Hey!Say!JUMPツアー発表も、公演規模縮小にファン激怒!「全国なのに九州がない……」「King&Princeが乗っ取った!」

 Hey!Say!JUMPが全国7カ所を回るアリーナツアーの開催が、7月2日に公式サイトにて発表されたのだが、ファンの間では動揺する声が広がっているという。

 今回、発表された『Hey!Say!JUMP LIVE TOUR 2018』は、8月31日の東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを皮切りに、宮城、静岡、札幌、和歌山、新潟、長野を巡るアリーナツアー。岡本圭人の留学・活動休止の件が影響したのか、なかなかツアー日程が発表されないことに苛立っていたファンからは一様に歓喜の声がTwitterに寄せられお祭り騒ぎに。しかし、それと同時にツアー規模に不満を漏らすファンも多くいたという。

「今回のアリーナツアーは全国7カ所と発表していますが、九州での公演はなく西日本での公演は和歌山のみということで、ファンからは不満の声が続々と上がっています。また、開催される会場のキャパが狭いことにも激怒している様子です。今回、全公演合わせて参加できる人数は約20万人程度。JUMPのファンクラブ会員は推定50万人いると言われていますから、熾烈なチケット争奪戦が予想されます」(芸能記者)

 昨年は、デビュー10周年ということで、全国アリーナツアーのほか、デビュー日に10周年記念イベント『ULTRA JUMParty〜真の〜Hey!Say!JUMPは俺だ!!』を開催。また、年末には3大ドームツアー公演もあっただけに、ファンはショックを隠せないよう。「追加公演が発表されることを祈るばかり……」という声も聞こえている状態だ。

 そんな中、ファンの間では、先日デビューしたばかりのKing&Prince(以下、キンプリ)が関係しているのではないかと推測する声が上がっているという。

「JUMPのツアーは毎年、横浜アリーナからスタートしていたのですが、今年はキンプリのツアーがそこからスタート。また、JUMPに比べて、キンプリは、5カ所と開催場所は少ないですが、大阪城ホールやマリンメッセ福岡などとキャパが大きい。そのため、JUMPファンは『キンプリがJUMPの開催地を乗っ取った』と騒いでいるようで、JUMPファンとキンプリファンの間で論争が巻き起こっています」(同)

 キンプリは5月に発売したデビューシングル「シンデレラガール」が、累計売上60万枚以上のヒットを記録し、華々しくデビュー。メンバー個人の仕事も増加傾向ということで、ジャニーズ事務所も「今年はキンプリ」と考えているのかもしれない。 

 だが、既存のグループにもたくさんのファンがいる。それだけに、今後何かしらの対応をしてほしいものだ。

『君の名は。』的エンドに批難殺到! 『花のち晴れ』脚本家炎上も、キンプリ・平野と今田美桜の人気“開花”で収穫はアリ!?

 爆発的人気を誇った『花より男子』の新シリーズとしてスタートした火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)が26日についに最終回を迎え、視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)を記録。全話平均は8.3%となりました。

 前回から、杉咲花ちゃん演じる主人公をかけ、King & Prince・平野紫耀くんと中川大志くんが、男と男の勝負を繰り広げていたわけですが、その三角関係もいよいよ決着のときが。しかし、なんともモヤッと感が残る、残念な結末に視聴者からは批判の声が多く上がっているようです。そんな最終話を中心に、今回もあらすじを振り返っていきます。

*前回までのレビューはこちらから

■近衛、あっさり天馬に悪事がバレる

 3番勝負の第2回戦となる弓道の試合当日。天馬(中川)の応援をすると決めた音(杉咲)は、「全力を出し切れるように」と、晴(平野)にもらったお守りの豚のチャーム“ワシントン”を貸してあげることに。「神楽木晴くん、見事皆中〜っ」とイメトレ中だった晴と言い合いをしていると、近衛(嘉島陸)が音を襲った男たちに金をせびられていました。

 柔道の試合で右手を怪我した晴がケツアタック&大声を出したことで逃げていく男たちを取り押さえながら現れたのは天馬でした。音を襲った犯人は誰なのか警察に捜査を依頼していましたが、近衛はアッサリと事件の黒幕だったことがバレてしまいます。怒りを露わにする天馬に近衛は弁解を図ろうとするものの“神”と崇拝する人から「消えろ!」と言われ、絶望しながらその場を去っていきました。

 そして「音、ごめん……」と弱々しい声で謝る天馬。信頼していた近衛が音を傷つけた犯人だったということはもちろんですが、それ以上に、大好きな人を信じてあげられなかった自分自身にショックを受けているのでしょう。4本中何本の弓が的に当たるかを競う弓道の試合では、動揺を隠せず全国チャンピオンの天馬が素人の晴にまさかの敗北。3番勝負の勝敗は、次の剣道の試合に委ねられることに……。

 音はすっかり元気をなくした天馬に「ピンチのときは私が必ず助ける」と、近衛を探しに行くことを提案。音の予想通り、近衛はかつて飛び降りようとしていたところを助けられた天馬との出会いの場所である歩道橋の上にいました。「どこから間違ってしまったんでしょう?」とつぶやく近衛を、「私もいっぱい間違えたから」と、音は許してあげました。天馬は近衛を剣道の稽古に誘い、事件は無事解決。めでたしめでたし。

 その後、愛莉(今田美桜)から呼び出され紺野さん(木南晴夏)宅でたこパを楽しんだ音が帰宅すると、アパートの前に晴が。音は勝負に関係なく天馬のそばにいると告げますが、「別に試合に勝っても、お前が手に入るなんて思ってねえよ」と意外な返事が。ただ、“自分に嘘をつきたくない”という思いだけで天馬との勝負を受けたそうです。

「明日、試合のあと待ってる。恵比寿ガーデンプレイス、時計広場で」

 音が来ないことを分かっていながらも、「そうしたいだけ」と、晴は去っていきました。

 

■勝敗の行方と天馬の決断

 最終決戦となる剣道の試合の前、C5は体育館に集合していました。体育館の床に寝そべり、「5」の人文字をつくる5人。思わずテレビの前で噴き出してしまいましたが、C5の友情を感じられるまさに“青春”なシーンでした。これまで厳しい言葉でヘタレな晴のケツを叩いてきた海斗(濱田龍臣)が、ありのままの姿をさらけ出すことで英徳の生徒たちの心を動かしてきた晴を認め「悪かった」と謝ったり、「俺達はそんなお前を友達として誇りに思う」と、海斗、愛莉、一茶(鈴木仁)、杉丸(中田圭佑)の4人からの応援を受けて晴が思わず涙を滲ませたり、これまでどこかドライな関係に思えた5人の中にも、きちんと友情は存在していたようで、安心です。

 そうしていよいよ、4分間一本勝負となる最後の剣道の試合がスタート。晴は尊敬する「F4」メンバーの一人・西門総二郎(松田翔太)からのアドバイスの通り、面を仕掛けようとする天馬に抜き胴をくり出しますが、失敗。「俺は江戸川が好きだ……」と頭の中で念仏のように唱えていた晴はつまずいてしまいます。が、その拍子に天馬の喉元に竹刀の先が。「好き」という気持ちが「突き」という技になって現れ、まさかのまさかで晴の勝ち。3番勝負は2対1で晴が制しました。

 試合後、リクエストに応えて、野菜炒めを振る舞う音に、「おいしい」と笑顔を浮かべる天馬くんは、ついに別れを切り出しました。音の晴に対する気持ちにはとっくに気がついていたし、隠せていると思っていたのは音だけだったようです。

天馬「認めたくなくて、つなぎとめたくて、僕の大好きな音を僕がつぶしかけてた」

「そんなことない。全部、私がいけないの。天馬君のこと傷つけたくないのに、大切なのに……天馬君が……天馬君のことが……」

 泣き出す音に、天馬は優しく語りかけます。

「もう終わりにしよう。僕が音にできるのは、音が音らしくいるために背中を押すことだ」
「ありがとう、音。最後まで僕を選ぼうとしてくれて。それだけで 僕は十分幸せだよ」
「ほら、もう泣かない! 僕のためにも笑って」

 それでもグズグズしている音に「ほら、行って来い」と背中を叩いてあげる天馬くん。やっぱり彼は100点満点中100点満点の男でした。目が死んでるだのヤンデレだの言ってごめんなさい。晴の元に走り出した音を見送り、今にも泣き出してしまいそうな天馬くんを笑顔にしたのは、音をたこパに誘いにきた愛莉でした。

 すべてを察した愛莉は「耳貸して」と天馬に近寄り、「失恋の先輩として言っておく。これから楽しいことたっくさんあるよ!」と言葉をかけます。「そうかな?」と不思議がる天馬に「そうだよ」と笑顔を向ける愛莉ちゃん、今までのどのシーンよりも可愛かったです。前回のレビューで、「一途な者同士、天馬とメグリンがくっつけばいい」と軽い気持ちで書きましたが、前言撤回。天馬と愛莉を推したくなるくらい、このシーンの2人、お似合いでした。

■「それから、それから……」は『君の名は。』的エンド

 天馬くんとお別れしたことで気持ちが切り替わったのか、ニヤケ顔を隠せない音は晴が待つ恵比寿ガーデンプレイスへと急ぐのですが、途中、2人は出会ってからこれまでのことを思い返しつつも、お弁当を食べたり、くだらない言い合いをしたりというお互いの「付き合ったらこれをしたい」という妄想をはじめます。そして音と真っ白なタキシードに身を包んだ晴がチューしそうなところで現実に切り替わり、画面が2分割され、音と晴が同時に映し出されます。そして、2人の意識がシンクロしたのか、

音&晴(あいつに会ったら言おう)
音&晴(大好きだって)
音(それから……)
晴(それから……)
音(それから……)
晴(それから……)
音(それから……)

 という『君の名は。』の三葉ちゃんと瀧くんみたいな掛け合いを何回もする2人。結局、言葉を交わすことはなく、おそらく晴の姿を見つけて笑顔になる音のアップでおしまいです。思わず「えっ!?」って言っちゃうくらい、歯切れが悪いです。

 会話はなくても、音に気付いた晴がお口をきゅっと吊り上げてニコっとするところで終わるとかして、晴と視聴者を安心させてほしかったです。なんならいっそのこと、妄想の中の2人がチューしちゃうのか……!? ぐらいのところで終わっていたほうがまだよかったのではと思ってしまうくらいの謎エンディングでした。

 まぁ、原作ではある出来事が起こり音は晴の元には行きませんし、「それから……」と余白を持たせることで視聴者にその後の2人を想像させたかったのだとは思うのですが、ドラマ終盤になって晴への気持ちを封じ込めようとする往生際の悪い音に視聴者はイライラさせられていましたから、最後くらいはバシっと晴に気持ちを伝えるかっこいい音ちゃんを見たかったような気がします。そこは続編に乞うご期待、ということなんですかね。

 

■キンプリ・平野と今田美桜の“開花”

 ということで、物語の幕が閉じたわけですが、原作では音と晴は完全にくっついてはいないし、まだ完結していない現在進行形のラブストーリーをそのまま全11話というドラマで描くにはどうしても無理が生じますし、オリジナル要素を取り入れるのは致し方ないことだったと思います。そういった意味で、このドラマで描かれたのは、“ラブスト-リー”というより、登場人物たちの“青春ドラマ”だったように思います。

 音との出会いでありのままの自分を受け入れた晴は、「10点満点中、良くて5点」と言っていた父・巌(滝藤賢一)からの評価を「6点」に上げたし、天馬との試合に勝つことで、英徳の生徒からの信頼を取り戻しました。そして、音やメグリンをライバル視していたものの、最後は「大好きな友達」として2人を支え、おまけに紺野さんを「姉御」と慕うようになった愛莉。音の変化を感じ取り、婚約者という関係を棄てて、晴の元へ背中を押してあげた天馬くん。音のために勝負をし、勝ったら自分の元には返ってこない晴を全力で応援するために別れを選択したメグリン(飯豊まりえ)。みんな、大きく成長しています。晴とメグリンが一度付き合ったのも、2人の成長を表現するためには必要だったんだろうなと、最終話を見て感じました。放送当初はかなり批判が殺到していましたけどね……。

 それに大きく影響したのが、周りのことには必死になれるのに自分のことになると超鈍感でグズグズっとした音をリアルに演じきった、杉咲花ちゃんの巧さだと思います。彼女の安定した演技力のおかげで、平野くんのヘタレ演技や、自信をなくした天馬くんのメンヘラ演技が活きました。役柄のせいか、やはりまだ少しおとなしめですが、コミカルなシーンでもとってもナチュラルに演じていたので、今後も花ちゃんの上品なイメージを覆すような役柄を演じてほしいなあと思います。

 もちろん、ヘタレでちょっぴりおバカな晴を演じた平野くんも、役柄同様に作品の中で演技がみるみる上手くなっていくように感じましたし、かわいらしいお顔に似合わず意外とマッチョ体を披露するシーンもたくさんあったし、「アイドルドラマ」としてファンサービスもしっかりしてくれました。平野くんらキンプリが歌う主題歌「シンデレラガール」もめちゃくちゃ売れていたようなので、ジャニーズサイドも万々歳でしょう。

 そんな平野くん然り、キュートなルックスと小悪魔演技でC5メンバーの中でも抜群の存在感を放っていた愛莉役の今田美桜ちゃんにとっては、間違いなく今作は出世作になったかと思います。視聴率的には“前作超え”とはなりませんでしたが、SNSでも女子たちから大きな注目を集めていたので、数年後に続編があるのであれば、女優としての彼女の成長にも期待したいところです。

 そして、個人的MVPを決めるのであれば、終始ハイテンションな演技で物語を盛り上げ、プライベートのほうでも、玉木宏さんの「シンデレラガール」になった木南さんにあげたいです。はい。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

『君の名は。』的エンドに批難殺到! 『花のち晴れ』脚本家炎上も、キンプリ・平野と今田美桜の人気“開花”で収穫はアリ!?

 爆発的人気を誇った『花より男子』の新シリーズとしてスタートした火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)が26日についに最終回を迎え、視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)を記録。全話平均は8.3%となりました。

 前回から、杉咲花ちゃん演じる主人公をかけ、King & Prince・平野紫耀くんと中川大志くんが、男と男の勝負を繰り広げていたわけですが、その三角関係もいよいよ決着のときが。しかし、なんともモヤッと感が残る、残念な結末に視聴者からは批判の声が多く上がっているようです。そんな最終話を中心に、今回もあらすじを振り返っていきます。

*前回までのレビューはこちらから

■近衛、あっさり天馬に悪事がバレる

 3番勝負の第2回戦となる弓道の試合当日。天馬(中川)の応援をすると決めた音(杉咲)は、「全力を出し切れるように」と、晴(平野)にもらったお守りの豚のチャーム“ワシントン”を貸してあげることに。「神楽木晴くん、見事皆中〜っ」とイメトレ中だった晴と言い合いをしていると、近衛(嘉島陸)が音を襲った男たちに金をせびられていました。

 柔道の試合で右手を怪我した晴がケツアタック&大声を出したことで逃げていく男たちを取り押さえながら現れたのは天馬でした。音を襲った犯人は誰なのか警察に捜査を依頼していましたが、近衛はアッサリと事件の黒幕だったことがバレてしまいます。怒りを露わにする天馬に近衛は弁解を図ろうとするものの“神”と崇拝する人から「消えろ!」と言われ、絶望しながらその場を去っていきました。

 そして「音、ごめん……」と弱々しい声で謝る天馬。信頼していた近衛が音を傷つけた犯人だったということはもちろんですが、それ以上に、大好きな人を信じてあげられなかった自分自身にショックを受けているのでしょう。4本中何本の弓が的に当たるかを競う弓道の試合では、動揺を隠せず全国チャンピオンの天馬が素人の晴にまさかの敗北。3番勝負の勝敗は、次の剣道の試合に委ねられることに……。

 音はすっかり元気をなくした天馬に「ピンチのときは私が必ず助ける」と、近衛を探しに行くことを提案。音の予想通り、近衛はかつて飛び降りようとしていたところを助けられた天馬との出会いの場所である歩道橋の上にいました。「どこから間違ってしまったんでしょう?」とつぶやく近衛を、「私もいっぱい間違えたから」と、音は許してあげました。天馬は近衛を剣道の稽古に誘い、事件は無事解決。めでたしめでたし。

 その後、愛莉(今田美桜)から呼び出され紺野さん(木南晴夏)宅でたこパを楽しんだ音が帰宅すると、アパートの前に晴が。音は勝負に関係なく天馬のそばにいると告げますが、「別に試合に勝っても、お前が手に入るなんて思ってねえよ」と意外な返事が。ただ、“自分に嘘をつきたくない”という思いだけで天馬との勝負を受けたそうです。

「明日、試合のあと待ってる。恵比寿ガーデンプレイス、時計広場で」

 音が来ないことを分かっていながらも、「そうしたいだけ」と、晴は去っていきました。

 

■勝敗の行方と天馬の決断

 最終決戦となる剣道の試合の前、C5は体育館に集合していました。体育館の床に寝そべり、「5」の人文字をつくる5人。思わずテレビの前で噴き出してしまいましたが、C5の友情を感じられるまさに“青春”なシーンでした。これまで厳しい言葉でヘタレな晴のケツを叩いてきた海斗(濱田龍臣)が、ありのままの姿をさらけ出すことで英徳の生徒たちの心を動かしてきた晴を認め「悪かった」と謝ったり、「俺達はそんなお前を友達として誇りに思う」と、海斗、愛莉、一茶(鈴木仁)、杉丸(中田圭佑)の4人からの応援を受けて晴が思わず涙を滲ませたり、これまでどこかドライな関係に思えた5人の中にも、きちんと友情は存在していたようで、安心です。

 そうしていよいよ、4分間一本勝負となる最後の剣道の試合がスタート。晴は尊敬する「F4」メンバーの一人・西門総二郎(松田翔太)からのアドバイスの通り、面を仕掛けようとする天馬に抜き胴をくり出しますが、失敗。「俺は江戸川が好きだ……」と頭の中で念仏のように唱えていた晴はつまずいてしまいます。が、その拍子に天馬の喉元に竹刀の先が。「好き」という気持ちが「突き」という技になって現れ、まさかのまさかで晴の勝ち。3番勝負は2対1で晴が制しました。

 試合後、リクエストに応えて、野菜炒めを振る舞う音に、「おいしい」と笑顔を浮かべる天馬くんは、ついに別れを切り出しました。音の晴に対する気持ちにはとっくに気がついていたし、隠せていると思っていたのは音だけだったようです。

天馬「認めたくなくて、つなぎとめたくて、僕の大好きな音を僕がつぶしかけてた」

「そんなことない。全部、私がいけないの。天馬君のこと傷つけたくないのに、大切なのに……天馬君が……天馬君のことが……」

 泣き出す音に、天馬は優しく語りかけます。

「もう終わりにしよう。僕が音にできるのは、音が音らしくいるために背中を押すことだ」
「ありがとう、音。最後まで僕を選ぼうとしてくれて。それだけで 僕は十分幸せだよ」
「ほら、もう泣かない! 僕のためにも笑って」

 それでもグズグズしている音に「ほら、行って来い」と背中を叩いてあげる天馬くん。やっぱり彼は100点満点中100点満点の男でした。目が死んでるだのヤンデレだの言ってごめんなさい。晴の元に走り出した音を見送り、今にも泣き出してしまいそうな天馬くんを笑顔にしたのは、音をたこパに誘いにきた愛莉でした。

 すべてを察した愛莉は「耳貸して」と天馬に近寄り、「失恋の先輩として言っておく。これから楽しいことたっくさんあるよ!」と言葉をかけます。「そうかな?」と不思議がる天馬に「そうだよ」と笑顔を向ける愛莉ちゃん、今までのどのシーンよりも可愛かったです。前回のレビューで、「一途な者同士、天馬とメグリンがくっつけばいい」と軽い気持ちで書きましたが、前言撤回。天馬と愛莉を推したくなるくらい、このシーンの2人、お似合いでした。

■「それから、それから……」は『君の名は。』的エンド

 天馬くんとお別れしたことで気持ちが切り替わったのか、ニヤケ顔を隠せない音は晴が待つ恵比寿ガーデンプレイスへと急ぐのですが、途中、2人は出会ってからこれまでのことを思い返しつつも、お弁当を食べたり、くだらない言い合いをしたりというお互いの「付き合ったらこれをしたい」という妄想をはじめます。そして音と真っ白なタキシードに身を包んだ晴がチューしそうなところで現実に切り替わり、画面が2分割され、音と晴が同時に映し出されます。そして、2人の意識がシンクロしたのか、

音&晴(あいつに会ったら言おう)
音&晴(大好きだって)
音(それから……)
晴(それから……)
音(それから……)
晴(それから……)
音(それから……)

 という『君の名は。』の三葉ちゃんと瀧くんみたいな掛け合いを何回もする2人。結局、言葉を交わすことはなく、おそらく晴の姿を見つけて笑顔になる音のアップでおしまいです。思わず「えっ!?」って言っちゃうくらい、歯切れが悪いです。

 会話はなくても、音に気付いた晴がお口をきゅっと吊り上げてニコっとするところで終わるとかして、晴と視聴者を安心させてほしかったです。なんならいっそのこと、妄想の中の2人がチューしちゃうのか……!? ぐらいのところで終わっていたほうがまだよかったのではと思ってしまうくらいの謎エンディングでした。

 まぁ、原作ではある出来事が起こり音は晴の元には行きませんし、「それから……」と余白を持たせることで視聴者にその後の2人を想像させたかったのだとは思うのですが、ドラマ終盤になって晴への気持ちを封じ込めようとする往生際の悪い音に視聴者はイライラさせられていましたから、最後くらいはバシっと晴に気持ちを伝えるかっこいい音ちゃんを見たかったような気がします。そこは続編に乞うご期待、ということなんですかね。

 

■キンプリ・平野と今田美桜の“開花”

 ということで、物語の幕が閉じたわけですが、原作では音と晴は完全にくっついてはいないし、まだ完結していない現在進行形のラブストーリーをそのまま全11話というドラマで描くにはどうしても無理が生じますし、オリジナル要素を取り入れるのは致し方ないことだったと思います。そういった意味で、このドラマで描かれたのは、“ラブスト-リー”というより、登場人物たちの“青春ドラマ”だったように思います。

 音との出会いでありのままの自分を受け入れた晴は、「10点満点中、良くて5点」と言っていた父・巌(滝藤賢一)からの評価を「6点」に上げたし、天馬との試合に勝つことで、英徳の生徒からの信頼を取り戻しました。そして、音やメグリンをライバル視していたものの、最後は「大好きな友達」として2人を支え、おまけに紺野さんを「姉御」と慕うようになった愛莉。音の変化を感じ取り、婚約者という関係を棄てて、晴の元へ背中を押してあげた天馬くん。音のために勝負をし、勝ったら自分の元には返ってこない晴を全力で応援するために別れを選択したメグリン(飯豊まりえ)。みんな、大きく成長しています。晴とメグリンが一度付き合ったのも、2人の成長を表現するためには必要だったんだろうなと、最終話を見て感じました。放送当初はかなり批判が殺到していましたけどね……。

 それに大きく影響したのが、周りのことには必死になれるのに自分のことになると超鈍感でグズグズっとした音をリアルに演じきった、杉咲花ちゃんの巧さだと思います。彼女の安定した演技力のおかげで、平野くんのヘタレ演技や、自信をなくした天馬くんのメンヘラ演技が活きました。役柄のせいか、やはりまだ少しおとなしめですが、コミカルなシーンでもとってもナチュラルに演じていたので、今後も花ちゃんの上品なイメージを覆すような役柄を演じてほしいなあと思います。

 もちろん、ヘタレでちょっぴりおバカな晴を演じた平野くんも、役柄同様に作品の中で演技がみるみる上手くなっていくように感じましたし、かわいらしいお顔に似合わず意外とマッチョ体を披露するシーンもたくさんあったし、「アイドルドラマ」としてファンサービスもしっかりしてくれました。平野くんらキンプリが歌う主題歌「シンデレラガール」もめちゃくちゃ売れていたようなので、ジャニーズサイドも万々歳でしょう。

 そんな平野くん然り、キュートなルックスと小悪魔演技でC5メンバーの中でも抜群の存在感を放っていた愛莉役の今田美桜ちゃんにとっては、間違いなく今作は出世作になったかと思います。視聴率的には“前作超え”とはなりませんでしたが、SNSでも女子たちから大きな注目を集めていたので、数年後に続編があるのであれば、女優としての彼女の成長にも期待したいところです。

 そして、個人的MVPを決めるのであれば、終始ハイテンションな演技で物語を盛り上げ、プライベートのほうでも、玉木宏さんの「シンデレラガール」になった木南さんにあげたいです。はい。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

『花のち晴れ』松田翔太の登場に沸くも、最終回を前に視聴者のフラストレーションは最高潮!?

 今夜ついに最終回を迎える、火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)。念のため触れておきますが、先週放送の第10話の視聴率は、5.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という悲惨な結果でした。同時間帯にはサッカーW杯日本代表の初戦となるコロンビア戦(後半)がNHKで生中継されていましたから、致し方ない結果でしょう……。

 前回(参照記事)、晴(King & Prince・平野紫耀)の父・巌(滝藤賢一)の提案により、天馬と柔道・剣道・弓道の3種目で勝負をすることになった晴。今話では、いよいよその戦いが幕を開けます。大事な一戦はロシアだけでなく、ドラマの中でも行われていたのです。さらには、前シリーズの『花より男子』から、松田翔太演じる「F4」西門総二郎も登場し、Twitterでは「#西門さん」「#西門総二郎」がトレンド入りするなど、W杯の陰で盛り上がりを見せました。ということで、最終回前の予習がてら、今回もあらすじから振り返っていきましょう。


*前回までのレビューはこちらから

■紺野さんが視聴者の気持ちを代弁

 晴に抱きしめられたことで、晴のことが好きだとやっと認めた音(杉咲花)。でも、「これで終わりにする」と自分の気持ちには蓋をして、天馬(中川大志)とちゃんと向き合いたいという音に、紺野さん(木南晴夏)は厳しく言います。

「音っちは結局、自分が傷つくのが怖いだけじゃん。周りのことばっか気にして、自分の気持ち後回しで、結局どっちつかずで、そういうのが一番人を傷つけてるって分かんない!?」

 まさにその通り。冒頭から紺野さんが全視聴者の気持ちを代弁してくれました。でも、幼いころから一緒に過ごしてきた天馬くんとの時間を失いたくないと、紺野さんの愛のこもった説教を無視して音は天馬の元へ。晴の試合も、天馬くんを応援すると約束するのでした。

 そんないつまで経っても踏ん切りがつかない音とは対称的に、晴はメグリン(飯豊まりえ)を呼び出し「どうしても江戸川が好きだ」「俺と別れてくれ」と土下座。音をかけて天馬と勝負し、負けたら音を諦めて父の言うとおりにすると約束したことを伝えます。そんなことをされたら一気に熱が冷めそうなものですが、一途なメグリンは「私にもまだチャンスがあるはず」と、晴と別れる気はないようす。どこまででも健気です。いっそのこと天馬とメグリンがくっつけばいいのに……。もちろん冗談ですが。

 

■松田翔太の壁ドン&アノ人の名前も

 柔道・剣道・弓道の3種目で全国チャンピオンの腕前を持つ天馬と勝負する晴、どう考えても無謀ですが、音だけは晴が勝つかもしれないと信じていました。そしてそんな音に感化されたC5メンバーは、筋肉キャラで武道に長けている杉丸(中田圭祐)が道場の師範代を集めたり、頭脳明晰な海斗(濱田龍臣)がトレーニングプランを組んであげたり、愛莉(今田美桜)は筋トレに付き合ってあげたりと、晴に協力します。

 さらに、家が華道の家元である一茶(鈴木仁)は、家元仲間である「F4」メンバーの一人、西門総二郎を晴の弓道の先生として招き、道明寺オタクであり、「F4」にも強い憧れを抱く晴は大興奮。「仕方ないよ、俺カッコいいから」というナルシスト発言も全然嫌味に聞こえないし、若干お年を召された感はありますが、悪い意味ではなく、さらに色気が増した印象です。左肩を出した「肌脱ぎ」と呼ばれる弓道着姿がたまらなく色っぽくて、晴同様、視聴者は大興奮だったこと間違いなしです。はい。

 西門さんの指導のおかげで、最初は弓を持つことすらままならなかった晴も、的まで弓を飛ばすことができるように。偶然、天馬の付き添いで練習場を訪れた音は、そんな晴の姿に思わず口元が緩みます。そして晴の想い人が音だと気づいた西門さんは、「最後までその気持ちに真正面からぶつかっていけよ」「人生、一期一会だ」と、おなじみの台詞で背中を押します。

 そして、晴と音の姿に、かつての道明寺(松本潤)とつくし(井上真央)の姿を重ねたのでしょう。F4きってのプレイボーイでもある西門さんは、音に壁ドンをしてからかいつつも、「君とあいつを見て思っただけ。歴史は繰り返されるなぁって」とポツリ。おなじみのハーレーにまたがり、「もしもし あきら?」と電話をかけ、「今すっごい面白いことあってさ」と楽しそうに報告します。この「あきら」とはもちろん、「F4」メンバーの美作あきら(阿部力)。残念ながら本人の出演はありませんでしたが、原作でもあきらが登場するのはまだまだ先のこと。そのほかにも西門さんの口から道明寺や花沢類の名前も登場しましたし、『花男』ファンにとってはたまらない演出だったかと思います。スタッフさんの愛を感じますね。

■自分の「しょーもなさ」に気がついた音

「好きな人に応援されたら嬉しいと思う」とメグリンに鈍感発言を浴びせた音。「それ音が言う?」と凍りついた表情のメグリンの心情たるや……。鋼のメンタルを持つメグリンもさすがに限界だったようで、晴と天馬が戦う本当の意味を音に打ち明けます。

「分かってるよね? 音が応援しなきゃいけない相手は誰なのか。天馬くんだよ?」

 ことあるごとに「しょーもない」と言ってきた音ですが、本当に「しょーもない」のは自分だとようやく気がつきます。天馬とちゃんと話そうと会いに行くと、彼は音にこう言います。

「神楽木とさえ離れれば、元の自分達に戻れる。音を幸せにするのは僕だ」

 この思いつめた天馬の言葉に、真面目で責任感の強い音は、自分が天馬を元に戻さなくてはと、天馬のそばにいることを決心するのでした。なんかもう、自分で自分の首を絞めてしまっているようにしか思えません。

 そうして迎えた晴と天馬の「武道三種 交流試合」。ルールは簡単、3番勝負で先に2番勝利したほうが勝ち。両校とも生徒が応援に駆けつけるなか、英徳の制服を着た音は、天馬の母・利恵さん(高岡早紀)と、母・由紀恵(菊池桃子)と一緒に、真っ白な制服に身を包んだ桃乃園の生徒たちに混じって天馬の応援に。会場には巌パパとメグリンの姿もあります。

 一回戦は柔道。響き渡る声援の中、いよいよ試合開始となりますが、天馬は容赦なく晴につかみかかり、あっという間に一本背負いを決めます。試合開始からほんの数十秒のことでした。挙句、手首を負傷してしまったようです。この後どうなっちゃうの……!?  というところで10話は終わりです。

 

■音へのイライラが最高潮に

 7話以降、晴と天馬くんの間を行ったりきたりして、ブレッブレな音ちゃん。冒頭の紺野さんのみならず、往生際の悪さに苛立っているのは、愛莉も同じでした。これまで音&晴推しだった愛莉ですが、9話でメグリンの一途さにかつての自分を重ね、音と晴を素直に応援できなくなってしまっています。

 そんなところに、メグリンと付き合っていたはずの晴が音のために天馬と戦うと聞けば、そりゃあ「だから最初っから愛莉は音だって言ってたのに!」と怒りたくなる気持ちもわかります。でも晴は「これ以上、自分に嘘はつけない」と、自分の弱さを認めた上で、気持ちに正直になることを選びました。

 一方の音はというと、自分の気持ちから逃げてばかり。でも、父の会社が倒産してからは、出稼ぎ中の父に代わって、世間知らずで根っからのお嬢様である母を支えながら、バイトをして苦しい家計を助けてきた音は、自然とそうなるしかなかったのかもしれません。婚約者である天馬と結ばれれば家計も今よりは楽になるだろうし、おまけに利恵さんは、音の父を化粧品部門の責任者として迎え入れ、家族3人で住める部屋も手配してくれるっていうし……。家族想いな音だからこそ、天馬のそばを離れられないんだと思います。

 それに、1話で紺野さんに暴言を言った晴を肉の塊で殴ったり、4話で家出をした愛莉を雨の中探しに行って助け出したり、カッコいい姿を見せてくれただけに、このところはウジウジしっぱなしで、良いところが全然でていなかった音。晴はとっくに腹をくくっているので、「私のためにケンカしないでー」なんてしょうもないことを言わず、自分の気持ちを1番にして行動してくれることを願いたいと思います。

 さて、いよいよ最終回。天馬信者の近衛(嘉島陸)による英徳や音への嫌がらせ事件も結局保留になったままだし、晴と天馬の勝負の行方を含めて、最後まで見守りたいと思います。きっと“晴エンド”でも“天馬エンド”でもネット上は荒れるんでしょうが……。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

脚本の“粗さ”を“胸キュン”でねじ伏せた『花のち晴れ』、キンプリ・平野紫耀の魅力が爆発中!?

 King & Prince・平野紫耀くんと杉咲花ちゃんのビミョ~な距離感がとってももどかしい火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)。第9話の視聴率は、8.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)となりました。8話で2.1ポイントもアップしましたが、今回は1.0ポイントダウン。そんなにうまくはいきませんね……。

 ただ、今夜放送の10話では、松田翔太演じる「F4」の西門総二郎が登場するそうなので、これまた盛り上がりを見せること間違いなしでしょう。と、その前に、平野くん演じる晴の魅力が爆発した9話のあらすじを振り返っていきたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

■桃乃園はヤンデレ養成所なのか?

 前回ラスト(参照記事)で死んだ魚のような目で音(杉咲花)を抱きしめた天馬(中川大志)。大事な食事会に遅れた音に激怒し、6話ぶり(詳しくはレビューへ)にヤンデレ化か!?︎ と視聴者をゾワゾワさせましたが、ただ音がやってくるのか不安でいっぱいなだけだったようです。ブラック天馬が現れなくて、ひとまず安心です。

 ある夜、音は帰り道で何者かに顔にスプレーをかけられ目が開けられなくなったところを、天馬同様目に光のない近衛(嘉島陸)ら桃乃園の生徒会メンバーに助けられました。犯人は英徳の校門に落書きされたときと同じ、「英徳に未来はない」という言葉を残して去っていっただけに、病院に駆けつけた天馬は、メグリン(飯豊まりえ)の誕生パーティーで起きた爆発事件とも何か関係があるはずだと、晴(平野)に報告するように言いますが、晴はメグリンと付き合いたてホヤホヤ、おまけに、晴の彼女になってルンルンのメグリンに余計な心配をかけまいと、なかなか言い出せません……。

 目の調子も良くなった音は、晴が「ミシュランの三ツ星も霞む」と言い切った音の野菜炒めを食べたいという天馬のリクエストに応えて、剣道の練習をしている天馬に差し入れをしに桃乃園へとやってきました。すると、学園内でガラの悪そうな男と何やら話している近衛を発見。会話の内容と、近衛が男にお金を渡した様子から、メグリンの誕生パーティーでケーキを爆発させたのも、音を襲ったのも、すべて近衛の指示だったことが判明しました。

 しかし、いくら音が問い詰めても天馬くんを崇拝する近衛は「馳さんを悲しませるな」と、ひるむ様子はなく、天馬本人に近衛が犯人だと告げても、「桃乃園への転入を急かしたために音さんに嫌われ、こんな嘘をつかれた」と、天馬をたらし込みます。案の上、「僕の大切な仲間がそんなことするとは思えない」と音を疑う天馬にショックを受けた音は、「天馬君は信じてくれないんだね」と、その場を立ち去るのでした。

 

■いい子すぎるメグリン

 その頃、カリスマモデルである彼女の撮影現場をサプライズ訪問した晴に、メグリンは大喜び。カメラマン(喜矢武豊)に2ショットを撮影してもらったり、カフェでお茶したり、2人はデートを楽しみますが、偶然にもそこに音が通りかかります。いつもと様子が違う音を晴が気にかけていることに気付いたメグリンは、「行って!」と晴の背中を押し、紺野さん(木南晴夏)の家へ。「賭けに負けました」と、紺野さんと一緒にたこ焼きを焼いていた愛莉(今田美桜)に事情を説明するのでした。

メグリン、なんていじらしいんでしょうか(涙)。落ち込む彼女に、「愛莉のず〜っと欲しかったものパッと手に入れといて、グジグジすんじゃないわよ」と、叱咤がとびます。あまのじゃくな愛莉なりの励ましと、それに涙するメグリンめちゃくちゃエモい。「けなげすぎて泣けてくる~」と若者たちにシビれる紺野パイセンの姿は、まるで私たち視聴者のようです。そしてなんやかんやいいながら、メグリンと愛莉もいい友達になれそうな予感……。

 

■5000万円を貢ぐ男vs男らしい言葉をかける男

 さてさて、メグリンを残して音を探しに飛び出した晴は、公園のベンチに佇む音の姿を発見。音を家まで送ってくれるそうです。その途中、音に謝りに行こうとしていた天馬と近衛にバッタリ(音が晴と2人でいるところに近衛が引き会わせたのですが……)。音が泣いている理由を知った晴は、

「バカかてめぇは!」

「合ってようが外れてようが、好きな女の言ってること信じなくてどうすんだよ!」

 と、天馬につかみかかってブチ切れ。音は思わず「どうして神楽木がわたしの欲しい言葉全部くれるの?」とジーンときちゃいます。天馬くんは英徳に在学できるようにと、5,000万円もの大金をサラッと払ってくれましたが、音が欲しかったのは、お金ではなく、そういう男らしい言葉だったのかもしれません。そう思わないと、あまりに天馬くんがあまりにも不憫です。

 しかも晴はそれだけでなく、「一人にして」と言われあっさり引き返した天馬とは対照的に、「泣いてる女を一人になんてできるかよ」と、これまた無自覚で男前発言をしながら音のそばを離れませんでした。そんな晴は別れ際、音にお礼を言われてたまらず「1分だけ」と、後ろからギュッと音を抱きしめます。そして、そんなところにタイミング悪く戻ってきた天馬くん。完全なる修羅場です。焦る音が抵抗しても、「やめない」と、晴は離れようとはせず、音を抱きしめたまま、

「とられるぞ。お前がちゃんと江戸川をつかまえとかないとな」

「余裕ぶっこいてスカしてないで、こいつを一番に考えろよ」

 と宣戦布告。「じゃあな」と去っていきます。天馬くんは、「近衛も僕にとって大切な仲間だから」と、犯人は必ず見つけ出すと音に約束し、手をつなぎながら2人は晴と別の方向へ歩き出すのでした。

 いやあ~ズルいです、晴。ちょっぴりおバカでアホなところは変わりませんが、この9話において、ヘタレ要素は1ミリも感じないくらい男らしかったし、音と2人のシーンは胸キュンの連続でした。ネットの評判なんかを見ても、晴の株がグングン上がっているようですよ。天馬くん派の方には申し訳ないですが、今回ばっかりは仕方ないです。はい。

■巌パパの目的は?

 その日の夜、晴の部屋を訪ねてきた天馬。音をめぐって、男同士のバトル勃発です。

天馬「あんなふざけたまねは許さない。もう音に近づくな。お前には西留さんがいるだろ」

晴「俺は俺のしたことに責任を持つ。ちゃんとけじめをつける。俺は江戸川を諦めない」

 ド正論をぶつける天馬に対して、堂々と開き直ってみせる晴。取っ組み合いのケンカを始める2人を止めたのは、意外にも晴の父・巌(滝藤賢一)でした。それだけでなく、「10点満点でいえば5点、いや2点程度の存在だと息子に分からせてやってほしい」と、柔道・剣道・弓道の3種目で晴と勝負することを提案するんです。天馬が勝てば二度と音には近づかせないよう英徳を辞めさせ留学をさせる、晴が勝てば自由にさせるという条件付きで。3種目すべてで全国チャンピオンの天馬にとっては楽勝すぎる戦いですが、晴はその条件をのみ、ハンデなしで天馬との勝負を受けることに決めます。

「完璧な息子しかいらない」と、晴に散々口酸っぱく言い聞かせてきた巌パパ。「また子どもにひどいこと言って負け戦をさせて!」とか、「子ども同士のケンカに口を挟むな!」とか今までなら思いもしますが、今回はそうじゃなかったんですよね。思い返すと、晴が寝込んだとき執事の小林さん(志賀廣太郎)に任せればいいのに、必ず様子を見に部屋に現れたし、わざと厳しい試練を与えながらも、心のどこかで晴のことを心配していたのではないでしょうか? わざわざ我が子の惨めな姿を晒したいわけはないだろうし、巌パパの父性を信じたいところです。

 

■視聴者のモヤモヤを“胸キュン”でねじ伏せる

 正直、いきなり自分の仲間を犯人と疑われて戸惑う天馬くんに、考えたり話し合う時間も与えず、「なんで信じてくれないの」と喚く音はちょっとヒステリックに感じたし、近衛が「馳さんからの愛情を過信している」と言いたくなるのもわかります(やり方は間違えているけど)。 

 もちろん、彼女がいながら、やっぱり音が好きだと言い放った晴にも「メグリンはどうした?」とツッこまずにはいられなかったし、他にもモヤッとするところはたくさんありますが、まぁ、原作はマンガだし、ファンタジーに近い青春ラブストーリーなわけで、設定や脚本にマジレスするのも野暮な気がします。

 それに、今回は“晴がヘタレの仮面を脱ぎ捨て男を見せる”という大事な見せ場もあったし、7・8話でのオリジナル展開で溜まった視聴者の不満を、今波にノッている人気アイドル・平野くんが晴というフィルターを通し世の女子たちをときめかせることで吹き飛ばしてくれたので、それでいいんだと思います。脚本家の力技にまんまとねじ伏せられた感はありますが。グチグチ言いましたが、私も今話の晴にはグッときたので、もう細かいことは気にしないことにします。イケメンっていいな!

 さてさて、冒頭にも書いたように、10話にはアノ西門さんが登場し、打倒天馬を目指す晴の稽古をしてくれるそうです。晴と天馬、いったいどっちが勝利を、そして音を手に入れるのか、メグリンの幸せも願いつつ、テレビの前で見守りたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

『花のち晴れ』第9話、キンプリ平野紫耀の「そんなの一択だろ!」に多くの視聴者が射抜かれる

 King&Prince平野紫耀出演の連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の第9話が6月12日に放送され、前回(第8話)の平均視聴率9.6%から1ポイントダウンの8.6%となった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。本作は、セレブが通う英徳学園を舞台にした『花より男子』の新章で、神楽木ホールディングスの御曹司・神楽木晴(平野紫耀)と、元はお金持ちだったが今は貧乏暮らしの江戸川音(杉咲花)、音の婚約者で桃乃園学院に通うエリート高校生・馳天馬(中川大志)、晴に思いを寄せる人気モデルのメグリンこと西留めぐみ(飯豊まりえ)恋模様を描く青春ラブストーリー。

 「英徳に未来はない」という落書きやメグリンのバースデーケーキが爆破されるなど、不穏な事件が続いている英徳学園。ある晩、帰宅途中の音は見知らぬ男2人組から「英徳に未来はない」と顔にスプレーをかけられてしまう。そこへ桃乃園学院の生徒会副会長・近衛仁(嘉島陸)が通りかかり病院へ。幸い大きなケガはなかったが、不穏な空気が漂うのだった。そんなことは知らない晴と、正式な彼女に昇格したメグリンの交際は順調。週末に初デートの約束をし、晴は父親に「正式にめぐみさんとお付き合いすることになりました」と報告する。

 そして迎えた週末、剣道の練習をしている天馬に差し入れをするため出かけた音は、近衛が男たちに音を襲うように頼み、金を支払う現場を目撃する。男たちは、音にスプレーをかけた2人組と同一人物だった。音はすぐに天馬に報告するが、天馬は信頼している近衛が犯人とはにわかに信じられず、「なにかの見間違いでは」と動揺する。自分を信頼してくれると思っていた音は、失意の表情で帰途に。そこでメグリンとデート中の晴に出くわす。音の異変に気付いた晴は、メグリンに「音のところに行って」と言われ追いかける……。

 今回は、晴の男気あふれるシーンが多く、ファンは胸キュンの連続だった。特に、音をすぐに信じなかった天馬に対して、「なんで信じねえんだよ。そんなの一択だろ。合ってようが外れてようが、好きな女の言ってること信じなくてどうするんだよ!」と啖呵を切るシーン。「晴かっこよすぎて泣ける」「神回すぎる」「晴、急成長し過ぎ」「間違いなく神楽木推し」「天馬くん派だけど今回神楽木カッコよすぎ」と絶賛されていた。これまでは何事も完璧な天馬に比べて、晴はヘタレキャラだったために「天馬のほうがいい」「天馬派」という視聴者も多かったが、今回はこのシーン以外にも音への愛情あふれるシーンが多く、晴にハートを射抜かれた人が多いよう。

 放送開始当初は「『花男』を超えられないのではないか」と厳しい見方もあったが、回を追うごとに、物語の中の晴もそれを演じる平野も大きく成長し、独自のファンを獲得した本作。間違いなく平野の代表作になったと言ってもいいだろう。次回予告では、いよいよ晴と天馬が直接対決、F4メンバーの西門総二郎(松田翔太)の出演がほのめかされている。晴とどのように絡むのか、そして音は天馬と晴のどちらを選ぶのか、気になるところだ。

ジャニーズ新グループ「King & Prince」爆売れの理由は“AKB商法”と“自社買い”か

 5月23日、ジャニーズ事務所から4年ぶりにCDデビューした6人組ユニット「King & Prince」(平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹)。

 平野の出演するドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の主題歌でもあるデビュー曲「シンデレラガール」は、発売初週で累計62万枚を売り上げた。

 それにしても、なぜKing & Princeがこうも売れたのか。ある女性誌記者は言う。

「正直、編集者や記者の間では、Sexy Zone(デビュー曲発売初週17.3万枚)より多く、ジャニーズWESTと同等くらい(デビュー曲発売初週26.2万枚)はいくかな、という読みが多い印象でした。それが大きく外れ、思いがけない売り上げを記録し、人気が証明されたことで、『もっとページ数を割いておくんだった』などと言っている編集部もあります」

 一方で、ある芸能記者は言う。

「CDを合計5パターンも出して、購入者が抽選で参加できるハイタッチイベントもやって、Twitterなどには大量購入した人の情報もあることから、『ジャニーズがAKB商法に乗り出した』などと揶揄する声もあります。もっとも、Sexy ZoneやジャニーズWESTなども似たことをやっていますが……。また、「シンデレラガール」はジャニーズとユニバーサルミュージックがタッグを組んだ新レーベル『Johnnys’ Universe(ジャニーズ ユニバース)』から出ましたが、ユニバーサルは『自社買い』することがあるとウワサされているため、それが売り上げに影響しているのではないかとも考えられます」

 とはいえ、SMAP解散騒動以降、何かと暗く不穏な話題の多かったジャニーズ事務所にとって、このスタートダッシュは非常に大きな意味があるだろうという。

 さらに、ジャニーズに詳しい編集者はこうも言う。

「そもそもメンバーの6人中5人が、『Myojo』(集英社)の誌面企画『Jr.大賞』で『恋人にしたいJr.』部門ベスト10以内常連の人気者ばかりですから、ファンが多いのも当たり前。Hey! Say! JUMPやSexy Zoneなど、ジャニー社長が本気を出してグループを作るときの『誰、これ?』というJr.としての下積みがない子を入れるサプライズ人事もなく、Jr.ユニットをバラバラにして作ることで『選抜漏れ』した子が辞めてしまうといった悲劇もない、平和な成り立ちのグループです。むしろJr.時代に、いったんKingとPrinceとで3人ずつ離れ離れの活動をしてきた経験を経て再び一緒になった6人組のデビューですから、応援ムードもありますよね」(同)

 加えて、「年齢が若すぎないことが、今の時代のニーズに合っていること」「集中的に畳みかけるような猛プッシュによる露出の多さ」もあると指摘する。

「V6や嵐、NEWS、Hey! Say! JUMP、NYC boys、Sexy Zoneといった、バレーボールワールドカップのイメージキャラクターとして生まれた『バレーボールデビュー』と呼ばれるグループと異なり、特定の放送局とのつながりがない分、縛られずにどこの局にも出ることができ、むしろ露出の幅を増やせたメリットはあると思います」(同)

 もともとドラマに映画にと猛プッシュされ続けている平野をはじめ、グループとしても『テレビ朝日六本木ヒルズ夏祭り サマーステーション』で応援サポーターを務めた縁などから、デビュー前に何度も『ミュージックステーション』(同)に出演。また、CDデビュー前から『ZIP!』(日本テレビ系)で冠コーナーを持たせてもらい、『ディズニーツムツムランド』CMにも出演していた。単発でも『TOKIOカケル』(フジテレビ系)や『VS嵐』(同)、『炎の体育会TV』(TBS系)に『ペコジャニ∞!』(同)に『櫻井有吉THE夜会2時間SP』(同)などなど、局を越えて先輩たちのさまざまな番組に露出しまくり、『anan』(マガジンハウス)を含めた多数の雑誌の表紙などに登場している。

「ここまでのプッシュは稀でしょう。これほどまでに時間をたっぷりかけて、さまざまな媒体で怒涛のプッシュを続けたら、認知度は自然と上がりますよね。それに、ドラマのキャライメージをうまく利用した平野くんの“ヘタレ”“天然”売りも、うまくいったと思います。実際は全然ヘタレでも天然でもない……と芸能記者たちからはよく聞きますが(笑)」(同)

 いずれにしろ、さまざまな戦略がピタリとハマり、上々の結果を出しているKing & Prince。元TOKIO山口達也騒動とNEWS小山慶一郎騒動の間に登場し、ジャニーズ事務所にとっての希望の光となっている。

“改変で炎上”が功を奏した『花のち晴れ』、杉咲花&キンプリ・平野紫耀の「鈍感力」が視聴者を惹き付ける!?

 King & Prince・平野紫耀くん演じる晴が、飯豊まりえちゃん演じる人気モデル・メグリンと急接近し、視聴者たちをヤキモキさせている火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。

 小栗旬演じる花沢類の登場で視聴率を上げた3話以降、数字はどんどん下降傾向にありましたが、なんと、5日放送の第8話はその3話と並ぶ9.6%で、前話より2.1ポイントの大幅アップ!

 ですが、正直、その理由は全くわかりません。7話から原作のマンガにはないオリジナル展開が強くなり、脚本家のTwitterには苦情が殺到するなど、不安要素が増えましたが、今話でもそれは増す一方で、見ていてイライラしかしませんでした。

 まぁ、このドラマのメインターゲットは間違いなく女性でしょうし、女の人って修羅場とか燃えちゃうし、炎上とか大好物な人が多いような気がするので(当社比)、みなさんなんだかんだ言いながらもやっぱり続きが気になっちゃうんでしょうね……。ということで、今回もあらすじから振り返っていきます。

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■メグリンが晴の“彼女(仮)”に昇格

 嫌なことから逃げて、天馬(中川大志)に守ってもらってばっかりじゃダメだと、庶民狩りをやめた晴(平野)の姿を見て気がついた音は、「天馬くんに守られるんじゃなくて、隣で並んで歩ける人になりたい」と、桃乃園学院への転入を延期することに。

 しかし、前話で音は天馬の母・利恵(高岡早紀)に「ずっと天馬くんのそばにいたいです」としっかり誓っていますから、当然、利恵ママはお怒りです。天馬の父・一馬(テット・ワダ)と、音が婚約者にふさわしいのか見極めるため、音の母(菊池桃子)を含めた食事会の場が設けられることになりました。

 一方で、音にフラれた晴は、メグリン(飯豊)とちゃんと向き合って前に進もうと、メグリンの“彼氏(仮)”になります。“彼女(仮)”になったメグリンはもちろん、学園の株を上げるため晴とメグリンがくっつくことを望んでいた海斗(濱田龍臣)や一茶(鈴木仁)、杉丸(中田圭祐)らも2人を祝福するのでした。ただ、音と晴を応援していた愛莉(今田美桜)はものすっごく不服そうですが。

 

■鈍感&無自覚の怖さ

 ある日の放課後、天馬と映画館デートをしている音の元に、メグリンから電話が。なんでも、晴の役に立ちたいと、英徳の生徒たちのためにモデル仲間を呼んで、自らの誕生パーティーを行うそうで、学園での友達第1号の音に、その招待状を渡したいんだとか。その後、メグリンは晴とともに招待状を持って映画館にやってきました。

 そして、その流れでこれまたWデートをする流れに。前回散々だったくせに(詳しくは6話参照)、全く懲りずに『湯を沸かせないほどの冷めた愛』というどこかで聞いたような映画を4人で観たり、お店に入ってかき氷を食べたりするわけですが、笑いのツボも泣くタイミングも一緒で、楽しそうに軽口も言い合ってキャッキャしている音と晴を見るたびに、天馬とメグリンは複雑そうな顔を浮かべます。

 目の前でお互いのパートナー同士がキャッキャしているのを見せられたらたまったもんじゃありませんが、お互い「友達」として付き合っていくことにした鈍感で無自覚な音と晴は、天馬とメグリンの本心には気がつきませんし、2人とも優しいので決して責めようとはしません。見ているこっちがつらいし、キャッキャしながら楽しんでいる音と晴を見てモヤモヤしている天馬とメグリンを、画面越しに見てもどかしさを感じる……という負の連鎖が視聴者のイライラにつながっているように感じました。天馬くん、いっそのことまたヤンデレDV化してくれたら一周回って気持ちいいのに。

 

■音への好意がダダ漏れな、晴の長~い弁明

 さて、メグリンの誕生パーティーの当日、英徳に「パーティーを中止せよ」という脅迫状が届きました。天馬の両親との食事会に向かわなければならない音は仕方なくレストランへと急ぎますが、街頭に置かれた大型テレビに映ったパーティーの中継映像で、以前、英徳の校門に落書きした犯人と同じブレスレットをつけた人間が会場に紛れ込んでいるのに気がつき、英徳へダッシュ。

「神楽木! メグリン、逃げて!!」という音の声により、晴は爆弾入りケーキからメグリンを守ることができました。犯人は、C5メンバーの見事な連携プレーで無事確保され、騒然となる会場も、メグリンがサプライズ演出だと説明することで、なんとか一件落着します。

 その頃、レストランにいる天馬の両親は、時間になってもやってこない音に呆れ、食事会はすでにお開きモード。天馬がなんとかなだめていると、音、そして晴が現れました。そして、晴は「全部俺のせいです!」と遅れてしまった事情を説明&音の天馬への気持ちを代弁します。

「彼女は世界中の誰よりも馳天馬君を愛しています。

 江戸川さんはずっと心配していました。完璧な馳君に自分は釣り合わないんじゃないか、自分のせいで無理させているんじゃないかって。

 僕から見れば、もう十分馳君の気持ちに応えてるのに、まだ向き合えていないって悩んでて……。

 その末にたどりついたのが、自分らしい自分を馳君に好きになってもらいたいって、バカみたいにまっすぐな答えで。だから、今日の食事会を江戸川さんはとても大切にしていました。

 なのに……、僕が全部ぶち壊しにした。本当に江戸川さんは悪くないんです。許してやってください」

 案外チョロい一馬パパは、この晴の言葉を受け止め、「音ちゃんも素敵な友達を持ったね」と、音を許してくれた様子。しかし、天馬の表情は曇ったまま。自分が知らない音の想いと葛藤を誰よりも晴が理解していて、かつそれを音本人じゃなく、よりによって、晴の口から聞くという地獄を見せられた天馬くんの心中はいかほどでしょうか……(白目)。「今日はごめん」と切り出した音を、天馬くんは無言で抱きしめます。一切光のない、あの死んだ目で。間違いなく、ヤンデレ化の兆しです。

 晴はというと、英徳に戻り、パーティー会場で1人泣きながら野菜炒めを作っていたメグリンに謝り、「誕生日おめでとう、めぐみ」と、メグリンの念願だった“名前呼び”をプレゼントして、彼女をギュッと抱きしめるのでした。これにて8話の終了です。

 

■女子会&男子会の様子がかわいい

 今話の中で、何のストレスも感じることがなかったのは、女子会と男子会のシーンでした。女子チームは、晴を喜ばせるために野菜炒めを食べさせてあげたいメグリンの料理の勉強ついでに、音のアパートに愛莉や紺野さん(木南晴夏)も呼んで“たこパ”を開催。音にデレたり、メグリンに毒を吐きながらも晴への一途さは認めていたり、このシーンの愛莉が抜群にかわいかったです。

 男子チームはというと、愛莉以外のC5メンバーが夜のプールサイドでボーイズトーク。C5って学校以外で群れているイメージがあまりないので、杉丸の好きな人が愛莉かもしれなかったり、“脱ヘタレ”のお祝いに晴がプールに突き落とされたり、「ザ・青春」って感じです。普通の男子高校生のようにわちゃわちゃして仲良さげなところが垣間見えて、なんだか安心しました。

 

■音のみならず、晴まで“ブレブレ”

 前回のレビューで、「音のキャラがブレブレ」と書きましたが(参照記事)、今話では、晴もブレブレだったように感じます。だって、号泣しちゃうくらい音のことが好きだったのに、メグリンの“彼氏(仮)”になって、かと思えば相変わらず音が自分のことを好きになった妄想をしちゃうし、メグリンがそばにいるのに音のこと考えでぼけーっとしちゃうし。おまけに、ラストでメグリンを抱きしめたかと思えば、次回予告で、「俺は江戸川を諦めねえ!」って問題発言してるし。思わず、何がどうしてそうなったってツッコミたくなるくらいです。音への気持ちにブレがない天馬や、晴にウザがられながらもへこたれないメグリンの一途さを見習ってほしいくらい。

 音も晴とメグリンが付き合ったと知ったとき「ちょっとだけ……胸がチクンとしました」って素直に紺野さんに打ち明けていたし、自分の気持ちにはとっくに気がついているはず。「友達」って便利な言葉だなぁ~と思いました。はい。

 まぁ、原作よりもメグリンの存在を目立たせて晴とくっつけたのも、この後の展開が生きるように考慮してのことだと思いますし、これを書いている私を含め、視聴者がイライラしたりネガティブな声を上げるのも、それだけ物語に入り込んでいるからなんですよね。なんか恥ずかしいですけど。好き合ってる2人が“すれ違う”のも恋愛ドラマの醍醐味だと思うので、まんまと制作陣の策にハマっているという自覚を持って、素直な心で今夜放送の9話を楽しみたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

“飯豊まりえ叩き”が加速する『花のち晴れ』、視聴率ダウン&イライラの原因は「無駄な改変」か

「きみは~しんでれらがーる~♪」と、平野紫耀くんら「King & Prince」が歌う主題歌もだいぶ聴き慣れてきた火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第7話の視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から0.8ポイントダウン。4話以降、数字が下がりっぱなしです……。

 7話からオリジナル展開に突入したため、原作ファンからは不満の声も上がっているようですし、ネット上では平野くんファンから、“メグリン”こと西留めぐみ役の飯豊まりえさんへの批判が大きくなるばかり。ドラマも終盤にさしかかりましたが、正直、期待よりも今後への不安要素が残る展開でした。というわけで、今週もあらすじから振り返ります。

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■C5が“庶民狩り”をする理由

 音(杉咲花)にフラれて落ち込む晴(平野)は、西留めぐみ(飯豊)の転入により評判が上がった英徳の株を下げたくないC5メンバー・海斗(濱田龍臣)の提案をすんなり受け入れ、“庶民狩り”を再開。音が仲良くしていたクラスメイト・麻美(牧内莉亜)がターゲットになってしまいます。音は、自分のせいだと晴を止めようとしますが、一茶(鈴木仁)と杉丸(中田圭祐)に制止されます。なんでも、晴が庶民狩りを始めたのには、あるキッカケがあったそうです。

 晴たちが高等部に上がったころ、学園は政財界を牛耳るフィクサーを父に持つという3年の森口(吉村界人)が仕切っており、彼は生徒の弱みを握って人間関係をメチャクチャにして楽しんでいたそう。晴はビビリながらも、本人に学費を滞納していることを問いただし、その結果フィクサーの息子という嘘がばれ、晴が神楽木グループの子息と知った森口は学園を去っていきました。これを知った生徒たちから持ち上げられたこともあって、晴は「正しき5人=コレクト5」のリーダーとして、英徳を守るために庶民狩りをするようになったとか。

 森口みたいな生徒はともかく、お金がないという理由だけで悪いことを一切していない無害な生徒を追い出すのってどうなの? とは思いますが、そのあたりは一茶も杉丸も承知の上。ただ、晴と海斗が学園のために頑張っていることは認めてあげようと、応援しているようです。そして、音にもそうしてほしいと2人は言います。C5の中でこの2人の影が薄いのは、一歩引いたところでみんなを見守っているからということなのかもしれません。はい。

 

■神楽木親子の溝と男前なメグリン

「神楽木家の後継者にふさわしいものを身に付けろ」と、父・巌(滝藤賢一)にオーダーメイドスーツを作ってもらい、さらに週末には食事に誘われた晴。わかりやすいくらいにおめめをキラキラさせて、お口をキュッとつり上げ喜びます(この時の強張った笑顔は、平野くんのあえての演技だと思っておきます)。

 が、その「食事」というのは、リゾートホテルチェーンのご令嬢であるメグリンを、晴の婚約者にしようと巌パパが企んだ「お見合い」でした。てっきり後継者として認めたれたと思っていた晴はショックを受けながらも、父には抗えず、「お前程度の男にはもったいない女性だ」「10点満点でいえば5点がいいところ」と、メグリンとメグリンパパの前でケチョンケチョンにされます。『花男』の道明寺(松本潤)であれば、「うるせぇババア!!!」とぶち切れていると思いますが、ヘタレ男子である晴は、黙って聞くことしかできません。そんな晴に代わって口を開いたのは、メグリン。

「晴くんの素晴らしさは数字なんかじゃ言い表せない! 私はちゃんと自分の力で晴くんの心を手に入れます! 私たちをビジネスに利用しないでください!」

 そう言って晴の手を引き、レストランを後にします。「お前かっこいいな」と思わず晴が言ってしまうくらい、とても男前でした。連絡先交換してなかった晴に、わざわざ自分の顔と連絡先がプリントされた特製ジグソーパズルを作ってプレゼントしたり、「ラブパワーMAX! 注入」と晴に体当たりしたり、ちょっとイタくてめんどくさいタイプですが、それだけじゃなくて、ブレない芯の強さを持った女の子です。

 メグリンの株が上がったこのシーン、原作にはないオリジナル展開だそうです。世間の飯豊さんに対する評判をみると、突然の“メグリン上げ”展開のように感じないこともありませんが、巌パパに啖呵を切るシーンは、『花男』のつくし(井上真央)を見ているみたいでスカッとしました。そして、このシーンがあったからこそ、後半の音と晴のシーンがとても淡白に思えてしまったんです……。

■大事なことなので2回言った音

 その後、晴が行方不明になったとメグリンに聞いた音は、なんやかんや言いながらも晴を探しに行き、前に2人で訪れた道明寺邸で発見。道明寺の母の執事である西田(デビット伊東)は、メイド頭のタマさん(佐々木すみ江)が呼んでいると、2人を中に招き入れます。

 晴は幼いころバイオリンコンクールで失敗し、「完璧な息子しかいらない」と父に言われたことから失くした信頼を取り戻そうと頑張ってきました。そのとき晴の心を支えたのが、「F4」のリーダーとして英徳を率いた道明寺だったのです。

 自分と道明寺を比べ、ますます自信をなくす晴に、西田は「F4」が“暇つぶし”で生徒のロッカーに赤札を貼り、いじめをしていたことや、一人の女性との出会いによって、仲間や学園の生徒を思いやるようになったと、道明寺の昔話を聞かせます。

西田「司坊ちゃんも最初は完璧ではなかった」
タマ「間違ったと思ったら、そこから軌道修正すればいい」

 それでもなお、まだ下を向いている晴を、最後は音が励まします。

「前にも言ったけど、完璧になろうと、悩んでもがいて必死に頑張ってる。それが神楽木の良さだと思うから。だから、神楽木らしくいてね」

 そうして2人は別れるわけですが、音のこのセリフ、メグリンの言葉に比べたらちょっと弱くないですかね? 演出的には、2話(参照記事)で音が言ったこの言葉に、晴が心をわしづかみにされたことを視聴者に思い起こさせたかったのでしょうが、だったらメグリンとのお見合いシーンは無駄のようにも思えますし、今話だけでいえば、ヒロインは完全にメグリンと言いたくなるくらい、この言葉と音に魅力を感じなかったんですよね。それは、このシーンだけでなく、他にもありました。

 

■自分の“弱さ”を認めた晴

 翌日、学園で男子生徒から花瓶を投げつけられる麻美をかばう音。そしてその上から2人をかばったのが晴でした。道明寺パワーなのか、それとも音に励まされたからのか、麻美の退学届けをビリビリに破き、「こんなダセエこと、もうやめた」とつぶやきます。

「道明寺さんみたいに英徳学園を守りたかった。英徳のリーダーになりたかった」

「でも、こんなことやってても、ますます自分にうんざりするだけだ」

「俺は全然完璧じゃねえし、馳天馬みたいにはなれねえ。ヘタレで弱っちくて……、でもそんな俺からはもう逃げねえ!」

「庶民狩りなんかしなくても、俺が英徳の品格を取り戻す。だから頼む、俺を信じてくれ! 俺に力を貸してくれ!」

 そう言って、生徒たちに頭を下げた晴。これに感動した音につられて愛莉や他の生徒からも拍手が起き、湧き上がる神楽木コール。そんな盛り上がりの中、音は学園を出て、天馬の元へ。「桃乃園には転入できません」と、衝撃発言をするのでした。

 

■ブレブレな音にイライラが募る

 音は天馬、そして天馬の母・利恵(高岡早紀)と食事に行ったとき、「“18歳になるまで英徳に居続ける”という婚約の条件を出したのは、いずれ学費を払えなくなって退学すると思っていたから」「天馬さんと音さんの婚約には反対だったし」とチクチク嫌味を言われながらも、「私はずっと天馬くんのそばにいたいです」と誓いました。そうして転入へ向けて、婚約者で彼氏の天馬(中川大志)がいる桃乃園学院に見学に訪れています。

 なのに、ここへきて「転入しません」とは……。利恵ママはもしかしたら「あらそう」と不敵な笑みを浮かべながらアッサリ許してくれるかもしれませんが、天馬くんが死んだ目になってまたヤンデレを発揮しないか、とても不安です。ブレブレなんですよね、音ちゃん。自分よりも周りの幸せを優先してしまうからこそ、晴への気持ちに気がつかないふりをして選んだ行動で結果的にいろんな人を傷つけてしまっている気がします。

 先ほども書いたように、『花男』ではつくしの真っ直ぐな正義感の強さと雑草根性が際立っていて、いろんな困難にぶつかっていく姿がスカッとして気持ちよかったので、音を見ていると、どうしてもイラッとしてしまうんですよねー。原作と違うオリジナル展開もそうですが、視聴率ダウンの原因は、音のキャラのブレもあるんじゃないかと思います。1話で肉の塊で晴を殴ったような、あれぐらいの勢いのある音ちゃんを見てみたいです。愛莉ちゃん(今田美桜)あたりが、ガツンと言ってくれるといいんですけど。

 さて、今夜放送の8話の予告によると音と晴は“お友達”になって、晴がメグリンと抱き合うようなシーンが。またまた荒れそうなニオイがプンプンしますが、生温かい目で見守りたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

「飯豊まりえを出すな!」TBS『花のち晴れ』脚本家に、ジャニオタが抗議する地獄絵図

 ジャニーズファンの怒りの矛先が、思わぬ方向に――。

 5月29日にドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)の第7話が放送され、視聴率7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。同回はKing&Prince・平野紫耀が演じる神楽木晴が父親から罵倒されるも、飯豊まりえ演じる人気モデル・メグリンが猛反論するという“メグリン回”だったが、この内容にジャニーズファンから脚本家への抗議が相次いでいるという。

「大ヒットドラマ『花より男子』(同)の“続編”ということで注目された『花晴れ』でしたが、視聴率は低空飛行。しかし、ネット上の注目度ランキングでは常に上位に位置しているという現象が起きています。その要因のひとつが、キンプリ・平野に飯豊が舞台裏で接近しているという情報が拡散されたこと。第7話はその飯豊が大活躍する内容だったため、脚本家のツイッターには『なんで彼女の出演を増やすの』『メグリンはもう見たくない』といったジャニーズファンの苦情が殺到したといいます」(テレビ誌ライター)

『花晴れ』の脚本家は吉田恵里香氏。2015年公開の映画『ヒロイン失格』のヒットで業界内外に知られるようになった若手の注目株だ。

「前シーズンの『花男』と脚本家が違うことには、放送前から旧作ファンの間で不安視されていました。実際、第7話で飯豊が平野にかけた優しい言葉が杉咲花演じるヒロインとほぼ同じだったことで、視聴者からは“立ち位置がかぶる”といった指摘も。そうした脚本へのダメ出しだけでなく、脚本家への批判がつづられたネット民の声をわざわざスクリーンショットにして送りつける悪質な投稿もあったようです。そうしたアンチに対しても吉田氏は『不快にさせてしまってごめんなさい』などと、わざわざ長文で返信しているため、彼女のメンタルを心配する声も出ています」(同)

 苦情を受け、今後、飯豊の出番は減ることになるのだろうか?