日本女子サッカー界のレジェンド・澤穂希のメッセージ本は、泣いて笑える恋愛譚!

 「メッセージ本」、と筆者が勝手に呼んでいるジャンルがある。

 アスリートやタレントが、一人称で自分語りをしながら、自身の人生や考え方を通して読者に向けて「メッセージ」を送る、というのがその最大の特徴だ。

 また、自己啓発書や実用書の体裁を取って製作されることが多く、キャッチーな見出しから各テーマが平易な文章で手短にまとめられているため、普段あまり読書の習慣がない…

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Jリーグ草創期に爆誕した異例の“公式暴露本”「ヴェルディ川崎やんちゃ伝説」!

 Jリーグ誕生30周年である。

 93年5月15日に産声を上げた、日本のプロサッカーリーグ。開幕当時の熱狂は凄まじかった。小学2年生だった筆者は、あの頃の騒乱を鮮明に覚えている。それまでサッカーのサの字も発しなかったクラスメイト達が、一斉にミサンガを手や足に巻き付け、休み時間にはサッカー三昧、ゴールを決めたらカズダンス。放課後には近所のスーパーでJリーグチップスを買い漁り、被っ…

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Jリーグで再燃した「秋春制」移行議論、デメリット大でも実現しそうなワケ

 昨年のW杯カタール大会でドイツとスペインを下して波に乗る日本サッカー界が、新たな計画を持ち出してきた。Jリーグは4月25日、春秋制(春開幕、秋閉幕)から秋春制(秋開幕、春閉幕)にシーズンを移行するプランを公表。年内にも結論を出す意向だ。

「日本では現在、春秋制ですが、ヨーロッパの主要リーグは秋春制、サッカーカレンダーでは秋春制が世界標準。日本が秋春制に移行すると、国際試合との…

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Jリーグが本腰!? 都民待望の「23区内のJ1チーム」が誕生する日

 Jリーグが発表したリポートに、首都・東京のサッカーファンがざわついている。

 Jリーグが今季を総括した「PUBリポート」内で、東京23区内にスタジアムを建設する構想を本格化することを明記。ついに、都心部を本拠地とするチームが誕生するかもしれないのだ。

 来季で30周年を迎えるJリーグ。J1には18チーム、J2には22チームもありながら、不思議なことに東京23区内…

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来季のJリーグはJ3がアツい! “犬猿の仲”松本vs長野戦が実現、負けたら街を歩けない!?

プロ野球とは違い、入れ替えがあるのがJリーグの面白いところ。今年も昇格と降格、それぞれにいろいろなドラマがあったが、来季のラインナップが決まったところで興味深いのが、上から3番目のカテゴリーのJ3だ。普段、テレビや新聞で取り扱われるのはJ1で、J2となると試合結果のみ伝えられるのがスタンダード。J3ともなると全国ニュースで話題になることは滅多にないが、来季は“胸アツ”な試合が目白押しとなる。…

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2年前までは大バッシング……横浜F・マリノスが優勝できた理由とは?

 2019年のJ1リーグは、横浜F・マリノスの優勝で幕を閉じた。そんなマリノスに対し、多くのメディアから称賛の声が上がっている。守備的なサッカーばかりのJリーグの中で、アンジェ・ポステコグルー監督が志向するポゼッションサッカーは一線を画しており、「結果ももちろんだが、内容が素晴らしい」と賛辞が送られているのだ。

 しかし、マリノスといえば、2年前までは大バッシングを受けていた。17年、エリク・モンバエルツ監督の戦術や若手起用で出場機会が減った中村俊輔が移籍したことで、マリノスのフロントに対し、ファンやメディアから批判の声が上がった(参考記事1)。さらに、翌18年にはポステコグルー監督を招聘したフロントに対し、「どうやってチームが強くなっていくのかイメージを描けなかった」というコメントを残して背番号10番の主将・齋藤学も移籍。2年続けてサポーター人気のある選手が移籍したことで、またまた矢面に立たされた(参考記事2)。

「ほとんどのサッカーライターたちは、選手コメントのみで記事を構成します。そのため、選手の移籍に関する記事は、どうしてもフロントに批判的なものばかりになります。そしてサポーターは、そのまま記事に乗っかる。記事ではフロントが目指すビジョンに言及されていないですし、サポーターのリテラシーも低い。だから、フロントへの大バッシングにつながるんです」(サッカージャーナリスト)

 確かに、モンバエルツ監督の若手起用は成功だった。彼に見いだされた喜田拓也は今季のキャプテンを務めるまでに成長し、J1リーグ走行距離ナンバー1のスタミナでチームを支えた。また、俊輔は移籍以降、マリノスでのパフォーマンスを超える活躍を見せられていない。それは齋藤も同様だ。

 ただし、モンバエルツ監督と選手のコミュニケーションがうまくいっていなかったのは事実で、戦術も守備に重きが置かれ、退屈な部分もあった。若手が育ったことを受け、マリノスのフロントは、世代交代の改革からチーム戦術の構築に進む。そこで、オーストラリア代表にポゼッションサッカーを導入し、チームに軋轢も生まなかったポステコグルー監督に白羽の矢が立った。そして、初年度で攻撃を構築し、2年目で中盤の守備を整え、優勝という結果を出した。まさにフロントが描いたロードマップ通りである。

 大バッシングを受けてもブレず、改革を推し進めたマリノスの功績こそ、評価されるべきであろう。

(文=TV Journal編集部)

ジュビロ磐田、松本山雅に続いてJ2降格するのはサガン鳥栖で確定?

 J1リーグ最終節を前にして、ジュビロ磐田と松本山雅FCのJ2降格が決定した。磐田は2014年以来2度目で、松本山雅は16年に続いての降格となった。この2チームの降格は妥当なのだろうか? サッカーライターに聞いた。

「資金面でいうと、今季の降格候補は、大分トリニータ、湘南ベルマーレ、松本山雅の順でした。ですが、大分は就任4年目の片野坂知宏監督のサッカーが根付いています。同じく湘南も曺貴裁監督のサッカーが根付いていたのですが、パワハラ騒動から順位が下がり、まだ残留を確定はできていない。一方、松本山雅も就任8年目の反町康治のサッカーが根付いてはいるのですが、前述の2チームと違って、攻撃のアイデアがないんです。基本的に縦一本サッカーに、選手のタレントで得点を取る。エース・前田大然に海外移籍された時点で、攻撃のバリエーションは皆無となりました」

 確かに、松本山雅の最終節前までの総得点はたったの20点。リーグワーストである。前回の降格時にはフロントがすぐに反町監督に続投を要請したが、今回はまだ動きがない。サポーターからは続投を望む声が上がっているが、松本山雅をJ1に定着させるためには、得点の機会を作れる監督を招聘すべきだろう。

 とはいえ、資金力が低い松本山雅の降格は致し方ない部分もある。一方、磐田には中位程度の資金力があり、選手も松本山雅よりそろっている。なぜ降格してしまったのか?

「14年シーズン途中で就任した名波浩監督はJ2に落ちたチームの守備を整備し、1年半でJ1に昇格させました。当初はワントップのジェイ・ボスロイドのパワーと高さを生かしたサッカーをしていましたが、ジェイが各クラブにマークされると、それを剥がすだけの攻撃の幅を持たせられず。17年に中村俊輔らを獲得して戦力を補強し、個人のタレントを生かすサッカーにしましたが、ハマれば点を取れるものの、選手のパフォーマンスの波に左右されるチームになってしまい、18年にも残留争いに巻き込まれています(参照記事)。今季も総得点は28点で、松本山雅に続く低さです。選手というよりも監督の問題が大きく、フベロ監督をもう少し早く就任させていれば、残留できていたはずです」(同)

 いずれにしろ、今季のJ2降格は総得点が少ないチームという傾向が見えてくる。松本山雅、磐田に続いて総得点が少ないのは、最終節の勝敗で命運が決まるサガン鳥栖と浦和レッズの32点である。数字だけを見れば、降格するのは、清水エスパルスでもなく、湘南でもなく、鳥栖か浦和になりそうだ。が、浦和は失点も少なく、レギュレーション的にアドバンテージがある。同総得点でも、数字的に不利なのは鳥栖のようだ

(文=TV Journal編集部)

Jリーグ「VAR導入」も、サポーターからは不満噴出!?

 Jリーグは24日、来季のJ1リーグ戦などでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー/ビデオ判定)を導入することを発表した。

 VARはFIFAワールドカップ2018ロシア大会の全試合で導入されて以降、各国のリーグ戦でも次々と採用されており、村井満Jリーグチェアマンも「FIFAを中心としてワールドカップなどで(VARが)導入されている潮流があり、世界と戦う上で、この流れを視野に入れる必要がありました」と会見で語っている。

 さらには、「多くのファン、サポーターの方から導入への声があったのも事実」と付け加えてもいたが、日本のサポーターがVARについて理解できているかについては微妙だと、サッカーライターは指摘する。

「VARは、決して判定をパーフェクトにするわけではありません。あくまでも、9割の人々が誤審だと思う判定で、かつ翌日の新聞の見出しになるような明白な誤審にしか介入しないことになっています。というのも、VARがサッカーに入ってきたばかりの時は、審判側が完璧な判定を目指しすぎて、試合が止まってばかりいた。これでは、サッカー独特のシームレスな展開が阻害されてしまう。そこを維持するために、国際サッカー評議会は、前述のような条件を満たす場合にのみ介入することを今夏に再徹底しました」

 つまり、今季のJ1の試合でいえば、鹿島アントラーズ×清水エスパルス戦やサンフレッチェ広島×横浜F・ マリノス戦、浦和レッズ×湘南ベルマーレ戦の幻のゴール、川崎フロンターレ×ベガルタ仙台戦や横浜F・ マリノス×浦和レッズ戦のオフサイドなど 、「ゴールラインを割ったか割っていないか」「オフサイドかどうか」などの事実には介入する。それ以外については、今後もピッチ上の審判団がジャッジしていく。

 そんなVARをイングランドプレミアリーグなどは順調に運用しているが、日本ではサポーターから不満の声が上がるのではないかと、前出のライターは指摘する。

「サッカーはグレーなスポーツです。フィジカルコンタクトが起きても、不用意でなければファウルにならない。でも、この“不用意”かどうかは主審の主観になります。野球のアウトかセーフか、ストライクかボールかは観客にも白黒つけやすいですが、サッカーはそうではない。にもかかわらず、選手が倒れて審判がファウルを取らないと、日本のサポーターは判定に不満を示します。そういった背景から考えると、おそらく多くのコンタクトシーンでサポーターはVARを要求するでしょう。判定に対するモヤモヤを解決するためのVARが、日本においては逆に『なんでVARを使わないんだ!?』というストレスを生みそうな気がします」

 日本のサポーターは、サッカーの醍醐味である流れを失ってでも 、自分の愛するチームにはすべて正しい判定をしてほしいのだろう。ある意味では、グレーありきのサッカーを見ながらも、白黒つけられる野球的な要素を求めている。日本でVARが浸透するのには時間がかかりそうだ。

(文=TV Journal編集部)

J1湘南パワハラ疑惑、リークしたのは親会社RIZAPだった!? 騒動が沈静化した裏事情

 Yahoo!トップニュースを席巻していた、湘南ベルマーレ曺貴裁監督(50)による選手やスタッフへのパワハラ疑惑(参照記事)が沈静化しつつある。

 一時期は「8月中に曺監督が辞任する」という報道まで出ていたが、現在は過熱気味だったスポーツ紙も「Jリーグの調査待ち」というスタンスに切り替わっている。なぜ、急にトーンダウンしたのだろうか?

 サッカー関係者に聞くと「そもそも、パワハラは“疑惑”であり、報道が出ること自体がおかしい」とメディアへの不信感を口にする。さらに、そこにはキナくさいウワサもあるというのだ。

「今回のパワハラ報道ですが、湘南のオーナーであるRIZAP側からのリークという見方が強まっています。というのも、RIZAPは、湘南を楽天のヴィッセル神戸やメルカリの鹿島アントラーズのような規模のクラブにしたいと考えている節があります。そのためには、外国籍選手や日本代表クラスの選手の獲得が必須。ですが、曺監督のサッカーは、まず『走り続けること』が要求されます。たとえば、神戸のイニエスタや鹿島のブラジル人アタッカーたちが湘南に加入したとしても、曺監督のサッカーには合わない。RIZAPが考える補強リストに、曺監督の若手を鍛え上げるサッカーはトゥーマッチなんです。湘南を優勝争いに絡んでくるチームにするためにも方向転換させたいという思惑があり、パワハラ疑惑をリークしたのでは? と関係者の間ではウワサになっています」(同)

 だが、この問題が泥沼化する可能性はなさそうだ。というのも、Jリーグクラブが選手を獲得できるのは8月31日までとなっており、以降は補強することはできない。つまり、どんなにRIZAPがビッグネームを補強できたとしても、8月31日を過ぎてしまうと、今シーズンはJリーグの試合に出場できない。

 逆に言うと、報道が落ち着いたのは、曺監督の進退が膠着化したこともあり、RIZAP側も8月31日までのビッグネーム補強をあきらめ、リークをやめたからというわけだ。

 曺監督だからこそファンを獲得でき、J1でも戦えていると考える湘南経営陣。一方で、選手を補強し、監督を交代することで、もうワンランク上のステージを目指せると考えている親会社RIZAP。今回の報道の裏には、そんな両者の溝がありそうだ。

(文=TV Journal編集部)

J1湘南のパワハラだけじゃない! ブラジル人監督はモラハラ……Jリーグにはびこる、ハラスメント行為

 今月12日、Jリーグに激震が走った。近年のJリーグに旋風を巻き起こしている湘南ベルマーレの曺貴裁監督(50)が、選手やスタッフにパワーハラスメントを行っていた疑いがあると一部スポーツ紙に報じられたのである。

 曺監督は、債務超過が1億円もあった湘南の指揮を2012年から執り、就任初年度にJ2からJ1にチームを導いた。まさにクラブの救世主といえる。

 だが、J1に昇格したこともあり、選手たちが引き抜きに遭うと、わずか1年でJ2に戻ることに。それでも、クラブやサポーターは曺監督を支持し、J2降格にもかかわらず、続投となる。その後もJ1とJ2を行き来するエスカレータークラブではあるが、J1での資金力豊富なクラブにもひるまず走り抜くスタイルにファンは増え、今ではライザップが支援するクラブにまでなった。

 だが、パワハラがあったとなれば話は別である。湘南はJリーグによるクラブ幹部、スタッフ、選手に対するヒアリング調査に全面的に協力し、調査終了まで曺監督は指揮を自粛することもリリースした。現在もスポーツ紙やネットメディアが後追い記事を出しているが、実際にパワハラはあったのだろうか? サッカーライターに訊いた。

「現在の報道と過去の練習風景から推察すると、チーム全体に対して高圧的なパワハラがあったわけではなく、特定の個人に対してのものだったのではないか思われます。たとえば、獲得した選手のメンタルが弱く、走り切れない選手だったりした時に、必要以上に強い言葉を浴びせてしまう。膝に違和感を覚えた選手の訴えを許さず、そのまま練習させて、ケガをさせてしまったというのは最たるエピソードだと思います。あれが、主力として活躍している選手なら、スポーツドクターにケガの程度を確認させたでしょう」

 では、曺監督のようなパワハラ行為というのは、サッカー界では普通のことなのだろうか?

「ブラジル人監督には、モラハラが結構多いですよ(笑)。今の解説陣やコーチ陣は声を大にして言いたいのではないでしょうか? たとえば、全員が練習中に談笑していたとしても、その中の一選手だけをやり玉に挙げたりします。クラブでも影響力ある選手を、理由なく、急に干したりするんです。とある選手は『あの監督が来るなら移籍する』と発言したことがありましたが、その裏にはモラハラ行為があったからなんです」(同)

 どうやらサッカー界にはハラスメント行為が皆無ではないようだ。現在、選手からは曺監督をかばうようなコメントが多く出ているが、パワハラに対して肯定的なニュアンスが多いことが、それを物語っている気すらしてしまう。曺監督は辞意を固めたらしいが、辞めたら収束という問題ではない。大事なのは、どのようにパワハラ行為をなくしていくかではないだろうか。

(文=TV Journal編集部)