ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、6月11日~17日公開の動画をチェックします!
HiHi Jets・猪狩、「一世が大事」と“金指愛”をアピール
14日の動画は「HiHi Jets【ジャニーズJr.ドラフト会議】最強アイドルグループをプロデュース!!」。5人が挑むのは、当時Jr.だったSixTONESが「【夢のグループ誕生】ジャニーズJr.ドラフト会議」(昨年5月配信)で行った「ジャニーズJr.ドラフト会議」。「Jr.チャンネル」に参加する5組と、関西ジャニーズJr.(なにわ男子・Aぇ! group・Lil かんさい)の中からメンバーを指名していき、理想のアイドルグループを作っていく企画だ。冒頭、高橋優斗は「もしも自分がジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)だったら、どんなグループを作りますか? ということですね。ドラフト形式ですね。皆さん、プロ野球のドラフト形式。人数、メンバー構成、バランスなどを考えてグループメンバーをセレクトします。4人組でも5人組でも10人組でも、人数制限は自由です。全員がベストなグループな人数になったら終了」と、説明した。
“ジャニーさんを意識する”ということで、一斉にモノマネし始めるHiHi Jets。全員やる気満々の様子だが、特に野球ファンの高橋は発表の仕方にもこだわり、本物のドラフト会議さながらに進行している。1巡目は、トップバッターの橋本涼がAぇ! group・末澤誠也を選び、以降はなにわ男子・道枝駿佑(井上瑞稀)、美 少年・那須雄登(作間龍斗)、美 少年・金指一世(猪狩蒼弥)、なにわ男子・藤原丈一郎(高橋)と、被りもなくスムーズに始動。各々、コンセプトをもとにピックアップする中、猪狩は「強いヤツらをひたすら集める」と、宣言した。しかし、実際のところは大好きな“金指ファースト”の人選になっており、最後まで一途に思いを貫く様子が見ものだ。
3巡目では、作間と猪狩が少年忍者・青木滉平をチョイスし、初の指名被りが発生。自身と交流のあるメンバーで固めようとしている作間は「いつも僕を癒やしてくれる存在」と青木の重要性を述べた一方、猪狩は「そんな理由で青木くんは渡せないんだよ。僕には青木くんが絶対必要なの! なぜなら、もうこの人(金指)がやっぱ俺に大事だから。一世が大事なんだよ、俺は! で、俺が作ろうとしてるチームに青木くんがいないとキツイ!」と、主張。とにかく“推し”を優先する猪狩は、金指と仲が良い青木を引き入れる作戦を立てるも、じゃんけんで負けてしまい、同じ美 少年の岩崎大昇に差し替えた。
4巡目は、作間とAぇ! group・草間リチャード敬太の意外な交流エピソードが明らかに。周囲は、接点のなさそうな草間を選出したことに驚いていたが、「ちっちゃい頃、『少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)に出て、まだ何年かしかしてない頃に、仕事帰りにすれ違った時に、リチャードくんらしき人から声かけてもらったんですよ。『ねぇねぇ、作間くん』って言われて。そこでちょっと話しただけなんだけど、“あ、俺ってテレビを通して人に知ってもらえてるんだ”って思って。スゴいそこでね、勇気が湧いてきたのよ」(作間)と告白。初めて聞いた話だったのか、井上らは「なるほどね」と、納得したのだった。
その後は、猪狩が作間をベタ褒めしたほか、少年忍者・織山尚大のキャラクターを冷静に分析(15分52秒頃からの“狂気の猪狩”にも注目)。井上は5巡目で美 少年・浮所飛貴、6巡目にLil かんさい・西村拓哉を名指ししたが、西村については「浮所と同じタイプなのよ。持ってるのよ、自分のスタイルを。色気も出せるし、オールマイティーだと思う。ニシタクは」と、評価していた。こうして、今回の動画はHiHi Jetsが自分以外のJr.やグループをどう見ているのか、本音が聞ける貴重な機会であり、Jr.ファンならば惹き込まれる1本だろう。8巡目は、それまで一人だけ選ばれてなかった橋本を猪狩&高橋が指名(2人なりの優しさを感じる場面)。じゃんけんで高橋が勝ち、彼のグループに“はしみず”(橋本&井上)が揃う奇跡的な展開にもなった。
5人が作ったグループの名前は「Team Sexy」(橋本)「fun first」(井上)「Thanks」(作間)「The GoLD」(猪狩)「Interesting BoyA」(高橋)に決定。大満喫した一同は「楽しかったな~、マジで」(橋本)「面白かったね!」(高橋)「実現させたい。せっかくなら!」(井上)と充実の表情を浮かべており、「こうやって考えると、ジャニーさんってスゴかったんだなと思って」(橋本)「ありがとうって感じ。このグループに呼んでくれて」(猪狩)と、ジャニー氏の偉大さを痛感するとともに、感謝の言葉を口にした。
多くのジャニーズファンが興味ある内容ということもあり、再生回数は今回取り上げた5本の中でも圧倒的な71万台を記録している(19日時点)。人気の高い企画とあって、HiHi Jetsだけでなく、「Jr.チャンネル」内で残る4組にもぜひやってみてほしいものだ。
12日に配信されたのは「7 MEN 侍【自由すぎた…紙芝居】嵐さんに続け!昔話のその後物語」(再生回数は19日時点で19万台)。今回の企画は「ボクらの妄想紙芝居」で、メンバーは事前に4枚分の紙芝居を作成済みとのこと。それぞれ、オリジナルで自由なストーリーを考えており、さっそくトップバッターの佐々木大光が発表すると、「『意地悪はダメだよ』っていう、幼稚園とかにありそう」(中村嶺亜)「幼稚園向けのいいお話だったと思う」(菅田琳寧)と、高評価を得ていた。
その中でも、筆者が思わず感心してしまったのは、矢花黎の作品だ。タイトルは「たたかえ!! 勇者ギャグマン!!」で、冒頭は「昔々、あるところにギャグをパワーに戦う勇者・グアグマンがいました。彼は町の平和を守っています」との説明から始まる。最終的には「ここで佐々木大光のギャグおもしろギャグ!!」と、見学側の佐々木を巻き込む展開に。佐々木は「お前、やったな。マジで」と困惑しつつも、とっさに日焼け止めを用いた渾身のギャグを披露。紙芝居とリアルのやりとりをつなげた斬新な仕掛けとあって、「いいね。4コマに感じなかったよ」(本高克樹)と称賛の声が上がった。
中村は、7 MEN 侍のマスコットキャラクター・Samuちゃんが主人公の物語を制作。途中の絵はかなりのクオリティーで、もはや物語がスッと頭に入ってこないほど、目を奪わてしまう仕上がりになっていた。4人目の菅田は「みんなとテイストがちょっと違う感じがするかもしれないので……」と前置きし、「昔々、え~……」とスタートするも、紙芝居は編集により隠されたまま短時間で終了。矢花が「1つ確認ですけど、これ先の企画のやつやってないですよね?」と指摘すると、中村も「俺もそう思った!」と同調。ここで、台本を凝視した菅田は「あっ!」と状況を把握し、「ヤバイ」を連発。実は見落としがあったようで、「そしたら琳寧、みんなのやつやってないわ」と打ち明けた。本高が「(紙芝居は)2個あるんだよ~」と教えた瞬間、今野大輝までが「うわ、俺も1個しかやってねぇーわ」と申告。あらかじめ、スタッフは「2つの紙芝居を作る宿題」を出していたものの、菅田&今野は後半の紙芝居しか準備していなかったことが判明したのだ。
まさかの6人中2人が“宿題忘れ”という珍事が発生するも、ひとまず進行通りに本高の発表へ(2人には今後罰ゲームがあるそう)。そして、そんな菅田&今野が取り組んでいたほうのお題「童話の“その後”の話を4枚の紙芝居で自由に作成」の披露となった。彼らがチャレンジしたのは「かぐや姫」「桃太郎」「シンデレラ」といった有名な童話で、ブラックユーモアを含むセリフや、ぶっ飛んだ世界観など、独自の発想ばかり。やはり、こちらも矢花の作品は見応え十分。「浦島太郎が龍宮城に行った経験から自伝を出して大儲け」「アイスの当たり棒を不法に製造したとして、突然逮捕。その他もろもろ、いろいろな余罪も発覚し、江戸の法に基づき、処刑が確定」と、原作からは想像もつかない内容になっていた。特に補足は入っていないが、人気漫画『ONE PIECE』(集英社)を意識したとみられるシーンも(残念ながら中村に先読みされてしまうあたりが不憫)。
また、「三びきのこぶた」を担当した本高は「嵐さんも、実は(YouTubeチャンネル内で)紙芝居を読んでいて。僕がね、説明するまでもないとは思うんですけど。もしちゃんと内容を知りたい方は、嵐さんの動画を見ていただいた上で。ちゃんと今回、絵もクオリティーは違えど、最後のシーンと同じシーンを最初に持ってきてるんで。ちゃんと続きにしてます」と読む前に解説。人間(もしくは動物)の欲深さを描いた矢花&本高の紙芝居は、個人的に実写化で見てみたいほどの力作だと感じた。
11日の動画は「Travis Japan【お家でエクササイズ】『Talk it! Make it!』一緒に踊ろう」。今回は、外出自粛生活による運動不足の人たちに向けたエクササイズ企画。グループの振り付け担当で、“カーニバル閑也先生”こと吉澤閑也が振りを考案したといい、「家族でできるように、結構簡単にしてあるから。みんなも覚えてほしい。トラジャも」と、アピールした。そして、彼らのオリジナル曲「Talk it! Make it!」に合わせ、サビ前半の振り付けをレクチャー。「最初は『君と』で前に指差す。これはいつも通り」「そしたら手をグーにして胸を張る。春日さん、春日さん!」(吉澤)と、オードリー・春日俊彰のカスカスダンスにたとえて説明するなど、視聴者にもわかりやすく伝授している。
途中でメンバーが「肩甲骨、めっちゃ動くわ」(川島如恵留)「くびれてきそう」(松田元太)「これ覚えやすいかもしれない」(松倉海斗)「ポカポカよ、これ」(松田)と好反応を示した通り、確かにダンス素人でも覚えやすい動作ばかり。ほとんどは上半身がメインのため、特にデスクワークの人にとっては、肩こり解消にも効果がありそうだ。順調にエクササイズが進む中、「あげた腕の肘をひき 左右の脇を伸ばす」を実演する場面では、宮近海斗が「先生! ここの時、ここ(肘の上あたりが)伸びてるじゃないですか。顔が、なんか手持ち無沙汰じゃないですか?」と、なにか動きを取り入れようと持ちかけた。
すると、吉澤は“変顔”を推奨し、メンバーの変顔具合をチェック。七五三掛龍也はアイドルとしての恥じらいが残る顔つきだっただけに、「ちょっと違うんだよな」(吉澤)「ちょっとなんか微妙なんだよ。どっちつかず」(松倉)「弱い、弱い!」(松田)と、ダメ出しが続出。ここで、七五三掛から「じゃあ、“超笑顔”とかは? 楽しくできればいいなぁって思って」と提案があり、吉澤は「なるほどね。じゃあ、笑顔にする? ファンの子たちもできるでしょ。口角上げていこう」と賛同。真似しやすい振り付けを考えてきた優しさも含めて、吉澤のファン思いな一面が伝わってくるやりとりだった。
また、宮近は「空 はばたく」の振りを見せる吉澤について「急に向こうのエアロビクス講師みたいになった」(5分5秒頃)とツッコんだほか、「プリンセスみたいに、窓を開けたみたいな表情とか入れたほうがいいと思う」と積極的に意見を出していく。単なるダンス指導動画だと、一本調子で真面目な内容になってしまいそうなものだが、宮近は吉澤をサポートしてアレンジを加えつつ、笑いどころもきちんと作る働きぶり。コメント欄では、実際に踊ってみたファンから「このエクササイズは座ったままでもできて、いつでもどこでもすぐに身体を動かせるところが魅力」「湯船に浸かりながらやるとちょうどいい」「本当に肩が軽くなった!」「このエクササイズをしたらスッキリした。閑也くんのおかげかな」「カーニバル閑也先生の振り付けは最高」と、絶賛の声が相次いでいる。
ちなみに、今回の撮影で川島が着ている私服は、チャンネル登録者数163万人の2人組男性YouTubeチャンネル「はなおでんがん」のグッズ「HNDNパーカー ブラック」だと言われている。どこからか情報を得たのか、でんがん自身がTwitterにて「ジャニーズJr.の人が俺らのパーカー着てる!!!本当にありがとうございます」(12日)と、絵文字付きでツイート。コメント欄でも、でんがんの投稿を見たファンがTravis Japanの動画を見にアクセスしたことを書き残すなど、企画とは別のところで話題を呼んでいた。中には、「川島くんがはなおでんがんのパーカーを着てるって知って動画を見に来たけど、ハマりそう」との感想も。再生回数は19日時点で42万台。
17日の動画は「少年忍者【SN-1】異種競技No.1決定戦!(リモート版)」。今回は、元木湧が進行を担当し、安嶋秀生・稲葉通陽・内村颯太・ヴァサイェガ渉・織山尚大・川崎星輝・久保廉・田村海琉・豊田陸人・山井飛翔が参加。「SN-1王座決定戦 ステイホーム5番勝負」と題して5つの競技を行い、11名の中で1位を決めるという。最初は「腹筋王」で、シンプルに“腹筋をどれだけ長くできるか”にトライ。監視役の元木は回数を数えながらも、「稲葉くん遅れてるからね」と、シビアな目でチェックしていった。
年下メンバーはまだ筋肉量が少ないため不利かと思いきや、中でも高校一年生の山井、中学三年生の久保が大健闘。特に山井の場合は、元木の後に続いて大きな声を出しながら腹筋に励んでおり、熱心さと、我慢強い一面が好印象だ。また、最後まで残った織山は210回を終えても余裕そう。「毎日やってて、腹筋は。(いつもは)100のセットを4回くらいやってるから……」と、ストイックな私生活に言及した。6分23秒頃、なぜ久保は洗濯バサミを持っているのか……と思って見ていると、2回戦が「洗濯バサミ王」だと判明(先走りでネタバレ)。こちらも頑張り屋の山井が奮闘し、次の「料理王」では安嶋の間違い発言「キャッシュ」にメンバーから総ツッコミが入る一幕も。
後半は、万歩計とヘアバンドを使った「ヘッドバンキング王」や、「風船早割り王」で熱戦を繰り広げた少年忍者。すべての戦いを通して山井の一生懸命さが存分に伝わり、ついつい応援したくなってしまったのは、筆者だけではないはずだ。そして、エンディングは、少年忍者の動画で恒例となっている元木の一発ギャグコーナー(3ヶ月ぶり)に移るも、ある意味で“持ってる”オチがついてしまい、「スゴいよ、敵わないわ!」(織山)と感服。
今回のようにステイホームでも対戦可能なさまざまな勝負を考え、おそらく人数分の小道具を準備した「Jr.チャンネル」スタッフの労力は計り知れない。ちなみに、この動画は通常の午後8時よりも1時間早くアップされ、ファンから驚きの反応が相次いだ。実は当日、8時よりKAT-TUN・関ジャニ∞・Sexy Zoneが出演する『Johnny's World Happy LIVE with YOU』の配信があったため、「オンライン配信と被らないように配慮してくれたんですね!」「『Happy LIVE』への配慮、ありがとうございます!」と、スタッフの気遣いに感激の声が多く上がっていた。再生回数は19日時点で15万台。
13日の動画は「美 少年【トマトは好き?】リモートでも盛上りのボードゲーム」(再生回数は19日時点で22万台)。今回は、浮所飛貴が進行役を務め、リモート収録でボードゲームに挑戦。「僕もですね、これテレビで見て。KinKi Kidsさんがやってたんですけれども。いいなと思って提案させていただいたゲームで。僕も実はちょっとやったことがなくて。今回、初挑戦なんでちょっとみんなと同じ気持ちで」(浮所)と話し、「トマトマト」のカードを取り出した。これは「トマト」「ト」「マト」「マ」「ポテト」の5種類のカードを使うゲームで、「簡単なルール説明をしますと、早口言葉でこれを言うんです。もし噛んだり、ゆっくりやったり、言い間違えたらアウトです。噛まずに『トマトト、マト』とか、似てるやつを噛まずに言えるか」と、メンバーに向けて解説。手順を把握した上で、トマトマトがスタートした。
1回戦は「トマト ト マト マト マ」が正しく言えなかった那須雄登がアウトに。回を重ねる中で、周囲が那須らに手厳しい一方、佐藤龍我には「大目に見ましょう」「ギリセーフにしとくか」など、基本的に“甘々ジャッジ”になる一幕もあった。美 少年は10回戦まで楽しんでいるものの、10文字前後で詰まっては次のターンに移るパターンが多いため、ずっと同じことの繰り返しでやや飽きてしまったのは、筆者だけだろうか。ちなみに、浮所が見たのはおそらくバラエティ『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系、3月7日放送回)だと思われる。こちらでは、15~20文字程度の長文になる場面もあり、「こんなにカードが並んで最後まで言えるの?」というドキドキ感を味わえたのだが……。美 少年バージョンは1回ずつがあっさり終わり、仕切り直して再開……と、単調な動画になった印象だ。
とはいえ、コメント欄やSNSを見る限り、ファンからの感想は「トマトマト、難しくない? 美 少年スゴいよ!」「美Tubeのトマトマト、楽しかった!」と好意的な声が目立っている。一方、細かいポイントで気になったのは、金指一世が「ん? ううん」(12分7秒頃)とわずかに首を横に振るような仕草を見せている場面。ファンの間では「家族が部屋に入ってきちゃったのかな」との指摘が上がっていた。