ブラック企業大賞2013が発表、大賞:ワタミ、特別賞:東北大学、ベネッセも受賞

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
「ブラック企業大賞 HP」より
 労働法やその他法令に抵触、もしくは抵触の可能性が高いグレーゾーンの条件での労働を従業員へ強いる、いわゆる“ブラック企業”。その中でも特に“ブラック色”が強い疑いのある企業を選定する「ブラック企業大賞 2013」の受賞式が、8月11日14時~東京都千代田区の在日本韓国YMCAで開催された。この賞は、ブラック企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境づくりを目指す「ブラック企業大賞企画委員会」が、昨年から開催しているもので、第1回目となった昨年は東京電力が大賞、ワタミが市民賞、ウェザーニューズが特別賞をそれぞれ受賞した。  2回目となる今年は、6月17日にノミネート企業としてワタミフードサービス、ベネッセコーポレーション、東急ハンズなどの一般企業のほか、国立大学法人である東北大学なども含む計8社が発表され、3万票以上を集めた一般の人々からのウェブ投票などの結果を踏まえ今回、受賞企業が選定された。  受賞結果は以下のとおり。 つづきを読む

ワタミ“ブラック”批判を洞察する…「社会貢献もどき」に走る人たちが学ぶべきこと

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 森下悠里整形告白に、岡村隆史「顔見た時から怖いと思ってた。注射でもあかんと思う」 特定大学へ1000億ばらまきに異論噴出…大学迷走の背景に潜む、旧態依然な経営の実態 カジノ合法化、参院選後に加速の観測強まる…幅広い業態で経済波及効果の期待高まる ■特にオススメ記事はこちら! ワタミ“ブラック”批判を洞察する…「社会貢献もどき」に走る人たちが学ぶべきこと - Business Journal(7月12日)
DVD『社長 渡邉美樹』(ポニーキャニオン)
 今回は「ブラック・ユーモア」を一つ。  「ソーシャル・ビジネス」の拡充を提唱する渡邉美樹氏が創業したワタミのグループ企業であるワタミフードサービスが、去る6月27日、「第2回ブラック企業大賞2013」で1位を受賞した。選ばれた理由は次のサイトに記載の通り。  http://blackcorpaward.blogspot.jp/  それにしても、渡邉氏が参議院選挙立候補を前にワタミの経営から一切手を引いたのは意味深である。 ●ソーシャル・ビジネスに自己実現を夢見る若者たち  まさに、この笑えぬ笑い話は、現代の世相を反映している。  社会貢献を最大目的とする「ソーシャル・ビジネス」は、近年、若者たちに大変注目されている。資質があるかないかは別として、若者たちは「社会貢献」という言葉や概念が非常に好きである。「経済成長」を実感したことがない彼らは、「人生の最大目的は金儲けではなく社会に貢献することだ」「社会に良いことをしている人として認めてもらいたい」という思いが強い。前者が社会心理学者のアブラハム・マズローがいう自己実現欲求であり、後者が承認欲求に当たる。  そもそも、会社をつくるだけでなく、着実に成長させた、起業家ならぬ「企業家」と呼ばれる人たちは、事業を成功させることで自己実現したのだが、「ソーシャル・ビジネス」という言葉が好きな人は、社会に貢献するという行動自体で自己実現を感じているようだ。  このようなニーズをとらえてか、東京には社会起業大学なるものまでが存在する。「理事長」「学長」を名乗る人が表立って活動し、ホームページなどでは「社会起業家を育成するビジネススクール」を標榜している。  大学関係者だけでなく、社会人対象の大学院に少しでも関心のある人であれば、「ビジネススクール」と聞けば、「経営(学)大学院」を運営している「大学院大学」だと思うだろう。近年、大学院設立の規制が緩和され、株式会社型の大学院も誕生した。社会起業大学は、文部科学省が認可した大学や専門学校でないどころか、株式会社大学院でもない。実質的には、人材紹介ベンチャーのリソウル株式会社が運営しているセミナー事業である。  したがって、社会起業大学では「大学卒」や「大学院卒」の学位は取得できない。それにも関わらず、入学金や授業料は私立大学並みである。「大学」という名前がついているので、勘違いして入学してしまった人がいるのではないかと心配になるが、中を覗いてみると、本当に社会に役立ちたいという純粋な心を持つ若者たちがまじめに勉強している。  同大学は、2010年から「ソーシャルビジネスグランプリ」なる大々的なビジネスプラン発表イベントを東京都内の会場で年2回実施。今夏も「ソーシャルビジネスグランプリ2013夏」が8月4日に開催される。創業3年以上、同3年未満、社内起業などを対象に3部門の賞を決定し、審査員と一般観覧者が各部門の大賞を決定するイベントである。エン・ジャパン株式会社が特別協賛しており、最大1000万円の出資交渉権を提供している。  アカデミズムの世界では、「大学を名乗りソーシャル・ビジネス・ブームに便乗し、著名人を担ぎ出して、知名度を高めようとしている胡散臭い存在」と見ている向きも少なくない。「文部科学省も気にしている」といった声も聞く。筆者は同大学の学長に、このような見方があると指摘したことがあったが、まったく気にしていないようであり、「大学」という名称を使い続ける考えだ。  ただ、「著名人を担ぎ出している」と思われる時、気をつけなくてはならないのは、その著名人がどのようなブランドかという点である。  なんと、同大学は渡邉氏を招き「これからのソーシャル・ビジネスを語ろう!渡邉美樹 夢寺子屋 in社会起業大学」なる講演を依頼した。それだけではなく、ビジネスプランを提示した起業家の卵へのアドバイス役も頼んでいる。その様子が、夜の報道番組『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)で放送された。渡邉氏の指導を受けていた受講生は、教祖様の声をいただいたかの如く真剣そのものであった。渡邉氏の隣には社会起業大学の学長が座っていた。  この番組が放送された頃は、渡邉氏がテレビにもよく顔を出し「ベンチャーの旗手」「一代で外食チェーンを築き上げたやり手」というイメージが持続していた頃である。同大学もメディアでよく取り上げられる渡邉氏の、このイメージを活用しようとしていたのではないだろうか。  しかし、「事業を通して社会に貢献しよう」と訴えていた教祖様が、今や「ブラック企業」の権化として吊るし上げられているのだから皮肉な話だ。 ●素顔の渡邉氏は  筆者は渡邉氏にインタビューしたことがある。渡邉氏をモデルにした小説『青年社長』(角川文庫)を書いた作家・高杉良氏からも長時間、渡邉氏について話を聞いた。実は、この小説を書くに当たり、高杉氏は渡邉氏から日記を入手した。それだけに、渡邊氏の心の奥深くまで入り込めたのだろう。高杉氏の話を聞いた後に渡邉氏に会った。インタビューといっても、渡邉氏はほぼ一方的に話していた。その姿に触れ、「並外れた頑張り屋」であり、企業家に必須とされる「アニマル・スピリット」が溢れる人物であると痛感したものだ。  「外食チェーンステーキハンバーグ&サラダバー けん」などを運営するエムグラントフードサービス社長、井戸実氏 がツイッターで、ワタミへの“ブラック批判”に怒りをぶちまけ、話題になっている。 アニマル・スピリットを体現した人ゆえのアニマル・スピリット応援歌を送ったのだろう。同じ外食チェーンの大先輩であるだけに、筆が走ったのかもしれない。  筆者は、これまで対話してきた多くの著名な創業者から、同じような「溢れんばかりの情熱」を感じた。そのような情熱は「自分の理解」と「他者(従業員など)の理解」が一致したとき良い効果を発揮する。しかし、「私がやってこられたから、君にもできるはずだ」と考えたとき、実力、価値観の違う人は拒絶反応を起こす。本当の名経営者は、この点をよく理解し、行動していた。  筆者も、大学生を教えていると「この国はどうなっていくのだろうか」と心配になることが少なくない。今こそ、日本人は金太郎さんではないが「優しくて力持ち」にならなくてはならない。優しくはなってきているが、力に欠けているような気がしてならない。現在の渡邉氏には数々の問題点はあるが、氏の強調している「必死に働け論」が理解できないわけではない。そう言うと、ブラック企業を擁護しているように聞こえるかもしれないが、決してそうではない。より深く考えたい人、時間のある人には、以下の論を読んでもらいたい。 ●これからの日本に求められる人材と教育  2010年、日本はGDP(国内総生産)で中国に抜かれ世界3位になったが、いよいよ「本当に幸せな国」を目指す時代を迎えたのではないだろうか。それを実現できる企業こそ、真に価値ある組織といえよう。  「武士は食わねど高楊枝」の精神だけでは、日本、いや、世界を動かすような「愛ある経営」の実践は不可能だ。愛の実践には、しっかりとした志、計画性、そして行動力が求められる。その意味で、「社会貢献」という偽善とも思える甘い囁きで、若者を空虚な夢物語に巻き込もうとする現代的風潮は、罪深い行為といえよう。  ホスピタリティ教育の観点からも、大学(中学校・高校)では、社会貢献は絵空事ではないことを学生たちに知らしめるべきである。自らの食いぶちを見つけることもせず、「ボランティアもどき」に走る人間を大量生産する「夢物語教育」よりも、現実の厳しさを教える実学教育こそ、ホスピタリティ実践の基礎を築くのではないだろうか。これこそ「愛の鞭」と呼べよう。  「愛」という言葉からは、静的なニュアンスを感じるかもしれないが、前述の事例からも明らかなように、愛をベースにしたホスピタリティの実践には動的な「アニマル・スピリット」が必須である。だからこそ、今の日本人には「アベノミクスなどに頼らない」というほどの心意気が求められる。  戦後、焦土と化した日本から、ソニーや本田技研工業(ホンダ)といった「焼け跡派ベンチャー」が急成長しグローバル企業になった現実は、アメリカの経営学者の目には「経営史の奇跡」と映った。それがきっかけとなり、「日本的経営」の研究が始まる。米経営学者ジェイムズ・アベグレンはその成果をまとめ『日本の経営』(日本経済新聞社)として上梓した。  東日本大震災で見せた日本人の「絆」は外国の人びとに感動を与えた。それは、日本人として嬉しいことだが、お褒めの言葉に甘んじていていいのだろうか。「第二の敗戦」と言われた東日本大震災。「これで日本人も変わる」と期待した識者も少なくなかった。確かに、エネルギー問題を深刻に再考するなど、変わった部分もあるが、「創造」の意識が高まり、行動に移したとはいえない。相変わらず、諸先輩がつくった遺産にぶら下がり食っていこうとする意識に、大きな変化は見られない。そのシステムが錆びつき、「食いぶち」が少なくなってきているという厳しい現実を前にしても、誰かがなんとかしてくれると思っている節がある。今こそ、「焼け跡派ベンチャー」だけでなく、戦前に丁稚奉公から身を起こした大企業の創業者に学ぶべきではないか。  「草食系」という言葉がすっかり定着してしまったが、現在、求められているのは、決して「言われたことだけを的確にこなせるだけの人」ではない。新事業を創造できる「創職系」である。それは単に「起業家」だけを意味しているのではない。サラリーマンであっても社内に新事業を起こせる「社内企業家」、それをきっかけにグループ企業の社長に転じる人、小商いからスタートする「商売人」、さらには、就職活動に取り組もうとしている(取り組んでいる)大学生でも、「入社したら、私はこんな事業を始めたい」と自ら編み出した斬新なビジネスプランを、面接時に堂々とプレゼンできる人などを指している。  「草食系」をもじった「創職系」は駄洒落のようだが、是非とも、この言葉と概念を世の中に定着させたいものだ。筆者が考案したこの言葉が定着したときこそ、「日本人は変わった」と外国から再び注目されるようになるのではないか。ただし、利潤・時価総額の最大化のみを狙った人員削減、過度(無駄)な労働強化、部下を教育する余裕すら失う成果主義、低賃金雇用を狙った植民地型グローバル経営などに走ってはならない。一人ひとりの価値観、信念、自我を尊重しない環境では、創造性、相互信頼、共愛の関係は生まれない。「愛」を忘れた「創職系」が台頭すれば、再び「エコノミック・アニマル」の再来と揶揄されることだろう。日本企業が新事業を創造し「愛」を最大目的とする経営を展開すれば、「新日本的経営」として、外国から再び注目されるだけでなく、既存の「日本的経営」とは違った視点から尊敬の眼差しで見られるようになるだろう。  かつての大阪商人を表す言葉として「浪速のど根性」が使われた。非常に古典的な概念だが、今の日本人には何よりも「根性」が必要だ。実は「根性」にも愛が求められる。大学生と接している私は、頼りない若者を見ていると渡邉氏の言わんとするところが分からないわけではない。だが、単純な「根性論」が通じないという世論・現実も計算に入れ、発言・行動しないと、バッシングの嵐が吹き荒れる。  「ソーシャル・ビジネス」と「ブラック企業」という相反する概念が、同時に流行する今の世の中で、より深く考えれば「ベストな解」が求められそうだ。私は現在、それを研究しているところだ。 (文=長田貴仁/経営学者・ジャーナリスト) ■おすすめ記事 森下悠里整形告白に、岡村隆史「顔見た時から怖いと思ってた。注射でもあかんと思う」 特定大学へ1000億ばらまきに異論噴出…大学迷走の背景に潜む、旧態依然な経営の実態 カジノ合法化、参院選後に加速の観測強まる…幅広い業態で経済波及効果の期待高まる スマホの動画SNS、新サービス続出で広がりの予感…TwitterやFBに投稿も 広がる便利なスマホのワイヤレス充電、先行ドコモに強敵出現?早くも競争激化の予感

ワタミ会長、ブラック&“斬新な”学校経営で教員大量退職…「不満なら辞めろ」

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DVD『社長 渡邉美樹』(ポニーキャニオン)
 6月20日発売の「週刊文春」(文藝春秋/6月27日号)が、かねてよりブラック企業との呼び声が高いワタミについて、みたび追及している。  ワタミといえば、作家や弁護士、大学教授が主催する「ブラック企業大賞2012」であの東京電力を抑え見事1位を獲得するなど、そのブラックな噂は周知のとおり。  文春では、先週、先々週号とワタミの特集を組んでいる。6月13日号では「自民党参院候補 ワタミ渡邉美樹会長は“Mr.ブラック企業”これだけの根拠」と題し、ワタミのブラック度を追及。記事によれば、ワタミグループでは全社員に『理念集』という冊子が渡され、その中には「365日24時間働け」「出来ないと言わない」などの言葉が掲載され、勤務時間について「『成し遂げる』ことが『仕事の終わり』であり『所定時間働く』ことが『仕事の終わり』ではない」と勤務時間に捉われることなく仕事をしろと書かれているという。  さらに勤務中の休憩時間について「12時間のうち、飯を食える店長は2流だと思っている」と渡邉氏が発言したともいう。それを裏付けるかのように記事では元社員が「勤務時間は夕方から明け方まで12時間以上なのに休憩はとれても30分」と告白している。  この文春の記事に対し、渡辺氏は6月6日のツイッターで「本日の一部週刊誌記事は、明確に事実と異なる点があり、弁護士を通じて対応いたします。尚、今後も事実に基づかない記事掲載等には、毅然とした対応をして参る所存です」と提訴も辞さない姿勢を示した。  また、記事が出る約1週間前の今年5月31日の渡邉氏の公式サイトには「ブラック企業と呼ばれることについて」と題した記事を掲載。ワタミの外食事業の離職率、年収、時間外労働時間、メンタルヘルスの不調について各種統計を見ても同業他社を下回っていると主張している。  ちなみに、ワタミには外食店舗のアルバイト採用に関する問い合わせセンターがある。36歳の筆者でもアルバイトできるか聞いたところ「受付の段階では年齢制限は設けていません。アルバイトには学生が多いですが、36歳でも極端な差はないのではないでしょうか」とまずは年齢はOKだった。しかし、文春で報じられているように休憩時間が取れないということはないか不安だと話すと、「6時間勤務で45分、8時間勤務で1時間しっかり取れます。私は正社員ですが、きちんと休憩時間を取っています」とのことだった。 ●介護も教育も「ワタミ式」で問題続出 !?  続く6月20日号の文春では、ワタミのグループ会社「ワタミの介護」が運営する施設で事件や事故が続出していると報じている。記事によれば、昨年2月板橋区のレストヴィラ赤塚に入居していた当時74歳の女性が入浴中に溺死したが、当初ワタミ側は遺族に病死の可能性が高いと報告していた。しかし、警察の捜査や司法解剖の結果、溺死と判明したという。また神奈川県川崎市のレストヴィラ元住吉に入居していた当時87歳の男性は床ずれが悪化し、敗血症になるまで放置され、その後入院したが5日後に死亡したという。  入院直後、男性の家族がワタミ本社を訪れ、渡邉氏や清水邦晃・ワタミの介護社長と面会した際に、渡邉氏が「1億欲しいのか」と言い放ったという。他の施設でも事故が起こっており、入居者の家族は「スタッフの人数が少ない」と口を揃えているという。  そして追及第三弾となる今週の文春では、「“ブラックすぎる”学校経営」という特集を組んでいる。2003年に渡辺氏は郁文館(現・郁文館夢学園)の理事長に就任。元教員は「渡辺さんが来てからの5年間で私の給料は3分の2に減りました」と告白。また、03年度には教職員のボーナスを6カ月から4カ月にカットしたという。渡邉氏は「教員の給与はワタミの社員と比べ高い。不満ならどうぞ辞めてください」と言い放ったという。  結果、ベテラン教員が辞め、月給の安い講師を採用せざるを得ないとのこと。これについて「人件費を抑えて採算をとるというのが、渡邉流なのですが、これを教育分野にも導入したのです」と経済ジャーナリストが指摘している。  さらに第1弾で登場した『理念集』に記されているという「365日24時間働け」と同じく、著書で渡辺氏は教員に対し「プライベートな時間はなく、子どものために24時間365日、全身全霊捧げます」と求め、郁文館では教師の携帯電話番号を生徒に教え「365日24時間電話していい」と伝えているという。こうした熱血指導の甲斐あってか、渡辺氏が理事長に就任した03年3月から2年で教員が30人辞め、今年3月に中学を卒業した学年では、3年間で14名の生徒が転退学したという。06年、第1次安倍内閣の教育再生会議の有識者会議メンバーに起用されただけのことがあって、やることが斬新すぎるきらいがあるようだ。  7月4日公示で、21日投開票される見通しの参議院選挙。今回の選挙よりインターネットを使った選挙運動が解禁されるが、こうしたブラックな噂はネットでの広がりが速そうだ。自民党公認候補として参院選に出馬する渡邉氏の今後の対応に注目が集まる。 (文=本多カツヒロ) ■おすすめ記事 ジローラモのモッコリ満載! SMをお薦めするLEONの下着特集がすごい ネットでカード決済はやっぱり危険?情報漏洩事故で露呈…対処法と便利なサービス iPad、望まざる大幅値上げのワケと、再度の値下げはないと見るインフレ経済学的根拠 料理やワインで外交の質が決まるわけではない、は田舎者の発想である〜外交の危機 川崎重工臨時取締役会の舞台裏 日経スクープから解任劇へ発展 リークしたのは誰だ?

佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? ■特にオススメ記事はこちら! 佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク… - Business Journal(4月28日)
『佐川男子』(飛鳥新社)
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  今回は佐川急便を取り上げる。  同社関連の話題といえば昨年夏、全国3万人のセールスドライバー(以下:SD)から社内公募で選ばれた50人が登場する写真集『佐川男子』(飛鳥新社)が発売されたことが記憶に新しい。単なるネタかと思っていたのだが、発売から2週間で重版がかかり、現在までに約2万部を発行というベストセラーになってしまった。しかも、発売1カ月後には、なんと選ばれたSDたちとの握手会&撮影会が開催されるなど、人気がとどまることを知らない状況だ。  私自身が就活生だった15年前、同社のイメージはこんなに明るくクリーンなものではなかった。当時は、1992年に起きた「東京佐川急便事件」の記憶も生々しい頃だ。これは、自民党経世会(のちの竹下派)会長の金丸信が佐川急便から5億円のヤミ献金を受領したとして議員辞職に追い込まれた汚職事件である。しかもその経緯が、次期首相最有力候補の竹下登が右翼団体から受けていた攻撃をやめさせるため、当時の佐川急便社長・渡辺広康が暴力団稲川会会長・石井隆匡に口利きしたというダークなものであった。佐川急便が労働法違反を繰り返しても罪にとわれず、配送区域も次々に認可を受けてスピーディに全国展開していた裏には、このような形で自民党議員へ多額の資金提供をおこなっていたからだと言われている。 「給料は高いが、超ハードワークで、人間扱いされない会社」。起業資金を貯めるために一時期同社で勤務していた「ワタミ」創業者の渡邉美樹氏も述べていたこともあり、何か借金の返済など、よんどころない理由があって入らざるを得ない会社、というイメージがあったことは事実だ。しかし、今やどうであろう。同社の採用ページでは、「先輩社員が佐川急便を選んだ理由」について次のような情報が掲載されている。
「佐川急便 HP」より
「一流企業・大企業だから」が、入社理由の一位。たしかに同社は売上高8,811億円、社員数49,117名の大企業である。不況で安定・安心を求める人にとっては、ひとつのよすがであろう。  以前はSDになれば60〜70万円と言われた月給も、2008年の改訂以降はベースが下がった。それでも、SDとして普通に勤務していれば40万円程度は得られるようで、高収入を目指したい人にとっては貴重な選択肢となるだろう。 ●大家族主義を標榜  現在同社では、「福利厚生の充実」を前面に出してPRしている。具体的には、一般的な社会保険以外に、次のような制度を設けている。 ・健康保険の各種制度(出産一時金、入院時食事療養費、高額医療費支給制度、傷病手当金) ・慶弔見舞金制度(結婚祝金、出産祝金、弔慰金、災害見舞金、傷病見舞金) ・育英年金 ・災害等特別補償 ・グループ生命共済  ・表彰制度 ・退職金制度 ・財産形成預金 ・海外研修 ・休暇(年次有給休暇、育児休業、介護休業、特別休暇(結婚・出産・忌引) ・各種手当(住宅手当、育成手当、通勤手当など) ・保養所、契約リゾート施設など  さらに同社では創立以来「大家族主義」を標榜しており、「社員とその家族が気持ちよく暮らせる環境を作ることが、当社のエネルギーに繋がっていく」という考えのもと、社員のみならず、その家族にも喜ばれるようなイベントやサービスを数多く実施している。  例えば、毎年ゴールデンウィークには「SGホールディングスグループ スポーツフェスティバル」というイベントが開催される。日本全国からグループ会社の社員たちが集まり、野球大会や綱引き大会などが行われる。社員の家族のためにも、縁日コーナー、有名アーティストのライブコンサートなど、多くのイベントが用意されているのだ。  近年はドライバーやコールセンターの品質向上に力を入れており、全国トラック協会主催のドライバーコンテストやNTT主催の電話応対コンクールなどに、積極的に参加している。特に、ドライバーコンテストはほぼ佐川急便のドライバーが受賞を独占している。これは昭和44年から毎年開催しているコンテストで、無事故無違反のドライバーだけが参加できる権威ある大会だ。毎回全国から3,000人以上の参加者があり、地区大会及び10月の全国大会において運転、整備点検の技量、交通法規の知識などを競い合うものだ。  確かに、同社の労働環境は以前よりは多少良くなったと言われるものの、一般的な基準から考えたらまだまだ厳しい。朝は6時半くらいから出勤し、1日で100個近くの荷物を配り、同じく100個近くの荷物を集める。営業所に戻ってくるのは大体20時〜21時だ。社風は全員が「体育会系」と口をそろえ、ろくな教育研修もなく、現場で仕事を覚えろ、という雰囲気。先輩も忙しくて、とても後輩に仕事を教えるような状態ではないようだ。そのような前提を認識したうえで、自分は何を求めたいのかを考えて入社するには良い会社と言えるだろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 佐川急便 ハードワーク度 ★★★★☆  未経験者でも頑張れば稼げる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? 米シティ、日本のホテルを超安値で買う詐欺的手口が訴訟に 加担した弁護士は免許剥奪も ダルビッシュ完全試合目前の勝負、“本当は”投手or打者どちらが有利なのか?

佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク…

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『佐川男子』(飛鳥新社)
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  今回は佐川急便を取り上げる。  同社関連の話題といえば昨年夏、全国3万人のセールスドライバー(以下:SD)から社内公募で選ばれた50人が登場する写真集『佐川男子』(飛鳥新社)が発売されたことが記憶に新しい。単なるネタかと思っていたのだが、発売から2週間で重版がかかり、現在までに約2万部を発行というベストセラーになってしまった。しかも、発売1カ月後には、なんと選ばれたSDたちとの握手会&撮影会が開催されるなど、人気がとどまることを知らない状況だ。  私自身が就活生だった15年前、同社のイメージはこんなに明るくクリーンなものではなかった。当時は、1992年に起きた「東京佐川急便事件」の記憶も生々しい頃だ。これは、自民党経世会(のちの竹下派)会長の金丸信が佐川急便から5億円のヤミ献金を受領したとして議員辞職に追い込まれた汚職事件である。しかもその経緯が、次期首相最有力候補の竹下登が右翼団体から受けていた攻撃をやめさせるため、当時の佐川急便社長・渡辺広康が暴力団稲川会会長・石井隆匡に口利きしたというダークなものであった。佐川急便が労働法違反を繰り返しても罪にとわれず、配送区域も次々に認可を受けてスピーディに全国展開していた裏には、このような形で自民党議員へ多額の資金提供をおこなっていたからだと言われている。 「給料は高いが、超ハードワークで、人間扱いされない会社」。起業資金を貯めるために一時期同社で勤務していた「ワタミ」創業者の渡邉美樹氏も述べていたこともあり、何か借金の返済など、よんどころない理由があって入らざるを得ない会社、というイメージがあったことは事実だ。しかし、今やどうであろう。同社の採用ページでは、「先輩社員が佐川急便を選んだ理由」について次のような情報が掲載されている。
「佐川急便 HP」より
「一流企業・大企業だから」が、入社理由の一位。たしかに同社は売上高8,811億円、社員数49,117名の大企業である。不況で安定・安心を求める人にとっては、ひとつのよすがであろう。  以前はSDになれば60〜70万円と言われた月給も、2008年の改訂以降はベースが下がった。それでも、SDとして普通に勤務していれば40万円程度は得られるようで、高収入を目指したい人にとっては貴重な選択肢となるだろう。 ●大家族主義を標榜  現在同社では、「福利厚生の充実」を前面に出してPRしている。具体的には、一般的な社会保険以外に、次のような制度を設けている。 ・健康保険の各種制度(出産一時金、入院時食事療養費、高額医療費支給制度、傷病手当金) ・慶弔見舞金制度(結婚祝金、出産祝金、弔慰金、災害見舞金、傷病見舞金) ・育英年金 ・災害等特別補償 ・グループ生命共済  ・表彰制度 ・退職金制度 ・財産形成預金 ・海外研修 ・休暇(年次有給休暇、育児休業、介護休業、特別休暇(結婚・出産・忌引) ・各種手当(住宅手当、育成手当、通勤手当など) ・保養所、契約リゾート施設など  さらに同社では創立以来「大家族主義」を標榜しており、「社員とその家族が気持ちよく暮らせる環境を作ることが、当社のエネルギーに繋がっていく」という考えのもと、社員のみならず、その家族にも喜ばれるようなイベントやサービスを数多く実施している。  例えば、毎年ゴールデンウィークには「SGホールディングスグループ スポーツフェスティバル」というイベントが開催される。日本全国からグループ会社の社員たちが集まり、野球大会や綱引き大会などが行われる。社員の家族のためにも、縁日コーナー、有名アーティストのライブコンサートなど、多くのイベントが用意されているのだ。  近年はドライバーやコールセンターの品質向上に力を入れており、全国トラック協会主催のドライバーコンテストやNTT主催の電話応対コンクールなどに、積極的に参加している。特に、ドライバーコンテストはほぼ佐川急便のドライバーが受賞を独占している。これは昭和44年から毎年開催しているコンテストで、無事故無違反のドライバーだけが参加できる権威ある大会だ。毎回全国から3,000人以上の参加者があり、地区大会及び10月の全国大会において運転、整備点検の技量、交通法規の知識などを競い合うものだ。  確かに、同社の労働環境は以前よりは多少良くなったと言われるものの、一般的な基準から考えたらまだまだ厳しい。朝は6時半くらいから出勤し、1日で100個近くの荷物を配り、同じく100個近くの荷物を集める。営業所に戻ってくるのは大体20時〜21時だ。社風は全員が「体育会系」と口をそろえ、ろくな教育研修もなく、現場で仕事を覚えろ、という雰囲気。先輩も忙しくて、とても後輩に仕事を教えるような状態ではないようだ。そのような前提を認識したうえで、自分は何を求めたいのかを考えて入社するには良い会社と言えるだろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 佐川急便 ハードワーク度 ★★★★☆  未経験者でも頑張れば稼げる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? 米シティ、日本のホテルを超安値で買う詐欺的手口が訴訟に 加担した弁護士は免許剥奪も ダルビッシュ完全試合目前の勝負、“本当は”投手or打者どちらが有利なのか?

佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? ■特にオススメ記事はこちら! 佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク… - Business Journal(4月28日)
『佐川男子』(飛鳥新社)
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  今回は佐川急便を取り上げる。  同社関連の話題といえば昨年夏、全国3万人のセールスドライバー(以下:SD)から社内公募で選ばれた50人が登場する写真集『佐川男子』(飛鳥新社)が発売されたことが記憶に新しい。単なるネタかと思っていたのだが、発売から2週間で重版がかかり、現在までに約2万部を発行というベストセラーになってしまった。しかも、発売1カ月後には、なんと選ばれたSDたちとの握手会&撮影会が開催されるなど、人気がとどまることを知らない状況だ。  私自身が就活生だった15年前、同社のイメージはこんなに明るくクリーンなものではなかった。当時は、1992年に起きた「東京佐川急便事件」の記憶も生々しい頃だ。これは、自民党経世会(のちの竹下派)会長の金丸信が佐川急便から5億円のヤミ献金を受領したとして議員辞職に追い込まれた汚職事件である。しかもその経緯が、次期首相最有力候補の竹下登が右翼団体から受けていた攻撃をやめさせるため、当時の佐川急便社長・渡辺広康が暴力団稲川会会長・石井隆匡に口利きしたというダークなものであった。佐川急便が労働法違反を繰り返しても罪にとわれず、配送区域も次々に認可を受けてスピーディに全国展開していた裏には、このような形で自民党議員へ多額の資金提供をおこなっていたからだと言われている。 「給料は高いが、超ハードワークで、人間扱いされない会社」。起業資金を貯めるために一時期同社で勤務していた「ワタミ」創業者の渡邉美樹氏も述べていたこともあり、何か借金の返済など、よんどころない理由があって入らざるを得ない会社、というイメージがあったことは事実だ。しかし、今やどうであろう。同社の採用ページでは、「先輩社員が佐川急便を選んだ理由」について次のような情報が掲載されている。
「佐川急便 HP」より
「一流企業・大企業だから」が、入社理由の一位。たしかに同社は売上高8,811億円、社員数49,117名の大企業である。不況で安定・安心を求める人にとっては、ひとつのよすがであろう。  以前はSDになれば60〜70万円と言われた月給も、2008年の改訂以降はベースが下がった。それでも、SDとして普通に勤務していれば40万円程度は得られるようで、高収入を目指したい人にとっては貴重な選択肢となるだろう。 ●大家族主義を標榜  現在同社では、「福利厚生の充実」を前面に出してPRしている。具体的には、一般的な社会保険以外に、次のような制度を設けている。 ・健康保険の各種制度(出産一時金、入院時食事療養費、高額医療費支給制度、傷病手当金) ・慶弔見舞金制度(結婚祝金、出産祝金、弔慰金、災害見舞金、傷病見舞金) ・育英年金 ・災害等特別補償 ・グループ生命共済  ・表彰制度 ・退職金制度 ・財産形成預金 ・海外研修 ・休暇(年次有給休暇、育児休業、介護休業、特別休暇(結婚・出産・忌引) ・各種手当(住宅手当、育成手当、通勤手当など) ・保養所、契約リゾート施設など  さらに同社では創立以来「大家族主義」を標榜しており、「社員とその家族が気持ちよく暮らせる環境を作ることが、当社のエネルギーに繋がっていく」という考えのもと、社員のみならず、その家族にも喜ばれるようなイベントやサービスを数多く実施している。  例えば、毎年ゴールデンウィークには「SGホールディングスグループ スポーツフェスティバル」というイベントが開催される。日本全国からグループ会社の社員たちが集まり、野球大会や綱引き大会などが行われる。社員の家族のためにも、縁日コーナー、有名アーティストのライブコンサートなど、多くのイベントが用意されているのだ。  近年はドライバーやコールセンターの品質向上に力を入れており、全国トラック協会主催のドライバーコンテストやNTT主催の電話応対コンクールなどに、積極的に参加している。特に、ドライバーコンテストはほぼ佐川急便のドライバーが受賞を独占している。これは昭和44年から毎年開催しているコンテストで、無事故無違反のドライバーだけが参加できる権威ある大会だ。毎回全国から3,000人以上の参加者があり、地区大会及び10月の全国大会において運転、整備点検の技量、交通法規の知識などを競い合うものだ。  確かに、同社の労働環境は以前よりは多少良くなったと言われるものの、一般的な基準から考えたらまだまだ厳しい。朝は6時半くらいから出勤し、1日で100個近くの荷物を配り、同じく100個近くの荷物を集める。営業所に戻ってくるのは大体20時〜21時だ。社風は全員が「体育会系」と口をそろえ、ろくな教育研修もなく、現場で仕事を覚えろ、という雰囲気。先輩も忙しくて、とても後輩に仕事を教えるような状態ではないようだ。そのような前提を認識したうえで、自分は何を求めたいのかを考えて入社するには良い会社と言えるだろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 佐川急便 ハードワーク度 ★★★★☆  未経験者でも頑張れば稼げる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? 米シティ、日本のホテルを超安値で買う詐欺的手口が訴訟に 加担した弁護士は免許剥奪も ダルビッシュ完全試合目前の勝負、“本当は”投手or打者どちらが有利なのか?

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『佐川男子』(飛鳥新社)
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  今回は佐川急便を取り上げる。  同社関連の話題といえば昨年夏、全国3万人のセールスドライバー(以下:SD)から社内公募で選ばれた50人が登場する写真集『佐川男子』(飛鳥新社)が発売されたことが記憶に新しい。単なるネタかと思っていたのだが、発売から2週間で重版がかかり、現在までに約2万部を発行というベストセラーになってしまった。しかも、発売1カ月後には、なんと選ばれたSDたちとの握手会&撮影会が開催されるなど、人気がとどまることを知らない状況だ。  私自身が就活生だった15年前、同社のイメージはこんなに明るくクリーンなものではなかった。当時は、1992年に起きた「東京佐川急便事件」の記憶も生々しい頃だ。これは、自民党経世会(のちの竹下派)会長の金丸信が佐川急便から5億円のヤミ献金を受領したとして議員辞職に追い込まれた汚職事件である。しかもその経緯が、次期首相最有力候補の竹下登が右翼団体から受けていた攻撃をやめさせるため、当時の佐川急便社長・渡辺広康が暴力団稲川会会長・石井隆匡に口利きしたというダークなものであった。佐川急便が労働法違反を繰り返しても罪にとわれず、配送区域も次々に認可を受けてスピーディに全国展開していた裏には、このような形で自民党議員へ多額の資金提供をおこなっていたからだと言われている。 「給料は高いが、超ハードワークで、人間扱いされない会社」。起業資金を貯めるために一時期同社で勤務していた「ワタミ」創業者の渡邉美樹氏も述べていたこともあり、何か借金の返済など、よんどころない理由があって入らざるを得ない会社、というイメージがあったことは事実だ。しかし、今やどうであろう。同社の採用ページでは、「先輩社員が佐川急便を選んだ理由」について次のような情報が掲載されている。
「佐川急便 HP」より
「一流企業・大企業だから」が、入社理由の一位。たしかに同社は売上高8,811億円、社員数49,117名の大企業である。不況で安定・安心を求める人にとっては、ひとつのよすがであろう。  以前はSDになれば60〜70万円と言われた月給も、2008年の改訂以降はベースが下がった。それでも、SDとして普通に勤務していれば40万円程度は得られるようで、高収入を目指したい人にとっては貴重な選択肢となるだろう。 ●大家族主義を標榜  現在同社では、「福利厚生の充実」を前面に出してPRしている。具体的には、一般的な社会保険以外に、次のような制度を設けている。 ・健康保険の各種制度(出産一時金、入院時食事療養費、高額医療費支給制度、傷病手当金) ・慶弔見舞金制度(結婚祝金、出産祝金、弔慰金、災害見舞金、傷病見舞金) ・育英年金 ・災害等特別補償 ・グループ生命共済  ・表彰制度 ・退職金制度 ・財産形成預金 ・海外研修 ・休暇(年次有給休暇、育児休業、介護休業、特別休暇(結婚・出産・忌引) ・各種手当(住宅手当、育成手当、通勤手当など) ・保養所、契約リゾート施設など  さらに同社では創立以来「大家族主義」を標榜しており、「社員とその家族が気持ちよく暮らせる環境を作ることが、当社のエネルギーに繋がっていく」という考えのもと、社員のみならず、その家族にも喜ばれるようなイベントやサービスを数多く実施している。  例えば、毎年ゴールデンウィークには「SGホールディングスグループ スポーツフェスティバル」というイベントが開催される。日本全国からグループ会社の社員たちが集まり、野球大会や綱引き大会などが行われる。社員の家族のためにも、縁日コーナー、有名アーティストのライブコンサートなど、多くのイベントが用意されているのだ。  近年はドライバーやコールセンターの品質向上に力を入れており、全国トラック協会主催のドライバーコンテストやNTT主催の電話応対コンクールなどに、積極的に参加している。特に、ドライバーコンテストはほぼ佐川急便のドライバーが受賞を独占している。これは昭和44年から毎年開催しているコンテストで、無事故無違反のドライバーだけが参加できる権威ある大会だ。毎回全国から3,000人以上の参加者があり、地区大会及び10月の全国大会において運転、整備点検の技量、交通法規の知識などを競い合うものだ。  確かに、同社の労働環境は以前よりは多少良くなったと言われるものの、一般的な基準から考えたらまだまだ厳しい。朝は6時半くらいから出勤し、1日で100個近くの荷物を配り、同じく100個近くの荷物を集める。営業所に戻ってくるのは大体20時〜21時だ。社風は全員が「体育会系」と口をそろえ、ろくな教育研修もなく、現場で仕事を覚えろ、という雰囲気。先輩も忙しくて、とても後輩に仕事を教えるような状態ではないようだ。そのような前提を認識したうえで、自分は何を求めたいのかを考えて入社するには良い会社と言えるだろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 佐川急便 ハードワーク度 ★★★★☆  未経験者でも頑張れば稼げる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? 米シティ、日本のホテルを超安値で買う詐欺的手口が訴訟に 加担した弁護士は免許剥奪も ダルビッシュ完全試合目前の勝負、“本当は”投手or打者どちらが有利なのか?

佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? ■特にオススメ記事はこちら! 佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク… - Business Journal(4月28日)
『佐川男子』(飛鳥新社)
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「一流企業・大企業だから」が、入社理由の一位。たしかに同社は売上高8,811億円、社員数49,117名の大企業である。不況で安定・安心を求める人にとっては、ひとつのよすがであろう。  以前はSDになれば60〜70万円と言われた月給も、2008年の改訂以降はベースが下がった。それでも、SDとして普通に勤務していれば40万円程度は得られるようで、高収入を目指したい人にとっては貴重な選択肢となるだろう。 ●大家族主義を標榜  現在同社では、「福利厚生の充実」を前面に出してPRしている。具体的には、一般的な社会保険以外に、次のような制度を設けている。 ・健康保険の各種制度(出産一時金、入院時食事療養費、高額医療費支給制度、傷病手当金) ・慶弔見舞金制度(結婚祝金、出産祝金、弔慰金、災害見舞金、傷病見舞金) ・育英年金 ・災害等特別補償 ・グループ生命共済  ・表彰制度 ・退職金制度 ・財産形成預金 ・海外研修 ・休暇(年次有給休暇、育児休業、介護休業、特別休暇(結婚・出産・忌引) ・各種手当(住宅手当、育成手当、通勤手当など) ・保養所、契約リゾート施設など  さらに同社では創立以来「大家族主義」を標榜しており、「社員とその家族が気持ちよく暮らせる環境を作ることが、当社のエネルギーに繋がっていく」という考えのもと、社員のみならず、その家族にも喜ばれるようなイベントやサービスを数多く実施している。  例えば、毎年ゴールデンウィークには「SGホールディングスグループ スポーツフェスティバル」というイベントが開催される。日本全国からグループ会社の社員たちが集まり、野球大会や綱引き大会などが行われる。社員の家族のためにも、縁日コーナー、有名アーティストのライブコンサートなど、多くのイベントが用意されているのだ。  近年はドライバーやコールセンターの品質向上に力を入れており、全国トラック協会主催のドライバーコンテストやNTT主催の電話応対コンクールなどに、積極的に参加している。特に、ドライバーコンテストはほぼ佐川急便のドライバーが受賞を独占している。これは昭和44年から毎年開催しているコンテストで、無事故無違反のドライバーだけが参加できる権威ある大会だ。毎回全国から3,000人以上の参加者があり、地区大会及び10月の全国大会において運転、整備点検の技量、交通法規の知識などを競い合うものだ。  確かに、同社の労働環境は以前よりは多少良くなったと言われるものの、一般的な基準から考えたらまだまだ厳しい。朝は6時半くらいから出勤し、1日で100個近くの荷物を配り、同じく100個近くの荷物を集める。営業所に戻ってくるのは大体20時〜21時だ。社風は全員が「体育会系」と口をそろえ、ろくな教育研修もなく、現場で仕事を覚えろ、という雰囲気。先輩も忙しくて、とても後輩に仕事を教えるような状態ではないようだ。そのような前提を認識したうえで、自分は何を求めたいのかを考えて入社するには良い会社と言えるだろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 佐川急便 ハードワーク度 ★★★★☆  未経験者でも頑張れば稼げる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 今度は援交狩り! 続出する「LINE」トラブル ツールを変えて現れる美人局最新版 完全歩合制で数千万の年収を20年以上もらい続けた男がたどり着いた境地とは? 「会社辞めようかな……」転職して好きなことでお金を得るために必要なこととは!? 米シティ、日本のホテルを超安値で買う詐欺的手口が訴訟に 加担した弁護士は免許剥奪も ダルビッシュ完全試合目前の勝負、“本当は”投手or打者どちらが有利なのか?

ユニクロ「やはりブラック企業」の批判 柳井氏の世界同一賃金構想が大炎上!

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ユニクロ
すげーイイ人そうに撮れてる。
(「ファーストリテイリングHP」より)
 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が「世界同一賃金」を導入する考えを示したことが、物議をかもしている。22日の朝日新聞によれば、店長候補として採用した全世界で働く正社員すべてと役員の賃金体系を統一する構想で、すでに役員や上級部長らには実施し、今後は一部の店長まで広げるという。  翌23日付の朝日新聞に掲載された柳井氏のインタビューでは、「グローバル経済というのは『Grow or Die』(成長か、さもなければ死か)」「新興国や途上国にも優秀な社員がいるのに、同じ会社にいても、国が違うから賃金が低いというのは、グローバルに事業を展開しようとする企業ではあり得ない」などと説明された。  これに対し、コラムニストの小田嶋隆氏が投稿した「世界同一賃金って、要は最貧国水準の賃金体系ってことだよね」というツイートに象徴されるように、「まさにブラック企業の発想だ」という声が多く聞かれる。  朝日新聞のまとめによると、ファーストリテイリング社の新卒社員が入社後3年以内に退社した割合(離職率)は、2006年入社組は22%だったが、07年入社組は37%、さらに08~10年の入社組は46~53%と高まっており、休職している人のうち42%(店舗勤務の正社員全体の3%にあたる)がうつ病などの精神疾患。「社員を酷使する『ブラック企業』との批判は、こうした中で高まってきた」(同紙)としている。  24日付の日刊ゲンダイは「ユニクロショックは地獄の始まり 年収100万円時代にのみ込まれる」との見出しで、「弱肉強食の競争社会で富を得るのは、一握りの『勝ち組』のみ。彼らとて『寝てない自慢』だけが喜びで、多くが家庭不和を抱えている。真の幸福とは程遠い暮らしが、『世界同一賃金』でエスカレートしていく」と断じている。  また、経営者のためのニュースメディア「税金と保険の情報サイト」は、25日の記事で「ユニクロ柳井会長が労働法規無視」と批判。「最低賃金などは、各国の労働法規によって定められている。それぞれの国の物価や生活水準に配慮した金額となっており、これを均一化するのは単純な違法行為」であり、コンプライアンスを無視してまでグローバル化におびえる理由は見当たらない、と指摘している。同記事は「結局、柳井会長兼社長の『グローバル化』はワタミの渡邊美樹会長が語る『夢』と同じく、社員を使い捨てにするための『免罪符』にすぎない」と締めくくられた。  再び朝日新聞のインタビューを見てみると、「仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」と主張する柳井氏に対し、記者が「付加価値をつけられなかった人が退職する、場合によってはうつになったりすると」と返すと、「そういうことだと思う。日本人にとっては厳しいかもしれないけれど。でも海外の人は全部、頑張っているわけだ」と応じている。  こうした直接的な物言いに対し、個人投資家の山本一郎氏は25日の「やまもといちろう 無縫地帯」で、「ユニクロ・柳井正会長はモノの言い方を考えないのか」と、コンプライアンスの面から疑問を呈した。  これまで、ブラック企業経営者とされる人々は、社会に対して何らかのエクスキューズの幅を持たせる発言をしてきたが、「柳井さんの一連のインタビューは、世間的なイメージとしてのブラック企業・ユニクロを追認するような、苛烈な内容」であり、「ブラック企業そのものの金満体質を隠さず披露するなどというのは社会からの報復も恐れないということであろうか」「同じことを言うにも言い方があるでしょうし、これでブラック企業批判はより一層高まるでしょうね」とまとめている。  世界同一賃金の導入は、日本企業のグローバル化対応に先鞭をつける妙手となるのか、日本の賃金下落を招き、社員を疲弊させることになるのか。少なくとも、後者を懸念する声が大きいことは間違いないようだ。 (文=blueprint) ■おすすめ記事 西川史子、番組内で恋愛テクニックを語る森下悠里に「バカじゃないの?都合の良い女」 佐川急便はブラックor優良?手厚い福利厚生&待遇、体育会系ハードワーク… 村上春樹の新刊はいつ文庫になる? 書籍が文庫になるタイミングを新潮社に直撃! 中国の病死豚食品加工・違法販売から考える、汚染食品から身を守る方法 ついにダイエー消滅する!? イオンのやり手専務がダイエー社長に就任 赤字垂れ流し経営にメス

ユニクロはブラック企業か?朝7時出社、大量業務でも残業超過するとボーナス減…

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ユニクロ大阪心斎橋店
「Wikipedia」より
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  今月発売された「週刊東洋経済」(東洋経済新報社/3月9日号)の記事『ユニクロ疲弊する職場』が一部で話題となったが、今回は「ブラック企業」というと社名がよく挙がる会社のひとつ、ユニクロを運営するファーストリテイリングを取り上げる。私自身、過去に取引先として接していたことがあるうえ、周囲にも同社にお世話になっている方がおり、日々さまざまな実情を耳にしている。  同社の場合、難しいのは「店舗」と「本社」では労働環境に違いがあることと、同じ店舗勤務だとしても、それが「アルバイト」なのか「一般社員」か、さらには「店長」なのかによって、ブラック度合の感じ方が違うという事実があることだ。  では実際にどんな点がブラックで、どんな点がいい会社と認識されているのか、以下に検証していこう。 【ブラックな面】 (1)残業しなければ終わらないのに、「残業不可」のお達しが……  業務量が多いのは成長企業の常だ。ハードワークでも残業代がキッチリ支払われるならなんら問題ないのだが、同社の場合は一癖ある。  まず、「月240時間以上の労働は不可」と厳命されている。これだけ見れば残業抑止のために手を打っているように感じるのだが、実はそうではなく、仕事量は多いままで、「気合でやり切れ!」という扱いになっているのだ。しかも、半期に一度の業務評価で設定する「残業なし」とか「有給全消化」といった目標をクリアできないと評価が下がり、ボーナスも目減りしてしまう。  するとどうなるか。月240時間を超える労働は「存在しない扱い」となり、必然的に「サービス残業」になってしまう。結果として、残業代ナシの長時間労働が横行することになる。  さらに、本社勤務の場合は朝7時出社だ。「早く帰って、プライベートな時間を有効に使おう」という発想からスタートしたものだが、仕事量が変わらずに残業せざるを得ない中で、出勤時間が繰り上がるのは常識的に考えてキツいものである。いかにも理不尽な環境といえよう。 (2)現場の責任が重い  同社の経営方針は「全員経営」だ。全員が経営者の自覚をもって、利益や売上にコミットしろという意識が徹底している。店長ならば、担当する売上規模的にはちょっとした中小企業を経営するような感覚であるから、それは理解できる。しかし同社では本社勤務のスタッフにまでその意識を徹底させていて、必ず誰かに「責任をとらせる」のだ。 「誰かが責任を負う」という意識そのものは大切だが、それが「魔女狩り」のようになってしまうなら問題だ。経営の過程で決めることには、多くの人間がかかわり、会議で議論がなされ、最終的に経営者が承認するものだ。  しかし、同社で売れない商品を出してしまった場合、社内でつるし上げを食らうのは、一番下っ端のデザイナーであり、マーチャンダイザーだったりするのだ。彼らのボーナスはなくなり、降格になってしまう。それが常態となると、現場はどうなるだろうか。企画立案者は萎縮し、自分が責任をとらなくてもよいような方法を考えることにエネルギーを使ってしまうことになりかねない。当然そんな環境では、良いアイデアや商品は生まれないだろう。 (3)TOEIC750点以上を半年で達成できないと、E-ラーニングの授業料を給与天引き  本社勤務で日々海外業務に従事する人ならよいだろうが、アルバイトからたたき上げの現場社員にも同じ基準を押し付けることに意味があるのだろうか。 (4)課題図書の読書感想文提出。図書代は給与から天引き、感想文提出できないと面談。ほかには、毎週の朝礼で「緊張感をもて」「プレッシャーを感じろ」と追い立てられる。  仕事でもプライベートでも追い立てられ、精神的に参ってしまう社員も多い。 【フォローできる面】 (1)顧客第一志向の、妥協ないモノづくり  従業員にとってブラックな会社だとしても、「顧客にとっては優良企業」といえる。「顧客第一」に本気で取り組み、モノづくりには妥協がない。定番商品でも常に改善を施し、毎年バージョンアップし続けている。社員に勉強時間をつくらせ、英語などを学ばせるのも、根底には「世界を相手にコミュニケーションして、もっといい商品をつくれるようにするため」という意識がある。 (2)労務管理と品質管理、コスト管理を徹底した経営  ユニクロは「デフレだから低価格化して儲かっている」わけではない。多くの会社で徹底できていない「流通の基本を忠実に実践し、工夫を施すことで価格に反映させる」ことを地道にやり続けているのだ。具体的には、型をなるべく少なくし、色とサイズの充実を図り、それによって生産コストを下げて価格に反映させる。もちろん、その他縫製や素材の発注などにも数限りない工夫と苦労がある。単なる値引きをするだけなら、アパレルで50%近い粗利益率を達成できるわけがないのである。 【まとめ】  同社は、「従業員」にとってはブラックな面があるかもしれないが、「経営者」や「株主」にとっては理想的な企業といえる。「ワンマン」とか「厳しさ」は、裏返して見れば立派な「リーダーシップ」「労務管理」「品質管理」「コスト管理」につながる。  同社の経営理念、柳井氏のビジョンに共感し、プレッシャーのある環境の中でも「日本発の最高にいいモノを世界に発信したい」という熱いマインドを持つ人にとっては最高の環境だろう。 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】ファーストリテイリング ハードワーク度 ★★★★☆   市場価値が高まる度 ☆☆☆☆★ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ※本稿は、新田龍氏のメルマガ「ブログには書けない、大企業のブラックな実態」から抜粋したコンテンツです。 ■おすすめ記事 ルノアールの素晴らしき従業員教育の賜物 絶妙なタイミングでお茶が出てくるワケ 誰が「J-POP」を殺したのか? キンタロー。最近男性との自宅デートで告白したが「big face」とフラれる 未使用テレカで電話料金を支払える! 使用済みは使えない不思議をNTTに直撃! がん保険は本当に必要か?“カラクリ”をライフネット生命岩瀬大輔が解説