そしてここから、女子部屋で第2ラウンドが始まります。まさに一歩も引かない自我と自我、正義と正義の殴り合いです。怖いもの知らずの最年少21歳・莉咲子(パルクール【走る・跳ぶ・登るといった移動に重点を置く動作を通じて、心身を鍛えるスポーツ】選手)と、選ばれ続けてきた女・春花(趣味・コルベットでドラッグレース)がノーガードで殴り合うわけですから。大仁田厚ばりのデスマッチなんです。カメラが回ってなかったら、血が流れていたと思います。いっそ、BGMもマキシマム ザ ホルモンとか『マッドマックス~怒りのデス・ロード~』のBGMにしてほしかった。

 VTRを見ていたスタジオのメンバーも口をそろえて言っていたのですが、間違いなく「テラハ史上最も激しい戦い」になりました。

 特に莉咲子が放った「被害者ヅラが半端なくてだりぃ」はすごかったです。こんなこと言われたら、男だって泣いちゃう。

 このシーンの言い争いがあまりにも激しくて、いつもは悪く書いているモブキャラ・翔平を欲している自分がいました。何も知らない平和な顔して「ただいま~。あれ? なんかあった? 魯肉飯でも作ろうか?」って帰ってきてほしかった。それくらいの激闘でした。

 フィットネストレーナーという職業柄、カメラの前では喫煙者であることを隠していた莉咲子でしたが、口論の末、春花にそれをバラされると、「もういい」と言い放ち、荷物をまとめて夜の街に飛び出します。時間は深夜0時。その前に、ケニーにケンカの顛末をチクリに行くことも忘れません。このへんが21歳のおぼこさが出るところですが、あそこまでヒートアップしたら冷静さも欠くでしょう。

 その後、帰宅したフリーター・流佳は一連の騒動を知り、ケニーに「莉咲子出ていったんですか? ケニーさんついていってくださいよ」みたいなこと言うんですけど、「ケニーさん、あんた男じゃねぇよっ!!」くらいののしってほしかった。

 翌朝、朝帰りした翔平に、前夜の事件を説明する香織とケニー。

 しかし、翔平は「そんなに悩むほどの話じゃないよね~。今日も平和だな、日本は。そんなことでグダグタ悩んでんじゃねえよ」と、ここでも空気を読めない発言が飛び出します。さすが、期待を裏切らない男。だんだん好きになってきました。そして、この発言に「今のは場を和ませようとして言ってるんだよね? 危ない。殴っちゃうところだった」と、笑いながら香織がポツリ。彼女の立ち振る舞いはビッグプレーでした。イラついても決して取り乱さず、冷静に自分の怒りだけは伝えて、場を収める。絶対に「被害者ヅラが半端なくてだりぃ」とは言わない。香織のスキル、底が知れません。一気に香織のファンが増えたでしょう。

 しかし、ここ最近のケニー、スタジオの山ちゃん(山里亮太さん)の言う通り、売名目的のテラハ参加の可能性が高くなってきました。確か入居した時「オープンな恋愛をしにきた」とか言ってたんですよね? そんで僕も、唯一30代のケニーを応援しようってなったんです。そろそろ何かしらのアクションを起こしてくれないと、嫌いになりそうです。

 マルチ俳優・翔平(ところで翔平の肩書、俳優はさすがにアウトな気がしません? テラハ出演中、バイトして魯肉飯作って、酒飲んでるだけなのに)と春花が、ケニーとハワイ編に出ていたウクレレ青年・カイくん(鮎澤くん)が出演するライブを見に行くシーンからスタートする第10話。

 自分を振った男のライブは見られないと、春花はカイくんのライブだけ見て帰るのですが、翔平が一人で「ヒューッ!!」とか言ってケニーのライブを盛り上げていました。翔平、大丈夫? なんか体によくないものやってない?

 ここで場面はその日の夜にオンエアではケニーのライブ映像がほぼなかったので、ケニーが怒ってないか心配です)。ライブから帰宅したケニーが春花を呼び出し、先日の自身の発言を弁明した上で、「答えを出したと思ってほしくない」とキープ宣言します。うまいこと言ったつもりかもしれませんが、全視聴者が「ケニー、それはただのキープや」ってツッコミ入れたと思います。ケニー、いよいよ雲行きが怪しくなってきました。

 翌日はケニーの誕生日会です。豪勢な料理が並びます。チキンの丸焼きなんかも並んでて、(すごいの作ったな)と思っていたら「これは六本木のチキン」って。なんなん? そのパワーワード。

 せっかく久しぶりに全員集まってケニーの誕生日をお祝いしているのに、莉咲子はケニーをバルコニーに連れ出すし、その間に春花は香織にケニーのグチを言うし、もうめちゃくちゃです。誰も付き合ってないのにこんなにぐちゃっぐちゃになるって、すごいです。別にいいと思うんですよ、メンバーの誕生日くらい休戦しても。僕、37歳なんですけど、みんながぶつかり合っているの見て(若さってすごいな、見習わないとな)と反省すらしました。

 しかし、ケニー、こんなに愚行を繰り返して、さらにテラハ来てから1回も面白いこと言ってないのにここまでモテるって、顔がいいバンドマンってつくづくすごいなと思います。でも、そろそろ何かしら動いてくれないと。香織と流佳がデートに行ったりもしてましたけど脈ありそうには見えないし、翔平は無職のモブキャラだし、ケニーがなんとかしないと、いつまでたってもこのメンバーです。ケニー、僕らは君の決断を待っています。

 最後に。本編の裏で、ひとつの奇跡が生まれています。テラハがYouTubeで公開している未公開映像の10th WEEK(https://www.youtube.com/watch?v=4Vdb3QWPA04)。1分52秒から始まる奇跡。絶対に、絶対に、絶対に見てください。間違いなくこれもテラハ史上に残る奇跡の展開ですから。

 次回、楽しみにしましょう。

ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

『テラハ』6人全員が三角関係に! 春花 vs 莉咲子のバトルは最終局面へ

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第7話と8話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#7 まだまだスピードを緩めないテラスハウス。美しい三角関係、完成。

 僕たちの『テラスハウス』。7話目です。先週、開戦ののろしを上げた女優・春花とフィットネレストレーナー・莉咲子の、ケニーをめぐる戦い。今週はどこまで激しくなるのか、楽しみでしょうがありません。怖いもの知らずの最年少21歳・莉咲子と、選ばれ続けてきた女・春花がノーガードで殴り合うわけですから、すごい展開を期待してしまいます。

 まず先手を打ったのは莉咲子。母の日のプレゼント探しにケニーとデートに出かけます。莉咲子、いつもスポーティーなのに、この日はめちゃくちゃガーリーな格好をしています。髪の毛も巻いてるし。とても良いですね。ギャップが出てます。こういう要所要所でギャップを出せる女は強いですからね。ケニーからも「すごい素敵」と褒められ、ご満悦の表情です。

 帰宅後、デートの感想をイラストレーター・香織と春花に伝えるのですが、早速火花が散ります。莉咲子が「流佳と遊びに行っても、自分が女だっていうことを忘れる。ケニーさん、いつの間にかご飯代を払ってくれていたり、女の子の気分になれる」と言えば、春花は「32歳の男なら、普通払うでしょ?」と応戦。一時は「付き合って」とまで言った流佳のことダシに使うようになったのね、莉咲子。

 少し遅れて帰宅したケニーにも、春花は「楽しかった?」「ドキドキした?」と聴取し、ケニーが「楽しかったよ」と言えば「ふーん」の回答。何より、このときの春花がいい顔してるんです。ケニーと莉咲子がイチャイチャしてたら、あからさまにつまんなそうな顔するんですよ。言動はもちろん、顔芸でもテラハを盛り上げてくれる女です。

 でも、これは何回も言いますけど、僕はすべて演技だと思ってます。テラハじゃなかったら、春香はケニーを選ばない。ただ「ほかの女に負けたくない」という気持ちが春花を動かしているんです。だからこの先、莉咲子がケニーに本気でアプローチしようもんなら、一気に愛車のコルベットのギアを上げるようにスピードを上げてくるはずです。

 そして、後攻は春花。ケニーとの食事デート中、仕事観や普段の考えを明かします。ここのシーン、春花のテクニックがすごかったです。一見、ケニーに説教しているように見えるんですけど、自分の悩みも開示して、最終的にはケニーを褒めている。これ、若い莉咲子にはまだできない立ち回りなんですよね。終始、表情も完璧だし。すごいもん見せてもらいました。

 最後は共にモブキャラになった男性メンバー翔平&流佳が、男2人でご飯に行きます。流佳は「莉咲子とも春花ともデート行ったけど、付き合いたいとは思わなかった。香織さんとデートに行きたい」と、翔平に宣戦布告するのです。これは予想外の展開でしたが、流佳が莉咲子にも春花にも「あ、これは脈ないな」と感じたのであれば、自然な流れです。これで6人全員が三角関係になりました。急展開が売りの東京編なので、あっという間に崩れる可能性もあるのですが、そろそろ誰かの恋愛に終止符が打たれることを期待します。

 女子3人でランチ女子会です。もちろん、ここでも莉咲子と春花のバトルが勃発します。莉咲子と春花の恋愛観は決定的に違っているので、お互いに「あ、この子とは交わらない。国交は断絶したまま勝負しよう」ということが話し合いによってハッキリ見えたので、よかったんじゃないでしょうか。

 そして、この女子会で「テラハの男性陣、消極的すぎる」という結論に至ります。女子って不思議ですよね。さっきまで敵対していたのに、共通の敵を見つけた途端、一時的でもあっさり結託できるんですから。もちろん、当日夜に春花&莉咲子によって、この件は男性陣にフィードバック。

 この後の男性陣の行動が重要ですよね。今週の放送では流佳が香織をデートに誘ったくらいしか動かないんですけど、今後、翔平とケニーがどう動くのか注目です。モブキャラの翔平はともかく、ケニーが莉咲子と春花、どっちを誘うのか興味があるのですが、できれば相変わらずの待ちの姿勢で、女性陣はもちろん、視聴者の反感を買って盛り上げてほしいです。

 そして第8話、春花と莉咲子の短くも激しい戦いが最終局面を迎えます。僕の中で相手がどれくらいヒートアップしているのかの判断基準は「相手の話を途中で遮るかどうか」なのですが、互いに早口で遮りまくってるので、温度はかなり高めです。そして、これまで“純粋で真っすぐな女の子”だった最年少の莉咲子がやらかします。

 ダイニングでは、夕食を終えた春花と莉咲子、そしてケニーの3人が談笑しています。「ケニーと話すときはなぜか緊張する」と打ち明ける春花に、「それは男として見てるからじゃない?」と莉咲子が一言。恋愛観が違うだけで、決して悪気はないんでしょうけど、挑発と言ってもいいような発言でした。そして、居心地が悪くなったケニーは、トイレを口実にその場から立ち去ります。

 せっかく豆乳スープ作ってケニーの帰りを待っていた春花が、さすがに不憫でなりません。もう少し、莉咲子にデリカシーというか、気遣いがほしかったな、と思います。オープンなのはいいことなんですけど、オープンすぎてはいけない時っていうのが大人の世界にはあるんですよね。

「ケニーと話してくる」と言い、莉咲子をにらみつける春花。いい顔してました。そして最後にケニーの前で涙したところで第8話は終わります。山チャンネル(テラスハウス公式YouTube)にて山ちゃんは「あの涙は悲しい映画でも思い出してるだけ」って言っていましたが、今回ばかりは悔しさがあふれちゃったんだと思います。だって、豆乳スープ楽しそうに作って待ってたんですから。男は女の涙に弱いです。完全に春花に肩入れしてしまう自分がおります。

 とはいえ、来週が楽しみです。できればケニーに抱きつき、力業で莉咲子との戦いに終止符を打っちゃうような展開を期待している自分もいます。

 第1話からレビューを書いてきましたが、ようやく最近になって「テラハは副音声&日本語字幕」の設定だとストーリーもスタジオメンバーのコメントも1回で楽しめることに気づきました。おすすめです。

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『テラハ』春花 vs 莉咲子の第2ラウンド勃発! ケニーが突然モテだした理由は●●!?

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第5話と6話を振り返ります(※ネタバレあり)。

#5 顔面偏差値高めの6人の攻防! 展開の速さについていけない……

 僕たちの『テラスハウス』、5話目です。まだ5話目だっていうのに、顔面偏差値も恋愛偏差値も高い男女6人があっちこっちで至近距離で殴り合う東京編、今週も絶好調でした。前作・軽井沢編の前半はチンタラした展開でしたので、今回は本当にスピード感を感じますね。

 5話目は、リビングで女子たちがミュージシャン・ケニーのライブに行くか相談するシーンからスタートします。ここで「大事件」とまではいかないのですが、「え? 先週の展開なんだったの?」という事件が発生します。先週までケニーといい感じに見えていたイラストレーターの香織が、ほかの女子メンバーに「ケニーがこの前『女子には歌っている俺を見てほしくない。それで好きになられたら、仮に俺の右腕がなくなって歌えなくなったら、好きじゃなくなるってことでしょ? 歌っていないときに俺を見てほしい』って言ってたよ」と、報連相するのです。言い方がちょっと小バカにしてるんですよね。しかも、香織からは見えていなかったようですが、ケニーはその会話が聞こえる位置にいますからね。

 カメラの回っていないところで突然、オリジナルソングでも歌われたのでしょうか? わずか1週間のどんでん返しに、視聴者置いてきぼりです。これが東京編のスピード感。

 後日、香織とケニーは約束していたデートに行くのですが、香織がランチ代を払ったり、ケニーの音楽に対する姿勢を褒めたり、「また相談に乗ってね」と誘ったりするのが“あの話”を聞かれた罪滅ぼしにしか見えません。

 香織、めちゃくちゃ高学歴のお嬢様育ちなのに、たまに発言が軽率なんですよね。ケニーとのデート中にも「今はコーヒー店さんのちょっとしたスペースでイラストの個展やってるけど、本当はもっと大きいところでやりたい」って言うんですけど、この発言、コーヒー店さんに少し失礼ですからね。ちょっとだけ配慮が足りないんです。でも、そんなことを思ってたら「お金大事だよね。アーティストってみんなお金の話したがらないけど、お金は大事。やりがいだけでやっていけないよね」と立派な発言。僕も文章を書いたりして家賃を払ったり納税したりする身なので、共感してしまいました。できれば、そのままの勢いでケニーに「で、なんぼなん? 年収」って聞いてほしかった。

「女の子と話すと顔が赤くなる。苦手なんです」という20歳の流佳が、前々回くらいから(お前、本当はヤリチンなんじゃないのか?)という立ち振る舞いを見せていましたが、今回でようやく尻尾を出しました。フィットネストレーナーの莉咲子をパルクールの練習場まで車で送る際、自分が飲んでいたペットボトルのお茶を莉咲子にナチュラルに手渡すのです。できます? 付き合っていない異性に「はい」ってナチュラルに、自分の飲みかけのペットボトル差し出す行為。しかも、自称“女子苦手”の20歳の男の子がですよ。これは虚言確定でいいんじゃないでしょうか。DTP(童貞ポリス)の山ちゃん(山里亮太さん)も怒っています。だいたい“自称・天然”に本物の天然がいないように、“自称ウブ”にも本当のウブはいないんですよね。それは過去のテラハで学んだじゃないですか。流佳も「女子が苦手」なんて言わずに「初めは顔が赤くなったりするけど、慣れたらガンガンいきますよ。自分、ヤリチンなんで」くらい言ってたらよかったんですよ。

「専業しか認めないようなやつは死ぬ」発言の自称・マルチクリエーターの俳優・翔平も、ケニーの発言をおもしろおかしく共有した香織も、ちょいちょい尻尾出す流佳も、共通点は「口は災いの元」ということですね。人間関係の基本を改めて教えてくれる番組、それがテラハです。

 最後はケニーのライブです。ケニーは本当にミュージシャンでした。めちゃくちゃ歌うまいし、かっこいい。こんなの見せられたら惚れちゃう。歌うケニーを見つめる女子メンバーの目が(ハート)に見えますが、これは演技なのか? 本当にグッときちゃっているのか? 今回のライブが、今後のテラハにどんな影響を及ぼすのか楽しみです。

 女優の春花とモブキャラ翔平の打ちっぱなしデートから幕を開けますが、特に男女のデートという雰囲気ではないので割愛します。「俺はやりたいことたくさんあるから、ひとつのことに縛られたくないの。専業しか認めない奴らは死んでいくから、それでよくない?」の発言で一生懸命目の前の仕事を頑張る全国民を敵に回し、モブキャラ化した翔平、前回も今回もイジるところが見当たりません。きっと次回もその次も、イジるところを探すのに苦労するでしょう。

 しかし、春花はモテるなぁと思っていたら、すごいどんでん返しがあります。突然、本当に突然なのですが、香織がモブキャラと化した翔平を気になるって言うし、莉咲子も春花もケニーがいいなって言うのです。春花は「ケニーさん、何話していいかわかんない」って言ってたのに。流佳にぞっこんだと思っていた莉咲子なんか「流佳は昼間に遊ぶ人って感じ」とまで言いだす始末。急にケニーがモテだしたのです。ここ、視聴者全員が「なんで?」ってなったと思うんですよ。スタジオメンバーもみんな「わからんなぁ」って言うし。ケニーの歌う姿が、そんなに心を動かしたのでしょうか? ケニー、先週「俺の歌っている姿を見られたくない」とか言ってたけど、もしかしてこうなることを知っていたのか? ケニー、すごいよ。いずれにせよ、誰がこの展開を予想できたでしょうか? もう誰も女子3人の心境の変化についてけていないのです。

 そうなると、ここでも「春花 vs 莉咲子」が継続するということです。ステージを流佳からケニーに変えての第2ラウンドです。そしてこれは、流佳帝国の繁栄が終わったことを意味します。短い繁栄でした。しかし、僕はこの流れはすべて春花の「盛り上げ戦略」だと感じます。なんなら、『テラスハウス』公式YouTubeのインタビューでの 春花の発言「人のものが気になる」すらも、盛り上げるための戦略だと思っています。先週も言いましたが、たぶん春花のお目にかなう男性が、今のメンバーの中にはいないのです。彼女はテラハを盛り上げ、自分がオンエアされるための発言を考えているのかもしれません。つまり、春花はテラハを誰よりも愛する女なのです。ここで僕は、春花の本気を見たいと願います。できれば、誰か男子メンバーが卒業して、前回の軽井沢編で出てきた石倉ノア(航空会社スカイマーク社長の息子で、ハーフのイケメン)みたいな、将来が約束された高スペック男が入ってきてほしい。春花は他の男子メンバーなんか目に入らなくなり、圧倒的な実力で一気に強奪し、軽井沢でテラハの常連・聖南さんが見せたような馬乗りのキス後のホテル直行を見せてほしい。選ばれ続けてきた女、春花の圧倒的な実力を見たい。

 ただでさえ速いスピードが、週を重ねるごとに増していくテラハ。ここまでくると、来週あたり1人いなくなっても驚いてはいけません。先ほど(7月1日深夜)山ちゃんがTwitterで「テラスハウスの見守りを終える… 神か?あのお方は神なのか?奇跡の作品を創造された…」とつぶやいていました。これが誰の、なんのことなのか? 次の展開が楽しみでしょうがありません。

◆毎週火曜日更新中『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』<https://www.netflix.com/jp/title/80174280>

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『テラスハウス』童貞か? ヤリチンか? ”小悪魔男子”流佳にだまされるな!

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳独身男)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 今回は第3話と4話を振り返ります(※ネタバレあり)。

 僕たちのテラスハウス、3話目です。フィットネストレーナー・莉咲子と自称ウブなアパレルバイト・流佳(るか)のデートからスタートします。

 いきなりですが、世の男性に問いたい。できます? 女子からの「今日のランチ何食べたい?」の問いに「パンケーキ食べたい!」って即答。できませんって! そもそも先週の映画に誘うくだりでも、莉咲子からの「何か観たい映画あるの?」の質問に「コナン見たい」と即答ですからね。普通の男だったら「莉咲子ちゃんは何が観たい?」「何が食べたい?」ってお伺いを立てると思うんです。でも、しない。「パンケーキ食べた後にコナン観たい」って即答できる。神に与えられしルックスを持った20代前半の男にのみ許される所業です。

 36歳の僕を完全に置き去りにする、「ダッチベイビーパンケーキ」なるおしゃれランチを食べる2人。莉咲子の「プレーン味って、何入っているの?」の質問に「プレーンじゃないの?」の答え。そんなん、あります? プレーンを小麦粉の一種だと思っていたようです。これ、どっちなんですかね? 「こうするとかわいいでしょ?」ってところまで計算ずくで演じているのか? 本物の天然なのか? 姉が3人くらいいないと、ここまで天然にならないと思うんですけど、流佳は5人兄妹の長男。……まだ本性が見えてきません。

 それにしてもこの2人、お似合いですね。莉咲子は面倒見良さそうですし。付き合っても半年くらいで流佳のおぼこい部分に飽きそうな気もするんですけど、イラストレーター・香織も女優・春花も、流佳には「かわいい」以外の感情を抱いていないと思います。香織はクリエイターだから何かしら通ずるものがある男子に惹かれそうだし、春花は高スペック男子を求めているはず(僕の勝手な予想ですが、今のテラスハウスメンバーには、春花が求めている男子いない)なので、20歳のかわいいだけの男子は守備範囲外だと思うんです。

 だからもう、流佳と莉咲子はさっさと付き合って、テラスハウス卒業してほしい。どうぞお幸せに。あざした!

 同じとき、ミュージシャンのケニーと香織がイラストについてプレイルームで話をしているのですが、こっちもめちゃくちゃいい感じです。ソファで肩寄せ合っています。流佳の童貞が偽装でなければ、この2人がカップル第1号の大本命だと思いますが、ケニーも香織も「これでもか」というくらいモテてきた猛者なので、簡単にはくっつかないと思います。試合巧者の2人は距離を置いたり、時には至近距離で殴り合うような駆け引きをしばらく楽しむはずです。結論はずいぶんと先です。

 そんなことを考えていたら、流佳が体調不良で寝込んでしまいました。そんな流佳を、一生懸命看病する莉咲子。(流佳、このキャラで体調不良って、さすがにこれは計算だろ。梨咲子のこと一気に落とすつもりだろ。そうやっていつも女を落としてきたんだろ)って考えてしまいました。熱は37.1℃とめちゃくちゃ微熱ですが、明らかに声はガラガラ。流佳を疑いすぎた自分のことを少し恥じました……。とはいえ、この一件で莉咲子の、流佳に対する想いが強くなったのは明らかです。

 そういえば台湾在住の俳優・翔平は、香織とデートする約束取りつけていましたね。初日に「香織ちゃんに興味がある、強く」とか倒置法使って誘っていたことを、すっかり忘れていました。

 三茶の居酒屋に入った2人。香織の「なんで誘ってくれたの?」の質問に、翔平は「なんか……別に……しゃべってみたいと思った。それだけ」の返答。そしてこのやりとりで、何事もなかったかのようにデートシーン終わり。

 ここでもう一度、言ってほしかった。「あったんだよね、興味が。俺は。香織ちゃんに。強く」って。あの倒置法を、さらに倒置しまくってほしかった。

 翔平、香織に告白して、フラれて終わる気がします。まだ予想をするには時期尚早ですが、根拠なき自信を胸に告白して、あっさりフラれる姿が容易に想像できます。テラスハウスって、たまに「お前、なんでこのタイミングで告白した?」っていう展開がありますが、今回の1発目は翔平と見て間違いありません。

 まだ3話目だっていうのに、この展開。軽井沢編の前半はチンタラしていたので、余計今回のテラスハウスはスピード感があるような気がします。

 4話目は、流佳が春花のことを原宿まで車で迎えに行くところからスタートします。またもや流佳です。いま最も目が離せない男。車内でそれとなく春花をデートに誘おうと「明日何するんですか?」と予定を聞き出すのですが、埋まっている様子。この時点で、僕の中では「黒」ですけどね。「女の子と話すと照れて赤くなる」と言い、莉咲子とめちゃくちゃいい感じなのに、春花をデートに誘おうとしてますから。真っ黒なヤリチンですよ。本当にウブなら、莉咲子とウブなデート重ねてゴールインするはずですから。明らかに流佳に恋をしている莉咲子に思わせぶりな態度を取るようであれば、全テラスハウス視聴者を敵に回します。そっちのほうが、見てる側は面白いですけどね。

 そして、春花です。僕は、彼女の立ち振る舞いは、すべて演出だと思っています。絶対に流佳なんか眼中にないのに、女子部屋で香織に「流佳クンと気が合うかも。でも、莉咲子ちゃんに、こんなこと言えなくない?」と発言しますが、オンエアされるすべをよく知っているからこその発言です。春花には経験値があり、自分の美しさをよくわかっていて、頭が良い。なおかつ選ばれ続けてきた女なので、自身がモブキャラになることを避けるべく、意図的にオンエアされるような発言をしていると思うんです。テラスハウスを盛り上げてくれているのです。それぐらいしたたかに立ち回りできると思う僕の方が狂っているんでしょうか?

 そして翔平です。また言いやがりました。先週、「俺はやりたいことがたくさんあるから、ひとつのことに縛られたくないの。専業しか認めないような奴らはどんどん年老いて死んでいくから、それでよくない?」の発言で薄っぺらさを露呈しましたが、今週もバイト中に現場監督に向かって

「俳優も、モデルも、ものづくりも、いろいろやってます。何かひとつに縛られたくないんですよ。器用貧乏とか言われちゃってますけど、それでいいんです。全部やりたいんですよ」

とか言ってます。その翔平に、現場監督は

「お前、貧乏なだけで器用じゃねぇからな」

 気持ちよかった。もっと言ってほしかった。「何者にもなれない焦ったやつが逃げてるだけだろ。いいか? よく聞け。山田孝之はな、俳優を極めてたんだよ。極めたからこそバンドやってもプロデューサーやってもブランド立ち上げても認められるんだよ。極めた者の言葉には説得力があるんだよ。魂があるんだよ。お前の発言には、これっぽっちも信念がないんだよ。誰もお前の言うこと真に受けてねぇよ」くらい言ってほしかった。

 なんかちょいちょい翔平が流佳に「デートどうだった?」「もっとこうしなよ」とかアドバイスするんですけど、流佳も右から左に受け流していますからね。一応年上の意見だから聞いてるフリはしてますけど、それくらいスカスカの発言が続いてます。あの天ぷら事変(記事参照)がなければ「年下のことめっちゃ気遣うじゃん、翔平」って思うんですけど、もう全然応援できない。(上から目線でモノ言いやがって)くらいしか思えないのです。テラスハウスって昔から「口は災いのもと」ということを教えてくれる教育番組の要素があります。

 4話目のラスト。これっぽっちも盛り上がらなかったケニーと春花のデートを尻目に、トランプで遊ぶ流佳と莉咲子。“負けたほうが何かひとつ、一生言うことを聞く”というルールで流佳に勝った莉咲子は「一生、遊んでほしい」と願います。これ、ポジティブこじらせた僕なんかが聞くと、完全に告白ですからね。もう本当に来週帰ってほしい。流佳のボロが出る前に、莉咲子が傷つく前に、美しい2人のままエンディングを迎えてほしいと願います。

 最後に、スタジオのMC山里亮太さんが蒼井優さんと結婚しましたね! YouTubeの「テラスハウス山チャンネル」で「童貞警察として、流佳が偽装童貞だった場合は死刑ですからね」とボロクソにこき下ろす姿は最高です。コメント欄も「流佳のこと散々言ってきたのに自分は裏でこそこそ蒼井優かよ!」といった秀逸な書き込みで埋まっています。テラスハウス本体よりも面白い時があるので、未見の方はぜひ!

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ウイさんの初の著書『ハッピーエンドを前提として』(KADOKAWA)が好評発売中。彼氏がいてもいなくても、結婚しててもしてなくても、女も男も、みんなで読みたい恋愛指南書です。

新作『テラハ』女優・春花のプライドがズタズタ? 雰囲気イケメン・翔平、調子に乗って墓穴を掘る……

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳未婚彼女ナシ)が、『テラスハウス』の新シリーズをウォッチ! 

 待ってました!! いよいよ新シーズンがスタート。僕たちのテラハの幕開けです。僕はつい先日まで「テラハ? なんか嫌」と敬遠していたのですが、「レビューを書きませんか?」というご依頼をいただき、過去のシーズンを観たら、あっという間にどハマりしてしまった36歳独身の男です。

 今さらテラハのルール説明するのは野暮ですが、見たことない方のために簡単に説明すると、見知らぬ男女6人が恋愛したりケンカしたりしながら共同生活して、誰かが卒業すると新しいメンバーが入ってくる。それだけです。男と女がいるのでどうしても恋愛の要素が強くなるのですが、別に恋愛しなくてもOK。メンバーはそれぞれ好きなタイミングで卒業できます。訳のわからない理由で卒業していくメンバーも結構います。

 ここで「あのキラキラした人たちが出ている番組でしょ? 苦手やねん」とおっしゃる方、わかります。僕もそうでした。でも、テラハはマウントの取り合いあり、裏切りあり、馬乗りキスあり、隠れてセックスありのバーリトゥード(なんでもありの格闘技)みたいなもんです。推しを応援したり、終始上から目線でツッコミを入れたり、それぞれが楽しみ方を見つけることができるはずです。だまされたと思って、前作・軽井沢編あたりを見てみてください。ハマるはずです。

#1無駄なメンバーがいない東京編。最高のスタート。

 無人のテラハに一番乗りでやってきたのは、28歳のイラストレーター・渡邉香織。ショートカット美人です。慶應義塾大学に入学後、パリ第一大学に留学し、外資系の企業に就職するも、イラストレーターとして独立するという異色の経歴の持ち主。いきなりスペックが爆発しています。そして、まつ毛が仕上がってる。たぶん昨日まつエク行ったばっかりです。

 2人目は26歳の松嵜翔平。雰囲気イケメンです。香織からの「仕事なにやってるんですか?」の質問に「台湾でモデルと、日本では役者してます。あとはアルバイトとか」だそうです。いいですね。最後に「あとはアルバイトとか」の付け足し。テラハに出てくる人、だいたいバイトしてます。

 3人目は24歳の女優・奥山春花。15歳からモデルもしているそうです。しかも、愛車はコルベット。絶対に気が強い。我も強い。そんで、いきなり香織の眉毛をイジります。イジれます? 出会って3分で年上女性に「すごい眉毛してるね。ふふふ」って。ポテンシャルの高さを感じます。期待大。

 4人目は31歳のミュージシャン・吉原健司。通称ケニー。テラハにはミュージシャン枠がありますから、絶対にいると思っていました。テラハに来た理由は「オープンな恋愛をしたい」とのこと。これまでどんだけ人様に言えないような恋愛をしてきたのでしょうか。でもね、ケニー。この先、僕はどんなことがあろうと君を応援する。理由は、独りだけ30代だから。ケニーはめちゃくちゃモテてきた。間違いない。常に自分が優位になる、計算高い恋愛をしてきたタイプ。前回のテラハにはタカという30代がいました。自分よりも10歳以上年下の女子からの「タカさんがあと5歳若ければな」の一言でトレードマークのひげをあっさり剃ってしまうような痛いところはありましたが、そこが素敵でもありました。オープンな性格で、僕は大好きでした。ケニーはタカとは違ったタイプの30代です。リーダー気質はなさそうなので、年齢なんか気にせずどんどん女子にアタックしたり、さまざまなトラブルを見て見ぬふりしてほしいと思います。

 5人目は21歳のフィットネストレーナー・田辺莉咲子。若い! こちらもまつ毛が完璧な仕上がりです。テラハに応募した理由は「尽くし体質のダメ男製造機になっちゃう。いい人と出会いたい」。若さという武器を存分に発揮してほしいです。

 6人目。最後のメンバーは20歳のアパレルバイト・西野入流佳(ルカ)。こいつはヤバい。いきなりすごい奴が来た。僕がテラハの演出家でも最後に登場させますもん。かわいい顔している男子なのに、女子が苦手で、しゃべるとすぐ顔が赤くなるそうです。かわいい。みんなのおもちゃ決定。でも、まだ信じるのは早いです。軽井沢編でもいたじゃないですか? テラハ史上最大の修羅場の着火剤となった田中優衣。「自称ウブ」だったのですが、裏では元Jリーガーとやることやっていた子が。僕、初めはアホな顔して「優衣、超ウブじゃん。守りたい」とか思ってたんですよ。あれ以来、決めたんです。自称ウブは一切信じないってことを。天然と一緒です。「私、よく天然って言われます」っていう人に本物の天然はいませんからね。それと一緒。本当にウブなのか、爪を隠しているだけなのか? 楽しみでしょうがありません。

 美男美女ばかり集まりました。横乗り系(サーファー、スケーターなど)がいないのは意外でしたが、スタジオの山里亮太さんの言う通り、本当に「無駄がないメンバー」です。リーダーが不在で、ルカ君はまだわかりませんが、全員が恋愛の常勝軍団。至近距離で個性の殴り合いが期待できます。

 集合したメンバーは共同生活の場となるテラハの室内を見に行くのですが、見逃せないのはプールです。今回のテラハの家、なんと東京なのにプールがあるんです。そのプール、屋外というよりはガラスの屋根がある半分室内みたいな場所にあるんですけど、男性諸君は絶対に思ったはず「あれ? これ……例のプール?」って。(※例のプール→男性のみが通じるワードです。知らない方は「例のプールとは」でGoogle先生に質問してみよう!)もう、今後のエロい展開があることが約束されたような家です。絶対にプールで何かしらの伝説が生まれるでしょう。

 一通り家の中を見て回ったメンバーは、男子部屋と女子部屋に分かれて、恒例の「気になる人いた?」とか「どんな人がタイプ?」みたいな話します。そこで21歳の莉咲子が「愛が、デカい人がいい」とか言うわけです。これがテラハの真骨頂。だって、36歳の僕が言ったらどうなります? 「好きなタイプ? そうだな……愛が、デカい人、かな(ニコッ)」って。「何言っとんねん、おっさん」って、みんな石投げてくるじゃないですか。愛が小さいより、デカいほうが絶対にいいに決まっているのに。こういう「若さゆえに許される」発言が楽しみで仕方がない。

 さらに、雰囲気イケメンの翔平が、女子メンバー全員がいるところで「俺、香織ちゃんに興味があるんだけど、強く。休みが合ったらさ、飲みに行こうよ」と誘うのです。なんなん? その倒置法。でも、突然のお誘いに照れた香織の顔。もう、天使。天使なんてもんじゃない。女神級のかわいさ。

 いきなり恋愛要素をぶっこんできました。#1からいきなりこの展開。今回のテラハ、これまでのシーズンよりもずいぶんと展開が速いような気がします。期待せずにはいられません。

 そんな中、選ばれ続けてきた女、春花が牙を剥きます。香織、ケニー、そして春花3人で夕食を食べている時に、香織とケニーとがどんなイラスト描いているか? という話題で盛り上がります。1人会話に入れない春花は「気にしないで」と言いながらも、唐突にケニーに「ギター教えて」と2人きりに。そしてそのまま、2人でデートに行く約束をするのです。この流れに、春花の性格が詰まっているような気がします。春花は絶対にミュージシャンを相手にするわけがないんです。プライドが許さなかっただけだと思うんです。前回、目の前で香織が翔平に「興味がある、強く」と言われてデートに誘われ、今度はケニーとイラストの話題で盛り上がった。しかも、結果的に自分がハブになった。そんなこと、常に選ばれ続けてきたであろう女が許せるはずないんですって。もっと言えば、春花が本当に惹かれる男性は今のテラハにはいない。でも、今の状況は我慢できなかった。きっとそれだけの話。そして、その春花が女子部屋で香織に「ケニーと一緒にデートに行く約束したの」と報告する時の誇らしげな顔、最高に輝いているのです。今後、めちゃくちゃ高スペックな男子が入ってきたら、あっという間にそっちに乗り換えるでしょう。

 最後に、翔平が取り返しのつかない発言をします。別の日の夕食中、メンバーは仕事観について議論になるのですが、そこで翔平が「俺はやりたいことがたくさんあるから、ひとつのことに縛られたくないの。専業しか認めないような奴らはどんどん年老いて死んでいくから、それでよくない?」と発言。

 浅い、めちゃくちゃ浅い……。何かひとつだけにも特化できない奴が、いろいろなことを極められると思っているのでしょうか。翔平の発言は「何者」にもなれない男の戯言ですよ。本当は役者で食っていきたいけど、食っていけそうもないことを感じてしまい、それをごまかすためのダサい防御ですよ。おぼこすぎない? 26歳にもなって。そんでなんなん? 最後のくだり。ニヤニヤしながら「俺は天ぷらが好きだけど、毎日食ったら飽きちゃうかな」の例え。聞いてたメンバー全員「?」って顔してたぞ! 女子メンバーからは「それは言わないほうがいいよ」とツッコまれる始末。これを挽回するのは至難の業だと思います。

 でも、同時に、すごくうらやましくも思うわけです。自分の正義を信じて、恋愛したり議論できることを。例えば、テラハが全員30代以降だと議論にならない。「わかる」「そうだよね」と、お互い承認の嵐なわけです。経験値がすべてを承認してしまう。いろいろな考え方あるからね」「……」「……」って、会話が終わっちゃう。

 恋愛だって、変な奴と思われないように、行儀よく、人様に迷惑をかけないように気ばっかり使ってしまう。好き勝手書いてきましたし、これからも好き勝手書くと思いますが、僕たちは彼らにとやかく言えるほどの恋愛を、これまでしてきたのでしょうか? 大人になって、知識と経験ばっかり増えてしまい、それが手かせ足かせをつけられたような不自由を生んでいるのです。

 テラハはキラキラしているけど、人間くさくて、みっともないシーンもあります。その様子を見て、楽しんだり、ツッコんだり、応援したり、時には自分の不自由さに気づくことができる。それだけでも十分楽しめる番組です。

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『テラスハウス』新シリーズ配信開始! 聡太がラッパーに!? 軽井沢編メンバーたちの現在

 人気恋愛リアリティショー『テラスハウス』の新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(東京編)がNetflixで配信を開始した。今回の舞台は東京、3階建てのプール付き豪邸で、メンバーは歴代最高ともいえる美男美女ぞろい。早くもデートに誘うメンバーが登場するなど、今後の展開が楽しみだ。

 そんななか気になるのは、前作「軽井沢編」に出演していたメンバーの現在だろう。前作では3組のカップルが誕生。スタジオ好感度No.1だったモデル・至恩とプロホッケー選手・つば冴カップルは残念ながら破局してしまったが、“レジェンド”聖南とノアカップルは4月から同棲を開始。女子大生・優衣と元Jリーガー・愛大はともにブログを開設し、そのラブラブぶりを世間に見せつけている。

 一方、カップル誕生とはならなかったが、爪痕を残していったメンバーはというと……。

 初期入居メンバーで料理人志望の雄大は、最年少ということもあってか、幼すぎる行いで他メンバーとのコミュニケーションもままならず、ギクシャク。さらに、想いを寄せる毒舌女子大生・安未とデートに行くも撃沈。そんな状況から逃げるように「元カノとヨリを戻す」とテラハを卒業した。現在の肩書は「料理人、モデル」とのことだが、昨年3月に開設した料理ブログはわずか3件の投稿で更新が止まっている。

 自意識過剰キャラで番組を大いに盛り上げていた元ジュノンボーイでバツイチ子持ちのIT企業勤務の聡太は、音楽活動を開始。3月14日にiTunesで「I’m sorry」というヒップホップ調の曲を発表しており、サビの「後ろ指を差されたとしても 前しか見てないねぇから気づかねぇ」など、聡太節を堪能できる1曲だ。だが、ユーザーの評価は5段階中2.1となかなか手厳しい。思いを寄せられていたバイセクシャルの美容専門学生・俊亮とは仲がよく、頻繁に遊んでいるようだ。

 寮長として8カ月もテラハで過ごすも、突然「好きな人ができた」と卒業を発表し、スタジオの山里亮太に「まったくつまらない」と大目玉を食らったプロスノーボーダーの貴之。お相手の麗華さんはミス成城2014、ミスユニバース2018準グランプリに選出される美貌の持ち主で、実家は超がつく金持ち。卒業インタビューでは「麗華とは結婚を考えているから、お父さんに挨拶に行きたい」と語っていた貴之だが、SNSを見る限り、2人の交際が続いているのかどうかは不明だ。

 このほかにも、ゲスの極み乙女。の休日課長など個性豊かなメンバーたちが活躍した軽井沢編。東京編ではいったいどんなキャラが登場するのか、楽しみだ。

『あいのりAJ』シーズン2を見終わった、正直すぎる感想

人気恋愛ハウツーブログ「ハッピーエンドを前提として」(https://www.zentei-happy-end.com/)のウイさん(36歳未婚彼女ナシ)が、青春時代に夢中になった『あいのり』の新シリーズをウォッチ! 

<※これまでのあらすじはこちらから>

#21 加速していく、“でっぱりんのため”の『あいのり』

 劇団主宰・桜子に素直な気持ちと、想いを込めた手作りケーキ、チケットを手渡したパティシエ見習いのトム。運命の朝、トムの「寝れた?」に対する、桜子の「寝れてない。ははははは」の返事。笑顔がステキで、一瞬(まさか告白OKなの?)と思ってしまいましたが、やっぱりダメでしたね。わずかな可能性もありませんでした。告白を断る振る舞いも完璧で、涙と笑顔を織り交ぜながらこれまでの感謝を口にし、ちゃんと振りました。めちゃくちゃ上手な振り方です。僕はトムのことずっと嫌いでしたが、本音でぶつかった告白と最後に泣かなかった姿に、めちゃくちゃ好感度ブチ上がりました。相手が22歳くらいだったら告白は成功していたのかもしれませんが、桜子は26歳。男性に安定感を求めるのは、致し方ありません。

 トムを振った桜子も、直後にラブワゴンからリタイアします。キルギスが最後の国であり、残ったメンバーのメンツを考えると当然の選択です。用意されていたシナリオだったかのように、別れのシーンも妙にあっさりしています。できれば、桜子のようなタイプがどんな人を好きになるのか見守りたかったです。残った、暴走博多娘・でっぱりんと美容学生・みゃあは絶対に仲が悪いと思いますが、桜子がいなくても大丈夫でしょう。トムと桜子、お疲れさまでした。

 これででっぱりんの、でっぱりんによる、でっぱりんのための最終回に向けた準備が整いました。最終回に向けて、でっぱりん劇場の準備が着々と進んでいるように見えます。みゃあと美容師・英クン なんて、モブキャラ扱いになっています。残念で仕方ありません。そんで、いる? 新メンバーの『あいのり』ADのたいぞー。キーマンにもならないし、存在感もない。もう絶っっっ対にいらないんですよ。多くの視聴者も、登場時から「いる?」ってなってますって。スタジオメンバーも、たいしたイジリもしないし。

 でっぱりん最後の試練の場所には 、天山山脈が選ばれました。標高4,000メートル。頂上までの往復に4日間かかります。きっと、山頂か下山後にでっぱりんがじゅんきに告白してフィナーレでしょう。

 一時はでっぱりんと両想いになりかけた英クンさえも「でっぱりんへの感情が薄れていくのを感じる」と言いだす始末。ダークホースもいないし、 番狂わせも起きないでしょう。僕だけではなく、きっと多くの視聴者が、この先を容易に予測できた展開です。

 登頂に備えて、ロッククライミングの練習をするメンバー。順調にコツをつかんでいくメンバーの中、またもやでっぱりん劇場が。岩場に吊られただけで「怖い」と「無理」を連発し、パニックになり「大っ嫌い!」と叫びます。車の運転や登山はその人の本質がよく現れると聞いたことがありますが、本当によく出ています。得手不得手もあるし、恐怖はしょうがない。でも、ここでガイドさん相手 にわめき散らすのが、よくないと思うんですよね。山岳ガイド・アレックスさんの「君は、少し冷静になったほうがいい」という言葉が、これまでのでっぱりんのすべてを表しているような気がします。

 山頂に向けて登山するメンバー。メンバーがペアになって山頂を目指します。ここで、でっぱりんのペアが英クンとかなら、最後に何か変わるかもしれないと思いましたが、やっぱりじゅんき。試練を乗り越えて、2人で山頂に行って絆が強くなり、結ばれるんですよね。わかります。

 無事に登山を終えたでっぱりんは、じゅんきに告白するためにラブワゴンへ向かいます。シンプルに告白して、じゅんきの「でっぱりんのすべてが好き。ずっとそれでいてほしい」の答えで2人は結ばれました。そして、『あいのり』はフィナーレを迎えます。でっぱりんファンには最高の、それ以外の方にはなんの面白みもない展開でした。

 たいぞーは結局、なんの役割も果たさず、英クンもみゃあもフェードアウトです。そういえば、シャイボーイとかすがは、いつ日本に帰ったんでしょうか?

 でっぱりんのエンタテインメント性におんぶに抱っこだった『あいのりAJ』は、僕が10代の頃に夢中になった『あいのり』とは別物でした。過去の『あいのり』には主役級のメンバーが複数いましたが、今回は明らかな主演がいました。でっぱりんと結ばれたじゅんきでさえ、完全な脇役でした。でっぱりんのせいではありません。でっぱりんに頼り切った『あいのり』に責任があります。

 でも、多くの視聴者は、修羅場に、でっぱりんに、飽きてしまった。もっとほかのメンバーを見たかったという気持ちが残ったままの終わり方でした。

 そんな中、シーズン3アフリカ編の配信が発表されましたが、できれば誰か 一人の独壇場にするのではなく、もっと視聴者がいろいろなメンバーに感情移入できる展開になることを望みます。

 僕は、実力を発揮する前にエンディングを迎えたみゃあが引き続き登場する場合のみ、シーズン3を見たいと思います。

◆『あいのり Asian Journey SEASON2』<https://www.netflix.com/jp/title/80174280>

 

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