往年のギャグでCM出演中! ダンディ坂野、レイザーラモンHGが封印した“じゃないほうギャグ”って!?

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 現在、4社のCMに出演するダンディ坂野に続き、11月からオンエアされた「ピザハット」のCMに、今度はレイザーラモンHGが抜擢され、往年のギャグ「フォー!!」を連発している。  それにしてもダンディの「ゲッツ!」は2003年、HGの「フォー!!」は05年に生まれたギャグ。今になってもCMで重宝されるとは、恐れ入るばかりだ。 「『ゲッツ!』や『フォー!!』は、フレーズが短くCMには使い勝手がいい。ダンディの今の年収は3,000万円ともいわれ、あらためてヒットギャグのある芸人の強みを感じさせます」(芸能ライター)  しかし、誰もが知っているヒットギャグの陰には、まったく笑われずに消えていった悲しいギャグも存在する。放送作家が明かす。 「レイザーラモンHGは、『フォー!!』を生み出した翌年に、さらなる進化を目指して新ギャグを試みたことがありました。ブリッジの体勢から上体を起こし、股間と左手を上下にゆすり、『ワッ、ワワワッ、ワッショ~イ!』と股間を突き上げるギャグでしたが、あまりに卑猥なため、お茶の間に浸透することはありませんでした」  一方の坂野にも、「ゲッツ!」や「おひさしブリーフ」以外の“じゃないほうギャグ”が存在する。 「最近は完全に封印しているのが『サンキューノーベンバー』です。ダンディはネタの中によく英語を使いますが、もともとは『サンキューソーマッチ』から派生したらしい。意味を尋ねたら、『意味なんてあるわけないだろ!』と逆ギレされました(笑)」(同)  たとえ「一発屋芸人」と呼ばれようとも、ヘタに二匹目のドジョウを狙うより、ヒットギャグにしがみつくのが芸能界で生き残る秘訣のようだ。

「日本中を僕らの楽屋に」新生レイザーラモンが語る、プロレス愛が支えた漫才師への道

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撮影=後藤秀二
 誰がセンターマイクを挟んで立つ二人を予測しただろうか。「THE MANZAI」決勝進出で漫才師としての姿を強く印象づけたレイザーラモン。コンビとして誰よりも激しい紆余曲折を味わった二人はなぜ漫才にたどり着き、そしてどんな未来を見据えているのか。ルミネ終わりの二人を直撃し、新生レイザーラモンの決意表明を聞いた。 ――2年連続認定漫才師、そして2013年は決勝進出。「THE MANZAI」の前と後では、環境もだいぶ変わりましたか? RG まず、ネタをまったくやってなかったですね、2年前は。 HG あるある言う、ハードゲイやる、みたいな。コンビながら、ピンが二人おるという感じでやってましたね。 RG 認定漫才師になってから、ネタで笑いを取るというのが少しずつできてきまして。 HG 関西の漫才番組に呼ばれるようになったんです。17年やってきて初めてですよ。 RG やっと普通の芸人活動ができているという感じですかね。 ――「THE MANZAI」の時は、レイザーラモンさんの愛され感が視聴者にも伝わってきました。 RG それは、レイザーラモンが特殊な生い立ちをしていることにほかなりません。まずHGがバーンといって、俺が完全に置いていかれて、その後、HGがプロレスで大けがして……コンビとして「かわいそう」が、一つのキーワードになっていますから。 HG だから諸先輩方が助けたがるというか、なんとかコイツらを面白くしてやろうと。いつも助け舟を出してくれるんです。 RG 前に出ることをやめなかったっていうのは、あるのかもしれないですね。 HG コンビで一人がドーンてなったら、たいがい仲悪くなるか、そのまま解散してしまうかなんですね。しかしRGさんは、ブレイクしたHGをパクるというとんでもないことをしだした。それから「あるある」ですよ。お笑いのセオリーとはまったく別なやり方で、ここまできました。 ――それも、すべてお二人の頭にあったストーリーなのかなって思うくらい、自然です。 HG プロレス的ではありますね。 RG たとえば猪木さんは「スキャンダルを飯にしろ」ってことをよくおっしゃてまして、猪木VSモハメド・アリ戦ですごい借金を背負っても、逆にそれを売りにしてましたから。転んでも、ただでは起きない。プロレス好きが、HGをパクってる僕を見て「敵が出てきた!」みたいな感じで受け入れてくれたんですね。 HG ベビー(善玉)とヒール(悪役)。 RG 常にそれは僕らの中にある。だから漫才をやろうってなった時も、「解散するかも」と打ち出しておいて、自分たちを追い込んで、お客さんには乗っかってもらった。プロレス的な運びを意識しました。 ――二人の立場や関係性がどんどん変わって目が離せなくて、最終的には応援している。 RG その辺が、僕らが“ハッスルイズム”を継いでいるところだと思うんですけど、記者会見でも旬な人の話題を出して紙面を獲りにいくみたいなことを毎回やってて。話題になりたい。紙面を飾りたい。それが、ハッスルイズムです。 ――プロレスだったらリング、漫才だったら舞台、どちらも「神聖な場」というイメージがありますが、それぞれのガチなファンから中傷されることはなかったですか? HG 正直、プロレスファンの中には、当初「なんやお前ら」っていう空気がありましたけど、僕らとにかくプロレスが好きで真剣に練習して試合して、RGもやられキャラで頑張って、そうやってるうちに少しずつ認められていった感じがしますね。天龍さんも、ある時を境に「頑張ってるな」って話しかけてくれるようになりましたし。 RG どの世界でも、真面目にやってるのが分かれば、受け入れてもらえると思います。僕らも、これは漫才じゃないとか言われたり、HGが素顔で出てザワザワしたままネタに入れないこともあったんですけど、2年かけて、メディアも巻き込んで「俺たちは漫才に真剣です」って訴えて。一時は「ザ・漫才うけ太わろ太」に改名しようとまでしました。だから「THE  MANZAI」の決勝後に「やっぱりあれ漫才じゃない」って言われたの、悔しかったですもん。 _MG_8911.jpg HG 今年は、漫才協会の門を叩こうかという話も。 ――本当ですか!? RG 今はまだ吉本というホームでしかやってないので、ふらっと遊びに来た浅草のお客さんを笑わせることができるか挑戦したいですね。 ――では、ナイツがライバル? RG ライバルというより、憧れです。ナイツは今年のお正月の漫才番組で、もう紅白のネタをやっていたんですよ! なんてカッコいいんだ! HG 芸風からは、まったく想像できない発言ですね(笑)。最近のRGさんは漫才にアツすぎて、完全にキャラを見失ってます。 RG 去年「頑張れば、もしかしたら『THE MANZAI』の決勝行けるかも」って思った出来事があったんです。営業で中川家さんと一緒になりまして、その時に「あの雅楽のネタおもろいな」って言ってくれたんですよ。決勝まで頑張ってみようと思ったのは、その一言があったからかもしれません。 ――漫才への真剣な気持ちが、どんどん周囲を巻き込んでいったんですね。 RG これもまたプロレス的なんですけど、“新日本プロレスと東スポ”ならぬ“レイザーラモンと「お笑いナタリー」”という形でご協力いただきまして。僕らなんかに力を入れてもらって、申し訳ない限りですが。パンサーを特集したほうが、リツイート数は上がるというのに。 HG だから、僕の裸の写真(※ゲイ雑誌「バディ」2014年2月号表紙)入りの記事をナタリーさんで配信して、過去最高のリツイート数を記録したと。そこで恩返しをさせていただいて。 RG 周りを巻き込むというのは、怒られない空間を広げていくっていうことなんですね。楽屋でウケている感じを、ずっと広げていければと思っています。究極的には、日本全国が僕らの楽屋になればいい。楽屋だったら怒られないから。 ――すごい。そのままタイトルになりそうです(笑)。 RG 「日本を楽屋に」ですよ。 HG ンフフ。 RG プロ意識の欠如と言われれば、それまでですが(笑)。 ――でも間違いなく、2013年の「THE MANZAI」はレイザーラモンさんが持っていってしまったと思います。 HG いやいやいや……相方がトップバッターなんか取るから。 RG どうせあそこは空きますし。みんなが嫌がることを僕らがやることによって、大会自体が盛り上がればいいんですよ。結果、ゼロ票ということになりましたが。 HG 自分らの試合よりも興行を盛り上げたいという、プロレス的な考え方はあるかもしれませんね。 ――でも、ゼロ票だったことは悔しかったと? RG その時、初めて思いました。それまでは盛り上がれとか騒がしくしてやれとか考えていたのに、あそこで0点になって「あぁ負けたんや」と。 HG 意外でしたね。普段何やっても落ち込まない、反省しない男でおなじみのRGが。 RG ほかの人とはまったく違う漫才をしたと思っていたのに、「漫才じゃない」って言われて。でも、帰って番組の録画見たら「そりゃそやろな」って(笑)。 HG 愛のあるイジり方をしてくださったんですよ。 _MG_8914.jpg ――レイザーラモンさんにとって、お笑いのゴールはどこですか? RG それはいっぱいありますね。「THE MANZAI」のゴールがあって、そこをゴールしたらまた別のゴールがあって。武藤(敬司)さんが言っていたのは「プロレスはゴールのないマラソンだ」と。 HG 毎回、こうすればよかった、ああすればよかったが見つかる。年を取ったら取ったなりの漫才ができますし。 ――正解がないと。 RG オール巨人師匠に「漫才という大変な道にきてくれて、ありがとな」って言われた時、すごいところに足を踏み入れたんやなと思いました。 ――漫才という大変な挑戦を支えたのは、お二人のコンビとしての絆の深さだと思うのですが、特にレイザーラモンさんはピンとして片方がブレイクしたり、複雑な関係を強いられてきたと思います。でも「レイザーラモン」で居続けた、その理由はなんですか? RG やっぱりバッファロー吾郎軍団にいたことが大きかったですね。バッファロー吾郎さんにケンコバさんに小薮(千豊)さん……軍団の皆さんが僕らをかわいがってくれて、新キャラができたら先輩方のイベントに出してもらって。全然完成してないのに(笑)。僕らコンビだけでいて、どちらかが売れたら「なんやアイツ」となっていたかもしれません。だけど、僕らの周りにはいつも兄さんたちがいて、そんな兄さんたちに「なんだ、アイツ器ちっちぇえな」と思われたくなかった(笑)。 ――それで、今度はRGさんが、あるあるでブレイクして。 RG よく言われるのは、僕のあるあるネタを一番笑ってるのはHGやって。年末にHGが(EXILE弟分のGENERATIONS)関口メンディーさんのモノマネをした時も、やっぱり僕が一番笑ってた。お互いが一番笑うから自信を持っちゃう。日本全国楽屋なんですけど、その核というか、始まりは相方を笑わすことなんですよ。 HG めっちゃかっこいいこと言ってる(笑)。 RG コントでも、お互いが知らない設定を持ち込むことはない。お互いの共通体験、お互いが知ってる変な人……それを必ず題材にしてますから。 HG あるあるの選曲もバツグンなんですよ。渡辺美里とか佐野元春とかチューブとか、ほんまちょうどいい。 ――こんなにお互い目を合わせて話す芸人さんも、珍しいと思います。 HG 漫才師あるあるなんですけど、コンビで目も合わさへん、楽屋も別々っていう時期を経て、めっちゃ仲が良くなるっていう。僕らは、それをぎゅっとした感じだと思います。もちろん目合わさん時期もありましたけど、今は誰よりも相方を笑わせたい。 ――今年は、テレビにはどのようにアプローチされますか? 今バラエティはネタよりトーク力が優先されていますよね。 RG トーク力って、実は誰でも持ってるんですよ。だけど、緊張感が先に立ってしまうと発揮できなくなってしまう。僕らも相方と普通にしゃべる感じでテレビに出られたら、トークも面白くなると思うのですが(笑)。昔、吉本新喜劇座長の川畑(泰史)さんに「テレビはご褒美や」って言われたことがありまして。 HG 大阪時代なんて、テレビ出られるて言ったら、みんなに触れ回ったもんな。 RG DonDokoDonの山口(智充)さんなんか毎月ライブやって新ネタおろして、そのほんの一部がテレビで出てる。千原兄弟さんもそうです。だからテレビがどうのというより、「漫才でお客さんを笑わす」「楽屋で皆さんを笑わす」をちゃんとやっていれば、そのご褒美でテレビに出られると僕は思ってます。 HG 僕はまだまだ緊張してるし、肩に力が入っちゃう。それまでキャラに乗っかってやってきましたからね。銀行強盗が目出し帽を脱いだ状態なので、今は。 IMG_9005.jpg ――RGさんのハートの強さを見習いたいと? HG RGはハートが強いってよく言われますけど、僕はそんなに簡単な言葉じゃないような気がします。よく凹んだりもしますしね。 RG 僕は過保護に育てられてるだけ。前に出ないと先輩方に怒られると思ってるから、新キャラをとにかくやる、隙があったらあるあるを歌う。逆に言うと、ガラスのハートなんです。皆さんと、ちょっと意識が違うだけです。 HG 普通、ネタを思いついたら、自分の中で一旦消化しようとするじゃないですか。このキャラやったらどうなんねん、こっからどうオトしていくねんとか。それを考えずに思い付いたことをやるの、スゴイですよ。 ――今まで誰も通ったことのない道を進んできたお二人ですが、これからお笑い界で成し遂げたいことはなんでしょうか? RG お笑い芸人って、ミュージシャンや俳優から比べると、世間から若干下に見られてるじゃないですか。僕らのほうが偉いんだっていうことではないんですけど、僕は芸人さんが一番すごいと思ってるので、もっと正当に見てもらえないかなとは思っていますね。 HG 昔よりは、だいぶ評価されているとは思いますけど。 RG 一回テレビでやったネタが次からウケなくなるとか、すごい儚いモノなんですよ、漫才って。ノンスタイルだって、M-1取った時のネタをまだ一回もやってない。巨人師匠が言ってた「大変な世界」っていうのは、そういうこともあると思います。 ――何年もかけて磨いてきたものが、一瞬で消費されてしまう。 RG これが歌なら、その後もずっと残るじゃないですか。漫才やコントに関しても、そういう文化になれば。庶民の余興から始まって、徐々に伝統芸能になった歌舞伎のように、漫才にも革命が起きればいいと思うんです。芸術になっちゃいけないけど、格は上げたいと思います。 HG それを、市川AB蔵が言うという(笑)。 (取材・文=西澤千央)

「めっちゃ楽しい」『THE MANZAI』で見せた、“人生すごろく”レイザーラモンの17年

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吉本興業株式会社 芸人プロフィール | レイザーラモン
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  『THE MANZAI』(フジテレビ系)決勝の「組み合わせ挑戦会」で、レイザーラモンRGは誰もが嫌がるトップバッターを選択し、『THE MANZAI』あるあるを歌い出した。「めっちゃ楽しい」と。そのあるあるの通り、2013年の『THE MANZAI』は「めっちゃ楽しい」大会になった。優勝したウーマンラッシュアワーはもちろん、最も鮮烈な印象を残したワイルドカード(敗者復活)の流れ星や、たけしイズムあふれる危険なネタを披露した東京ダイナマイトなど、“曲者”揃いの決勝大会は飽きることない楽しい空間だった。  その空気を作った大きな要因のひとつは、トップバッターのレイザーラモンだろう。一般的にレイザーラモンは、「フォー!」の“一発屋”ハードゲイキャラのHGと、「あるある」のRGという印象しかないかもしれない。だから、彼らの決勝進出は驚きだった。だが実は、レイザーラモンは昨年に続き2年連続で認定漫才師に選ばれている。着々と実力を付けてきていたのだ。 「人生すごろくや!」  かつて東野幸治は、レイザーラモンをそう評した。住谷正樹の「レイザーラモンHG」というキャラが大ブレークしたため、出渕誠がそのキャラをパクリ、「RG」となって便乗した。「お荷物」などと揶揄されながらも強心臓を武器に「あるある」を歌い続け、いつしかRGは「市川AB蔵」などのキャラでプチ・ブレークを果たした。ちょうどその頃になると、「HG」の人気は低迷。今度は「市川AB蔵」に便乗するように、HGが「市川CD蔵」に扮したのだ。それはまさに、「人生すごろく」と呼ぶにふさわしい変遷だった。  RGはその後も、「あるあるバスツアー」や「あるある」をオールナイトで歌い続けるライブなど個性的で精力的な活動で話題を振りまき続け、テレビでもワンポイントの切り札的出演でその場を「楽しい」空間に変えていった。一方、HGは持ち前の端正なルックスと肉体美でモデルとしても活動を開始。また、『バカソウル』(テレビ東京系)などで「吉本三大蜃気楼」として「一発屋」をネタにし始めていた。  そんな頃、大阪時代からレイザーラモンをよく知る構成作家に「2人で絶対漫才してください」と説得された。「俺らの漫才なんて、誰も見たないやん」というRGに、彼は「いや、やってください」と食い下がった。  漫才師に憧れていた。けれど、RGは「僕らはできるわけないと思って、ずっと逃げてた」。だが、HGも「やろうや」と言ってくれた。そしてレイザーラモンはキャラを脱ぎ捨て、スーツに着替え、再び漫才で勝負し始めたのだ。 「HGやりました、あるあるやりました、プロレスやりました。全部漫才のためだったのかなと」(「お笑いナタリー」インタビューより)  17年間、さまざまな変遷を経てきたレイザーラモン。決してお笑い芸人の「王道」とはいえない道を歩んできた。 「レイザーラモンとして求められてるものって、ぶっ壊すことだと思うので。漫才というフォーマットの中で、ぶっ壊すようなことをやりたいと思います」(同)  その言葉通り、レイザーラモンは日本一の漫才師を決める『THE MANZAI』で、モデルに扮したHGの服を脱がし、パンツ一丁にした。それはいま主流の、ボケの手数を詰め込んだ緻密な漫才とはまったく違っていた。センスのある発想とも無縁だった。レイザーラモンの17年間が凝縮された漫才は、ただ「楽しい」だけの漫才だった。  その漫才を見て、審査員のひとりであるオール巨人は「レイザーラモン君はね、個人個人でやってく力あるんですよ。そのほうが楽なんですよ。でも漫才で頑張って、漫才のキャリアとしては2~3年やと思うんですよ。正直、劇場でもウケてなかった(笑)。でもここまで来た。言うたやろ、舞台で裸になったら誰かに怒られるって。俺が怒る!」と、優しさあふれる言葉をかけた。  HGは漫才の最後、RGのボケに「セイでしょー!」とツッコんだ。「セイでしょ-!」というツッコミの、意味のわからなさ。けれど、そのわからなさの分だけ幸福感がにじみ出てくる。 「反則だろ! フランス座じゃないんだから」と相好を崩す最高顧問のビートたけしも楽しげだ。  「楽しい」という概念を人の形にするとレイザーラモンができあがる。そんな気さえしてしまうほど、バカバカしくてくだらない、そして愛おしい漫才だった。2人の漫才は、『THE MANZAI』を嫌な緊張感とは無縁の楽しい空間にしてくれたのだ。  トップバッターとしての役割を果たしたレイザーラモン。最後の優勝決定の瞬間、チラッと画面の片隅に映ったHGはまだ裸のままだった。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから