JC/JKアイドル・ラップ・グループ「ライムベリー」の野望はデカイ!!

rbs_dagashi_jacket_s.jpg  アイドルファンのみならず、クラブミュージック・リスナーの間でも、昨年あたりからがぜん話題の女子中高生4人組アイドル・ラップユニット「ライムベリー」。大人数のアイドル集団「usa☆usa少女倶楽部」から派生し、そのキュートなルックスから、当然のようにグループ・アイドル・ブームの枠で語られがちだが、ライブやCDを見聞きすれば、彼女たちがアイドル・ブームなんてヒョイっと跳び越えた、まるっきり別次元に向かっていることがわかる。  プロデューサー=E TICKET PRODUCTIONこと桑島由一(以下、Eチケ)が優しく見守る中、シングル「SUPERMCZTOKYO」(T-Palette Records)をリリースしたばかり&初ワンマンライブを目前に控えたライムベリー(MC MIRI、MC HIME、MC YUKA、DJ HIKARU)にインタビュー! おじさんたちが考えている以上に、彼女たちの野望はデカイ! ――ニューシングル「SUPERMCZTOKYO」のリリース・イベントが今日(8月5日)で最終回ですね。インストア・ライブを中心に、なんと13回も行われました。 HIME 1日に3回とかの日もあって「多いなー」と思ってたんですけど、あっという間でした。 MIRI ほんとにあっという間。でも学校の夏休みの宿題が、ぜんぜんできてません!(笑) ――「SUPERMCZTOKYO」は結成当初から披露していた曲ですし、思い入れがあるんじゃないですか? YUKA ずっとライブに来てくださっている方も今回のCD化をすごく喜んでくれていますし、今回のイベントで初めて聴いたという方にも「この曲がいちばん好き」って言われました。 MIRI もう、最初の「イエーッ!」でテンション上がるよね。 HIME 「この曲のサンプリングの元ネタ(ファンキー・ビューロー“Clap Your Hands Together”)が好きでライムベリーを聴くきっかけになった」と言われたこともあります。ライムベリーの代表曲だと思います。 Eチケ 著作権の許諾が下りましたので、無事リリースすることができました。すごくうれしいですね。 ――PVも制作されました。パーティーっぽい感じで、素敵な仕上がりですね。 MIRI 早稲田にあるカフェを貸し切って撮影されたんですが、楽しかったです。 HIKARU たくさんのエキストラの方と共演するのが初めてだったので、「ぶつかったらどうしよう」とか思って緊張しました(笑)。 YUKA でもエキストラのみなさんがすごく優しくて、「ここはどんなふうにしたらいいですか」とか話しかけてくださって、うれしかったです。 ――カップリング曲「We did it」は、みんなで遊園地に行ってるシチュエーション。こちらも猛烈な勢いのラップが炸裂してます。 YUKA 私は「タンタンユカタンユカタンタン」ってところが大好きです(笑)。あと私とHIMEの掛け合いのパートがかわいいですね。 MIRI リアルな歌詞だなーと思ったのは「2時間待ちのアトラクション」ってところ。あれ、まさに私なんですよ。「2時間待ちだってー。でも並ぼう」って言っといて最初にイライラしだすの、私です(笑)。 ――Eチケさんの観察力、すごいですよね。 MIRI もう怖いですよ、なんでそこまでわかるのーって(笑)。Eチケさんには、すべて見透かされてます。 ――ほんとに4人で遊園地行ったりするんですか? YUKA 1回としまえん行ったね! みんなで私の家に泊まって。 ――あぁ、だから、きっとEチケさん、こっそりそれを尾行してたんでしょう。 全員 うわぁ~~~!! Eチケ 行ってませんよ!(笑) YUKA 遊園地のアトラクションに乗ると、実はこう見えてHIKARUがいちばん泣くんですよ(笑)。 HIKARU ……。 HIME すごい小さい子向けの、ゆらゆらするだけみたいな乗り物でもキャーキャー騒ぐもんね(笑)。 MIRI 「キャー! お母さーん! 死にたくなーい!」って泣いてた(笑)。 HIKARU このメンバーで行くと気がゆるむんですよ。普段はそんなことないです。 ――さて、リリース・イベントをたくさんやりつつ、大きなフェスにも出演しました。『TOKYO IDOL FESTIVAL』(7月27日~28日)。今年で2回目でしたけど、どうでしたか?? YUKA 私は去年、最後の野外ステージで、大勢の方が温かく観てくださっているのに感動して泣いちゃったんですけど、今年も熱かったですね。 HIME 今年も移動が多くて、とにかくバタバタで、忙しかったです。 MIRI 東京女子流さんのステージを少し見たぐらいで、ほかのアイドルの方と全然交流できなかったのは残念でした。 ――そんな忙しい夏の総決算が、8月11日です。 MIRI はい。初めてのワンマン! 今のたくさんの曲をやる予定なので、2時間ぐらいのライブになると思います。 HIKARU すごいことなんですけど、まだ実感わかないです。 YUKA ほんと。もう来週だよ! 覚えることいっぱいあって、ちょっと焦ってます(笑)。 ――さて、みなさんは、普段どんな音楽を聴きますか? YUKA 私は、実はラップをほとんど聴かなくて、アイドルばっかりです。チームしゃちほこさんとかももいろクローバーZさんとか。 HIKARU 私はアイドル全然聴かなくて、クラシックが好きです。あと、最近UVERworldさんが好きです。 MIRI 私はDD(誰でも大好き)なんで(笑)、気になったらすごく調べてなんでも聴きます。最近はBABYMETALさん、AAAさん。あとDragon Ashさん! HIME すごいバラバラだなー。私はヒルクライムさんのクールなラップが好きです。 ――ラップのことをお聞きしたいんですけど。すごい単純な疑問ですけど、あれだけのリリックをよく覚えられますね。なにかラップのコツってありますか? HIME 私はデモをいただいて聴く前に、歌詞を読むようにしてます。あと、それぞれの曲にEチケさんが解説をつけてくれていて。たとえば「MAGIC PARTY」っていう曲に「フロアを泳ぐなんてありえる?」っていう詞があるんですけど、「ありえる?」とディズニーのアリエル(『リトル・マーメイド』の人魚姫)をかけてる、とか説明が書かれてるんです。 YUKA  Eチケさんの作るものは、私には思いつかないことばかりですね。私は母に車で送り迎えしてもらってる間とか、ずっと聴いて覚えます。 MIRI 私もひたすら聴いて覚えます。移動中とか家でも、とにかくずっとリピートしてます。 Eチケ ライブの前にも、できる限りのリハーサルをしてますね。 ――ちょっと否定的なこと言っちゃうかもしれないですけど、ライムベリーってめちゃくちゃ新しい音楽をやってると思うんですね。でも、今、観に来てるお客さんって「日本語ラップ懐かしいな」と思って見に来ているような層の方が多いように思えて。もちろん、そんなファンがコアになるべきだと思うんですけど、みなさんと同世代とか、もっと下の子たちとかが「うわーライムベリーめちゃおもしろい!」ってたくさん見に来るべきだと思うんです。そうしたら、もう大ブレイクですよ。 YUKA そうですね、同世代の女の子たちに「こんな子たちがいるんだ」ってビックリさせたい気持ちはあります。 HIME 同世代の人には「ラップって難しいでしょ」ってよく言われるんですけど、私たちもゼロから始めて続いてますし「全然できるよー」って伝えたいですね。ライムベリーの曲がカラオケに入り始めているらしいので、同い年ぐらいの人にもラップしてほしいです。 ――たとえば学校の同級生とか、ライムベリーのことどう言ってますか? MIRI 私はあんまり教えてないんです。でも雑誌に載ったりすると「これMIRIだよねー」って写メが来たりします(笑)。 YUKA そうそう。YouTubeで見てくれて、学校で感想言ってくれたり。 MIRI でも、ほんとそうですよね……。せっかく新しいことやってるんだから「懐かしい」って思われるお客さんだけでは寂しいですね。 ――そうなんです。そう考えると「日刊サイゾー」にインタビュー載せてる場合じゃないんです。だから私はこの原稿を、ファッション誌の「Seventeen」(集英社)に送ります。 Eチケ それはやめてください。 ――ライムベリーは、これからどうなるんでしょうか! 10年後のみなさんの夢を教えてください。 HIKARU えー。あの、とりあえず25歳で三つ編みにメガネ姿はキツイかと……(笑)。 HIME 私もツインテールやめとく。 MIRI 私はショートでいいや。……そういう話じゃなくて(笑)。 YUKA ジャニーズさん! ――え? なんですか? YUKA ジャニーズのタレントのみなさんって、どんな年代の方からも愛されて、グループでも個人でも仕事ができて、歌もドラマもバラエティも司会も、なんでもできるじゃないですか。そんな人になりたい。あと、キャーキャー騒がれたい願望は結構あります(笑)。 HIKARU それは私もすごくある(笑)。もう移動は車だけで(笑)。ちょっと遊びに行きたいなー、と思って街に出るとワーワー騒がれちゃうの。だからもう全部、車移動。 MIRI 妄想が始まったぞー!(笑) YUKA 車に乗りたいだけじゃん(笑)。 ――HIKARUさんはセレブ志向なんですね。 HIME 私は「この年齢だから許されてること」って今あると思うんですけど、10年後には、今は全然できてないような圧倒的に高いスキルのラップができるようになっていたいです。 MIRI 私も、何年たってもマイクを持ってファンのみなさんの前に立っていたいです。 ――usa☆usa少女倶楽部に入ったとき、そんなことを考えてましたか? MIRI 全然思ってなかったです。でも今回usa☆usaから離れることになって(今年7月以降、4人は兼務していたusa☆usa少女倶楽部の活動を休止し、ライムベリーに専念している)、「ライムベリーとしてやっていく」「後戻りはできない」っていうプレッシャーとか覚悟はできました。 YUKA ライムベリーとして今、何をしなくちゃいけないか、っていう目標がハッキリし始めたと思います。 MIRI 結成されたころより言いたいことを言い合えてるし、明らかに絆が強くなってるよね。 ――とても良い状態で、初ワンマンを迎えそうですね。ではあらためて8月11日、渋谷WWW。どんな方に観に来てほしいですか! MIRI 最近、親子連れで来られてる方とか、女性の方も増えてきてるんで、小さいお子さんからお年寄りまで、幅広く楽しんでほしいです。 HIKARU 私はまず身内に来てほしい!(笑) 札幌のタワーレコードさんでもライムベリーの宣伝を大きく展開してくださってますし(DJ HIKARUは北海道出身)、地方からもたくさんの方に来てほしいです! (取材・文=山口真木) ●ライムベリー 2011年に結成された、中高生の4人組アイドルラップユニット。3人のMCと1人のDJで構成されている。タワーレコードのアイドル専門レーベル「T-Palette Records」に所属。お兄ちゃんへの恋心を歌った1stシングル「HEY!BROTHER」、骨太なビート&ライムベリー流感謝ソングの2ndシングル「R.O.D./世界中にアイラブユー」をこれまでにリリース。プロデュースはE TICKET PRODUCTION。レギュラー番組『ライムベリーのオールナイトニッポンモバイル』に出演中。 rbs_ap_130710.jpg メンバー(左より) ・MC HIME(mic2)1998年5月14日、神奈川県生まれ。15歳中3。 ・MC MIRI (mic1)1998年3月28日、東京都生まれ。15歳高1。 ・DJ HIKARU(DJ)1998年5月6日、北海道生まれ。15歳中3。 ・MC YUKA(mic3)1998年5月13日、東京都生まれ。15歳中3。 ライムベリー公式ブログ http://yaplog.jp/rhymeberry/ Twitter http://twitter.com/RHYMEBERRY1 YouTube http://www.youtube.com/rhymeberry1/ ●新曲紹介「SUPERMCZTOKYO」 PV動画 http://www.youtube.com/watch?v=GxWE8A1Dr-Y ●告知 ライムベリー1stワンマンライブ「MAGIC PARTY」 日時:8月11日(日) OPEN 17:00 / START 18:00 場所:渋谷WWW チケット:前売 3500円 /当日 4000円 / +ドリンク代500円 イープラス(http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002103804P0030001P0006)にて発売中。 ※女性エリア設置予定 ※このライブをもって、ライムベリーは1~2カ月間のライブ活動休止期間に入ります。 rbs_oneman_flyer_130710.jpg

「お兄ちゃん、好きー!」で話題沸騰中! 女子中学生アイドルラップユニット・ライムベリーって?

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 AKB48を筆頭とした空前のグループアイドルブームの中、突如としてシーンに現れた中学生ユニット・ライムベリーが、先物買い好きなアイドルファンの間で大きな話題を呼んでいる。アイドルであるにもかかわらず基本的には歌わず、ラップのみを行う3人のMCと1人のDJで構成された4人組。  8月4日・5日に開催された日本最大のアイドル・フェス「TOKYO IDOL FESTIVAL2012」のステージでもその姿勢は貫かれ、それまで彼女たちのことを知らなかったアイドルファンの度肝を抜いた、グループアイドル界の“異物”として人気急上昇中の彼女たちを直撃した。 ──ライムベリーのプロフィールに、「さんピンキャンプ【編注】を軸とした日本語ラップなどからの影響多数」とあります。プロデューサーであるE TICKET PRODUCTION氏が影響を受けた、という意味だと思いますが、ご本人たちはもともとラップは好きなんですか? MIRI はい、好きです。私はリップスライムさんが好き。 YUKA 最近聴いたのは、ライムスターさんとスチャダラパーさん。 HIKARU この間、ZEEBRAさんの「Do What U Gotta Do feat.AI、安室奈美恵 & Mummy-D」という曲がカッコイイなって思いました。 HIME 私はヒルクライムさんが大好きです! HIKARU ライムベリーをやる前から、もともとみんなヒップホップダンスを習ってたんですよ。 MIRI だから曲を聴くと踊りたくなっちゃう。 HIME でもみんなまだまだ全然ラップには詳しくないので、これから楽しみながら勉強していけたらなって思ってます。 ──なるほど。ライムベリーといえば、まず目に付くのがDJ役のHIKARUさんの存在です。ステージ上を元気に動き回るMC3人とは対照的に、黙々と後方のDJブースでプレイする「三つ編みでメガネ」姿のHIKARUさんは、ライムベリーを初めて見た者には大きなインパクトを与えますね。 HIKARU 去年の8月にusa☆usa少女倶楽部【ライムベリーが所属するアイドルグループ。ライムベリーは同ユニット内の派生ユニットである】のメンバーでオーディションを行ったんですよ。自己紹介と課題曲「HEY!BROTHER」をラップして。だから最初は、ラップがダメだったからDJにさせられたのかなと思って、泣いてしまって。MIRIちゃんに電話したんです。 MIRI 熱が出たんだよね。 HIKARU でも今は一番イイと思ってます。逆に目立つし、面白いなって。 raimuberi-03.jpg HIME 私は最初から「めちゃおいしいな」って思ってたよ! ──ライムベリーのステージは、MCの3人が楽しそうに、自由に、アグレッシブにステージを動き回りつつ、怒涛のようにラップを繰り出すのが魅力です。そのステージは、ライブアイドルの中でもトップクラスに面白いと思います。 MIRI ありがとうございます! ダンスや振り付けは、基本的に全部自分たちで考えてるんです。 HIME ライブの後には、メンバー同士でダメ出しをし合ってて。 YUKA 毎回成長していくところを見てほしいなって。それと最近、ラップがすごい好きになって。ステージに出ることが楽しくて仕方ないんです。 HIKARU 難しい曲にチャレンジさせてもらえるのがうれしい。 MIRI ライブはどんどんやっていきたいよね。ライブが一番楽しい。 ──デビューシングル「HEY! BROTHER」が7月11日に発売されました。「HEY! BROTHER」を「ねえお兄ちゃん!」と訳し、「妹がお兄ちゃんへの恋心をラップする」というコンセプトが衝撃のこの曲ですが、初めて聴いた時は、ぶっちゃけどんな印象でした? MIRI 「え、何? お兄ちゃんって誰?」みたいな感じでした(笑)。 HIME YUKA以外は、実際にお兄ちゃんいないしね。 YUKA 「お兄ちゃん、好きー!」っていう歌詞があるんですけど、家で練習しててお兄ちゃんに気付かれたときは、すごく気まずかったです。実際はそこまで仲良くないので(笑)。だから、ラップする時はお客さんをお兄ちゃんだと思って「好きー」って言ってます。 HIME 私は妹しかいないから、すっごくお兄ちゃんが欲しくって。だから、想像の中だけど、気持ちは入れやすかったです。ラップは前から好きだったし。でも自分にできるかは不安だったかな。 YUKA あと、ちょっと恥ずかしかったよね。 MIRI リハが恥ずかしいよね(笑)。 usa☆usaメンバーが観てる中で、「ねえお兄ちゃん!」って歌うのは……。お客さんがいれば大丈夫なんだけど。 ──CDにはほかに、「RHYMEBERRY IZ NO.1(2012 LIVE TAPE)」と「Ich liebe dich(HIKARU MIX)」の2曲が収録されています。 MIRI 「IZ NO.1」は自己紹介曲で、ライブで収録したんですけど、すごい本当にライブに来てるみたいな音になってます。ファンの人の声も入っていて。 HIKARU うれしいよね。 YUKA うれしい。 HIME 「次はMIRI~」って言った後、私たちが何をしてるかは、音だけだとわからないと思うんですよ。だから、ライブに来て確かめてほしいです。 HIKARU 「Ich liebe dich」は私のソロ曲で、ポエトリーリーディングっぽい曲です。歌詞の内容が、本当に本当にHIKARUのことを言ってるんですよ。「部活も途中でやめちゃった」とか「それでもわたしはステージに立つ」とか。「私は普通の女の子だよ、だけどみんなの気持ちにはこたえられるような気がする」っていう、そういう感情をちゃんと言葉に込めて言わないと伝わらないと思って、頑張りました。 raimuberi-02.jpg ──音源化された以外にも、ラストでBOYS TOWN GANGの「Can't Take My Eyes Off You」が大胆にサンプリングされた、パーティーについての曲「MAGIC PARTY」や、スチャダラパーの「サマージャム'95」への多大なリスペクトを感じさせる「WJ」など、ライムベリーには面白い楽曲がたくさんあります。中でもお気に入りはどの曲ですか? 全員 SUPERMCZTOKYO!! MIRI カッコイイよね。 HIME ノリがいいし、「オレンジジュースが飲み足りない」っていう歌詞が好き。 HIKARU 「MAGIC PARTY」も好き。私がステージの前に出て行くところがあるから。 MIRI 「MAGIC PARTY」だとYUKAパートの「あなたはまだ勉強部屋? だったら早く飛び出したら?」がスキです。なんか「勉強部屋に閉じこもってないで、こっちに出てきてみんなで踊ろうよ」って、そういう自由な感じがライムベリーに合ってていいなって思う。 YUKA 「WJ」も好き。元気系な曲が多い中で、「WJ」はすごい静かで、聴かせる曲なので。いい歌だなって思うし。歌詞だと「昨日より少し成長した? 大丈夫きっとしてるよ今」っていうところ。私たちも、昨日に比べて少しずつでも成長していきたいから。 ──では、ライムベリーは今後、どのようなアイドルを目指しますか? MIRI いい意味で他とは違うアイドルになれればいいなって。 HIME ラップでフリースタイルってありますよね。私もいつかできるようになりたいです。 YUKA ライブを楽しみたいです。 HIKARU そうだね。とにかく日々のライブを頑張ります。 ***  ヒップホップのクラシック「MASS対CORE」を生み出したECDは、この曲にオマージュを捧げたライムベリーの楽曲「まず太鼓」の動画をチェックし、自身のTwitter上で、「『マス対コア』→『まず太鼓』ってセンスはかなりECDっぽい」と、好意を感じさせるツイートをしている。  現時点でのライムベリーはまだ、ライブハウスを主軸に活動する、いわゆる「地下アイドル」と呼ばれるジャンルのアイドルにすぎない。しかし、彼女たちのライブを見ていると、AKB48やももいろクローバーZに勝るとも劣らない“熱”がギンギンに感じられる。  ライムベリーのことがもし少しでも気になったなら、ぜひ一度ライブ会場に足を運び、その熱くて楽しいライブを体験してほしい。 (文=岡島紳士) 【編注】「さんピンCAMP」 96年7月に日比谷野外音楽堂で開催された伝説的なヒップホップイベント。提唱者のECDや、YOU THE ROCK、LAMP EYE、ZEEBRA(キングギドラ)、ライムスターなど、今でも活躍する名だたるアーティストが集結した。 ライムベリー 2011年に結成された、中学生4人によるアイドルラップユニット。MC MIRI、MC HIME、MC YUKAの3人のMCと、DJ HIKARUの4人で構成されている。7月に発売された、お兄ちゃんへの恋心を歌ったデビュー曲「HEY!BROTHER」が、早耳のアイドルファンやクラブDJなどの間で話題沸騰中。E TICKET PRODUCTIONがプロデュースを手がける。 公式Twitterアカウント<http://twitter.com/RHYMEBERRY1> YouTube公式チャンネル<http://www.youtube.com/rhymeberry1/> usa☆usa少女倶楽部公式ブログ<http://ameblo.jp/usausa-girls/> <ライブ情報> 「ライムベリー×lyrical school 2マン アイドルラップナイト」 日時:2012年9月17日(月・祝) 場所:新宿MARZ(東京都) 開場:17:15、開演:START 17:45 出演:ライムベリー / lyrical school 料金:前売 2500円 / 当日 3000円(ドリンク代別) 主催:NI(F)MP編集部<http://nifmp.blog57.fc2.com/> チケットは完売。ただし若干数当日券が出る可能性も。

「お兄ちゃん、好きー!」で話題沸騰中! 女子中学生アイドルラップユニット・ライムベリーって?

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 AKB48を筆頭とした空前のグループアイドルブームの中、突如としてシーンに現れた中学生ユニット・ライムベリーが、先物買い好きなアイドルファンの間で大きな話題を呼んでいる。アイドルであるにもかかわらず基本的には歌わず、ラップのみを行う3人のMCと1人のDJで構成された4人組。  8月4日・5日に開催された日本最大のアイドル・フェス「TOKYO IDOL FESTIVAL2012」のステージでもその姿勢は貫かれ、それまで彼女たちのことを知らなかったアイドルファンの度肝を抜いた、グループアイドル界の“異物”として人気急上昇中の彼女たちを直撃した。 ──ライムベリーのプロフィールに、「さんピンキャンプ【編注】を軸とした日本語ラップなどからの影響多数」とあります。プロデューサーであるE TICKET PRODUCTION氏が影響を受けた、という意味だと思いますが、ご本人たちはもともとラップは好きなんですか? MIRI はい、好きです。私はリップスライムさんが好き。 YUKA 最近聴いたのは、ライムスターさんとスチャダラパーさん。 HIKARU この間、ZEEBRAさんの「Do What U Gotta Do feat.AI、安室奈美恵 & Mummy-D」という曲がカッコイイなって思いました。 HIME 私はヒルクライムさんが大好きです! HIKARU ライムベリーをやる前から、もともとみんなヒップホップダンスを習ってたんですよ。 MIRI だから曲を聴くと踊りたくなっちゃう。 HIME でもみんなまだまだ全然ラップには詳しくないので、これから楽しみながら勉強していけたらなって思ってます。 ──なるほど。ライムベリーといえば、まず目に付くのがDJ役のHIKARUさんの存在です。ステージ上を元気に動き回るMC3人とは対照的に、黙々と後方のDJブースでプレイする「三つ編みでメガネ」姿のHIKARUさんは、ライムベリーを初めて見た者には大きなインパクトを与えますね。 HIKARU 去年の8月にusa☆usa少女倶楽部【ライムベリーが所属するアイドルグループ。ライムベリーは同ユニット内の派生ユニットである】のメンバーでオーディションを行ったんですよ。自己紹介と課題曲「HEY!BROTHER」をラップして。だから最初は、ラップがダメだったからDJにさせられたのかなと思って、泣いてしまって。MIRIちゃんに電話したんです。 MIRI 熱が出たんだよね。 HIKARU でも今は一番イイと思ってます。逆に目立つし、面白いなって。 raimuberi-03.jpg HIME 私は最初から「めちゃおいしいな」って思ってたよ! ──ライムベリーのステージは、MCの3人が楽しそうに、自由に、アグレッシブにステージを動き回りつつ、怒涛のようにラップを繰り出すのが魅力です。そのステージは、ライブアイドルの中でもトップクラスに面白いと思います。 MIRI ありがとうございます! ダンスや振り付けは、基本的に全部自分たちで考えてるんです。 HIME ライブの後には、メンバー同士でダメ出しをし合ってて。 YUKA 毎回成長していくところを見てほしいなって。それと最近、ラップがすごい好きになって。ステージに出ることが楽しくて仕方ないんです。 HIKARU 難しい曲にチャレンジさせてもらえるのがうれしい。 MIRI ライブはどんどんやっていきたいよね。ライブが一番楽しい。 ──デビューシングル「HEY! BROTHER」が7月11日に発売されました。「HEY! BROTHER」を「ねえお兄ちゃん!」と訳し、「妹がお兄ちゃんへの恋心をラップする」というコンセプトが衝撃のこの曲ですが、初めて聴いた時は、ぶっちゃけどんな印象でした? MIRI 「え、何? お兄ちゃんって誰?」みたいな感じでした(笑)。 HIME YUKA以外は、実際にお兄ちゃんいないしね。 YUKA 「お兄ちゃん、好きー!」っていう歌詞があるんですけど、家で練習しててお兄ちゃんに気付かれたときは、すごく気まずかったです。実際はそこまで仲良くないので(笑)。だから、ラップする時はお客さんをお兄ちゃんだと思って「好きー」って言ってます。 HIME 私は妹しかいないから、すっごくお兄ちゃんが欲しくって。だから、想像の中だけど、気持ちは入れやすかったです。ラップは前から好きだったし。でも自分にできるかは不安だったかな。 YUKA あと、ちょっと恥ずかしかったよね。 MIRI リハが恥ずかしいよね(笑)。 usa☆usaメンバーが観てる中で、「ねえお兄ちゃん!」って歌うのは……。お客さんがいれば大丈夫なんだけど。 ──CDにはほかに、「RHYMEBERRY IZ NO.1(2012 LIVE TAPE)」と「Ich liebe dich(HIKARU MIX)」の2曲が収録されています。 MIRI 「IZ NO.1」は自己紹介曲で、ライブで収録したんですけど、すごい本当にライブに来てるみたいな音になってます。ファンの人の声も入っていて。 HIKARU うれしいよね。 YUKA うれしい。 HIME 「次はMIRI~」って言った後、私たちが何をしてるかは、音だけだとわからないと思うんですよ。だから、ライブに来て確かめてほしいです。 HIKARU 「Ich liebe dich」は私のソロ曲で、ポエトリーリーディングっぽい曲です。歌詞の内容が、本当に本当にHIKARUのことを言ってるんですよ。「部活も途中でやめちゃった」とか「それでもわたしはステージに立つ」とか。「私は普通の女の子だよ、だけどみんなの気持ちにはこたえられるような気がする」っていう、そういう感情をちゃんと言葉に込めて言わないと伝わらないと思って、頑張りました。 raimuberi-02.jpg ──音源化された以外にも、ラストでBOYS TOWN GANGの「Can't Take My Eyes Off You」が大胆にサンプリングされた、パーティーについての曲「MAGIC PARTY」や、スチャダラパーの「サマージャム'95」への多大なリスペクトを感じさせる「WJ」など、ライムベリーには面白い楽曲がたくさんあります。中でもお気に入りはどの曲ですか? 全員 SUPERMCZTOKYO!! MIRI カッコイイよね。 HIME ノリがいいし、「オレンジジュースが飲み足りない」っていう歌詞が好き。 HIKARU 「MAGIC PARTY」も好き。私がステージの前に出て行くところがあるから。 MIRI 「MAGIC PARTY」だとYUKAパートの「あなたはまだ勉強部屋? だったら早く飛び出したら?」がスキです。なんか「勉強部屋に閉じこもってないで、こっちに出てきてみんなで踊ろうよ」って、そういう自由な感じがライムベリーに合ってていいなって思う。 YUKA 「WJ」も好き。元気系な曲が多い中で、「WJ」はすごい静かで、聴かせる曲なので。いい歌だなって思うし。歌詞だと「昨日より少し成長した? 大丈夫きっとしてるよ今」っていうところ。私たちも、昨日に比べて少しずつでも成長していきたいから。 ──では、ライムベリーは今後、どのようなアイドルを目指しますか? MIRI いい意味で他とは違うアイドルになれればいいなって。 HIME ラップでフリースタイルってありますよね。私もいつかできるようになりたいです。 YUKA ライブを楽しみたいです。 HIKARU そうだね。とにかく日々のライブを頑張ります。 ***  ヒップホップのクラシック「MASS対CORE」を生み出したECDは、この曲にオマージュを捧げたライムベリーの楽曲「まず太鼓」の動画をチェックし、自身のTwitter上で、「『マス対コア』→『まず太鼓』ってセンスはかなりECDっぽい」と、好意を感じさせるツイートをしている。  現時点でのライムベリーはまだ、ライブハウスを主軸に活動する、いわゆる「地下アイドル」と呼ばれるジャンルのアイドルにすぎない。しかし、彼女たちのライブを見ていると、AKB48やももいろクローバーZに勝るとも劣らない“熱”がギンギンに感じられる。  ライムベリーのことがもし少しでも気になったなら、ぜひ一度ライブ会場に足を運び、その熱くて楽しいライブを体験してほしい。 (文=岡島紳士) 【編注】「さんピンCAMP」 96年7月に日比谷野外音楽堂で開催された伝説的なヒップホップイベント。提唱者のECDや、YOU THE ROCK、LAMP EYE、ZEEBRA(キングギドラ)、ライムスターなど、今でも活躍する名だたるアーティストが集結した。 ライムベリー 2011年に結成された、中学生4人によるアイドルラップユニット。MC MIRI、MC HIME、MC YUKAの3人のMCと、DJ HIKARUの4人で構成されている。7月に発売された、お兄ちゃんへの恋心を歌ったデビュー曲「HEY!BROTHER」が、早耳のアイドルファンやクラブDJなどの間で話題沸騰中。E TICKET PRODUCTIONがプロデュースを手がける。 公式Twitterアカウント<http://twitter.com/RHYMEBERRY1> YouTube公式チャンネル<http://www.youtube.com/rhymeberry1/> usa☆usa少女倶楽部公式ブログ<http://ameblo.jp/usausa-girls/> <ライブ情報> 「ライムベリー×lyrical school 2マン アイドルラップナイト」 日時:2012年9月17日(月・祝) 場所:新宿MARZ(東京都) 開場:17:15、開演:START 17:45 出演:ライムベリー / lyrical school 料金:前売 2500円 / 当日 3000円(ドリンク代別) 主催:NI(F)MP編集部<http://nifmp.blog57.fc2.com/> チケットは完売。ただし若干数当日券が出る可能性も。