H&Mの試着室も標的に! 中国で横行する「ハイテク盗撮」の手口とは?

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2015年、長沙市のH&Mでも同様の事件が発生しており、その際、この盗撮画像がネットに流出した(櫻花女人より)
 人のプライバシーをのぞき見る輩は太古の昔から存在したと思われるが、中国ではハイテク機器を使った盗撮行為が横行し、社会問題となっている。 「捜狐新聞」(7月8日付)によると、今月2日、広東省中山市中山三路にあるファッションブランドH&Mの店舗から、警察に通報があった。店舗内の試着室に、盗撮用と思われるカメラが仕掛けられていたというのだ。  女性客が商品の試着をしている際に、試着室の上部の壁に黒い小型カメラのような物があることに気づき、発覚した。警察の調べによると、盗撮に使用されたのは、チューブ型の超小型カメラで、映像データを無線で外部に送信する機能が搭載されていた。
H&Mの試着室も標的に! 中国で横行する「ハイテク盗撮」の手口とは?の画像2
試着室から見つかった盗撮カメラ(捜狐新聞より)
 さらに、店内にある別の試着室3室からもそれぞれ、盗撮に使用されたと思われる同型のカメラが発見された。警察は防犯カメラなどの映像から、盗撮に使用された4台のカメラは、発見当日に仕掛けられた可能性が高いとして、現在も捜査が行われているというが、犯人の特定には至っていない。  中国のガジェット事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、次のように話す。 「電気街に行けば、こうした小型カメラは250元(約4,000円)ほどで購入できる。名目上は防犯カメラとして売られているが、ネジの頭にしか見えないようなものもあり、盗撮用であることは明白。低価格化が進み、盗撮行為の温床にもなっている」  一方、「鳳凰網」(7月7日付)は、小型ドローンを使った盗撮事件について報じている。  陝西省西安市に住む22歳の男が、ドローンを飛ばし、室内や浴室での女性の姿を窓越しに盗撮したとして、逮捕された。  男は、盗撮映像をインターネット上で生配信。100人以上の視聴者が閲覧したという。視聴者はドローンのことを《盗撮神器》と呼び、男にさらなる盗撮を行うよう、犯行を助長。男は複数の女性のプライバシーを盗撮していた。  警察の取り調べに対し、男は「当初は個人的に楽しんでいたドローンでの盗撮行為だったが、ネット上で生中継したところ視聴者から好評だったため、やめられなくなった」と供述している。  技術の進歩に人間のモラルが追いつかないとは、なんとも情けない話である。 (文=青山大樹)

H&Mの試着室も標的に! 中国で横行する「ハイテク盗撮」の手口とは?

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2015年、長沙市のH&Mでも同様の事件が発生しており、その際、この盗撮画像がネットに流出した(櫻花女人より)
 人のプライバシーをのぞき見る輩は太古の昔から存在したと思われるが、中国ではハイテク機器を使った盗撮行為が横行し、社会問題となっている。 「捜狐新聞」(7月8日付)によると、今月2日、広東省中山市中山三路にあるファッションブランドH&Mの店舗から、警察に通報があった。店舗内の試着室に、盗撮用と思われるカメラが仕掛けられていたというのだ。  女性客が商品の試着をしている際に、試着室の上部の壁に黒い小型カメラのような物があることに気づき、発覚した。警察の調べによると、盗撮に使用されたのは、チューブ型の超小型カメラで、映像データを無線で外部に送信する機能が搭載されていた。
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試着室から見つかった盗撮カメラ(捜狐新聞より)
 さらに、店内にある別の試着室3室からもそれぞれ、盗撮に使用されたと思われる同型のカメラが発見された。警察は防犯カメラなどの映像から、盗撮に使用された4台のカメラは、発見当日に仕掛けられた可能性が高いとして、現在も捜査が行われているというが、犯人の特定には至っていない。  中国のガジェット事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、次のように話す。 「電気街に行けば、こうした小型カメラは250元(約4,000円)ほどで購入できる。名目上は防犯カメラとして売られているが、ネジの頭にしか見えないようなものもあり、盗撮用であることは明白。低価格化が進み、盗撮行為の温床にもなっている」  一方、「鳳凰網」(7月7日付)は、小型ドローンを使った盗撮事件について報じている。  陝西省西安市に住む22歳の男が、ドローンを飛ばし、室内や浴室での女性の姿を窓越しに盗撮したとして、逮捕された。  男は、盗撮映像をインターネット上で生配信。100人以上の視聴者が閲覧したという。視聴者はドローンのことを《盗撮神器》と呼び、男にさらなる盗撮を行うよう、犯行を助長。男は複数の女性のプライバシーを盗撮していた。  警察の取り調べに対し、男は「当初は個人的に楽しんでいたドローンでの盗撮行為だったが、ネット上で生中継したところ視聴者から好評だったため、やめられなくなった」と供述している。  技術の進歩に人間のモラルが追いつかないとは、なんとも情けない話である。 (文=青山大樹)

盗撮された女性社員に「たいしたことない」 セクハラ・犯罪行為を黙認する、韓国企業の悪質な隠蔽体質

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イメージ画像(Thinkstockより)
 いよいよ夏本番となった韓国で、仰天の盗撮事件が横行している。  7月26日、釜山(プサン)のある中学で起きた盗撮事件が明らかになった。授業中に男子中学生が、女性教師のスカートの中をスマートフォンで撮影。その画像を共有していたというのだ。    事件は、別の生徒の密告によって発覚。学校側は問題の男子生徒に10日間の自宅謹慎を命じたが、彼はそのまま転校してしまったという。幸いにも、盗撮画像は友人間だけで回されていたことがわかり、女性教師は法的処置を取らず、画像を所持していた7人の生徒には、校内奉仕処分が下されている。    一方、7月15日に起きた事件は、その対応の悪さに非難の声が上がっている。    忠清南道(チュンチョンナムド)で会社員の男が、同じオフィスで働く女性社員のスカート内を堂々と盗撮。それに気づいた女性は、男に詰め寄った。男は否定したが、犯行の様子はしっかりと監視カメラに残されていた。男は以前から女性社員たちの太ももを触るなど、典型的なセクハラおやじとして問題視されていたようだ。    確固たる証拠をつかんだこの女性は、意を決して会社に懲戒処分を求めるのだが、その反応は予想外のものだった。ある幹部は、彼女に向かって「たいしたことないだろう」「問題を起こすな」と非難。さらに、事件を公にしないよう求めたというのだ。  会社のありえない隠蔽体質に嫌気が差した女性社員だが、泣き寝入りはしなかった。彼女は事件から1週間後、退職届を提出。男はもちろん、隠蔽を指示した幹部たちを告訴する準備を進めると明かしている。    会社ぐるみの隠蔽といえば、先日も盗撮を隠蔽したマクドナルドが炎上したばかりだけに(参照記事)、ネット民の反応も「その会社名、公表しろよ。あきれすぎて言葉も出ない」「盗撮画像は幹部たちと共有してたのでは? そう考えないと、対応がおかしすぎる」など、怒りの声が上がっている。  ちなみに韓国では、昨年7,623件の盗撮が摘発された。これは、2011年の1,523件からおよそ5倍の増加になる。特にこれから肌の露出が増えれば、それを狙った盗撮犯罪は、さらに増えると考えられる。韓国でトイレや更衣室を使う際は、注意が必要だ。

盗撮された女性社員に「たいしたことない」 セクハラ・犯罪行為を黙認する、韓国企業の悪質な隠蔽体質

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イメージ画像(Thinkstockより)
 いよいよ夏本番となった韓国で、仰天の盗撮事件が横行している。  7月26日、釜山(プサン)のある中学で起きた盗撮事件が明らかになった。授業中に男子中学生が、女性教師のスカートの中をスマートフォンで撮影。その画像を共有していたというのだ。    事件は、別の生徒の密告によって発覚。学校側は問題の男子生徒に10日間の自宅謹慎を命じたが、彼はそのまま転校してしまったという。幸いにも、盗撮画像は友人間だけで回されていたことがわかり、女性教師は法的処置を取らず、画像を所持していた7人の生徒には、校内奉仕処分が下されている。    一方、7月15日に起きた事件は、その対応の悪さに非難の声が上がっている。    忠清南道(チュンチョンナムド)で会社員の男が、同じオフィスで働く女性社員のスカート内を堂々と盗撮。それに気づいた女性は、男に詰め寄った。男は否定したが、犯行の様子はしっかりと監視カメラに残されていた。男は以前から女性社員たちの太ももを触るなど、典型的なセクハラおやじとして問題視されていたようだ。    確固たる証拠をつかんだこの女性は、意を決して会社に懲戒処分を求めるのだが、その反応は予想外のものだった。ある幹部は、彼女に向かって「たいしたことないだろう」「問題を起こすな」と非難。さらに、事件を公にしないよう求めたというのだ。  会社のありえない隠蔽体質に嫌気が差した女性社員だが、泣き寝入りはしなかった。彼女は事件から1週間後、退職届を提出。男はもちろん、隠蔽を指示した幹部たちを告訴する準備を進めると明かしている。    会社ぐるみの隠蔽といえば、先日も盗撮を隠蔽したマクドナルドが炎上したばかりだけに(参照記事)、ネット民の反応も「その会社名、公表しろよ。あきれすぎて言葉も出ない」「盗撮画像は幹部たちと共有してたのでは? そう考えないと、対応がおかしすぎる」など、怒りの声が上がっている。  ちなみに韓国では、昨年7,623件の盗撮が摘発された。これは、2011年の1,523件からおよそ5倍の増加になる。特にこれから肌の露出が増えれば、それを狙った盗撮犯罪は、さらに増えると考えられる。韓国でトイレや更衣室を使う際は、注意が必要だ。

中国・女性限定ルームシェア物件で“悪質”盗撮! 犯人はなんと……

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大家の携帯に保存されていた、入居者と思われる女性の盗撮映像(「騰訊新聞」)
中国では6~7月にかけ、卒業式シーズンに突入する。それに伴い、学生の引っ越しが多くなる時期でもあるのだが、引っ越し先で犯罪被害に巻き込まれることもある。 「今頭新聞」(6月23日付)によると、20歳の王さん(女性)は6月11日に大連市内のルームシェア物件に引っ越し、新生活を始めたばかり。この物件には、王さんのほかに3名の若い女性が入居していた。賃料は1カ月650元(約1万1,000円)と、付近の相場に比べて非常に安く、王さんは入居を即決したという。家主は、階下に住む40代の夫婦ということもあり、彼女は安心していた。  しかし、入居から5日目、王さんに衝撃が走った。彼女が洋服の整理をしていると、寝室の窓枠の上に小さな紙製の箱が置かれているのを発見したのだ。箱をよく観察してみる、小さな穴が開いていることに気がついた。王さんは瞬時に「盗撮用のカメラが仕掛けられているのではないか」と疑い、箱を手に取った。すると、階下から誰かが逃げ出す音が聞こえたという。  王さんはすぐに警察に通報し、駆けつけた警察官が調べると、なんと部屋から全部で7台もの盗撮用カメラが見つかったという。カメラはほかのルームメイト3名の部屋からも、トイレ、風呂場、リビングから1台ずつ発見された。カメラがつながれていた線をたどると、案の定、大家夫婦の部屋に行き着いたという。警察はすぐに大家の男を探し出し、事情を聞くと、盗撮していた事実を認めたという。その後の捜査で、この男の携帯電話からは、盗撮されたと思われる女性たちのプライベートな写真や動画が大量に見つかった。  大家による卑劣な犯行に関し、中国版Twitter「微博」には多くのコメントが寄せられている。 「こんな盗撮魔すら結婚しているというのに、俺は……。犯人の奥さんもかわいそうだな」 「押収した画像や動画は、男性警察官がチェックするのか。女性にとっては二次被害だろ」
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イメージ画像
 大家は取り調べに対し、最初から盗撮をするため入居条件を若い女性に限定して募集をかけたと供述したが、中国では最近、大家による盗撮事件が少なくない。今年1月には福建省泉州市のアパートで、4年間にわたり入居者の女性を盗撮し続けていた63歳の大家が逮捕された。この大家は、浴室のコンクリートの壁の中にカメラを埋め込む手口で、女性たちを盗撮していたという(福州新聞網)。 「中国では盗撮は軽犯罪とされ、捕まっても量刑が軽い。10日間ほどの拘留で、数万円の罰金というパターンが多いようです。一方、日本のAVの影響かどうかはわかりませんが、盗撮映像の人気はここ数年高く、ネット上で配信すれば儲かるので、“参入”する素人も多い。女子寮や女性専用アパートのオーナーとなって盗撮したり、ヨガやエクササイズなど女性向けの各種教室を偽装して更衣室を盗撮する例もあるようです。オーナーや経営者が個人の場合、要注意です」(上海市在住の日本人駐在員)  なんとも悪質な話だが、中国では新手の盗撮手法が続々と出現しているようだ。 (取材・文=広瀬賢)

乃木坂46盗撮動画騒動に刑事事件化の動きも、運営に苦悩「逮捕者が出れば本物と認めることになる……」

hazimoto
乃木坂46公式サイトより
 逮捕者が出るかもしれない……。アイドルの盗撮動画をめぐって、緊急事態が発生している。 「今世紀最大の大流出!!空前絶後の超激ヤバ映像を独占公開!あの国民的スーパーアイドルグループ!乃●坂46 橋●奈々未 トイレシーンがまさかまさかの大流出!!」  8月に入って、盗撮動画専門の有料サイトにこんな売り文句が登場し、乃木坂46のファンの間で大騒ぎとなった。明らかにメンバーの橋本奈々未を指している宣伝文だが、サンプル画像として掲載されたものに写った、下半身のヘアがあらわになった姿で用を足している女性の衣装は乃木坂46のもので、メンバー個々に微妙な違いがあるチェック柄までが橋本と完全に一致。ファンの間では検証作業まで行われ、盗撮されたのは今年1月15日、福岡のラジオ局「LOVE FM」の障害者用トイレではないかという分析までなされた。  この動画は8月12日に公開予定だったところ、直前になって「乃●坂46 橋●奈々未」の部分が「アイドル」に変更され、その後「本作品の公開を自粛させて頂く事に致しました」と、公開中止に。これには「橋本サイドから抗議があったのではないか」という指摘もある。  問題の動画サイトにコメントを求めたところ、24時間が経過しても返答はなし。ただ、別の盗撮動画サイトの運営者からは、こんな話が聞こえてきた。 「実は昨年、別の女性タレントの、トイレ盗撮の買い取りを持ちかけられたんです。投稿用の連絡先にサンプル画像を送ってきて、約4分間で400万円と。ウチはそういう買い取りはしていないので断りましたが、その後に、ほかのサイトで売られていました」  その女性タレントというのが、ほかでもない、問題のサイトで過去、トイレ盗撮動画がアップされたタレント4名のうちのひとりだった。昨年ポカリスエットのCMに出演したモデルの鷲崎万梨子、福岡放送の情報番組リポーターも務めたモデルの原夕貴、九州朝日放送でお天気お姉さんを務めたアナウンサーの片淵茜、雑誌「CanCam」(小学館)のモデルだった丸林広奈の4名。彼女らは一様に「LOVE FM」に関わったことがあることから、同じトイレでの盗撮だという見方がされている。  前出の別サイト運営者によると「芸能人の盗撮動画は大半が似ている素人女性というだけのニセモノで、それだけにウチは買い取りをしていない」というが、業界内ではすでに今回の動画が本物かニセモノかにとどまらない事態になっているという。  夕刊紙記者は「ウチでこの流出ニュースを報じようとして一応、乃木坂サイドのコメントをもらおうと思ったら、これは“完全NG”だと。刑事事件になるかもしれないという話だったので、記事を保留にした」と話す。 「ほかからは、橋本本人がかなりのショックを受けているとか、問題のラジオ局のトイレには警察官が出向いたという話も聞いたんですが、それはともかく、事件化すれば流出動画が橋本本人であると認めてしまうことになる。そうなれば、サンプル画像がさらに拡散されるのは必至で、運営は慎重な対応になっている様子」(同)  現在、問題のサイトは芸能人関連の動画のみ公開を取りやめた形で運営を継続。約4,000本の動画をすべて閲覧するには、60日で175ドル(約2万2,000円)もの高額会費を払ってVIP会員にならなければならないシステムだが、盗撮動画についてはマニア間で評価が高い一方、その違法性についての論議も盛んに行われている。運営会社はオランダにあって「日本の法律は適用されないから違反にならない」という見方もあるが、先日は動画投稿サイト「FC2」のわいせつ生中継で、社長らが逮捕されている。こちらも運営会社はアメリカにあったが、実質的な運営は国内にあるとして起訴された。  某アイドルグループの運営からは「被害の拡散を防ぎたいのはわかるけど、それで泣き寝入りしたら、今後も“やったもん勝ち”の盗撮被害が広がる。徹底して取り締まるべき」という声もあり、今後の動向が注目される。 (文=ハイセーヤスダ)

トイレ盗撮で逮捕「古舘プロジェクト」放送作家が書いていた“気持ち悪い小説”の中身とは

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「あの人、捕まえてください!」  4月23日、東京・世田谷区の下北沢駅前、女性の叫び声が響いた。多数の人が行き交う中を、細身の男が逃走。気づいた通行人が取り押さえ、直後に警察官が次々に現れた。  この男は駅前のビル4階にある女子トイレ内に侵入し、スマートフォンを差し向け、中にいた20代の女性を盗撮していた。女性がこれに気づいて叫び声をあげ、男は階下に逃走。女性がこれを追って、現場は騒然となった。  一部始終を見ていた別の女性によると「通行人が取り押さえている間、男は“いや僕じゃないです”とか、言い訳みたいなことを言ってましたが、女性が“この人がスマホでトイレを盗撮した”ってハッキリ告げると言い返せなくなり、何人もの警察がやってきて手錠をかけられ連行されました。男は気弱そうな感じだった」という。  やじ馬が取り囲む中、現行犯逮捕されたこの男は、ニュースキャスター古舘伊知郎の事務所「古舘プロジェクト」に所属していた放送作家、25歳。所持していたスマホには被害者の女性を盗撮した画像が複数枚記録されており、盗撮容疑を認めた。  古舘プロは公式ホームページで「今後は、従業員ひとり一人の倫理観の醸成やコンプライアンス意識の向上を一層図るべく、教育を再徹底し、信頼の回復に全力で努めてまいります」とした謝罪文を掲載したが、そこではこの男を「元見習い構成作家」とした。  この男を知る業界関係者によると「4~5年前からフリーの構成作家を名乗って活動していたから、古館プロジェクト所属だったのは知らなかった。3年前くらいに会ったとき、特に仕事らしい仕事の実績がある様子もなく、自作の短い小説のようなものを人に見せていたんだけど、その内容が気持ち悪かった」という。 「芸能人の実名を出して書かれていて、アルフィーの高見沢俊彦がビキニ姿でSMプレイみたいなことをする話とか、アイドルの握手会に行ってアイドルからキモいと言われて握手を拒否される話とか、仕事に役立たないようなものを見せては、クリエイティブな自分をアピールしていた」(同)  男は業界人に見せた小説の中で今回の犯罪とつながる“女子トイレ”というキーワードを登場させたこともあったという。 「上司に怒られて泥酔した男が、駅の女子トイレを見ただけで興奮してしまったという話だった。この話はその後、男が男子トイレを見て興奮し同性愛に目覚める内容だったんだけどね」  すでに古館プロからは所属を解かれているという、この男。創作が好きでも、創意工夫ひとつ見られない短絡的な犯行でせっかくの将来を台無しにした。 (文=ハイセーヤスダ)

「ノーパンで出社できないか?」盗撮の元IBM社長に“セクハラ前科”の証言も……

四ツ谷駅
 女性の味方だったはずの“財界の超大物”が盗撮とはビックリだ。  日本IBMの元社長、大歳卓麻氏が8月22日の朝、東京・四ツ谷駅のエスカレーターでiPod内蔵のカメラを使い、女性のスカート内を盗撮したとする容疑を認めたため、警視庁は近く書類送検する見通しだ。  63歳の大歳氏は三菱UFJフィナンシャル・グループ、明治安田生命保険、カルビー、TOTO、花王の5社で社外取締役を務めており、総務相の諮問機関・情報通信審議会の会長という肩書を持つ人物。いずれも今回の件を機に辞任しているが、これまで同氏は特に女性が社会で働くことを熱心に応援してきた人物だった。  犯行当日も大歳氏は富山県で、女性管理職の割合が全国平均を下回っていることから女性の活躍推進をテーマにしたシンポジウムに講師として出席する道中であり、主催の富山県女性財団の関係者もこれには「信じられない」と絶句している。  4年前にはIBMの女性技術者180人を前にスピーチ。同社が女性の働きやすい職場で2位に選ばれたことを自慢しつつ「今後もさらに力を入れたい」と熱弁、女性たちから猛烈な拍手で歓迎を受けていた。雑誌のインタビューでも女性社員活用に触れることが多く、IBMの米国本社で女性社長が誕生したときは「女性だからなったわけではなく、ふさわしい人材だから社長になったという納得感があります」と話していた。  ただ、一方でそうした姿勢は“無類の女好き”が根底にあると陰口を叩かれることもあった。大歳氏のもとで約5年間、仕事をしていた経験のある40代女性は「最初は男女平等に熱心な素晴らしい方だと思ったんですが、それを女性の口説き文句に使うようなところも見え始めてイメージが変わった」と打ち明けている。 「女性を集めた会合を作っては好みの女性を物色、接触していたという噂が女性社員の間でもささやかれていて、盗撮趣味のせいなのか“ノーパンで出社できないかと持ちかけられた”と言って辞めた女性がいた」(同)  現在、社内では女性社員たちの間で「社内で盗撮されたりしていたかもしれない?」という不安の声まで飛び交っている状況だが、さすがは超大物。東京都迷惑防止条例違反容疑で取り調べを受けていても、30日までこの件が報じられることはなく、大歳氏が各役職を辞任したのも報道があってからだった。大歳氏をインタビューしたことのある経済紙記者は「カリスマティックな人物で、以前から広告代理店の役員らにも顔が利いていた。できれば表に出ないようにと、メディアコントロールを試みていたのではないか」と話している。  日本IBMに本件について問い合わせると「当社の役職を辞任した人物なので、コメントは差し控える」と回答したが、女性社員たちの間で盗撮被害の不安があることを尋ねると「あ、いや……」と言葉を詰まらせていた。 (文=鈴木雅久)