この春から夏にかけて、Awichを中心とした「Bad Bitch美学」関連の盛り上がりが注目を集めている。
新たな局面を迎えたように見えるヒップホップ・フェミニズムの動きとその功績については今後冷静な振り返りが求められるだろうが、一方で、同時期にオルタナティブなラップシーン周辺においても女性アーティストを中心に注目すべき動向が見られたことは触れておいて然るべきだろう。
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この春から夏にかけて、Awichを中心とした「Bad Bitch美学」関連の盛り上がりが注目を集めている。
新たな局面を迎えたように見えるヒップホップ・フェミニズムの動きとその功績については今後冷静な振り返りが求められるだろうが、一方で、同時期にオルタナティブなラップシーン周辺においても女性アーティストを中心に注目すべき動向が見られたことは触れておいて然るべきだろう。
続きを読むもっとも有名なラム酒“バカルディ”を元に命名したカーディ・Bにならって大好きな“ヘネシー”をMCネームに使ったHenny Kは、その名の通り飲酒の快楽を歌うことで多くの客演に呼ばれ、いま国内ヒップホップシーンにおいて重要なポジションを築きつつある。
けれども、Henny Kが興味深いのは、決して酒について歌う「だけ」のラッパーではないということだ。
ゴーゴー…
BUDDHA BRANDの面々とも親交が深く、TETRAD THE GANG OF FOURの一員としても活躍してきたラッパーのVIKN(ヴァイケン)が、ソロアルバム『HITOMI』をリリースした。
然るべきプレイリストをタップすれば次から次にそれらしい曲が21時~22時台のDJのように淡々と流れ続ける2023年において、〈上半期ベスト〉や〈年間ベスト〉のごとき前時代的なイベントは、データベースに敷き詰められる新譜の微細な違いをさも鋭敏な感性を持っているかのような素振りで論評する鈍感さを持ちえないことには成り立たない。
ゆえに、どこかから依頼をいただき「ベスト〇〇」とい…
“女性とラップ”を切り口に2022年の国内ラップミュージック/ポップミュージックシーンを総ざらい。ビート/フロウ/コラボレーションという3つの観点で分析した前編に続き、今回後編ではリリック/サウンドクラウド・シーン/アイドル/男性アーティスト、という4つの観点を用意した。2010年代後半から続いた動きが総括され、新たな時代の始まりを予感させた2022年の動きについて論じる。
…
Awichが国内で確固たるポジションを築き、MFSが「Bow」で各国バイラルチャートで1位を奪取し、水曜日のカンパネラ「エジソン」とfemme fatale「だいしきゅーだいしゅき」がTikTokを席巻し、XGがSNSを制した――ヒットの観点でラップミュージック周辺を語るならば、2022年とはつまりそのような1年だったと言える。
本連載は、1年前に刊行した『わたしはラップを…
今年だけでもNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDの12年ぶりとなるオリジナルアルバム『SE7EN』のリリース、自らが主宰する“アナログでの販売”に特化した〈雲見レコード〉の発足、MaL(PART2STYLE)とJUZU a.k.a. MOOCHYとのベースミュージック・ユニット〈ZEN RYDAZ〉としての活動、そして6年ぶりとなる新作『muon』を引っ提げてと、年の瀬…
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