松嶋、米倉、剛力……イケてる女優のギャラはおいくら?

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女優のギャラについて報じる
「週刊文春」(文藝春秋社/12月6日号)
 11月29日発売の「週刊新潮」(新潮社)、「週刊文春」(文藝春秋社)から、忙しいビジネスパーソンも要チェックの記事を早読み。今回は、上場企業社員もびっくり!の「人気女優のギャラ」を覗いてみよう。  12月16日に行われる衆院選に向け「卒原発」を掲げる嘉田由紀子滋賀県知事が結成した新党「日本未来の党」に「国民の生活が第一」「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」「みどりの風」が合流し、ますます目が離せない政局。ということで、今週発売の文春、新潮とも総選挙を大々的に特集している。  しかし、同じくらい芸能情報も充実しているのが今週の両御大。そんな中で今回は、みんな大好き“人様の懐事情”ということで、文春の「人気女優最新ギャラ番付2013年版」から早読みする。  視聴率の低迷が叫ばれるテレビ業界で、昨年最終回の視聴率が、2000年に放送されたドラマ『ビューティフルライフ』(TBS系列)以来の40パーセント超えを果たした『家政婦のミタ』(日本テレビ系列)。記事によると主役の三田灯を演じた松嶋菜々子が今もっともギャラの高い女優であるという。そのギャラは、連ドラ一話分でなんと「最低“350万円”を提示しないとまともに交渉できない」とのこと。サラリーマンの平均年収が約400万円の時代にあって、なんとも夢のある金額である。妻がこれだけ稼いでいれば、旦那がパッとしなくても反町家は安泰なのだろう。  さて、ギャラ番付2位は米倉涼子。気になるギャラは「250万円だが今後は300万円代になってもおかしくない」という。松嶋と米倉を追うのが、天海祐希、篠原涼子、綾瀬はるか、仲間由紀恵らのギャラ250万円クラスだという。 ●「オスカー3人娘」は安売り戦略の賜物 !?  また最近話題の武井咲、剛力彩芽、忽那汐里の「オスカー3人娘」は「ギャラを抑え目にしてどんどん仕事を取る方針で実績を積んでいる」と記事にはある。ギャラ番付2位の米倉も同じくオスカープロモーションだが、「オスカーの安売り戦略」は、以前から業界内で囁かれてきた、いわば“定説”。この点については、日刊サイゾーで今年2月にオスカーの鈴木誠司専務に直撃しているが、同氏は全面否定。「(オスカーがCMやドラマのギャラを下げることで起用しやすくし、その分、露出を増やしているという噂について)私も聞いたことがありますが、事実ではありません」とし、さらに「業界内ではオスカーはギャラが高いと有名なんです」とも。ちなみに、ある雑誌編集者によると「オスカーは最近事務所を移転したが、移転先は表参道周辺で家賃と保証金が一番高いビルとの噂。同じビルには高級ブランドのグッチも入っている。安売り戦略で、あそこまでの儲けは出せないだろう」とも。一方で、“薄利多売”で収益確保ということもありえるのだろうが、真相はいかに。  ちなみに、アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した2012年度の「最もギャラの高いTVドラマ俳優リスト」によると、全米で人気のコメディ『Two and a Half Men』主演のアシュトン・カッチャーで、約1年で19億円を稼いでいるという。 ●山口智子に厳しい新潮  一方の新潮では、ギャラ番付1位に輝いた松嶋と、『ロングバージョン』(フジテレビ)以来16年ぶりの連ドラ出演を果たした山口智子の明暗を報じている。  今年10月からスタートした山口出演の『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ)。「かつて『視聴率女王』『ドラマクィーン』と謳われた」山口が16年ぶりの連ドラ出演という話題性に加え、主演には阿部寛、共演に10年ぶりの連ドラ出演となる宮崎あおい、監督・脚本に映画『誰も知らない』などで知られる是枝裕和を配するなど、「まさに鳴り物入りで始まった」。しかし、初回の視聴率こそ13%だったものの、2話目以降の視聴率は一桁台と低迷。11月27日放送分では、5.9%まで落ち込んでいる(いずれの関東地区/ビデオリサーチ調べ)  その要因として「山口は、体系こそ丸くなりましたが。トレンディ女優がそのまま年を重ね、普通の役を演じているだけ」と厳しい声を紹介している。その一方、松島主演の『家政婦のミタ』がヒットしたのは「恋愛ドラマの中心で格好いい役を演じていた松嶋が『脱げ』と言われて脱いでしまう、無感情なキワモノを演じたギャップが受けたこともある」と指摘。新潮といえば、かつて当サイトでも報じた通り、『ゴーイング マイ ホーム』と山口には、いたって厳しいスタンスを取り続けている。きっとデスクあたりが“かつての山口に萌えた世代”で、歳を重ねた彼女を見たくないのかも。そんな山口のギャラも気になるところだ(旦那は松嶋よりは、稼いでいそうだが)。 ●カウンセリングを受けないのりピー  もうひとつ大きな芸能ネタとして、文春が注目の独占手記を掲載している。09年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受け、10月24日に女優復帰会見を行った酒井法子のものだ。  スポンサーの意向を重要視するテレビでは、犯罪者のイメージが付いた酒井はまだ使いにくい。そこで、まずは安いギャラも承知の上で舞台復帰となったのだろうが、酒井が事件によってスポンサーなど関係各所に与えた損害は5億円とも。しかも、それを肩代わりしている元所属事務所のサンミュージックには、一銭も返済できていないようだ。そんな酒井の苦悩ぶりが伝わってくる手記ではあるが、特に目新しい事実はない。  それよりも手記の中で引っかかったのが「保釈後、医師のカウンセリングやリハビリは受けていません」という個所だ。酒井は禁断症状もなく、目の前に薬物があっても手を出す気持ちは一切ないと断言するが、内閣府の薬物乱用対策推進会議の資料によると、覚せい剤事犯での再犯率は11年で59.2%と高い。過去にも覚せい剤取締法違反で2回以上逮捕された有名人に岡村靖幸、清水健太郎、田代まさしらがいる。カウンセリングやリハビリを受けることも、罪を償うことのひとつでもあるし、周囲の信頼を回復するために必要なことだと思うのだが……。  さて、文春で長年連載されている密かな人気コーナといえば「淑女の雑誌から」。今回は、◯トレにハマっているという淑女の告白が目を引いた。こちらも要チェックです。 (文=本多カツヒロ) ■おすすめ記事 すでに本屋ではない! Amazonで一番売れてるのはお米!? 東電への抗議として広まる「電気代不払いプロジェクト」 西友は赤字に…冬のボーナス減で小売り・外食が値下げ消耗戦 日立、東芝…最後の砦・白物家電を浸食する中韓勢との最終戦争 財界が後押しする“安倍総理” 経済ブレーンの面々

長年の頭痛・糖尿病・脳梗塞の原因は、なんと“歯”!?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 橋下徹騒動を呼んだ、朝日新聞出版の“社内事情” スタバ小型店にマック、コンビニ…入れたてコーヒー戦争勃発? JAL対ANA、政権交代を見据え加熱する羽田発着枠争奪戦の舞台裏 ■特にオススメ記事はこちら! 長年の頭痛・糖尿病・脳梗塞の原因は、なんと“歯”!? - Business Journal(11月28日)
「Wikipedia」より
「吐き気がするほどひどい頭痛で、脳外科でCTやMRIを撮ったけれど異常なし。それが、歯医者に行って治ったんだから拍子抜けです」  こう話すAさん(37歳)は元看護師。人体の仕組みは一通りわかっている彼女からしても、強い頭痛の原因が「歯」であるとはよもや想像しなかった。「脳外科のほかに、眼科、心療内科も回ったんですよ。それでも何年も治らなかったのに……」と驚きを隠せない。  近年、歯の不調による全身への影響が少しずつ明らかになってきた。都内で歯科クリニックを開業するB氏は、次のように説明する。 「心臓病や脳梗塞は、歯周病菌によって引き起こされることがあります。歯磨きをサボっていると歯の表面に『プラーク』(歯垢)がたまることはご存じでしょう? それが、血管の中にもたまるんです。歯周病菌は、腫れた歯肉を通って全身の血管内に侵入します。プラークが剥がれて心臓の血管が詰まると、狭心症や心筋梗塞といった心臓病。脳の血管が詰まると脳梗塞です」  Aさんのケースも、プラークが脳の血管に影響していたと考えられなくもない。あるいは、歯の噛み合わせが悪いことが原因の可能性もある。実は、Aさんが受けた治療は、「かぶせ物が取れたまま放置していた奥歯に、きちんと銀歯をかぶせた」というもの。奥歯が全身に与える影響は計り知れないことを、神奈川県内の歯科クリニックの院長C氏は語る。 「つい最近、右腕がしびれて動かすことができなかった実父の症状が、噛み合わせの調整でアッサリと治りました。父は加齢によって奥歯がすり減っていて、あちこちに噛み合わせのズレが生じていました。ほんの1ミリにも満たないズレですから食事や会話には不都合がなく、本人は気がつきません。しかし、奥歯でしっかり噛むことができないと、徐々に全身の骨格がゆがみ、頭痛や手足のしびれ、関節痛といった不定愁訴(特定の病気によらない不調)を招きます。それを慎重に削ったり、詰め物を盛ったりして高さを調整すると、うそのように症状が消えることがあるのです」

●歯周病と生活習慣病

 歯が原因となる全身の病気は、それだけではない。C氏は、歯周病と生活習慣病との関連を説明する。 「歯周病菌が歯茎を通って全身に回ると、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまいます。歯周病になると、糖尿病の症状を悪化させたり、それまで糖尿病ではなかった人も血糖値をうまくコントロールできなくなったりしやすいのです。最近ではメタボリックシンドロームや高血圧など、ほかの生活習慣病も歯周病菌が原因の1つとする報告もあります」  不定愁訴や生活習慣病で病院を受診すれば、当たり前のように薬を処方される。しかし、薬を飲んだからといっても根本的に治るわけでもなく、多くの人は長期にわたって服薬を続けることになる。C氏は、歯科による全身疾患の治療がもっと広まれば、医療費を大幅に削減できると考えている。 「例えば高血圧。薬の量の規定を少し減らすだけで、年間6000億円以上が浮くはずです。医療のあり方は、もっと改善の余地があります」

●医科と歯科の格差

 では、なぜそうならないのか? C氏は医科と歯科の埋められない格差の存在を指摘する。 「治療技術を全国に普及させるには、大規模な臨床試験を行って統計データを取り、論文を発表する必要がありますが、時間も費用も膨大にかかります。医科がそれをできるのは、薬品メーカーによるバックアップ体制が絶大だからです。病院では大量に薬を使うため、薬品メーカーは医師に対して臨床試験やデータ収集の手伝いを惜しまないんですね。学会発表で使うスライドを薬品メーカーが作る、などということはよくあることです。まあ、利権ですよ」  一方で、歯科はというと……。 「歯科で使う薬の量はたかが知れていますから、薬品メーカーからするとマーケットの規模が小さいわけです。医科のような支援は受けられません。ただでさえ最近は歯科クリニックが林立し、競争のために診療時間を延ばさざるを得ないケースが増えていますから、論文執筆の時間を取れない歯科医も多いことでしょう」(C氏)  前出のB氏は「日本ほど歯科医の地位が低い国はそうありません。アメリカなどの歯科医は全身の医学も学びますから、歯科医師と医師はさほど変わらないポジションだと認識されています。日本も、もう少し歯科医に発言権があっていいはずなのですが……」と嘆く。  近い将来、日本の歯科医が医師ほどの発言力を持つことは、あまり期待できない。となれば、「体の不調を治すのは病院だけじゃなく、歯科にも可能性がある」と知っていた人だけが救われるはずだ。頭痛などの悩みがある人は、いつもの歯科医に「噛み合わせで頭痛が治るって本当ですか?」と尋ねてみてはいかがだろうか。 (文=永山りお) ■おすすめ記事 橋下徹騒動を呼んだ、朝日新聞出版の“社内事情” スタバ小型店にマック、コンビニ…入れたてコーヒー戦争勃発? JAL対ANA、政権交代を見据え加熱する羽田発着枠争奪戦の舞台裏 おやじギャグから生まれたネジ回しが海外でばかうけ中! ローソンの挑戦、東北復興を目指し地元業者とビジネスを展開

橋下徹騒動を呼んだ、朝日新聞出版の“社内事情”

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「週刊朝日」(朝日新聞出版社
/10月26日号)
 朝日新聞社の100%子会社である朝日新聞出版の神徳英雄社長が辞任した人事は、朝日新聞社内では「自業自得の辞任」と言われている。  辞任の直接の原因は、朝日新聞出版が発行する「週刊朝日」(10月26日号)が掲載したノンフィクション作家・佐野眞一氏による記事『ハシシタ 奴の本性』が、橋下徹・大阪市長の人権を著しく侵害したとの批判を受けたことによるものだが、今回の問題の背後には、神徳氏の経営判断のミスもある。  神徳氏は、親会社の朝日新聞社常勤監査役から今年6月に朝日新聞出版の社長に異動した。監査役に就く前に朝日新聞の取締役出版担当を務めていた当時、人件費削減のために出版部門の分社化を推進した。しかし、分社化に対しては社内には反論もあった。その理由は「朝日の出版部門の主力は、『AERA』と『週刊朝日』という雑誌ジャーナリズムであり、ハウツー系などの書籍ではない。人材交流も含めて社会部や政治部、経済部といった本体の新聞と連携して、事実を確認したり、情報交換をしたりしている。コスト削減を狙って単純に分社化しても、運営はうまくいかない」(関係筋)というものだった。 「こうした安易な改革は、出版も朝日新聞のジャーナリズムを担う一部門という意識が欠けているし、分社化して給与体系の安い社員を入れても、雑誌としての品質は維持できない」という声も出ていたという。「週刊朝日」や「AERA」は取材と人事の両面で朝日新聞本社との交流が深いため、一体運営をしてこそ新聞社系の雑誌の威力が出せるという意味である。  現に分社化によって、朝日新聞出版は本体から今まで以上に一段低い存在として見られるようになり、これまでは本社から優秀な記者が視野を広げる勉強のために出版に「異動」していたのが、「リストラ要員」的な人材が出版に「出向・転籍」するケースが増えたという。また、外部から給料の安い若手を採用したものの、記者としての心得の訓練を受けていない人材も入ってきた。この結果、分社化によって士気は下がる一方で、出版不況とも相まって「週刊朝日」や「AERA」は部数凋落の一途をたどった。

●不慣れな若手記者を「トカゲのしっぽ切り」

 昨年には、こんな問題も発生している。「AERA」では中途採用した不慣れな若手記者を民族派団体の取材に行かせ、その記者が「美人局」に引っかかってしまって朝日新聞出版は民族派団体から脅しを受けた結果、責任を取らせる形でその若手記者を退社させている。上司である編集長や取材の指示を出したデスクらは責任逃れしたため、社内では「トカゲのしっぽ切り」だとの批判も起こった。  ちなみに、その責任逃れしたデスクが、今回の「橋下原稿」を担当したデスクであるというから、開いた口がふさがらない。出版社としてのガバナンスは、一体どうなっているのだろうか――。  取材に不慣れな若手記者の採用について、あるジャーナリストはこう指摘する。 「『AERA』の記者が電話でコメントを求めてきたので、対応しました。後でコメントを打ち返してきたのを見ると、しゃべったことの半分程度しか理解しておらず、文章も下手なうえ、書いた記事全体も何が言いたいかがよくわからない内容で、よくこんな企画が通ったものだと思いました。その記者の社歴を聞くと、中途採用された経験の乏しい若い方で、これまでのAERA記者とは違ったイメージを持ちました」 「美人局騒動」のケースも見ても、経験の乏しい記者を育てる雰囲気や仕組みが、朝日新聞出版から消えてしまったということではないだろうか。こうして「週刊朝日」や「AERA」のコンテンツ力は劣化し、部数凋落の大きな要因をつくり出したのである。

●質の高い原稿は、文藝春秋や講談社へ…

 その結果、焦ってセンセーショナルな記事に走ろうとして誕生したのが、橋下氏の人権を無視した出自を暴く企画である。「週刊文春」や「週刊新潮」などの雑誌は、出版社の社員である編集者が外部の契約記者や作家を使いこなしているが、もともと朝日新聞出版は、海千山千の外部筆者を使いこなすエディターシップが高くない。さらに言うと、外部の作家もこれまでの付き合いの深さから文藝春秋や講談社、新潮社といった出版社を優先させて原稿を出すので、質の高い原稿を外部から取ることは期待できない。だから、一流のノンフィクション作家だと世間では見られている佐野氏も、「勝負原稿」を朝日新聞出版に出したわけではない。佐野氏にしては原稿の内容が薄かったという指摘すらある。  こうした負の連鎖を招いた張本人が、出版部門を分社化した神徳氏ということなのである。社長が原稿を書いたわけでもなく、編集を担当したわけでもない。しかし、結局、神徳氏が出版担当取締役時代に、コスト削減だけを重視するだけで、肝心のコンテンツをどのようにつくるのかという戦略的かつ本質的な議論がないまま、分社化の方向へ向かったのが間違っていたのだ。  そもそも神徳氏は、分社化した朝日新聞出版の初代社長になるはずだったが、構造的不況の中にある出版社の経営を切り盛りする「自信がない」という理由で火中の栗を拾うことから逃げた人物でもある。取締役退任後、常勤監査役に退き、今年6月の役員人事で2代目朝日新聞出版の社長に就いていた。自分がまいた「不幸の種」が巡り巡って自分の社長時代に「開花」してしまったというわけだ。このため、「自業自得」と言われ、朝日社内でも同情する人が少ないと言われている。  神徳氏は朝日新聞で経済部を中心に歩んできた。早稲田大学大学院を出て1973年に入社。ニューヨーク特派員や朝日新聞労働組合委員長を歴任した「スーパーエリート」で、同じく経済部OBで消費者金融などと広告関連で癒着して、朝日ジャーナリズムを破壊した箱島信一元社長の側近中の側近である。  朝日新聞は政治部と経済部が交代で社長を出してきたので、政治部出身の秋山秋太郎社長(現会長)の後は神徳氏が次期社長の有力候補の時期もあったが、箱島氏の威光を借りて態度があまりにも傲慢で「好き嫌い人事」を横行させたために、社内で敵を多くつくり、常勤監査役に失脚してしまった。この時も朝日社内では「箱島の威を借る神徳は、箱島の失脚とともに消え去った。自業自得だ」と言われた。「驕る神徳久しからず」と言う人もいたそうだ。天は神徳氏の「悪行」をまだ忘れておらず、今回の問題で、きつい「お灸」を据えたということであろう。 (文=編集部) ■おすすめ記事 スタバ小型店にマック、コンビニ…入れたてコーヒー戦争勃発? 長年の頭痛・糖尿病・脳梗塞の原因は、なんと“歯”!? JAL対ANA、政権交代を見据え加熱する羽田発着枠争奪戦の舞台裏 おやじギャグから生まれたネジ回しが海外でばかうけ中! ローソンの挑戦、東北復興を目指し地元業者とビジネスを展開

「正露丸は時代遅れ」忘年会シーズンを乗り切る胃腸薬の選び方

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) すき家社長「売上20倍達成を信じられない社員は去れ」 AKB、コンドーム、コンビニから今年のクリスマス商戦占う 冬のセールで三越伊勢丹とアパレル各社が全面戦 ■特にオススメ記事はこちら! 「正露丸は時代遅れ」忘年会シーズンを乗り切る胃腸薬の選び方 - Business Journal(11月27日)
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薬事法の改正で今は販売されていない「グリチロン」
 オイッス! 忘年会シーズンですねぇ 暴飲暴食してませんかぁ?  食べ過ぎ飲み過ぎ……と、胃腸に厳しい季節になってまいりました。風邪薬と同様に、雰囲気でなんとなく買っている人が多いと思われる胃腸薬ですが、前回、風邪薬はぶっちゃけなんでも良いという結論で、ぼったくりをつかまされる以外は取り立ててハズレもないのですが、胃腸薬は別です。胃腸薬の選び方ひとつで、あれよあれよとお腹を壊し、慢性的なポンポンペインに悩まされるはめになるやもしれないのです。  それゆに胃腸薬の性質を最低限理解した上で、「うへー食べ過ぎたー」とか「胃がキモチワルイ」とかの状況に応じて薬を選んでいかないと、大変なことになりますぉおおおおおお……とひとしきり脅したところで本題に入ります。 ●胃腸薬の成分分類は簡単  胃腸薬は薬局で細かく分かれていますが、使用目的には大きく分けてだいたい4つです。 ・胃酸を中和し、お腹の不快感を取るという中和剤的な漢方ベースのもの (パンシロンやキャベジン、太田胃散、アバロンなど) ・胃粘膜を保護するもの (セルベール、スクラートなど) ・胃酸の分泌を抑える (ガス10、アシノン、アバロンZ、など) ・消化吸収をサポートする消化酵素や乳酸菌剤 (第一三共胃腸プラス、タカジア錠、ビオフェルミン、ザ・ガードなど)  なんだ、正露丸が入ってないじゃないかと言う人がいるかもしれませんが、正露丸は極めて古い薬で、結構強力な殺菌剤。もともと食品が衛生的でなかった時代に、食べ物を消毒しながら食べるといったようなニュアンスで使われていた薬で、現在の審査には通らないレベルの薬です。さすがに性能的に、あらゆる薬に及ばないので、もはや飲むまでもない時代遅れの薬と言えます。  なので、現代を代表するクスリという点での胃腸薬を選びましょう! ●就寝前と食間に飲むべきクスリ  使い方に注意が必要なのが、胃粘膜を保護する薬と、胃酸の分泌を抑える薬です。これらは薬局薬の中ではトップクラスの万能選手なのですが、それ故使い方を間違うと、いらぬ病気を引き起こすきっかけにもなります。  特に「ガスター10」(第一三共ヘルスケア)などの強力なヒスタミンH2ブロッカー(通称H2ブロッカー)は、胃酸の分泌をけっこう強力に止めてしまうので、潰瘍や炎症が起きている場合には効果のある薬ですが、あくまで胃が満タンでないときに飲む薬。いわゆる就寝前や食間(食事中ではなく食事と食事の間、食後2〜3時間に飲めという意味)に飲んで胃の再生を助けるものです。  胃が痛いからと言って食前に飲んで暴飲暴食をしていては、あっというまに胃が破壊されます。朝起きて、胃に不快感がある人は、まずは食事を控えめにし、消化吸収のよい食べものにした上で、これらのH2ブロッカーを食間、就寝前に飲んで胃壁を守ってあげれば、わりと短期で胃が健康な状態に戻すことができます。  薬局薬で治療が可能な数少ない薬と言えましょう。 ●食前に飲むと効果バツグン  続いて胃粘膜を保護するものの紹介です。薬局では「セルベール」(エーザイ)と「スクラート」(ライオン)が2強といった感じですが、スクラートの成分であるスクラルファートはカルシウムと反応して変化し、効能が台無しになります。それどころか、頭痛などを引き起こすこともあり、乳製品以外のカルシウムでも反応してしまうので、あまり良い商品とは言えません。  その点、セルベールに含まれるテプレノンは、医者が処方薬で好んで出すセルベックスと同じものであり、最近OTC(オーバー・ザ・カウンター)として薬局で売れている鎮痛剤・ロキソニンとの相性もバツグンでオススメです。  これらの胃粘膜保護材は、食前30分前に飲んでおけば、胃を保護してくれるので、上手く使いこなせば胃の不快症状をかなり緩和できます。ただ、あまりに万能なので、使いすぎると胃の耐久値を越えてしまいます。1週間使ってだめなら素直に病院に行きましょう。 ●おなかの不快感を抑えるクスリ  こちらは非常に古くからあるクスリで、配合も漢方っぽい成分がいろいろ入って、ついでに、胃粘膜保護材とかも混ざっているものがあります。どの薬も、おおむね食後の不快感をどげんかしたり、腸内の細菌のバランスを変えて、働きを正常化したりするといったものです。  その効能は簡単で、出過ぎた胃酸を重曹(炭酸水素ナトリウム)で中和して、そのほか消化吸収を促進する健胃薬だったり、乳酸菌などの生物製剤が入っている感じです。使ってみて自分に合うかどうか、コストパフォーマンスを見て選べばOKでしょう。  最後に、消化吸収をサポートする薬などがありますが、これまた含む成分は千差万別で、とくに怖い成分はないので、自分にあったものを選んで買うとよいでしょう。タカジア信者(新タカジア錠・第一三共ヘルスケア)やビオフェルミン教(ビオフェルミン製薬株式会社)、ザ・ガード信奉者(コーワ)などいろいろいますが、体質次第なので、どれがオススメ! というものは存在しません。  飲んでみて具合がよければ、体質にあっているのでそれがいいでしょうという程度です。ちなみに自分はザ・ガード信者です。とまぁ、だんだん整腸剤の話になってきたので、整腸剤と下痢止めの類いはそのうちまた別の機会にまとめましょう。 ●こっから先は無保証ですよー。  さて、真面目一辺倒に実用的な話をしてきましたが、ここまではあくまで食べ過ぎの話。  食べ過ぎや胃のトラブルに効果のある薬というのはよくある話だが、飲みすぎ……つまるところアルコールの大量摂取や、二日酔い、こんなものに効果がある薬なんてものは存在するのでしょうか?  薬局でそんな薬を尋ねても「ありませんねー」となります。それもそのはず、アルコール分解を促進するとか、そんな都合のよい話は、使用要項に含まれる薬は売られていません。  じゃあ存在しないのか? となると実は存在しないわけではありません……が、残念ながら、最も良い薬は、2011年の薬事法改正の流れで、薬局から姿を消してしまいました……。  かつてミノファーゲン製薬で製造されていた「グリチロン」というその薬は、グリチルリチンを1錠中35mg含む単純な薬で、アレルギーの症状緩和薬として売られていましたが、爆発的に普及した多くの抗ヒスタミン剤を前にして、その効果の薄さからまったく日陰の薬となったのでありました。  しかし、グリチルリチンという成分は、肝機能更新薬であり、血中に入るとさまざまな物質を抱合という形で無害で水溶性の物質にして、尿中に排出してしまいます。もともと持っている肝機能の解毒作用を、外部から助けるというコンセプトのこの薬。実はアルコールの代謝物であるアセトアルデヒドに強力に抱合してしまうため、グロングロンの二日酔いですら、30分から1時間そこらで元に戻してしまう威力がありました。  また複雑な作用機構は不明ですが、明らかに酔いにくくなるという作用も報告されており、一時期は知る人ぞ知る薬……となっていましたが、先述の薬事法改正によりあえなく薬局より消滅しました。  現在グリチルリチンを同量配合する薬は、アレルギール(第一三共ヘルスケア)というアレルギー向けの薬なのですが、眠気成分が満載でとても酔い覚ましには使える(使っちゃだめですけどね)ものとは言えません。  じゃあ結局もう無理なのかというと、そうでもなく、グリチルリチンはもともと甘草という漢方から見つかった成分。甘草がさまざまな解毒作用を持つことから、その成分が研究され製剤化され、西洋薬となったわけですから、オリジナルの甘草湯にはかなりの量のグリチルリチンが含まれます。  ただし吸収はゆっくりのようで、劇的な効果は薄いものの、二日酔い覚ましにはわりと優秀。  ……もちろん、無保証かつ筆者もまったくオススメしません(一応グリチルリチンの飲みすぎによる副作用も報告されていますし、例のごとく体質次第では悪化しかねないので)  が、あえて続けるのであれば、現在最も有力薬は、ペアA錠(ライオン)でしょう。これはお肌のトラブルにと売られている薬ですが、中身はグルクロノラクトン。血中に吸収されたあとは、わりと優秀な抱合成分として機能するということは……まぁそろそろ怒られそうなので、この辺にしておきましょう。 (文=へるどくたークラレ) ■おすすめ記事 すき家社長「売上20倍達成を信じられない社員は去れ」 AKB、コンドーム、コンビニから今年のクリスマス商戦占う 冬のセールで三越伊勢丹とアパレル各社が全面戦 著作は広報資料並み、斬新さゼロ…パナソニック御用◯◯の生態 偽装だらけの失業保険に住宅ローン アメリカ財政は破綻寸前!?

すき家社長「売上20倍達成を信じられない社員は去れ」

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 低価格店「築地吉野家 極」をオープンする
 吉野家のHPより
 11月27日の日経新聞朝刊から気になるニュースを拾い読み。ビジネスシーンで使えるまじめな1面記事から、飲み屋談義に花咲く変わりネタまで日替わりでピックアップしちゃいます! 【注目記事】乱戦 牛丼店 米産輸入増で値引き再燃へ 「焼く」丼台頭、3強脅かす  注目は企業面から「乱戦 牛丼店「米産輸入増で値引き再燃へ 『焼く』丼台頭、3強脅かす」の記事。原料の米産牛肉の価格高騰や消費停滞、新たなライバルに苦しむ牛丼店各社の苦闘を紹介する内容だ。  値下げする余裕もないぐらいに収益が苦しく、今週以降は値下げする余裕が無かった吉野家、すき家、松屋の大手牛丼各社だが、再び低価格競争が再燃する可能性があるのだという。年明けにも実施される米産牛肉の輸入緩和の影響で牛肉価格の下落が予想されるためだ。  これを見越していたのか、吉野家は10月に、通常店舗で380円する牛丼を250円で提供する戦略店「築地吉野家 極(きわみ)」をオープン。280円の他社を30円下回る価格設定でライバルから顧客を奪おうと画策している。また、松屋の緑川源治社長も「牛肉価格が下がれば値下げキャンペーンをしたい」と明言している。  競争を煽るのは牛肉価格だけではない。従来の牛丼のように“煮る”丼ではなく、“焼く”丼で急速に店舗を拡大した「東京チカラめし」の台頭が、牛丼各社の顧客を奪いつつあるのだ。松屋の緑川社長によれば「必ずウチのすぐ近くに店を出す」らしく、露骨に顧客を奪う戦略に警戒感を強めている。  ところで、一連の状況に危機感を強めた「すき家」を運営するゼンショーホールディングスの小川賢太郎社長は「過去10年で売上高は20倍になった。今後10年でも20倍にできる。そう信じられない人はこの場から去れ!」と、若手や中堅社員を集めた社員集会で叫んだのだとか。驚愕の単純計算。社員を鼓舞するための言葉とはいえ、「東京チカラめし」よりもこの発言に危機感を抱いた社員も多いのでは。 【1面】電子債権の利用急増 手形不要、1年で倍の5万社に  1面トップは「電子債権の利用急増」の記事。企業同士の決済に、電子債権の利用が急拡大しているとのこと。  かつては企業間の決済といえば、後日の支払を約束する手形を渡すか、一定期間後に代金を振り込むなどの方法が一般的だった。しかしペーパーレスの電子債権を利用すれば、手形の発行や管理の手間やコストを減らすことができる。このため大手企業から中小企業まで、幅広い規模の企業の間で、電子債権の利用が広がっているのだそうだ。  現在の利用企業は約5万社で、金額は1兆円を超えている。まだ手形の1割程度でしかないが、昨年と比べると企業数も金額も倍と急増していることから、将来的には紙の手形と逆転するとみられている。  さらに、今年度中にも全ての銀行をつなぐシステムが稼働することから、さらに利用企業の増加が加速するとみられる。また、この電子債権のシステムは日本が最も進んでいるとみられることから、アジアなどの地域にシステムを輸出できるという意見もあるのだとか。  確かに、紙切れを盗まれたり失くしたりするだけで支払いを受けられなくなる手形決済に比べれば、何重にもバックアップを取って管理できる電子債権の方が、安心感は増すはず。むしろなぜ今頃まで電子化が進まなかったのかという疑問も湧くが、やはり実物がないと安心できない人は多いのかも。 【企業総合面】ヘリウムが世界で不足 新興国の需要増、医療用に余波  企業総合面からは「ヘリウム、世界で不足」の記事。光ファイバーや半導体の製造、医療機器の冷却などに使われるヘリウムガスが、世界的に不足しているという内容だ。  ヘリウムは、天然ガスの採掘所から副生成物として取れるのだという。生産の7割はアメリカで、その他の産出国も、アルジェリア、カタール、ポーランド、ロシア、オーストラリアと、全世界で6カ国のみ。日本は9割以上をアメリカから輸入している。  不足の原因は、中国のMRI向けや半導体向けの需要が急増しているからとのこと。さらに今年の夏はアメリカで生産設備のトラブルが発生したことで、減産が起きたことも影響しているのだという。  この事態を受けて、国内ガス各社は産地企業から権益を買取り、国内需要をまかなえるだけの量を確保できるよう対策を急いでいる。また、供給先である半導体やMRIメーカーなども、充填量を減らして節約したり、調達先の多様化を進めるなどの対応を検討しているのだそうだ。  ところでヘリウムは、“浮く風船”に必要なことでも知られている。当然影響が出ており、東京ディズニーリゾートでは21日にヘリウムガスを詰めた風船の販売を休止し、販売再開の時期は未定とのこと。  ふわふわと浮く風船が消滅すれば、イベントやテーマパークの雰囲気は一変。経済的な影響は工業需要に遠く及ばないと思われるが、社会に与えるインパクトはこちらの方が大きそう。 ☆その他の注目記事☆  ・音楽ソフト市場、14年ぶりに拡大 中高年下支え  ・松竹、歌舞伎座建て替えが25億円の営業増益要因に 来期ほぼ倍増 興行と賃料収入増 ■おすすめ記事 「正露丸は時代遅れ」忘年会シーズンを乗り切る胃腸薬の選び方 AKB、コンドーム、コンビニから今年のクリスマス商戦占う 冬のセールで三越伊勢丹とアパレル各社が全面戦 著作は広報資料並み、斬新さゼロ…パナソニック御用◯◯の生態 偽装だらけの失業保険に住宅ローン アメリカ財政は破綻寸前!?

エイベックス、新人発掘の大半はYouTubeで!?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 生活保護に公団住宅…ゲットするための裏テクニックとは? 著作はまるで広報資料、斬新さゼロ…パナソニック御用◯◯の生態 Kindleにあって、koboやNexus7にない期待感 ■特にオススメ記事はこちら! エイベックス、新人発掘の大半はYouTubeで!? - Business Journal(11月26日)
「Thinkstock」より
 11月26日の日経新聞朝刊から気になるニュースを拾い読み。ビジネスシーンで使えるまじめな1面記事から、飲み屋談義に花咲く変わりネタまで日替わりでピックアップしちゃいます! 【注目記事】「ヒットの方程式」手探り  注目は、企業面から「ネット 人類 未来 企業の選択『ヒットの方程式」』手探り」の記事。“人気ドラマの主題歌に採用されればCDが売れる”という時代が終わり、新しいヒットの作り方を探る企業の模索を紹介している。  音楽会社やテレビ局などのバックアップもない“素人”が、ネットを通じて人気を集め、ヒット曲が生み出されたり、人気歌手になったりするという成功事例が近年増えている。記事では、12月にソロデビューする歌手のぽこたが、ニコニコ動画などへの動画投稿により注目を集めるようになった“ネット出身”アーティストのモデルケースのような存在として紹介されている。  こうした新しい“ヒットの方程式”には大手音楽企業も注目しているらしく、ネットで人気の“アーティスト”からの新人発掘に力を入れ始めている企業もあるのだという。エイベックスは20人ほどのスカウト部隊の大半をネット分野に投入。動画共有サイトを巡回して、熱烈なファンがつくアーティストをみつけては、本人との接触を試みているのだとか。ちなみにエイベックスの“発掘”のノルマは1カ月で2組以上。1年間で24人以上の新人がチャンスをものにする、という計算になる。  記事は、ニコニコ動画を運営するニワンゴの杉本誠司社長の「宣伝色が強い従来のプロモーションはネットでは通用しない」「『作られたヒット』はネットでは見破られる」という厳しいお言葉で締められている。でも、仮に大手音楽企業やテレビ、広告業界が本気で“ステマ”等を駆使して、前述のような“新しいヒット”を仕掛けてきたら……見破るのは容易ではなさそう。 【1面】ホンダ、主力セダンを北米で開発 「シビック」など  1面トップは「主力セダン 北米で開発」の記事。ホンダが、主力のセダン「シビック」「アコード」の設計開発業務を、北米の拠点に移すことを決めた、とのこと。  ホンダはこれまで、全ての車種の新車開発を栃木にある開発拠点に権限を集中させて行なってきた。「シビック」と「アコード」は、ホンダの世界販売の3分の1を占める主力車種だが、近年この2車種は販売台数の半数を北米が占めるようになっている。現地のニーズを迅速に取り込み、さらに販売を強化することが、今回の開発拠点の移設の狙いなのだという。  その背景には、日本国内では「フィット」などの小型車や軽自動車の需要が増え、「シビック」などのセダン型の需要が低迷がある。国内であまり売れないものを、国内で設計開発する意義が薄れてきていたというわけだ。今国内では、ハイブリッド車や燃料電池車などの次世代技術の開発競争が激化しているため、今後は本田技術研究所から海外向けの車の開発業務を徐々に切り出し、先進技術を各地に提供する役割を強化するのだそうだ。  国内技術者は先進技術の研究開発に充てる、ということで雇用の心配はひとまず無さそう。しかし若者の車離れが叫ばれて久しい日本、どの車種も“国内で開発する意義”が薄れていって、気が付いたら研究開発拠点がすべて国外に移されちゃったりして。 【新興・中小企業面】客室乗務員限定のネット掲示板 KoLabo  新興・中小企業面からは、「KoLabo、客室乗務員限定のネット掲示板」の記事。ウェブ開発のKoLaboが、航空機の客室乗務員(CA)専門のネット掲示板サービスを始めた、というものだ。  この掲示板は紹介制で、経験者も含めた客室乗務員なら誰でも利用できる。ユーザーの利用料は無料で、広告を収入源にするのだそうだ。ショッピングやコスメ、美容、子育てなどの7分野について、写真入りで自由に情報を書き込めるのだという。  どんな時も笑顔での対応を迫られる客室乗務員という仕事柄、モンスターな客に対するストレスも多いと思われる彼女(彼)ら。部外者としては、そんなCAたちの露骨な愚痴なども覗いてみたいところだが、さすがに7分野のなかに「仕事の愚痴」は含まれていなさそう。 ☆その他の注目記事☆  ・音や色、商標に 登録基準・運用が焦点  ・資金力は民主優勢 衆院選、潤沢な政党交付金 【先週金曜の日経】日経が探る、技術の進歩が雇用を奪うニッポンの未来 ■おすすめ記事 生活保護に公団住宅…ゲットするための裏テクニックとは? 著作はまるで広報資料、斬新さゼロ…パナソニック御用◯◯の生態 Kindleにあって、koboやNexus7にない期待感 リクルートがECサイトに殴りこみ! 塗り替わるEC業界 住宅展示場の家って、ボロくなったら建て替えるの?

生活保護に公団住宅…ゲットするための裏テクニックとは?

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5月25日、会見するタレント・河本準一氏。
 11月21日、厚生労働省は、全国の生活保護受給者が213万1011人(8月末時点)と、4カ月連続で過去最多を更新したと発表した。受給世帯も155万5003世帯と、同じく過去最多となった。  今年世間を賑わせた「生活保護費不正受給騒動」の発端は、お笑いコンビ次長課長の河本準一であった。5月25日、都内新宿で行われた記者会見では、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務取締役・竹中功氏、河本準一、吉本興業株式会社 法務本部長・渡邊宙志氏の3名が登壇し、釈明を行った模様は、繰り返しテレビで報じられた。  しかし、河本氏が記者会見で述べている通り、生活保護の受給資格の有無を判断していたのは、福祉事務所であったということを忘れてはならないのだ。  6月2日発売号の「週刊現代」(講談社)によれば、河本氏の年収は約5000万円と明記されている。もしこれが事実なら、どうして福祉事務所は河本氏の所属事務所に問い合わせ、扶養義務をもっと早い時期に課すことができなかったのであろうか。もちろん、個人情報保護法などの兼ね合いから、そこまで調べることは今の法律では難しいため、自己申告を信じるしかないと言われればそれまでのことであるが……。 ●役所のさじ加減ひとつ  この生活保護受給資格に関しては、判断する役所担当者のさじ加減であったり、有力者の言葉添えがあれば比較的簡単に審査をパスできるともいわれている。実際に、あるシングルマザーは、某タレント事務所で役員も務め、国会議員と親しいタレントから「生活保護受けるほうがええんちゃうか? 聞いたげましょか?」とサラリと言われ、耳を疑ったという。誰に聞くというのだろうか? さらに、そのタレントからは「こんなとこより、都営住宅に移ったらどない? 家賃も安なるし、新築マンションみたいにキレイなとこもあるで」とも言われたそうだが、彼はあくまで親切心から言ったようだったという。  当時その女性の生活状態は、親一人子一人の借家住まい。フリーライターとしての稼ぎは月平均10万円程度。しかし、前年度の収入が月平均15万円以上だったために、扶養手当は半額に減額された状況だったという。その上、祖母、父と立て続けの身内の死などのストレスで、一時は寝たきりになっていたが、都営住宅は毎回応募はするものの、すべて落選。一方、「親と議員が親しい」と言っていたシングルマザー友達は、離婚後すぐに立地条件が良い都営住宅に入居したという。怒りにまかせ、「都営住宅は○○党の議員と知り合いでないと入居できないのでしょうか?」と応募用紙に一言書くと、結果は補欠当選。「公開抽選のはずなのに、驚いた」と言っていた。  話を河本氏の件に戻そう。そもそも、生活保護とは人間として最低限度の生活ができない国民を、国が救済するシステムだ。 ●資格審査の傾向と対策  が、実際の受給者たちの姿を浮き彫りにすると、本当に必要なのか? と聞きたくなる人も少なくない。  例えば、埼玉県で生活保護の一部を受給することになった60代の元カメラマンは、受給理由は脳梗塞から身体が思うように動かず、働けなくなったことだ。もちろん、そのカメラマンには姉、兄、別れた妻、長男といった血族がいるが、誰ひとりこのカメラマンの面倒を見る気はないのだという。その理由が、 「医者から禁酒、禁煙を言われたが守れない」 「家賃が安いので、離婚前には家族で住んでいた3LDKの公団に、一人身になった今も住み続けたい」 「仕事に関しては、依頼があっても自分の意にそぐわないものは断っている」 というもの。親族でさえも「好き勝手にしい」と思われている人を、国が生活保護で簡単に救済してしまうことが、果たして適切だといえるだろうか……。  さらに、生活保護に詳しい女性ライターに話を聞くと、「生活保護は世帯が別なら受給できるもの。全額受給は難しくても、資格審査のための傾向と対策のようなものを知れば、一部受給なら比較的簡単にもらえる。受給するためには、預貯金があるとダメだが、親が資産家であっても、親と仲が悪く、自立した場合は受給されていますよ」とのこと。さらに「河本氏の問題は、世帯が別になっていて母親が受給していたなら問題は、まったくないのでは? それよりも生活保護が怪しげな勢力と絡み、違法な資金として使われているほうが大きな問題かもね」と言葉を濁らせた。  生活保護に公団住宅、少なくとも公平な運営がされているとは言い難いようである。 (文=編集部) ■おすすめ記事 エイベックス、新人発掘の大半はYouTubeで!? 著作は広報資料並み、斬新さゼロ…パナソニック御用◯◯の生態 Kindleにあって、koboやNexus7にない期待感 リクルートがECサイトに殴りこみ! 塗り替わるEC業界 住宅展示場の家って、ボロくなったら建て替えるの?

住宅展示場の家って、ボロくなったら建て替えるの?

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「足成」より
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画が、ビジネスジャーナルにて復活!  今週は山名宏和氏が、ロードサイドにそびえ立つ住宅展示場に対する疑問を投げかけた! [回答者]タマホーム 様、木下工務店 様  住宅展示場を見かけるたび、いつも思うことがある。    誰が、あんなでかい家を建てるんだ。  一度だけ展示してある家の中に入ったことがあるが、かなりでかい。田舎ならともかく、都内であれだけでかい家を建てられる人は、なかなかいないはずだ。たぶんあれは、「ウチはこういう家が建てられます」というサンプルなのだろう。  そしてもう一つ気になることがある。  住宅展示場の家は建て替えるのだろうか。そりゃあ、建て替えているだろうな。展示してある家がボロボロだったら、イメージダウンだ。ならば、その時、古い家はどうするのだろうか。  というのが、今回の疑問なのだが、いざ直接聞いてみると、いつもとは勝手が違った。住宅メーカーには、いわゆるお客様相談室がないのだ。だから、問い合わせても、「ここではわからない」と門前払いの連続。そんな中、2社の住宅メーカーだけが、親切に答えてくれた。  では、質問。 『住宅展示場に展示してある家って、建て替えはするんですか?』  まずはタマホームの回答。 担当者 えーっと、総合展示場だったり、タマホームだけのお店があったりすると思うんですけども、基本的にはあまり立て替えせずに、中をちょっと変えたりとかはあるかもしれませんが、基本的には建て替えはしない予定なんですけれども。 ——中を変えるっていうのは? 担当者 配置をちょっと変えたりとか、そういうのくらいで。 ——じゃあ、建物自体壊したりとかはしないんですか? 担当者 そうですね、基本的にはないと思って大丈夫だと思います。 ——じゃあ外観とかが汚くなったり、老朽化した場合はどうするんですか? 担当者 そうですね、その場合もちょっと手直しがあったりはありますが、あまりにも老朽化が進んだ時はわかりませんけど、基本的には3年ごとに変えるとか、そういうことはないですね。  なるほど。タマホームの場合、そもそも建て替えること自体がないのか。  では、木下工務店の場合は。 担当者 老朽化してきたら順次建て替えたりしていますが。 ——そうなんですか。そうなると前の家ってどうなるんですか? 担当者 解体してそのまま、処分してしまうんですけれども。 ——全部壊しちゃうんですか? 担当者 そうですね、だいたい建て替えするときは老朽化が激しくって、使い物にならないことが多いので。 ——じゃあ、けっこう何年も使ったりするんですか? 担当者 そうですね、今は老朽の頻度によるんですけれども……そうですね、5~6年、10年くらいですかね。 ——それって、流行りみたいなのもあって建て替えることもあるんですか? 担当者 ま、それもありますね。 ——中の家具とかっていうのも全部捨てちゃうんですか? 担当者 まぁ、そうですね。処分しますね。もしくは社内の方で中古に回したりするかもしれないんですけど、すいません。そこまではちょっとわからないんですが。一般の方にはいかないと思います。  なるほど。  おそらくこんな問い合わせが来ることもないだろうに、親切に答えてくれた木下工務店さん、そしてタマホームさん、ありがとう。家を建てる時は、たぶん来世の話になりますが、どちらかのメーカーにお願いします。 (文=山名宏和/放送作家) ■おすすめ記事 アマゾン、楽天も市場参入…ゾゾタウン大幅減益の理由 大手新聞社、広告出稿の見返りにサラ金批判を封じる密約? トラブルゼロ、希望者殺到…人気シェアハウスの秘密 米「TIME」が選ぶ“最も偉大なゲーム”「どうぶつの森」がまたヒット! 「これは懐石ではない」老舗料亭のイギリス進出に賛否両論!?

アマゾン、楽天も市場参入…ゾゾタウン大幅減益の理由

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上場以来初の減益となったゾゾタウン
(同社HPより)
 ファッション関連のネット通販市場の拡大ぶりが際立っている。  矢野経済研究所の予測によれば、同市場規模は2010年の約4600億円から、15年度には約9500億円に倍増する見込みだという。  ところで、日本のファッションブランド商品におけるネット通販の第一人者にして、年間商品取扱高800億円以上、会員数約500万人と圧倒的なシェアを誇るのが、「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥディだ。  00年に会社を設立した同社は、わずかその7年後の07年に東証マザーズにスピード上場を果たし(12年、東証1部に市場変更)、また、全社員を対象に1日6時間労働制を導入するなどして、常に業界に話題をふりまき、注目を集めてきた。 ●創業社長がツィッターで暴言  しかしそのスタートトゥディが、このところ冴えない。  直近12年4~9月の連結純利益が前年同期比17%減の17億円と、上場以来初の大幅減益となり、株価も2年ぶりとなる800円台の安値圏を這っている。  さらに貧すれば鈍するということなのか、10月、同社創業社長の前澤友作氏が、ゾゾタウンの送料が高いことをツイッターで発言した購入者に対して、「ただで商品が届くと思うんじゃない。二度と注文しなくていい」などと暴言ともとれる発言をし、ネット上で猛烈な批判が高まった(その後、前澤氏はツイッター上で謝罪)。  それはともかく、同社低迷の最大要因は、アマゾンジャパンや楽天など相次ぐ大手参入による競合の激化にある。言い換えれば、「ゾゾタウン一人勝ち」という構図の崩壊だ。  これまでのスタートトゥディ最大の強みは、ブランド商品のイメージを守りながら、比較的高額な新品を、確実に定価で売り切る販売力にあった。しかし前述した大手の参入や、増え続ける中小他サイト、さらには「ギルト」などアウトレット通販サイトとの対抗上から低価格商品が一挙に増加し、大規模なセール実施の頻度も高まり、単価下落傾向が顕著だ。 ●意外にも低かった(?)参入障壁  さらに同社はこの11月から、商品配送料の完全無料化に踏み切った。先の社長発言から一転して、ゾゾタウンからは「ただで商品が届く」ようになったのである。さらに同社は代金のポイント還元率も1%から10%へと大幅に高めた(セール商品は適用外)。これも、アマゾンなど大手への対抗措置であることは言うまでもない。  当然のことながら、そうした策は収益の圧迫要因となる。スタートトゥディとしては、売上(商品取扱高)の大幅増加で吸収するとしているが、大手の参入はもとより、円高を追い風に海外バイヤーの買い付け商品を扱う「waja(ワジャ)」など相次ぐニューカマーの参入もあり、それも説得力に乏しい。  ともあれ、こうした大手や新勢力の参戦でにわかに戦国時代を迎えつつあるファッション通販業界だが、ここに来てわかったことは、意外にもこのビジネスは、参入障壁が低かったということではないだろうか?  ならば今後は、さらに競合が激化するのは火を見るよりも明らかだ。 (文=月泉博/シーズ代表取締役)  ■おすすめ記事 大手新聞社、広告出稿の見返りにサラ金批判を封じる密約? 米「TIME」が選ぶ“最も偉大なゲーム”「どうぶつの森」がまたヒット! トラブルゼロ、希望者殺到…人気シェアハウスの秘密 AKB人気が続く限り、コンテンツ産業は海外進出できない? 「これは懐石ではない」老舗料亭のイギリス進出に賛否両論!?

AKB人気が続く限り、コンテンツ産業は海外進出できない?

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『AKBがいっぱい 〜ザ・ベスト
・ミュージックビデオ〜』(AKS)
 今、米国では、アジア諸国からのポップミュージックを中心に、音楽コンテンツ産業の進出が目立ってきている。K—POPはもちろん、台湾やシンガポール、タイやインドネシアから、まるで日本のアイドルグループのコピーのようなタレントたちが、続々米国デビューを果たしている。  では、日本の音楽コンテンツは、どれくらい進出しているのだろうか?  そもそも「コンテンツ産業といえば日本期待の産業分野」と考える日本人は多い。以前より、マンガやアニメなどは欧米で大人気。さまざまなイベントも増え、日本発コンテンツの人気は揺るがないかのような報道が続いている。音楽産業も同様。日本国内におけるAKB48などの人気を見るにつけ、この分野でも日本発のコンテンツの絶対的な優位は揺るぎそうにはないかのように見える。  しかし現実はそうではない。確かに、マンガやアニメの進出初期には、その驚くほど高いクオリティや、欧米の若者にとっては新鮮な世界観などがもてはやされ、その人気に一気に火がついたものの、その後は売上も数年間低迷が続いている。某総理大臣がかけ声をかけていた頃にはすでに低迷期に突入しつつある時期であり、その見当外れぶりが目につくほど。粗製濫造された輸出用コンテンツは、当然のように売れ残り、それらを米国に輸入していた事業者の多くが、現在では事業を停止しているのである。  いったい、なぜだろうか?  それは、ごく当たり前の市場原理が働いたからということでしかない。日本の素晴らしいマンガやアニメは、欧米でも人気を博した。ところが、国内でさえさほどの人気を獲得できなかったものも無数にあるにもかかわらず、それを海外に持っていけば右から左に売れると考える者も多かったということだ。  少し考えれば、日本で売れないものが海外で売れるというのは、やはり考えにくいもの。そう、日本発のマンガやアニメが海外で人気となったのは、日本のコンテンツだからではなく、良い作品であったからということなのだ。これは音楽分野でも同様で、商品品質が同レベルなら、よりマーケットに合致したものが売れ、それも同じなら、より低価格のもののほうが競争力は高い。これは、どのような産業分野でも同様であろう。 ●国内市場のみに目を向ける日本の音楽産業  翻って、我が国の実情を見てみよう。日本国内の多くの大物アーチストたちが何度も海外進出を画策するものの、「成功」と言える事例はごくわずか。レディ・ガガやマドンナ、マイケル・ジャクソンやジャスティン・ビーバーらは日本の若者の多くが知っているだろうが、AKBのメンバーの顔と名前が一致する若者が、米国に多いとは考えにくい。そもそもが国内需要のみを対象にしたマーケティングと、それを前提とした収益構造の上に成り立っているビジネスである以上、このような現状はある意味当然である。片やアジア諸国の音楽シーンは、日本の影響が大きいこともあり、日本の傾向を後追いながらも、きちんと踏襲。これまでは日本からの輸入が主流であったが、最近ではアジア諸国発のタレントが、日本をはじめ先進国市場へ進出していくケースも珍しくはない。  そして彼らアジア諸国のコンテンツ産業界は、驚くほどしたたかで現実的。国内市場だけでは投資に見合った回収が困難という現状を踏まえ、多くの国々で半ば国策としてこの分野に注力している。加えて、コストの削減やニーズに対する対応も機敏だ。「良いものを作れば売れるはず」といった精神がいまだ残る日本の制作者たちを横目に、「とりあえず売れるもの」「より利益率の高いもの」「市場での競合に打ち勝てるもの」をせっせと供給し、市場を確保しようとしている。そこで、現在もっとも大きな市場として浮かび上がってくるのが米国。この市場の一角でも崩すことができたなら、それはビジネスとしては大成功といってよい。  彼らがその新しい市場へ進出する際の手法も、まさに他の産業分野同様、あくまでビジネスとして真っ当なもの。事業として取り組み、堅実な収益構造を構築しようとする様が見て取れる。 ●“一般的な”ビジネスを展開する、他のアジア勢  例えば、日本の音楽業界では、音楽業界のプロらがすべての業務を仕切るのに対し、アジアからの海外進出組は、一般的なビジネス同様、マーケティング/リサーチまではスペシャリストに依頼。市場調査やニーズ分析などを行った上で、制作物の方針を決定。そして制作側に方針が伝えられ、コンテンツの制作から発売後の公演や販促手法までを決定する。過去の経験や感性で成功を収めることができる、国内市場だけを主たる戦場としてきた日本国内のプレーヤーたちには、このような手法はなかなか受け入れられず、結果諸外国での市場争いには、製品を送り出す前の段階から大きな差を付けられてしまっているのである。  アジア発ポップミュージック産業の欧米市場への進出は、現状ではまだ市場の小さな一角を占めるに過ぎないが、欧米諸国での事業経験が、今後大きな資産となっていくであろうことは、他の産業分野を見るまでもなく明らかなこと。日本は、このまま指をくわえて見ているだけでは、音楽産業分野、ひいてはコンテンツ産業全般において韓国、台湾、香港をはじめとするアジア諸国になす術のないまま、確実に衰退の一途をたどることとなるだろう。AKBが国内で人気を博すほど、実は国際的なマーケットからはじわじわと乖離していくこととなりかねないのである。  そして「より良いものを提供すれば売れるはず」といった考えは、日本に蔓延する危険な思想だ。今我々の身の回りに、的確なマーケティングと格安のコストで製造されたアジア諸国製の製品がどれだけあるか、改めて見回していただきたい。マンガやアニメ、そして音楽を代表とするコンテンツ産業も、このような状況にならないと誰が言えるだろうか。そもそも自国内マーケットのみに焦点を当てているコンテンツでは、やはり海外での争いには力不足。そうこうするうちに、他国に後れをとり、海外での経験もないままとなってしまい、より良いものをつくろうにも、そもそもの素材さえ持ち合わせていないということとなりかねない。そして、今はまだ日本発のコンテンツは、そのクオリティも信頼度も驚くほど高いものを維持している。今ならまだこの優位を、より堅固なものにできるはずだ。    コンテンツ産業も、「AKB式ビジネス」のような国内向け規格から、一日でも早く「国際規格」を目指すべきだ。 (文=田中秀憲/NYCOARA,Inc.代表) ■おすすめ記事 大手新聞社、広告出稿の見返りにサラ金批判を封じる密約? トラブルゼロ、希望者殺到…人気シェアハウスの秘密 米「TIME」が選ぶ“最も偉大なゲーム”「どうぶつの森」がまたヒット! 「これは懐石ではない」老舗料亭のイギリス進出に賛否両論!? 上杉隆疑惑で対応ミス連発のTOKYO MX、面白発言が炸裂!