残留農薬に硫酸銅?危ない中国産食品を使う外食業界〜スタバ、マック、ドトール…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。
スタバの人気メニューのひとつ「シナモンロール」(スターバックスコーヒー HPより)
 抗生物質と成長ホルモン剤で育てられた鶏肉に、硫酸銅に漬け込まれた毒ピータン……食の安全を脅かす存在として、その危険性が指摘され続けている中国産食材。特に今年は「週刊文春」(文藝春秋)が“危ない中国産食材”キャンペーンを継続的に行い、話題はネットにも飛び火。「もう何を食べていいのかわからなくなった」「怖すぎる。読むんじゃなかった」などと反響を呼んでいる。 「スーパーで原産地表示をしっかり確認すれば大丈夫」。そう考えている人もいるかもしれないが、問題は原産地表示の義務がない外食だ。「週刊文春」のキャンペーンをまとめた書籍『中国食品を見破れ』(文藝春秋/「週刊文春」特別取材班・著)によれば、なんとあのスターバックスコーヒー(スタバ)でさえ、中国産食材を用いているというのだ。 つづきを読む

スタバ、急成長に曲がり角か…外食、コンビニ、コメダら競合台頭で過熱する喫茶市場

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ドラマ『DOCTORS 2』はコメディ?見所は高嶋政伸の“ほとばしるコント魂” 中国臓器移植の深い闇 中国赤十字会が見返り要求「欲しいなら礼金払え」 高級焼き肉・叙々苑、ペットボトル水が600円?川越シェフ炎上騒動に見る“水”事情 ■特にオススメ記事はこちら! スタバ、急成長に曲がり角か…外食、コンビニ、コメダら競合台頭で過熱する喫茶市場 - Business Journal(7月15日)
スタバのロゴ
 今年3月下旬、島根県松江市に新規出店したスターバックスジャパン(スタバ)の初日売上高が、同社としては過去最高額なり、地元メディアで大きなニュースになった。  今年3月末時点で、スタバのチェーン店数は46都道府県で985店。これでスタバの空白県は鳥取県だけとなった。今年中にチェーン店数が1000店を超え、空白県解消が確実視されている。 ●際立つスタバの躍進  スタバの好業績が続いている。同社の2013年3月期決算は売上高1165億円、営業利益97億円、当期純利益53億円で、いずれも2期連続で過去最高額を記録。14年3月期も過去最高額を更新、営業利益100億円の大台実現を見込んでいる。  好業績の要因は、既存店の売上高増加だ。昨年3月から今年5月まで、14カ月連続で前年同月比を上回っている。  スタバのコーヒーは1杯300円(定番のドリップコーヒー、ショートサイズ)。競合相手であるドトールコーヒーショップ(ドトール)の200円(定番のブレンドコーヒー、Sサイズ)より100円高い。さらに「季節のおすすめ」などの人気メニューとなると500〜600円台で、かなり高額。こちらは喫茶室ルノアールなどフルサービス喫茶の値段に引けを取らない。  それでも人気が高いのは、他のセルフ式コーヒーチェーンにない、おしゃれで居心地の良い雰囲気にあるといわれている。  スタバは米スターバックスのアジア進出第1弾として1996年8月、東京・銀座に1号店・銀座松屋通り店を開店。以降、毎年積極的な出店を続け、今年中に1000店超え(1号店開業から17年目)を狙うところまで急成長。今やセルフ式コーヒーチェーントップのドトールの1102店(13年2月末現在)に、あと一歩まで迫っている。  また、同じシアトル系でスタバから1年遅れで日本に上陸したタリーズが507店、99年1号店出店のサンマルクカフェが320店、一時は「ドトールのライバル」と目されたカフェ・ベローチェ(86年1号店出店)が181店にとどまっているのと比べても、その躍進ぶりは際立っている。  こうしたスタバの成功要因やビジネスモデルの特徴は、解説本が多数出版されているので省略する。  だが今は「スタバの勢いはどこまで続くのか」についての関心が、コーヒーチェーン業界関係者の間で絶えない。  そこで足元のコーヒーチェーン市場では、どんな変化が起きているかが気になるところだ。 ●スタバの成長に忍び寄る影  外食産業総合調査研究センターの推計によると、喫茶店市場は82年の1兆7396億円をピークに減少を続け、12年の市場規模は1兆197億円。ピーク時に比べ、41%も市場が縮小している。  また、総務省統計局の「事業所統計調査報告書」によると、喫茶店数は81年の15万4630店をピークに減り続け、09年の店舗数は7万7036店。こちらもピーク時の半分に減っている。  喫茶店市場縮小の最大要因は「個人経営喫茶店」の衰退といわれている。そのなかで過去20年ほどの間、成長し続けてきたのがセルフ式コーヒーチェーンだった。  このセルフ式コーヒーチェーンは、00年頃を境に「2強その他」の競争構造が明らかになってきた。  2強はドトールとスタバ、その他はタリーズ、サンマルクカフェ、プロント、カフェ・ベローチェなどを指す。売上高で見ると、2強で66%のシェアを占める寡占状態と推定されている。  しかし、スタバが1000店超え目前に、成長の曲がり角に来ている。  同社は集客力のある大都市にドミナント出店し、そこでビジネス層を中心に、多彩なコーヒーメニューと「寛ぎのサードプレイス(自宅、職場に次ぐ第3の居場所)」をコンセプトに強烈なブランドイメージを作り上げ、そのブランド力で成長してきた。今やそのブランド力は抜群。  ところが近年は大都市でのドミナント出店が飽和状態になり、現在はロードサイドのショッピングセンター、高速道路サービスエリアなどへの出店を強めている。これにより、客層がファミリー層にまで拡大した半面、ビジネス層の間でステータス的な存在にさえなっていた「スタバ」のブランドイメージが希薄化し、ブランド力の低下を招いている。  そんなスタバへ昨年頃から襲いかかってきたのが「異業種カフェ」だ。 ●スタバに襲いかかる対抗勢力  ここでいう異業種カフェとは、ハンバーガーチェーン、コンビニ、ファミレスなどが展開する店内カフェのこと。  例えば、マクドナルドは昨年7月、原宿表参道店(東京・渋谷)内に「マックカフェ バイ バリスタ」1号店を併設、今年末までに同カフェ併設店を200店まで拡大、さらに5年後をめどに1000店まで拡大する計画を明らかにしている。  マックが成功すれば、他のハンバーガー大手も一斉に追随するのは必至だ。  コンビニ業界でも、セブン-イレブンが今年1月から順次導入を開始していた淹れ立てコーヒーの「セブンカフェ」導入店を今年8月末までに国内全店(約1万5000店)に導入、同社持ち株会社のセブン&アイもイトーヨーカ堂をはじめ傘下のスーパーへ導入する計画を明らかにしている。  このほか、ローソンは店内カフェを来年2月までに国内全店の半分(約5600店)、ファミリーマートは来秋までに国内全店(約9600店)に導入する計画を打ち出している。  ファミレス大手もコンビニ同様の動きを示している。  加えて、フルサービスの喫茶チェーンも復活の様相を見せている。その代表格が、名古屋から興ったコメダ珈琲店だ。この1~2年、スタバに勝るとも劣るとはいえない伸びを見せている同店は「ストップ・ザ・スタバ」の存在になりつつある。68年に個人経営のフルサービス喫茶として開店した同店は、93年に株式会社コメダを設立して全国チェーン展開を開始。13年5月末現在、25都道府県に497店を展開、コーヒーチェーンとしてはタリーズに次ぐ4位に成長している。  同社の成長要因は、セルフ式コーヒーチェーンにない「居心地の良さ」と充実した軽食メニューといわれる。  客層もセルフ式コーヒーチェーンとは相当異なっている。客の大半が人口層の厚い団塊の世代以上。大半が現役を引退して悠々自適の生活を楽しんでいる世代だ。  彼らはかつての「純喫茶世代」でもある。セルフ式コーヒーチェーンに追われて廃れた純喫茶が郊外の自宅近くに「フルサービス喫茶」の装いで復活、この世代の郷愁を誘っている側面もあるようだ。  これまではセルフ式かフルサービスかの単純な2項対立的な構造だったコーヒーチェーンの競争環境が、昨年あたりから異業種カフェの台頭やフルサービス喫茶の復活により複雑な構造に一変。セルフ式コーヒーチェーンの魅力が大きく低下している。  つまり、消費者の最寄り性では、セルフ式コーヒーチェーンはハンバーガーチェーンやコンビニチェーンの数の足元にも及ばない。メニューの豊富さでは、セルフ式コーヒーチェーンのサイドメニュー(軽食)ではファミレスに敵わない。居心地の良さや快適さでは、フルサービス喫茶チェーンに負けてしまう。  それでもスタバに成長の伸び代があるのだろうか? ●試される本当の成長力  スタバの関根純CEO(最高経営責任者)は13年6月2日付日本経済新聞朝刊の取材に対して、コンビニ大手の店内カフェは「脅威に感じていない。1兆円規模のカフェ市場に比べコンビニの販売額は小さい」と余裕を示し、異業種カフェやフルサービス喫茶との差別化についても「これからは軽食にも注力する。特にデザートはコンビニに負けない品揃えで女性客を呼び込む」と自信たっぷり。あまり危機感は抱いていない様子だ。  これに対して業界関係者は「これまでの成功体験に安住した楽観論に思える」と言い、スタバの危うさを次のように指摘している。  スタバは「大都市のビジネス層」という畑で育ったブランド。この畑が飽和状態になっているのは客観的な事実。ならば、この畑で育ったブランドをファミリー層、郊外などの新しい畑に、いかにして移植するかが課題。「移植に失敗すればブランド崩壊の恐れもある。関根CEOには、その危機感が欠けている」と心配している。  これから同社の本当の成長力が試されそうだ。 (文=福井 晋/フリーライター) ■おすすめ記事 ドラマ『DOCTORS 2』はコメディ?見所は高嶋政伸の“ほとばしるコント魂” 中国臓器移植の深い闇 中国赤十字会が見返り要求「欲しいなら礼金払え」 高級焼き肉・叙々苑、ペットボトル水が600円?川越シェフ炎上騒動に見る“水”事情 イオン家電、保湿効果やうるおいは無関係?度重なる改善命令でも誇大広告消えないワケ ユニクロ、過去最高益でも憂鬱のワケ…採算悪化続く国内事業と、値下げ販売のジレンマ

鳥取県がついに最後のスタバ出店0県に!! いつできる?

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鳥取県以外にはすべての県にあるスタバ。
(「足成」より)
 人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が復活!  今週は、山名宏和氏が、スターバックスが出店していない最後の県となった鳥取県に、いつ出展するのか聞いたみた……のだが!? [回答者]サントリーお客様相談センター様 「今度、島根にスタバができるんです」  そう教えてくれたのは、鳥取県出身の番組スタッフだった。なんでも来春、松江に島根県初のスターバックスコーヒーができるのだという。  この時まで僕は知らなかったのだが、現在スタバがないのは、鳥取県と島根県だけなのだそうだ。  そんな状況の中、ついに島根県にスタバができる。同じ山陰として、常に島根を意識している鳥取県民としては、悔しい思いをしているところだろう。  ちなみにどうして鳥取が遅れをとったのか。前述の番組スタッフの見解はこうだ。 「鳥取の人間は、コーヒーにあんなに高いお金出しませんから」  僕が言ったわけではありません。鳥取県出身の男が言った、あくまで個人的見解です。  それはさておき。  今回のスタバの島根初出店を受けて、鳥取県民たちは気になっていることだろう。最後のスタバ空白地帯の鳥取にスタバがやってくるのはいつなのだろうかと。  そこで鳥取県民に代わって、スターバックスコーヒージャパンお客様相談室に直接聞いてみた。 『今度島根にスタバができるって聞いたんですけど、鳥取にできる予定はないんですか?』  しかし返ってきたのは、想定外の答えだった。 担当者 山陰地方への出店についてはですはね、現在出店予定ということのみということですので、詳細については申し訳ございません、お客様にご案内できる情報っていうのはご用意ないんですよね。 ——でも、島根にできるってニュースで見たんですが? 担当者 弊社として公式にということですと、まだ山陰地域に出店予定ということしかちょっとお電話ではご案内できないんです。 ——えっ? そうなんですか? じゃあニュースとかに出ているあれは何なんですか? 担当者 えぇ、申し訳ございません。発信元にご確認いただければと思います。現時点で私どものリリース等で具体的なことは発表しておりませんので。 ——ニュースの記事では駅の商業施設にできるってかなり具体的に書いていますけど? 担当者 あのー、会社としてはですね、正式の決定した段階で皆様にお伝えしたいというのがございまして、そのときにはプレスリリースですとか、ホームページ等で決まった段階で当然公開させていただきたいと思っております。確かにニュースなどでそういった情報が流れていますが、それが嘘であるですとか、まったく否定するということではないんです。ただ発表に関しては、弊社としては現時点で行っていないということなんです。  どういうことだ。  スタバのお客様相談室に直接聞いてみたのは、9月19日。僕が番組スタッフから、スタバが島根に初出店の話を聞いたのは、その一週間前。その時点で、ネットのニュースには出ていた。スタバ側が正式発表していないということは、商業施設側が情報を漏らしてしまったのだろうか。  そこで、あらためて検索すると、9月14日の毎日新聞・地方版にこんな記事があるのを見つけた。 「スターバックコーヒー:松江に 来春、県内初出店」  記事を読むと「スターバックスコーヒージャパン(本社・東京)」が発表した、とある。さらに、「同社の関根純・CEOは12日、松江市内で記者会見をし“多くの人にスターバックスコーヒーを理解しているよう頑張りたい”とPR」とある。  一週間も前に、最高責任者が記者会見を開いて発表しているのに、どうしてお客様相談室だと「弊社として公式にということですと、まだ山陰地域に出店予定ということしかちょっとお電話ではご案内できない」のか。  なんか釈然としないなあ。  記者会見を開いてまでいるのに、プレスリリースがまだできてないってどういうことだ。それとも、プレスリリースはできているが、お客様相談室にまでは回ってきていないのだろうか。真相はわからない。  そして、鳥取にいつスタバができるのか、それどころか島根にいつスタバができるのかもお客様相談室にきいた限りでははっきりしない、というのが今回、直接聞いてみた結果である。  鳥取県民のみなさん、すいません。 (文=山名宏和) ■おすすめ記事 あっちゃんと大島優子の“合コン”スクープ場所に関するウワサ 『料理の鉄人』復活 ジリ貧のテレビ業界が“リメイク”に大忙し もうオリンピックは儲からない!? 民放、五輪放映で赤字数億円 破綻寸前企業を外資が買収、その時、社内はどうなるのか? 中村俊輔は大丈夫? お国の税金事情で有名サッカー選手が流出

スタバ無線LANサービス、メールやIDパスがダダ漏れ?

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スターバックスの無線LANサービスの
解説ページ
 2012年7月2日、スターバックス店舗内で、完全無料の公衆無線LANサービスが開始された。現在(2012年7月末現在)のところ、対象店舗は東京23区内の約200店舗に限られているが、今年中に全国850店舗に拡大する予定だ。大手コーヒーショップチェーンで、これほどの規模で無料の無線LANサービスが提供されることは前例がない。  現在、無料対象の店舗以外でパソコンで無線LANを使おうとすると、NTTドコモの「docomo Wi-Fi(Mzone)」や「フレッツ・スポット」「Wi2 300」といった有料の公衆無線LANサービスと契約している必要がある。だが、全店でサービス展開が実現した暁には、有料の公衆無線LANサービスを契約する必要がなくなる。既存の公衆無線LANサービスを展開する事業者にとっては、大きな脅威だろう。  また、無線LAN自体の性能も最新サービスにふさわしく、最速の規格である「IEEE 802.11n」に対応しているのがポイントだ。一般的な有料の公衆無線LANの規格は、「IEEE 802.11a/g」が主流だが、理論値が最大54Mbpsという速度しか出ない。「IEEE 802.11n」は最大理論値が300〜450Mbpsと非常に高速だ。
利用方法は簡単。メールアドレスとパスワードを登録するだけで使える。
データが暗号化されていない!  このように、速くて快適、しかも無料! と良いことずくめのように見えるこのサービスだが、実は、従来の有料の公衆無線LANサービスと決定的に違う点がある。それは、無線LANのセキュリティの仕組みである「WEP」を採用していない、ということだ。  WEPは「WEPキー」と呼ばれるパスワードを設定し、データを暗号化してやりとりする。一般的な公衆無線LANサービスのほとんどは「WEP」が設定されており、無線LANに接続する際は、事業者が指定する「WEPキー」を入力して接続を行い、その後、自分のユーザーID、パスワードをWebブラウザーから入力して利用するのが一般的だ。  しかし、スターバックスの新しい無料の無線LANサービスは、アクセスポイントにパスワードなしで接続できてしまう上、データは暗号化されない。この無線LANサービスを提供するのはワイヤ・アンド・ワイヤレス社。同社のWebページ(http://starbucks.wi2.co.jp/pc/index_jp.html)の「Free Wi-Fi Service」のセキュリティに関するページでは暗号化を行っていないので、「無線区間での通信内容の傍受とアクセスポイントのなりすましの危険性があります」と注意を促している。
セキュリティに関する注意事項。「自衛せよ」と書いてあるが初心者には難しい内容だ。
暗号化されていないと何が問題になる?  それでは、データが暗号化されていないと何が問題になるのだろうか?   1つはデータの傍受である。例えば、メールやWebサービスのユーザーIDやパスワード、メールデータやアクセス先の社内システムなどの個人情報、機密データなどが何者かに傍受され、データが盗み見される危険がある。  この手法にはいくつかの方法がある。直接電波を傍受して盗聴する方法もあるが、その公衆無線LANサービスと同じ「SSID」(無線LANのネットワーク名)を設定したパソコンを近隣に用意し、間違ってユーザーがその「おとり」アクセスポイントに接続することで、データを丸ごと盗む、という手法もある。  だが、公衆無線LANの通信経路が暗号化されていなくても、データが保護される場合がある。それは、Webブラウジングやメールといったサービス上で、サーバーとの通信自体が暗号化されているケースだ。この場合の暗号化方式には、一般に「SSL」という仕組みが使われる。「SSL」はWebブラウザーやメール、主要なクラウドサービスなど、さまざまなサービスに利用されている。この方式で通信を行っていれば、無線LANを流れるデータそのものが暗号化されているため、万一傍受されても内容が流出する危険はない。  たとえば、Webブラウザーで「SSL」による暗号化通信を行っている場合は、URL欄に表示されているアドレスが「http://」ではなく、「https://」で始まる文字列になっていたり、アドレスバーに鍵マークが表示されている。だが、Internet ExplorerやFirefoxなど、ブラウザーの種類によって表示が異なるため、しっかりと判別方法を知っておく必要がある。  ただし、厄介なのはメールだ。メールサーバーと暗号化通信を行っているかどうかは、メールソフトの設定画面を開いて、「SSL」で通信しているかを確認するしかない。「Windows Liveメール」やMacの「Mail」などを利用する場合、設定はほぼ自動的に行われる。その内容はある程度知識のあるユーザーでないとわからないだろう。

通常の接続かSSLによる暗号化通信の状態かの区別は、Internet Explorerの場合、
アドレスバーの先頭の文字列、鍵マークの有無で判断するしかなく、非常にわかりにくい。

 ちなみに、Windows Liveメールでは、ツールバーから「プロパティ」を選んで「詳細設定」を開き、「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」がチェックされているかどうかを確認する。チェックが入っていれば暗号化されているということになる。 実は、元々危なかった公衆無線LAN  このように、スターバックスの無料公衆無線LANは、無線の通信経路そのものが暗号化されていないため、ユーザーは自前でデータの暗号化に配慮しなければならない。このような仕様について、ユーザーからは  「あまりにもあっけなくつながってしまうが、安全なのか?」  「データ盗聴が怖い」 など、不安の声が続々とあがっている。データの暗号化をユーザー側に委ねるというシステムを問題、と感じるユーザーは多いだろう。  だが、実を言えば、一般の公衆無線LANサービスで使われている「WEP」も、形こそ暗号化されているものの、すでに脆弱性が発見されており、アンダーグラウンドで出回っているツールを使って「WEPキー」を簡単に解読できてしまう。悪意あるユーザーにとっては、「WEP」の暗号化など無いに等しい。  しかも、公衆無線LAN事業者が使う「WEPキー」は、事業者ごとに全国共通であり、どのサービス(事業者)がどのキーを使っているのかは周知の事実と化している。つまり、ツールを使って「WEPキー」を解析する必要すらないという無防備な状態で、「WEP」を導入していようがしていまいが、危険度にさほど変わりはない。スターバックスの無線LANだけではなく、ほぼすべての公衆無線LANサービスが危ないのだ。  ちなみに、無線LANのセキュリティ規格で見ると「WEP」は最も古い規格であり、かつてはWEPが盛んに使われていた時代もあった。しかし今では、家庭や企業では、脆弱性があるのでできるだけ使わないのが通例だ。一般には「WEP」ではなく、「WPA」や「WPA2」という、より安全なセキュリティ方式が使われる。 【無線LANのセキュリティ方式】

 しかし、不思議なことに、公衆無線LANでは「WPA」や「WPA2」が使われることは少ない。  この理由は、「WEP」しか利用できない「ニンテンドーDS」などの一部のゲーム機に対応するためだ、と表向きに言われている。しかし実際には、全国に何千カ所もある無線LAN設備を変更するだけの予算が、公衆無線LAN事業者にないのでは? という疑惑を抱く専門家も多い。  いずれにせよ、公衆無線LANは決して安全ではない。スターバックスのサービスは、改めてその事実を浮き彫りにしたものといえる。この問題を頭に入れた上で、機密性の高いデータのやりとりは、できるだけ行わないようにしたい。  どうしても必要な場合は、企業との接続にVPN(仮想プライベートネットワーク)という暗号化の仕組みを利用したり、「SSL」による暗号化でやりとりを行うように「自衛」する。これが現実の公衆無線LANの正しい使い方と言える。 (文=池田冬彦) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 週刊文春の日経新聞社長不倫スクープで出回る怪文書一挙公開! バカリーマン伊藤喜之「こんなウルトラC級クレームってアリ…」 トヨタ、ダイキン、朝日新聞…企業を衰退に追いこむ側近政治の実態 ソニー「いきなり業績予想を下方修正」でやっぱり心配 インサイダー疑惑も!? ANAの公募増資に異変 ボロ物件で元本割れ、売却もできない…悪徳不動産業者の手口 競泳の決勝でさえ多数の空席……ロンドン五輪は大丈夫か?