【書評】「愛を与える側にならなければ」共に危うい24歳──姫乃たまが読む紗倉まな初の長編小説『凸凹』

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『凹凸』(KADOKAWA)
 大人っぽいというわけではないのですが、子どもらしからぬところがあった子どもの頃の私は、早く大人になりたいと思っていました。30代ってあまり面白くなさそう、20代なんてもっと想像がつかないと思っていたのです。そしていま私は24歳で、『凹凸』(KADOKAWA)の主人公・栞(と著者の紗倉まなさん)と同い年です。24歳なんて一番どうしようもないと思っていました。偶然地下アイドルという特殊な仕事に就いたので辛うじてハレとケがありますが、そうでなければ、本当に気怠くて仕方のない生活だったろうと思います。  随分年上の恋人とアパートに住んで、アルバイトに行ったり行かなかったり、妊娠しても母親になれる気がしなくて堕ろしてしまったりする栞の生活は、紗倉さん自身が「もしAV女優や小説家の仕事をしていなかったら」を想像して書かれたそうです。実際にこのような生活を送るか送らないかはさておき、いまの仕事をしていない自分をこういう風に想像する感覚には、共感するところがあります。  私の“子どもらしからぬところ”というのは、つまり無邪気でないことで、不安がつきまとって離れないのは、自分が子どもであるせいだと考えていたのです。20代の想像がつかなかったり、30代に希望を見出せなかったりしたのは、自分がもしかしたらまだ子どものままかもしれないと恐怖していたからです。  そして案の定、私は大人になりきれないまま大人になりました。成人しても不安なことはいくらでもあって、そういう時のために読まずにとっておいた『よつばと!』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)という漫画に手をつけます。『よつばと!』は、父子家庭で育つ5才の娘・よつばの日常を描いた作品です。調子のいい時に読むと愉快で安心するのですが、調子が悪い時に読むと、よつばが子どもらしい振る舞いをするたびに周囲の人間に愛想を尽かされないか不安になるので、自分の精神状態をはかるためにも手元に置いていました。私も幼少期の栞も、よつばのような底抜けの明るさは持ち合わせていません。  先日またつらい日々があって、とうとう『よつばと!』の最新刊(13巻)に手を伸ばしました。読みながら泣いて、閉じてから泣いて、シャワーを浴びながら泣いて、タオルで拭いている時もまだ泣いていて、洗面台で目が合った自分の顔は、それこそ子どもに戻ったように泣きはらしていました。精神状態をはかるといっても、さすがにこれまで泣いたことはありません。一体何がそこまで私を刺激したのか。  一方で『凹凸』は、思春期に父親が家からいなくなって、母子家庭で育った子どもらしからぬ子どもの栞が、成人して恋人と付き合うようになってから彼に父親を重ね合わせている自分に気が付く話です。  私は年上の男性が好きなのですが、そういった話になると、「お父さんに愛されなかったの?」あるいは、「お父さんとすごく仲良いでしょう」ということを必ず言われます。女性が恋人に父親を重ね合わせるなんてことはいくらでも言われていて、私自身もよくわからないというか、肯定も否定もできるので、ここでは言及しません。さらに示し合わせたように栞の父親が私の実父と同じ名前だったので、ここはますます意地になって(笑)……というのは嘘ですが、今回は大事なことがほかにあるので、それはまたの機会にします。 ■『よつばと!』に持ち込まれた“母性”が教えてくれたこと 『よつばと!』の話に戻ります。よつばの家に登場するのは、主に父親と、父親の友人であるふたりの男性です。父親とふたりの暮らしには、どこか男性同士の先輩と後輩が一緒に暮らしているような楽しさが見られます。初めての自転車やお祭りや、なんでもない1日に、誰もがいつか経験したことのある日常のきらめきが散りばめられていて、いつまでも幼少期の世界にいられるような安心感が作品の魅力です。  しかし最新刊では、よつばの祖母(父親の母親)が家にやって来ます。よつばの家に突然、不在だった母性が現われたのです。これまでの生活も充分に楽しかったけれど、厳しくて優しい祖母は、靴を揃えることや本格的な掃除や、きちんとすることの気持ちよさをよつばに教えます。そして祖母が帰ってしまう日、初日はお土産が欲しくて子どもらしい傍若無人さで騒ぎ立てていたよつばが、「おみやげなんかなくてもいい(から帰らないで)」と祖母に泣きつくのです。よつばは祖母と過ごした数日の間に、掃除ができるようになって、いくつかの鳥の名前と、おりがみの折り方を覚えました。いつの間にか後輩の男の子のような雰囲気も少し削がれて、祖母が買ってくれた可愛い服に喜び、“きゃりーぱむぱむ”の曲を歌って見せるようになりました。  永遠に続くと思われていた幼少期の世界が、突然私がいる現実に近づいてきたのです。  いつまで『よつばと!』の話をしているのだと思われるかもしれませんが、『凹凸』に描かれている不安と葛藤は、『よつばと!』の13巻から受け取った感覚と酷似していました。そもそもずっと、私はよつばの天真爛漫さを楽しみに読んでいると思っていたのですが、13巻を読んだことによって、よつばに感情移入して読んでいた自分に気が付いたのです。  よつばは来年、小学校に入学します。彼女の子どもらしい傍若無人な振る舞いを誰もが笑って見守って、絶対的に愛してくれる世界から社会へと出て行きます。そしてそんな時期からはとっくに離れて24歳という年齢になってしまった私と栞。自分のことを絶対に嫌いにならない人から愛されることの難しさ(不可能さ)、誰かに命令されたり何かを教えてもらったりすることへの、少し不満が入り混じった面白さと安心感。大人になりきれないどころか、幼少期の頃にはあったはずのそれらが、あらかた失われていることをやっと認めて涙しているのが現状です。24歳に待っていたのは、大人の赤ちゃんがえりでした。  そろそろ自分が愛も安心も与える側にならなければいけないのに、『凹凸』では栞も、自分が母親になれるのかどうか戸惑い葛藤しています。 「母親になれる人となれない人の間には必ず明確な線引きがあり、それは誰もが認めざるをえない事実のひとつだと思う。」(『凹凸』本文より)  恋人はいつまでも自分を愛してくれるだろうか。父親は本当に私を愛していただろうか。子どもを愛せるのだろうか。私は母親になれるのだろうか。母親になることが必ずしも大人になることではないけれど、母親になれないと思っている人は、大人への境界線がさらに曖昧になります。そのように苦悩する時、愛についての確信は持てなくても、自分に一番関心があったはずの男性(父親)を思い出すのは自然なことではないでしょうか。それは恋人と重ね合わせているとも言えるし、やはりそうでないとも言えます。大人になりきれていない24歳は、子どもではないし、ひたすらままならないのです。
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撮影=尾藤能暢
 他人の欲求を満たすために働いている人は、他人の寂しさには敏感でも、自分の欲求には割と鈍感なように思います。何よりも『凹凸』には、女性の葛藤はもちろん、父親のエピソードを通して、大人の男性の脆く追い詰められた悲痛さが描かれていました。地下アイドルをしていてもそうですが、紗倉さんも仕事を通じて、男性たちが世間で思われているよりも追い詰められていることを感じ取っていたのかもしれません。また、自分の欲求に鈍感だからこそ、不安や不満に気が付いた時に、溢れるように『凹凸』は生まれたのだと思います。 ●姫乃たま(ひめの・たま) 1993年2月12日、下北沢生まれの地下アイドル/ライター。アイドルファンよりも、生きるのが苦手な人へ向けて活動している、地下アイドル界の隙間産業。16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。そのほか司会、DJとしても活動。音楽作品に『First Order』『僕とジョルジュ』、著書に『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。7インチレコード「恋のすゝめ」「おんぶにダッコちゃん」をリリース。 ★Twitter<https://twitter.com/himeeeno
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凹凸 あなたはどう読む? 【書評】「愛を与える側にならなければ」共に危うい24歳──姫乃たまが読む紗倉まな初の長編小説『凸凹』の画像4

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『凹凸』(KADOKAWA)
 大人っぽいというわけではないのですが、子どもらしからぬところがあった子どもの頃の私は、早く大人になりたいと思っていました。30代ってあまり面白くなさそう、20代なんてもっと想像がつかないと思っていたのです。そしていま私は24歳で、『凹凸』(KADOKAWA)の主人公・栞(と著者の紗倉まなさん)と同い年です。24歳なんて一番どうしようもないと思っていました。偶然地下アイドルという特殊な仕事に就いたので辛うじてハレとケがありますが、そうでなければ、本当に気怠くて仕方のない生活だったろうと思います。  随分年上の恋人とアパートに住んで、アルバイトに行ったり行かなかったり、妊娠しても母親になれる気がしなくて堕ろしてしまったりする栞の生活は、紗倉さん自身が「もしAV女優や小説家の仕事をしていなかったら」を想像して書かれたそうです。実際にこのような生活を送るか送らないかはさておき、いまの仕事をしていない自分をこういう風に想像する感覚には、共感するところがあります。  私の“子どもらしからぬところ”というのは、つまり無邪気でないことで、不安がつきまとって離れないのは、自分が子どもであるせいだと考えていたのです。20代の想像がつかなかったり、30代に希望を見出せなかったりしたのは、自分がもしかしたらまだ子どものままかもしれないと恐怖していたからです。  そして案の定、私は大人になりきれないまま大人になりました。成人しても不安なことはいくらでもあって、そういう時のために読まずにとっておいた『よつばと!』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)という漫画に手をつけます。『よつばと!』は、父子家庭で育つ5才の娘・よつばの日常を描いた作品です。調子のいい時に読むと愉快で安心するのですが、調子が悪い時に読むと、よつばが子どもらしい振る舞いをするたびに周囲の人間に愛想を尽かされないか不安になるので、自分の精神状態をはかるためにも手元に置いていました。私も幼少期の栞も、よつばのような底抜けの明るさは持ち合わせていません。  先日またつらい日々があって、とうとう『よつばと!』の最新刊(13巻)に手を伸ばしました。読みながら泣いて、閉じてから泣いて、シャワーを浴びながら泣いて、タオルで拭いている時もまだ泣いていて、洗面台で目が合った自分の顔は、それこそ子どもに戻ったように泣きはらしていました。精神状態をはかるといっても、さすがにこれまで泣いたことはありません。一体何がそこまで私を刺激したのか。  一方で『凹凸』は、思春期に父親が家からいなくなって、母子家庭で育った子どもらしからぬ子どもの栞が、成人して恋人と付き合うようになってから彼に父親を重ね合わせている自分に気が付く話です。  私は年上の男性が好きなのですが、そういった話になると、「お父さんに愛されなかったの?」あるいは、「お父さんとすごく仲良いでしょう」ということを必ず言われます。女性が恋人に父親を重ね合わせるなんてことはいくらでも言われていて、私自身もよくわからないというか、肯定も否定もできるので、ここでは言及しません。さらに示し合わせたように栞の父親が私の実父と同じ名前だったので、ここはますます意地になって(笑)……というのは嘘ですが、今回は大事なことがほかにあるので、それはまたの機会にします。 ■『よつばと!』に持ち込まれた“母性”が教えてくれたこと 『よつばと!』の話に戻ります。よつばの家に登場するのは、主に父親と、父親の友人であるふたりの男性です。父親とふたりの暮らしには、どこか男性同士の先輩と後輩が一緒に暮らしているような楽しさが見られます。初めての自転車やお祭りや、なんでもない1日に、誰もがいつか経験したことのある日常のきらめきが散りばめられていて、いつまでも幼少期の世界にいられるような安心感が作品の魅力です。  しかし最新刊では、よつばの祖母(父親の母親)が家にやって来ます。よつばの家に突然、不在だった母性が現われたのです。これまでの生活も充分に楽しかったけれど、厳しくて優しい祖母は、靴を揃えることや本格的な掃除や、きちんとすることの気持ちよさをよつばに教えます。そして祖母が帰ってしまう日、初日はお土産が欲しくて子どもらしい傍若無人さで騒ぎ立てていたよつばが、「おみやげなんかなくてもいい(から帰らないで)」と祖母に泣きつくのです。よつばは祖母と過ごした数日の間に、掃除ができるようになって、いくつかの鳥の名前と、おりがみの折り方を覚えました。いつの間にか後輩の男の子のような雰囲気も少し削がれて、祖母が買ってくれた可愛い服に喜び、“きゃりーぱむぱむ”の曲を歌って見せるようになりました。  永遠に続くと思われていた幼少期の世界が、突然私がいる現実に近づいてきたのです。  いつまで『よつばと!』の話をしているのだと思われるかもしれませんが、『凹凸』に描かれている不安と葛藤は、『よつばと!』の13巻から受け取った感覚と酷似していました。そもそもずっと、私はよつばの天真爛漫さを楽しみに読んでいると思っていたのですが、13巻を読んだことによって、よつばに感情移入して読んでいた自分に気が付いたのです。  よつばは来年、小学校に入学します。彼女の子どもらしい傍若無人な振る舞いを誰もが笑って見守って、絶対的に愛してくれる世界から社会へと出て行きます。そしてそんな時期からはとっくに離れて24歳という年齢になってしまった私と栞。自分のことを絶対に嫌いにならない人から愛されることの難しさ(不可能さ)、誰かに命令されたり何かを教えてもらったりすることへの、少し不満が入り混じった面白さと安心感。大人になりきれないどころか、幼少期の頃にはあったはずのそれらが、あらかた失われていることをやっと認めて涙しているのが現状です。24歳に待っていたのは、大人の赤ちゃんがえりでした。  そろそろ自分が愛も安心も与える側にならなければいけないのに、『凹凸』では栞も、自分が母親になれるのかどうか戸惑い葛藤しています。 「母親になれる人となれない人の間には必ず明確な線引きがあり、それは誰もが認めざるをえない事実のひとつだと思う。」(『凹凸』本文より)  恋人はいつまでも自分を愛してくれるだろうか。父親は本当に私を愛していただろうか。子どもを愛せるのだろうか。私は母親になれるのだろうか。母親になることが必ずしも大人になることではないけれど、母親になれないと思っている人は、大人への境界線がさらに曖昧になります。そのように苦悩する時、愛についての確信は持てなくても、自分に一番関心があったはずの男性(父親)を思い出すのは自然なことではないでしょうか。それは恋人と重ね合わせているとも言えるし、やはりそうでないとも言えます。大人になりきれていない24歳は、子どもではないし、ひたすらままならないのです。
【書評】「愛を与える側にならなければ」共に危うい24歳──姫乃たまが読む紗倉まな初の長編小説『凸凹』の画像2
撮影=尾藤能暢
 他人の欲求を満たすために働いている人は、他人の寂しさには敏感でも、自分の欲求には割と鈍感なように思います。何よりも『凹凸』には、女性の葛藤はもちろん、父親のエピソードを通して、大人の男性の脆く追い詰められた悲痛さが描かれていました。地下アイドルをしていてもそうですが、紗倉さんも仕事を通じて、男性たちが世間で思われているよりも追い詰められていることを感じ取っていたのかもしれません。また、自分の欲求に鈍感だからこそ、不安や不満に気が付いた時に、溢れるように『凹凸』は生まれたのだと思います。 ●姫乃たま(ひめの・たま) 1993年2月12日、下北沢生まれの地下アイドル/ライター。アイドルファンよりも、生きるのが苦手な人へ向けて活動している、地下アイドル界の隙間産業。16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。そのほか司会、DJとしても活動。音楽作品に『First Order』『僕とジョルジュ』、著書に『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。7インチレコード「恋のすゝめ」「おんぶにダッコちゃん」をリリース。 ★Twitter<https://twitter.com/himeeeno
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「魂を削る思いで書きました」唯一無二の小説家・紗倉まなが向き合った、自身の“闇”と“病み”の正体

「魂を削る思いで書きました」唯一無二の小説家・紗倉まなが向き合った、自身の闇と病みの正体の画像1
 人気AV女優・紗倉まなの2作目となる小説『凹凸』(KADOKAWA)が、3月18日に発売になった。4人のAV女優を描いた短編集『最低。』(同)で鮮烈な文壇デビューを飾ったのが、昨年2月。それから1年、初の長編となった新作の筆致には一切の迷いがなく、読者に「伝わっていること」への確信に満ちていた。  物語の主人公・栞と同じ24歳になったばかりの紗倉まなに、話を聞きに行った。あいかわらず天真爛漫な笑顔を振りまきながら、作家は「今回は自由に書いた」「書きたかったことを書いた」と繰り返した。そして「魂を削る思いで書いた」とも──。  このインタビューでは、前半に『凹凸』に込めた思い、後半には処女作『最低。』の映像化と、紗倉まなが“唯一無二の小説家”である所以について話を聞いた。
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『凹凸』(KADOKAWA)
──2作目となりますが、OKが出て脱稿した瞬間の気持ちって、1作目に比べてどうですか? 紗倉 正直、今回のほうが前回より喜びが全然大きかった気がします。前回は自信がなかったし、自分の職業を題材にすることで「イコール自分のこと」と思われちゃうことに囚われていた部分もあって。今回は自分が書きたかったものだし、家族がテーマだし、自由に表現できる分だけ、出し切れた、絞り出せたっていう感覚がすごく大きかったです。出来上がったときは「産み落とせたー!」みたいな、大きな感情がありました。 ──主人公・栞は紗倉さん本人にプロフィールを寄せて描かれています。作品に登場する栞の家族も、実際の紗倉さんのご家族をモチーフにしているのでしょうか? 紗倉 家族構成も一緒ですし、離婚の時期だったり、母が13年くらい子どもができなくて私を産んでくれたこともそうですし、設定は私の家族を元に書いています。もちろん自叙伝ではなく物語なので、人物の行動は事実もあれば想像もあるんですけど、参考にはさせてもらいました。 ──では、栞の母・絹子を描写しているときは、実際のお母さんの顔が浮かんでいた? 紗倉 そうですね。だいぶ美化された母が浮かんでいました。でもやっぱり、両親と本当に向き合ってしまうことが苦しいなって思う瞬間があったりして、途中からは自分のキャラクターとして、父親も母親も動かしていました。おおまかな器だけお借りしました、みたいな感じです。 ──読み進めていくうちに、鮮烈なイメージを伴ったシーンが現れます。栞の祖父、絹子の父である辰夫という人物が自殺を遂げますが、その方法がもう、ちょっと想像の範疇を超えているというか……。 紗倉 祖父の話は、小さいときになんとなく聞いていたんですが、断片的な記憶しかなくて、それを両親にも深く聞けなかったんです。どんな風に死んでいったのかとか……。でも、昔ながらの生粋の下町っ子というか、ギャンブル好きで、自分でも馬を買っちゃって、スクラップ屋を経営していて、そういう要素を重ねたときに、たやすく死なないだろうな、と思ったんですよ。 ──なるほど、ここまでの方法じゃないと、死にそうもないという。 紗倉 だろうな、と思って。あと、自分は自殺したことはないですけど、自殺する人って慢性的に死にたいと思っているか、刹那的な瞬間で死ぬキッカケがあったとか……死との向き合い方を考えることが、すごく難しいなと思っていて、もし辰夫のような死に方があったら、拍手喝采だなと。 ──あ、拍手喝采なんですね。 紗倉 あははは、闇が深い……。 ──では、自分が作ったキャラクターが壮絶な自殺を遂げたり、目を覆いたくような狂い方をしたりするシーンって、書いていてちょっと気持ちいいんじゃないですか? 紗倉 あっ、気持ちいいですね~。なんか、生きてるぅー! って感じがします。生かしてやってるし、殺してやってるしっていう。人は人を操縦できないけど、物語はやっぱり自分が操縦できるっていうのが気持ちいいし、苦しいし、楽しいしっていう……なんかこう、ホントに病みますね(笑)。 ──けっこうニヤニヤしながら書いてたんだろうなっていうのは、伝わってきます。 紗倉 そうですね、逆に書きすぎて、担当さんとかには、「すごい暴れてますね」って言われたこともあって。なんか、けっこう、ほんとに(笑)。
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■家族の死と、堕胎された命の“重み”とは ──その辰夫が亡くなったあとの妻・孝子(栞の祖母)もそうですし、栞の父・正幸もそうですが、登場人物たちが家族が亡くなったことをきっかけに大きく変化するというか、狂ってしまいます。この物語の中では、人が変化する瞬間が、常に家族が死ぬことによって訪れますね。 紗倉 今、私それを聞いて、発見というか、家族が死ぬことで変わるって、確かにそうだったって。自分で書いていたんですけど、無意識だったかもしれないです。赤ちゃんもそうですよね。 ──栞の堕胎を恋人・智嗣が見つけることで、関係が進展していきます。逆にいうと、家族が死なないと人は変わっていけないという意識が、紗倉さんの中にあるんでしょうか? 「家族に死んでほしい」というほどじゃないですが、家族が死んだら自分が大きく変化するのかな、みたいな思いが。 紗倉 それはすごいあります。すっごいあります。私は母子家庭で一人っ子で、母親のことは大好きだし愛してるし、いなかったらすっごい苦しいけど、その方が気が楽だなと思うことも多くて。今後、介護していかなきゃいけないとか、老いておかしくなっていく瞬間にも立ち会わなきゃいけないじゃないですか。それはもう自分の宿命というか、背負わされてる感じは間違いなくあって。家族って大事だけど大事じゃないみたいな、切り離し方がすごく残酷だなって、ずっと思ってて。 ──一方で栞は、堕胎を繰り返して、人の親になることを拒み続けています。この堕胎されていく命というのを、例えばお母さんの命と比べて、どういう風に見ているのか教えてください。 紗倉 私は出産って経験したことがないですけど、世の中ってクルマの運転をする人が当たり前にたくさんいるじゃないですか。私、出産と似ているなと思っていて、私たちが生まれたときから世の中の人はみんな運転しているけれど、自分が運転しようとしたときに免許を取るのはすごく大変だし、でも当然自分もできるでしょ、みたいな感じで試験を受けていたんです。出産も、もちろん価値の大きさは違いますけど、みんなが産んでいるし、自分も産まれてきているんだから、自分も産めるでしょ、母親になれるでしょって思われている気がするんですね。でも、私にとってはすごく違和感があって、子どもをおろすことより産むことの方が信じられない行為なんです。なんでできるんだろう、なんで為し得てしまうんだろうって、ずっと思っていて。 ──それは、「なんでこんな難しいことができるの?」というのと、「なんでそんな無責任なことができるの?」というのも。 紗倉 うんうんうん、ありますね確かに。両方、どっちもありますよね。出産も堕胎も、どっちも「何、無責任なことしてるの?」だし、「なんでそんな難しいことができるの?」だし。「おろすのなんて絶対無理」って言う人もいれば、「おろさざるを得ないからおろすね」って言う人もいる。向き不向きっていうのは絶対あるし、そこについて「命は尊いんだ」みたいなことを言うのは、そういうことじゃないんじゃないかなと思います。自分の身体の中から肉の塊を出すことが、どれくらい怖くて大変なことなのかっていうのは、きっと他人に言われる筋合いのないことなんじゃないかなって思います。
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■「ヤリマンになりたい」思いは成就したか ──前回の『最低。』の際にインタビューさせていただいたとき(記事参照)、書籍の話をしているのに、唐突に「ヤリマンになりたいんです!」と言い出したのって、覚えてます? 紗倉 あー、言ったかもしれないです。なんか、枯渇していた時期ですか? ──それは知りませんが、『凹凸』の栞も彼氏がいるのにバイト先の男の子と平気で寝たり、ある意味ではヤリマンだと思うんですが、紗倉さんがあのとき言っていたヤリマンとは違いますよね? 紗倉 栞はどちらかというと、コミュニケーションを取れない子で、息を吸う感覚でやっていることなんだと思うんです。たまたま流れるように出会った人たちと、そういう行為を繰り返すことで生きている実感を得たりだとか、さりげないものなんですよね、きっと。 ──紗倉さんが目指すヤリマンは、これではない? 紗倉 そうですね。すごい寂しいヤリマンじゃないですか、栞の気質って。孤独なヤリマンは嫌なんです。それは超寂しいじゃないですか。 ──孤独なヤリマン。 紗倉 私が目指すのは孤独なヤリマンじゃなくて、パコリンナイト……パコリンナイトは変か。なんかそういう、「フー!」みたいな、充実した陽気なヤリマンになりたいんです。……私は、充実っていう感覚がよくわからなくて、今まで、どれだけ忙しくても、どれだけ楽しくても、充実っていうのが実感しにくいことだったので、もしかしたら、ないものねだりなだけかもしれないです。充実っていうのは、自分がそうだって思い込まないと、いつまでたっても実感できないことなのかもしれないです。 ──それでも、凹と凸の物語は、ささやかなハッピーエンドを迎えます。そこに充実があるんじゃないかっていうところに落ち着いたように読めましたが。 紗倉 着地点はそうですよね。でも……ハッピーエンドなのかな、どうなのかな。 ──そもそも、なぜ物語を書くのか、という話を伺えますか? すごく面倒だし、ストレートにエッセイとして本音を出すことだってできたはずなんです。なぜ物語を作るのか、物語にしか乗せられないものがあるのか。 紗倉 やっぱり、都合がいいからだと思います。物語なら嘘もつけるし、本当のこともいえる。実は、小説のほうが自分を赤裸々にして、書きたいことが書ける。「だって、私じゃない」って言っちゃえばいいことだから。それに、小説なら「自分のことを知ってほしい」ではなく「物語を楽しんでほしい」っていう気持ちで書けるから、自己満足の仕方が違うんだなって思いましたね。
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■処女作『最低。』映像化と“唯一無二の小説家”紗倉まなの存在 ──『最低。』が瀬々敬久監督で映画化されると聞きました。おめでとうございます。 紗倉 ありがとうございます。瀬々監督とはクランクインの日に少しお話をさせていただきましたが、自分の作品を大切に思ってくださっていることが感じられて、ありがたかったです。 ──『最低。』に関しては、各方面から絶賛の声が相次いだと思います。だから、あのAVを見たときに、「すげえな……」と思ったんですよ。SOD版『最低。』って、あったじゃないですか。タイガー小堺監督の。AVの。 紗倉 ふほほほほほほ。すっげえ性格悪い女優を演じるやつですよね。 ──そうそう、「最低のAV女優を演じる」という。あれは本人じゃなかったら、大変なことだと思うんですよ。一生懸命書いたのに。 紗倉 うんうんうんうん。 ──あのAVは、なんだったんでしょう……。 紗倉 あれはホントに……ちょっと聞いてくださいよ! 高橋がなりさんっていらっしゃるじゃないですか。がなりさんが、紗倉が『最低。』を出版したし、「最低」っていうのにまつわるテーマで、じゃあ「最低のAV女優」を演じろみたいな。 ──確かに、SODらしい企画だなとは思ったんですけど、あの小説をあのように扱われるっていうのは……。 紗倉 ふははははは。 ──非常に特殊な環境に置かれた小説家だなと思ったんです。完全に唯一無二だし、前代未聞だと思うんですよ。自分で著作と同タイトルのAVが作れるというのは。 紗倉 私も本当は「ちょっとー!」って思いましたけど、口が裂けてもそんなこと言えないですから。私は自分の身を置いている場所がSODだから、それは許容することだなと思っていて。なんか楽しく演じられちゃったのもあって、複雑な心境でしたね。そこに乗り気になっちゃう自分は、やっぱりSODの人だなって感じたし、別にそれでもいいなって、ちょっと思いました。でもこれ、そもそもはじめはカッパのAVを撮る企画だったんですよ。 ──カッパ? 紗倉 カッパの企画だったんです。3回くらいカッパのメークテストして、「カッパはマンコがついてないから、タピオカを生み落せ」みたいなことを言われたんです。 ──SODstarで、そんなことやっている女優さんいましたっけ? 紗倉 いないです……。 ──でも、『凹凸』も重版が決まったそうですし、知名度が上がればAV版の話が出てくる可能性もありますね。 紗倉 そしたらもう、『凹凸』なんて「身体で表現しろ」とか言われますよ。「凹でーす! 凸でーす!」みたいな。挿れた瞬間に「おうとつー!」って叫ぶみたいな。絶対そっちですよ……。でも、やったほうがいいのかなー。やっちゃおうかなー。 ──出たら買いますよ。 紗倉 じゃあ、いいものにします。せめて。 ──作家業とAV女優って、両方紗倉まなであるとは思うんですけど、交わらないラインだと思ってたんです。あまりに小説の出来がよかったから。作家がこれだけ魂を削ってるのに、うわべだけでやられちゃう感じ、おもしろいなーと思って、やっぱりすごい人ですよ。存在というか、表現者としてすごいです。 紗倉 そっすか、お恥ずかしい限りですけど、本当に。 (取材・文=編集部/撮影=尾藤能暢)
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●『凹凸』 結婚13年目で待望の娘・栞が生まれた一家に、ある異変が起きていた。“あの日”を境に夫と決別した絹子は、娘を守ろうと母親としての自分を貫こうとする。しかし、24歳になった栞は“ある日”の出来事に縛られ続け、恋人の智嗣に父親の姿を重ねている自分に気付く…。家族であり、女同士でもある母と娘、二代にわたる性と愛の物語。 ●紗倉まな 1993年3月23日、千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。2015年には「スカパー! アダルト放送大賞」で史上初の三冠を達成する。テレビ出演や雑誌グラビアでも活躍し、「週刊プレイボーイ」(集英社)、『messy』(サイゾー)でコラム連載。著書に今秋の実写映画化を控える処女小説『最低。』(KADOKAWA)、エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)、スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある。 金属系女子・紗倉まなの「愛ってなんですか?」(messy) http://mess-y.com/archives/category/column/sakuramana
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 人気AV女優・紗倉まなの2作目となる小説『凹凸』(KADOKAWA)が、3月18日に発売になった。4人のAV女優を描いた短編集『最低。』(同)で鮮烈な文壇デビューを飾ったのが、昨年2月。それから1年、初の長編となった新作の筆致には一切の迷いがなく、読者に「伝わっていること」への確信に満ちていた。  物語の主人公・栞と同じ24歳になったばかりの紗倉まなに、話を聞きに行った。あいかわらず天真爛漫な笑顔を振りまきながら、作家は「今回は自由に書いた」「書きたかったことを書いた」と繰り返した。そして「魂を削る思いで書いた」とも──。  このインタビューでは、前半に『凹凸』に込めた思い、後半には処女作『最低。』の映像化と、紗倉まなが“唯一無二の小説家”である所以について話を聞いた。
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『凹凸』(KADOKAWA)
──2作目となりますが、OKが出て脱稿した瞬間の気持ちって、1作目に比べてどうですか? 紗倉 正直、今回のほうが前回より喜びが全然大きかった気がします。前回は自信がなかったし、自分の職業を題材にすることで「イコール自分のこと」と思われちゃうことに囚われていた部分もあって。今回は自分が書きたかったものだし、家族がテーマだし、自由に表現できる分だけ、出し切れた、絞り出せたっていう感覚がすごく大きかったです。出来上がったときは「産み落とせたー!」みたいな、大きな感情がありました。 ──主人公・栞は紗倉さん本人にプロフィールを寄せて描かれています。作品に登場する栞の家族も、実際の紗倉さんのご家族をモチーフにしているのでしょうか? 紗倉 家族構成も一緒ですし、離婚の時期だったり、母が13年くらい子どもができなくて私を産んでくれたこともそうですし、設定は私の家族を元に書いています。もちろん自叙伝ではなく物語なので、人物の行動は事実もあれば想像もあるんですけど、参考にはさせてもらいました。 ──では、栞の母・絹子を描写しているときは、実際のお母さんの顔が浮かんでいた? 紗倉 そうですね。だいぶ美化された母が浮かんでいました。でもやっぱり、両親と本当に向き合ってしまうことが苦しいなって思う瞬間があったりして、途中からは自分のキャラクターとして、父親も母親も動かしていました。おおまかな器だけお借りしました、みたいな感じです。 ──読み進めていくうちに、鮮烈なイメージを伴ったシーンが現れます。栞の祖父、絹子の父である辰夫という人物が自殺を遂げますが、その方法がもう、ちょっと想像の範疇を超えているというか……。 紗倉 祖父の話は、小さいときになんとなく聞いていたんですが、断片的な記憶しかなくて、それを両親にも深く聞けなかったんです。どんな風に死んでいったのかとか……。でも、昔ながらの生粋の下町っ子というか、ギャンブル好きで、自分でも馬を買っちゃって、スクラップ屋を経営していて、そういう要素を重ねたときに、たやすく死なないだろうな、と思ったんですよ。 ──なるほど、ここまでの方法じゃないと、死にそうもないという。 紗倉 だろうな、と思って。あと、自分は自殺したことはないですけど、自殺する人って慢性的に死にたいと思っているか、刹那的な瞬間で死ぬキッカケがあったとか……死との向き合い方を考えることが、すごく難しいなと思っていて、もし辰夫のような死に方があったら、拍手喝采だなと。 ──あ、拍手喝采なんですね。 紗倉 あははは、闇が深い……。 ──では、自分が作ったキャラクターが壮絶な自殺を遂げたり、目を覆いたくような狂い方をしたりするシーンって、書いていてちょっと気持ちいいんじゃないですか? 紗倉 あっ、気持ちいいですね~。なんか、生きてるぅー! って感じがします。生かしてやってるし、殺してやってるしっていう。人は人を操縦できないけど、物語はやっぱり自分が操縦できるっていうのが気持ちいいし、苦しいし、楽しいしっていう……なんかこう、ホントに病みますね(笑)。 ──けっこうニヤニヤしながら書いてたんだろうなっていうのは、伝わってきます。 紗倉 そうですね、逆に書きすぎて、担当さんとかには、「すごい暴れてますね」って言われたこともあって。なんか、けっこう、ほんとに(笑)。
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■家族の死と、堕胎された命の“重み”とは ──その辰夫が亡くなったあとの妻・孝子(栞の祖母)もそうですし、栞の父・正幸もそうですが、登場人物たちが家族が亡くなったことをきっかけに大きく変化するというか、狂ってしまいます。この物語の中では、人が変化する瞬間が、常に家族が死ぬことによって訪れますね。 紗倉 今、私それを聞いて、発見というか、家族が死ぬことで変わるって、確かにそうだったって。自分で書いていたんですけど、無意識だったかもしれないです。赤ちゃんもそうですよね。 ──栞の堕胎を恋人・智嗣が見つけることで、関係が進展していきます。逆にいうと、家族が死なないと人は変わっていけないという意識が、紗倉さんの中にあるんでしょうか? 「家族に死んでほしい」というほどじゃないですが、家族が死んだら自分が大きく変化するのかな、みたいな思いが。 紗倉 それはすごいあります。すっごいあります。私は母子家庭で一人っ子で、母親のことは大好きだし愛してるし、いなかったらすっごい苦しいけど、その方が気が楽だなと思うことも多くて。今後、介護していかなきゃいけないとか、老いておかしくなっていく瞬間にも立ち会わなきゃいけないじゃないですか。それはもう自分の宿命というか、背負わされてる感じは間違いなくあって。家族って大事だけど大事じゃないみたいな、切り離し方がすごく残酷だなって、ずっと思ってて。 ──一方で栞は、堕胎を繰り返して、人の親になることを拒み続けています。この堕胎されていく命というのを、例えばお母さんの命と比べて、どういう風に見ているのか教えてください。 紗倉 私は出産って経験したことがないですけど、世の中ってクルマの運転をする人が当たり前にたくさんいるじゃないですか。私、出産と似ているなと思っていて、私たちが生まれたときから世の中の人はみんな運転しているけれど、自分が運転しようとしたときに免許を取るのはすごく大変だし、でも当然自分もできるでしょ、みたいな感じで試験を受けていたんです。出産も、もちろん価値の大きさは違いますけど、みんなが産んでいるし、自分も産まれてきているんだから、自分も産めるでしょ、母親になれるでしょって思われている気がするんですね。でも、私にとってはすごく違和感があって、子どもをおろすことより産むことの方が信じられない行為なんです。なんでできるんだろう、なんで為し得てしまうんだろうって、ずっと思っていて。 ──それは、「なんでこんな難しいことができるの?」というのと、「なんでそんな無責任なことができるの?」というのも。 紗倉 うんうんうん、ありますね確かに。両方、どっちもありますよね。出産も堕胎も、どっちも「何、無責任なことしてるの?」だし、「なんでそんな難しいことができるの?」だし。「おろすのなんて絶対無理」って言う人もいれば、「おろさざるを得ないからおろすね」って言う人もいる。向き不向きっていうのは絶対あるし、そこについて「命は尊いんだ」みたいなことを言うのは、そういうことじゃないんじゃないかなと思います。自分の身体の中から肉の塊を出すことが、どれくらい怖くて大変なことなのかっていうのは、きっと他人に言われる筋合いのないことなんじゃないかなって思います。
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■「ヤリマンになりたい」思いは成就したか ──前回の『最低。』の際にインタビューさせていただいたとき(記事参照)、書籍の話をしているのに、唐突に「ヤリマンになりたいんです!」と言い出したのって、覚えてます? 紗倉 あー、言ったかもしれないです。なんか、枯渇していた時期ですか? ──それは知りませんが、『凹凸』の栞も彼氏がいるのにバイト先の男の子と平気で寝たり、ある意味ではヤリマンだと思うんですが、紗倉さんがあのとき言っていたヤリマンとは違いますよね? 紗倉 栞はどちらかというと、コミュニケーションを取れない子で、息を吸う感覚でやっていることなんだと思うんです。たまたま流れるように出会った人たちと、そういう行為を繰り返すことで生きている実感を得たりだとか、さりげないものなんですよね、きっと。 ──紗倉さんが目指すヤリマンは、これではない? 紗倉 そうですね。すごい寂しいヤリマンじゃないですか、栞の気質って。孤独なヤリマンは嫌なんです。それは超寂しいじゃないですか。 ──孤独なヤリマン。 紗倉 私が目指すのは孤独なヤリマンじゃなくて、パコリンナイト……パコリンナイトは変か。なんかそういう、「フー!」みたいな、充実した陽気なヤリマンになりたいんです。……私は、充実っていう感覚がよくわからなくて、今まで、どれだけ忙しくても、どれだけ楽しくても、充実っていうのが実感しにくいことだったので、もしかしたら、ないものねだりなだけかもしれないです。充実っていうのは、自分がそうだって思い込まないと、いつまでたっても実感できないことなのかもしれないです。 ──それでも、凹と凸の物語は、ささやかなハッピーエンドを迎えます。そこに充実があるんじゃないかっていうところに落ち着いたように読めましたが。 紗倉 着地点はそうですよね。でも……ハッピーエンドなのかな、どうなのかな。 ──そもそも、なぜ物語を書くのか、という話を伺えますか? すごく面倒だし、ストレートにエッセイとして本音を出すことだってできたはずなんです。なぜ物語を作るのか、物語にしか乗せられないものがあるのか。 紗倉 やっぱり、都合がいいからだと思います。物語なら嘘もつけるし、本当のこともいえる。実は、小説のほうが自分を赤裸々にして、書きたいことが書ける。「だって、私じゃない」って言っちゃえばいいことだから。それに、小説なら「自分のことを知ってほしい」ではなく「物語を楽しんでほしい」っていう気持ちで書けるから、自己満足の仕方が違うんだなって思いましたね。
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■処女作『最低。』映像化と“唯一無二の小説家”紗倉まなの存在 ──『最低。』が瀬々敬久監督で映画化されると聞きました。おめでとうございます。 紗倉 ありがとうございます。瀬々監督とはクランクインの日に少しお話をさせていただきましたが、自分の作品を大切に思ってくださっていることが感じられて、ありがたかったです。 ──『最低。』に関しては、各方面から絶賛の声が相次いだと思います。だから、あのAVを見たときに、「すげえな……」と思ったんですよ。SOD版『最低。』って、あったじゃないですか。タイガー小堺監督の。AVの。 紗倉 ふほほほほほほ。すっげえ性格悪い女優を演じるやつですよね。 ──そうそう、「最低のAV女優を演じる」という。あれは本人じゃなかったら、大変なことだと思うんですよ。一生懸命書いたのに。 紗倉 うんうんうんうん。 ──あのAVは、なんだったんでしょう……。 紗倉 あれはホントに……ちょっと聞いてくださいよ! 高橋がなりさんっていらっしゃるじゃないですか。がなりさんが、紗倉が『最低。』を出版したし、「最低」っていうのにまつわるテーマで、じゃあ「最低のAV女優」を演じろみたいな。 ──確かに、SODらしい企画だなとは思ったんですけど、あの小説をあのように扱われるっていうのは……。 紗倉 ふははははは。 ──非常に特殊な環境に置かれた小説家だなと思ったんです。完全に唯一無二だし、前代未聞だと思うんですよ。自分で著作と同タイトルのAVが作れるというのは。 紗倉 私も本当は「ちょっとー!」って思いましたけど、口が裂けてもそんなこと言えないですから。私は自分の身を置いている場所がSODだから、それは許容することだなと思っていて。なんか楽しく演じられちゃったのもあって、複雑な心境でしたね。そこに乗り気になっちゃう自分は、やっぱりSODの人だなって感じたし、別にそれでもいいなって、ちょっと思いました。でもこれ、そもそもはじめはカッパのAVを撮る企画だったんですよ。 ──カッパ? 紗倉 カッパの企画だったんです。3回くらいカッパのメークテストして、「カッパはマンコがついてないから、タピオカを生み落せ」みたいなことを言われたんです。 ──SODstarで、そんなことやっている女優さんいましたっけ? 紗倉 いないです……。 ──でも、『凹凸』も重版が決まったそうですし、知名度が上がればAV版の話が出てくる可能性もありますね。 紗倉 そしたらもう、『凹凸』なんて「身体で表現しろ」とか言われますよ。「凹でーす! 凸でーす!」みたいな。挿れた瞬間に「おうとつー!」って叫ぶみたいな。絶対そっちですよ……。でも、やったほうがいいのかなー。やっちゃおうかなー。 ──出たら買いますよ。 紗倉 じゃあ、いいものにします。せめて。 ──作家業とAV女優って、両方紗倉まなであるとは思うんですけど、交わらないラインだと思ってたんです。あまりに小説の出来がよかったから。作家がこれだけ魂を削ってるのに、うわべだけでやられちゃう感じ、おもしろいなーと思って、やっぱりすごい人ですよ。存在というか、表現者としてすごいです。 紗倉 そっすか、お恥ずかしい限りですけど、本当に。 (取材・文=編集部/撮影=尾藤能暢)
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●『凹凸』 結婚13年目で待望の娘・栞が生まれた一家に、ある異変が起きていた。“あの日”を境に夫と決別した絹子は、娘を守ろうと母親としての自分を貫こうとする。しかし、24歳になった栞は“ある日”の出来事に縛られ続け、恋人の智嗣に父親の姿を重ねている自分に気付く…。家族であり、女同士でもある母と娘、二代にわたる性と愛の物語。 ●紗倉まな 1993年3月23日、千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。2015年には「スカパー! アダルト放送大賞」で史上初の三冠を達成する。テレビ出演や雑誌グラビアでも活躍し、「週刊プレイボーイ」(集英社)、『messy』(サイゾー)でコラム連載。著書に今秋の実写映画化を控える処女小説『最低。』(KADOKAWA)、エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)、スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある。 金属系女子・紗倉まなの「愛ってなんですか?」(messy) http://mess-y.com/archives/category/column/sakuramana
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凹凸 まなてぃの恐るべき才能 「魂を削る思いで書きました」唯一無二の小説家・紗倉まなが向き合った、自身の闇と病みの正体の画像8

小島みなみ&紗倉まなのユニット「乙女フラペチーノ」が大人の事情で「おとといフライデー」に改名! ユニットの貧困事情も告白

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 セクシー女優の小島みなみと紗倉まなによる2人組ユニット「乙女フラペチーノ」が会見を開き、今後は「おとといフライデー」とユニット名を変更して活動していくことを発表した。新ユニット名の名付け親は「私ほとんどスカイフィッシュ」の作詞も手掛けたトリプルファイヤーの吉田靖直氏。改名の理由を聞かれると、2人は「大人の事情で……」と照れくさそうに理由を明かした。  今夏、「おとといフライデー」名義でニュー・シングル「もしやこいつはロマンチックのしっぽ」をリリースすることが決定しているという2人。小島は「金曜日は一週間の仕事を終えて、みんながわくわくする日。ドキドキして開放感があってキラキラしたイメージ。でもあっという間に終わってしまう。それってアイドルに似ているよねって話から、今回の名前が決まったんです」と説明したが、紗倉は「それと少し大人の事情が……」とコメント。
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「大人の事情」の中身についても記者陣から大追求されたが、小島は「そこには触れちゃダメ!」とぴしゃり。紗倉に対しては「また(明石家)さんまさんとフライデーされたいということですか?」と辛辣な質問も飛んだが、紗倉はこれに「おとなしくいこうと思っています……」と苦笑い。改名の理由について、対外的には「本格的に音楽活動をするための決断」となっているとのこと。なお、ニューシングルは3月25日に新宿LOFTで開催される「NEXT歌謡フェス 2017」で初披露される。  また、今後活動をしていくにあたり、音源制作費をクラウドファンディングで募るとも発表。小島は「活動をするにもお金がないみたいなので」と、正直に現状を告白。クラウドファンディングの目標金額は150万円だというが、関係者らによれば、これでも足りないくらいだといい、紗倉は「お金はあるに越したことはないので、なるべくすごくゴージャスに活動できたらいいなって思っているんです! 上限なしに、頂けるものはいただきたいです!」と意気込み。
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 小島も「ライブが終わった後に楽屋に行ける特典があったりするみたいです。あと、CDに、参加してくれた皆さんの名前もクレジットされるということで、いっぱい名前が入ったらみんなで作った感じがあっていいなって。たくさんの人に参加してもらいたいです」と参加を呼びかけ。特典としてはほかにレコーディングを見学できたり、シークレットライブへの招待なども予定されているという。  また、今月29日に放送されるアニメ『AKIBA’S TRIP-THE ANIMATION-』(TOKYO MX)の最終話で、2人は本人役で声優出演しているといい、小島はアフレコを振り返って「声優の仕事にもともと憧れがあったんです。すごく嬉しかった」と笑顔。紗倉も「普段お酒ばかり飲んでいて可愛い声を出したことがなかったので私にできるかなって。緊張しました」と感想を述べていた。 (取材・文=名鹿祥史)
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●【おとといフライデー】CDリリースに参加しませんか?(muevo) https://www.muevo.jp/campaigns/1174

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 セクシー女優の小島みなみと紗倉まなによる2人組ユニット「乙女フラペチーノ」が会見を開き、今後は「おとといフライデー」とユニット名を変更して活動していくことを発表した。新ユニット名の名付け親は「私ほとんどスカイフィッシュ」の作詞も手掛けたトリプルファイヤーの吉田靖直氏。改名の理由を聞かれると、2人は「大人の事情で……」と照れくさそうに理由を明かした。  今夏、「おとといフライデー」名義でニュー・シングル「もしやこいつはロマンチックのしっぽ」をリリースすることが決定しているという2人。小島は「金曜日は一週間の仕事を終えて、みんながわくわくする日。ドキドキして開放感があってキラキラしたイメージ。でもあっという間に終わってしまう。それってアイドルに似ているよねって話から、今回の名前が決まったんです」と説明したが、紗倉は「それと少し大人の事情が……」とコメント。
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「大人の事情」の中身についても記者陣から大追求されたが、小島は「そこには触れちゃダメ!」とぴしゃり。紗倉に対しては「また(明石家)さんまさんとフライデーされたいということですか?」と辛辣な質問も飛んだが、紗倉はこれに「おとなしくいこうと思っています……」と苦笑い。改名の理由について、対外的には「本格的に音楽活動をするための決断」となっているとのこと。なお、ニューシングルは3月25日に新宿LOFTで開催される「NEXT歌謡フェス 2017」で初披露される。  また、今後活動をしていくにあたり、音源制作費をクラウドファンディングで募るとも発表。小島は「活動をするにもお金がないみたいなので」と、正直に現状を告白。クラウドファンディングの目標金額は150万円だというが、関係者らによれば、これでも足りないくらいだといい、紗倉は「お金はあるに越したことはないので、なるべくすごくゴージャスに活動できたらいいなって思っているんです! 上限なしに、頂けるものはいただきたいです!」と意気込み。
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 小島も「ライブが終わった後に楽屋に行ける特典があったりするみたいです。あと、CDに、参加してくれた皆さんの名前もクレジットされるということで、いっぱい名前が入ったらみんなで作った感じがあっていいなって。たくさんの人に参加してもらいたいです」と参加を呼びかけ。特典としてはほかにレコーディングを見学できたり、シークレットライブへの招待なども予定されているという。  また、今月29日に放送されるアニメ『AKIBA’S TRIP-THE ANIMATION-』(TOKYO MX)の最終話で、2人は本人役で声優出演しているといい、小島はアフレコを振り返って「声優の仕事にもともと憧れがあったんです。すごく嬉しかった」と笑顔。紗倉も「普段お酒ばかり飲んでいて可愛い声を出したことがなかったので私にできるかなって。緊張しました」と感想を述べていた。 (取材・文=名鹿祥史)
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紗倉まな、自身初のスタイルブック発売に感激! メイク術から勝負下着までプライベートを大公開

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 セクシー女優の紗倉まなが14日、東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店で行われた初のスタイルブック『MANA』の発売記念イベントに出席した。  紗倉の撮りおろしのグラビアはじめ、直筆絵画やコラム、私服や下着を紹介するプライベートスナップ、ヘアメーク術が掲載された本書。紗倉は「ある意味今まで出してきたエロ関係の本とか、男性を楽しませることをメインとした本とは真逆の、本当に女性の方も楽しめる内容になっています。エロ要素は全くないんですけど、わたしが『messy』さんで連載していたコラムや、吉田豪さんやケンドーコバヤシさんとの対談も入っています」と本書を紹介。 「ぱっと見からすごくかわいらしい本で、ティファニーブルーの表紙がすごくお洒落です。活字は少しネガティブでドロドロしていますけど、その対極的な部分を逆に楽しんでもらえたら」と見所をアピール。掲載されている下着のスナップもすべて正真正銘の私物だといい、「普通に自分が着けているもの。わたしの勝負下着も写っています!」と笑顔。  その勝負下着について「わたし、肌色の下着が好きなんです。一見、裸に見えるじゃないですか。すげえエロいなって。他の人が着けているそういう下着を見てから自分の勝負下着は肌色って決めたんです」と持論を展開。「肌色で胸の形がよく見える、あんまり安価じゃない、ちゃんとしたブラジャーを勝負下着として使っています」と、うれしそうに話した。
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 普段、紗倉が自宅で行うメイク術も掲載されおり、「メイクのハウツーをこんなに細かく書いたことはないです」と自信たっぷり。「丸顔女子の方はぜひ。仕事をする中で、プロのメイクさんに過去5年くらい、丸顔の子に似合うメイク方法を教わったものを自分なりにアレンジして編み出したものです。丸顔、たぬき顔の女子はぜひチェックしてください」と紗倉。 「今年は心身共に健康がモットー」と一年の豊富も明かし、「去年は心の浮き沈みが激しい時期があったり、体もちょっと弱かったので、今年は健康で丈夫にいきたい」としみじみ。「スタイルブックなんて出せると思っていなかったのですごく嬉しい。したいことの積み重ねで次の仕事が決まるのかなって感じました。今年も安定してやりたいことをのんびりとやっていきたい」とコメント。「アクセルはベタ踏みではなく中踏みくらいで一年頑張ります!」と話していた。 (取材・文=名鹿祥史)

紗倉まな、自身初のスタイルブック発売に感激! メイク術から勝負下着までプライベートを大公開

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 セクシー女優の紗倉まなが14日、東京・ヴィレッジヴァンガード下北沢店で行われた初のスタイルブック『MANA』の発売記念イベントに出席した。  紗倉の撮りおろしのグラビアはじめ、直筆絵画やコラム、私服や下着を紹介するプライベートスナップ、ヘアメーク術が掲載された本書。紗倉は「ある意味今まで出してきたエロ関係の本とか、男性を楽しませることをメインとした本とは真逆の、本当に女性の方も楽しめる内容になっています。エロ要素は全くないんですけど、わたしが『messy』さんで連載していたコラムや、吉田豪さんやケンドーコバヤシさんとの対談も入っています」と本書を紹介。 「ぱっと見からすごくかわいらしい本で、ティファニーブルーの表紙がすごくお洒落です。活字は少しネガティブでドロドロしていますけど、その対極的な部分を逆に楽しんでもらえたら」と見所をアピール。掲載されている下着のスナップもすべて正真正銘の私物だといい、「普通に自分が着けているもの。わたしの勝負下着も写っています!」と笑顔。  その勝負下着について「わたし、肌色の下着が好きなんです。一見、裸に見えるじゃないですか。すげえエロいなって。他の人が着けているそういう下着を見てから自分の勝負下着は肌色って決めたんです」と持論を展開。「肌色で胸の形がよく見える、あんまり安価じゃない、ちゃんとしたブラジャーを勝負下着として使っています」と、うれしそうに話した。
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 普段、紗倉が自宅で行うメイク術も掲載されおり、「メイクのハウツーをこんなに細かく書いたことはないです」と自信たっぷり。「丸顔女子の方はぜひ。仕事をする中で、プロのメイクさんに過去5年くらい、丸顔の子に似合うメイク方法を教わったものを自分なりにアレンジして編み出したものです。丸顔、たぬき顔の女子はぜひチェックしてください」と紗倉。 「今年は心身共に健康がモットー」と一年の豊富も明かし、「去年は心の浮き沈みが激しい時期があったり、体もちょっと弱かったので、今年は健康で丈夫にいきたい」としみじみ。「スタイルブックなんて出せると思っていなかったのですごく嬉しい。したいことの積み重ねで次の仕事が決まるのかなって感じました。今年も安定してやりたいことをのんびりとやっていきたい」とコメント。「アクセルはベタ踏みではなく中踏みくらいで一年頑張ります!」と話していた。 (取材・文=名鹿祥史)
MANA~紗倉まなスタイルブック 発売中 amazon_associate_logo.jpg

小島みなみ&紗倉まなの美少女コンビ「乙女フラペチーノ」がアイドル戦線に新風! 渋谷で新曲を生披露

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 セクシーアイドルの小島みなみ・紗倉まなが結成し、活動する音楽アイドルユニット、乙女フラペチーノが14日、東京・渋谷のHMV & BOOKS TOKYOで両A面ニューシングル「私ほとんどスカイフィッシュ/乙女の炎上」(8月26日発売)の生お披露目会を開催した。
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 乙女フラペチーノは2014年に畑中葉子の大ヒット曲「後から前から」をエレクトロ・サウンドでカヴァーした同名曲でデビュー。昨年もアニメソングをエレクトロダンス・サウンドで現代に蘇らせた「ムーンライト伝説」をリリース。今回の「私ほとんどスカイフィッシュ/乙女の炎上」が3枚目のシングルとなる。
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 ゲストに本曲の楽曲制作に携わったトリプルファイヤーの吉田靖直、鳥居真道を迎え、ぱいぱいでか美がMCを担当したイベントトークショーでは、今回の楽曲の制作裏話や、小島と紗倉の音楽トークで盛り上がり、「2人は共通して浜崎あゆみさんが好き。でも最近みなみはディズニーも聴いています! 『レット・イット・ゴー』はカラオケでも絶対歌います!」(小島)、「中島みゆきさんからきゃりーちゃん(きゃりーぱみゅぱみゅ)まで、いろんなものを聴きます。音楽に関しては雑食です」(紗倉)と、それぞれ普段聴いている音楽などを紹介。注目の新曲に関しては「前までは、どエロ路線だったんですけど、今回はちょっとお洒落路線で頑張っています」とアピール。2人はMCのぱいぱいでか美にも興味津々で、小島が「おっぱい大きい人ですよね」と声をかければ、紗倉も「目のやり場に困ります」と本人を前にニヤニヤしていた。
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 その後、集まったファンを前にさっそく新曲を生披露。キレキレとまではいかないものの、ダンスも歌も息ぴったりで元気一杯のパフォーマンス。会場のファンは大喜びだったが、ライブを終えると、紗倉は「たいへんでした! 歌って踊れるアイドルの人たちって、やっぱりすごいなって心から思いました。でも、今日はファンの人も一緒に振り付けを踊ってくれたのでうれしかった」とコメント。小島も「1曲歌っただけで喉がカラカラ。体力をつけないと!」と照れ笑い。それぞれに反省の弁を述べつつ「楽しかった~」とライブの感想を語った。
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 紗倉は「みなさんに見てもらう機会があんまりなかったので、うれしい! いつか大きいところで歌を披露できるように、これからも精進していきます」としみじみ。「本業あってこその乙女フラペチーノの活動。今後も、うまく両立していきます」と意気込むと、小島も「東京だけでなく、北海道や沖縄にも行けるように頑張りたいです。夢はアリーナ。いつかアリーナツアーとかやってみたい」と今後の活動に期待を膨らませていた。  本曲はCDとDVDがセットで発売され、CDにはオリジナル楽曲2曲とバージョンの違うテイクが4曲収録される。DVDにはミュージックビデオと密着ドキュメンタリー映像が収められ、ジャケットも3タイプ、それぞれ「乙女とパンツ盤」「乙女と電車盤」「乙女と矢盤」とネーミングされたものが用意されている。 (取材・文=名鹿祥史)

「日本のAV女優の待遇はメジャーリーガー級!?」紗倉まな激似ヒロインのAV漫画が韓国で大ヒット中!

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漫画の宣伝Twitterを見ると、本人が、同昨のイラストを手にした画像も。まるで似顔絵!?
『Highイキ!』というエロ漫画をご存じだろうか? 昨夏よりスマホ向けの漫画サイト「レジンコミックス」で連載されている作品なのだが、これがいま韓国で話題になっているという。  本作はAV業界を舞台に、ヒロインである美人AV監督を中心とした内幕漫画で、単体女優のデビューAVや、ナンパAV、芸能人のAVデビューの撮影の様子などが、コメディタッチで描かれていく。うんちくあり、セックスシーンあり、笑いありと、盛りだくさんな内容だ。
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漫画のヒロイン。彼女はAV女優ではなく、監督という設定だ。
 韓国にも濃厚なセックスシーンが収録された映像はあるものの、日本のAVのように、挿入シーンを接写するような過激なポルノ映像というのはあまりない。そのため、多くの韓国人男性は違法アップロードされた日本のAVを視聴しており、その裏事情にはかなり興味を持っているという。  この『Highイキ!』が韓国で話題になっている理由は、ほかにもある。ヒロインが、AV女優の紗倉まなに激似なのだ。 「韓国人はみんな、紗倉まなを知っていますよ。6月には、彼女のエッセイ『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)が韓国でも出版されるようで、僕の友人も楽しみにしています」(日本に留学中の韓国人・キムさん)
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 ちなみに、このことは紗倉本人も承知のようで、『Highイキ!』の宣伝Twitterには、彼女が漫画のイラストを持った写真がアップされている。こうして見比べてみると、確かにそっくりだ。作者は、彼女のファンだったのだろうか……?  そして、この作品が韓国人に最も衝撃を与えているのが、AVに対する日本人の意識だという。 「単体女優の女の子がデビューする際、事務所の社長が『君は選ばれた人間だ』と言ったり、ヒロインの監督が『AVは誰にでもできるものじゃない、パフォーマーとしての才能が必要だ』って言うんです。この漫画を読んでいると、AV女優がまるでメジャーリーガーみたいな位置付けに思えてくるんですよ(笑)。あと、借金を抱えた国民的アイドルがAVデビューする話があるんですが、これも韓国だと考えられません。国民的アイドルまで上り詰めたのなら、たとえ借金があっても裸にはならず、芸能の道で必死にお金を返しますよ。韓国ではあり得ない話ですが、それと同時に、だから日本のAVにはこんなにレベルの高い女の子が集まるのかと、納得させられます。何にせよ、韓国人は日本のAV女優に興味津々ですよ(笑)」(同)  近年は恵比寿マスカッツのように、トップクラスのAV女優が芸能人のような扱いを受けていることもあり、芸能人としての活動も視野に入れて、この世界に飛び込んでくる女の子も増えている。    紗倉まなを筆頭に、日本のAV女優たちが今後、韓国で大フィーバーを巻き起こす日も近いかも!? (文=萩本正也) ●レジンコミックス <http://www.lezhin.com/ja/comic/high_iki