“10年ぶり”深田恭子『学校じゃ教えられない!』下回る惨事! 広瀬すず『anone』最終回5.6%

 イケイケの日本テレビらしからぬ視聴率をたたき出している連続ドラマ『anone(あのね)』。21日に放送された最終回(第10話)の平均視聴率は、前回から1.2ポイントアップの5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.2%で、ここ15年の「水曜ドラマ」枠では、2008年放送の深田恭子主演『学校じゃ教えられない!』の期間平均6.4%を下回り、ワースト記録となりました。

 初回の平均視聴率9.2%から右肩下がりを続けた『anone』。筆者としては、視聴率と反比例するように面白くなっていった印象なのですが、世間様はそんなことは関係なく、どんどん見放していったようです。もっとも視聴者の涙を誘った第9話が、よりによって自己最低の4.4%って……。

 というわけで、一般的にはすっかり“大コケ”ドラマと言われてしまっている『anone』の最終回のあらすじを振り返ります。

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■ハッピーエンド……?

 中世古(瑛太)に脅迫され、仕方なくニセ札作りに協力していた亜乃音(田中裕子)は、主犯の疑いをかけられ警察の御用に。ハリカ(広瀬すず)も鑑別所に収容されるものの、首謀の中世古はニセ札を持って逃亡。一方、中世古同様に指名手配犯となったるい子(小林聡美)は、末期がんの持本(阿部サダヲ)を看取った後に出頭します。

 鑑別所のハリカは、難病で入院中の彦星くん(清水尋也)から手紙が届き、毎日文通するように。さらに、先進医療による治療で元気になった彦星くんが突然、面会に訪れ、初めてちゃんと顔を合わせて話すことに。インドネシアのスポーツ「ヌルヌル棒上り」のことや、宇宙は「牛肉のたたきの匂いがする」といった、どうでもいい話で盛り上がる2人ですが、30分の面会が終わると、ハリカは監視役の職員に「(彦星くんとは)もう会いません」と告げます。

 翌月、鑑別所を出たハリカは、逃亡中の中世古に「ニセ札が使える両替機、知ってます」と電話で伝え、おびき寄せることに成功。職質を受けた警察官を殴ってまで何カ月も逃げ回っていた中世古ですが、ハリカに「自首してください」「自首したほうが刑が軽くなるって」と促されると、あっさり了承。しかし、「自首する前に、陽人に会わせて」と、自身がかわいがっていた亜乃音の8歳の孫・陽人に会いたがります。

 あのう、実際は指名手配犯が出頭しても減刑されない(量刑上は多少、考慮されるかもしれないけど……)はずなのですが、これはハリカが「そう思い込んでる」という演出? それとも、もっと深い意味があるのでしょうか? いやあ、難しいドラマですね……。

 この後、中世古と陽人が再会。数年前に起きた火事の原因が自分にあるのではないかと疑い始めている陽人に、「俺が火をつけたからだよ」と教え込む中世古。ちなみに、中世古が陽人の記憶を上塗りしてあげているのか、本当に中世古が放火したのかは、最後まではっきりしません。ああ、モヤモヤ。

 この後、出頭した中世古は8年の懲役が確定。一方、亜乃音は3年の刑期を終え、出所。迎えに訪れた22歳のハリカと手をつなぎ自宅へ戻ると、そこにはるい子と、るい子にしか見えない持本が待ち構えており、ニセモノ家族が復活。ラストは、4人がベランダから幸せそうに流星群を眺めるシーンで終了です。

■流星群に騙されるな!

 最後の流星群のほっこりシーンにより、ハッピーエンドかのように終わった『anone』。しかし、冷静に思い返すと全然ハッピーじゃないキャラがたんまり。例えば、「残りの人生を一緒に過ごしませんか?」などと口説き続けてきた亜乃音を、ニセモノ家族に取られてしまった花房(火野正平)とか。第3話で突然、改造モデルガンで自殺した西海(川瀬陽太)とか。

 そして何より、中世古の妻・結季(鈴木杏)と、生まれたばかりの娘・彩月ちゃんが不幸すぎる! 中世古がインサイダー取引で社長から弁当屋に転落しても支え続けてきたのに、見事に裏切られ、揚げ句、最終回に登場シーンがひとつもないという仕打ち! ハリカの今後なんかよりも、結季の現在のほうが気になります。

 とはいえ、筆者が脇キャラのことなんぞ気になってしまうのも、後半のストーリーの巻き返しがあったからこそ。正直、第1話~第5話は、「はいはい、そこかしこに散りばめられたウィットに富んだセリフの数々が、ハイセンスな一部視聴者を魅了する、脚本家のエゴドラマね」と、排他的な脚本が鼻に付いて全く入り込めなかったんですよ。

 ただ、瑛太の登場シーンが増え始めた第6話あたりから、先の展開が気になるように♪ もうほんと、序盤のアレやコレは一体、なんだったんでしょう……。

 というわけで、視聴者の間で賛否両論を巻き起こしながらも完走した『anone』。この数字からの引継ぎだと、同枠で4月11日からスタートする吉高由里子主演『正義のセ』が心配ですね……。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すずの名演技冴えるも……日テレ『anone』深田恭子ドラマを下回る4.4%の衝撃

 今クールで最もスッテンコロリンしている連ドラ『anone(あのね)』。14日に放送された第9話の平均視聴率は、自己最低となる4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。どうやら、ここ15年の「水曜ドラマ」枠の単話において、2008年放送の深田恭子主演『学校じゃ教えられない!』第5話の4.7%を下回り、ワースト記録のようです。あー……。

 とはいえ、ニセ札を中心としたストーリーが盛り上がりを見せる同作。前回は、元祖色男・火野正平が瑛太に思いっきり首を絞められるという衝撃的な絵面でフェードアウトしましたが、火野は殺られてしまったのでしょうか? さっそく第9話のあらすじを振り返ります。

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■ロマンチックが止まらない回

 ニセ札工場が弁護士の花房(火野)に見つかり、咄嗟に首を絞めてしまった中世古(瑛太)ですが、周囲が止めに入り大事には至らず。花房は中世古や亜乃音(田中裕子)らに対し「嘘はね、嘘で隠すしかないんですよ。嘘に終わりはないんですよ。嘘で守った嘘が、結局、君たち自身の心を壊していく」と説教しますが、どこまでもニセ札LOVEな中世古が「仲間に入りませんか?」と勧誘したため、さらに花房を激怒させます。

 そういえば、歌手の浜崎あゆみ大先生も先月、自身のSNSで「ひとつ嘘をつくと、その愚かさを隠すための嘘をまたつく事になる。やがて気が付いた頃には、数え切れない程の嘘に塗り固められる。でもね、メッキはいつか必ず剥がれるものだから」とか投稿していましたね。何か嘘でもついておられるのでしょうかね?

 それはいいとして、前回、中世古がミスってATMに吸い込まれたニセ1万円札が発見され、警察が動き出す事態に。世間に防犯カメラの映像が公開された中世古は追われる身となり、持本(阿部サダヲ)たちも大慌てで証拠隠滅を図ります。

 一方、愛しの彦星くん(清水尋也)といつものようにチャットを楽しむハリカ(広瀬すず)は、彦星くんから「会いたい」と言われ、ドキッ。ハリカは早速、亜乃音にプレゼントされた花柄ワンピースを着て、彦星くんが入院している病院へ。しかし、再会直前に2人の恋路をジャマする香澄(藤井武美)が立ちはだかり、父親に頼んで重粒子線治療にかかる費用を融資しようとしたところ、彦星くんから「好きな人がいるから」と断られたとハリカに告げます。

 彦星くんを助けたいハリカは、病室まで行くも、仕切りカーテン越しに「君のこと、めんどくさくなっちゃった」「変な知り合い作るの好きで、彦星くんもそのひとり」などと冷たい言葉を連発。初対面を果たさぬまま、別れを告げます。

 ハリカと彦星くんがそれぞれ号泣しているその頃、末期がんの持本とるい子(小林聡美)は、お互いの愛情を確認。ラストは、自宅からニセ札の破片が発見された亜乃音が警察に連れていかれ、第9話は終了です。

■『カイジ』っぽい?

 回によっては登場シーンが少なく、名ばかり主演にも思えた広瀬ですが、今回は実力派女優の力量を存分に見せつける長尺のお別れシーンが。声だけは気丈に冷たい言葉を発しながらも、表情は号泣しているという彼女の名演技に、心を持っていかれた視聴者も多いのではないでしょうか? これまで正直、“彦星”といういかにもな役名がムズ痒くてブツブツが出そうなときもありましたが、今回は素直に「わかりやすいって、いいな」って思いました。

 きっと病院前に流れる川や、病室の水色の仕切りカーテンが天の川のイメージなんでしょうね。同作を手掛ける坂元裕二さんという脚本家は、なんてロマンチックなおっさんなんでしょう。妻で女優の森口瑤子も、そんなところに惹かれたのかもしれませんね。大きなお世話ですね。

 また、今さらながら、登場人物のニセ札作りに対する思いがひとりひとり異なる点は、よく練られているなと。ハリカは好きな男の子を助けたい一心、中世古は“完璧なニセ札”に魅せられて、亜乃音は子と孫を守るため仕方なく、持本は創作意欲や生きてる実感を求めて、るい子は亜乃音の金を盗んでしまった負い目などから。複数人が金をめぐって同じ作業をしながらも、抱えるものが異なる点は、『賭博黙示録カイジ』(講談社)の人間模様にもつながるような気がします。いや、あれは大多数が“欲”と“働きたくない”という理由だから、違うか……。ただ、中世古と持本は、普通に『カイジ』のキャラにいそう!

 というわけで、物語が盛り上がるにつれ、視聴率が下がっていくという残念な結果を見せている『anone』。正直、暗い話ではありますが、みんな、最終回はオンタイムで見ようよ!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず演じる主人公に“汚臭”疑惑!? 今期最大の大コケ『anone』の敗因を考察する

初回以降、視聴率がキレイな右肩下がりを見せていた広瀬すず主演『anone(あのね)』ですが、7日に放送された第8話の平均視聴率は前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初めて回復傾向が見られたものの、それでも自己2番目の低視聴率となりました。トホホ。

 そんな今クールでもっとも華麗な大コケぶりを見せている同作ですが、ニセ札作りを軸とした物語はいよいよ佳境へ。さっそく第8話のあらすじを振り返ります。

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■“ウィット”少なくて快適!

 今回は、これまで「え~、こんなチョイ役に、火野正平使っちゃうんだ~」という印象だった法律事務所所長・花房(火野)が、満を持して大活躍。同事務所で働く亜乃音(田中裕子)の異変に気付いた花房は、詮索を開始。ニセ千円札で買ったジュース片手に、ハリカ(広瀬)たちとはしゃぐ異様な姿や、亜乃音の衣服に付いていたホログラムを目にし、何かに気付いてしまった様子です。

 そんな中、余命1カ月で入院中の彦星くん(清水尋也)に付きまとう高校時代の友人・香澄(藤井武美)にハリカが呼び出され、初対面することに。嫉妬心でメラメラの香澄は、ハリカを小ギレイなカフェに呼びだし、マウンティングを始めます。

 このとき、たまたま隣に座っていた“意地悪な小西真奈美”のような女性客からジロジロ見られ、執拗に嫌な顔をされるハリカ。確かに、ハリカはGパンにセーター、ダウンジャケット、傍らにはスケボーというボーイッシュな出で立ちではありますが、ここまで死骸にたかるウジ虫でも見るような表情をされるなんて……。ハリカは、ものすごい汚臭を放っているに違いありません。

 なお、家が金持ちの香澄は、彦星くんを助けるために多額の治療費を貸そうとしていますが、彦星くんは「気持ちを買うってこと?」「好きな子がいるんだ」とこれを拒否。その晩、ハリカに初めて電話をかけ、2人はお互いの愛を確認し合います。

 一方その頃、るい子(小林聡美)や持本(阿部サダヲ)は完成したニセ1万円札を持って、街の両替機やATMへ。しかし、機械に通らず、落胆……。そうこうしていると、中世古(瑛太)が工場でニセ札を印刷している真っ最中に、花房が強引に乱入! 亜乃音に「自首しよう」と説得する花房ですが、中世古に首を絞められてしまいました……というところで、第8話は終了です。

■“ニセ札編”のほうが好き

 火野が瑛太に首を絞められるというバイオレンスな終わり方を見せた第8話。今回はこざかしい、もとい、ウィットに富んだ突飛なオモシロ会話がほとんど出てこなかったので、筆者は終始楽しく見ることができました。クセを消していただき、ありがとうございます。

 第5話までは“ニセモノ家族ができるまで”。第6話からは“ニセ札ができるまで”と、2部構成のような作りになっている『anone』ですが、筆者は断然、後半のほうが好印象。きっと、“脚本家のエゴ”にも見える前半のハチャメチャすぎる展開が、視聴者を振り落としてしまったのでしょうね。ああ、もったいない。

 また、同作で3年振りの連ドラ主演となる広瀬ですが、このままでは同枠史上最低視聴率をたたき出す可能性も高そう。このままだと、広瀬の所属事務所がプロフィールから“なかったこと”にしそうな予感……。来年4月スタートの連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』(NHK)の主演以降、また民放の連ドラに出なくなったら、きっと『anone』のせいでしょう。

 というわけで、最終回へ向けてそつなくストーリーが進んでいる『anone』。ここから数字が大幅に回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず演じる主人公に“汚臭”疑惑!? 今期最大の大コケ『anone』の敗因を考察する

初回以降、視聴率がキレイな右肩下がりを見せていた広瀬すず主演『anone(あのね)』ですが、7日に放送された第8話の平均視聴率は前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初めて回復傾向が見られたものの、それでも自己2番目の低視聴率となりました。トホホ。

 そんな今クールでもっとも華麗な大コケぶりを見せている同作ですが、ニセ札作りを軸とした物語はいよいよ佳境へ。さっそく第8話のあらすじを振り返ります。

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■“ウィット”少なくて快適!

 今回は、これまで「え~、こんなチョイ役に、火野正平使っちゃうんだ~」という印象だった法律事務所所長・花房(火野)が、満を持して大活躍。同事務所で働く亜乃音(田中裕子)の異変に気付いた花房は、詮索を開始。ニセ千円札で買ったジュース片手に、ハリカ(広瀬)たちとはしゃぐ異様な姿や、亜乃音の衣服に付いていたホログラムを目にし、何かに気付いてしまった様子です。

 そんな中、余命1カ月で入院中の彦星くん(清水尋也)に付きまとう高校時代の友人・香澄(藤井武美)にハリカが呼び出され、初対面することに。嫉妬心でメラメラの香澄は、ハリカを小ギレイなカフェに呼びだし、マウンティングを始めます。

 このとき、たまたま隣に座っていた“意地悪な小西真奈美”のような女性客からジロジロ見られ、執拗に嫌な顔をされるハリカ。確かに、ハリカはGパンにセーター、ダウンジャケット、傍らにはスケボーというボーイッシュな出で立ちではありますが、ここまで死骸にたかるウジ虫でも見るような表情をされるなんて……。ハリカは、ものすごい汚臭を放っているに違いありません。

 なお、家が金持ちの香澄は、彦星くんを助けるために多額の治療費を貸そうとしていますが、彦星くんは「気持ちを買うってこと?」「好きな子がいるんだ」とこれを拒否。その晩、ハリカに初めて電話をかけ、2人はお互いの愛を確認し合います。

 一方その頃、るい子(小林聡美)や持本(阿部サダヲ)は完成したニセ1万円札を持って、街の両替機やATMへ。しかし、機械に通らず、落胆……。そうこうしていると、中世古(瑛太)が工場でニセ札を印刷している真っ最中に、花房が強引に乱入! 亜乃音に「自首しよう」と説得する花房ですが、中世古に首を絞められてしまいました……というところで、第8話は終了です。

■“ニセ札編”のほうが好き

 火野が瑛太に首を絞められるというバイオレンスな終わり方を見せた第8話。今回はこざかしい、もとい、ウィットに富んだ突飛なオモシロ会話がほとんど出てこなかったので、筆者は終始楽しく見ることができました。クセを消していただき、ありがとうございます。

 第5話までは“ニセモノ家族ができるまで”。第6話からは“ニセ札ができるまで”と、2部構成のような作りになっている『anone』ですが、筆者は断然、後半のほうが好印象。きっと、“脚本家のエゴ”にも見える前半のハチャメチャすぎる展開が、視聴者を振り落としてしまったのでしょうね。ああ、もったいない。

 また、同作で3年振りの連ドラ主演となる広瀬ですが、このままでは同枠史上最低視聴率をたたき出す可能性も高そう。このままだと、広瀬の所属事務所がプロフィールから“なかったこと”にしそうな予感……。来年4月スタートの連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』(NHK)の主演以降、また民放の連ドラに出なくなったら、きっと『anone』のせいでしょう。

 というわけで、最終回へ向けてそつなくストーリーが進んでいる『anone』。ここから数字が大幅に回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず『anone』視聴率4%台の衝撃! 日テレ大惨敗で“早期打ち切り”決定か

 すべり台なら「わ~い! よく滑るよ~! おかあさ~ん!」と子どもがはしゃぎそうなほど、視聴率がキレイな右肩下がりを見せている広瀬すず主演『anone(あのね)』。平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった初回以降、徐々に数字を落とし、2月28日放送の第7話では自己最低となる4.9%まで落ち込んでしまいました。

 とはいえ、坂元裕二氏が手掛ける同脚本を絶賛する視聴者は大勢いますし、少々強引な展開はあっても、キャラ設定はよく作りこまれていると思います。しかし、このクセだらけのドラマを「毎週、見たい」というガッツのある視聴者は少ないのかも? 筆者も、見るたびにヒットポイントが吸い取られている感覚がありますから……。

 というわけで、早速、第7話のあらすじを振り返ります。

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■はい、ウィット出ました!

 第6話あたりからニセ札作りに情熱を燃やす中世古(瑛太)が大活躍し、登場人物のほぼ全員を引っ掻き回している同作。亜乃音(田中裕子)の血の繋がらない7歳の孫・陽人(はると)の秘密を握っている中世古は、これをダシに亜乃音を脅迫。なくなくニセ札作りに協力することを決意する亜乃音ですが、持本(阿部サダヲ)とるい子(小林聡美)には「やめといたほうがいい」「真っ当な道を外れることになる」と説得します。

 しかし、ここで持本は「僕、前に海でカモメと衝突して、絆創膏を1カ月貼ってたことがあります……(以下略)」とエピソードを語り、自分はもともと真っ当な人間ではないと主張。るい子も、「病気のウサギを返すか、面倒見続けるかで全校投票になって、882対1で負けました」と、いかに自分が少数派の人間であるかを説明し、ニセ札作りに参加しようとします。

 こういった、突飛な身の上話をいきなり話し始める展開は、坂元脚本の最たる特徴ですが、これがグッとくるかこないかで、このドラマと視聴者の相性が計れるのではないでしょうか? ちなみに筆者は、この手のウィットウィットしたセリフにムズ痒くなるタイプです。

 一方、余命1年の彦星くん(清水尋也)の命を助けるため、お金が必要なハリカ(広瀬)。昼間はビル清掃、夜はラブホテルの室内清掃のバイトを始め、必死にお金を貯めようとします。

 その間、中世古の指導のもと、ニセ札作りに勤しむ亜乃音、持本、るい子。まずは、練習としてセンサーのハードルが低いニセ千円札作りを始めますが、なかなか自動販売機を通るクオリティに達しません。

 そうこうしていると、ハリカが中世古と持本がニセ札作りをしている現場を目撃。そのまま参加しますが、今やハリカの本当の母親のような存在になっている亜乃音は大慌て。「あなた、まだ19歳なの。自分が幸せになること考えていいの!」「もっと自分が楽しく生きることを考えなさい!」と説教をかましますが、ハリカは「良いことしても、大事な人が死ぬんだったら、悪いことしても生きててくれるほうがいい」と反論。結局、ハリカもニセ札作りに加わります。

 最後は、ついにニセ千円札が自動販売機を通過。ニセ札で買ったジュースで「カンパーイ!」と喜び合い、第7話は終了です。

■見やすくなってきたから、みんなも見ようよ!

 最近は、ニセ札作りを軸に、亜乃音とハリカの不思議な関係や、亜乃音が血の繋がらない娘・玲(江口のりこ)を思う気持ち、ハリカの彦星くんへの淡い思いなどが描かれている同作。これまでのとっちらかったストーリーに比べると、とっても整頓されたシナリオで、各段に見やすくなった印象です。

 しかし、どうしても心配されるのが、やはり早期打ち切り。視聴率至上主義の日テレにおいて、第5話で5%台を記録した時点で最終話の繰り上げは確定とも……。フジで大コケしている亀梨和也主演『FINAL CUT』も全9話で終わってしまうようですが、『anone』も同様に全9話で終わりそうな予感が……。広瀬は役作りのために、もっさいショートヘアにまでしたのに、なんだかかわいそうですね。

 というわけで、瑛太の本格投入ですっきりとしたドラマになったものの、数字的には厳しい状況の『anone』。この先、盛り返しはあるのでしょうか?
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

「んもう! 最初から瑛太が暴れてくれたら!」後悔先に立たず状態の日テレ『anone』5.5%の惨事

 日本テレビの人気ドラマ枠「水曜ドラマ」において、スッテーンと大コケ中の広瀬すず主演『anone(あのね)』。同作は初回こそ平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したものの、その後、徐々に数字を落とし、14日放送の第6話では5.5%まで落ち込んでしまいました。折れ線グラフにしたら、よく滑る“すべりだい”です。

 同作のウィットの押しつけとクセの強さに、イマイチはまれずにいる筆者ですが、同作を賞賛している方の感想を読むたびに「この良さがわからない奴はバカ!」と蔑まれている気分に。そういえば、同作脚本の坂元裕二氏が手掛けた松たか子主演『カルテット』(同)を絶賛する記事を読んだときも「同じ気持ちになったな~」と思い出しました。

 とはいえ、前回のラストでヒール役を演じる瑛太がズザーンと登場したことにより、それまで感じられなかったワクワク感が! 瑛太が引っ掻き回してくれることを期待しつつ、第6話を振り返ります。

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■偽札の魅力に取り付かれた瑛太、堂々登場!

 平和に暮らしていた亜乃音(田中裕子)ら“ニセモノ家族”に対し、偽札作りの協力を仰ぐ中世古(瑛太)。1年前まで亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と共に偽札を作っていた中世古ですが、そのきっかけは以前、弁当屋で働いていた際、客から偽札を受け取ったことだとか。当時、その客から受け取った2枚の1万円札の記番号が同じだったことから、偽札だと気付いた中世古ですが、それでも「あれは完璧な偽札だった」と振り返ります。

 初回でもハリカ(広瀬)が全く同じ理由で「偽札だ」と気付く場面がありましたが、中世古的には偽札の記番号が同じになってしまうことは問題ではなさそう。それよりずっと気になってたのですが、亜乃音のパソコンに保存されている版のデータを見る限り、同じ版上の1万円札の記番号は変えられそうな気がするですが、なんで全部同じ番号になっちゃうの? 詳しい人、教えて!

「完璧な偽札」に出会ってしまった中世古は、印刷技術を身につけるため、京介が営む林田印刷所へ就職。京介も偽札作りに協力してくれたといいます。

「偽札に、被害者はいません!」と犯罪意識ゼロの中世古ですが、るい子(小林聡美)は猛反対。中世古は追い出されるように家を後にしますが、帰り際に亜乃音の血の繋がらない娘・玲(江口のりこ)との不倫をほのめかす一言を放つゲスっぷり!

■瑛太の独壇場!

 あくる日、ハリカは玲の7歳の息子・陽人(はると)と偶然出会い、公園で遊ぶことに。天真爛漫な性格から小学校でつまはじきにされ、不登校な陽人は、「僕はヘンな子だから!」と、キラキラの笑顔で悲しいセリフを連発。脚本の坂元氏は、かわいそうな子どもを描くことにかけては、相変わらず天下一品ですね。

 夕方になり、陽人を玲のもとへ送り届ける亜乃音。中世古のことを話すと、玲は「結婚してることくらい知ってる」と言い放ちます。

 その晩、中世古を呼び出し、玲と別れてくれと頭を下げる亜乃音。中世古は、偽札作りに協力すれば別れると、交換条件を持ちかけます。ゲス!

 さらに以前、玲が住んでいたアパートで起きた火事について話し始める中世古。当時5歳だった陽人を助けた男が亡くなるほどの大火事だったものの、世間的には原因不明。しかし、中世古だけが、原因は陽人がライターを使ったためと知っているのでした(5歳の子どもがライターを使った理由が悲しい……。見逃し再生はこちら→https://cu.ntv.co.jp/anone_06/)。

 その証拠となる動画を見せつけ、亜乃音をさらに追い詰める中世古。一方、ハリカも病気の友人・彦星(清水尋也)を助けたい一心で「私、お金が欲しい」と言いだし、第6話は終了です。

■瑛太! 瑛太! 瑛太!

 細かい疑問はさておき、これですよ、これ! 放送前から『anone』に期待していたのは! とことんかわいそうな子どもや大人が出てきて、世間の冷たい風が登場人物たちをとことん追い詰める“坂元裕二×水田伸生ドラマ”! ましてや、日テレは松雪泰子主演『Mother』、満島ひかり主演『Woman』と並ぶ“3部作”をうたっているのですから、多くの視聴者が想像していたのは今回のような感じなんだと。

 そうなると、やはり「最初からこの感じでいってくれれば……」と後悔先に立たず的なことを思ってしまうのです。だって、『Mother』『Woman』共に全話2ケタで、最終回ではどちらも16%台をたたき出していたんですよ。最近は「暗いドラマは数字が取れない」なんて声もありますが、最初から瑛太が暴れまわっていれば、現状のような惨事にはならなかったと思います。

 瑛太が主導権を握った途端、ワクワクが止まらない『anone』。一体、これまでの茶番はなんだったんだ……(誘拐事件とか、るい子の水子エピソードとか)。筆者は、第6話を『anone』の本当の初回と勝手に見なし、これまでを“なかったこと”にしたいと思います!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ『anone』5.9%、水ドラ枠史上最低確定か? いい子すぎる広瀬すずの“ご都合主義設定”

 どこへ向かっているのか全く見えず、もはや広瀬すずが主演なのかも怪しいほどに自由すぎる問題作『anone(あのね)』(日本テレビ系)。セリフのクセの強さや、テンポ無視のゆったりとした作風から、1人、また1人と脱落者を増やし続け、7日放送の第5話ではついに平均視聴率5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで落ち込んでしまいました。

 この日テレ「水曜ドラマ」枠といえば、昨年は吉高由里子主演『東京タラレバ娘』、高畑充希主演『過保護のカホコ』、綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』が全話平均2ケタと好調続き。同枠で5%台まで低迷したのは、2013年の竹内結子主演『ダンダリン 労働基準監督官』第8話以来。このまま低迷が続くと、その『ダンダリン』の全話平均7.5%を下回り、同枠史上最低視聴率ドラマとなる可能性もありそうです。

 そんな日テレらしからぬ大コケぶりを見せている『anone』ですが、ネット上では「今期で一番楽しみにしているドラマ」「難しいけど面白い」といった声が多いのも事実。早速、第5話のあらすじを振り返ります。

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■バラバラだったキャストがついに集結

 育ての母・亜乃音(田中裕子)と再会したシングルマザーの玲(江口のりこ)ですが、帰宅するとそこには、かつて亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)の印刷所で働いていた理市(瑛太)の姿が。妻子ある身の理市ですが、どうやら玲とゲス不倫中のようです。

 そんな娘の状況を知らない亜乃音ですが、青羽(小林聡美)から「これから自首してまいります」と報告され、困惑。亜乃音の1千万円を持ち逃げした揚げ句、誰かに盗まれてしまった青羽ですが、自首すると京介が作っていた偽札のことも警察にバレてしまうことから、亜乃音は自首を制止します。

 そうこうしていると、亜乃音が勤務する法律事務所の所長・花房(火野正平)が夕食を作りに訪ねてきたため、その場にいたハリカ(広瀬)、青羽、持本(阿部サダヲ)は、亜乃音の親戚家族に成りすますことに。これがきっかけで、このニセモノ家族は亜乃音の家に住みつくようになります。

 そんな中、入院中の青年・彦星(清水尋也)を病院の外から遠巻きに見ながら、スマホのチャットゲームで会話を楽しむストーカーちっくなハリカですが、ある日、病室から彦星の姿が消えてしまいます。慌てたハリカが病院へ入ると、廊下には「今、集中治療室。熱出して、呼吸不全になって~」と彦星の情報を別の患者に大声でベラベラと話すヤベー看護師が。

 これを立ち聞きしたハリカは、病室の見えるいつもの場所で何時間もボンヤリ。朝方、病室に戻る彦星の姿を確認したハリカは、迎えに来た亜乃音と抱き合い、号泣します。

 翌日、本当の家族のように仲良く暮らす4人のもとへ、自作の偽札を持った理市が登場。夕食の鍋を囲んでいざ食べようとしていた4人ですが、理市が状況を無視して「日本の紙幣は世界で一番偽造が難しいといわれています。それは何か! 何がE券(現在、発行されているお札)の最大の武器か。3つあります。透かし、凹版印刷、ホログラム……」と、取り憑かれたように偽札について熱弁。

 食卓でドン引きする4人に、理市が「今日ここにおじゃましたのは、みなさんに、この偽札の製造に協力してもらうためです」と言い放ち、第5話は終了です。

■主人公の“いい子”ぶりが嘘っぽい!?

 最初からファンタジー感の強い同作ですが、どうしても疑問を引きずってしまうのが、ハリカの過剰な“いい子”ぶり。全員に優しく、悪いことは考えもしなさそうな女神のようなハリカですが、幼少期に両親に捨てられ、施設の大人たちから虐待を受け、10代にして特殊清掃員として死臭の中で日雇いバイトをし、ネットカフェで暮らす……。そんな、人に愛された記憶のない少女が、こんなに相手のことばかり思いやる19歳に育つなんてこと、実際にあるのかしら? と、どうしても思ってしまうんです。

「手グセは悪いけど、根はいい子」「人は騙すけど、心優しい子」なんて設定だったら、まだ人間味があってリアリティが感じられそうですが、脚本家が都合よく描いたキャラという印象が拭えません。筆者が初回からいまいち同作に入り込めないのは、そのあたりが引っかかっているからなのかもしれません。

 とはいえ、今回はこれまでに比べ、わかりやすい展開が続き、すんなりと見られた印象。バラバラだったキャストがひとつ屋根の下に集結する展開は、オムニバス形式で進む『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の最終章のような爽快感がありました。いやあ、前回、水子が実体化して現れた際には、こっちがアワアワしちゃってテレビに焦点が合わなくなる瞬間がありましたから……。

 また、これまで謎だった瑛太が、ヒール的な立ち位置でドーンッと登場したラストも、期待感を煽られました。

 ただ、こうなると、今後はハリカは彦星を助けるために偽札作りに協力しようか否かで葛藤が始まるんでしょうけど、そうなるとハリカのご都合主義のキャラ設定が気になってしまいそう……。ああ、このために主人公を「偽札作りは絶対悪!」という性格にする必要があったんだなと……。

 そんなわけで、いまいち主人公にリアリティが感じられない『anone』。今回、ついに主人公が鬼太郎のような長い前髪をカットしましたが、視聴率はカットされず伸びるといいですね!!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

瑛太を本格投入した日テレ『anone』6.6%、衝撃のとっ散らかりぶり!

 広瀬すずが親に捨てられた孤独な少女を演じる『anone(あのね)』(日本テレビ系)。24日放送の第3話の平均視聴率は、前回から0.6ポイントダウンの6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。全話2ケタだった綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』の後番組としては、なかなか厳しい状況です。

 偽札を印刷したり、燃やしたりするシーンが登場する同作。「お金って、印刷したりコピーした時点で犯罪じゃなかったっけ……」とモヤモヤしていましたが、番組の最後に「番組で使用されているお札は 本物またはCGで加工されたものです」との補足が表示されていました。

 というわけで、CG処理されたお札にも注目しつつ、第3話のあらすじを振り返ります。

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■頭悪そうな瑛太が登場!

 これまでチラチラ出演していた謎の男・理市(瑛太)が、今回からがっつり登場。弁当屋で働いている理市は、店長から「スタイリッシュな弁当のサービス券を作ってくれ」と頼まれ、その晩、怪しいアパートの一室で制作を開始。怪しいメカを使い、ホログラムや透かしといった加工を施して完成。次の日、自信満々で提出しますが、店長から制作コストの高さを指摘され、却下されてしまいます。300円のサービス券を、1枚50円のコストをかけて作ってしまうあたり、要領がいいキャラではなさそうです。

 一方、なんだかんだあって誘拐されたハリカ(広瀬)は、持本(阿部サダヲ)の同級生・西海(川瀬陽太)に拳銃で脅され、持本、るい子(小林聡美)と共に、カレーショップに監禁されてしまいます。さらに、るい子が、ハリカの親が「裏金を隠してる」と発言したため、西海はハリカの親から身代金を奪うことに。しかし、るい子が親だと勘違いしている亜乃音(田中裕子)は、ハリカとは赤の他人。亜乃音に裏金なんてものはありませんが、ハリカは口にガムテープを貼られているため、伝えることができません。

 西海に命令されたるい子は、身代金を要求するため亜乃音の元へ。ハリカの危機を知らされた亜乃音は、銀行へ行き、死んだ夫の保険金1,000万円を引き出し、現金を用意。それでも、るい子に「あのお金は?」と裏金も出すよう要求されたため、仕方なく夫が偽札を作っていた印刷機を見せることに。そうこうしていると、西海に金の受け渡し場所を指定されたため、1,000万円を持ってそこへ向かいます。

 1,000万円が入った袋を受け取った西海は、ハリカを解放し、逃走。しかし、るい子が1,000万円と偽札をすり替えていたため、西海は偽札をつかまされてしまいます。

 すでに上司を撃って警察に追われている西海は、偽札を前に「生きてる意味がわからない」と絶望し、その場で自殺。たまたま(?)通りがかった理市が、その偽札を回収し、第3話は終了です。

■こりゃあ、数字取れないよ……

 前回までは、持本とるい子のコミカルなやり取りに「ウッゼー!」とうんざりしていたものの、第3話でやっとバラバラだった登場人物たちが一体となり、今回は理屈抜きに楽しいドタバタ誘拐劇が見られました。よかった!

 また、悪党のはずの西海のキャラが愛おしく思え、自殺シーンでは「ああ、来週から出ないなんて!」と、本気で悲しい気持ちに。持本やるい子なんかより、よっぽどナイスキャラだったため、非常に残念です……。

 それにしても、同作はいったい、どこへ向かっているドラマなのでしょう? 初回はハリカの虐待の過去、第2話は亜乃音の悲しい身の上、第3話はドタバタ誘拐劇と、もはや1話ずつ別々のドラマと言ってもいいようなとっ散らかりぶり。しかし、そんなとっ散らかった中で、とっ散らかっていない部分を視聴者が探し出す作業こそが、同作の楽しい見方なのだと、第3話でやっと気づきました。ありがとう。

 わかりやすいドラマが視聴率を取る傾向がある中、これを放送する日テレの挑戦的な姿勢は、「なんかすごい……」としか言いようがありません。

 てなわけで、間違いなく数字は取れないでしょうが、「ギャラクシー賞」なんかの類いを取りそうな『anone』。筆者もこのグラグラとした展開に振り落とされないよう、しっかりしがみついていきたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

兄逮捕で話題の広瀬すず主演『anone』が7.2%に急落! 独特すぎる世界観に脱落者続出か?

兄逮捕で話題の広瀬すず主演『anone』が7.2%に急落! 独特すぎる世界観に脱落者続出か?の画像1

 静岡の兄(24歳・無職)が何かと話題の広瀬すず主演『anone(あのね)』(日本テレビ系)。初回は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの滑り出しでしたが、17日放送の第2話は7.2%まで急落。同枠前クールの綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』が全話2ケタだったことを思い返すと、なかなか厳しい現状といわざるを得ません。

 初回では、欅坂46・平手友梨奈ばりに前髪で目元を隠している主人公・ハリカ(広瀬)の衝撃の過去が描かれましたが、物語はどの方向へ向かっていくのでしょうか? 第2話のあらすじを振り返ります。

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■田中裕子の悲壮感が最高

 1年前に亡くなった夫・京介(木場勝己)が作っていた偽札を自宅の床下から発見し、なぜかわざわざ人に目撃されそうな海辺で燃やした亜乃音(田中裕子)。亜乃音は15年前に娘の玲(江口のりこ)が失踪して以来、どんよりとしたテンションで生きています。

 一方、広瀬の兄同様に無職となったハリカ(広瀬)は、あの大金が偽札であると気付き、亜乃音の自宅へ。京介が生前、印刷所を営んでいたここで働き、偽札を作りたいと志願。「お金使った後なら、刑務所入っていいの」と覚悟を見せます。

 また、勝手に床下を覗いたハリカが、京介のデジカメを発見。そこには、京介と玲のツーショット写真が満載。亜乃音は、2人が隠れて会っていたことにショックを受けます。

 娘に会いたい亜乃音は、とりあえずハリカと共にデジカメに写っているラーメン屋へ。どうやら玲は常連客だったようで、居合わせた客から「(玲は)県道沿いのガソリンスタンドで働いてるよ!」との情報が。また、玲は離婚して、息子を連れて地元に戻ってきたものの、「お母さんと反りが合わないから戻りたくない」のだとか。

■なぜ海へ……?

 その晩、ハリカは亜乃音の家に泊まることに。すると亜乃音は、玲は京介の浮気相手が産んだ子であると告白。0歳から自分の子として育てたものの、あるとき玲の前に本当の母親が現れて以来、親子関係が悪化したといいます。

 そうこうしていると、印刷機にセットされたままの偽札の版を発見してしまう亜乃音。「印刷してみようか」と機械を稼動させると、あっという間に大量の1万円札が印刷されていきます。しかし、“透かし”なども再現された京介が作った偽札に比べると、雲泥の差。亜乃音は「わかった? コレが限界なの」とハリカに偽札作りを諦めさせ、2人で1,500万円分ほどの偽札を台所で燃やします。って、床下で見つけた偽札は450万円分くらいだったはず。同じように家の中で処分できたんじゃ……。

 一方、持本(阿部サダヲ)は、父から継いだカレー屋を、3年前に同級生・西海(川瀬陽太)の口車にまんまと乗せられフランチャイズ化。揚げ句、西海が勤める本社に乗っ取られそう。しかし、店舗譲与の契約書にハンコを押そうとしているところに、カレー屋で堂々と焼きうどんを頼んだりするヤベー女性・るい子(小林聡美)が登場。るい子が契約書をビリビリに破ると、2人は川へ。楽しそうに小銭を投げ捨てる遊びをし、ドキドキします。なお、ドラマ資料によれば、2人は“死に場所を探している”という設定のようです。

 前回、亜乃音が偽札を燃やしている現場を目撃した2人は、亜乃音が闇金を隠していると踏んで元印刷所へ侵入。しかし、それらしいものは何も見つからず、諦めて帰ろうとしたところで買い物から戻ってきたハリカと鉢合わせ。捕まえようと追いかけたハリカは、持本の車で誘拐されてしまいました。

 その後、亜乃音が仕事から帰宅。荒らされた自宅に唖然とし、第2話は終了です。

■視聴率は期待できない

 終盤では拳銃も飛び出し、予期せぬ方向へ動き出した同作。亜乃音の不幸話ばかりがつらつらと描かれるのかと思いきや、痛快活劇のようになってきました。この、予想のつかないなんでもありの展開は、『カルテット』とも共通。とはいえ、作風が独特すぎるだけに、視聴率は期待できなさそうです。

 今回は、るり子が「この世界には裏メニューっていうのがあるんです」「裏メニューのほうがおいしいんですよ」と、“裏金”を“裏メニュー”に置き換えて話したシーンや、100円玉を川にポイポイ投げ入れて、持本が「ドキドキして気持ちいい」と喜ぶシーンが『anone』ファンの間で話題となっているようですが、筆者はもともとわざとらしい“演劇臭”が苦手だからか、小林と阿部の掛け合いにアレルギー反応が……。痒い痒い。

 まあ、好みの問題でしょうが、田中の自然なふんわり演技でドラマに入り込んでいるところに、急に小林と阿部がテンション高めでウィットに富んだ小粋なセリフをぶっ込んでくるため、思わず「入ってくんなよ!」と……。テンションのまるで異なるキャラクターたちを絡ませるところに、制作側の狙いがあるのでしょうが、これは視聴者を選びそう。好きな人は、「名言連発!」「セリフが心に響く!」と騒いでるんでしょうけどね……。

 というわけで、『カルテット』同様、「見続けている視聴者は賞賛!」「ピンと来ない人は見ない!」という二極化が起きていそうな『anone』。視聴率至上主義と言われる最近の日テレとしては、かなり攻めたドラマかと。とりあえず、初回で芦田愛菜の生き写しのような演技を見せた子役・大迫莉榎(ハリカの幼少期役)が、またあの“ソックリ演技”を見せてくれることを期待しつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず主演の“どんより”ドラマ『anone』9.2%、『カルテット』ファン必見の理由

 広瀬すず主演連続ドラマ『anone(あのね)』(日本テレビ系)が10日にスタート。同枠前クールの綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』は、期間平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大健闘したものの、『anone』の初回は9.2%。人気枠の初回としては、少々物足りない数字となりました。

 脚本は、2010年放送の松雪泰子主演『Mother』(同)で芦田愛菜演じる幼女をゴミ袋に入れて捨てたり、13年放送の『Woman』で満島ひかり演じるシングルマザーに病気まで背負わせた坂元裕二氏。ほかにも、『Mother』『Woman』のスタッフが再集結しています。

 そんな、彦摩呂なら「不幸のミルフィーユや~」と叫びそうな“どんより展開”が待っていることは間違いなさそうな同作。キャッチコピーは、「私を守ってくれたのは、ニセモノだけだった。」だそうです。すでに、どよ~ん。

 日刊サイゾーでは、誰にも頼まれてないのに『anone』のレビューを最終回までお届け! 早速、初回のあらすじを振り返ります。

■倍賞美津子が大活躍

 一晩1,200円のネットカフェで同い年の有紗(碓井玲菜)と美空(北村優衣)と共に寝泊りしている19歳の辻沢ハリカ(広瀬)。特殊清掃員のバイト中は、死体跡がくっきり残った部屋を無表情で掃除する一方、暇な時間には、自身を“ハズレ”と名乗り、“カノン”と名乗る病気で入院中の男性とスマホのチャットゲームで会話を楽しむ日々。ハリカはカノンに、大好きなおばあちゃん(倍賞美津子)と森の中の家で幸せに暮らしていた8歳から12歳の思い出を話します。

 そんな中、有紗から海辺で大金が入った保冷バッグを見つけたとの報告が。450万円くらい入っていたといい、有紗はそのまま置いてきたから、3人で取りに行こうと提案。「おやじとカラオケ行ったら、いきなり殴られた」と前歯を1本失っている有紗は、「私、あのお金で差し歯入れるの!」とノリノリです。

 早速、ハリカはスケボーに、有紗と美空は自転車に乗って、海辺へ。テトラポッドの隙間に保冷バッグを見つけますが、裏切った美空が持っていたスタンガンで有紗を攻撃し、奪い去ってしまいます。

 そうこうしていると、金の持ち主である亜乃音(田中裕子)が登場。有紗から強引に保冷バッグを奪った後、なんだかんだあって、結局、スケボーで通りかかったハリカがゲット。金を持って逃げていると、幼少期におばあちゃんと過ごした家にたどり着きます。

 一方、余命半年を宣告された持本(阿部サダヲ)が営むカレーショップに、元放火犯のるい子(小林聡美)が来店。メニューにない焼きうどんを注文した揚げ句、代金を踏み倒すかなりヤベー女ですが、なぜか2人は意気投合。カレーショップの車で、一緒に死に場所を探す旅へ……。

■虐待受けてました

 幼少期に過ごした家で、おばあちゃんとの楽しかった日々を回想するハリカ。しかし、風見鶏から「君のその思い出は、間違ってるよ」との幻聴が……。

 本当は、この屋敷は全寮制の更生施設「ためがい学舎」で、両親にこの施設に入れられたハリカは、ここで虐待を受けていたようです。当時、ここで経営者の為貝(倍賞)から「あなたは病気」「あなたの名前はハズレ」と言われたハリカは、天真爛漫さを失ってしまったのだとか。はい、どんより。

 そんな過去に苦しみ続けるハリカですが、結局、保冷バッグは亜乃音の元へ返却。その帰り道、カノンが「窓から見える」と言っていたハシビロコウ(鳥)の看板をたまたま見つけ、近くの病院へ。すると、病室の窓越しにそれらしき男性を発見。チャットを送ると、カノンは“ハズレ”の正体がハリカであることを知っていてチャットで近づいたと告白。カノンは、「ためがい学舎」の元生徒の紙野彦星(清水尋也)だといい、ハリカと2人で脱走を試みたこともあるといいます。ハリカは彦星に会いたがりますが、彦星は「死ぬのが怖くなってしまう」という理由で会おうとしません。

 ラストは、保冷バッグの大金が偽札であることが発覚し、初回は終了です。

■『カルテット』要素も

「クッキーだって何枚も焼けば、ハズレができるの」と個性を封印されてしまったハリカの幼少時代を見るのは、筆者のように子を持つ親としてはつらい! しかしながら、現状が不幸すぎた『Mother』『Woman』に比べると、つらい場面が回想シーンだったためか、覚悟していたほどどんよりしませんでした。

 ここ2年ほど連ドラから遠ざかり、映画にばかり出演していた広瀬ですが、同作で「初めてちゃんと演技を見た」という視聴者も意外に多そう。ボーイッシュな役柄ながら、甲高い声や長い前髪からチラ見えする大きな目……かわいさが隠しきれないあたり、「腹黒」「あざとい」と言われる広瀬にはピッタリの役ではないでしょうか? あと、幼少期のハリカを演じている子役の大迫莉榎が、声も演技も昔の芦田愛菜にソックリです。

 また、脚本の坂元氏といえば、昨年1月期に話題となった松たか子主演『カルテット』(TBS系)でもお馴染み。持本とるい子による「1日にスマホを3時間見てる人は、一生のうちに10年間見てることになるんですって。それでトイレに使ってる時間は、一生のうち3年!」「行くのやめて漏らし続けたら?」「3年長生きってことですよね」といった掛け合いシーンは、『カルテット』ファンが好きなアレではないでしょうか?

 残念ながら筆者は、こういったウィットに富んだ小粋でオシャレな会話劇を見ると「えーい、小ざかしい」とムズ痒くなってしまう体質ですが、『カルテット』ファンは『anone』も見たほうがいいと思います。

 というわけで、カノンを発見するシーンは少々強引だったものの、全体的には味わい深かった『anone』。一視聴者として最後まで見守っていきたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)