スマートフォン向けゲーム『ポケモンGO』に新たなトラブルが浮上した。都内のある弁護士が相談を受けたケースでは、ゲームを悪用した美人局があったというのだ。相談の主はなんとテレビマンで、中間管理職をしている40代男性だという。 「男性は新宿の路上で『ポケモンGO』に夢中になっている若い女性とぶつかってしまい、それがきっかけで一緒にカフェへ。そのまま食事に出かけ、酔った勢いでホテルへ入ったところ、コワモテの男が出てきて『俺の妻に何をするんだ』と。男はいわゆる美人局で、男性は身元を聞き出されたあげく、『誠意がなければテレビ局に行く』と脅され、渋々示談金として30万円を渡したというのです」(同弁護士) 『ポケモンGO』は、位置情報を利用した現実の地図からモンスターを見つけ出し、捕獲するゲーム。しかし、歩いたり運転したりしながらモンスターを探す仕組みがユーザーの不注意を招き、交通事故などのトラブルが7月22日の配信からわずか4日間ほどで数十件も発生していたことが伝えられている。 事故に至らずとも道交法違反(携帯電話使用など)となることも急増しており、埼玉・熊谷市宮町の中央公園では深夜1時過ぎに『ポケモンGO』で遊んでいる人が20人ぐらい集まってしまい、警察官が駆けつける騒ぎまで起きた。また、ゲーム内で「訪れる対象」となっている場所に関係者以外立ち入り禁止の区域があり、ある小学校では侵入した者が不審者扱いされる騒ぎまで起こった。 新宿で起こった美人局事件は、被害者の男性が勤務先のテレビ局に知らされるのを恐れて警察に被害届を出してはいないという。相談された弁護士は「男性は揉めた相手の連絡先も聞いておらず、このままでは泣き寝入り。解決したければ警察に行くしかない」と話している。 男性の証言では、美人局をしたコワモテの男は「ヤクザ風だった」というのだが、暴力団に詳しい実話誌ライターによると「このご時世で暴力団関係者がここまで堂々と美人局なんてやることはほとんどない」という。 「まったくないとは言いませんが、何かやればすぐに御用となってしまい実刑判決。つまらない犯罪で組員の数が減るのは組の方もストップをかけているので、そうした犯罪をするのは、警察のマークがないいわゆる半グレの方が圧倒的に多い。そういう連中は、一度味をしめると仲間にその犯行手法を教えるので、ポケモン美人局が一気に拡大する恐れがある」(同ライター) Twitterでは、『ポケモンGO』で遊んでいる人にわざとぶつかってくる「当たり屋」もいたという報告があったが、早くもさまざまな社会問題を引き起こしている“怪物ゲーム”だが、今後、事件・事故の責任は誰が取るのだろうか。ゲーム界からは「現状のシステムのままでは、早いうちに飽きられる」という声もあるが……。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)『ポケモンGO』公式サイトより
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まずマリオを出せ!? 任天堂・スマホ事業の動きにガッカリ多数も、「マリオカート」と「ポケモン」が……
日本ゲーム業界の「ガリバー」である任天堂が、インターネット企業であるDeNAと業務・資本提携を発表してから、はや半年以上が過ぎている。10月末には任天堂が年内リリースを予定していた初のスマートデバイス向けアプリ『Miitomo(ミートモ)』の発表を来年に延期したと発表し、株価が一時急落していたが……。 そもそもこの『Miitomo』は、社長の君島達己氏がいうには「ネタふりコミュニケーション」だそう。友だちの知らなかった意外な一面や、思いがけない共通点を発見できるアプリということだが、ネット上や期待していたファンの間では「マリオじゃないのか」「ゲームなのかこれは」「アメーバピグの真似事」など散々な意見ばかりが目立つ。リリース延期と合わせ、多くの人が失望を感じたということだろう。 『スーパーマリオブラザーズ』や『ゼルダの伝説』などのような、任天堂が誇るゲーム界の「最強コンテンツ」に多くの人が期待するのは当然のこと。任天堂の動きを“温存”と見る向きもあるが、不満が出るのも仕方なしか。 「『マリオ』がどうというより、ゲーム会社として『Miitomo』のようなコミュニケーションツールよりではなく、純粋なゲームを出すべきだったとは思いますね。『マリオカート』などヒット間違いなしのコンテンツがあるのに出さないのは、自社製品である『NX』『Wii U』などハード機の売上への影響を懸念して、出せないのか……何にせよ、釈然としませんね」(ゲーム記者) そもそも、任天堂はゲーム機とそれに付随するゲームソフトで確固たる地位を築いた企業だが、端的にいえばそれは開発してリリースしたらそれで“終了”ということ。一方、DeNAの主戦場であるスマホゲームは、課金率や売上に応じてスピーディに改良を重ねる必要があるという点で大きく異なる。任天堂としても今はスマホゲーム市場の“常識”をインプットしているころなのかもしれないが、一朝一夕で体制を整えることは難しいに違いない。 「DeNAとしては任天堂の、それこそマリオやゼルダなど圧倒的な知的財産を利用するという点で大きなメリットがあります。最低でも数本、任天堂がこれまで出したゲームのスマホ版をリリースさせることは間違いないでしょうね。ある程度のヒットは問題なく見込めますから」 スマホゲームの帝王である『パズドラ』のガンホーや『モンスターストライク』でV字回復を果たしたmixiも、任天堂という究極のネームバリューは当然無視できないはずだ。 ただ、どうもスマホゲームに挑戦する任天堂の姿からは、不安が消えない。 来年、株式会社ポケモンよりリリースされる、現実の街を舞台に歩き回って「ポケモン」をプレーできる、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」にも任天堂が開発に参加しているが、腕時計サイズの端末を開発して「歩きスマホ」防止をアピールしているものの、それだけでトラブルを軽減できるのかと疑問の声も多い。さらに、『ニンテンドーDS』や『Wii』を生み出した天才・岩田聡社長が今年3月に没し、その後継となった三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)出身であり、ゲーム業界としては“門外漢”の現・君島社長の手腕にも、心配な声が多いのが現状だ。 過去のヒット作を流用するだけでも、一定の結果を出せるのが想像に容易い任天堂のスマホゲーム。どうせなら、「これぞ任天堂」というゲームを開発して、DeNAとともに業界をひっくり返すところが見たい。任天堂公式サイト
スマホのすべてが筒抜けになる!? 「カレログ」の上をゆく、恐怖の監視アプリ「mSPY」とは
恋人にスマホを見られて浮気がバレた、といった話はよく聞く。とはいえ、短時間の操作ではメールやLINE、写真アプリなどをチェックするくらいが限度だろう。それで証拠を押さえられたなら、油断しすぎ。頭が回るヤカラは、もっとちゃんと証拠を隠している。 以前、「カレログ」というアプリが話題を集め、販売中止になり、果てはウイルス認定された。アプリをインストールしたAndroid端末の居場所を遠隔地から確認できるのが特徴で、バッテリー残量も表示されるので、電池切れの言い訳もできない。月額課金の高いプランなら、通話記録やインストールしたアプリまでわかる鬼畜っぷりだった。現在、このアプリは姿を消したが、さらに凶悪なアプリが登場している。 「mSPY」(http://www.mspy.jp/)は、広範囲にわたって遠隔地の端末を監視するアプリだ。スマホ版もあり、Android/iPhoneに対応している。アプリをインストールされた端末を使うと、遠隔地のPCで何もかもが確認できる。通話した場所や時間、通話時間、相手の名前と通話回数。なんなら、浮気相手からの着信を拒否させることだってできる。SMS・メールの履歴は確認できるし、GPS機能で現在の居場所を特定するのも簡単だ。エリアを指定して、そこに立ち入ったらメールでアラートをもらうこともできる。ウェブサイトの閲覧履歴もブックマークも丸わかり。恥ずかしい検索キーワードまでバレバレだ。カレンダーも写真もビデオも筒抜けで、スカイプやiMessage にも対応。最近ではLINEもサポートし、メッセージのやりとりだけでなく、相手の名前や電話番号までわかる。 mSPYが入った端末を持たされたら、プライバシーは丸裸になること間違いなし。価格は基本版が1カ月29.99ドル(約3,700円)、フル機能版が1カ月69.99ドル(約8,700円)と少々お高いが、必要に迫られている人にとっては支払える価格。もはやスマホは肌身離さず、目を離すことさえできないのか? ちょっと安心できるのが、「mSPY」のフル機能を利用するには、Androidならルート化、iPhoneなら脱獄している必要があるという点。どちらも、特殊なソフトを利用して、端末の管理者権限を取得するものだ。すると、キャリアやメーカーが禁止している使い方が可能になる。この操作は5~10分ではできないので、一般ユーザーなら仕込むのは難しいだろう。 ただし、恋人の家にスマホを1日忘れてしまった場合などは、仕込まれる可能性は否定できない。また、もっと恐ろしいのは、「mSPY」をプリインストールしたスマホが発売されたこと。mSPYの開発元が Nexus 5や iPhone 5S、HTC One、Galaxy S4などをルート化した上、「mSPY」をインストールして発売したのだ。価格は、端末の値段に200ドル(約2万5,000円)を上乗せした程度。さすがに端末メーカーが黙っていないのでは? と思ったら、現在は販売ページにアクセスできなくなっている。 目も当てられないのが、2015年5月に「mSPY」のデータがハッキングされ、先日お伝えした「ディープ・ウェブ」(記事参照)に流されたのだ。見知らぬうちに、ありとあらゆる恥ずかしい個人情報がパッケージで「ダーク・ウェブ」で拡散されるなど、想像しただけで恐ろしい。 今のところ、筆者の周囲で「mSPY」の被害に遭った人はいない。しかし、シチュエーションがそろえば、いつ仕込まれるかわからない。対策は、仕込まれないようにすること、ただそれだけ。自分の端末からは、目を離さないようにしておこう。 (文=柳谷智宣)「mSPY」公式サイトより
ガラケー出荷台数が5.7%増加! 乗り換え者続出で復活の兆し……!?
2014年のスマートフォン出荷台数は減少、ガラケーの出荷台数が増加するという珍現象が起きている。MM総研が2月3日に発表した調査結果では、スマートフォンは前年比2.5%減の3,828万台、ガラケーは5.7%増えて1,058万台となった。スマートフォン全盛のこの時代に、ガラケーが増えるというのは世界的にも珍しい。アメリカのガジェットサイト「Engadget」(http://www.engadget.com/2015/02/17/japan-flip-phone-gara-kei-feature-phone/)は、この現象が起きている日本を「別の宇宙のようだ」と伝えている。 主な理由として、日本ではスマートフォンを維持するための料金が高すぎることが挙げられる。大手3キャリアで普通に契約すると、8,000~1万円程度してしまう。MVNO(仮想移動体通信事業者)や型落ち端末を選んだり、MNP(番号ポータビリティ)をうまく使っている人は安く済ませているが、ほとんどの人はそのようなコツを知らない。そのため、運用価格が安いガラケーに回帰しているのだ。 初めにAndroidスマートフォンを手に入れたが、ほとんど使いこなせずにガラケーで十分とあきらめる人もいる。できること自体は、iPhoneと同レベルかそれ以上なのだが、使い勝手がまだiPhoneに及んでいない上、使いこなそうとすると、ある程度の情報収集能力が必要になる。Android OSの操作は基本的に共通なのだが、端末ごとにいろいろと異なる点が多いのもネック。iPhoneの場合は、誰でも直感的に使いこなせる上、誰もが同じ端末を使っているので人に尋ねるのも簡単だ。ちなみに、日本ではiPhoneが一番売れているが、2014年第4四半期にはアメリカでもiOS端末がAndroidを逆転している。iPhone 6/6 Plusの大ブレークによるものだが、Android端末にブレイクスルーがない限り、この傾向は続くと思われる。 ガラケーの復活傾向を見て、NTTドコモやauはAndroid OSを採用したガラケーを今夏に発売すると発表した。タッチパネルではなく、従来のようにボタンで操作する「LINE」などはサポートするが、それ以外はあえて機能を抑え、シンプルにするという。料金も安くなるとみられており、すでに発表されたauの「AQUOS K SHF31」の場合、最大4年間、利用料金から毎月1,000円を割り引くサービスが用意されている。 もちろんビジネスで支給される電話や、高齢者で電話さえできればいいというニーズはある。しかし、若者がガラケー1つでは少し心もとない。PCなどで情報をきちんと取得できているならいいが、そうでなければメイン端末にはスマートフォンをお勧めしたい。型落ちのiPhoneなら一括0円で契約できることもあるし、今ではMVNOを利用して月額4000円前後でスマートフォンを運用することもできる。 (文=柳谷智宣)SHARP公式サイトより
Appleアンチの声に惑わされるな! iPhone 6は現状最高峰のスマホであることは間違いなし
9月19日に発売された、iPhone 6/6 Plus。売れ行きは過去最高で、最初の3日間で1,000万台を突破。すでに多数のユーザーが手にしていることだろう。筆者も6と6 Plusの両方を使っているが、どちらも不満なく活用できている。 しかし、Appleアンチも一定数存在し、iPhoneが売れれば売れるほど、難癖をつけたがる。一番多かったのは「iPhone 6 Plusが曲がる・折れる」というものだ。実際に何人ものユーザーが折れ曲がった写真や動画を投稿しており、海外ではAppleストアの店頭にあるiPhone 6 Plusを折り曲げるという、悪質ないたずらも発生している。 アメリカの非営利組織がテストしたところ、iPhone 5より強度は落ちていることは確かなようだが、とはいえ、iPhone 6以下の強度のスマホも存在する。そもそも堅牢スマホではないのだから、iPhoneを曲げようと思って故意に上に座れば、曲がってしまうかもしれない。しかし、それはグラスを床に落としたら割れたとか、車のドアをけって閉めたらへこんだ、というようなもの。普通に使えば問題ない。平均よりもだいぶ体重のある筆者だが、iPhoneは昔からズボンの後ろポケットに入れているが、問題が起きたことはない。iPhone 6も6 Plusも同様だ。 次に、「iPhone 6に髪の毛が挟まり、抜けてしまう」というもの。これは、“テストしたユーザーはハゲだったのでは”というツイートと共に広く拡散した。確かに、アルミボディとガラスの間にはごくわずかの隙間があり、シェーバーのようにこれでもかと髪の毛やひげをこすっていると、何回かに1回引っかかりを感じることがある。とはいえ、抜けるほどではないし、そもそも普段使いでひっかかることはない。実際に髪質が細い女性に試してもらったが、同意見だった。 一番厄介なのは、iPhone 6 Plusのサイズについて文句を言っているユーザー。ネットでは「大きすぎる」とか「片手で操作できない」といった文句がつらつらと見受けられる。確かに、割賦で購入し、使いにくいと感じるスマホを2年間利用するのは気が滅入るだろう。しかし、ディスプレイサイズはiPhone 6が4.7インチ、6 Plusが5.5インチと最初からわかっていたはず。ネットでは同寸のサイズをプリントできるデータが出回り、それでチェックしている人も多かったが、量販店に行けば5.4~5.6インチのライバル機種にも触れたはず。「車を買った後に車庫に入らなかった」と言う人はいないのに、スマホのサイズに難癖をつけるのはおかしい。 筆者も、確かにiPhone 6 Plusのサイズは、スマホとして使うには大きすぎると感じている。とはいえ、これは好みの問題。ファブレットを探している人にはベストな選択肢とも言える。iPadの購入を検討していたなら、買わずに済むかもしれない。一括支払いだと8~10万円もする製品なのだから、サイズは自己責任でチェックすべきだ。 iPhone 6は最高の端末に仕上がっている。カメラ機能はコンデジ顔負けだし、処理速度も向上している。iOS 8も何度かバージョンアップして、今は問題なく利用できる。サイズが気になるなら、店頭で実機を触ってみよう。ニーズに合うと思ったら、購入して問題なし。とはiいえ、iPhone 3Gや4などを使っているユーザーなら、安価なiPhone 5C/5Sという選択肢もあるだろう。高い買い物の前には、自分の目と耳で情報を収集し、判断を下していただきたい。 (文=柳谷智宣)左からiPhone 6 Plus、iPhone 6、iPhone 5
ドコモ「カケホーダイ&パケあえる」よりおトク!? 通話サービスの価格破壊、月額無料のIP電話サービス
ドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」が6月1日にスタートした。200万件もの事前予約を取るなど、注目を集めている。通話料を抑える目的のユーザーも多数いるはずだが、それならばもっと安く済ませる方法もある。 インターネット回線を利用し、音声通話を行うIP電話だ。050から始まる電話番号を割り当てられ、電話代が割安で済むのが特徴。「LINE電話」や「Skype」などは無料で通信できるが、同じアプリをインストールしている必要があるのがネック。IP電話は電話番号を割り振られるので、普通の電話として利用できるのだ。 IP電話を使うなら、電話回線は不要。MVNOの安価なデータ通信SIMだけを契約すればいい。そうすれば、基本料金1,000円以下でスマホを持つことが可能になる。電話代は別途かかるが、IP電話は通話料も安く設定されている。例えば、「050 plus」というIP電話サービスの場合、固定電話なら3分8.64円、携帯電話なら1分17.28円で通話できる。「SMART」なら、一律30秒8円と、携帯電話への通話料金がさらに安い。一方、例えばauのLTEプランでは、通話料金は30秒20円。料金の差は圧倒的だ。 電話をたくさんかける人なら、IP電話を使わない手はない。電波が届いていれば、通話は安定しているし、従来の電話よりも高音質なくらいだ。電波が弱くネット回線が不安定だと、通話状態も悪くなるが、それは従来のキャリアでも同じこと。 逆に、電話をあまり使わない人でも特になる。ほとんど電話を使わないのに、1,000円近い基本料を払うのはもったいない。月額無料で、使った分だけを支払うIP電話のほうがお得だ。 今のところ、IP電話やMVNOの普及度は低い。自分で情報を調べて、ネットで購入するというハードルが高く感じられるためだ。しかし、毎月6,000~7,000円の支払いで2年縛りもある大手キャリアを負担に感じているなら、MVNO+IP電話をオススメする。通信量や通信速度に制限があるサービスもあるが、その分スマホの維持費が格段に安くなる。 IP電話は、すでに価格破壊のくさびを打ち込んでいる。今後、じわじわと広まっていくことは確実。将来は、IP電話が主流になることは間違いない。少々ネットで情報を収集する必要はあるが、少しでも通信・通話料を抑えたい人ならチャレンジする価値は大きい。 (文=柳谷智宣)IP電話アプリ「050 plus」
あなたのケータイ代、高すぎない? 注目を集める「LCCスマホ」とは
普段使っているスマホに、毎月いくら支払っているだろうか? 電話をあまり使わなくても6,000~7,000円、端末料金が加算されている場合は、8,000円を超える人もいるだろう。大手キャリアだとそれほど価格差はないが、今注目を集めているのがLCCだ。 LCCとはローコストキャリアの略で、格安で端末や通信回線を提供する事業者のこと。例えば、イオンは8,000台限定で格安スマホを発売。端末料金とデータ通信、音声通信の基本コストを全部合わせて月額2,980円となっている。ビックカメラは1,000台限定で、込み込み月額2,830円と格安だ。 大手キャリアの半額以下という価格を出せる理由はいくつかある。まずは、端末の調達コストが安いのだ。イオンは「Google Nexus 4」を採用している。Googleのリファレンス端末だが、発売は2012年11月。1年半前に登場した端末なのだ。Android OSこそ4.4に対応しているが、1~2世代古いことは確か。ビックカメラは「FleaPhone CP-F03a」。あまりなじみのない、COVIAというメーカーのシンプルな端末だ。 次に、通信機能に制限がある。MVNOと呼ばれる回線を利用しており、接続速度など大手キャリアとは大きく異なるのだ。イオンのスマホは「b-mobile SIM」を搭載し、データ通信速度は200kbpsと遅い。ビックカメラは14.4Mbpsだが、通信量は月に1GBまで。容量を超えると200kbpsに制限される。 4GやLTEをうたうサービスは、最大通信速度が75Mbpsと速い。一部の地域ではさらに高速通信が可能だ。それと比べると、200kbpsは段違いに遅い。動画のストリーミング再生は絶望的だし、アプリのダウンロードはもちろん、大きな画像の表示もつらいかもしれない。とはいえ、ウェブの閲覧やメールの送受信はできるし、LINEやソーシャルゲームのような通信量が少ないアプリなら問題なく利用できる。 ほかには、ドコモやソフトバンクなどのキャリアメールが使えなくなり、留守番電話やキャッチホンなどの機能が利用できないこともある。端末によるのだが、今のところはおサイフケータイも利用できない。 これらのデメリットを納得できるなら、月額コストを大きく抑えられるLCCはオススメ。2台目需要だったり、ウェブの閲覧やメールの送受信といったライトユースであれば問題なし。MNP(番号ポータビリティ)による高額キャッシュバックがなくなった今、LCCの存在感が増している。大手キャリアからLCCへのMNPも可能だ。 今後は、関西電力系の通信会社であるケイ・オプティコムやヨドバシカメラもLCCへの参入を予定している。この夏は、スマホ市場が大きく揺れそうだ。 (文=柳谷智宣)「ビックカメラ.com」より
ソフトバンクユーザーは要注意! 新料金プランは落とし穴あり
ソフトバンクモバイルは4月21日から、スマホ向けの新料金プランをスタートする。「VoLTE時代の新定額サービス」とうたっているが、落とし穴がいくつかあるので注意が必要だ。 新しい料金プランは、S/M/Lパックの3種類から選べる。大きな特徴としては、音声通話を一定回数追加料金なしでかけられるという点。Sパックなら、3分以内の通話を月に50回までかけ放題。M/Lパックなら、5分以内の通話を月に1000回までかけられる。パケット通信も含まれており、Sパックが2GBまで、Mパックが7GBまで、Lパックが15GBまでとなる。 価格は、Sパックが5,980円、Mパックが6,980円、Lパックが9,980円。パックと言っている割には、それに加えて月額利用料がかかる。通常契約で1,960円/月、2年契約でも980円だ。さらに、通話時間が3分もしくは5分を超えた場合は、30円/30秒の超過料金がかかる。パケット利用量も超過分は100MB当たり、100~250円の料金が発生する。 孫正義社長は、通話のリミットを超えそうな場合はかけ直せばいいと言っているが、用件のある電話の場合、そんなわけにもいかない。長電話をする人にとっては、明らかな値上げとなる。場合によっては、SkypeやLINEなどの無料通話サービスの検討も必要になるだろう。 また、パケット料金も要チェック。Mパックは従来のiPhone料金プラン通り7GBまで利用できるが、Sパックは2GBと少ない。動画を見たら、あっという間に到達してしまう量だ。しかも怖いのが、超過分に自動で課金されてしまう点。Sパックなら100MBごとに250円かかってしまう。通常は、容量オーバーを認識して利用する人はいないはず。Wi-Fiを使っているつもりで、LTEに接続してしまい、ニコニコ動画やYouTubeを見まくってしまうことのほうが多いだろう。そんな時に、青天井で課金されてしまうのは危険だ。 従来は、容量制限をオーバーすると、接続速度が128kbpsに制限されていた。これはこれで厳しいが、少なくとも料金が加算されることはなかった。新しいプランでもこの機能は用意されているのだが、なんと月額300円の有料オプションになっている。 試しに、料金をシミュレーションしてみよう。Mパックの場合、6,980円+基本料980円+ネット接続料300円+オプション300円=8,560円となる。iPhoneの従来プランでは6,434円と、明らかに高くなっている。5分までの通話が無料でできるとはいえ、あまり電話をかけない人にとっては2,000円もの値上げになる。この上げ幅は無視できないレベルだ。 Sパックの場合でも値上げになるのに、パケット通信料2GBは少なすぎる。Lパックならデータ通信量に余裕があるが、パック料金だけで9,980円は高すぎる。しかも、現在直近3日間に通信量が1GBを超えると、速度制限がかけられる。今のままの制限だと、計算して使いまくっても、15GBに到達しない可能性があるのだ。 ソフトバンクらしからぬ強気の値上げプランだが、一体どうしたのだろうか? KDDIの田中孝司社長は、類似プランを出す予定はなく、ソフトバンクの新プランについては「あれ高いよね」と言っていた。ドコモに至っては、6月からスマホの利用料金を値下げすると発表している。SIMフリー端末と組み合わせて超低価格で運用できるMVNOの人気も高まっている。ソフトバンクは4月21にまでに詳細をホームページで発表するとしているが、このままであれば大規模なユーザーの流出が発生しかねない。パックとうたうなら基本料も含め、危険度が大きい青天井システムではなく、速度制限オプションを無料で標準設定にした上、料金据え置きくらいのことをしていただきたいところだ。ソフトバンク公式サイトより
実質0円に苦情殺到! スマホが格安で買えるワケ
9月にiPhone 5Sが登場したころから、実質0円とうたいながらも、契約時にauの有料オプションに加入させられたという文句がネット上を飛び交うようになった。これは、ソフトバンクやドコモのショップでもあることなのだが、客に有料オプションを契約してもらうとキックバックが発生する。このキックバックは支援金と呼ばれており、ショップにとっては大きな収入源になっている。 とはいえ、オプションはなかなかごつい。映画やアニメを視聴したり、雑誌を読める「スマートパス」は月額390円。それに加えて動画が見放題の「ビデオパス」が月額590円、音楽を聞き放題の「うたパス」が月額315円、本が読み放題の「ブックパス」が月額590円。それに、留守番電話や待ち歌などが利用できる「電話きほんパック」(月額315円)やau携帯への通話が無料になる「au通話定額24」(月額500円)なども加わる。人によっては、アップルの保証サービス「AppleCare+」(初回416円、2回目以降408円)への加入を求められるケースもある。 当然、全部を払っていたら、実質0円で得する金額をはるかに超えてしまう。そこで、ショップのスタッフも、「明日以降解約してくれて結構」だと説明する。とりあえず、支援金が欲しいので契約してほしいということだ。カラクリは理解できるだろう。それなのに、auだけが炎上しているのは、セールス方針がやや異なるためだ。 ソフトバンクやドコモは、オプションに加入すれば割引があるので、トータルで得になると説明する。auも公式回答としては、オプションへの加入は強制ではないとしている。しかし、auショップではほぼ強制でオプションを契約させられたという声が多く、また、すぐに解約してよいと言われたオプションも、手続き方法がわかりにくいというネックがあった。そこで、auは11月1日に各種サービスを簡単に解約できるページを公開。だが、「AppleCare+」は電話やウェブで解約できないので、後日またショップに行く必要があるのが面倒だ。さらに、炎上は飛び火し続け、結局、12月1日にはオプションによる支援金評価方針を見直した。とはいえ、「スマートパス」のキックバックは続行されたようで、根本的な解決にはなっていない。 支援金は成績によって、1店舗当たり最大月額100万円近くなる。2~3人分の人件費が浮くとなれば、ショップの経営者は強制するに決まっている。ショップ側のモラルというよりも、そういう仕組みを作って餌をぶら下げているキャリア側に原因がある。筆者としては、大きな割引をしてもらっているのだから、オプション1回分の金額を払ったり、翌月に解約する手間くらい、別にいいではないかと思う。しかし、強制は感じが悪い。「すぐ解約してもいいので契約してくれれば、○○円割り引きますよ」と言えば、ユーザーは飛びつく。強制するから反発するのだ。魚心あれば水心。ユーザー目線で、スマートな仕組みを作ってほしいところだ。 (文=柳谷智宣)au公式サイトより
もはやスマホ宗教!? AndroidとiPhone信者の仁義なき罵り合い
自分の好きなものを擁護し、そのライバルを攻撃する人は昔から存在する。PCで言うなら、Windows派とMac派などがあるが、最近ではiPhoneの新機種が出るたびに、iPhone信者とAndroid信者の罵り合いがヒートアップする。こういった信者は面倒くさすぎて相手にする必要はないが、自分がスマホを選ぶときのメリット・デメリットを比較するのには役立つ。 では、Android信者がiPhoneを攻撃するときの意見を見てみよう。 ■防水・おサイフケータイ付きじゃない これは事実。iPhone 5sにもNFCが搭載されるというウワサがあったものの、見送られた。防水は製造コストが跳ね上がるので、しばらくは採用されないだろう。 ■画面が小さい 確かに、iPhone 5のディスプレイは4インチとコンパクト。ウワサではiPhone 6のディスプレイは大きくなるとのことだが、それでも4.8インチという見方が多い。一方、Androidは5インチオーバーの端末がごろごろある。ただし、大きくなるほど片手で操作しにくくなるので、コンパクトな画面にもメリットはある。 ■充電ケーブルが独自規格なんて面倒 AndroidはmicroUSBケーブルで共通だが、iPhoneは独自ケーブル。しかも、4SまではDockケーブルで、5以降はLightningケーブルに変わっており、確かに手間がかかる。とはいえ、裏表のないLightningケーブルは接続がカンタンだ。 ■外部メモリー使えないし、ファイル管理がほとんどできない これも本当。AndroidはmicroSDカードを利用できる上、ファイラーを使えば内部のファイルを直接管理できる。iPhoneは外部メモリーに対応しておらず、ファイルにもカンタンにはアクセスできない。 ■ホーム画面をカスタマイズできない Androidはさまざまなカスタムアプリが出ているが、iPhoneはウィジェットが利用できない。とはいえ、これらはビギナーに迷わず使ってもらうためでもある。この点は、AndroidとiPhoneの決定的な違いとして、今後も変わらないだろう。 一方、iPhone信者がAndroidを攻撃するポイントは多くはない。 ■Andoridにはウィルスがある アップルはアプリを公開する際に厳重に審査するが、Google Playにアプリを登録する審査はとても緩い。しかも、ホームページなどからアプリをダウンロードすることもできる。そのため、悪意のある機能を持ったアプリが登場しやすいのだ。現に、個人情報を抜かれた事件が何度も起きている。 ■Androidはバッテリーがもたない というのも今は昔か。以前はiPhoneのほうがAndroidと比べてバッテリー持続時間が長かったが、最近は容量やタスク管理機能が向上し、差がなくなりつつある。 ■iPhoneのほうが、操作性が高い 最も多い意見が「iPhoneのほうが使いやすい」というもの。これは主観的な意見ではあるが、UIや操作性はアップルに一日の長がある。iPhoneより高性能なAndroid端末でも、指に吸い付くような操作性を実現している端末はまだ登場していない。これはOSの問題ともいえる。アップルは自社開発のOSを自社端末のためにカスタマイズを極めているが、Googleは多数メーカーが採用することを前提にOSを作らなければならないためだ。 * * * こう書くと、Android信者の言い分のほうが理が通っており、iPhone信者の分が悪く見える。しかし、国内のスマートフォンシェアはiOSが49.2%、Androidが45.8%と、主要8カ国で唯一iPhoneの比率がAndoridよりも高くなっている。常に複数台を利用している筆者からすると、AndroidとiPhoneはそれぞれ一長一短がある。それでも、一般ユーザーの使い方なら、まったく不足はない。どちらを購入するかは、デザインやキャリア、価格なども考慮し、気に入った端末を買えばいい。現状では、明確に避けるべき端末や絶対にこれしかオススメできないという端末もないのだ。どちらかの信者に説得され、信者に陥るのだけは避けていただきたい。 最後に、YouTubeに投稿されて200万回以上再生されている「Shit Apple Fanatics Say(うざいアップル信者語録)」(http://www.youtube.com/watch?v=FFhjDX-DUew)や「Shit Android Users Say (うざいAndorid信者語録)」(http://www.youtube.com/watch?v=7huae767Rxg)から、笑える感情論を紹介しよう。 「(iPhoneの)画面小さいねー」 「別にAndroidでもいいんじゃないの? いらつく操作性でいいなら」 「それで、(iPhoneの)スペックは?」 「(iPhoneは)ウィルスないしね」 「iPhoneは(本体だけじゃなく)雑誌の価格も2倍なんだね」 「払う価値はあるし、(iPhoneは)実はそんなに高くないんだよ」「(Androidは)標準のマイクロUSBケーブルで充電できるんだよ」 「あーAndroidもアップルが作ってくれればいいのに」 (文=柳谷智宣)







