11月から放映されている自動車メーカーHONDAの新企業CMシリーズ「HONDAハート」。本CMにはジャニーズアイドルである「King & Prince」が出演中である。これまでHONDAが開発した車、バイクそしてジェット機までも勢揃いする壮大なCMであるが、これが好評をえているようだ。
「これまでHONDAの企業CMではあえて、タレントを使わないという手法をとってき…
11月から放映されている自動車メーカーHONDAの新企業CMシリーズ「HONDAハート」。本CMにはジャニーズアイドルである「King & Prince」が出演中である。これまでHONDAが開発した車、バイクそしてジェット機までも勢揃いする壮大なCMであるが、これが好評をえているようだ。
「これまでHONDAの企業CMではあえて、タレントを使わないという手法をとってき…
「レッツバスロマン!」
ひさびさにこの声が聞こえてきたのは、テレビではなくYouTubeからであった。もちろんその声をあげたのは、細川ふみえ。入浴剤であるバスロマンのイメージキャラクターを1996年から10以上に渡りつとめてきたかつての大人気グラドルである。イメージキャラクターに関しては2006年からは生田斗真に変わっていたが、15年ぶりの再登板となった。
容姿端麗で肉感的な女性が、水着姿で商品を持ってニッコリ微笑む──CMやポスターではおなじみの光景だが、これが絶滅の危機に瀕している。ジェンダーに関する議論がいよいよ活発になり、広告業界の現場は完全に萎縮しているという。
「ここ数年、広告業界がとにかく敏感になっているのがLGBTやジェンダーの問題です。ちょっとでも問題がある表現が含まれていると、たちどころにSNSに投稿され、瞬…
昨今、YouTubeやInstagramなどのWeb媒体での配信を目的とした動画CMが隆盛を極めている。
以前より下落しているとはいえ、なおも億単位の予算が必要とされるテレビでの媒体費を削減することができ、なおかつターゲット層により深くアプローチできる手法からテレビでは見ることができないキワドいCMも多数作られているのだ。
そのひとつが中国系家電メーカー「ハ…
一昔前に比べ、大幅に料金が下がった携帯電話料金。○○○大手3社はそれぞれahamo(docomo)、povo(au)、LINEMO(Softbank)と各社格安プラン用のブランドを用意しているが、中でもahamo(docomo)の”ダンスCM”の評価が高い。ロゴがあしらわれたカラフルな背景の前で、森七菜と神尾楓珠が踊るCMである。
テレビCMといえば、とっぴなフレーズ、耳に残る音楽、ドラマ仕立てのシナリオ、旬なタレントの起用など、さまざまな工夫がされている。テレビ…
最近は「テレビを見る人が減ってきた」と言われて久しいが、それでもいまだ強い影響力を持っていることに変わりはない。そのため、世の中の企業…
松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮の5人が出演している、花王の衣料用洗剤「アタックZERO」 CM(参照記事)。
これは、今をときめく旬の若手俳優を贅沢に集めていることや、洗濯好きな社会人サークル「#洗濯愛してる会」のメンバーというユーモラスな設定、かけ合いの面白さなどから、女性を中心に人気となっている。
好きな俳優が出ている、あるいはCMが好きなどの理由から、洗剤をアタックZEROに替えたという人も多数いることだろう。
しかし、一方で、商品そのものについては、多数の人があるなやみ不満 を抱えているようだ。といっても、洗浄力の問題ではない。それは、容器の「フタが開かない」問題だ。Twitter上では以下のようなコメントが多数見られる。
「アタックZEROの蓋、めっちゃ硬い」
「アタックゼロの蓋なんでこんなに固いんじゃ…開かない…」
「前から思ってたけど液体アタックゼロの蓋硬すぎて手首痛めるわ」
「洗濯しようとすると毎回アタックゼロの蓋が開かなくて悲しい気持ちになる…助けて花王さん…」
「力が欲しい……固まって開かないアタック(洗剤)のフタを開けられるくらいの力が!」
「プッシュしないやつのアタックゼロ 蓋開かない案件けっこうある 自分だけでなかった。改良したほうがいいよ…」
中には、フタと格闘した挙げ句、悲しい結末を迎えている、以下のようなつぶやきもあった。
「朝からアタックZEROと格闘している 自分でしめてるはずの蓋がマジであかない 強敵すぎる 5分は戦っている わたしの握力が確実にダメージを受けている」
「アタックゼロ使ってるけど蓋が開かない!!!開きにくいことは何度かあったけど、今日は本当に開かない! 調べて開くってやつ試したけど開かない…」
「花王アタックゼロの容器はすごく使いづらい。計量後フタをしめる時に液だれする。イラッとする。以前のアタックは問題なかったのに……。洗濯用洗剤はずっとアタックを使って来たけど、この容器ではリピートできないなぁ」
「いつもは気まぐれで開いてくれるのに今日は温めても叩いてもダメでさすがに利き手がダメになると判断し、泣く泣くつめかえ用に買っていたアタックゼロを開封し、前任のエリエールさんの容器があったのでその蓋を使って計量した……もうちょい蓋の開けやすい洗剤に変えようと思った……」
実は筆者自身、フタを叩いても温めてもどうしても開かない状況で、「明日になったらフタの機嫌も変わるかも」と、その日の洗濯をあきらめたことが何度かあった。そこで、良い方法はないかと検索したところ、見つけたのが、上記のような多数のつぶやきだったのだ。
多くの人が感じている「フタが開かない」問題、どうしたらいいのか?
花王の生活者コミュニケーションセンターに問い合わせたところ、以下の回答をいただいた。
「フタが開きづらいとのことで、申し訳ありません。アタックZEROに限らず、液体洗剤の場合、洗剤がフタについてしまうと、ギュッと硬くなってしまう傾向があります。これは、液が潤滑剤となって、滑りが良くなりすぎるためです」
滑りが良くなるなら、むしろフタが開きやすくなるのでは? と思うが、それは逆らしい。
「潤滑剤で滑りが良くなりすぎることで、本来ならキュッと閉まる部分よりももっと先まで滑ってしまい、強く閉まりすぎてしまうのです」
つまり、自分では普段通りの力で閉めたつもりでも、滑りが良いことで、強く奥までギュッと閉めた状態になってしまうということのよう。
とはいえ、「いつもよりユルく閉める」と、液が漏れそうで不安だが、打開策は?
「お手数ですが、液が潤滑剤の役割をしないように、フタを閉める前に、周りについた液を軽く拭っていただければと思います。あるいは、ワンハンドのタイプをお使いいただければ」
そういえば、最近CMでも、「ワンハンドタイプ」の便利さをしきりにプッシュしている。
確かに、ワンハンドタイプであれば、「フタが開かない」問題は簡単にクリアしそうだが、こうして私たちはまたしても「# 洗濯愛してる会」のメンバーたちの手のひらの上で転がされていくのだろうか……。
(文=田幸和歌子)
まだまだラグビーW杯は続くのに、日本の敗戦とともに「W杯終わっちゃったなぁ」とう声を耳にする。まあ、その気持ちもわからないではない。それほど、世界の超人たちと真っ向勝負を挑む日本代表の戦いぶりには心を動かされるものがあった。
代表選手たちの勇姿をまた見たい! と思っても、トップリーグの開幕は来年1月。「ラグビー代表ロス」になる人もいるのではないか。
そんなときにオススメしたいのが、歴史を知ることだ。今回、躍進した日本代表の強さの秘密として、2015年W杯からの「継続と変革」について紹介されることは多い。だが、そのもっと原点の部分、連綿と続いてきた「遥かなる挑戦史」まで知ることができれば、今の「強くなった日本ラグビー」の意義深さだって味わい深くなるはず。
そんな“日本ラグビーの歴史の入り口”としてオススメしたいコンテンツがある。三井住友銀行のラグビー日本代表応援CM「ラグビー日本代表 挑戦と継承」篇(30秒)だ。日本テレビのラグビー中継ではいつも流れていたので、目にした方も多いはず。でも、その練り込まれた作り、深読みしたくなるポイントも知ってほしい作品なのだ。
このCMの見どころは、ラグビー日本代表の「歴代レジェンド」たちが実際のプレーシーンとともに登場すること。ひとつのボールをパスでつなぎながら砂煙を模した巨大な敵に立ち向かい、一歩ずつ未来へと前進する日本ラグビーの歴史そのものを描いている。
「日本ラグビーは、宿澤のパスを継承する」から始まるメッセージが、まず秀逸。“宿澤”とは、早稲田大学での現役時代、身長162センチながら「小さな大選手」と称された名選手・宿澤広朗のこと。卒業後は住友銀行に入行し、のちに三井住友銀行で役員にまで上り詰めるなど、ビジネスマンとしても名をはせた男……つまりCM主である三井住友銀行のOBでもあるのだ。これほど有意義なOB活用術ってあるだろうか。
その宿澤のパスが時空を超えて、日本ラグビーフットボール 協会現会長の森重隆へ。さらに、“北の鉄人V7”の松尾雄治へ。続いて、“ミスターラグビー”故・平尾誠二、“世界の翼”大畑大介、代表キャップ数歴代1位の大野均がつなぎ、最後は現・代表である福岡堅樹へ。そして、現在の日本代表選手らを先頭に、歴代の選手全員がトライへと向かっていく。
冒頭シーンに関して、「なんで宿澤さんから? もっと先人はいるのに」と思った方もいるかもしれない。もちろん、出発点が宿澤なのは三井住友OBだから。でも、それ以外にも理由があると思うのだ。
というのも、日本代表が初めて世界の強豪から金星を挙げた試合、1989年5月のスコットランド戦で代表監督を務めていたのが宿澤であり、主将を任されたのが平尾誠二だった。この金星で自信をつかんだ日本代表と2人のリーダーによって、2年後の91年W杯で“日本代表W杯初勝利”の快挙も達成。まさに「世界の強豪への挑戦史」の一歩目にいたのが宿澤だったのだ。
だからこそ、決勝トーナメント進出を決めた13日のスコットランド戦でこのCMが流れた際には、思わず武者震いした。「スコットランド戦」で「宿澤」の名前に触れられるなんて、と。
ちなみに、ラグビー日本代表といえば「桜のエンブレム」が象徴だ。そして、三井住友銀行といえば、01年、宿澤のいた住友銀行とさくら銀行とが合併してできた銀行である。つまり、銀行は銀行で「さくらの物語」を継承して今がある。そんな思いをラグビー日本代表に託したい……そんな見方だってできそうだ(きっとこれは深読みしすぎだと思うが)。
このCMの意義深いところは、「語りたくなる」こと。私の周囲のラグビーファンにこのCMを見せたところ、「なぜ吉田義人がいない?」といった声を何人も上げていた。確かに「レジェンド」という意味では、“オールブラックスからトライを決めた男”吉田も外せないひとり。単にCM尺の問題だと思うのだが、「あ、あなたはそっち派なのね」「あの映像って、あの試合のプレーだよね」といったさまざまな会話を通して、「やっぱりみんな、ラグビー大好きじゃん」という再確認ができる。
そして、最後のメッセージがまた素晴らしい。
「世界の壁は高く、一人の前進は小さい。しかし、その挑戦を重ねない限り、たどり着けない未来がある」
ラグビーという競技、日本代表という歴史を、これほど端的に教えてくれるコピーはないのではないか。制作陣に脱帽である。
今回のW杯では、この三井住友銀行のCM以外でも、ラグビーをテーマにしたCMで秀作が多かった。なんなら、ヘタなスポーツ番組よりも、よっぽどラグビーの魅力、伝えるべきポイントを押さえているなぁ、とうなることばかりだった。
選手たちが今回のW杯で「ラグビーを文化として定着させたい」という重い使命を抱きながらプレーしていたのと同様、「ラグビーの魅力をしっかり伝えたい」と思う人たちが大勢いた証し、といえる。日本代表の勇姿とともに、後世に語り継ぎたい名作CM群にも敬意を表したい。
(文=オグマナオト)
まだまだラグビーW杯は続くのに、日本の敗戦とともに「W杯終わっちゃったなぁ」とう声を耳にする。まあ、その気持ちもわからないではない。それほど、世界の超人たちと真っ向勝負を挑む日本代表の戦いぶりには心を動かされるものがあった。
代表選手たちの勇姿をまた見たい! と思っても、トップリーグの開幕は来年1月。「ラグビー代表ロス」になる人もいるのではないか。
そんなときにオススメしたいのが、歴史を知ることだ。今回、躍進した日本代表の強さの秘密として、2015年W杯からの「継続と変革」について紹介されることは多い。だが、そのもっと原点の部分、連綿と続いてきた「遥かなる挑戦史」まで知ることができれば、今の「強くなった日本ラグビー」の意義深さだって味わい深くなるはず。
そんな“日本ラグビーの歴史の入り口”としてオススメしたいコンテンツがある。三井住友銀行のラグビー日本代表応援CM「ラグビー日本代表 挑戦と継承」篇(30秒)だ。日本テレビのラグビー中継ではいつも流れていたので、目にした方も多いはず。でも、その練り込まれた作り、深読みしたくなるポイントも知ってほしい作品なのだ。
このCMの見どころは、ラグビー日本代表の「歴代レジェンド」たちが実際のプレーシーンとともに登場すること。ひとつのボールをパスでつなぎながら砂煙を模した巨大な敵に立ち向かい、一歩ずつ未来へと前進する日本ラグビーの歴史そのものを描いている。
「日本ラグビーは、宿澤のパスを継承する」から始まるメッセージが、まず秀逸。“宿澤”とは、早稲田大学での現役時代、身長162センチながら「小さな大選手」と称された名選手・宿澤広朗のこと。卒業後は住友銀行に入行し、のちに三井住友銀行で役員にまで上り詰めるなど、ビジネスマンとしても名をはせた男……つまりCM主である三井住友銀行のOBでもあるのだ。これほど有意義なOB活用術ってあるだろうか。
その宿澤のパスが時空を超えて、日本ラグビーフットボール 協会現会長の森重隆へ。さらに、“北の鉄人V7”の松尾雄治へ。続いて、“ミスターラグビー”故・平尾誠二、“世界の翼”大畑大介、代表キャップ数歴代1位の大野均がつなぎ、最後は現・代表である福岡堅樹へ。そして、現在の日本代表選手らを先頭に、歴代の選手全員がトライへと向かっていく。
冒頭シーンに関して、「なんで宿澤さんから? もっと先人はいるのに」と思った方もいるかもしれない。もちろん、出発点が宿澤なのは三井住友OBだから。でも、それ以外にも理由があると思うのだ。
というのも、日本代表が初めて世界の強豪から金星を挙げた試合、1989年5月のスコットランド戦で代表監督を務めていたのが宿澤であり、主将を任されたのが平尾誠二だった。この金星で自信をつかんだ日本代表と2人のリーダーによって、2年後の91年W杯で“日本代表W杯初勝利”の快挙も達成。まさに「世界の強豪への挑戦史」の一歩目にいたのが宿澤だったのだ。
だからこそ、決勝トーナメント進出を決めた13日のスコットランド戦でこのCMが流れた際には、思わず武者震いした。「スコットランド戦」で「宿澤」の名前に触れられるなんて、と。
ちなみに、ラグビー日本代表といえば「桜のエンブレム」が象徴だ。そして、三井住友銀行といえば、01年、宿澤のいた住友銀行とさくら銀行とが合併してできた銀行である。つまり、銀行は銀行で「さくらの物語」を継承して今がある。そんな思いをラグビー日本代表に託したい……そんな見方だってできそうだ(きっとこれは深読みしすぎだと思うが)。
このCMの意義深いところは、「語りたくなる」こと。私の周囲のラグビーファンにこのCMを見せたところ、「なぜ吉田義人がいない?」といった声を何人も上げていた。確かに「レジェンド」という意味では、“オールブラックスからトライを決めた男”吉田も外せないひとり。単にCM尺の問題だと思うのだが、「あ、あなたはそっち派なのね」「あの映像って、あの試合のプレーだよね」といったさまざまな会話を通して、「やっぱりみんな、ラグビー大好きじゃん」という再確認ができる。
そして、最後のメッセージがまた素晴らしい。
「世界の壁は高く、一人の前進は小さい。しかし、その挑戦を重ねない限り、たどり着けない未来がある」
ラグビーという競技、日本代表という歴史を、これほど端的に教えてくれるコピーはないのではないか。制作陣に脱帽である。
今回のW杯では、この三井住友銀行のCM以外でも、ラグビーをテーマにしたCMで秀作が多かった。なんなら、ヘタなスポーツ番組よりも、よっぽどラグビーの魅力、伝えるべきポイントを押さえているなぁ、とうなることばかりだった。
選手たちが今回のW杯で「ラグビーを文化として定着させたい」という重い使命を抱きながらプレーしていたのと同様、「ラグビーの魅力をしっかり伝えたい」と思う人たちが大勢いた証し、といえる。日本代表の勇姿とともに、後世に語り継ぎたい名作CM群にも敬意を表したい。
(文=オグマナオト)
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