霜降り明星、祝『M-1』優勝! 養成所はもういらない? “非NSC芸人”が強いワケ

 2日放送の『M-1グランプリ 2018』(テレビ朝日系)で、霜降り明星が優勝を果たした。ボケのせいやは26歳、ツッコミの粗品は25歳と、大会史上最年少の優勝も話題となった。さらに、もう一つ注目すべきポイントがある。彼らはともに養成所に通っていない“非NSC出身”芸人なのだ。

「霜降り明星の2人は、高校生版『M-1』ともいえる『ハイスクールマンザイ』において別々のコンビとして頭角を現しました。お互いの存在は意識しており、粗品がせいやを誘う形で2013年にコンビを結成します。吉本興業へは劇場オーディションを経て入っていますので、大阪NSCの33期と同期の扱いです。今回の優勝前にも、2人ともにピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)において決勝進出を果たすなど、実力派として知られていました」(放送作家)

『M-1』の歴代優勝者では、チュートリアルの福田充徳、NON STYLE、パンクブーブー、笑い飯がNSCを経ていない。ただ、チュートリアルの場合はNSCを卒業した徳井義実が友人であった福田を誘って結成、パンクブーブーは福岡吉本出身である。NSC組とオーディション組の両者にはどのような差があるのだろうか。

「NSCは入学時に約45万円の学費を収める必要があります。さらにNSC生は1年間のカリキュラムが終わるまではアマチュア扱いですが、オーディション組の場合は、学費を用意する必要がなく、すぐ舞台にも立てますので、そこからプロとなります。即戦力を見込まれての合格でしょうから、ポテンシャルはNSC組より高いといえるでしょう」(同)

『M-1』は吉本芸人のための大会と言われることもあるが、その中にも細かい区分があるのだ。今後も“非NSCコンビ”の活躍が見られそうだ。
(文=平田宏利)

とろサーモン・久保田に“強力援軍”現る!? 上沼恵美子を「痛烈批判」したアノ芸人

「自分の感情だけで審査せんといてください。おまえだよ、わかんだろ。右側のな、クソが!」

「右のオバハンにはみんなうんざりすよ。(審査で)“嫌いです”と言われたら更年期障害か? って思いますよね」

 12月2日に行われた『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)の打ち上げで、昨年王者のとろサーモン・久保田かずのぶと今年のファイナリストであるスーパーマラドーナ・武智が酒に酔った勢いで、インスタライブの動画で上沼恵美子の審査姿勢をコキ下ろした件が波紋を広げている。

「上沼はラジオ番組で『私みたいな、こんな年寄りがね、ポンっと座って偉そうにしている場合ではないんですよ』と審査員引退を宣言しましたが、その後に、この件を知って大激怒。2人が所属する吉本興業が謝罪する事態に発展しています。今田耕司や博多大吉ら、先輩たちもすぐに苦言を呈していましたが、ダウンタウンの松本人志が年末特番の会見で、この騒動に触れられずにいたことが深刻さを物語っています。関西で絶大なる力を持つ上沼だけに、今後、久保田と武智は関西では仕事ができなくなる可能性もありそうです」(お笑い関係者)

 上沼といえば、ここ数年は『M-1』審査員の常連だったが、昨年もマヂカルラブリーに対して、「一生懸命やってるのは分かるけど、好みじゃない。よう決勝残ったなと思って」と辛口のコメントをして、ネット上では「怖い」「言い過ぎ」と批判を浴びている。

 そんな中、12月3日に放送されたバラエティ番組『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(AbemaTV)でも、上沼の審査に不満を漏らした芸人がいたという。

「ハライチの岩井勇気です。上沼がファイナリストのギャロップを『自虐ネタはウケない』と酷評していたことに『自虐は基本ウケないって、なんなんですかね、あれ』とコメント。さらに、上沼が引退を表明していることも、『上沼さんが引退ってのだけ解せないですよね。辞めるんだったら、今までの全部、ダメってことだったのかな?』と納得いかない様子を見せていました」(芸能ライター)

 上沼がもう少し早く引退していたら、ブレークした芸人の顔ぶれは今とは違っていたかもしれない。

久保田かずのぶが“MCサーモン”として「権力者批判ラップ」を披露するも大ブーイング!?

 12月6日放送の『NEWS RAP JAPAN』(AbemaTV)に、とろサーモン・久保田かずのぶが“MCサーモン”として出演。自慢のラップを披露したのだが、『M-1グランプリ』暴言騒動についてのラップとも解釈できる内容だったことから「全然反省してないだろ」と批判の声が上がっている。

 久保田は『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)放送後、スーパーマラドーナ・武智のインスタライブで審査員を批判。「自分の感情だけで審査せんとってください。1点で人の一生変わるんで」「お前だよ! わかるだろ? 右側のな」などと感情を露わにしていた。

 このとき彼が批判していたのは上沼恵美子のことだったようで、後日、久保田はTwitterで「上沼恵美子さまに失礼極まりない言動をしてしまい申し訳ございませんでした」と謝罪。しかし今回の『NEWS RAP JAPAN』では、「悪いものを打ちのめすヒーローは2次元では人気をあつめるが、会社や社会の中では年長者・権力者に意見することは、正しい事でも“罪人”“悪人”のように大衆につるし上げられ羊として生きることが正しいと洗脳された家畜たちに批判される運命にありますが……」などと挑発的なリリックを披露している。

「“権力批判”だけでなく彼らに迎合する大衆もディスったラップで、久保田は『勇気ある者を潰しにくるのは彼らが皆、権力に逆らえない自分の生き方を変える勇気がないのか』とも主張していました。これには番組MCのラッパー“DARTHREIDER”も、『なんか一番“右の人”すごいね。お前だよお前、一番右の人』と苦笑い。視聴者からは『完全に開き直ってるじゃん』『これは下手したら解雇されてしまうのでは?』『酔っ払ってインスタライブで愚痴ることが“勇気”なの?』といった声が上がっています」(芸能ライター)

 肝心なラップの出来の方には、視聴者から「ただのリズムに合わせた悪口」「韻とか踏まなくてもいいんですか?」「ラッパーとしても上手くないし芸人としても面白くない」といった辛口コメントが。また一度謝罪していたこともあり、「ブレブレすぎてダサい」などとも指摘されている。

「久保田の審査員批判には、同じ芸人からもさまざまな苦言が呈されています。山里亮太は自身のラジオ番組で『SNS講習で習っただろ?“飲んだらやるな。やるなら飲むな”って』とコメント。博多大吉も自身のラジオで『僕史上最大級の雷を落とします』と宣言していました。しかし久保田からしたら、彼らも“家畜たち”の一員になるのかもしれません」(同)

 各方面に新たな敵を作ってしまいそうな久保田。これ以上傷口を広げるようなことにならなければ良いのだが……。

『M-1』でバイトしてるのはトム・ブラウンだけ! “現代”芸人たちのバイト事情は……?

 2日放送の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で、決勝進出10組中、唯一の非吉本芸人として出場したトム・ブラウンが話題となった。オードリーやはなわらが所属するケイダッシュステージ所属の彼らは「サザエさんの中島くんが5人合体する」シュールなネタで、会場を動揺が入り混じった笑いに包み込んだ。

 さらにトム・ブラウンは決勝進出コンビ中で、唯一アルバイトを掛け持ちしていることも話題となっている。しかもバイト先は、番組スポンサーのひとつであるファミリーマートであり、それぞれ別々の店舗で働いているようだ。やはり芸人のバイト事情にも、事務所の色が表れていたといえるかもしれない。

「『M-1』は2015年の復活時から、エントリー制限がコンビ結成10年以内から15年以内に拡大されています。その分、キャリアのある芸人が増えたため、バイトを卒業しているコンビが多いのは確かでしょう。さらに、吉本興業は舞台を持っていますので、そこに定期的に立てばなんとか食える場合も多いと聞きます」(芸能関係者)

 芸人の給料はほとんどが完全歩合制であり、仕事がなければ0円である。今をときめくあのコンビも、かつてはバイト漬けの日々であった。

「『キングオブコント2012』(TBS系)のチャンピオンであるバイきんぐの小峠英二は、本番当日の朝6時まで害虫駆除のアルバイトをしていたそうです。このバイトは、ライブや仕事が入った場合は自由に休めるなど、快適な職場環境だったようですね。小峠は、芸人としての仕事がまったくない時期でも、『バイトが本業になってはいけない』という自覚は強く持っていたようです」(同)

 今後、トム・ブラウンはバイトを卒業できるのか? その動向にも注目が集まりそうだ。

(文=平田宏利)

『M-1』でバイトしてるのはトム・ブラウンだけ! “現代”芸人たちのバイト事情は……?

 2日放送の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で、決勝進出10組中、唯一の非吉本芸人として出場したトム・ブラウンが話題となった。オードリーやはなわらが所属するケイダッシュステージ所属の彼らは「サザエさんの中島くんが5人合体する」シュールなネタで、会場を動揺が入り混じった笑いに包み込んだ。

 さらにトム・ブラウンは決勝進出コンビ中で、唯一アルバイトを掛け持ちしていることも話題となっている。しかもバイト先は、番組スポンサーのひとつであるファミリーマートであり、それぞれ別々の店舗で働いているようだ。やはり芸人のバイト事情にも、事務所の色が表れていたといえるかもしれない。

「『M-1』は2015年の復活時から、エントリー制限がコンビ結成10年以内から15年以内に拡大されています。その分、キャリアのある芸人が増えたため、バイトを卒業しているコンビが多いのは確かでしょう。さらに、吉本興業は舞台を持っていますので、そこに定期的に立てばなんとか食える場合も多いと聞きます」(芸能関係者)

 芸人の給料はほとんどが完全歩合制であり、仕事がなければ0円である。今をときめくあのコンビも、かつてはバイト漬けの日々であった。

「『キングオブコント2012』(TBS系)のチャンピオンであるバイきんぐの小峠英二は、本番当日の朝6時まで害虫駆除のアルバイトをしていたそうです。このバイトは、ライブや仕事が入った場合は自由に休めるなど、快適な職場環境だったようですね。小峠は、芸人としての仕事がまったくない時期でも、『バイトが本業になってはいけない』という自覚は強く持っていたようです」(同)

 今後、トム・ブラウンはバイトを卒業できるのか? その動向にも注目が集まりそうだ。

(文=平田宏利)

『M-1』上沼恵美子への“暴言動画”に先輩芸人から苦言続々……とろサーモン・久保田の「愛され力」

『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)放送後に、とろサーモン・久保田かずのぶ、スーパーマラドーナ・武智らが審査員を務めた上沼恵美子への“暴言”をネット配信した件が、芸能界を揺るがしている。

 3日未明、武智が自らのインスタライブで『M-1』終了後の飲み会の様子を配信。酒に酔った様子の久保田と武智が、名指しこそしなかったものの上沼の審査について痛罵。武智が「更年期障害か」と口にしたことから、「女性蔑視ではないか」との声まで上がる大問題となった。

 関東では馴染みがないものの、上沼といえば関西ローカルで数多くの冠番組を持つ“女帝”的存在。久保田と武智は翌日、Twitterに謝罪コメントを掲載したが、多くの先輩芸人たちも今回の件はスルーできなかったようだ。

 この件が大きく報じられると、先輩芸人たちがそれぞれのメディアで素早く反応。ブログではナイツ・塙宣之がイジリを交えながら笑いに変え、オール巨人も「会った時にちゃんと話ししますので、ここは此くらいでご了承ご理解下さい!」と親心を見せた。

 また、ラジオでは博多華丸・大吉の博多大吉、南海キャンディーズ・山里亮太、ケンドーコバヤシ、爆笑問題らが問題に言及。それぞれ、笑いにしつつも久保田・武智の2人に厳しい言葉を投げかけている。また、今田耕司は5日にMCを務めた「Yahoo!検索大賞2018」のイベントで取材に応え、「今から久保田の悪口を、上沼さんの分も言おうと。本当にあの男だけは」と、主催者の制止を振り切って自ら切り出している。

「いずれも各メディアは『激怒』『不快感』といった刺激的な見出しで報じていますが、こうして先輩たちが積極的に問題に触れているのは、愛情の裏返しですよ。こうしたナーバスな事態は、スルーしておいたほうが波風が立ちませんし、叱責するにしてもメディアに乗せるのはデメリットの方が大きい。あえて話題にすることで幕引きを早め、久保田らがいち早く“通常営業”に戻れるようにという、サポートの意味が大きいと感じます」(芸能記者)

 では、実際にお笑いの現場では、今回の件はどのように受け止められているのだろうか。久保田という芸人のこれまでの振る舞いや評判を踏まえつつ、元お笑い芸人はこう話す。

「はっきり言って、久保田さんを人格者だと思っている人は誰もいないですよ。すぐ人を怒らせたり不快にさせることも平気で言うし、気に食わない人間に対しては先輩・後輩関係なしに完全無視するような人です。しかも迂闊なところがあるので、危なっかしくてしょうがない。一度仲間だと認識すると、面倒見も悪くないし、情に厚いところはありますが、今回の件も『よくないところが出ちゃったな』という感じで……。でも、今回、先輩たちがあえて話題にしてくれていることには驚きません。先輩たちが久保田さんを愛してやまないのは、性格がいいとか悪いとかいう話ではなく、誰よりも漫才に対して、中でも『M-1』に対して真剣に取り組んできたことを知っているからですよ」

 とろサーモンが初めて『M-1』に挑んだのは2003年。くしくも、今回チャンピオンになった霜降り明星の2人と同年代の20代中盤だった。その後、毎年優勝候補に名前を挙げられながら9度に渡って準決勝の壁に阻まれ、ラストイヤーとなった昨年、初の決勝進出でようやく王座をつかんでいる。

 チームプレー全盛の現在のテレビバラエティで、今回、深刻な事態を招いたとろサーモンが輝けるかどうか。久保田が泥水をすすり続けた15年の間に築いた信頼が、再び試されることになりそうだ。

霜降り明星、ハナコ、ゆりやん……お笑い賞レースで平成生まれが大活躍! 『M-1』出場資格も変更へ?

 史上最年少で『M-1グランプリ』王者となった霜降り明星。ボケのせいやは平成4年生まれの26歳、ツッコミの粗品は平成5年生まれの25歳で、平成生まれとして初のM-1王者となった。バラエティー番組に関わるとある放送作家は、こう話す。

「今年は、平成生まれがお笑い賞レースで結果を出した1年になりました。世代交代の波を感じずにはいられません」

 3月に行われた『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ系)で優勝した濱田祐太郎は平成元年生まれの29歳。9月に行われた『キングオブコント』(TBS系)の王者・ハナコについては、菊田のみ昭和62年生まれの31歳だが、秋山寛貴は平成3年生まれの27歳、岡部大は平成元年生まれの29歳だ。さらに、昨年12月の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝したゆりやんレトリィバァも平成2年生まれの28歳だ。

「ここ数年のお笑い界は、アラフォー以上の中堅芸人の層が厚すぎて、20代の若手芸人がなかなか台頭できずにいたんですが、今年は新たな才能が次々と開花している。正直、業界内でもアラフォー中堅芸人には食傷気味で、できることなら生きのいい若手を使いたいという声も多い。そういった期待感も含めて、今年の賞レースは平成生まれが結果を出したのかもしれません」(同)

 お笑い界の若返りに向けて、徐々に動きだしているようだ。テレビ局関係者が明かす。

「放送作家さんとかライターさんとか、お笑いに詳しそうな業界人と会うたびに、“最近おもしろい若手いる?”なんて話をしています。残念ながら、中堅芸人の話をすることはほとんどない。とはいっても、最近のテレビ界はあんまり冒険をしないから、実際に若手をブッキングしようと思っても難しい。だからこそ、ガチ勝負である賞レースは若手が活躍するべきだし、実際に活躍してくれたのは本当にうれしい。平成生まれが優勝しまくるのは、いい流れだと思います」

 さらに、現在コンビ歴15年以内となっている『M-1グランプリ』の出場資格が変更される可能性も出てきているようだ。

「実は、来年から出場資格が『結成10年以内』に再度変更されるというウワサがあるんです。確かに、15年以内だと中堅芸人が多すぎて、さらに“ラストイヤー温情”みたいなものもあって、決勝戦がフレッシュなメンツにならない。若返りを促すという意味でも、『10年以内』に戻すのはアリだと思います」(同)

 もし来年から『M-1』の出場資格が変更されたら、和牛、かまいたちらが出場資格を失うため、中堅芸人が猛反発することは容易に想像できる。しかしながら、それくらいの強硬策に打って出ないと、お笑い界の世代交代ができないのも事実。2019年は、お笑い界の勢力図が、一気に書き換えられる年となるのかもしれない。

霜降り明星、ハナコ、ゆりやん……お笑い賞レースで平成生まれが大活躍! 『M-1』出場資格も変更へ?

 史上最年少で『M-1グランプリ』王者となった霜降り明星。ボケのせいやは平成4年生まれの26歳、ツッコミの粗品は平成5年生まれの25歳で、平成生まれとして初のM-1王者となった。バラエティー番組に関わるとある放送作家は、こう話す。

「今年は、平成生まれがお笑い賞レースで結果を出した1年になりました。世代交代の波を感じずにはいられません」

 3月に行われた『R-1ぐらんぷり2018』(フジテレビ系)で優勝した濱田祐太郎は平成元年生まれの29歳。9月に行われた『キングオブコント』(TBS系)の王者・ハナコについては、菊田のみ昭和62年生まれの31歳だが、秋山寛貴は平成3年生まれの27歳、岡部大は平成元年生まれの29歳だ。さらに、昨年12月の『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)で優勝したゆりやんレトリィバァも平成2年生まれの28歳だ。

「ここ数年のお笑い界は、アラフォー以上の中堅芸人の層が厚すぎて、20代の若手芸人がなかなか台頭できずにいたんですが、今年は新たな才能が次々と開花している。正直、業界内でもアラフォー中堅芸人には食傷気味で、できることなら生きのいい若手を使いたいという声も多い。そういった期待感も含めて、今年の賞レースは平成生まれが結果を出したのかもしれません」(同)

 お笑い界の若返りに向けて、徐々に動きだしているようだ。テレビ局関係者が明かす。

「放送作家さんとかライターさんとか、お笑いに詳しそうな業界人と会うたびに、“最近おもしろい若手いる?”なんて話をしています。残念ながら、中堅芸人の話をすることはほとんどない。とはいっても、最近のテレビ界はあんまり冒険をしないから、実際に若手をブッキングしようと思っても難しい。だからこそ、ガチ勝負である賞レースは若手が活躍するべきだし、実際に活躍してくれたのは本当にうれしい。平成生まれが優勝しまくるのは、いい流れだと思います」

 さらに、現在コンビ歴15年以内となっている『M-1グランプリ』の出場資格が変更される可能性も出てきているようだ。

「実は、来年から出場資格が『結成10年以内』に再度変更されるというウワサがあるんです。確かに、15年以内だと中堅芸人が多すぎて、さらに“ラストイヤー温情”みたいなものもあって、決勝戦がフレッシュなメンツにならない。若返りを促すという意味でも、『10年以内』に戻すのはアリだと思います」(同)

 もし来年から『M-1』の出場資格が変更されたら、和牛、かまいたちらが出場資格を失うため、中堅芸人が猛反発することは容易に想像できる。しかしながら、それくらいの強硬策に打って出ないと、お笑い界の世代交代ができないのも事実。2019年は、お笑い界の勢力図が、一気に書き換えられる年となるのかもしれない。

爆笑問題、霜降り明星を絶賛しつつ、上沼恵美子イジりで『M-1』を振り返る

 4日深夜の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)において、2日に放送された『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)について語られた。

 太田光は漫才の部分しか観ていなかったようで、くりぃむしちゅーの上田晋也と会い優勝が霜降り明星で、2位が和牛なので「霜降り和牛」だな、とうまいことを言ったら、上田から「本人たちも言っていたわ」と突っ込まれたようだ。

 優勝コンビの霜降り明星については、太田よりも田中裕二が絶賛しており「かわいらしい。人気が出そうな、テレビで受けそうな気がする」「あの漫才は一発ギャグの連続、次から次にやるのでギャグの数が多く躍動感が多い」と密度の濃さを評価した。太田も「ヤマタケさん(コント山口君と竹田君)みたいな」と過去のお笑い史に、霜降り明星を位置づけた。やはりベテラン芸人である彼らだからこそ、いろいろと見えてくるものもあったのだろう。

 さらに、とろサーモンの久保田かずのぶと、スーパーマラドーナの武智が、審査員の上沼恵美子をネット動画で批判した件についても言及された。太田は「とろサーモンが何か言っちゃったんだろ。性格が悪いのに、気が小さいだろうから恐らくは」と話し「ジョーカーのこといっちゃったね。ダメだよジョーカーの悪口」とたたみかけた。

 太田は上沼の白塗りメイクを『バッドマン』のジョーカーになぞらえ、たびたびイジっていた。これには田中もあきれて「あの時、久保田が『おいジョーカー聞いてるか』と言ったら、お前のせいにもなるだろ」といったツッコミを入れていた。

 同業者であるお笑い芸人にとっても『M-1』は注目の大会であったのは確かなようだ。
(文=平田宏利)

とろサーモン久保田・スーマラ武智“上沼恵美子に暴言”の深刻余波「M-1打ち切りもありえる」

 とろサーモン・久保田かずのぶとスーパーマラドーナ・武智が2日の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)終了後に、審査員を務めた上沼恵美子に対する暴言をネット動画で配信した問題が、深刻な余波を広げている。

 新星・霜降り明星の戴冠で今年の『M-1』が幕を閉じ、日付が変わった3日未明、武智が自らのインスタライブで飲み会の様子を配信。酒に酔った様子の久保田が「酔ってるからっていうのを理由に言いますけど」と切り出し、言葉を選びながらも上沼の審査を痛烈に批判。武智が合いの手を入れるように「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「更年期障害かって」と続けた。飲み会には同番組に出演していた和牛・水田信二、ギャロップ・林健、かまいたち・濱家隆一も同席していた。

 関西芸能界の“大御所”として絶大な知名度と人気を誇る上沼への人格攻撃とも取れる批判動画は武智のアカウントからはすでに削除されているが、拡散はしばらく止まりそうもない。

 今回の暴言騒動について、お笑い関係者が語る。

「久保田と武智、林の3人は大阪NSC22期生の同期ですし、水田と濱家も、長く関西の劇場で同じ釜の飯を食ってきた仲間ですから、気持ちはわからないでもありません。飲み会でクダを巻くのもいいですが、ネットで配信してしまったのは、あまりにも筋が悪い。上沼さんは常々『M-1の審査員をやりたくない』『松本(人志)の依頼だから』と口にしていましたから、彼らは松本の顔に泥を塗ったことになりますよ」

 上沼は後にラジオで審査員からの引退を宣言。「むしろ(現役の漫才師として)出たい」とユーモアにしてみせたが、内心は穏やかではないだろう。

 だが、事態は上沼の引退と2人の謝罪だけで済みそうもない。

「久保田は単なる先輩芸人ではなく、昨年の王者。つまり、『M-1』を象徴する存在としての振る舞いが求められる立場です。武智も近年は『オレがいちばんM-1のこと思ってるからな!』のセリフで“M-1愛”をアピールしていましたし、3年連続準優勝の和牛と、昨年『キングオブコント2017』を獲ったかまいたちは、来年の優勝候補本命でもある。くしくも『M-1』の過去と未来を担う芸人たちが揃って映り込んでしまいました。番組全体に遺恨を残すことになりますよ」(同)

 さらに、影響はスポンサー筋にも広がりそうだ。

「昨年、今年と、番組放送後にスポンサーのSUNTORY主催で“打ち上げ”がネット配信されています。看板商品である『ストロングゼロ』を飲みながら、千鳥の2人が決勝進出メンバーに話を聞くというスタイルですが、この配信の中で久保田以外の面々がゴクゴクとストロングゼロを飲むシーンが、しきりにアピールされました。久保田らが『酒に酔って』と今回の舌禍について釈明すればするほど、SUNTORYのアルコール飲料に対するイメージが悪くなるという構図です。SUNTORYがスポンサーを降りれば、来年以降『M-1』の開催が危ぶまれる可能性も少なくありません」(同)

 松本人志の意向と、大スポンサーの去就。来年のM-1開催には、2つの不安要素が大きく横たわることになった。ちなみに配信中、水田は先輩たちの尻馬に乗ることなく終始苦笑いを浮かべ、濱家は顔を伏せている。主な発言者は久保田と武智、林という、すでにM-1出場資格のなくなった3人だった。